JP2018147361A - 画像投影システム - Google Patents

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淳 真下
Atsushi Mashita
淳 真下
藤岡 哲弥
Tetsuya Fujioka
哲弥 藤岡
金井 秀雄
Hideo Kanai
秀雄 金井
丈裕 西森
Takehiro Nishimori
丈裕 西森
御沓 泰成
Yasunari Mikutsu
泰成 御沓
聡 土屋
Satoshi Tsuchiya
聡 土屋
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Abstract

【課題】机上投影の際に画像投影装置を投影面に対して平行移動させても、インタラクティブ機能を実現する。
【解決手段】被投影面に投影画像140を投影する画像投影装置1と、被投影面に投影された投影画像140を撮像する撮像装置70と、被投影面に平行な光を射出するレーザ光射出装置60と、を備えた画像投影システム100において、撮像装置70およびレーザ光射出装置60は、画像投影装置1に取り付けられているとともに、レーザ光射出装置60を被投影面に対して押圧する押圧機構80を備える。
【選択図】図14

Description

本発明は、画像投影システムに関する。
画像投影装置として広く知られたプロジェクタは、プレゼンテーション、会議、教育現場、サイネージなどに広く用いられているとともに、液晶パネルの高解像化、ランプの高効率化に伴う明るさの改善、低価格化などが進んでいる。
また、DMD(Digital Micro-mirror Device)を利用したDLP(Digital Light Processing)方式の画像投影装置が普及し、オフィスや学校のみならず家庭においても広くこれら画像投影装置が利用されるようになってきている。また、スクリーンなどの被投影面までの投影距離を短くした、短焦点型の画像投影装置の開発が盛んである。
近年、画像投影装置や、画像投影装置とパーソナルコンピュータなどの映像供給装置(情報処理装置)とを接続した画像投影システムにおいて、画像投影装置から被投影面に投影されている投影画像に対して、ユーザが自身の指や、電子ペンなどのポインティングデバイスを用いて、投影画像上のポインタ操作や、文字や図形の手書き入力操作などを可能としたインタラクティブ機能を有する画像投影装置、画像投影システムが知られている。
画像投影装置からの投影画像に対し、インタラクティブ機能を実現する方式として、撮像装置にてポインティングデバイスによる照射位置を撮像して位置情報を検出する照射位置検出方式や、投影画像中にポインティングデバイスが読み込むための位置情報を埋め込む位置情報読取方式、等の方式の他、被投影面の周縁部に赤外線レーザなどを射出する光射出装置を配置し、スクリーンからわずかに離れた距離(例えば、2〜3mm)で、スクリーンと平行方向に光を照射し、その光が指やポインティングデバイスによって遮られた位置を撮像装置(赤外線カメラなど)で撮影して、位置情報を検出する方式(レーザカーテン方式という)が知られている。
例えば、特許文献1には、映像光を投写面に投写する投写部と、投写面に向けて不可視光を出射可能に構成され、かつ、不可視光の照射範囲が映像光の投写領域と投写領域外の所定の領域とを含むように配置された不可視光発光部と、映像光を構成する複数の色光のうちの少なくとも1つと不可視光とを受光可能に構成され、投写面を撮像して撮像画像を生成する撮像部と、撮像画像に基づいて、所定の領域内に侵入した物体の位置を検出する侵入物検出部と、を備えた投写型映像表示装置が開示されている。
これらの方式では、ポインティングデバイスの操作位置を画像投影装置または映像供給装置で認識することで、または、ポインティングデバイスから位置情報が画像投影装置または映像供給装置に送信されることで、画像投影装置または映像供給装置は、ポインティングデバイスの操作位置を認識することができる。
また、近年、投影画像をスクリーンや壁面に投影するのではなく、机の上に投影することができる形式(以下、机上投影という)の画像投影装置も知られている。机上投影は、画像投影装置を吊り下げて上から投影する場合の他、画像投影装置を机上に設置部材等を介して間接的に、または机上に直接に設置して、投射角度を大きくとり、斜め横から投影することで実現することが知られている。また、机の近傍に位置する構造物(壁など)に画像投影装置を取り付けて、机上投影を実現することも知られている。
しかしながら、これまでの画像投影装置による机上投影において、レーザカーテン方式によるインタラクティブ機能を実現する場合、レーザカーテンが照射される領域は固定されているため、画像投影装置を机(すなわち、投影面)に対して平行方向に移動させた場合、投影範囲とレーザカーテンが照射される領域が一致しなくなり、インタラクティブ機能を使用することができなかった。
そこで本発明は、机上投影の際に画像投影装置を投影面に対して平行移動させても、インタラクティブ機能を実現可能な画像投影システムを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る画像投影システムは、被投影面に画像を投影する画像投影装置と、前記被投影面に投影された画像を撮像する撮像装置と、前記被投影面に平行な光を射出する光射出装置と、を備えた画像投影システムにおいて、前記撮像装置および前記光射出装置は、前記画像投影装置に取り付けられているとともに、前記光射出装置を前記被投影面に対して押圧する押圧手段を備えるものである。
本発明によれば、机上投影の際に画像投影装置を投影面に対して平行移動させても、インタラクティブ機能を実現することができる。
画像投影システムの一例を示す概略構成図である。 画像投影装置の一実施形態を示す外観斜視図である。 画像投影装置の側面図であって、被投影面への投影状態を示した図である。 (A)画像投影装置の外装カバーを外した状態を示す斜視図、(B)(A)の丸囲み部分の拡大構成図である。 照明ユニット、投影ユニット、画像表示素子ユニット、および光源ユニットの断面図である。 画像投影装置の機能ブロック図である。 電子ペンの機能ブロック図である。 映像供給装置の機能ブロック図である。 天吊り投影の場合のレーザカーテン方式の画像投影システムの説明図である。 レーザ光射出装置の内部構成の一例を示す概略構成図である。 画像投影装置による机上投影の説明図である。 机上投影の場合のレーザカーテン方式の画像投影システムの説明図である。 レーザ光射出装置を有する画像投影装置による机上投影の説明図である。 本実施形態に係る画像投影システムによる机上投影の斜視説明図である。 本実施形態に係る画像投影システムによる机上投影の横視図である。 押圧機構の構成例を示す説明図である。
以下、本発明に係る構成を図1から図16に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
(画像投影システム)
図1は、画像投影システム100の一例を示す概略構成図である。画像投影システム100は、画像投影装置(プロジェクタ)1と、映像信号(投影情報)を画像投影装置1に供給する映像供給装置110と、を含んで構成されており、画像投影装置1と映像供給装置110とは、ケーブル120によって接続されている。なお、映像信号には静止画表示のための画像信号も含まれる。
画像投影装置1は、映像供給装置110が提供する映像信号を基に映像を生成し、スクリーン等の被投影面130に投影するプロジェクタである。図1では、被投影面130上に画像投影装置1から投影画像140が投影されている。
画像投影装置1は、映像信号を入力するインタフェースとして、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)(登録商標)端子、DisplayPort端子、Thunderbolt端子、VGA(Video Graphics Array)入力端子、S−VIDEO端子、RCA端子等の画像入力端子を備えている。また、画像投影装置1は、複数の画像入力端子を備えていることが好ましい。画像入力端子に接続されたケーブル120を介して映像供給装置110から映像信号を受信する。ケーブル120は、通信インタフェースに準拠したケーブルであって、例えば、HDMIケーブルである。
また、画像投影装置1は、Bluetooth(登録商標)やWiFi(登録商標)等の無線通信プロトコルに準拠した無線通信により、映像供給装置110から映像信号を受信してもよい。
映像供給装置110は、画像投影装置1が投影すべき画像を提供する装置である。映像供給装置110は、映像信号を出力するインタフェースを備えており、映像供給装置110の表示画像を形成する映像信号を所定の転送レート(例えば、30fps(frame per second)〜60fps)で画像投影装置1に送信する。
映像供給装置110も同様に、映像信号を出力するインタフェースとして、HDMI端子、DisplayPort端子、Thunderbolt端子、VGA入力端子、S−VIDEO端子、RCA端子等の画像出力端子を備えており、これらの端子に接続されたケーブル120を介して画像投影装置1に送信することができる。また、映像供給装置110は、無線通信により、画像投影装置1に映像信号を送信してもよい。
映像供給装置110としては、例えば、ノート型PC、デスクトップ型PCやタブレット型PC、スマートフォン等の映像信号を供給可能な情報処理装置を用いることができる。なお、図1に示す例では、画像投影装置1に1つの映像供給装置110が接続されているが、画像投影装置1に複数の映像供給装置110を接続するものであってもよい。
また、画像投影システム100は、ユーザが握持した状態で被投影面130上で操作することで、種々の操作を実行することができるポインティングデバイスである電子ペン50を備えている。電子ペン50は、画像投影装置1および映像供給装置110、または映像供給装置110に無線通信により接続され、信号の送信が可能となっている。
なお、画像投影装置1が投影する投影画像140の基となる投影情報は、映像供給装置110から提供されるものに限られず、画像投影装置1の記憶部に記憶されているものであっても、画像投影装置1に外部接続可能なUSBメモリなどの補助記憶装置に記憶されているものであってもよい。
(画像投影装置)
図2は、画像投影装置1の一実施形態を示す外観斜視図である。また、図3は、画像投影装置1の側面図であって、被投影面130への投影状態を示した図である。
なお、本実施形態では、画像投影装置1は、DMDを用いたDLP(Digital Light Processing)方式のプロジェクタを例に説明するが、本発明を適用可能な画像投影装置1はこれに限られるものではなく、LCD(Liquid Crystal Display)方式、LCOS(Liquid crystal on silicon)方式等であってもよい。また、光源が単色光源であって、カラーホイールにより分光する画像投影装置を例に説明するが、光源として複数のレーザ光源を有し、該レーザ光源からのレーザ光を画像表示素子に導く画像投影装置であってもよい。
画像投影装置1は、装置内部に光源としてのランプや多数の電子基板を備えており、起動時には、装置の内部温度が上昇する。このため、画像投影装置1には、内部の構成部品が耐熱温度を超えないように、吸気口11および排気口12が設けられている。
図4(A)は、画像投影装置1の外装カバー2を外した状態を示す斜視図である。また、図4(B)は図4(A)の丸囲み部分で示す光学エンジン3と光源ユニット4の拡大構成図である。図4に示すように、画像投影装置1は、光学エンジン3および光源ユニット4を備えている。また、図5は、照明装置である照明ユニット3a(照明光学系)、投影ユニット3b(投影光学系)、画像表示素子ユニット10、および光源ユニット4の上面から見た断面図である。光学エンジン3は、照明ユニット3aおよび投影ユニット3bからなる。
図4に示すように、吸気口11、排気口12の内側には、それぞれ吸気ファン13、排気ファン14が設けられており、吸気ファン13から吸入した外気を排気ファン14から排出することで、装置内の強制気流による空冷がなされる。
画像投影装置1においては、光源ユニット4の光源からの光(白色光)が光学エンジン3の照明ユニット3aに照射される。照明ユニット3a内では、照射された白色光をRGBに分光した後、レンズ、ミラー等により画像表示素子ユニット10へ導き、変調信号に応じて画像形成する画像表示素子ユニット10とその画像を投影ユニット3bにより被投影面130へ拡大投影する構成となっている。
光源ユニット4の光源であるランプ15としては、種々のランプを用いることができるが、例えば、高圧水銀ランプ、キセノンランプなどのアークランプを用いることができる。例えば、高圧水銀ランプを用いることが好ましい。
また、光源ユニット4の側面の一方向側には光源を冷却するファン16が設けられている。ファン16は、光源ユニット4の各部が設定された定格温度範囲内の温度となるように、その回転数が制御される。また、光源ユニット4からの光の出射方向と投影ユニット3bからの画像光の出射方向は、図5に示すように、略90°の関係となっている。
また、光学エンジン3の照明ユニット3aは、光源から照射された光を分光するカラーホイール5(回転色フィルター)と、カラーホイール5から出射した光を導くライトトンネル6と、リレーレンズ7、平面ミラー8および凹面ミラー9と、を備えている。また、照明ユニット3a内には、画像表示素子ユニット10が設けられる。
照明ユニット3aでは、先ず、光源からの出射光である白色光が、円盤状のカラーホイール5で単位時間毎にRGBの各色が繰り返す光に変換され出射される。カラーホイール5から出射された色分離された光は、ライトトンネル6に導かれる。ライトトンネル6は、入射された光がその内部(内壁)で複数回反射され合成されることで均一化する照明均一変換光学部材である。
次いで、ライトトンネル6から出射された光は、2枚のレンズを組み合わせてなるリレーレンズ7により、光の軸上色収差を補正しつつ集光される。また、リレーレンズ7から出射される光は、平面ミラー8および凹面ミラー9によって反射されて、画像表示素子ユニット10に集光される。画像表示素子ユニット10は、複数のマイクロミラーからなる略矩形のミラー面を有し、画像データに基づいて各マイクロミラーが時分割駆動されることにより、所定の画像を形成するように投影光を加工して反射する画像表示素子(光変調素子)としてのDMD10aを備えている。
画像表示素子ユニット10は、入力信号に応じてマイクロミラーのオンオフを切り替えることで投影ユニットへ光を出力する光を選別するとともに階調を表現する。すなわち、DMD10aにより、時分割で画像データに基づいて、複数のマイクロミラーが使用する光は投影レンズへ反射され、捨てる光はOFF光板へ反射される。画像表示素子ユニット10で使用する光は投影ユニット3bへ反射し、投影ユニット3b内の複数の投影レンズを通り拡大された画像光は被投影面130上へ拡大投影される。
図6に画像投影装置1の機能ブロック図を示す。画像投影装置1は、光学エンジン3、画像表示素子ユニット10、ランプ15、ファン16、映像入力端子部20、映像音声処理部21、音声出力ユニット22、ランプ制御部23、光学制御部24、操作部25、操作受付部27、入出力インタフェース28、無線通信部29、主制御部30、ファン制御部35等を備えている。
映像入力端子部20は、映像供給装置110にケーブル120にて接続される端子部であって、HDMI端子、ビデオ端子、RGB端子などである。
映像音声処理部21は、入力された映像信号をRGBのデジタル映像データに変換し、主制御部30に転送する。また、映像入力端子部20、主制御部30から入力された音声データをD/A変換してスピーカーなどの音声出力ユニット22に出力する。
主制御部30は、メインプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)と、制御プログラム等を記憶したROM(Read Only Memory)と、各処理におけるデータを一時的に格納しておくメモリデバイス(例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等)と、電源OFF時にも設定情報等を記録しておく不揮発性メモリであるNVRAM(Non Volatile RAM)等がバスで接続された制御手段である。NVRAMに替えて、EPROMやEEPROM、フラッシュメモリ等の種々の不揮発性メモリを用いてもよい。また、投影情報は、撮像データと比較可能なデータ形式として記憶される。
主制御部30は、映像音声処理部21より転送されるRGB映像データを表示すべく、ランプ制御部23および光学制御部24を制御する。ランプ制御部23は、主制御部30からの制御に基づいて、光源としてのランプ15を制御する。また、光学制御部24は、主制御部30からの制御に基づいて、光学エンジン3、画像表示素子ユニット10を制御する。また、ファン制御部35は、主制御部30からの制御に基づいて、ファン16を制御する。
また、主制御部30は、撮像装置70(後述する)を制御して撮像タイミングを制御するとともに、撮像装置70で撮像した被投影面130の撮像データを取得する撮像制御部31と、撮像装置70で撮像した被投影面130の撮像データに基づいて、レーザ光射出装置60(後述する)から射出された光が遮られた位置を検知する位置検知部32(位置検知手段)を備えている。
操作部25は、ユーザからの種々の操作要求を受け付けるものであり、画像投影装置1の外面に設けられるキーボタン(本体キー)によって構成される。例えば、各種設定や選択を行うためのメニュー画面を表示させるメニューキーなどを備えている。また、操作要求には、メニュー画面等のOSD画面の表示指示、投影している画像のアスペクト比の変更要求、画像投影装置1の電源OFF要求、ランプ15の光量を変更するランプパワー変更要求、などが含まれる。操作部25は、操作要求を受け付けると、当該操作要求を主制御部30に通知する。
また、遠隔操作手段としてのリモコン26には、操作部25と同様のキーボタンが備えられており、操作部25と同様の操作が可能である。リモコン26からの操作要求は、赤外線データで操作受付部27に送信され、操作受付部27は、リモコン26からの信号を受信すると、主制御部30へ通知する。
無線通信部29は、電子ペン50から送信されるクリック情報などの情報を受信して、これを主制御部30に通知する。
入出力インタフェース28は、映像供給装置110と接続する通信インタフェースであって、電子ペン50からのクリック情報や、電子ペン50の位置情報などが画像投影装置1から映像供給装置110に送信される。例えば、USB(Universal Serial Bus)などの通信インタフェースである。
(電子ペン)
図7に電子ペン50の機能ブロック図を示す。電子ペン50は、第1ボタン51、第2ボタン52、ペン先ボタン53、操作受付部54、電子ペン制御部55、および無線通信部56を備え、投影画像140上で各種のクリック操作が可能となっている。
操作受付部54は、第1ボタン51、第2ボタン52、ペン先ボタン53が押下されたことを検知して、これを電子ペン制御部55へ通知する。ペン先ボタン53は、電子ペン50の先端部を被投影面130上に押し付けることで押下することが可能となっている。
ここでは、第1ボタン51がマウスの左ボタン、第2ボタン52がマウスの右ボタン、ペン先ボタン53がマウスの左ボタンに割り当てられているものとし、ダブルクリック操作は、第1ボタン51またはペン先ボタン53が連続で押下されることで実行されるものとする。なお、ボタンの数および機能の割り当てについては、特に限られるものではない。
無線通信部56は、画像投影装置1または映像供給装置110に対して、クリック情報などの各情報を送信する。
電子ペン制御部55は、操作受付部54からいずれかのボタンがクリックされた情報を受けた時は、該クリック情報を、無線通信部56を介して画像投影装置1または映像供給装置110に送信する。
(映像供給装置)
図8に映像供給装置110の機能ブロック図を示す。映像供給装置110は、データを入力するための入力部111と、ディスプレイなどの表示部112と、データ通信を行うための通信部113と、装置全体の制御を司る制御手段としてのCPU114と、CPU114のワークエリアとして使用されるRAM115と、CPU114を動作させるための各種プログラム等を記憶した記憶部116とから構成されている。
映像供給装置110側でインタラクティブ機能を実現するための構成を備える場合、映像供給装置110は、撮像装置70を制御して撮像タイミングを制御するとともに、撮像装置70で撮像した被投影面130の撮像データを取得する撮像制御部31や、撮像装置70で撮像した被投影面130の撮像データに基づいて、レーザ光射出装置60から射出された光が遮られた位置を検知する位置検知部32を備えるものである。
(レーザカーテン方式(天吊り投影))
次に、レーザカーテン方式の画像投影システム100について説明する。図9は、天吊りに配置された画像投影装置1から投影画像140を被投影面130に投影する画像投影システム100の構成図である。図9の例では、画像投影装置1は、天井に設けられる保持部材により保持され、天吊り状態で固設されている。
この画像投影システム100は、被投影面130の上部にレーザ光射出装置60が設けられており、レーザ光射出装置60は、レーザ光61の平行光線を、被投影面130の平行方向に被投影面130から所定の間隔を有するように射出する。
また、画像投影システム100は、投影画像を撮像する撮像装置70を備えており、撮像装置70は、画像投影装置1と接続されている。撮像装置70は、撮像制御部31により制御されて、被投影面130上の投影画像140を撮像し、撮像データ(撮像情報)を撮像制御部31へ渡す撮像装置である。撮像装置70は、例えば、赤外線カメラである。なお、撮像装置70は、画像投影装置1の内部に設けられていてもよい。また、撮像装置70は、映像供給装置110と接続されて、映像供給装置110で制御されるものであってもよい。
レーザカーテン方式の画像投影システム100では、レーザ光射出装置60から照射されたレーザ光61が遮られた位置を検知すること指やポインティングデバイスの位置を検知するとともに、ポインティングデバイスによる操作を可能としたインタラクティブ機能を実現する。
図10は、レーザ光射出装置60の内部構成の一例を示す概略構成図である。レーザ光射出装置60は、光源62として、例えば、半導体レーザを有している。光源62から射出されたレーザ光61は、レーザ光61の光路に設けられたコリメータレンズ63により平行光に変換される。平行光は、次いで、シリンドリカルレンズ64により直線上に集光され、直線状のレーザ光61を射出する。
レーザ光射出装置60は、光源62、コリメータレンズ63、およびシリンドリカルレンズ64の組み合わせを複数有することで、カーテン状のレーザ光61を射出している。なお、レーザ光射出装置60の構成は、図10の例に限られるものではなく、例えば、回転可能に設けられたポリゴンミラーにレーザ光を入射させて、ポリゴンミラーを回転させつつ複数のミラー面で反射させて、カーテン状にレーザ光61を射出するものであってもよい。
(レーザカーテン方式(机上投影))
図11は、画像投影装置1による机上投影の説明図である。図11では、画像投影装置1は、机150を被投影面130として、投影画像140を投影した様子を示している。机150の周囲には、3人のユーザ160a,160b,160cがおり、机上の投影画像140を視認可能となっている。
以下、本実施形態では、画像投影装置1は、机150に対して、図示しない設置部材等を介して間接的に設置されて、机上投影を行う例について説明するが、画像投影装置1を机150に直接載置して机150に投影可能な短焦点型の画像投影装置1であれば、机150上に直接載置してもよい。また、机150の近傍に画像投影装置1を取り付け部材を介して設置可能な構造物がある場合は、これに取り付けるようにしても良い。なお、いずれの場合も画像投影装置1は、机150の面に対して平行方向に移動可能に設置される。
図12は、机150に間接的に配置された画像投影装置1から、投影画像140を机150に投影する画像投影システム100の構成図である。図12に示すように、机上投影では、レーザ光射出装置60は机150に載置される。レーザ光射出装置60から照射されるレーザ光61の光軸は、机150と平行であって、机150から、例えば、2〜3mmの間隔を有する位置となるように射出される。
レーザカーテン方式の画像投影システム100による机上投影では、レーザ光61が机に対して平行に照射されない場合であって、レーザ光61が机150に当たってしまう場合、机150をポインティングデバイスとして検出してしまうおそれがある。また、反対にレーザ光61が机150から離れる方向に向いていると、ポインティングデバイスでレーザ光61を遮る場所が、机150から遠くなるため感度が悪くなる。また、いずれの場合も座標ずれが生じてしまうため、正確な位置検知ができなくなってしまう。
ここで、レーザ光射出装置60によるレーザ光61の射出範囲は、画像投影装置1による投影画像140の投影範囲と対応するように較正処理(キャリブレーション)がされているものである。このため、図12に示すような状態から、例えば、画像投影装置1を机150と平行方向に図中の左側にずらすと、現在のレーザ光射出装置60の配置位置では、レーザ光61を照射できないため、レーザ光射出装置60も配置位置を変更するとともに、較正処理が必要となる。また、例えば、画像投影装置1を机150と平行方向に図中の右側にずらすと、投影画像140の投影範囲は、レーザ光射出装置60から離れた位置となり感度が悪くなる。
そこで、本実施形態に係る画像投影システム(画像投影システム100)は、被投影面(被投影面130(机150))に画像(投影画像140)を投影する画像投影装置(画像投影装置1)と、被投影面に投影された画像を撮像する撮像装置(撮像装置70)と、被投影面に平行な光を射出する光射出装置(レーザ光射出装置60)と、を備えた画像投影システムにおいて、撮像装置および光射出装置は、画像投影装置に取り付けられているとともに、光射出装置を被投影面に対して押圧する押圧手段(押圧機構80)を備えるものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
すなわち、図13に示すように、画像投影装置1に対し、取付部材90を介して、レーザ光射出装置60を備えつけて一体として移動するようにすれば、画像投影装置1を机150に対して、平行方向に移動させても、レーザ光射出装置60を追従させて移動させることが可能となる。
ここで、レーザ光射出装置60は、机150に置いた状態を使用状態として、この状態(すなわち、レーザ光射出装置60と机150との間隔が0)にて、机150から所定の間隔で光が照射されるようにレーザ光61を調整している。
このとき、レーザ光射出装置60と机150との間隔は、レーザ光射出装置60と机150との平行度に依存するため、例えば、図13に示すように机150の平行度が低い状態では、動かした箇所によっては、レーザ光が机150から所定距離以上浮いてしまい、インタラクティブ機能の性能が劣化してしまう。
そこで、本実施形態に係る画像投影システム100は、さらに、取付部材90を、レーザ光射出装置60を被投影面130(机150)に押圧させるための押圧機構80とするものである。これにより、レーザ光射出装置60を被投影面130(机150)に安定して接触させた状態で、平行移動させることが可能となる。
図14は、本実施形態に係る画像投影システム100による机上投影の斜視説明図である。また、図15は、本実施形態に係る画像投影システム100による机上投影の横視図である。なお、画像投影装置1は、上述のように、設置部材等を介して間接的に設置されており、机150面に対して、平行方向に動かせるようになっている。
この画像投影システム100では、画像投影装置1に撮像装置70とレーザ光射出装置60が取り付けられており、画像投影装置1を動かすと、撮像装置70およびレーザ光射出装置60も一体として動くようになっている。また、レーザ光射出装置60は、押圧機構80により、被投影面130である机150に押し付けられている。
これにより、画像投影装置1を机150面に平行方向に移動させた場合であっても、撮像装置70およびレーザ光射出装置60も一体として動くため、較正処理(キャリブレーション)をやり直す必要なくインタラクティブ機能を維持することができる。さらに、レーザ光射出装置60は、押圧機構80により常に机150側に押し付けられているので、机150の平行度が低い場合であっても、レーザ光射出装置60と机150の隙間を0として、レーザ光61を規定の位置(被投影面130からの間隔)で照射することができ、インタラクティブ機能を高精度で実現することができる。
図16は、押圧機構80の構成例を示す説明図である。押圧機構80は、画像投影装置1に接続された第1部材81と、レーザ光射出装置60を保持する第2部材82と、を有し、第1部材81と第2部材82とは、収容部84に設けられた弾性部材であるバネ83を介して連結されている。バネ83の下端が第1部材81に取り付けられ、上端が第2部材82に取り付けられている。
このとき、第1部材81は、画像投影装置1に接続され固定されるが、第2部材82は自由端であるため、レーザ光射出装置60が机150に置かれて、バネ83に対してバネ83を引くF1方向の力が加わると、バネ83には弾性力F2が発生する。この時、バネ83に取り付けられた第2部材82、および第2部材82に保持されるレーザ光射出装置60には、机150側にレーザ光射出装置60を押圧する力F3が発生する。
また、レーザ光射出装置60の底面側(被投影面130側)には摩擦低減部材として低摩擦シート65を貼付することが好ましい。低摩擦シート65を介することで、レーザ光射出装置60を机150上で平行移動させる際の摺動抵抗を低減して、平行移動をより滑らかにすることができる。
なお、図16の押圧機構80の例では、バネの付勢力によりレーザ光射出装置60を被投影面130に押し付ける作用を有するようにしているが、押圧機構80の構成は、図16に示すものに限られるものではなく、レーザ光射出装置60を被投影面130に押圧する作用を有するものであればよい。例えば、磁石の磁気力により、レーザ光射出装置60を被投影面130に押し付ける作用を有するようにしてもよい。
また、画像投影装置1が机150に直接載置可能な構成である場合は、押圧機構80の画像投影装置1側の端部は、画像投影装置1に収容される構造を有していればよい。
以上説明した本実施形態に係る画像投影システム100によれば、机上投影の際に画像投影装置1を被投影面130に対して平行移動させても、インタラクティブ機能をそのまま実現することができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
1 画像投影装置
2 外装カバー
3 光学エンジン
3a 照明ユニット
3b 投影ユニット
4 光源ユニット
5 カラーホイール
6 ライトトンネル
7 リレーレンズ
8 平面ミラー
9 凹面ミラー
10 画像表示素子ユニット
10a DMD
11 吸気口
12 排気口
13 吸気ファン
14 排気ファン
15 ランプ
16 ファン
20 映像入力端子部
21 映像音声処理部
22 音声出力ユニット
23 ランプ制御部
24 光学制御部
25 操作部
26 リモコン
27 操作受付部
28 入出力インタフェース
29 無線通信部
30 主制御部
31 撮像制御部
32 位置検出部
35 ファン制御部
50 電子ペン
51 第1ボタン
52 第2ボタン
53 ペン先ボタン
54 操作受付部
55 電子ペン制御部
56 無線通信部
60 レーザ光射出装置
61 レーザ光
62 光源
63 コリメータレンズ
64 シリンドリカルレンズ
65 低摩擦シート
70 撮像装置
80 押圧機構
81 第1部材
82 第2部材
83 バネ
84 収容部
90 取付部材
100 画像投影システム
110 映像供給装置
111 入力部
112 表示部
113 通信部
114 CPU
115 RAM
116 記録部
120 ケーブル
130 被投影面
140 投影画像
150 机(被投影面)
160a,160b,160c ユーザ
特開2012−256000号公報

Claims (7)

  1. 被投影面に画像を投影する画像投影装置と、
    前記被投影面に投影された画像を撮像する撮像装置と、
    前記被投影面に平行な光を射出する光射出装置と、を備えた画像投影システムにおいて、
    前記撮像装置および前記光射出装置は、前記画像投影装置に取り付けられているとともに、
    前記光射出装置を前記被投影面に対して押圧する押圧手段を備えることを特徴とする画像投影システム。
  2. 前記押圧手段は、前記画像投影装置に固設された第1部材と、前記光射出装置に固設された第2部材と、を弾性部材を介して接続してなり、
    該弾性部材の弾性力により、前記光射出装置を前記被投影面に対して押圧することを特徴とする請求項1に記載の画像投影システム。
  3. 前記押圧手段は、磁石を有し、
    該磁石の磁気力により、前記光射出装置を前記被投影面に対して押圧することを特徴とする請求項1に記載の画像投影システム。
  4. 前記光射出装置の前記被投影面側の面に摩擦低減部材を備えることを特徴とする請求項1から3までのいずれかに記載の画像投影システム。
  5. 前記光射出装置は、光源と光学素子を有し、
    前記光学素子は、前記光源からの光を平行光に変換するコリメータレンズを含んでなることを特徴とする請求項1から4までのいずれかに記載の画像投影システム。
  6. 前記画像投影装置は、
    前記撮像装置で前記被投影面に投影された画像を撮像した撮像情報に基づいて、前記光射出装置から射出された光が遮られた位置を検知する位置検知手段を備えることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の画像投影システム。
  7. 前記画像投影装置に投影情報を供給する映像供給装置を備え、
    前記映像供給装置は、
    前記撮像装置で前記被投影面に投影された画像を撮像した撮像情報に基づいて、前記光射出装置から射出された光が遮られた位置を検知する位置検知手段を備えることを特徴とする請求項1から5までのいずれかに記載の画像投影システム。
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