JP2018150687A - 手摺取付施工治具及び手摺取付装置並びに手摺取付施工方法 - Google Patents

手摺取付施工治具及び手摺取付装置並びに手摺取付施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、手摺取付施工を簡素化できる手摺取付施工治具及び手摺取付装置並びに手摺取付施工方法の提供を目的とする。
【解決手段】手摺取付施工治具6は、手摺保持部3が組み付けられる前の状態のブラケット本体2に着脱自在に固定されることが可能なブラケット固定部62と、メジャーMの端部に設けられた係止片M1を係脱自在に係止し得るメジャー係止部63とを備えている。メジャー係止部63は、手摺保持部3に手摺110の端部が保持された際に当該手摺110の端面が配置される手摺端面配置部313に位置する。
【選択図】図6

Description

本発明は、手摺ブラケットを用いて手摺を建材部に取り付ける際に使用する手摺取付施工治具及び手摺取付装置並びに手摺取付施工方法に関するものである。
従来から、棒状の手摺を建材部に取り付ける手摺ブラケットが知られており、例えば特許文献1に開示されたものがある。この特許文献1に開示された手摺ブラケット100は、図15に示すように、棒状の手摺110の端部を覆う形で収容するように保持する手摺保持部102と、前記手摺保持部102が組み付けられるブラケット本体101とを備えている。また、手摺保持部102は、当該手摺保持部102に前記手摺110の端部を保持した際に前記手摺110の端部の端面を配置する手摺端面配置部の位置に、メジャーMの端部に設けられた係止片M1を係止する係止用孔103を備えている。そして、この手摺ブラケット100によって棒状の手摺を壁面(建材部)に次のようにして取り付ける。
例えば図15に示すように2つの手摺ブラケット100を、壁面120における所定距離だけ離れた2箇所に取り付け、それらのブラケット本体101それぞれに手摺保持部102を、図示しない連結軸を介して一旦、仮組み付けする。そして、2つの手摺ブラケット100におけるいずれか一方の手摺保持部102の係止用孔103に、メジャーMの係止片M1を入れ、他方の手摺保持部102の係止用孔103までの距離L10を測定する(図15では、図の右側に表した手摺保持部102の係止用孔103にメジャーMの係止片M1を係止した場合を示している)。
次に、測定した距離L10に基づいて、手摺110の端部をカットとして手摺を長さ調整する。その後、ブラケット本体101それぞれに組み付けた手摺保持部102をブラケット本体101それぞれから取り外した状態にする。そして、各手摺保持部102に手摺110の端部それぞれを収納させ、その収納させた状態で、各手摺保持部102をブラケット本体101それぞれに再度組み付ける。このようにして手摺110を手摺ブラケット100によって建材部としての壁面120に取り付ける。
このように手摺の取付施工を行うことで、手摺端面配置部が手摺保持部102の内部に形成されて外部から見難い場合でも、2つの手摺ブラケット100に収容した際の手摺端面配置部同士の距離L10をメジャーで容易に測定でき、しかも、一方の手摺ブラケット100における手摺端面配置部の位置に形成した係止用孔103にメジャーMの係止片を係止して他方の手摺ブラケット100における手摺端面配置部の位置に形成した係止用孔103までの距離を1人の作業者で測定することができる。
特許第5758159号公報
しかしながら、特許文献1のものでは、2つの手摺ブラケット100に収容した際の手摺端面配置部同士の距離L10をメジャーで測定する場合、ブラケット本体101それぞれに手摺保持部102を一旦組み付けして行わなければならない。そのため、手摺取付施工の工程が多くなってしまい、施工に時間を要するものになっている。詳しくは、ブラケット本体101それぞれに手摺保持部102を連結軸によって仮組み付けし、手摺端面配置部同士の距離L10をメジャーで測定した後に仮組み付けした手摺保持部102をブラケット本体101それぞれから外す。そして、上記距離L10に基づいて長さ調整した手摺110の端部を各手摺保持部102それぞれに収納させた状態で、各手摺保持部102をブラケット本体101それぞれに再度組み付けなければならない。
本発明は、手摺の長さ調整を行う際に、ブラケット本体に手摺保持部を組み付けしていない状態で寸法測定を行うことができ、手摺取付施工を簡素化できる手摺取付施工治具及び手摺取付装置並びに手摺取付施工方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、棒状の手摺の端部を保持する手摺保持部と、前記手摺保持部が組み付けられるブラケット本体とを有する手摺ブラケットを用いて、前記手摺を建材部に取付施工する際に使用される手摺取付施工治具であって、前記建材部に取り付けられ、且つ、前記手摺保持部が組み付けられる前の状態の前記ブラケット本体に、着脱自在に固定されるブラケット固定部と、前記ブラケット固定部によって前記ブラケット本体に固定された状態で、メジャーの端部に設けられた係止片を係脱自在に係止し得るメジャー係止部と、を備え、前記メジャー係止部は、前記手摺保持部に前記手摺の端部が保持された際に当該手摺の端面が配置される手摺端面配置部に位置することを特徴とする手摺取付施工治具を提供するものである。
この手摺取付施行治具によれば、例えば使用する2つの手摺ブラケットそれぞれのブラケット本体が建材部に取り付けられ、且つ、手摺保持部が組み付けられる前の状態で、それらの各ブラケット本体に当該手摺取付施工治具を固定し、その固定状態で、各手摺取付施工治具のメジャー係止部同士の距離を測定する。その際、メジャー係止部が手摺の端部を保持した際に手摺の端部の端面を配置する手摺端面配置部に配置されているため、それらの2つの手摺取付施工治具のメジャー係止部同士の距離を測定することで、2つの手摺ブラケットの手摺端面配置部同士の距離を測定したことになる。
従って、2つの手摺ブラケットの手摺端面配置部同士の距離、即ち、2つの手摺ブラケットに取り付ける手摺の長さ寸法を、ブラケット本体に手摺保持部を組み付けしていない状態で測定できる。よって、ブラケット本体に手摺保持部を仮組み付けすることなく手摺の長さ調整を行うことができ、手摺取付施工を簡素化でき、手摺取付施工を従来よりも短時間で行うことができる。
前記ブラケット固定部は、前記ブラケット本体の一部に嵌合する第1嵌合部と、前記ブラケット本体における前記一部と距離を隔てた他の一部に嵌合する第2嵌合部とを備えている構成とできる。
ブラケット固定部は第1嵌合部と第2嵌合部とを備えているため、上記構成によれば、ブラケット固定部によって手摺取付施工治具をブラケット本体に容易に、しかも、確実に固定状態にできる。
前記手摺ブラケットは、前記手摺保持部の一部を覆うように前記ブラケット本体に組み付けられる本体被覆カバーを、更に備え、前記ブラケット本体は、前記手摺保持部を組み付けるための手摺保持部用組み付け部と、前記本体被覆カバーを組み付けるための本体被覆カバー用組み付け部とを備え、前記第1嵌合部は、前記本体被覆カバー用組み付け部に嵌合するものであり、前記第2嵌合部は、前記手摺保持部用組み付け部に嵌合するものである構成とできる。
この構成によれば、本体被覆カバー用組み付け部が第1嵌合部に嵌合される被嵌合部として利用され、手摺保持部用組み付け部が第2嵌合部に嵌合される被嵌合部として利用される。これにより、ブラケット本体に、第1嵌合部及び第2嵌合部に嵌合される被嵌合部を別途に形成する必要のないものにできる。したがって、従来のブラケット本体にも本発明の手摺取付施工治具を使用でき、使用範囲の広いものにできる。
前記手摺保持部は、手摺の端部を保持する手摺保持部本体と、前記手摺保持部本体を前記ブラケット本体に組み付けるための組付部材とを備え、前記手摺保持部本体と前記組付部材とは、所定の軸回りに回動し得るように互いに回動自在に組み付けられており、前記手摺端面配置部は、前記軸を含む平面であり、前記メジャー係止部は、前記ブラケット本体に対する前記軸に略一致する位置に配置されている構成とできる。
この構成によれば、メジャー係止部はブラケット本体に対する手摺保持部本体の回動の軸に略一致するように配置されている。これにより、ブラケット本体に対して手摺保持部本体が回動しても回動の軸の位置は変わらないため、メジャー係止部はブラケット本体に対する手摺保持部本体の回動位置にかかわらずに常時手摺端面配置部と対応した位置になる。したがって、ブラケット本体に対して手摺保持部本体が回動する場合でも、2つの手摺取付施工治具のメジャー係止部同士の距離が2つの手摺ブラケットの手摺端面配置部同士の距離と同じになる。
前記ブラケット固定部を支持した施工治具本体を、更に備え、前記施工治具本体は、前記メジャーを引っ掛ける引っ掛け片と、前記引っ掛け片を支持した支持片とを備え、前記メジャー係止部は、前記引っ掛け片の先端に形成されており、前記引っ掛け片の基端と前記支持片とは、鋭角をなして前記引っ掛け片と前記支持片との間に空間部が形成されるように連結されている構成とできる。
この構成によれば、メジャー係止部に係止したメジャーの係止片が空間部に入り込み可能となる。これにより、メジャーの係止片をメジャー係止部に回動自在に係止させることができる。したがって、例えばブラケット本体に対して手摺保持部本体が回動して手摺保持部本体の向きが変わるような場合でも、係止片を回動させてメジャーを手摺保持部本体の向きに沿って配置して測定できる。
また、本発明は、上述の何れかの手摺取付施工治具と、手摺の端部を保持する手摺保持部と前記手摺保持部が組み付けられるブラケット本体であってかつ前記手摺保持部が組み付けられる前の状態で、前記手摺取付施工治具のブラケット固定部が着脱自在に固定されることが可能なブラケット本体とを有する手摺ブラケットと、を備えていることを特徴とする手摺取付装置を提供するものである。
この手摺取付装置によれば、2つの手摺取付施工治具のメジャー係止部同士の距離を2つの手摺ブラケットの手摺端面配置部同士の距離と同じにできる。これにより、2つの手摺ブラケットの手摺端面配置部同士の距離、即ち、2つの手摺ブラケットに取り付ける手摺の長さ寸法を、ブラケット本体に手摺保持部を組み付けしていない状態で測定できる。したがって、ブラケット本体に手摺保持部を仮組み付けすることなく手摺の長さ調整を行うことができ、手摺取付施工を簡素化でき、手摺取付施工を従来よりも短時間で行うことができる。
また、本発明は、上記の手摺取付装置を用いて手摺を建材部に取付施工する手摺取付施工方法であって、2つの前記手摺取付装置を準備する工程と、前記2つの手摺取付装置の前記手摺ブラケットそれぞれの前記ブラケット本体を前記建材部に取り付ける工程と、前記建材部に取り付けた前記ブラケット本体それぞれに前記ブラケット固定部によって前記手摺取付施工治具を固定する工程と、一方の前記手摺取付施工治具のメジャー係止部に、メジャーの端部に設けられた係止片を係止させて他方の前記手摺取付施工治具のメジャー係止部までの距離を測定する工程と、前記測定した距離に基づいて手摺を所定の長さに形成する工程と、前記手摺ブラケットそれぞれから前記手摺取付施工治具を取り外し、前記形成した前記手摺を、前記2つの手摺ブラケットそれぞれの前記手摺保持部で保持させるとともに、前記それぞれの前記手摺保持部を前記手摺ブラケットそれぞれに組み付ける工程とを備えていることを特徴とする手摺取付施工方法を提供するものである。
この方法によれば、例えば使用する2つの手摺ブラケットそれぞれのブラケット本体が建材部に取り付けられ、且つ、前記手摺保持部が組み付けられる前の状態で、それらの各ブラケット本体に手摺取付施工治具を、ブラケット固定部によって固定し、その固定状態で、各ブラケット本体に固定した手摺取付施工治具のメジャー係止部同士の距離を測定する。その際、メジャー係止部が手摺の端部を保持した際に手摺の端部の端面を配置する手摺端面配置部と対応する位置に配置されているため、それらの2つの手摺取付施工治具のメジャー係止部同士の距離を測定することにより、2つの手摺ブラケットの手摺端面配置部同士の距離を測定したことになる。
従って、2つの手摺ブラケットの手摺端面配置部同士の距離、即ち、2つの手摺ブラケットに取り付ける手摺の長さ寸法を、ブラケット本体に手摺保持部を組み付けしていない状態で測定できる。よって、ブラケット本体に手摺保持部を仮組み付けすることなく手摺の長さ調整を行うことができ、手摺取付施工を簡素化でき、手摺取付施工を従来よりも短時間で行うことができる。
本発明によれば、手摺ブラケットで手摺を保持した際の手摺ブラケットにおける手摺端面配置部に基づいて距離を測定する場合に、ブラケット本体に手摺保持部を組み付けしていない状態で行うことができ、手摺取付施工を簡素化できる。
本発明の第1実施形態の手摺取付装置の手摺ブラケットの分解斜視図である。 (a)は、図1の手摺ブラケットの正面図、(b)は、図2(a)の平面図、(c)は、図2(a)の側面図である。 図1の手摺ブラケットの断面図である。 図1の手摺ブラケットにおける支持部の平面図である。 図1の手摺ブラケットにおける手摺保持部の手摺保持部本体の斜視図である。 本発明の第1実施形態の手摺取付装置の手摺取付施工治具と手摺ブラケットのブラケット本体との斜視図である。 第1実施形態の手摺取付施工治具が手摺ブラケットのブラケット本体に固定された状態の斜視図である。 図6の要部の拡大断面図である。 2つの手摺ブラケットそれぞれのブラケット本体に手摺取付施工治具を固定し、それらの固定した手摺取付施工治具のメジャー係止部同士の距離を測定する際の説明図である。 本発明の第2実施形態の手摺取付装置の手摺ブラケットの分解斜視図である。 (a)は、図10の第2実施形態の手摺ブラケットの正面図、(b)は、図10(a)の平面図、(c)は、図10(a)その側面図である。 本発明の第2実施形態の手摺取付装置の手摺取付施工治具を手摺ブラケットのブラケット本体に固定した状態の斜視図である。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態の手摺ブラケットそれぞれのブラケット本体に手摺取付施工治具を固定し、それらの固定した手摺取付施工治具のメジャー係止部同士の距離を測定する際の説明図である。 本発明の第1実施形態及び第2実施形態の手摺ブラケットによって手摺を壁面に取付施工を施した状態の斜視図である。 従来例の説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態の手摺取付装置の手摺ブラケットの分解斜視図、図2(a)は、図1の手摺ブラケットの正面図、図2(b)は、図2(a)の平面図、図2(c)は、図2(a)の側面図である。図3は、図1の手摺ブラケットの断面図、図4は、図1の手摺ブラケットにおける支持部の平面図、図5は、図1の手摺ブラケットにおける手摺保持部本体の斜視図である。また、図6は、第1実施形態の手摺取付装置の手摺取付施工治具と手摺ブラケットのブラケット本体との斜視図である。
第1実施形態の手摺取付装置は、図1〜図3に示す手摺ブラケット1と、図6〜図8に示す手摺取付施工治具6とを備えている。
この手摺ブラケット1は、棒状の手摺110(図14に図示)を、建材部としての壁面120に取り付けるためのものである。この手摺ブラケット1は、例えば図14に示すように平面状の壁面120に手摺110を任意の角度で保持するものである。
この手摺ブラケット1は、図1〜図3に示すようにブラケット本体2と、手摺110の端部111を保持する一対の手摺保持部3と、本体被覆カバー4とを備えている。
ブラケット本体2は、手摺保持部3を支持する支持部5と、支持部5を壁面に取り付ける壁面取付部7とを備えている。
壁面取付部7は、前面に開口71aを有する取付部本体71と、取付部本体71に着脱自在に取り付けられて開口71aを覆う蓋体72とを備えている。取付部本体71は、後面側に、壁面120に固定される壁面固定部73を備えている。
この壁面固定部73は、開口71aから、1つの位置決めボルト74と2つの取付用ボルト75とで壁面120に固定されるようになっている。
支持部5は、半円筒状のものからなり、その中心部にボルト挿通孔(本体被覆カバー用組み付け部)511を備えている。ボルト挿通孔511は、支持部5と本体被覆カバー4とを連結するカバー連結ボルト50を挿通するためのものであり、この実施形態では、ボルト挿通孔511は、支持部5の中心部に形成された円筒部512の孔からなる。
また、支持部5は、両端部それぞれに、後述の手摺保持部3の組付部材52を固定する組付部材固定部51を両端に備えている。2つの組付部材固定部51は、互いに同一の構成を採っている。
各組付部材固定部51は、固定用溝(手摺保持部用組み付け部)513aと、組付部材受け部513bとを備えている。固定用溝513aは、図4に示すように、平面視で略コの字状を呈しており、後述の組付部材52の固定片521を嵌挿し得るように形成されている。
組付部材受け部513bは、後述の組付部材52の摺動部522を支持部5の内方側から受ける部分である。
このように形成された支持部5は、壁面取付部7に取付ボルト713によって組み付けられている。
一対の手摺保持部3は、互いに同一の構成を採っている。各手摺保持部3は、手摺保持部本体30と、手摺保持部本体30をブラケット本体2に組み付ける組付部材52とを備えている。
各組付部材52は、図1、図3に示すように、組付部材固定部51に組み付けられるように形成されており、支持部5に組付部材52を固定するための固定片521と、手摺保持部本体30を摺動させる摺動部522とを備えている。
固定片521は、固定用溝513aに嵌り込み得る厚さ及び平面視で略コの字状を呈する形状の板状体からなる。この実施形態では、固定片521は、支持部5側の第1固定片521aと、本体被覆カバー4側の第2固定片521bとからなる。
第1固定片521aは、支持部5の固定用溝513aに嵌り込み、第2固定片521bは、本体被覆カバー4に設けられた後記固定用溝413aに嵌り込むように形成されている。
摺動部522は、パラボラ状に形成されており、突設された一方側の端部が固定片521と一体成形によって連結されている。
また、摺動部522は、凹設された他方側に、手摺保持部3を摺動させる摺動面522aを備えている。この摺動面522aは、1つの曲率中心を有する円弧面からなる。
また、組付部材52は、中心部に、固定片521から摺動部522に亘って貫通するボルト挿通孔523を備えている。
手摺保持部本体30は、半球状部32と、半球状部32と一体成形によって連結された円筒部33とから構成されている。
半球状部32は、外周面が組付部材52における摺動部522の摺動面522aに面接触し得るように摺動面522aと略同形状に形成されている。また、半球状部32は、一方端部に、外周から内周に貫通する長孔321を備えている。この長孔321は、所定幅で、図の上下方向に沿って所定長さで形成されている。
また、半球状部32は、図5に示すように、他方端部における内周側に、手摺110の端面111aを当て止めする当て止め部312を備えている。
円筒部33は、内周に、手摺120を収納する手摺収納部331を備え、図3に示すように、この手摺収納部331に、手摺110の端部111が当て止め部312に当るまで収納されて保持される。したがって、手摺保持部3における当て止め部312の位置が手摺保持部3における、手摺110の端面111aを配置する手摺端面配置部313となる。また、手摺端面配置部313の中心Oが半球状部32の曲率中心と一致し、手摺端面配置部313は、半球状部32の曲率中心を含む円形状の平面である。
このように構成された手摺保持部本体30は、半球状部32が組付部材52の摺動面522aに球面状のワッシャー34を介して面接触され、その状態で、保持部連結ボルト35及びネジワッシャー37によって組付部材52に摺動可能に連結されている。
より詳しくは、保持部連結ボルト35は、頭部351とオネジ部352の間に、長孔321に移動可能且つ回転不能に嵌挿する四角柱状の長孔嵌挿部353を備えている。そして、この保持部連結ボルト35が、手摺収納部331側から長孔321、組付部材52のボルト挿通孔523に挿通され、ボルト挿通孔523から出た保持部連結ボルト35のオネジ部352にナット36が締結され、これにより、手摺保持部本体30が組付部材52に連結されている。
そして、ナット36が緩んだ状態で、手摺保持部本体30は、保持部連結ボルト35の長孔嵌挿部353に案内されて手摺端面配置部313の中心Oを通り、手摺端面配置部313上における長孔321の長手方向(図の上下方向)に直交する仮想軸314(以下、端に軸314という)回りに回動する。即ち、手摺端面配置部313は、前記軸314を含む平面であり、手摺保持部本体30は、ブラケット本体2に対して軸314回りに回動可能にブラケット本体2に連結されている。
次に、本体被覆カバー4について説明する。この実施形態の本体被覆カバー4は、ブラケット本体2の支持部5と略同形状の略半円筒状体のものからなり、ブラケット本体2の支持部5の内部を覆うように合されることでブラケット本体2の支持部5と本体被覆カバー4とで外周形状が円形状を呈するものになるようになっている。
この本体被覆カバー4は、中心部に、カバー連結ボルト50と螺合するメネジ部411を備えている。また、本体被覆カバー4は、軸方向の両端部それぞれに、組付部材52を固定する補助組付部材固定部41を備えている。
これらの補助組付部材固定部41は、支持部5の組付部材固定部51とで組付部材52を固定するもので、支持部5の組付部材固定部51と略同一の構成を採っており、固定用溝413aと、組付部材受け部413bとを備えている。
次に、手摺取付施工治具6について説明する。手摺取付施工治具6は、図6〜図8に示すように、板状片からなる施工治具本体61と、手摺ブラケット1に手摺取付施工治具6を着脱自在に固定するブラケット固定部62と、メジャーM(図9に図示)の端部に設けられた係止片M1を係止するメジャー係止部63とを備えている。
この実施形態では、施工治具本体61は、その両端部それぞれに、メジャーMの係止片M1を引っ掛け得るように形成された引っ掛け片631と、引っ掛け片631を支持した支持片632とを備えている。
支持片632は、鉛直片611を介して施工治具本体61の長手方向に延びている。
引っ掛け片631は、支持片632との間に空間部633ができるように折り返されており、引っ掛け片631と支持片632とが鋭角をなすように連結されている。
ブラケット固定部62は、ブラケット本体2のボルト挿通孔511に嵌合する円柱状の第1嵌合部621と、ブラケット本体2の固定用溝513aに嵌合する板状の2つの第2嵌合部622とを備えている。これらの第1嵌合部621と第2嵌合部622とは、施工治具本体61と一体成形により施工治具本体61から突設されている。
メジャー係止部63は、引っ掛け片631の先端に形成されている。また、メジャー係止部63は、ブラケット固定部62が手摺ブラケット1の支持部5に固定された状態(図7の状態)で、上記軸314と同じ位置になるように形成されている。また、このメジャー係止部63に係止されたメジャーMの係止片M1の先端が上記空間部633に入り込み得るようになっている。
これにより、メジャーMの係止片M1をメジャー係止部63に回動自在に係止させることができ、例えばブラケット本体2に対して手摺保持部本体30が回動して手摺保持部本体30の向きが変わるような場合でも、係止片M1を回動させてメジャーMを手摺保持部本体30の向きに沿って配置して測定できる。
次に、本発明の手摺取付装置を用いて、手摺110を建材部としての壁面120に取り付ける施工方法について説明する。
まず、例えば図9に示すように、2つのブラケット本体2それぞれの壁面取付部7が位置決めボルト74及び取付用ボルト75(図1参照)によって壁面120の所定位置に取り付けられる。尚、支持部5と壁面取付部7との組み付けは、壁面取付部7が壁面120へ取り付けられる前又は取り付けられた後のいずれでも行うことができる。
この状態で、2つのブラケット本体2それぞれの支持部5に手摺取付施工治具6を固定する。詳しくは、ブラケット本体2のボルト挿通孔511に手摺取付施工治具6の第1嵌合部621を嵌合するとともに、ブラケット本体2の固定用溝513aに手摺取付施工治具6の第2嵌合部622を嵌合する(図8参照)。
そして、一方の手摺取付施工治具6におけるメジャー係止部63に、メジャーMの係止片M1を係止し、他方のメジャー係止部63までの距離L1を測定する。
その際、メジャー係止部63と手摺保持部3の手摺端面配置部313との位置が同位置(互いの軸方向の距離が0)に設定されているため、メジャー係止部63同士の間の距離L1と手摺端面配置部313同士の間の距離が同じになる。従って、手摺端面配置部313同士の間の距離を、メジャー係止部63同士の間の距離L1を測定することにより、容易に且つ正確に測定できる。
従って、ブラケット本体2に手摺保持部3を組み付けていない状態で手摺端面配置部313同士の間の距離の測定を行うことができる。
また、メジャー係止部63がブラケット本体2に対する手摺保持部3の上記軸314と同位置に設定されているため、図8に示すように、ブラケット本体2に対して手摺保持部本体30が回動しても(例えば図8中の一点鎖線で示す)、メジャー係止部63が常時手摺保持部3の手摺端面配置部313の位置になる。したがって、施工時にブラケット本体2に対して手摺保持部本体30を回動させる(傾ける)必要がある場合でも、手摺端面配置部313同士の間の距離を、メジャー係止部63同士の間の距離L1を測定することにより、容易に且つ正確に測定できる。
そして、測定した距離L1に基づいて、手摺110の端部をカットとして手摺110を長さ調整する。
その後、手摺保持部3それぞれの手摺収納部331に、手摺110の端部111を収容し、手摺保持部3それぞれに設けられた固定ボルト挿入用孔322に、図示しない固定ボルトを挿入して手摺保持部3それぞれと手摺110の端部111との両者を固定的に組み付ける。
そして、2つのブラケット本体2それぞれから手摺取付施工治具6を外し、手摺110と連結させた手摺保持部3それぞれを、ブラケット本体2に組み付ける。
その後、本体被覆カバー4を支持部5に取り付ける。以上で、手摺ブラケット1によって手摺110を壁面120に装着できる。
次に、図10〜図12を用いて、第2実施形態の手摺取付装置について説明する。第2実施形態の手摺取付装置は、第1実施形態のものと同様に、図10に示す手摺ブラケット200と、図12に示す手摺取付施工治具600とを備えている。
第2実施形態の手摺ブラケット200は、壁面120(図13、図14に図示)における所定角度(この実施形態では、略90°)をなしたコーナー部120aに用いるコーナー用のものであり、例えば図13、図14に示すように第1実施形態の手摺ブラケット1と第2実施形態の手摺ブラケット200とで1本の手摺110を保持する。
この第2実施形態のものは、図10に示すように、第1実施形態のものと同様に、ブラケット本体202と、手摺保持部203と、本体被覆カバー204とを備えている。手摺保持部203は、第1実施形態の手摺保持部3と略同一の構成を採っている。
ブラケット本体202は、壁面取付部207と、支持部205とを備えている。壁面取付部207は、壁面取付本体部207aと、壁面120のコーナー部120aに取り付けられるコーナー取付部207bとを備えている。壁面取付本体部207aは、第1実施形態の壁面取付部7と略同一の構成のものである。
コーナー取付部207bは、壁面120のコーナー部120aに配置される略直角状の壁面当接部207cを備えている。このコーナー取付部207bは、壁面取付本体部207aに先立って壁面120のコーナー部120aに、取付用ボルト275によって取り付けられる。そして、壁面120に取り付けられたコーナー取付部207bに壁面取付本体部207aが位置決めボルト74及び取付用ボルト75によって取り付けられる。
第2実施形態の支持部205は、中央部に、円弧状に屈曲した屈曲部251aを備え、この屈曲部251aにボルト挿通孔511が形成されている。支持部205のその他の構成は、第1実施形態のものと略同一の構成を採っている。
本体被覆カバー204は、支持部205と略同形状に形成され、支持部205に合致し得るように形成されている。
第2実施形態の手摺ブラケット200の上記以外は、第1実施形態のものと略同一の構成を採っている。
次に、第2実施形態の手摺取付施工治具600について説明する。第2実施形態の手摺取付施工治具600は、図12に示すように、第1実施形態の手摺取付施工治具6と同様に、施工治具本体661と、ブラケット固定部662と、メジャー係止部663とを備えている。
ブラケット固定部662は、第1実施形態のものと同一の構成を採っている。詳しくは、ブラケット固定部662は、第1嵌合部621と、第2嵌合部622とを備えている。
第2実施形態の施工治具本体661は、ブラケット固定部662の第1嵌合部621を支持した真直状の中片661aと、中片661aの両端部に形成され、ブラケット固定部662の第2嵌合部622を支持した端片661bとを備えている。
端片661bは、それぞれ、中片661aから両側に延設され、中片661aに対して上記支持部205と対応した所定の角度をなしている。これにより、第1嵌合部621が支持部205のボルト挿通孔511に対応する位置に配置されるとともに、第2嵌合部622が支持部205の固定用溝513aに対応する位置に配置されている(図12参照)。また、各端片661bは、引っ掛け片631と、支持片632とを備えている。そして、引っ掛け片631の先端に、メジャー係止部663が形成されている。
なお、この第2実施形態では、施工治具本体61は真直状を呈する中片661aと端片661bとから構成されたが、この形態のものに限らず、第1嵌合部621と第2嵌合部622とがそれぞれ、支持部205のボルト挿通孔511と固定用溝513aとのそれぞれに対応する位置になるように、施工治具本体661に支持されるものであればよく、例えば施工治具本体661が支持部205に対応する、円弧状に屈曲した屈曲部を有するものでもよく、適宜変更できる。
この第2実施形態の手摺取付装置を用いて手摺110をコーナー部120aを形成する2つの壁面120に取付施工する場合は、例えば次のようにして行うことができる。
例えば図13に示すように、壁面120のコーナー部120aに、第2実施形態の手摺取付装置のブラケット本体202を取り付けるとともに、直角に交差する一方の壁面120と他方の壁面120とのそれぞれに、第1実施形態の手摺取付装置のブラケット本体2を取り付ける。
そして、第2実施形態のブラケット本体202に第2実施形態の手摺取付施工治具600を固定するとともに、2つの第1実施形態の手摺取付装置のブラケット本体2のそれぞれに、第1実施形態の手摺取付施工治具6を固定する。
そして、例えば第2実施形態の手摺取付施工治具600における一方側のメジャー係止部63に、メジャーMの係止片M1を係止し、一方の壁面120に取り付けた一方側の手摺取付施工治具6におけるメジャー係止部63までの距離L2を測定し、測定した距離に基づいて、手摺110の端部をカットとして一方の壁面120に取り付ける手摺110を長さ調整する。
また、第2実施形態の手摺取付施工治具600における他方側のメジャー係止部63に、メジャーMの係止片M1を係止し、他方の壁面120に取り付けた他方側の手摺取付施工治具6におけるメジャー係止部63までの距離L3を測定し、測定した距離に基づいて、手摺110の端部をカットとして他方の壁面120に取り付ける手摺110を長さ調整する。
その後、第2実施形態の手摺保持部203と手摺110の一方端部とを固定的に組み付けるとともに、第2実施形態の手摺保持部203と手摺110の他方端部とを固定的に組み付ける。
そして、各ブラケット本体2、202から手摺取付施工治具6、600を外し、手摺110と連結させた手摺保持部3、203それぞれを、ブラケット本体2、202それぞれに組み付ける。
その後、本体被覆カバー4、204をブラケット本体2、202に取り付ける。これにより、図14に示すように第2実施形態の手摺取付装置と第1実施形態の手摺取付装置とを用いて、コーナー部120aを有する壁面120に手摺110を取り付けることができる。
なお、上記実施形態では、手摺取付施工治具6、600は、2つのメジャー係止部63を備えたものとされたが、1つのメジャー係止部63を備えたものとされてもよく、適宜変更できる。
また、上記実施形態では、ブラケット固定部62、662は、第1嵌合部621と第2嵌合部622との2つを備えたものとされたが、この形態のものに限らず、例えばブラケット固定部62、662は、1つまたは3つ以上の嵌合部から構成されるものであってもよく、適宜変更できる。
また、上記実施形態のように、ブラケット固定部62、662が第1嵌合部621と第2嵌合部622とで構成される場合、上記実施形態では、第1嵌合部621は、ブラケット本体2、202のボルト挿通孔511に嵌合し、第2嵌合部622がブラケット本体2、202の固定用溝513aに嵌合するものとされたが、この形態のものに限らず、第1嵌合部621及び第2嵌合部622は、ブラケット本体2、202の一部に嵌合するものであればよく、適宜変更できる。
また、上記実施形態では、手摺ブラケット1、200におけるブラケット本体2、202が固定用溝513aを備え、手摺保持部3が固定片521を備え、固定片521が固定用溝513aに嵌り込むことによってブラケット本体2、202と手摺保持部3とを連結できるものとされたが、この形態のものに限らず、適宜変更できる。
例えばブラケット本体2、202と手摺保持部3とをボルトとナットとによって組み付けることもできる。しかし、ブラケット本体2、202と手摺保持部3とをボルトとナットとによって組み付ける場合は、連結作業に時間を要する。そこで、この実施形態では、この課題を解決するために、上記のように構成している。即ち、この実施形態の手摺ブラケット1、200は、次のように把握することもできる。
手摺ブラケット1、200は、ブラケット本体2、202と、ブラケット本体2、202に組み付けされる手摺保持部3とを備え、ブラケット本体2、202と手摺保持部3とのいずれか一方が、嵌合部を備え、いずれか他方が、その嵌合部に嵌合される被嵌合部を備えたものである。これにより、嵌合部に被嵌合部を嵌合するだけで、ブラケット本体2、202と手摺保持部3とを組み付けでき、ボルトとナットとによって組み付ける場合に比べて組み付け作業を簡単に行うことできる。
また、手摺ブラケット1、200は、本体被覆カバー4、204を、更に備え、本体被覆カバー204は、手摺保持部3が有する嵌合部又は被嵌合部に嵌合する被嵌合部又は嵌合部を備えたものである。これにより、ブラケット本体2、202と本体被覆カバー4、204とで手摺保持部3を組み付けでき、強固に組み付けできる。
1、200 手摺ブラケット
2、202 ブラケット本体
3、203 手摺保持部
6、600 手摺取付施工治具
30 手摺保持部本体
52、252 組付部材
62、662 ブラケット固定部
63、663 メジャー係止部
313 手摺端面配置部
314 仮想軸
511 ボルト挿通孔(本体被覆カバー用組み付け部)
513a 固定用溝(手摺保持部用組み付け部)
621 第1嵌合部
622 第2嵌合部
110 手摺
111 端部
111a 端面
M メジャー
M1 係止片

Claims (7)

  1. 棒状の手摺の端部を保持する手摺保持部と、前記手摺保持部が組み付けられるブラケット本体とを有する手摺ブラケットを用いて、前記手摺を建材部に取付施工する際に使用される手摺取付施工治具であって、
    前記建材部に取り付けられ、且つ、前記手摺保持部が組み付けられる前の状態の前記ブラケット本体に、着脱自在に固定されるブラケット固定部と、
    前記ブラケット固定部によって前記ブラケット本体に固定された状態で、メジャーの端部に設けられた係止片を係脱自在に係止し得るメジャー係止部と、を備え、
    前記メジャー係止部は、前記手摺保持部に前記手摺の端部が保持された際に当該手摺の端面が配置される手摺端面配置部に位置する、ことを特徴とする手摺取付施工治具。
  2. 前記ブラケット固定部は、前記ブラケット本体の一部に嵌合する第1嵌合部と、前記ブラケット本体における前記一部と距離を隔てた他の一部に嵌合する第2嵌合部とを備えていることを特徴とする請求項1記載の手摺取付施工治具。
  3. 前記手摺ブラケットは、前記手摺保持部の一部を覆うように前記ブラケット本体に組み付けられる本体被覆カバーを、更に備え、
    前記ブラケット本体は、前記手摺保持部を組み付けるための手摺保持部用組み付け部と、前記本体被覆カバーを組み付けるための本体被覆カバー用組み付け部とを備え、
    前記第1嵌合部は、前記本体被覆カバー用組み付け部に嵌合するものであり、
    前記第2嵌合部は、前記手摺保持部用組み付け部に嵌合するものであることを特徴とする請求項2記載の手摺取付施工治具。
  4. 前記手摺保持部は、前記手摺の端部を保持する手摺保持部本体と、前記手摺保持部本体を前記ブラケット本体に組み付けるための組付部材とを備え、
    前記手摺保持部本体と前記組付部材とは、所定の軸回りに回動し得るように互いに回動自在に組み付けられており、
    前記手摺端面配置部は、前記軸を含む平面であり、
    前記メジャー係止部は、前記ブラケット本体に対する前記軸に略一致する位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の手摺取付施工治具。
  5. 前記ブラケット固定部を支持した施工治具本体を、更に備え、
    前記施工治具本体は、前記メジャーを引っ掛ける引っ掛け片と、前記引っ掛け片を支持した支持片とを備え、
    前記メジャー係止部は、前記引っ掛け片の先端に形成されており、
    前記引っ掛け片の基端と前記支持片とは、鋭角をなして前記引っ掛け片と前記支持片との間に空間部が形成されるように連結されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の手摺取付施工治具。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載の手摺取付施工治具と
    手摺の端部を保持する手摺保持部と、前記手摺保持部が組み付けられるブラケット本体であってかつ前記手摺保持部が組み付けられる前の状態で、前記手摺取付施工治具のブラケット固定部が着脱自在に固定されることが可能なブラケット本体とを有する手摺ブラケットと、
    を備えていることを特徴とする手摺取付装置。
  7. 請求項6に記載の手摺取付装置を用いて手摺を建材部に取付施工する手摺取付施工方法であって、
    2つの前記手摺取付装置を準備する工程と、
    前記2つの手摺取付装置の前記手摺ブラケットそれぞれの前記ブラケット本体を前記建材部に取り付ける工程と、
    前記建材部に取り付けた前記ブラケット本体それぞれに前記ブラケット固定部によって前記手摺取付施工治具を固定する工程と、
    一方の前記手摺取付施工治具のメジャー係止部に、メジャーの端部に設けられた係止片を係止させて他方の前記手摺取付施工治具のメジャー係止部までの距離を測定する工程と、
    前記測定した距離に基づいて手摺を所定の長さに形成する工程と、
    前記手摺ブラケットそれぞれから前記手摺取付施工治具を取り外し、前記形成した前記手摺を、前記2つの手摺ブラケットそれぞれの前記手摺保持部で保持させるとともに、前記それぞれの前記手摺保持部を前記手摺ブラケットそれぞれに組み付ける工程と、
    を備えていることを特徴とする手摺取付施工方法。
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