JP2018152760A - 画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理装置の画像検出方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理装置の画像検出方法 Download PDF

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英一 原田
厚史 湯本
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Abstract

【課題】原稿に形成されたパンチ穴などの欠損部に対応する欠損部画像を正確に検出可能な画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理装置の画像検出方法を提供する。【解決手段】PC2は、原稿の表面を読み取った表面画像データと、同一の原稿の裏面を読み取った裏面画像データと、を取得する取得部210と、表面画像データに基づく表面画像と裏面画像データに基づく裏面画像との比較に基づいて、表面画像または裏面画像から、原稿に形成された欠損部に対応する欠損部画像を検出する欠損部画像検出部230と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、原稿に形成された欠損部を検出する画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理装置の画像検出方法に関する。
従来、入力画像(原稿の片面を読み取った画像)からパンチ穴を検出し、検出したパンチ穴を除去する画像処理装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2004−80341号公報
ところが、従来の技術では、原稿の片面を読み取った1枚の画像のみに基づいてパンチ穴を検出しているため、誤検出のおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、原稿に形成されたパンチ穴などの欠損部に対応する欠損部画像を正確に検出可能な画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理装置の画像検出方法を提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、原稿の表面を読み取った表面画像データと、原稿の裏面を読み取った裏面画像データと、を取得する取得部と、表面画像データに基づく表面画像と裏面画像データに基づく裏面画像との比較に基づいて、表面画像または裏面画像から、原稿に形成された欠損部に対応する欠損部画像を検出する欠損部画像検出部と、を備えたことを特徴とする。
本発明の画像処理プログラムは、コンピューターを、原稿の表面を読み取った表面画像データと、原稿の裏面を読み取った裏面画像データと、を取得する取得部と、表面画像データに基づく表面画像と裏面画像データに基づく裏面画像との比較に基づいて、表面画像または裏面画像から、原稿に形成された欠損部に対応する欠損部画像を検出する欠損部画像検出部と、として機能させることを特徴とする。
本発明の画像処理装置の画像検出方法は、原稿の表面を読み取った表面画像データと、原稿の裏面を読み取った裏面画像データと、を取得し、表面画像データに基づく表面画像と裏面画像データに基づく裏面画像との比較に基づいて、表面画像または裏面画像から、原稿に形成された欠損部に対応する欠損部画像を検出することを特徴とする。
本発明の構成によれば、原稿両面の読取結果である表面画像および裏面画像に基づいて欠損部画像を検出するため、表面画像および裏面画像の一方のみに基づいて検出する場合と比較し、正確な検出結果を得ることができる。
なお、「原稿」とは、用紙のみならず、カード状媒体など厚みのある媒体でもよい。
また、「欠損部」とは、パンチ穴などの欠落部の他、原稿破れなどの破損部を含む。また、「欠損部」は、必ずしも物理的に欠損されたものでなくてもよい。例えば、物理的な欠損部が形成された媒体を複写したものを原稿として用いる場合、当該原稿に形成された欠損部画像も「欠損部」に含まれる。
上記の画像処理装置において、表面画像および裏面画像から、欠損部画像の候補となる候補画像を検出する候補画像検出部を備え、欠損部画像検出部は、表面画像および裏面画像の少なくとも一方から候補画像が検出された場合、表面画像および裏面画像に基づいて、候補画像が欠損部画像であるか否かを判定し、欠損部画像であると判定した候補画像を、欠損部画像として検出することを特徴とする。
本発明の構成によれば、原稿両面の読取結果である表面画像および裏面画像に基づいて、各画像から検出された候補画像が、原稿に形成された欠損部に対応する欠損部画像であるか否かを正確に判定することができる。
上記の画像処理装置において、欠損部画像検出部により検出された欠損部画像を、表面画像および裏面画像の少なくとも一方から除去する画像処理部を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、欠損部画像がない表面画像および裏面画像を得ることができる。
上記の画像処理装置において、欠損部画像検出部は、表面画像および裏面画像の一方の画像である第1画像と、表面画像および裏面画像の他方の画像の鏡像である第2画像と、の照合結果に基づいて、欠損部画像を検出することを特徴とする。
本発明の構成によれば、表面画像および裏面画像の一方の画像(第1画像)と、他方の画像の鏡像(第2画像)とを照合することにより、欠損部画像を容易に検出することができる。
上記の画像処理装置において、欠損部画像検出部は、表面画像および裏面画像の一方の画像である第1画像と、表面画像および裏面画像の他方の画像の鏡像である第2画像と、を照合したとき、第1画像と第2画像とで同じ位置に存在する候補画像と、第1画像および第2画像の一方の画像に存在し、他方の画像の同じ位置には存在しない候補画像とを、いずれも欠損部画像として検出し、欠損部画像検出部により検出された欠損部画像を除去すると共に、第1画像および第2画像の一方の画像に欠損部画像として検出された候補画像が存在する場合であって、他方の画像の同じ位置には存在しない場合、他方の画像における一方の画像の候補画像に対応する領域の画像を除去する画像処理部を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、欠損部画像である候補画像を欠損部画像ではないと判定してしまう誤判定(欠損部画像の検出漏れ)を減らすことができる。また、第1画像および第2画像の一方の画像のみに欠損部画像として検出された候補画像が存在する場合、他方の画像の対応する領域の画像を除去するため、欠損部の影響のない画像を得ることができる。
上記の画像処理装置において、欠損部画像検出部は、第1画像と第2画像とを照合したとき、第1画像と第2画像とで同じ位置に存在する候補画像を、欠損部画像として検出することを特徴とする。
本発明の構成によれば、欠損部画像ではない候補画像を誤って欠損部画像であると判定してしまう誤判定を減らすことができる。
上記の画像処理装置において、候補画像検出部により、第1画像および第2画像の一方の画像から検出された候補画像と同じ位置に、他方の画像から候補画像が検出されない場合、他方の画像に対し、一方の画像から検出された候補画像に対応する領域における候補画像の再検出処理を行う再検出部を備え、欠損部画像検出部は、候補画像検出部および再検出部により検出された候補画像に基づいて欠損部画像を検出することを特徴とする。
本発明の構成によれば、候補画像の検出漏れによる欠損部画像の誤判定を減らすことができる。
上記の画像処理装置において、欠損部画像検出部は、第1画像と第2画像とで同じ位置に存在する候補画像が欠損部画像であるか否かを、大きさおよび形状の少なくとも一方の差異に基づいて判定することを特徴とする。
本発明の構成によれば、欠損部画像ではない候補画像を誤って欠損部画像であると判定してしまう誤判定をさらに減らすことができる。
上記の画像処理装置において、欠損部画像検出部は、表面画像データおよび裏面画像データのデータ種別に応じて、欠損部画像であるか否かを判定するためのアルゴリズムを変更することを特徴とする。
本発明の構成によれば、データ種別に応じて、欠損部画像であるか否かを判定するためのアルゴリズムを変更するため、より正確な判定を行うことができる。
なお、「データ種別」は、例えば画像処理装置における表面画像データおよび裏面画像データの画像解析結果、画像処理装置に入力された表面画像データおよび裏面画像データのファイル形式、または表面画像データおよび裏面画像データに付加された付加情報に基づいて判定することが考えられる。
また、アルゴリズムとしては、「第1画像と第2画像とを照合したとき、第1画像と第2画像とで同じ位置に存在する候補画像と、第1画像および第2画像の一方の画像に存在し、他方の画像の同じ位置には存在しない候補画像とを、いずれも欠損部画像として判定するアルゴリズム」や、「第1画像と第2画像とを照合したとき、第1画像と第2画像とで同じ位置に存在する候補画像を、欠損部画像として判定するアルゴリズム」などが考えられる。
上記の画像処理装置において、欠損部は、パンチ穴であり、欠損部画像検出部の検出結果に基づき、表面画像および裏面画像の表示向きを変更して表示する表示制御部を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、表面画像および裏面画像上の、パンチ穴に対応する欠損部画像の位置に応じて、ユーザーが視認し易いように、表面画像および裏面画像の表示向きを変更することができる。
なお、本発明の画像処理装置は、物理的に1つの装置で実現してもよいし、複数の装置を協働させて実現してもよい。また、本発明に記載された各部の機能は、各々が物理的に独立したハードウェア資源で実現されるものに限定されず、1つのハードウェア資源で複数の機能を実現してもよいし、複数のハードウェア資源で1つの機能を実現してもよい。
本発明の一実施形態に係る画像処理システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 画像処理システムの機能構成を示すブロック図である。 表面画像の一例を示す図である。 裏面画像の一例を示す図である。 第1判定アルゴリズムの説明図である。 第1判定アルゴリズムの説明図である。 第2判定アルゴリズムの説明図である。 「長辺綴じ」の場合の表面画像および裏面画像の表示例(表示向きの変更を必要としない例)を示す図である。 「長辺綴じ」の場合の表面画像および裏面画像の表示例(表示向きの変更を必要とする例)を示す図である。 「短辺綴じ」の場合の表面画像および裏面画像の表示例(表示向きの変更を必要としない例)を示す図である。 「短辺綴じ」の場合の表面画像および裏面画像の表示例(表示向きの変更を必要とする例)を示す図である。 PCによる画像データ読取結果表示処理の流れを示すフローチャートである。 変形例1に係る再検出処理の説明図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の画像処理装置、画像処理プログラムおよび画像処理装置の画像検出方法の一実施形態を説明する。本実施形態では、「画像処理装置」の一例としてパーソナルコンピューター(以下、「PC」と表記する)を例示する。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像処理システムSYのハードウェア構成を示すブロック図である。画像処理システムSYは、スキャナー1およびPC2を含む。スキャナー1とPC2は、LAN等のネットワークNWを介して接続される。なお、ネットワークNWに代え、ケーブルまたは無線通信を介してスキャナー1とPC2を接続する構成でもよい。
スキャナー1は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、通信インターフェース(以下、「通信I/F」と表記する)14、操作パネル15および読取機構16を備える。
CPU11は、スキャナー1内の各部と信号の入出力を行い、各種演算処理を行う。ROM12は、不揮発性の記憶媒体であり、スキャナー1のファームウェア等を記憶する。RAM13は、揮発性の記憶媒体であり、CPU11のワークエリアとして用いられる。通信I/F14は、ネットワークNWを介してPC2と通信する。操作パネル15は、ディスプレーおよびタッチ式センサーを一体形成したものであり、表示手段および入力手段として用いられる。
読取機構16は、原稿から画像データを光学的に読み取るものであり、原稿を走査する光源、原稿で反射された光を電気信号に変換するイメージセンサー等を含む。また、読取機構16は、原稿の表面を読み取る表面読取機構と、原稿の裏面を読み取る裏面読取機構と、を有する。操作パネル15の操作により「片面原稿スキャン」が指示された場合、表面読取機構または裏面読取機構により原稿の片面のみをスキャンし、「両面原稿スキャン」が指示された場合、表面読取機構および裏面読取機構により原稿の両面を同時にスキャンする。
なお、操作パネル15の操作、またはPC2の操作により、画像処理システムSYが「パンチ穴判定モード」に設定されている場合、「片面原稿スキャン」が指示された場合でも「両面原稿スキャン」を行う。これは、原稿両面の読取結果を用いて、原稿のパンチ穴に基づくパンチ穴画像の判定処理を行うためである。以下、画像処理システムSYが「パンチ穴判定モード」に設定されているものとして説明する。なお、PC2側からスキャン指令を行う構成の場合、PC2側が「パンチ穴判定モード」であればよく、スキャナー1側でモード判定の必要はない。この場合、PC2は、ユーザーから「片面原稿スキャン」が指示された場合でも、スキャナー1に対して「両面原稿スキャン」のスキャン指令を行うことで原稿両面の画像データを取得することが可能となる。
PC2は、ハードウェア構成として、通信I/F21、CPU22、ROM23、RAM24、ディスプレー25、HDD(Hard disk drive)26、キーボード27およびマウス28を備える。
通信I/F21は、ネットワークNWを介してスキャナー1と通信する。CPU22は、PC2内の各部と信号の入出力を行い、各種演算処理を行う。ROM23は、不揮発性の記憶媒体であり、各種制御プログラムおよび各種制御データを記憶する。RAM24は、揮発性の記憶媒体であり、CPU22のワークエリアとして用いられる。ディスプレー25は、画像データの読取結果(図8等参照)など、各種情報を表示する。
HDD26は、補助記憶装置であり、OS(Operating System)41やスキャナードライバー42等を記憶する。スキャナードライバー42は、スキャナー1の制御、スキャナー1の読取結果に対する画像処理、およびその画像処理結果の表示制御等を行うためのプログラムである。なお、スキャナードライバー42は、「画像処理プログラム」の一例である。キーボード27およびマウス28は、原稿の綴じ位置(パンチ穴の形成位置)の設定など、ユーザーが各種操作を行うための操作手段として用いられる。なお、綴じ位置は、「長辺綴じ(左右綴じ)」と「短辺綴じ(上下綴じ)」のいずれかを設定可能とする。
次に、図2を参照し、画像処理システムSYの機能構成を説明する。スキャナー1は、機能構成として、読取部110を備える。読取部110は、読取機構16により、原稿両面の画像データ(表面画像データおよび裏面画像データ)を読み取る。
なお、以下の説明において、原稿の表面を読み取った画像データを「表面画像データ」、原稿の裏面を読み取った画像データを「裏面画像データ」と称する。また、「表面画像データ」に基づいて表示される画像を「表面画像Ia」、「裏面画像データ」に基づいて表示される画像を「裏面画像Ib」と称する。
PC2は、機能構成として、取得部210、候補画像検出部220、欠損部画像検出部230、画像処理部240および表示制御部250を備える。
取得部210は、スキャナー1から、原稿の両面を読み取った表面画像データおよび裏面画像データを取得する。
候補画像検出部220は、表面画像Iaおよび裏面画像Ibから、原稿に形成されたパンチ穴に対応するパンチ穴画像の候補となる候補画像Cを検出する。なお、「パンチ穴」は「欠損部」の一例であり、「パンチ穴画像」は「欠損部画像」の一例である。図3は、表面画像Iaから検出された候補画像Cの一例を示す図であり、図4は、裏面画像Ibから検出された候補画像Cの一例を示す図である。両図は、同一の原稿の両面を読み取った表面画像データおよび裏面画像データに基づく表面画像Iaおよび裏面画像Ibであり、2穴のパンチ穴に基づく候補画像Cが正確に検出された場合を示している。候補画像C1と候補画像C3は、2穴のパンチ穴のうち一方のパンチ穴に基づくものであり、候補画像C2と候補画像C4は、2穴のパンチ穴のうち他方のパンチ穴に基づくものである。この場合、表面画像Ia上の候補画像C1,C2の位置と、裏面画像Ib上の候補画像C3,C4の位置とは、鏡像の関係となる。
なお、図3ないし図13に示す表面画像Iaおよび裏面画像Ibは、全て正像を示すものとする。また、図3ないし図7および図13は、候補画像検出部220、欠損部画像検出部230および画像処理部240の説明上、表面画像Iaおよび裏面画像Ibを可視化したものであり、実際にディスプレー25上に表示されるものではない。
候補画像検出部220は、表面画像Iaおよび裏面画像Ibの全体領域、または候補画像Cが存在する可能性のある一部の領域を対象として候補画像Cを検出する。また、検出方法としては、既知の技術を適用可能である。例えば、背景色と異なる色の画素の集合体を含む領域を抽出し、抽出した領域のサイズや形状等が所定の検出条件を満たす場合、その領域の画像を候補画像Cとして検出する、などの方法が考えられる。
欠損部画像検出部230は、表面画像Iaと裏面画像Ibを比較し、その比較結果に基づいて、表面画像Iaおよび裏面画像Ibから、原稿に形成されたパンチ穴に対応するパンチ穴画像を検出する。具体的には、表面画像Iaおよび裏面画像Ibの少なくとも一方から候補画像Cが検出された場合、表面画像Iaおよび裏面画像Ibの一方の画像である第1画像と、表面画像Iaおよび裏面画像Ibの他方の画像の鏡像である第2画像と、の照合結果に基づいて、候補画像Cがパンチ穴画像であるか否かを判定する。つまり、この判定によってパンチ穴画像であると判定した候補画像Cを、パンチ穴画像として検出する。なお、以下の説明では、例えば表面画像Iaを「第1画像」、裏面画像Ibの鏡像を「第2画像」として読み替え可能である。
また、欠損部画像検出部230は、取得部210が取得した表面画像データおよび裏面画像データのデータ種別を判定し、その判定結果に応じて、候補画像Cがパンチ穴画像であるか否かを判定するための判定アルゴリズムを変更する。本実施形態では、取得した表面画像データおよび裏面画像データを画像解析し、「文書データ」であるか否かを判定する。「文書データ」とは、文字を含む(または文字を主体とする)画像を表示するためのデータを指し、「文書データ」であるか否かの判別は、OCR(Optical Character Recognition)技術を用いる。
また、欠損部画像検出部230は、判定アルゴリズムとして、「第1判定アルゴリズム」と「第2判定アルゴリズム」のいずれを用いるかを選択する。具体的には、表面画像データおよび裏面画像データのデータ種別が「文書データ」の場合、「第1判定アルゴリズム」を選択し、「文書データ」ではない場合、「第2判定アルゴリズム」を選択する。但し、表面画像データおよび裏面画像データの一方が「文書データ」であって、他方が「文書データ」ではない場合、「第1判定アルゴリズム」を選択する。
なお、このように表面画像データと裏面画像データのデータ種別が異なる場合、ユーザーに判定アルゴリズムの指定を促し、ユーザーの指定に基づいて判定アルゴリズムを選択してもよい。また、表面画像データおよび裏面画像データの一方が「文書データ」であって、他方が「文書データ」ではない場合、「第2判定アルゴリズム」を選択する構成でもよい。さらに、データ種別の判定結果と判定アルゴリズムとをユーザーが任意に対応付けたテーブルをPC2内に記憶させておき、当該テーブルに基づいて判定アルゴリズムを選択する構成でもよい。
ここで、各判定アルゴリズムについて説明する。「第1判定アルゴリズム」とは、第1画像と第2画像とを照合したとき、第1画像と第2画像とで同じ位置に存在する候補画像Cを、パンチ穴画像として判定するアルゴリズムである。但し、第1画像と第2画像とで同じ位置に存在する候補画像Cであっても、大きさおよび形状の少なくとも一方の差異が閾値を超える場合は、パンチ穴画像として判定しない。
図5および図6は、第1判定アルゴリズムの説明図である。欠損部画像検出部230は、図3に示す表面画像Iaに含まれる候補画像C1,C2の位置と対応する候補画像C3,C4以外の候補画像C5が裏面画像Ibから検出された場合(図5参照)、この候補画像C5は、パンチ穴画像として判定しない。
なお、「表面画像Iaに含まれる候補画像Cの位置と対応する候補画像C」とは、裏面画像Ib上において、表面画像Ia上の候補画像Cと鏡像の位置関係にある候補画像Cを指す。また、「候補画像Cの位置」は、候補画像Cの基準位置(候補画像Cの中心など)と、原稿の基準位置(原稿の四隅など)と、の相対位置により特定される。また、「鏡像の位置関係にある」とは、表面画像Ia上の候補画像Cの位置と裏面画像Ibの鏡像上の候補画像Cの位置との差異が閾値以内であることを指す。なお、この場合の閾値は、所定値(設定値)であってもよいし、原稿の大きさ、候補画像Cの大きさ、データ種別等に応じて変更される可変値であってもよい。
一方、欠損部画像検出部230は、図6に示す裏面画像Ib上の候補画像C6について、図3に示す表面画像Ia上の候補画像C2の位置と対応する候補画像Cであるが、候補画像C2と比較すると大きさおよび形状の少なくとも一方差異が閾値を超えるため、パンチ穴画像として判定しない。
なお、「大きさ」については、候補画像Cの面積や候補画像Cの表示画素数より特定される。また、「形状」については、既知の形状判定アルゴリズム(形状マッチング画像処理技術)を用いて特定される。また、大きさおよび形状の差異を判定するための閾値は、所定値(設定値)であってもよいし、原稿の大きさ、候補画像Cの大きさ、データ種別等に応じて変更される可変値であってもよい。さらに、候補画像Cの「大きさのみ」、「形状のみ」、「大きさおよび形状」の差異が閾値を超えるか否かを判定してもよく、いずれを採用するかについて、ユーザーが選択してもよいし、原稿の大きさ、候補画像Cの大きさ、データ種別等に応じて決定してもよい。
次に、「第2判定アルゴリズム」について説明する。「第2判定アルゴリズム」とは、第1画像と第2画像とを照合したとき、第1画像と第2画像とで同じ位置に存在する候補画像Cと、第1画像および第2画像の一方の画像に存在し、他方の画像の同じ位置には存在しない候補画像Cとを、いずれもパンチ穴画像として判定するアルゴリズムである。つまり、欠損部画像検出部230は、第1画像と第2画像とを照合したとき、同じ位置にある候補画像Cだけでなく、異なる位置にある候補画像Cについてもパンチ穴画像として判定する。
図7は、第2判定アルゴリズムの説明図である。欠損部画像検出部230は、図3に示す表面画像Ia上の候補画像C1と対応する位置にある裏面画像Ib上の候補画像C3をパンチ穴画像として判定する。さらに、欠損部画像検出部230は、図3に示す表面画像Ia上の候補画像C2と対応する位置(符号51参照)に裏面画像Ibから候補画像Cが検出されない場合であっても、表面画像Iaに含まれる候補画像C2をパンチ穴画像として判定する。なお、この場合、裏面画像Ibにもパンチ穴画像が存在する可能性が高いため、符号51の領域は、後述する画像処理部240にて除去対象領域Eとして扱われる。
図2の説明に戻る。画像処理部240は、欠損部画像検出部230により、パンチ穴画像であると判定された候補画像Cを、当該候補画像Cが検出された表面画像Iaおよび裏面画像Ibの少なくとも一方から除去する。また、画像処理部240は、欠損部画像検出部230により、第1画像および第2画像の一方の画像にパンチ穴画像として判定された候補画像Cが存在する場合であって、他方の画像の同じ位置には対応する候補画像Cが存在しない場合、他方の画像における一方の画像の候補画像Cに対応する領域(図7の符号51参照)の画像を除去する。
なお、「他方の画像における一方の画像の候補画像Cに対応する領域」とは、一方の画像の候補画像Cの外形に相当する領域でもよいし、外形を所定量拡大した領域でもよい。また、除去領域パターンをHDD26内の所定の記憶領域に記憶しておき、当該除去領域パターンに基づいて除去領域を決定してもよい。また、「候補画像C(または候補画像Cに対応する領域)を除去する」とは、候補画像C(または候補画像Cに対応する領域)の周辺領域の画素を用いて補間する(周辺領域の色で塗りつぶす)ことを指す。なお、パンチ穴画像と判定された候補画像Cの除去方法(塗りつぶす色の決定方法を含む)については、既知の技術を適用可能である。
表示制御部250は、画像処理部240による画像処理後(パンチ穴画像と判定された候補画像C等の除去処理後)の表面画像Iaおよび裏面画像Ibをディスプレー25に表示させる。また、表示制御部250は、欠損部画像検出部230の検出結果と、ユーザーにより設定された原稿の綴じ位置(「長辺綴じ」または「短辺綴じ」)と、に基づいて、表面画像Iaおよび裏面画像Ibの表示向きを変更して表示する。
ここで、図8ないし図11を参照し、表示制御部250による綴じ位置に応じた表示向き変更制御について説明する。ここでは、「両面原稿スキャン」が指示された場合の読取結果を示す。特に図示しないが、「片面原稿スキャン」が指示された場合は、表面画像Iaおよび裏面画像Ibのいずれか一方のみを表示する。なお、図8ないし図11において、符号Eは、画像処理部240による除去対象領域(パンチ穴画像と判定された候補画像C、またはその候補画像Cに対応する領域)を示す。また、「表面」および「裏面」の文字は、説明上、表面画像Iaおよび裏面画像Ibのいずれであるか、および各画像の向きを示すために記載したものであり、実際にディスプレー25上に表示されるものではない。
図8および図9は、長辺綴じの場合の表面画像Iaおよび裏面画像Ibの表示例を示す図である。スキャナー1による画像データの読取結果を表示したとき、表示制御部250による表示制御を行わない場合は、原稿のスキャン方向に応じて、図8のように表示されたり、図9のように表示されたりする可能性がある。ここでは、1枚の原稿をスキャンした場合であって、ディスプレー25の左側に表面画像Iaを表示し、ディスプレー25の右側に裏面画像Ibを表示する場合を例示する。
例えば、表示制御部250は、ユーザーにより「長辺綴じ(左綴じ)」に設定された場合、図8に示すように、表面画像Iaの左側に除去対象領域E,Eが位置し、裏面画像Ibの右側に除去対象領域E,Eが位置していれば表示向きを変更しない。一方、それ以外の場合は、表示向きを変更する。例えば、図9に示すように、表面画像Iaの下側に除去対象領域E,Eが位置し、裏面画像Ibの上側に除去対象領域E,Eが位置している場合、表示向きを右側に90°回転させる。なお、「長辺綴じ」の場合であっても、左綴じではなく右綴じの場合や、ユーザーが原稿の表裏を逆にしてスキャンする場合なども考えられるため、表面画像Ia(左側に配置された画像)の右側に除去対象領域E,Eが位置し、裏面画像Ib(右側に配置された画像)の左側に除去対象領域E,Eが位置している場合、表示向きを変更しない構成でもよい。
一方、図10および図11は、短辺綴じの場合の表面画像Iaおよび裏面画像Ibの表示例を示す図である。表示制御部250は、ユーザーにより「短辺綴じ(上綴じ)」に設定された場合、図10に示すように、表面画像Iaの上側に除去対象領域E,Eが位置し、裏面画像Ibの下側に除去対象領域E,Eが位置していれば表示向きを変更しない。一方、それ以外の場合は、表示向きを変更する。例えば、図11に示すように、表面画像Iaの左側に除去対象領域E,Eが位置し、裏面画像Ibの右側に除去対象領域E,Eが位置している場合、表示向きを右側に90°回転させる。なお、「短辺綴じ」の場合であっても、上綴じではなく下綴じの場合や、ユーザーが原稿の表裏を逆にしてスキャンする場合なども考えられるため、表面画像Ia(左側に配置された画像)の下側に除去対象領域E,Eが位置し、裏面画像Ib(右側に配置された画像)の上側に除去対象領域E,Eが位置している場合、表示向きを変更しない構成でもよい。
次に、図12のフローチャートを参照し、PC2による画像データ読取結果表示処理(画像処理装置の画像検出方法を含む)の流れを説明する。PC2は、スキャナー1から表面画像データおよび裏面画像データを取得すると(S01)、これら表面画像データに基づく表面画像Iaおよび裏面画像データに基づく裏面画像Ibから候補画像Cを検出する(S02)。ここで、候補画像Cが検出されなかった場合(S03:No)、S09に進む(ディスプレー25上に、取得した画像データに基づく表示を行う)。また、候補画像Cが検出された場合(S03:Yes)、表面画像データおよび裏面画像データを解析し、少なくとも一方が文書データであるか否かを判別する(S04)。
表面画像データおよび裏面画像データの少なくとも一方が文書データである場合(S04:Yes)、「第1判定アルゴリズム」に基づいて、検出された候補画像Cがパンチ穴画像であるか否かを判定する(S05)。また、パンチ穴画像であると判定された候補画像Cを除去する(図3と図5の関係において、候補画像C1,C2,C3,C4を除去し、図3と図6の関係において、候補画像C1,C3を除去する,S06)。その後、設定された綴じ位置と、候補画像Cの判定結果(表面画像Iaおよび裏面画像Ib上の除去対象領域Eの位置)に応じて表示向きの変更が必要か否かを判定し(S07)、必要と判定した場合は(S07:Yes)、表面画像Iaおよび裏面画像Ibの表示向きを変更し(S08)、ディスプレー25上に表示する(S09)。
一方、表面画像データおよび裏面画像データがいずれも文書データではない場合は(S04:No)、「第2判定アルゴリズム」に基づいて、検出された候補画像Cがパンチ穴画像であるか否かを判定する(S10)。その後、パンチ穴画像であると判定された候補画像Cと、その候補画像Cに対応する領域の画像と、を除去し(図3と図7の関係において、候補画像C1,C2,C3および領域51の画像を除去し,S11)、S07に進む。
以上説明したとおり、本実施形態に係る画像処理システムSYによれば、原稿両面の読取結果である表面画像Iaおよび裏面画像Ibに基づいて、各画像から検出された候補画像Cが、原稿に形成されたパンチ穴に対応するパンチ穴画像であるか否かを判定するため、表面画像Iaおよび裏面画像Ibの一方のみに基づいて判定する場合と比較し、正確な判定を行うことができる。また、欠損部画像であると判定された候補画像Cが存在する場合、当該候補画像Cを除去するため、パンチ穴の影響のない表面画像Iaおよび裏面画像Ibを得ることができる。
また、表面画像データおよび裏面画像データのデータ種別に応じて、候補画像Cがパンチ穴画像であるか否かを判定するための判定アルゴリズムを変更するため、より正確な判定を行うことができる。具体的には、データ種別が「文書データ」であると判定した場合、「第1判定アルゴリズム」より、第1画像と第2画像で同じ位置に存在する候補画像Cのみ、欠損部画像として判定する。これにより、パンチ穴画像ではない候補画像C(例えば、原稿に印刷されていた文書中の文字や記号など)を誤ってパンチ穴画像であると判定してしまう誤判定を減らすことができる。また、第1判定アルゴリズムでは、第1画像と第2画像とで同じ位置に存在する候補画像Cであっても、大きさおよび形状の少なくとも一方の差異が閾値を超える場合、パンチ穴画像として判定しないため、さらに誤判定を減らすことができる。
一方、データ種別が「文書データ」ではないと判定した場合、「2判定アルゴリズム」より、第1画像と第2画像で同じ位置に存在する候補画像Cだけでなく異なる位置に存在する候補画像Cも、欠損部画像として判定する。これにより、パンチ穴画像である候補画像Cをパンチ穴画像ではないと判定してしまう誤判定(パンチ穴画像の判定漏れ)を減らすことができ、ひいては確実にパンチ穴の影響を除去することができる。
また、本実施形態によれば、表面画像Iaおよび裏面画像Ib上の、パンチ穴画像の位置(除去対象領域Eの位置)に応じて、ユーザーが視認し易いように表面画像Iaおよび裏面画像Ibの表示向きを変更するため、ユーザーが表示向きを変更する手間を軽減できる。
なお、上記の実施形態に限らず、以下の変形例を採用可能である。
[変形例1]
上記の実施形態におけるPC2の構成(図2参照)に、再検出部(図示省略)を追加してもよい。再検出部は、候補画像検出部220により、第1画像および第2画像の一方の画像から検出された候補画像Cと同じ位置に、他方の画像から候補画像Cが検出されない場合、他方の画像に対し、一方の画像から検出された候補画像Cに対応する領域における候補画像Cの再検出処理を行う。この場合、欠損部画像検出部230は、候補画像検出部220および再検出部により検出された候補画像Cに基づいて欠損部画像を検出する。
図13は、本変形例に係る再検出処理の説明図である。本変形例においても、例えば表面画像Iaを「第1画像」、裏面画像Ibの鏡像を「第2画像」として読み替え可能である。再検出部は、図3に示す表面画像Iaに含まれる候補画像C2と対応する位置に裏面画像Ibから候補画像Cが検出されない場合、候補画像C2と対応する位置を中心とした所定範囲の領域(符号52参照)に対し、再検出処理を行う。また、所定範囲ではなく、原稿の大きさ、候補画像Cの大きさ、データ種別等に応じて再検出処理の対象範囲を変更してもよい。この構成によれば、候補画像Cの再検出を行うため、候補画像Cの検出漏れによるパンチ穴画像の誤判定を減らすことができる。
なお、再検出部は、候補画像Cに対応する領域に対し、候補画像検出部220による候補画像Cの検出処理よりも詳細な(重点的な)検出処理を行うことが好ましい。例えば、背景色と異なる色の画素の集合体が抽出できなかった場合、候補画像Cに対応する領域内で輝度差を調べ、同じ輝度からなる所定形状の領域を検出できた場合、その所定形状の領域を候補画像Cとして検出する、などの方法が考えられる。
また、再検出部による再検出は、データ種別が「文書データ」である場合(「第1判定アルゴリズム」を用いる場合)のみ行ってもよい。これにより、「第2判定アルゴリズム」を用いる場合の再検出処理を省略できるため、処理負荷を軽減できる。
[変形例2]
上記の実施形態では、「欠損部」として、パンチ穴を例示したが、パンチ穴以外の欠落部(ステープラ用針またはステープラ跡など)、原稿破れなどの破損部に基づく画像を、欠損部画像として判定してもよい。また、「欠損部」は、必ずしも物理的に欠損されたものでなくてもよい。例えば、物理的な欠損部が形成された媒体を複写したものを原稿として用いる場合、当該原稿に形成された欠損部画像も判定可能である。なお、パンチ穴、ステープラ針またはステープラ跡以外の欠損部に基づく欠損部画像を判定する場合、表示制御部250による表示向き変更処理は省略してもよい。
[変形例3]
上記の実施形態では、「画像処理装置」としてPC2を例示したが、タブレット端末(タッチ式センサー付のディスプレーを備えた装置)やサーバーなど、各種情報処理装置を「画像処理装置」として用いてもよい。
[変形例4]
また、スキャナー1とPC2を一体化し、スキャナー1内に、図2に示したPC2の各部を設けてもよい。この場合、スキャナー1の操作パネル15に、画像処理および表示向き変更処理後の表面画像Iaおよび裏面画像Ib(図8および図10参照)を表示すればよい。また、スキャナー1以外にも、読取機構16を備えた装置(複合機など)を「画像処理装置」としてもよい。
[変形例5]
上記の実施形態においてスキャナー1は、「両面原稿スキャン」が指示された場合、原稿の両面を同時にスキャンするものとしたが、必ずしも同時にスキャンする必要はない。例えば、原稿の片面のみを先にスキャンし、その後原稿の逆の面をスキャンする構成でもよい。
[変形例6]
上記の実施形態では、「画像処理プログラム」の一例として、スキャナードライバー42を例示したが、スキャナードライバー42とは別のアプリケーションを、「画像処理プログラム」として用いてもよい。また、当該プログラムをPC2と通信可能な別装置(サーバーなど)に設け、PC2が別装置と通信を行いながら画像処理や表示制御を行う構成でもよい。
[変形例7]
上記の実施形態および変形例に示した画像処理システムSY内の各装置における各構成要素(各機能)をプログラムとして提供しても良い。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリー等)に格納して提供しても良い。すなわち、コンピューターを画像処理システムSY内の各装置の各構成要素(各機能)として機能させるためのプログラム、それを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1…スキャナー、2…PC、110…読取部、210…取得部、220…候補画像検出部、230…欠損部画像検出部、240…画像処理部、250…表示制御部、SY…画像処理システム

Claims (12)

  1. 原稿の表面を読み取った表面画像データと、前記原稿の裏面を読み取った裏面画像データと、を取得する取得部と、
    前記表面画像データに基づく表面画像と前記裏面画像データに基づく裏面画像との比較に基づいて、前記表面画像または前記裏面画像から、前記原稿に形成された欠損部に対応する欠損部画像を検出する欠損部画像検出部と、を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記表面画像および前記裏面画像から、前記欠損部画像の候補となる候補画像を検出する候補画像検出部を備え、
    前記欠損部画像検出部は、前記表面画像および前記裏面画像の少なくとも一方から前記候補画像が検出された場合、前記表面画像および前記裏面画像に基づいて、前記候補画像が前記欠損部画像であるか否かを判定し、前記欠損部画像であると判定した前記候補画像を、前記欠損部画像として検出することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記欠損部画像検出部により検出された前記欠損部画像を、前記表面画像および前記裏面画像の少なくとも一方から除去する画像処理部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記欠損部画像検出部は、前記表面画像および前記裏面画像の一方の画像である第1画像と、前記表面画像および前記裏面画像の他方の画像の鏡像である第2画像と、の照合結果に基づいて、前記欠損部画像を検出することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記欠損部画像検出部は、前記表面画像および前記裏面画像の一方の画像である第1画像と、前記表面画像および前記裏面画像の他方の画像の鏡像である第2画像と、を照合したとき、前記第1画像と前記第2画像とで同じ位置に存在する前記候補画像と、前記第1画像および前記第2画像の一方の画像に存在し、他方の画像の同じ位置には存在しない前記候補画像とを、いずれも前記欠損部画像として検出し、
    前記欠損部画像検出部により検出された前記欠損部画像を除去すると共に、前記第1画像および前記第2画像の一方の画像に前記欠損部画像として検出された前記候補画像が存在する場合であって、他方の画像の同じ位置には存在しない場合、前記他方の画像における前記一方の画像の前記候補画像に対応する領域の画像を除去する画像処理部を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  6. 前記欠損部画像検出部は、前記第1画像と前記第2画像とを照合したとき、前記第1画像と前記第2画像とで同じ位置に存在する前記候補画像を、前記欠損部画像として検出することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  7. 前記候補画像検出部により、前記第1画像および前記第2画像の一方の画像から検出された前記候補画像と同じ位置に、他方の画像から前記候補画像が検出されない場合、前記他方の画像に対し、前記一方の画像から検出された前記候補画像に対応する領域における前記候補画像の再検出処理を行う再検出部を備え、
    前記欠損部画像検出部は、前記候補画像検出部および前記再検出部により検出された前記候補画像に基づいて前記欠損部画像を検出することを特徴とする請求項4または6に記載の画像処理装置。
  8. 前記欠損部画像検出部は、前記第1画像と前記第2画像とで同じ位置に存在する前記候補画像が前記欠損部画像であるか否かを、大きさおよび形状の少なくとも一方の差異に基づいて判定することを特徴とする請求項6または7に記載の画像処理装置。
  9. 前記欠損部画像検出部は、前記表面画像データおよび前記裏面画像データのデータ種別に応じて、前記欠損部画像であるか否かを判定するためのアルゴリズムを変更することを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記欠損部は、パンチ穴であり、
    前記欠損部画像検出部の検出結果に基づき、前記表面画像および前記裏面画像の表示向きを変更して表示する表示制御部を備えることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. コンピューターを、
    原稿の表面を読み取った表面画像データと、前記原稿の裏面を読み取った裏面画像データと、を取得する取得部と、
    前記表面画像データに基づく表面画像と前記裏面画像データに基づく裏面画像との比較に基づいて、前記表面画像または前記裏面画像から、前記原稿に形成された欠損部に対応する欠損部画像を検出する欠損部画像検出部と、として機能させるための画像処理プログラム。
  12. 原稿の表面を読み取った表面画像データと、前記原稿の裏面を読み取った裏面画像データと、を取得し、
    前記表面画像データに基づく表面画像と前記裏面画像データに基づく裏面画像との比較に基づいて、前記表面画像または前記裏面画像から、前記原稿に形成された欠損部に対応する欠損部画像を検出することを特徴とする画像処理装置の画像検出方法。
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