JP2018160384A - Led点灯装置及びled照明装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】故障発生時に発生し得るLEDの点滅動作を確実に防止することができるLED点灯装置を提供する。【解決手段】LED点灯装置1は、入力電圧Vinから直流出力を生成してLED2に供給するDC/DCコンバータ20と、DC/DCコンバータ20のスイッチング動作に応じて2次側制御電源Vcc2を生成する2次補助電源回路40と、2次側制御電源Vcc2の閾値Vth未満への電圧低下を検出する電源検出部631及び電圧低下の検出回数Cが所定時間内に所定値Cthに達した場合にラッチパルス信号を出力するラッチ判定部632を含む制御回路60と、ラッチパルス信号が入力されると、スイッチング動作にかかわらず入力電圧Vinから生成される電圧によってラッチ動作点Aの電圧を決定及び維持し、ラッチ動作点Aの電圧によってDC/DCコンバータ20を停止状態に維持するラッチ回路70とを備える。【選択図】 図1
Description
本発明は、LED点灯装置及びそれを用いたLED照明装置に関する。
特許文献1のLED点灯装置は、直流電流を交流電源から生成してLEDに供給するフライバック型のコンバータと、LEDへの接続手段の電圧を検出する電圧検出手段と、コンバータ及び電圧検出手段と接続する制御回路とを備える。制御回路は、電圧検出手段で検出した検出電圧値と所定電圧との関係に基づいて、LEDを含む接続手段の異常を検知し、例えば、検出電圧値が所定範囲内にない場合にはコンバータを停止させる。
しかし、上記のように故障時にコンバータの動作を停止させるLED点灯装置において、故障モードによっては(例えば、コンバータの駆動回路の故障の場合に)コンバータの動作の停止と再起動が繰り返され、これによりLEDが点滅してしまう場合があった。このようなLEDの点滅動作は、故障による消灯又は減光よりも視覚的に煩わしく、ユーザに不快感を与えてしまう。
そこで、本発明は、故障発生時に発生し得るLEDの点滅動作を確実に防止することができるLED点灯装置及びそれを用いたLED照明装置を提供することを課題とする。
本発明のLED点灯装置は、入力電圧から直流出力を生成してLEDに供給するDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータのスイッチング動作に応じて2次側制御電源を生成する2次補助電源回路と、2次側制御電源の閾値未満への電圧低下を検出する電源検出部及び電圧低下の検出回数が所定時間内に所定値に達した場合にラッチパルス信号を出力するラッチ判定部を含む制御回路と、ラッチパルス信号が入力されると、スイッチング動作にかかわらず入力電圧から生成される電圧によってラッチ動作点の電圧を決定及び維持し、該ラッチ動作点の電圧によってDC/DCコンバータを停止状態に維持するラッチ回路とを備える。
上記LED点灯装置によると、制御回路が、2次側制御電圧の閾値未満への電圧低下の検出回数が所定時間内に所定値に達した場合にラッチパルス信号を出力し、ラッチ回路が、ラッチパルス信号の入力に応じて、スイッチング動作にかかわらず入力電圧からから生成される電圧によって決定されるラッチ動作点の電圧によってDC/DCコンバータを停止状態に維持する。このように、本実施形態のLED点灯装置は、故障発生時に発生し得る2次側制御電源の反復的変動を検出することによってLEDの点滅状態を検出し、これに応じてLEDの消灯状態を維持することができる。したがって、故障発生時に発生し得るLEDの点滅動作を確実に防止することが可能となる。
第1の形態のLED点灯装置では、ラッチ動作点は、DC/DCコンバータのスイッチング素子の入力端子に接続される。これにより、駆動回路などが故障した場合に、確実に上記効果を得ることができる。
第2の形態のLED点灯装置では、DC/DCコンバータが、スイッチング動作を制御する駆動回路を有し、駆動回路が、所定端子にローレベルの電圧が印加されるとスイッチング動作を停止させるように構成され、ラッチ動作点が上記所定端子に接続される。これにより、駆動回路の上記所定端子の内部回路さえ正常であれば、駆動回路などが故障した場合に確実に上記効果が得られる。
第3の形態のLED点灯装置では、DC/DCコンバータが、2次側制御電源とは異なる1次側制御電源の電圧を受けてスイッチング動作を制御する駆動回路を有し、ラッチ動作点が1次側制御電源に接続される。これにより、駆動回路などが故障した場合に、確実に上記効果が得られる。また、駆動回路は、それが正常であるか故障しているかにかかわらず、制御電源の不在により動作することはない。したがって、ラッチ動作時の駆動回路における待機電力がゼロとなり、LED点灯装置の待機電力が最小化される。
上記第1から第3の形態のいずれかのLED点灯装置において、ラッチ回路は、入力電圧を基準電位に対して平滑する平滑回路(71、72)と、第1の入力端子、第1の出力端子及び第1の接地端子を有するPチャネル型の第1のトランジスタ(73)と、第2の入力地端子、第2の出力端子及び第2の接地端子を有するNチャネル型の第2のトランジスタ(74)と、第3の入力地端子、第3の出力端子及び第3の接地端子を有するNチャネル型の第3のトランジスタ(75)とを有し、第3の出力端子がラッチ動作点であり、第1の接地端子に平滑回路の平滑電圧が入力され、第1の接地端子と第1の入力端子との間に第1の抵抗(76)が接続され、第1の入力端子と第2の出力端子とが第2の抵抗(77)を介して接続され、第2の接地端子が基準電位に接続され、第2の入力端子が第3の抵抗(78)を介して第1の出力端子及び第3の入力端子に接続され、第3の接地端子が基準電位に接続され、第2の出力端子がラッチパルス信号の入力時にハイレベルからローレベルとなるように構成される。これにより、簡素な構成のラッチ回路が実現される。
また、第2の形態の代替例として、DC/DCコンバータが、スイッチング動作を制御する駆動回路を有し、駆動回路が、所定端子にハイレベルの電圧が印加されるとスイッチング動作を停止させるように構成され、ラッチ動作点が上記所定端子に接続される。この場合、ラッチ回路は、入力電圧を基準電位に対して平滑する平滑回路(71、72)と、第1の入力端子、第1の出力端子及び第1の接地端子を有するPチャネル型の第1のトランジスタ(73)と、第2の入力地端子、第2の出力端子及び第2の接地端子を有するNチャネル型の第2のトランジスタ(74)と、ダイオード(80)とを有し、ダイオードのカソードがラッチ動作点であり、第1の接地端子に平滑回路の平滑電圧が入力され、第1の接地端子と第1の入力端子との間に第1の抵抗(76)が接続され、第1の入力端子と第2の出力端子とが第2の抵抗(77)を介して接続され、第2の接地端子が基準電位に接続され、第2の入力端子が第3の抵抗(78)を介して第1の出力端子及びダイオードのアノードに接続され、第2の出力端子がラッチパルス信号の入力時にハイレベルからローレベルとなるように構成される。
本発明のLED照明装置は、上記いずれかの形態のLED点灯装置と、LEDとを備える。これにより、故障が発生しても点滅による無用な不快感を与えることがないLED照明装置が実現される。
<第1の実施形態>
図1に、本発明の第1の実施形態によるLED点灯装置1及びそれを含むLED照明装置3の回路図を示す。LED照明装置3は、LED点灯装置1及びLED2を含む。LED点灯装置1は、商用電源等の交流電源ACからの交流電圧を受けて直流電力をLED2に供給する。LED2は、直列接続された複数のLEDからなるLEDアレイである。LED点灯装置1は、入力回路10、DC/DCコンバータ20、1次補助電源回路30、2次補助電源回路40、出力検出回路50、制御回路60及びラッチ回路70を備える。
図1に、本発明の第1の実施形態によるLED点灯装置1及びそれを含むLED照明装置3の回路図を示す。LED照明装置3は、LED点灯装置1及びLED2を含む。LED点灯装置1は、商用電源等の交流電源ACからの交流電圧を受けて直流電力をLED2に供給する。LED2は、直列接続された複数のLEDからなるLEDアレイである。LED点灯装置1は、入力回路10、DC/DCコンバータ20、1次補助電源回路30、2次補助電源回路40、出力検出回路50、制御回路60及びラッチ回路70を備える。
入力回路10は、ノイズフィルタ11、ダイオードブリッジ12及び入力コンデンサ13を備える。交流入力電圧がダイオードブリッジ12によって全波整流され、入力コンデンサ13にはわずかに平滑された脈流電圧が現われる。また、ノイズフィルタ11の前段に電流ヒューズ(不図示)が接続される。なお、直流電源からの直流電圧がLED点灯装置1に入力される場合には入力回路10はなくてもよい。以下の説明において、ダイオードブリッジ12の出力電圧、すなわち全波整流電圧を入力電圧Vinというものとする。また、ダイオードブリッジ12の低電位側出力端と同電位の回路点を1次側グランドG1という。
DC/DCコンバータ20は、トランス21、スイッチング素子(MOSFET)22、ダイオード23、出力コンデンサ24、駆動回路25及び電流検知抵抗26を備え、スイッチング素子22のPWM駆動によってLED2に直流電力を供給する。なお、本開示において、MOSFETのことを単にFETという。したがって、スイッチング素子22のことをFET22ともいう。DC/DCコンバータ20は、本実施形態においては絶縁型フライバックコンバータからなり、力率改善機能を有する(すなわち、入力コンデンサ13の容量が出力コンデンサ24の容量よりも小さい)いわゆるワンコンバータ方式のフライバック回路を構成する。FET22のオン期間にトランス21の一次巻線によってエネルギーが蓄積され、FET22のオフ期間にそのエネルギーがトランス21の二次巻線側からダイオード23を介して出力コンデンサ24に充電される。なお、出力コンデンサ24の低電位側電極と同電位の回路点を2次側グランドG2という。
駆動回路25はPWMスイッチング制御用のドライバICからなり(以下、「ドライバIC25」ともいう)、FET22をPWM駆動する。ドライバIC25には、不図示の周辺回路が適宜接続されるものとする。ドライバIC25は、少なくとも、端子P1(電源端子)、端子P2(グランド端子)、端子P3(ゲート端子)、端子P4(電流検知端子)及び端子P5(フィードバック端子)を有する。
端子P1には1次補助電源回路30から1次側制御電源Vcc1が供給され、端子P1の電圧が動作開始電圧Vonを超えると、ドライバIC25が動作を開始する。また、端子P1の電圧が動作下限電圧Voff未満(Von>Voff)となると、ドライバIC25は動作を停止する。端子P2は1次側グランドG1に接続され、端子P3はFET22のゲート(入力端子)に接続される。ドライバIC25の通常動作中は、端子P3からFET22にゲート信号が供給される。
端子P4には、FET22に直列接続された電流検知抵抗26(低抵抗素子)に流れる電流に比例する電圧が入力される。端子P4の内部回路は、PWM動作のオン/オフサイクルにおいて、FET22のオン期間に端子P4の電圧が比較閾値に達するとFET22をオフするように構成される。また、端子P4の内部回路は、端子P4の電圧が過電流閾値に達するとFET22のスイッチングを停止させる過電流保護機能を有し、端子P4は保護機能端子としても使用され得る。
端子P5には、制御回路60からのフィードバック信号が入力される。端子P5の内部回路は、入力される電圧に応じてFET22のPWM動作におけるオン時間(例えば、端子P4に関して説明した比較閾値)を決定する。また、端子P5の内部回路は、端子P5の電圧が下限値未満となるとFET22のスイッチングを停止させる短絡保護機能、及び端子P5の電圧が上限値を超えるとFET22のスイッチングを停止させる過電圧保護機能を有する。このように、端子P5は、保護機能端子としても使用され得る。
1次補助電源回路30は、起動抵抗31、トランス21の補助巻線211、ダイオード32及びコンデンサ33を備える。1次補助電源回路30は、1次側グランドG1を基準として、1次側制御電源Vcc1を生成する。1次側制御電源Vcc1は、入力電圧Vinから起動抵抗31を介して供給される降圧電圧と、補助巻線211に発生する電圧からダイオード32を介して供給される整流電圧とがコンデンサ33によって平滑されて生成される。なお、本開示において、1次側制御電源Vcc1の電圧のことを制御電圧Vcc1ともいう。制御電源Vcc1に関して、ドライバIC25は、まず起動抵抗31を介して供給される電圧が動作開始電圧Vonを超えると起動し、その後のスイッチング動作によって補助巻線211及びダイオード32から供給される電圧によって動作を継続する。なお、ドライバIC25において、起動抵抗31から供給される電圧だけでもFET22の駆動以外の機能(各種保護機能など)は実行可能である。
2次補助電源回路40は、トランス21の補助巻線212、ダイオード41、コンデンサ42及び定電圧回路43を備える。定電圧回路43は、シリーズレギュレータ、三端子レギュレータなどである。2次補助電源回路40は、2次側グランドG2を基準として、2次側制御電源Vcc2を生成する。補助巻線212に発生する電圧がダイオード41及びコンデンサ42によって整流平滑され、かつ定電圧回路43によって安定化されることによって2次側制御電源Vcc2が生成される。なお、本開示において、2次側制御電源Vcc2の電圧のことを制御電圧Vcc2ともいう。制御電圧Vcc2は、制御回路60の動作電源となる。
出力検出回路50は、電流検出抵抗51並びに電圧検出抵抗52及び53を含む。電流検出抵抗51はLED2の電流経路に挿入接続された低抵抗素子からなり、電圧検出抵抗52及び53は出力コンデンサ24に並列接続された分圧回路からなる。電流検出抵抗51による出力電流検出値及び電圧検出抵抗53に発生する出力電圧検出値は、それぞれ制御回路60に入力される。
制御回路60は、誤差増幅回路61、フォトカプラ62、制御部63及びフォトカプラ64を備え、DC/DCコンバータ20の動作(すなわち、ドライバIC25によるFET22のスイッチング動作)を制御する。フォトカプラ62はフォトダイオード62d及びフォトトランジスタ62tを含み、フォトカプラ64はフォトダイオード64d及びフォトトランジスタ64tを含む。
誤差増幅回路61は、オペアンプなどを含み、出力検出回路50から入力される出力電流検出値又は出力電圧検出値が各目標値で一定となるように、誤差増幅信号をフォトダイオード62dに出力する。なお、各目標値は、誤差増幅回路61内で生成されてもよいし、制御部63から入力されてもよい。誤差増幅信号に応じて、フォトトランジスタ62tからフィードバック信号がドライバIC25の端子P5に出力される。ドライバIC25に関して上述したように、ドライバIC25は、端子P5に入力される電圧に応じてFET22のPWMオン時間を制御する。したがって、誤差増幅回路61、フォトカプラ62及びドライバIC25によってDC/DCコンバータ20の出力電流の定電流制御又は出力電圧の定電圧制御が実行される。
制御部63は、電源検出部631、ラッチ判定部632、計時部633及び記憶部634を含み、マイコン及びその周辺回路で構成される。電源検出部631、ラッチ判定部632及び計時部633はCPUを構成する。また、このCPUは、上記各部の機能以外に一般的なマイコンのCPUの機能を実行可能なものとする。計時部633はタイマなどであり、記憶部634はプログラム及びデータを記憶する揮発性及び不揮発性メモリを含む。制御部63の各部は、バスによって相互に信号及びデータのやり取りが可能な態様で接続されるとともに、外部の回路(フォトカプラ64、誤差増幅回路61など)に適宜の入出力インターフェース(ポート)を介して接続されるものとする。
電源検出部631は、制御電圧Vcc2が閾値Vth未満に低下したことを検出する。閾値Vthは、制御部63が動作可能な動作下限電圧よりも高い電圧である。ラッチ判定部632は、電源検出部631によって検出される(制御電圧Vcc2の閾値Vth未満への低下の)検出回数Cが所定時間内に所定値Cthに達した場合にラッチパルス信号をフォトカプラ64に出力する。なお、フォトカプラ64の入力信号及び出力信号のいずれもラッチパルス信号というものとする。上記所定時間は、例えば、10秒〜1分程度であればよく、好ましくは30秒程度である。また、所定値Cthは、例えば、2〜10回程度であればよく、好ましくは5回程度である。また、制御電圧Vcc2が動作下限電圧未満となり、制御部63が停止した場合であっても、検出回数Cのカウント値は記憶部634の不揮発性メモリに記憶されるものとする。したがって、制御部63の動作が停止及び再開を繰り返した場合でも、検出回数Cが所定時間内に所定値Cthに達した場合には、ラッチ判定部632は、ラッチパルス信号を出力する。
ラッチ回路70は、抵抗71、コンデンサ72、Pチャネル型のトランジスタ73、Nチャネル型のトランジスタ74、Nチャネル型のFET75及び抵抗76〜79を備える。抵抗71及びコンデンサ72の直列回路が、ダイオードブリッジ12の高電位出力端と1次側グランドG1との間に接続され、入力電圧Vinの平滑回路を構成する(コンデンサ72に抵抗を並列接続して入力電圧Vinを分圧してもよい)。トランジスタ73のエミッタにコンデンサ72の平滑電圧が入力され、トランジスタ73のエミッタ−ベース間に抵抗76が接続される。トランジスタ73のベースとトランジスタ74のコレクタとが抵抗77を介して接続され、トランジスタ74のエミッタが1次側グランドG1に接続される。トランジスタ74のベースが抵抗78を介してトランジスタ73のコレクタ及びFET75のゲートに接続される。FET75のソースが1次側グランドG1に接続され、ゲート−ソース間に抵抗79が接続される。トランジスタ74のコレクタがフォトトランジスタ64tのコレクタに接続され、フォトトランジスタ64tのエミッタは1次側グランドG1に接続される。FET75のドレインがラッチ動作点Aとなり、FET22のゲートに接続される。
入力電源ACが投入されると、コンデンサ72に電圧が充電される。その後、制御部63からラッチパルス信号が出力されない場合には、フォトトランジスタ64tはオフ状態であり、トランジスタ73にベース電流は流れない。したがって、トランジスタ73、トランジスタ74及びFET75はいずれもオフ状態となる。すなわち、この場合には、ラッチ回路70は、DC/DCコンバータ20の動作に影響しない。
一方、制御部63からラッチパルス信号が出力されると、フォトトランジスタ64tがオンし、トランジスタ74のコレクタがハイレベルからローレベルとなる。これにより、抵抗77の電位が下がり、トランジスタ73のベース電流が流れ、トランジスタ73がオンする。これにより、コンデンサ72の電圧がトランジスタ73及び抵抗78を介してトランジスタ74のベースに供給されてトランジスタ74がオンするとともに、FET75のゲート−ソース電圧が発生してFET75がオンする。FET75がオンすることにより、FET22のゲート信号がローレベルとなり、FET22がオフされる。ここで、ラッチパルス信号が停止してもトランジスタ74のベース電流がトランジスタ73及び抵抗78を介して供給され続けるため、トランジスタ73、トランジスタ74及びFET75のオン状態並びにFET22のオフ状態がその後も維持される。すなわち、一旦ラッチパルス信号が入力されると、ラッチ回路70に入力電圧Vinが供給される限りは、FET75のオン状態及びFET22のオフ状態がラッチされる。
図2を用いて、LED点灯装置1の動作を説明する。図2は、上段から、制御電圧Vcc2、FET22のゲート信号、制御部63から出力されるラッチパルス信号、及びFET75の動作状態を示し、各横軸は時間を示す。ゲート信号の黒塗り部分はゲート信号が高周波スイッチングされていることを示し、この高周波スイッチングが行われている期間にLED2は点灯され、それ以外の期間にLED2は消灯されるものとする。なお、図面は模式的なものであり、電圧及び時間の尺度は図示した通りとは限らない。
時刻t1aにおいて、LED点灯装置1に故障が発生し、ドライバIC25の保護機能により又はドライバIC25自体の動作停止により、FET22のスイッチングが停止されたものとする。この時点で、制御部63からのラッチパルス信号はローレベルであり、FET75はオフ状態である。FET22がスイッチングを停止したことにより、2次側制御電源Vcc2の生成が停止し、その電圧が低下していく。
時刻t1bにおいて、制御電圧Vcc2が閾値Vthを下回る。電源検出部631は、この電圧低下を検出し、電源検出部631(又はラッチ判定部632)が検出回数Cのカウント値を0から1に増分する。その後、制御電圧Vcc2が制御部63(すなわち、マイコン)の動作下限電圧未満となることによって制御部63が動作を停止したとしても、このカウント値は記憶部634の不揮発性メモリに記憶される。本例では、所定値Cth=5であるものとし、時刻t1bにおいてはC<Cthであるから、ラッチ判定部632はラッチパルス信号を出力しない。
時刻t1cにおいて、ドライバIC25が再起動し、FET22のスイッチングが再開されるものとする。これにより、2次側制御電源Vcc2の生成が再開されてその電圧が上昇していく。ただし、故障の原因が取り除かれたわけではなく、FET22がスイッチングを再開した直後の時刻t2aに、再びドライバIC25の保護機能により又はドライバIC25自体の動作停止により、FET22のスイッチングが停止する。
時刻t2aの後も同様に、制御電圧Vcc2が閾値Vthを下回ったことに伴う検出回数Cの増分(t2b、t3b、t4b)→FET22のスイッチングの再開(t2c、t3c、t4c)→FET22のスイッチングの停止(t3a、t4a、t5a)が反復される。このような点滅動作は、ドライバIC25の故障によって、又はドライバIC25の故障に伴って不安定となった電源電圧Vcc2が制御部63(マイコン)の動作下限電圧を跨いで増減することによって引き起こされ得る。したがって、従来技術のように、仮に制御部63及びラッチ回路70がなかったとすると、FET22のスイッチングの停止と再開の反復によるLED2の点滅が継続してしまうことになる。
一方、本実施形態では、時刻t5bにおいて、制御電圧Vcc2が閾値Vthを下回ったことによって検出回数Cが所定値Cth=5に達すると、ラッチ判定部632がラッチパルス信号を出力する。なお、時刻t1a〜時刻t5bは、上記所定時間(例えば30秒)よりも短いものとする。ラッチパルス信号の出力により、上述したように、ラッチ回路70の動作によってFET75及びFET22がそれぞれオン状態及びオフ状態となるとともに、その動作状態、すなわちLED2の消灯状態(不点状態)が継続される。
以上のように、本実施形態のLED点灯装置1は、入力電圧Vinから直流出力を生成してLED2に供給するDC/DCコンバータ20と、DC/DCコンバータ20のスイッチング動作に応じて2次側制御電源Vccを生成する2次補助電源回路40と、2次側制御電源Vcc2の閾値Vth未満への電圧低下を検出する電源検出部631及び電圧低下の検出回数Cが所定時間内に所定値Cthに達した場合にラッチパルス信号を出力するラッチ判定部632を含む制御回路60と、ラッチパルス信号が入力されると、スイッチング動作にかかわらず入力電圧Vinから生成される電圧によってラッチ動作点A(FET75のドレイン)の電圧を決定及び維持し、ラッチ動作点Aの電圧によってDC/DCコンバータ20を停止状態に維持するラッチ回路70を備える。
このように、制御回路60が、制御電圧Vcc2の閾値Vth未満への低下検出回数Cが所定時間内に所定値Cthに達した場合にラッチパルス信号を出力する。そして、ラッチ回路70が、ラッチパルス信号の入力に応じて、スイッチング動作にかかわらず入力電圧Vinからから生成されるラッチ動作点Aの電圧によってDC/DCコンバータ20を停止状態に維持する。このように、本実施形態のLED点灯装置1は、故障発生時に発生し得る2次側制御電源Vcc2の反復的変動を検出することによってLED2の点滅状態を検出し、これに応じてLED2の消灯状態を維持することができる。したがって、故障発生時に発生し得るLED2の点滅動作が確実に防止される。
また、上記LED点灯装置1の効果により、故障が発生しても点滅による無用な不快感をユーザに与えることがないLED照明装置3が実現される。特に、本実施形態では、ラッチ動作点AがFET22のゲートに接続されるので、ドライバIC25などが故障した場合に、確実に上記効果を得ることができる。
<第2の実施形態>
上記第1の実施形態では、ラッチ動作点AであるFET75のドレインがFET22のゲートに接続される構成を示したが、本実施形態では、ラッチ動作点AがドライバIC25の保護機能端子に接続される構成を示す。
上記第1の実施形態では、ラッチ動作点AであるFET75のドレインがFET22のゲートに接続される構成を示したが、本実施形態では、ラッチ動作点AがドライバIC25の保護機能端子に接続される構成を示す。
図3に、本実施形態によるLED点灯装置1及びそれを含むLED照明装置3の回路図を示す。本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する。
本実施形態では、図3に示すように、FET75のドレインがドライバIC25の端子P5(フィードバック端子)に接続される。これにより、ラッチパルス信号が制御部63から出力されてFET75がオン状態となると、ドライバIC25は、上述した端子P5に関連する短絡保護機能によってFET22のスイッチングを停止させる。その後、端子P5の電圧がローレベル(1次側グランドG1の電位、すなわち0V)に維持されるので、ドライバIC25が保護動作を維持するのか、ドライバIC25が完全に停止した後に再起動するのかにかかわらず、ドライバIC25がFET22をスイッチングさせることはない。これにより、LED2の消灯状態が維持される。
なお、ラッチ動作点A(FET75のドレイン)は、端子P5に限らず、ローレベル入力に応じてFET22のスイッチングを停止させる保護機能端子であれば、他の端子に適用されてもよい。例えば、ドライバIC25の仕様によっては、ダイオードブリッジ12の全波整流出力の分圧値を検出する入力電圧検出端子が設けられ、この入力電圧検出端子がローレベルに維持される場合にFET22のスイッチングを停止させるように構成される。このような場合に、FET75のドレインが入力電圧検出端子に接続されてもよい。
以上のように、本実施形態のLED点灯装置1でも、第1の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、故障発生時に発生し得る2次側制御電源Vcc2の反復的変動を検出することによってLED2の点滅状態を検出し、その後のLED2の消灯状態を維持することが可能となるので、故障発生時に発生し得るLED2の点滅動作が確実に防止される。特に、本実施形態では、ローレベルの電圧が印加されるとスイッチング動作を停止させるように構成されたドライバIC25の端子P5にラッチ動作点Aが接続される。これにより、ドライバIC25の端子P5の内部回路さえ正常であれば、ドライバIC25などが故障した場合に確実に上記効果が得られる。
<第2の実施形態の変形例>
上記実施形態では、ローレベル入力に応じて保護動作を実行する保護機能端子の電圧がローレベルにラッチされる構成を示したが、ハイレベル入力に応じて保護動作を実行する保護機能端子の電圧がハイレベルにラッチされるようにしてもよい。例えば、ラッチ動作において、ドライバIC25の端子P4(電流検知端子)がハイレベルに維持されて過電流保護機能が継続されるようにしてもよいし、端子P5(フィードバック端子)がハイレベルに維持されて過電圧保護機能が継続されるようにしてもよい。
上記実施形態では、ローレベル入力に応じて保護動作を実行する保護機能端子の電圧がローレベルにラッチされる構成を示したが、ハイレベル入力に応じて保護動作を実行する保護機能端子の電圧がハイレベルにラッチされるようにしてもよい。例えば、ラッチ動作において、ドライバIC25の端子P4(電流検知端子)がハイレベルに維持されて過電流保護機能が継続されるようにしてもよいし、端子P5(フィードバック端子)がハイレベルに維持されて過電圧保護機能が継続されるようにしてもよい。
図4に、本変形例のラッチ回路70の回路図を示す。上記実施形態と同様の構成には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する。本変形例のラッチ回路70は、図1のラッチ回路70のFET75及び抵抗79の代わりに、ダイオード80及び抵抗81を備える。ダイオード80のアノードがトランジスタ73のコレクタに接続され、抵抗81が抵抗78と1次側グランドG1の間に接続される。ダイオード80のカソードは、ラッチ動作点AとしてドライバIC25の端子P4又はP5に接続される。
制御部63からラッチパルス信号が出力されない場合には、フォトトランジスタ64t、トランジスタ73及びトランジスタ74はオフ状態であり、ダイオード80のアノードの電位は1次側グランドG1と同電位となり、ダイオード80はオフ状態となる。すなわち、この場合には、ラッチ回路70は、DC/DCコンバータ20の動作に影響しない。
一方、制御部63からラッチパルス信号が出力されると、フォトトランジスタ64t、トランジスタ73及びトランジスタ74がオンするとともに、ダイオード80のアノード側に電圧が発生し、ダイオード80がオンする。ここで、ラッチパルス信号が停止してもトランジスタ74のベース電流が供給されるため、トランジスタ73、トランジスタ74及びダイオード80のオン状態並びにドライバIC25の保護状態がその後も維持される。すなわち、ラッチパルス信号が入力された後は、ラッチ回路70入力電圧Vinが供給される限りは、ダイオード80のオン状態及びFET22のオフ状態がラッチされる。なお、ラッチ回路70の各回路定数は、ダイオード80がオンした場合のそのカソード電圧が端子P4又はP5に対して適切な電圧となるように選定されるものとする。
<第3の実施形態>
上記第2の実施形態では、ラッチ動作点AであるFET75のドレインがドライバIC25の端子P5に接続される構成を示したが、本実施形態では、ラッチ動作点Aが1次側制御電源Vcc1に接続される構成を示す。
上記第2の実施形態では、ラッチ動作点AであるFET75のドレインがドライバIC25の端子P5に接続される構成を示したが、本実施形態では、ラッチ動作点Aが1次側制御電源Vcc1に接続される構成を示す。
図5に、本実施形態によるLED点灯装置1及びそれを含むLED照明装置3の回路図を示す。本実施形態において、第1又は2の実施形態と同様の構成には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する。
本実施形態では、図5に示すように、FET75のドレインが、1次側制御電源Vcc1(すなわち、ドライバIC25の端子P1(電源端子))に接続される。これにより、ラッチパルス信号が制御部63から出力されてFET75がオン状態となると、制御電圧Vcc1がローレベル(1次側グランドG1の電位)となり、ドライバIC25は動作を停止する。その後、上述したようなラッチ回路70のラッチ動作によって制御電圧Vcc1がローレベルに維持されるので、ドライバIC25がFET22をスイッチングさせることはく、LED2の消灯状態が維持される。
以上のように、本実施形態のLED点灯装置1でも、第1又は2の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、故障発生時に発生し得る2次側制御電源Vcc2の反復的変動を検出することによってLED2の点滅状態を検出し、その後のLED2の消灯状態を維持することが可能となるので、故障発生時に発生し得るLED2の点滅動作が確実に防止される。特に、本実施形態では、ラッチ動作点Aが、1次側制御電源Vcc1に接続されるので、ドライバIC25などが故障した場合に、確実に上記効果が得られる。また、ドライバIC25は、それが正常であるか故障しているかにかかわらず、制御電源の不在により動作することはない。したがって、ラッチ動作時のドライバIC25における待機電力がゼロとなり、LED点灯装置1の待機電力が最小化される。
<変形例>
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は、例えば以下に示すように種々の態様に変形可能である。
以上に本発明の好適な実施形態を示したが、本発明は、例えば以下に示すように種々の態様に変形可能である。
(1)DC/DCコンバータ20の変形
上記各実施形態では、DC/DCコンバータ20として力率改善型のフライバックコンバータを示したが、DC/DCコンバータ20はこれに限られない。例えば、DC/DCコンバータ20は、力率改善型でない(すなわち、入力コンデンサの容量が出力コンデンサの容量よりも大きく平滑機能を有する)フライバックコンバータであってもよい。また、DC/DCコンバータ20は、昇圧チョッパ回路と降圧チョッパ回路(バックコンバータ)を組み合わせたコンバータであってもよい。
上記各実施形態では、DC/DCコンバータ20として力率改善型のフライバックコンバータを示したが、DC/DCコンバータ20はこれに限られない。例えば、DC/DCコンバータ20は、力率改善型でない(すなわち、入力コンデンサの容量が出力コンデンサの容量よりも大きく平滑機能を有する)フライバックコンバータであってもよい。また、DC/DCコンバータ20は、昇圧チョッパ回路と降圧チョッパ回路(バックコンバータ)を組み合わせたコンバータであってもよい。
(2)ラッチ回路70の変形
ラッチ回路70は種々の態様に変形可能である。図6に、ラッチ回路70の一変形例を示す(各実施形態と同様の構成には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する)。本変形例では、ラッチ回路70は、抵抗71、コンデンサ72、FET75、サイリスタ82、抵抗83及び抵抗84を備える。サイリスタ82のアノードにコンデンサ72の平滑電圧が入力され、サイリスタ82のカソードが抵抗84を介して1次側グランドG1に接続されるとともに、FET75のゲートに接続される。フォトトランジスタ64tのコレクタが1次側制御電源Vcc1に接続され、フォトトランジスタ64tのエミッタが抵抗83を介して1次側グランドG1に接続されるとともに、サイリスタ82のゲートに接続される。フォトトランジスタ64tのコレクタに供給される電圧Vsは、制御電圧Vcc1であってもよいし、入力電圧Vinからの降圧電圧(例えば、コンデンサ72の電圧)であってもよい。本変形例でもラッチ動作点AはFET75のドレインであり、FET22のゲート(第1の実施形態参照)、ドライバIC25の端子P5(第2の実施形態参照)又は1次側制御電源Vcc1(第3の実施形態参照)に接続される。
ラッチ回路70は種々の態様に変形可能である。図6に、ラッチ回路70の一変形例を示す(各実施形態と同様の構成には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する)。本変形例では、ラッチ回路70は、抵抗71、コンデンサ72、FET75、サイリスタ82、抵抗83及び抵抗84を備える。サイリスタ82のアノードにコンデンサ72の平滑電圧が入力され、サイリスタ82のカソードが抵抗84を介して1次側グランドG1に接続されるとともに、FET75のゲートに接続される。フォトトランジスタ64tのコレクタが1次側制御電源Vcc1に接続され、フォトトランジスタ64tのエミッタが抵抗83を介して1次側グランドG1に接続されるとともに、サイリスタ82のゲートに接続される。フォトトランジスタ64tのコレクタに供給される電圧Vsは、制御電圧Vcc1であってもよいし、入力電圧Vinからの降圧電圧(例えば、コンデンサ72の電圧)であってもよい。本変形例でもラッチ動作点AはFET75のドレインであり、FET22のゲート(第1の実施形態参照)、ドライバIC25の端子P5(第2の実施形態参照)又は1次側制御電源Vcc1(第3の実施形態参照)に接続される。
制御部63からラッチパルス信号が出力されない場合には、フォトトランジスタ64tはオフ状態であり、サイリスタ82に制御電流は流れない。したがって、サイリスタ82及びFET75はいずれもオフ状態となる。すなわち、この場合には、ラッチ回路70は、DC/DCコンバータ20の動作に影響しない。一方、制御部63からラッチパルス信号が出力されると、フォトトランジスタ64tがオンし、サイリスタ82の制御端子がハイレベルとなり(すなわち、サイリスタ82に制御電流が供給されて)サイリスタ82がオンし、抵抗84に電圧が発生してFET75がオンし、FET22がオフされる。ここで、ラッチパルス信号が停止してもサイリスタ82には抵抗71を介して保持電流が供給されるため、サイリスタ82及びFET75のオン状態並びにFET22のオフ状態がその後も維持される。すなわち、ラッチパルス信号が入力された後は、ラッチ回路70に入力電圧Vinが供給される限りは、FET75のオン状態及びFET22のオフ状態がラッチされる。
また、本変形例においても、図7に示すように、FET75の代わりにダイオード80が接続されてもよい(各実施形態と同様の構成には同じ符号を付し、その重複する説明を省略する)。この場合、第2の実施形態の変形例(図4)と同様に、ラッチ動作点Aであるダイオード80のカソードがドライバIC25の端子P4又はP5に接続され、ラッチ動作時にその電圧がハイレベルとなる。そして、ダイオード80がオンした場合のそのカソード電圧が端子P4又はP5に対して適切な電圧となるように抵抗71及び84などの抵抗値が選定されるものとする。
(3)各トランジスタに関する変形
上記各実施形態では、各トランジスタ(22、73、74及び75)をFET又はバイポーラトランジスタのいずれかとして記載したが、FETとバイポーラトランジスタとは適宜代替可能である。これに関して、本開示において、FETのゲート及びバイポーラトランジスタのベースを総称して入力端子といい、FETのドレイン及びバイポーラトランジスタのコレクタを総称して出力端子といい、FETのソース及びバイポーラトランジスタのエミッタを総称して接地端子というものとする。
上記各実施形態では、各トランジスタ(22、73、74及び75)をFET又はバイポーラトランジスタのいずれかとして記載したが、FETとバイポーラトランジスタとは適宜代替可能である。これに関して、本開示において、FETのゲート及びバイポーラトランジスタのベースを総称して入力端子といい、FETのドレイン及びバイポーラトランジスタのコレクタを総称して出力端子といい、FETのソース及びバイポーラトランジスタのエミッタを総称して接地端子というものとする。
1 LED点灯装置
2 LED
3 LED照明装置
20 DC/DCコンバータ
22 スイッチング素子
25 駆動回路
30 1次補助電源回路
40 2次補助電源回路
60 制御回路
63 制御部
631 電源検出部
632 ラッチ判定部
70 ラッチ回路
71、76〜79、81 抵抗
72 コンデンサ
73〜75 トランジスタ
80 ダイオード
A ラッチ動作点
2 LED
3 LED照明装置
20 DC/DCコンバータ
22 スイッチング素子
25 駆動回路
30 1次補助電源回路
40 2次補助電源回路
60 制御回路
63 制御部
631 電源検出部
632 ラッチ判定部
70 ラッチ回路
71、76〜79、81 抵抗
72 コンデンサ
73〜75 トランジスタ
80 ダイオード
A ラッチ動作点
Claims (8)
- LED点灯装置であって、
入力電圧から直流出力を生成してLEDに供給するDC/DCコンバータと、
前記DC/DCコンバータのスイッチング動作に応じて2次側制御電源を生成する2次補助電源回路と、
前記2次側制御電源の閾値未満への電圧低下を検出する電源検出部、及び前記電圧低下の検出回数が所定時間内に所定値に達した場合にラッチパルス信号を出力するラッチ判定部を含む制御回路と、
前記ラッチパルス信号が入力されると、前記スイッチング動作にかかわらず前記入力電圧から生成される電圧によってラッチ動作点の電圧を決定及び維持し、該ラッチ動作点の電圧によって前記DC/DCコンバータを停止状態に維持するラッチ回路と
を備えたLED点灯装置。 - 前記ラッチ動作点が、前記DC/DCコンバータのスイッチング素子の入力端子に接続された、請求項1に記載のLED点灯装置。
- 前記DC/DCコンバータが、前記スイッチング動作を制御する駆動回路を有し、該駆動回路が、所定端子にローレベルの電圧が印加されると前記スイッチング動作を停止させるように構成され、前記ラッチ動作点が前記所定端子に接続された、請求項1に記載のLED点灯装置。
- 前記DC/DCコンバータが、前記スイッチング動作を制御する駆動回路を有し、該駆動回路が、所定端子にハイレベルの電圧が印加されると前記スイッチング動作を停止させるように構成され、前記ラッチ動作点が前記所定端子に接続された、請求項1に記載のLED点灯装置。
- 前記DC/DCコンバータが、前記2次側制御電源とは異なる1次側制御電源の電圧を受けて前記スイッチング動作においてスイッチング素子を駆動する駆動回路を有し、前記ラッチ動作点が前記1次側制御電源に接続された、請求項1に記載のLED点灯装置。
- 前記ラッチ回路が、前記入力電圧を基準電位に対して平滑する平滑回路と、第1の入力端子、第1の出力端子及び第1の接地端子を有するPチャネル型の第1のトランジスタと、第2の入力地端子、第2の出力端子及び第2の接地端子を有するNチャネル型の第2のトランジスタと、第3の入力地端子、第3の出力端子及び第3の接地端子を有するNチャネル型の第3のトランジスタとを有し、前記第3の出力端子が前記ラッチ動作点であり、
前記第1の接地端子に前記平滑回路の平滑電圧が入力され、前記第1の接地端子と前記第1の入力端子との間に第1の抵抗が接続され、前記第1の入力端子と前記第2の出力端子とが第2の抵抗を介して接続され、前記第2の接地端子が前記基準電位に接続され、前記第2の入力端子が第3の抵抗を介して前記第1の出力端子及び前記第3の入力端子に接続され、前記第3の接地端子が前記基準電位に接続され、前記第2の出力端子が前記ラッチパルス信号の入力時にハイレベルからローレベルとなるように構成された、請求項2、3又は5に記載のLED点灯装置。 - 前記ラッチ回路が、前記入力電圧を基準電位に対して平滑する平滑回路と、第1の入力端子、第1の出力端子及び第1の接地端子を有するPチャネル型の第1のトランジスタと、第2の入力地端子、第2の出力端子及び第2の接地端子を有するNチャネル型の第2のトランジスタと、ダイオードとを有し、該ダイオードのカソードが前記ラッチ動作点であり、
前記第1の接地端子に前記平滑回路の平滑電圧が入力され、前記第1の接地端子と前記第1の入力端子との間に第1の抵抗が接続され、前記第1の入力端子と前記第2の出力端子とが第2の抵抗を介して接続され、前記第2の接地端子が前記基準電位に接続され、前記第2の入力端子が第3の抵抗を介して前記第1の出力端子及び前記ダイオードのアノードに接続され、前記第2の出力端子が前記ラッチパルス信号の入力時にハイレベルからローレベルとなるように構成された、請求項4に記載のLED点灯装置。 - 請求項1から7のいずれか一項に記載のLED点灯装置と、前記LEDとを備えたLED照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017057016A JP2018160384A (ja) | 2017-03-23 | 2017-03-23 | Led点灯装置及びled照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017057016A JP2018160384A (ja) | 2017-03-23 | 2017-03-23 | Led点灯装置及びled照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2018160384A true JP2018160384A (ja) | 2018-10-11 |
Family
ID=63796788
Family Applications (1)
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JP2017057016A Pending JP2018160384A (ja) | 2017-03-23 | 2017-03-23 | Led点灯装置及びled照明装置 |
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JP (1) | JP2018160384A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7380396B2 (ja) | 2020-04-06 | 2023-11-15 | 三菱電機株式会社 | 非常用照明装置 |
-
2017
- 2017-03-23 JP JP2017057016A patent/JP2018160384A/ja active Pending
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