JP2018156246A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施形態1に係るコンピュータの構成例を示すブロック図である。
コンピュータ1は、例えばパーソナルコンピュータ、スマートフォン、タブレット端末等である。コンピュータ1は、制御部10、記憶部11、操作部12、表示部13及びカメラ接続部14等を含み、これらの各部はバスを介して相互に接続されている。
記憶部11は、フラッシュメモリ、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等を含む。記憶部11は、制御部10が実行する制御プログラム(例えば、画像処理プログラム11a)及び各種のデータ(例えば、目標値データ11b)等を予め記憶している。また記憶部11は、制御部10が制御プログラムを実行する際に発生するデータ等を一時的に記憶する。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等を含み、制御部10からの指示に従って各種の情報を表示する。
操作部12及び表示部13は、一体として構成されたタッチパネルとすることもできる。
なお、カメラ14aとコンピュータ1とは無線通信できるように構成されていてもよく、また、カメラ14aはコンピュータ1に内蔵された構成でもよい。
実施形態1では、コンピュータ1に、本願のプログラムである画像処理プログラム11aをインストールし、制御部10が画像処理プログラム11aを実行することにより、コンピュータ1が本願の画像処理装置として動作する。
例えば、図3(A)に示す撮像画像では、破線で囲った領域Fが顔領域として検出されている。
例えば、図3(B)に示す顔領域では、実線で囲った領域A1が白目領域として検出され、領域A2が歯領域として検出され、領域A3が頬領域として検出され、領域A4が鼻領域として検出されている。
また、一般的な人の顔領域に対する各器官の相対位置を示す情報を予め記憶部11に記憶しておき、器官検出部22は、顔検出部21が検出した顔領域に対して、記憶部11に記憶された情報に基づいて各器官の位置及び領域を検出してもよい。
器官検出部22が複数の器官領域を検出した場合、特徴量特定部23は、各器官領域の代表色及び平均輝度を特定する。そして、特徴量特定部23は、例えば器官毎に設定された重み係数を用いて重み付け加算を行い、複数の器官領域(1つの顔領域)における代表色及び輝度を算出(特定)する。
また、制御部10が、顔検出部21が検出した顔領域を含む被写体の人の領域を検出(抽出)する処理を更に行うようにした場合、補正部25は、被写体の人の領域全体に対して補正処理を行う構成とすることもできる。
コンピュータ1が画像処理対象として人の撮像画像を取得した場合、制御部10(顔検出部21)は、取得した撮像画像から人の顔領域を検出する(S1)。撮像画像中に複数の人が含まれている場合、制御部10は、複数の人の顔領域をそれぞれ検出する。
次に制御部10(器官検出部22)は、ステップS2で抽出された顔領域から所定器官の領域(器官領域)を検出する(S3)。制御部10は、検出した器官領域に含まれる画像データ(画素値)を抽出し(S4)、抽出した画像データに基づいて、抽出した器官領域の特徴量(代表色及び平均輝度)を特定(算出)する(S5)。なお、ステップS3で複数の器官領域を検出した場合、制御部10は、ステップS4で、それぞれの器官領域に含まれる画像データを抽出し、ステップS5で、それぞれの器官領域の特徴量を特定し、それぞれの器官領域の特徴量に基づいて、複数の器官領域(ステップS2で抽出した顔領域)における特徴量を特定(算出)する。
そして制御部10(補正部25)は、ステップS7で生成した補正関数に基づいて撮像画像を補正する(S8)。ここでは、例えばステップS2で抽出した顔領域に対して補正処理を行ってもよい。
制御部10は、未処理領域が無いと判断した場合(S9:NO)、この撮像画像に対する処理を終了する。
よって、適切な色及び輝度に補正された撮像画像を用いることにより、適切な処理を行うことが可能となる。
上述した実施形態1のコンピュータ1の変形例について説明する。実施形態2のコンピュータ1は、上述した実施形態1のコンピュータ1と同様の構成により実現できる。よって、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態2のコンピュータ1において、画像処理プログラム11aが実施形態1と若干異なるので、制御部10が画像処理プログラム11aを実行することにより実現される機能が実施形態1と若干異なる。なお、実施形態1と同一の機能については同一の符号を付して説明を省略する。以下では、実施形態1と異なる機能について説明する。
実施形態2のコンピュータ1の制御部10は、記憶部11に記憶してある画像処理プログラム11aを実行した場合、顔検出部21、器官検出部22、特徴量特定部23、補正関数生成部24、補正部25のほかに、衣服領域抽出部26及び印象特定部27の各機能を実現する。顔検出部21、器官検出部22、特徴量特定部23及び補正関数生成部24は実施形態1と同様の処理を行う。実施形態2においても、制御部10が画像処理プログラム11aを実行することにより実現する各機能の一部を専用のハードウェア回路で実現してもよい。
実施形態2の補正部25は、衣服領域抽出部26が抽出した衣服領域に対して、補正関数生成部24が生成した補正関数に基づく補正処理を行う。これにより、図6(A)に示す撮像画像では、図6(B)に示すように、それぞれの被写体の衣服領域C1,C2のみが補正される。実施形態2では、被写体の顔(器官)の画像情報に基づいて導出された補正関数を用いて衣服領域が補正されるので、衣服領域を適切な色味及び輝度に補正することができる。
印象情報DB11cには、例えばフォーマル、カジュアル、シック、ビビット等の印象に対応付けて、それぞれの印象を受ける衣服の平均的な色及び輝度の情報(印象情報)が予め記憶されている。
次に、制御部10(衣服領域抽出部26)は、処理対象の撮像画像から、ステップS2で抽出した顔領域を含む被写体の人の衣服領域を抽出する(S11)。具体的には、制御部10は、撮像画像において、ステップS2で抽出した顔領域の下側の所定領域を衣服領域とし、この衣服領域に含まれる画像データ(画素値)を抽出する。
更に制御部10(印象特定部27)は、補正処理後の衣服領域に基づいて、ステップS2で抽出した顔領域を含む被写体の人の印象を特定する(S13)。
制御部10は、未処理領域が無いと判断した場合(S9:NO)、この撮像画像に対する処理を終了する。
上述した実施形態2のコンピュータ1が搭載されたロボットの実施形態について説明する。図8は実施形態3に係るロボットの模式図、図9は実施形態3に係るロボットの構成例を示すブロック図である。
ロボット40は、土台となる胴体部分42の上に頭部分41が連結されており、モータ15aによって頭部分41が胴体部分42に対して、鉛直方向を軸として回転するように、また、水平面に対して上下方向に適宜角度回動するように構成されている。頭部分41にはカメラ14a及びスピーカ16aが設けられており、モータ15aによって頭部分41を回転させることにより、カメラ14a及びスピーカ16aを任意の方向に向けることができる。ロボット40は、近付いてきた人の顔を撮影できる位置にカメラ14aが配置されるように構成されている。
モータ駆動部15は、制御部10から指示されたモータ駆動量に従ってモータ15aを駆動する。
音声出力部30は、会話特定部28が特定した会話内容に基づく音声を、スピーカ接続部16を介してスピーカ16aから出力する。これにより、ロボット40は、被写体の人との会話を始めることができる。
次に、制御部10(会話特定部28)は、ステップS13で特定された印象に対応する会話内容を特定する(S21)。具体的には、制御部10は、印象情報DB11cから会話内容を読み出す。
また、制御部10(頭部駆動部29)は、処理対象の撮像画像において、ステップS2で抽出した顔領域の位置に基づいて、カメラ14a及びスピーカ16aを被写体の人に向けるために頭部分41を回転すべき回転量(モータ15aの駆動量)を特定する(S22)。
また制御部10は、ステップS21で特定した会話内容に基づく音声を、スピーカ接続部16を介してスピーカ16aから出力する(S24)。
制御部10は、未処理領域が無いと判断した場合(S9:NO)、この撮像画像に対する処理を終了する。
また、実施形態1〜3のコンピュータ1をデジタルスチールカメラ又はデジタルビデオカメラ等のカメラに搭載し、カメラにて実行可能な補正処理の1つとして、実施形態1〜3のコンピュータ1による補正処理を行うようにしてもよい。
本発明の一態様によれば、撮影状況等の影響を受け難い器官の領域に基づいて生成された補正関数を用いて撮像画像を補正することにより、適切に補正された撮像画像を得ることができる。
本発明の一態様によれば、撮像画像中の被写体の人の衣類領域を適切に補正することができる。
本発明の一態様によれば、適切に補正された撮像画像を用いることにより、撮像画像中の被写体の人の印象を精度良く特定することができる。
本発明の一態様によれば、撮像画像中の人の顔領域から複数の器官領域が検出された場合、それぞれの器官領域における特徴量に基づいて、複数の器官領域(1つの顔領域)における特徴量が特定される。よって、複数の器官領域が検出された場合には、検出された各器官領域の特徴量を考慮した補正関数を生成することができる。
本発明の一態様によれば、撮像画像から複数人の顔領域が検出された場合、それぞれの顔領域(被写体の人)毎に各処理が行われるので、被写体の人毎に補正関数を生成することができる。
本発明の一態様によれば、撮像画像中の顔領域における白目、歯、鼻、頬の器官領域に基づいて補正関数が生成される。白目、歯、鼻、頬の各器官の領域は撮影状況等の影響を受け難いので、各器官領域に基づいて適切な補正関数を生成することができる。よって、これらの各器官の領域に基づいて生成された補正関数を用いることにより、撮像画像を適切に補正することができる。
本発明の一態様によれば、撮像画像中の人の顔の所定器官の領域に基づいて、この所定器官の領域だけでなく、撮像画像全体を適切に補正できる補正関数を生成することができる。
本発明の一態様によれば、コンピュータにインストールして実行させることにより、上述した画像処理装置をコンピュータにて実現することができる。
10 制御部
11 記憶部
21 顔検出部
22 器官検出部
23 特徴量特定部
24 補正関数生成部
25 補正部
27 印象特定部
14a カメラ
Claims (9)
- 人の撮像画像に画像処理を行う画像処理装置において、
人の顔の所定器官における画像に係る目標値を記憶する記憶部と、
撮像画像から人の顔領域を検出する顔検出部と、
該顔検出部が検出した顔領域から前記所定器官の領域を検出する器官検出部と、
該器官検出部が検出した所定器官の領域における特徴量を特定する特徴量特定部と、
該特徴量特定部が特定した特徴量を、前記記憶部に記憶してある目標値に補正するための補正関数を生成する補正関数生成部と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記補正関数生成部が生成した補正関数に基づいて、前記撮像画像の一部を補正する補正部を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記補正部が補正する撮像画像の一部は、前記撮像画像に含まれる人の衣類領域であることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記補正部が補正した前記撮像画像の一部に基づいて、前記撮像画像に含まれる人の印象を特定する印象特定部を備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の画像処理装置。
- 前記所定器官は、複数の器官を含み、
前記器官検出部が前記複数の器官の領域を検出した場合、前記特徴量特定部は、前記器官検出部が検出した前記複数の器官の領域のそれぞれにおける特徴量を特定し、特定した複数の特徴量に基づいて、前記複数の器官の領域における特徴量を特定する
ことを特徴とする請求項1から4までのいずれかひとつに記載の画像処理装置。 - 前記顔検出部が複数人の顔領域を検出した場合、
前記器官検出部は、前記顔検出部が検出した顔領域毎に、各顔領域から前記所定器官の領域を検出し、
前記特徴量特定部は、前記顔検出部が検出した顔領域毎に、前記器官検出部が検出した所定器官の領域における特徴量を特定し、
前記補正関数生成部は、前記顔検出部が検出した顔領域毎に、前記特徴量特定部が特定した特徴量を、前記記憶部に記憶してある目標値に補正するための補正関数を生成する
ことを特徴とする請求項1から5までのいずれかひとつに記載の画像処理装置。 - 前記所定器官は、白目、歯、鼻及び頬のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1から6までのいずれかひとつに記載の画像処理装置。
- 人の撮像画像に画像処理を行う画像処理装置による画像処理方法において、
前記画像処理装置が、
撮像画像から人の顔領域を検出し、
検出した顔領域から顔の所定器官の領域を検出し、
検出した所定器官の領域における特徴量を特定し、
特定した特徴量を、記憶部に記憶してある人の顔の所定器官における画像に係る目標値に補正するための補正関数を生成する
ことを特徴とする画像処理方法。 - 人の顔の所定器官における画像に係る目標値を記憶する記憶部を有するコンピュータに、人の撮像画像を処理させるためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
撮像画像から人の顔領域を検出し、
検出した顔領域から前記所定器官の領域を検出し、
検出した所定器官の領域における特徴量を特定し、
特定した特徴量を、前記記憶部に記憶してある目標値に補正するための補正関数を生成する
処理を実行させることを特徴とするプログラム。
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