JP2018158702A - ホームドア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 回転機構にて開閉するドアを用いて、簡単な部品で構成することで製作費用を低減させることができるとともに維持保守作業が容易なホームドア装置を提供する。【解決手段】 プラットホーム上の乗客の乗降口部分の両側に固定設置された一対の戸袋1の一方の側の戸袋1aの線路側の側面に嵌入して固着した軸受け2と戸袋1内の底板1bに設置した架台3に固定設置した軸受け4との間に嵌入して固着した回転軸5を有する回転ドア6を配し、また回転軸5に直結したモータ7を架台3に固定設置することによってホームドアを構成することで、モータ7の駆動力が回転軸5を介して回転ドア6に伝達されることにより回転ドア6が回転軸5を中心に180°回転移動することで乗客の乗降、転落よび車輌接触防止のための乗降口部の開閉操作を行う。【選択図】図3
Description
本発明は、例えば駅のプラットホームに設置される乗客の線路上への転落や乗客と車輌の接触を防止するホームドア装置に関する。
近年、電車のプラットホームにおいて乗客が線路に転落することや駅に入線してきた電車の車輌と乗客が接触することを防止するための安全装置を設置する事例が増加している。安全装置の一例として、スライドドア式ホームドア装置がある。このスライドドア式ホームドア装置は、自在に左右に移動するスライドドアを固定設置された戸袋より送り出すことでプラットホームと線路を遮断して乗客の線路上への転落・車輌との接触を防止し、またスライドドアを戸袋に収納することで乗客の乗降を可能とするホームドア装置である。
スライドドア式ホームドア装置の例は、特許文献1に開示される。このスライドドア式ホームドア装置はプラットホーム上の固定フェンスに固着設置された一対の戸袋と自在にスライドする一対のスライドドアと、両戸袋内にスライドドアを支持しながら左右に駆動するためのスライド移動機構およびスライドドアの駆動のための駆動手段とを具備したホームドア装置である。このスライドドアと戸袋がホームと線路を仕切るプラットホーム縁部に配され、通常は乗客が線路へ転落することや車輌と接触することを防止するために閉鎖され、電車の入線・停止後にスライドドアが戸袋に収納されることで乗客の乗降を可能とする。この装置のプラットホーム上に設置されるそれぞれの戸袋内部にはスライドドアの収納空間が確保されるとともに、レールと保持ローラおよびスライダーで構成される直動式と称されるスライドドアのスライド移動機構と原動機、ベルトおよびプーリーで構成されるスライドドアの駆動手段が組み込まれている。また、各戸袋は固定フェンスに蝶番によって固着連結されている。
特許文献1に開示のスライドドア式ホームドア装置では、直動式のスライド移動機構を採用しているが保持ローラはその取り付ける箇所に高い製作精度を要求されるため戸袋の製作費が高価になるとともに、それを構成する部品点数が多いことで維持保守作業が容易ではない上に製作精度を十分に確保できない場合はスライドドアの開閉に支障を来すため頻繁な維持保守が必要となり、ひいては維持保守費用を高騰させることが問題となる。
本発明は、以上のような従来装置の問題点を解決するためになされたもので、ホームドア装置の移動機構に回転機構を具備してその構造を簡素化することで製作費用の低減が可能となるホームドア装置を提供することを第一の目的とする。また、移動機構と駆動手段に簡単で部品数の少ない機構を用いることで戸袋内の部品構成を簡素化することにより維持保守が容易になり、維持保守費用も低減できるホームドア装置を提供することを第二の目的とする。
本課題を解決する請求項1の発明は、プラットホーム上の乗客の乗降口部分に位置する両側に設置された一対の戸袋の一方の側の戸袋の線路側の側面に嵌入して固着した軸受けと戸袋内の底板に設置した架台に固定した軸受けとの間に嵌入して固着した回転軸を有する回転ドアを配し、また回転軸に直結したモータを架台に固定設置することによってホームドアを構成することで、モータの駆動力が回転軸を介して回転ドアに伝達されることにより回転ドアが回転軸を中心に180°回転移動して乗降口部の開閉操作を行い、閉鎖時には乗客の線路上への転落・車輌との接触を防止する安全ドアの役目を果たし、開放時には乗客の乗降を可能とするホームドア装置である。
この回転ドア式のホームドア装置では、安全ドアの開閉移動を制御する回転機構は軸受けと回転ドアに固着した回転軸および架台に設置した回転駆動用のモータであって、少ない部品で形成されることにより戸袋内の構造の簡素化とそれに伴う装置の軽量化が可能である。
さらに、この回転ドア式のホームドア装置は駆動機構が単純構造であるため回転ドアは高い製作精度を必要とせずそのため余計な補強が不要であり、小駆動力で回転できるように軽量化が可能である。
本発明は、電車のプラットホーム上の縁部に線路とプラットホームを遮断するように設置されるホームドア装置で、乗客の線路上への転落および電車入線時の車輌と乗客の接触を防止する効果がある。
本発明は、乗客の安全を確保するために通常は線路側とホームを遮断するように設置される回転ドアは、乗客の乗降時には回転機構を駆動することにより回転ドアを180°回転させることで乗降を可能とする開口を形成するが、その回転機構は少ない部品で構成した簡単な構造ゆえに、製作費用の低減および維持保守が容易にできるという効果がある。
本発明の戸袋は二枚の側面板と底板にてコの字型を形成して戸袋の強度を維持しながら回転移動機構を固定する役割を担うが、線路側の側面板は線路側とホーム側の遮断の役割を担うホーム側の側面板に比べて小寸法に製作することによって、維持保守作業員が線路側空間から回転移動機構に接近することができて維持保守作業がたやすくなるという効果がある。
本発明のホームドア装置として回転機構で駆動する回転ドアを採用した一つの副次効果として、回転機構の取り付け位置を変更し、開口状態を保持するためのクランプ機構を加えるだけで回転ドアは90°の回転となるために、モータの駆動力を小さくできる。また、二つ目の副次効果として両方の戸袋内に同一の回転機構を設けることで、回転ドアを概ね半分の大きさにできるため、小駆動力で回転ドアの回転が可能である。
以下、本発明の実施形態について、図1〜図8を参照しながら説明する。なお、図面の説明に際して同一の要素には同一の符号を付し重複する説明を省略するとともに、同一要素であってもさらなる詳細説明が必要と考えた部品については、英小文字の添え番号を付す。
実施形態1.
図1は、本発明の実施形態1に係わるホームドア装置の全体構成のドア閉鎖状態を示す概略の正面図である。図2は、図1のホームドア装置のドア開放状態を示す正面図である。また、図3は図1の回転軸5の中心位置であるA−Aにて切り出した断面図である。
図1は、本発明の実施形態1に係わるホームドア装置の全体構成のドア閉鎖状態を示す概略の正面図である。図2は、図1のホームドア装置のドア開放状態を示す正面図である。また、図3は図1の回転軸5の中心位置であるA−Aにて切り出した断面図である。
これらの図において、戸袋1が線路側の側面板1aと底板1bおよびホーム側の側面板1cの3つの部分にてコの字型に形成されて線路側とホーム側を遮断するための固定の安全柵の一部として乗降口部分の両側に一対で設置され、戸袋1の線路側の側面板1aには嵌入して固着した軸受け2と戸袋の底板1bに設置した架台3に固定した軸受け4との間に嵌入して固着した回転軸5を有する回転ドア6を配し、回転軸5に直結したモータ7を架台3に固定設置することによってホームドアを構成する。
この構成による回転ドア6の移動は、回転軸5を中心にした回転によって行われる。すなわち、モータ7の駆動力が回転軸5を介して回転ドア6に伝達されることにより回転ドア6が回転軸5を中心に180°回転移動して乗降口部の開閉操作が行われるが、図1のごとくに閉鎖時には乗客の線路上への転落・車輌との接触を防止する安全ドアの役目を果たし、回転ドア6が回転移動して戸袋1内に収納された開放時には図2のように乗客の車輌への乗降を可能とする開口をプラットホーム上に確保するための回転移動機構が具備される。
この構成における戸袋1は戸袋1a、1bおよび1cの3つの部分で戸袋1の強度を維持するようにコの字型に形成されるが、そのうち戸袋1cは乗客が線路上へ転落することや車輌と接触することを防止するとともに、ホームドア装置の可動部分に乗客が接触することを防止する固定の安全柵の役目を果たす。また、戸袋1aは戸袋1の強度維持と回転移動機構を固定する役目を有するが、戸袋1の強度を確保しつつ軽量化を行い、かつ維持保守作業員が線路側空間から回転移動機構にたやすく接近できて維持保守作業が容易に行えるように、戸袋1aは戸袋1cに対して三分の一程度の長さになるように製作する。
実施形態2.
図4は、実施形態2のホームドア装置の全体構成のドア閉鎖状態を示す正面図である。図5は、実施形態2のホームドア装置のドア開放状態を示す正面図である。図6は、図5のクランプ8の中心であるB−Bにて切り出したホームドアの開放時の断面図である。
図4は、実施形態2のホームドア装置の全体構成のドア閉鎖状態を示す正面図である。図5は、実施形態2のホームドア装置のドア開放状態を示す正面図である。図6は、図5のクランプ8の中心であるB−Bにて切り出したホームドアの開放時の断面図である。
これらの図において、軸受け2の戸袋1aへの嵌入の高さおよび軸受け4の架台3への固定高さを実施形態1に対して下方側に移して、また回転移動後の回転ドア6を把持するためのクランプ8を追設することで、モータ7の駆動力が回転軸5を介して回転ドア6に伝達されることにより回転ドア6が回転軸5を中心に90°回転移動するだけで乗降口部の開閉操作が行われるため、実施形態1に比べてモータ7の駆動力は小さくできる。なお、回転ドア6の移動手段は、実施形態1と同じ回転機構で良い。
さらに、クランプ8はモータ7の駆動時と連動して開閉する機構であって、モータ7が駆動している時にはクランプ8は開状態にあるが、モータ7が動作を停止した時にはクランプ8は閉状態となり回転ドア6が回転移動して乗降口部が開放になった時にその開放状態を把持する役目を果たす。
実施形態3.
図7は、実施形態3のホームドア装置のドア閉鎖状態を示す正面図である。図8は、実施形態3のホームドア装置のドア開放状態を示す正面図である。
図7は、実施形態3のホームドア装置のドア閉鎖状態を示す正面図である。図8は、実施形態3のホームドア装置のドア開放状態を示す正面図である。
これらの図において、実施形態2では一対の戸袋1のうちの片側にのみ配したホームドア装置を、実施形態3では両方の戸袋1に具備させることで、実施形態2における回転ドア6の長さを半分程度に縮小することができるため、実施形態3におけるモータ7は実施形態2に対して小駆動力で良い。
また、図7に示すごとく一方の回転ドア(右)6aおよびその移動・駆動機構を線路側すなわち図6の戸袋1aの側に配し、他方の回転ドア(左)6bおよび移動・駆動機構をホーム側すなわち図6の戸袋1cの側に配すことで、両回転ドア6aおよび6bの先端を重ねて設置することができるため、左右のドア間における隙間がなくなり遮断効果を確保できる。回転ドア6aおよび回転ドア6bは長さが実施形態1に比べて半分程度に短くできるため、回転移動後のドアを保持するためのクランプは不要にもできる。
1 戸袋
1a 戸袋の線路側の側面板
1b 戸袋の底板
1c 戸袋のホーム側の側面板
2 軸受け
3 架台
4 軸受け
5 回転軸
6 回転ドア
6a 回転ドア(右)
6b 回転ドア(左)
7 モータ
8 クランプ
1a 戸袋の線路側の側面板
1b 戸袋の底板
1c 戸袋のホーム側の側面板
2 軸受け
3 架台
4 軸受け
5 回転軸
6 回転ドア
6a 回転ドア(右)
6b 回転ドア(左)
7 モータ
8 クランプ
Claims (5)
- プラットホーム上の乗客の乗降口部分に位置する両側に設置された一対の戸袋の一方の側の戸袋の線路側の側面に嵌入して固着した軸受けと戸袋内の底板に設置した架台に固定した軸受けとの間に嵌入して固着した回転軸を有する回転ドアを配し、また回転軸に直結したモータを架台に固定設置することによってホームドアを構成することで、モータの駆動力が回転軸を介して回転ドアに伝達されることにより回転ドアが回転軸を中心に180°回転移動して乗客の乗降および転落や車輌との接触防止のための乗降口部の開閉操作を行えることを特徴とするホームドア装置。
- 回転ドアを閉鎖する方向にモータを駆動して回転ドアを移動させて停止することで、乗客の線路上への転落および入線してきた電車の車輌との接触を防ぐ一方、乗客の乗降時には回転ドアを開放する方向にモータを駆動して回転ドアを移動させて停止することで、乗降のための開口を形成することができる回転による移動機構を有することを特徴とする請求項1記載のホームドア装置。
- 回転ドアを移動させるための駆動機構は、戸袋に嵌入固着した軸受け、戸袋内底板に設置した架台に固定した軸受け、回転ドアに固着した回転軸およびモータであり、少ない主要部品によって構成されることを特徴とする請求項1および請求項2に記載のホームドア装置。
- 回転ドアを移動させるための駆動機構を構成する軸受けは、その高さ位置を戸袋の中央あるいは下端に配することが可能なことを特徴とする請求項1および請求項3に記載のホームドア装置。
- 請求項1のホームドア装置の移動・駆動機構を両戸袋に設置することで、回転ドアの長さを半分程度に縮小できることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3および請求項4に記載のホームドア装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017076293A JP2018158702A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | ホームドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017076293A JP2018158702A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | ホームドア装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018158702A true JP2018158702A (ja) | 2018-10-11 |
Family
ID=63795386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017076293A Pending JP2018158702A (ja) | 2017-03-21 | 2017-03-21 | ホームドア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018158702A (ja) |
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2017
- 2017-03-21 JP JP2017076293A patent/JP2018158702A/ja active Pending
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