JP2020156022A - 増幅装置 - Google Patents

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慧介 大石
Keisuke Oishi
慧介 大石
健輔 三浦
Kensuke Miura
健輔 三浦
禎央 松嶋
Sadahisa Matsushima
禎央 松嶋
小林 洋幸
Hiroyuki Kobayashi
洋幸 小林
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Abstract

【課題】PAPRの高い信号であっても、高効率かつ線形性高く増幅できる増幅装置を提供する。【解決手段】増幅装置は、入力信号の振幅レベルを判定する振幅レベル判定部と、前記入力信号を振幅が一定で互いに位相が異なる複数の信号に分離する信号分離部と、互いに等しい飽和電力を有する複数の増幅器から構成される増幅器群を複数含む増幅部とを備え、前記増幅部は、飽和電力が互いに異なる増幅器群を有し、前記信号分離部は、前記振幅レベル判定部により判定された振幅レベルに応じた飽和電力を有する一の増幅器群を選択し、当該増幅器群に分離後の信号を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、信号を増幅する増幅装置に関する。
近年、無線送信用の増幅装置として、電力効率を向上するために、LINC(Linear amplification with Nonlinear Components)と呼ばれる方式の増幅装置が注目されている(非特許文献1、特許文献1参照)。LINC方式の増幅装置はアウトフェージング信号分離を用いた増幅器を備えている。この増幅装置では、入力信号を、SCS(Signal Component Separator)と呼ばれる信号分離回路によって、互いに位相が異なり、振幅が一定の二つの信号に分離し、分離された信号をそれぞれ増幅する。
たとえば、角周波数をωとし、振幅が時間的に変化する入力信号をS_in(t)として、以下の式で表す。A(t)は、振幅を表している。
S_in(t)=A(t)×cos(ωt)
LINC方式では、S_in(t)を以下の式で表される2つの分離信号S1(t)、S2(t)に分離する。φ(t)=cos−1(A(t))である。分離信号は互いに位相が異なり、振幅が一定の信号である。
S1(t)=cos(ωt+φ(t))
S2(t)=cos(ωt−φ(t))
すると、2つの分離信号のそれぞれを、利得Gで増幅して合成した合成信号S_out(t)は以下の式で表される。
S_out(t)=G×(S1(t)+S2(t))
=2×G×A(t)×cos(ωt)
=2×G×S_in(t)
S1(t)、S2(t)は振幅が一定の信号であるため、これらをそれぞれ増幅する2つの増幅器を常に飽和領域で増幅動作させることができる。その結果、2つの増幅器を電力効率が高い状態で動作させることができる。また、負荷変調が起こらないために増幅回路の線形性も高くできる。
特開2006−129402号公報
Cox, D. ;Holmdel, NJ ; "Linear Amplification with Nonlinear Components", IEEE Trans. Commun., Vol.22, Issue 12, pp. 1942-1945, Dec. 1974
ところで、無線通信システムにおいて、OFDM変調などのピーク対アベレージ電力比(PAPR)の高い変調方式が主流となるなかで、より電力効率の高い増幅装置が求められている。
しかしながら、上記従来のLINC方式の増幅装置では、増幅対象の信号の電力に依らず、増幅器が飽和領域となる最大電力で動作させている。そのため、増幅対象の信号の電力がピーク電力から低くなるにつれて電力効率が低くなるという特徴がある。その理由は、信号の電力がピーク電力から低くなるにつれて、2つの分離信号の位相差を大きくしなければならないので、電力損失が大きくなるからである。したがって、入力信号であるS_in(t)が、PAPRの高い信号の場合に、ピーク電力からバックオフした平均電力における電力効率が低下してしまい、問題となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、PAPRの高い信号であっても、高効率かつ線形性高く増幅できる増幅装置を提供することにある。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る増幅装置は、入力信号の振幅レベルを判定する振幅レベル判定部と、前記入力信号を振幅が一定で互いに位相が異なる複数の信号に分離する信号分離部と、互いに等しい飽和電力を有する複数の増幅器から構成される増幅器群を複数含む増幅部とを備え、前記増幅部は、飽和電力が互いに異なる増幅器群を有し、前記信号分離部は、前記振幅レベル判定部により判定された振幅レベルに応じた飽和電力を有する一の増幅器群を選択し、当該増幅器群に分離後の信号を出力することを特徴とする。
本発明の一態様に係る増幅装置は、前記増幅部は、互いに等しい第1の飽和電力を有する複数の増幅器から構成される第1増幅器群と、前記第1の飽和電力よりも大きい第2の飽和電力を有する複数の増幅器から構成される第2増幅器群とを含み、前記信号分離部は、前記振幅レベル判定部により判定された振幅レベルが第1閾値以下の場合には、前記第1増幅器群を選択し、前記振幅レベル判定部により判定された振幅レベルが第1閾値よりも大きい場合には、前記第2増幅器群を選択し、選択した増幅器群に分離後の信号を出力することを特徴とする。
本発明の一態様に係る増幅装置は、前記増幅部は、互いに等しい飽和電力を有する複数の増幅器から構成される増幅器群をn(nは、3以上の整数)個備え、前記振幅レベル判定部は、n−1個の異なる閾値を有し、当該閾値に基づいて、入力信号の振幅レベルを判定することを特徴とする。
本発明の一態様に係る増幅装置は、前記増幅器群により増幅された前記複数の分離信号を合成し、合成信号として出力する第1合成器をさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る増幅装置は、前記第1合成器により合成された前記合成信号を空間に放射するアンテナをさらに備えることを特徴とする。
本発明の一態様に係る増幅装置は、前記第1合成器は、各増幅器群の後段にそれぞれ接続されており、前記振幅レベル判定部により判定された振幅レベルに応じて選択された増幅器群に接続されている第1合成器を選択し、当該第1合成器から出力された合成信号を出力する切り替えスイッチを備えることを特徴とする。
前記第1合成器は、各増幅器群の後段にそれぞれ接続されており、前記第1合成器のそれぞれから出力された合成信号を合成して出力する第2合成器を備えることを特徴とする。
前記増幅器群を構成する各増幅器の出力端には、アンテナが接続されており、各増幅器により増幅された信号は、各アンテナから空間に放射されることを特徴とする。
本発明によれば、PAPRの高い信号であっても、高効率かつ線形性高く増幅できるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係る増幅装置の模式的な構成図である。 図2は、振幅に応じた信号の分離を説明する図である。 図3は、実施形態2に係る増幅装置の模式的な構成図である。 図4は、実施形態3に係る増幅装置の模式的な構成図である。 図5は、実施形態4に係る増幅装置の模式的な構成図である。 図6は、実施形態5に係る増幅装置の模式的な構成図である。 図7は、振幅レベル判定部の構成の別の一例の模式的な構成図である。 図8は、増幅部が3個の増幅器群で構成される場合の模式的な構成図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態により本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一または対応する要素には適宜同一の符号を付している。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る増幅装置の模式的な構成図である。増幅装置100は、振幅レベル判定部10と、信号分離部であるSCS(signal component separator)20と、複数のDAコンバータで構成されるDAコンバータ部30と、複数のミキサから構成されるミキサ部40と、一対の増幅器が複数で構成される増幅部50と、第1合成器である複数(本実施形態では2個)の合成器61、62と、第2合成器である合成器70と、を備えている。
振幅レベル判定部10は、増幅装置100への入力信号の振幅レベルを判定するように構成されている。ここで、入力信号はデジタル信号であるとする。振幅レベル判定部10はたとえばFPGA(Field Programmable Gate Array)で構成されている。
SCS20は、入力信号を、振幅一定で互いに位相が異なる複数(本実施形態では2つ)の分離信号に分離し、DAコンバータ部30に出力する。
DAコンバータ部30は、複数(本実施形態では2個)のDAコンバータ群31、32を含む。DAコンバータ群31は、複数(本実施形態では2個)のDAコンバータ31a、31bを含む。DAコンバータ群32は、複数(本実施形態では2個)のDAコンバータ32a、32bを含む。DAコンバータ群31および32のうち、SCS20によって選択された一のDAコンバータ群は、SCS20から入力された2つの分離信号をDA変換して出力する。
ミキサ部40は、複数(本実施形態では2個)のミキサ群41、42を含む。ミキサ群41は、2個のミキサ41a、41bを含む。ミキサ群42は、2個のミキサ42a、42bを含む。ミキサ群41および42は、不図示のRFローカル信号が入力される。ミキサ群41および42のうち、SCS20によって選択された一のミキサ群が、DAコンバータ群31または32から入力された2つの分離信号をRF信号にアップコンバートして出力する。
増幅部50は、複数(本実施形態では2個)の増幅器群51、52を含む。第1増幅器群である増幅器群51は、複数(本実施形態では2個)の増幅器51a、51bを含む。第2増幅器群である増幅器群52は、複数(本実施形態では2個)の増幅器52a、52bを含む。増幅器群51および52のうち、SCS20によって選択された一の増幅器群は、は、ミキサ群41または42から入力された2つの分離信号を増幅して出力する。各増幅器は、たとえばFET(Field Effect Transistor)を備えている。なお、本実施形態では、増幅部50を構成する増幅器の数は、4個で説明するが、これに限られず、6個以上の増幅器から構成されてもよい。また、増幅部50を構成する増幅器の数が増加すると、DAコンバータ部30を構成するDAコンバータの数と、ミキサ部40を構成するミキサの数も同様に増加する。
合成器61は、増幅器群51の後段に接続されており、増幅器群51から入力された、増幅された2つの分離信号を同位相で合成し、合成信号として出力する。合成器62は、増幅器群52の後段に接続されており、増幅器群52から入力された、増幅された2つの分離信号を同位相で合成し、合成信号として出力する。
合成器70は、合成器61および62の後段に接続されており、合成器61および62から入力された合成信号を合成して、出力信号として出力する。
増幅部50についてより具体的に説明する。増幅器群51の2個の増幅器51a、51bは、互いに等しい第1の飽和電力を有する。増幅器群52の2個の増幅器52a、52bは、互いに等しい第2の飽和電力を有する。飽和電力とは、周知のように、利得が線形領域から1dB低下する出力電力の値である。ここで、飽和電力が等しいとは、完全に等しい場合だけでなく、利得特性や飽和電力の差が許容される誤差の範囲を含む概念である。また、増幅器52a、52bの飽和電力は増幅器51a、51bの飽和電力よりも大きい。たとえば、増幅器52a、52bの飽和電力は40dBmであり、増幅器51a、51bの飽和電力は35dBmである。すなわち、増幅器群51の飽和電力と、増幅器群51の飽和電力とは、互いに異なる。
(増幅装置の動作)
増幅装置100の動作について説明する。振幅レベル判定部10は、増幅装置100への入力信号の振幅レベルを判定し、振幅レベルに応じた指示信号ISをSCS20に出力する。具体的には、振幅レベル判定部10は、判定した振幅レベルが第1閾値以下の場合は、指示信号IS_1をSCS20に出力し、判定した振幅レベルが第1閾値よりも大きい場合は、指示信号IS_2をSCS20に出力する。SCS20は、指示信号IS_1が入力された場合、入力信号の分離信号を増幅器群51に含まれる増幅器51a、51bに出力する。SCS20は、指示信号IS_2が入力された場合、増幅器群52に含まれる増幅器52a、52bに出力する。分離信号は、DA変換され、RF信号に変換された後、増幅器群51、52のいずれかに入力する。2つの分離信号が入力された増幅器群は、入力された2つの分離信号を増幅して出力する。
図2は、振幅に応じた信号の分離を説明する図である。図2は、IQ空間を示し、入力信号をS_in(t)としている。S_in(t)を以下の式で表す。X(t)、θ(t)は、それぞれ、時間的に変化しうる振幅、位相を表している。
S_in(t)=X(t)×cos(ωt+θ(t))
ここで、第1閾値をαとする。なお、Xmaxは、増幅器52a、52bの最大入力電力に対応する振幅である。
(X(t)>αと判定した場合)
振幅レベル判定部10が、X(t)>αと判定した場合は、SCS20は、DAコンバータ群32、ミキサ群42、増幅器群52を選択する。そして、SCS20は、S_in(t)を、振幅一定で互いに位相が異なる以下の2つの分離信号に分離し、DAコンバータ群32、ミキサ群42を経由させて、増幅器群52の増幅器52a、52bに出力する。分離信号は互いに位相が異なる振幅一定の信号である。
S1(t)=A×cos(ωt+θ(t)+φa(t))
S2(t)=A×cos(ωt+θ(t)−φa(t))
ただし、A=Xmax/2であるとする。φa(t)=cos−1(X(t)/Xmax)である。
すると、2つの分離信号のそれぞれを、増幅器52a、52bが利得G2で増幅して、合成器62が合成した合成信号S_out(t)は以下の式で表される。
S_out(t)=G2×(S1(t)+S2(t))
=G2×X(t)×cos(ωt+θ(t))
=G2×S_in(t)
S1(t)、S2(t)は振幅一定の信号のため、これらをそれぞれ増幅する増幅器52a、52bを常に飽和領域で増幅動作させることができる。その結果、2つの増幅器を電力効率が高い状態で動作させることができる。
(X(t)≦αと判定した場合)
一方、振幅レベル判定部10が、X(t)≦αと判定した場合は、SCS20は、DAコンバータ群31、ミキサ群41、増幅器群51を選択する。そして、SCS20は、S_in(t)を、振幅一定で互いに位相が異なる以下の2つの分離信号に分離し、DAコンバータ群31、ミキサ群41を経由させて、増幅器群51の増幅器51a、51bに出力する。分離信号は互いに位相が異なる振幅一定の信号である。
S3(t)=B×cos(ωt+θ(t)+φb(t))
S4(t)=B×cos(ωt+θ(t)−φb(t))
ただし、B=α/2であるとする。φb(t)=cos−1(X(t)/α)である。
すると、2つの分離信号のそれぞれを、増幅器51a、51bが利得G1で増幅して、合成器61が合成した合成信号S_out(t)は以下の式で表される。
S_out(t)=G1×(S3(t)+S4(t))
=G1×X(t)×cos(ωt+θ(t))
=G1×S_in(t)
S3(t)、S4(t)は振幅一定の信号のため、これらをそれぞれ増幅する増幅器51a、51bを常に飽和領域で増幅動作させることができる。その結果、2つの増幅器を電力効率が高い状態で動作させることができる。
特に、増幅器51a、51bの飽和電力は増幅器52a、52bの飽和電力よりも小さいので、X(t)≦αであるバックオフ点で、増幅器52a、52bよりも効率のよい増幅が可能となる。
また、図2(a)、(b)を比較してわかるように、X(t)≦αの場合に、飽和出力が大きい増幅器52a、52bで増幅を行うとすると、φa(t)を大きく設定しないとならない。そのため、電力効率が低くなる。これに対して、実施形態1では、X(t)≦αの場合は飽和出力が比較的小さい増幅器51a、51bで増幅を行うので、φb(t)を大きく設定しなくてもよい。その結果、増幅装置100は、PAPRの高い信号であっても、高効率かつ線形性高く増幅できる。
その後、合成器70は合成信号S_out(t)を出力信号として出力する。合成器70は、合成器61、62のどちらにも常時電気的に接続されており、どちらから出力された合成信号S_out(t)も出力することができる。そのため、合成器70は切り替え動作させる必要はないので、帯域が広い信号に対しても応答速度に対する要求が寛容であり、比較的簡易な構成とできる。合成器70から出力された出力信号は、たとえばアンテナで空間に放射してもよいし、高周波伝送路に入力させてもよい。
合成器61、62、70としては、通常の抵抗器やトランスを用いた合成器を用いることができる。また、合成器61、62、70としてシャレー(Chireix)合成器を用いてもよい。合成器61、62、70としては、通常の抵抗器やトランスを用いた合成器を用いる方が線形性が高いのでより好ましい。
以上説明したように、実施形態1に係る増幅装置100では、SCS20は、増幅器群51および52のうち、振幅レベル判定部10により判定されたS_in(t)の振幅レベルに応じた飽和電力を有する一の増幅器群を選択し、当該増幅器群に分離後の信号を出力するので、PAPRの高い信号であっても、高効率かつ線形性高く増幅できる。
(実施形態2)
図3は、実施形態2に係る増幅装置の模式的な構成図である。増幅装置100Aは、実施形態1に係る増幅装置100の構成において、振幅レベル判定部10を振幅レベル判定部10Aに置き換え、合成器70を切り替えスイッチ70Aに置き換えた構成を有する。
振幅レベル判定部10Aは、振幅レベル判定部10と同様に、増幅装置100への入力信号の振幅レベルを判定し、振幅レベルに応じた指示信号IS1をSCS20に出力する。さらに、振幅レベル判定部10Aは、切り替えスイッチ70Aに、指示信号IS1と同期した指示信号IS2を出力するように構成されている。なお、指示信号IS1と指示信号IS2とは同じ信号でもよい。
切り替えスイッチ70Aは、指示信号IS2に応じて、出力経路が、合成器61から出力されてきた合成信号を出力する経路と、合成器62から出力されてきた合成信号を出力する経路とのいずれか一方になるように動作する。
SCS20、DAコンバータ部30、ミキサ部40、増幅部50、合成器61、62の構成および動作については増幅装置100の場合と同じなので説明を省略する。
この増幅装置100Aでは、SCS20が、分離信号を増幅器群51に出力する場合には、切り替えスイッチ70Aの出力経路が合成器61から出力されてきた合成信号を出力する経路となるように動作する。また、SCS20が、分離信号を増幅器群52に出力する場合には、切り替えスイッチ70Aの出力経路が合成器62から出力されてきた合成信号を出力する経路となるように動作する。すなわち、切り替えスイッチ70Aは、振幅レベル判定部10Aにより判定された振幅レベルに応じて選択された増幅器群に対応する第1合成器である合成器61または合成器62を選択し、合成器61または合成器62から出力された合成信号を出力する。
実施形態2に係る増幅装置100Aは、増幅装置100と同様に、PAPRの高い信号であっても、高効率かつ線形性高く増幅できる。さらに、出力経路を切り替えられる切り替えスイッチ70Aを用いることで、切り替えスイッチ70Aにおける電力損失を低減することができる。その結果、増幅装置100Aでは、より一層の高効率増幅を実現できる。
(実施形態3)
図4は、実施形態3に係る増幅装置の模式的な構成図である。増幅装置100Bは、実施形態1に係る増幅装置100の構成における合成器70を送信アンテナ81、82に置き換えた構成を有する。
振幅レベル判定部10、SCS20、DAコンバータ部30、ミキサ部40、増幅部50、合成器61、62の構成および動作については増幅装置100の場合と同じなので説明を省略する。
送信アンテナ81は、合成器61から出力されてきた合成信号S_out(t)を出力信号として空間に放射する。受信アンテナ200は、この出力信号を受信する。また、送信アンテナ82は、合成器61から出力されてきた合成信号S_out(t)を出力信号として空間に放射する。受信アンテナ200は、この出力信号を受信する。
実施形態3に係る増幅装置100Bは、増幅装置100と同様に、PAPRの高い信号であっても、高効率かつ線形性高く増幅できる。さらに、増幅装置100や100Aのように合成器70や切り替えスイッチ70Aおける電力損失を発生しないようにできる。その結果、増幅装置100Bでは、より一層の高効率増幅を実現できる。
(実施形態4)
図5は、実施形態4に係る増幅装置の模式的な構成図である。増幅装置100Cは、実施形態3に係る増幅装置100Bの構成において、合成器61、62を削除し、送信アンテナ81、82を送信アンテナ81a、81b、82a、82bに置き換えた構成を有する。
振幅レベル判定部10、SCS20、DAコンバータ部30、ミキサ部40、増幅部50の構成および動作については増幅装置100Bの場合と同じなので説明を省略する。
送信アンテナ81aは、増幅器51aの出力端に接続されている。送信アンテナ81aは、増幅器51aが増幅した分離信号を出力信号として空間に放射する。送信アンテナ81bは、増幅器51bの出力端に接続されている。送信アンテナ81bは、増幅器51bが増幅した分離信号を出力信号として空間に放射する。空間に放射された二つの出力信号は、空間で合成される。受信アンテナ200は、空間で合成された信号を受信する。ここで、SCS20から送信アンテナ81aまでの信号経路、およびSCS20から送信アンテナ81bまでの信号経路の少なくとも一方には移相器が設けられている。移相器により2つの分離信号の相対位相が調整されることによって、送信アンテナ81a、81bのそれぞれ送信された2つの分離信号が、空間において同位相で合成される。
同様に、送信アンテナ82aは、増幅器52aが増幅した分離信号を出力信号として空間に放射する。送信アンテナ82bは、増幅器52bが増幅した分離信号を出力信号として空間に放射する。空間に放射された二つの出力信号は、空間で合成される。受信アンテナ200は、空間で合成された信号を受信する。ここで、SCS20から送信アンテナ82aまでの信号経路、およびSCS20から送信アンテナ82bまでの信号経路の少なくとも一方には移相器が設けられている。移相器により2つの分離信号の相対位相が調整されることによって、送信アンテナ82a、82bのそれぞれ送信された2つの分離信号が、空間において同位相で合成される。
実施形態4に係る増幅装置100Cは、増幅装置100と同様に、PAPRの高い信号であっても、高効率かつ線形性高く増幅できる。さらに、増幅装置100や100Aのように合成器70や切り替えスイッチ70Aおける電力損失を発生しないようにできる。
(実施形態5)
図6は、実施形態5に係る増幅装置の模式的な構成図である。増幅装置100Dは、実施形態4に係る増幅装置100Cの構成に、可変移相部90を追加した構成を有する。
振幅レベル判定部10、SCS20、DAコンバータ部30、ミキサ部40、増幅部50、送信アンテナ81a、81b、82a、82bの構成および動作については増幅装置100Cの場合と同じなので説明を省略する。
可変移相部90は、複数(本実施形態では2個)の可変移相器群91、92からなる。第1可変移相器群である可変移相器群91は、複数(本実施形態では2個)の可変移相器91a、91bを含む。可変移相器91aは、SCS20とDAコンバータ31aとの間に設けられており、入力された分離信号の位相を調整する。可変移相器91bは、SCS20とDAコンバータ31bとの間に設けられており、入力された分離信号の位相を調整する。
第2可変移相器群である可変移相器群92は、2個の可変移相器92a、92bを含む。可変移相器92aは、SCS20とDAコンバータ32aとの間に設けられており、入力された分離信号の位相を調整する。可変移相器92bは、SCS20とDAコンバータ32bとの間に設けられており、入力された分離信号の位相を調整する。なお、可変移相器群91、92による位相の調整は、たとえば不図示の制御器からの制御信号によって行われる。なお、増幅部50を構成する増幅器の数が増加すると、可変移相部90を構成する可変移相器の数も同様に増加する。
可変移相器群91、92が行う位相調整によって、送信アンテナ81a、81bまたは送信アンテナ82a、82bはフェーズドアレイアンテナとして機能する。これにより、送信アンテナ81a、81bまたは送信アンテナ82a、82bから送信する2つの分離信号を、所定の方位において同位相で合成するようにビームフォーミングを行うことができる。
実施形態5に係る増幅装置100Dは、増幅装置100Cと同様に、PAPRの高い信号であっても、高効率かつ線形性高く増幅できる。さらに、ビームフォーミングを行うことができるので、たとえば受信アンテナ200が移動体であっても、より好適な送信状態を実現することができる。
(振幅レベル判定部の構成の別の一例)
上記実施形態では、第1閾値αは固定した値である。使用する増幅器群51、52の選択の判定基準となる第1閾値αは、たとえば通信システム等のシステムにおけるPAPRなどに応じて設定される。しかし、第1閾値αは固定値に限られてない。
図7は、振幅レベル判定部の構成の別の一例の模式的な構成図である。振幅レベル判定部10Eは、上記実施形態における振幅レベル判定部10や10Aに適宜置き換えて使用できる。
振幅レベル判定部10Eは、設定部10Eaと、記憶部10Ebと、判定部10Ecとを備える。設定部10Eaは、第1閾値αを設定する設定信号SSを受け付ける。本実施形態では、設定信号SSは、システムの上位装置300から出力されるが、特に限定はされない。記憶部10Ebには、様々な値の第1閾値αが記憶されている。設定部10は、設定信号SSに基づいて記憶部10Eaからいずれかの第1閾値αを読み出して、判定部10Ecに対して読み出した第1閾値αを設定する。判定部10Ecは、設定された第1閾値αに基づいて、入力された入力信号S_in(t)の振幅レベルを判定し、振幅レベルに応じた指示信号ISをSCS20に出力する。
たとえば、設定部10Eaは、入力信号のアベレージ電力が低い、またはPAPRが高い上位装置300から設定信号SSを受信した場合には、第1閾値αを大きい値に設定する。すると、複数の増幅器群50のうち、飽和電力が小さいものの低電力の入力信号に対しては比較的効率の良い増幅器群51が、より高頻度で使用される。
したがって、システムのPAPRに応じて、第1閾値αを変更すれば、より高効率な増幅を行うことができる。第1閾値αは、増幅器群51、52の増幅特性や、使用するシステムにおけるPAPRなどに応じて、より高効率な増幅装置となるように選択すればよい。
なお、様々な値の第1閾値αが記憶されている記憶部は、外部記憶装置であってもよい。
また、上記実施形態では、複数の増幅器群は2個の増幅器群51、52からなり、第2増幅器群である増幅器群52に含まれる増幅器の飽和電力が第1増幅器群である増幅器群51に含まれる増幅器の飽和電力よりも高い。また、振幅レベルが第1閾値α以下の場合は、入力信号の分離信号を増幅器群51に出力し、振幅レベルが第1閾値αより大きい場合は、入力信号の分離信号を増幅器群52に出力するように構成されている。
ただし、本発明はこれに限られない。すなわち、増幅部50は、互いに等しい飽和電力を有する複数の増幅器から構成される増幅器群をn(nは、3以上の整数)個備える構成でもよい。増幅部50に含まれる各増幅器群は、それぞれ飽和電力が異なる。振幅レベル判定部10は、n−1個の異なる閾値を有し、当該閾値に基づいて、入力信号S_in(t)の振幅レベルを判定する。
例えば、図8に示すように、増幅部50が増幅器群51、増幅器群52および増幅器群53の3個で構成される場合について説明する。なお、図8ではDAコンバータ部、ミキサ部および合成器は図示を省略している。増幅器群53は、互いに等しい飽和電力を有する複数(本実施形態では2個)の増幅器53a、53bを含む。各増幅器群の飽和電力は、増幅器群51の飽和電力<増幅器群52の飽和電力<増幅器群53の飽和電力、とする。また、閾値は、閾値th1および閾値th2の2つであり、閾値th1<閾値th2、とする。
振幅レベル判定部10は、判定した振幅レベルが閾値th1以下の場合には、増幅器群51に信号が入力されるようにSCS20に指示信号を出力し、判定した振幅レベルが閾値th1よりも大きく閾値th2以下の場合には、増幅器群52に信号が入力されるようにSCS20に指示信号を出力し、判定した振幅レベルが閾値th2よりも大きい場合には、増幅器群52に信号が入力されるようにSCS20に指示信号を出力する。
また、増幅部50には、飽和電力が等しい増幅器群を複数有する構成でもよい。この構成の場合、一方の増幅器群が故障した場合、この増幅器群と飽和電力が等しい他方の増幅器群で代用することができる。すなわち、他方の増幅器群は、一方の増幅器群の予備としての役割になる。
また、上記実施形態により本発明が限定されるものではない。上述した各実施形態の構成要素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
10、10A、10E 振幅レベル判定部
10Ea 設定部
10Eb 記憶部
10Ec 判定部
20 SCS
30 DAコンバータ部
31、32 DAコンバータ群
31a、31b、32a、32b DAコンバータ
40 ミキサ部
41、42 ミキサ群
41a、41b、42a、42b ミキサ
50 増幅部
51、52、53 増幅器群
51a、51b、52a、52b、53a、53b 増幅器
61、62、70 合成器
70A 切り替えスイッチ
81、81a、81b、82、82a、82b 送信アンテナ
90 可変移相部
91、92 可変移相器群
91a、91b、92a、92b 可変移相器
100、100A、100B、100C、100D 増幅装置
200 受信アンテナ
300 上位装置

Claims (8)

  1. 入力信号の振幅レベルを判定する振幅レベル判定部と、
    前記入力信号を振幅が一定で互いに位相が異なる複数の信号に分離する信号分離部と、
    互いに等しい飽和電力を有する複数の増幅器から構成される増幅器群を複数含む増幅部とを備え、
    前記増幅部は、飽和電力が互いに異なる増幅器群を有し、
    前記信号分離部は、前記振幅レベル判定部により判定された振幅レベルに応じた飽和電力を有する一の増幅器群を選択し、当該増幅器群に分離後の信号を出力することを特徴とする増幅装置。
  2. 前記増幅部は、互いに等しい第1の飽和電力を有する複数の増幅器から構成される第1増幅器群と、前記第1の飽和電力よりも大きい第2の飽和電力を有する複数の増幅器から構成される第2増幅器群とを含み、
    前記信号分離部は、前記振幅レベル判定部により判定された振幅レベルが第1閾値以下の場合には、前記第1増幅器群を選択し、前記振幅レベル判定部により判定された振幅レベルが第1閾値よりも大きい場合には、前記第2増幅器群を選択し、選択した増幅器群に分離後の信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  3. 前記増幅部は、互いに等しい飽和電力を有する複数の増幅器から構成される増幅器群をn(nは、3以上の整数)個備え、
    前記振幅レベル判定部は、n−1個の異なる閾値を有し、当該閾値に基づいて、入力信号の振幅レベルを判定することを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
  4. 前記増幅器群により増幅された前記複数の分離信号を合成し、合成信号として出力する第1合成器をさらに備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の増幅装置。
  5. 前記第1合成器により合成された前記合成信号を空間に放射するアンテナをさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の増幅装置。
  6. 前記第1合成器は、各増幅器群の後段にそれぞれ接続されており、
    前記振幅レベル判定部により判定された振幅レベルに応じて選択された増幅器群に接続されている第1合成器を選択し、当該第1合成器から出力された合成信号を出力する切り替えスイッチを備えることを特徴とする請求項4に記載の増幅装置。
  7. 前記第1合成器は、各増幅器群の後段にそれぞれ接続されており、
    前記第1合成器のそれぞれから出力された合成信号を合成して出力する第2合成器を備えることを特徴とする請求項4に記載の増幅装置。
  8. 前記増幅器群を構成する各増幅器の出力端には、アンテナが接続されており、
    各増幅器により増幅された信号は、各アンテナから空間に放射されることを特徴とする請求項1に記載の増幅装置。
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