JP2018152402A - 発光装置 - Google Patents

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Makoto Yasuhara
良 安原
良純 太田
Yoshizumi Ota
良純 太田
康生 中西
Yasuo Nakanishi
康生 中西
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Abstract

【課題】 光の取り出し効率の向上を図る発光装置を提供することを目的の一つとする。また、別の目的として、所定方向に光の配光を設定する発光装置を提供することである。【解決手段】 発光装置100は、発光素子1を含み、発光面2を有する光源10と、光源10の発光面2を取り囲むTIR面21と、光源10の発光面2の上方に位置する凸レンズ22と、を有するレンズ部材20と、を有し、光源10の発光面2とレンズ部材20の間に空気層を介さない。【選択図】 図1A

Description

本発明は、LED(light-emitting diode)素子などの発光素子を有する発光装置に関する。
LED素子を有する発光装置は、例えば、スマートフォンなどの携帯端末に使用されている。例えば、撮影用のフラッシュ発光装置として利用されている。また、カラー表示装置のバックライト用の発光装置として、様々な表示装置に使用されている。さらに、LED素子を有する発光装置は、屋内照明器具や屋外照明器具にも実装されている。LED素子を有する発光装置は、車載用のランプとしても使用することができる。また、近年では、LED素子を有する発光装置は、アイトラッキング用の赤外線発光装置に使用されている。また、LED素子を有する発光装置は、顔認識及び/もしくは虹彩認識用の赤外線発光装置にも利用されている。
特許文献1の発光装置は、樹脂体により封止された発光素子を有する光源であって、回路基板上に載置された光源と、光源を囲むように回路基板上に配置されて、凹部を形成する反射枠体と、光源の上方に空気層を介して配置されるレンズ体とを有する。この発光装置は、光の取り出し方向に指向性を持たせることを目的としている。また、この発光装置は、反射による輝度アップを図ることを目的としている。
特許文献2のLEDモジュールは、平行光を得るために、チューリップ形状のコリメータ(collimator)を有する。
特許文献3のLED用の光学エレメントは、光源から出射される光をレンズ体で受けて比較的広い範囲の角度で光を取り出すものである。
特開2004−327955号公報 米国2002−0080615A1 米国2010−0195335A1
樹脂体により封止された発光素子を有する光源と、その上方に配置されたレンズ体とを有する発光装置において、光源の発光面とレンズ体の間に空気層がある場合、レンズ体が大きくなる傾向にある。また、樹脂封止された発光素子を有する光源の発光面は、発光素子の発光面より大きくなる。したがって、光源の発光面から出射される光を、求める方向へ配光するための構造を得るのが難しかった。
本発明の目的の一つは、樹脂体により発光素子を封止した光源及びレンズ体を有する発光装置において、光の取り出し効率を向上させることである。また、発光装置の大型化の抑制を図ることを、本発明の別の目的の一つとしている。さらに、光源の発光面から出る光を、求める方向へ配光するための構造を提案することを、本発明のさらに別の目的の一つとしている。
本発明に係る発光装置は、発光素子を含み、発光面を有する光源と、光源の発光面を取り囲むTIR(Total Internal Reflection)面と、光源の発光面の上方に位置する凸レンズと、を有するレンズ部材とを有し、光源の発光面とレンズ部材の間に空気層を介さないことを特徴とする。
本発明に係る発光装置では、光源の発光面の中心が、光源の発光面の上方に位置する凸レンズの中心軸上にないことが提案される。
本発明に係る発光装置では、光源の発光面を取り囲むTIR面は、光源の発光面の上方に位置する凸レンズを取り囲むカップ形状を有することが提案される。
本発明に係る発光装置では、TIR面は、凸レンズの中心軸を通るように、第1方向と第1方向に垂直な第2方向にレンズ部材を切断した場合に、第1方向でのTIR面の第1断面形状と第2方向でのTIR面の第2断面形状が異なることが提案される。
本発明に係る発光装置では、第1方向でのTIR面の第1断面形状は、凸レンズの中心軸に対して左右のTIR面が対称形状であり、第2方向でのTIR面の第2断面形状は、凸レンズの中心軸に対して左右のTIR面が非対称形状であることが提案される。
本発明に係る発光装置では、光源の発光面の中心を通る法線又は垂線を中心として、狭角の範囲内に出射された光源の発光面からの光は、光源の発光面の上方に位置する凸レンズにより屈折される。狭角の範囲内としては、例えば、0−40度又は0−55度が提案される。
本発明に係る発光装置では、光源の発光面の中心を通る法線又は垂線を中心として、広角の範囲内に出射された光源の発光面からの光は、光源の発光面を取り囲むTIR面により全反射される。広角の範囲内としては、例えば、40−90度又は55−90度が提案される。
本発明に係る発光装置によれば、光源及びレンズ体を有する発光装置において、光の取り出し効率を上げることが可能となる。また、発光装置の大型化の抑制を図ることが可能となる。発光装置の光の配光設定が容易となる。
本発明の第1実施形態に係る発光装置の上方斜視図である。 図1Aで示す発光装置の平面図である。 図1Bで示す平面図のIC−IC断面図である。 図1Bで示す平面図のID−ID断面図である。 図1Aで示す発光装置の下面図である。 本発明の第2実施形態に係る発光装置の上方斜視図である。 図2Aで示す発光装置の平面図である。 図2Bで示す平面図のIIC−IIC断面図である。 図2Bで示す平面図のIID−IID断面図である。 図2Aで示す発光装置において基板とその上に配置される光源との斜視図である。 本発明の第3実施形態に係る発光装置の上方斜視図である。
以下、本発明に係る発光装置の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は、本発明の発光装置を模式的に表したものである。これらの実物の寸法および寸法比は、図面上の寸法および寸法比と必ずしも一致していない。また、重複説明は適宜省略させることがあり、同一部材には同一符号を付与することがある。さらに、本発明の技術的範囲は以下で説明する各実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
(第1実施形態)
図1A〜図1Eには、本発明の第1実施形態に係る発光装置100が示されている。この発光装置100は、発光素子1を含み、発光面2を有する光源10と、光源10の発光面2の上方に位置する凸レンズ22を含むレンズ部材20と、を有している。光源10の発光面2は、光源10が発光素子1である場合には発光素子1の第1面1aであってもよい。また、光源10の発光面2は、光源10が発光素子1を光透過部材で封止している場合には光透過部材の第1面であってもよい。なお、本実施形態において、発光素子1としては、チップタイプのLED素子を使用しても良い。LED素子は、発光面となる第1面と反対側の第2面に第1素子電極、第2素子電極を有していても良い。この場合には、第2面の第1素子電極と第2素子電極は、光透過部材から露出している。また、LED素子は、基板に実装されていても良い。LED素子は2本の金属リードを含むものであっても良い。また、LED素子は、部分的に埋設された少なくとも2本の金属リードを含む樹脂体に、電気的に実装されていても良い。
レンズ部材20は、光透過性材料によって外形がカップ形状に形成されている。レンズ部材20は、レンズ部材の中央部に、光源10の発光面2の上方に位置する凸レンズ22を有する。凸レンズ22は、平面視で、光源10の発光面2の80%−120%の面積の底面を有していても良い。凸レンズ22の突出形状は放物線形状であってもよい。また、凸レンズ22の突出形状は左右非対称の放物線形状であってもよい。凸レンズ22の突出形状によってレンズ部材20の中心部の光の屈折方向を調整することができる。また、レンズ部材20は、平面視で、凸レンズ22を取り囲む外側部23を有する。レンズ部材20は、外側部23の内周面23aと凸レンズ22との間に凹空間部24を有する。また、レンズ部材20は、外側部23の外周面として、光を全反射するTIR面21を有する。TIR面21は、光源10の発光面2を取り囲むと共に光源10の発光面2の上方に位置する凸レンズ22も取り囲むカップ形状を有している。なお、凸レンズ22の最頂部22aと外側部の23の上面23bは、同一平面上にあってもよい。
光源10の発光面2はレンズ部材20と一体化されている。そのため、光源10の発光面2とレンズ部材20との間には空気層が介在しない。例えば、金型を使用して、光源10の発光面2上にレンズ部材20を一体形成しても良い。例えば、光源10の発光面2上および光源2の側面上にレンズ部材20を一体成形しても良い。また、光源10の発光面2とレンズ部材20の下面20aとを接着剤により固着しても良い。レンズ部材20の下面20bは、光源10の発光面2及び側面の少なくとも一部を嵌め込む凹み部として形成されていてもよい。凹み部に光源10を嵌め込むことで、光源10の発光面2とレンズ部材20との密着度をより増すことができる。この実施形態にあっては、発光素子1が光透過性材料からなるレンズ部材20に直接封止されることになる。光透過性材料からなるレンズ部材20は、熱可塑性樹脂を材料とすることができる。例えば、レンズ部材20はポリカーボネイトを材料として形成されてもよい。また、レンズ部材20はエポキシ樹脂を材料として含んでいてもよい。また、レンズ部材20はガラス粒子を含んでいても良い。ガラス粒子は樹脂よりも放熱効果が高い。
なお、光源の発光面とレンズ部材の間に空気層が介在する発光装置では、平面視で光源の発光面を見ると実物より大きく見える。そのため、実物より大きく見える発光装置の発光面に合わせてレンズのサイズも大きく設定される場合がある。これに対して、本発明の実施形態に係る発光装置100では、光源10の発光面2とレンズ部材20の間に空気層が介在しないため、レンズのサイズを大きく設定する必要がない。その結果、レンズを含む発光装置全体としての小型化が可能となる。また、本実施形態の発光装置は、光源10とレンズ部材20とを、空気層を介在させることなく一体化しているので、電子機器などのマザーボードに実装する際、光源10とレンズ部材20との位置合わせが不要になる。
光源10は、発光面2の中心CA2が光源10の発光面2の上方に位置する凸レンズ22の最頂部22aを通る中心軸CA1からずれた位置に配置される。このように、発光面2の中心CA2と凸レンズ22の中心軸CA1とをずらせることで、発光面2から出射した光の一部をレンズ部材20の凸レンズ22で所定の方向に屈折させることができる。これにより、光の配光をコントロールすることができる。なお、光源10の発光面2がずれる方向については後述する。この実施形態では、光源10の発光面2の中心CA2を通る法線又は垂線を中心として、狭角の範囲内に光源10の発光面2から出射された光を、光源10の発光面2の上方に位置する凸レンズ22により屈折させることができる。狭角の範囲内としては、例えば、光源10の発光面2の中心CA2を通る法線又は垂線を中心として0−40度又は0−55度の範囲内と設定しても良い。なお、狭角の範囲内の角度は、発光面2の中心CA2が凸レンズ22の中心軸CA1からずれた距離を変えることによって調整可能である。また、発光面2の中心CA2が凸レンズ22の中心軸CA1からずれた距離及び、凸レンズ22の凸形状および/もしくは凸レンズ22の曲率を変えることのよって、凸レンズ22で屈折する光の配光をコントロールすることができる。
レンズ部材20は、凸レンズ22を取り囲むTIR面21を含む外側部23を有している。レンズ部材20の凸レンズ22の上面および/もしくはレンズ部材20の外側部23の上面23bは、平坦面であっても良い。
別の実施形態では、レンズ部材20の凸レンズ22の上面および/もしくはレンズ部材20の外側部23の上面23bは、フレネルレンズ面を含んでいても良い。レンズ部材20の厚みを抑制しながら、所定の方向へ光の取り出し効率をさらに上げることが出来る。
レンズ部材20の外側部23の外周面に位置するカップ形状のTIR面21は、図1B及び図1Cを用いて説明する。凸レンズ22の中心軸CA1を通るように、第1方向(図1BのIC-IC方向)でレンズ部材20を切断した場合のTIR面21の第1断面形状(図1C参照)は、凸レンズ22の中心軸CA1に対して左右のTIR面21a,21bが対称形状であっても良い。一方、図1B及び図1Dに示したように、凸レンズ22の中心軸CA1を通るように、第1方向と直交する第2方向(図1BのID-ID方向)にレンズ部材20を切断した場合の第2方向でのTIR面21の第2断面形状(図1D参照)は、凸レンズ22の中心軸CA1に対して左右のTIR面21c,21dが非対称形状である。このように、レンズ部材20のTIR面21のカップ形状を少なくとも部分的に非対称とすることで、TIR面21で全反射する光を所定の方向に向けて反射させて、光の配光をコントロールすることが可能となる。なお、光源10の発光面2のずれる方向は、図1B〜図1Dに示したように、発光面2の中心CA2が凸レンズ22中心軸CA1からTIR面21d側に移動する方向である。発光面2の中心CA2は、TIR面21a,21b方向では凸レンズ22の中心軸CA1と一致している。
光源10の発光面2を取り囲むTIR面21は、自由曲面を含んでいても良い。
特にこの実施形態では、前記レンズ部材20のTIR面21は光源10の発光面2から広角範囲に出射された光に対して作用する。すなわち、光源10の発光面2の中心CA2を通る法線又は垂線を中心として、広角の範囲内に光源10の発光面2から出射された光を、光源10の発光面2を取り囲むTIR面21によって所定の方向に向けて全反射させることができる。広角の範囲内としては、例えば、光源10の発光面2の中心CA2を通る法線又は垂線を中心として40−90度又は55−90度の範囲内とすることが提案される。なお、広角の範囲内の角度は、TIR面21のカップ形状を変えることによって調整可能である。また、TIR面21での光の反射方向もTIR面21の非対称形状の違いによってコントロールが可能である。凸レンズ22で受ける角度範囲の設定との関係で、TIR面21のカップ形状を変えることが出来る。
このように、光源10の発光面2の中心CA2を凸レンズ22の中心軸CA1からずらせることにより、及び/又はレンズ部材20のTIR面21を非対称形状とすることで、凸レンズ22で屈折する光の取り出し方向およびTIR面21で全反射する光の取り出し方向を所定の方向へコントロールすることができる。また、これらの光を一方向に傾斜させて取り出すこともできるなど、発光装置100から取り出される光の配光を容易にコントロールすることが可能となる。それ故、角度を付けた光で対象物を照射したい場合に、この発光装置100が利用できる。例えば、本明細書の実施形態に係る発光装置は、アイトラッキング用の赤外線発光装置や顔認識及び虹彩認識用の赤外線発光装置などに利用することができる。発光装置100から、使用の態様に応じて、適切な位置にピンポイントで光を照射することが可能となる。なお、光の傾斜角度は、光源10の発光面2の中心CA2が凸レンズ22の中心軸CA1からずれている位置を適宜変えることで、任意の角度に調整可能である。さらに、レンズ部材20のTIR面21の形状および/もしくは曲率を部分的に変えることで、任意の角度に調整可能である。さらに、先に記載した通り、レンズ部材20の外側部23の上面23bにフレネルレンズを設けても良い。
なお、図1Eに示すように、光源10の発光素子1は、例えば、下面1bの対角線上の角部に一対の素子電極5a,5bを有していてもよい。なお、一対の素子電極5a、5bの位置は対角線上の角部に限られず、適宜選択可能である。
(第2実施形態)
図2A〜図2Eには、本発明の第2実施形態に係る発光装置200が示されている。この発光装置200は、第1実施形態の発光装置100と同様に、発光素子1を含み、発光面2を有する光源10’を有している。また、発光装置200は、光源10’の発光面2の上方に位置する凸レンズ22を含むレンズ部材20と、を有している。この実施形態において光源10’は、発光素子1を封止する光透過部材3を含んでいる。この光透過部材3は、発光素子1を中心に配置した扁平状の直方体形状からなり、光透過部材3の第1面3aが光源10’の発光面2となる。光透過部材3の形状は、平面視で方形でもよいし、円形でもよい。また、光透過部材3の第1面3aは平坦面でもよいし、曲面でもよい。なお、発光素子2としては、チップタイプのLED素子を用いても良い。
発光装置200が第1実施形態と異なる点としては、光源10’が実装される基板4を有することである。基板4は平面視で方形でもよい。平板状の基板4のほぼ中心部に光透過部材3を含む光源10’が実装される。基板4は光源10’と電気的に接続される配線回路(図示せず)を有する。基板4は、基板4の対向する位置に一対の外部接続用電極6a,6bを有していてもよい。
この実施形態では、光透過部材3の第1面3aがレンズ部材20と一体化される。そのため、光透過部材3の第1面3aとレンズ部材20との間には空気層が介在しない。光源10’とレンズ部材20との一体化は、光源10’の発光面2となる光透過部材3の第1面3aとレンズ部材20の下面20aとを接着剤により固着することで実現する。第1実施例と同様、レンズ部材20の下面20bは、光透過部材3の第1面3a及び側面の少なくとも一部を嵌め込む凹溝部として形成されていてもよい。凹溝部に光源10’を嵌め込むことで、光透過部材3の第1面3aとレンズ部材20との密着度をより増すことができる。前述したように、発光素子1を封止する光透過部材3の外形形状は、レンズ部材20との接着性を考慮して選択可能である。なお、レンズ部材20の凸レンズ22は、平面視で、光源10’の発光面2となる光透過部材3の第1面3aの80%−120%の面積の底面を有していても良い。
レンズ部材20は、第1実施形態と同様、光透過性材料によって外形がカップ形状に形成される。レンズ部材20は、光源10’の発光面2の上方に位置する凸レンズ22と、凸レンズ22を取り囲む外側部23とを有する。レンズ部材20は、外側部23の内周面23aと凸レンズ22との間に凹空間部24を有する。また、レンズ部材20は、外側部23の外周面に光を全反射するTIR面21を有する。
レンズ部材20は、凸レンズ22を取り囲むTIR面21を含む外側部23を有している。レンズ部材20の凸レンズ22の上面および/もしくはレンズ部材20の外側部23の上面23bは、平坦面であっても良い。
別の実施形態では、レンズ部材20の凸レンズ22の上面および/もしくはレンズ部材20の外側部23の上面23bは、フレネルレンズ面を含んでいても良い。レンズ部材20の厚みを抑制しながら、所定の方向へ光の取り出し効率をさらに上げることが出来る。
TIR面21は、第1実施形態と同様、図2B及び図2Cに示したように、凸レンズ22の中心軸CA1を通るように、第1方向(図2BのIIC-IIC方向)でレンズ部材20を切断した場合のTIR面21の第1断面形状(図2C参照)は、凸レンズ22の中心軸CA1に対して左右のTIR面21a,21bが対称形状である。一方、図2B及び図2Dに示したように、凸レンズ22の中心軸CA1を通るように、第1方向と直交する第2方向(図2BのIID-IID方向)にレンズ部材20を切断した場合の第2方向でのTIR面21の第2断面形状(図2D参照)は、凸レンズ22の中心軸CA1に対して左右のTIR面21c,21dが非対称形状である。第1実施形態と同様、レンズ部材20のTIR面21の断面形状を非対称とすることで、TIR面21で全反射する光の反射方向をコントロールすることができる。
光源10’の発光面2を取り囲むTIR面21は、自由曲面を含んでいても良い。
この実施形態の発光装置200は、第1実施形態とは異なってレンズ部材20を基板4上で支える脚部26を有している。レンズ部材20は、外側部23の上面23bに基板4の平面形状と同一形状からなる方形のアウトライン23cを有していても良い。そして、脚部26は外側部23の上面23bのアウトライン23cの4隅からそれぞれ下方に延び、光源10’の実装位置より外側で、基板4の4隅に固着されている。4本の脚部26(26A,26B,26C,26D)は断面形状が方形の角形部材により形成されていてもよい。また、4本の脚部26はレンズ部材20と一体成形により形成することができる。また、別途用意した脚部26をレンズ部材20の外側部23の上面23bの反対側で、外側部23の外側に位置する下面23dに接着してもよい。4本の脚部26は、凸レンズ22を取り囲むTIR面21を含む外側部23の外側に位置する。脚部26の材料はレンズ部材20と同じであってもよいし、異なっていてもよい。このようにしてレンズ部材20は4本の脚部26によって基板4上に支えられるので、レンズ部材20の姿勢が安定したものとなる。
上記実施形態にあっては、光源10’の発光面2である光透過部材3の第1面3aがレンズ部材20の下面20bと一体化されているため、両者間には空気層が介在しない。その結果、発光素子1から出射した光は光源10’の発光面2である光透過部材3の第1面3aから空気層を介することなくレンズ部材20に入射されるので、光源10’の発光面2とレンズ部材20との間での光のロスがなく、空気層が介在する場合に比べて光の取り出し効率をアップさせることができる。
また、発光素子1を封止する光透過部材3の第1面3aとレンズ部材20の下面20aとが一体化されて空気層を介在しないので、発光素子1から出射する光の配光をコントロールするのが容易となる。また、光源10’の発光面2とレンズ部材20の間に空気層が介在しないため、第1実施形態と同様、レンズのサイズを小さくすることが出来る。その結果、レンズを含む発光装置200の小型化が可能となる。
(第3実施形態)
図3には、本発明の第3実施形態に係る発光装置300が示されている。この発光装置300は、第1実施形態の発光装置100におけるレンズ部材20に4本の脚部27(27A,27B,27C,27D)が設けられている他は同一の構成からなるので、脚部27以外の構成については同一の符号を付すことで詳細な説明を省略する。
この実施形態に係る4本の脚部27は、いずれの脚部27も断面形状が三角形の角形部材によって形成されている。さらに、4本の脚部27は、直交する2つの外側面27a,27bに対して1つの内側面27cにテーパが付いている。このテーパは、脚部27の先端27dから根元27eに向かって内側に傾斜するものである。したがって、脚部27は、先端27dから根元27eの方に向かって次第に太くなっている。このように、4本の脚部27は根元27eの方が先端27dより太くなっているので、レンズ部材20の外側部23の上面23bと反対側で、外側部23の外側に位置する下面23dとの接続面接を大きく確保することができ、レンズ部材20をしっかり支えることができる。また、脚部27は、2つの外側面27a,27bの端部と1つの内側面27cの端部とが合わさる2つのエッジ部分にそれぞれ面取り部27fを有している。例えば、レンズ部材を金型形成する場合に、金型から取り出しやすい形状となるよう、隣り合う脚部27がアーチ形状を有して連結されていても良い。
この実施形態に係る発光装置300は、第1実施形態の発光装置100と同様に、光源10の発光面2から出射した光の配光をコントロールすることができる。
1 発光素子
1a 発光素子の第1面
1b 発光素子の下面
2 発光面
3 光透過部材
3a 光透過部材の第1面
4 基板
5a,5b 素子電極
6a,6b 外部接続用電極
10,10’ 光源
20 レンズ部材
20a,20b レンズ部材の下面
21,21a,21b,21c,21d TIR面
22 凸レンズ
22a 凸レンズの最頂部
23 レンズ部材の外側部
23a 外側部の内周面
23b 外側部の上面
23c 外側部の平面視でのアウトライン
23d 外側部の上面の反対側で、外側部の外側に位置する下面
24 凸レンズと外側部との間の凹空間部
26,26A,26B,26C,26D 脚部
27,27A,27B,27C,27D 脚部
27a,27b 脚部の外側面
27c 脚部の内側面
27d 脚部の先端
27e 脚部の根元
27f 脚部の面取り部
100,200,300 発光装置


Claims (23)

  1. 発光素子を含み、発光面を有する光源と、
    光源の発光面を取り囲むTIR面と、光源の発光面の上方に位置する凸レンズと、を有するレンズ部材と、を有し、
    光源の発光面とレンズ部材の間に空気層を介さない発光装置。
  2. 光源の発光面は、発光素子の第1面である、請求項1に記載の発光装置。
  3. 光源は、さらに発光素子を封止する光透過部材を含み、光源の発光面は、発光素子を封止する光透過部材の第1面である、請求項1に記載の発光装置。
  4. 光源の発光面の中心は、光源の発光面の上方に位置する凸レンズの中心軸上にない、請求項1の発光装置。
  5. 光源の発光面を取り囲むTIR面は、光源の発光面の上方に位置する凸レンズを取り囲むカップ形状を有する請求項1に記載の発光装置。
  6. TIR面は、凸レンズの中心軸を通るように、第1方向と第1方向に垂直な第2方向にレンズ部材を切断した場合に、第1方向でのTIR面の第1断面形状と第2方向でのTIR面の第2断面形状が異なる、請求項1又は5に記載の発光装置。
  7. 第1方向でのTIR面の第1断面形状は、凸レンズの中心軸に対して左右のTIR面が対称形状であり、第2方向でのTIR面の第2断面形状は、凸レンズの中心軸に対して左右のTIR面が非対称形状である、請求項6に記載の発光装置。
  8. 光源の発光面の中心を通る法線又は垂線を中心として、狭角の範囲内に出射された光源の発光面からの光は、光源の発光面の上方に位置する凸レンズにより屈折される、請求項1に記載の発光装置。
  9. 光源の発光面の中心を通る法線又は垂線を中心として、0−40度の範囲内に出射された光源の発光面からの光は、光源の発光面の上方に位置する凸レンズにより屈折される、請求項8に記載の発光装置。
  10. 光源の発光面の中心を通る法線又は垂線を中心として、0−55度の範囲内に出射された光源の発光面からの光は、光源の発光面の上方に位置する凸レンズにより屈折される、請求項8に記載の発光装置。
  11. 光源の発光面の中心を通る法線又は垂線を中心として、広角の範囲内に出射された光源の発光面からの光は、光源の発光面を取り囲むTIR面により全反射される、請求項1に記載の発光装置。
  12. 光源の発光面の中心を通る法線又は垂線を中心として、40−90度の範囲内に出射された光源の発光面からの光は、光源の発光面を取り囲むTIR面により全反射される、請求項11に記載の発光装置。
  13. 光源の発光面の中心を通る法線又は垂線を中心として、55−90度の範囲内に出射された光源の発光面からの光は、光源の発光面を取り囲むTIR面により屈折される、請求項11に記載の発光装置。
  14. さらに、光源が実装されて電気的に接続された基板を有する、請求項1に記載の発光装置。
  15. さらに、レンズ部材は2つ以上の脚部を有する、請求項1に記載の発光装置。
  16. さらに、レンズ部材は2つ以上の脚部を有し、レンズ部材の2つ以上の脚部は、光源の実装位置より外側で、基板に接着される、請求項15に記載の発光装置。
  17. 2つ以上の脚部は、脚部のエッジの少なくとも一部に面取り部を有する、請求項15又は16に記載の発光装置。
  18. 2以上の脚部は、脚部の断面形状がエッジを面取りした三角形である、請求項15又は16に記載の発光装置。
  19. 2以上の脚部は、脚部の先端が根元に比べて細くなっている、請求項15又は16に記載の発光装置。
  20. レンズ部材の凸レンズは、平面視で、光源の発光面の80%−120%の面積の底面を有する、請求項1に記載の発光装置。
  21. レンズ部材は、凸レンズを取り囲むTIR面を含む外側部を有し、
    レンズ部材の凸レンズの上面および/もしくはレンズ部材の外側部の上面は、平坦面を含む、請求項1−20のいずれかに記載の発光装置。
  22. レンズ部材は、凸レンズを取り囲むTIR面を含む外側部を有し、
    レンズ部材の凸レンズの上面および/もしくはレンズ部材の外側部の上面は、フレネルレンズ面を含む、請求項1−20のいずれかに記載の発光装置。
  23. 光源の発光面を取り囲むTIR面は、自由曲面を含む、請求項1−22のいずれかに記載の発光装置。
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