JP2018159364A - 吸気制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンの振動による共振に対する耐久性を改善できる吸気制御装置を提供する。【解決手段】吸気制御装置は、吸気ポートに締結される外端面を有する接続部が形成された吸気道を備えるボディ本体と、吸気道を横切り且つボディ本体に回動可能に支持されるスロットル弁軸を有し且つ吸気道を開閉するスロットル弁と、スロットル弁軸の一端に固定されるセクター歯車及びセクター歯車に噛み合うピニオンを含み且つボディ本体の側面に設けられた動力伝達機構と、ボディ本体の側面においてピニオンに一端が固定される回転軸を備え且つ回転軸とスロットル弁軸とが平行となるようにボディ本体に内蔵される電動モータと、を具備する。電動モータは、接続部の外端面を含む平面から電動モータの回転軸までの距離が接続部の外端面を含む平面からスロットル弁軸までの距離未満に位置するように、配置される。【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関のシリンダヘッドの吸気ポートへの吸気量を制御する吸気制御装置に関し、特に自動二輪車に利用される吸気制御装置に関する。
特許文献1に示されるように、内燃機関の吸気制御装置において、スロットルボディが円筒状穴部の内壁に形成された位置決め用凹部を有し、駆動モータがフランジ部の位置決め用凸部に対応する位置に形成された少なくとも1つの位置決め用凹部を有し、かつ、駆動モータは、位置決め用凹部が位置決め用凸部と当接した状態で、モータ用円筒状穴部に組み付けられている吸気制御装置が提案されている。
さらに、電子スロットル制御装置を備え、そのスロットル弁が車両の平面視でエンジンのシリンダの上面と重なり、そのスロットルモータが車両の側面視でシリンダの上面と吸気通路との間に挟まれる位置に、且つ、車両の平面視で、少なくとも一部が吸気通路と重なって配置される鞍乗型車両が知られている(特許文献2)。
従来の内燃機関においては、吸気制御装置とエンジンとの締結位置(エンジン側フランジ)と重量物であるモータとの距離が離れている。よって、吸気制御装置のエンジンへの搭載性が低い、エンジンの振動による共振に対する耐久性が低い等の問題がある。
本発明は、以上の従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、エンジンの振動による共振に対する耐久性を改善できる吸気制御装置を提供することを目的とする。
本発明の吸気制御装置は、内燃機関のシリンダヘッドの吸気ポートに対し吸気量を制御する吸気制御装置であって、
前記吸気ポートに締結される外端面を有する接続部が形成された吸気道を備えるボディ本体と、
前記吸気道を横切り且つ前記ボディ本体に回動可能に支持されるスロットル弁軸を有し且つ前記吸気道を開閉するスロットル弁と、
前記スロットル弁軸の一端に固定されるセクター歯車及び前記セクター歯車に噛み合うピニオンを含み且つ前記ボディ本体の側面に設けられた動力伝達機構と、
前記ボディ本体の側面において前記ピニオンに一端が固定される回転軸を備え且つ前記回転軸と前記スロットル弁軸とが平行となるように前記ボディ本体に内蔵される電動モータと、を具備し、
前記電動モータは、前記接続部の外端面を含む平面から前記電動モータの前記回転軸までの距離が前記接続部の外端面を含む平面から前記スロットル弁軸までの距離未満に位置するように、配置されることを特徴とする。
前記吸気ポートに締結される外端面を有する接続部が形成された吸気道を備えるボディ本体と、
前記吸気道を横切り且つ前記ボディ本体に回動可能に支持されるスロットル弁軸を有し且つ前記吸気道を開閉するスロットル弁と、
前記スロットル弁軸の一端に固定されるセクター歯車及び前記セクター歯車に噛み合うピニオンを含み且つ前記ボディ本体の側面に設けられた動力伝達機構と、
前記ボディ本体の側面において前記ピニオンに一端が固定される回転軸を備え且つ前記回転軸と前記スロットル弁軸とが平行となるように前記ボディ本体に内蔵される電動モータと、を具備し、
前記電動モータは、前記接続部の外端面を含む平面から前記電動モータの前記回転軸までの距離が前記接続部の外端面を含む平面から前記スロットル弁軸までの距離未満に位置するように、配置されることを特徴とする。
本発明の吸気制御装置によれば、重い電動モータがスロットル弁よりも前記吸気道の接続部に近い位置に搭載できる故に、エンジンの振動による共振に対する吸気系の耐久性が改善できる。さらに、締結位置(エンジン側接続部)と電動モータとの距離が近くなるので、吸気制御装置の小型化による搭載性が向上する。
以下、本発明の実施例の吸気制御装置を、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明における前後、左右及び上下の方向の記載は、特に明記がない限り、紙面の左方向を前方向とし、紙面の右方向を後方向とする。また、紙面に垂直な方向を幅方向とし、紙面の垂直奥方向を右方向とし、紙面の垂直手前方向を左方向とする。また、紙面の上下方向をそれぞれ上下方向とする。なお、図中、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示す。
図1に示す実施例の吸気制御装置(以下、スロットルボディという)10を備えた内燃機関(以下、エンジンという)20において、エンジン20は、4サイクル1気筒エンジンである。エンジン20は、シリンダヘッドカバー21と、シリンダヘッド22と、燃焼室のシリンダを備えるシリンダブロック23と、クランクケース24と、を主体として外形が構成される。シリンダヘッドカバー21が車両の前側に位置し、クランクケース24が車両の後側に位置するようにエンジン20は配置される。エンジン20は、シリンダブロック23の軸線が略水平になるように配置される。これにより、エンジン20の上面も略水平となっている。ここで、略水平とは、水平状態及びこの水平状態から若干(20度以内)傾斜した状態を含む概念である。
エンジン20の内部には、吸気弁25及び排気弁26と、これら吸気弁25及び排気弁26に連結されるカム軸(図示せず)と、ピストン27と、コンロッド28と、クランク軸(図示せず)及びカムチェーン(図示せず)とが、主として収容される。
シリンダヘッド22は、上面に形成された吸気口25aと、下面に形成された排気口26aと、を備える。吸気口25aは、シリンダヘッド22の上面における幅方向の略中央部に設けられる。
シリンダブロック23は、エンジン20を冷却するための冷却水が流通する冷却水路(図示せず)を備える。
図1に示す実施例のエンジン20のための吸気通路30は、吸気口25aに接続される吸気ポート31と、この吸気ポート31の後端に接続されるスロットルボディ10と、このスロットルボディ10の後端とエンジン20の後部上方のエアクリーナ(図示せず)とを接続するコネクティングチューブ32と、を備えて構成される。スロットルボディ10は、シリンダブロック23の上方に配置される。
吸気ポート31の上部側面には、吸気ポート31の中に燃料を噴射する燃料噴射弁33が設けられている。燃料噴射弁33には、燃料パイプ(図示せず)を経て燃料が供給される。
[スロットルボディ]
スロットルボディ10は、ボディ本体41と、このボディ本体41を貫通して設けられ吸気通路30の一部を構成する円筒状の吸気道42と、この吸気道42内に配置されて吸気道42とほぼ同じ直径を有する円形板で構成されるバタフライ型のスロットル弁43と、円筒形の直流モータである電動モータ50と、電動モータ50からスロットル弁43へ動力を伝達する動力伝達機構60と、を備える。吸気道42は、ボディ本体41を車両の前後方向に貫通して設けられる。
スロットルボディ10は、ボディ本体41と、このボディ本体41を貫通して設けられ吸気通路30の一部を構成する円筒状の吸気道42と、この吸気道42内に配置されて吸気道42とほぼ同じ直径を有する円形板で構成されるバタフライ型のスロットル弁43と、円筒形の直流モータである電動モータ50と、電動モータ50からスロットル弁43へ動力を伝達する動力伝達機構60と、を備える。吸気道42は、ボディ本体41を車両の前後方向に貫通して設けられる。
スロットルボディ10は、電動モータ50及び動力伝達機構60を収容するハウジングとして構成される。ボディ本体41は、スロットル弁43を駆動する電動モータ50や動力伝達機構60を収める各収納室部を備える。その動力伝達機構60の部分を収める収納室が車両の前方から見て右側側面に作られ、この収納室はカバー(図示せず)で覆われる。図1は当該カバーが外されたスロットルボディ10の動力伝達機構の収納室の状態を示している。
ボディ本体41は、その吸気道42が吸気ポート31に締結される外端面Poを有する接続部Fを備える。
スロットル弁43は吸気道42の延びる方向と直交する方向に延びるスロットル弁軸43aを有し、このスロットル弁軸43aが吸気道42を横切り且つボディ本体41に回動可能に軸受(図示せず)よって支持される。スロットル弁軸43aは、本実施形態ではスロットルボディ10の幅方向に沿って配置される。
動力伝達機構60は、スロットル弁軸43aの一端に固定されるセクター歯車61と、セクター歯車61に噛み合うピニオン62と、を備える。セクター歯車61及びピニオン62は、ボディ本体41の側面(図1では右側端部)に設けられる。セクター歯車61は、ギヤ歯面部61aを有する扇形部61bを備える。
電動モータ50は、ボディ本体41の側面においてピニオン62に一端が固定される回転軸51を備える。電動モータ50は、その回転軸51がスロットル弁軸43aと平行となるようにスロットルボディ10の下部に内蔵される。
電動モータ50は、これに接続されている電子制御装置(図示せず)からの制御信号により駆動されたときに、その回転軸51のピニオン62とセクター歯車61とからなる動力伝達機構60を介してスロットル弁軸43aを駆動する。これにより、スロットル弁43の回転位置に応じて、スロットル弁43の開度が変化してエンジン20への吸気量が制御される。なお、図示しないが開度センサは、例えば、スロットル弁軸43aのいずれか端部近傍に配置されることが可能である。開度センサは、スロットル弁軸43aの回転角度を検出することにより、スロットル弁43の開度を検出し、検出信号(検出値)が当該開度センサに接続されている電子制御装置(図示せず)に出力される。
ピニオン62と噛み合うセクター歯車61の扇形部61bのギヤ歯面部61aは、ピニオン62よりも大径である平歯車の円弧部分(略1/4円弧)である。
電動モータ50は、接続部Fの外端面Poを含む平面Pから電動モータ50の回転軸51までの距離d1が接続部Fの外端面Poを含む平面Pからスロットル弁軸43aまでの距離d2未満に位置するように、配置される。さらに、電動モータ50は、本実施形態では吸気道42の下に配置される。
実施例のスロットルボディ10によれば、重い電動モータ50がスロットル弁43よりも吸気ポート31との接続部Fに近い位置に搭載できる故に、電動モータ50を含むスロットルボディ10の重量バランスが良好なものとなる。これにより、エンジン20が振動した際に、スロットルボディ10の共振の影響を抑制することができる。また、本実施例によれば、スロットル弁43、シリンダヘッドカバー21及び電動モータ50の位置関係を上述のように設定したので、エンジン20の吸気系構造のコンパクト化を促進する効果が得られる。
10…吸気制御装置(スロットルボディ)、20…エンジン、30…吸気通路、31…吸気ポート、41…ボディ本体、42…吸気道、43…スロットル弁、43a…スロットル弁軸、50…電動モータ、51…回転軸、60…動力伝達機構、61…セクター歯車、62…ピニオン、F…接続部。
Claims (1)
- 内燃機関のシリンダヘッドの吸気ポートに対し吸気量を制御する吸気制御装置であって、
前記吸気ポートに締結される外端面を有する接続部が形成された吸気道を備えるボディ本体と、
前記吸気道を横切り且つ前記ボディ本体に回動可能に支持されるスロットル弁軸を有し且つ前記吸気道を開閉するスロットル弁と、
前記スロットル弁軸の一端に固定されるセクター歯車及び前記セクター歯車に噛み合うピニオンを含み且つ前記ボディ本体の側面に設けられた動力伝達機構と、
前記ボディ本体の側面において前記ピニオンに一端が固定される回転軸を備え且つ前記回転軸と前記スロットル弁軸とが平行となるように前記ボディ本体に内蔵される電動モータと、を具備し、
前記電動モータは、前記接続部の外端面を含む平面から前記電動モータの前記回転軸までの距離が前記接続部の外端面を含む平面から前記スロットル弁軸までの距離未満に位置するように、配置されることを特徴とする吸気制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017058264A JP2018159364A (ja) | 2017-03-23 | 2017-03-23 | 吸気制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017058264A JP2018159364A (ja) | 2017-03-23 | 2017-03-23 | 吸気制御装置 |
Publications (1)
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JP2018159364A true JP2018159364A (ja) | 2018-10-11 |
Family
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Family Applications (1)
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JP2017058264A Pending JP2018159364A (ja) | 2017-03-23 | 2017-03-23 | 吸気制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2018159364A (ja) |
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2017
- 2017-03-23 JP JP2017058264A patent/JP2018159364A/ja active Pending
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