JP2018148438A - 通信システムおよび半導体装置 - Google Patents

通信システムおよび半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018148438A
JP2018148438A JP2017042412A JP2017042412A JP2018148438A JP 2018148438 A JP2018148438 A JP 2018148438A JP 2017042412 A JP2017042412 A JP 2017042412A JP 2017042412 A JP2017042412 A JP 2017042412A JP 2018148438 A JP2018148438 A JP 2018148438A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
frame
circuit
value
semiconductor device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017042412A
Other languages
English (en)
Inventor
安武 眞鍋
Yasutake Manabe
安武 眞鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2017042412A priority Critical patent/JP2018148438A/ja
Priority to US15/851,144 priority patent/US10575161B2/en
Priority to CN201810180487.4A priority patent/CN108599908B/zh
Publication of JP2018148438A publication Critical patent/JP2018148438A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/90Services for handling of emergency or hazardous situations, e.g. earthquake and tsunami warning systems [ETWS]
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0044Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path allocation of payload
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/02Transmitters
    • H04B1/04Circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0056Systems characterized by the type of code used
    • H04L1/0061Error detection codes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L47/00Traffic control in data switching networks
    • H04L47/10Flow control; Congestion control
    • H04L47/24Traffic characterised by specific attributes, e.g. priority or QoS
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L5/00Arrangements affording multiple use of the transmission path
    • H04L5/003Arrangements for allocating sub-channels of the transmission path
    • H04L5/0058Allocation criteria
    • H04L5/0064Rate requirement of the data, e.g. scalable bandwidth, data priority
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/20Services signaling; Auxiliary data signalling, i.e. transmitting data via a non-traffic channel
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W76/00Connection management
    • H04W76/50Connection management for emergency connections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M2242/00Special services or facilities
    • H04M2242/04Special services or facilities for emergency applications

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Communication Control (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

【課題】送信中のフレームの送信完了待ちや再送を伴わずに、緊急通知を低遅延で送信することが可能な通信システムを提供する。【解決手段】通信システムは、イーサネット規格に基づくフレームを生成し、装置外部へ送信する送信装置(DEV1)と、当該フレームを受信する受信装置(DEV2)とを有する。送信装置(DEV1)は、フレームの中に所定のデータ間隔で緊急通知データEDTを挿入する。受信装置(DEV2)は、受信したフレームの中から送信装置(DEV1)と同じデータ間隔で緊急通知データEDTを取り出し、残りのデータを、フレームのヘッダ領域およびペイロード領域のデータ(通常データNDT)として取り出す。【選択図】図1

Description

本発明は、通信システムおよび半導体装置に関し、例えば、イーサネット(登録商標)規格に基づくフレームで緊急通知を行う技術に関する。
例えば、特許文献1には、緊急フレームの送信遅延を低減する技術が示される。当該技術では、通常フレームを送信中に緊急フレームが生じた場合、送信中の通常フレームは破棄され、通常フレームに割り込ませて緊急フレームが送信される。
特開2006−67038号公報
例えば、イーサネットでは、通常、あるフレームを送信中に緊急通知を送信する必要性が生じた場合、現在送信されているフレームの送信完了を待つ必要がある。このため、緊急通知を送信する際に大きな遅延が生じる恐れがある。一方、特許文献1のような技術を用いると、緊急通知をある程度低遅延で送信することが可能になる。しかし、当該技術では、緊急フレームによって破棄された通常フレームを再送する必要があるため、通常フレームに対する遅延の増大等を招く恐れがある。
後述する実施の形態は、このようなことを鑑みてなされたものであり、その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態による通信システムは、イーサネット規格に基づくフレームを生成し、装置外部へ送信する送信装置と、当該フレームを受信する受信装置とを有する。送信装置は、フレームの中に所定のデータ間隔で第1のデータを挿入する。受信装置は、受信したフレームの中から送信装置と同じデータ間隔で第1のデータを取り出し、残りのデータを、フレームのヘッダ領域およびペイロード領域のデータとして取り出す。
前記一実施の形態によれば、送信中のフレームの送信完了待ちや再送を伴わずに、緊急通知を低遅延で送信することが可能になる。
本発明の実施の形態1による通信システムにおいて、主要部の構成例を示す概略図である。 図1の通信システムの概略的な動作例を示すフロー図である。 図1の半導体装置において、送信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。 図3の送信回路の動作例を示す波形図である。 図3におけるデータ合成処理回路の構成例を示す回路ブロック図である。 図5のデータ合成処理回路の動作例を示す波形図である。 図1の半導体装置において、受信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。 図7の受信回路の動作例を示す波形図である。 図7におけるデータ振り分け回路の構成例を示す回路ブロック図である。 図9のデータ振り分け回路の動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態2による通信システムにおいて、主要部の構成例を示す概略図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置において、図3のデータ合成処理回路の構成例を示す回路ブロック図である。 図12のデータ合成処理回路の動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態4による半導体装置において、図1の送信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。 図14におけるデータ合成処理回路の構成例を示す回路ブロック図である。 図14におけるデータ分割回路の構成例を示す回路図である。 図14の送信回路の動作例を示す波形図である。 図15のデータ合成処理回路の動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態5による半導体装置において、図1の受信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。 図19におけるデータ振り分け回路の構成例を示す回路ブロック図である。 図19の受信回路の動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態6による半導体装置において、図1の送信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。 (a)は、図22におけるビット連結回路の構成例を示す回路図であり、(b)は、(a)のビット連結回路の具体的な入出力例を示す図である。 図22の送信回路の動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態6による半導体装置において、図1の受信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。 図25におけるビット分割回路の構成例を示す回路図である。 図25におけるデータ振り分け回路の構成例を示す回路ブロック図である。 図25の受信回路の動作例を示す波形図である。 本発明の実施の形態7による通信システムにおいて、設定周期の決定方法の一例を説明する図である。 本発明の比較例となる緊急通知の送信方式を示す模式図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態の各機能ブロックを構成する回路素子は、特に制限されないが、公知のCMOS(相補型MOSトランジスタ)等の集積回路技術によって、単結晶シリコンのような半導体基板上に形成される。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
《緊急通知の送信方式(比較例)およびその問題点》
まず、実施の形態の方式の説明に先立ち、比較例の方式について説明する。図30は、本発明の比較例となる緊急通知の送信方式を示す模式図である。緊急通知が生じた場合、通常、図30の比較例1に示されるように、送信中の通常フレームFRNの送信完了を待って、緊急通知の情報を含む緊急フレームFREが送信される。しかし、この場合、通常フレームFRNの送信完了待ちに伴い、緊急通知を低遅延で送信することが困難となる。例えば、車載通信システム等では、カメラで撮影した映像を送信中に、制御用機器の故障情報などを表す緊急通知が生じる場合がある。特に、このような安全性に対する要求が高いシステムでは、緊急通知を所定のエラー処理部等へ一刻も早く送信することが求められる。
そこで、図30の比較例2に示されるように、送信中の通常フレームFRNを途中で破棄し、緊急フレームFREを割り込ませて送信したのち、破棄した通常フレームFRNを再送する方式が考えられる。しかし、この場合、通信効率が低下する恐れがある。具体的には、通常フレームFRNの再送に伴い、通常フレームFRNに対する遅延の増加や、帯域オーバヘッドの増加等が生じ得る。また、1つの緊急フレームFREを用いて、少ないデータ量(例えば数バイト程度)の緊急通知を送信する場合、最小フレームサイズ(64バイト)の規定を満たすためのパディングが必要となる。その結果、パディングに伴う帯域オーバヘッドの増加等も生じ得る。
《通信システムの概略》
図1は、本発明の実施の形態1による通信システムにおいて、主要部の構成例を示す概略図である。図1に示す通信システムは、2個の半導体装置(半導体チップ)DEV1,DEV2と、半導体装置DEV1,DEV2にそれぞれ結合されるPHY(PHYsical Layer)回路PHY1,PHY2と、PHY回路PHY1,PHY2間を結合するネットワークNW1とを備える。ネットワークNW1は、イーサネットケーブル等を用いた有線ネットワークや、IEEE 802.11等に基づく無線LANネットワークである。
半導体装置DEV1,DEV2のそれぞれは、CPU(Central Processing Unit)と、メモリMEMと、割り込み制御回路INTCと、通信回路CCと、通信回路CCのバスインタフェースBSIFとを備える。CPU、メモリMEMおよびバスインタフェースBSIFは、バスBSで結合される。
通信回路CCは、イーサネット規格に基づくフレームを生成し、当該フレームを装置外部へ送信する送信回路TXCと、装置外部からのフレームを受信する受信回路RXCとを備える。この例では、通信回路CCは、MAC(Media Access Control)層の処理を行う回路となっており、フレームの送受信を、PHY(Physical)層の処理を行うPHY回路PHY1,PHY2を介して行う。
PHY回路PHY1,PHY2は、例えば、シリアル信号とパラレル信号を変換する回路等を備え、代表的には、IEEE802.3のMII(Media Independent Interface)規格に基づく回路やGMII(Gigabit Media Independent Interface)規格に基づく回路等が知られている。PHY回路PHY1,PHY2は、単体の半導体チップで構成される場合が多いが、場合によっては、通信回路CC内に搭載することも可能である。
CPU(およびメモリMEM)は、通常データNDTの生成元または受信先となり、割り込み制御回路INTCは、緊急通知データEDTの生成元または受信先となる。緊急通知データEDTは、通常データNDTよりも緊急度(または優先度)が高いデータである。この例では、通信回路CCは、通常データNDTをバスインタフェースBSIFを介して送受信し、緊急通知データEDTを直接送受信する。
なお、緊急通知データEDTは、通常、割り込み処理で送受信される場合が多いため、ここでは、割り込み制御回路INTCが生成元または受信先となっている。ただし、緊急通知データEDTの生成元または受信先は適宜変更することが可能であり、また、通常データNDTの生成元または受信先も適宜変更することが可能である。すなわち、少なくとも、通信回路CCが、各種内部回路との間で通常データNDTと緊急通知データEDTとを区別して送受信できる構成であればよい。
図2は、図1の通信システムの概略的な動作例を示すフロー図である。ここでは、半導体装置DEV1がフレームの送信元(すなわち送信装置)であり、半導体装置DEV2が当該フレームの受信先(すなわち受信装置)である場合を想定する。図2では、まず、半導体装置DEV1において、メモリMEM上に通常データNDTが生成される(ステップS101)。通常データNDTは、例えば、CPUによって生成される場合や、一部、DMAC(Direct Memory Access Controler)等を用いて生成される場合等がある。通常データNDTは、例えば、フレームのヘッダ領域およびペイロード領域のデータを含む。
CPUは、通常データNDTの生成を完了すると、バスインタフェースBSIFや通信回路CCの設定レジスタに各種設定を行い、バスインタフェースBSIFに通常データNDTの送信要求SRを発行する(ステップS102)。バスインタフェースBSIFは、この送信要求SRに応じて、設定レジスタの内容に基づきメモリMEMから通常データNDTを取得し、送信回路TXCへ出力する(ステップS103)。
一方、ステップS101〜S103の処理とは独立に、割り込み制御回路INTCは、緊急通知データEDTを生成し、それを送信回路TXCへ出力する(ステップS111,S112)。ここで、送信回路TXCは、ステップS103で入力された通常データNDTを含むフレーム(フレームデータDT)を生成し、その過程で、当該フレーム(フレームデータDT)の中に、ステップS112で入力された緊急通知データEDTを所定のデータ間隔で挿入する(ステップS100)。送信回路TXCは、この緊急通知データEDTが定期的に挿入されたフレームをPHY回路PHY1を介してネットワークNW1へ送信する(ステップS100)。
ネットワークNW1は、当該送信回路TXCからのフレームをPHY回路PHY2を介して半導体装置DEV2へ伝送する(ステップS200)。半導体装置DEV2の受信回路RXCは、当該フレーム(フレームデータDT)を受信し、前述した半導体装置DEV1の送信回路TXCと同じデータ間隔で当該フレームの中から緊急通知データEDTを取り出す(ステップS300)。また、受信回路RXCは、残りのデータを、通常データNDT(すなわちフレームのヘッダ領域およびペイロード領域のデータ)として取り出す(ステップS300)。
バスインタフェースBSIFは、ステップS300で取り出された通常データNDTをメモリMEMに格納し(ステップS301)、その後、CPUに受信通知RNを発行する(ステップS302)。また、ステップS301,S302の処理と並行して、受信回路RXCは、ステップS300で取り出した緊急通知データEDTを、割り込み制御回路INTCへ出力する(ステップS311,S312)。
《送信回路の主要部の詳細》
図3は、図1の半導体装置において、送信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。図4は、図3の送信回路の動作例を示す波形図である。図3に示す送信回路TXCは、データバリッド入力ノードNDi1、通常データ入力ノードNDi2および緊急通知データ入力ノードNDi3と、データバリッド送信ノードNDt1およびフレームデータ送信ノードNDt2と、FIFO(First In First Out)バッファFIFO_A1,FIFO_A2と、フレーム生成回路FRG_Aとを備える。送信回路TXCは、送信クロックサイクルに同期してフレームの送信ならびに送信に伴う各種処理を行う。
データバリッド入力ノードNDi1には、バスインタフェースBSIFからのデータバリッド信号DV_Aiが入力され、通常データ入力ノードNDi2には、バスインタフェースBSIFからの通常データNDT_Aiが入力される。緊急通知データ入力ノードNDi3には、割り込み制御回路INTCからの緊急通知データEDT_Aiが入力される。通常データNDT_Aiおよび緊急通知データEDT_Aiは、共にnビット(例えば4ビットや8ビット等)のビット幅で構成される。
ここで、図4に示されるように、詳細には、通常データ入力ノードNDi2には、所定の有効期間で通常データNDT_Ai(すなわち、ヘッダ領域HDおよびペイロード領域PLDのデータ)が入力され、有効期間を除く期間(図4では空白)ではアイドル状態に対応するデータが入力される。一方、データバリッド入力ノードNDi1には、当該有効期間で‘1’レベルとなり、当該有効期間を除く期間で‘0’レベルとなるデータバリッド信号DV_Aiが入力される。バスインタフェースBSIFは、メモリMEM上の通常データNDT_Aiを送信回路TXCへ出力する際に、併せて、このようなデータバリッド信号DV_Aiの生成および出力も行う。
FIFOバッファFIFO_A2は、フレームのヘッダ領域HDおよびペイロード領域PLDに格納すべき通常データNDT_Aiを保持する。詳細には、FIFOバッファFIFO_A2は、所定の送信クロックサイクル分の容量を備え、通常データ入力ノードNDi2のデータ(有効期間での通常データNDT_Aiを含む)を送信クロックサイクル毎に取り込む。一方、FIFOバッファFIFO_A1は、FIFOバッファFIFO_A2と同じ送信クロックサイクル分の容量を備え、データバリッド入力ノードNDi1のデータバリッド信号DV_Aiを送信クロックサイクル毎に取り込む。
フレーム生成回路FRG_Aは、周期設定レジスタSREG_Aと、データ合成処理回路DSC_Aと、データ選択回路DSEL_Aと、誤り検出符号算出回路CRCGとを備え、フレームのデータを送信クロックサイクル毎に順次定めながらフレームを時系列的に生成する。周期設定レジスタSREG_Aは、例えば図1のCPUによって設定される設定周期Mを保持する。設定周期Mは、図1および図2で述べたように、緊急通知データEDT_Aiを定期的に挿入する際のデータ間隔を定める値である。
データ合成処理回路DSC_Aは、詳細は後述するが、送信クロックサイクルを、設定周期M(サイクル数“M+1”)を周期として巡回的にカウントするデータカウンタを備える。データ合成処理回路DSC_Aは、当該データカウンタのカウント値に基づいて、図4に示されるように、データ選択回路DSEL_Aの選択信号SS_Aをサイクル数“M+1”毎に‘1’レベルに制御する。具体的には、データ合成処理回路DSC_Aは、選択信号SS_Aを、データカウンタのカウント値が所定の値の場合には‘1’レベルに制御し、所定の値を除く値の場合には‘0’レベルに制御する。また、データ合成処理回路DSC_Aは、当該選択信号SS_Aとは相補の関係で、FIFOバッファFIFO_A1,FIFO_A2のリードイネーブル信号REN_Aを制御する。
FIFOバッファFIFO_A1,FIFO_A2は、リードイネーブル信号REN_Aが‘1’レベル(すなわち、選択信号SS_Aが‘0’レベル)の場合に、読み出し動作を行う。当該読み出し動作に伴い、FIFOバッファFIFO_A1は、データバリッド信号DV_A2を出力し、FIFOバッファFIFO_A2は、通常データNDT_A2を出力する。これにより、図4に示されるように、通常データNDT_A2の有効期間およびデータバリッド信号DV_A2の‘1’レベル期間は、通常データNDT_Aiの有効期間およびデータバリッド信号DV_Aiの‘1’レベル期間と比較して、リードイネーブル信号REN_Aの‘0’レベル期間が生じた分だけ伸びる。
データ選択回路DSEL_Aは、選択信号SS_Aが‘0’レベル(リードイネーブル信号REN_Aが‘1’レベル)の場合には、通常データNDT_A2を選択し、選択信号SS_Aが‘1’レベル(リードイネーブル信号REN_Aが‘0’レベル)の場合には、緊急通知データEDT_Aiを選択する。そして、データ選択回路DSEL_Aは、図4に示されるように、当該選択したデータを選択データSDT_Aとして出力する。
すなわち、データカウンタのカウント値が所定の値の場合、データ選択回路DSEL_Aは、FIFOバッファFIFO_A1,FIFO_A2の読み出しが行われない状態で、選択データSDT_Aを緊急通知データEDT_Aiに定める。一方、データカウンタのカウント値が所定の値を除く値の場合、データ選択回路DSEL_Aは、FIFOバッファFIFO_A1,FIFO_A2の読み出しが行われた状態で、選択データSDT_AをFIFOバッファFIFO_A2からの通常データNDT_A2に定める。選択データSDT_Aは、図4に示されるように、最終的に出力するフレームのデータ(DT_Ao)として使用される。
また、データ合成処理回路DSC_Aは、図4に示されるように、選択データSDT_Aの有効期間に対応するデータバリッド信号DV_A3を生成する。誤り検出符号算出回路CRCGは、データ選択回路DSEL_Aから出力された選択データSDT_Aを対象に誤り検出符号(具体的にはCRC(Cyclic Redundancy Check)符号)を算出する。誤り検出符号算出回路CRCGは、図4に示されるように、選択データSDT_Aの最後尾に誤り検出符号領域FCSを付加し、当該領域に算出した値を格納することでフレームデータDT_Aoを生成し、フレームデータ送信ノードNDt2から送信する。また、誤り検出符号算出回路CRCGは、誤り検出符号を付加した分だけデータバリッド信号DV_A3を延長することでデータバリッド信号DV_Aoを生成し、データバリッド送信ノードNDt1から送信する。
ここで、図4において、図1の割り込み制御回路INTCは、例えば、緊急通知データEDT_Aiとして、通常時には緊急通知が無いことを意味する値Aを送信し、緊急通知発生時には値Bを送信する。この緊急通知を表す値Bは、その直後の選択信号SS_Aの‘1’レベル期間に応じてフレームに挿入される。このため、緊急通知を低遅延で送信することが可能になる。言い換えれば、設定周期Mの値に基づいて、緊急通知の遅延時間を保証することができる。例えば、20バイトおきに1バイトの緊急通知を挿入すると、20バイト時間(100Mbpsの通信速度の場合1.6マイクロ秒)以内の遅延で緊急通知の送信を開始できる。
また、図4の例では、フレームのペイロード領域PLDを対象に緊急通知データEDT_Aiを挿入することで、ヘッダ領域HDのデータは通常通りに保たれる。さらに、選択データSDT_Aを対象に誤り検出符号を算出することで、通常データと緊急通知データとが混在したフレーム全体に対して正しい誤り検出符号が定められる。これらの結果、例えば、図1のネットワークNW1上に通常のイーサネットスイッチ等が存在するような場合でも、特に問題は発生せず、イーサネット通信の汎用性を保つことができる。
《データ合成処理回路の詳細》
図5は、図3におけるデータ合成処理回路の構成例を示す回路ブロック図である。図6は、図5のデータ合成処理回路の動作例を示す波形図である。図5に示すデータ合成処理回路DSC_Aは、ヘッダカウンタHCT_Aと、データカウンタDCT_Aと、ステートマシンSM_Aと、データバリッド生成回路DVG_Aと、選択信号生成回路SSG_Aとを備える。
図6に示されるように、ステートマシンSM_Aは、アイドル状態S_IDLE、ヘッダ状態S_HDおよびデータ状態S_DATからなる3個の状態間で状態遷移を行う。ステートマシンSM_Aは、データバリッド信号DV_A2が‘0’レベルから‘1’レベルへ変化した際に、アイドル状態S_IDLEからヘッダ状態S_HDへ遷移する。ヘッダカウンタHCT_Aは、このヘッダ状態S_HDへの遷移に応じてカウント動作を開始し、予め判明しているヘッダ領域HDのデータ長に応じた送信クロックサイクル数“N+1”をカウントする。ステートマシンSM_Aは、ヘッダカウンタHCT_Aのカウント動作が満了した時点でヘッダ状態S_HDからデータ状態S_DATへ遷移する。
データカウンタDCT_Aは、このデータ状態S_DATへの遷移を受けてカウント動作を開始し、前述したように、送信クロックサイクルを、サイクル数“M+1”を周期として巡回的にカウントする。選択信号生成回路SSG_Aは、ステートがデータ状態S_DATであり、かつデータカウンタDCT_Aのカウント値が‘0’値の場合に、リードイネーブル信号REN_Aを‘0’レベルに制御し、それ以外の場合にリードイネーブル信号REN_Aを‘1’レベルに制御する。
また、選択信号生成回路SSG_Aは、リードイネーブル信号REN_Aの反転信号を選択信号SS_Aとして出力する。すなわち、選択信号SS_Aは、データカウンタDCT_Aのカウント値が‘0’値の場合に‘1’レベルに制御され、‘0’値を除く値の場合に‘0’レベルに制御される。なお、データカウンタDCT_Aは、カウント動作を行っていない期間では、リードイネーブル信号REN_Aを‘1’レベル(選択信号SS_Aを‘0’レベル)に定める値(例えば‘M’等)を出力する。
ステートマシンSM_Aは、(条件A)データバリッド信号DV_A2が‘0’レベルであり、かつ(条件B)データカウンタDCT_Aのカウント値が‘0’値を除く値(言い換えれば、リードイネーブル信号REN_Aが‘1’レベル)である場合に、データ状態S_DATからアイドル状態S_IDLEへ遷移する。データカウンタDCT_Aは、このアイドル状態S_IDLEへの遷移に応じて、カウント動作を終了する。
当該(条件B)は、図4および図6に示されるように、ペイロード領域PLDの処理を終えた次の送信クロックサイクルと、緊急通知データEDT_Aiの挿入サイクルとが一致した場合には、当該サイクルに緊急通知データEDT_Aiを挿入するという条件である。これにより、例えば、ペイロード領域PLDの処理を終える直前のタイミングで緊急通知が生じた場合でも、当該緊急通知を現在処理中のフレームに反映させることが可能になる。
データバリッド生成回路DVG_Aは、図6に示されるように、ヘッダ状態S_HDとデータ状態S_DATの期間で、データバリッド信号DV_A3を‘1’レベルに制御する。データバリッド信号DV_A3の‘1’レベル期間は、前述した(条件B)の状況が生じない場合には、データバリッド信号DV_A2の‘1’レベル期間に等しくなるが、前述した(条件B)の状況が生じる場合には、データバリッド信号DV_A2の‘1’レベル期間よりも1サイクル分伸びることになる。
以上のように、図3のFIFOバッファFIFO_A1,FIFO_A2、図5の各カウンタ(HCT_A,DCT_A)およびステートマシンSM_Aを用いて送信回路TXCを構成することで、簡素な構成および動作でフレーム内に緊急通知データを挿入することが可能になる。なお、図6では、データカウンタDCT_Aのカウント値が‘0’値の場合に緊急通知データが挿入されたが、必ずしも‘0’値に限定されない。ただし、緊急通知をできるだけ早期に送信する観点と、設定周期Mの設定範囲を広げる観点からは、‘0’値が望ましい。例えば、カウンタ値を‘7’値とした場合、フレーム内で緊急通知が最初に送信されるタイミングが‘0’値の場合よりも7サイクル遅れ、また、実用上、設定周期Mの最小値が‘7’値以上に限定される。
《受信回路の主要部の詳細》
図7は、図1の半導体装置において、受信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。図8は、図7の受信回路の動作例を示す波形図である。図7に示す受信回路RXCは、データバリッド受信ノードNDr1およびフレームデータ受信ノードNDr2と、通常データ出力ノードNDo1および緊急通知データ出力ノードNDo2とを備える。また、当該受信回路RXCは、誤り検出回路CRCDと、周期設定レジスタSREG_Bと、データ振り分け回路DDC_Bと、ラッチ回路LT_Bと、FIFOバッファFIFO_Bとを備える。受信回路RXCは、受信クロックサイクルに同期してフレームの受信ならびに受信に伴う各種処理を行う。
データバリッド受信ノードNDr1は、ネットワークNW1からのデータバリッド信号DV_Biを受信し、フレームデータ受信ノードNDr2は、ネットワークNW1からのフレームデータDT_Biを受信する。フレームデータDT_Biは、送信回路TXCと同じnビット(例えば4ビットや8ビット等)のビット幅で構成される。データバリッド信号DV_BiおよびフレームデータDT_Biは、図8に示されるように、図6のデータバリッド信号DV_AoおよびフレームデータDT_Aoに等しい。なお、データバリッド信号DV_BiおよびフレームデータDT_Biは、厳密には、図1のPHY回路PHY2から入力され、データバリッド信号DV_Biは、PHY回路PHY2によって生成される。
誤り検出回路CRCDは、フレームデータDT_Biのヘッダ領域HDおよびペイロード領域PLDのデータを対象に誤り検出符号(CRC符号)を算出し、誤り検出符号領域FCSのCRC符号と比較することで誤りを検出する。前述したように、送信回路TXCは、緊急通知データが挿入された状態を対象としたCRC符号を誤り検出符号領域FCSに格納しているため、誤り検出回路CRCDは、フレームデータDT_Biを対象に正常に誤り検出を行うことができる。
周期設定レジスタSREG_Bは、例えば図1のCPUによって設定される設定周期Mを保持する。設定周期Mは、図1および図2で述べたように、緊急通知データを定期的に抽出する際のデータ間隔を定める値である。設定周期Mは、送信回路TXCと受信回路RXCとで同じ値に設定される。ラッチ回路LT_Bは、緊急通知データを保持するための回路であり、FIFOバッファFIFO_Bは、通常データ(すなわちフレームのヘッダ領域HDおよびペイロード領域PLDに格納されたデータ)を保持するためのバッファである。
データ振り分け回路DDC_Bは、詳細は後述するが、送信回路TXCの場合と同様に、受信クロックサイクルを、設定周期M(サイクル数“M+1”)を周期として巡回的にカウントするデータカウンタを備える。データ振り分け回路DDC_Bは、当該データカウンタのカウント値に基づいて、図8に示されるように、ラッチ回路LT_Bのラッチイネーブル信号LEN_Bをサイクル数“M+1”毎に‘1’レベルに制御し、ラッチイネーブル信号LEN_Bとは相補の関係でFIFOバッファFIFO_Bのライトイネーブル信号WEN_Bを制御する。
具体的には、データ振り分け回路DDC_Bは、データカウンタのカウント値が所定の値の場合にはラッチイネーブル信号LEN_Bを‘1’レベルに制御する。これに応じて、ラッチ回路LT_Bは、対応する受信クロックサイクルで受信したフレームデータDT_Biを緊急通知データとしてラッチし(言い換えれば抽出し)、それを、緊急通知データ出力ノードNDo2から緊急通知データEDT_Boとして出力する。
一方、データ振り分け回路DDC_Bは、データカウンタのカウント値が所定の値を除く値の場合にはライトイネーブル信号WEN_Bを‘1’レベルに制御する。これに応じて、FIFOバッファFIFO_Bには、対応する受信クロックサイクルで受信したフレームデータDT_Biが通常データとして書き込まれる。なお、FIFOバッファFIFO_Bは、満タン状態にならないように、受信クロックサイクル毎に適宜読み出し動作を行い、読み出したデータを通常データNDT_Boとして通常データ出力ノードNDo1から出力する。
《データ振り分け回路の詳細》
図9は、図7におけるデータ振り分け回路の構成例を示す回路ブロック図である。図10は、図9のデータ振り分け回路の動作例を示す波形図である。図9に示すデータ振り分け回路DDC_Bは、ヘッダカウンタHCT_Bと、データカウンタDCT_Bと、ステートマシンSM_Bと、イネーブル信号生成回路ENG_Bとを備える。ヘッダカウンタHCT_B、データカウンタDCT_BおよびステートマシンSM_Bの構成および動作は、図5および図6の場合と同様である。
簡単に説明すると、図10に示されるように、ステートマシンSM_Bは、データバリッド信号DV_Biが‘1’レベルとなった際に、アイドル状態S_IDLEからヘッダ状態S_HDへ遷移する。ヘッダカウンタHCT_Bは、当該遷移に応じてカウント動作を開始し、予め判明しているヘッダ領域HDのデータ長に応じた送信クロックサイクル数“N+1”をカウントする。ステートマシンSM_Bは、ヘッダカウンタHCT_Bのカウント動作が満了した時点でデータ状態S_DATへ遷移する。データカウンタDCT_Bは、当該遷移を受けてカウント動作を開始し、受信クロックサイクルを、サイクル数“M+1”を周期として巡回的にカウントする。
イネーブル信号生成回路ENG_Bは、ステートがデータ状態S_DATであり、かつデータカウンタDCT_Bのカウント値が‘0’値の場合に、ラッチイネーブル信号LEN_Bを‘1’レベルに制御し、当該カウント値が‘0’値を除く値の場合にラッチイネーブル信号LEN_Bを‘0’レベルに制御する。また、イネーブル信号生成回路ENG_Bは、ラッチイネーブル信号LEN_Bの反転信号をライトイネーブル信号WEN_Bとして出力する。すなわち、ライトイネーブル信号WEN_Bは、データカウンタDCT_Bのカウント値が‘0’値の場合に‘0’レベルに制御され、‘0’値を除く値の場合に‘1’レベルに制御される。なお、イネーブル信号生成回路ENG_Bは、ステートがアイドル状態S_IDLEの場合には、ライトイネーブル信号WEN_Bを‘0’レベルに制御する。
ステートマシンSM_Bは、(条件C)データバリッド信号DV_Biが‘0’レベルであり、かつ(条件D)データカウンタDCT_Bのカウント値が‘0’値を除く値(言い換えれば、ライトイネーブル信号WEN_Bが‘1’レベル)である場合に、データ状態S_DATからアイドル状態S_IDLEへ遷移する。データカウンタDCT_Bは、このアイドル状態S_IDLEへの遷移に応じて、カウント動作を終了する。当該(条件D)は、前述したステートマシンSM_Aの(条件B)に適合するものである。
以上のように、図9の各カウンタ(HCT_B,DCT_B)およびステートマシンSM_Bを用いて受信回路RXCを構成することで、簡素な構成および動作でフレームの中から緊急通知データが抽出することが可能になる。なお、緊急通知データを抽出するデータカウンタDCT_Bのカウント値は、送信回路TXCの場合と同様に、必ずしも‘0’値に限定されない。ただし、当該カウント値は、送信回路TXCと受信回路RXCで同じ値にする必要はある。
《実施の形態1の主要な効果》
以上、実施の形態1の方式を用いることで、図30の場合のような送信中のフレームの送信完了待ちや再送を伴わずに、緊急通知を低遅延で送信することが可能になる。その結果、特に、車載通信システム等を代表とする安全性に対する要求が高いシステムで、有益な効果が得られる。また、比較例2の場合と比較して、再送やパディングが不要となることから、これらに伴う帯域オーバヘッドを削減できる。さらに、再送が不要となることから、通常データの送信遅延を低減でき、通信システムの高信頼化を図れる場合がある。
なお、緊急通知データは、エラーコードのようなデータに限らず、例えば、定常的に低遅延で送信する必要がある何らかのデータ(例えば異常を検出するセンサの測定値等)であってもよい。また、図1の通信システムは、半導体装置DEV1と半導体装置DEV2とで双方向通信を行える構成となっているが、場合によって片方向通信のみを行える構成であってもよい。
(実施の形態2)
《通信システムの概略(応用例)》
図11は、本発明の実施の形態2による通信システムにおいて、主要部の構成例を示す概略図である。図11に示す通信システムは、図1の通信システムと比較して、図1の半導体装置DEV1が図11の半導体装置DEV1aに置き換わり、さらに、ネットワークNW2と、半導体装置DEV’1,DEV’2およびPHY回路PHY3,PHY4とが追加された構成となっている。半導体装置DEV’1,DEV’2のそれぞれは、既存の半導体装置であり、例えば、フレームの送受信を行う通常の通信回路CC’を備える。半導体装置DEV’1,DEV’2のそれぞれは、割り込み制御回路INTCによって生成された緊急通知データEDTを通常の通信回路CC’を介してネットワークNW2へ送信する。
半導体装置DEV1aは、図1の半導体装置DEV1と比較して、割り込み制御回路INTCが通常の通信回路CC’に置き換わった構成となっている。当該通信回路CC’は、ネットワークNW2を介して半導体装置DEV’1,DEV’2からの緊急通知データEDTを受信し、それを、実施の形態1で述べた通信回路CCへ出力する。当該通信回路CCは、実施の形態1で述べたように、当該入力された緊急通知データEDTをフレームの中に定期的に挿入し、当該フレーム(フレームデータDT)をネットワークNW1へ送信する。
《実施の形態2の主要な効果》
このように、半導体装置DEV1aに半導体装置DEV’1,DEV’2からの緊急通知データEDTを中継させることで、通信システムを構成する全ての半導体装置に実施の形態1の通信回路CCを適用する必要性が無くなる。例えば、末端のネットワーク(ここではネットワークNW2および半導体装置DEV’1,DEV’2)には既存のネットワークをそのまま使用し、上位ネットワーク(この例では、ネットワークNW1および半導体装置DEV1a,DEV2)で、通常フレームと緊急通知フレームが混ざるような箇所に実施の形態1の方式を適用すればよい。これによって、実施の形態1で述べた各種効果に加えて、通信システムのコストの増大を抑制することが可能になる。
(実施の形態3)
《データ合成処理回路の詳細(変形例)》
図12は、本発明の実施の形態3による半導体装置において、図3のデータ合成処理回路の構成例を示す回路ブロック図である。図13は、図12のデータ合成処理回路の動作例を示す波形図である。図12のデータ合成処理回路DSC_Cは、図5のデータ合成処理回路DSC_Aと比較して、ヘッダカウンタHCT_Aが削除され、これに伴い、ステートマシンSM_Cおよびデータバリッド生成回路DVG_Cの動作が異なっている。
図12のデータ合成処理回路DSC_Cは、概略的には、図13に示されるように、図5および図6の場合と異なり、フレームのペイロード領域PLDに加えてヘッダ領域HDにも緊急通知データを挿入する。このような動作を行うため、ステートマシンSM_Cは、データバリッド信号DV_A2が‘0’レベルから‘1’レベルに変化した際に、アイドル状態S_IDLEからヘッダ状態S_HDではなくデータ状態S_DATへ遷移する。データカウンタDCT_Aは、このデータ状態S_DATへの遷移を受けてカウント動作を開始する。
選択信号生成回路SSG_Aは、ステートがデータ状態S_DATであり、かつデータカウンタDCT_Aのカウント値が‘0’値の場合に、リードイネーブル信号REN_Cを‘0’レベルに制御し、それ以外の場合にリードイネーブル信号REN_Cを‘1’レベルに制御する。また、選択信号生成回路SSG_Aは、リードイネーブル信号REN_Cの反転信号を選択信号SS_Cとして出力する。データバリッド生成回路DVG_Cは、図5の場合と異なり、ステートがデータ状態S_DATの期間でデータバリッド信号DV_C3を‘1’レベルに制御する。
《実施の形態3の主要な効果》
このように、ヘッダ領域HDから緊急通知データの挿入を開始することで、実施の形態1で述べた各種効果に加えて、緊急通知をより低遅延で送信することが可能になる。例えば、ヘッダ長が14バイトであれば、遅延時間を14バイト時間短縮することができる。ただし、ヘッダ領域HDに緊急通知データを挿入すると、例えば、汎用のイーサネットスイッチ等ではヘッダ領域HDを正しく認識できなくなるため、この観点では、実施の形態1のように、緊急通知データの挿入対象をペイロード領域PLDとすることが望ましい。
(実施の形態4)
《送信回路の主要部の詳細(応用例)》
図14は、本発明の実施の形態4による半導体装置において、図1の送信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。図15は、図14におけるデータ合成処理回路の構成例を示す回路ブロック図である。図16は、図14におけるデータ分割回路の構成例を示す回路図である。図17は、図14の送信回路の動作例を示す波形図である。図18は、図15のデータ合成処理回路の動作例を示す波形図である。
図14に示す送信回路TXCは、図3の構成例と比較して、緊急通知データ入力ノードNDi3に入力される緊急通知データEDT_Diのビット幅が“2×n”ビットに変更され、これに応じて、フレーム生成回路FRG_Dの構成および動作が異なっている。概略的には、図14に示す送信回路TXCは、図17に示されるように、サイクル数“M+1”毎に、“2×n”ビットの緊急通知データEDT_Diをnビットずつ2サイクルに分けて挿入する。
フレーム生成回路FRG_Dは、図3の構成例と比較して、データ分割回路DDIVが追加され、データ合成処理回路DSC_Dの構成および動作が異なっている。データ分割回路DDIVは、図16に示されるように、選択回路SEL_Dを備える。選択回路SEL_Dは、データカウンタのカウント値CN_Dが‘0’値の場合には、緊急通知データEDT_Diの上位nビットとなる緊急通知データ(上位)EDT_Duを選択し、カウント値CN_Dが‘1’値の場合には、緊急通知データEDT_Diの下位nビットとなる緊急通知データ(下位)EDT_Dlを選択する。選択回路SEL_Dは、当該選択したデータを緊急通知データEDT_Dxとして出力する。なお、カウント値CN_Dが‘0’値または‘1’値を除く値の場合の緊急通知データEDT_Dxは、ドントケア値でよい。
データ合成処理回路DSC_Dは、図15に示されるように、図5のデータ合成処理回路DSC_Aと比較して、次ぎの3点が異なっている。1点目は、データカウンタDCT_Aが、データ分割回路DDIVへカウント値CN_Dを出力する点であり、2点目は、選択信号生成回路SSG_Dの構成および動作が異なる点であり、3点目は、ステートマシンSM_Dの構成および動作が異なる点である。
選択信号生成回路SSG_Dは、図18に示されるように、ステートがデータ状態S_DATであり、かつデータカウンタDCT_Aのカウント値が‘0’値または‘1’値の場合に、リードイネーブル信号REN_Dを‘0’レベルに制御し、それ以外の場合にリードイネーブル信号REN_Dを‘1’レベルに制御する。また、選択信号生成回路SSG_Dは、リードイネーブル信号REN_Dの反転信号を選択信号SS_Dとして出力する。すなわち、選択信号SS_Dは、データカウンタDCT_Aのカウント値が‘0’値または‘1’値の場合に‘1’レベルに制御され、‘0’値および‘1’値を除く値の場合に‘0’レベルに制御される。
ステートマシンSM_Dは、図5のステートマシンSM_Aと比較して、前述したデータ状態S_DATからアイドル状態S_IDLEへ遷移する際の(条件B)が異なっている。具体的には、ステートマシンSM_Dは、(条件B)の代わりに、(条件E)データカウンタDCT_Aのカウント値が‘0’値または‘1’値を除く値(言い換えれば、リードイネーブル信号REN_Dが‘1’レベル)である場合に、アイドル状態S_IDLEへ遷移する、を用いる。その結果、図18に示されるように、データバリッド生成回路DVG_Aからのデータバリッド信号DV_D3は、データバリッド信号DV_A2よりも2サイクル分延びる場合がある。
図14のデータ選択回路DSEL_Aは、選択信号SS_Dが‘0’レベル(リードイネーブル信号REN_Dが‘1’レベル)の場合には、通常データNDT_A2を選択し、選択信号SS_Dが‘1’レベル(リードイネーブル信号REN_Dが‘0’レベル)の場合には、データ分割回路DDIVからの緊急通知データEDT_Dxを選択する。そして、データ選択回路DSEL_Aは、図17に示されるように、当該選択したデータを選択データSDT_Dとして出力する。この際に、データ選択回路DSEL_Aは、選択信号SS_Dの‘1’レベルの期間において、1サイクル目で緊急通知データ(上位)EDT_Duを出力し、2サイクル目で緊急通知データ(下位)EDT_Dlを出力することになる。
以降は、実施の形態1の場合と同様に、誤り検出符号算出回路CRCGを介して、nビットのフレームデータDT_Doがフレームデータ送信ノードNDt2から送信され、バリッドデータ信号DV_Doがデータバリッド送信ノードNDt1から送信される。なお、詳細な説明は省略するが、受信回路RXCに対しても、当該送信回路TXCの場合と同様の変更を加えることで、2サイクルに分割された緊急通知データを受信することが可能になる。また、ここでは2サイクルを例としたが、同様にして3サイクル以上に分割することも可能である。
《実施の形態4の主要な効果》
以上、実施の形態4の方式を用いることで、実施の形態1で述べた各種効果に加えて、通常データのビット幅よりも緊急通知データのビット幅の方が大きい場合でも対応することが可能になる。すなわち、通常データのビット幅に制約されずに、ある程度大きいデータサイズの緊急通知データを送信することも可能になり、ユーザの利便性の向上等が図れる。
(実施の形態5)
《前提となる問題点》
前述した実施の形態1の方式では、フレームの長さと設定周期Mとの組合せによっては、受信回路RXCで、緊急通知データの受信サイクルとCRC符号の受信サイクルとが重複する場合があり、この場合、CRC符号を緊急通知データと誤認する恐れがある。具体的には、例えば、図8において、受信回路RXCは、単にラッチイネーブル信号LEN_Bが‘1’レベルのサイクルで受信したフレームデータDT_Biを緊急通知データEDT_Boと認識している。したがって、例えば、誤り検出符号領域FCSの期間(4バイト分)でラッチイネーブル信号LEN_Bが‘1’レベルとなるような状況が生じた場合には、受信回路RXCは、当該サイクルで受信したデータがCRC符号であることを知る術が無い。
一方、例えば、フレームの長さと設定周期Mとの組合せに制約を加え、緊急通知データの受信サイクルとCRC符号の受信サイクルとが重複しないようにすることも可能である。ただし、このような制約は、ユーザの利便性の低下を招く。そこで、以下のような方式を用いることが有益となる。
《受信回路の主要部の詳細(応用例)》
図19は、本発明の実施の形態5による半導体装置において、図1の受信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。図20は、図19におけるデータ振り分け回路の構成例を示す回路ブロック図である。図21は、図19の受信回路の動作例を示す波形図である。図19に示す受信回路RXCは、図7の構成例と比較して、遅延回路DLY1,DLY2およびマスク信号生成回路MSKGが追加され、データ振り分け回路DDC_Eの構成および動作が異なっている。
マスク信号生成回路MSKGは、図21に示されるように、データバリッド受信ノードNDr1で受信したデータバリッド信号DV_Biが‘1’レベルから‘0’レベルへ遷移した時点からKサイクル分のマスク信号MSKを出力する。Kサイクルは、フレームのCRC符号のデータ長に応じたクロックサイクル数であり、例えば、フレームデータDT_Biのビット幅nが1バイトの場合、4サイクルである。
遅延回路DLY1は、図21に示されるように、データバリッド受信ノードNDr1で受信したデータバリッド信号DV_BiをKサイクル分(例えば4サイクル分)遅延させ、遅延後データバリッド信号DV_Eを出力する。同様に、遅延回路DLY2は、フレームデータ受信ノードNDr2で受信したフレーム(フレームデータDT_Bi)を、Kサイクル分(例えば4サイクル分)遅延させ、遅延後フレーム(フレームデータDT_E)を出力する。
その結果、図21に示されるように、フレームデータDT_Eが誤り検出符号領域FCSのデータとなる期間で、当該期間に一致する‘1’レベルのマスク信号MSKを出力することができる。そこで、データ振り分け回路DDC_Eは、データカウンタDCT_Bのカウント値が所定の値(例えば‘0’値)の場合で、マスク信号MSKが出力されていない場合には、ラッチイネーブル信号LEN_Eを‘1’レベルに制御することで、フレームデータDT_Eを緊急通知データEDT_Eoとして抽出する。
一方、データ振り分け回路DDC_Eは、データカウンタDCT_Bのカウント値が所定の値(例えば‘0’値)の場合で、マスク信号MSKが出力されている場合には、ラッチイネーブル信号LEN_Eの‘1’レベルをマスクすることで、フレームデータDT_Eからの緊急通知データの抽出を行わない。その代わりに、データ振り分け回路DDC_Eは、ライトイネーブル信号WEN_Eの‘0’レベルをマスクすることで、フレームデータDT_EをFIFOバッファFIFO_Bに書き込む。
このような動作を行うため、データ振り分け回路DDC_Eは、例えば、図20に示されるような構成を備える。図20のデータ振り分け回路DDC_Eは、図9のデータ振り分け回路DDC_Bと比較して、ステートマシンSM_Bの入力が遅延後データバリッド信号DV_Eに変更されており、さらに、オア演算回路OR1およびアンド演算回路AD1が追加されている。アンド演算回路AD1は、イネーブル信号生成回路ENG_Bからのラッチイネーブル信号LEN_Bとマスク信号MSKの反転信号とのアンド演算を行うことでラッチイネーブル信号LEN_Eを出力する。オア演算回路OR1は、イネーブル信号生成回路ENG_BからのライトイネーブルWEN_Bとマスク信号MSKとのオア演算を行うことで、ライトイネーブル信号WEN_Eを出力する。
《実施の形態5の主要な効果》
以上、実施の形態5の方式を用いることで、実施の形態1で述べた各種効果に加えて、受信回路RXCで、CRC符号を緊急通知データと誤認することを防止することが可能になる。また、この際には、フレームの長さと設定周期Mとの組合せに制約を加える必要が無いため、ユーザの利便性の向上等が図れる。
(実施の形態6)
《送信回路の主要部の詳細(応用例)》
図22は、本発明の実施の形態6による半導体装置において、図1の送信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。図23(a)は、図22におけるビット連結回路の構成例を示す回路図であり、図23(b)は、図23(a)のビット連結回路の具体的な入出力例を示す図である。図24は、図22の送信回路の動作例を示す波形図である。実施の形態6の方式は、実施の形態5で述べた誤認の問題を、実施の形態5とは異なる方式で解決するものである。
概略的には、図24に示されるように、送信回路TXCは、フレーム毎に、緊急通知データEDT_Fxの挿入を終了するサイクルで、緊急通知データEDT_Fxにおけるnビット中の1ビットに所定の論理レベル(ここでは‘1’レベル)の最終データフラグFLGを格納する。これに応じて、受信回路RXCは、後述するように、フレーム毎に、当該所定の論理レベルの最終データフラグFLGを検出した後は緊急通知データの抽出を行わない。
図22に示す送信回路TXCは、図3の構成例と比較して、緊急通知データ入力ノードNDi3に入力される緊急通知データEDT_Fiのビット幅が“n−1”ビットに変更され、これに応じて、フレーム生成回路FRG_Fの構成および動作が異なっている。さらに、図22に示す送信回路TXCは、図3の構成例と比較して、バスインタフェースBSIFからフレーム長FLNGが入力される構成となっている。
フレーム生成回路FRG_Fは、図3のフレーム生成回路FRG_Aと比較して、ビット連結回路BLNが追加され、データ合成処理回路DSC_Fの構成および動作が異なっている。ビット連結回路BLNは、図23(a)に示されるように、“n−1”ビットの緊急通知データEDT_Fiと、データ合成処理回路DSC_Fからの1ビットの最終データフラグFLGとを連結して、nビットの緊急通知データEDT_Fxを出力する回路である。
データ合成処理回路DSC_Fは、図示は省略するが、図5のデータ合成処理回路DSC_Aと同様の構成を備え、加えて、入力されたフレーム長FLNGと設定周期Mとに基づいて、最終データフラグFLGを出力する回路を備える。すなわち、データ合成処理回路DSC_Fは、予めフレーム長FLNGと設定周期M(サイクル数“M+1”)とが判っていれば、緊急通知データの挿入を終了する最終サイクルのタイミングを計算することができ、このタイミングで‘1’レベルの最終データフラグFLGを出力する。
図22のデータ選択回路DSEL_Aは、選択信号SS_Aが‘0’レベル(リードイネーブル信号REN_Aが‘1’レベル)の場合には、通常データNDT_A2を選択し、選択信号SS_Aが‘1’レベル(リードイネーブル信号REN_Aが‘0’レベル)の場合には、ビット連結回路BLNからの緊急通知データEDT_Fxを選択する。そして、データ選択回路DSEL_Aは、図24に示されるように、当該選択したデータを選択データSDT_Fとして出力する。
ここで、図24において、選択信号SS_Aが‘1’レベルの期間で出力されている選択データSDT_F(すなわち緊急通知データEDT_Fx)の各値C2,D2,D3は、n=8とした場合、図23(b)に示される値となる。例えば、値D2に関し、0ビット目〜6ビット目は、緊急通知データEDT_Fiとなる値D1であり、7ビット目は‘0’レベルの最終データフラグFLGである。一方、値D3に関し、0ビット目〜6ビット目は同じく値D1であるが、7ビット目は‘1’レベルの最終データフラグFLGである。
《受信回路の主要部の詳細(応用例)》
図25は、本発明の実施の形態6による半導体装置において、図1の受信回路の主要部の構成例を示す回路ブロック図である。図26は、図25におけるビット分割回路の構成例を示す回路図である。図27は、図25におけるデータ振り分け回路の構成例を示す回路ブロック図である。図28は、図25の受信回路の動作例を示す波形図である。図25に示す受信回路RXCは、図7の構成例と比較して、ビット分割回路BDIVが追加され、データ振り分け回路DDC_Gの構成および動作が異なっている。
図25の受信回路RXCのデータバリッド受信ノードNDr1には、データバリッド信号DV_Giが入力され、フレームデータ受信ノードNDr2には、フレームデータDT_Giが入力される。データバリッド信号DV_GiおよびフレームデータDT_Giは、図28に示されるように、図22の送信回路TXCから送信されたデータバリッド信号DV_FoおよびフレームデータDT_Fo(図24参照)に等しい。
ビット分割回路BDIVには、図25および図26に示されるように、ラッチ回路LT_Bからのnビットの緊急通知データEDT_Gxが入力される。ビット分割回路BDIVは、緊急通知データEDT_Gxの0ビット目〜“n−1”ビット目を緊急通知データEDT_Goとして緊急通知データ出力ノードNDo2から出力し、nビット目を最終データフラグFLGとしてデータ振り分け回路DDC_Gへ出力する。
データ振り分け回路DDC_Gは、図27に示されるように、図20のデータ振り分け回路DDC_Eと比較して、マスク信号MSKが最終データフラグFLGに置き換わっている。図25のラッチ回路LT_Bは、当該データ振り分け回路DDC_Gからのラッチイネーブル信号LEN_Gに応じて、フレームデータDT_Giの中から定期的に緊急通知データEDT_Gxを抽出する。図28に示されるように、この抽出された緊急通知データEDT_Gxが‘1’レベルの最終データフラグFLGを含む値D3の場合、ビット分割回路BDIVは、データ振り分け回路DDC_Gへ当該‘1’レベルの最終データフラグFLGを出力する。
データ振り分け回路DDC_Gは、図21のマスク信号MSKの代わりに最終データフラグFLGを用いて、図21の場合と同様にイネーブル信号生成回路ENG_Bからのライトイネーブル信号WEN_Bおよびラッチイネーブル信号LEN_Bに対してオア演算およびアンド演算を行う。その結果、データ振り分け回路DDC_Gは、‘1’レベルの最終データフラグFLGを検出した後は、図28に示されるように、FIFOバッファFIFO_Bのライトイネーブル信号WEN_Gの‘0’レベルおよびラッチ回路LT_Bのラッチイネーブル信号LEN_Gの‘1’レベルをマスクする。これにより、‘1’レベルの最終データフラグFLGが検出された後は、緊急通知データの抽出は行われない。
《実施の形態6の主要な効果》
以上、実施の形態6の方式を用いることで、前述した実施の形態5の方式と同様の効果が得られる。さらに、実施の形態5の方式と比較して、受信回路RXC内に遅延回路DLY1,DLY2を設ける必要がないため、緊急通知データをより低遅延で受信回路RXC内の割り込み制御回路INTC等へ送信することが可能になる。
(実施の形態7)
《通信システムの運用方法》
ここでは、実施の形態1,2,4〜6で述べた設定周期Mの決定方法について説明する。設定周期Mは、任意の値に定めることが可能であり、原理的には、小さい値に設定するほど緊急通知データを低遅延で送信することが可能になる。ただし、実際には、過剰に小さい値を設定しても、遅延が改善しないことがある。図29は、本発明の実施の形態7による通信システムにおいて、設定周期の決定方法の一例を説明する図である。
図29には、フレームFRが連続して送信されている状況が示される。フレームFR内の“X”は緊急通知データの値を表す。図29に示されるように、実際には、フレーム内の他に、フレーム間の緊急通知間隔T1が存在し、緊急通知の遅延時間のワースト値は、このフレーム間の緊急通知間隔T1に制約される。緊急通知間隔T1は、誤り検出領域FCSのCRC長(例えば4バイト)と、規格等で定められるフレームFRの間隔と、ヘッダ領域HDのヘッダ長(プリアンブル領域を含む)(例えば22バイト等)との合計値である。
このように、ワースト値が緊急通知間隔T1に制約されることから、設定周期Mは、サイクル数“M+1”に対応するデータ間隔が緊急通知間隔T1以上となる値に設定すればよく、より望ましくは、当該データ間隔が緊急通知間隔T1と同等となる値に設定すればよい。これにより、緊急通知の遅延時間のワースト値を設定周期Mによって定めることができ、設定周期Mを過剰に小さい値に設定することによる帯域オーバヘッドの増大等を抑制することが可能になる。また、設定周期Mに基づくデータ間隔を緊急通知間隔T1と同等の値に設定することで、緊急通知の遅延時間のワースト値を、実使用上の最小値に定めることが可能になる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、前述した実施の形態は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
BDIV ビット分割回路
BLN ビット連結回路
CC 通信回路
CRCD 誤り検出回路
CRCG 誤り検出符号算出回路
DCT データカウンタ
DDC データ振り分け回路
DDIV データ分割回路
DEV 半導体装置
DLY 遅延回路
DSC データ合成処理回路
DSEL データ選択回路
DT フレームデータ
DV データバリッド信号
DVG データバリッド生成回路
EDT 緊急通知データ
ENG イネーブル信号生成回路
FCS 誤り検出符号領域
FIFO FIFOバッファ
FLG 最終データフラグ
FR フレーム
FRG フレーム生成回路
HCT ヘッダカウンタ
HD ヘッダ領域
LEN ラッチイネーブル信号
LT ラッチ回路
M 設定周期
MSK マスク信号
MSKG マスク信号生成回路
ND ノード
NDT 通常データ
NW ネットワーク
PLD ペイロード領域
REN リードイネーブル信号
RXC 受信回路
S_DAT データ状態
S_HD ヘッダ状態
S_IDLE アイドル状態
SM ステートマシン
SS 選択信号
SSG 選択信号生成回路
TXC 送信回路
WEN ライトイネーブル信号

Claims (20)

  1. イーサネット規格に基づくフレームを生成し、前記フレームを装置外部へ送信する送信装置と、前記送信装置から送信された前記フレームを受信する受信装置とを有する通信システムであって、
    前記送信装置は、前記フレームの中に所定のデータ間隔で第1のデータを挿入し、
    前記受信装置は、前記受信した前記フレームの中から前記送信装置と同じデータ間隔で前記第1のデータを取り出し、残りのデータを、前記フレームのヘッダ領域およびペイロード領域のデータとして取り出す、
    通信システム。
  2. 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記送信装置は、前記フレームの前記ペイロード領域を対象に前記所定のデータ間隔で前記第1のデータを挿入し、
    前記受信装置は、前記受信した前記フレームの前記ペイロード領域の中から前記送信装置と同じデータ間隔で前記第1のデータを取り出す、
    通信システム。
  3. 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記送信装置は、前記第1のデータが挿入された前記フレームのデータを対象に誤り検出符号を算出し、当該算出した値を前記フレームの誤り検出符号領域に格納する、
    通信システム。
  4. 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記所定のデータ間隔は、前記フレームの誤り検出符号のデータ長と、前記ヘッダ領域のデータ長と、隣接する前記フレームの間隔との合計値以上の値に設定される、
    通信システム。
  5. 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記送信装置は、送信クロックサイクルに同期して前記フレームを送信し、
    前記受信装置は、受信クロックサイクルに同期して前記フレームを受信し、
    前記送信装置は、
    前記フレームの前記ヘッダ領域および前記ペイロード領域に格納すべきデータとなる第2のデータを保持する第1のバッファと、
    前記フレームのデータを前記送信クロックサイクル毎に順次定めながら前記フレームを時系列的に生成するフレーム生成回路と、
    を備え、
    前記フレーム生成回路は、
    前記送信クロックサイクルを、予め設定されたサイクル数を周期として巡回的にカウントする第1のデータカウンタと、
    前記第1のデータカウンタのカウント値が第1の値を除く値の場合に、前記フレームのデータを前記第1のバッファから読み出した前記第2のデータに定め、前記第1のデータカウンタのカウント値が前記第1の値の場合に、前記フレームのデータを前記第1のデータに定めるデータ選択回路と、
    を有し、
    前記受信装置は、
    前記第2のデータを保持するための第2のバッファと、
    前記受信クロックサイクルを、前記第1のデータカウンタと同じサイクル数を周期として巡回的にカウントする第2のデータカウンタと、
    前記第2のデータカウンタのカウント値が前記第1の値を除く値の場合に、対応する前記受信クロックサイクルで受信した前記フレームのデータを前記第2のデータとして前記第2のバッファに書き込み、前記第2のデータカウンタのカウント値が前記第1の値の場合に、対応する前記受信クロックサイクルで受信した前記フレームのデータを前記第1のデータとして抽出するデータ振り分け回路と、
    を有する、
    通信システム。
  6. 請求項5記載の通信システムにおいて、
    前記第1のデータは、前記第2のデータよりも緊急度が高いデータである、
    通信システム。
  7. 請求項5記載の通信システムにおいて、
    前記送信装置の前記フレーム生成回路は、さらに、前記データ選択回路から出力されたデータを対象に誤り検出符号を算出し、当該算出した値を前記フレームの誤り検出符号領域に格納する、
    通信システム。
  8. 請求項5記載の通信システムにおいて、
    前記送信装置の前記データ選択回路で選択される前記第1のデータと前記第2のデータは、共に、同じビット幅の複数ビットで構成され、
    前記送信装置の前記フレーム生成回路は、前記フレーム毎に、前記第1のデータの挿入を終了するサイクルで、前記第1のデータにおける前記複数ビットの中の1ビットに所定の論理レベルの最終データフラグを格納し、
    前記受信装置は、前記フレーム毎に、前記所定の論理レベルの前記最終データフラグを検出した後は前記第1のデータの抽出を行わない、
    通信システム。
  9. イーサネット規格に基づくフレームを生成し、前記フレームを装置外部へ送信する送信回路を有する半導体装置であって、
    前記送信回路は、
    前記フレームのヘッダ領域およびペイロード領域に格納すべき第2のデータを保持するバッファと、
    前記フレームのデータをクロックサイクル毎に順次定めながら前記フレームを時系列的に生成するフレーム生成回路と、
    を備え、
    前記フレーム生成回路は、
    前記クロックサイクルを、予め設定されたサイクル数を周期として巡回的にカウントするデータカウンタと、
    前記データカウンタのカウント値が第1の値を除く値の場合に、前記フレームのデータを前記バッファから読み出した前記第2のデータに定め、前記データカウンタのカウント値が前記第1の値の場合に、前記フレームのデータを前記第2のデータとは異なる第1のデータに定めるデータ選択回路と、
    を有する、
    半導体装置。
  10. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記第1のデータは、前記第2のデータよりも緊急度が高いデータである、
    半導体装置。
  11. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記フレーム生成回路は、さらに、前記データ選択回路から出力されたデータを対象に誤り検出符号を算出し、当該算出した値を前記フレームの誤り検出符号領域に格納する誤り検出符号算出回路を有する、
    半導体装置。
  12. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記データカウンタは、前記バッファから読み出される前記第2のデータが前記ヘッダ領域のデータから前記ペイロード領域のデータに変わる時点からカウント動作を開始する、
    半導体装置。
  13. 請求項12記載の半導体装置において、
    前記送信回路は、さらに、データ入力ノードと、データバリッド入力ノードとを備え、
    前記データ入力ノードには、所定の期間で前記第2のデータが入力され、前記所定の期間を除く期間でアイドル状態に対応するデータが入力され、
    前記データバリッド入力ノードには、前記所定の期間で第1の論理レベルとなり前記所定の期間を除く期間で第2の論理レベルとなるデータバリッド信号が入力され、
    前記バッファは、
    所定の前記クロックサイクル分の容量を備え、前記データバリッド入力ノードの前記データバリッド信号を前記クロックサイクル毎に取り込む第1のFIFO(First In First Out)バッファと、
    前記第1のFIFOバッファと同じ前記クロックサイクル分の容量を備え、前記データ入力ノードのデータを前記クロックサイクル毎に取り込む第2のFIFOバッファと、
    を有し、
    前記フレーム生成回路は、さらに、前記第1のFIFOバッファから読み出した前記データバリッド信号が前記第2の論理レベルから前記第1の論理レベルに変わった時点からカウント動作を開始し、前記ヘッダ領域のデータ長に応じた前記クロックサイクル数をカウントするヘッダカウンタを有し、
    前記データカウンタは、前記ヘッダカウンタがカウント動作を満了した時点からカウント動作を開始する、
    半導体装置。
  14. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記第1の値は、連続する複数のカウント値である、
    半導体装置。
  15. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記データ選択回路で選択される前記第1のデータと前記第2のデータは、共に、同じビット幅の複数ビットで構成され、
    前記フレーム生成回路は、前記フレーム毎に、前記第1のデータの挿入を終了するサイクルで、前記第1のデータにおける前記複数ビットの中の1ビットに所定の論理レベルの最終データフラグを格納する、
    半導体装置。
  16. イーサネット規格に基づくフレームを、クロックサイクル毎に時系列に受信する受信回路を有する半導体装置であって、
    前記受信回路は、
    前記フレームのヘッダ領域およびペイロード領域に格納された第2のデータを保持するためのバッファと、
    前記クロックサイクルを、予め設定されたサイクル数を周期として巡回的にカウントするデータカウンタと、
    前記データカウンタのカウント値が第1の値を除く値の場合に、対応する前記クロックサイクルで受信した前記フレームのデータを前記第2のデータとして前記バッファに書き込み、前記データカウンタのカウント値が前記第1の値の場合に、対応する前記クロックサイクルで受信した前記フレームのデータを前記第2のデータとは異なる第1のデータとして抽出するデータ振り分け回路と、
    を有する、
    半導体装置。
  17. 請求項16記載の半導体装置において、
    前記第1のデータは、前記第2のデータよりも緊急度が高いデータである、
    半導体装置。
  18. 請求項16記載の半導体装置において、
    前記データカウンタは、前記データ振り分け回路によって振り分けられる前記第2のデータが前記ヘッダ領域のデータから前記ペイロード領域のデータに変わる時点からカウント動作を開始する、
    半導体装置。
  19. 請求項18記載の半導体装置において、
    前記受信回路は、さらに、フレームデータ受信ノードと、データバリッド受信ノードと、ヘッダカウンタとを備え、
    前記フレームデータ受信ノードは、所定の期間で前記フレームを受信し、前記所定の期間を除く期間でアイドル状態に対応するデータを受信し、
    前記データバリッド受信ノードは、前記所定の期間で第1の論理レベルとなり前記所定の期間を除く期間で第2の論理レベルとなるデータバリッド信号を受信し、
    前記ヘッダカウンタは、前記データバリッド信号が前記第2の論理レベルから前記第1の論理レベルに変わった時点からカウント動作を開始し、前記ヘッダ領域のデータ長に応じた前記クロックサイクル数をカウントし、
    前記データカウンタは、前記ヘッダカウンタがカウント動作を満了した時点からカウント動作を開始する、
    半導体装置。
  20. 請求項19記載の半導体装置において、
    前記受信回路は、さらに、
    前記データバリッド受信ノードで受信した前記データバリッド信号を、前記フレームの誤り検出符号のデータ長に応じた前記クロックサイクル数となるKサイクル分遅延させ、遅延後データバリッド信号を出力する第1の遅延回路と、
    前記フレームデータ受信ノードで受信した前記フレームを、前記Kサイクル分遅延させ、遅延後フレームを出力する第2の遅延回路と、
    前記データバリッド受信ノードで受信した前記データバリッド信号が前記第1の論理レベルから前記第2の論理レベルに遷移した時点から前記Kサイクル分のマスク信号を出力するマスク信号生成回路と、
    を有し、
    前記データ振り分け回路は、前記データカウンタのカウント値が前記第1の値の場合で、前記マスク信号が出力されていない場合には、前記遅延後フレームのデータを前記第1のデータとして抽出し、前記マスク信号が出力されている場合には、前記第1のデータの抽出を行わない、
    半導体装置。
JP2017042412A 2017-03-07 2017-03-07 通信システムおよび半導体装置 Pending JP2018148438A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017042412A JP2018148438A (ja) 2017-03-07 2017-03-07 通信システムおよび半導体装置
US15/851,144 US10575161B2 (en) 2017-03-07 2017-12-21 Communication system and semiconductor device
CN201810180487.4A CN108599908B (zh) 2017-03-07 2018-03-05 通信系统和半导体设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017042412A JP2018148438A (ja) 2017-03-07 2017-03-07 通信システムおよび半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018148438A true JP2018148438A (ja) 2018-09-20

Family

ID=63445695

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017042412A Pending JP2018148438A (ja) 2017-03-07 2017-03-07 通信システムおよび半導体装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10575161B2 (ja)
JP (1) JP2018148438A (ja)
CN (1) CN108599908B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3678336A2 (en) 2018-12-27 2020-07-08 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device, communication systems and method for controlling the communication system
EP3809639A1 (en) 2019-10-15 2021-04-21 Renesas Electronics Corporation Network processing device and networks processing method of communication frames
WO2021084845A1 (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載通信装置及び車両用通信方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6157955A (en) * 1998-06-15 2000-12-05 Intel Corporation Packet processing system including a policy engine having a classification unit
JP2006067038A (ja) 2004-08-25 2006-03-09 Nec Commun Syst Ltd 通信ネットワーク、送信制御装置及びそれらに用いる緊急フレーム処理方法並びにそのプログラム
US8054819B2 (en) * 2007-12-06 2011-11-08 Harris Corporation System and method for setting a data rate in TDMA communications
CN101640790B (zh) * 2008-07-30 2011-08-10 奇景光电股份有限公司 帧标头辨识方法以及系统
US8311092B2 (en) * 2009-02-06 2012-11-13 Broadcom Corporation Network packet aware data encoding
US8750319B2 (en) * 2010-11-03 2014-06-10 Broadcom Corporation Data bridge
CN105659613B (zh) * 2014-08-12 2019-01-25 Lg 电子株式会社 广播信号发送方法、广播信号接收方法、广播信号发送设备、以及广播信号接收设备
EP3363165B1 (de) * 2015-10-16 2020-09-30 TTTech Industrial Automation AG Verfahren und computersystem zur schnellen übertragung von zeitgesteuerten echtzeitnachrichten

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3678336A2 (en) 2018-12-27 2020-07-08 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device, communication systems and method for controlling the communication system
US11115235B2 (en) 2018-12-27 2021-09-07 Renesas Electronics Corporation Semiconductor device, communication systems and method for controlling the communication system
EP3809639A1 (en) 2019-10-15 2021-04-21 Renesas Electronics Corporation Network processing device and networks processing method of communication frames
KR20210044704A (ko) 2019-10-15 2021-04-23 르네사스 일렉트로닉스 가부시키가이샤 네트워크 처리 장치, 및, 네트워크 통신 프레임의 처리 방법
US11516044B2 (en) 2019-10-15 2022-11-29 Renesas Electronics Corporation Network processing device and networks processing method of communication frames
WO2021084845A1 (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 株式会社オートネットワーク技術研究所 車載通信装置及び車両用通信方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20180262896A1 (en) 2018-09-13
CN108599908B (zh) 2022-06-21
CN108599908A (zh) 2018-09-28
US10575161B2 (en) 2020-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Di Natale et al. Understanding and using the controller area network communication protocol: theory and practice
US4780814A (en) Global serial channel for microcontroller
US12058054B2 (en) Packet transmission method and apparatus, and system
JP6469365B2 (ja) 汎用インタフェースを提供する方法、及び、汎用インタフェースを有するマイクロコントローラ
US6810520B2 (en) Programmable multi-standard MAC architecture
US7730230B1 (en) Floating frame timing circuits for network devices
US11356388B2 (en) Real-time multi-protocol heterogeneous packet-based transport
JP4571671B2 (ja) 通信モジュールのメッセージメモリのデータへアクセスする方法および装置
JP2018148438A (ja) 通信システムおよび半導体装置
JP2008508826A (ja) FlexRay通信モジュール
KR20010050628A (ko) 동기 패킷 전송 방법, 동전송을 실현하는 제어 프로그램을기록한 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체, 브릿지 및 패킷전송 제어 대규모 집적 회로
JP2020507245A (ja) 通信信号フレームを送信する方法、エンティティ及びプログラム
KR100977897B1 (ko) 메시지 메모리 내에서 메시지를 저장하기 위한 방법 및상응하는 메시지 메모리
JP7191253B2 (ja) パケット交換ネットワークにおいて通信エンティティのコンピューター手段によって実施される方法、並びにそのコンピュータープログラム及びコンピューター可読非一時的記録媒体、並びにパケット交換ネットワークの通信エンティティ
CN103577378B (zh) 一种全双工异步串行通信方法
JP2013034133A (ja) 送信装置、送受信システムおよび制御方法
CN108429707B (zh) 一种适应不同传输速率的时间触发业务转发器及方法
WO2022110387A1 (zh) 路由装置及片上网络的路由设备
US6622183B1 (en) Data transmission buffer having frame counter feedback for re-transmitting aborted data frames
US8989203B2 (en) Electronic device, communication control method, and recording medium
US8174969B1 (en) Congestion management for a packet switch
Carvajal et al. Atacama: An open FPGA-based platform for mixed-criticality communication in multi-segmented Ethernet networks
WO2006134537A1 (en) Methods and receives of data transmission using clock domains
JP3832733B2 (ja) ポーリング装置および通信装置
Afsin et al. C 3: configurable can fd controller: architecture, design and hardware implementation