JP2018152688A - 映像監視装置、映像監視方法及び映像監視プログラム - Google Patents

映像監視装置、映像監視方法及び映像監視プログラム Download PDF

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博基 古川
泰輔 加納
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泰輔 加納
博章 三沢
Hiroaki Misawa
博章 三沢
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Abstract

【課題】複数の監視カメラの管理作業を省力化する。【解決手段】本発明の映像監視装置は、映像解析領域に映像解析種別を関連付けて映像解析管理情報として記憶部に記憶する映像解析設定部と、映像解析管理情報の映像解析領域に映像解析領域を撮影するカメラをさらに関連付けて記憶部に記憶する解析領域設定部と、映像解析領域に関連付けられたカメラが映像解析領域を撮影した映像に対して、映像解析領域に関連付けられた映像解析種別の映像解析を実行する映像解析部と、を備えることを特徴とする。【選択図】図6

Description

本発明は、映像監視装置、映像監視方法及び映像監視プログラムに関する。
1又は複数のカメラが、例えば、店舗、事務所、生産現場のような施設の空間内を監視することが一般に行われている。多くの場合、特定のカメラは、空間内の特定の領域を撮影するように設定されている。そして、例えばカメラ自身の位置が変化した後においても、変化前に撮影していた領域と同じ領域を当該カメラが撮影し続けることが要求される場合も多い。
引用文献1の画像監視装置は、撮影時刻又はカメラの状態の少なくとも一方に検知範囲を関連付けて予め記憶しておく。そのうえで、引用文献1の画像監視装置は、時間が経過する都度、又は、カメラの状態(例えば、カメラの位置、パン、チルト、ズームの値)が変化する都度、予め記憶していた検知範囲を読み出し、カメラに対してその検知範囲を指示する。
特開2011−97487号公報
実際の現場においては、カメラで監視すべき領域(出入口の周辺等)の数は、非常に多くなる場合がある。さらに、死角が発生するのを回避するために、1つの領域を複数のカメラが監視する場合もある。すると、施設の規模によっては、カメラの総数は、数百台にも達することがある。このような場合、どのカメラがどの領域を撮影するかを設定し、必要に応じ設定内容を更新するためには、非常に大きな管理負担が課されることになる。
しかしながら、引用文献1の画像監視装置は、カメラの台数が1台であることを前提にしている。カメラの台数が多くなると、すべてのカメラについて、検知範囲を設定することは極めて困難となる。
そこで本発明は、複数の監視カメラの管理作業を省力化することを目的とする。
本発明の映像監視装置は、映像解析領域に映像解析種別を関連付けて映像解析管理情報として記憶部に記憶する映像解析設定部と、映像解析管理情報の映像解析領域に映像解析領域を撮影するカメラをさらに関連付けて記憶部に記憶する解析領域設定部と、映像解析領域に関連付けられたカメラが映像解析領域を撮影した映像に対して、映像解析領域に関連付けられた映像解析種別の映像解析を実行する映像解析部と、を備えることを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、複数の監視カメラの管理作業を省力化することができる。
(a)は、映像解析領域を説明する図である。(b)は、3次元地図の例である。(c)は、表示画面の一例である。 (a)〜(c)は、映像解析領域とカメラとの対応関係を説明する図である。 映像監視システムの構成を説明する図である。 (a)は、映像解析登録情報の一例である。(b)〜(d)は、カメラ位置管理情報の一例である。 (a)〜(e)は、映像解析管理情報の一例である。 処理の流れ及び情報の流れの概略を説明する図である。 映像解析種別設定処理手順のフローチャートである。 カメラ設定処理手順のフローチャートである。 映像解析処理手順のフローチャートである。 映像取得部及び映像解析部の冗長構成を説明する図である。 カメラの一部が魚眼カメラである例を説明する図である。 カメラが固定カメラである例を説明する図である。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。以降では、店舗内の空間をカメラが監視する例を説明する。しかしながら、本発明は、事務所、生産現場、鉄道駅、車両内部等、人間の動きが撮影される任意の施設に適用可能である。さらに、無人の工場、牧場等、人間以外の物の動きが撮影される任意の施設にも適用可能である。
(映像解析領域)
図1(a)に沿って、映像解析領域を説明する。図1(a)は、ある店舗の斜視図である。店舗は、応接室出入口51、顧客出入口52及び倉庫出入口53を有する。これらの出入口の周辺は、特に監視の必要性が高いといえる。そこで、これらの出入口の前面に、破線で表記された区画R01、R02及びR03を設ける。これらの区画R01、R02及びR03が、本実施形態の映像解析領域である。より正確には、これらの区画R01を底面として有し、所定の高さ(例えば人間の身長の平均値)を有する空間が、本実施形態の映像解析領域である。それぞれの映像解析領域を、1又は複数のカメラが監視することになる。図1(a)では、一例として、映像解析領域R03を監視する1台のカメラだけが省略的に記載されている。図1(b)及び(c)については、後記する。
図2(a)に沿って、映像解析領域とカメラとの対応関係を説明する。図2(a)は、図1(a)の店舗を真上から見た平面図である。5台のカメラC01〜C05が、天井面に設置されている。カメラC02及びC04は、映像解析領域R01を撮影(監視)している。カメラC03は、映像解析領域R02を撮影している。カメラC01及びC05は、映像解析領域R03を撮影している。これらのカメラC01〜C05は、典型的には、PTZカメラ(定義を直ちに後記)である。本実施形態においては、特段の説明がない限り、単に“カメラ”と記載する場合、それは“PTZカメラ”を意味する。図2(b)及び(c)については、後記する。
(PTZカメラ)
周知のように、カメラが首振自在の雲台上に設置されている場合、カメラのレンズの光軸は、垂直方向及び水平方向に自在に動く。水平方向の動きをパンと呼び、垂直方向の動きをチルト呼ぶ。そして、ある基準の垂直面に対する水平方向の偏位(角)を示す値をパン値と呼び、水平面に対する垂直方向の偏位(角)を示す値をチルト値と呼ぶ。パン値及びチルト値が光軸の方向を決定する。
通常、監視用のカメラのレンズは、“ズームレンズ”である。すなわち、レンズの焦点距離が変化することによって、画角が変化する。画角は、光軸を中心としてどの程度の広がりを有する空間をカメラが撮像できるかを定義する。本実施形態では、このような画角をズーム値と呼ぶ。PTZカメラは、自身のパン値、チルト値及びズーム値を変化させることができる。
(パラメータ)
一般的に、空間内におけるカメラの視野を示す空間(撮影範囲)を定義する任意の値を“パラメータ”と呼ぶ。1つのカメラについて普通、複数のパラメータが存在する。それら個々のパラメータの組合せを総称してパラメータと呼ぶ場合もある。前記したパン値、チルト値及びズーム値は、パラメータの例であるが、それ以外にもパラメータの例は存在する。例えば、あるカメラの光軸が、空間内のある1点(目標点)を通過するように誘導される場合、その目標点の3次元座標は、パラメータとなり得る。なお、本発明は、パン値、チルト値及びズーム値以外のパラメータを有する、PTZカメラ以外のカメラについても適用可能である。
(映像解析種別)
本実施形態においては、カメラが撮影したある映像解析領域の映像を解析する具体的方法を、“映像解析種別”と呼ぶ。映像解析種別は、目的に応じて様々に設定され得る。本実施形態における映像解析種別は、以下の4つである。
第1に、“顔認識”は、映像から、人物の顔面であると思われる部分映像を検出する映像解析種別である。
第2に、“人流計測”は、映像から、人物であると思われる部分映像の数、移動方向及び移動速度を検出する映像解析種別である。
第3に、“人数計測”は、映像から、人物であると思われる部分映像の数を検出する映像解析種別である。
第4に、“人物追跡”は、映像から、同一人物であると思われる部分映像の時系列の軌跡を検出する映像解析種別である。
前記以外にも、映像解析種別は、空港における危険物等、防潮堤における水位等を検出するものであってもよい。
(映像監視システム)
図3に沿って、映像監視システム1の構成を説明する。映像監視システム1は、映像監視装置2、及び、1又は複数のカメラ3を有する。映像監視装置2は、ネットワーク4を介してカメラ3と接続可能である。映像監視装置2は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、キーボード、マウス等の入力装置12、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16(カメラとの通信を司る)を有する。これらの装置は、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、映像解析登録情報31、カメラ位置管理情報32、映像解析管理情報33及び3次元地図34を格納している。
主記憶装置14における、映像取得部21、映像解析部22、解析結果表示部23、パラメータ取得部24、解析領域設定部25及び映像解析設定部26は、プログラムである。以降、“○○部は”と主体を記した場合は、中央制御装置11が、補助記憶装置15から各プログラムを読み出し、主記憶装置14にロードしたうえで、各プログラムの機能(詳細後記)を実現するものとする。
(映像解析登録情報)
図4(a)に沿って、映像解析登録情報31を説明する。映像解析登録情報31においては、映像解析種別ID欄101に記憶された映像解析種別IDに関連付けて、映像解析種別欄102には映像解析種別が記憶されている。
映像解析種別ID欄101の映像解析種別IDは、前記した映像解析種別を一意に特定する識別子である。
映像解析種別欄102の映像解析種別は、前記した映像解析種別である。
(カメラ位置管理情報)
図4(b)に沿って、カメラ位置管理情報32を説明する。カメラ位置管理情報32においては、カメラID欄111に記憶されたカメラIDに関連付けて、設置位置欄112には設置位置が記憶されている。
カメラID欄111のカメラIDは、カメラ3を一意に特定する識別子である。
設置位置欄112の設置位置は、カメラ3が設置されている位置の3次元座標値である。
図4(c)及び(d)もまた、カメラ位置管理情報32であるが、これらについては後記する。
(映像解析管理情報)
図5(a)に沿って、映像解析管理情報33を説明する。映像解析管理情報33においては、映像解析領域ID欄121に記憶された映像解析領域IDに関連付けて、映像解析領域欄122には映像解析領域が、映像解析種別ID欄123には映像解析種別IDが、カメラID欄124にはカメラIDが記憶されている。
映像解析領域ID欄121の映像解析領域IDは、前記した映像解析領域を一意に特定する識別子である。
映像解析領域欄122の映像解析領域は、映像解析領域を特定する座標値である。ここでの映像解析領域は、店舗の床面の2次元座標値を4つ組み合わせたもの(床面上の四角形を定義する)である。組み合わされる2次元座標値の数は、3つ以上であればいくつでもよい。説明を単純にするために、図5(a)における“(X11,Y11),(X12,Y12),(X13,Y13),(X14,Y14)”等は、床面におけるこれらの4点が定義する四角形を底面とし、人間の平均的な身長を高さとする立体を意味すると解釈し、以降の説明を続ける。しかしながら、一般的には、映像解析領域は、3次元の立体的な映像解析領域を定義する、4つ以上の3次元座標値であってもよい。
映像解析種別ID欄123の映像解析種別IDは、図4(a)の映像解析種別IDと同じである。
カメラID欄124のカメラIDは、図4(b)のカメラIDと同じである。図5(a)のカメラID欄124が空欄となっている理由については後記する。
図5(b)〜(e)もまた、カメラ位置管理情報32であるが、これらについては後記する。
(処理の流れ及び情報の流れ)
図6に沿って、本実施形態における処理の流れ及び情報の流れの概略を説明する。なお、詳細は、後記する3つの“処理手順”において説明する。
(第1段階)
映像解析設定部26は、3次元地図34、並びに、ユーザが入力装置12(図3)を介して入力した映像解析領域及び映像解析領域ごとの映像解析種別に基づいて、映像解析管理情報33を作成する。ここでの映像解析管理情報33は、映像解析領域に映像解析種別を関連付けているが、映像解析領域にカメラを未だ関連付けていない。すなわち、カメラIDは未設定である(図5(a)参照)。
(第2段階)
パラメータ取得部24は、カメラ3からパラメータを受信し、受信したパラメータを解析領域設定部25に渡す。解析領域設定部25は、パラメータ、カメラ位置管理情報32、及び、映像解析管理情報33(カメラID未設定)に基づいて、映像解析管理情報33を更新する。ここで更新された映像解析管理情報33は、映像解析領域にカメラを関連付けている。すなわち、カメラIDが設定済みとなっている(図5(b)参照)。
(第3段階)
映像取得部21は、カメラ3から映像を受信し、受信した映像を映像解析部22に渡す。映像解析部22は、映像、及び、映像解析管理情報33(カメラID設定済)に基づいて、映像解析結果を作成し、作成した映像解析結果を解析結果表示部23に渡す。ここでの映像解析管理情報33は、どのカメラが撮影したどの映像解析領域の映像をどのような映像解析種別で処理すべきかを指示するものである。したがって、映像解析部22は、例えば“カメラC02が撮影した映像解析領域R01の映像から、人間の顔面を検出する”のような処理を実行できる。そして、解析結果表示部23は、映像解析結果(例えば、不審者の顔面の映像)を出力装置13(図3)に表示する。
以降で、本実施形態の処理手順を説明する。処理手順は3つあり、それらは、前記した第1段階に対応する“映像解析種別設定処理手順”、第2段階に対応する“カメラ設定処理手順”、及び、第3段階に対応する“映像解析処理手順”である。
(映像解析種別設定処理手順)
図7に沿って、映像解析種別設定処理手順を説明する。
ステップS201において、映像解析設定部26は、3次元地図34を取得する。具体的には、映像解析設定部26は、補助記憶装置15から3次元地図34を取得する。ここでの3次元地図34は、例えば、空間内における各線分の両端点の3次元座標を線分の数だけ定義したものである。このような3次元地図34が任意の点から任意の平面に投影される(レンダリングされる)と、例えば図1(b)のように表示される。3次元地図34は、典型的には、施設(店舗)設計時のCADデータである。3次元地図34は、施設竣工時以降に現場でレーザスキャナ等を使用して計測したものであってもよい。
ステップS202において、映像解析設定部26は、3次元地図34を表示する。具体的には、第1に、映像解析設定部26は、ステップS201において取得した3次元地図34を出力装置13に3次元的に表示する。このときに表示された画面の例が図1(c)である。以降では分かり易さのために、3次元的に表現された地図(レンダリング時に2次元に変換されている)もまた、3次元地図34と呼ぶ。
第2に、映像解析設定部26は、画面上の任意の位置に、3次元地図34に重ならないように映像解析種別入力欄54を表示する。映像解析種別入力欄54は、映像解析種別ボタン54a〜54dを有する。個々の映像解析種別ボタン54a〜54dは、それぞれ、前記した顔認識、人流計測、人数計測及び人物追跡に対応している。
ステップS203において、映像解析設定部26は、映像解析領域を受け付ける。具体的には、第1に、映像解析設定部26は、ユーザが3次元地図上で映像解析領域を示す1又は複数の図形をマウス等の入力装置12を介して入力(描画)するのを受け付ける。ここで描画される図形は、典型的には床面上の四角形であるが、立体を示す図形でもよい。映像解析設定部26は、描画された図形が立体図形である場合であっても、平面図形である場合であっても、その図形に基づいて、3次元空間内でその図形を特定する複数の3次元座標値を生成する。
第2に、映像解析設定部26は、ステップS203の“第1”において受け付けた映像解析領域を示す図形のそれぞれに、映像解析領域IDを採番したうえで割り当てる。
ステップS204において、映像解析設定部26は、映像解析種別を受け付ける。具体的には、第1に、映像解析設定部26は、ステップS203の“第1”において描画された図形のうちの任意の1つをユーザがマウス等の入力装置12を介して選択するのを受け付ける。
第2に、映像解析設定部26は、映像解析種別ボタン54a〜54d(図1(c))のうちのいずれか1つをユーザが押下するのを受け付ける。
第3に、映像解析設定部26は、以下のデータの組合せを一次的に主記憶装置14に記憶する。
・ステップS203の第2において割り当てた映像解析領域ID
・ステップS204の“第1”において選択された図形の3次元座標値
・ステップS204の“第2”において押下された映像解析種別ボタン54a等の映像解析種別を特定する映像解析種別ID
映像解析設定部26は、ステップS204の“第1”、“第2”及び“第3”の処理を、ステップS203の“第1”において描画されたすべての図形について繰り返す。
ステップS205において、映像解析設定部26は、映像解析管理情報33を作成する。具体的には、第1に、映像解析設定部26は、映像解析管理情報33(図5(a))の新たなレコード(行)を生成する。
第2に、映像解析設定部26は、新たなレコードの映像解析領域欄121、映像解析領域欄122及び映像解析種別欄123に、ステップS204の“第3”において一次的に記憶した、映像解析領域ID、3次元座標値及び映像解析種別IDをそれぞれ記憶する。
映像解析設定部26は、ステップS205の処理を、ステップS203の“第1”において描画されたすべての図形について繰り返す。繰り返し処理が終了した段階で、映像解析設定部26は、図5(a)のような、映像解析管理情報33を生成していることになる。そのレコードの数は、ステップS203の“第1”において描画されたすべての図形の数(映像解析領域の数)に等しい。カメラID欄124は、空欄のままである。
その後、映像解析種別設定処理手順を終了する。
(カメラ設定処理手順)
図8に沿って、カメラ設定処理手順を説明する。当該説明の前提として、過去のある期間、各カメラ3が商品棚を監視するように各カメラ3にパラメータが設定されていたとする。当然のことながら、この期間においては、個々のカメラ3の撮影範囲は、映像解析種別設定処理手順(図7)において設定された映像解析領域とは全く無関係である。その後、映像監視システム1のユーザは、いままで商品棚を監視していた各カメラが以降出入口を監視するようにパラメータを変更したとする。その後、カメラ設定処理手順が開始される。
ステップS221において、パラメータ取得部24は、パラメータ及びカメラIDを取得する。具体的には、パラメータ取得部24は、任意の1つのカメラ3からカメラID及びパラメータを受信する。カメラ3は、自身のカメラIDを保持しているものとする。そして、パラメータ取得部24は、受信したカメラID及びパラメータを解析領域設定部25に渡す。解析領域設定部25は、これらを受け取る。
ステップS222において、解析領域設定部25は、撮影範囲を計算する。具体的には、第1に、解析領域設定部25は、ステップS221において受け取ったカメラIDをキーとしてカメラ位置管理情報32を検索し、該当するレコードの設置位置を取得する。
第2に、解析領域設定部25は、ステップS222の“第1”において取得した設置位置、及び、ステップS221において受け取ったパラメータ(パン値、チルト値及びズーム値)に基づいて、そのカメラ3の現時点の実際の撮影範囲を計算する。
撮影範囲の計算結果は、例えば、カメラ3の設置位置を1つの頂点とする四角錐のような立体として表現され得る。もちろんこの立体は、円錐又は他の多角錐であってもよいが、カメラ3の画面は通常長方形であるので、この立体もまた、通常四角錐である。図1(a)の撮影範囲は、カメラの設置位置を1つの頂点とし床面を底面とする四角錐と、カメラの設置位置を1つの頂点とし壁面を底面とする四角錐との合成立体図形である。
ステップS223において、解析領域設定部25は、撮影範囲と映像解析領域との重なりの有無を検出する。具体的には、第1に、解析領域設定部25は、映像解析管理情報33(図5(a))の未処理の任意のレコードを取得し、取得したレコードの映像解析領域を取得する。ここで取得されたレコードを“処理対象レコード”と呼ぶことがある。
第2に、解析領域設定部25は、ステップS222の“第2”において計算した撮影範囲とステップS223の“第1”において取得した映像解析領域とが、少なくともその一部同士が重なりあっているか否かを検出する。解析領域設定部25は、立体同士が共通点を有するか否かを検出してもよいし、簡易的に、平面(床面)としての映像解析領域が立体としての撮影範囲と共通点を有するか否かを検出してもよい。解析領域設定部25は、重なりあっていることを示す“有”、又は、重なりあっていないことを示す“無”のいずれかを検出結果として生成することになる。
ステップS224において、解析領域設定部25は、重なりがあるか否かを判断する。具体的には、解析領域設定部25は、ステップS223の“第2”における検出結果が“有”であった場合(ステップS224“Yes”)、ステップS225に進み、“無”であった場合(ステップS224“No”)、ステップS226に進む。
ステップS225において、解析領域設定部25は、カメラIDを登録する。具体的には、解析領域設定部25は、処理対象レコードのカメラID欄124に、ステップS221において受け取ったカメラIDを記憶する。
ステップS226において、解析領域設定部25は、未処理の映像解析領域があるか否かを判断する。具体的には、解析領域設定部25は、映像解析管理情報33の未処理のレコードが残っている場合(ステップS226“Yes”)、ステップS223に戻り、未処理のレコードが残っていない場合(ステップS226“No”)、カメラ設定処理手順を終了する。
カメラ設定処理手順は、すべてのカメラ3について繰り返し実行される。その結果、図5(b)のような映像解析管理情報33が作成されることになる。この段階で、映像解析管理情報33のあるレコードのカメラID欄124には、1又は複数のカメラIDが記憶されていることもあり、カメラIDが記憶されていない(その映像解析領域を撮影範囲としているカメラがない)場合もある。
当然のことながら、映像解析管理情報33のすべてのレコードのカメラID欄124に、1又は複数のカメラIDが記憶されることが望ましい。そこで、カメラID欄124が空欄であるレコードが1つでも生じている場合、解析領域設定部25は、以下の処理を実行するものとする。
・解析領域設定部25は、出力装置13に、店舗の3次元地図34を表示し、3次元地図34に重ねて、映像解析管理情報33のレコードのうちカメラID欄124が空欄であるレコード(無監視レコード)の映像解析領域が定義する図形を表示する。この段階で、ユーザは、どの映像解析領域が無監視状態になっているかを知る。
・いずれの映像解析領域に対しても割り当てられていない1又は複数のカメラ3が存在する場合、解析領域設定部25は、その1又は複数のカメラを第1の候補群とする。
・映像解析管理情報33のレコードのうちカメラID欄124に複数のカメラIDが記憶されているレコード(重複監視レコード)が存在する場合、解析領域設定部25は、重複監視レコードのカメラIDが特定する1又は複数のカメラを第2の候補群とする。
・解析領域設定部25は、無監視レコードの映像解析領域の代表点(例えば重心)と、第1の候補群に属するカメラのそれぞれとの間の距離を算出する。そして、解析領域設定部25は、この距離が最も短くなるようなカメラを“提案カメラ”とする。提案カメラは、他のカメラに比して、無監視レコードの映像解析領域のより鮮明な映像を取得し得る。
・第1の候補群に属するカメラが存在しない場合、解析領域設定部25は、無監視レコードの映像解析領域の代表点と、第2の候補群に属するカメラのそれぞれとの間の距離を算出する。そして、解析領域設定部25は、この距離が最も短くなるようなカメラを“提案カメラ”とする。
・解析領域設定部25は、設定変更推奨メッセージを出力装置13に表示する。設定変更推奨メッセージは、“無監視状態になっている映像解析領域を、カメラC○○に撮影させますか?”である。“C○○”は、提案カメラのカメラIDである。そして、解析領域設定部25は、ユーザに対して“はい”又は“いいえ”の回答を入力することを促す。以降、ユーザは“はい”を入力したとして説明を続ける。
・解析領域設定部25は、提案カメラが、無監視レコードの映像解析領域を向くような、提案カメラのパラメータを決定する。
・解析領域設定部25は、提案カメラに対して、決定したパラメータを送信する。すると、提案カメラは、無監視レコードの映像解析領域を向く。
提案カメラが無監視レコードの映像解析領域を向いた都度、又は、何らかの理由で任意のカメラ3についてのパラメータが変更される都度、解析領域設定部25は、カメラ設定処理手順を実行する。その結果、映像解析管理情報33の一部が更新され、すべてのレコードのカメラID欄124が埋められた状態で維持される。
(映像解析処理手順)
図9に沿って、映像解析処理手順を説明する。
ステップS241において、映像取得部21は、映像及びカメラIDを取得する。具体的には、映像取得部21は、任意の1つのカメラ3から映像及びカメラIDを受信する。そして、映像取得部21は、受信した映像及びカメラIDを映像解析部22に渡す。映像解析部22は、これらを受け取る。
ステップS242において、映像解析部22は、映像解析領域のカメラIDを取得する。具体的には、第1に、映像解析部22は、映像解析管理情報33(図5(b))の未処理の任意のレコードを取得し、取得したレコードのカメラIDを取得する。ここで取得されたレコードを“解析対象レコード”と呼ぶことがある。
第2に、映像解析部22は、ステップS241において受け取ったカメラIDが、解析対象レコードのカメラIDのいずれか1つに等しいか否かを調査する。映像解析部22は、いずれか1つに等しいことを示す“等しい”、又は、いずれにも等しくないことを示す“等しくない”のいずれかを調査結果として生成することになる。
ステップS243において、映像解析部22は、カメラIDが等しいか否かを判断する。具体的には、映像解析部22は、ステップS242の“第2”における調査結果が“等しい”であった場合(ステップS243“Yes”)、ステップS244に進み、“等しくない”であった場合(ステップS243“No”)、ステップS245に進む。
ステップS244において、映像解析部22は、映像を解析する。具体的には、第1に、映像解析部22は、解析対象レコードの映像解析種別IDを取得する。さらに、映像解析部22は、取得した映像解析種別IDをキーとして映像解析登録情報31(図4(a))を検索し、該当したレコードの映像解析種別を取得する。
第2に、映像解析部22は、ステップS241において受け取った映像を、ステップS244の”第1”において取得した映像解析種別(“顔認識”等)で解析する。
第3に、映像解析部22は、映像を解析した結果を解析結果表示部23に渡す。解析結果表示部23は、これを受け取る。その後、解析結果表示部23は、解析した結果を出力装置13に表示する。
ステップS245において、映像解析部22は、未処理の映像解析領域があるか否かを判断する。具体的には、映像解析部22は、映像解析管理情報33の未処理のレコードが残っている場合(ステップS245“Yes”)、ステップS242に戻り、未処理のレコードが残っていない場合(ステップS245“No”)、映像解析処理手順を終了する。
映像解析処理手順は、ユーザの指示を契機として、すべてのカメラ3について繰り返し実行される。ステップS244の“第3”を経由する都度、解析結果表示部23は、あるカメラがある映像解析領域について映像を解析した結果を1つずつ表示することになる。解析結果表示部23は、ある映像解析領域について複数のカメラが取得した複数の映像を解析した結果を、同じ画面で表示してもよい。このとき、ユーザは、例えば、ある映像解析領域を通過する人物の顔を異なる向きから視認できる。
(映像解析管理情報の更新例1)
いま、各カメラの配置が図2(a)の状態であり、映像解析管理情報33が図5(b)の状態であるとする。このとき、カメラC03は、映像解析領域R02を撮影している。ここで、カメラC03のパラメータが変更された結果、カメラC03が映像解析領域R03を撮影することになったとする(図2(b))。この状態において、カメラ設定処理手順(図8)が実行されると、映像解析管理情報33は、図5(c)の状態に更新される。図5(b)と図5(c)とを比較すると、カメラID“C03”が、2行目から3行目に移動している。
その結果、無監視レコードとなった2行目のレコードについては、前記した方法で別途カメラIDが補充されることになる。しかしながら、むしろここで特徴的なことは、カメラC03が撮影する映像に対する映像解析種別が、“T02(人流計測)”から“T03(人数計測)”に自動的に再設定されるということである。この状態で、映像解析処理手順(図9)が実行されると、カメラC03が撮影した映像解析領域R03の映像に対して、映像解析部22は、自動的に映像解析種別“T03”の解析を実行することになる。
(映像解析管理情報の更新例2)
いま、前記の例と同様に、各カメラの配置が図2(a)の状態であり、映像解析管理情報33が図5(b)の状態であるとする。さらに、カメラ位置管理情報32が図4(b)の状態であるとする。ここで、図2(c)のように、カメラC06が増設されたとする。カメラC06は、映像解析領域R03を撮影している。すると、カメラ位置管理情報32は、図4(c)の状態に更新される。図4(c)においては、6行目のレコードが追加されている。
この状態において、カメラ設定処理手順(図8)が実行されると、映像解析管理情報33は、図5(d)の状態に更新される。図5(b)と図5(d)とを比較すると、カメラID“C06”が、3行目に追加されている。ここで特徴的なことは、カメラC06が撮影する映像に対する映像解析種別“T03(人数計測)”が、自動的に新規設定されるということである。この状態で、映像解析処理手順(図9)が実行されると、カメラC06が撮影した映像解析領域R03の映像に対して、映像解析部22は、自動的に映像解析種別“T03”の解析を実行することになる。
さらに、いま、前記の例と同様に、映像解析管理情報33が図5(b)の状態であるとする。そして、映像解析設定部26は、ユーザが図5(b)の1行目のレコードの映像解析種別IDを“T01”から“T03”に変更するのを受け付けたとする。この状態で、映像解析処理手順(図9)が実行されたとする。すると、カメラC02及びC04が撮影した映像解析領域R01の映像に対して、映像解析部22は、以前に設定されていた“T01(顔認識)”に替えて、自動的に映像解析種別“T03(人数計測)”の解析を実行することになる。
(変形例1)
図10に沿って、映像取得部21及び映像解析部22の冗長構成を説明する。図6に比して、図10においては、映像取得部21及び映像解析部22の対(組合せ)が複数存在する。対の数は、必ずしもカメラ3の台数に一致している必要はない。このようにすれば、カメラ3の台数が多い場合であっても、複数の映像取得部21及び映像解析部22が同時並列的に処理を実行することによって、処理時間を短縮できる。
(変形例2)
図11に沿って、カメラ3の一部が魚眼カメラ3bである例を説明する。図6に比して、図11においては、カメラ3の一部が魚眼カメラ3bに代替されている。一般的に、魚眼カメラは、PTZカメラに比して、画角が極端に大きくその結果解像度が低い代わりに、1台で撮像できる撮影範囲は大きい。したがって、解析精度の要求が厳しくない現場において、カメラの一部を魚眼カメラとすることによってカメラの台数を削減し映像監視システム1全体のコストを削減できる。
(変形例3)
図12に沿って、カメラ3が固定カメラ3cである例を説明する。図12は、カメラ3のすべてが固定カメラ3cである例である。固定カメラとは、首振り自在の雲台上に設置されていない単一焦点距離のカメラである。固定カメラ3cの光軸は、パラメータとして、常に同じ値である水平角及び仰俯角を有し、これらが光軸の向きを定義する。また、固定カメラ3cのレンズは、パラメータとして、常に同じ値である倍率を有している。倍率とは、例えば、そのレンズの焦点距離を基準値(例えば標準レンズの焦点距離)で除算した値である。しかしながら、手動によるメンテナンスによって、水平角及び仰俯角を調整する(台座を調節する)ことが可能であり、また、倍率を変更する(レンズを交換する)ことも可能である。つまり、固定カメラとは、パラメータを(すなわち撮影範囲を)手動によってのみ変更し得るカメラである。
なお、水平角、仰俯角及び倍率は、それぞれ、パン値、チルト値及びズーム値と本質的には同じ又は類似する概念である。ここでは、固定カメラ3cのパラメータは手動によるメンテナンスによってのみ変化し得ることを明確にするために、敢えてパン値、チルト値及びズーム値とは区別して、水平角、仰俯角及び倍率の語が使用されている。
このような固定カメラ3cを使用する場合、固定カメラ3cの台数分だけパラメータ取得部24の数を削減できる。極端な場合、すべてのカメラを固定カメラ3cとすることも可能である。図12は、その状態を示しており、パラメータ取得部24が存在しない。この場合、カメラ位置管理情報32は、図4(d)のように、水平角欄113、仰俯角欄114及び倍率欄115を有するものになる。さらに、カメラ設定処理手順(図8)のステップS221において、パラメータ取得部24がパン値、チルト値及びズーム値を取得することに代替して、解析領域設定部25は、水平角、仰俯角及び倍率の値をカメラ位置管理情報32(図4(d))から取得する。このようにすれば、ユーザが一度に多額の設備投資(PTZカメラへの買い替え、パラメータ取得部24の導入)を行う必要がなくなる。
(変形例4)
カメラ3の少なくとも一部は、インテリジェントカメラであってもよい。インテリジェントカメラとは、映像解析部22の機能を自身の内部に備えるカメラである。この場合、解析領域設定部25は、映像監視システム1の起動時に映像解析種別をインテリジェントカメラに通知する。また、解析領域設定部25は、映像解析種別が変更される都度、変更後の映像解析種別をインテリジェントカメラに通知する。この場合、映像監視装置2において、映像取得部21及び映像解析部22は不要となり、解析結果表示部23が、インテリジェントカメラから直接、映像を解析した結果を受信することになる。
(変形例5)
施設全体のセキュリティレベルが変化することがある。例えば、業務時間中のセキュリティレベルが“低”であり、夜間及び休日のセキュリティレベルが“中”であり、施設内に不審者等が侵入した場合のセキュリティレベルが“高”であるとする。映像解析種別設定処理手順のステップS204において、映像解析設定部26は、映像解析種別を、映像解析領域ごと、かつ、セキュリティレベルごとに受け付けてもよい。
この場合、映像解析管理情報33は、図5(e)のようになる。図5(e)の映像解析種別欄123の例えば1行目には、“T01→T02→T04”のように3つの映像解析種別IDが記憶されている。この例では、“T01(顔認識)”がセキュリティレベル“低”に対応し、“T02(人流計測)”がセキュリティレベル“中”に対応し、“T04(人物追跡)”がセキュリティレベル“高”に対応する。
図5(e)を全体的に見ると、業務時間中は、カメラC02及びC04が撮影した映像は、“T01(顔認識)”で解析され、カメラC01、C03及びC05が撮像した映像は、“T03(人数計測)”で解析されることになる。夜間及び休日は、カメラC02及びC04が撮影した映像は、“T02(人流計測)”で解析され、カメラC01、C03及びC05が撮像した映像は、“T04(人物追跡)”で解析されることになる。不審者等が侵入した場合は、カメラC01、C02、C03、C04及びC05が撮像した映像は、すべて“T04(人物追跡)”で解析されることになる。
(実施形態の効果)
本実施形態の映像監視装置は、以下の効果を奏する。
(1)映像監視装置は、映像解析領域、映像解析種別及びカメラの対応関係の設定・変更を容易に行うことができる。
(2)映像監視装置は、ユーザが視認しやすい形態で、映像解析領域に対して映像解析種別を設定することができる。また、映像監視装置は、設定された映像解析領域を実際に撮影しているカメラをその映像解析領域に関連付けるので、パラメータ変更の手間が削減できる。
(3)映像監視装置は、映像解析を同時並列的に実行できる。
(4)映像監視装置は、一般的に普及しているPTZを使用することができる。
(5)映像監視装置は、画角の広い魚眼カメラを使用できる。したがって、カメラの台数を削減できる。
(6)映像監視装置は、撮影範囲が手動によってのみ変更可能な固定カメラを使用できる。したがって、映像監視装置の構成を単純化できる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウエアで実現してもよい。また、前記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウエアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又は、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしもすべての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆どすべての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1 映像監視システム
2 映像監視装置
3 カメラ
4 ネットワーク
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置(記憶部)
15 補助記憶装置(記憶部)
16 通信装置
21 映像取得部
22 映像解析部
23 解析結果表示部
24 パラメータ取得部
25 解析領域設定部
26 映像解析設定部
31 映像解析登録情報
32 カメラ位置管理情報
33 映像解析管理情報
34 3次元地図

Claims (8)

  1. 映像解析領域に映像解析種別を関連付けて映像解析管理情報として記憶部に記憶する映像解析設定部と、
    前記映像解析管理情報の前記映像解析領域に前記映像解析領域を撮影するカメラをさらに関連付けて前記記憶部に記憶する解析領域設定部と、
    前記映像解析領域に関連付けられた前記カメラが前記映像解析領域を撮影した映像に対して、前記映像解析領域に関連付けられた前記映像解析種別の映像解析を実行する映像解析部と、
    を備えることを特徴とする映像監視装置。
  2. 前記映像解析設定部は、
    3次元空間を示す図形を出力装置に表示し、
    前記表示した図形に前記映像解析領域をユーザが描画するのを受け付け、
    前記受け付けた映像解析領域ごとに前記映像解析種別を前記ユーザが指定するのを受け付け、
    前記解析領域設定部は、
    前記映像解析管理情報の前記映像解析領域が現時点の実際の撮影範囲に重なる前記カメラを、前記映像解析領域に関連付けること、
    を特徴とする請求項1に記載の映像監視装置。
  3. 前記カメラは、
    複数個存在し、
    前記映像解析部は、
    前記カメラの映像を取得する映像取得部と対になっており、
    前記対は、
    複数個存在し、
    前記映像解析部は、
    前記カメラのそれぞれについて前記映像解析を同時並列的に実行すること、
    を特徴とする請求項2に記載の映像監視装置。
  4. 前記カメラは、
    パン、チルト及びズームの値を設定することが可能なPTZカメラを含むこと、
    を特徴とする請求項3に記載の映像監視装置。
  5. 前記カメラは、
    魚眼カメラを含むこと、
    を特徴とする請求項3に記載の映像監視装置。
  6. 前記カメラは、
    前記撮影範囲を手動によってのみ変更可能な固定カメラを含むこと、
    を特徴とする請求項3に記載の映像監視装置。
  7. 映像監視装置の映像解析設定部は、
    映像解析領域に映像解析種別を関連付けて映像解析管理情報として記憶部に記憶し、
    前記映像監視装置の解析領域設定部は、
    前記映像解析管理情報の前記映像解析領域に前記映像解析領域を撮影するカメラをさらに関連付けて前記記憶部に記憶し、
    前記映像監視装置の映像解析部は、
    前記映像解析領域に関連付けられた前記カメラが前記映像解析領域を撮影した映像に対して、前記映像解析領域に関連付けられた前記映像解析種別の映像解析を実行すること、
    を特徴とする映像監視装置の映像監視方法。
  8. 映像監視装置の映像解析設定部に対し、
    映像解析領域に映像解析種別を関連付けて映像解析管理情報として記憶部に記憶する処理を実行させ、
    前記映像監視装置の解析領域設定部に対し、
    前記映像解析管理情報の前記映像解析領域に前記映像解析領域を撮影するカメラをさらに関連付けて前記記憶部に記憶する処理を実行させ、
    前記映像監視装置の映像解析部に対し、
    前記映像解析領域に関連付けられた前記カメラが前記映像解析領域を撮影した映像に対して、前記映像解析領域に関連付けられた前記映像解析種別の映像解析をする処理を実行させること、
    を特徴とする映像監視装置を機能させる映像監視プログラム。
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