JP2018146450A - 電子装置、地図表示プログラムおよび地図表示方法 - Google Patents

電子装置、地図表示プログラムおよび地図表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 情報提供の効率のよい地図表示を行うことができる電子装置を提供する。【解決手段】 車載装置10は、海、山林、湖畔および河川などの背景領域132が一定の表示面積を超える場合には、背景領域132が表示不要領域であると判定する。表示不要領域であると判定された場合、道路地図の2次元表示を、道路R3の湾曲を表す点Dを見下ろすような俯瞰表示に変更する。これにより、表示不要表示132の表示面積を小さくし、有益な情報を含む陸地134の表示面積を大きくする。【選択図】 図10

Description

本発明は、ナビゲーション装置における地図表示に関し、特に、海、山林、湖畔および河川などの周辺を走行するときの地図表示に関する。
車載用のナビゲーション装置は、自車位置を検出し、検出された自車位置周辺の道路地図をメモリから読出し、これをディスプレイに表示する。通常、画面には、自車位置を中心とする地図が表示されるため、自車が海岸線に沿って走行する場合には、走行上意味をもたない海の表示が大部分となり、有用な道路情報の提供が減少する。このような問題を解決するため、特許文献1のナビゲーション装置は、地図データがない場合には、編集された表示地図に固定し、そこで自車位置の移動を表示させるようにしたので、海岸線を走行するときでも無意味な海の表示を避けることができる。
特開平5−27682号
図14は、従来のナビゲーション装置の地図表示の課題を説明する図である。表示画面1に平面的な地図を表示する場合、表示画面1のほぼ中央に自車Mが位置するように自車周辺地図が表示される。このような地図表示では、海、山林、湖畔および河川などに隣接する道路を走行すると、海等の表示が画面の多くの部分を占有してしまい、利用者にとって有益な情報を十分に提供できないことがある。例えば、図14に示すように、海岸線の道路Rを走行すると、自車Mの右側の半分近くが海2の表示となってしまい、情報を含む陸地3の情報提供の効率が良くない地図表示になってしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、情報提供の効率の良い地図表示が可能な電子装置、地図表示プログラムおよび地図表示方法を提供することを目的とする。
本発明に係る電子装置は、地図表示機能を備えたものであって、自車位置周辺の道路地図を表示する表示手段と、前記表示手段により表示される道路地図に含まれ、かつ少ない情報を含む背景領域であって、当該背景領域が表示不要領域に該当するか否かを判定する第1の判定手段と、前記第1の判定手段の判定結果に基づき前記表示手段を制御する表示制御手段とを含み、前記表示制御手段は、前記第1の判定手段により前記背景領域が表示不要領域に該当すると判定された場合に、前記道路地図を平面表示から俯瞰表示に変更する。
好ましくは電子装置はさらに、自車が走行する道路が直線状であるか否かを判定する第2の判定手段を含み、前記表示制御手段は、前記第2の判定手段により道路が直線状であると判定された場合、前記表示不要領域が存在する側から見下ろす俯瞰表示を行う。好ましくは電子装置はさらに、前記第2の判定手段により道路が直線状でないと判定された場合、自車が進行する道路の湾曲を表す点が前記表示不要領域に包含されるか否かを判定する第3の判定手段を含み、前記表示制御手段は、前記第3の判定手段により前記道路の湾曲を表す点が前記表示不要領域に包含されないと判定された場合には、前記表示不要領域側から前記道路の湾曲を表す点を見下ろす俯瞰表示を行い、前記道路の湾曲を表す点が前記表示不要領域に包含されると判定された場合には、前記道路の湾曲を表す点を前記道路の反対側に移動させ、前記表示不要領域側から前記移動された点を見下ろす俯瞰表示を行う。好ましくは前記表示制御手段は、前記道路の湾曲を表す点が前記道路の左右の両側に存在する表示不要領域に包含されると判定された場合には、自車の進行方向を見下ろす俯瞰表示を行う。好ましくは前記道路の湾曲を表す点は、前記道路上の複数の基準点から算出された2次曲線から求められる。好ましくは記第1の判定手段は、前記背景領域が一定以上の表示面積を有するときに、前記背景領域は、表示不要領域であると判定する。好ましくは前記背景領域は、海、山林、湖畔または河川であり、前記背景領域は、施設、ランドマークまたは道路を含まない領域である。
本発明に係る地図表示プログラムは、自車位置周辺の道路地図を表示する表示手段と、前記表示手段を制御する制御手段とを備えた電子装置の制御手段により実行されるものであって、前記道路地図に含まれ、かつ少ない情報を含む背景領域であって、当該背景領域が表示不要領域に該当するか否かを判定するステップと、前記判定ステップにより前記背景領域が表示不要領域に該当すると判定された場合に、前記道路地図を平面表示から俯瞰表示に変更するステップとを有する。
本発明に係る地図表示方法は、自車位置周辺の道路地図を表示する表示手段と、前記表示手段を制御する制御手段とを備えた電子装置におけるものであって、前記道路地図に含まれ、かつ少ない情報を含む背景領域であって、当該背景領域が表示不要領域に該当するか否かを判定するステップと、前記判定ステップにより前記背景領域が表示不要領域に該当すると判定された場合に、前記道路地図を平面表示から俯瞰表示に変更するステップとを有する。
本発明によれば、背景領域が表示不要領域と判定された場合に、道路地図を平面表示から俯瞰表示に切り替えることで、表示不要領域の表示面積を減少させ、有益な情報を含む領域の表示面積を増やすことができる。その結果、ユーザにとって、進行方向を加味した最適な地図表示を行うことができる。
本発明の実施例に係る車載装置の構成を示すブロック図である。 他の配信サイトから情報を取得する例を示す図である。 本発明の実施例に係る地図データの構成を説明する図である。 本発明の実施例に係る地図表示プログラムの機能的な構成を示す図である。 本発明の実施例に係る表示不要領域判定部の判定方法を説明する図である。 本発明の実施例に係る基準点抽出部の抽出例を説明する示す図である。 本発明の実施例に係る左右判定部の判定例を例示する図である。 本発明の実施例に係る地図表示動作を示すフロー図である。 2次曲線を直線に近似する場合の表示態様を説明する図である。 表示不要領域から離れる道路を示す図である。 表示不要領域に沿う道路を示す図である。 本発明の実施例の変形例に係る地図表示動作を示すフロー図である。 変形例に係る表示目標点の決定を説明する図である。 従来のナビゲーション装置の地図表示の課題を説明する図である。
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る電子装置は、自動車等の移動体上に固定的に搭載されるナビゲーション装置等の車載装置、あるいは持ち歩き可能なポータブルタイプのコンピュータ装置、タブレット型のコンピュータ装置であることができる。本発明に係る電子装置は、ナビゲーション機能と相まって地図表示機能を搭載し、例えば、自車位置周辺の道路地図を表示する。地図表示機能は、自車位置が表示画面の中央付近に位置するように道路地図を表示し、自車位置の変化に伴わない道路地図をスクロールさせることが可能である。電子装置はさらに、これらの以外の他に、例えばオーディオ・ビデオデータを再生する機能、テレビ・ラジオ放送を受信する機能、アプリケーションソフトウエアを実行する機能などを統合的に備えるものであってもよい。
図1は、本発明の実施例に係る車載装置の構成を示すブロック図である。車載装置10は、入力部100、位置情報算出部110、ナビゲーション部120、表示部130、音声出力部140、通信部150、記憶部160、および制御部170を含んで構成される。但し、ここに示す構成は一例であり、車載装置10は、他の機能を包含するものであってもよい。
入力部100は、入力キーデバイス、音声入力認識装置、タッチパネルなどにより、ユーザからの指示を受け取り、これを制御部170へ提供する。位置情報算出部110は、GPS衛星から送信されるGPS信号、ジャイロセンサ等の方位センサの出力に基づき自車の現在位置を算出する。ナビゲーション部120は、例えば、位置情報算出部110によって算出された現在地から目的地までの経路を探索し、探索された経路の音声を音声出力部140から出力したり、自車位置周辺の道路地図を表示部130に表示させたりする。
表示部130は、液晶ディスプレイや有機EL等の表示装置を含み、例えば、ナビゲーション部120によって生成された道路地図画像を表示する。音声出力部140は、ナビゲーションの音声案内、その他、運転支援情報等を出力する。
通信部150は、種々の外部装置との間でデータの送受を可能にする。通信部150は、例えば、図2に示すように、ネットワークNWを介して、位置情報配信サイト152にアクセスし、そこから自車位置情報を取得したり、地図データ配信サイト154にアクセスし、そこから必要な地図データを取得したり、道路交通情報配信サイト156にアクセスし、そこから道路交通情報に関する詳細な情報を取得することができる。位置情報配信サイト152から得られる自車位置情報は、位置情報算出部110によって算出される自車位置情報の代わりに用いることができる。また、地図データ配信サイト154から地図データが配信される場合には、当該配信された地図データがナビゲーション部120によって利用される。
記憶部160は、制御部170が実行するアプリケーションソフトウエアやプログラム、ナビゲーション部120が必要とする地図データ等を記憶することができる。地図データは、交差点等に関するノードデータ、道路に関するリンクデータ、施設に関する施設データ、海、山林、湖畔などの背景に関する背景データ等を含む。図3に、本実施例の地図データの一例を示す。地図データ162は、リンクデータ164、ノードデータ166、施設データ168、背景データ169を含む。リンクデータ164は、交差点と交差点とを連結する道路に関するデータであり、道路の始点と終点の経緯度、道路種別(国道、一般道、県道、高速道路、有料道路など)、道路の走行方向(例えば、左側走行または右側走行)、幅員、規制(例えば、一方通行)、車線数などのデータを含んでいる。また、リンクデータ164は、表示不要領域フラグを含む。表示不要領域フラグは、当該リンクを走行する場合、表示画面に、海、山林、湖畔、河川等などの背景領域が表示画面の一定面積((例えば、半分以上)を占有するか否かを示す2値データであり、例えば、背景領域が表示画面の一定面積以上であれば、当該背景領域は、表示不要領域と見做し、表示不要領域フラグが「1」に設定され、背景領域が一定面積未満であれば、表示不要ではないと見做し、表示不要領域フラグが「0」に設定される。但し、海、山林、湖畔、河川等の背景領域内に施設やランドマーク等を表す情報が含まれている場合には、背景領域の表示は必要であるので、背景領域が表示面積の一定面積以上であったとしても、フラグは「0」に設定される。表示不要領域フラグは、地図データ162に予め用意することができるが、それ以外にも、ユーザが道路を走行中に、表示部130に不必要な背景領域が表示されていると判断した場合には、入力部100を介して、自車が走行している道路(リンク)に関連する表示不要領域フラグを「1」に設定できるようにしてもよい。
ノードデータ166は、ノードが交差点であるか否かを示す交差点ノードフラグ、ノードに接続される進入リンクとそこから脱出する脱出リンクの接続関係などのデータを含んでいる。施設データ168は、名称、位置情報、カテゴリー、住所、電話番号、アイコンなどのデータを含む。背景データ169は、道路や施設を描画するときの背景として、海、山林、湖沼、河川などを表すポリゴンデータを含む。
制御部170は、好ましい態様では、ROM、RAMなどを含むマイクロコントローラ等から構成され、ROMまたはRAMは、車載装置10の各部の動作を制御するための種々のプログラムを格納することができる。本実施例は、上記した表示不要領域フラグに基づき地図表示を行う地図表示プログラムを含む。
図4は、本実施例に係る地図表示プログラムの機能的な構成を示す図であり、地図表示プログラム200は、表示不要領域判定部210、基準点抽出部220、2次曲線算出部230、直線近似判定部240、左右判定部250、接線算出部260、垂線算出部270、垂線交点算出部280、包含判定部290、表示目標点決定部300、表示態様変更部310を含む。
表示不要領域判定部210は、ナビゲーション部120によって道路地図を2次元表示(平面表示)している場合に、表示不要領域フラグに基づき背景領域が表示不要か否かを判定する。図5に示すように、表示部130のコーナーの座標(Xa,Ya)、(Xa,Yb)、(Xb,Yb)、(Xb,Ya)であるとき、自車Mの表示位置は、(Xa+Xb)/2のX方向の位置であって、(Ya+Yb)/2よりも幾分小さくなるY方向の位置になるように決定され、それに基づき自車Mの周辺地図が表示される。自車が海岸線の道路R1を走行するとき、表示部130に右側に、海を表す背景領域132が表示され、左側には、市街地を表す陸地134が表示されるものとする。表示不要領域判定部210は、道路R1のフラグが「1」であれば、背景領域132の表示が不要であると判定し、「0」であれば、背景領域132の表示が必要であると判定する。表示不要領域フラグを参照する以外にも、表示不要領域判定部210は、表示部130に表示されている背景データ132の表示面積の割合を随時計算し、表示面積の割合が一定以上となったとき、背景領域132が表示不要領域と判定することもできる。また、表示不要領域フラグによる判定と、表示面積の割合による判定のそのいずれか、または双方の判定結果から表示不要領域か否かを判定するようにしてもよい。
基準点抽出部220は、背景領域132が表示不要領域であると判定された場合、自車位置を起点として、自車の進行方向の道路上の複数の点を抽出する。例えば、自車位置を基準から一定の道のり距離にあり、かつ表示部130に表示されている地点が抽出される。図6は、基準点抽出部220の抽出例を示している。基準点抽出部220は、自車Mの地点を含む、道路上の3つの地点を抽出し、好ましくは、自車Mの地点C、表示部130の道路表示の境界地点A、地点AとCを結んだ道程の中間点Bを基準点として抽出する。
2次曲線算出部230は、基準点抽出部220によって抽出された複数の基準点を通る2次曲線、または複数の基準点を近似する2次曲線を算出する。例えば、図6に示すように、基準点A、B、Cが抽出された場合には、この3点を通る2次曲線、または3点を近似する2次曲線が算出される。この場合に算出される2次曲線は、基準点Bを頂点とする2次曲線となる。
直線近似判定部240は、2次曲線算出部230によって算出された2次曲線が直線に近似するか否かを判定する。近似の程度は任意に設定することができる。左右判定部250は、表示不要領域が自車位置の左右どちらに存在するかを判定する。この判定は、例えば、自車位置または自車が走行している道路の位置座標と、背景領域を表すポリゴンデータの位置座標とを比較することにより行われる。例えば、図7に示すように、自車Mの現在位置の座標が(X1,Y1)であり、背景領域である海を表すポリゴンデータの1つの頂点の座標または複数の頂点の中心座標が(X2,Y2)であり、自車Mの進行方向がQであるとき、X1<X2であれば、左右判定部250は、自車Mの右側に背景領域の海が存在すると判定し、X1>X2であれば、自車Mの左側に背景領域が存在すると判定する。
接線算出部260は、直線近似判定部240によって2次曲線が直線に近似しないと判定された場合、基準点抽出部220によって抽出された基準点のうち、自車位置に関連する基準点以外の基準点に対して接線を算出する。図6に示すように、接線算出部260は、基準点C以外の基準点A、Bについての接線L1およびL2を算出する。
垂線算出部270は、接線算出部260によって算出された接線に対する垂線を算出する。図6の例で示せば、接線L1に対する垂線H1、接線L2に対する垂線H2が算出される。垂線H1は基準点Aを通り、垂線H2は基準点Bを通る。垂線交点算出部280は、垂線算出部270によって算出された垂線の交点座標を算出する。図6の例であれば、垂線交点算出部280は、垂線H1と垂線H2との交点Dの座標(X3,Y3)を算出する。道路上の複数の基準点から2次曲線を算出し、基準点の接線から垂線を算出し、垂線の交点を算出することは、道路の湾曲を表す曲率中心を算出することである。
包含判定部290は、垂線の交点Dが表示不要領域に包含されるか否かを判定する。この判定には、左右判定部250の判定結果が利用される。図6の例でいえば、交点Dの位置座標(X3,Y3)と自車Mの位置座標(X1,Y1)とを比較し、交点Dが自車Mの左右いずれかにあるかを判定し、交点Dが自車Mの左側であれば、交点Dは、表示不要領域に含まれないと判定し、交点Dが自車Mの右側であれば、交点Dは、表示不要領域に含まれると判定する。これ以外にも、交点Dと背景領域を表すポリゴンデータの座標とを比較することで、交点Dが表示不要領域に包含されるか否かを判定するようにしてもよい。
表示目標点決定部300は、左右判定部250および包含判定部290の判定結果に基づき表示目標点を決定する。表示目標点決定部300は、包含判定部290によって交点Dが表示不要領域に包含されない判定された場合には、交点Dを表示目標点として決定する。また、表示目標点決定部300は、包含判定部290によって交点Dが表示不要領域に包含されると判定された場合には、垂線H1およびH2を結ぶ直線に関して交点Dと線対称となる交点dを表示目標点として決定する。さらに表示目標点決定部300は、2次曲線が直線に近似されていると判定された場合には、左右判定部250の判定結果に応じて、俯瞰表示するときの表示目標点を決定する。例えば、表示不要領域が右側にあると判定された場合には、右側から左側を一定の俯瞰する角度および一定の交差方向で見下ろすような表示目標点を決定し、反対に、表示不要領域が左側にあると判定された場合には、左側から右側を一定の俯瞰角度および交差方向で見下ろすような表示目標点を決定する。
表示態様変更部310は、表示不要領域判定部210によって背景領域が一定の表示面積領域の表示不要領域と判定された場合に、表示不要領域の表示面積が小さくなるように表示態様に変更する。具体的には、情報を含む陸地側を中心とした俯瞰表示に表示態様を変更することで、表示不要領域の表示面積を小さくする。
次に、本発明の実施例に係る地図表示動作を図8の動作フローを参照して説明する。地図表示プログラム200は、ナビゲーション部120が動作されるときに起動される。自車位置が算出され、自車位置周辺の道路地図が表示部130に表示されるとき、表示不要領域判定部210は、背景領域が表示不要領域か否かを判定する(S100)。つまり、施設等の情報を含まない海、河川、山林等の背景領域の表示面積が一定割合以上であるとき、表示不要領域と判定される。表示不要領域が一定の表示面積以上と判定されると、基準点抽出部220により、自車位置を含む複数の基準点が算出され(S102)、2次曲線算出部230により、抽出された基準点についての2次曲線が算出される(S104)。次に、直線近似判定部240は、2次曲線が直線に近似するか否かを判定する(S106)。2次曲線が直線に近似すると判定された場合には、左右判定部250により、海、湖等の表示不要領域が自車位置の左右どちらに存在するかが判定される(S108)。表示目標点決定部300は、左右の判定結果に基づき、道路地図を2次元表示から俯瞰表示に変更するための表示目標点を決定し、表示態様変更部310は、表示態様を変更する(S110、S112)。
図9は、2次曲線が直線に近似すると判定された場合の表示態様の変更を説明する図である。例えば、図9(A)に示すように、海、湖畔、川等の背景領域132の左側の直線状の道路R2を自車Mが走行するとき、抽出された基準点A(道路表示境界地点)、B(道路中間地点)、C(自車位置)もまた直線状であり、その結果、2次曲線は直線に近似すると判定される。左右判定部250により、表示不要領域である海が自車Mに対して右側にあると判定され、それ故、表示目標点決定部300は、進行方向に対して右側から左側に向けて一定の角度で交差し、かつ、一定の俯瞰角度(J−Jで示す方向)となる表示目標点を決定する。例えば、俯瞰角度は、30°、交差する角度は、45°となるような表示目標点が決定される。そして、表示態様変更部310は、そのような表示目標点を見下ろすような俯瞰地図表示に表示態様を変更する。図9(B)は、2次元の地図表示であり、図9(C)は、図9(B)の2次元表示を3次元表示に変更した様子を示している。このとき、自車Mの表示部130上のX方向、Y方向の表示位置(図5(A)を参照)は、2次元表示のときと同じにすることができる。また、ここには図示しないが、表示不要領域が自車Mに対して左側に存在すると判定された場合にも同様に、自車の左側から右側を見下ろすような3次元俯瞰表示に変更される。このように、表示不要領域132から陸地134を見下ろすような俯瞰表示に変更することで、2次元表示するときと比較して、海等の表示不要領域が全体に占める割合を減少させ、他方、陸地の表示面積の割合を増加させることができる。これにより、ユーザは、陸地134に含まれるより多くの情報を利用することができる。
再び、図8に戻り、2次曲線が直線に近似していないと判定された場合(S106)の処理について説明する。例えば、図10(A)に示すように、自車Mが湾曲する道路R3を走行するとき、抽出された基準点A、B、Cから算出される2次曲線は、直線から乖離する。この場合、接線算出部260により2つの基準点A、Bに対する接線が算出され(S114)、垂線算出部270により2つの接線に対する2つの垂線が算出され(S116)、垂線交点算出部280により2つの垂線の交点が算出される(S118)。
次に、包含判定部290より、交点が表示不要領域に含まれるか否かが判定される(S120)。表示目標点決定部300は、包含判定部290の判定結果に基づき、表示目標点を決定し(S122、S124)、表示態様変更部310は、表示目標点を見下ろすような俯瞰表示に表示態様を変更する(S126)。
例えば、図10(A)に示すような道路R3の場合、垂線H1、H2の交点Dが表示不要領域に包含されないため、表示目標点決定部300は、交点Dを表示目標点として決定する。そして、表示態様変更部310は、表示不要領域から陸地に向けて交点Dを一定の角度で斜め方向に見下ろす俯瞰表示に変更する(J−J線)。図10(B)は、2次元表示の例であり、図10(C)は、図10(B)を俯瞰表示に変更したときの表示例である。
このような俯瞰表示に変更することで、2次元の地図表示のときよりも、表示不要領域132の全体に対する表示面積を減少させ、陸地の表示面積を増加させ、その結果、ユーザは、陸地に含まれるより多くの情報を利用することができる。
図11(A)は、垂線の交点Dが表示不要領域に包含される場合の例である。同図に示すように、道路R4が海等の表示不要領域側に湾曲している場合、垂線の交点Dは、表示不要領域内に包含される。この場合には、表示目標点決定部300は、地点Aおよび地点Bを結ぶ直線L5に関して、交点Dが線対称となる地点dを表示目標点に決定する。そして、表示態様辺既往部310は、表示不要領域側から地点dを見下ろす俯瞰表示に変更する(J−J線)。図11(B)は、2次元表示の例であり、図11(C)は、図11(B)を俯瞰表示に変更したときの表示例である。俯瞰表示は、例えば、自車が走行している道路の表示不要領域フラグが「0」になったとき、表示不要領域であると判定された背景領域の表示面積が一定未満になったとき、あるいはユーザが指示したときに終了させることができる。終了後は、道路地図は、元の2次元表示となる。
このように本実施例によれば、道路地図の表示おいて情報の有益性が低い表示不要領域の周辺を走行する場合に、表示不要領域の表示を減少させることで、有益な情報をより多く表示させ、進行方向を加味した最適な地図表示を行うことができる。なお、上記実施例では、表示不要領域として海を例示したが、これに限定されず、山林、湖畔、河川等をはじめ、ユーザにとっての有益な情報が乏しい、すなわち、道路、施設、ランドマーク等の情報が全く存在しないか、仮に存在していても、それが一定数以下の領域であることができる。
次に、本実施例の変形例について説明する。上記実施例では、2次曲線が直線に近似しない場合に、交点Dまたは交点Dの線対称の地点dのいずれかを表示目標点に決定したが、自車Mの両側が表示不要領域であることも想定される。この場合、交点Dおよび地点dの双方が表示不要領域に包含されることになる。変形例は、このような事態を考慮した地図表示を行う。
図12は、変形例の動作を示すフローである。変形例では、自車の両側に表示不要領域が存在するため、左右判定部250により自車の両側に表示不要領域が存在すると判定される。そして、垂線の交点Dが表示不要領域に包含されるか否かが判定され(S120)、次いで、交点Dの線対称の地点dがさらに表示不要領域に包含されるか否かが判定される(S123)。線対称の地点dが表示不要領域に包含されると判定された場合(S123)、表示目標点決定部300は、自車両の進行方向のほぼ直線状に存在する点Zを表示目標点として決定する。
図13は、変形例による表示目標点Zの決定方法を説明する図である。自車Mの両側が表示不要領域132である場合、道路R5の進行方向の地点Zを表示目標点とする。好ましくは、地点Zは、道路R5を延長した場合の表示部130に対する表示境界地点である。これ以外にも、表示目標点は、図13(A)の道路R5の表示境界地点Z2としても良い。表示態様変更部310は、自車Mのほぼ真後ろ方向を俯瞰位置とし、自車Mを真後ろから俯瞰する地図表示に変更する。図13(A)は、2次元表示の道路地図の例であり、図13(B)は、図13(A)の俯瞰表示の例である。図13(B)のように俯瞰表示に変更することで、道路R5の先に存在する道路R6の表示が可能になり、自車Mの進行方向の有益な情報を表示することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能である。
10:車載装置 100:入力部
110:位置情報算出部 120:ナビゲーション部
130:表示部 140:音声出力部
150:通信部 160:記憶部
162:地図データ 164:リンクデータ
166:ノードデータ 168:施設データ
169:背景データ 170:制御部
M:自車 R1〜R6:道路
L1、L2:接線 H1、H2:垂線
A、B、C:基準点 D:交点
d:線対称の点

Claims (9)

  1. 地図表示機能を備えた電子装置であって、
    自車位置周辺の道路地図を表示する表示手段と、
    前記表示手段により表示される道路地図に含まれ、かつ少ない情報を含む背景領域であって、当該背景領域が表示不要領域に該当するか否かを判定する第1の判定手段と、
    前記第1の判定手段の判定結果に基づき前記表示手段を制御する表示制御手段とを含み、
    前記表示制御手段は、前記第1の判定手段により前記背景領域が表示不要領域に該当すると判定された場合に、前記道路地図を平面表示から俯瞰表示に変更する、電子装置。
  2. 電子装置はさらに、自車が走行する道路が直線状であるか否かを判定する第2の判定手段を含み、
    前記表示制御手段は、前記第2の判定手段により道路が直線状であると判定された場合、前記表示不要領域が存在する側から見下ろす俯瞰表示を行う、請求項1に記載の電子装置。
  3. 電子装置はさらに、前記第2の判定手段により道路が直線状でないと判定された場合、自車が進行する道路の湾曲を表す点が前記表示不要領域に包含されるか否かを判定する第3の判定手段を含み、
    前記表示制御手段は、前記第3の判定手段により前記道路の湾曲を表す点が前記表示不要領域に包含されないと判定された場合には、前記表示不要領域側から前記道路の湾曲を表す点を見下ろす俯瞰表示を行い、前記道路の湾曲を表す点が前記表示不要領域に包含されると判定された場合には、前記道路の湾曲を表す点を前記道路の反対側に移動させ、前記表示不要領域側から前記移動された点を見下ろす俯瞰表示を行う、請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記道路の湾曲を表す点が前記道路の左右の両側に存在する表示不要領域に包含されると判定された場合には、自車の進行方向を見下ろす俯瞰表示を行う、請求項2または3に記載の電子装置。
  5. 前記道路の湾曲を表す点は、前記道路上の複数の基準点から算出された2次曲線から求められる、請求項3に記載の電子装置。
  6. 前記第1の判定手段は、前記背景領域が一定以上の表示面積を有するときに、前記背景領域は、表示不要領域であると判定する、請求項1に記載の電子装置。
  7. 前記背景領域は、海、山林、湖畔または河川であり、前記背景領域は、施設、ランドマークまたは道路を含まない領域である、請求項1に記載の電子装置。
  8. 自車位置周辺の道路地図を表示する表示手段と、前記表示手段を制御する制御手段とを備えた電子装置であって、前記制御手段により実行される地図表示プログラムであって、
    前記道路地図に含まれ、かつ少ない情報を含む背景領域であって、当該背景領域が表示不要領域に該当するか否かを判定するステップと、
    前記判定ステップにより前記背景領域が表示不要領域に該当すると判定された場合に、前記道路地図を平面表示から俯瞰表示に変更するステップと、
    を有する地図表示プログラム。
  9. 自車位置周辺の道路地図を表示する表示手段と、前記表示手段を制御する制御手段とを備えた電子装置における地図表示方法であって、
    前記道路地図に含まれ、かつ少ない情報を含む背景領域であって、当該背景領域が表示不要領域に該当するか否かを判定するステップと、
    前記判定ステップにより前記背景領域が表示不要領域に該当すると判定された場合に、前記道路地図を平面表示から俯瞰表示に変更するステップと、
    を有する地図表示方法。
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