JP2018149655A - 刃先交換式切削工具用ホルダおよび刃先交換式切削工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】切削工具として十分な剛性を確保しつつ従来の切削工具に対し更なる軽量化が可能な刃先交換式切削工具用ホルダおよび刃先交換式切削工具を提供する。【解決手段】円盤状をなし、先端外周部において間隔をあけて複数の切削インサートを保持し、回転する主軸体の先端に取り付けられて工具軸周りに回転させられる刃先交換式切削工具用ホルダであって、内側に空洞部を形成する外殻部と、空洞部に位置する複数の梁部と、を有し、外殻部は、工具軸の軸方向に沿って延びる筒状の内筒部と、内筒部の径方向外側に位置し切削インサートを支持する複数のインサート保持部と、内筒部の軸方向一端側に位置し主軸体に固定される取付部と、を有し、梁部は、内筒部とインサート保持部とを繋ぐ、刃先交換式切削工具用ホルダ。【選択図】図1
Description
本発明は、刃先交換式切削工具用ホルダおよび刃先交換式切削工具に関する。
切削工具は、切削インサートの交換の度にフライス盤のアーバから取り外す必要があるため、作業者の負担を軽減するなどの目的で軽量化が望まれている。そこで、切削加工法などにより「肉盗み」(肉抜きなどとも称される)を行うことで、切削工具の体積を軽減し軽量化を図る試みがなされている。しかしながら、切削工具として十分な剛性を確保するためには、肉盗みによる軽量化には限界があった。
一方で、近年、3Dプリンタにより複雑形状を有する金属材料の成形が可能となっている。これに伴い、中空構造を採用することで軽量化を図った切削工具が提案されている(特許文献1)。
本発明は、このような背景の下になされたものであって、切削工具として十分な剛性を確保しつつ従来の切削工具に対し更なる軽量化が可能な刃先交換式切削工具用ホルダおよび刃先交換式切削工具の提供を目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の一態様の刃先交換式切削工具用ホルダは、円盤状をなし、先端外周部において間隔をあけて複数の切削インサートを保持し、回転する主軸体の先端に取り付けられて工具軸周りに回転させられる刃先交換式切削工具用ホルダであって、内側に空洞部を形成する外殻部と、前記空洞部に位置する複数の梁部と、を有し、前記外殻部は、前記工具軸の軸方向に沿って延びる筒状の内筒部と、前記内筒部の径方向外側に位置し前記切削インサートを支持する複数のインサート保持部と、前記内筒部の軸方向一端側に位置し前記主軸体に固定される取付部と、を有し、前記梁部は、前記内筒部と前記インサート保持部とを繋ぐ。
上述の構成によれば、内部に空洞部が設けられていることで、刃先交換式切削工具用ホルダの軽量化を図ることができる。また、空洞部には、梁部が設けられており、梁部においてインサート保持部を支持することで、軽量化を図りつつ外殻部の剛性を高めることができる。さらに、梁部は径方向に沿って延びるため、切削時にインサート保持部に加わる径方向の応力に対して、梁部がインサート保持部を強固に保持できる。これにより、刃先交換式切削工具用ホルダの径方向の剛性を高めて、切削時においける刃先交換式切削工具用ホルダの損傷および振動を抑制できる。
上述の刃先交換式切削工具用ホルダにおいて、梁部の内部には、クーラントが流れる流路が設けられている構成としてもよい。
上述の構成によれば、梁部の内部をクーラントの流路として利用することで、切削インサートの切刃に対して効果的にクーラントをあてることができる。
上述の刃先交換式切削工具用ホルダにおいて、前記梁部は、径方向外側に向かうに従って軸方向に沿って前記取付部から離間する方向に傾く構成としてもよい。
上述の構成によれば、梁部が軸方向にも延びるため、切削時にインサート保持部に加わる軸方向の応力に対して、梁部がインサート保持部を強固に保持できる。これにより、刃先交換式切削工具用ホルダの軸方向の剛性を高めて、切削時においける刃先交換式切削工具用ホルダの損傷および振動を抑制できる。
上述の刃先交換式切削工具用ホルダにおいて、前記梁部は、径方向外側に向かうに従って前記工具軸に対する角度を小さくするように湾曲する構成としてもよい。
上述の構成によれば、梁部の両端部において応力が集中し難く、結果的に梁部の強度を高めることができる。
上述の刃先交換式切削工具用ホルダにおいて、前記梁部の横断面は、全長に亘って前記工具軸に沿う方向を長手方向とする偏平状である構成としてもよい。
上述の構成によれば、切削時にインサート保持部に加わる軸方向の応力に対し梁部の剛性を高めることができる。
上述の刃先交換式切削工具用ホルダにおいて、複数の前記梁部は、複数の第1の梁部と、複数の第2の梁部と、を含み、前記第1の梁部の径方向内側の端部は、前記第2の梁部の径方向内側の端部より、前記主軸体側に位置する構成としてもよい。
上述の構成によれば、第1および第2の梁部を径方向内側において工具軸の軸方向にずらして配置することができ、空洞部2に多数の梁部を設けることができる。
上述の刃先交換式切削工具用ホルダにおいて、前記第1の梁部と前記第2の梁部は、前記工具軸の軸方向から見て少なくとも一部が重なる構成としてもよい。
上述の構成によれば、第1および第2の梁部を径方向内側において工具軸の軸方向にずらして配置することができ、空洞部2に多数の梁部を設けることができる。
上述の刃先交換式切削工具用ホルダにおいて、前記空洞部に位置して前記外殻部を支持する補強構造体が設けられている構成としてもよい。
上述の構成によれば、補強構造体において外殻部を支持することで、軽量化を図りつつ外殻部の剛性を高めることができる。
上述の刃先交換式切削工具用ホルダにおいて、前記補強構造体は、複数の接続部と前記接続部から放射状に延びて隣り合う前記接続部同士を繋ぐ複数の小柱部とを有する構成としてもよい。
上述の構成によれば、補強構造体が、接続部と接続部から放射状に延びる小柱部を有するため、小柱部が延びる方向において、多方向からの剛性を高めることが可能となる。
上述の刃先交換式切削工具用ホルダにおいて、小柱部が、前記接続部から放射状に延びて立体格子を構成する棒体である構成としてもよい。
上述の構成によれば、補強構造体として立体格子が採用されるため、何れの方向からの応力に対しても高い剛性を奏することができる刃先交換式切削工具用ホルダを提供できる。
上述の刃先交換式切削工具用ホルダにおいて、前記接続部は、直線状に延び、前記小柱部が、前記接続部に沿って延びる板体であり、前記小柱部に囲まれた小空間が、六角形である構成としてもよい。
上述の構成によれば、空洞部に六角形の小空間を構成する支柱部が設けられている。すなわち、支柱部にハニカム構造が採用されている。これにより、少ない材料で高剛性を実現でき、結果的に軽量な刃先交換式切削工具用ホルダを提供できる。
本発明の一態様の刃先交換式切削工具用ホルダは、前記刃先交換式切削工具用ホルダと、前記刃先交換式切削工具用ホルダに保持された複数の切削インサートと、を備える。
この構成によれば、十分な剛性を確保しつつ軽量化した刃先交換式切削工具を提供できる。
本発明によれば、切削工具として十分な剛性を確保しつつ従来の切削工具に対し更なる軽量化が可能な刃先交換式切削工具用ホルダおよび刃先交換式切削工具の提供が可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る刃先交換式切削工具について説明する。以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等を異ならせる場合がある。また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側,一方側)を「上側」と呼び、Z軸方向の負の側(−Z側,他方側)を「下側」と呼ぶ。なお、本明細書における上下方向は、刃先交換式切削工具の使用時の姿勢の一例であり、刃先交換式切削工具の姿勢を限定するものではない。また、特に断りのない限り、刃先交換式切削工具の工具軸Oに平行な方向を単に「軸方向」又は「上下方向」と呼び、工具軸Oを中心とする径方向を単に「径方向」と呼ぶ。
また、以下の説明においては、Z軸方向の正の側(+Z側,一方側)を「上側」と呼び、Z軸方向の負の側(−Z側,他方側)を「下側」と呼ぶ。なお、本明細書における上下方向は、刃先交換式切削工具の使用時の姿勢の一例であり、刃先交換式切削工具の姿勢を限定するものではない。また、特に断りのない限り、刃先交換式切削工具の工具軸Oに平行な方向を単に「軸方向」又は「上下方向」と呼び、工具軸Oを中心とする径方向を単に「径方向」と呼ぶ。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態の切削工具刃先交換式切削工具1について図面を基に説明する。
図1、図2および図3は、それぞれ切削工具1の斜視図、正面図および底面図である。また、図4は図2のIV−IV線に沿う断面図であり、図5は図3のV−V線に沿う断面図である。
以下、第1実施形態の切削工具刃先交換式切削工具1について図面を基に説明する。
図1、図2および図3は、それぞれ切削工具1の斜視図、正面図および底面図である。また、図4は図2のIV−IV線に沿う断面図であり、図5は図3のV−V線に沿う断面図である。
本実施形態の切削工具1は、正面フライスカッタである。切削工具1は、切刃31により金属材料等からなる被削材にフライス加工を施す。切削工具1は、回転軸を中心として回転するアーバ(主軸体)9の下端に取り付けられる。切削工具1は、その工具軸Oをアーバ9の回転軸と一致するようにアーバ9に固定され、アーバ9によって工具軸Oを中心として回転方向Tに回転させられる。
なお、以下の説明において、特定部位に対して回転方向T側の領域を回転方向前方側とよび回転方向T側と反対側の領域を回転方向後方側と呼ぶ場合がある。
なお、以下の説明において、特定部位に対して回転方向T側の領域を回転方向前方側とよび回転方向T側と反対側の領域を回転方向後方側と呼ぶ場合がある。
図1に示すように、切削工具1は、内部に空洞部2が設けられた工具本体(刃先交換式切削工具用ホルダ)10と、工具本体10に着脱可能に取り付けられる複数の切削インサート30と、を備える。
切削インサート30は、超硬合金等の硬質材料からなる。切削インサート30は、工具本体10の先端外周部10aに工具軸O周りに互いに間隔をあけて設けられる取付座47にクランプネジ35によって着脱可能に取り付けられる。切削インサート30は、多角形板状をなす。切削インサート30の多角形状の主面と側面と交差稜線部には、切刃31が設けられている。切削インサート30は、切刃31が工具軸Oの軸方向に沿って延びるように、工具本体10に取り付けられている。
工具本体10は、工具軸Oを中心とする円盤状をなす。工具本体10は、アーバ9の先端に取り付けられて工具軸O周りに回転させられる。工具本体10は、先端外周部10aにおいて間隔をあけて複数の切削インサート30を保持する。工具本体10には、工具軸Oに沿って中央を貫通する取付孔11が設けられている。取付孔11には、アーバ9の先端部分およびアーバ9に工具本体10を固定するための固定ボルト(図示略)が通過する。
工具本体10は、内側に空洞部2を形成する外殻部40と、複数の第1の梁部25および複数の第2の梁部26と、を有する。第1および第2の梁部25、26は、空洞部2に位置する。第1の梁部25の内部には、クーラントが流れる流路20が設けられている。また、空洞部2には、補強構造体50が設けられている。なお、図4および図5において、補強構造体50を簡略化してドット模様として示す。
工具本体10は、一例として3Dプリンタによって金属の粉末材料を溶融させながら積層することで形成される。
工具本体10は、一例として3Dプリンタによって金属の粉末材料を溶融させながら積層することで形成される。
外殻部40は、工具本体10の外部に露出する表面を構成する。本実施形態の外殻部40は、空洞部2を閉塞させて囲む。なお、外殻部40には、空洞部2を外部と連通させる開口が設けられていてもよい。本実施形態の工具本体10によれば、空洞部2が設けられていることで軽量化を図ることができる。
図5に示すように、外殻部40は、筒状の外筒部41と、筒状の内筒部48と、上底部(取付部)42と、下底部43と、切削インサート30を支持する複数のインサート保持部45と、を有する。
外筒部41は、軸方向に沿って延びる円筒形状の円筒部41aと円筒部41aの下端から下側に向かって直径を大きくするテーパ部41bと、を有する。
内筒部48は、外筒部41の径方向内側に配置される。内筒部48は、軸方向に沿って延びる。内筒部48が囲まれた領域は、取付孔11を構成する。内筒部48は、軸方向に沿って並ぶ第1筒部48a、第2筒部48bおよび第3筒部48cを有する。第1筒部48a、第2筒部48bおよび第3筒部48cは、上側から下側に向かってこの順に並ぶ。
第1筒部48a、第2筒部48bおよび第3筒部48cは、取付孔11の内周面を構成する。取付孔11の内周面は、上側から順番に並ぶ上側内周面11a、上側段差面11d、中間内周面11b、下側段差面11eおよび下側内周面11cに区分される。
上側内周面11aは、第1筒部48aに設けられている。中間内周面11bは、第2筒部48bに設けられている。下側内周面11cは、第3筒部48cに設けられている。上側内周面11a、中間内周面11bおよび下側内周面11cのうち、下側内周面11cの直径が最も大きく、中間内周面11bの直径が最も小さい。
上側段差面11dは、上側を向く面である。上側段差面11dは、上側内周面11aと中間内周面11bとの間に位置する。上側段差面11dは、工具本体10の固定によりアーバ9に押し当てられる。
下側段差面11eは、下側を向く面である。下側段差面11eは、中間内周面11bと下側内周面11cとの間に位置する。下側段差面11eには、取付孔11に挿入される固定ボルトの頭部が接触して工具本体10をアーバ9に押し付けて固定する。
上底部42および下底部43は、工具本体10の軸方向の両端に位置する。上底部42および下底部43は、外筒部41と内筒部48との間の空間を上下方向から閉塞する。上底部42には、径方向に沿って延びる直線状のキー溝44が設けられている。キー溝44は、上側に開口する。キー溝44には、アーバ9の下端に設けられたキーが嵌合する。
インサート保持部45は、外筒部41の下部に位置する。また、インサート保持部45は、内筒部の径方向外側に位置する。図4に示すように、インサート保持部45は、外筒部41に対して径方向内側に傍出して形成されている。インサート保持部45は、工具軸O周りに略等間隔に設けられている。本実施形態の工具本体10には、6つの切削インサート30が取り付けられる。したがって、工具本体10には、6つのインサート保持部45が設けられている。
図4に示すように、インサート保持部45は、径方向外側に開口する開口部45cが設けられた凹形状を有する。開口部45cの回転方向Tを向く壁面には、切削インサート30を取り付けるための取付座47が設けられている。また、開口部45cの内側の領域であって切削インサート30の前方には、チップポケット46が形成される。
インサート保持部45は、切削インサート30の回転方向前方側に位置する前方支持部45aと、切削インサート30の回転方向後方側に位置する後方支持部45bと、を有する。前方支持部45aは、椀状に形成されている。後方支持部45bは、取付座47において切削インサート30を支持する。後方支持部45bは、切削インサート30における切削力の反力を受けるため、周方向に沿って肉厚に形成されている。
第1および第2の梁部25、26は、空洞部2に位置する。第1の梁部25および第2の梁部26は、それぞれ内筒部48からインサート保持部45に向かって放射状に延びる。すなわち、第1および第2の梁部25、26は、内筒部48とインサート保持部45とを繋ぐ。第1および第2の梁部25、26は、それぞれインサート保持部45と同数だけ工具本体10に設けられる。
本実施形態によれば、第1および第2の梁部25、26が径方向に沿って延びる。これにより、切削時にインサート保持部45に加わる径方向の応力に対して、第1および第2の梁部25、26がインサート保持部45を強固に保持できる。結果として、工具本体10の径方向に沿う剛性を高めることができる。
図4に示すように、第1の梁部25は、径方向内側に位置する内側端部25aと、径方向外側に位置する外側端部25bとを有する。第1の梁部25の内側端部25aは、内筒部48の第1筒部48aに接続される。また、第1の梁部25の外側端部25bは、インサート保持部45の前方支持部45aに接続される。
同様に、第2の梁部26は、径方向内側に位置する内側端部26aと、径方向外側に位置する外側端部26bとを有する。第2の梁部26の内側端部26aは、内筒部48の第3筒部48cに接続される。したがって、第1の梁部25の径方向内側の端部(内側端部25a)は、第2の梁部26の径方向内側の端部(内側端部26a)より上側(アーバ9側)に位置する。また、第2の梁部26の外側端部26bは、インサート保持部45の後方支持部45bに接続される。
同様に、第2の梁部26は、径方向内側に位置する内側端部26aと、径方向外側に位置する外側端部26bとを有する。第2の梁部26の内側端部26aは、内筒部48の第3筒部48cに接続される。したがって、第1の梁部25の径方向内側の端部(内側端部25a)は、第2の梁部26の径方向内側の端部(内側端部26a)より上側(アーバ9側)に位置する。また、第2の梁部26の外側端部26bは、インサート保持部45の後方支持部45bに接続される。
第1および第2の梁部25、26の内側端部25a、26aは、周方向に沿って交互に配置されている。同様に、第1および第2の梁部25、26の外側端部25b、26bは、周方向に沿って交互に配置されている。また、第2の梁部26は、第1の梁部25の下側を通過しており、第1および第2の梁部25、26は、軸方向から見て交差している。すなわち、第1の梁部25と第2の梁部26は、軸方向から見て少なくとも一部が重なる。
本実施形態によれば、第1および第2の梁部25、26が、軸方向にずれて延びている。これにより、多数の第1および第2の梁部25、26を空洞部2に配置することができる。結果として、工具本体10の剛性をより効果的に高めることができる。
図5に示すように、第1の梁部25は、径方向外側に向かうに従い下側(すなわち上底部42から離間する方向)に傾く。また、第1の梁部25は、径方向外側に向かうに従い工具軸Oに対する角度を小さくするように湾曲する。すなわち、第1の梁部25は、内筒部48とインサート保持部45とをアーチ状に架け渡す。
第2の梁部26は、径方向外側に向かうに従い下側(すなわち上底部42から離間する方向)に僅かに傾く。また、第2の梁部26は、略直線状に延びる。第2の梁部26の軸方向に対する傾きは、第1の梁部25の軸方向に対する傾き角より大きい。すなわち、第1および第2の梁部25、26は、軸方向に対する傾き角が互いに異なる。
第2の梁部26は、径方向外側に向かうに従い下側(すなわち上底部42から離間する方向)に僅かに傾く。また、第2の梁部26は、略直線状に延びる。第2の梁部26の軸方向に対する傾きは、第1の梁部25の軸方向に対する傾き角より大きい。すなわち、第1および第2の梁部25、26は、軸方向に対する傾き角が互いに異なる。
本実施形態によれば、第1および第2の梁部25、26が、径方向外側に向かうに従って下側に傾くため、切削時にインサート保持部45に加わる軸方向の応力に対して、第1の梁部25、26がインサート保持部45を強固に保持できる。これにより、工具本体10の軸方向に沿う剛性を高めることができる。
本実施形態によれば、第1および第2の梁部25、26は、軸方向に対する傾き角が互いに異なる。したがって、第1および第2の梁部25、26は、剛性を付与する方向が互いに異なる。第1および第2の梁部25、26の数および断面形状を適当に設定することで、全体重量の増加を最低限に抑制しつつ各方位に対してバランスよく剛性を高めることができる。
本実施形態によれば、第1の梁部25が、径方向外側に向かうに従って下側に湾曲する。これにより、第1の梁部25の内側端部25aおよび外側端部25bにおいて応力が集中し難く、第1の梁部25の強度を高めることができる。
図4に示すように、第1の梁部25の横断面は、全長に亘って軸方向に沿う寸法を長手方向とする偏平状となっている。すなわち、第1の梁部25は、軸方向の力に対する断面二次モーメントが大きい。これにより、切削時にインサート保持部45に加わる軸方向の応力に対し第1の梁部25の剛性が高められている。
第1の梁部25は、径方向外側に向かうに従い工具本体10の回転方向Tと反対側に延びて回転方向前方側からインサート保持部45に接続される。一方で、第2の梁部26は、径方向外側に向かうに従い工具本体10の回転方向Tに延びて回転方向後方側からインサート保持部45に接続される。したがって、インサート保持部45は、回転方向前方側および回転方向後方側から、第1および第2の梁部25、26により支持されている。本実施形態によれば、第1および第2の梁部25、26によって、インサート保持部45に加わる切削時の反力を前後から受けることができ、工具本体10の剛性を効果的に高めることができる。加えて、アーバ9から付与される回転力を効率よくインサート保持部45に伝えることができる。
本実施形態の切削インサート30は、内部に空洞部2を形成して軽量化を図るとともに、第1および第2の梁部25、26によって工具本体10の剛性を高めて、切削時においける工具本体10の損傷および振動を抑制できる。
なお、本実施形態では、工具本体10が2種類の梁部(第1および第2の梁部25、26)を有する構成について説明した。しかしながら、工具本体10が第1および第2の梁部25、26のうち何れか一方のみを有する場合であっても、工具本体10の剛性を高めるという点において一定の効果を奏することができる。
図4に示すように、第1の梁部25の内部には、流路20が設けられている。流路20は、上流側において、取付孔11の上側内周面11aに位置する入口部21で開口する。また、流路20は、下流側において、チップポケット46に位置する出口部22で切削インサート30の切刃31に向けて開口する。クーラントは、アーバ9から供給されて入口部21から流路20内に流入する。さらにクーラントは、流路20内を径方向内側から径方向外側に向かって流れ出口部22から噴出され切刃31にあたる。
流路20は、第1の梁部25の内部に設けられているため、第1の梁部25の形状に沿って延びる。したがって、流路20は、第1の梁部25と同様に、流路20は、工具軸O側(すなわち径方向内側)から径方向外側に向かって放射状に延びる。
流路20は、径方向内側から径方向外側に向かうに従って回転方向と反対側に向かって傾斜して延びている。これにより、クーラントの流動方向を工具本体10の回転方向Tと反対向きとすることができ、クーラントを高速で切刃31にあてることができる。
流路20は、入口部21から出口部22に至る全長において、流路断面の形状が軸方向に沿う方向を長手方向とする長孔形状となっている。流路20流路断面において、短手方向の寸法は全長において略一様である。一方で、流路20の流路断面において、長手方向の寸法は、上流側から下流側に向かって連続的に短くなる。したがって、流路20は、流路断面積が、上流側から下流側に向かって連続的に小さくなる。
本実施形態によれば、流路20は、上流側の流路断面積が、下流側の流路断面器より大きい。したがって、流路20を流れるクーラントの上流側における圧力損失を抑制するとともに下流側における流速を高めることができる。これにより、出口部22から噴出されるクーラントの流速を高めて、クーラントによる冷却効率を高めることができる。
本実施形態によれば、流路20の流路断面積が、上流側から下流側に向かって連続的に小さくなるため、流路20中において、流路断面積が急激に変化することがなく、クーラントの流れを効率的とすることができる。
入口部21および出口部22は、軸方向に沿って延びる長孔である。本実施形態において、切刃31は、軸方向に沿って延びる。したがって、出口部22は、切刃31の延びる方向に沿って延びる長孔である。このため、出口部22から噴出されるクーラントは、切刃31の全域に効果的にあたる。
図4に示すように、流路20は径方向外側に向かうに従い工具本体10の回転方向Tと反対側に向かって滑らかに湾曲する。流路20が湾曲することで、流路20を極端に折れ曲がった構成にすることなく、流路20の出口部22の位置を適切に配置することができる。これにより、流路抵抗が高くなることを抑制しつつ出口部22の向きを切刃31に対して効率的な方向に向けることが可能となり、クーラントによる切刃31の冷却効率を高めることができる。なお、滑らかに湾曲する流路20の曲率半径は、工具本体10の最大直径Dの1/5以上とすることが好ましい。流路20の曲率半径を工具本体10の最大直径Dの1/5以上とすることで、流路20の湾曲に起因する流路抵抗の高まりを十分に抑制できる。
また、本実施形態によれば、流路20は径方向外側に向かうに従い回転方向Tと反対側に向かって湾曲するため、流路20内のクーラントに遠心力を付与してクーラントの流速を高めることができる。これにより、出口部22から高速のクーラントを切刃31に噴出することが可能となり、クーラントによる切刃の冷却効率を高めることができる。
加えて、本実施形態の流路20によれば、上述の方向に湾曲することで、出口部22において流路20を回転方向後方側に向けることができる。したがって、出口部22から噴出されたクーラントを切削インサート30にすくい面側にあてる構成を容易に実現できる。
加えて、本実施形態の流路20によれば、上述の方向に湾曲することで、出口部22において流路20を回転方向後方側に向けることができる。したがって、出口部22から噴出されたクーラントを切削インサート30にすくい面側にあてる構成を容易に実現できる。
図6は、補強構造体50の模式図である。補強構造体50は、空洞部2の全域に設けられている。補強構造体50は、外殻部40の内面に連結されている。これにより、補強構造体50は、外殻部40を支持する。
補強構造体50は、複数の第1の接続部(接続部)50Aと、複数の第2の接続部(接続部)50Bと、第1および第2の接続部50A、50Bを繋ぐ棒体(小柱部)51と、を有する。
第1および第2の接続部50A、50Bは、三次元空間内に規則的に並ぶ。第1の接続部50Aには、4つの棒体51が接続されている。また、第2の接続部50Bには、8つの棒体51が接続されている。
棒体51は、第1および第2の接続部50A、50Bから放射状に延びている。本実施形態において、複数の棒体51は、同じ長さに形成されている。棒体51の横断面形状は、円形であっても、正六角形などの多角形であってもよい。棒体51の横断面の直径は例えば1mm程度である。4つの棒体51は、2つの第1の接続部50Aおよび2つの第2の接続部50Bを環状に繋ぐことでひし形の小要素55を形成する。本実施形態の補強構造体50は、複数の小要素55が立体的に配列されることで構成されている。なお、図6において、1つの小要素55をドット模様にて強調して表示する。
棒体51は、第1および第2の接続部50A、50B側から圧縮する応力に対して高い剛性を発揮する。本実施形態によれば、複数の棒体51の延びる方向がそれぞれ異なるため、様々な方向に対して剛性を高めた補強構造体50を構成できる。さらに、本実施形態によれば、第1および第2の接続部50A、50Bにおいて接続される棒体51の数が異なるため、棒体51が延びる方向の多様性が確保されており、より多方向からの応力に強い補強構造体50が構成できる。すなわち、本実施形態によれば、剛性の異方性が低い補強構造体50を構成することができ、様々な切削パターンに対応可能な切削工具1を提供できる。
本実施形態によれば、空洞部2に補強構造体50が設けられているため、少ない材料で工具本体10の剛性を高めることができ、結果的に軽量な切削工具1を提供できる。
(変形例)
次に、変形例の工具本体(刃先交換式切削工具用ホルダ)110について説明する。本変形例の工具本体110は、上述の実施形態の工具本体10と比較して補強構造体150の構造が異なる。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
次に、変形例の工具本体(刃先交換式切削工具用ホルダ)110について説明する。本変形例の工具本体110は、上述の実施形態の工具本体10と比較して補強構造体150の構造が異なる。なお、上述の実施形態と同一態様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図7は、工具本体110の水平方向に沿う断面図である。なお、図7は、工具本体110の上側寄りの断面であり、第1および第2の梁部25、26が図示されていない。しかしながら、工具本体110は、第1および第2の梁部25、26を有する。
本変形例の補強構造体150は、複数の接続部150aと、接続部150aから放射状に延びて隣り合う接続部150a同士を繋ぐ複数の板体(小柱部)151と、を有する。補強構造体150は、板体151を正六角形に組み合わせることで構成されている。
接続部150aは、軸方向に沿って直線状に延びる。接続部150aは、平面視において規則的に並んでいる。接続部150aには、3つの板体151が接続されている。
板体151の板面は軸方向に沿って延びる。すなわち、板体151は、接続部150aに沿って延びる。3つの板体151は、接続部150aから水平方向に広がように放射状に延びている。平面視における複数の板体151の長さは等しい。すなわち、板体151によって接続される一対の接続部150aの平面視における距離は等しい。3つの板体151は、接続部150aを中心として等角度で配置されている。したがって、3つの板体151は、接続部150aを中心として互いに120°間隔で配置されている。
板体151の板面は軸方向に沿って延びる。すなわち、板体151は、接続部150aに沿って延びる。3つの板体151は、接続部150aから水平方向に広がように放射状に延びている。平面視における複数の板体151の長さは等しい。すなわち、板体151によって接続される一対の接続部150aの平面視における距離は等しい。3つの板体151は、接続部150aを中心として等角度で配置されている。したがって、3つの板体151は、接続部150aを中心として互いに120°間隔で配置されている。
6つの接続部150aを繋ぐ6つの板体151は、空洞部2の内部に小空間102aを形成する。すなわち、板体151は、空洞部2を複数の小空間102aに区画する。また、小空間102aは、6つの板体151に囲まれている。小空間102aは、平面視において六角形である。小空間102aは、平面視において空洞部2の内部に規則的に並び、軸方向に沿って延びる。
補強構造体150は、このような接続部150aを中心として3つの板体151を組み合わせた構造を水平面内で配列して板体151の内側を六角形とするハニカム構造を構成する。このようなハニカム構造は、板体151で囲まれた六角形の小空間102aが延びる方向(本実施形態では軸方向)に付与された応力に対し板体151の座屈が抑制されて剛性を高めることができる。
本実施形態によれば、空洞部2にハニカム構造の補強構造体150が設けられているため、少ない材料で高剛性を実現でき、結果的に軽量な切削工具1を提供できる。
また、本実施形態の切削工具1によれば、補強構造体150のハニカム構造が軸方向に沿って延びるため、軸方向の剛性を高めた切削工具1を提供できる。
また、本実施形態の切削工具1によれば、補強構造体150のハニカム構造が軸方向に沿って延びるため、軸方向の剛性を高めた切削工具1を提供できる。
なお、本変形例では、補強構造体150として軸方向に沿って延びるハニカム構造を採用する場合を例示した。しかしながら、ハニカム構造が延びる方向(すなわち小空間102aが延びる方向)は、径方向であってもよい。また、ハニカム構造が延びる方向は、部位によって異なっていても良い。すなわち、支持部は、部位ごとに各実施形態の構成を組み合わせたものであってもよい。
以上に、本発明の実施形態を説明したが、実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
また、上述の実施形態では、切刃交換式の切削工具として正面フライスカッタを例示して説明した。しかしながら切削工具は、切刃交換式のドリルであってもよい。
1…切削工具(刃先交換式切削工具)
2…空洞部
9…アーバ(主軸体)
10、110…工具本体(刃先交換式切削工具用ホルダ)
10a…先端外周部
20…流路
25…第1の梁部(梁部)
25a…内側端部(径方向内側の端部)
26…第2の梁部(梁部)
26a…内側端部(径方向内側の端部)
30…切削インサート
40…外殻部
42…上底部(取付部)
45…インサート保持部
48…内筒部
50、150…補強構造体
50A…第1の接続部(接続部)
50B…第2の接続部(接続部)
51…棒体(小柱部)
102a…小空間
150a…接続部
151…板体(小柱部)
O…工具軸
2…空洞部
9…アーバ(主軸体)
10、110…工具本体(刃先交換式切削工具用ホルダ)
10a…先端外周部
20…流路
25…第1の梁部(梁部)
25a…内側端部(径方向内側の端部)
26…第2の梁部(梁部)
26a…内側端部(径方向内側の端部)
30…切削インサート
40…外殻部
42…上底部(取付部)
45…インサート保持部
48…内筒部
50、150…補強構造体
50A…第1の接続部(接続部)
50B…第2の接続部(接続部)
51…棒体(小柱部)
102a…小空間
150a…接続部
151…板体(小柱部)
O…工具軸
Claims (12)
- 円盤状をなし、先端外周部において間隔をあけて複数の切削インサートを保持し、回転する主軸体の先端に取り付けられて工具軸周りに回転させられる刃先交換式切削工具用ホルダであって、
内側に空洞部を形成する外殻部と、前記空洞部に位置する複数の梁部と、を有し、
前記外殻部は、前記工具軸の軸方向に沿って延びる筒状の内筒部と、前記内筒部の径方向外側に位置し前記切削インサートを支持する複数のインサート保持部と、前記内筒部の軸方向一端側に位置し前記主軸体に固定される取付部と、を有し、
前記梁部は、前記内筒部と前記インサート保持部とを繋ぐ、
刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 梁部の内部には、クーラントが流れる流路が設けられている、
請求項1に記載の刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 前記梁部は、径方向外側に向かうに従って軸方向に沿って前記取付部から離間する方向に傾く、
請求項1又は2に記載の刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 前記梁部は、径方向外側に向かうに従って前記工具軸に対する角度を小さくするように湾曲する、
請求項3に記載の刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 前記梁部の横断面は、全長に亘って前記工具軸に沿う方向を長手方向とする偏平状である、
請求項1〜4の何れか一項に記載の刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 複数の前記梁部は、複数の第1の梁部と、複数の第2の梁部と、を含み、
前記第1の梁部の径方向内側の端部は、前記第2の梁部の径方向内側の端部より、前記主軸体側に位置する、
請求項1〜5の何れか一項に記載の刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 前記第1の梁部と前記第2の梁部は、前記工具軸の軸方向から見て少なくとも一部が重なる、
請求項5に記載の刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 前記空洞部に位置して前記外殻部を支持する補強構造体が設けられている、
請求項1〜7の何れか一項に記載の刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 前記補強構造体は、複数の接続部と前記接続部から放射状に延びて隣り合う前記接続部同士を繋ぐ複数の小柱部とを有する、
請求項8に記載の刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 小柱部が、前記接続部から放射状に延びて立体格子を構成する棒体である、
請求項9に記載の刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 前記接続部は、直線状に延び、
前記小柱部が、前記接続部に沿って延びる板体であり、
前記小柱部に囲まれた小空間が、六角形である、
請求項9に記載の刃先交換式切削工具用ホルダ。 - 請求項1〜11の何れか一項に記載の刃先交換式切削工具用ホルダと、
前記刃先交換式切削工具用ホルダに保持された複数の切削インサートと、を備える、
刃先交換式切削工具。
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