JP2018160736A - 非接触型データ受送信体 - Google Patents

非接触型データ受送信体 Download PDF

Info

Publication number
JP2018160736A
JP2018160736A JP2017055727A JP2017055727A JP2018160736A JP 2018160736 A JP2018160736 A JP 2018160736A JP 2017055727 A JP2017055727 A JP 2017055727A JP 2017055727 A JP2017055727 A JP 2017055727A JP 2018160736 A JP2018160736 A JP 2018160736A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
main line
meander
portions
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017055727A
Other languages
English (en)
Inventor
隆平 宮坂
Ryuhei Miyasaka
隆平 宮坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Edge Inc
Original Assignee
Toppan Forms Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Forms Co Ltd filed Critical Toppan Forms Co Ltd
Priority to JP2017055727A priority Critical patent/JP2018160736A/ja
Publication of JP2018160736A publication Critical patent/JP2018160736A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

【課題】メアンダ構造を有するアンテナを備え、誘電体に貼付した場合におけるアンテナの放射効率の劣化を抑えながら、アンテナを小型化することができる非接触型データ受送信体を提供する。【解決手段】ICチップ20と、ICチップ20に接続されたアンテナ30とを備え、アンテナ30は、主線部31,32と、インピーダンス調整部33,34と、放射部35,36とを有し、放射部35,36は、主線部31,32と連接するメアンダ部39,40と、主線部31,32と反対側にてメアンダ部39,40に連接するアンテナ端部41,42と、アンテナ端部41,42の幅方向の端の少なくとも一方を基端として、主線部31,32側に、主線部31,32と平行に延在する折返部43,44,45,46とを有し、メアンダ部39,40は、折返部43,44,45,46とアンテナ端部41,42で形成される領域内に配置された非接触型データ受送信体10。【選択図】図1

Description

本発明は、非接触型データ受送信体に関する。
近年、流通管理、履歴管理、物品管理、その他の各種管理を効率的に行うべく、RFID(Radio Frequency IDentification)が様々な用途に用いられている。このRFIDを応用したRFIDタグにおいて、アンテナの放射効率の劣化を抑えながら、アンテナを小型化する方法としては、例えば、アンテナをメアンダ構造とすることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−81632号公報
しかしながら、メアンダ構造を有するアンテナは、構造が複雑であるため、電流が上手く流れず、放射効率が大きく劣化する。その結果、メアンダ構造を有するアンテナは通信距離が短くなり、実際の運用に必要な通信距離を有していないことがあった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、メアンダ構造を有するアンテナを備え、誘電体に貼付した場合におけるアンテナの放射効率の劣化を抑えながら、アンテナを小型化することができる非接触型データ受送信体を提供することを目的とする。
ICチップと、該ICチップに接続されたアンテナと、を備え、前記アンテナは、2つの主線部と、2つの給電部と、2つの放射部と、を有し、前記放射部は、前記主線部と連接するメアンダ部と、前記主線部と反対側にて前記メアンダ部に連接するアンテナ端部と、前記アンテナ端部の幅方向の端の少なくとも一方を基端として、前記主線部側に、前記主線部と平行に延在する折返部と、を有し、前記メアンダ部は、前記折返部と前記アンテナ端部で形成される領域内に配置されたことを特徴とする非接触型データ受送信体。
本発明によれば、メアンダ構造を有するアンテナを備え、誘電体に貼付した場合におけるアンテナの放射効率の劣化を抑えながら、アンテナを小型化することができる非接触型データ受送信体を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る非接触型データ受送信体を示す概略平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る非接触型データ受送信体を示す概略平面図である。 比較例1の非接触型データ受送信体を示す概略平面図である。 比較例2の非接触型データ受送信体を示す概略平面図である。 実施例1および2の非接触型データ受送信体、並びに比較例1および2の非接触型データ受送信体の通信特性を示す図である。
本発明の非接触型データ受送信体の実施の形態について説明する。
なお、本実施の形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
[非接触型データ受送信体]
本実施形態の非接触型データ受送信体は、ICチップと、該ICチップに接続されたアンテナと、を備え、前記アンテナは、2つの主線部と、2つの給電部と、2つの放射部と、を有し、前記放射部は、前記主線部と連接するメアンダ部と、前記主線部と反対側にて前記メアンダ部に連接するアンテナ端部と、前記アンテナ端部の幅方向の端の少なくとも一方を基端として、前記主線部側に、前記主線部と平行に延在する折返部と、を有し、前記メアンダ部は、前記折返部と前記アンテナ端部で形成される領域内に配置されている。
以下、図面を参照して、本実施形態の非接触型データ受送信体を具体的に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る非接触型データ受送信体を示す概略平面図である。
図1に示すように、本実施形態の非接触型データ受送信体10は、ICチップ20と、ICチップ20と電気的に接続されたアンテナ30とから概略構成されている。
アンテナ30は、2つの主線部31,32と、2つのインピーダンス調整部33,34と、2つの放射部35,36と、を有する。
2つの主線部31,32は、対をなしており、ICチップ20を中心として互いに対向し、その対向する側がそれぞれインピーダンス調整部(ICチップ20と接続する部分)33,34と連接している。また、2つの主線部31,32はそれぞれ、インピーダンス調整部33,34と反対側にて、外形が平面視長方形状の放射部35,36と連接している。また、主線部31と放射部35は放射素子37を形成し、主線部32と放射部36は放射素子38を形成している。
放射部35,36は、メアンダ部39,40と、アンテナ端部41,42と、折返部43,44,45,46と、を有する。
メアンダ部39は、主線部31におけるインピーダンス調整部33とは反対側の端と連接している。メアンダ部40は、主線部32におけるインピーダンス調整部34とは反対側の端と連接している。
アンテナ端部41は、メアンダ部39における主線部31とは反対側の端と連接している。アンテナ端部42は、メアンダ部40における主線部32とは反対側の端と連接している。
折返部43,44は、対をなしている。折返部43,44はそれぞれ、アンテナ端部41の幅方向(アンテナ30の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部31側に、主線部31と平行に延在している。折返部45,46は、対をなしている。折返部45,46はそれぞれ、アンテナ端部42の幅方向(アンテナ30の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部32側に、主線部32と平行に延在している。
メアンダ部39は、折返部43,44とアンテナ端部41で形成される領域(図1において、折返部43,44とアンテナ端部41で形成される平面視コ字状の領域)内に配置されている。メアンダ部39が、前記の領域内に配置されているとは、メアンダ部39が折返部43,44における主線部31側の端43a,44aから突出していない状態を言う。メアンダ部40は、折返部45,46とアンテナ端部42で形成される領域(図1において、折返部45,46とアンテナ端部42で形成される平面視コ字状の領域)内に配置されている。メアンダ部40が、前記の領域内に配置されているとは、メアンダ部40が折返部45,46における主線部32側の端45a,46aから突出していない状態を言う。
アンテナ30は、非接触ICカードなどの非接触ICモジュールに利用できる極超短波帯〈UHF〉やマイクロ波帯の電波帯の周波数(300MHz〜30GHz)の1/2波長に相当する長さとなっている。すなわち、放射素子37,38の長手方向における長さは、1/4波長に相当する長さとなっている。
インピーダンス調整部33,34は、ICチップ20とアンテナ30のインピーダンスを整合するために設けられている。インピーダンス調整部33,34は、アンテナ30にて受信した、情報読出/書込装置(リーダ/ライタ)からの高周波電力をICチップ20に供給するためのものである。
メアンダ部39,40は、目的とするアンテナ30の通信距離に応じて、長さや折り返しの数が適宜調整される。メアンダ部39,40が、アンテナ端部41,42の幅方向のほぼ全域にわたって1回折り返されている場合、折り返しの数を1回とする。したがって、本実施形態の非接触型データ受送信体10では、メアンダ部39,40の折り返しの数は1.25回である。
アンテナ端部41,42の形状は、特に限定されないが、平面視面状(正方形状、長方形状等)であることが好ましい。アンテナ端部41,42の形状を平面視面状とすることにより、アンテナ30の指向性を広くすることができる。
折返部43,44,45,46は、アンテナ30が受信する電波の周波数のピークを調整するために設けられる。折返部43,44,45,46を設けることにより、アンテナ30が受信する電波の周波数のピークを高周波側にシフトすることができる。折返部43,44,45,46は、目的とするアンテナ30が受信する電波の周波数のピークに応じて、長さが適宜調整される。
アンテナ30を構成する材料としては、例えば、公知のポリマー型導電インク、銀インク組成物等の導電性のインク、金属箔、電気メッキや静電メッキにより形成された金属薄膜、金属蒸着等の各種薄膜形成法により形成された金属薄膜、金属板等が挙げられる。
ICチップ20としては、特に限定されず、アンテナ30を介して非接触状態にて情報の書き込みおよび読み出しが可能なものであればよい。ICチップ20としては、非接触型ICタグや非接触型ICラベル、あるいは、非接触型ICカード等のRFIDメディアに適用可能なものであればいかなるものでも用いられる。
なお、本実施形態の非接触型データ受送信体10は、ICチップ20とアンテナ30が基材上に配置されたものであってもよい。
基材としては、特に限定されず、種々の樹脂からなる基材、上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙などの紙からなる基材等が挙げられる。
なお、本実施形態の非接触型データ受送信体10では、折返部43,44が対をなし、折返部45,46が対をなしている場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、アンテナ端部の幅方向の端の少なくとも一方を基端として、主線部側に、主線部と平行に延在する折返部が設けられていればよい。
本実施形態の非接触型データ受送信体10によれば、メアンダ部39が折返部43,44とアンテナ端部41で形成される領域内に配置され、メアンダ部40が折返部45,46とアンテナ端部42で形成される領域内に配置されているため、誘電体に貼付した場合におけるアンテナ30の放射効率の劣化を抑え、結果として、通信距離の減少を抑えることができる。また、アンテナ30を小型化することができる。
[第2の実施形態]
図2は、本発明の第2の実施形態に係る非接触型データ受送信体を示す概略平面図である。
図2に示すように、本実施形態の非接触型データ受送信体100は、ICチップ110と、ICチップ110と電気的に接続されたアンテナ120とから概略構成されている。
アンテナ120は、2つの主線部121,122と、2つのインピーダンス調整部123,124と、2つの放射部125,126と、を有する。
2つの主線部121,122は、対をなしており、ICチップ110を中心として互いに対向し、その対向する側がそれぞれインピーダンス調整部(ICチップ110と接続する部分)123,124と連接している。また、2つの主線部121,122はそれぞれ、インピーダンス調整部123,124と反対側にて、外形が平面視長方形状の放射部125,126と連接している。また、主線部121と放射部125は放射素子127を形成し、主線部122と放射部126は放射素子128を形成している。
放射部125,126は、メアンダ部129,130と、アンテナ端部131,132と、折返部133,134,135,136と、を有する。
メアンダ部129は、主線部121におけるインピーダンス調整部123とは反対側の端と連接している。メアンダ部130は、主線部122におけるインピーダンス調整部124とは反対側の端と連接している。
アンテナ端部131は、メアンダ部129における主線部121とは反対側の端と連接している。アンテナ端部132は、メアンダ部130における主線部122とは反対側の端と連接している。
折返部133,134は、対をなしている。折返部133,134はそれぞれ、アンテナ端部131の幅方向(アンテナ120の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部121側に、主線部121と平行に延在している。折返部135,136は、対をなしている。折返部135,136はそれぞれ、アンテナ端部132の幅方向(アンテナ120の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部122側に、主線部122と平行に延在している。
メアンダ部129は、折返部133,134とアンテナ端部131で形成される領域(図2において、折返部133,134とアンテナ端部131で形成される平面視コ字状の領域)内に配置されている。メアンダ部129が、前記の領域内に配置されているとは、メアンダ部129が折返部133,134における主線部121側の端133a,134aから突出していない状態を言う。メアンダ部130は、折返部135,136とアンテナ端部132で形成される領域(図2において、折返部135,136とアンテナ端部132で形成される平面視コ字状の領域)内に配置されている。メアンダ部130が、前記の領域内に配置されているとは、メアンダ部130が折返部135,136における主線部122側の端135a,136aから突出していない状態を言う。
アンテナ120は、非接触ICカードなどの非接触ICモジュールに利用できる極超短波帯〈UHF〉やマイクロ波帯の電波帯の周波数(300MHz〜30GHz)の1/2波長に相当する長さとなっている。すなわち、放射素子127,128の長手方向における長さは、1/4波長に相当する長さとなっている。
インピーダンス調整部123,124は、ICチップ110とアンテナ120のインピーダンスを整合するために設けられている。インピーダンス調整部123,124は、アンテナ120にて受信した、情報読出/書込装置(リーダ/ライタ)からの高周波電力をICチップ110に供給するためのものである。
メアンダ部129,130は、目的とするアンテナ120の通信距離に応じて、長さや折り返しの数が適宜調整される。メアンダ部129,130が、アンテナ端部131,132の幅方向のほぼ全域にわたって1回折り返されている場合、折り返しの数を1回とする。したがって、本実施形態の非接触型データ受送信体100では、メアンダ部129,130の折り返しの数は2.25回である。
アンテナ端部131,132の形状は、特に限定されないが、平面視面状(正方形状、長方形状等)であることが好ましい。アンテナ端部131,132の形状を平面視面状とすることにより、アンテナ120の指向性を広くすることができる。
折返部133,134,135,136は、アンテナ120が受信する電波の周波数のピークを調整するために設けられる。折返部133,134,135,136を設けることにより、アンテナ120が受信する電波の周波数のピークを高周波側にシフトすることができる。折返部133,134,135,136は、目的とするアンテナ120が受信する電波の周波数のピークに応じて、長さが適宜調整される。
アンテナ120を構成する材料としては、上記のアンテナ30と同様のものが挙げられる。
ICチップ110としては、上記のICチップ20と同様のものが挙げられる。
なお、本実施形態の非接触型データ受送信体100は、ICチップ110とアンテナ120が基材上に配置されたものであってもよい。
基材としては、特に限定されず、種々の樹脂からなる基材、上質紙、薄葉紙、グラシン紙、硫酸紙等の紙からなる基材等が挙げられる。
なお、本実施形態の非接触型データ受送信体100では、折返部133,134が対をなし、折返部135,136が対をなしている場合を例示したが、本発明はこれに限定されない。本発明にあっては、アンテナ端部の幅方向の端の少なくとも一方を基端として、主線部側に、主線部と平行に延在する折返部が設けられていればよい。
本実施形態の非接触型データ受送信体100によれば、メアンダ部129が折返部133,134とアンテナ端部131で形成される領域内に配置され、メアンダ部130が折返部135,136とアンテナ端部132で形成される領域内に配置されているため、誘電体に貼付した場合におけるアンテナ120の放射効率の劣化を抑え、結果として、通信距離の減少を抑えることができる。また、アンテナ120を小型化することができる。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図1に示す非接触型データ受送信体10を用意した。
実施例1の非接触型データ受送信体10において、アンテナ30の長さ(アンテナ端部41の端からアンテナ端部42の端までの長さ)を70mm、アンテナ端部41,42の幅(アンテナ30の長さ方向と直交する方向の長さ)を14mm、メアンダ部39,40の長さ(アンテナ30の長さ方向と直交する方向の長さ)を9mmとした。
[実施例2]
図2に示す非接触型データ受送信体100を用意した。
実施例1の非接触型データ受送信体100において、アンテナ120の長さ(アンテナ端部131の端からアンテナ端部132の端までの長さ)を70mm、アンテナ端部131,132の幅(アンテナ120の長さ方向と直交する方向の長さ)を14mm、メアンダ部129,130の長さ(アンテナ120の長さ方向と直交する方向の長さ)を9mmとした。
[比較例1]
図3に示す非接触型データ受送信体200を用意した。
図3に示すように、本実施形態の非接触型データ受送信体200は、ICチップ210と、ICチップ210と電気的に接続されたアンテナ220とから概略構成されている。
アンテナ220は、2つの主線部221,222と、2つのインピーダンス調整部223,224と、2つの放射部225,226と、を有する。
2つの主線部221,222は、対をなしており、ICチップ210を中心として互いに対向し、その対向する側がそれぞれインピーダンス調整部223,224と連接している。また、2つの主線部221,222はそれぞれ、インピーダンス調整部223,224と反対側にて、平面視長方形状の放射部225,226と連接している。また、主線部221と放射部225は放射素子227を形成し、主線部222と放射部226は放射素子228を形成している。
放射部225,226は、メアンダ部229,230と、アンテナ端部231,232と、を有する。
メアンダ部229は、主線部221におけるインピーダンス調整部223とは反対側の端と連接している。メアンダ部230は、主線部222におけるインピーダンス調整部224とは反対側の端と連接している。
アンテナ端部231は、メアンダ部229における主線部221とは反対側の端と連接している。アンテナ端部232は、メアンダ部230における主線部222とは反対側の端と連接している。
比較例1の非接触型データ受送信体200において、アンテナ220の長さ(アンテナ端部231の端からアンテナ端部232の端までの長さ)を70mm、アンテナ端部231,232の幅(アンテナ220の長さ方向と直交する方向の長さ)を14mm、メアンダ部229,230の長さ(アンテナ220の長さ方向と直交する方向の長さ)を14mmとした。
[比較例2]
図4に示す非接触型データ受送信体300を用意した。
図4に示すように、本実施形態の非接触型データ受送信体300は、ICチップ310と、ICチップ310と電気的に接続されたアンテナ320とから概略構成されている。
アンテナ320は、2つの主線部321,322と、2つのインピーダンス調整部323,324と、2つの放射部325,326と、を有する。
2つの主線部321,322は、対をなしており、ICチップ310を中心として互いに対向し、その対向する側がそれぞれインピーダンス調整部323,324と連接している。また、2つの主線部321,322はそれぞれ、インピーダンス調整部323,324と反対側にて、外形が平面視長方形状の放射部325,326と連接している。また、主線部321と放射部325は放射素子327を形成し、主線部322と放射部326は放射素子328を形成している。
放射部325,326は、メアンダ部329,330と、アンテナ端部331,332と、折返部333,334,335,336と、を有する。
メアンダ部329は、主線部321におけるインピーダンス調整部323とは反対側の端と連接している。メアンダ部330は、主線部322におけるインピーダンス調整部324とは反対側の端と連接している。
アンテナ端部331は、メアンダ部329における主線部321とは反対側の端と連接している。アンテナ端部332は、メアンダ部330における主線部322とは反対側の端と連接している。
折返部333,334は、対をなしている。折返部333,334はそれぞれ、アンテナ端部331の幅方向(アンテナ320の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部321側に、主線部321と平行に延在している。折返部335,336は、対をなしている。折返部335,336はそれぞれ、アンテナ端部332の幅方向(アンテナ320の長さ方向と直交する方向)の両端を基端として、主線部322側に、主線部322と平行に延在している。
メアンダ部329は、その一部が折返部333,334とアンテナ端部331で形成される領域(図4において、折返部333,334とアンテナ端部331で形成される平面視コ字状の領域)外に配置されている。メアンダ部329の一部が、前記の領域外に配置されているとは、メアンダ部329の一部が折返部333,334における主線部321側の端333a,334aから突出している状態を言う。メアンダ部330は、その一部が折返部335,336とアンテナ端部332で形成される領域(図4において、折返部335,336とアンテナ端部332で形成される平面視コ字状の領域)外に配置されている。メアンダ部330の一部が、前記の領域外に配置されているとは、メアンダ部330の一部が折返部335,336における主線部322側の端335a,336aから突出している状態を言う。
[通信特性の評価]
実施例1および2の非接触型データ受送信体、並びに比較例1および2の非接触型データ受送信体を、青板ガラス(誘電率=7.3)に貼付し、情報読出/書込装置(商品名:Tag Formancelite、Voyantic社製)を用いて、電波暗箱内にて、それぞれの非接触型データ受送信体の通信距離を測定した。なお、通信距離を測定するに当たり、情報読出/書込装置の出力を一定とした。結果を図5に示す。
図5の結果から、実施例1および2の非接触型データ受送信体は、比較例1および2の非接触型データ受送信体よりも誘電体に貼付した場合にアンテナの放射効率の劣化が抑えられ、その結果として、通信距離の減少も抑えられていることが確認された。
10,100・・・非接触型データ受送信体、20,110・・・ICチップ、30,120,・・・アンテナ、31,32,121,122・・・主線部、33,34,123,124・・・インピーダンス調整部、35,36,125,126・・・放射部、37,38,127,128・・・放射素子、39,40,129,130・・・メアンダ部、41,42,131,13・・・アンテナ端部、43,44,45,46,133,134,135,136・・・折返部。

Claims (1)

  1. ICチップと、該ICチップに接続されたアンテナと、を備え、
    前記アンテナは、2つの主線部と、2つのインピーダンス調整部と、2つの放射部と、を有し、
    前記放射部は、前記主線部と連接するメアンダ部と、前記主線部と反対側にて前記メアンダ部に連接するアンテナ端部と、前記アンテナ端部の幅方向の端の少なくとも一方を基端として、前記主線部側に、前記主線部と平行に延在する折返部と、を有し、
    前記メアンダ部は、前記折返部と前記アンテナ端部で形成される領域内に配置されたことを特徴とする非接触型データ受送信体。
JP2017055727A 2017-03-22 2017-03-22 非接触型データ受送信体 Pending JP2018160736A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017055727A JP2018160736A (ja) 2017-03-22 2017-03-22 非接触型データ受送信体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017055727A JP2018160736A (ja) 2017-03-22 2017-03-22 非接触型データ受送信体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018160736A true JP2018160736A (ja) 2018-10-11

Family

ID=63796887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017055727A Pending JP2018160736A (ja) 2017-03-22 2017-03-22 非接触型データ受送信体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018160736A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037912U (ja) * 1983-08-24 1985-03-15 安展工業株式会社 短縮アンテナシステム
JP2010205164A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Toppan Forms Co Ltd Rfid型シート
CN201927700U (zh) * 2010-12-01 2011-08-10 华中科技大学 一种偶极子天线及使用该天线的rfid标签
CN102509854A (zh) * 2011-10-12 2012-06-20 无锡邦普氿顺微电子有限公司 一种宽频带的uhf rfid电子标签天线
JP3198712U (ja) * 2015-05-07 2015-07-16 株式会社村田製作所 無線通信タグ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6037912U (ja) * 1983-08-24 1985-03-15 安展工業株式会社 短縮アンテナシステム
JP2010205164A (ja) * 2009-03-05 2010-09-16 Toppan Forms Co Ltd Rfid型シート
CN201927700U (zh) * 2010-12-01 2011-08-10 华中科技大学 一种偶极子天线及使用该天线的rfid标签
CN102509854A (zh) * 2011-10-12 2012-06-20 无锡邦普氿顺微电子有限公司 一种宽频带的uhf rfid电子标签天线
JP3198712U (ja) * 2015-05-07 2015-07-16 株式会社村田製作所 無線通信タグ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5076519B2 (ja) タグ
EP1887653B1 (en) RFID tag and manufacturing method thereof
US7548167B2 (en) RF tag and method of manufacturing the RF tag
EP2009736B1 (en) Wireless ic device
EP1912283B1 (en) Rf tag manufacturing method
JP5265411B2 (ja) アンテナ装置及び電子機器
EP2677597A1 (en) Antenna and RFID tag
US20080122628A1 (en) RFID tag antenna and RFID tag
KR100793060B1 (ko) 유도 결합 급전 방식의 안테나, rfid 태그 및 안테나임피던스 정합방법
KR20080019759A (ko) Rfid 태그 및 그 안테나
JP2018160736A (ja) 非接触型データ受送信体
CN103280631A (zh) Rfid特种标签用pifa天线
CN203225348U (zh) Rfid特种标签用pifa天线
US8042744B2 (en) RFID tag
JP7115885B2 (ja) 共振回路、アンテナ装置
KR100867853B1 (ko) Rfid 안테나 및 rfid 태그
KR101017813B1 (ko) Rfid용 태그 안테나
TWI536673B (zh) 用於無線射頻之偶極天線
KR100862477B1 (ko) Rfid 태그
JP2016181797A (ja) アンテナシートの設計方法、アンテナシートの製造方法、アンテナシート、インレット及び情報記録媒体
KR20150082898A (ko) 마이크로스트립 안테나
Andrenko Challenges and Solutions in the Design of Circularly Polarized Antennas for RFID Applications

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181019

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210608