JP2018165556A - 変速装置 - Google Patents

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橋詰 健
Takeshi Hashizume
健 橋詰
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Abstract

【課題】回転中において回転速度をトルク抜けや変速ショックや破損等が抑制されて円滑に切り替えることができる変速装置を提供する。【解決手段】変速装置1は、第1回転体10と、第2回転体20と、変速周期を形成する変速周期ギアを有する第3回転体30と、出力機構40と、係合機構50とを備える。出力機構40は、第1回転体10と、第2回転体20と、第3回転体30とに係合可能であり、移動に基づいて係合対象を切り替える。係合機構50は、第3回転体30の第3回転速度期間において、出力機構40と第1回転体10との係合及び係合解除を許容し、第3回転体30の第4回転速度期間において、出力機構40と第2回転体20との係合及び係合解除を許容する。第3回転速度R3は、第1回転体10の第1回転速度R1に整合する回転速度であり、第4回転速度R4は、第2回転体20の第2回転速度R2に整合する回転速度である。【選択図】図1

Description

本発明は、変速装置に関する。
変速装置として、特許文献1に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載の変速装置は、同心円の2つのフェースギアを有する出力シャフトと、2つのギアを有する入力シャフトとを備える。入力シャフトの2つのギアは、2つのフェースギアに別々に噛合する。そして、入力シャフトの移動により、入力シャフトのギアと、出力シャフトのフェースギアとの噛合の組が切り替えられる。このようにして、出力シャフトの回転速度が切り替えられる。
特開2016−50610号公報
ところで、2組のギア噛合構造を有する変速装置において、ギアの回転中において、出力軸の回転速度の切り替えができることが望ましい。この点、従来の変速機構では、ギアの回転中、トルク抜けや変速ショックや破損等の虞があり、円滑に変速できない虞がある。
(1)上記課題を解決する変速装置は、第1回転速度で回転する第1回転体と、第2回転速度で回転する第2回転体と、第3回転速度の第3回転速度期間と第4回転速度の第4回転速度期間とを含む変速周期を形成する変速周期ギアを有する第3回転体と、前記第1回転体と前記第2回転体と前記第3回転体とに回転動力を伝達する入力機構と、前記第1回転体と、前記第2回転体と、前記第3回転体とに係合可能であり、移動に基づいて係合対象を切り替える出力機構と、前記第3回転体の前記第3回転速度期間において、前記出力機構と前記第1回転体との係合及び係合解除を許容し、前記第3回転体の前記第4回転速度期間において、前記出力機構と前記第2回転体との係合及び係合解除を許容する係合機構とを備え、前記第3回転速度は、前記第1回転体の第1回転速度に整合する回転速度であり、前記第4回転速度は前記第2回転体の第2回転速度に整合する回転速度である。
上記構成によれば、変速装置は、変速周期を有する第3回転体を備える。そして、第3回転体は、第3回転速度と第4回転速度とで変速しつつ回転する。第3回転速度は、第1回転体の第1回転速度に整合する回転速度であり、第4回転速度は、第2回転体の第2回転速度に整合する回転速度である。このため、出力機構の係合対象が、第1回転体から第3回転体に切り替わるとき、回転中において、その切り替わりが円滑に進行する。また同様に、出力機構の係合対象が、第3回転体から第2回転体に切り替わるとき、回転中において、その切り替わりが円滑に進行する。以上の作用により、上記変速装置は、出力機構の回転速度を回転中においてトルク抜けや変速ショックや破損等が抑制されて円滑に切り替えることができる。
(2)上記変速装置において、前記変速周期ギアは、フェースギアであって、前記第3回転速度期間を形成する第1ギア部と、前記第4回転速度期間を形成する第2ギア部とを含む。この構成では、変速周期ギアの構成が簡潔である。
(3)上記変速装置において、前記変速周期ギアは、前記第1ギア部と前記第2ギア部との間に配置され、前記第1ギア部と前記第2ギア部との間で前記第3回転体の回転速度を前記第3回転速度から前記第4回転速度へ徐変する第3ギア部と、前記第1ギア部と前記第2ギア部との間で前記第3回転体の回転速度を前記第4回転速度から前記第3回転速度へ徐変する第4ギア部と、を含む。
この構成によれば、第3回転体が、出力機構の回転速度を、切り替え前の回転速度から目的の回転速度に徐々に変える。これにより、回転速度を急変させる場合に比べて、変速ショックが緩和される。
(4)上記変速装置において、前記入力機構は、前記第1回転体、前記第2回転体、及び前記第3回転体を回転させる入力軸を有する。この構成によれば、1つの入力軸により、第1回転体、第2回転体、及び第3回転体を回転させることができる。
(5)上記変速装置において、前記第1回転体は前記入力軸に噛合する第1フェースギアを有し、前記第2回転体は前記入力軸に噛合する第2フェースギアを有し、前記第1フェースギアと前記第2フェースギアとは、前記第1回転体及び前記第2回転体の回転中心線に沿う方向において同じ位置に配置される。
この構成によれば、第1フェースギアと第2フェースギアとが回転中心線に沿う方向において同じ位置にあるため、第1フェースギアと第2フェースギアとが回転中心線に沿う方向で離間するように配置される場合に比べて、変速装置をコンパクトにできる。
(6)上記変速装置において、前記係合機構は、前記出力機構に係合する係合体と、前記第3回転体と連動しかつ前記係合体を案内する案内回転体とを有し、前記案内回転体は、前記係合体を案内するガイド溝を有し、前記ガイド溝は、前記出力機構と前記第3回転体とが係合する係合状態において、前記第3回転速度期間のとき前記出力機構が前記第1回転体に係合するように移動する第1移動を許容し、前記第4回転速度期間のとき前記出力機構が前記第2回転体に係合するように移動する第2移動を許容し、前記第3回転速度期間以外かつ前記第4回転速度期間以外のとき前記第1移動及び前記第2移動を禁止する。この構成によれば、出力機構の移動のタイミングを機械的に制御できる。
上記変速装置によれば、回転中において、トルク抜けや変速ショックや破損等の虞が抑制されて回転速度を円滑に切り替えることができる。
変速装置の模式図。 変速装置のタイミングチャート。 変速装置の斜視図。 他の方向からみた変速装置の斜視図。 変速装置の分解斜視図。 変速装置の正面図。 図6の7−7線に沿う変速装置の断面図。 図7の8−8線に沿う変速装置の断面図。 ガイド溝の展開図。 出力軸が第1位置にあるときの変速装置の側面図。 出力軸が第2位置にあるときの変速装置の側面図。 出力軸が第3位置にあるときの変速装置の側面図。 他の実施形態に係る変速装置の側面図。 他の実施形態に係る変速装置の模式図。 他の実施形態に係る変速装置の模式図。
図1〜図12を参照して、変速装置を説明する。
図1及び図2を参照して、変速装置1の概略を説明する。
変速装置1は、2つの変速の回転動力を出力する。変速装置1は、第1回転体10と、第2回転体20と、第3回転体30と、出力軸41を有する出力機構40と、係合機構50とを備える。なお、出力軸41は、変速に伴う移動を吸収するため、互いに係合する複数の軸で構成され得るが、ここでは、説明を簡略化するため、出力軸41は、1つの軸で構成されているものとして説明する。
第1回転体10は、第1回転速度R1で回転する。第1回転体10は、出力軸41に回転動力を伝達して、出力軸41を第5回転速度R5で回転させる。
第2回転体20は、第2回転速度R2で回転する。第2回転体20は、出力軸41に回転動力を伝達して、出力軸41を第6回転速度R6で回転させる。
第3回転体30は、変速周期を形成する。変速周期は、第3回転速度期間TAと第4回転速度期間TBとを含む。第3回転速度期間TAは、一周期において、第3回転体30が第3回転速度R3で回転する期間に相当する。第4回転速度期間TBは、一周期において、第3回転体30が第4回転速度R4で回転する期間に相当する。すなわち、第3回転体30は、一周期において、回転速度を変える。第3回転体30の回転速度は、第3回転速度期間TAから第4回転速度期間TBに移行する間、または、第4回転速度期間TBから第3回転速度期間TAに移行する間、徐々に変化する。
第3回転速度R3は、第1回転体10の第1回転速度R1に整合する回転速度である。具体的には、第3回転速度R3は、第1回転体10に回転動力に基づいて出力機構40の出力軸41が回転するときの、出力軸41の第5回転速度R5に整合する回転速度である。
第4回転速度R4は、第2回転体20の第2回転速度R2に整合する回転速度である。具体的には、第4回転速度R4は、第2回転体20に回転動力に基づいて出力機構40の出力軸41が回転するときの、出力軸41の第6回転速度R6に整合する回転速度である。
出力機構40は、第1回転体10と、第2回転体20と、第3回転体30とに係合可能であり、移動に基づいて係合対象を切り替える。出力機構40の出力軸41は、第1回転体10及び第2回転体20から回転動力を受けて回転する。また、出力機構40の出力軸41は、第3回転体30から回転動力を受けて変速される。出力機構40は、出力機構40自身の移動に基づいて、係合対象が切り替えられる。具体的には、出力機構40は、移動により、第1回転体10に係合する第1位置と、第3回転体30に係合する第2位置と、第2回転体20に係合する第3位置とに位置し得る。
係合機構50は、出力機構40と第3回転体30とが係合する係合状態において、次の第1移動、及び第2移動を許容する。
第1移動は、第3回転体30が第3回転速度期間TAにあるとき、出力機構40が第1回転体10に係合するように移動することである。
第2移動は、第3回転体30が第4回転速度期間TBにあるとき、出力機構40が第2回転体20に係合するように移動することである。
係合機構50は、第3回転体30が第3回転速度期間TA以外かつ第4回転速度期間TB以外の期間にあるとき、第1移動及び第2移動を禁止する。
図2は、変速装置1が出力機構40の係合対象を第1回転体10から第2回転体20に切り替えるときの、変速装置1のタイミングチャートである。
図2に示されるように、出力機構40と第1回転体10とが係合するとき、出力機構40の出力軸41は、第1回転体10の回転動力に基づいて第5回転速度R5で回転する。次に、出力機構40と第3回転体30との係合は、次のタイミングで行われる。すなわち、第3回転体30の回転速度が第3回転速度R3になるとき、出力機構40が第1位置から第2位置に移動することにより、出力機構40と第1回転体10とが係合解除するとともに出力機構40と第3回転体30とが係合する。第3回転体30の第3回転速度R3は第5回転速度R5と整合する回転速度であるため、第5回転速度R5にある出力軸41と第3回転速度R3にある第3回転体30とは円滑に係合する。
出力機構40と第3回転体30とが係合すると、出力軸41の回転速度が第4回転速度R4に向かって徐々に変速される。そして、出力機構40と第2回転体との係合は、次のタイミングで行われる。すなわち、第3回転体30の回転速度が第4回転速度R4になるとき、出力機構40が第2位置から第3位置に移動することにより、出力機構40と第3回転体30とが係合解除するとともに出力機構40と第2回転体20とが係合する。第3回転体30が第4回転速度R4で回転するとき、出力軸41は第6回転速度R6で回転する。第6回転速度R6は、第2回転体20の第2回転速度R2に対応する回転速度であるため、第6回転速度R6にある出力軸41と第2回転速度R2にある第2回転体20とは円滑に係合する。
なお、変速装置1が出力機構40の係合対象を第2回転体20から第1回転体10に切り替えるとき、変速装置1は上述の逆方向に動作する。したがって、この場合においても、出力軸41の回転速度は円滑に変速される。
以上のように、変速装置1は、出力軸41の回転速度を第5回転速度R5から第6回転速度R6に切り替えるとき、出力機構40の係合対象を第1回転体10から第3回転体30に切り替え次いで第2回転体20に切り替える。また、この逆の切り替えも同じである。すなわち、変速装置1は、出力軸41の回転速度を第6回転速度R6から第5回転速度R5に切り替えるとき、出力機構40の係合対象を第2回転体20から第3回転体30に切り替え次いで第1回転体10に切り替える。第3回転体30は、第1回転体10の回転に整合する第3回転速度R3及び第2回転体20の回転に整合する第4回転速度R4を有する変速周期で回転するため、上記のように出力機構40の係合対象が第3回転体30に切り替えられることにより、出力機構40の出力軸41の回転速度が円滑に変速する。
図3〜図12を参照して、変速装置1の一例を説明する。
図3及び図4に示されるように、変速装置1は、入力機構2と、第1回転体10と、第2回転体20と、第3回転体30と、出力軸41を有する出力機構40と、係合機構50とを備える。
入力機構2は、第1回転体10と第2回転体20と第3回転体30とに回転動力を伝達する。
入力機構2は、入力軸3と、反転軸5とを有する。入力軸3には、回転動力が入力される。入力軸3は、後述の第1フェースギア12と第2フェースギア24とのいずれにも噛合する入力ギア4を有する。入力ギア4は、例えば斜歯歯車である。
反転軸5は、入力ギア4に噛合する反転ギア6を有する。反転軸5の反転ギア6は、入力ギア4に噛合する。これにより、反転軸5は、入力軸3と反対方向に、入力軸3の回転速度と等しい回転速度で回転する。また、反転軸5の反転ギア6は、後述の変速周期ギア32に噛合する。
第1回転体10は、側面10aに、第1フェースギア12を有する。第1フェースギア12は円形である。
第1フェースギア12は、入力ギア4に噛合する。ギアの噛合に基づく入力軸3と第1回転体10との係合により、入力軸3から第1回転体10に回転動力が伝達される。これにより、第1回転体10は、第1回転速度R1で回転する。
また、第1回転体10は、第1周面ギア11を有する。第1周面ギア11は、第1回転体10の円周面10bに設けられるギアであり、平歯車または斜歯歯車である。第1回転体10は、出力軸41に回転動力を伝達して、出力軸41を第5回転速度R5で回転させる。
また、第1回転体10は、円形環状に構成される。第1回転体10の貫通孔10cには、支軸7及び第2回転体20の挿通部21(後述参照)が挿通される。第1回転体10は、支軸7に対して回転可能であり、かつ第2回転体20に対して回転可能である。
第2回転体20は、第2フェースギア24を有する。第2フェースギア24は円形である。第2フェースギア24の直径は、第1フェースギア12の直径よりも小さい。第2フェースギア24の歯のピッチは、第1フェースギア12の歯のピッチと等しい。
第2フェースギア24は、入力ギア4に噛合する。ギアの噛合に基づく入力軸3と第2回転体20との係合により、入力軸3から第2回転体20に回転動力が伝達される。これにより、第2回転体20は、第2回転速度R2で回転する。なお、第2フェースギア24の直径が第1フェースギア12の直径よりも小さいことから、第2回転速度R2は、第1回転速度R1よりも大きい。
第2回転体20は、第2周面ギア23を有する。第2周面ギア23は、後述のフランジ部22の円周面22aに設けられるギアであり、平歯車または斜歯歯車である。第2回転体20は、出力軸41に回転動力を伝達して、出力軸41を第6回転速度R6で回転させる。第6回転速度R6は、第5回転速度R5よりも大きい。
図5に示されるように、第2回転体20は、第1回転体10の貫通孔10cに挿通する円柱状の挿通部21と、フランジ部22とを有する。挿通部21には、支軸7が通る貫通孔20aが設けられている。第2回転体20は、支軸7に対して回転する。上述の第2フェースギア24は、挿通部21の側面21aに設けられている。そして、第1フェースギア12と第2フェースギア24とは、支軸7の軸方向(すなわち、回転中心線CAに沿う方向)において、同じ位置に配置される。すなわち、第1フェースギア12と第2フェースギア24とは、入力軸3に噛合するように配置されている。
また、第2回転体20のフランジ部22は、円形であり、フランジ部22の直径は、第1回転体10の直径に等しい。そして、上述のように、フランジ部22の円周面22aに第2周面ギア23が設けられている。すなわち、第2周面ギア23の直径は第1周面ギア11の直径に等しい。
図6及び図7に示されるように、第1周面ギア11と第2中間ギア43(後述参照)とが噛合する噛合箇所と、第2周面ギア23と第2中間ギア43とが噛合する噛合箇所とは、出力軸41の中心軸CBに平行な線上にある。
第3回転体30は、側面30aに、上述の変速周期を形成する変速周期ギア32を有する。変速周期ギア32は、例えば、フェースギアにより構成される。
変速周期ギア32は、反転ギア6に噛合する。ギアの噛合に基づく反転軸5と第3回転体30との係合により、反転軸5から第3回転体30に回転動力が伝達される。
図8に示されるように、変速周期ギア32は、環状であり、第3回転速度期間TAを構成する第1ギア部32aと、第4回転速度期間TBを構成する第2ギア部32bと、第1ギア部32aと第2ギア部32bとの間を繋ぐ第3ギア部32c及び第4ギア部32dとを有する。第1ギア部32aは、第1フェースギア12と同一の直径を有し、第1フェースギア12と同一の歯のピッチを有する。第2ギア部32bは、第2フェースギア24と同一の直径を有し、第2フェースギア24と同一の歯のピッチを有する。
第3ギア部32cは、第1ギア部32aと第2ギア部32bとの間に配置され、第1ギア部32aと第2ギア部32bとの間の区間で反転ギア6との噛合により、第3回転体30の回転速度を第3回転速度R3から第4回転速度R4へ徐々に変化(徐変)させる。
第4ギア部32dは、第1ギア部32aと第2ギア部32bとの間に配置され、第1ギア部32aと第2ギア部32bとの間の区間で反転ギア6との噛合により、第3回転体30の回転速度を第4回転速度R4から第3回転速度R3へ徐々に変化(徐変)させる。
なお、このような軌道を有する変速周期ギア32の歯構造は次のようにして簡単にシミュレートできる。すなわち、第3回転体30と反転ギア6とがずれないように両者を回転させて、反転ギア6の歯形を第3回転体30の変速周期ギア32に沿う軌道に転写する。これのようにして、変速周期ギア32の歯形がシミュレートできる。
第3回転体30は、上述したように、一周期において、回転速度を変える。第3回転体30は、第3回転速度期間TAから第4回転速度期間TBに移行する間、または、第4回転速度期間TBから第3回転速度期間TAに移行する間、回転速度を徐々に変えつつ回転する。
第3回転体30は、第3周面ギア31を有する。第3周面ギア31は、第3回転体30の円周面30bに設けられるギアであり、平歯車または斜歯歯車である。第3回転体30は、出力軸41に回転動力を伝達して、出力軸41を第5回転速度R5から第6回転速度R6の間の回転速度で回転させる。
第3回転体30は、支軸7が通る貫通孔30cを有する。第3回転体30は支軸7に対して回転する。第3回転体30の直径は、第1回転体10の直径に等しい。すなわち、第1周面ギア11、第2周面ギア23、及び第3周面ギア31のそれぞれの直径は、等しい。また、第1周面ギア11、第2周面ギア23、及び第3周面ギア31のそれぞれの歯数は、等しい。
出力機構40は、出力軸41と、出力軸41に固定される第1中間ギア42及び第2中間ギア43とを備える。
第1中間ギア42は、第3回転体30の第3周面ギア31に噛合する。第2中間ギア43は、第1回転体10の第1周面ギア11に噛合する。また、第2中間ギア43は、第2回転体20の第2周面ギア23に噛合する。出力軸41の移動により、第2中間ギア43と噛合対象は切り替えられる。第1中間ギア42の直径と第2中間ギア43の直径とは等しい。また、第1中間ギア42の歯数と第2中間ギア43の歯数とは等しい。
出力軸41は、外部に回転動力を出力する。出力軸41の軸方向は、支軸7の軸方向と平行である。出力軸41は、軸方向に移動可能である。
出力軸41は、少なくとも3つの位置(以下、第1位置〜第3位置という。)間を移動する。第1位置は、第1中間ギア42と第3周面ギア31とが噛合せず、かつ第2中間ギア43と第1周面ギア11とが噛合する位置である。第2位置は、第1中間ギア42と第3周面ギア31とが噛合し、かつ第2中間ギア43と第1周面ギア11とが噛合せず、かつ第2中間ギア43と第2周面ギア23とが噛合しない位置である。第3位置は、第1中間ギア42と第3周面ギア31とが噛合せず、かつ第2中間ギア43と第2周面ギア23とが噛合する位置である。出力軸41の移動は、係合機構50によって機械的に制限される。
係合機構50は、出力機構40に係合する係合体51と、第3回転体30と連動しかつ係合体51を案内する案内回転体60とを有する。本実施形態では、案内回転体60は、第3回転体30と一体に構成されている。すなわち、第3回転体30の一部に案内回転体60が設けられている。
係合体51は、支持部52と、支持部52から延びる被案内部53とを有する。支持部52は、出力軸41に対して軸方向に移動しないように固定され、かつ出力軸41の軸を中心とする円周方向には固定されず出力軸41の回転に連動しない。被案内部53は、案内回転体60のガイド溝61に案内される。被案内部53がガイド溝61に案内されることにより、出力軸41の軸方向の移動が制限される。
案内回転体60は、係合体51を案内するガイド溝61を有する。
ガイド溝61は、出力機構40と第3回転体30とが係合する係合状態において、係合体51との係合により、次のように出力機構40の移動を規制する。
第1に、ガイド溝61は、第3回転速度期間TAのとき出力機構40が第1回転体10に係合するように移動する第1移動を許容する。
第2に、ガイド溝61は、第4回転速度期間TBのとき出力機構40が第2回転体20に係合するように移動する第2移動を許容する。
第3に、ガイド溝61は、第3回転速度期間TA以外かつ第4回転速度期間TB以外のとき、第1移動及び第2移動を禁止する。
ガイド溝61は、出力機構40と第1回転体10とが係合する係合状態において、係合体51との係合により、次のように出力機構40の移動を規制する。
第1に、ガイド溝61は、第3回転速度期間TAのとき、出力機構40が第1回転体10との係合を解除するように移動する第3移動を許容する。
第2に、ガイド溝61は、第3回転速度期間TA以外のとき、出力機構40の移動を禁止する。
ガイド溝61は、出力機構40と第2回転体20とが係合する係合状態において、係合体51との係合により、次のように出力機構40の移動を規制する。
第1に、ガイド溝61は、第4回転速度期間TBのとき、出力機構40が第2回転体20との係合を解除するように移動する第4移動を許容する。
第2に、ガイド溝61は、第4回転速度期間TB以外のとき、出力機構40の移動を禁止する。
図9を参照して、ガイド溝61の一例を説明する。
ガイド溝61は、出力軸41を第1位置に留まらせる第1ガイド溝61aと、出力軸41を第2位置に留まらせる第2ガイド溝61bと、出力軸41を第3位置に留まらせる第3ガイド溝61cとを有する。
第1ガイド溝61aと、第2ガイド溝61bと、第3ガイド溝61cとは、案内回転体60の円周面60aに設けられる。第1ガイド溝61aと、第2ガイド溝61bと、第3ガイド溝61cとは、この順に、所定の並び方向に配置される。所定の並び方向とは、この例の場合、第1回転体10から第2回転体20に向かう並び方向を示す。また、第1ガイド溝61aと第2ガイド溝61bとの間は第1隔壁64に仕切られる。第2ガイド溝61bと第3ガイド溝61cとの間は第2隔壁65に仕切られる。第1隔壁64及び第2隔壁65は、被案内部53が溝間で自由に移動することを妨げる。
第1隔壁64には、第1通路64aが設けられている。第1通路64aは、被案内部53が第1ガイド溝61aと第2ガイド溝61bとの間の通行を許容する。具体的には、第1通路64aは、第3回転速度期間TAに対応する位相区間PHA、すなわち、反転ギア6と変速周期ギア32の第1ギア部32aとが噛合する位相区間PHAに設けられる。これにより、上述の第1移動及び第3移動が可能になる。
第2隔壁65には、第2通路65aが設けられている。第2通路65aは、被案内部53が第2ガイド溝61bと第3ガイド溝61cとの間の通行を許容する。具体的には、第2通路65aは、第4回転速度期間TBに対応する位相区間PHB、すなわち、反転ギア6と変速周期ギア32の第2ギア部32bとが噛合する位相区間PHBに設けられる。これにより、上述の第2移動及び第4移動が可能になる。
図10〜図12を参照して、変速装置1の動作を説明する。
ここでは、出力軸41が第1位置から第3位置に移動することにより、出力軸41の回転速度が第5回転速度R5から第6回転速度R6に切り替えられる例を説明する。
入力軸3の回転動力が入力されると、入力軸3の回転動力に基づいて、第1回転体10、第2回転体20、及び第3回転体30が回転する。具体的には、入力軸3の回転動力は、第1回転体10及び第2回転体20に伝達される。このとき、第1回転体10は、第1回転速度R1で回転し、第2回転体20は第2回転速度R2で回転する。また、入力軸3の回転動力は、反転軸5を介して第3回転体30に伝達される。このとき、第3回転体30は、第3回転速度R3から第4回転速度R4までの変速周期で回転する。
図10に示されるように、係合機構50の被案内部53が、案内回転体60の第1ガイド溝61aに案内されているとき、出力軸41が第1位置に配置される。このとき、第1回転体10の第1周面ギア11と出力軸41の第2中間ギア43とが噛合する。これにより、第1回転体10の回転動力に基づいて出力軸41が第5回転速度R5で回転する。
出力軸41が第1位置に配置されているとき、出力軸41が軸方向において第2位置に向かう方向に押されると、出力軸41は、次のタイミングで、第2位置に移動する。すなわち、出力軸41が押されると、被案内部53が第1隔壁64に阻害されるため、出力軸41の移動が規制される。そして、案内回転体60の回転により、第1隔壁64の第1通路64aが被案内部53の配置部分に至ると、被案内部53が第1通路64aを通過可能になる(図9破線参照)。これにより、出力軸41の移動規制が解除されて、第2位置に向かって移動し、被案内部53が、第2ガイド溝61bに位置する。出力軸41が第1位置から第2位置に移動するタイミングでは、第3回転体30は、第3回転速度期間TAにある。第3回転速度R3は、第1回転体10の回転動力で回転する出力軸41の第5回転速度R5に整合する回転速度であるため、第3回転体30の第3周面ギア31と出力軸41の第1中間ギア42とが円滑に噛合する。
図11に示されるように、係合機構50の被案内部53が、案内回転体60の第2ガイド溝61bに案内されているとき、出力軸41が第2位置に配置される。このとき、第3回転体30の第3周面ギア31と出力軸41の第1中間ギア42とが噛合する。これにより、第3回転体30の回転動力に基づいて出力軸41の回転速度が変えられる。すなわち、出力軸41の回転速度は、第5回転速度R5から徐々に増速され、第6回転速度R6になる。
出力軸41が第2位置に配置されているとき、出力軸41が軸方向において第3位置に向かう方向に押されると、出力軸41は、次のタイミングで、第3位置に移動する。すなわち、出力軸41が押されると、被案内部53が第2隔壁65に阻害されるため、出力軸41の移動が規制される。そして、案内回転体60の回転により、第2隔壁65の第2通路65aが被案内部53の配置部分に至ると、被案内部53が第2通路65aを通過可能になる(図9破線参照)。これにより、出力軸41の移動規制が解除されて、第3位置に向かって移動し、被案内部53が、第3ガイド溝61cに位置する。出力軸41が第2位置から第3位置に移動するタイミングでは、第3回転体30は、第4回転速度期間TBにある。第4回転速度R4は、第2回転体20の回転動力で回転する出力軸41の第6回転速度R6に整合する回転速度であるため、第2回転体20の第2周面ギア23と出力軸41の第2中間ギア43とが円滑に噛合する。
図12に示されるように、係合機構50の被案内部53が、案内回転体60の第3ガイド溝61cに案内されていると、出力軸41が第3位置に配置される。このとき、第2回転体20の第2周面ギア23と出力軸41の第2中間ギア43とが噛合する。これにより、第2回転体20の回転動力に基づいて出力軸41が第6回転速度R6で回転する。
変速装置1の効果を説明する。
(1)変速装置1は、入力機構2と、第1回転体10と、第2回転体20と、第3回転体30と、出力機構40と、係合機構50とを備える。第3回転体30は、変速周期ギア32を有する。係合機構50は、第3回転体30の第3回転速度期間TAにおいて、出力機構40と第1回転体10との係合及び係合解除を許容する。また、係合機構50は、第3回転体30の第4回転速度期間TBにおいて、出力機構40と第2回転体20との係合及び係合解除を許容する。そして、第3回転速度R3は、第1回転体10の第1回転速度R1に整合する回転速度であり、第4回転速度R4は、第2回転体20の第2回転速度R2に整合する回転速度である。
上記構成に示されるように、変速装置1は、変速周期を有する第3回転体30を備える。そして、第3回転体30は、第3回転速度R3と第4回転速度R4とで変速しつつ回転する。また、第3回転速度R3は、第1回転体10の第1回転速度R1に整合する回転速度であり、第4回転速度R4は、第2回転体20の第2回転速度R2に整合する回転速度である。このため、出力機構40の係合対象が、第1回転体10から第3回転体30に切り替わるとき、回転中において、その切り替わりが円滑に進行する。また同様に、出力機構40の係合対象が、第3回転体30から第2回転体20に切り替わるとき、回転中において、その切り替わりが円滑に進行する。以上の作用により、上記変速装置1は、出力機構40の出力軸41の回転速度を出力軸41の回転中においてトルク抜けや変速ショックや破損等が抑制されて円滑に変化させることができる。
(2)変速周期ギア32は、フェースギアであって、第3回転速度期間TAを形成する第1ギア部32aと、第4回転速度期間TBを形成する第2ギア部32bとを含む。この構成では、変速周期ギア32の構成が簡潔である。
(3)変速周期ギア32の第3ギア部32cは、第1ギア部32aと第2ギア部32bとの間に配置され、第3回転体30の回転速度を第3回転速度R3から第4回転速度R4へ徐変する。第4ギア部32dは、第1ギア部32aと第2ギア部32bとの間に配置され、第3回転体30の回転速度を第4回転速度R4から第3回転速度R3へ徐変する。この構成によれば、第3回転体30が、出力機構40の出力軸41の回転速度を、切り替え前の回転速度から目的の回転速度に徐々に変える。これにより、回転速度を急変させる場合に比べて、変速ショックが緩和される。
(4)入力機構2は、第1回転体10及び第2回転体20を回転させる入力軸3を有する。この構成によれば、1つの入力軸3により、第1回転体10及び第2回転体20を回転させることができる。これにより、変速装置1をコンパクトにできる。
(5)上記変速装置1において、第1回転体10は入力軸3に噛合する第1フェースギア12を有する。第2回転体20は入力軸3に噛合する第2フェースギア24を有する。第1フェースギア12と第2フェースギア24とは、回転中心線CAに沿う方向において同じ位置に配置される。
この構成によれば、第1フェースギア12と第2フェースギア24とが回転中心線CAに沿う方向において同じ位置にあるため、第1フェースギア12と第2フェースギア24とが回転中心線CAに沿う方向に互いに離間するように配置される場合に比べて、変速装置1をコンパクトにできる。
(5)上記変速装置1において、係合機構50は、係合体51と、第3回転体30と連動しかつ係合体51を案内する案内回転体60とを有する。案内回転体60は、ガイド溝61を有する。ガイド溝61は、少なくとも次の3つの構成を有する。すなわち、第1は、出力機構40と第3回転体30とが係合する係合状態において、第3回転速度期間TAのとき出力機構40が第1回転体10に係合するように移動する第1移動を許容する。第2は、出力機構40と第3回転体30とが係合する係合状態において、第4回転速度期間TBのとき出力機構40が第2回転体20に係合するように移動する第2移動を許容する。第3は、出力機構40と第3回転体30とが係合する係合状態において、第3回転速度期間TA以外かつ前記第4回転速度期間TB以外のとき第1移動及び第2移動を禁止する。この構成によれば、出力機構40の移動のタイミングを機械的に制御できる。
(6)上記変速装置1は、例えば、車両のウィンドウレギュレータにおいて、モータからウィンドウの移動体との間の動力伝達機構に組み込まれ得る。これにより、ウィンドウの移動速度を簡単に切り替えることができる。例えば、ウィンドウが閉まる直前において変速可能である。これにより、指が挟まる虞を低減できる。また、車両のサイドミラーを回転させるアクチュエータに組み込まれ得る。これにより、サイドミラーの回転速度を切り替え可能である。そして、遅い速度でミラーを回転させることにより、ミラーの微調整が可能になる。
<その他の実施形態>
・図13を参照して、他の実施形態に係る変速装置1xを説明する。なお、上記実施形態に係る変速装置1の構成と同一の構成については同じ符号を付す。
本例では、入力機構2xは、1つの入力軸71を備え、上記実施形態の反転軸5に対応する軸を備えない。出力機構72は、2つの軸(以下、「第1軸73」及び「第2軸74」という。)を有する。第1軸73は、上述の第1中間ギア42と係合体51を有する。第2軸74は、上述の第2中間ギア43を有する。第1軸73及び第2軸74は、連結ギア75,76を有する。第1軸73及び第2軸74は、連結ギア75を介して回転方向に係合する。そして、第1軸73及び第2軸74は、軸方向に連動する。これら以外の構成は、上記実施形態の例を同じである。以上のような構成の変速装置1xは、上記実施形態に係る変速装置1との比較で、第3回転体30の回転方向が反転するだけであるため、実質的に上記実施形態と同様の作用を有する。このため、本例の変速装置1xは、上記実施形態の変速装置1に準じた効果を奏する。
また、変速装置1xでは、入力機構2xの入力軸71が、第1回転体10、第2回転体20、及び第3回転体30を回転させるため、入力機構2xの構造が簡潔である。
・上記実施形態において、入力機構2の構造は限定されない。
図14を参照して、入力機構2の構造が相違する変速装置1yの例を説明する。なお、上記実施形態に係る変速装置1の構成と同一の構成については同じ符号を付す。
この例では、入力機構2yは、第1回転体10の回転中心線CAに平行な入力軸80と、入力軸80に固定される第1入力ギア81と、入力軸80に固定される第2入力ギア82と、第3入力ギア83とを備える。第1入力ギア81は、第1回転体10に設けられる第1中間ギア12yに噛合する。第2入力ギア82は、第2回転体20に設けられる第2中間ギア24yに噛合する。第3入力ギア83は、入力軸80に固定される傘歯車84と、傘歯車84により回転する傘歯車85とにより構成される。傘歯車85は、上記実施形態における反転ギア6に相当する。以上のような構成の変速装置1yは、入力機構2yの構造が変更されているだけであり、実質的に上記実施形態と同様の作用を有する。このため、この例の変速装置1yは、上記実施形態の変速装置1に準じた効果を奏する。
・上記実施形態において、出力機構40の構造は限定されない。
図15を参照して、出力機構90の構造が相違する変速装置1zの例を説明する。なお、上記実施形態に係る変速装置1の構成と同一の構成については同じ符号を付す。
上記実施形態では、出力軸41と第1回転体10との間の回転動力伝達と、出力軸41と第2回転体20との間の回転動力伝達とは、共通の部材すなわち第2中間ギア43を介して行われているが(図7参照)、本例では、これが別々とされる。具体的には、第1回転体10と出力軸91との間の回転動力伝達は第3中間ギア93を介して行われる。第2回転体20と出力軸91との間の回転動力伝達は第4中間ギア94を介して行われる。このような構成によっても、上記実施形態の変速装置1に準じた効果が得られる。
・上記実施形態において、係合機構50の構造は限定されない。上記実施形態では、係合機構50は機械的構造を有するが、電気的制御によって、出力機構40の移動を制御してもよい。例えば、第3回転体30の位相を検出するセンサが設けられる。そして、センサの出力から第3回転体30の位相の検出値に基づいて、アクチュエータにより出力軸41の移動が制御される。このような構成によっても、上記実施形態の変速装置1に準じた効果が得られる。
CA…回転中心線、CB…中心軸、PHA…位相区間、PHB…位相区間、R1…第1回転速度、R2…第2回転速度、R3…第3回転速度、R4…第4回転速度、R5…第5回転速度、R6…第6回転速度、TA…第3回転速度期間、TB…第4回転速度期間、1…変速装置、1x…変速装置、1y…変速装置、1z…変速装置、2…入力機構、2x…入力機構、2y…入力機構、3…入力軸、4…入力ギア、5…反転軸、6…反転ギア、7…支軸、10…第1回転体、10a…側面、10b…円周面、10c…貫通孔、11…第1周面ギア、12…第1フェースギア、12y…第1中間ギア、20…第2回転体、20a…貫通孔、21…挿通部、21a…側面、22…フランジ部、22a…円周面、23…第2周面ギア、24…第2フェースギア、24y…第2中間ギア、30…第3回転体、30a…側面、30b…円周面、30c…貫通孔、31…第3周面ギア、32…変速周期ギア、32a…第1ギア部、32b…第2ギア部、32c…第3ギア部、32d…第4ギア部、40…出力機構、41…出力軸、42…第1中間ギア、43…第2中間ギア、50…係合機構、51…係合体、52…支持部、53…被案内部、60…案内回転体、60a…円周面、61…ガイド溝、61a…第1ガイド溝、61b…第2ガイド溝、61c…第3ガイド溝、64…第1隔壁、64a…第1通路、65…第2隔壁、65a…第2通路、71…入力軸、72…出力機構、73…第1軸、74…第2軸、75…連結ギア、76…連結ギア、80…入力軸、81…第1入力ギア、82…第2入力ギア、83…第3入力ギア、84…傘歯車、85…傘歯車、90…出力機構、91…出力軸、93…第3中間ギア、94…第4中間ギア。

Claims (6)

  1. 第1回転速度で回転する第1回転体と、
    第2回転速度で回転する第2回転体と、
    第3回転速度の第3回転速度期間と第4回転速度の第4回転速度期間とを含む変速周期を形成する変速周期ギアを有する第3回転体と、
    前記第1回転体と前記第2回転体と前記第3回転体とに回転動力を伝達する入力機構と、
    前記第1回転体と、前記第2回転体と、前記第3回転体とに係合可能であり、移動に基づいて係合対象を切り替える出力機構と、
    前記第3回転体の前記第3回転速度期間において、前記出力機構と前記第1回転体との係合及び係合解除を許容し、前記第3回転体の前記第4回転速度期間において、前記出力機構と前記第2回転体との係合及び係合解除を許容する係合機構とを備え、
    前記第3回転速度は、前記第1回転体の第1回転速度に整合する回転速度であり、
    前記第4回転速度は、前記第2回転体の第2回転速度に整合する回転速度である
    変速装置。
  2. 前記変速周期ギアは、フェースギアであって、前記第3回転速度期間を形成する第1ギア部と、前記第4回転速度期間を形成する第2ギア部とを含む
    請求項1に記載の変速装置。
  3. 前記変速周期ギアは、前記第1ギア部と前記第2ギア部との間に配置され、前記第1ギア部と前記第2ギア部との間で前記第3回転体の回転速度を前記第3回転速度から前記第4回転速度へ徐変する第3ギア部と、前記第1ギア部と前記第2ギア部との間で前記第3回転体の回転速度を前記第4回転速度から前記第3回転速度へ徐変する第4ギア部と、を含む
    請求項2に記載の変速装置。
  4. 前記入力機構は、前記第1回転体、前記第2回転体、及び前記第3回転体を回転させる入力軸を有する
    請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の変速装置。
  5. 前記第1回転体は前記入力軸に噛合する第1フェースギアを有し、前記第2回転体は前記入力軸に噛合する第2フェースギアを有し、前記第1フェースギアと前記第2フェースギアとは、前記第1回転体及び前記第2回転体の回転中心線に沿う方向において同じ位置に配置される
    請求項4に記載の変速装置。
  6. 前記係合機構は、前記出力機構に係合する係合体と、前記第3回転体と連動しかつ前記係合体を案内する案内回転体とを有し、
    前記案内回転体は、前記係合体を案内するガイド溝を有し、
    前記ガイド溝は、
    前記出力機構と前記第3回転体とが係合する係合状態において、
    前記第3回転速度期間のとき前記出力機構が前記第1回転体に係合するように移動する第1移動を許容し、
    前記第4回転速度期間のとき前記出力機構が前記第2回転体に係合するように移動する第2移動を許容し、
    前記第3回転速度期間以外かつ前記第4回転速度期間以外のとき前記第1移動及び前記第2移動を禁止する
    請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の変速装置。
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