JP2018162006A - 制御装置 - Google Patents

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崇 後藤
栗林 信和
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Abstract

【課題】状況に応じて適切に、機能風を本来到達すべき位置に提供することができる制御装置を提供する。【解決手段】制御装置1の動作制御部1aは、機能風供給装置を空調装置100よりも優先して動作させると優先判定部1cが判定したときには、乗員への機能風供給装置の到達が空調風によって妨げられることを抑制するために空調装置100の動作状態を変化させる制御である妨害抑止制御を実行する。一方で、動作制御部1aは、機能風供給装置を優先して動作させることはしないと優先判定部1cが判定したときには、妨害抑止制御を実行しない。【選択図】図2

Description

本開示は、車室内空間に空気を吹き出す空調装置を制御する制御装置に関する。
従来、車両に設けられ、空調風を車室内空間に吹き出す空調装置が用いられている。また、同一車両において前記空調装置とは別に設けられ、乗員に機能を提供する機能風を乗員に向けて吹き出す機能風供給装置(例えば、湿気を帯びた加湿風を乗員に向けて吹き出す加湿装置)が用いられている。
このように同一車両に設けられる空調装置及び機能風供給装置に関する技術としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。特許文献1に記載の技術における機能風供給装置は、湿気を帯びた加湿風を乗員に向けて吹き出す装置である。
特開2014−202426号公報
特許文献1に記載の技術においては、空調装置から空調風が吹き出されると共に機能風供給装置から機能風が吹き出されているときに、機能風の流れが空調風の流れによって妨げられることで、機能風が拡散してしまうことがある。このため、該機能風の本来到達すべき位置(すなわち、該機能風が適切にその機能を発揮できる位置)に到達できず、この結果、乗員等が機能風による機能を十分に得られないことがある。具体的には、乗員の目の渇きや疲労を軽減する等の効果を発揮するはずの加湿風を乗員の目に向けて吹き出しても、加湿風が乗員の目に到達できず、乗員が該効果を十分に得られないことがある。このように、この技術では、機能風の到達が空調風によって妨げられることにより機能風の効果を十分に得られないことが、問題となっている。
この問題を解決する構成としては、例えば、確実に機能風を到達させるようにすべく、機能風の流れが空調風の流れによって妨げられても機能風の流れ方向が維持されるように、機能風供給装置から吹き出される機能風の風量を大きくする、という構成が考えられる。しかしながら、この構成では、風量の大きい機能風が乗員に当たることで、乗員に不快感や煩わしさを与えてしまう等の問題が生じる。例えば乗員の上半身に風量の大きい機能風が当たる場合には、乗員への不快感が大きいのに加え、乗員の運転を妨げてしまう等の問題も生じ易い。乗員の顔に風量の大きい機能風が当たる場合にはこのような問題が特に生じ易い。
また、機能風供給装置から機能風が吹き出されているときに、一時的に空調装置の制御内容を変更する(例えば、空調風の風量が小さくなるように変更する)、というような構成も考えられる。しかしながら、例えば車室内空間が特に高温或いは低温などの状況においては、乗員が特に空調能力を欲すると考えられる。したがって、このような状況においても一律に空調装置の制御内容を変更する構成とすると、かえって乗員等に不都合となることも問題となりえる。
上記問題に鑑み、本開示は、状況に応じて適切に、機能風を本来到達すべき位置に提供する制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る制御装置は、空調風(TA)を車両(C)の車室内空間(CS)に吹き出す空調装置(100)の動作状態を変化させる動作制御部(1a)と、機能風(HA、CA)を前記車両の乗員(OC)に向けて吹き出す機能風供給装置(200、300)を、空調装置よりも優先して動作させるか否かを判定する、優先判定部(1c)と、を備える。動作制御部は、機能風供給装置を空調装置よりも優先して動作させると優先判定部が判定したときには、乗員への機能風の到達が空調風によって妨げられることを抑止するために空調装置の動作状態を変化させる制御である妨害抑止制御(S11〜S15、ES12、S21〜S24、S31〜S37)を実行する。一方で、動作制御部は、機能風供給装置を空調装置よりも優先して動作させることはしないと優先判定部が判定したときには、妨害抑止制御を実行しない。
本開示によれば、機能風供給装置を優先して動作させると優先判定部が判定したときには、妨害抑止制御を実行することで、機能風の到達が空調風によって妨げられることを抑止することができる。これにより、該機能風を本来到達すべき位置に提供することができ、これによって該機能風の効果を十分に得ることができる。しかも、該機能風の風量変化によらずとも、該機能風の到達が空調風によって妨げられることを抑止することができる。このため、機能風の風量を大きくした場合の問題、すなわち風量の大きい機能風が乗員に当たることで乗員に不快感や煩わしさを与えてしまう等の問題が生じ難い。
ところで、車室内空間が特に高温或いは低温の場合など、機能風供給装置の動作を優先させて空調風の風量を抑制する等の制御を行うことが好ましくない場合もある。本開示によれば、機能風供給装置を優先して動作させることはしないと優先判定部が判定したときには、妨害抑止制御を行わないため、妨害抑止制御によって空調風の供給が抑制されることは無い。よって、本開示によれば、空調風に対する機能風の優先度に応じて適切に、該機能風を本来到達すべき位置に提供することができる。
図1は、第1実施形態に係る制御装置が搭載されている車両の全体を模式的に示す図である。 図2は、第1実施形態に係る制御装置の全体構成を模式的に示すブロック図である。 図3は、図2に示される制御装置によって実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図4は、図2に示される制御装置によって実行される別の処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、第2実施形態に係る制御装置が搭載されている車両の全体を模式的に示す図である。 図6は、第2実施形態に係る制御装置の全体構成を模式的に示すブロック図である。 図7は、図6に示される制御装置によって実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、第3実施形態に係る制御装置が搭載されている車両の全体を模式的に示す図である。 図9は、第3実施形態に係る制御装置が搭載されている車両の全体を模式的に示す別の図である。 図10は、第3実施形態に係る制御装置の全体構成を模式的に示すブロック図である。 図11は、図10に示される制御装置によって実行される処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本開示の実施形態について添付図面を参照しながら説明する。尚、説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に係る制御装置1について図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、制御装置1は、空調装置100と共に車両Cに搭載されている。車両Cには、制御装置1、空調装置100の他に、加湿装置200及び冷風装置300が搭載されている。制御装置1は、必ずしも車両Cに搭載されるものに限られるものではなく、例えば車両Cの外部に配置されて無線通信によって空調装置100等を遠隔制御するものであっても良い。
まず、空調装置100、加湿装置200、及び冷風装置300について、簡単に説明する。
空調装置100は、車室内空間CSに空調風TAを吹き出す装置である。空調風TAには、温調機能を発揮する温調風(すなわち、温風又は冷風)や、特に温調機能を発揮しないが他の機能を乗員に提供する風などが含まれる。空調装置100は、空調風TAを車室内空間CSに吹き出す吹出口として、フェイス吹出口101、フット吹出口102、及び不図示のデフロスタ吹出口を有している。フェイス吹出口101は、図1の符号TAで示す矢印のように空調風TAを主に乗員OCの顔FAなどの上半身UHに吹き出すための吹出口であり、車室内空間CSのうち上側に位置している。フット吹出口102は、空調風TAを主に乗員OCの足元に吹き出すための吹出口であり、車室内空間CSのうち下側に位置している。デフロスタ吹出口は、空調風TAを車両Cの窓WIに吹き出すための吹出口であり、車室内空間CSのうち上側に位置している。
空調装置100は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器(いずれも不図示)を備える冷凍サイクルを有する構成とされており、蒸発器を通る冷媒と空気との熱交換を行うことによって空気の冷却を行う。冷却された空気は、空調装置100に備えられた不図示の送風機によって送風され、フェイス吹出口101、フット吹出口102、及びデフロスタ吹出口のいずれかから車室内空間CSに空調風TAとして吹き出される。送風機は、内部において不図示の電動モータによって不図示のファンが回転することにより、送風を行うものである。この送風機のファンの回転数を変化させることにより、車室内空間CSに吹き出される空調風TAの風量が調節される。また、空調装置100において、暖房時など高温の空調風TAを車室内空間CSに吹き出す場合には、該空調装置100に備えられた不図示のヒータによって加熱された空調風TAが車室内空間CSに吹き出される。
空調装置100は、該空調装置100のシステムを電子制御する空調ECU103を備えている。空調ECU103は、ファンの回転数を変化させることにより、吹き出される空調風TAの風量等を調整する。また、空調ECU103は、フェイスモード、フットモード、バイレベルモード、及びデフロスタモードのいずれかの作動モードに切り換える処理を実行することにより、空調風TAの風向を調整する。
フェイスモードは、フェイス吹出口101から車室内空間CSに空調風TAを吹き出すモードである。このフェイスモードにおいては、主に乗員OCの顔FAなどの上半身UHに向かう空調風TAが吹き出される。
フットモードは、フット吹出口102から車室内空間CSに空調風TAを吹き出すモードである。このフットモードにおいては、主に乗員OCの足元に向かう空調風TAが吹き出される。尚、フットモードでは、フェイス吹出口101からは空調風TAが吹き出されない。
バイレベルモードは、フェイス吹出口101とフット吹出口102の両方から車室内空間CSに空調風TAを吹き出すモードである。このバイレベルモードにおいては、主に乗員OCの顔FAなどの上半身UHに向かう空調風TAと足元に向かう空調風TAが吹き出される。尚、バイレベルモードでは、フェイスモードのときよりもフェイス吹出口101から吹き出される空調風TAの風量が小さい。
デフロスタモードは、デフロスタ吹出口から車室内空間CSに空調風TAを吹き出すモードである。このデフロスタモードにおいては、主に車両Cの窓WIに向かう空調風TAが吹き出される。尚、デフロスタモードでは、フェイス吹出口101からは空調風TAが吹き出されない。
加湿装置200は、湿気を帯びた加湿風HAを車室内空間CSに吹き出す装置である。加湿装置200は、特に乗員OCの上半身UHに向けて加湿風HAを吹き出す。加湿装置200は、乗員に機能を提供する機能風である加湿風HAを乗員OCに向けて吹き出す機能風供給装置に相当する。
加湿装置200は、該加湿装置200のシステムを電子制御する加湿ECU201を備えている。加湿ECU201は、該加湿装置200によって吹き出される加湿風HAの風量等を調整する。
冷風装置300は、冷気CAを車室内空間CSに吹き出す装置である。冷風装置300は、特に乗員OCの上半身UHに向けて冷気CAを吹き出す。この冷気CAは、乗員OCに当たることで覚醒機能(すなわち、乗員OCの眠気を覚ます機能)を発揮する。冷風装置300は、乗員に機能を提供する機能風である冷気CAを乗員OCに向けて吹き出す機能風供給装置に相当する。
冷風装置300は、該冷風装置300のシステムを電子制御する冷風ECU301を備えている。冷風ECU301は、該冷風装置300によって吹き出される冷気CAの風量等を調整する。
このような態様に替えて、加湿ECU201、冷風ECU301の代わりに、制御装置1によって、加湿装置200及び冷風装置300を制御する態様であっても良い。尚、制御装置1、加湿ECU201、及び冷風ECU301は、いずれも、車両Cにおける配置が限定されるものではなく、これらのいずれか或いはすべてが車両Cのうちの所定場所に集約されて配置されていても良い。
次に、制御装置1の具体的な構成について説明する。制御装置1は、CPU、ROM、RAM等を有するコンピュータシステムとして構成されている。図2に示すように、制御装置1は、機能的な制御ブロックとして、動作制御部1a、運転判定部1b、優先判定部1c、作動モード判定部1d、及び風量判定部1eを有する。
動作制御部1aは、空調装置100の動作状態を変化させる制御を実行する。具体的には、動作制御部1aは、空調装置100が備える空調ECU103と通信を行うことにより、空調装置100の動作を制御する。動作制御部1aは、制御信号を空調ECU103に送ることにより、空調装置100の動作状態を変化させる。
通常時においては、制御装置1の動作制御部1aとは独立に、空調ECU103が空調装置100の動作を制御するが、制御装置1の動作制御部1aから制御信号が送られたときには、該制御信号に基づいて空調装置100の動作状態を変化させる。
具体的には、動作制御部1aは、空調風TAの風量を変化させる旨の制御信号を空調ECU103に送ることにより、送風機のファンの回転数を変化させる等の制御を空調ECU103にさせ、空調装置100から吹き出される空調風TAの風量を変化させる。また、動作制御部1aは、空調装置100の作動モードを切り換える旨の制御信号を空調ECU103に送ることにより、空調ECU103に空調装置100の作動モードを切り換えさせる。
このような態様に替えて、制御装置1の動作制御部1aが、空調装置100の動作を常に制御するような態様であっても良い。つまり、動作制御部1aが空調ECU103としても機能するような態様であっても良い。
詳細は後述の制御装置1による処理の説明の際に述べるが、動作制御部1aは、後述の優先判定部1cの判定結果に応じて、上記制御(すなわち、空調装置100の動作状態を変化させる制御)の実行可否が切り替わるように構成されている。
運転判定部1bは、空調装置100及び加湿装置200の両方が運転中か否かを判定する。一方で、運転判定部1bは、空調装置100及び冷風装置300の両方が運転中か否かを判定する。
優先判定部1cは、妨害抑止制御を実行することが好ましい状況か否かを判断する判断材料となる情報を外部機器(例えば、後述の温度センサ)から受信し、該情報に基づいて、加湿装置200を空調装置100よりも優先して動作させるか否かを判定する。換言すれば、優先判定部1cは、外部機器から受信した上記情報に基づいて、加湿装置200による車室内空間CSへの加湿風HAの供給を、空調装置100による車室内空間CSへの空調風TAの供給よりも優先するか否かを判定する。判定の手段としては、優先順位を判定するための複数のデータを格納したマップのデータ等を用いて優先順位を判定する手段を採用している。また、判定の基準としては、不図示の温度センサ等により検出された車室内空間CSの温度が所定範囲に含まれる場合には加湿装置200の動作を優先し、含まれない場合(つまり、車室内空間CSの温度が特に高温或いは低温の場合)には優先しない、という基準を採用している。
一方で、優先判定部1cは、冷風装置300を空調装置100よりも優先して動作させるか否かを判定する。換言すれば、優先判定部1cは、冷風装置300による車室内空間CSへの冷気CAの供給を、空調装置100による車室内空間CSへの空調風TAの供給よりも優先するかを判定する。この判定における判定手段や判定基準についても、上記した加湿装置200についての判定の場合と同様の手段や基準を採用している。
優先判定部1cによる優先順位の判定手段や判定基準は、上記のものに限定されるものでは無い。また、判定基準は、乗員OCの快適性、乗員OCによる運転の安全性、或いは加湿装置200等の機能風供給装置の機能などを考慮して、空調風TAに対する機能風の優先度に応じたものに規定されることが好ましい。また、優先判定部1cは、乗員OCが機能風供給装置及び空調装置100のうちのいずれの動作を優先するかを切り替えることができる構成(例えば、当該切り替えを行うための切替えスイッチ等を備える構成)となっていても良い。
作動モード判定部1dは、空調装置100の運転中の作動モードがフェイスモード及びバイレベルモードのうちのいずれかであるか否かを判定する。換言すれば、上半身UHに大量の空調風TAが当たるような作動モード(すなわち、フェイスモード、バイレベルモード)となっているか否かを判定する。この判定については、例えば、作動モードの種別を示す電気信号を空調装置100から作動モード判定部1dへ送るようにし、この電気信号に基づいて作動モード判定部1dが上記の判定するようにすれば良い。
風量判定部1eは、空調装置100から車室内空間CSに吹き出されている空調風TAの風量が所定値以上である否かを判定する。この判定については、例えば、送風機のファンの回転数に関する情報(例えば、電動モータの出力)を示す電気信号を空調ECU103から作動モード判定部1dへ送るようにし、この電気信号に基づいて風量判定部1eが上記の判定を行うようにすれば良い。
本実施形態に係る制御装置1によって行われる処理の具体的内容について、図3、図4を参照しながら説明する。本実施形態では、図3に示すような、加湿装置200により吹き出される加湿風HAを妨害しないように空調装置100を制御する処理(以下、加湿対応処理という)が実行される。一方で、図4に示すような、冷風装置300により吹き出される冷気CAを妨害しないように空調装置100を制御する処理(以下、冷風対応処理という)も実行される。
まず、加湿対応処理について、図3を参照しながら説明する。図3に示される一連の処理は、所定の制御周期が経過する毎に繰り返し実行されるものである。
最初のステップS11では、空調装置100及び加湿装置200の両方が運転中であるか否かが判定される。該処理は、上記で説明したように運転判定部1bにより行われる。空調装置100及び加湿装置200のうち少なくとも一方が運転中では無い場合には、ステップS11の処理が繰り返し行われる。空調装置100及び加湿装置200の両方が運転中である場合には、ステップS12に移行する。
ステップS12では、空調装置100よりも加湿装置200を優先して動作させるか否かの判定がされる。該処理は、上記で説明したように優先判定部1cにより行われる。空調装置100よりも加湿装置200を優先して動作させることはしない場合には、ステップS11に戻る。空調装置100よりも加湿装置200を優先して動作させる場合には、ステップS13に移行する。
ステップS13では、空調装置100の運転中の作動モードがフェイスモード及びバイレベルモードのうちのいずれかであるか否かが判定される。該処理は、上記で説明したように作動モード判定部1dにより行われる。空調装置100の運転中の作動モードがフェイスモード及びバイレベルモードのうちのいずれでもない場合には、ステップS11に戻る。空調装置100の運転中の作動モードがフェイスモード及びバイレベルモードのうちのいずれかである場合には、ステップS14に移行する。
ステップS14では、空調装置100から車室内空間CSに吹き出されている空調風TAの風量が所定値以上であるか否かが判定される。該処理は、上記で説明したように風量判定部1eにより行われる。空調装置100から車室内空間CSに吹き出されている空調風TAの風量が所定値未満である場合には、ステップS11に戻る。空調装置100から車室内空間CSに吹き出されている空調風TAの風量が所定値以上である場合には、ステップS15に移行する。
以上のように、空調装置100及び加湿装置200の両方が運転中であり、尚且つ空調装置100よりも加湿装置200を優先して動作させると判定されたときには、ステップS15に進む。
ステップS15では、乗員OCへの加湿風HAの到達が空調風TAによって妨げられることを抑止するために、空調装置100の動作状態を変化させる処理が実行される。具体的には、空調装置100から吹き出される空調風TAの風量を低下させる処理が実行される。該処理は、上記で説明したように、動作制御部1aにより、或いは動作制御部1aと空調ECU103により、行われる。ステップS15の処理が完了すると、ステップS11に戻る。
このステップS15における動作制御部1aの制御によって空調装置100の動作状態が変化させられることにより、乗員OCへの加湿風HAの到達が空調風TAによって妨げられることは抑止される。これにより、加湿風HAは本来到達すべき位置に提供され、これによって乗員OCは該加湿風HAの効果を十分に得ることができる。しかも、該加湿風HAの風量変化によらずとも、該加湿風HAの到達が空調風TAによって妨げられることは抑止される。このため、加湿風HAの風量を大きくした場合の問題、すなわち風量の大きい加湿風HAが乗員OCに当たることで乗員OCに不快感や煩わしさを与えてしまう等の問題が生じ難い。
以下、動作制御部1aによって実行される「乗員OCへの加湿風HAの到達が空調風TAによって妨げられることを抑止するために空調装置100の動作状態を変化させる制御」を、妨害抑止制御という。妨害抑止制御としては、空調装置100の作動モードを、空調風TAが乗員のOCの上半身UHに当たり難い作動モード(例えば、フットモード)に切り換えるなどの他の制御が採用されても良い。
そして、ステップS12にて加湿装置200を優先して動作させるとの判定がなされたときには妨害抑止制御が実行される一方で、加湿装置200を優先して動作させることはしないと判定されたときには妨害抑止制御は実行されない。ところで、車室内空間CSが特に高温或いは低温の場合など、空調風TAの風量を抑制する等の制御を行うことが好ましくない場合もある。しかし、この処理によれば、加湿装置200を優先して動作させることはしないと優先判定部1cが判定したときには、妨害抑止制御が行われない。このため、このときには、妨害抑止制御によって空調風TAの供給が抑制されない。よって、この処理(すなわち、加湿対応処理)によれば、空調風TAに対する加湿風HAの優先度に応じて適切に、該加湿風HAを本来到達すべき位置に提供することができる。
また、本実施形態における妨害抑止制御は、空調装置100から乗員OCの上半身UHに到達する空調風TAの風量が低下するように、空調装置100の動作状態を変化させる制御である。
このため、乗員OCの上半身UH或いはその周辺に供給される加湿風HAの到達を効果的に抑止することができる。ところで、乗員OCの上半身UH或いはその周辺に供給される機能風が用いられることが一般に多い。このことから、乗員OCの上半身UHに到達する空調風TAの風量が低下する上記構成は特に有意義である。
以上が、本実施形態における制御装置1による加湿対応処理の一連の流れである。
次に、冷風対応処理について図4を参照しながら説明する。この冷風対応処理は、上記で説明した加湿対応処理におけるステップS12がステップES12に置き換えられている点のみが異なっている点を除いて加湿対応処理と同じ内容であるため、ステップES12についてのみ説明する。
ステップES12では、空調装置100よりも冷風装置300を優先して動作させるか否かの判定がされる。該処理は、上記で説明したように優先判定部1cにより行われる。空調装置100よりも冷風装置300を優先して動作させることはしない場合には、ステップS11に戻る。空調装置100よりも冷風装置300を優先して動作させる場合には、ステップS13に移行する。
この制御装置1の処理(すなわち、冷風対応処理)によれば、上記した加湿対応処理の場合と同様の効果が得られる。
以上が、本実施形態における制御装置1による冷風対応処理の一連の流れである。
本実施形態において、加湿装置200又は冷風装置300の代わりに、或いは加湿装置200及び冷風装置300に加えて、別の機能風供給装置(例えば、人体にとって快適な酸素濃度の気体を供給する装置)を設けても良い。そして、その別の機能風供給装置について、ステップS12のように空調装置100よりも優先して動作させるか否かの判定が行われ、該機能風供給装置を優先して動作させると判定されたときにステップS13に移行するようにしても良い。
この場合、上記した構成と同様、動作制御部1aは、機能風供給装置を空調装置100よりも優先して動作させると優先判定部1cが判定したときには、上記の妨害抑止制御を実行する。一方で、動作制御部1aは、機能風供給装置を優先して動作させることはしないと優先判定部1cが判定したときには、妨害抑止制御を実行しない。このため、機能風供給装置を優先して動作させると優先判定部1cが判定したときには、妨害抑止制御を実行することで、機能風の到達が空調風TAによって妨げられることを抑止することができる。これにより、該機能風を本来到達すべき位置に提供することができ、これによって該機能風の効果を十分に得ることができる。しかも、該機能風の風量変化によらずとも、該機能風の到達が空調風TAによって妨げられることを抑止することができる。このため、機能風の風量を大きくした場合の問題、すなわち風量の大きい機能風が乗員OCに当たることで乗員OCに不快感や煩わしさを与えてしまう等の問題が生じ難い。
一方で、動作制御部1aは、機能風供給装置を優先して動作させることはしないと優先判定部1cが判定したときには、妨害抑止制御を行わない。このため、このときには、妨害抑止制御によって空調風TAの供給が抑制されることは無い。よって、上記の構成によれば、空調風TAに対する機能風の優先度に応じて適切に、該機能風を本来到達すべき位置に提供することができる。
(第2実施形態)
本開示の第2実施形態に係る制御装置1について図5〜図8を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、空調装置100の構成の一部、制御装置1の構成の一部の一部等を変更したものであり、その他に関しては基本的には第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分のみについて説明する。
図5に示すように、本実施形態における空調装置100は、フェイス吹出口101の内部において、複数のルーバー104を有している。ルーバー104は、回転することにより、フェイス吹出口101から吹き出される空調風TAの主に上下方向の風向を調整する。
本実施形態における動作制御部1aは、ルーバー104を回転制御することによりルーバー104の回転位置を調節できるように構成されている。
また、図6に示すように、本実施形態における制御装置1は、機能的な制御ブロックとして、動作制御部1a、運転判定部1b、及び優先判定部1cを有し、作動モード判定部1dの代わりに風向判定部1fを有している。本実施形態では、第1実施形態における風量判定部1e、及び風量判定部1eによって行われるステップS14の処理が省略されている。本実施形態においてこれらを省略せずに含めるようにしても良い。
風向判定部1fは、車室内空間CSに存する乗員OCの上半身UHに向かって空調装置100から空調風TAが吹き出されているか否かを判定する。風向判定部1fは、ルーバー104の回転位置を検出することにより、フェイス吹出口101から吹き出される空調風TAの風向を推定し、この推定の結果に基づいて、空調風TAが乗員OCの上半身UHに向かって吹き出されているか否かを判定する。このような態様に替えて、フェイス吹出口101の内部に風向センサを設置して、この風向センサの検出の結果に基づいて、空調風TAが乗員OCの上半身UHに向かって吹き出されているか否かを風向判定部1fによって判定する態様としても良い。また、乗員OCの上半身UHのうちの顔FAに向かって吹き出されているか否かを判定する態様としても良い。
本実施形態に係る制御装置1によって行われる処理の具体的内容について、図7を参照しながら説明する。本実施形態でも、図7に示すような、加湿装置200により吹き出される加湿風HAを妨害しないように空調装置100を制御する処理(以下、加湿対応処理という)が行われる。
最初のステップS21では、図3に示す加湿対応処理におけるステップ11と同様に、空調装置100及び加湿装置200の両方が運転中であるか否かが判定される。空調装置100及び加湿装置200のうち少なくとも一方が運転中では無い場合には、ステップS21の処理が繰り返し行われる。空調装置100及び加湿装置200の両方が運転中である場合には、ステップS22に移行する。
ステップS22では、図3に示す加湿対応処理におけるステップ12と同様に、空調装置100よりも加湿装置200を優先して動作させるか否かの判定がされる。空調装置100よりも加湿装置200を優先して動作させることはしない場合には、ステップS21に戻る。空調装置100よりも加湿装置200を優先して動作させる場合には、ステップS23に移行する。
ステップS23では、車室内空間CSに存する乗員OCの上半身UHに向かって空調装置100から空調風TAが吹き出されているか否かが判定される。該処理は、上記で説明したように風向判定部1fにより行われる。車室内空間CSに存する乗員OCの上半身UHに向かって空調装置100から空調風TAが吹き出されていない場合には、ステップS01に戻る。車室内空間CSに存する乗員OCの上半身UHに向かって空調装置100から空調風TAが吹き出されている場合には、ステップS24に移行する。
ステップS25では、第1実施形態にて説明した妨害抑止制御を実行する処理が実行される。尚、本実施形態では、妨害抑止制御の具体的内容が異なる。本実施形態における妨害抑止制御では、ルーバー104が回転させられてルーバー104の回転位置が調整されることで、空調風TAの上下方向の風向が調整される。この処理により、例えば、図5に示すルーバー104が、回転させられて、図8に示すような回転位置とされる。これにより、図6の矢印TAのように乗員OCの上半身UHに向かって空調風TAが吹き出されていた状態から、図8の矢印TAのように乗員OCの上半身UHよりも下側に向かって空調風TAが吹き出される状態に変わる。該処理は、上記で説明したように動作制御部1aにより行われる。ステップS25の処理が完了すると、ステップS21に戻る。
このステップS25における動作制御部1aの制御によって空調装置100の動作状態が変化させられることにより、乗員OCへの加湿風HAの到達が空調風TAによって妨げられることは抑止される。
この妨害抑止制御も、乗員OCへの加湿風HAの到達が空調風TAによって妨げられることを抑止するために空調装置100の動作状態を変化させる処理であれば、上記以外のものであっても良い。
そして、ステップS22にて加湿装置200を優先して動作させるとの判定がなされたときには妨害抑止制御が実行される一方で、加湿装置200を優先して動作させることはしないと判定されたときには妨害抑止制御は実行されない。以上のことから、本実施形態においても第1実施形態の場合と同様の効果が得られる。
以上が、本実施形態における制御装置1による加湿対応処理の一連の流れである。
一方で、冷風装置300により吹き出される冷気CAを妨害しないように空調装置100を制御する処理(以下、冷風対応処理という)も実行される。また、本実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に「加湿装置200」を他の機能風供給装置に置き換えて該他の機能風供給装置が供給する機能風空気を妨げないように同様の処理を実行するようにしても良い。いずれの処理も基本的には同じ内容であるため、ここでは他の機能風供給装置に置き換えた場合の処理の説明については省略するが、これらの処理においても第1実施形態の場合と同様の効果が得られる。
また、本実施形態では、空調風TAが乗員OCの上半身UHに向かって吹き出されていると風向判定部1fが判定したときに、妨害抑止制御を実行する。
このため、本実施形態では、空調風TAが乗員OCの上半身UHに向かって吹き出されている可能性が特に高い場合にのみ、妨害抑止制御を実行することができる。
(第3実施形態)
本開示の第3実施形態に係る制御装置1について図9〜図11を参照して説明する。本実施形態は、第1実施形態に対して、車両Cの構成の一部、制御装置1の構成の一部等を変更したものであり、その他に関しては基本的には第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分のみについて説明する。
図9に示すように、本実施形態における車両Cは、補助温調装置400を備える。補助温調装置400は、空調装置100とは独立して乗員OCを温調する温調装置である。ここでは一例として、補助温調装置400として、輻射熱を放射する輻射ヒータを採用している。補助温調装置400は、インストルメントパネル500の下側に配置され、輻射熱を乗員OCの足元等に向けて放射することにより、乗員OCを暖める。補助温調装置400としては、輻射ヒータ以外の温調装置、例えば、乗員OCを冷却する装置や、車両Cの座席に備えられる所謂シート空調などであっても良い。
また、図10に示すように、本実施形態における制御装置1は、機能的な制御ブロックとして、動作制御部1a、運転判定部1b、優先判定部1c、作動モード判定部1d、及び風量判定部1eを有し、これらに加えて温熱感判定部1gを有している。
本実施形態における動作制御部1aは、補助温調装置400の温調性能を制御(すなわち、補助温調装置400の出力値を制御)できるように構成されている。
温熱感判定部1gは、妨害抑止制御によって空調装置100の動作状態が変化した結果として乗員OCの快適な温熱感が損なわれるか否かを判定する。具体的には、温熱感判定部1gは、車両Cの内部(例えば、車室内空間CS)に備えられた不図示の温度センサの検出結果(すなわち、検出温度)に基づいて、乗員OCが快適な温熱感を感じているか否かを判定する。判定の手段は、必ずしもこれに限られるものではない。
本実施形態に係る制御装置1によって行われる処理の具体的内容について、図11を参照しながら説明する。本実施形態でも、加湿装置200により吹き出される加湿風HAを妨害しないように空調装置100を制御する処理(以下、加湿対応処理という)が行われる。
最初のステップS31では、図3に示す加湿対応処理におけるステップ11と同様に、空調装置100及び加湿装置200の両方が運転中であるか否かが判定される。空調装置100及び加湿装置200のうち少なくとも一方が運転中では無い場合には、ステップS31の処理が繰り返し行われる。空調装置100及び加湿装置200の両方が運転中である場合には、ステップS32に移行する。
ステップS32では、図3に示す加湿対応処理におけるステップ12と同様に、空調装置100よりも加湿装置200を優先して動作させるか否かの判定がされる。空調装置100よりも加湿装置200を優先して動作させることはしない場合には、ステップS31に戻る。空調装置100よりも加湿装置200を優先して動作させる場合には、ステップS33に移行する。
ステップS33では、図3に示す加湿対応処理におけるステップ13と同様に、空調装置100の運転中の作動モードがフェイスモード及びバイレベルモードのうちのいずれかであるか否かが判定される。空調装置100の運転中の作動モードがフェイスモード及びバイレベルモードのうちのいずれでもない場合には、ステップS31に戻る。空調装置100の運転中の作動モードがフェイスモード及びバイレベルモードのうちのいずれかである場合には、ステップS34に移行する。
ステップS34では、図3に示す加湿対応処理におけるステップ14と同様に、空調装置100から車室内空間CSに吹き出されている空調風TAの風量が所定値以上であるか否かが判定される。空調装置100から車室内空間CSに吹き出されている空調風TAの風量が所定値未満である場合には、ステップS31に戻る。空調装置100から車室内空間CSに吹き出されている空調風TAの風量が所定値以上である場合には、ステップS35に移行する。
ステップS35では、図3に示す加湿対応処理におけるステップS15と同様に、第1実施形態にて説明した妨害抑止制御を実行する処理が実行される。ステップS35の処理が完了すると、ステップS36に移行する。
そして、ステップS32にて加湿装置200を優先して動作させるとの判定がなされたときには妨害抑止制御が実行される一方で、加湿装置200を優先して動作させることはしないと判定されたときには妨害抑止制御は実行されない。以上のことから、本実施形態においても第1、第2実施形態の場合と同様の効果が得られる。
ステップS36では、乗員OCの快適な温熱感が損なわれる否かが判定される。該処理は、上記で説明したように風量判定部1eにより行われる。乗員OCの快適な温熱感が損なわれない場合には、ステップS31に戻る。乗員OCの快適な温熱感が損なわれる場合には、ステップS37に移行する。
ステップS37では、補助温調装置400の温調性能が上げられる処理が実行される。該処理は、上記で説明したように動作制御部1aにより行われる。
このステップS37において補助温調装置400の温調性能が上げられることにより、妨害抑止制御が実行されて空調装置100による車室内空間CSの温調能力が低下したときでも、補助温調装置400によって乗員OCを温調することができる。これにより、車室内空間CSが過度に高温或いは低温となり易い妨害抑止制御時においても、乗員OCに不快な温調感を与えてしまうことを防止できる。
以上が、本実施形態における制御装置1による加湿対応処理の一連の流れである。
一方で、冷風装置300により吹き出される冷気CAを妨害しないように空調装置100を制御する処理(以下、冷風対応処理という)も実行される。また、本実施形態においても、第1、第2実施形態の場合と同様に「加湿装置200」を他の機能風供給装置に置き換えて該他の機能風供給装置が供給する機能風空気を妨げないように同様の処理を実行するようにしても良い。いずれの処理も基本的には同じ内容であるため、ここでは他の機能風供給装置に置き換えた場合の処理の説明については省略するが、これらの処理においても第1、第2実施形態の場合と同様の効果が得られる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
1 制御装置
1a 動作制御部
1c 優先判定部
1f 風向判定部
100 空調装置
101 フェイス吹出口
200 加湿装置
300 冷風装置
400 補助温調装置

Claims (7)

  1. 車両(C)の車室内空間(CS)に空調風(TA)を吹き出す空調装置(100)の動作状態を変化させる動作制御部(1a)と、
    機能風(HA、CA)を前記車両の乗員(OC)に向けて吹き出す機能風供給装置(200、300)を、前記空調装置よりも優先して動作させるか否かを判定する、優先判定部(1c)と、を備え、
    前記動作制御部は、前記機能風供給装置を前記空調装置よりも優先して動作させると前記優先判定部が判定したときには、前記乗員への前記機能風の到達が前記空調風によって妨げられることを抑止するために前記空調装置の動作状態を変化させる制御である妨害抑止制御(S11〜S15、ES12、S21〜S24、S31〜S37)を実行し、前記機能風供給装置を前記空調装置よりも優先して動作させることはしないと前記優先判定部が判定したときには、前記妨害抑止制御を実行しない、制御装置。
  2. 前記妨害抑止制御は、前記乗員の上半身(UH)に到達する前記空調風の風量が低下するように、前記空調装置の動作状態を変化させる制御である、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記空調風が前記上半身に向かって吹き出されているか否かを判定する風向判定部(1f)を更に備え、
    前記動作制御部は、前記空調風が前記上半身に向かって吹き出されていると前記風向判定部が判定したときに、前記妨害抑止制御を実行する、請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記妨害抑止制御は、前記空調装置から吹き出される前記空調風の風量が低下するように、前記空調装置の動作状態を変化させる制御である、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の制御装置。
  5. 前記妨害抑止制御は、前記空調装置から吹き出される前記空調風の風向が変わるように、前記空調装置の動作状態を変化させる制御である、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の制御装置。
  6. 前記空調装置は、
    前記空調風を前記上半身に吹き出す吹出口である第1吹出口(101)と、第2吹出口(102)と、を有し、
    前記第1吹出口から前記空調風を吹き出す作動モードである第1作動モードと、前記第2吹出口から前記空調風を吹き出すと共に前記第1作動モードのときよりも前記第1吹出口から吹き出される前記空調風の風量が小さい作動モードである第2作動モードと、で運転可能な構成とされ、
    前記妨害抑止制御は、前記第1作動モードから前記第2作動モードに切り換える制御である、請求項2に記載の制御装置。
  7. 前記動作制御部は、前記妨害抑止制御を実行するときに、前記空調装置とは独立して前記乗員を温調する補助温調装置(400)の温調性能を上げる、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の制御装置。
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