JP2018151897A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。
第1実施形態に係る自動改札機(情報処理装置)は、RF−IDインレット(RF−ID)などの無線チップを処理する。自動改札機は、RF−IDインレットからデータを取得する。また、自動改札機は、RF−IDインレットに所定のデータを書き込む。自動改札機は、RF−IDインレットから取得したデータに基づいて改札処理を行う。また、自動改札機は、RF−IDインレットに改札処理に関するデータを書き込む。なお、自動改札機がRF−IDインレットから取得するデータ及び書き込むデータは、特定の構成に限定されるものではない。
図1が示すように、自動改札機1は、本体ユニット10、処理ユニット100及び処理ユニット200などを備える。なお、自動改札機1は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
また、処理ユニット200は、処理ユニット100と同様であるため説明を省略する。なお、処理ユニット200は、他の本体ユニットの上部に形成されてもよい。
図2は、本体ユニット10は、主制御CPU11、判定CPU12、メモリ部13、人間検知部14、表示部15、スピーカ部16、ドア機構17、通信部18、ICリーダライタ19、ブザー20及びユニット制御部21などを備える。各部は、互いにデータバスなどで通信可能に接続する。なお、本体ユニット10は、図2が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
なお、判定CPU12の機能は、主制御CPU11によって実現されてもよい。
ICリーダライタ19は、ICカード又は携帯端末などに組み込まれるICチップとデータを非接触で送受信するためのインターフェースである。ここで、ICチップは、改札処理に利用可能な非接触式のICカードと同様な機能を有するものとする。ICリーダライタ19は、ICチップとの無線通信を行うためのアンテナ及び通信制御部などにより構成される。ICリーダライタ19では、ICチップに対する電源供給、クロック供給、リセット制御及びデータの送受信などが行われる。ICリーダライタ19は、アンテナなどから磁界をICチップに供給し、電力を供給する。
なお、ICリーダライタ19は、処理ユニット100に形成されてもよい
ブザー20は、主制御CPU11からの信号に基づいて警告音(ブザー音)を鳴らす。ブザー20は、利用者が通行不可能である場合、又は、処理ユニット100などが券媒体2のコード又はRF−IDインレットのデータの取得に失敗した場合、警告音を鳴らす。なお、ブザー20は、スピーカ部16として形成されてもよい。
図3は、処理ユニット100の構成例について説明するためのブロック図である。図3が示すように、処理ユニット100は、制御部101、ブザー102、LED103、コードリーダ104及びRF−IDリーダライタ105などを備える。各部は、互いにデータバスなどで通信可能に接続する。なお、処理ユニット100は、図3が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
コードリーダ104は、エラー訂正処理を行うことができるものであってもよい。コードリーダ104は、コードの一部に欠損がある場合であっても(コードの一部分が読み取られなくても)、エラー訂正コードによりコードをデコードすることができる。コードリーダ104は、欠損部分をエラー訂正コードで補完しコードをデコードする。
なお、RF−IDリーダライタ105は、コードリーダ104と一体的に形成されてもよい。
図4が示すように、券媒体2は、RF−IDインレット31、バーマーク34、及び、印刷領域35などを備える。なお、券媒体2は、図4が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
RF−IDチップ32は、RF−IDインレット31全体を制御する。RF−IDチップ32については後述する。
バーマーク34は、RF−IDインレット31の位置を示す。
図5は、RF−IDインレット31の構成例を示すブロック図である。
図5が示すように、RF−IDインレット31は、RF−IDチップ32及びアンテナ33などを備える。アンテナ33は、前述したとおりである。なお、RF−IDインレット31は、図5が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
制御部41は、RF−IDインレット31全体の動作を制御する機能を有する。制御部41は、内部キャッシュおよび各種のインターフェースなどを備えても良い。たとえば、制御部41は、内部メモリ、又は、メモリ42に記憶したデータにより種々の処理を実現する。制御部41は、CPUなどのプロセッサなどから構成されてもよい。また、制御部41は、シーケンサなどのハードウエアから構成されてもよい。
次に、コード35aが示すデータについて説明する。
図6は、コード35aが示すデータの構成例を示す。図6が示すように、コード35aが示すデータは、「システム識別子」、「媒体識別子」、「RF−ID種別」、「発行日」、「券ID」、「チェックデジット」、「EPC」、「アクセスパスワード」、「フォーマット識別子」及び「乗車券発行情報」などから構成される。なお、コード35aが示すデータは、図6が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
「媒体識別子」は、券媒体2がQRコード単独券であるか、又は、RF−IDインレットを含むバイブリッド券であるかを示す。
「発行日」は、券媒体2が発行された日を示す。
「券ID」は、券媒体2を識別するIDである。
「チェックデジット」は、誤り検出符号である。
「EPC」は、RF−IDインレット31のEPC(Electronic Product Code)である。
「アクセスパスワード」は、RF−IDチップ32にデータを書き込み、又は、データを読み取るためのパスワードである。「アクセスパスワード」は、たとえば、所定の長さの文字、数字、記号、又は、それらの組み合わせから構成される。「アクセスパスワード」の長さ又は内容は、特定の構成に限定されるものではない。
「乗車券発行情報」は、改札処理に関する情報である。「乗車券発行情報」は、券媒体2の発行時から変更する必要の無い情報である。たとえば、「乗車券発行情報」は、発行駅、金額、有効区間又は有効期限などである。「乗車券発行情報」の内容は、特定の構成に限定されるものではない。
図7は、メモリ42が格納するデータの構成例を示す。図7が示すように、メモリ42が格納するデータは、「Reserved」、「EPC」、「TID」及び「USER」などから構成される。なお、メモリ42が格納するデータは、図7が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
「EPC」は、RF−IDインレット31のIDコードを格納する。
「TID」は、クラスID、チップベンダーID及びタグチップ型番などを格納する。
図8は、「USER」内のデータ構造の例を示す。図8が示すように、「USER」は、所定のデータを所定の単位に分割して格納する。
まず、制御部41は、外部装置(たとえば、自動改札機1)が送信する認証コマンドなどが格納するアクセスパスワードと「Reserved」が格納するアクセスパスワードが一致するか判定する機能を有する。たとえば、制御部41は、アクセスパスワードが一致すると、通信インターフェース43を通じて認証に成功したことを示すレスポンスを返信してもよい。
まず、主制御CPU11は、ストップビットを含む複数のブロックデータをRF−IDインレット31に格納する機能を有する。図9は、主制御CPU11が所定のデータをRF−IDインレット31に格納する動作例を説明するための図である。
たとえば、主制御CPU11は、利用者が処理ユニット100に翳した券媒体2からデータを取得する。主制御CPU11は、券媒体2からコード35aを読み取って乗車券発行情報及びアクセスパスワードなどを取得する。また、主制御CPU11は、当該アクセスパスワードを用いてRF−IDインレット31から乗車券書換情報(たとえば、「A−1」乃至「A−4」を統合したデータA)を取得する。主制御CPU11がRF−IDインレット31から乗車券情報を取得する動作については後述する。
主制御CPU11は、判定CPU12の判定結果に従って書込データBを生成する。判定CPU12が入場を許可した場合、主制御CPU11は、入場駅及び入場時刻などを含む書込データBを生成する。また、書込データBは、入場済みであることを示す入場済みフラグなどを備えてもよい。判定CPU12が出場を許可した場合、主制御CPU11は、出場駅及び出場時刻などを含む書込データBを生成する。また、書込データBは、出場済みであることを示す出場済みフラグなどを備えてもよい。
主制御CPU11は、所定のアルゴリズムに従って書込データBを暗号化する。たとえば、主制御CPU11は、DES(Data Encryption Standard)又はAES(Advance Encryption Standard)に従って書込データBを暗号化する。なお、主制御CPU11が書込データBを暗号化するアルゴリズムは、特定の構成に限定されるものではない。
前述の通り、「USER」は、データ領域51乃至54から構成される。
データ領域52は、「Ba−2」とストップビットとしての「0」とを格納する。データ領域52は、ストップビットとして「0」を格納しているため、書込が完了した領域である。
データ領域54は、「A−4」とストップビットとしての「1」とを格納する。データ領域54は、ストップビットとして「1」を格納しているため、書込に失敗した領域である。
なお、未了情報は、書込に失敗したブロックデータを格納してもよい。
図11及び図12は、自動改札機1の動作例について説明するためのフローチャートである。ここでは、利用者は、券媒体2を処理ユニット100に翳すものとする。
書込未了があると判定すると(S18、YES)、主制御CPU11は、乗車券書換情報の取得に失敗したものとしてエラー処理を行う(S28)。
また、券媒体2は、コード35aを備えなくてもよい。主制御CPU11は、RF−IDインレット31からのデータに基づいて書込データを生成してもよい。また、主制御CPU11は、RF−IDインレット31からのデータに基づいて改札処理を行ってもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る主制御CPU11は、書込データを分割してから暗号化する点で第1実施形態のそれと異なる。従って、他の構成については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
まず、主制御CPU11は、所定の書込データBを取得する。主制御CPU11が書込データBを取得する方法は、第1実施形態のそれと同様であるため説明を省略する。
図14及び図15は、自動改札機1の動作例について説明するためのフローチャートである。ここでは、利用者は、券媒体2を処理ユニット100に翳すものとする。S11乃至S20は、第1実施形態のそれらと同様であるため説明を省略する。
S24乃至S28は、第1実施形態のそれらと同様であるため説明を省略する。
Claims (9)
- 書換フラグを含むデータ領域を備える無線チップとデータを送受信する通信部と、
前記通信部を通じて前記無線チップから前記書換フラグを取得する取得部と、
前記無線チップに書き込む書込データを複数の分割データに分割する分割部と、
前記取得部が取得した前記書換フラグの状態と異なる状態をセットした書換フラグを前記複数のデータに付与して複数のブロックデータを生成する付与部と、
前記通信部を通じて前記無線チップに複数のブロックデータを順に書き込む第1の書込処理部と、
を備える情報処理装置。 - 前記書込データを暗号化する第1の暗号化処理部を備え、
前記分割部は、前記第1の暗号化処理部によって暗号化された前記書込データを前記複数の分割データに分割する、
前記請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記分割データを暗号化する第2の暗号化処理部を備え、
前記付与部は、前記第2の暗号化処理部によって暗号化された前記分割データに前記書換フラグを付与する、
前記請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記取得部が取得した前記書換フラグに基づいて、前記無線チップにおいて書換に失敗したデータ領域を特定する特定部と、
前記特定部が特定した前記データ領域に前記データ領域に対応するブロックデータを書き込む第2の書込処理部と、
を備える、
前記請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記特定部は、直前のブロックデータの書換フラグと異なる状態の書換フラグを含むデータ領域以降の領域を、書換に失敗したデータ領域として特定する、
前記請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記付与部は、前記取得部が取得した前記書換フラグのビットを反転したビットをセットした書換フラグを前記複数のデータに付与する、
前記請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記付与部は、前記分割データの最後に書換フラグを付与する、
前記請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。 - 前記書込データは、改札処理に関する情報である、
前記請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。 - プロセッサに、
書換フラグを含むデータ領域を備える無線チップから前記書換フラグを取得させ、
前記無線チップに書き込む書込データを複数の分割データに分割させ、
取得された前記書換フラグの状態と異なる状態をセットした書換フラグを前記複数のデータに付与して複数のブロックデータを生成させ、
前記無線チップに複数のブロックデータを順に書き込ませる、
プログラム。
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JP2017048105A JP6888984B2 (ja) | 2017-03-14 | 2017-03-14 | 情報処理装置及びプログラム |
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