JP2018157447A - 増幅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の周波数を同時に増幅すること。【解決手段】第1乃至第N(N≧2)の周波数の信号をそれぞれ入力し、A級、AB級、または、B級動作により増幅する第1乃至第Nのアベレージアンプ18,19と、第1乃至第Nの周波数の信号を合成して出力する入力合成部17と、合成された第1乃至第Nの周波数の信号を入力し、C級動作により増幅するピークアンプ20と、第1乃至第Nのアベレージアンプの前段にそれぞれ配置され、入力された信号を移相する第1乃至第Nの入力移相部15,16と、第1乃至第Nのアベレージアンプの後段にそれぞれ配置され、入力された信号を移相する第1乃至第Nの出力移相部21,22と、ピークアンプから出力される第1乃至第Nの周波数の信号が合成された信号と、第1乃至第Nの出力移相部から出力される信号と、を合成する出力合成部23と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、増幅装置に関するものである。
携帯電話の基地局等に使用されるマイクロ波帯域の信号を効率良く増幅する増幅器としてドハティ型増幅装置がある。
ドハティ型増幅装置は、図10に示すように、入力端子200、アベレージアンプ201、λ/4波長線路202,203、ピークアンプ204、および、負荷抵抗205を有している。
ここで、アベレージアンプ201は、A級動作、B級動作、または、AB級動作をする増幅回路によって構成され、入力端子200から入力される高周波信号を増幅して出力する。なお、アベレージアンプ201は、定常動作する(常に動作する)アンプである。λ/4波長線路202は、アベレージアンプ201から出力される信号波長のλ/4の長さを有し、特性インピーダンスがRの線路である。λ/4波長線路203は、入力端子200から入力される信号波長のλ/4の長さを有し、特性インピーダンスがRの線路である。ピークアンプ204は、C級動作をする増幅回路によって構成され、λ/4波長線路203から出力される高周波信号を増幅して出力する。なお、ピークアンプ204は、入力信号が所定の電力を上回った場合にのみ動作する(非定常動作する)のアンプである。負荷抵抗205は、R/2の抵抗値を有する抵抗素子である。
入力端子200に入力される瞬時入力電力が小さい場合には、アベレージアンプ201は、入力信号の電力レベルに関わらず増幅動作を実行して出力信号を出力する。一方、ピークアンプ204は、瞬時入力電力が小さい場合には、オフ状態となり、増幅動作を実行しない。このため、ピークアンプ204の消費電力は十分に小さいことから、増幅装置全体としての消費電力も小さく、増幅効率も高い。
入力端子200に入力される瞬時入力電力が大きい場合には、ピークアンプ204がオン状態となり、入力信号を増幅して出力する。ピークアンプ204からの出力信号は、アベレージアンプ201の出力信号と合成されて負荷抵抗205に供給される。このように、二つのアンプの出力信号を合成することで、大きな飽和電力を有する増幅装置を構成することができる。
なお、入力信号の瞬時入力電力が小さい場合、ピークアンプ204はオフ状態になっているため、その出力インピーダンスは非常に大きくなる。アベレージアンプ201の出力側に設けられている1/4波長線路202の特性インピーダンスは前述したようにRであるので、負荷抵抗205がインピーダンス変換されてアベレージアンプ201の出力端から見た負荷インピーダンスは2Rとなる。アベレージアンプ201は、負荷インピーダンスが2Rの場合に効率が良好になるように設計されている。このため、このような動作状態では、アベレージアンプ201は最大の効率で動作する。
入力信号の瞬時入力電力が大きい場合、アベレージアンプ201とピークアンプ204の双方が動作状態となるため、アベレージアンプ201とピークアンプ204から見た負荷インピーダンスは負荷抵抗205のインピーダンスの2倍のRとなる。アベレージアンプ201の出力側に設けられた1/4波長線路202の特性インピーダンスはRであるから、1/4波長線路202によるインピーダンス変換は行なわれずに、アベレージアンプ201の出力端から見た負荷インピーダンスもRとなる。負荷インピーダンスがRの場合には、アベレージアンプ201およびピークアンプ204ともに飽和電力が大きくなるように設計されており、増幅装置全体として大きな飽和電力を得ることができる。このような動作状態においては、増幅装置は飽和電力に近い状態で動作するので効率が高くなる。
このように、ドハティ型増幅装置は、入力信号の電力が大きい場合にピークアンプ204が動作することで、アベレージアンプ201とピークアンプ204の2つの出力電力が合成されて飽和電力が大きくなり、また、入力信号の電力が小さい場合と大きい場合とでアベレージアンプ201の負荷インピーダンスが変化することで高効率に動作が可能になる。
ところで、ドハティアンプを複数の帯域で用いる場合、アベレージアンプの出力側に必要となるλ/4線路の周波数依存性により、広帯域化することが難しいことが課題として知られている。
このような課題を解決するために、特許文献1に開示される技術では、λ/4線路を使用する周波数帯に応じてスイッチにより切り替えることで複数の帯域で使えるドハティ型増幅装置を実現している。
特開2006−343541号公報
ところで、近年では、複数の回線を同時並行的に使用するキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation)や、携帯電話の中継装置等が複数の帯域を並行して増幅する必要があることから、複数の帯域を同時に増幅する必要が生じている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、スイッチでは単一の周波数しか選択できないので、複数の周波数を同時に増幅することができないという問題点がある。
そこで、本発明は複数の周波数を同時に増幅することが可能な増幅装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、第1乃至第N(N≧2)の周波数の信号をそれぞれ入力し、A級動作、AB級動作、または、B級動作により増幅する第1乃至第Nのアベレージアンプと、前記第1乃至第Nの周波数の信号を合成して出力する入力合成部と、前記入力合成部によって合成された前記第1乃至第Nの周波数の信号を入力し、C級動作により増幅するピークアンプと、前記第1乃至第Nのアベレージアンプの前段にそれぞれ配置され、入力された信号を移相する第1乃至第Nの入力移相部と、前記第1乃至第Nのアベレージアンプの後段にそれぞれ配置され、入力された信号を移相する第1乃至第Nの出力移相部と、前記ピークアンプから出力される前記第1乃至第Nの周波数の信号が合成された信号と、前記第1乃至第Nの出力移相部から出力される信号と、を合成する出力合成部と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、複数の周波数を同時に増幅することが可能になる。
また、本発明は、前記出力合成部は、前記ピークアンプから出力される前記第1乃至第Nの周波数の信号が合成された信号と、前記第1乃至第Nの出力移相部の全てから出力される信号を合成することを特徴とする。
このような構成によれば、全ての出力信号を合成した信号を得ることができる。
また、本発明は、前記出力合成部は、前記ピークアンプから出力される前記第1乃至第Nの周波数の信号が合成された信号と、前記第1乃至第Nの出力移相部のいずれか1つから出力される信号を合成することを特徴とする。
このような構成によれば、ピークアンプの出力信号と、出力移相部のそれぞれの出力信号を合成した信号を得ることができる。
また、本発明は、前記ピークアンプの前段に第(N+1)の入力移相部が配置されていることを特徴とする。
このような構成によれば、ピークアンプに入力される信号の移相を調整することで、全ての信号の位相を確実に合わせることができる。
また、本発明は、前記入力合成部の前段には、前記第1乃至第Nの周波数の信号がそれぞれ入力されるアイソレータが配置されていることを特徴とする。
このような構成によれば、例えば、合成部によって反射された信号が混合されることを防止できる。
また、本発明は、前記1乃至第Nの周波数の信号に対応するデジタル信号をそれぞれ生成して出力するともに、前記入力合成部として機能し、前記1乃至第Nの周波数の信号に対応する前記デジタル信号を合成して出力するデジタル信号処理部と、前記デジタル信号処理部から出力される前記1乃至第Nの周波数の信号に対応する前記デジタル信号をアナログ信号にそれぞれ変換して前記第1乃至第Nの入力移相部に供給するとともに、前記1乃至第Nの周波数の信号が合成された前記デジタル信号を前記アナログ信号に変換して前記ピークアンプまたは前記第(N+1)の入力移相部に供給するデジタルアナログ変換部と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、回路構成を簡易化することができるとともに、増幅装置の特性の温度による変化または経時変化を抑制することができる。
また、本発明は、前記デジタル信号処理部は、前記第1乃至第(N+1)の入力移相部として機能し、前記1乃至第Nの周波数の信号に対応する前記デジタル信号をそれぞれ移相して出力するとともに、前記1乃至第Nの周波数の信号が合成された前記デジタル信号を移相して出力し、前記デジタルアナログ変換部は、前記デジタル信号処理部から出力される前記1乃至第Nの周波数の信号に対応する前記デジタル信号を前記アナログ信号にそれぞれ変換して前記第1乃至第Nのアベレージアンプに供給するとともに、前記1乃至第Nの周波数の信号が合成された前記デジタル信号を前記アナログ信号に変換して前記ピークアンプに供給する、ことを特徴とする。
このような構成によれば、回路構成を簡易化することができるとともに、増幅装置の特性の温度による変化または経時変化を抑制することができる。
また、本発明は、前記デジタル信号処理部は、前記第1乃至第Nの周波数の信号に対応する前記デジタル信号の振幅をそれぞれ調整する第1乃至第Nのアッティネータを有するとともに、前記1乃至第Nの周波数の信号が合成された前記デジタル信号の振幅を調整する第(N+1)のアッティネータを有することを特徴とする。
このような構成によれば、これらのアッティネータを調整することで、信号レベルを調整することが可能になる。
本発明によれば、複数の周波数を同時に増幅することが可能な増幅装置を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係る増幅装置の構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る増幅装置の構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る増幅装置の構成例を示す図である。 図3に示すデジタル信号処理部およびその前段の構成例を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る増幅装置の構成例を示す図である。 本発明の第4実施形態に係る増幅装置の構成例を示す図である。 本発明の第5実施形態に係る増幅装置の構成例を示す図である。 本発明の第6実施形態に係る増幅装置の構成例を示す図である。 本発明の第7実施形態に係る増幅装置の構成例を示す図である。 従来の増幅装置の構成例を示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)第1実施形態の構成例の説明
図1は、本発明の第1実施形態に係る増幅装置の構成例を示す図である。この図に示すように、第1実施形態に係る増幅装置は、入力端子11,12、分配部13,14、入力移相部15,16、入力合成部17、アベレージアンプ18,19、ピークアンプ20、出力移相部21,22、出力合成部23、および、出力端子24を有している。
入力端子11には、例えば、800MHzを中心周波数とし、所定の帯域幅(例えば、数MHz〜数十MHz)を有する信号が入力される。また、入力端子12には、例えば、900MHzを中心周波数とし、所定の帯域幅(例えば、数MHz〜数十MHz)を有する信号が入力される。なお、以下では、800MHzと900MHzの信号が入力される場合を例に挙げて説明するが、前述した中心周波数および帯域幅は一例であって、これ以外の中心周波数および帯域幅であってもよいことはいうまでもない。
分配部13は、入力端子11から入力される800MHzを中心周波数とする信号を分配し、入力移相部15と入力合成部17に供給する。分配部14は、入力端子12から入力される900MHzを中心周波数とする信号を分配し、入力移相部16と入力合成部17に供給する。
入力移相部15は、分配部13から供給される中心周波数が800MHzの信号を位相φ1移相してアベレージアンプ18に供給する。入力移相部16は、分配部14から供給される中心周波数が900MHzの信号を位相φ2移相してアベレージアンプ19に供給する。
入力合成部17は、分配部13から供給される中心周波数が800MHzの信号と、分配部14から供給される中心周波数が900MHzの信号とを合成し、ピークアンプ20に供給する。
アベレージアンプ18は、A級、AB級、または、B級動作をするアンプであり、入力移相部15から供給される中心周波数が800MHzの信号を増幅して出力する。アベレージアンプ19は、同様に、A級、AB級、または、B級動作をするアンプであり、入力移相部16から供給される中心周波数が900MHzの信号を増幅して出力する。なお、A級とは入力信号の全周期においてトランジスタ等の増幅素子の動作点を上回る量のバイアスを与える設定をいい、B級とは交流の入力信号のうち片側の極性のみが増幅されるように増幅素子にバイアスを与える設定をいい、AB級とはA級とB級の中間のバイアスを与え、入力信号が小振幅の場合にはA級動作をし、それ以外の場合にはB級動作をする設定をいう。また、C級とは遮断値よりも増幅素子がオフになる側にバイアスを設定し、入力信号の電圧が十分に高い場合にのみ出力電圧が得られる、スイッチングに似た動作を行う設定をいう。
ピークアンプ20は、C級動作をするアンプであり、入力合成部17から供給される中心周波数が800MHzの信号と、中心周波数が900MHzの信号とが合成された信号を増幅して出力する。
出力移相部21は、アベレージアンプ18から出力される中心周波数が800MHzの信号の位相を90°移相して出力する。出力移相部22は、アベレージアンプ19から出力される中心周波数が900MHzの信号の位相を90°移相して出力する。
出力合成部23は、出力移相部21から出力される信号と、出力移相部22から出力される信号と、ピークアンプ20から出力される信号とを合成して出力する。なお、出力合成部23が出力移相部21から出力される信号と、出力移相部22から出力される信号と、ピークアンプ20から出力される信号の位相を調整した後に合成する構成としてもよい。
出力端子24は、出力合成部23から出力される信号を、例えば、後段の図示しないアンテナに供給し、中心周波数が800MHzと900MHzの信号を電波として出力する。
(B)第1実施形態の動作の説明
つぎに、図1に示す第1実施形態の動作について説明する。例えば、図示しないアンテナによって受信された、中心周波数が800MHzの信号(例えば、携帯電話機の基地局からの信号)は、入力端子11を介して分配部13に供給される。同様に、図示しないアンテナによって受信された、中心周波数が900MHzの信号(例えば、携帯電話機の基地局からの信号)は、入力端子12を介して分配部14に供給される。
分配部13は、入力端子11から入力された中心周波数が800MHzの信号を分配して入力移相部15と、入力合成部17とに供給する。分配部14は、入力端子12から入力された中心周波数が900MHzの信号を分配して入力移相部16と、入力合成部17とに供給する。
入力移相部15は、分配部13から供給される信号の位相をφ1移相して、アベレージアンプ18に供給する。入力移相部16は、分配部14から供給される信号の位相をφ2移相して、アベレージアンプ19に供給する。なお、入力移相部15,16を調整することで、ピークアンプ20から出力される信号と、出力移相部21,22から出力される信号の位相を合わせ、これらの信号を同位相で適切に合成することができる。
アベレージアンプ18は、定常動作する(常に動作する)アンプであり、入力移相部15から出力される中心周波数が800MHzである信号を増幅し、出力移相部21に供給する。アベレージアンプ19も同様に、定常動作する(常に動作する)アンプであり、入力移相部16から出力される中心周波数が900MHzである信号を増幅し、出力移相部22に供給する。
出力移相部21は、アベレージアンプ18から出力される信号の位相を90°移相して出力する。出力移相部22は、アベレージアンプ19から出力される信号の位相を90°移相して出力する。
入力合成部17は、分配部13から供給される中心周波数が800MHzの信号と、分配部14から供給される中心周波数が900MHzの信号とを合成し、ピークアンプ20に供給する。
ピークアンプ20は、入力合成部17から供給される信号の信号レベルまたは電力が所定の閾値以上である場合に増幅動作を実行する(非定常動作する)のアンプであり、入力される信号の電力が低い場合には動作を停止し、電力が所定の閾値を超えた場合には動作を開始する。
出力合成部23は、出力移相部21,22およびピークアンプ20から出力される信号を合成して出力端子24から出力する。
例えば、入力端子11から入力される中心周波数が800MHzの信号の電力が増加した場合、アベレージアンプ18の出力が増加し、所定の電力になると飽和出力に達する。そして、例えば、電力が最大電力効率(B級動作では78%)に近い状態になると、ピークアンプ20が動作を開始する。ピークアンプ20が動作を開始すると、ピークアンプ20の出力インピーダンスが変化する(低下する)ので、アベレージアンプ18の負荷線の傾きが変化し、その結果として、高効率の増幅を行うことができる。なお、出力移相部21から出力される800MHzの信号と、ピークアンプ20から出力される800MHzの信号の位相は、入力移相部15によって合わせられているので、出力合成部23は、これらの信号を同位相で適切に合成することができる。
同様の動作は、入力端子12から入力される中心周波数が900MHzの信号に対しても実行される。この結果、入力端子11および入力端子12から入力される信号の電力がともに低い場合には、アベレージアンプ18およびアベレージアンプ19が動作して電力を増幅し、入力端子11および入力端子12から入力される信号の電力の少なくとも一方の電力が所定の電力を超えた場合には、ピークアンプ20が動作を開始し、ピークアンプ20の出力インピーダンスが変化する(低下する)ので、アベレージアンプ18,19の負荷線の傾きが変化し、その結果として、高効率の増幅を行うことができる。なお、出力移相部22から出力される900MHzの信号と、ピークアンプ20から出力される900MHzの信号の位相は、入力移相部16によって合わせられているので、出力合成部23は、これらの信号を同位相で適切に合成することができる。
以上に説明したように、本発明の第1実施形態では、複数の周波数の信号をアベレージアンプで増幅するとともに、これらを合成した信号をピークアンプによって増幅し、アベレージアンプおよびピークアンプの出力信号を合成するようにしたので、複数の周波数を同時に増幅することが可能となる。
また、第1実施形態では、出力移相部21,22から出力される信号と、ピークアンプ20から出力される信号とを出力合成部23によって合成するようにしたので、これらを個別に合成する場合に比較して、回路構成を簡略化することができる。
(C)第2実施形態の説明
つぎに、本発明の第2実施形態について説明する。図2は、本発明の第2実施形態の構成例を示す図である。なお、図2において、図1と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図2では、図1と比較すると、入力合成部17とピークアンプ20の間に入力移相部31が追加されている。これ以外の構成は、図1と同様である。
入力移相部31は、入力合成部17から出力される、例えば、中心周波数が800MHzと900MHzの信号が合成された信号の位相をφ3移相して出力する。
すなわち、第2実施形態では、中心周波数が800MHzと900MHzの信号のそれぞれの位相については入力移相部15,16によって調整し、これらの信号が合成された信号の位相については入力移相部31によって調整することで、出力合成部23における信号の合成を同位相で適切に行うことができる。
以上に説明したように、本発明の第2実施形態によれば、入力合成部17とピークアンプ20の間に入力移相部31を配置するようにしたので、入力合成部17から出力される信号の位相を調整することで、出力合成部23において、出力移相部21,22から出力される信号との位相の調整を容易に行うことができ、この結果として、出力合成部23における信号の合成を同位相で適切に行うことができる。
(D)第3実施形態の説明
つぎに、本発明の第3実施形態について説明する。図3は、本発明の第3実施形態の構成例を示す図である。なお、図3において、図2と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図3では、図2と比較すると、入力端子11,12、分配部13,14、および、入力合成部17が除外され、デジタル信号処理部50およびDAC(Digital to Analog Converter)61〜63が付加されている。
ここで、デジタル信号処理部50は、例えば、中心周波数が800MHzのデジタル信号をDAC61に出力するとともに、中心周波数が900MHzのデジタル信号をDAC62に出力する。また、中心周波数が800MHzのデジタル信号と中心周波数が900MHzのデジタル信号を合成した信号をDAC63に出力する。
DAC61はデジタル信号処理部50から出力される、例えば、中心周波数が800MHzのデジタル信号をアナログ信号に変換し、入力移相部15に供給する。DAC62はデジタル信号処理部50から出力される、例えば、中心周波数が900MHzのデジタル信号をアナログ信号に変換し、入力移相部16に供給する。DAC63はデジタル信号処理部50から出力される、例えば、中心周波数が800MHzと900MHzのデジタル信号が合成されたデジタル信号をアナログ信号に変換し、入力移相部31に供給する。
図4は、図3に示すデジタル信号処理部50およびその前段の構成例を示す図である。図4に示すように、デジタル信号処理部50は、復号部51、フィルタ52,53、および、加算部54を有している。
デジタル信号処理部50の前段には、デジタル信号処理部80が配置されている。デジタル信号処理部80は、フィルタ81,82、および、符号化部83を有している。デジタル信号処理部80とデジタル信号処理部50はシリアル伝送線路85によって接続される。また、デジタル信号処理部80の前段にはADC(Analog to Digital Converter)71,72が配置されている。
ここで、ADC71は、例えば、図示しないアンテナによって受信された中心周波数が800MHzの信号をデジタル信号に変換して出力する。ADC72は、例えば、図示しないアンテナによって受信された中心周波数が900MHzの信号をデジタル信号に変換して出力する。
フィルタ81は、ADC71から出力される信号に含まれている不要な信号(例えば、中心周波数が800MHzの信号以外の信号)を減衰して出力する。フィルタ82は、ADC72から出力される信号に含まれている不要な信号(例えば、中心周波数が900MHzの信号以外の信号)を減衰して出力する。
符号化部83は、フィルタ81およびフィルタ82から出力されるデジタル信号を多重化するとともに、シリアル信号に変換してシリアル伝送線路85に送出する。
シリアル伝送線路85は、例えば、同軸ケーブルまたは光ケーブル等によって構成され、符号化部83から出力されるシリアル信号(電気信号または光信号)を、復号部51に伝送する。
デジタル信号処理部50の復号部51は、シリアル伝送線路85を介して伝送されるシリアル信号を受信し、多重分離して出力する。より詳細には、復号部51は、シリアル信号に含まれている、例えば、中心周波数が800MHzと900MHzの信号を分離して、フィルタ52,53にそれぞれ供給する。
フィルタ52は、復号部51から出力される信号に含まれている不要な信号(例えば、中心周波数が800MHzの信号以外の信号)を減衰して出力する。フィルタ53は、復号部51から出力される信号に含まれている不要な信号(例えば、中心周波数が900MHzの信号以外の信号)を減衰して出力する。
加算部54は、フィルタ52から出力される中心周波数が800MHzのデジタル信号と、フィルタ53から出力される中心周波数が900MHzのデジタル信号とを加算して出力する。
図3に戻る。フィルタ52から出力されるデジタル信号(例えば、中心周波数が800MHzの信号)はDAC61に供給され、アナログ信号に変換された後、入力移相部15に供給される。フィルタ53から出力されるデジタル信号(例えば、中心周波数が900MHzの信号)はDAC62に供給され、アナログ信号に変換された後、入力移相部16に供給される。加算部54から出力されるデジタル信号(例えば、中心周波数が800MHzと中心周波数が900MHzの信号が加算された信号)はDAC63に供給され、アナログ信号に変換された後、入力移相部31に供給される。
なお、入力移相部15,16,31以降の構成は、図2の場合と同様である。
つぎに、図3および図4に示す第3実施形態の動作を説明する。ADC71は、中心周波数が800MHzのアナログ信号をデジタル信号に変換して出力し、ADC72は、中心周波数が900MHzのアナログ信号をデジタル信号に変換して出力する。フィルタ81,82は、中心周波数が800MHzおよび900MHz以外の信号を、デジタル処理によって減衰して出力する。符号化部83は、フィルタ81,82から出力されるデジタル信号を多重化し、シリアル伝送線路85を介してデジタル信号処理部50に供給する。
デジタル信号処理部50では、復号部51がシリアル伝送線路85を伝送されるデジタル信号を受信して多重分離し、フィルタ52,53に出力する。フィルタ52,53は、復号部51から出力される中心周波数が800MHzおよび900MHz以外の信号を、デジタル処理によって減衰してDAC61,62に対してそれぞれ出力する。加算部54は、フィルタ52,53から出力されるデジタル信号を加算してDAC63に出力する。
DAC61,62はフィルタ52,53から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換して入力移相部15,16にそれぞれ供給する。DAC63は加算部54から出力されるデジタル信号をアナログ信号に変換して入力移相部31に供給する。
なお、入力移相部15,16,31以降の動作は、図2の場合と同様である。
以上に説明したように、図3および図4に示す第3実施形態では、中心周波数が800MHzと中心周波数が900MHzの信号は、デジタル信号に変換された後、多重化され、シリアル伝送線路85を伝送され、デジタル信号処理部50において、中心周波数が800MHzと中心周波数が900MHzの信号が多重分離され、DAC61,62に供給されてアナログ信号に変換された後に、入力移相部15,16に供給される。また、中心周波数が800MHzと中心周波数が900MHzのデジタル信号は、加算部54によって加算された後、DAC63に供給されてアナログ信号に変換された後に、入力移相部31に供給される。
このように、第3実施形態では、中心周波数が800MHzと中心周波数が900MHzの信号を、シリアル伝送線路85をデジタル信号として伝送するようにしたので、シリアル伝送線路85の伝送距離が長い場合であっても、信号の劣化を少なくすることができる。
また、分配部13,14および入力合成部17をデジタル回路によって構成することで、温度変化や経年変化によって回路の特性が変化することを防止できるとともに、回路規模を縮小することができる。
(E)第4実施形態の説明
つぎに、本発明の第4実施形態について説明する。図5は、本発明の第4実施形態の構成例を示す図である。なお、図5において、図3と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図5では、図3と比較すると、入力移相部15,16,31が除外され、これらの入力移相部15,16,31に対応するデジタル入力移相部55〜57がデジタル信号処理部50内に実装されている。これら以外の構成は、図3と同様である。なお、デジタル信号処理部50よりも前段の構成は、図4と同様である。
デジタル入力移相部55は、図4に示すフィルタ52から出力されるデジタル信号の位相をφ1移相してDAC61に出力する。デジタル入力移相部56は、図4に示すフィルタ53から出力されるデジタル信号の位相をφ2移相してDAC62に出力する。デジタル入力移相部57は、図4に示す加算部54から出力されるデジタル信号の位相をφ3移相してDAC63に出力する。
なお、図5に示す第4実施形態は、図3に示す第3実施形態に比較すると、第3実施形態では、アナログ信号に対する移相処理が入力移相部15,16,31によって実行されるが、図5に示す第4実施形態では、デジタル信号に対して、デジタル信号処理によって移相処理が実行される点が異なる。これ以外の動作は、図3に示す第3実施形態と同様である。
以上に説明したように、第4実施形態では、移相処理をデジタル信号処理によって実行するようにしたので、第3実施形態に比較して、装置を小型化するとともに、例えば、環境温度や経年変化によって回路の特性が変化することを防止できる。
(F)第5実施形態の説明
つぎに、本発明の第5実施形態について説明する。図6は、本発明の第5実施形態の構成例を示す図である。なお、図6において、図5と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図6では、図5と比較すると、出力移相部21,22と出力合成部23の間にBPF(Band Pass Filter)64,65が配置されている。これら以外の構成は、図5と同様である。なお、デジタル信号処理部50よりも前段の構成は、図4と同様である。
第5実施形態では、出力移相部21の後段にBPF64を配置するようにしたので、出力移相部21から出力される信号に含まれている不要な信号(例えば、中心周波数が800MHz以外の信号)を減衰させることができる。同様に、出力移相部22の後段にBPF65を配置するようにしたので、出力移相部22から出力される信号に含まれている不要な信号(例えば、中心周波数が900MHz以外の信号)を減衰させることができる。これにより、アベレージアンプ18,19の出力信号には、異なる周波数の信号が含まれないことから、出力合成部23においてこれらの信号を合成する際の位相の調整を容易に行うことができる。
なお、第5実施形態では、BPF64,65を用いるようにしたが、BPF64の代わりにLPF(Low Pass Filter)を用いるようにしたり、BPF65の代わりにHPF(High Pass Filter)を用いるようにしたりしてもよい。
(G)第6実施形態の説明
つぎに、本発明の第6実施形態について説明する。図7は、本発明の第6実施形態の構成例を示す図である。なお、図7において、図2と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図7では、図2と比較すると、分配部13と入力合成部17の間にアイソレータ91が配置され、分配部14と入力合成部17の間にアイソレータ92が配置されている。これら以外の構成は、図2と同様である。
アイソレータ91は、分配部13から出力される信号を低損失で入力合成部17に供給する一方で、入力合成部17から戻ってくる信号については減衰して分配部13への戻りを少なくする。アイソレータ92も同様に、分配部14から出力される信号を低損失で入力合成部17に供給する一方で、入力合成部17から戻ってくる信号については減衰して分配部14への戻りを少なくする。
図7に示す第6実施形態によれば、分配部13,14と入力合成部17との間にアイソレータ91,92を配置するようにしたので、例えば、分配部13から出力される800MHzを中心周波数とする信号が入力合成部17によって反射され、分配部14に入力されて900MHzを中心周波数とする信号と混合されたり、逆に、分配部14から出力される900MHzを中心周波数とする信号が入力合成部17によって反射され、分配部13に入力されて800MHzを中心周波数とする信号と混合されたりすることを防止できる。これにより、出力合成部23においてこれらの信号を合成する際の位相の調整を簡易化するとともに、合成を同位相で適切に行うことができる。
(H)第7実施形態の説明
つぎに、本発明の第7実施形態について説明する。図8は、本発明の第7実施形態の構成例を示す図である。なお、図8において、図5と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図8では、図5と比較すると、出力合成部23および出力端子24が除外され、分配部101、出力合成部102,103、および、出力端子104,105が新たに追加されている。これら以外の構成は、図5と同様である。
分配部101は、ピークアンプ20から出力される信号を分配して、出力合成部102および出力合成部103にそれぞれ供給する。
出力合成部102は、分配部101から出力される信号と、出力移相部21から出力される信号を合成し、出力端子104から出力する。出力合成部103は、分配部101から出力される信号と、出力移相部22から出力される信号を合成し、出力端子105から出力する。
本発明の第7実施形態では、DAC61から出力される信号(例えば、800MHzを中心周波数とする信号)およびDAC62から出力される信号(例えば、900MHzを中心周波数とする信号)の電力がともに小さい場合には、出力合成部102からはDAC61から出力される信号が増幅された信号が出力されるとともに、出力合成部103からはDAC62から出力される信号が増幅された信号が出力される。また、DAC61から出力される信号またはDAC62から出力される信号の少なくとも一方の電力が所定の閾値を超えた場合には、出力合成部102,103からはピークアンプ20によって増幅された信号が合成されて出力される。
以上に説明したように、本発明の第7実施形態では、出力合成部102は、アベレージアンプ18からの出力信号と、ピークアンプ20の出力を合成するようにしたので、アベレージアンプ19の出力も含めて合成する場合に比較して、位相の調整を簡易化することができる。同様に、出力合成部103は、アベレージアンプ19からの出力信号と、ピークアンプ20の出力を合成するようにしたので、アベレージアンプ18の出力も含めて合成する場合に比較して、位相の調整を簡易化することができる。
(I)第8実施形態の説明
つぎに、本発明の第8実施形態について説明する。図9は、本発明の第8実施形態の構成例を示す図である。なお、図9において、図8と対応する部分には同一の符号を付してその説明を省略する。図9では、図8と比較すると、デジタル信号処理部50のデジタル入力移相部55とDAC61の間にATT(Attenuator)151が追加され、デジタル入力移相部56とDAC62の間にATT152が追加され、デジタル入力移相部57とDAC63の間にATT153が追加されている。また、デジタル入力移相部57には、加算部54からの出力が入力され、加算部54にはATT151,152の出力が入力されている。これら以外の構成は、図8と同様である。
ATT151は、デジタル入力移相部55から出力される信号を所定量減衰(または増幅)させてDAC61に出力する。ATT152は、デジタル入力移相部56から出力される信号を所定量減衰(または増幅)させてDAC62に出力する。ATT153は、デジタル入力移相部57から出力される信号を所定量減衰(または増幅)させてDAC63に出力する。
図9に示す第8実施形態によれば、デジタル信号処理部50がATT151〜153を有するようにしたので、例えば、デジタル入力移相部55〜57の信号のレベルが異なる場合でも、レベルが均一になるように調整することができる。また、ピークアンプ20に入力される信号のレベルを、ATT151〜153によって調整することができるので、ピークアンプ20が動作を開始するタイミングを、例えば、800MHzおよび900MHzの信号毎または信号の電力の比率に応じて、適宜設定することができる。さらに、デジタル信号処理部50により、ATT151〜153をソフトウエア的に実現するようにしたので、回路構成を複雑化することなく、信号レベルを調整することができる。なお、ATT151〜153に周波数特性を持たせることで、デジタル入力移相部55〜57から出力される信号の周波数特性をフラットにするようにしてもよい。
(J)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の各実施形態では、800MHzと900MHzの2種類の信号を増幅する場合を例に挙げて説明したが、これら以外の周波数を用いるようにしてもよい。また、2種類の信号ではなく、3種類以上の信号を増幅するようにしてもよい。また、2種類または3種類以上の信号の帯域幅を、任意に設定するようにしてもよい。
また、以上の実施形態では、800MHzと900MHzの2種類の信号を増幅する場合を例に挙げて説明したが、1種類の周波数のみを増幅する際に本発明を適用してもよい。
具体的には、例えば、状況によってはアベレージアンプ18,19のうちいずれか一方のみを動作させるようにしても良いし、アベレージアンプ18,19に同一種類の周波数を入力するようにしてもよい。
また、第3〜第5、第7〜第8実施形態では、デジタル信号処理部50から出力されるデジタル信号を、そのままアベレージアンプ18,19およびピークアンプ20に供給しているが、例えば、図4に示すADC71,72に入力する前の信号を低い周波数にダウンコンバートし、DAC61〜63の出力信号を元の周波数にアップコンバートするようにしてもよい。そのような構成によれば、デジタル信号処理部50が動作する周波数を低くすることができるので、装置の製造コストを低減することができる。
また、図7に示すアイソレータを、例えば、第1〜第5および第7〜第8実施形態に具備するようにしてもよい。
また、図9に示すATT151〜153を、第3〜第5、第7実施形態に具備するようにしてもよい。また、出力端子24,104,105から出力される信号のレベルおよび位相を検出し、検出結果に基づいて、ATT151〜153およびデジタル入力移相部55〜57をフィードバック制御するようにしてもよい。
11,12 入力端子
13,14 分配部
15,16,31 入力移相部
17 入力合成部
18,19 アベレージアンプ
20 ピークアンプ
21,22 出力移相部
23,102,103 出力合成部
24,104,105 出力端子
50,80 デジタル信号処理部
51 復号部
52,53 フィルタ
54 加算部
55〜57 デジタル入力移相部
61〜63 DAC
64,65 BPF
71,72 ADC
81,82 フィルタ
83 符号化部
91,92 アイソレータ
151〜153 ATT

Claims (8)

  1. 第1乃至第N(N≧2)の周波数の信号をそれぞれ入力し、A級動作、AB級動作、または、B級動作により増幅する第1乃至第Nのアベレージアンプと、
    前記第1乃至第Nの周波数の信号を合成して出力する入力合成部と、
    前記入力合成部によって合成された前記第1乃至第Nの周波数の信号を入力し、C級動作により増幅するピークアンプと、
    前記第1乃至第Nのアベレージアンプの前段にそれぞれ配置され、入力された信号を移相する第1乃至第Nの入力移相部と、
    前記第1乃至第Nのアベレージアンプの後段にそれぞれ配置され、入力された信号を移相する第1乃至第Nの出力移相部と、
    前記ピークアンプから出力される前記第1乃至第Nの周波数の信号が合成された信号と、前記第1乃至第Nの出力移相部から出力される信号と、を合成する出力合成部と、
    を有することを特徴とする増幅装置。
  2. 前記出力合成部は、前記ピークアンプから出力される前記第1乃至第Nの周波数の信号が合成された信号と、前記第1乃至第Nの出力移相部の全てから出力される信号を合成することを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  3. 前記出力合成部は、前記ピークアンプから出力される前記第1乃至第Nの周波数の信号が合成された信号と、前記第1乃至第Nの出力移相部のいずれか1つから出力される信号を合成することを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  4. 前記ピークアンプの前段に第(N+1)の入力移相部が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の増幅装置。
  5. 前記入力合成部の前段には、前記第1乃至第Nの周波数の信号がそれぞれ入力されるアイソレータが配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の増幅装置。
  6. 前記1乃至第Nの周波数の信号に対応するデジタル信号をそれぞれ生成して出力するともに、前記入力合成部として機能し、前記1乃至第Nの周波数の信号に対応する前記デジタル信号を合成して出力するデジタル信号処理部と、
    前記デジタル信号処理部から出力される前記1乃至第Nの周波数の信号に対応する前記デジタル信号をアナログ信号にそれぞれ変換して前記第1乃至第Nの入力移相部に供給するとともに、前記1乃至第Nの周波数の信号が合成された前記デジタル信号を前記アナログ信号に変換して前記ピークアンプまたは前記第(N+1)の入力移相部に供給するデジタルアナログ変換部と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の増幅装置。
  7. 前記デジタル信号処理部は、前記第1乃至第(N+1)の入力移相部として機能し、前記1乃至第Nの周波数の信号に対応する前記デジタル信号をそれぞれ移相して出力するとともに、前記1乃至第Nの周波数の信号が合成された前記デジタル信号を移相して出力し、
    前記デジタルアナログ変換部は、前記デジタル信号処理部から出力される前記1乃至第Nの周波数の信号に対応する前記デジタル信号を前記アナログ信号にそれぞれ変換して前記第1乃至第Nのアベレージアンプに供給するとともに、前記1乃至第Nの周波数の信号が合成された前記デジタル信号を前記アナログ信号に変換して前記ピークアンプに供給する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の増幅装置。
  8. 前記デジタル信号処理部は、前記第1乃至第Nの周波数の信号に対応する前記デジタル信号の振幅をそれぞれ調整する第1乃至第Nのアッティネータを有するとともに、前記1乃至第Nの周波数の信号が合成された前記デジタル信号の振幅を調整する第(N+1)のアッティネータを有することを特徴とする請求項6または7に記載の増幅装置。
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