JP2018165594A - 空気調和機の室内機 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転軸の振れ回りにより軸受に局所的に作用する荷重を低減できる空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】空気調和機の室内機は、筐体2と、送風装置3及び熱交換器と、を持つ。送風装置3及び熱交換器は筐体2内に収納されている。送風装置3は、モータ30と、羽根車26と、ケーシングと、軸受61と、ブラケット62と、を持つ。モータ30は、筐体2に支持されている。羽根車26は、モータ30の回転軸31に接続されている。ケーシングは、羽根車26を収容するとともに、吸込口及び吐出口を有している。軸受61は、羽根車26に対してモータ30側とは反対側で回転軸31を回転可能に支持する。ブラケット62は、軸受61を支持するとともに、筐体2の台座部51に支持されている。ブラケット62と台座部51との間に衝撃吸収用弾性部材75が介在している。
【選択図】図3
【解決手段】空気調和機の室内機は、筐体2と、送風装置3及び熱交換器と、を持つ。送風装置3及び熱交換器は筐体2内に収納されている。送風装置3は、モータ30と、羽根車26と、ケーシングと、軸受61と、ブラケット62と、を持つ。モータ30は、筐体2に支持されている。羽根車26は、モータ30の回転軸31に接続されている。ケーシングは、羽根車26を収容するとともに、吸込口及び吐出口を有している。軸受61は、羽根車26に対してモータ30側とは反対側で回転軸31を回転可能に支持する。ブラケット62は、軸受61を支持するとともに、筐体2の台座部51に支持されている。ブラケット62と台座部51との間に衝撃吸収用弾性部材75が介在している。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、空気調和機の室内機に関する。
空気調和装置の室内機は、送風装置及び熱交換器が筐体内に収納されて構成されている。送風装置は、吸込口及び吐出口を有するケーシングと、ケーシング内に収容された羽根車と、羽根車に連結された回転軸を有するモータと、を備えている。この構成によれば、羽根車の回転によりケーシングの吐出口を通過した空調空気は、熱交換器で熱交換された後、室内機の外部(室内)に供給される。
ところで、送風装置では、モータの振動等に起因して、回転軸が振れ回ると、回転軸を支持する軸受に局所的に荷重が作用する場合がある。その結果、軸受の損傷や異音の発生に繋がる等、軸受の寿命が低下するおそれがある。
本発明が解決しようとする課題は、回転軸の振れ回りにより軸受に局所的に作用する荷重を低減できる空気調和機の室内機を提供することである。
実施形態の空気調和機の室内機は、筐体と、送風装置及び熱交換器と、を持つ。送風装置及び熱交換器は筐体内に収納されている。送風装置は、モータと、羽根車と、ケーシングと、軸受と、ブラケットと、を持つ。モータは、筐体に支持されている。羽根車は、モータの回転軸に接続されている。ケーシングは、羽根車を収容するとともに、吸込口及び吐出口を有している。軸受は、羽根車に対してモータ側とは反対側で回転軸を回転可能に支持する。ブラケットは、軸受を支持するとともに、筐体の台座部に支持されている。ブラケットと台座部との間に衝撃吸収用弾性部材が介在している。
以下、実施形態の空気調和機の室内機を、図面を参照して説明する。
図1は、室内機1を下方から見た斜視図である。
図1に示す室内機1は、室外機(不図示)とともに空気調和装置を構成している。本実施形態の室内機1は、いわゆる天井吊形の室内機1である。すなわち、室内機1は、天井裏の梁等に取り付けられ、天井面から吊り下げられた状態で設置される。なお、以下の説明における前後上下左右の向きは、室内機1の使用状態での向きを基準にしている。この場合、矢印UPは上方を示し、矢印FRは前方を示し、矢印LHは室内機1を後方から見た状態での左側を示している。
図1は、室内機1を下方から見た斜視図である。
図1に示す室内機1は、室外機(不図示)とともに空気調和装置を構成している。本実施形態の室内機1は、いわゆる天井吊形の室内機1である。すなわち、室内機1は、天井裏の梁等に取り付けられ、天井面から吊り下げられた状態で設置される。なお、以下の説明における前後上下左右の向きは、室内機1の使用状態での向きを基準にしている。この場合、矢印UPは上方を示し、矢印FRは前方を示し、矢印LHは室内機1を後方から見た状態での左側を示している。
室内機1は、筐体2と、筐体2内に収納された送風装置3及び熱交換器4と、を主に備えている。
筐体2は、上下方向に扁平した箱型に形成されている。筐体2は、上述した送風装置3や熱交換器4等を支持する金属製のフレームや、フレームを覆う外装パネル等によって構成されている。
筐体2は、上下方向に扁平した箱型に形成されている。筐体2は、上述した送風装置3や熱交換器4等を支持する金属製のフレームや、フレームを覆う外装パネル等によって構成されている。
筐体2の下壁部10における後部には、筐体吸込口11が形成されている。筐体吸込口11は、筐体2における左右方向の全域に亘って形成されている。筐体吸込口11にはグリル12が設けられ、フィルタ(不図示)が着脱可能に嵌め込まれている。
筐体2の前壁部13には、筐体吐出口15が形成されている。筐体吐出口15は、筐体2における左右方向の全域に亘って形成されている。筐体吐出口15は、筐体2に設けられたルーバー16によって開閉可能に構成されている。
筐体2の前壁部13には、筐体吐出口15が形成されている。筐体吐出口15は、筐体2における左右方向の全域に亘って形成されている。筐体吐出口15は、筐体2に設けられたルーバー16によって開閉可能に構成されている。
熱交換器4は、筐体2内の前部に収納されている。熱交換器4は、冷媒配管を介して室外機に接続されている。熱交換器4は、室外機に搭載された室外熱交換器や圧縮機、膨張弁等とともに冷凍サイクル装置を構成する。冷凍サイクル装置では、冷媒が気体と液体とに相変化しながら循環する。
熱交換器4内を流れる冷媒は、送風装置3から送り出される空調空気との間で熱交換を行う。この場合、熱交換器4は、空気調和装置の暖房運転時に凝縮器として機能し、冷房運転時に蒸発器として機能する。
図2は、室内機1のうち、筐体2の外装パネルを取り外した状態を示す部分斜視図である。
図2に示すように、送風装置3は、筐体2内の後部(上下方向から見て筐体吸込口11(図1参照)と重なる位置)に収納されている。送風装置3は、複数の送風機(第1〜第4送風機21A〜21D)と、送風機21A〜21Dを駆動させる駆動装置22と、を備えている。
図2に示すように、送風装置3は、筐体2内の後部(上下方向から見て筐体吸込口11(図1参照)と重なる位置)に収納されている。送風装置3は、複数の送風機(第1〜第4送風機21A〜21D)と、送風機21A〜21Dを駆動させる駆動装置22と、を備えている。
各送風機21A〜21Dは、筐体2の上壁部18から吊り下げられた状態で、左右方向に間隔をあけて配列されている。本実施形態の送風装置3は、4つの送風機21A〜21Dを有している。但し、送風機21A〜21Dは、少なくとも1つ有していれば構わない。また、以下の説明では、各送風機21A〜21Dで同様の構成については、第1送風機21Aを例にして説明する。
第1送風機21Aは、いわゆるシロッコファンである。具体的に、第1送風機21Aは、ケーシング25と、ケーシング25内に回転可能に収容された羽根車26と、を有している。なお、第1送風機21Aは、シロッコファンに限られない。
ケーシング25は、左右方向を軸方向とする筒状に形成されている。ケーシング25における軸方向の両端開口部は、ケーシング25内に空調空気を取り込む吸込口25aとして機能する。一方、ケーシング25における前部には、前方に向けて開口する吐出口(不図示)が形成されている。
図3は、送風装置3において、ケーシング25を取り外した状態を示す概略正面図である。
図3に示すように、羽根車26は、ケーシング25と同軸で配置された筒状に形成されている。具体的に、羽根車26は、保持リング27に連結された羽根28が、保持リング27の周方向に間隔をあけて配列されて構成されている。保持リング27の内側には、駆動装置22の回転軸31が接続されるハブ部(不図示)が配設されている。ハブ部は、例えばスポーク部を介して保持リング27に連結されている。
図3に示すように、羽根車26は、ケーシング25と同軸で配置された筒状に形成されている。具体的に、羽根車26は、保持リング27に連結された羽根28が、保持リング27の周方向に間隔をあけて配列されて構成されている。保持リング27の内側には、駆動装置22の回転軸31が接続されるハブ部(不図示)が配設されている。ハブ部は、例えばスポーク部を介して保持リング27に連結されている。
駆動装置22は、モータ30と、モータ30の回転軸31に連結された連結軸32と、連結軸32を回転可能に支持する軸受機構33と、を備えている。
モータ30は、モータ本体部35に対して左右方向の両側に回転軸31が突出した、いわゆる両軸モータである。モータ30は、筐体2の上壁部18のうち、第1送風機21Aと第2送風機21Bとの間に位置する部分に設けられたマウント部材41に吊り下げ支持されている。この場合、モータ30の回転軸31は、各送風機21A〜21Dと同軸に配置されている。
モータ30は、モータ本体部35に対して左右方向の両側に回転軸31が突出した、いわゆる両軸モータである。モータ30は、筐体2の上壁部18のうち、第1送風機21Aと第2送風機21Bとの間に位置する部分に設けられたマウント部材41に吊り下げ支持されている。この場合、モータ30の回転軸31は、各送風機21A〜21Dと同軸に配置されている。
回転軸31のうち、モータ本体部35に対して左側に位置する部分は、第1送風機21Aのケーシング25内で羽根車26のハブ部に連結されている。すなわち、回転軸31のうち、モータ本体部35に対して左側に位置する部分は、モータ本体部35に対して片持ちで延在している。
回転軸31のうち、モータ本体部35に対して右側に位置する部分には、カップリング42を介して連結軸32が連結されている。連結軸32は、回転軸31と同軸に延在している。連結軸32は、第2、第3送風機21B,21Cを左右方向で貫通して、第4送風機21D内に達している。連結軸32は、各送風機21A〜21Dのケーシング内25で、対応する羽根車26のハブ部にそれぞれ連結されている。したがって、モータ30の駆動に伴い、回転軸31及び連結軸32が同期して回転することで、各送風機21A〜21Dの羽根車26が回転する。これにより、各送風機21A〜21Dのケーシング25における両吸込口25aからケーシング25内に流入した空調空気が、吐出口を通して熱交換器4に向けて吐出される。
軸受機構33は、筐体2の上壁部18に取付けられ、第3送風機21Cと第4送風機21Dとの間に位置する部分で、連結軸32を回転可能に支持している。本実施形態において、軸受機構33は、上壁部18から下方に延設された台座部51に固定されている。台座部51は、例えば上壁部18から下方に延設された一対の脚部52と、一対の脚部52間を架け渡す受部53と、を備えている。
受部53は、上壁部18に対して下方に離間した状態で、上下方向に直交する面内(水平面)を延在している。受部53における前後方向の両端部には、受部53を上下方向に貫通する第1貫通孔54が形成されている。
受部53は、上壁部18に対して下方に離間した状態で、上下方向に直交する面内(水平面)を延在している。受部53における前後方向の両端部には、受部53を上下方向に貫通する第1貫通孔54が形成されている。
図4は、軸受機構33を左側から見た側面図である。
図4に示すように、軸受機構33は、連結軸32を回転可能に支持する軸受61と、軸受61を支持するブラケット62と、を有している。
図4に示すように、軸受機構33は、連結軸32を回転可能に支持する軸受61と、軸受61を支持するブラケット62と、を有している。
軸受61は、例えば転がり軸受である。軸受61は、連結軸32と同軸に配置されたリング状に形成されている。軸受61内には、連結軸32が圧入等によって固定されている。
軸受61の周囲には、柔支持部(芯ずれ用弾性部材)65が設けられている。柔支持部65は、軸受61の外周面を全周に亘って取り囲むリング状に形成されている。柔支持部65は、主に連結軸32と軸受61との芯ずれを緩和するためのものである。なお、柔支持部65は、弾性変形可能な材料(例えば、ゴム等)のうち、軸受61等に供給された潤滑油に対する耐油性を有する材料により形成されていることが好ましい。
軸受61の周囲には、柔支持部(芯ずれ用弾性部材)65が設けられている。柔支持部65は、軸受61の外周面を全周に亘って取り囲むリング状に形成されている。柔支持部65は、主に連結軸32と軸受61との芯ずれを緩和するためのものである。なお、柔支持部65は、弾性変形可能な材料(例えば、ゴム等)のうち、軸受61等に供給された潤滑油に対する耐油性を有する材料により形成されていることが好ましい。
ブラケット62は、金属等からなる二枚の板材により柔支持部65を上下方向に挟み込んでいる。具体的に、ブラケット62は、軸受61を支持する軸受保持部71と、ブラケット62を台座部51に固定するための一対の固定部72と、を備えている。
軸受保持部71は、柔支持部65の周囲を取り囲んでいる。したがって、軸受保持部71の内周面と、軸受61の外周面と、の間には、上述した柔支持部65が全周に亘って介在している。なお、ブラケット62は、柔支持部65を介して軸受61を支持できる構成であれば、適宜設計変更が可能である。
固定部72は、軸受保持部71の上端部から前後方向の両側にそれぞれ突設されている。各固定部72において、上下方向から見て上述した第1貫通孔54と重なり合う位置には、各固定部72をそれぞれ貫通する第2貫通孔73が形成されている。
固定部72は、軸受保持部71の上端部から前後方向の両側にそれぞれ突設されている。各固定部72において、上下方向から見て上述した第1貫通孔54と重なり合う位置には、各固定部72をそれぞれ貫通する第2貫通孔73が形成されている。
ここで、ブラケット62は、衝撃吸収部材(衝撃吸収用弾性部材)75を介して台座部51に固定されている。衝撃吸収部材75は、弾性変形可能な材料(例えば、ゴム等)のうち、上述した柔支持部65よりも硬質で、かつ絶縁性に優れた材料により形成されていることが好ましい。
衝撃吸収部材75は、上下方向から見た平面視で台座部51の受部53と同等の形状とされ、かつ上下方向に所定の厚さを有する板状に形成されている。本実施形態において、衝撃吸収部材75の厚さは、固定部72の厚さよりも厚くなっている。
衝撃吸収部材75は、各固定部72の上面と、台座部51(受部53)の下面と、の間に介在している。衝撃吸収部材75において、上下方向から見て上述した各第2貫通孔73と重なり合う位置には、衝撃吸収部材75を上下方向に貫通する第3貫通孔76が形成されている。すなわち、対応する第1貫通孔54、第2貫通孔73及び第3貫通孔76は、上下方向で互いに連通している。なお、本実施形態では、各固定部72と受部53との間に、一枚の衝撃吸収部材75を介在させているが、この構成のみに限られない。すなわち、各固定部72と受部53との間に、別々に衝撃吸収部材75を介在させても構わない。
次に、固定部72の固定構造について詳述する。図5は、図4のV部拡大断面図である。
図5に示すように、上述した各固定部72は、衝撃吸収部材75を間に挟み込んだ状態で、締結部材81によって受部53にそれぞれ固定されている。なお、各固定部72は、何れも同様の方法により固定されている。そのため、以下の説明では、一方の固定部72を例にして説明する。
図5に示すように、上述した各固定部72は、衝撃吸収部材75を間に挟み込んだ状態で、締結部材81によって受部53にそれぞれ固定されている。なお、各固定部72は、何れも同様の方法により固定されている。そのため、以下の説明では、一方の固定部72を例にして説明する。
第1貫通孔54内には、上側カラー(絶縁部材)83が装着されている。上側カラー83は、少なくとも絶縁性を有する材料(例えば、ゴム等)により形成されている。上側カラー83は、第1貫通孔54内に挿入された筒部84と、筒部84の上端部から張り出すフランジ部85と、を有している。
筒部84は、第1貫通孔54の内周面を全周に亘って覆っている。
フランジ部85は、受部53の上面において、第1貫通孔54の周囲に位置する部分を上方から覆っている。
フランジ部85は、受部53の上面において、第1貫通孔54の周囲に位置する部分を上方から覆っている。
第3貫通孔76内には、下側カラー(絶縁部材)91が装着されている。下側カラー91は、上述した上側カラー83と同様の材料により、上側カラー83と同等の形状に形成されている。すなわち、下側カラー91は、筒部92及びフランジ部93を有している。
筒部92は、第3貫通孔76内に挿入されている。筒部92は、第3貫通孔76の内周面を全周に亘って覆っている。
フランジ部93は、固定部72の下面において、第3貫通孔76の周囲に位置する部分を下方から覆っている。
フランジ部93は、固定部72の下面において、第3貫通孔76の周囲に位置する部分を下方から覆っている。
締結部材81のボルト100は、各貫通孔54,73,76に対して下方(第2貫通孔73側)から挿入されている。具体的に、ボルト100の軸部100aは、各貫通孔54,73,76を貫通している。この場合、軸部100aの外周面と、第1貫通孔54の内周面と、の間には上側カラー83の筒部84が介在している。また、軸部100aの外周面と、第2貫通孔73の内周面と、の間には下側カラー91の筒部92が介在している。したがって、軸部100aと、受部53及び固定部72と、の間の絶縁がカラー83,91によって図られている。
ボルト100の頭部100bは、固定部72との間に下側カラー91のフランジ部93を挟み込んでいる。したがって、頭部100bと固定部72との間は、下側カラー91のフランジ部93によって絶縁が図られている。
締結部材81のナット101は、軸部100aの先端部(上端部)に受部53の上方から螺着されている。ナット101は、受部53との間に上側カラー83のフランジ部85を挟み込んでいる。したがって、ナット101と受部53との間は、上側カラー83のフランジ部85によって絶縁が図られている。
このように、本実施形態では、ブラケット62(固定部72)と台座部51(受部53)との間に衝撃吸収部材75が介在している構成とした。
この構成によれば、モータ30の振動によって回転軸31や連結軸32が振れ回った際に、衝撃吸収部材75が弾性変形することで、軸受61に作用する荷重を緩和できる。これにより、軸受61の損傷や、軸受61の損傷に起因する異音の発生を抑え、軸受61の長寿命化を図ることができる。
この構成によれば、モータ30の振動によって回転軸31や連結軸32が振れ回った際に、衝撃吸収部材75が弾性変形することで、軸受61に作用する荷重を緩和できる。これにより、軸受61の損傷や、軸受61の損傷に起因する異音の発生を抑え、軸受61の長寿命化を図ることができる。
本実施形態では、軸受61とブラケット62(軸受保持部71)との間に柔支持部65が介在している構成とした。
この構成によれば、連結軸32と軸受61との軸線がずれている場合に、柔支持部65が連結軸32及び軸受61の径方向(左右方向に直交する方向)に弾性変形する。これにより、連結軸32と軸受61との位置ずれ(芯ずれ)を軽減し、同芯度を確保できる。特に、柔支持部65が軸受61の周囲を取り囲んでいるため、連結軸32と軸受61との位置ずれを全周に亘って軽減できる。
この構成によれば、連結軸32と軸受61との軸線がずれている場合に、柔支持部65が連結軸32及び軸受61の径方向(左右方向に直交する方向)に弾性変形する。これにより、連結軸32と軸受61との位置ずれ(芯ずれ)を軽減し、同芯度を確保できる。特に、柔支持部65が軸受61の周囲を取り囲んでいるため、連結軸32と軸受61との位置ずれを全周に亘って軽減できる。
本実施形態では、衝撃吸収部材75が柔支持部65よりも絶縁性に優れた材料により形成されているため、ブラケット62と台座部51との間の絶縁を確実に図ることができる。これにより、モータ30をインバータ制御する際に発生する高周波電流が、軸受61を通じて筐体2の外部に向けて流れるのを遮断できる。そのため、軸受61が電食(溶解)するのを抑制でき、電食に起因する異音の発生を抑制できる。
本実施形態では、締結部材81とブラケット62との間、及び締結部材81と台座部51との間に、それぞれカラー83,91が介在している構成とした。
この構成によれば、ブラケット62と台座部51との固定部分での絶縁を確実に図ることができ、上述した電食を確実に抑制できる。
この構成によれば、ブラケット62と台座部51との固定部分での絶縁を確実に図ることができ、上述した電食を確実に抑制できる。
なお、上述した実施形態では、天井吊形の室内機1を例にして説明したが、この構成のみに限らず、種々の形式の室内機に適用できる。
上述した実施形態では、絶縁部材として、締結部材81とブラケット62との間、及び締結部材81と台座部51との間に、それぞれカラー83,91が介在している構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、図6に示す絶縁部材200のように、各貫通孔54,73,76内に挿通された筒部201と、受部53とナット101との間に介在する上側絶縁部202と、固定部72と頭部100bとの間に介在する下側絶縁部203と、を有する構成にしても構わない。
上述した実施形態では、絶縁部材として、締結部材81とブラケット62との間、及び締結部材81と台座部51との間に、それぞれカラー83,91が介在している構成について説明したが、この構成のみに限られない。例えば、図6に示す絶縁部材200のように、各貫通孔54,73,76内に挿通された筒部201と、受部53とナット101との間に介在する上側絶縁部202と、固定部72と頭部100bとの間に介在する下側絶縁部203と、を有する構成にしても構わない。
上述した実施形態では、第3送風機21Cと第4送風機21Dとの間に軸受機構33を設置した構成について説明したが、この構成のみに限らず、左右方向における任意の位置に軸受機構33を設置することが可能である。また、軸受機構33を複数設置しても構わない。
上述した実施形態では、柔支持部65が軸受61の全周を取り囲む構成について説明したが、この構成のみに限られない。柔支持部65は、ブラケット62と軸受61との間に介在していれば構わない。
上述した実施形態では、第2〜第4送風機21B〜21Dが連結軸32を介して回転軸31に連結された構成について説明したが、この構成のみに限らず、回転軸31に直接連結されていても構わない。
上述した実施形態では、柔支持部65が軸受61の全周を取り囲む構成について説明したが、この構成のみに限られない。柔支持部65は、ブラケット62と軸受61との間に介在していれば構わない。
上述した実施形態では、第2〜第4送風機21B〜21Dが連結軸32を介して回転軸31に連結された構成について説明したが、この構成のみに限らず、回転軸31に直接連結されていても構わない。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、ブラケットと台座部との間に衝撃吸収部材が介在しているため、モータの振動によって回転軸が振れ回った際に、衝撃吸収部材が弾性変形することで、軸受に作用する荷重を緩和できる。これにより、軸受の損傷や、軸受の損傷に起因する異音の発生を抑え、軸受の長寿命化を図ることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…室内機、2…筐体、3…送風装置、4…熱交換器、25…ケーシング、25a…吸込口、26…羽根車、30…モータ、31…回転軸、51…台座部、61…軸受、62…ブラケット、65…柔支持部(芯ずれ用弾性部材)、75…衝撃吸収部材(衝撃吸収用弾性部材)、81…締結部材、83…上側カラー(絶縁部材)、91…下側カラー(絶縁部材)、200…絶縁部材
Claims (4)
- 筐体と、
前記筐体内に収納された送風装置及び熱交換器と、を備え、
前記送風装置は、
前記筐体に支持されたモータと、
前記モータの回転軸に接続された羽根車と、
前記羽根車を収容するとともに、吸込口及び吐出口を有するケーシングと、
前記羽根車に対して前記モータ側とは反対側で前記回転軸を回転可能に支持する軸受と、
前記軸受を支持するとともに、前記筐体の台座部に支持されたブラケットと、を備え、
前記ブラケットと前記台座部との間に衝撃吸収用弾性部材が介在している、
空気調和機の室内機。 - 前記軸受と前記ブラケットとの間には、前記軸受の周囲を取り囲む芯ずれ用弾性部材が介在している、
請求項1に記載の空気調和機の室内機。 - 前記衝撃吸収用弾性部材は、前記芯ずれ用弾性部材よりも絶縁性に優れている、
請求項2に記載の空気調和機の室内機。 - 前記ブラケットと前記台座部とを締結する締結部材を備え、
前記締結部材と前記ブラケットとの間、及び前記締結部材と前記台座部との間には、絶縁部材が介在している、
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の空気調和機の室内機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017063188A JP2018165594A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 空気調和機の室内機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017063188A JP2018165594A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 空気調和機の室内機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2018165594A true JP2018165594A (ja) | 2018-10-25 |
Family
ID=63922759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2017063188A Pending JP2018165594A (ja) | 2017-03-28 | 2017-03-28 | 空気調和機の室内機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018165594A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110103677A (zh) * | 2019-06-10 | 2019-08-09 | 上海延锋金桥汽车饰件系统有限公司 | 出风口及包括其的车辆 |
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2017
- 2017-03-28 JP JP2017063188A patent/JP2018165594A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110103677A (zh) * | 2019-06-10 | 2019-08-09 | 上海延锋金桥汽车饰件系统有限公司 | 出风口及包括其的车辆 |
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