JP2018151897A - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】データの読み取りエラーがデータの書き込みに失敗したことによって生じたかを判定させることができる情報処理装置及びプログラムを提供する。【解決手段】実施形態によれば、情報処理装置は、通信部と、取得部と、分割部と、第1の書込処理部と、を備える。通信部は、書換フラグを含むデータ領域を備える無線チップとデータを送受信する。取得部は、前記通信部を通じて前記無線チップから前記書換フラグを取得する。分割部は、前記無線チップに書き込む書込データを複数の分割データに分割する。付与部は、前記取得部が取得した前記書換フラグの状態と異なる状態をセットした書換フラグを前記複数のデータに付与して複数のブロックデータを生成する。第1の書込処理部は、前記通信部を通じて前記無線チップに複数のブロックデータを順に書き込む。【選択図】 図1

Description

本発明の実施形態は、情報処理装置及びプログラムに関する。
自動改札機などの情報処理装置には、RF−ID(radio frequency identifier)からデータを取得し、所定のデータを書き込むものがある。情報処理装置は、データをRF−IDインレットに書き込む際に、一部のデータの書き込みに失敗することがある。当該情報処理装置又は他の情報処理装置は、一部のデータの書き込みに失敗したRF−IDインレットからデータを取得しようとするとエラーとなる。
従来、情報処理装置は、他の情報処理装置などに、生じたエラーが不正なRF−IDインレットを用いられたことによって生じたか又はデータの書き込みに失敗したことによって生じたかを判定させることができないという課題がある。
特開2011−66636号公報
上記の課題を解決するため、データの読み取りエラーがデータの書き込みに失敗したことによって生じたかを判定させることができる情報処理装置及びプログラムを提供する。
実施形態によれば、情報処理装置は、通信部と、取得部と、分割部と、第1の書込処理部と、を備える。通信部は、書換フラグを含むデータ領域を備える無線チップとデータを送受信する。取得部は、前記通信部を通じて前記無線チップから前記書換フラグを取得する。分割部は、前記無線チップに書き込む書込データを複数の分割データに分割する。付与部は、前記取得部が取得した前記書換フラグの状態と異なる状態をセットした書換フラグを前記複数のデータに付与して複数のブロックデータを生成する。第1の書込処理部は、前記通信部を通じて前記無線チップに複数のブロックデータを順に書き込む。
図1は、第1実施形態に係る自動改札機の構成例を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る本体ユニットの構成例を示すブロック図である。 図3は、第1実施形態に係る処理ユニットの構成例を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態に係る券媒体の構成例を示す図である。 図5は、第1実施形態に係るRF−IDインレットの構成例を示すブロック図である。 図6は、第1実施形態に係るコードが示すデータの構成例を示す図である。 図7は、第1実施形態に係るRF−IDインレットが格納するデータの構成例を示す図である。 図8は、第1実施形態に係るRF−IDインレットが格納するデータの構造例を示す図である。 図9は、第1実施形態に係る自動改札機の動作例を示す図である。 図10は、第1実施形態に係るRF−IDインレットが格納するデータの構造例を示す図である。 図11は、第1実施形態に係る自動改札機の動作例を示すフローチャートである。 図12は、第1実施形態に係る自動改札機の動作例を示すフローチャートである。 図13は、第2実施形態に係る自動改札機の動作例を示す図である。 図14は、第2実施形態に係る自動改札機の動作例を示すフローチャートである。 図15は、第2実施形態に係る自動改札機の動作例を示すフローチャートである。
以下、実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について説明する。
第1実施形態に係る自動改札機(情報処理装置)は、RF−IDインレット(RF−ID)などの無線チップを処理する。自動改札機は、RF−IDインレットからデータを取得する。また、自動改札機は、RF−IDインレットに所定のデータを書き込む。自動改札機は、RF−IDインレットから取得したデータに基づいて改札処理を行う。また、自動改札機は、RF−IDインレットに改札処理に関するデータを書き込む。なお、自動改札機がRF−IDインレットから取得するデータ及び書き込むデータは、特定の構成に限定されるものではない。
図1は、自動改札機1の構成例を示すブロック図である。
図1が示すように、自動改札機1は、本体ユニット10、処理ユニット100及び処理ユニット200などを備える。なお、自動改札機1は、図1が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
本体ユニット10は、自動改札機1の本体である。本体ユニット10は、処理ユニット100又は200を通じてRF−IDを備える券媒体2から種々のデータを取得する。本体ユニット10は、取得したデータなどに基づいて書込データを生成する。本体ユニット10は、処理ユニット100又200を通じて書込データを券媒体2が備えるRF−IDインレットに書き込む。本体ユニット10については、後に詳述する。
処理ユニット100は、券媒体2とデータを送受信するためのインターフェースである。たとえば、処理ユニット100は、券媒体2のRF−IDインレットとデータを送受信する。即ち、処理ユニット100は、RF−IDインレットからデータを取得する。また、処理ユニット100は、RF−IDインレットにデータを書き込む。
また、処理ユニット100は、券媒体2に印刷されるQRコード(登録商標)などのコードを読み取る。処理ユニット100は、読み取ったコードをデコードして得られたデータを本体ユニット10へ送信する。
処理ユニット100は、本体ユニット10の上部に形成される。また、処理ユニット100は、処理ユニット200と共に通路を形成する。処理ユニット100は、当該通路に進入する利用者が所持する券媒体2とデータを送受信する。
処理ユニット100については、後に詳述する。
また、処理ユニット200は、処理ユニット100と同様であるため説明を省略する。なお、処理ユニット200は、他の本体ユニットの上部に形成されてもよい。
券媒体2(媒体)は、RF−IDインレット及びコードを備える。たとえば、券媒体2は、乗車券情報などを示すコードが印刷される。券媒体2については、後に詳述する。
次に、本体ユニット10について説明する。
図2は、本体ユニット10は、主制御CPU11、判定CPU12、メモリ部13、人間検知部14、表示部15、スピーカ部16、ドア機構17、通信部18、ICリーダライタ19、ブザー20及びユニット制御部21などを備える。各部は、互いにデータバスなどで通信可能に接続する。なお、本体ユニット10は、図2が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
主制御CPU11は、本体ユニット10全体を制御する。主制御CPU11は、内部キャッシュおよび各種のインターフェースなどを備えてもよい。主制御CPU11は、内部メモリ、又はメモリ部13に予め記憶したプログラムを実行することにより種々の処理を実現する。主制御CPU11は、たとえば、プロセッサである。
なお、主制御CPU11がプログラムを実行することにより実現する各種の機能のうちの一部は、ハードウエア回路により実現されるものであっても良い。この場合、主制御CPU11は、ハードウエア回路により実行される機能を制御する。
判定CPU12は、利用者の通過の可否を判定する。判定CPU12は、券媒体2のコードをデコードして得られたデータ及びRF−IDから取得したデータなどに基づいて利用者の通過の可否を判定する。
なお、判定CPU12の機能は、主制御CPU11によって実現されてもよい。
メモリ部13は、揮発性メモリ及び不揮発性メモリなどから構成される。たとえば、メモリ部13は、予め制御用のプログラム及び制御データなどを格納する。また、メモリ部13は、主制御CPU11の処理中のデータなどを一時的に格納する。たとえば、メモリ部13は、主制御CPU11からの命令に基づき種々の実行中のアプリケーションプログラムを格納する。また、メモリ部13は、アプリケーションプログラムの実行に必要なデータ及びアプリケーションプログラムの実行結果などを格納してもよい。
人間検知部14は、自動改札機1が形成する通行路に利用者が進入したことを検知するセンサである。たとえば、人間検知部14は、通行路の所定の位置(たとえば、通行路の中腹部)に利用者が進入すると利用者を検知する。たとえば、人間検知部14は、赤外線の遮断を検出して、利用者の進入を検知する。人間検知部14が利用者の進入を検知する方法は、特定の方法に限定されるものではない。
表示部15は、主制御CPU11からの信号に基づいて種々の情報を画像で表示する。表示部15は、通行の可否、又は、読み取りエラーなどのエラーメッセージなどを表示する。表示部15は、たとえば、液晶ディスプレイなどである。ここでは、表示部15は、後述する表示部15a及び表示部15bなどから構成される。
スピーカ部16は、主制御CPU11からの信号に基づいて種々の情報を音で提示する。スピーカ部16は、通行の可否、又は、読み取りエラーなどを示す警告音又は音声などを出力する。
ドア機構17は、自動改札機1を通過する利用者を制御するために設けられているドアである。ドア機構17は、自動改札機1が形成する通行路側に設けられる。ドア機構17は、主制御CPU11からの信号に基づいて、通行不可と判定された利用者の通行を阻止する。
通信部18は、上位装置としての管理サーバなどとの通信を行うインターフェースである。
ICリーダライタ19は、ICカード又は携帯端末などに組み込まれるICチップとデータを非接触で送受信するためのインターフェースである。ここで、ICチップは、改札処理に利用可能な非接触式のICカードと同様な機能を有するものとする。ICリーダライタ19は、ICチップとの無線通信を行うためのアンテナ及び通信制御部などにより構成される。ICリーダライタ19では、ICチップに対する電源供給、クロック供給、リセット制御及びデータの送受信などが行われる。ICリーダライタ19は、アンテナなどから磁界をICチップに供給し、電力を供給する。
このような機能によってICリーダライタ19は、主制御CPU11による制御に基づいてICチップに対する電源供給、ICチップの活性化(起動)、クロック供給、リセット制御、種々のコマンドの送信、及び送信したコマンドに対する応答(レスポンス)の受信などを行なう。
ICリーダライタ19は、所定の通信領域内にあるICチップと非接触通信を行い、非接触通信が確立したICチップから改札処理に必要な情報(ICデータ)を読み取る。ICリーダライタ19は、ICチップから改札処理に用いる情報が読み取れた場合、読み取った情報を主制御CPU11へ送信する。
なお、ICリーダライタ19は、処理ユニット100に形成されてもよい
ブザー20は、主制御CPU11からの信号に基づいて警告音(ブザー音)を鳴らす。ブザー20は、利用者が通行不可能である場合、又は、処理ユニット100などが券媒体2のコード又はRF−IDインレットのデータの取得に失敗した場合、警告音を鳴らす。なお、ブザー20は、スピーカ部16として形成されてもよい。
ユニット制御部21は、主制御CPU11からの信号に基づいて処理ユニット100又は200を制御する。ユニット制御部21は、処理ユニット100を通じて券媒体2のコードをデコードして得られたデータを取得する。また、ユニット制御部21は、処理ユニット100を通じて券媒体2のRF−IDインレットからデータを取得する。また、ユニット制御部21は、処理ユニット100を通じてRF−IDインレットにデータを格納する。
次に、処理ユニット100について説明する。
図3は、処理ユニット100の構成例について説明するためのブロック図である。図3が示すように、処理ユニット100は、制御部101、ブザー102、LED103、コードリーダ104及びRF−IDリーダライタ105などを備える。各部は、互いにデータバスなどで通信可能に接続する。なお、処理ユニット100は、図3が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
制御部101は、処理ユニット100全体を制御する。たとえば、制御部101は、制御ボードなどのハードウエアから構成される。また、制御部101は、CPU、RAM及びROMなどから構成されてもよい。制御部101は、CPUがROMなどに予め記憶したプログラムを実行することにより実現されてもよい。
制御部101は、コードリーダ104からのデータを本体ユニット10へ送信する。また、制御部101は、RF−IDリーダライタ105からのデータを本体ユニット10へ送信する。また、制御部101は、本体ユニット10からのデータをRF−IDリーダライタ105へ送信する。
ブザー102は、制御部101からの信号に基づいて警告音(ブザー音)を鳴らす。ブザー102は、コードリーダ104又はRF−IDリーダライタ105がそれぞれ券媒体2のコード又はRF−IDのデータの取得に失敗した場合、警告音を鳴らす。
LED103は、制御部101からの信号に基づいて点灯する。LED103は、コードリーダ104又はRF−IDリーダライタ105がそれぞれ券媒体2のコード又はRF−IDインレットのデータの取得に失敗した場合、所定の色に点灯する。また、LED103は、通常時において所定の色で点灯してもよい。
コードリーダ104は、利用者が翳す券媒体2からコードを読み取る。コードリーダ104は、たとえば、光を媒体に照射してその反射光を取得することで、券媒体2かコードを読み取る。また、コードリーダ104は、券媒体2としての画面などが発する光を取得することで画像を取得する。また、コードリーダ104は、可視光などの通常光を用いてコードを読み取ってもよい。また、コードリーダ104は、不可視光を用いてコードを読み取ってもよい。たとえば、コードリーダ104は、コードを読み取るためのカメラ及び/又は照明などを備える。
コードリーダ104は、読み取ったコードをデコードして、コードデータを取得する。コードリーダ104は、取得したコードデータを制御部101へ送信する。
コードリーダ104は、エラー訂正処理を行うことができるものであってもよい。コードリーダ104は、コードの一部に欠損がある場合であっても(コードの一部分が読み取られなくても)、エラー訂正コードによりコードをデコードすることができる。コードリーダ104は、欠損部分をエラー訂正コードで補完しコードをデコードする。
コードリーダ104は、コードとして二次元コードを読み取る。また、コードリーダ104は、二次元コードとしてQRコードを読み取る。なお、コードリーダ104は、QRコード以外の二次元コード、又は、一次元コードを読み取ってもよい。
RF−IDリーダライタ105(通信部)は、券媒体2に組み込まれるRF−IDインレットとデータを非接触で送受信するためのインターフェースである。RF−IDリーダライタ105は、RF−IDインレットとの無線通信を行うためのアンテナ及び通信制御部などにより構成される。RF−IDリーダライタ105では、RF−IDインレットに対する電源供給、クロック供給、リセット制御及びデータの送受信などが行われる。RF−IDリーダライタ105は、アンテナなどから磁界をRF−IDインレットに供給し、電力を供給する。
このような機能によってRF−IDリーダライタ105は、制御部101による制御に基づいてRF−IDインレットに対する電源供給、RF−IDインレットの活性化(起動)、クロック供給、リセット制御、種々のコマンドの送信、及び送信したコマンドに対する応答(レスポンス)の受信などを行なう。
RF−IDリーダライタ105は、所定の通信領域内にあるRF−IDインレットと非接触通信を行い、非接触通信が確立したRF−IDインレットから改札処理に必要な情報を読み取る。RF−IDリーダライタ105は、RF−IDインレットから改札処理に用いる情報が読み取れた場合、読み取った情報を制御部101へ送信する。
なお、RF−IDリーダライタ105は、コードリーダ104と一体的に形成されてもよい。
次に、券媒体2について説明する。
図4は、券媒体2の構成例を示す。
図4が示すように、券媒体2は、RF−IDインレット31、バーマーク34、及び、印刷領域35などを備える。なお、券媒体2は、図4が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
券媒体2は、RF−IDインレット31が所定の位置に配置されるように形成される。図4が示す例においては、RF−IDインレット31は、券媒体2の右側に配置される。なお、RF−IDインレット31は、券媒体2の左側に配置されてもよいし、中央部に配置されてもよい。RF−IDインレット31が配置される位置は、特定の構成に限定されるものではない。
RF−IDインレット31は、券媒体2を構成する複数の層の間に埋め込まれる。また、RF−IDインレット31は、1枚の券媒体2に少なくとも1つ埋め込まれる。RF−IDインレット31は、外部装置から無線で乗車券書換情報などを書き込まれ、又は、外部装置へ無線で乗車券書換情報などを送信する。乗車券書換情報については、後述する。
RF−IDインレット31は、RF−IDチップ32及びアンテナ33などを備える。
RF−IDチップ32は、RF−IDインレット31全体を制御する。RF−IDチップ32については後述する。
アンテナ33は、外部装置と無線で通信するためのアンテナである。また、アンテナ33は、外部装置から電力の供給を受けるためにも使用される。たとえば、アンテナ33は、所定の領域に網目状に形成されてもよい。また、アンテナ33は、所定の領域に環状に形成されてもよい。
RF−IDインレット31は、外部装置から非接触で電力などの供給を受けて活性化される(動作可能な状態になる)。RF−IDインレット31は、通信インターフェースとしてのアンテナ33及び変復調回路などを介して外部装置からの電波を受信する。RF−IDインレット31は、当該電波によって駆動する電源部により動作電源及び動作クロックを生成して活性化する。
RF−IDインレット31が活性化すると、RF−IDチップ32は、アンテナ33を通じて外部装置とデータ通信することができる。たとえば、RF−IDチップ32は、アンテナ33を通じてRF−IDリーダライタ105などからアクセスパスワードなどを受信し、RF−IDリーダライタ105との通信を確立する。また、RF−IDチップ32は、アンテナ33を通じてRF−IDリーダライタ105などと乗車券書換情報などを送受信する。
バーマーク34は、RF−IDインレット31の位置を示す。
印刷領域35は、種々の情報が印刷される領域である。印刷領域35は、コード35a及び文字情報35bなどを備える。
コード35aは、乗車券発行情報及びアクセスパスワードなどを示す。コード35aは、二次元コードである。また、コード35aは、QRコードである。なお、コード35aは、他の二次元コードであってもよいし、一次元コードであってもよい。乗車券発行情報及びアクセスパスワードについては、後述する。
文字情報35bは、乗車券発行情報を示す文字列などである。文字情報35bは、コード35aが示す乗車券発行情報又はその一部であってもよい。図4が示す例においては、文字情報35bは、鉄道会社名、発行駅名及び料金などである。文字情報35bに印刷される内容は、特定の内容に限定されるものではない。
なお、印刷領域35は、熱によって印刷されてもよいし、インクによって印刷されてもよい。また、コード35aは、不可視光で読み取り可能に印刷されてもよい。コード35aは、一部を不可視光で読み取り可能に印刷されてもよい。
次に、RF−IDインレット31の構成例について説明する。
図5は、RF−IDインレット31の構成例を示すブロック図である。
図5が示すように、RF−IDインレット31は、RF−IDチップ32及びアンテナ33などを備える。アンテナ33は、前述したとおりである。なお、RF−IDインレット31は、図5が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
RF−IDチップ32は、制御部41、メモリ42及び通信インターフェース43などを備える。
制御部41は、RF−IDインレット31全体の動作を制御する機能を有する。制御部41は、内部キャッシュおよび各種のインターフェースなどを備えても良い。たとえば、制御部41は、内部メモリ、又は、メモリ42に記憶したデータにより種々の処理を実現する。制御部41は、CPUなどのプロセッサなどから構成されてもよい。また、制御部41は、シーケンサなどのハードウエアから構成されてもよい。
メモリ42は、データを書き込み可能な不揮発性のメモリである。メモリ42は、制御部41の動作に基づいて種々のデータを記憶する。また、メモリ42は、RF−IDインレット31の運用用途に応じて予め制御用のデータなどを記憶してもよい。また、メモリ42は、制御部41の処理中のデータなどを一時的に格納してもよい。また、メモリ42は、データを書き換え可能な不揮発性メモリであってもよい。
通信インターフェース43は、アンテナ33を通じて外部装置と通信するためのインターフェースである。通信インターフェース43は、外部装置から受信した電力を供給する電源部などを備えてもよい。
次に、コード35aが示すデータについて説明する。
図6は、コード35aが示すデータの構成例を示す。図6が示すように、コード35aが示すデータは、「システム識別子」、「媒体識別子」、「RF−ID種別」、「発行日」、「券ID」、「チェックデジット」、「EPC」、「アクセスパスワード」、「フォーマット識別子」及び「乗車券発行情報」などから構成される。なお、コード35aが示すデータは、図6が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
「システム識別子」は、券媒体2の用途を示す。たとえば、「システム識別子」は、駅における改札処理の用途で券媒体2が用いられることを示す。
「媒体識別子」は、券媒体2がQRコード単独券であるか、又は、RF−IDインレットを含むバイブリッド券であるかを示す。
「RF−ID種別」は、RF−IDチップ32の種別を示す。
「発行日」は、券媒体2が発行された日を示す。
「券ID」は、券媒体2を識別するIDである。
「チェックデジット」は、誤り検出符号である。
「EPC」は、RF−IDインレット31のEPC(Electronic Product Code)である。
「アクセスパスワード」は、RF−IDチップ32にデータを書き込み、又は、データを読み取るためのパスワードである。「アクセスパスワード」は、たとえば、所定の長さの文字、数字、記号、又は、それらの組み合わせから構成される。「アクセスパスワード」の長さ又は内容は、特定の構成に限定されるものではない。
「フォーマット識別子」は、媒体フォーマットを識別する情報である。
「乗車券発行情報」は、改札処理に関する情報である。「乗車券発行情報」は、券媒体2の発行時から変更する必要の無い情報である。たとえば、「乗車券発行情報」は、発行駅、金額、有効区間又は有効期限などである。「乗車券発行情報」の内容は、特定の構成に限定されるものではない。
次に、メモリ42が格納するデータについて説明する。
図7は、メモリ42が格納するデータの構成例を示す。図7が示すように、メモリ42が格納するデータは、「Reserved」、「EPC」、「TID」及び「USER」などから構成される。なお、メモリ42が格納するデータは、図7が示すような構成の他に必要に応じた構成を具備したり、特定の構成を除外したりしてもよい。
「Reserved」は、アクセスパスワード及びキルパスワードを格納する。
「EPC」は、RF−IDインレット31のIDコードを格納する。
「TID」は、クラスID、チップベンダーID及びタグチップ型番などを格納する。
「USER」は、任意のデータを格納する。ここでは、「USER」は、乗車券書換情報を格納する。
乗車券書換情報は、改札処理に関する情報である。乗車券書換情報は、改札処理に応じて書き換えられる情報である。たとえば、乗車券書換情報は、入場済みフラグ、出場済みフラグ、入場駅、入場時刻、出場駅及び出場時刻などから構成される。乗車券書換情報の内容は、特定の構成に限定されるものではない。
「USER」は、発行時において、所定の乗車券書換情報を格納する。たとえば、発券機は、所定の乗車券書換情報を「USER」に格納して、券媒体2を発行する。
次に、「USER」内のデータ構造について説明する。
図8は、「USER」内のデータ構造の例を示す。図8が示すように、「USER」は、所定のデータを所定の単位に分割して格納する。
「USER」は、データ領域51乃至54から構成される。データ領域51乃至54は、所定のデータ長である。
データ領域51乃至54は、ブロックデータとして、それぞれ「A−1」乃至「A−4」(分割データ)及びストップビット(書換フラグ)を格納する。
「A−1」乃至「A−4」は、所定のデータ(データA)を分割して生成されたデータである。即ち、「A−1」乃至「A−4」は、統合されると、データAとなる。
データ領域51乃至54は、分割データの最後にストップビットを格納する。ストップビットは、データが書き換えられたことを示す。ストップビットは、データが書き換えられるごとに反転する。ここでは、データ領域51乃至54は、ストップビットとして「1」を格納する。なお、「USER」は、ストップビットとして「0」を格納してもよい。
データ領域51乃至54は、1ワードを構成する。即ち、データ領域51乃至54のデータ長は、1ワードのデータ長(たとえば、2バイト)である。
なお、データ領域51乃至54は、分割データの前にスタートビットを格納してもよい。また、データ領域51(最初のデータ領域)は、分割データ(「A−1」)の前にスタートビットを格納してもよい。
また、データ領域51乃至54は、「A−1」乃至「A−4」を暗号化した「Aa−1」乃至「Aa−4」を格納してもよい。また、データAは、暗合されたものであってもよい。
次に、RF−IDチップ32が実現する機能について説明する。
まず、制御部41は、外部装置(たとえば、自動改札機1)が送信する認証コマンドなどが格納するアクセスパスワードと「Reserved」が格納するアクセスパスワードが一致するか判定する機能を有する。たとえば、制御部41は、アクセスパスワードが一致すると、通信インターフェース43を通じて認証に成功したことを示すレスポンスを返信してもよい。
また、制御部41は、アクセスパスワードが一致すると外部装置が「USER」にアクセスすることを許可する機能を有する。即ち、制御部41は、外部装置が「USER」にデータを書き込み、又は、「USER」からデータを取得することを許可する。たとえば、制御部41は、通信インターフェース43を通じて外部装置から所定データを書き込む書込コマンドを受信すると、当該書込コマンドに従って当該所定のデータを「USER」に書き込む。
また、制御部41は、通信インターフェース43を通じて外部装置から「USER」のデータを取得する取得コマンドを受信すると、当該取得コマンドに従って「USER」のデータを外部装置へ送信する。
次に、自動改札機1の主制御CPU11が実現する機能について説明する。
まず、主制御CPU11は、ストップビットを含む複数のブロックデータをRF−IDインレット31に格納する機能を有する。図9は、主制御CPU11が所定のデータをRF−IDインレット31に格納する動作例を説明するための図である。
まず、主制御CPU11は、所定の書込データBを取得する。
たとえば、主制御CPU11は、利用者が処理ユニット100に翳した券媒体2からデータを取得する。主制御CPU11は、券媒体2からコード35aを読み取って乗車券発行情報及びアクセスパスワードなどを取得する。また、主制御CPU11は、当該アクセスパスワードを用いてRF−IDインレット31から乗車券書換情報(たとえば、「A−1」乃至「A−4」を統合したデータA)を取得する。主制御CPU11がRF−IDインレット31から乗車券情報を取得する動作については後述する。
判定CPU12は、乗車券発行情報及び乗車券書換情報などに基づいて利用者の通行の可否を判定する。
主制御CPU11は、判定CPU12の判定結果に従って書込データBを生成する。判定CPU12が入場を許可した場合、主制御CPU11は、入場駅及び入場時刻などを含む書込データBを生成する。また、書込データBは、入場済みであることを示す入場済みフラグなどを備えてもよい。判定CPU12が出場を許可した場合、主制御CPU11は、出場駅及び出場時刻などを含む書込データBを生成する。また、書込データBは、出場済みであることを示す出場済みフラグなどを備えてもよい。
なお、判定CPU12が通行不可と判定した場合、主制御CPU11は、書込データBを生成せずに、エラー処理を行ってもよい。
書込データBを取得すると、主制御CPU11は、書込データBを暗号化する(暗号化処理部)。
主制御CPU11は、所定のアルゴリズムに従って書込データBを暗号化する。たとえば、主制御CPU11は、DES(Data Encryption Standard)又はAES(Advance Encryption Standard)に従って書込データBを暗号化する。なお、主制御CPU11が書込データBを暗号化するアルゴリズムは、特定の構成に限定されるものではない。
書込データBを暗号化すると、主制御CPU11は、暗号化して得られたデータ(暗号化書込データBa)を複数の分割データ(「Ba−1」乃至「Ba−4」)に分割する(分割部)。主制御CPU11は、所定のデータ長に暗号化書込データBaを分割する。たとえば、主制御CPU11は、ストップビットを加えると1ワード長になるように、暗号化書込データBaを分割する。
暗号化書込データBaを分割すると、主制御CPU11は、各分割データにストップビットを付与して複数のブロックデータ(「ブロックデータB1」乃至「ブロックデータB4」)を生成する(付与部)。主制御CPU11は、「USER」から取得したブロックデータに含まれるストップビット(データを書き込む領域におけるストップビット)の状態と異なる状態をセットしたストップビットを付与する。
ここでは、図8が示すように、「USER」は、ストップビットとしての「1」を格納する。そのため、主制御CPU11は、当該ストップビットと異なるビット(たとえば、「0」)を各分割データに付与して複数のブロックデータを生成する。
複数のブロックデータを生成すると、主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、複数のブロックデータを順にRF−IDチップ32の「USER」に書き込む(書込処理部)。
主制御CPU11は、各ブロックデータを順に書き込む。たとえば、主制御CPU11は、ブロックデータを2つずつ(2ワードずつ)「USER」に書き込む。たとえば、主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、2つのブロックデータを書き込む書込コマンドをRF−IDインレット31に送信する。主制御CPU11は、書込コマンドを順にRF−IDインレット31へ送信し、生成したブロックデータを「USER」に書き込む。なお、主制御CPU11が一度に書き込むブロックデータの個数は、特定の個数に限定されるものではない。
また、主制御CPU11は、ブロックデータの書込に失敗した場合、生成したブロックデータ及び書込に失敗した券媒体2のEPCを含む未了情報をメモリ部13に格納する機能を有する。
たとえば、主制御CPU11は、RF−IDインレット31から書込に失敗したことを示すレスポンスを受信すると、ブロックデータの書込に失敗したものと判定する。
また、主制御CPU11は、自身がブロックデータの書込に失敗した券媒体2がRF−IDリーダライタ105に再翳しされた場合には、未了情報に基づいて書込に失敗したブロックデータを券媒体2のRF−IDインレット31に格納する機能を有する。
たとえば、主制御CPU11は、再翳しされた券媒体2からコード35aを読み取る。コード35aを読み取ると、主制御CPU11は、メモリ部13に未了情報があるか判定する。未了情報があると判定すると、主制御CPU11は、未了情報のEPCがコード35aのEPCと一致するか判定する。
両EPCが一致すると判定すると、主制御CPU11は、RF−IDインレット31から「USER」が格納するデータを取得する。
図10は、主制御CPU11がブロックデータの書込に失敗した場合における「USER」のデータの構成例を示す。
前述の通り、「USER」は、データ領域51乃至54から構成される。
データ領域51は、「Ba−1」とストップビットとしての「0」とを格納する。データ領域51は、ストップビットとして「0」を格納しているため、書込が完了した領域である。
データ領域52は、「Ba−2」とストップビットとしての「0」とを格納する。データ領域52は、ストップビットとして「0」を格納しているため、書込が完了した領域である。
データ領域53は、「A−3」とストップビットとしての「1」とを格納する。データ領域53は、ストップビットとして「1」を格納しているため、書込に失敗した領域である。
データ領域54は、「A−4」とストップビットとしての「1」とを格納する。データ領域54は、ストップビットとして「1」を格納しているため、書込に失敗した領域である。
主制御CPU11は、取得したブロックデータに基づいて書込に失敗した領域を特定する(特定部)。主制御CPU11は、直前のブロックデータのストップビットの状態と異なる状態のストップビットを含むデータ領域以降のデータ領域を書込に失敗した領域であると特定する。図10が示す例では、データ領域53のストップビット(「1」)は、直前のデータ領域52のストップビット(「0」)と異なる。従って、主制御CPU11は、データ領域53以降の領域を、ブロックデータの書込に失敗した領域と特定する。
書込に失敗した領域を特定すると、主制御CPU11は、未了情報から当該領域に対応するブロックデータを特定する。主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、当該ブロックデータを当該領域に書き込む(書込処理部)。図10が示す例では、主制御CPU11は、データ領域53に「ブロックデータB3」を格納し、データ領域54に「ブロックデータB3」を書き込む。
なお、未了情報は、書込に失敗したブロックデータを格納してもよい。
また、主制御CPU11は、RF−IDインレット31の「USER」からブロックデータを取得する機能を有する(取得部)。ここでは、ブロックデータは、乗車券書換情報を分割して生成される。乗車券書換情報は、発行時に「USER」に格納されたものであってもよい。また、乗車券書換情報は、自動改札機1と同様の機能を有する他の自動改札機が「USER」に格納したものであってもよい。
主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、「USER」の各領域から複数のブロックデータを取得する取得コマンドをRF−IDインレット31へ送信する。主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、当該取得コマンドのレスポンスとして「USER」のブロックデータを取得する。
複数のブロックデータを取得すると、主制御CPU11は、各ブロックデータのストップビットが同一であるか判定する。各ブロックデータのストップビットが同一であると判定すると、主制御CPU11は、各ブロックデータからストップビットを除去し分割データを取得する。
分割データを取得すると、主制御CPU11は、分割データを統合し統合された分割データを復号化する。主制御CPU11は、統合された分割データを復号化することで、乗車券書換情報を取得する。
各ブロックデータのストップビットが同一でないと判定すると、主制御CPU11は、乗車券書換情報の読み取りに失敗したものとしてエラー処理を行う。たとえば、主制御CPU11は、表示部15などに、乗車券書換情報の読み取りに失敗したことを表示する。なお、主制御CPU11は、表示部15などに、券媒体2が不正なものではないことを表示してもよい。また、主制御CPU11は、係員処理機などの他の装置へ、券媒体2が不正なものではないこと示す情報を送信してもよい。
次に、自動改札機1の動作例について説明する。
図11及び図12は、自動改札機1の動作例について説明するためのフローチャートである。ここでは、利用者は、券媒体2を処理ユニット100に翳すものとする。
まず、自動改札機1の主制御CPU11は、コードリーダ104を通じて、券媒体2のコード35aをデコードして得られたデータ(アクセスパスワード、EPC及び乗車券発行情報など)を取得する(S11)。
コード35aをデコードして得られたデータを取得すると、主制御CPU11は、メモリ部13に未了情報が格納されているか判定する(S12)。メモリ部13に未了情報が格納されていると判定すると(S12、YES)、主制御CPU11は、未了情報が格納するEPCとコード35aをデコードして得られたEPCとが一致するか判定する(S13)。
両EPCが一致すると判定すると(S13、YES)、主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、RF−IDインレット31から「USER」のブロックデータを取得する(S14)。「USER」のブロックデータを取得すると、主制御CPU11は、取得したブロックデータに基づいて、書込に失敗した領域を特定する(S15)。書込に失敗した領域を特定すると、主制御CPU11は、未了情報に基づいて、当該領域に対応するブロックデータを当該領域に格納する(S16)。
メモリ部13に未了情報が格納されていないと判定した場合(S12、NO)、又は、両EPCが一致しないと判定した場合(S13、NO)、主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、RF−IDインレット31から「USER」のブロックデータを取得する(S17)。「USER」のブロックデータを取得すると、主制御CPU11は、「USER」のブロックデータに基づいて書込未了があるか判定する(S18)。
書込未了がないと判定すると(S18、NO)、主制御CPU11は、「USER」のブロックデータからストップビットを削除して乗車券書換情報を取得する(S19)。なお、統合した分割データが暗号化されている場合、主制御CPU11は、統合した分割データを復号化して乗車券書換情報を取得する。
乗車券書換情報を取得すると、主制御CPU11は、乗車券書換情報などに基づいて書込データを生成する(S20)。なお、主制御CPU11は、判定CPU12の判定結果などに基づいて利用者の進行を制御してもよい。
書込データを生成すると、主制御CPU11は、書込データを暗号化する(S21)。書込データを暗号化すると、主制御CPU11は、暗号化された書込データを分割データに分割する(S22)。
暗号化された書込データを分割データに分割すると、主制御CPU11は、分割データに、S17で取得したブロックデータのストップビットと異なるストップビットを付与して複数のブロックデータを生成する(S23)。
複数のブロックデータを生成すると、主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、所定の個数のブロックデータを「USER」に書き込む(S24)。
所定の個数のブロックデータを「USER」に書き込むと、主制御CPU11は、書込に成功したか判定する(S25)。たとえば、主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、書込に成功したことを示すレスポンスを受信したか判定する。
書込に成功したと判定すると(S25、YES)、主制御CPU11は、各ブロックデータの書込が完了したか判定する(S26)。各ブロックデータの書込が完了していないと判定すると(S26、NO)、主制御CPU11は、S24に戻る。
書込に失敗したと判定すると(S25、NO)、主制御CPU11は、EPC及びブロックデータを含む未了情報をメモリ部13に格納する(S27)。
書込未了があると判定すると(S18、YES)、主制御CPU11は、乗車券書換情報の取得に失敗したものとしてエラー処理を行う(S28)。
当該領域に対応するブロックデータを当該領域に格納した場合(S16)、各ブロックデータの書込が完了したと判定した場合(S26、YES)、未了情報をメモリ部13に格納した場合(S27)、又は、エラー処理を行った場合(S28)、主制御CPU11は、動作を終了する。
なお、主制御CPU11は、書込データを暗号化しなくともよい。主制御CPU11は、暗号化せずに書込データを分割して分割データにストップビットを付与してもよい。
また、券媒体2は、コード35aを備えなくてもよい。主制御CPU11は、RF−IDインレット31からのデータに基づいて書込データを生成してもよい。また、主制御CPU11は、RF−IDインレット31からのデータに基づいて改札処理を行ってもよい。
以上のように構成された自動改札機は、書込データを分割データに分割して分割データにストップビットを付与する。自動改札機は、ストップビットを付与した分割データ(ブロックデータ)をRF−IDインレットに格納する。また、ストップビットは、RF−IDインレットに元々格納されたデータに付与されたストップビットと異なる。そのため、自動改札機が途中でデータの書き込みに失敗した場合、RF−IDインレット内において、書込に成功した領域のストップビットは、書込に失敗した領域のストップビットと異なる。
その結果、自動改札機又は他の装置は、RF−IDインレットからのデータの取得に失敗した場合、書込の失敗によってデータを取得することができないことを認識することができる。よって、自動改札機又は他の装置は、書込の失敗によってデータを復号することができないのか、又は、不正な媒体であるためにデータを復号することができないのかを判別することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る主制御CPU11は、書込データを分割してから暗号化する点で第1実施形態のそれと異なる。従って、他の構成については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図13は、主制御CPU11の動作例を説明するための図である。
まず、主制御CPU11は、所定の書込データBを取得する。主制御CPU11が書込データBを取得する方法は、第1実施形態のそれと同様であるため説明を省略する。
書込データBを取得すると、主制御CPU11は、書込データBを分割データに分割する。たとえば、主制御CPU11は、所定のデータ長に暗号化書込データBaを分割する。
書込データBを分割データに分割すると、主制御CPU11は、所定のアルゴリズムに従って、分割データ(「B−1」乃至「B−4」)を暗号化する(暗号化処理部)。たとえば、主制御CPU11は、DES(Data Encryption Standard)又はAES(Advance Encryption Standard)に従って分割データを暗号化する。なお、主制御CPU11が分割データを暗号化するアルゴリズムは、特定の構成に限定されるものではない。
分割データを暗号化すると、主制御CPU11は、暗号化された分割データ(暗号化分割データ)(「Bb−1」乃至「Bb−4」)にストップビットを付与してブロックデータを生成する(付与部)。主制御CPU11は、「USER」から取得したブロックデータに含まれるストップビット(データを書き込む領域におけるストップビット)と異なるストップビットを付与する。ここでは、図8が示すように、「USER」のデータ領域は、ストップビットとして「1」を格納する。そのため、主制御CPU11は、当該ストップビットと異なるビット(たとえば、「0」)を各暗号化分割データに付与する。
各暗号化分割データにストップビットを付与して複数のブロックデータを生成すると、主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、複数のブロックデータを順にRF−IDチップ32の「USER」に書き込む(書込処理部)。
主制御CPU11は、各ブロックデータを順に書き込む。たとえば、主制御CPU11は、ブロックデータを2つずつ(2ワードずつ)「USER」に書き込む。たとえば、主制御CPU11は、RF−IDリーダライタ105を通じて、2つのブロックデータを書き込む書込コマンドをRF−IDインレット31に送信する。主制御CPU11は、書込コマンドを順にRF−IDインレット31へ送信し、生成したブロックデータを「USER」に書き込む。なお、主制御CPU11が一度に書き込むブロックデータの個数は、特定の個数に限定されるものではない。
次に、自動改札機1の動作例について説明する。
図14及び図15は、自動改札機1の動作例について説明するためのフローチャートである。ここでは、利用者は、券媒体2を処理ユニット100に翳すものとする。S11乃至S20は、第1実施形態のそれらと同様であるため説明を省略する。
書込データを生成すると(S20)、主制御CPU11は、書込データを分割データに分割する(S31)。書込データを分割データに分割すると、主制御CPU11は、分割データを暗号化する(S32)。
分割データを暗号化すると、主制御CPU11は、暗号化分割データに、S17で取得したブロックデータのストップビットと異なるストップビットを付与して複数のブロックデータを生成する。
S24乃至S28は、第1実施形態のそれらと同様であるため説明を省略する。
以上のように構成された自動改札機は、書込データを分割した後に分割データを暗号化してRF−IDインレットに書き込む。自動改札機が途中で書込に失敗した場合、自動改札機又は他の装置は、RF−IDインレットから書込に成功した部分のデータを読み取って復号化することができる。その結果、自動改札機又は他の装置は、書込に成功した部分のデータを取得することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…自動改札機、2…券媒体、10…本体ユニット、11…主制御CPU、12…判定CPU、13…メモリ部、21…ユニット制御部、35a…コード、31…RF−IDインレット、32…RF−IDチップ、33…アンテナ、41…制御部、42…メモリ、100及び200…処理ユニット、104…コードリーダ、105…RF−IDリーダライタ。

Claims (9)

  1. 書換フラグを含むデータ領域を備える無線チップとデータを送受信する通信部と、
    前記通信部を通じて前記無線チップから前記書換フラグを取得する取得部と、
    前記無線チップに書き込む書込データを複数の分割データに分割する分割部と、
    前記取得部が取得した前記書換フラグの状態と異なる状態をセットした書換フラグを前記複数のデータに付与して複数のブロックデータを生成する付与部と、
    前記通信部を通じて前記無線チップに複数のブロックデータを順に書き込む第1の書込処理部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記書込データを暗号化する第1の暗号化処理部を備え、
    前記分割部は、前記第1の暗号化処理部によって暗号化された前記書込データを前記複数の分割データに分割する、
    前記請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記分割データを暗号化する第2の暗号化処理部を備え、
    前記付与部は、前記第2の暗号化処理部によって暗号化された前記分割データに前記書換フラグを付与する、
    前記請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部が取得した前記書換フラグに基づいて、前記無線チップにおいて書換に失敗したデータ領域を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した前記データ領域に前記データ領域に対応するブロックデータを書き込む第2の書込処理部と、
    を備える、
    前記請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記特定部は、直前のブロックデータの書換フラグと異なる状態の書換フラグを含むデータ領域以降の領域を、書換に失敗したデータ領域として特定する、
    前記請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記付与部は、前記取得部が取得した前記書換フラグのビットを反転したビットをセットした書換フラグを前記複数のデータに付与する、
    前記請求項1乃至5の何れか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記付与部は、前記分割データの最後に書換フラグを付与する、
    前記請求項1乃至6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記書込データは、改札処理に関する情報である、
    前記請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. プロセッサに、
    書換フラグを含むデータ領域を備える無線チップから前記書換フラグを取得させ、
    前記無線チップに書き込む書込データを複数の分割データに分割させ、
    取得された前記書換フラグの状態と異なる状態をセットした書換フラグを前記複数のデータに付与して複数のブロックデータを生成させ、
    前記無線チップに複数のブロックデータを順に書き込ませる、
    プログラム。
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