JP2018157244A - アンテナ装置のグランド接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンテナグランドを回路グランドに接続した場合でも、アンテナ装置の指向性を、極力所期の状態に維持できるアンテナ装置のグランド接続構造を提供する。【解決手段】第1アンテナ素子3を第1辺及び第2辺の長さがλ/2以下であるアンテナグランド2に接続する位置Gx1を第1辺の左端とし、第2アンテナ素子14をアンテナグランド2に接続する位置Gy1を、第2辺の上端とする。アンテナグランド2の第1辺を上辺とすると、短辺を上辺としてそれらが同じ位置となるように揃えて配置し、且つ、アンテナグランド2に長辺側が対向するように回路グランド16を配置する。回路グランド16の下辺側より、接続用延設部17をアンテナグランド2の下辺に対して平行に延設した後、前記下辺の中央部に接続する。【選択図】図1

Description

本発明は、アンテナグランドの2辺にそれぞれ折返しアンテナ素子を配置してなるアンテナ装置の前記グランドと、回路グランドとを接続する構造に関する。
折返しアンテナの1つである逆Fアンテナをグランドの一辺に接続する場合、一般に前記一片の中央で接続されることが多い。また、特許文献1に開示されているように、中央からずれた位置で接続されることもある。
特開2013−93645号公報
そして、特許文献1に開示されているように、グランドの2辺にそれぞれアンテナ素子を配置したアンテナ装置を受信用のアンテナとして使用する際には、受信状態の多様性,所謂ダイバーシティを確保するため、2つのアンテナ素子それぞれの指向性が独立していることが望ましい。
しかしながら、図24に示すように、2つの逆Fアンテナ素子とグランドとの接続位置を各辺の中央にすると、それぞれの指向性が水平から45°程度傾くことで略同じ方向となり、多様性が確保できないことが判明した。
また、一般にアンテナ装置は、通信回路に接続された状態で使用されるため、アンテナ装置が備えているグランドは、回路グランドに接続する必要がある。ところが、アンテナ側のグランドを回路グランドに接続すれば、当然にグランド全体の形状が変化するため、アンテナ装置の指向性に影響を及ぼすことになる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、アンテナグランドを回路グランドに接続した場合でも、アンテナ装置の指向性を極力所期の状態に維持できるアンテナ装置のグランド接続構造を提供することにある。
請求項1記載のアンテナ装置のグランド接続構造によれば、アンテナ装置は、λ/4長の第1,第2折返しアンテナ素子を、第1辺の長さGx,第2辺の長さGyがλ/2以下であるアンテナグランドにそれぞれ接続する位置Gx1,Gy1を、第1辺,第2辺それぞれにおいて、第1,第2折返しアンテナ素子それぞれの折返し素子部が伸びる方向と逆方向にある一端を基準として0≦Gx1<Gx/2,0≦Gy1<Gx/2とする。通信時において、アンテナ素子に交流信号が流れると、グランドの前記素子と対向する一辺側にも電流が流れる。アンテナ素子の折返し部分に流れる電流は、対向するグランドの辺側において逆方向に流れる電流により相殺される(例えば後述する実施形態の図15中の矢印を参照)。
しかし、従来のように、アンテナ素子がグランドの一辺の中央で接続されていると、前記アンテナ素子と対向しない部分のグランドにも電流が流れることになる。前記一辺が水平方向であれば、アンテナ素子の折返し部分である水平部に流れる電流がグランド側に流れる電流で打ち消されないため、アンテナ素子の水平部からは、水平方向から約90°方向に放射される電波成分が発生する。前記電波成分は、アンテナ素子の垂直部において水平方向から約0°方向に放射される電波成分と合成される。すると、合成された電波は水平方向から約45°方向に放射される。前記一辺に直交する他辺では、水平,垂直の関係が逆になることで、同様に指向性が斜めに傾く。したがって、互いに直交する第1辺,第2辺にそれぞれ配置される2つのアンテナ素子の指向性がほぼ同じ方向となる。
そこで本発明では、第1,第2折返しアンテナ素子のグランドへの接続位置Gx1,Gy1を、それぞれ0≦Gx1<Gx/2,0≦Gy1<Gx/2として中央より基準方向にずらすことで、各辺に対向するアンテナ素子部分に流れる電流を、グランド側に流れる電流により打ち消すようにする。これにより、例えば水平方向の第1辺に配置される第1折返しアンテナ素子については、水平方向から約90°方向に放射される電波成分の発生を抑制し、アンテナ素子の指向性を水平方向に近付けることができる。また、垂直方向の第2辺に配置される第2折返しアンテナ素子については、垂直方向から約90°方向に放射される電波成分の発生を抑制し、指向性を垂直方向に近付けることができる。したがって、第1,第2折返しアンテナ素子を結合させることなく分離して、それらの指向性が互いに極力直交する状態を維持できる。
更に本発明では、前記アンテナ装置のグランドに対して面積がより大きな回路グランドを接続する際に、以下のような接続構造を採用する。回路グランドは、矩形状である。そして、アンテナグランドの第1辺又は第2辺を上辺とすると、回路グランドの短辺を上辺としてそれらが同じ位置となるように揃えて配置し、且つ、アンテナグランドに長辺側が対向するように回路グランドを配置する。この回路グランドの下辺側より、接続用延設部をアンテナグランドの下辺に対して平行に延設した後、前記下辺の中央部に接続する。
すなわち、上述した第1及び第2アンテナ素子とアンテナグランドとの接続位置関係により、それらの指向性が互いに極力直交する状態に維持できたとしても、アンテナグランドに回路グランドを接続すればグランド全体の形状が変化する。そして、アンテナグランドからアンテナグランド側に流入したり,又は逆方向に流出する電流成分により電流のバランスが崩れ、第1,第2アンテナ素子間の分離状態が維持できなくなり、指向性が変化するおそれがある。
そこで、本発明のように、回路グランドの下辺側より、アンテナグランドの下辺に対して平行に延設した接続用延設部を前記下辺の中央部に接続すれば、両者の接続部を介して流入又は流出する電流成分が、アンテナ装置側の電流分布状態に及ぼす影響が極力小さくなる。これにより、第1,第2アンテナ素子間の分離状態を維持して指向性の変化を抑制できる。
そして、請求項2記載のアンテナ装置のグランド接続構造のように、接続位置Gx1,Gy1を0≦Gx1<Gx/4,0≦Gy1<Gx/4とすれば、第1,第2折返しアンテナ素子の指向性をより直交する状態に近付けることができる。
また、請求項3記載のアンテナ装置のグランド接続構造のように、接続位置Gx1=Gy1=0として基準位置,つまり各辺の端にすれば、第1,第2折返しアンテナ素子の指向性を更に直交状態に近付けることができる。
請求項4記載のアンテナ装置のグランド接続構造によれば、アンテナグランドの形状を正方形とする。
一実施形態であり、アンテナ装置のグランドと回路グランドとの接続状態を、xy平面内の指向性と共に示す図 xz面内の指向性パターンを示す図 アンテナ装置のグランドと回路グランドとの接続状態の他の例を、xy平面内の指向性と共に示す図 xz面内の指向性パターンを示す図 アンテナ装置のみを、xy平面内の指向性と共に示す図 xz面内の指向性パターンを示す図 アンテナ装置のみの電流モデルを示す図 図3の構成に対応する電流モデルを示す図 図3とは異なる接続状態に対応する電流モデルを示す図 図1の構成に対応する電流モデルを示す図 本実施形態のアンテナ装置の構成を示す図 アンテナ装置に電流が流れる状態を示すモデル図 第1アンテナ素子の電波放射状態を示す図 第2アンテナ素子の電波放射状態を示す図 1つのアンテナ素子を用いたアンテナ装置の構成例を示す図(その1) 1つのアンテナ素子を用いたアンテナ装置の構成例を示す図(その2) 従来の1つのアンテナ素子を用いたアンテナ装置の構成を示す図 図15に示す構成から図17に示す構成に至る指向性の変化を推測する図 アンテナ素子のグランド接続位置に応じた指向性の変化を推測する図 図17に示すアンテナ装置に電流が流れる状態を示すモデル図 図17に示すアンテナ装置の電波放射状態をシミュレートした図 図15に示すアンテナ装置に電流が流れる状態を示すモデル図 図15に示すアンテナ装置の電波放射状態をシミュレートした図 従来のアンテナ装置の構成を示す図
以下、一実施形態について図1から図23を参照して説明する。先ず、単一のアンテナ素子を備える従来のアンテナ装置の構成について図11から図23を参照して説明する。図17に示すアンテナ装置1は、図示しない誘電体基板上に配線パターン等で形成される正方形状のグランド2と、このグランド2に接続されるアンテナ素子3とを備えている。グランド2の図中水平方向寸法をGx,垂直方向寸法をGy,通信信号波長をλとすると、Gx,Gy≦λ/2に設定されている。尚、波長λは、光の波長をλ0,誘電体基板の誘電率を√εとすると、λ=λ0/√εで表される。
アンテナ素子3は、折返しアンテナの一種である逆Fアンテナであり、垂直素子部3y及び水平素子部3xからなる。水平素子部3xは、垂直素子部3yを介してグランド2に直接接続されていると共に、給電点4を介してグランド2に接続されている。垂直素子部3yの寸法をa,水平素子部3xの寸法をbとすると、素子の長さ(a+b)は略λ/4に設定されている。水平素子部3xは折返し素子部に相当する。
ここで、アンテナ素子3の垂直素子部3yがグランド2の一辺に接続される位置Gx1を、前記一辺の左端を基準(=0)として表す。また、Gx1+Gx2=Gxとする。そして、従来のアンテナ装置1ではGx1=Gx2=Gx/2として、垂直素子部3yを前記一辺の中央で接続するものが一般的であった。
この場合、通信時においてアンテナ素子3及びグランド2に流れる電流の状態をシミュレートすると図20のようになる。尚、図20及び図22中に大きな矢印で示す電流の流れは、小さな矢印で示す流れに対し、交流的に逆になる場合を示している。アンテナ素子3の水平素子部3xに流れる電流は、グランド2の対向する辺部において、逆方向に流れる電流で相殺される。
しかし、垂直素子部3yを一辺の中央で接続すると、グランド2が水平素子部3xと対向しない図中左側の部分にも電流が流れる。その結果、アンテナ素子3では、水平素子部3xに流れる電流がグランド2側に流れる電流によって十分に打ち消されず、水平方向から約90°方向に放射される電波成分が発生していると考えられる。すると、その電波成分が、垂直素子部3yに流れる電流で発生する水平方向から約0°方向に放射される電波成分と合成される結果、アンテナ装置1の指向性は、図20に破線矢印で示すように水平より仰角方向に45°傾いている。
図21は、図20の状態に対応するアンテナ装置1の電波放射状態をシミュレートしたものであるが、やはりビーム方向が、水平方向に一致するx軸より仰角方向に45°程傾くことを示している。
そこで、アンテナ装置11では、図16に示すように、垂直素子部3yの接続位置Gx1を、Gx1<λ/4,Gx1<Gx2として、一辺の中央より左端の基準位置側に近付けるようにする。望ましくは、図15に示すアンテナ装置12のように、Gx1=0とする。この場合、図22に示すように、グランド2の辺部に流れる電流により、水平素子部3xに流れる電流を十分に打ち消すことができるようになり、水平方向から約90°方向に放射される電波成分をより多く抑圧できる。その結果、アンテナ装置12の指向性は、図22に破線矢印で示すように、水平からの仰角方向傾きが15°程度になっていると考えられる。
図23は、図22の状態に対応するアンテナ装置12の電波放射状態をシミュレートしたものであるが、ビーム方向が上述したように、水平方向より仰角方向に15°傾くことを示している。
図21及び図23に示す結果から、図16に示すアンテナ装置11の指向性は、図19に○でプロットして示すように、水平方向に対して45°から15°の間にあると考えられる。
そして、本実施形態のアンテナ装置13は、図11に示すように、図16に示すアンテナ装置11に、もう1つの逆Fアンテナ素子14を加えたものである。但し、アンテナ装置13では、接続位置Gx1を図11よりも基準方向に近付けており、Gx1<λ/8としている。ここで、アンテナ素子3,14を、それぞれ第1アンテナ素子3,第2アンテナ素子14とする。第2アンテナ素子14は、第1アンテナ素子3が配置されている第1辺に対して直交する図中左側の第2辺に配置されている。第2アンテナ素子14は、垂直素子部14yが水平素子部14xを介してグランド2に直接接続されていると共に、給電点15を介してグランド2に接続されている。垂直素子部14yの寸法と、水平素子部14xの寸法との合計は、第1アンテナ素子3と同じく略λ/4である。垂直素子部14yは折返し素子部に相当する。
水平素子部14xの接続位置Gy1を、第1アンテナ素子3と同様にGy1<Gy/4として、第2辺の中央より上端の基準位置側に近付けている。このように、第1アンテナ素子3を第1辺に配置し、第2アンテナ素子14を第1辺に対して直交する第2辺に配置すすることで、図12に電流モデルを示すように、双方の結合度が低くなる。その結果、第1アンテナ素子3の指向性は、図13にANT1として示すように水平に対して仰角方向15°程度となり、第2アンテナ素子14の指向性は、図14にANT2として示すように垂直に対して時計回り方向に15°程度となっている。つまり、互いの指向性が直交している。尚、図12の電流モデルは、Gx1=Gy1=0とした場合を示している。
更に、本実施形態では、アンテナ装置13のグランド2に、回路グランドを接続する場合について検討する。以下、グランド2をアンテナグランド2と称する。図5は、アンテナ装置13単独の垂直面内の指向性パターンを示し、図6は、水平面内の指向性パターンを示している。尚、図5では、接続位置Gx1=Gy1=0としている。また、図5はxy平面を示しており、図6はxz平面に対応する。
これに対して、図3に示すように、アンテナグランド2に回路グランド16を接続する。回路グランド16には、例えば図示しない通信回路が搭載されている。回路グランド16は矩形状であり、長さがGx程度の短辺と、長さがGxよりも長い長辺とを有している。そして、短辺を上辺としてアンテナグランド2の上辺と同じ位置に合わせ、長辺をアンテナグランド2に対向させて回路グランド16を配置する。アンテナグランド2と回路グランド16とは、アンテナグランド2の右下隅部で接続されている。この場合、アンテナ装置13の指向性は、水平から80°近く立上っており、図4に示す水平面内の指向性パターンも90°方向に偏りを示している。
これに対して本実施形態では、図1に示すグランド接続構造を採用している。回路グランド16の下辺側より、接続用延設部17をアンテナグランド2の下辺に対して平行に延設した後、前記下辺の中央部に接続する。これにより、指向性の水平からの立上り度合いは、図5に示すアンテナ装置13とほぼ同等となっている。また、図2に示す水平面内の指向性パターンも、図6に示すパターンにより近いものとなった。
次に、図5,図3,図1に示す各構成について、このような指向性の変化が生じる理由について考察する。図7に示すように、第1アンテナ素子3において電流(1)が図示方向に流れている場合、それに伴いアンテナグランド2には、電流(2)及び(3)が流れている。このように、電流(1)と、電流(2)及び(3)とが互いに逆方向となることで両者が打ち消し合う結果、前述のように指向性が水平方向に近付く。
アンテナグランド2に対して回路グランド16を図3のように接続すると、図8に示すように、回路グランド16よりアンテナグランド2に流入する電流(4)が発生するが、この電流(4)を打ち消す電流成分が無いため、アンテナ装置13の指向性を変化させると考えられる。
また、図9に示すように、アンテナグランド2と回路グランド16とを互いの対向する側辺でベタに接続した場合も、回路グランド16よりアンテナグランド2に流入する電流(4)及び(5)等が発生すると考えられるが、やはりこれらの電流を打ち消す電流成分が無い。
これに対して、本実施形態の接続構造を採用すると、図10に示すように、回路グランド16からの電流(4)が、アンテナグランド2の下辺側から回りこむように流入する。この電流(4)を打ち消す電流成分が無いのは同様であるが、電流(4)がアンテナ装置13の指向性に及ぼす影響は極めて少ないと考えられる。
以上のように本実施形態によれば、第1アンテナ素子3を第1辺の長さGx及び第2辺の長さGyがλ/2以下であるグランド2に接続する位置Gx1を、第1辺の左端を基準として0≦Gx1<Gx/4とする。また、第2アンテナ素子14をグランド2に接続する位置Gy1を、第2辺の上端を基準として0≦Gy1<Gy/4とする。
このように、接続位置Gx1を第1辺の中央より基準方向にずらすことで、第1アンテナ素子3の水平素子部3xに流れる電流を、グランド2に流れる電流により十分に打ち消すことができる。また、接続位置Gy1を第2辺の中央より基準方向にずらすことで、第2アンテナ素子14の垂直素子部14xに流れる電流も、グランド2に流れる電流により十分に打ち消すことができる。これらに加えて、第1アンテナ素子3,第2アンテナ素子14を、互いに直交する位置関係で配置することでアンテナ素子3,14を分離させ、両者の指向性を直交させて信号を受信する際の多様性を確保できる。
加えて、本実施形態では、アンテナグランド2に対して回路グランド16を接続する際に、以下の接続構造を採用する。アンテナグランド2の第1辺を上辺とすると、回路グランド16の短辺を上辺としてそれらが同じ位置となるように揃えて配置し、且つ、アンテナグランド2に長辺側が対向するように回路グランド16を配置する。そして、回路グランド16の下辺側より、接続用延設部17をアンテナグランド2の下辺に対して平行に延設した後、前記下辺の中央部に接続した。これにより、両者の接続部を介して流入又は流出する電流成分が、アンテナ装置13側の電流分布状態に及ぼす影響が極力小さくなり、第1アンテナ素子3,第2アンテナ素子14間の分離状態を維持して指向性の変化を抑制できる。
更にまた、図1に示すように、接続位置Gx1=Gy1=0とすることで、第1アンテナ素子3,第2アンテナ素子14の指向性を一層直交状態に近づけることができる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
アンテナグランドの形状は正方形に限ることなく、例えば矩形等でも良い。
接続位置Gx1,Gy1については、Gx/2未満であれば良い。
逆F形状のアンテナ素子に限ることなく、逆L形状のアンテナ素子に適用しても良い。
図面中、2はアンテナグランド、3は第1逆Fアンテナ素子、4は給電点、13はアンテナ装置、14は第2逆Fアンテナ素子、16は回路グランド、17は接続用延設部を示す。

Claims (4)

  1. 信号波長をλとすると、第1辺の長さGxと、前記第1辺に直交する第2辺の長さGyとがそれぞれλ/2以下であるアンテナグランドと、
    前記第1辺に配置されるλ/4長の第1折返しアンテナ素子と、
    前記第2辺に配置されるλ/4長の第2折返しアンテナ素子とを備え、
    前記第1折返しアンテナ素子と前記アンテナグランドとの接続位置Gx1,前記第2折返しアンテナ素子と前記アンテナグランドとの接続位置Gy1が、前記第1辺,前記第2辺それぞれにおいて、前記第1,第2折返しアンテナ素子それぞれの折返し素子部が伸びる方向と逆方向にある一端を基準として0≦Gx1<Gx/2,0≦Gy1<Gx/2であるアンテナ装置と、
    短辺と長辺とを有し、前記第1辺又は前記第2辺を上辺とすると、前記短辺を上辺としてそれらが同じ位置に配置され、且つ、前記アンテナグランドに前記長辺側が対向するように配置される矩形状の回路グランドと、
    この回路グランドの下辺側より前記アンテナグランドの下辺に対して平行に延設され、且つ、前記下辺の中央部に接続される接続用延設部とを備えるアンテナ装置のグランド接続構造。
  2. 前記接続位置Gx1,Gy1が、0≦Gx1<Gx/4,0≦Gy1<Gx/4である請求項1記載のアンテナ装置のグランド接続構造。
  3. 前記接続位置Gx1=Gy1=0である請求項2記載のアンテナ装置のグランド接続構造。
  4. 前記アンテナグランドの形状が正方形である請求項1から3の何れか一項に記載のアンテナ装置のグランド接続構造。
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