以下、図面を参照しながら、本開示に係る照明装置の実施形態の一例について詳細に説明する。実施形態の説明で参照する図面は模式的に記載されたものであるから、各構成要素の寸法比率などは以下の説明を参酌して判断されるべきである。なお、本明細書において、「略〜」との記載は、略平行を例に説明すると、完全に平行はもとより、実質的に平行と認められるものを含む意図である。
以下では、実施形態の一例である照明装置10が、住居の室内において水平な天井100に取り付けられるものとして説明するが、照明装置10は水平方向および鉛直方向に対して傾斜した天井に取り付けることも可能である。また、照明装置10は住居の廊下、玄関などの天井、或いは図書館等の公共施設、デパート等の商業施設、オフィス、店舗などの天井に取り付けることもできる。照明装置10が取り付けられる天井は、建築空間の上方を区画する部位であればよく、例えば玄関ポーチ、テラスなどの天井であってもよい。
図1は、照明装置10の断面図であって、照明装置10を天井100に取り付けた状態を示す(図1では、取り付け金具40の図示省略)。図2は照明装置10を上方から見た斜視図、図3は照明装置10を下方から見た斜視図である。なお、図3は透光部材35を取り外した状態を示す。
図1〜図3に例示するように、照明装置10は、軸方向一端が開口した筒状に形成され、当該開口を下方に向けた状態で天井100の埋め込み穴103に挿入される装置本体11を備える。また、照明装置10は、第1発光モジュール21を有する主照明光発光部20(第1の発光部)と、第2発光モジュール31を有する間接照明光発光部30(第2の発光部)とを備える。なお、照明装置10は、第1発光モジュール21および第2発光モジュール31に電力を供給する点灯装置(図示せず)を備える。
ここで、天井面101とは、天井100の鉛直下方を向いた面を意味する。また、埋め込み穴103は、装置本体11の一部を挿入可能な穴であって、例えば天井100を構成する天井板を貫通して形成された略真円形状の貫通穴である。天井100の上には、上記点灯装置を配置でき、装置本体11を挿入可能な天井裏空間102が形成されている。装置本体11の直径は、突出部12において埋め込み穴103の直径よりも大きくなっている。
照明装置10は、室内空間を直接照らす主照明光と、天井面101および壁面上部の少なくとも一方を照らす間接照明光とを照射可能な天井埋め込み型の照明装置である。主照明光は、部屋の床面、机上面などに直接照射される。一方、間接照明光は、天井面101等に照射され、天井面101等からの反射光で室内を明るくする。照明装置10において、主照明光は第1発光モジュール21を含む主照明光発光部20から出射され、間接照明光は第2発光モジュール31を含む間接照明光発光部30から出射される。
詳しくは後述するが、装置本体11は、天井面101よりも下方に突き出し、開口に向かって末広がりとなる形状をなし、第2発光モジュール31から出射される光の照射方向を天井面101に沿った方向とする突出部12を有する。また、間接照明光発光部30の最大光束は、主照明光発光部20の最大光束と同等か、またはそれ以上である。
照明装置10は、装置本体11に固定される取り付け金具40(図2および図3参照)を用いて天井100に固定される。装置本体11は、軸方向一端(以下、「下端」という場合がある)が開口した筒状体であって、筒壁部13と、軸方向他端(以下、「上端」という場合がある)に形成された天板部14とを有する。取り付け金具40は、天板部14に固定される板状のベース部41と、ベース部41から延びる2つのアーム部42と、各アーム部42に固定された2つの取り付けバネ43とで構成されている。ベース部41は、ネジ等の締結部材44を用いて天板部14に固定される。
2つのアーム部42は、ベース部41の端から下方に延び、装置本体11を挟んで対向配置されている。2つの取り付けバネ43は、板バネ構造を有し、各アーム部42の下端部に固定されて水平方向に延びている。そして、取り付けバネ43が、天井裏空間102において天井100の埋め込み穴103の周囲に当接することで照明装置10を支持している。なお、取り付け金具40の構造は特に限定されない。
本実施形態では、第1発光モジュール21を含む主照明光発光部20の全体が、天井裏空間102に挿入された装置本体11の上部において、装置本体11の内部に設けられている。また、第2発光モジュール31を含む間接照明光発光部30の全体が、装置本体11が埋め込み穴103に挿入された状態で天井面101と突出部12との間に形成される空間50に設けられている。なお、主照明光発光部20の一部を装置本体11の外部に設けることは可能である。
以下、照明装置10を構成する装置本体11、主照明光発光部20、および間接照明光発光部30について詳説する。
装置本体11は、内部に主照明用の光が照射される筒状体であって、装置本体11の内部空間が主照明光発光部20の導光路を構成している。装置本体11は、軸方向に垂直な断面が略真円形状の円筒状部材であって、下端の開口に近づくほど次第に拡径した末広がりの形状を有することが好ましい。装置本体11の筒壁部13は、この末広がり形状に対応して装置本体11の内側に凸となるように湾曲している。装置本体11の上端に形成された天板部14は、平面視略真円形状を有する。装置本体11の外側には、間接照明光発光部30の設置に支障がない範囲で、複数の放熱フィンが設けられていてもよい。なお、装置本体11は、円筒形状に限定されず、軸方向に垂直な断面が矩形形状を有する筒状部材であってもよい。
装置本体11は、例えばアルミニウム、鉄等を主成分とする金属材料を、プレス加工、ヘラ絞り加工、またはダイカスト成形して製造される。装置本体11の内側に向いた筒壁部13の第1面13Aは、主照明光発光部20から出射される光の反射面として機能する。第1面13Aには、光の反射率を高めるために、蒸着、メッキ、スパッタリング等により金属層が形成されていてもよく、研磨等により鏡面仕上げされていてもよい。また、第1面13Aには白色顔料を含有する白色の塗膜が形成されていてもよい。
装置本体11は、上述の通り、天井面101よりも下方に突き出し、開口に向かって末広がりとなる突出部12を有する。突出部12は、装置本体11の全周にわたって形成される。装置本体11は、突出部12で拡径の程度が大きく、突出部12の下端に近づくほど径方向外側に大きく張り出している。すなわち、突出部12の直径は、上部よりも下部で大きくなっている。以下では、突出部12の径方向外側の端を突出部12の「先端」といい、先端およびその近傍を「先端部」という。
筒壁部13は、突出部12で大きく湾曲している。筒壁部13の第1面13Aは、装置本体11の上部では径方向内側を向いているが、突出部12の下端(先端)に近づくにつれて鉛直下方を向くようになり、突出部12の先端部では天井面101と略平行になっている。また、装置本体11の外側を向いた筒壁部13の第2面13Bは、突出部12の先端に近づくにつれて天井面101側を向くようになる。
突出部12は、天井面101との間に隙間をあけて配置されている。この隙間が、間接照明光発光部30が設置される空間50となる。空間50は、装置本体11の周方向に沿って形成されるリング状の空間である。本実施形態では、装置本体11の筒壁部13が突出部12で大きく湾曲しているため、空間50は突出部12の先端に近づくほど広くなっている。空間50の広さは、突出部12の突出高h12、筒壁部13の形状等を変更することで拡大または縮小できる。
突出部12は、第2発光モジュール31の真下に対応する位置を超えて水平方向に張り出している。このように突出部12が張り出すことで、第2発光モジュール31の光が主照明光のように鉛直下方に照射されることを防止できる。天井面101と突出部12に囲まれた空間50は、突出部12の全周にわたって突出部12の径方向外側に開放されている。このため、第2発光モジュール31の光は、突出部12の全周から径方向外側に出射され、天井面101および壁面上部の少なくとも一方に照射される。
つまり、第2発光モジュール31から出射される光は、装置本体11の突出部12によって照射方向が天井面101および天井面101に沿った方向に規制され、天井面101等に照射される間接照明光となる。一方、第1発光モジュール21から出射される光は、突出部12によって遮られないので、鉛直下方に照射される主照明光となる。
装置本体11は、突出部12の上部に形成された張り出し部15を有することが好ましい。張り出し部15は、筒壁部13の第2面13B(以下、突出部12における13の第2面13Bを「突出部12の第2面13B」という場合がある)が径方向外側に張り出した部分であって、装置本体11の全周にわたってリング状に形成される。
突出部12には、後述する鍔部34の固定に使用される支柱16(図3参照)が形成されていてもよい。支柱16は、突出部12の第2面13Bが張り出し部15よりも下部で径方向外側に張り出した部分であって、突出部12の周方向に沿って複数形成される。複数の支柱16が存在する場合、突出部12の周方向に離れた少なくとも3箇所に支柱16を形成することが好ましい。
突出部12には、後述する透光部材35の固定に使用される溝17が形成されていてもよい。溝17は、筒壁部13の第2面13Bにおいて、第2発光モジュール31の真下に対応する部分よりも突出部12の径方向外側に形成される。好ましくは、突出部12の全周にわたって突出部12の先端部に溝17が形成される。溝17には、突出部12と透光部材35との隙間を塞ぐためのパッキン18が設けられていてもよい。
照明装置10は、上述の通り、装置本体11の内部に光を出射する主照明用の第1発光モジュール21を含む主照明光発光部20と、装置本体11の外部に設けられた間接照明用の第2発光モジュール31を含む間接照明光発光部30とを備える。なお、各発光モジュールに電力を供給する点灯装置(図示せず)は調光機能を有していてもよい。
主照明光発光部20は、第1発光モジュール21の他に、第1発光モジュール21を保持するホルダ24、およびホルダ24に係合されるカバー25を含むことが好ましい。本実施形態では、装置本体11の内部に第1発光モジュール21が配置されるため、点灯装置につながるリード線は装置本体11の内部に引き込まれる。例えば、装置本体11の天板部14にはリード線を挿通する貫通穴が形成されている。
第1発光モジュール21は、第1基板23に実装された第1発光素子22を有する。好適な第1発光素子22は、半導体発光素子であって、中でもLED(Light Emitting Diode)が好ましい。第1発光モジュール21は、例えば蛍光体を用いてLEDの青色光の一部をより長波長の光に変換し、青色光の残りの一部と混色することで白色光を出射する。以下、第1発光素子22はLEDとする。
ホルダ24は、底部中央に開口が形成された有底円筒形状を有し、図示しないネジを用いて装置本体11の天板部14に固定される。第1発光モジュール21は、底部中央の開口を通して光が照射されるように、第1発光素子22が実装された第1基板23の面を下に向けてホルダ24内に配置される。
カバー25は、ホルダ24を収容可能な有底円筒形状を有する。カバー25は、透明な部材であってもよいが、好ましくは光拡散用のフィラーまたはボイドを含有する乳白色の樹脂製透光部材である。カバー25は、第1発光モジュール21を保護すると共に、第1発光モジュール21から出射される光を拡散透過させる機能を有する。または、カバー25は透明部材であって、カバー25の入射面と出射面とで光を成形するレンズ機能を有していてもよい。
主照明光発光部20から出射される光は、装置本体11の開口から下方に向かって照射される主照明光となる。照明装置10では、装置本体11の開口に沿った面が主照明光の出射面となる。主照明光発光部20から出射される光の一部は、筒壁部13の第1面13Aにあたって反射された後、当該出射面から装置外部に出射される。
本実施形態では、筒壁部13の第1面13Aのうち突出部12の先端部に対応する領域(先端領域)が天井面101と略平行であるから、第1面13Aの先端領域には、主照明光発光部20の光は照射されない。このため、主照明光の照射時において、第1面13Aの先端領域と、天井面101のうち突出部12の影になって光が照射されない照明装置10の周囲の領域とが一連の暗部としてつながって見える。この場合、突出部12の出っ張りを感じ難くなるという効果が得られる。
間接照明光発光部30は、第2発光モジュール31の他に、天井面101に沿うように設けられる鍔部34と、第2発光モジュール31よりも装置本体11の径方向外側に設けられる透光部材35とを含むことが好ましい。点灯装置につながるリード線は、例えば天井100の埋め込み穴103を通って空間50に引き込まれ、第2発光モジュール31に接続される。
間接照明光発光部30は、上述の通り、第2発光モジュール31を含む発光部全体が天井面101と突出部12に囲まれたリング状の空間50に設置されている。空間50は突出部12の全周にわたって突出部12の径方向外側に開放されているから、第2発光モジュール31の光は突出部12の全周から出射され、突出部12の先端に対応する位置に間接照明光の出射面が形成される。本実施形態では、透光部材35の径方向外側に向いた面が間接照明光の出射面となる。
第2発光モジュール31を天井面101の下に設けた場合、第2発光モジュール31から出射面までの距離を短くできるので、間接照明光の光学ロスを低減することが可能である。また、第2発光モジュール31の放熱性は、当該モジュールを天井裏空間102に配置する場合と比べて良好である。さらに、第1発光モジュール21と第2発光モジュール31が離れて配置されているので、互いの熱的影響が小さいという利点もある。
第2発光モジュール31は、第2基板33に実装された第2発光素子32を有する。好適な第2発光素子32は、第1発光素子22と同様に、半導体発光素子であって、中でもLEDが好ましい。第2発光モジュール31についても、例えば蛍光体を用いてLEDの青色光の一部をより長波長の光に変換し、青色光の残りの一部と混色することで白色光を出射する。以下、第2発光素子32はLEDとする。
第2発光モジュール31は、装置本体11の周方向に沿って設けられている。好ましくは、装置本体11の全周にわたって、換言すると空間50の全周にわたって第2発光モジュール31が設けられる。LEDである第2発光素子32は、例えば中空円板状の第2基板33に実装され、装置本体11の周方向に並んで複数設けられる。第2発光素子32は、装置本体11の周方向に略一定の間隔で配置されることが好ましい。この場合、照明装置10の周囲に均一な間接照明光を照射することが容易になる。
間接照明光発光部30の最大光束は、上述のように、主照明光発光部20の最大光束と同等か、またはそれ以上である。すなわち、第2発光モジュール31の発光により得られる間接照明光発光部30の最大光束が、第1発光モジュール21の発光により得られる主照明光発光部20の最大光束と同等か、それ以上となる。最大光束とは、各発光モジュールの出力を最大としたときの光束を意味する。各発光部の光束は、積分球またはゴニオメーターと照度計などを用いて測定される。
つまり、間接照明光発光部30から出射される間接照明光の明るさは、主照明光発光部20から出射される主照明光の明るさと同等か、またはそれ以上である。照明装置10では、第2発光モジュール31から第1発光モジュール21と同等以上の強い光を出射可能であり、間接照明光のみで部屋全体の明るさを十分に確保できる。
照明装置10は、主照明光と間接照明光を同時に照射することもできるが、一般的には主照明光と間接照明光を切り替えて使用することを想定している。このため、照明装置10は、第1発光モジュール21と第2発光モジュール31とが同時に発光しないように構成されていてもよい。
間接照明光発光部30を構成する鍔部34は、空間50において、装置本体11の径方向外側に張り出した部分である。但し、鍔部34は、突出部12の先端よりも径方向外側に張り出さないように装置本体11に設けられることが好ましい。鍔部34は、装置本体11の周方向に沿って設けられる。好ましくは、装置本体11の全周にわたって、換言すると空間50の全周にわたって鍔部34が設けられる。
本実施形態では、鍔部34の突出部12側を向いた下面34Aに第2発光モジュール31が取り付けられている。下面34Aの第2発光モジュール31が取り付けられる部分は平坦であるから、第2発光モジュール31の取り付けが容易である。第2発光モジュール31は、第2発光素子32が実装された第2基板33の面を下に向けた状態で、ネジ等の締結部材36(図2および図3参照)を用いて鍔部34に固定できる。第2発光モジュール31は、透光部材35と干渉しないように、鍔部34の外周部から離れた径方向内側に固定される。
鍔部34は、天井面101に近接配置されることが好ましい。鍔部34は、例えば第2基板33と同様の中空円板状部材を天板部14側から装置本体11に嵌めて固定することで設けられる。鍔部34は、装置本体11の支柱16に載せられ、ネジ等の締結部材37(図2参照)を用いて支柱16に固定されている。鍔部34の下面34Aに固定された第2発光モジュール31は、天井面101と略平行に配置され、所定の隙間をあけて突出部12の第2面13Bと対向している。
鍔部34の下面34Aに第2発光モジュール31が固定される場合、突出部12の天井面101側を向いた面、すなわち第2発光モジュール31と対向する第2面13Bが、第2発光モジュール31から出射される光の反射面として機能する。第2発光モジュール31から出射される光は、例えば湾曲した第2面13Bで反射され、突出部12の全周から水平方向に向かって出射される。第2面13Bの反射面として機能する部分には、第1面13Aと同様に、金属膜が形成されていてもよく、研磨等により鏡面仕上げされていてもよい。また、白色の塗膜が形成されていてもよい。
本実施形態では、鍔部34の天井面101側を向いた上面34Bと天井面101との間に、締結部材36,37と天井面101との干渉を避けるための凹部38が形成されている。鍔部34には、第2発光モジュール31が固定される部分と外周部との間に段差が形成されており、第2発光モジュール31が固定される部分で上面34Bの高さが低くなっている。このため、第2発光モジュール31が固定される部分の上面34Bと天井面101との間に凹部38が形成される。
間接照明光発光部30を構成する透光部材35は、空間50において、第2発光モジュール31よりも装置本体11の径方向外側に設けられ、第2発光モジュール31から出射する光を透過または拡散透過させる部材である。また、透光部材35は第2発光モジュール31を保護するカバーとして機能する。
透光部材35は、突出部12の最大径と略同等の直径を有する円筒状部材であって、突出部12の先端部に固定されることが好ましい。本実施形態では、透光部材35の下端部が突出部12の溝17に挿入され、透光部材35の上端部が鍔部34によって上から押えられている。すなわち、透光部材35は鍔部34と突出部12によって挟持されている。
透光部材35の上端部には、鍔部34を支持する凹部51が形成されている。そして、透光部材35は、突出部12の全周にわたって突出部12と鍔部34の間に設けられている。つまり、突出部12と鍔部34とに囲まれた、第2発光モジュール31が設置される空間は、透光部材35によって閉じられている。また、透光部材35の軸方向長さは、天井面101から突出部12の先端部における第2面13Bまでの長さに対応している。このため、照明装置10では、透光部材35の上端と鍔部34の一部とが天井面101に当接する。照明装置10と天井面101との隙間を塞ぐため、透光部材35の上端、および鍔部34と天井面101との間にパッキンを挿入してもよい。
透光部材35は、第2発光モジュール31の光を拡散させずに透過させる透明な部材であってもよく、第2発光モジュール31の光を拡散透過させる乳白色の部材であってもよい。光を拡散透過させる乳白色の部材としては、カバー25の場合と同様に、光拡散用のフィラーまたはボイドを含有する樹脂製の透光部材を用いることができる。
拡散透過型の透光部材35を用いる場合は、第2発光モジュール31の光を反射する第2面13Bを鏡面反射面としてもよい。或いは、透明な透光部材35を用いて、第2面13Bを拡散反射面としてもよい。いずれの場合も、透光部材35を透過する間接照明光を拡散光として輝点を解消できる。一方、第2面13Bを鏡面反射面とし、かつ透明な透光部材35を用いてもよい。この場合、第2発光モジュール31の光が遠くまでとどくので、例えば部屋の壁面を明るく照らすことができる。
以下、図4〜図18を参照しながら、実施形態の他の一例である照明装置について説明する。図4〜図18は、図1に対応する断面図であるが、図1よりも簡略化している。以下では、上述の実施形態と同様の構成要素には同じ符号を用いて重複する説明を省略し、上述の実施形態および先に説明する実施形態との相違点を主に説明する。なお、本明細書で説明する複数の実施形態の各構成要素を選択的に組み合わせることは当初から想定されている。
図4に例示するように、照明装置60の間接照明光発光部61は、第2発光モジュール31、鍔部34、および透光部材35を備える点で、照明装置10の間接照明光発光部30と共通する。第2発光モジュール31、鍔部34、および透光部材35は、装置本体11の全周にわたって設けられることが好ましい(以下の実施形態についても同様)。
一方、間接照明光発光部61では、第2発光モジュール31が突出部12の天井面101側に向いた第2面13Bに取り付けられている点で、間接照明光発光部30と異なる。第2発光モジュール31を第2面13Bに取り付けた場合、第2発光素子32が直視されることがなく、グレア感を低減し易い。また、第2発光素子32が天井面101側に向いているため、天井面101を明るく照らすことが可能である。
間接照明光発光部61では、鍔部34の下面34Aが第2発光モジュール31から出射される光の反射面として機能する。この場合、グレア感を抑えるため、鍔部34の下面34Aに拡散反射機能を持たせるか、透光部材35に拡散透過機能を持たせることが好ましい。図4に示す例では、第2発光モジュール31を固定する部分として、表面が平坦な台座部62を突出部12の第2面13Bに設けている。なお、第2発光モジュール31にフレキシブル基板を適用し、第2発光モジュール31を第2面13Bに沿って湾曲した状態で取り付けてもよい。
図5に例示するように、照明装置70の間接照明光発光部71は、第2発光モジュール31が装置本体11の径方向外側を向いた状態で設けられている点で、照明装置10の間接照明光発光部30と異なる。第2発光モジュール31は、第2発光素子32が実装された第2基板33の面を装置本体11の径方向外側に向けた状態で、空間50に配置されている。この場合、第2発光モジュール31から出射される光の多くが、反射過程を経ることなく透光部材35を透過して出射されるので、光学ロスをさらに低減できる。第2発光モジュール31には、フレキシブル基板が適用されてもよい。
図5に示す例では、突出部12の第2面13Bに立設した立壁部72に第2発光モジュール31が固定されている。立壁部72は、天井面101に対して略垂直に、かつ突出部12の全周にわたって形成されることが好ましい。立壁部72は、装置本体11の一部として装置本体11と一体成形されているが、鍔部34に設けられていてもよく、装置本体11および鍔部34と別の部材で構成されていてもよい。
図6に例示するように、照明装置80の間接照明光発光部81は、第2発光モジュール31の光が照射される突出部12の第2面13Bに形成された蓄光層82を備える点で、照明装置10の間接照明光発光部30と異なる。蓄光層82は、第2面13Bに蓄光材料を含有する塗膜を形成することにより、或いは蓄光材料を含有するシートを貼付することにより設けることができる。この場合、蓄光層82が発光することで、間接照明光の均一性を高めることができる。また、蓄光層82の発光により、消灯時においても明かりを確保できる。
図7〜図18に例示する形態は、装置本体11の周方向に沿って装置本体11の外部に設けられ、装置本体11との間に光を通す導光路2を形成する外側カバー1を備える点で、上述の実施形態と異なる。この場合、装置本体11の突出部12は、導光路2を通る光の照射方向を天井面101に沿った方向とする。導光路2を通る光は、間接照明用の光である。装置本体11の外面である筒壁部13の第2面13Bおよび外側カバー1の内面1Aの少なくとも一方が、発光モジュールから出射される間接照明用の光の反射面として機能してもよい。
外側カバー1は、装置本体11の全周にわたって設けられる円筒状部材であって、装置本体11と同様に下端に近づくほど次第に拡径した末広がりの形状を有することが好ましい。外側カバー1の上部は天井裏空間102に位置し、外側カバー1の下部は天井面101よりも下方に突き出している。そして、外側カバー1の先端部は、天井面101と突出部12に囲まれた空間50に位置している。この場合、埋め込み穴103の直径は外側カバー1の上部よりも大きく、外側カバー1の下部よりも小さく形成される。
図7〜図14に例示する形態は、主照明用の第1発光モジュール21と、間接照明用の第2発光モジュール31とを備える点で、上述の実施形態と共通する。図7〜図14に例示する照明装置においても、第2発光モジュール31の発光により得られる間接照明光発光部30の最大光束は、第1発光モジュール21の発光により得られる主照明光発光部20の最大光束と同等か、それ以上である。このため、第2発光モジュール31から第1発光モジュール21と同等以上の強い光を出射可能であり、間接照明光のみで部屋全体の明るさを十分に確保できる。
図7に例示する照明装置200では、外側カバー1により、装置本体11の筒壁部13との間に装置本体11の全周にわたって導光路2が形成される。外側カバー1の筒壁部3は、外側カバー1の末広がり形状に対応して内側に凸となるように湾曲している。外側カバー1の先端部は、天井面101に沿って延び、突出部12の先端部と対向している。外側カバー1の先端部と突出部12の先端部との間の上下方向にあいた隙間が導光路2の出口となり、当該隙間に沿った面が間接照明光の出射面となる。
照明装置200は、導光路2の出口を塞ぐ透光部材35を備える。透光部材35は、上述の通り、突出部12の最大径と略同等の直径を有する円筒状部材であって、第2発光モジュール31から出射され導光路2を通る間接照明用の光を透過または拡散透過させる。透光部材35は、外側カバー1と突出部12によって挟持されている。
図7に示す例では、第2発光モジュール31が導光路2内に設けられている。そして、導光路2の上端を塞ぐ外側カバー1の天板部4が、装置本体11の天板部14よりも低い位置に設けられており、天板部4の下面、すなわち導光路2の上端に第2発光モジュール31が取り付けられている。この場合、第1発光モジュール21と第2発光モジュール31が離れて配置されるので、互いの熱的影響が小さいという利点がある。天板部4は装置本体11の周りにリング状に形成され、第2発光モジュール31は外側カバー1の周方向に沿って設けられる。天板部4は平坦であるから、第2発光モジュール31の取り付けが容易である。
また、導光路2には光を誘導するための導光体201が設けられている。導光体201は、一方側の光入射面から入射する光を他方側の光出射面まで低ロスで導くための透光部材である。導光体201の光入射面は第2発光モジュール31に近接配置され、光出射面は透光部材35に近接配置されることが好ましい。導光体201を設ける場合、筒壁部13の第2面13Bおよび外側カバー1の内面1Aは反射面として機能しなくてもよい。
図8に例示する照明装置210は、第2発光モジュール31が外側カバー1の内面1Aに取り付けられている点で、照明装置200と異なる。第2発光モジュール31の第2基板33には、例えばフレキシブル基板が適用され、第2発光モジュール31が内面1Aに沿って湾曲した状態で取り付けられる。また、照明装置210は、導光体201を有さない点で、照明装置200と異なる。
照明装置210では、少なくとも第2発光モジュール31と対向する筒壁部13の第1面13Aが反射面として機能し、好ましくは第1面13Aおよび外側カバー1の内面1Aが反射面として機能する。第1面13Aおよび内面1Aは、鏡面反射面であってもよく、拡散反射面であってもよい。照明装置210では、例えば第2発光モジュール31の光が多重反射して導波するため、光りムラが生じ難い。なお、第2発光モジュール31は、第1面13Aに取り付けられてもよい。
図9に例示する照明装置220は、外側カバー1の天板部4が装置本体11の天板部14と同じ高さに形成されている点で、照明装置200,210と異なる。第2発光モジュール31は、天板部4の下面に取り付けられており、第1発光モジュール21と同じ高さに水平方向に並んで配置されている。各発光モジュールを同一平面上に配置することで、放熱機構を共有することが可能である。この場合、筒壁部13の第1面13Aおよび外側カバー1の内面1Aが反射面として機能することが好ましい。また、導光路2の長さが長いため、光りムラが生じ難い。
さらに、照明装置220は、第1発光モジュール21の光が照射される突出部12の第1面13Aに形成された蓄光層221と、第2発光モジュール31の光が照射される突出部12の第2面13Bに形成された蓄光層222を備える。蓄光層221,222は、上述の蓄光層82と同様の方法で設けることができる。この場合、蓄光層82が発光することで、消灯時においても明かりを確保できる。
図10に例示する照明装置230では、装置本体11の天板部14の上面に第2発光モジュール31が取り付けられており、天板部14の上方を含む装置本体11の上部全体を覆うようにドーム状の外側カバー1が設けられている点で、上述の実施形態と異なる。第2発光モジュール31の光は上方に向かって出射され、外側カバー1の内面1Aで反射される。この場合も、各発光モジュールで放熱機構を共有することが可能であり、また導光路2の長さが長いため、光りムラが生じ難い。
図11に例示する照明装置240では、第2発光モジュール31が外側カバー1の外部に設けられている点で、照明装置230等と異なる。図11に示す例では、第2発光モジュール31が点灯装置241と一体化されている。外側カバー1の筒壁部3には開口242が形成されており、第2発光モジュール31の光は開口242を介して導光路2に導入される。開口242は、筒壁部3のうち装置本体11の天板部14よりも上方に位置する部分に形成されている。なお、開口242は外側カバー1の天板部4に形成されてもよい。
図12に例示する照明装置250では、第1発光モジュール21と第2発光モジュール31とが一体化された発光モジュールユニット251を備える点で、照明装置240等と異なる。なお、照明装置250は、装置本体11の上部全体を覆うように外側カバー1が設けられている点で、照明装置230,240と共通する。図12に示す例では、発光モジュールユニット251が、装置本体11の天板部14と外側カバー1の天板部4との間において導光路2内に配置されている。照明装置250によれば、各発光モジュールをユニット化することで放熱機構の共有化等を図り、装置構造を簡素化できる。
装置本体11は、導光路2に配置された発光モジュールユニット251の光を装置本体11の内部に導入するための入射開口19を有する。図12に示す例では、入射開口19が装置本体11の天板部14に形成され、発光モジュールユニット251の第1発光モジュール21が入射開口19から装置本体11の内部に挿入されている。また、発光モジュールユニット251には、第1発光モジュール21および第2発光モジュール31を覆うようにモジュールカバー252,253が設けられている。モジュールカバー252,253は拡散透過体であってもよく、または透明体であって、モジュールカバー252,253の入射面と出射面とで光を成形するレンズ機能を有していてもよい。
図13に例示する照明装置260では、導光体261によって、第1発光モジュール21が設けられる凹部262と、第2発光モジュール31の光を通す導光路263とが形成されている。導光体261は、上部が天井裏空間102に挿入されており、下部が天井面101よりも下方に突き出して径方向外側に広がっている。第2発光モジュール31は、第1発光モジュール21よりも上方に設けられている。導光体261は、第2発光モジュール31から出射される光の照射方向を天井面101および天井面101に沿った方向とする突出部264を有する。
照明装置260において、第1発光モジュール21の光は、例えば導光体261の内面261Aで反射し、凹部262の開口から出射される。他方、第2発光モジュール31の光は、導光体261の内面261Aと外面261Bとの間に形成される導光路263を通り、水平方向に向いた突出部264の先端面261Cから天井面101に沿った方向に出射される。すなわち、照明装置260では、導光体261によって、第1発光モジュール21の光が内部に出射される装置本体と、装置本体との間に導光路263を形成する外側カバーとが構成されているといえる。
図14に例示する照明装置270は、発光モジュール内臓点灯装置271を備え、第1光ファイバー272と、第2光ファイバー273とを用いて、主照明用の光と間接照明用の光とが分岐される構造を有する。このように、外側カバー1の外部に発光モジュールを配置することで、装置内部の構造を簡素化することができる。発光モジュール内臓点灯装置271には、例えば第1発光モジュール21および第2発光モジュール31が内臓されている。なお、発光モジュール内臓点灯装置271には、1つの発光モジュールが内臓されていてもよいが、この場合は、出射方向の切り替えを可能とすることが好ましい。
発光モジュール内臓点灯装置271は、外側カバー1の外部に設けられており、筒壁部3に形成された開口242を通って2本の光ファイバーが外側カバー1内に引き込まれている。第1光ファイバー272の先端部は、装置本体11の天板部14に形成された貫通穴から装置本体11の内部に挿入されており、第1光ファイバー272を通る光は装置本体11の内部に出射される。他方、第2光ファイバー273の先端部は、導光路2内に位置しており、第2光ファイバー273を通る光は導光路2内に出射される。
図15〜図18に例示する形態では、各発光部で共有の発光モジュール5が設けられている。図15〜図18に例示する形態は、発光モジュール5の光が、装置本体11の内部を通る主照明用の第1方向と、導光路2を通る間接照明用の第2方向とに、光の出射方向を変更できるように構成されている点で、上述の実施形態と異なる。図15〜図18では、主照明光が出射される状態(a)と、間接照明光が出射される状態(b)を示す。また、図17の(c)は間接照明光が出射される状態を示す。
図15〜図18に例示する照明装置では、主照明光および間接照明光のいずれも、発光モジュール5から出射される。発光モジュール5は、第1発光モジュール21等と同様に、基板7に実装された発光素子6を有する。好適な発光素子6は、半導体発光素子であって、中でもLEDが好ましい。この場合も、主照明光と間接照明光の明るさが同等となり、間接照明光のみで部屋全体の明るさを十分に確保できる。
図15〜図18に例示する照明装置において、発光モジュール5は導光路2内に設けられる。そして、装置本体11は、発光モジュール5の光を装置本体11の内部に導入するための入射開口19を有する。入射開口19は、装置本体11の上端に位置する天板部14に形成されることが好ましい。発光モジュール5の光は、入射開口19を介して主照明用の第1方向に出射されると共に、第2発光モジュール31の光源である第2発光素子32の位置と入射開口19の位置をずらすか、または入射開口19を塞ぐことで、間接照明用の第2方向に出射される。
図15に例示する照明装置300では、装置本体11の天板部14の上方に発光モジュール5が設けられている。天板部14には、入射開口19が形成されており、入射開口19を覆うように拡散透過体301が設けられている。発光モジュール5の光は、拡散透過体301を透過して装置本体11の内部に照射され、装置本体11の下端の開口から主照明光として出射される。なお、発光モジュール5の光の一部は導光路2を通って透光部材35から出射される間接照明光となるが、多くの光は主照明光として出射される。
照明装置300では、蓋体302を用いて入射開口19を塞ぐことにより、装置本体11の内部を通って出射される主照明光を遮断することができる。このとき、発光モジュール5の光は、導光路2を通って透光部材35から出射される間接照明光となる。拡散透過体301は、天板部14の上面において上方に膨出しており、蓋体302をはめ込み可能な凹部を形成している。
図16に例示する照明装置310は、装置本体11の天板部14の上方に設けられた発光モジュール5と、天板部14に形成された入射開口19とを有する点で、照明装置300と共通する。一方、照明装置310は、光の出射方向を切り替えるための手段として、内側遮光体311と、外側遮光体315とを備える点で、照明装置300と異なる。内側遮光体311および外側遮光体315は、例えば有底円筒形状を有し、内側遮光体311が外側遮光体315の内部に収容されている。
内側遮光体311は、外側カバー1の天板部4の下面に固定され、その下部は入射開口19を通って装置本体11の内部に挿入されている。外側遮光体315は、内側遮光体311に対して、上下方向にスライド可能に取り付けられている。内側遮光体311には、導光路2内に位置する部分に窓穴312が、装置本体11の内部に位置する部分に窓穴313がそれぞれ形成されている。また、外側遮光体315には窓穴316が形成されている。
照明装置310では、外側遮光体315の窓穴316が内側遮光体311の窓穴313と一致するように外側遮光体315をスライドさせることで、窓穴312が塞がれ、導光路2を通る間接照明用の光が遮断される。このとき、発光モジュール5の光は、窓穴313,316を通って装置本体11の内部に出射される。他方、外側遮光体315の窓穴316が内側遮光体311の窓穴313と一致するように、外側遮光体315をスライドさせると、窓穴313が塞がれ、装置本体11の内部を通る主照明用の光が遮断される。このとき、発光モジュール5の光は、窓穴312,316を通って導光路2に出射される。
図17に例示する照明装置320,330は、発光モジュール5が取り付けられたモジュール保持体321と、モジュール保持体321を回転または水平方向にスライドさせる軸322を備える点で、照明装置300,310と異なる。照明装置320では、モジュール保持体321が装置本体11の入射開口19に対応する位置で、軸322によって回転可能に支持されている。
照明装置320では、軸322を回転させてモジュール保持部321の発光モジュール5が取り付けられた面を下方に向けることで、発光モジュール5の光が装置本体11の内部に出射される。他方、軸322を回転させてモジュール保持部321の発光モジュール5が取り付けられた面を上方に向けることで、発光モジュール5の光が導光路2内に出射される。このとき、入射開口19がモジュール保持部321によって塞がれ、装置本体11の内部を通る主照明用の光が遮断される。
照明装置330では、モジュール保持体321の下面に発光モジュール5が取り付けられている。モジュール保持体321は、発光モジュール5が入射開口19と上下方向に重なる位置と、発光モジュール5が入射開口19からずれて導光路2内に存在する位置との間で、水平方向にスライド可能に軸支されている。
図18に例示する照明装置340は、外側カバー1に対して、装置本体11が回転可能に支持された構造を有する。発光モジュール5は、照明装置300,310と同様に、外側カバー1の天板部4の下面に取り付けられているが、その位置は天板部4の中心から離れている。一方、天板部4の中心には、装置本体11に固定され、上下方向に延びる軸341が設けられている。
照明装置340では、軸341を回転させることで装置本体11が外側カバー1の中で回転する。そして、照明装置340は、装置本体11の回転により、天板部14に形成された入射開口19が発光モジュール5の真下にきて主照明光が出射される状態と、これらの位置がずれて間接照明光が出射される状態とを取ることができる。
なお、軸322,341は、図示しない電動機を用いて回転またはスライドさせることができる。照明装置310の外側遮光体315についても、電動機を用いてスライドさせることができる。また、照明装置200,260以外の照明装置に導光体を用いてもよく、第2発光モジュール31としてサイド発光型の発光モジュールを用いてもよい。
照明装置の実施形態として、第2の発光モジュール31が円環状の場合を例示したが、その形状は円環状に限定されない。例えば、天井100に矩形状の埋め込み穴103が形成されている場合、照明装置10が矩形であり、第2の発光モジュール31が矩形環状であってもよい。この場合も、上述の構成と同等の効果を得ることができる。