JP2018158849A - SiC単結晶の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】異種ポリタイプの混入が抑制されたSiC単結晶を得る。
【解決手段】SiC単結晶の製造方法は、1以上の溝が形成された成長面を有する種結晶を準備する工程(ステップS1)と、原料を加熱して溶融し、SiC溶液を生成する溶液生成工程(ステップS2)と、前記種結晶の前記成長面を前記SiC溶液に接触させて前記種結晶上にSiC単結晶を成長させる成長工程(ステップS4)とを備える。前記1以上の溝の各々は、1mm以上2mm未満の幅を有する。
【選択図】図1
【解決手段】SiC単結晶の製造方法は、1以上の溝が形成された成長面を有する種結晶を準備する工程(ステップS1)と、原料を加熱して溶融し、SiC溶液を生成する溶液生成工程(ステップS2)と、前記種結晶の前記成長面を前記SiC溶液に接触させて前記種結晶上にSiC単結晶を成長させる成長工程(ステップS4)とを備える。前記1以上の溝の各々は、1mm以上2mm未満の幅を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、SiC単結晶の製造方法に関し、より詳しくは、溶液成長法によるSiC単結晶の製造方法に関する。
炭化珪素(SiC)は、シリコンに比べて広いバンドギャップを有し、次世代の半導体材料として期待されている。SiCをパワーデバイスに応用するためには、高品質な結晶が必要である。Materials Science Forum 338-342 (2000) 1161-1166によれば、結晶に存在する転位等の欠陥は、デバイスの性能に影響を与えるとされているからである。近年、SiC単結晶の欠陥の低密度化が進められているが、それでも欠陥密度は比較的高く、欠陥を完全になくすことは困難である。
特開平8−59389号公報には、昇華再結晶法によるSiC単結晶の製造方法において、種結晶の成長面に螺旋転位の中心として機能する特異点として、人為的に突起・へこみ・不純物を導入して結晶成長させることが記載されている。同文献によれば、特異点によって結晶成長中にランダムに発生する螺旋転位が抑制され、欠陥の少ない単結晶が得られると記載されている。
特開2006−52097号公報には、昇華再結晶法によるSiC単結晶の製造方法において、成長面に矩形の溝を有する種結晶を用いることが記載されている。同文献によれば、溝部では結晶がc軸方向と垂直に成長するため、c軸方向に伝搬する貫通転位の発生が抑制されるとされている。
SiC単結晶の製造方法として、上記のような昇華再結晶法に加え、溶液成長法が知られている。溶液成長法は、比較的平衡状態に近いプロセスで結晶を成長させるため、高品質なSiC単結晶が得られる。溶液成長法は、例えば特開2009−91222号公報に記載されている。
特開2014−19614号公報には、溶液成長法によるSiC単結晶の製造方法において、結晶成長面の界面直下の中央部におけるSiC溶液の温度よりも、外周部におけるSiC溶液の温度が低くなるように温度制御することが記載されている。同文献によれば、これによって成長結晶にインクルージョン(溶媒の巻き込み)が発生するのを抑制できるとされている。
SiC単結晶の課題として、上記のような転位の問題に加え、多形(ポリタイプ)制御の問題がある。SiCは様々な結晶構造を有し、これらはポリタイプと呼ばれる。SiCをパワーデバイスに応用するためには、単一のポリタイプの結晶を得る必要がある。
特開2004−323348号公報には、昇華再結晶法によるSiC単結晶の製造方法において、螺旋転位が高密度に発生する領域を有する転位制御基板を用いることが記載されている。同文献によれば、螺旋転位を利用して異種ポリタイプの混入を抑制できるとされている。
Materials Science Forum 338-342 (2000) 1161-1166
特開2004−323348号公報に記載された製造方法は、転位制御基板を準備するために、結晶成長を繰り返し行う必要がある。また、螺旋転位を発生させる場所を任意に選ぶことができないため、溶液成長法に適用することは困難である。
本発明の目的は、異種ポリタイプの混入が抑制されたSiC単結晶を得ることである。
本発明の一実施形態によるSiC単結晶の製造方法は、1以上の溝が形成された成長面を有する種結晶を準備する工程と、原料を加熱して溶融し、SiC溶液を生成する溶液生成工程と、前記種結晶の前記成長面を前記SiC溶液に接触させて前記種結晶上にSiC単結晶を成長させる成長工程とを備える。前記1以上の溝の各々は、1mm以上2mm未満の幅を有する。
本発明によれば、異種ポリタイプの混入が抑制されたSiC単結晶が得られる。
本発明者らは、成長面に溝が形成された種結晶を用いて溶液成長をすることで、溝が形成された位置に螺旋転位を形成できることを知見した。さらに調査を進めた結果、溝の幅を1mm以上2mm未満にすれば、異種ポリタイプの混入を抑制できることを知見した。
本発明は、上記の知見に基づいて完成された。以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図面は必ずしも実際の寸法比等を忠実に表したものではない。
図1は、本発明の一実施形態によるSiC単結晶の製造方法のフロー図である。本実施形態によるSiC単結晶の製造方法は、種結晶準備工程(ステップS1)、溶液生成工程(ステップS2)、メルトバック工程(ステップS3)、及び成長工程(ステップS4)を備えている。
[種結晶準備工程]
成長面に溝が形成された種結晶を準備する。図2は、本実施形態による種結晶10の構成を模式的に示す斜視図である。
成長面に溝が形成された種結晶を準備する。図2は、本実施形態による種結晶10の構成を模式的に示す斜視図である。
種結晶10は、製造しようとするSiC単結晶と同じポリタイプのSiC単結晶である。種結晶10として、例えばSiC単結晶のウエハを用いることができる。図1の種結晶10は円形であるが、他の形状であってもよい。
種結晶10は、溝11aが形成された成長面11を有している。溝11aは、例えば機械加工によって形成することができる。
成長面11は、例えば{0001}面である。{0001}面は、(0001)面及び(000−1)面を含む。成長面11は、{0001}面から所定のオフセット角だけ傾斜した面であってもよい。
溝11aは、成長面11において開口している。図2では成長面11と反対側の面は塞がっているが、溝11aが種結晶10を厚さ方向に貫通していてもよい。溝11aの断面形状は任意である。溝11aは、幅GW、長さGL、深さGDを有している。幅GWは、より詳しくは溝11aの開口部における幅である。幅GWは、1mm以上2mm未満である。長さGL及び深さGDの好ましい値は後述する。
[溶液生成工程]
準備した種結晶及び原料を製造装置に装入する。原料を加熱して溶融し、SiC溶液を生成する。
準備した種結晶及び原料を製造装置に装入する。原料を加熱して溶融し、SiC溶液を生成する。
原料は、シリコンのみであってもよいし、シリコンと他の金属元素との混合物であってもよい。金属元素は、例えばチタン、マンガン、クロム、コバルト、バナジウム、鉄、スカンジウム等である。金属元素を含有させることによって、SiC溶液に溶ける炭素の量を増やすことができる。また、金属元素の種類を変えることによって、SiC溶液に溶ける炭素の量を変えることができる。
図3は、SiC単結晶の製造装置の一例である製造装置20の構成を模式的に示す断面図である。製造装置20は例示であり、本実施形態による製造方法で使用する製造装置の構成は、これに限定されない。
製造装置20は、シード軸21、坩堝22、坩堝軸23、断熱材24、及び高周波コイル25を備えている。
シード軸21は、先端に種結晶10を保持する。種結晶10は、成長面11(図2)が下方向を向くようにシード軸21に固定されている。シード軸21は、図示しない駆動手段によって、上下の移動や回転ができるように構成されている。
坩堝22は、SiC溶液30を保持する。SiC溶液30は、上記原料の融液に炭素が溶解した溶液である。坩堝22は、シード軸21を挿入できるように、上部が開口している。坩堝軸23は、坩堝22を保持する。坩堝軸23は、シード軸21と同様に、上下の移動や回転ができるように構成されていることが好ましい。
坩堝22として、黒鉛製の坩堝を用いることができる。この場合、坩堝22から炭素が原料の融液に溶け込み、SiC溶液30が形成される。すなわち、坩堝22が炭素の供給源となる。坩堝22を炭素の供給源として用いる代わりに、坩堝22の外部から炭素を供給してもよい。
断熱材24は、坩堝22を保温する。高周波コイル25は、坩堝22を誘導加熱する。高周波コイル25は、出力を独立して制御できる上段コイル25A及び下段コイル25Bを含んでいる。この構成によれば、SiC溶液30の温度勾配をより精密に制御することができる。
[メルトバック工程]
シード軸21を下降させて種結晶10の成長面11(図2)をSiC溶液30に接触させ、種結晶10を所定の厚さ(以下、メルトバック量という。)だけ溶解させる。このメルトバック工程によって、種結晶10の表層の加工変質層や自然酸化膜を除去することができる。
シード軸21を下降させて種結晶10の成長面11(図2)をSiC溶液30に接触させ、種結晶10を所定の厚さ(以下、メルトバック量という。)だけ溶解させる。このメルトバック工程によって、種結晶10の表層の加工変質層や自然酸化膜を除去することができる。
種結晶10の溶解は例えば、SiC溶液30の温度勾配を、後述する成長工程時の温度勾配とは逆方向に形成することによって実現できる。種結晶10の溶解はまた、液相線温度よりも高温に加熱されたSiC溶液30に種結晶10を浸漬することによっても実現できる。メルトバック量は、好ましくは5μm以上であり、さらに好ましくは10μm以上である。
本実施形態において、メルトバック工程は任意の工程である。すなわち、本実施形態によるSiC単結晶の製造方法は、メルトバック工程を含んでいなくてもよい。
[成長工程]
種結晶10の成長面11をSiC溶液30に接触させ、種結晶10上にSiC単結晶を成長させる。具体的には、メルトバック工程後、種結晶10の成長面11をSiC溶液30に接触させたまま高周波コイル25の出力を調整し、SiC溶液30の温度勾配を変化させる。メルトバック工程を実施しない場合、SiC溶液30を生成後、シード軸21を下降させて種結晶10の成長面11をSiC溶液30に接触させる。
種結晶10の成長面11をSiC溶液30に接触させ、種結晶10上にSiC単結晶を成長させる。具体的には、メルトバック工程後、種結晶10の成長面11をSiC溶液30に接触させたまま高周波コイル25の出力を調整し、SiC溶液30の温度勾配を変化させる。メルトバック工程を実施しない場合、SiC溶液30を生成後、シード軸21を下降させて種結晶10の成長面11をSiC溶液30に接触させる。
SiC溶液30に溶解した炭素は、拡散及び対流によって分散する。種結晶10の近傍には、高周波コイル25の出力制御、SiC溶液30の表面からの放熱、及びシード軸21を介した抜熱によって、SiC溶液30の内部から表面に向かって温度が低下する温度勾配が形成されている。高温部分で溶解した炭素は、種結晶10の近傍に到達すると、過飽和状態になる。これを駆動力として、種結晶10上にSiC単結晶が成長する。
成長工程時の種結晶10近傍の温度(成長温度)は、例えば1400〜2000℃であり、好ましくは1700〜1950℃である。種結晶10近傍の温度勾配は、例えば1〜50℃/cmであり、好ましくは5〜20℃/cmである。
[本実施形態の効果]
図4A〜図4Dを参照して、本実施形態の効果を説明する。図4A〜図4Dは、種結晶10の溝11aの断面図、より具体的には、図2のA−A線に沿った断面図である。
図4A〜図4Dを参照して、本実施形態の効果を説明する。図4A〜図4Dは、種結晶10の溝11aの断面図、より具体的には、図2のA−A線に沿った断面図である。
図4Aに示すように、種結晶10は、幅GWの溝11aが形成された成長面11を有している。ここでは仮に、成長面11が{0001}面であるとする。溝11aの近傍では、溝の内壁から{0001}面と垂直な方向に結晶が成長(ラテラル成長)する。これは、{0001}面と垂直な面の方が、{0001}面に比べて活性が高いためである。
図4Bに示すように、成長の初期では各層の成長速度は安定しないが、図4Cに示すように、ある程度ラテラル成長が進行するとバンチングが始まり、各層の成長速度が揃うようになる。さらにラテラル成長が進行すると、両側から成長した結晶が溝11aの中央近傍で会合する。図4Dに示すように、このとき一定の確率で螺旋転位が形成される。
SiCは、<0001>方向(c軸方向)に沿って分子の層が積層した結晶構造を有する。この積層の仕方によって、様々なポリタイプが発現する。例えば、4Hと呼ばれるポリタイプは、4単位で1周期となる結晶構造である。同様に、2H、3C、及び6Hと呼ばれるポリタイプはそれぞれ、2単位、3単位、及び6単位で1周期となる結晶構造である。なお、H及びCはそれぞれ、結晶系が六方晶系(Hexagonal)及び立方晶系(Cubic)であることを意味する。
図4B〜図4Dでは、このc軸方向の周期構造をハッチングによって模式的に示している。この例では、4単位で1周期が形成される場合、すなわち、種結晶10のポリタイプが4Hである場合を表している。
ラテラル成長では、c軸方向の周期構造が維持されやすい。すなわち、ラテラル成長では、異種ポリタイプが混入しにくい。しかし、{0001}面と垂直な断面(以下、ステップという。)はいずれ消失するため、ラテラル成長を続けることは困難である。
一方、螺旋転位が形成されると、螺旋転位のまわりでは新たなステップを形成しながら成長(スパイラル成長)が進行する。スパイラル成長によれば、c軸方向の周期構造を維持したまま成長を持続させることができる。また、スパイラル成長は{0001}面上の成長よりも成長速度が大きい。そのため、螺旋転位が1個でも形成されると、その近傍ではスパイラル成長による成長が支配的となる。
このように、本実施形態によるSiC単結晶の製造方法によれば、溝11aが形成された成長面11を有する種結晶10を用いて結晶成長をすることによって、螺旋転位を任意の場所に形成することができる。螺旋転位を利用してSiC単結晶をスパイラル成長させることによって、異種ポリタイプの混入が抑制されたSiC単結晶が得られる。
上記では、成長面11が{0001}面であるとして説明した。しかし、成長面11が{0001}面から傾斜した面であっても、同様の効果が得られる。
次に、図5A〜図5Cを参照して、本実施形態の効果を説明するための仮想的な比較例を説明する。図5A〜図5Cは、仮想的な比較例による種結晶90の模式的断面図である。種結晶90は、幅GW*の溝91aが形成された成長面91を有している。幅GW*は、本実施形態による種結晶10の溝11aの幅GWよりも狭い。
図5A〜図5Cに示すように、種結晶90を用いた結晶成長では、各層の成長速度が揃わない初期の段階で、溝91aの両側から成長した結晶が会合する。その結果、種結晶90のc軸方向の周期構造が引き継がれず、種結晶90のポリタイプとは異なるポリタイプの螺旋転位が形成される場合がある。
このように、溝の幅が狭すぎると、種結晶10と異なるポリタイプの螺旋転位が形成される場合がある。一方、溝の幅が広すぎると、溝の内部にSiC溶液30が取り込まれやすくなる。溝の内部にSiC溶液30が取り込まれたまま溝の開口が閉塞すると、SiC溶液30内の炭素が枯渇し、溶媒として残留する。残留した溶媒は、冷却時に凝固により膨張又は収縮するため、成長結晶にクラックを生じさせる原因となる。
以上の理由から、溝11aの幅GWを適切に設定する必要がある。幅GWが1mm以上2mm未満であれば、種結晶10と同じポリタイプの螺旋転位を形成することができ、かつクラックの発生も抑制することができる。
溝11aの長さGLは、長い方が好ましい。好ましくは、溝11aの長さGL(cm)と幅GW(mm)とが、下記の式(1)を満たす。
GL>GW×1.57−1.53 (1)
GL>GW×1.57−1.53 (1)
螺旋転位が生成される確率は、溝11aの長さGLに比例する。また、単位長さにおいて螺旋転位が生成される確率は、溝11aの幅GWが狭くなるほど高くなる。溝11aの長さGLと幅GWとが式(1)を満たせば、形成される螺旋転位の個数の期待値が1以上になる。なお、式(1)の各係数は、実験により求めたものである。
なお、幅GWは、溝11aの全体にわたって一定でなくてもよい。この場合、式(1)には、幅GWの平均値が代入される。
溝11aの深さGDは、螺旋転位が生成される確率に大きな影響を与えない。ただし、メルトバック工程(図1のステップS3)を実施する場合、溝11aの深さGDは、メルトバック量よりも大きくすることが好ましい。溝11aの深さGDがメルトバック量以下だと、メルトバック工程によって溝11aが消失してしまう場合があるからである。
種結晶10は、溝11aによって分離されていないことが好ましい。2つ以上に分離された種結晶の結晶方位を揃えて配置することは困難なためである。例えば、溝11aが成長面11を分割するように形成されている場合、溝11aは種結晶10を厚さ方向に貫通しないように形成されていることが好ましい。また、溝11aが種結晶10を厚さ方向に貫通している場合、種結晶10が成長面11のどこかで繋がっていることが好ましい。
成長工程(図1のステップS4)において、成長界面直下のSiC溶液30の温度が、種結晶10の成長面11と平行な面内において、内側から外側に向かって低くなるようにすることが好ましい。
図6は、上記の温度勾配で成長工程を実施したとき、種結晶10上に成長する成長結晶40の形状を模式的に示す断面図である。上記の温度勾配によって、成長界面直下におけるSiC溶液30中の炭素の過飽和度は、内側よりも外側の方が高くなる。そのため、成長面11と平行な面内において、内側よりも外側の方が結晶の成長速度が大きくなる。これによって、成長結晶40の成長面は、図6に模式的に示すような凹形状になる。
成長結晶40の成長面を凹形状にすることで、成長界面全体へ溶質(炭素)を安定的に供給することができる。そのため、成長結晶40にインクルージョン(溶媒の巻き込み)が発生するのを抑制できる。
上記の温度勾配を実現する具体的な方法は、これに限定されないが、(A)種結晶10とSiC溶液30との間にメニスカスを形成しながら結晶成長させる方法、(B)中心部よりも側面部の熱伝導率が高いシード軸21を用いる方法、及び(C)成長結晶の外周側からガスを吹き込む方法が挙げられる。
図7は、メニスカスによって温度勾配を制御する方法を説明するための図である。図7に示すように、種結晶10の成長面11(図2)をSiC溶液30に接触させてから引き上げると、SiC溶液30が表面張力によって種結晶10側に持ち上がってメニスカス30aが形成される。メニスカス30aの部分は、輻射によって温度が低下しやすい。そのため、成長面11と平行な面内において、内側から外側に向かって低くなる温度勾配が形成される。
図8は、中心部よりも側面部の熱伝導率が高いシード軸21を用いて温度勾配を制御する方法を説明するための図である。この例では、シード軸21の中心に空洞21aが形成されている。この構成によって、シード軸21の側面部の熱伝導率は中心部の熱伝導率よりも高くなり、側面部からの抜熱は中心部からの抜熱よりも大きくなる。そのため、成長面11と平行な面内において、内側から外側に向かって低くなる温度勾配が形成される。なお、熱伝導率の差を調整するために、空洞21aの内部に断熱材を配置してもよい。
上記の温度勾配で成長を実施すると、上述のとおり、内側よりも外側の方が結晶の成長速度が大きくなる。このとき、図6に矢印で模式的に示すように、外側から内側に向かってステップフロー成長が進行する。
螺旋転位によるスパイラル成長も、このステップフロー成長の影響を受ける。成長面11の中心から見て、螺旋転位が形成された位置よりも外側の領域では、螺旋転位によるポリタイプ安定化の効果が得られない場合がある。
したがって、上記の温度勾配で成長を実施する場合、成長面11の外周寄の領域に螺旋転位が形成されるようにすることが好ましい。そのためには、成長面11の外周寄りの領域に溝11aを形成することが好ましい。具体的には、種結晶10の径をφとしたとき、成長面11の中心からの距離が1/4φ以上の領域に溝11aを形成することが好ましい。より好ましくは、成長面11の中心からの距離が3/8φ以上の領域に溝11aを形成する。なお、種結晶10が円以外の形状である場合、φは円相当径を意味するものとする。
図9を参照して、溝11aの位置について詳しく説明する。上述のとおり、溝11aの長さGLと幅GWとは、式(1)を満たすことが好ましい。式(1)を満たせば、溝11a上のどこかに1個以上螺旋転位が形成される。一方、成長結晶の成長面を凹型にするような温度勾配で成長工程を実施した場合、螺旋転位が形成された位置よりも外側の領域ではポリタイプ安定化の効果が得られない場合がある。したがって、成長面11の中心からの距離が1/4φ以上の領域に螺旋転位が1個以上形成されることが好ましい。そのためには、溝11aのうち、成長面11の中心からの距離が1/4φ以上の領域における長さGL1(cm)と幅GW1(mm)とが、下記の式(2)を満たすようにすればよい。
GL1>GW1×1.57−1.53 (2)
GL1>GW1×1.57−1.53 (2)
図9の例では、溝11aの幅GWは一定である。そのため、幅GWと幅GW1とは等しい。しかし、上述のとおり、溝11aの幅は一定でなくても良い。そのため、幅GWと幅GW1とは異なっていてもよい。
なお、成長面11の中心からの距離が3/8φ以上の領域に螺旋転位を形成させる場合には、溝11aのうち、成長面11の中心からの距離が3/8φ以上の領域に形成された部分における長さと幅とが、上記の関係を満たすようにすればよい。
図3や図9の例では、溝11aが、成長面11の中心から見て、片側にだけ形成されている場合を説明した。しかし、溝11aは、成長面11の中心に対して点対称に形成されていることが好ましい。成長面11にバランスよく螺旋転位を生成できる確率が高まるためである。溝11aは、成長面11の中心に対して、3回対称以上の点対称に形成されていることがより好ましい。
図3や図9の例では、溝11aが1本の場合を説明した。しかし、成長面11に複数の溝を形成してもよい。
上述のとおり、溝11aの長さGLと幅GWとは、式(1)を満たすことが好ましい。溝11aが複数ある場合、複数の溝11aの各々の長さを足し合わせた総長さをGLとして、式(1)を満たすようにすればよい。また、複数の溝11aの各々の幅は、1mm以上2mm未満であれば、互いに異なっていてもよい。複数の溝11aの幅が互いに異なる場合には、その平均値をGWとして式(1)を満たすようにすればよい。
溝11aは、直線であることが好ましい。溝11aを挟んで対向する結晶面を互いに平行にできるためである。しかし、溝11aは、曲線であってもよい。
[種結晶10の変形例]
以下、種結晶10の変形例を幾つか説明する。図10A〜図10Iはそれぞれ、種結晶10の変形例である種結晶10A〜10Iの構成を模式的に示す平面図である。
以下、種結晶10の変形例を幾つか説明する。図10A〜図10Iはそれぞれ、種結晶10の変形例である種結晶10A〜10Iの構成を模式的に示す平面図である。
種結晶10Aは、8本の溝11aを8回対称に形成した例である。種結晶10Aの構成によれば、種結晶10と比較して、螺旋転位をより対称的に発生させることができる。
種結晶10Bは、溝11aを種結晶10Bの周方向に沿って形成した例である。溝11bは、6回対称に形成されている。種結晶10Cは、種結晶10Bと似た形状の溝を6本の溝11aで構成した例である。
種結晶10Dは、溝11aを円形に形成した例である。種結晶10Eは、種結晶10Dと似た形状の溝を2本の溝11aで構成した例である。
種結晶10Fは、溝11aを波線にした例である。種結晶10Gは、溝11aを螺旋形状にした例である。種結晶10Fや種結晶10Gの構成によれば、所定の面積の中で溝11aの長さをより長くすることができる。
種結晶10Hは、各々が3重の同心円からなる溝11aを3回対称に配置した例である。種結晶10Iは、各々が螺旋形状の溝11aを3回対称に配置した例である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上述した実施形態は本発明を実施するための例示にすぎない。よって、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態を適宜変形して実施することが可能である。
以下、実施例によって本発明をより具体的に説明する。本発明はこれらの実施例に限定されない。
種結晶として、2インチのSiCウエハを複数準備した。種結晶のポリタイプは4H、成長面は(0001)ジャスト面とした。各種結晶の成長面に、ダイヤモンドブレードで表1に示す溝幅と溝深さを有する直線の溝を形成した。溝はウエハ端に形成し、長さは10〜20mmとした。なお、表1の「加工方法」の欄において、「部分加工」は、種結晶が溝によって分離されていなかったことを示す。同欄の「分離」は、種結晶が溝によって分離されていたことを示す。
準備した種結晶を用いて、溶液成長法による結晶成長を実施した。具体的には、原子組成比で60:40のシリコンとクロムとを黒鉛製の坩堝に収納し、原料を溶融させてSiC溶液を生成した。生成したSiC溶液に種結晶の成長面を接触させ、成長前に種結晶の表層を約50μm溶解させた。その後、種結晶の下面がSiC溶液の液面の0.5mm上になるように種結晶を引き上げてメニスカスを形成した。この状態で2時間保持して結晶を成長させた。種結晶の位置の温度(成長温度)は1910℃、種結晶直上5mm上から種結晶位置までの温度勾配は16℃/cmであった。
結晶成長後、溝を形成した位置に螺旋転位が形成されたかどうかを光学顕微鏡観察によって判定した。種結晶に形成した溝は、成長した結晶によって覆われていた。比較例5を除いて、溝が形成されていた位置に螺旋転位に起因するスパイラル列が確認された。これによって、溝の壁面からのラテラル成長によって結晶が会合し、螺旋転位が形成されることを確認した。
各成長結晶のスパイラル列の近傍でラマン散乱測定を実施し、ポリタイプを同定した。螺旋転位の有無、及びポリタイプの同定結果を前掲表1に示す。表1の「螺旋転位形成」の欄において、「○」は螺旋転位が1個以上形成されていたことを示し、「×」は螺旋転位が形成されていなかったことを示す。表1の「ポリタイプ」の欄において、「○」は成長結晶のポリタイプが種結晶と同じ4Hであったことを示し、「×」は4H以外のポリタイプが混ざっていたことを示す。
螺旋転位が1個以上形成されていた成長結晶の一部について、螺旋転位の数を計数した。計数した螺旋転位の数を溝の長さで割って、溝1cm当たりの転位の数(個/cm)を求めた。さらに、この逆数から、螺旋転位を1個形成するのに必要な溝の長さ(cm/個)を求めた。これらの値を前掲表1の「転位密度」及び「必要な長さ」の欄に示す。なお、これらの欄の「−」は、螺旋転位の計数を実施しなかったことを示す。
表1に示すように、実施例1〜4による成長結晶では、螺旋転位が1個以上形成され、かつポリタイプが維持されていた。
比較例1及び2による成長結晶では、螺旋転位は形成されていたものの、ポリタイプは維持されていなかった。これは、溝の幅が狭すぎ、成長結晶が会合した際に異なるポリタイプの螺旋転位が形成されたためと考えられる。
比較例3による成長結晶には、クラックが生じていた。これは、溝の幅が広すぎ、内部に溶媒を取り込んだためと考えられる。比較例3による成長結晶では、螺旋転位は形成されていたものの、ポリタイプは維持されていなかった。これは、溶液が結晶中に取り込まれてしまったために、溶液を避けるように新たなステップが形成し、一旦形成したバンチングが減少したためと考えられる。
比較例4による成長結晶では、螺旋転位は形成されていたものの、ポリタイプは維持されていなかった。これは、溝を形成する際に種結晶を分離したため、溝を挟んで対向する面の結晶方位が完全には揃わなかったためと考えられる。
比較例5による成長結晶では、螺旋転位が形成されていなかった。これは、溝の深さが浅すぎ、メルトバック工程で消失してしまったためと考えられる。
図11は、溝幅以外の条件が同じ実施例1〜3から作成した、螺旋転位を1個形成するのに必要な溝の長さと、溝幅との関係を示す散布図である。図11に示すように、螺旋転位を1個形成するのに必要な溝の長さは、溝幅が大きいほど大きくなる。図11の関係から、溝の長さGL(cm)と溝の幅GW(mm)とが、下記の式を満たせば、螺旋転位を1個以上形成できることがわかった。
GL>GW×1.57−1.53
GL>GW×1.57−1.53
10、10A〜10I、90 種結晶
11、91 成長面
11a、91a 溝
20 製造装置
21 シード軸
21a 空洞
22 坩堝
23 坩堝軸
24 断熱材
25 高周波コイル
30 SiC溶液
30a メニスカス
40 成長結晶
11、91 成長面
11a、91a 溝
20 製造装置
21 シード軸
21a 空洞
22 坩堝
23 坩堝軸
24 断熱材
25 高周波コイル
30 SiC溶液
30a メニスカス
40 成長結晶
Claims (9)
- 1以上の溝が形成された成長面を有する種結晶を準備する工程と、
原料を加熱して溶融し、SiC溶液を生成する溶液生成工程と、
前記種結晶の前記成長面を前記SiC溶液に接触させて前記種結晶上にSiC単結晶を成長させる成長工程とを備え、
前記1以上の溝の各々は、1mm以上2mm未満の幅を有する、SiC単結晶の製造方法。 - 請求項1に記載のSiC単結晶の製造方法であって、
下記の式を満たす、SiC単結晶の製造方法。
GL>GW×1.57−1.53
GLは前記1以上の溝の総長さであり、単位はcmである。GWは前記1以上の溝の平均幅であり、単位はmmである。 - 請求項1又は2に記載のSiC単結晶の製造方法であって、
前記溶液生成工程後、前記成長工程前に、前記種結晶の前記成長面を前記SiC溶液に接触させて前記種結晶を所定の厚さだけ溶解させるメルトバック工程をさらに備え、
前記1以上の溝の各々は、前記メルトバック工程において前記種結晶を溶解させる厚さよりも大きい深さを有する、SiC単結晶の製造方法。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載のSiC単結晶の製造方法であって、
前記種結晶は、前記1以上の溝によって分離していない、SiC単結晶の製造方法。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のSiC単結晶の製造方法であって、
前記1以上の溝の少なくとも一部は、前記成長面の中心からの距離が前記種結晶の外径の1/4以上の領域に形成され、
前記成長工程において、成長界面直下の前記SiC溶液の温度が、前記成長面と平行な面内において中心から外側に向かって低くなるようにする、SiC単結晶の製造方法。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のSiC単結晶の製造方法であって、
前記1以上の溝は、前記成長面において点対称に形成されている、SiC単結晶の製造方法。 - 請求項6に記載のSiC単結晶の製造方法であって、
前記1以上の溝は、前記成長面において3回対称以上の点対称に形成されている、SiC単結晶の製造方法。 - 請求項1〜7のいずれか一項に記載のSiC単結晶の製造方法であって、
前記1以上の溝の数は2以上である、SiC単結晶の製造方法。 - 請求項1〜8のいずれか一項に記載のSiC単結晶の製造方法であって、
前記1以上の溝の各々は直線である、SiC単結晶の製造方法。
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