JP2018151228A - 記録装置、センサ装置および記録用プログラム - Google Patents

記録装置、センサ装置および記録用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記憶容量を低減できる記録装置を提供する。
【解決手段】記録装置5は、補助記憶装置と、計時部21と、記録部27とを有している。補助記憶装置は、加速度aの値を検出するセンサ3の検出履歴を記憶可能である。計時部21は、現在の時刻を計時する。記録部27は、センサ3からの信号に基づく加速度aの変化量Δaが、値が正の基準増加量aまたは値が負の基準減少量aとなる度に、計時部21が計時している時刻を示す情報と、変化量Δaの正負を示す情報とを互いに対応付けて補助記憶装置に記憶させる。
【選択図】図5

Description

本開示は、加速度等の物理量の値の履歴を記録する記録装置、センサ装置および記録用プログラムに関する。
加速度等の物理量の値の履歴を記録する記録装置が知られている(例えば特許文献1)。このような記録装置は、例えば、現在の物理量の値をセンサから継続的に取得し、その取得した値と、取得した時期とを対応付けてメモリに記憶させていく。これにより、物理量の値の時系列データ、すなわち、履歴データが作成される。履歴データは、例えば、記録装置が搭載されていた機器が故障したときに、その原因を特定することに利用される。
特開2008−232631号公報
記憶容量を低減できる記録装置、センサ装置および記録用プログラムが提供されることが望まれる。
本開示の一態様に係る記録装置は、所定の物理量の値を検出するセンサにおける検出履歴を記憶可能なメモリと、現在の時刻を計時する計時部と、前記センサからの信号に基づく前記物理量の値の変化量が、値が正の基準増加量または値が負の基準減少量のいずれかの基準量となる度に、前記計時部が計時している時刻を示す情報と、前記変化量の正負を示す情報とを互いに対応付けて前記メモリに記憶させる記録部と、を有している。
一例において、前記センサからの信号に基づいて前記変化量を特定する特定部と、前記変化量が前記基準量に到達したか否か判定する判定部と、前記基準量に到達したと判定されたときに、その後に前記特定部が特定する前記変化量が、前記基準量に到達したと判定されたときからの、または前記基準量に到達したときからの増減量になるように、前記特定部が用いている値を初期化または更新する設定部と、をさらに有しており、前記記録部は、前記基準量に到達したと判定されたときに、前記計時部が計時している時刻を示す情報と、前記変化量の正負を示す情報とを互いに対応付けて前記メモリに記憶させる。
一例において、前記特定部は、前記センサからの信号に基づいて前記物理量の所定の時間刻み毎の微小変化量を特定し、前記微小変化量の積算によって前記変化量を特定し、前記設定部は、前記基準量に到達したと判定されたときに、前記変化量を初期化する。
一例において、前記特定部は、前記センサからの信号に基づいて前記物理量の値を特定し、その特定した値の、所定の基準値からの差を算出することにより前記変化量を特定し、前記設定部は、前記基準量に到達したと判定されたときに、前記基準増加量および前記基準減少量のうち前記変化量が到達した基準量の加算により前記基準値を更新する。
一例において、前記センサからの信号に基づいて前記物理量の値を特定する特定部と、前記物理量の値が所定の負側閾値および当該負側閾値よりも大きい所定の正側閾値のいずれかの閾値に到達したか否か判定する判定部と、前記正側閾値に到達したと判定されたときに、前記基準増加量の加算により前記負側閾値および前記正側閾値を更新し、前記負側閾値に到達したと判定されたときに、前記基準減少量の加算により前記負側閾値および前記正側閾値を更新する設定部と、をさらに有しており、前記記録部は、前記閾値に到達したと判定されたときに、前記計時部が計時している時刻を示す情報と、前記変化量の正負を示す情報とを互いに対応付けて前記メモリに記憶させる。
本開示の一態様に係る記録装置は、上記の記録装置と、前記センサとを有している。
一例において、前記センサは、加速度センサである。
本開示の一態様に係る記録用プログラムは、コンピュータを上記の記録装置として機能させる。
上記の構成によれば、例えば、記憶容量を低減できる。
図1(a)〜図1(d)は実施形態に係る検出履歴の記録方法を説明するための模式図である。 図1(a)〜図1(d)の記録方法を他の観点から説明するための模式図である。 図2よりも経過時間が長い範囲について加速度の変化を示す、図2と同様の図である。 実施形態に係るセンサ装置の構成を主としてハードウェアの観点から示すブロック図である。 図4のセンサ装置の構成を機能的観点から示すブロック図である。 図6(a)および図6(b)は実施形態に係るデータベースの構造の例および他の例を示す概念図であり、図6(c)は比較例に係るデータベースの構造の例を示す概念図である。 図4の記録装置が実行する処理の手順の例を示すフローチャートである。 第1変形例に係る処理の手順の例を示すフローチャートである。 第2変形例に係る処理の手順の例を示すフローチャートである。
(履歴の記録方法)
図1(a)〜図1(d)は、実施形態に係る記録装置5(図4)おける、物理量の値の履歴の記録方法を説明するための図である。なお、本実施形態の説明では、物理量として、加速度a(m/s)を例にとる。
これらの図において、横軸は時間t(時刻t)であり、縦軸は加速度aである。線L1は、加速度a(実際の値または検出値)の経時変化を示している。線L1の先端(点P1〜P4)は、現在の時点における加速度aの値を示している。点P1〜P4から理解されるように、図1(a)から図1(d)へ順に時間が経過している。ここでは、加速度aが0から徐々に大きくなっていく場合を例にとる。
図1(a)に示すように、記録装置5は、加速度aが正側閾値a未満である間は記録を行わない。正側閾値aは、予め設定されている閾値であり、正の値である。別の観点では、記録装置5は、基準値(図1(a)では0)からの変化量Δaが正側閾値a(基準増加量aということがある。)よりも小さいときは記録を行わない。
図1(b)に示すように、加速度a(別の観点では変化量Δa)が正側閾値aに到達すると、記録装置5は、そのときの時刻t(時刻t1)を記録する。なお、記録装置5は、加速度aの値は記録しない。
図1(c)に示すように、記録装置5は、正側閾値aに到達した加速度aが正側閾値aの2倍(2a)未満である間は記録を行わない。別の観点では、記録装置5は、新たな基準値(図1(c)では正側閾値a)からの変化量Δa(=a−a)が、基準増加量a(=2a−a)よりも小さい間は記録を行わない。
図1(d)に示すように、加速度aが2aに到達すると、記録装置5は、そのときの時刻t(時刻t2)を記録する。別の観点では、基準値(図1(d)では正側閾値a)からの変化量Δa(=a−a)が基準増加量a(=2a−a)に到達すると、記録装置5は、そのときの時刻t(時刻t2)を記録する。なお、記録装置5は、加速度aの値は記録しない。
特に図示しないが、以後、同様にして、記録装置5は、加速度aがn×a(nは整数)に到達する毎に、そのときの時刻tを記録する。別の観点では、記録装置5は、変化量Δaが基準増加量aに到達する毎に、時刻tを記録する。
このように時刻tが記録されていくことにより、実質的に加速度aの履歴が記録されることになる。具体的には、例えば、記録開始からn個目に記録された時刻tによって、この時刻tにおいてn×aの加速度aが生じたことが記録されたことになる。
図2は、上記の記録方法を異なる観点から説明するための図である。また、ここでは、図1(d)よりも経過時間が長い場合を例にとり、加速度aが下降する状況における記録方法についても説明する。
この図において、横軸および縦軸は、図1(d)と同様に、時刻tおよび加速度aである。線L3は、図1(d)の線L1と同様に、加速度aの実際の値の経時変化を示している。
ここで、例えば、加速度aを検出するセンサが、比較的微小な時間刻みdt毎に、加速度aのdt間における微小変化量daの値に応じた信号(例えば電荷)を出力するものであると考える。そして、加速度aの検出値は、信号から特定される微小変化量daの積算により特定される。
この場合、図1(d)を参照して説明した、加速度aの値がn×aに到達する度に時刻tを記録することは、図2の紙面左側において線L5で示すように、微小変化量daの積算値が正側閾値a(基準増加量a)に到達する度に、時刻tを記録するとともに、積算値をリセットし、積算を再開することと等価である。
なお、以下の説明では、上記のリセットがなされた後の微小変化量daの積算値を、加速度aの検出値としてではなく、図1(c)の変化量Δaの検出値として表現するものとする。
加速度aが上昇する場合について述べたが、加速度aが下降する場合についても同様に時刻tを記録すればよい。具体的には、図2の紙面右側に示すように、微小変化量da(紙面右側ではda<0)の積算によって求めている変化量Δaの値が、基準減少量a(a<0。負側閾値aということがある。)に到達したときに、時刻tを記録するとともに、変化量Δaの値をリセットすればよい。基準減少量aの絶対値は、例えば、基準増加量aの絶対値と同じである(a=−aである。)。ただし、両者は異なっていてもよい
また、記録装置5は、変化量Δaの値が基準増加量aに到達したのであれば、時刻tとともに正の符号を示す情報も記録し、変化量Δaの値が基準減少量aに到達したのであれば、時刻tとともに負の符号を示す情報も記録する。記録開始からn個目の時刻tにおける加速度aの値を求めるときには、記録開始から時刻tまでに正の符号とともに記録されている時刻tの数iと、負の符号とともに記録されている時刻tの数jとから(i+j=n)、i×a+j×aを求めればよい。
図3は、図2よりも経過時間が長い範囲について加速度aの変化を示す、図2と同様の図である。線L7およびL9は、図2の線L3およびL5に対応している。
この図では、線L7から理解されるように、紙面左側において加速度aの相対的に急激な変化が生じており、紙面右側において加速度aの相対的に緩やかな変化が生じている。そして、線L9から理解されるように、加速度aの変化が急激な場合においては、時刻tを記録する数は相対的に多くなり、加速度aの変化が緩やかな場合においては、時刻tを記録する数は相対的に少なくなる。
また、図3では、紙面中央において加速度aの値が負になっている。この場合においても、図1(d)及び図2を参照して説明した記録方法と同様の記録方法が適用される。
(ハードウェア構成)
図4は、上記の記録方法を実現するためのセンサ装置1の構成を主としてハードウェアの観点から示すブロック図である。
センサ装置1は、所定の物理量の値を検出可能なセンサ3と、センサ3の検出値の履歴を記録する記録装置5とを有している。
センサ3は、本実施形態では、加速度aを検出する加速度センサである。センサ3は、図2の説明において言及した微小変化量daに応じた信号強度(例えば電荷または電圧)の信号を出力可能なものであってもよいし、加速度aに応じた信号強度の信号を出力可能なものであってもよい。なお、微小変化量daまたは加速度aに応じた信号強度とは、微小変化量daまたは加速度aの値に対して基本的に1対1対応の関係の値を取る信号強度をいい、代表的なものとしては微小変化量daまたは加速度aと比例関係になっている信号強度が挙げられる。
微小変化量daに応じた信号強度の信号を出力可能な加速度センサとしては、例えば、加速度aに応じた大きさで歪みを生じる圧電体を含んで構成され、当該圧電体に生じる電荷または電圧によって信号強度が規定されるものを挙げることができる。また、加速度aに応じた信号強度の信号を出力可能な加速度センサとしては、例えば、加速度に応じた大きさで歪みを生じる圧電体の抵抗値の変化によって信号強度が規定されるもの、または加速度に応じた大きさで電極間距離が変化するキャパシタの容量の変化によって信号強度が規定されるものを挙げることができる。
本実施形態の説明では、センサ3が、微小変化量daに応じた信号強度の信号を出力する場合を例にとるものとする。
記録装置5は、例えば、CPU(Central Processing Unit)7、ROM(Read only memory)9、RAM(Random access memory)11および補助記憶装置13を含むコンピュータによって構成されている。
ROM9および/または補助記憶装置13(図示の例ではROM9)には、例えば、記録用プログラム15が記憶されている。CPU7は、記録用プログラム15を読み出して実行する。これにより、所定の機能を発揮する種々の機能部が構築され、ひいては、コンピュータは、記録装置5として機能する。
また、ROM9および/または補助記憶装置13には、例えば、既述の記録方法を実行するために必要な種々の値が記憶されている。具体的には、例えば、時間刻みdt、基準増加量a及び基準減少量aの値がROM9および/または補助記憶装置13(図示の例では補助記憶装置13)に記録されている。
なお、これらの値は、記録用プログラム15内に組み込まれていてもよい。また、これらの値は、記録装置5の製造者およびユーザのいずれによって入力されてもよい。基準増加量a及び基準減少量aは、絶対値が互いに同一とされてよく、この場合において、その絶対値のみが記憶されていてもよい。
RAM11には、例えば、上記の記録方法を実行するために必要な種々の値を保持するための記憶領域が確保される。具体的には、例えば、微小変化量daの値の積算によって算出される変化量Δaの値を保持するための記憶領域が確保される。
補助記憶装置13には、既述の記録方法によって時刻tおよび変化量Δaの正負を示す情報を保持可能なデータベースDBが構築される。
(機能ブロック図)
図5は、センサ装置1の構成を機能的観点から示すブロック図である。
上述のように、記録装置5においては、CPU7が記録用プログラム15を実行することにより、種々の機能部(21、23、25、27および29)が構築される。各機能部の動作は、以下のとおりである。
計時部21は、時刻を計時しており、現在の時刻を特定可能である。計時は、例えば、記録装置5が生成しているクロックパルスを計数することによって実行される。
特定部23は、センサ3からの信号に基づいて、微小変化量daの積算によって変化量Δaを算出する。より具体的には、例えば、時間刻みdt毎に、現在保持している変化量Δaの値に対して微小変化量daの値を加算して変化量Δaの新たな値を算出する。
判定部25は、特定部23が算出した変化量Δaの値が、基準増加量aまたは基準減少量aに到達したか否か判定する。
記録部27は、変化量Δaの値が基準増加量aまたは基準減少量aに到達したと判定部25により判定されると、そのときに計時部21が計時している現在の時刻t、および変化量Δaの値の正負の情報をデータベースDBに記録する。
設定部29は、変化量Δaが基準増加量aまたは基準減少量aに到達したと判定部25により判定されると、特定部23が保持している変化量Δaの値を初期化する(0にする。)。
(データベースの例)
図6(a)は、データベースDBの構造の例を示す概念図である。
この図に示すように、データベースDBは、例えば、複数のデータD3を保持することが可能である。各データD3は、時刻tを示す情報を含むデータD1と、変化量Δaの値の正負を示す情報を含むデータD2とを対応付けて保持している。各データD3は、例えば、変化量Δaの値が基準増加量aまたは基準減少量aに到達する度に生成される。その時間間隔は、時間刻みdt以上の時間間隔Δt(図2も参照)である。
データD1とデータD2との対応付けは適宜に行われてよい。例えば、データD1の記憶領域のアドレスとデータD2の記憶領域のアドレスとが隣接するなど、両データのアドレスが所定の関係を満たすことによって対応付けが行われてもよいし、データD1のアドレスの情報とデータD2のアドレスの情報とを対応付けて含む不図示のデータがデータベースDBに保持されることによって対応付けが行われてもよい。なお、通常は、前者の方が記憶容量を節約できる。
計時部21が出力する時刻、および/またはデータベースDBに保持される時刻の情報は、例えば、任意の時点(例えば記録開始時点)から所定の時間間隔(例えば1ms)が経過した回数を示す数値であってもよいし、前記時間間隔と前記回数との積(別の観点では、前記任意の時点からのトータルの経過時間を最少単位で示す値)であってもよいし、そのような経過時間を所定の単位に直して表現したもの(例えば、年、月、日、時、分及び秒で示されたもの)であってもよい。また、出力および/または保持される時刻の情報は、年、月、日、時、分及び秒等の単位で表現される場合、どこまで大きな単位(例えば年または月)または小さな単位に対応するかは任意であり、また、特定の国または地方の標準時に即したものであってもよいし、単に任意の時点からの経過時間を前記の単位で示すものであってもよい。
図6(a)は概念図であることから、理解を容易にするために、時刻tのデータD1について、日(d)、時(h)、分(m)、秒(s)およびミリ秒(ms)の単位を示している。
なお、データベースDBが、各データD3の時刻tを特定の国または地方の標準時の時刻として特定可能であるとしても、全てのデータD1に標準時に対応した情報が含まれている必要はない。例えば、記録開始時点における標準時の時刻が記録されているとともに、各データD1においては、所定の時間間隔が経過した回数または単純な経過時間の情報が含まれるだけであってもよい。
上記の説明から理解されるように、計時部21は、特定の国または地方の標準時を特定可能なものであってもよいし、単に任意の時点からの経過時間を特定するようなものであってもよい。前者の場合、計時部21は、電波時計のように外部からの情報によって時刻を補正する機能を有していてもよい。
データベースDBのための記憶容量は、最初から所定の容量が確保されていてもよいし、必要に応じて空き容量がデータベースDBに割り当てられてもよい。
図6(b)は、データベースDBの構造の他の例を示す概念図である。
この例では、データベースDBは、記録開始時点における特定の国または地方の標準時の時刻の情報を含むデータD11と、所定の時間刻み(ここではセンサ3の検出の時間刻みdtと同じ場合を例にとる。)毎の変化量Δaに係る情報を含むデータD13とを含んでいる。
データD13は、例えば、所定の時間刻みdt毎に生成され、その時点において、変化量Δaの値が基準増加量aに到達したときは正の符号を示す情報、変化量Δaの値が基準減少量aに到達したときは負の符号を示す情報、いずれでもないときはそのことを示す情報(図中の「NULL」)を含む。
従って、データベースDBでは、変化量Δaが基準増加量aまたは基準減少量aに到達した時刻t自体は記録されない。データD13の順番kと時間刻みdtとの積k×dtによって、各データD13の、記録開始時点からの経過時間が特定される。また、その経過時間をデータD11によって特定される時刻に加算することによって各データD13の、所定の標準時に即した時刻が特定される。なお、データベースDBは、データD11を有さず、単に記録開始からの経過時間を時刻tとするものであってもよい。
複数のデータD13の順番kは適宜に特定可能とされてよい。例えば、連続するアドレスに複数のデータD13のための記憶領域が確保され、そのアドレス順と順番kとが対応することによって順番kが特定可能とされてもよいし、順番kの情報とデータD13のアドレスの情報とを対応付けて含むデータがデータベースDBに保持されてもよい。なお、通常は、前者の方が記憶容量を節約できる。
このように、本開示において、メモリによる時刻tを示す情報の記憶は、時刻tそのものの記憶だけでなく、時刻との対応関係を特定可能な複数のデータ(複数のデータD13)のうちの特定のデータ(特定のデータD13)に対してフラグを立てる(データD13の情報を正または負にする)ようなものも含むものとする。
(フローチャート)
図7は、図2を参照して説明した記録方法を実現するために記録装置5が実行する処理の手順の例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、記録装置5に記録開始を指示するユーザの操作によって任意の時点において開始される。また、この処理のステップS1〜S8までの手順は、時間刻みdtで繰り返し実行される。
ステップS1では、記録装置5(特定部23)は、センサ3から微小変化量daを示す信号を取得する。
ステップS2では、記録装置5(特定部23)は、ステップS1で取得した信号から特定される微小変化量daの値によって変化量Δaの値を更新する。すなわち、記録装置5は、現在保持している変化量Δaの値に対して微小変化量daの値を加算し、変化量Δaの新たな値を得る。
なお、特に図示しないが、図7の処理の開始時(ステップS8からの戻り位置よりもSTART側)において、変化量Δaの値は初期化されており、最初のループでは、現在保持している変化量Δaの値は初期値(例えば0)である。
ステップS3では、記録装置5(判定部25)は、ステップS2で更新した変化量Δaの値が基準増加量a以上であるか否か判定する。そして、記録装置5は、肯定判定のときはステップS5に進み、否定判定のときはステップS4に進む。
ステップS4では、記録装置5(判定部25)は、ステップS2で更新した変化量Δaの値が基準減少量a以下であるか否か判定する。そして、記録装置5は、肯定判定のときはステップS5に進み、否定判定のときはステップS8に進む(ステップS5〜S7をスキップする。)。
ステップS5では、記録装置5(記録部27)は、自ら(計時部21)が計数している現在の時刻tを特定する。
ステップS6では、記録装置5(記録部27)は、ステップS5で特定した時刻tを示す情報に対応付けて変化量Δaの正または負の符号を示す情報(別の観点では、基準増加量aおよび基準減少量aのいずれに到達したかを示す情報)をデータベースDBに記憶させる。
ステップS7では、記録装置5(設定部29)は、保持している変化量Δaの値を初期化する(0にする。)。
ステップS8では、記録装置5は、検出履歴の記録を終了する条件が満たされたか否か判定する。そして、記録装置5は、肯定判定のときは処理を終了し、否定判定のときはステップS1に戻る。
なお、終了条件は、例えば、予め設定されていた記録終了時刻が到来したこと、および/または空き容量が補助記憶装置13に無くなったことなどである。
図7の処理では、厳密には、変化量Δaの値が基準増加量aまたは基準減少量aに到達したときに変化量Δaの値をリセットするのではなく、時間刻みdt毎に行われる判定において、変化量Δaの値が基準増加量a以上または基準減少量a以下になったと判定されたときに変化量Δaの値をリセットする。従って、時間刻みdtの間に、変化量Δaの値が基準増加量aを上回った量、または変化量Δaの値が基準減少量aを下回った量での誤差が生じる。そこで、ステップS7では、変化量Δaの値を0にリセットするのではなく、上記の上回った量または下回った量により初期化してもよい。
すなわち、設定部29は、変化量Δaの値が基準増加量aまたは基準減少量aに到達したと判定されたときに、その後に特定部23が特定する変化量Δaの値が、到達したと判定されたときからの増減量になるように、特定部23が用いている変化量Δaの値を0により初期化してもよいし(図示の例)、到達したときからの増減量になるように、特定部23が用いている変化量Δaの値を前記の上回った量または下回った量により初期化してもよい。
以上のとおり、本実施形態では、記録装置5は、補助記憶装置13と、計時部21と、記録部27とを有している。補助記憶装置13は、加速度aの値を検出するセンサ3の検出履歴を記憶可能である。計時部21は、現在の時刻を計時する。記録部27は、センサ3からの信号に基づく加速度aの変化量Δaが、値が正の基準増加量aまたは値が負の基準減少量aとなる度に、計時部21が計時している時刻を示す情報と、変化量Δaの正負を示す情報とを互いに対応付けて補助記憶装置13に記憶させる。
従って、例えば、加速度aの値自体は記録の必要がなく、加速度aの変化の正負が記録される。また、例えば、時刻tは、全ての時間刻みdtについて記録される必要はなく、加速度aに比較的大きな変化が生じたときに記録される。その結果、例えば、記録に必要な記憶容量を低減しつつ、異常(例えば衝撃)の生じた時期および大きさを正確に特定することができる。
記憶容量の低減の効果は、具体的には、例えば、以下のとおりである。
図6(c)は、比較例に係るデータベースDB2が保持する情報の例を示す概念図である。
データベースDB2は、複数のデータD23を保持している。各データD23は、時間刻みdtで加速度aの値が検出される毎に、そのときの時刻tを示す情報を含むデータD1と、検出された加速度aの値を示す情報を含むデータD22とが対応付けられて記憶されることによって生成される。
データD1は、例えば、10日間における時刻tを1ms刻み(dt=1ms)で特定可能な情報を含むとする。すなわち、データD1は、1000(ms)×60(s)×60(m)×24(h)×10(d)=864×10msを区別可能であるものとする。この場合、1つのデータD1のために、例えば、30bitの記憶領域が確保される。
また、データD22は、例えば、−1000〜1000m/sの範囲の加速度を0.1m/sの精度で特定可能な情報であるとする。すなわち、データD2は、(1000+1000)/0.1=20000を区別可能であるものとする。この場合、1つのデータD2のために、例えば、5bitの記憶領域が確保される。
上記のように仮定すると、1つのデータD23のために、35bitの記憶領域が確保される。そして、データベースDB2は、864×10個のデータD23を保持しているから、アドレス管理等に必要な記憶容量を除いた、純粋に時刻tおよび加速度aのための記憶容量として、35bit×864×10個=約3.8×10byte(1byte=8bitであるものとする。)を必要とする。
一方、図6(a)のデータベースDBでは、1つのデータD2に対しては、1bitの記憶領域が確保されればよい。従って、1つのデータD3のために、31bitの記憶領域が確保されればよい。これは、図6(c)の1つのデータD23のために確保される記憶領域の容量(35bit)よりも小さい。
さらに、図6(a)のデータベースDBでは、データD3は、時間刻みdt毎に生成されるのではなく、変化量Δaが基準増加量aまたは基準減少量aに到達したときにのみ生成されればよい。従って、データD3の数は、データD23の数よりも少なくなる。ひいては、データベースDBのための記憶容量は、データベースDBのための記憶容量よりも少なくなる。
特に、記録装置5が、比較的大きな衝撃の履歴を記録するためのものである場合においては、基準増加量aまたは基準減少量aの絶対値を比較的大きくすることができるから、データD3の数は飛躍的に少なくなる。例えば、加速度aが計測される864×10個の時点のうち、1/100についてデータD3が生成されたとすると、データベースDBの記憶容量は、データベースDB2の記憶容量の1/100×31bit/35bit=約0.8%でよい。
また、図6(b)のデータベースDBでは、1つのデータD13に対しては、2bitの記憶領域が確保されればよい。従って、データD13は、図6(c)のデータD23のように864×10個必要であるが、データベースDBのための記憶容量は、データベースDB2のための記憶容量に比較して、約2/35にすることができる。
本実施形態では、記録装置5は、特定部23と、判定部25と、設定部29とをさらに有している。特定部23は、センサ3からの信号に基づいて加速度aの変化量Δaを特定する。判定部25は、変化量Δaが、基準減少量aおよび基準増加量aのいずれかの基準量に到達したか否か判定する。設定部29は、到達したと判定されたときに、その後に特定部23が特定する変化量Δaが、到達したと判定されたときからの、または到達したときからの増減量になるように、特定部23が用いている変化量Δaの値を初期化する。記録部27は、到達したと判定されたときに、計時部21が計時している時刻を示す情報と、変化量Δaの正負を示す情報とを互いに対応付けて補助記憶装置13に記憶させる。
従って、例えば、加速度aの値を直接的に扱う必要性が低減される。その結果、例えば、加速度aが比較的大きな絶対値を取る場合において計算が簡素化される。また、例えば、センサ3が変化量Δaに応じた信号強度の信号を出力するものである場合において、その信号強度をそのまま利用することができる。
(第1変形例)
図8は、第1変形例に係る記録装置が実行する処理の手順の例を示すフローチャートである。なお、第1変形例に係る記憶装置の構成は、概ね実施形態に係る記録装置5の構成と同様でよく、ここでは、実施形態の構成に付した符号を用いるものとする。
実施形態では、センサ3が、時間刻みdt毎の微小変化量daに応じた信号強度の信号を出力する場合を例に取った。この変形例では、センサ3が加速度aに応じた信号強度の信号を出力する場合を例に取る。なお、この変形例では、センサ3が時間刻みdt毎の微小変化量daに応じた信号強度の信号を出力し、記録装置5がその微小変化量daの積算によって得られる加速度aの値を利用していると捉えてもよい。
図8に示す処理は、図7に示す処理と同様に、例えば、記録装置5に記録開始を指示するユーザの操作によって任意の時点において開始され、また、ステップS11〜S18までの手順は、時間刻みdtで繰り返し実行される。
ステップS11では、記録装置5(特定部23)は、センサ3から加速度aの値を示す信号を取得する。
ステップS12では、記録装置5(特定部23)は、ステップS1で取得した信号から特定される加速度aの値によって変化量Δaの値を更新する。具体的には、記録装置5は、ステップS12で取得した加速度aの値から、基準値aを引いて新たな変化量Δaを求める。
基準値aは、例えば、図1(c)の点P3における加速度aの値にとってはaである。すなわち、この変形例では、記録装置5は、加速度aが前回到達したn×a(またはn×a)の値を基準値aとして、現在の変化量Δaをa−aによって算出する。
なお、特に図示しないが、図8の処理の開始時(ステップS18からの戻り位置よりもSTART側)において、基準値aの値は初期化されており、後述する基準値aの値の更新(ステップS17)が行われるまで、基準値aの値は初期値(例えば0)である。
ステップS13〜S16は、図7のステップS3〜S6と同様である。
ステップS17では、記録装置5(設定部29)は、保持している基準値aの値を更新する。具体的には、例えば、変化量Δaが基準増加量aに到達してステップS17に至ったのであれば、現在の基準値aに基準増加量aを加算して新たな基準値aとし、変化量Δaが基準減少量aに到達してステップS17に至ったのであれば、現在の基準値aに基準減少量aを加算して新たな基準値aとする。
ステップS18は、図7のステップS8と同様である。
以上のとおり、第1変形例においては、実施形態とは異なり、設定部29は、特定部23が用いている値(変化量Δa)を初期化するのではなく、特定部23が用いている値(基準値a)を更新する。このような態様においても、実施形態と同様の効果が奏される。例えば、データベースDBのための記憶容量が低減される。
なお、この変形例では、前回の変化量Δaが基準増加量aまたは基準減少量aに到達したと判定された後に特定部23が特定する次の変化量Δaは、前回の変化量Δaが基準増加量aまたは基準減少量aに到達したときからの増減量である(到達したと判定されたときからの増減量ではない)。
(第2変形例)
図9は、第2変形例に係る記録装置が実行する処理の手順の例を示すフローチャートである。なお、この変形例に係る記憶装置の構成は、概ね実施形態に係る記録装置5の構成と同様でよく、ここでは、実施形態の構成に付した符号を用いるものとする。ただし、設定部29は、特定部23が用いている値を更新するのではなく、判定部25が用いている値を更新する。
この変形例では、第1変形例と同様に、センサ3が加速度aに応じた信号強度の信号を出力する場合を例に取る。ただし、第1変形例と同様に、センサ3が時間刻みdt毎の微小変化量daに応じた信号強度の信号を出力し、記録装置5がその微小変化量daの積算によって得られる加速度aの値を利用していると捉えてもよい。
図9に示す処理は、図7に示す処理と同様に、例えば、記録装置5に記録開始を指示するユーザの操作によって任意の時点において開始され、また、ステップS21〜S27までの手順は、時間刻みdtで繰り返し実行される。
ステップS21では、記録装置5(特定部23)は、センサ3から加速度aの値を示す信号を取得する。
ステップS22では、記録装置5(判定部25)は、ステップS21で取得した加速度aの値が正側閾値apx以上であるか否か判定する。そして、記録装置5は、肯定判定のときはステップS24に進み、否定判定のときはステップS23に進む。
ステップS23では、記録装置5(判定部25)は、ステップS21で取得した加速度aの値が負側閾値anx以下であるか否か判定する。そして、記録装置5は、肯定判定のときはステップS24に進み、否定判定のときはステップS27に進む(ステップS24〜S26をスキップする。)。
なお、特に図示しないが、図9の処理の開始時(ステップS27からの戻り位置よりもSTART側)において、正側閾値apxおよび負側閾値anxの値は初期化されており、最初のループでは、例えば、apx=aかつanx=a(例えば−a)である。
ステップS24およびS25は、基本的には図7のステップS5およびS6と同様である。ただし、図9の処理では、必ずしも変化量Δaを算出する必要はないから、変化量Δaの正負を示す情報は、正側閾値apxおよび負側閾値anxのいずれに到達したかに基づいて生成されてよい。
ステップS26では、記録装置5(設定部29)は、正側閾値apxおよび負側閾値anxの値を更新する。具体的には、例えば、加速度aが正側閾値apxに到達してステップS26に至ったのであれば、現在の正側閾値apxおよび負側閾値anxにa(>0)を加算して新たな正側閾値apxおよび負側閾値anxとする。加速度aが負側閾値anxに到達してステップS26に至ったのであれば、現在の正側閾値apxおよび負側閾値anxにa(<0)を加算して新たな正側閾値apxおよび負側閾値anxとする。
このように、本変形例では、図1(a)〜図1(d)において、加速度aの値がaに到達して時刻t1が記録された後、加速度aの値が2×aに到達して時刻t2が記録されたように、時刻tを記録すべき閾値を更新する。なお、正側閾値apxは正の値とは限らないし、負側閾値anxは負の値とは限らない。
ステップS27は、図7のステップS8と同様である。
以上のとおり、本変形例においては、判定部25は、加速度aの値が負側閾値anxおよび負側閾値anxよりも大きい正側閾値apxのいずれかの閾値に到達したか否か判定する。設定部29は、正側閾値apxに到達したと判定されたときに、基準増加量aの加算により負側閾値anxおよび正側閾値apxを更新し、負側閾値anxに到達したと判定されたときに、基準減少量aの加算により負側閾値anxおよび正側閾値apxを更新する。このような態様においても、実施形態と同様の効果が奏される。例えば、データベースDBのための記憶容量が低減される。
本開示に係る技術は、以上の実施形態または変形例に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
例えば、物理量は、加速度に限定されない。換言すれば、センサは、加速度センサに限定されない。例えば、物理量は、角加速度、気圧、温度または湿度であってもよい。また、センサは、対象とする物理量について、正負の双方の値を検出可能である必要はない。
実施形態の説明では、コンピュータがソフトウェアを実行することによって記録装置の各種の機能部が構築される場合を例にとった。ただし、記録装置の一部または全部は、電子回路によって実現されてもよい。例えば、センサが微小変化量daに応じた電荷を出力するものである場合、一定の電荷がチャージされたら放電するとともに信号を出力する電子回路を構成し、この回路からの信号が出力されたときに時刻tを記録するようにしてもよい。
具体的な演算方法または処理手順は、種々可能である。例えば、物理量の変化量が基準増加量または基準減少量に到達したか否かの判定は、基準増加量および基準減少量の絶対値が同一の場合においては、変化量の絶対値が基準量の絶対値に到達したか否かの判定と、変化量の値が正負のいずれであるかの判定とによって行われてもよい。
1…センサ装置、3…センサ、5…記録装置、13…補助記憶装置(メモリ)、21…計時部、23…特定部、25…判定部、27…記録部、29…設定部。

Claims (8)

  1. 所定の物理量の値を検出するセンサにおける検出履歴を記憶可能なメモリと、
    現在の時刻を計時する計時部と、
    前記センサからの信号に基づく前記物理量の値の変化量が、値が正の基準増加量または値が負の基準減少量のいずれかの基準量となる度に、前記計時部が計時している時刻を示す情報と、前記変化量の正負を示す情報とを互いに対応付けて前記メモリに記憶させる記録部と、
    を有している記録装置。
  2. 前記センサからの信号に基づいて前記変化量を特定する特定部と、
    前記変化量が前記基準量に到達したか否か判定する判定部と、
    前記基準量に到達したと判定されたときに、その後に前記特定部が特定する前記変化量が、前記基準量に到達したと判定されたときからの、または前記基準量に到達したときからの増減量になるように、前記特定部が用いている値を初期化または更新する設定部と、
    をさらに有しており、
    前記記録部は、前記基準量に到達したと判定されたときに、前記計時部が計時している時刻を示す情報と、前記変化量の正負を示す情報とを互いに対応付けて前記メモリに記憶させる
    請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記特定部は、前記センサからの信号に基づいて前記物理量の所定の時間刻み毎の微小変化量を特定し、前記微小変化量の積算によって前記変化量を特定し、
    前記設定部は、前記基準量に到達したと判定されたときに、前記変化量を初期化する
    請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記特定部は、前記センサからの信号に基づいて前記物理量の値を特定し、その特定した値の、所定の基準値からの差を算出することにより前記変化量を特定し、
    前記設定部は、前記基準量に到達したと判定されたときに、前記基準増加量および前記基準減少量のうち前記変化量が到達した基準量の加算により前記基準値を更新する
    請求項2に記載の記録装置。
  5. 前記センサからの信号に基づいて前記物理量の値を特定する特定部と、
    前記物理量の値が所定の負側閾値および当該負側閾値よりも大きい所定の正側閾値のいずれかの閾値に到達したか否か判定する判定部と、
    前記正側閾値に到達したと判定されたときに、前記基準増加量の加算により前記負側閾値および前記正側閾値を更新し、前記負側閾値に到達したと判定されたときに、前記基準減少量の加算により前記負側閾値および前記正側閾値を更新する設定部と、
    をさらに有しており、
    前記記録部は、前記閾値に到達したと判定されたときに、前記計時部が計時している時刻を示す情報と、前記変化量の正負を示す情報とを互いに対応付けて前記メモリに記憶させる
    請求項1に記載の記録装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の記録装置と、
    前記センサと、
    を有しているセンサ装置。
  7. 前記センサは、加速度センサである
    請求項6に記載のセンサ装置。
  8. コンピュータを請求項1〜5のいずれか1項に記載の記録装置として機能させる
    記録用プログラム。
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