JP2018148330A - 決定装置、決定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】グループ通話の受信端末における音声信号の再生に関する処理を適切に決定する技術を提供する。
【解決手段】入力部70は、所定のグループへの音声信号の送信要求を受けつける。決定部74は、入力部70において送信要求を入力すると、所定のグループに属する複数の端末装置から、送信要求を出力した端末装置を除いた受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置との間の距離をもとに、受信対象の端末装置における音声信号の再生に関する処理を決定する。出力部76は、決定部74において決定した内容を出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、通信技術に関し、特に音声信号の再生に関する処理を決定する決定装置、決定方法に関する。
グループでの秘話通信を実現するために、公開鍵と暗号鍵を用いた暗号化通信が実行されるとともに、当該暗号化通信に対してその鍵管理のためにデータベースや制御局が使用される。このような鍵管理によって安全性が確保される(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−336745号公報
グループ通話では、受信対象の端末装置のスピーカから音声が出力されるので、通話の際にグループ外のユーザに漏れ聞こえてしまうおそれがある。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、グループ通話の受信端末における音声信号の再生に関する処理を適切に決定する技術を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の決定装置は、所定のグループへの音声信号の送信要求を受けつける入力部と、所定のグループに属する複数の端末装置から、送信要求を出力した端末装置を除いた受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置との間の距離をもとに、受信対象の端末装置における音声信号の再生に関する処理を決定する決定部と、を備える。
本発明の別の態様もまた、決定装置である。この装置は、所定のグループへの音声信号の送信要求を受けつける入力部と、所定のグループに属する複数の端末装置から、送信要求を出力した端末装置を除いた受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置を使用するユーザとの間の距離をもとに、受信対象の端末装置における音声信号の再生に関する処理を決定する決定部と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、決定方法である。この方法は、所定のグループへの音声信号の送信要求を受けつけるステップと、所定のグループに属する複数の端末装置から、送信要求を出力した端末装置を除いた受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置との間の距離をもとに、受信対象の端末装置における音声信号の再生に関する処理を決定するステップと、を備える。
本発明のさらに別の態様もまた、決定方法である。この方法は、所定のグループへの音声信号の送信要求を受けつけるステップと、所定のグループに属する複数の端末装置から、送信要求を出力した端末装置を除いた受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置を使用するユーザとの間の距離をもとに、受信対象の端末装置における音声信号の再生に関する処理を決定するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、グループ通話の受信端末における音声信号の再生に関する処理を適切に決定できる。
実施例1に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の端末装置の構成を示す図である。 図2の端末装置において生成される位置通知のデータ構造を示す図である。 図1の通話制御装置の構成を示す図である。 図4の記憶部に記憶されるデータベースのデータ構造を示す図である。 図4の記憶部に記憶される別のデータベースのデータ構造を示す図である。 図1に続く処理に関する通信システムの構成を示す図である。 図2の端末装置において生成されるグループ通話送信要求のデータ構造を示す図である。 図4の通話制御装置において生成される送信先特定通話のデータ構造を示す図である。 図7に続く処理に関する通信システムの構成を示す図である。 実施例1に係る通信システムによる通信手順を示すシーケンス図である。 変形例1に係る記憶部に記憶されるデータベースのデータ構造を示す図である。 変形例2に係る記憶部に記憶されるデータベースのデータ構造を示す図である。 変形例3に係る記憶部に記憶されるデータベースのデータ構造を示す図である。 変形例4に係る記憶部に記憶されるデータベースのデータ構造を示す図である。 実施例2に係る通話制御装置において生成される送信先及び処理特定通話のデータ構造を示す図である。 実施例2に係る通信システムによる通信手順を示すシーケンス図である。
(実施例1)
本発明を具体的に説明する前に、まず概要を述べる。本発明の実施例1は、複数の端末装置が含まれたグループにおいてグループ通話を実行する通信システムに関する。グループ通話は、例えば、PTT(Push to Talk)によってなされ、PTTでは、ユーザが、ボタンを押下して会話を開始し、会話終了時にボタンを解放する。また、グループ中の1つの端末装置が音声信号を送信し、グループ中の他の端末装置が音声データを受信する。このようなグループ通話においてなされる通話の内容は、同一グループ内の端末装置を携帯するユーザだけに伝えたく、かつ他のグループ内の端末装置を携帯するユーザに伝えたくない場合がある。その際、同一グループ内の端末装置のみへのグループ通話を行っても、当該グループの端末装置が音声再生する音声が聞こえる位置に、他のグループ内の端末装置を携帯するユーザがいると、聞かれてしまう。これに対応するため本実施例では、所定のグループに属する端末装置と所定のグループに非所属の端末装置との距離をもとに、音声信号を送信すべき受信対象の端末装置を所定のグループ内から選択する。
図1は、通信システム100の構成を示す。通信システム100は、端末装置10と総称される第1端末装置10a、第2端末装置10b、第3端末装置10c、第4端末装置10d、第5端末装置10e、第6端末装置10f、第7端末装置10g、通話制御装置20を含む。ここで、端末装置10の数は「7」に限定されない。通信システム100には、図示しない基地局装置が含まれる。基地局装置は、端末装置10との間で無線通信を実行するとともに、通話制御装置20との間で有線通信を実行する。そのため、基地局装置は、端末装置10と通話制御装置20との間の通信を中継する。このような通信システム100の一例は業務用無線である。
各端末装置10には、端末装置10を識別するための識別情報(以下、「UID」という)が付与される。例えば、第1端末装置10aのUIDは「1」であり、第2端末装置10bのUIDは「2」であり、第3端末装置10cのUIDは「3」である。さらに、複数の端末装置10によってグループが形成される。各グループには、グループを識別するための識別情報(以下、「GID」という)が付与される。例えば、第1端末装置10aから第5端末装置10eに対して「GID=1」が設定され、第6端末装置10f、第7端末装置10gに対して「GID=2」が設定される。GID=1のグループとGID=2のグループとは異なったグループである。各端末装置10は、位置情報を取得し、位置情報が含まれた位置通知200を通話制御装置20に送信する。このような処理は定期的になされる。通話制御装置20は、各端末装置10からの位置通知200を受信し、各端末装置10の位置情報を管理する。
図2は、端末装置10の構成を示す。端末装置10は、位置情報取得部30、送信指示部32、音声入力部34、音声出力部36、制御部38、記憶部40、通信部42を含む。記憶部40は、本端末装置10を識別するためのUID、GIDを予め記憶する。位置情報取得部30は、例えばGPS(Global Positioning System)電波受信装置で構成され、端末装置10の現在の位置情報を取得する。位置情報は、例えば、緯度、経度で構成される。
制御部38は、位置通知200を随時(例えば、10秒毎)生成する。図3は、端末装置10において生成される位置通知200のデータ構造を示す。位置通知200には、位置情報取得部30において取得した位置情報が設定されるとともに、記憶部40において記憶したUIDが設定される。図2に戻る。通信部42は、制御部38において生成した位置通知200を通話制御装置20に送信する。図2における他の構成要素については後述する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリにロードされたプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図4は、通話制御装置20の構成を示す。通話制御装置20は、通信部50、決定装置60を含む。決定装置60は、入力部70、記憶部72、決定部74、出力部76を含む。通信部50は、基地局装置を介して端末装置10との通信を実行する。入力部70は、通信部50を介して各端末装置10からの位置通知200を随時(例えば、10秒毎)受けつける。入力部70は、位置通知200を記憶部72に出力する。
記憶部72は、データベースを記憶する。図5は、記憶部72に記憶されるデータベースのデータ構造を示す。データベース(以下、「位置データベース」という)では、各端末装置10のUIDと位置情報とが対応づけられている。位置データベースは、入力部70から受けつけた位置通知200をもとに生成される。図6は、記憶部72に記憶される別のデータベースのデータ構造を示す。別のデータベース(以下、「GIDデータベース」という)では、グループのGIDと、当該グループに属する端末装置10のUIDが対応づけられている。図4における他の構成要素については後述する。
図7は、図1に続く処理に関する通信システム100の構成を示す。ここでは、GID=1のグループの中で、第1端末装置10aが送信側の端末装置10に相当し、他の端末装置10が受信対象の端末装置10に相当する。端末装置10は、グループ通話を開始するためにグループ通話送信要求202を通話制御装置20に送信する。図2において、端末装置10の送信指示部32は、例えばPTTボタンで構成され、ユーザの操作により押下状態と解放状態(非押下状態)に切りかわる。音声入力部34は、例えばマイクで構成され、ユーザの発話を集音し電気信号に変換する。
制御部38は、送信指示部32の押下状態を検知し、押下状態を検知している間、グループ通話送信要求202を生成する。図8は、端末装置10において生成されるグループ通話送信要求202のデータ構造を示す。グループ通話送信要求202の送信元UIDには、記憶部40で記憶されているUIDが設定される。グループ通話送信要求202の送信元GIDには、記憶部40で記憶されているGIDが設定される。グループ通話送信要求202の音声情報には、音声入力部34で変換された電気信号の情報が設定される。図2に戻る。通信部42は、制御部38において生成したグループ通話送信要求202を通話制御装置20に送信する。
図4の通話制御装置20の入力部70は、通信部50を介して端末装置10、例えば、第1端末装置10aからのグループ通話送信要求202を受けつける。グループ通話送信要求202は、所定のグループへの音声信号の送信要求といえる。入力部70がグループ通話送信要求202を受けつけた場合、決定部74は、次の処理を実行する。
(1)決定部74は、入力部70からグループ通話送信要求202を受けつける。
(2)決定部74は、記憶部72に記憶したGIDデータベースを参照しながら、入力したグループ通話送信要求202の送信先GIDのグループに属する端末装置10のUIDを特定する。例えば、グループ通話送信要求202の送信先GIDが1である場合、UIDとして1、2、3、4、5が特定される。
(3)上記(2)で特定したUIDの中に、グループ通話送信要求202の送信元UIDが含まれる場合、決定部74は、当該UIDを当該特定したUIDから除外する。例えば、グループ通話送信要求202の送信元UIDが1である場合、特定されるUIDは、2、3、4、5となる。
(4)決定部74は、受けつけたグループ通話送信要求202の送信先GIDのグループに非所属の端末装置10のUIDを、記憶部72に記憶したGIDデータベースを参照して特定する。例えば、グループ通話送信要求202の送信先GIDが1の場合、UIDとして6、7が特定される。
(5)上記(3)で特定したUID毎に決定部74は以下の判定を行う。
(5−1)決定部74は、上記(3)で特定したUIDに対応する位置情報で示される位置からしきい値以内に、上記(4)で特定したいずれかのUIDに対応する位置情報で示される位置があるか否かを判定する。しきい値は、所定の距離αである。このようなしきい値は、図7において第2端末装置10bに対して第2判定範囲12bとして示される。第3判定範囲12cから第5判定範囲12eも同様である。例えば、UID=2の位置から所定の距離α以内に、UID=7の位置がある。UID=3の位置から所定の距離α以内に、UID=7の位置がある。UID=4の位置から所定の距離α以内には、UID=7および8の位置はない。UID=5の位置から所定の距離α以内には、UID=7および8の位置はない。
(5−2)決定部74は、上記(5−1)の判定において、「位置はない」と判定されたUIDを特定する。例えば、UID=4および5が特定される。
(6)決定部74は、上記(5−2)で特定されたUIDを送信先UIDとして決定する。例えば、送信先UIDとして4、5が決定される。ここで、端末装置10は電池残量を定期的に通話制御装置20に送信し、記憶部72は各端末装置10の電池残量を記憶してもよく、決定部74は、受信対象の端末装置10の電池残量をもとに、受信対象の端末装置10を決定してもよい。その際、電池残量の少ない受信対象の端末装置10が選択されないようにする。
つまり、決定部74は、所定のグループに属する複数の端末装置10から、送信要求を出力した端末装置10を除いた受信対象の端末装置10と、所定グループに非所属の端末装置10との間の距離をもとに、音声信号を受信すべき受信対象の端末装置10を決定する。ここで、音声信号を受信すべき受信対象の端末装置10を決定することは、受信対象の端末装置10における音声信号の再生に関する処理を決定することに相当する。なお、所定のグループに属する受信対象の端末装置10と、所定グループに非所属の端末装置10との間の距離としきい値との比較結果が使用される。ここでの距離は、位置情報2と位置情報6との距離、位置情報2と位置情報7との距離、位置情報3と位置情報6との距離、位置情報3と位置情報7との距離、位置情報4と位置情報6との距離、位置情報4と位置情報7との距離、位置情報5と位置情報6との距離、位置情報5と位置情報7との距離と示される。
(7)決定部74は、送信先特定通話204を生成する。図9は、通話制御装置20において生成される送信先特定通話204のデータ構造を示す。送信先特定通話204は、1または複数の送信先の端末装置10を特定する送信先UIDと、音声情報とを含んで構成される。決定部74は、送信先特定通話204の送信先UIDsに、上記(6)で決定された送信先UIDを設定する。例えば、4、5が設定される。また、決定部74は、送信先特定通話204の音声情報に、入力した音声情報を設定する。図4に戻る。出力部76は、決定部74で生成された送信先特定通話204を通信部50に出力し、通信部50は、送信先特定通話204を基地局装置を介して送信、例えばブロードキャスト送信する。
図10は、図7に続く処理に関する通信システム100の構成を示す。通話制御装置20は、前述のごとく、送信先特定通話204をブロードキャスト送信するが、その宛先は第4端末装置10dと第5端末装置10eである。そのため、所定のグループに非所属の第6端末装置10f、第7端末装置10gは、第4判定範囲12d、第5判定範囲12eに含まれない。その結果、第4端末装置10dと第5端末装置10eから出力された音声が、第6端末装置10fのユーザと第7端末装置10gのユーザに聞かれにくくなる。
図2の端末装置10の通信部42は、通話制御装置20から送信先特定通話204を受信する。制御部38は、通信部42で受信した送信先特定通話204の送信先UIDsを入力する。制御部38は、送信先UIDsに設定されているUIDのいずれか1つが、記憶部40に記憶されているUIDと一致するかを判定する。一致する場合、制御部38は、送信先特定通話204の音声情報を入力する。なお、一致しない場合、制御部38は、送信先特定通話204の音声情報を入力しない。音声出力部36は、例えばスピーカで構成される。音声出力部36は、制御部38で音声情報を入力した時、当該音声情報に基づく音声を再生する。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図11は、通信システム100による通信手順を示すシーケンス図である。第1端末装置10aから第7端末装置10gは、通話制御装置20に位置通知200を送信する(S10〜S22)。通話制御装置20は、位置情報を記憶する(S24)。第1端末装置10aは、グループ通話送信要求202を通話制御装置20に送信する(S26)。通話制御装置20は、送信先特定通話204を生成する(S28)。通話制御装置20は、第1端末装置10aから第7端末装置10gへ送信先特定通話204をブロードキャスト送信する(S30〜S42)。第1端末装置10aから第7端末装置10gはUID一致判定を実行する(S44〜S56)。第4端末装置10dは音声を再生し(S58)、第5端末装置10eは音声を再生する(S60)。
これまで、決定部74は、受信対象の端末装置10間の距離と、しきい値とを比較することによって、音声信号を受信すべき受信対象の端末装置10を決定している。その際、しきい値は固定値とされている。状況に応じて、決定すべき受信対象の端末装置10を調節するために、しきい値は可変であってもよい。以下では、しきい値を可変とすることについての変形例を説明する。
(変形例1)
図2において、各端末装置10の制御部38は、音声出力部36において設定されている音声信号の再生音量に関する情報(以下、「音量設定情報」という)を取得する。また、制御部38は、通信部42を介して通話制御装置20に音量設定情報を送信する。図4において、通話制御装置20の通信部50は、各端末装置10からの音量設定情報を受信する。記憶部72は、入力部70を介して各端末装置10からの音量設定情報を受けつけ、これを記憶する。図12は、記憶部72に記憶されるデータベースのデータ構造を示す。位置データベースに対して音量設定情報が追加される。例えば、音量設定情報の値が大きくなるほど、再生音量が大きくなる。図4に戻る。決定部74は、上記(5−1)において、上記(3)で特定したUIDの端末装置10に設定されている音声信号の再生音量をもとにしきい値を変更する。例えば、再生音量が大きくなるほど、しきい値が大きくされる。
(変形例2)
図2において、各端末装置10の制御部38は、音声出力部36において設定されている音声信号の再生方法に関する情報(以下、「再生方法情報」という)を取得する。ここで、音声信号の再生方法は、例えば、「ヘッドセット」、「スピーカ」である。また、制御部38は、通信部42を介して通話制御装置20に再生方法情報を送信する。図4において、通話制御装置20の通信部50は、各端末装置10からの再生方法情報を受信する。記憶部72は、入力部70を介して各端末装置10からの再生方法情報を受けつけ、これを記憶する。図13は、記憶部72に記憶されるデータベースのデータ構造を示す。位置データベースに対して再生方法情報が追加される。例えば、ヘッドセットあるいはスピーカが示される。図4に戻る。決定部74は、上記(5−1)において、上記(3)で特定したUIDの端末装置10に設定されている音声信号の再生方法をもとにしきい値を変更する。例えば、スピーカであれば所定のしきい値αに設定され、ヘッドセットであれば0mに設定される。
(変形例3)
図2において、各端末装置10の制御部38は、音声入力部34を介して端末装置10の周辺の環境音を取得する。また、制御部38は、環境音の音量をもとに、環境音量に関する情報(以下、「環境音量情報」という)を生成する。また、制御部38は、通信部42を介して通話制御装置20に環境音量情報を送信する。図4において、通話制御装置20の通信部50は、各端末装置10からの環境音量情報を受信する。記憶部72は、入力部70を介して各端末装置10からの環境音量情報を受けつけ、これを記憶する。図14は、記憶部72に記憶されるデータベースのデータ構造を示す。位置データベースに対して環境音量情報が追加される。例えば、環境音量情報の値が大きくなるほど、環境音量が大きくなる。環境音量が大きい状況は、雑音の多い状況に相当する。図4に戻る。決定部74は、上記(5−1)において、受信対象の端末装置10の周辺の環境音量をもとにしきい値を変更する。例えば、環境音量が大きくなるほど、しきい値が小さくされる。
(変形例4)
図4において、通話制御装置20の記憶部72には、受信対象の端末装置10を使用するユーザの聴覚特性情報が記憶される。図15は、記憶部72に記憶されるデータベースのデータ構造を示す。位置データベースに対して聴覚特性情報が追加される。例えば、聴覚特性情報として、耳で聞き取れる最小の音の音圧レベル(最小可聴値)が示される。図4に戻る。決定部74は、上記(5−1)において、受信対象の端末装置10を使用するユーザの聴覚特性情報をもとにしきい値を変更する。例えば、最小可聴値が小さいほどしきい値を大きく、最小可聴値が大きいほどしきい値を小さくする。なお、ここでは、(4)で特定されたUIDの端末装置10に対する聴覚特性情報が使用される。
本実施例によれば、所定のグループに属する複数の端末装置から、送信要求を出力した端末装置を除いた受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置との間の距離をもとに、受信対象の端末装置における音声信号の再生に関する処理を決定するので、これらの距離に応じた処理を実行できる。また、これらの距離に応じた処理が実行されるので、音声信号を受信すべき受信対象の端末装置を選択できる。また、音声信号を受信すべき受信対象の端末装置が選択されるので、所定のグループに非所属の端末装置のユーザが存在する場合に、グループ通話においてグループ外に音声が漏れることを抑制できる。また、受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置との間の距離としきい値とを比較すればよいので、処理を簡易にできる。
また、受信対象の端末装置に設定されている音声信号の再生音量をもとにしきい値を変更するので、状況に応じて選択すべき端末装置の範囲を変更できる。また、受信対象の端末装置における音声信号の再生方法をもとにしきい値を変更するので、状況に応じて選択すべき端末装置の範囲を変更できる。また、受信対象の端末装置の周辺の環境音量をもとにしきい値を変更するので、状況に応じて選択すべき端末装置の範囲を変更できる。また、受信対象の端末装置を使用するユーザの聴覚特性情報をもとにしきい値を変更するので、状況に応じて選択すべき端末装置の範囲を変更できる。また、受信対象の端末装置の電池残量をもとに、受信対象の端末装置を決定するので、電池残量の少ない受信対象の端末装置での再生を回避しやすくできる。また、電池残量の少ない受信対象の端末装置での再生が回避しやすくなるので、そのような端末装置の駆動時間を長くできる。
(実施例2)
次に実施例2を説明する。実施例2は、実施例1と同様に、複数の端末装置が含まれたグループにおいてグループ通話を実行する通信システムに関する。実施例2では、受信対象の端末装置が音声信号を受信した場合に実行すべき処理内容を決定する。実施例2に係る通信システム100は、図1、図7、図10と同様のタイプであり、端末装置10は図2と同様のタイプであり、通話制御装置20は図4と同様のタイプである。ここでは、実施例1との差異を中心に説明する。
図4の通話制御装置20の決定部74は、実施例1と比較して(7)の処理のみ異なる。
(7)決定部74は、送信先及び処理特定通話206を生成する。図16は、通話制御装置20において生成される送信先及び処理特定通話206のデータ構造を示す。送信先及び処理特定通話206は、送信先UIDと処理方法とを対応づけた1または複数の組と、一の音声情報を含んで構成される。送信先及び処理特定通話206の送信先UIDには、決定部74における上記(3)で決定された送信先UIDが設定される。例えば、2、3、4、5が設定される。また、送信先及び処理特定通話206の処理方法には、決定部74における(6)で決定されたUIDに対応して「通常再生」が設定され、それ以外のUIDに対して「音声記録」が設定される。また、送信先及び処理特定通話206の音声情報には、入力した音声情報が設定される。図4に戻る。このように決定部74は、受信対象の端末装置10における音声信号の再生に関する処理として、受信対象の端末装置10が音声信号を受信した場合に実行すべき処理内容を決定する。出力部76は、決定部74で生成された送信先及び処理特定通話206を通信部50に出力し、通信部50は、送信先及び処理特定通話206を基地局装置を介して送信、例えばブロードキャスト送信する。
図2の端末装置10の通信部42は、通話制御装置20から送信先及び処理特定通話206を受信する。制御部38は、通信部42で受信した送信先及び処理特定通話206の送信先UIDを入力する。制御部38は、送信先UIDに設定されているUIDのいずれか1つが、記憶部40に記憶されているUIDと一致するか判定する。一致する場合、制御部38は、送信先及び処理特定通話206の当該UIDに対応する処理方法を入力する。なお、一致しない場合、制御部38は、送信先及び処理特定通話206に対する処理を行わない。制御部38は、入力した処理方法が「音声記録」の場合、処理特定通話206の音声情報を記憶部40に記憶させる。制御部38は、入力した処理方法が「通常再生」の場合、処理特定通話206の音声情報を音声出力部36に再生させる。ユーザは図示しない記録音声再生指示部を操作することにより、記憶部40に記憶された音声情報を音声出力部36で再生させることができる。
以上の構成による通信システム100の動作を説明する。図17は、通信システム100による通信手順を示すシーケンス図である。第1端末装置10aから第7端末装置10gは、通話制御装置20に位置通知200を送信する(S100〜S112)。通話制御装置20は、位置情報を記憶する(S114)。第1端末装置10aは、グループ通話送信要求202を通話制御装置20に送信する(S116)。通話制御装置20は、送信先及び処理特定通話206を生成する(S118)。通話制御装置20は、第1端末装置10aから第7端末装置10gへ送信先及び処理特定通話206をブロードキャスト送信する(S120〜S132)。第1端末装置10aから第7端末装置10gはUID一致判定を実行する(S134〜S146)。第2端末装置10bは音声を記録し(S148)、第3端末装置10cは音声を記録し(S150)、第4端末装置10dは音声を再生し(S152)、第5端末装置10eは音声を再生する(S154)。
本実施例によれば、受信対象の端末装置が音声信号を受信した場合に実行すべき処理内容を決定するので、決定した処理内容に応じた処理を受信対象の端末装置に実行させることができる。また、通常再生させない音声信号を音声記録させるので、所定のグループに非所属の端末装置がしきい値の範囲内にいなくなってから音声を再生させることができる。
(実施例3)
次に実施例3を説明する。実施例3は、これまでと同様に、複数の端末装置が含まれたグループにおいてグループ通話を実行する通信システムに関し、音声信号を送信すべき受信対象の端末装置を選択する。これまでは、所定のグループに属する端末装置と所定のグループに属さない端末装置との距離をもとに選択がなされている。一方、実施例3では、所定のグループに属する端末装置と、所定のグループに属さない端末装置を使用するユーザとの距離をもとに選択がなされる。実施例3に係る通信システム100は、図1、図7、図10と同様のタイプであり、端末装置10は図2と同様のタイプであり、通話制御装置20は図4と同様のタイプである。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
通信システム100に含まれた端末装置10を使用するユーザは、自己の位置情報を測定可能な装置を携帯する。当該装置において測定された位置情報は、通話制御装置20に送信される。図4の通話制御装置20の記憶部72には位置データベースにおいて、各ユーザの位置情報も記憶される。決定部74は、前述の(4)において特定したUIDに対応した位置情報を(5−1)で使用する際に、当該UIDに対応した端末装置10の位置情報ではなく、当該UIDに対応した端末装置10を携帯するユーザの位置情報を使用する。これ以外の処理はこれまでと同様であるので、ここでは説明を省略する。つまり、決定部74は、所定のグループに属する複数の端末装置10から、送信要求を出力した端末装置10を除いた受信対象の端末装置10と、所定グループに非所属の端末装置10を使用するユーザとの間の距離をもとに、受信対象の端末装置10における音声信号の再生に関する処理を決定するといえる。
本実施例によれば、受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置を使用するユーザとの間の距離をもとに、受信対象の端末装置における音声信号の再生に関する処理を決定するので、グループ通話においてグループ外に音声が漏れることを抑制できる。
以上、本発明を実施例をもとに説明した。この実施例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例1乃至3において、通信システム100は、業務用無線を使用している。しかしながらこれに限らず例えば、業務用無線以外の無線通信システムが使用されてもよい。本実施例によれば、構成の自由度を向上できる。
本実施例1乃至3において、決定装置60は通話制御装置20に含まれている。しかしながらこれに限らず例えば、決定装置60は端末装置10に含まれてもよい。この場合、複数の端末装置10は互いに位置情報を収集するとともに、送信先特定通話204あるいは送信先及び処理特定通話206を生成して送信する。また、通話制御装置20は不要となる。本実施例によれば、構成の自由度を向上できる。
10 端末装置、 12 判定範囲、 20 通話制御装置、 30 位置情報取得部、 32 送信指示部、 34 音声入力部、 36 音声出力部、 38 制御部、 40 記憶部、 42,50 通信部、 60 決定装置、 70 入力部、 72 記憶部、 74 決定部、 76 出力部、 100 通信システム。

Claims (12)

  1. 所定のグループへの音声信号の送信要求を受けつける入力部と、
    所定のグループに属する複数の端末装置から、送信要求を出力した端末装置を除いた受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置との間の距離をもとに、受信対象の端末装置における音声信号の再生に関する処理を決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする決定装置。
  2. 前記決定部は、受信対象の端末装置における前記音声信号の再生に関する処理として、音声信号を再生するために当該音声信号を受信すべき受信対象の端末装置を決定することを特徴とする請求項1に記載の決定装置。
  3. 前記決定部は、受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置との間の距離としきい値との比較結果をもとに、前記音声信号を受信すべき受信対象の端末装置を決定することを特徴とする請求項2に記載の決定装置。
  4. 前記決定部は、受信対象の端末装置に設定されている音声信号の再生音量をもとにしきい値を変更することを特徴とする請求項3に記載の決定装置。
  5. 前記決定部は、受信対象の端末装置における音声信号の再生方法をもとにしきい値を変更することを特徴とする請求項3または4に記載の決定装置。
  6. 前記決定部は、受信対象の端末装置の周辺の環境音量をもとにしきい値を変更することを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の決定装置。
  7. 前記決定部は、所定グループに非所属の端末装置を使用するユーザの聴覚特性情報をもとにしきい値を変更することを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載の決定装置。
  8. 前記決定部は、受信対象の端末装置の電池残量をもとに、受信対象の端末装置を決定することを特徴とする請求項3から7のいずれかに記載の決定装置。
  9. 前記決定部は、受信対象の端末装置における音声信号の再生に関する処理として、受信対象の端末装置が前記音声信号を受信した場合に実行すべき処理内容を決定することを特徴とする請求項1に記載の決定装置。
  10. 所定のグループへの音声信号の送信要求を受けつける入力部と、
    所定のグループに属する複数の端末装置から、送信要求を出力した端末装置を除いた受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置を使用するユーザとの間の距離をもとに、受信対象の端末装置における前記音声信号の再生に関する処理を決定する決定部と、
    を備えることを特徴とする決定装置。
  11. 所定のグループへの音声信号の送信要求を受けつけるステップと、
    所定のグループに属する複数の端末装置から、送信要求を出力した端末装置を除いた受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置との間の距離をもとに、受信対象の端末装置における前記音声信号の再生に関する処理を決定するステップと、
    を備えることを特徴とする決定方法。
  12. 所定のグループへの音声信号の送信要求を受けつけるステップと、
    所定のグループに属する複数の端末装置から、送信要求を出力した端末装置を除いた受信対象の端末装置と、所定グループに非所属の端末装置を使用するユーザとの間の距離をもとに、受信対象の端末装置における前記音声信号の再生に関する処理を決定するステップと、
    を備えることを特徴とする決定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018196078A (ja) * 2017-05-22 2018-12-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 通信制御方法、通信制御装置、テレプレゼンスロボット、及び通信制御プログラム

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