JP2018152675A - ネットワーク制御方法、制御装置、プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
・インバータを備える設備が発する電磁ノイズや、
・金属製の設備や材料などの電波を遮る遮蔽物、
・こういった遮蔽物の移動、
・反射した電波同士が干渉し合うフェージング、
・異種の無線端末による電波、
などによって、ステーションが発した電波が影響を受け、通信エラーが発生する。
前記端末が送信したフレームの受信時刻を取得し、前記端末から今回受信したフレームの受信時刻と、前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻との差と、前記端末のフレーム送信間隔と、に基づき、前記フレームの遅延の変動を検出し、
前記フレームの遅延の変動と、予め定められた遅延変動許容値との比較結果に応じて、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレームの送信間隔を求め、求めた値で前記記憶部における該当する端末のエントリを更新するとともに、該当する端末に、前記データサイズと前記フレームの送信間隔の変更を通知する、ネットワーク制御方法が提供される。
前記端末が送信したフレームの受信時刻を取得する処理と、
前記端末から今回受信したフレームの受信時刻と、前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、の差と、前記端末のフレーム送信間隔と、に基づき、前記フレームの遅延の変動を検出する処理と、
前記フレームの遅延の変動と、予め定められた遅延変動許容値との比較結果に応じて、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレームの送信間隔を求め、求めた値で前記記憶部における該当する端末のエントリを更新するとともに、該当する端末に、前記データサイズと前記フレームの送信間隔の変更を通知する処理と、を実行させるプログラムが提供される。なお、上記形態の装置、方法、プログラム等において、「フレーム」は「パケット」と読み替えてもよい。
[構成の説明]
図1は、本発明の例示的な第1の実施形態に係る、無線通信システム1の一構成例を例示する図である。図1を参照すると、無線通信システム1は、ネットワークコントローラ(ネットワーク制御装置)10と、ネットワーク11と、無線アクセスポイント12と、無線ネットワーク13と、無線ステーション14と、有線ネットワーク15と、データ処理サーバ16と、を備えている。
500マイクロ秒÷5ミリ秒×100=10%となる。
(1)バックオフの期間を決定するためのコンテンションウィンドウ(Contention Window)の最小値、
(2)コンテンションウィンドウ(Contention Window)のスロットタイム
(3)変調方式(OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)、またはDSSS(Direct Sequence Spread Spectrum))、
(4)該変調方式でのシンボル当たりのビット数、
(5)1シンボルを送信するのに要する時間、
(6)DIFS(DCF(Distributed Coordination Function) Inter Frame Space)の期間、
(7)PLCP(Physical Layer Convergence Protocol)プリアンブルの送信時間、
(8)PLCPヘッダ信号部の送信時間、
(9)PLCPサービス部からPLCPテイル(Tail)までのフレームサイズ、
これらの情報は、無線通信機器の設定内容や、IEEE802.11gの仕様から取得することが可能である。
[PLCPプリアンブルの送信時間]+
[PLCPヘッダ信号部の送信時間]+
{[PLCPサービス部のビット数]+[802.11 MACヘッダのビット数]+[LLC(Logical Link Control)ヘッダのビット数]+[IP及びUDPヘッダのビット数)+[UDPペイロードのビット数]+[802.11 FCS(Frame Check Sequence)のビット数]+[パディングビット]+[PLCP Tailのビット数]}÷[シンボルあたりのビット数]×[1シンボルを送信するのに要する時間]+
[無信号期間]+
[SIFS(Short Inter Frame Space)の期間]+
[802.11 ACKフレームの送信時間]+
[DIFSの期間]+
[平均バックオフ時間]
・・・式(3)
[PLCPプリアンブルの送信時間]+
[PLCPヘッダ信号部の送信時間]+
{[PLCPサービス部のビット数]+[802.11 ACKフレーム長]+[802.11 FCS(Frame Check Sequence)のビット数]+[パディング]+[PLCPテイル(Tail)のビット数}÷[シンボル当たりのビット数]×[1シンボルを送信するのに要する時間]
・・・式(4)
・・・式(5)
[データ取得レート]=[アプリケーションデータサイズ]÷[アプリケーションデータ送信間隔] ・・・式(7)
として説明する。
<目標とする帯域占有率>[%]≧[アプリケーションデータ送信遅延]×[データ取得レート]÷[アプリケーションデータサイズ]×100 ・・・式(11)
を満たすアプリケーションデータサイズであればよいことになる。
・センサデータとは別に、遅延が変動していることを通知するためのパケットを送信する、あるいは、
・センサデータを送信するパケット中に、TCP層の遅延変動値を含むフィールドを定義しておき、無線ステーション14が、センサデータとともに遅延変動値をネットワークコントローラ10に送信する。
次に、本発明の第1の実施形態の動作について、図面を参照して説明する。
データ処理サーバ16はフレームを受信する(図7のステップS7160)。
ネットワークコントローラ10は、無線アクセスポイント12から、フレーム受信時刻情報を受信する(図7のステップS7100)。
次に、例示的な第1の実施の形態の作用効果について説明する。
帯域占有率=237.5[マイクロ秒]÷1[ミリ秒]×100≒23.8%
となる。
となる。
281.5[マイクロ秒]×320[KB/秒]÷640[バイト]×100
=14.7%≧12.5%
となり、目標とする帯域占有率を達成できない。
アプリケーションデータサイズが640バイトの場合と同様に、
377.5[マイクロ秒]×320[KB/秒]÷1280[バイト]×100≒7%≦12.5%
となり、目標とする帯域占有率を達成することができる。
7%×4=28%
となり、ノイズ等の干渉を受ける確率が下がり、結果として、アプリケーションデータの再送を繰り返す確率が下がり、再送回数の上限に達する前に解析アプリケーションにアプリケーションデータが届く確率が上がる。つまり、アプリケーションデータの欠落が防がれる可能性が上がる。
[構成の説明]
次に、本発明の例示的な第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、前記した実施形態と同様の構成要素に対しては、図面において、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図10は、本発明の例示的な第2の実施形態に係る無線ステーションデータベース105の一構成例を示す図である。
次に、例示的な第2の実施の形態の作用効果について説明する。
[動作の説明]
次に、本発明の例示的な第3の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、前記した実施形態と同様の構成要素に対しては、図面において、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図11は、ある無線ステーション14が、別の無線アクセスポイント12に接続する際の動作を示したシーケンス図である。これは、作業者に装着したバイタルセンサのように、移動する対象物に接続されたセンサが対象物の移動に伴って、様々な無線アクセスポイント12へ接続するケースを想定したものである。ここでは、図1の無線ステーション14aが、無線アクセスポイント12aから無線アクセスポイント12bに接続するとして、説明する。
次に、例示的な第3の実施の形態の作用効果について説明する。
[構成の説明]
次に、本発明の第4の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、前記した実施形態と同様の構成要素に対しては、図面において、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図12は、本発明の第4の実施形態に係る、無線通信システム2の一構成例を示す図である。図12を参照すると、無線通信システム2では、各無線アクセスポイント12a、12bに対応してネットワークコントローラ10a、10bが備えられている。図12では無線アクセスポイント12a、12bの外部にネットワークコントローラ10a、10bが配設されているが、ネットワークコントローラ10が無線アクセスポイント12の内部に備えるようにしてもよい。
次に、例示的な第4の実施の形態の作用効果について説明する。例示的な第4の実施の形態では、ネットワークコントローラ10が、各無線アクセスポイント12に備えられる。これによって、無線通信システム1乃至2を集中制御するコントローラが存在しない場合でも、電磁ノイズ等が存在する環境で、パケットやフレームの再送が発生し、ネットワークが混雑している状況を緩和し、パケットやフレームの再送回数の上限に達する確率を下げることで、遅延を可能な限り小さくしつつ、アプリケーションデータの欠落が発生する確率を下げることができる。
[構成の説明]
次に、本発明の第5の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明の実施形態と同様の構成要素に対しては、同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。図14は、本発明の第5の実施形態に係る無線ステーションデータベース107の構成例を示す図である。
例えば、管理者が遅延増大を検出するまでの時間を5ミリ秒とし、ビーコンフレームを送信する無線ステーション14の個数が10個、スケールが1.0の場合、各無線ステーション14は、
5ミリ秒×10個×1.0=50ミリ秒
に1回、ビーコンフレームを送信することになる。
5ミリ秒×10個×0.5=25ミリ秒
に1回、ビーコンフレームを送信するような調整が可能である。
次に、第5の実施の形態の作用効果について説明する。
パケット送信端末からのパケットの到達遅延と、前記パケットと異なるデータをパケットのデータ部に含む直前のパケットの到達遅延の差から、パケット到達遅延の変動を検出する第1の手段と、
パケットの到達遅延の変動が、予め定められた第1の閾値(遅延変動許容値)を超えている場合に、パケット送信端末のデータの取得レートより上回るようにパケットサイズとパケットの送信間隔を求め、前記パケットサイズとパケット送信間隔をパケット送信端末に通知する第2の手段と、
を備えた、ことを特徴とするパケットサイズ調整装置。
前記第1の手段は、
前記パケット送信端末が送信したパケット受信時刻を取得するパケット受信時刻取得部と、
前記パケット送信端末の識別子と対応付けて受信済みのパケット受信時刻を管理するパケット受信データ管理部と、
前記パケット受信データ管理部が管理する受信済みのパケット受信時刻と、前記パケット受信時刻の差分から、パケット到達遅延の変動を検出する遅延変動検出部と、
を備え、
前記第2の手段は、
前記遅延変動検出部が検出した遅延の変動が、前記第1の閾値を超えている場合に、前記第1の閾値を超えたパケット送信端末、または、前記パケット送信端末とネットワークリソースを共有する全パケット送信端末の、パケットサイズとパケット送信間隔を再計算し、再計算したパケットサイズとパケット送信間隔を、前記全パケット送信端末の全て、またはパケットサイズとパケット送信間隔に変更のあるパケット送信端末に通知する設定変更部を備えた、ことを特徴とする付記1記載のパケットサイズ調整装置。
前記設定変更部は、パケットを送信するのに要する遅延を、使用する変調方式と、シンボル当たりのデータサイズと、シンボル当たりの送信遅延と、パケットに対する応答を受信するまでの遅延と、から求め、前記求めた遅延を前記パケット送信間隔で割ることで、通信媒体の占有率を求め、占有率が所定の上限を超えないように前記パケットサイズと、前記パケット送信間隔を決定する、ことを特徴とする、付記2に記載のパケットサイズ調整装置。
前記遅延変動検出部は、前記第1の閾値に加え、第2の閾値を備え、前記第1の閾値を超える遅延の増大を検出した際に、前記第1の閾値を超えたパケット送信端末のパケットサイズを増加させ、パケット送信間隔を長くするための変更要求を前記設定変更部に出し、また、第2の閾値を下回る遅延を検出した際に、前記第2の閾値を下回ったパケット送信端末のパケットサイズを減少させ、パケット送信間隔を短くするための変更要求依頼を前記設定変更部に出し、
前記設定変更部は、前記変更要求に従って、パケットサイズとパケット送信間隔を決定するする、ことを特徴とする、付記2又は3に記載のパケットサイズ調整装置。
前記遅延変動検出部は、さらに第3の閾値を備え、遅延の変動が閾値を超えた回数を記録し、前記回数が前記第3の閾値を超えた場合に、前記設定変更部に、パケットサイズとパケット送信間隔を変更するように要求する、ことを特徴とする、付記2乃至4のいずれか1に記載のパケットサイズ調整装置。
前記設定変更部は、新規のパケット送信端末が追加された際、またはパケット送信端末が移動した際に、前記パケット送信端末とネットワークリソースを共有する全てのパケット送信端末のパケットサイズと、パケット送信間隔を再度決定する、ことを特徴する、付記2乃至5のいずれか1に記載のパケットサイズ調整装置。
前記パケット送信端末は、ビーコンパケットを定期的に送信し、
前記遅延変動検出部は、ビーコンパケットの到達遅延に基づいて遅延の変動を検出する、ことを特徴とする、付記2乃至6のいずれか1に記載のパケットサイズ調整装置。
付記1乃至7のいずれか1に記載のパケットサイズ調整装置を備えたネットワークコントローラ。
パケット送信端末からのパケットの到達遅延と、過去のパケットの到達遅延の差から、パケット到達遅延の変動を検出し、
パケットの到達遅延の変動が、所定の閾値を超えている場合に、パケット送信端末のデータの取得レートより上回るようにパケットサイズとパケットの送信間隔を求め、前記パケットサイズとパケット送信間隔をパケット送信端末に通知する、ことを特徴とするパケットサイズ調整方法。
パケット送信端末からのパケットの到達遅延と、過去のパケットの到達遅延の差から、パケット到達遅延の変動を検出する処理と、
パケットの到達遅延の変動が、ある閾値を超えている場合に、パケット送信端末のデータの取得レートより上回るようにパケットサイズとパケットの送信間隔を求め、前記パケットサイズとパケット送信間隔をパケット送信端末に通知する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
データをフレームに含めて一度に送信する端末から送信されたフレームの受信時刻を取得するフレーム受信時刻取得部と、
前記端末と関連付けて、前記端末から送信されたフレームの受信時刻、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズ、及びフレーム送信間隔を少なくとも記憶する記憶部と、
前記端末から今回受信したフレームの受信時刻と、前回受信したフレームの受信時刻との差と、前記端末のフレーム送信間隔に基づき、前記フレームの遅延の変動を検出する遅延変動検出部と、
前記遅延変動検出部で検出された前記フレームの遅延の変動と、予め定められた遅延変動許容値との比較結果に応じて、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレーム送信間隔を求め、求めた値で前記記憶部における該当する端末のエントリを更新するとともに、該当する端末に、前記データサイズとフレーム送信間隔の変更を通知する設定変更部と、
を備えた、ことを特徴とする制御装置。
前記設定変更部は、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズを増加させ、前記フレーム送信間隔を長くする場合、
前記フレームを送信するのに要する遅延を、
使用する変調方式と、
シンボル当たりのデータサイズと、
シンボル当たりの送信遅延と、
前記フレームの送信に対する応答を受信するまでの遅延と、
に基づき算出し、
前記遅延を、前記フレーム送信間隔で除することで、通信媒体の帯域占有率を求め、
前記帯域占有率が、予め定められた値を超えないように、前記データサイズと前記フレーム送信間隔を決定する、ことを特徴とする、付記11に記載の制御装置。
前記遅延変動検出部は、前記端末から今回受信したフレームが再送でない場合には、
前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、
前記今回受信したフレームの受信時刻と、
の差分をとり、
前記差分と、
前記記憶部に記憶されている前記端末の前記フレーム送信間隔に前記遅延変動許容値を加えた値と、
の比較結果に基づき、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレーム送信間隔の変更要求を、前記設定変更部に出力する、ことを特徴とする付記11又は12に記載の制御装置。
前記遅延変動検出部は、前記端末から今回受信したフレームが再送である場合には、
前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、
前記今回受信したフレームの受信時刻と、
の差分をとり、
前記差分を、前記記憶部に前記端末に関連付けて記憶された遅延変動値に加えた値で、前記遅延変動値を更新し、
更新された前記遅延変動値と、
前記フレーム送信間隔に前記遅延許容値を加えた値と、
の大小の比較結果に基づき、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズと前記フレーム送信間隔の変更要求を、前記設定変更部に出力する、ことを特徴とする付記11又は12に記載の制御装置。
前記遅延変動検出部は、前記フレームの遅延変動が、前記遅延変動許容値に関する予め定められた第1の閾値を超える場合、
前記第1の閾値を超えた前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズを増加させ、前記フレーム送信間隔を長くするための変更要求を前記設定変更部に出し、
前記フレームの遅延変動が、前記遅延変動許容値に関する第2の閾値を下回る場合、
前記第2の閾値を下回った端末が送信するデータサイズを減少させ、フレーム送信間隔を短くするための変更要求依頼を前記設定変更部に出し、
前記設定変更部は、前記変更要求に従って、前記端末のデータサイズとフレーム送信間隔を決定する、ことを特徴とする、付記11乃至14のいずれかに記載の制御装置。
前記遅延変動検出部は、前記フレームの遅延変動が前記遅延許容変動値を超えた回数、又は、前記フレームの遅延変動が前記遅延許容変動値を超えた回数と超えなかった回数の差が、予め定められた値を超えた場合に、前記設定変更部に対して、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータのサイズとフレーム送信間隔を変更するように要求する、ことを特徴とする、付記11乃至14のいずれかに記載の制御装置。
前記設定変更部は、無線アクセスポイントと通信する端末が追加された際、又は、前記端末が他の無線アクセスポイントに移動した際に、
前記端末とネットワークリソースを共有する端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとそのフレーム送信間隔を再計算する、ことを特徴する、付記11乃至16のいずれかに記載の制御装置。
前記端末は、ビーコンフレームを送信し、
前記遅延変動検出部は、前記ビーコンフレームの受信時刻に基づいて遅延の変動を検出する、ことを特徴とする、付記11乃至17のいずれかに記載の制御装置。
データをフレームに含めて一度に送信する端末と関連付けて、前記端末から送信されたフレームを受信した時刻、前記端末が送信するデータサイズ及びフレーム送信間隔を少なくとも記憶する記憶部を有するコンピュータによるネットワーク制御方法であって、
前記端末が送信したフレームの受信時刻を取得し、
前記端末から今回受信したフレームの受信時刻と、前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻との差と、前記端末のフレーム送信間隔と、に基づき、前記フレームの遅延の変動を検出し、
前記フレームの遅延の変動と、予め定められた遅延変動許容値との比較結果に応じて、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレームの送信間隔を求め、求めた値で前記記憶部における該当する端末のエントリを更新するとともに、該当する端末に、前記データサイズと前記フレームの送信間隔の変更を通知する、ことを特徴とするネットワーク制御方法。
前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズを増加させ、前記フレーム送信間隔を長くする場合、
前記フレームを送信するのに要する遅延を、
使用する変調方式と、
シンボル当たりのデータサイズと、
シンボル当たりの送信遅延と、
前記フレームの送信に対する応答を受信するまでの遅延と、
に基づき算出し、
前記遅延を、前記フレーム送信間隔で除することで、通信媒体の帯域占有率を求め、
前記帯域占有率が、予め定められた値を超えないように、前記データサイズと前記フレーム送信間隔を決定する、ことを特徴とする、付記19に記載のネットワーク制御方法。
前記端末から今回受信したフレームが再送でない場合には、
前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、
前記今回受信したフレームの受信時刻と、
の差分をとり、
前記差分と、
前記記憶部に記憶されている前記端末の前記フレーム送信間隔に前記遅延変動許容値を加えた値と、
の比較結果に基づき、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレーム送信間隔の変更要求を出力する、ことを特徴とする付記19又は20に記載のネットワーク制御方法。
前記端末から今回受信したフレームが再送である場合には、
前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、
前記今回受信したフレームの受信時刻と、
の差分をとり、
前記差分を、前記記憶部に前記端末に関連付けて記憶された遅延変動値に加えた値で、前記遅延変動値を更新し、
更新された前記遅延変動値と、
前記フレーム送信間隔に前記遅延許容値を加えた値と、
の大小の比較結果に基づき、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズと前記フレーム送信間隔の変更要求を出力する、ことを特徴とする付記19又は20に記載のネットワーク制御方法。
前記フレームの遅延変動が、前記遅延変動許容値に関する予め定められた第1の閾値を超える場合、
前記第1の閾値を超えた前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズを増加させ、前記フレーム送信間隔を長くするための変更要求を出し、
前記フレームの遅延変動が、前記遅延変動許容値に関する第2の閾値を下回る場合、
前記第2の閾値を下回った端末が送信するデータサイズを減少させ、フレーム送信間隔を短くするための変更要求を出し、
前記変更要求に従って、前記端末のデータサイズとフレーム送信間隔を決定する、ことを特徴とする、付記19乃至22のいずれかに記載のネットワーク制御方法。
前記フレームの遅延変動が前記遅延許容変動値を超えた回数、又は、前記フレームの遅延変動が前記遅延許容変動値を超えた回数と超えなかった回数の差が、予め定められた値を超えた場合に、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータのサイズとフレーム送信間隔を変更するように要求する、ことを特徴とする、付記19乃至23のいずれかに記載のネットワーク制御方法。
無線アクセスポイントと通信する端末が追加された際、又は、前記端末が他の無線アクセスポイントに移動した際に、
前記端末とネットワークリソースを共有する端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとそのフレーム送信間隔を再計算する、ことを特徴する、付記19乃至24のいずれかに記載のネットワーク制御方法。
前記端末は、ビーコンフレームを送信し、
前記ビーコンフレームの受信時刻に基づいて遅延の変動を検出する、ことを特徴とする、付記19乃至25のいずれかに記載のネットワーク制御方法。
データをフレームに含めて一度に送信する端末と関連付けて、前記端末から送信されたフレームの受信時刻、前記端末が送信するフレームのサイズ及びフレーム送信間隔を少なくとも記憶する記憶部を有するコンピュータに、
前記端末が送信したフレームの受信時刻を取得する処理と、
前記端末から今回受信したフレームの受信時刻と、前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、の差と、前記端末のフレーム送信間隔と、に基づき、前記フレームの遅延の変動を検出する遅延変動検出処理と、
前記フレームの遅延の変動と、予め定められた遅延変動許容値との比較結果に応じて、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレームの送信間隔を求め、求めた値で前記記憶部における該当する端末のエントリを更新するとともに、該当する端末に、前記データサイズと前記フレームの送信間隔の変更を通知する設定変更処理と、
を実行させるプログラム。
前記設定変更処理は、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズを増加させ、前記フレーム送信間隔を長くする場合、
前記フレームを送信するのに要する遅延を、
使用する変調方式と、
シンボル当たりのデータサイズと、
シンボル当たりの送信遅延と、
前記フレームの送信に対する応答を受信するまでの遅延と、
に基づき算出し、
前記遅延を、前記フレーム送信間隔で除することで、通信媒体の帯域占有率を求め、
前記帯域占有率が、予め定められた値を超えないように、前記データサイズと前記フレーム送信間隔を決定する、ことを特徴とする、付記27に記載のプログラム。
前記遅延変動検出部は、前記端末から今回受信したフレームが再送でない場合には、
前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、
前記今回受信したフレームの受信時刻と、
の差分をとり、
前記差分と、
前記記憶部に記憶されている前記端末の前記フレーム送信間隔に前記遅延変動許容値を加えた値と、
の比較結果に基づき、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレーム送信間隔の変更要求を、前記設定変更処理に出力する、ことを特徴とする付記27又は28に記載のプログラム。
前記遅延変動検出処理は、前記端末から今回受信したフレームが再送である場合には、
前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、
前記今回受信したフレームの受信時刻と、
の差分をとり、
前記差分を、前記記憶部に前記端末に関連付けて記憶された遅延変動値に加えた値で、前記遅延変動値を更新し、
更新された前記遅延変動値と、
前記フレーム送信間隔に前記遅延許容値を加えた値と、
の大小の比較結果に基づき、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズと前記フレーム送信間隔の変更要求を、前記設定変更処理に出力する、ことを特徴とする付記27又は28に記載のプログラム。
前記遅延変動検出処理は、前記フレームの遅延変動が、前記遅延変動許容値に関する予め定められた第1の閾値を超える場合、
前記第1の閾値を超えた前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズを増加させ、前記フレーム送信間隔を長くするための変更要求を前記設定変更処理に出し、
前記フレームの遅延変動が、前記遅延変動許容値に関する第2の閾値を下回る場合、
前記第2の閾値を下回った端末が送信するデータサイズを減少させ、フレーム送信間隔を短くするための変更要求依頼を前記設定変更処理に出し、
前記設定変更処理は、前記変更要求に従って、前記端末のデータサイズとフレーム送信間隔を決定する、ことを特徴とする、付記27乃至30のいずれかに記載のプログラム。
前記遅延変動検出処理は、前記フレームの遅延変動が前記遅延許容変動値を超えた回数、又は、前記フレームの遅延変動が前記遅延許容変動値を超えた回数と超えなかった回数の差が、予め定められた値を超えた場合に、前記設定変更処理に対して、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータのサイズとフレーム送信間隔を変更するように要求する、ことを特徴とする、付記27乃至30のいずれかに記載のプログラム。
前記設定変更処理は、無線アクセスポイントと通信する端末が追加された際、又は、前記端末が他の無線アクセスポイントに移動した際に、
前記端末とネットワークリソースを共有する端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとそのフレーム送信間隔を再計算する、ことを特徴する、付記27乃至32のいずれかに記載のプログラム。
前記端末は、ビーコンフレームを送信し、
前記遅延変動検出処理は、前記ビーコンフレームの受信時刻に基づいて遅延の変動を検出する、ことを特徴とする、付記27乃至33のいずれかに記載のプログラム。
10、10a、10b ネットワークコントローラ
11 ネットワーク
12a、12b 無線アクセスポイント
13 無線ネットワーク
14a、14b、14c、14d 無線ステーション
15 有線ネットワーク
16 データ処理サーバ
17 ネットワーク
100 フレーム受信情報取得部
102 遅延変動検出処理
104、105、107、108 無線ステーションデータベース
106 設定変更処理
200 コンピュータ装置
201 プロセッサ
202 記憶装置
203 表示装置
204 ネットワークインタフェース
1040 無線ステーションIDフィールド
1041 接続先アクセスポイントIDフィールド
1042 データ取得レートフィールド
1044 アプリケーションデータサイズフィールド
1045 遅延変動値フィールド
1046 アプリケーションデータ送信間隔フィールド
1047 変調方式フィールド
1048 最終受信時刻フィールド
1049 ビーコン送信間隔フィールド
1050 ビーコン最終受信時刻フィールド
1051 ビーコンフレーム送信端末フラグフィールド
Claims (10)
- データをフレームに含めて一度に送信する端末から送信されたフレームの受信時刻を取得するフレーム受信時刻取得部と、
前記端末と関連付けて、前記端末から送信されたフレームの受信時刻、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズ、及びフレーム送信間隔を少なくとも記憶する記憶部と、
前記端末から今回受信したフレームの受信時刻と、前回受信したフレームの受信時刻との差と、前記端末のフレーム送信間隔に基づき、前記フレームの遅延の変動を検出する遅延変動検出部と、
前記遅延変動検出部で検出された前記フレームの遅延の変動と、予め定められた遅延変動許容値との比較結果に応じて、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレーム送信間隔を求め、求めた値で前記記憶部における該当する端末のエントリを更新するとともに、該当する端末に、前記データサイズとフレーム送信間隔の変更を通知する設定変更部と、
を備えた、ことを特徴とする制御装置。 - 前記設定変更部は、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズを増加させ、前記フレーム送信間隔を長くする場合、
前記フレームを送信するのに要する遅延を、
使用する変調方式と、
シンボル当たりのデータサイズと、
シンボル当たりの送信遅延と、
前記フレームの送信に対する応答を受信するまでの遅延と、
に基づき算出し、
前記遅延を、前記フレーム送信間隔で除することで、通信媒体の帯域占有率を求め、
前記帯域占有率が、予め定められた値を超えないように、前記データサイズと前記フレーム送信間隔を決定する、ことを特徴とする、請求項1に記載の制御装置。 - 前記遅延変動検出部は、前記端末から今回受信したフレームが再送でない場合には、
前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、
前記今回受信したフレームの受信時刻と、
の差分をとり、
前記差分と、
前記記憶部に記憶されている前記端末の前記フレーム送信間隔に前記遅延変動許容値を加えた値と、
の比較結果に基づき、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレーム送信間隔の変更要求を、前記設定変更部に出力する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。 - 前記遅延変動検出部は、前記端末から今回受信したフレームが再送である場合には、
前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、
前記今回受信したフレームの受信時刻と、
の差分をとり、
前記差分を、前記記憶部に前記端末に関連付けて記憶された遅延変動値に加えた値で、前記遅延変動値を更新し、
更新された前記遅延変動値と、
前記フレーム送信間隔に前記遅延許容値を加えた値と、
の大小の比較結果に基づき、前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズと前記フレーム送信間隔の変更要求を、前記設定変更部に出力する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。 - 前記遅延変動検出部は、前記フレームの遅延変動が、前記遅延変動許容値に関する予め定められた第1の閾値を超える場合、
前記第1の閾値を超えた前記端末が前記フレームに含めて一度に送信するデータサイズを増加させ、前記フレーム送信間隔を長くするための変更要求を前記設定変更部に出し、
前記フレームの遅延変動が、前記遅延変動許容値に関する第2の閾値を下回る場合、
前記第2の閾値を下回った端末が送信するデータサイズを減少させ、フレーム送信間隔を短くするための変更要求を前記設定変更部に出し、
前記設定変更部は、前記変更要求に従って、前記端末のデータサイズとフレーム送信間隔を決定する、ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記遅延変動検出部は、前記フレームの遅延変動が前記遅延許容変動値を超えた回数、又は、前記フレームの遅延変動が前記遅延許容変動値を超えた回数と超えなかった回数の差が、予め定められた値を超えた場合に、前記設定変更部に対して、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータのサイズとフレーム送信間隔を変更するように要求する、ことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記設定変更部は、無線アクセスポイントと通信する端末が追加された際、又は、前記端末が他の無線アクセスポイントに移動した際に、
前記端末とネットワークリソースを共有する端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとそのフレーム送信間隔を再計算する、ことを特徴する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の制御装置。 - 前記端末は、ビーコンフレームを送信し、
前記遅延変動検出部は、前記ビーコンフレームの受信時刻に基づいて遅延の変動を検出する、ことを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の制御装置。 - データをフレームに含めて一度に送信する端末と関連付けて、前記端末から送信されたフレームを受信した時刻、前記端末が送信するデータサイズ及びフレーム送信間隔を少なくとも記憶する記憶部を有するコンピュータによるネットワーク制御方法であって、
前記端末が送信したフレームの受信時刻を取得し、
前記端末から今回受信したフレームの受信時刻と、前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻との差と、前記端末のフレーム送信間隔と、に基づき、前記フレームの遅延の変動を検出し、
前記フレームの遅延の変動と、予め定められた遅延変動許容値との比較結果に応じて、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレームの送信間隔を求め、求めた値で前記記憶部における該当する端末のエントリを更新するとともに、該当する端末に、前記データサイズと前記フレームの送信間隔の変更を通知する、ことを特徴とするネットワーク制御方法。 - データをフレームに含めて一度に送信する端末と関連付けて、前記端末から送信されたフレームの受信時刻、前記端末が送信するフレームのサイズ及びフレーム送信間隔を少なくとも記憶する記憶部を有するコンピュータに、
前記端末が送信したフレームの受信時刻を取得する処理と、
前記端末から今回受信したフレームの受信時刻と、前記記憶部に記憶されている、前記端末から前回受信したフレームの受信時刻と、の差と、前記端末のフレーム送信間隔と、に基づき、前記フレームの遅延の変動を検出する処理と、
前記フレームの遅延の変動と、予め定められた遅延変動許容値との比較結果に応じて、前記端末がフレームに含めて一度に送信するデータサイズとフレームの送信間隔を求め、求めた値で前記記憶部における該当する端末のエントリを更新するとともに、該当する端末に、前記データサイズと前記フレームの送信間隔の変更を通知する処理と、
を実行させるプログラム。
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-
2017
- 2017-03-10 JP JP2017046487A patent/JP6922275B2/ja active Active
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