JP2018160736A - 非接触型データ受送信体 - Google Patents
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Abstract
Description
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
本実施形態の非接触型データ受送信体は、ICチップと、該ICチップに接続されたアンテナと、を備え、前記アンテナは、2つの主線部と、2つの給電部と、2つの放射部と、を有し、前記放射部は、前記主線部と連接するメアンダ部と、前記主線部と反対側にて前記メアンダ部に連接するアンテナ端部と、前記アンテナ端部の幅方向の端の少なくとも一方を基端として、前記主線部側に、前記主線部と平行に延在する折返部と、を有し、前記メアンダ部は、前記折返部と前記アンテナ端部で形成される領域内に配置されている。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る非接触型データ受送信体を示す概略平面図である。
図1に示すように、本実施形態の非接触型データ受送信体10は、ICチップ20と、ICチップ20と電気的に接続されたアンテナ30とから概略構成されている。
2つの主線部31,32は、対をなしており、ICチップ20を中心として互いに対向し、その対向する側がそれぞれインピーダンス調整部(ICチップ20と接続する部分)33,34と連接している。また、2つの主線部31,32はそれぞれ、インピーダンス調整部33,34と反対側にて、外形が平面視長方形状の放射部35,36と連接している。また、主線部31と放射部35は放射素子37を形成し、主線部32と放射部36は放射素子38を形成している。
メアンダ部39は、主線部31におけるインピーダンス調整部33とは反対側の端と連接している。メアンダ部40は、主線部32におけるインピーダンス調整部34とは反対側の端と連接している。
アンテナ端部41は、メアンダ部39における主線部31とは反対側の端と連接している。アンテナ端部42は、メアンダ部40における主線部32とは反対側の端と連接している。
折返部43,44は、対をなしている。折返部43,44はそれぞれ、アンテナ端部41の幅方向(アンテナ30の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部31側に、主線部31と平行に延在している。折返部45,46は、対をなしている。折返部45,46はそれぞれ、アンテナ端部42の幅方向(アンテナ30の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部32側に、主線部32と平行に延在している。
基材としては、特に限定されず、種々の樹脂からなる基材、上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙などの紙からなる基材等が挙げられる。
図2は、本発明の第2の実施形態に係る非接触型データ受送信体を示す概略平面図である。
図2に示すように、本実施形態の非接触型データ受送信体100は、ICチップ110と、ICチップ110と電気的に接続されたアンテナ120とから概略構成されている。
2つの主線部121,122は、対をなしており、ICチップ110を中心として互いに対向し、その対向する側がそれぞれインピーダンス調整部(ICチップ110と接続する部分)123,124と連接している。また、2つの主線部121,122はそれぞれ、インピーダンス調整部123,124と反対側にて、外形が平面視長方形状の放射部125,126と連接している。また、主線部121と放射部125は放射素子127を形成し、主線部122と放射部126は放射素子128を形成している。
メアンダ部129は、主線部121におけるインピーダンス調整部123とは反対側の端と連接している。メアンダ部130は、主線部122におけるインピーダンス調整部124とは反対側の端と連接している。
アンテナ端部131は、メアンダ部129における主線部121とは反対側の端と連接している。アンテナ端部132は、メアンダ部130における主線部122とは反対側の端と連接している。
折返部133,134は、対をなしている。折返部133,134はそれぞれ、アンテナ端部131の幅方向(アンテナ120の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部121側に、主線部121と平行に延在している。折返部135,136は、対をなしている。折返部135,136はそれぞれ、アンテナ端部132の幅方向(アンテナ120の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部122側に、主線部122と平行に延在している。
基材としては、特に限定されず、種々の樹脂からなる基材、上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙等の紙からなる基材等が挙げられる。
図1に示す非接触型データ受送信体10を用意した。
実施例1の非接触型データ受送信体10において、アンテナ30の長さ(アンテナ端部41の端からアンテナ端部42の端までの長さ)を70mm、アンテナ端部41,42の幅(アンテナ30の長さ方向と直交する方向の長さ)を14mm、メアンダ部39,40の長さ(アンテナ30の長さ方向と直交する方向の長さ)を9mmとした。
図2に示す非接触型データ受送信体100を用意した。
実施例1の非接触型データ受送信体100において、アンテナ120の長さ(アンテナ端部131の端からアンテナ端部132の端までの長さ)を70mm、アンテナ端部131,132の幅(アンテナ120の長さ方向と直交する方向の長さ)を14mm、メアンダ部129,130の長さ(アンテナ120の長さ方向と直交する方向の長さ)を9mmとした。
図3に示す非接触型データ受送信体200を用意した。
図3に示すように、本実施形態の非接触型データ受送信体200は、ICチップ210と、ICチップ210と電気的に接続されたアンテナ220とから概略構成されている。
アンテナ220は、2つの主線部221,222と、2つのインピーダンス調整部223,224と、2つの放射部225,226と、を有する。
2つの主線部221,222は、対をなしており、ICチップ210を中心として互いに対向し、その対向する側がそれぞれインピーダンス調整部223,224と連接している。また、2つの主線部221,222はそれぞれ、インピーダンス調整部223,224と反対側にて、平面視長方形状の放射部225,226と連接している。また、主線部221と放射部225は放射素子227を形成し、主線部222と放射部226は放射素子228を形成している。
放射部225,226は、メアンダ部229,230と、アンテナ端部231,232と、を有する。
メアンダ部229は、主線部221におけるインピーダンス調整部223とは反対側の端と連接している。メアンダ部230は、主線部222におけるインピーダンス調整部224とは反対側の端と連接している。
アンテナ端部231は、メアンダ部229における主線部221とは反対側の端と連接している。アンテナ端部232は、メアンダ部230における主線部222とは反対側の端と連接している。
比較例1の非接触型データ受送信体200において、アンテナ220の長さ(アンテナ端部231の端からアンテナ端部232の端までの長さ)を70mm、アンテナ端部231,232の幅(アンテナ220の長さ方向と直交する方向の長さ)を14mm、メアンダ部229,230の長さ(アンテナ220の長さ方向と直交する方向の長さ)を14mmとした。
図4に示す非接触型データ受送信体300を用意した。
図4に示すように、本実施形態の非接触型データ受送信体300は、ICチップ310と、ICチップ310と電気的に接続されたアンテナ320とから概略構成されている。
アンテナ320は、2つの主線部321,322と、2つのインピーダンス調整部323,324と、2つの放射部325,326と、を有する。
2つの主線部321,322は、対をなしており、ICチップ310を中心として互いに対向し、その対向する側がそれぞれインピーダンス調整部323,324と連接している。また、2つの主線部321,322はそれぞれ、インピーダンス調整部323,324と反対側にて、外形が平面視長方形状の放射部325,326と連接している。また、主線部321と放射部325は放射素子327を形成し、主線部322と放射部326は放射素子328を形成している。
放射部325,326は、メアンダ部329,330と、アンテナ端部331,332と、折返部333,334,335,336と、を有する。
メアンダ部329は、主線部321におけるインピーダンス調整部323とは反対側の端と連接している。メアンダ部330は、主線部322におけるインピーダンス調整部324とは反対側の端と連接している。
アンテナ端部331は、メアンダ部329における主線部321とは反対側の端と連接している。アンテナ端部332は、メアンダ部330における主線部322とは反対側の端と連接している。
折返部333,334は、対をなしている。折返部333,334はそれぞれ、アンテナ端部331の幅方向(アンテナ320の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部321側に、主線部321と平行に延在している。折返部335,336は、対をなしている。折返部335,336はそれぞれ、アンテナ端部332の幅方向(アンテナ320の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部322側に、主線部322と平行に延在している。
メアンダ部329は、その一部が折返部333,334とアンテナ端部331で形成される領域(図4において、折返部333,334とアンテナ端部331で形成される平面視コ字状の領域)外に配置されている。メアンダ部329の一部が、前記の領域外に配置されているとは、メアンダ部329の一部が折返部333,334における主線部321側の端333a,334aから突出している状態を言う。メアンダ部330は、その一部が折返部335,336とアンテナ端部332で形成される領域(図4において、折返部335,336とアンテナ端部332で形成される平面視コ字状の領域)外に配置されている。メアンダ部330の一部が、前記の領域外に配置されているとは、メアンダ部330の一部が折返部335,336における主線部322側の端335a,336aから突出している状態を言う。
実施例1および2の非接触型データ受送信体、並びに比較例1および2の非接触型データ受送信体を、青板ガラス(誘電率=7.3)に貼付し、情報読出/書込装置(商品名:Tag Formancelite、Voyantic社製)を用いて、電波暗箱内にて、それぞれの非接触型データ受送信体の通信距離を測定した。なお、通信距離を測定するに当たり、情報読出/書込装置の出力を一定とした。結果を図5に示す。
図5の結果から、実施例1および2の非接触型データ受送信体は、比較例1および2の非接触型データ受送信体よりも誘電体に貼付した場合にアンテナの放射効率の劣化が抑えられ、その結果として、通信距離の減少も抑えられていることが確認された。
Claims (1)
- ICチップと、該ICチップに接続されたアンテナと、を備え、
前記アンテナは、2つの主線部と、2つのインピーダンス調整部と、2つの放射部と、を有し、
前記放射部は、前記主線部と連接するメアンダ部と、前記主線部と反対側にて前記メアンダ部に連接するアンテナ端部と、前記アンテナ端部の幅方向の端の少なくとも一方を基端として、前記主線部側に、前記主線部と平行に延在する折返部と、を有し、
前記メアンダ部は、前記折返部と前記アンテナ端部で形成される領域内に配置されたことを特徴とする非接触型データ受送信体。
Priority Applications (1)
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JP2017055727A JP2018160736A (ja) | 2017-03-22 | 2017-03-22 | 非接触型データ受送信体 |
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JP2017055727A Pending JP2018160736A (ja) | 2017-03-22 | 2017-03-22 | 非接触型データ受送信体 |
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Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2017
- 2017-03-22 JP JP2017055727A patent/JP2018160736A/ja active Pending
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