JP2018145731A - 建具用錠 - Google Patents

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【課題】扉付き個室が使用中である施錠時に扉の外側から表示部材が突出する建具用錠であって、使用中でも扉の外側の人からは表示部材の操作により解錠操作を行うことができず、操作部と表示部材が摩耗による経年劣化を生じさせない建具用錠を提供することを目的とする。【解決手段】操作部11を操作して受部13との係脱により施錠又は解錠とし、扉Dの内表面に固設される錠装置1と、錠装置1の施錠操作に応じて、扉Dの外表面側から先端部21が突出する表示部材2を備え、表示部材2において、操作部11に近接可能である基端部22と、基端部22に固設された第一磁性体23を有し、操作部11において、施錠時に前記第一磁性体23と対向して反発する第二磁性体113と、第二磁性体113と隔離され解錠時に第一磁性体23と対向して引き合う第三磁性体114を有している建具用錠により解決した。【選択図】図1

Description

本発明は、トイレなどで使用される個室の扉に使用され、その個室が使用中であることを、操作部を操作して施錠することにより扉の外側から視認可能である表示部材によって示す建具用錠に関するものである。
従来、トイレなどで使用される個室の扉に取り付けられ、その個室の内側である扉の内表面にスライド可能に設けられた操作部を操作することにより、扉の外表面側から視認可能な表示部材を突出させて又は扉の外表面側に退入させて、その個室が使用中か否かを個室の外側にいる人に知らせる錠が知られている。
そのような錠として、例えば、特許文献1において、操作部を備えた錠本体と、その錠本体の施錠又は解錠操作に応じて、その施錠状態又は解錠状態を切り替えて表示する表示体を備え、その操作部側まで延びたその表示体の従動軸の先端側を、その操作部に設けられた傾斜面であるカム面に摺接係合させて従動させることにより表示体を扉の外表面側に出没させることができる錠装置に係る発明が開示されている。
特開2009−174136号公報
しかしながら、特許文献1の錠装置では、操作部のカム面と、表示部の従動軸の先端側が摺接係合するために使用の度に当接することになり、長年の使用によって操作部のカム面と表示部の従動軸の先端側が摩耗してしまい、使用中の状態においても表示体が十分に露出しなくなるという課題があった。
また、特許文献1の錠装置では、上記のように長年の使用によって操作部のカム面と表示部の従動軸の先端側が摩耗することにより、表示体が扉の外表面側から突出している使用中の状態において、扉の外側から表示体を押し込むことにより、表示体の従動軸の先端側が操作部のカム面と摺動して操作部がスライドしラッチ体がラッチ受けから離れて解錠されてしまうというセキュリティー上の懸念があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、トイレなどで使用される個室の扉に使用され、その個室が使用中であることを、操作部を操作して施錠することにより扉の外側から視認可能である表示部材が突出して、扉の外側にいる人に知らせる建具用錠であって、使用中の状態でも扉の外側の人からは表示部材の操作により解錠操作を行うことができず、操作部と表示部材又は表示部材が取り付けられた部材が摩耗による経年劣化を生じさせない建具用錠を提供することを目的とする。
〔1〕すなわち、本発明は、操作部(11)を操作して受部(13)との係脱により施錠又は解錠とし、扉(D)の内表面に固設される錠装置(1)と、前記錠装置(1)の施錠操作に応じて、前記扉(D)の外表面側から先端部(21)が突出する表示部材(2)を備え、前記表示部材(2)において、前記操作部(11)に近接可能である基端部(22)と、前記基端部(22)に固設された第一磁性体(23)を有し、前記操作部(11)において、施錠時に前記第一磁性体(23)と対向して反発する第二磁性体(113)と、前記第二磁性体(113)と隔離され解錠時に前記第一磁性体(23)と対向して引き合う第三磁性体(114)を有していることを特徴とする建具用錠である。
〔2〕そして、前記表示部材(2)に並設された棒状の係合部材(3)と、
前記操作部(11)において、前記係合部材(3)の基端部(32)と当接可能である傾斜面(112a)を備えることを特徴とする前記〔1〕に記載の建具用錠である。
〔3〕そして、前記表示部材(2)及び前記係合部材(3)を挿通する軸受部(4)と、
前記軸受部(4)に回動可能に設けられ、前記係合部材(3)の先端部(31)を覆う表面部材(6)を備えることを特徴とする前記〔2〕に記載の建具用錠である。
〔4〕そして、前記係合部材(3)が前記表示部材(2)よりも短いことを特徴とする前記〔2〕又は前記〔3〕に記載の建具用錠である。
〔5〕そして、前記係合部材(3)の前記基端部(31)が、前記操作部11)の前記傾斜面(112a)と沿う傾斜部(33)を有していることを特徴とする前記〔2〕から前記〔4〕のいずれかに記載の建具用錠である。
〔6〕そして、前記扉(D)の内表面に固設され、前記操作部(11)を摺動させる錠基部(12)と、
前記錠基部(12)に弾性部材(15)を介して設けられ、前記操作部(11)の係合溝(111a)と緩嵌する規制部(14)を備えることを特徴とする前記〔1〕から前記〔5〕に記載の建具用錠である。
本願発明によれば、トイレで使用される個室の扉などに使用され、その個室が使用中であることを、操作部を操作して施錠することにより扉の外側から視認可能である表示部材が突出して、扉の外側にいる人に知らせる建具用錠であって、使用中の状態でも扉の外側の人からは表示部材の操作により解錠操作を行うことができず、操作部と表示部材又は表示部材が取り付けられた部材が摩耗による経年劣化を生じさせないようにすることができる。
本発明の一実施形態の建具用錠における扉の外側から視た分解斜視図である。 本発明の一実施形態の建具用錠における扉の内側から視た分解斜視図である。 本発明の一実施形態の建具用錠における扉の外側から視た解錠状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の建具用錠における扉の内側から視た施錠状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態の建具用錠における解錠状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態の建具用錠における施錠状態を示す断面図である。 本発明の一実施形態の建具用錠における扉の外側から視た、係合部材を操作して解錠しようとする状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る建具用錠に関する実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するに好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1〜図7において、本発明に係る建具用錠の一実施形態についての扉Dの外側及び内側から視た分解斜視図、扉Dの外側から視た解錠状態及び施錠状態を示す斜視図、解錠状態を示す断面図、施錠状態を示す断面図、押込みピンPにより係合部材3を操作して解錠しようとする状態を示す斜視図を示している。本実施形態では、建具用錠が、錠装置1、表示部材2、係合部材3、軸受部4、保持部5、表面部材6などから構成されている。
錠装置1は、使用者が施錠及び解錠操作のために把持して操作する操作部11と、個室内部側の表面である扉Dの内表面に取り付けられ操作部11が摺動又は回動可能に設けられた錠基部12を備えている。本実施形態において、操作部11の外形は略直方体形状の形状を有し、錠基部12の外形も略直方体形状の形状を有し、錠基部12に対して操作部11が係合しており摺動することができる構成を有している。操作部11が摺動して、操作部11が扉Dと略同一平面上に位置する壁Wに取付けられ略円柱状の受部13と係合することにより、壁Wに対して扉Dが開かなくなるために施錠状態となる。一方、操作部11が摺動して、操作部11と受部13の係合が解除されると、壁Wに対して扉Dが開くようになるために解錠状態となる。
操作部11は、使用者が直接手に触れる操作枠部111と、操作枠部111に内設された操作基部112を備えている。操作枠部111は、略直方体形状で、長手方向に垂直な断面が略コの字状を有している。操作部11を錠基部12に対して摺動して、操作枠部111の一端が受部13と係合することにより、錠装置1が施錠状態となる。
操作基部112は、操作枠部111に内設され、操作枠部111と一体的に錠基部12に対して摺動される部材であり、細長い形状を有している。操作基部112における錠基部12側には、錠基部12側から操作枠部111側に向かって緩やかで連続的に傾斜する傾斜面112aを有している。傾斜面112aの傾斜角度は、押込みピンPによる係合部材3の押し易さのために操作基部112の長手方向に対して10〜30度であることが好ましい。操作基部112の傾斜面112aは、係止部材3の基端部32の端面に設けられた傾斜部33と当接可能である。図7に示すように、係止部材3が押込みピンPで錠装置1側に押し込まれることにより、図6に示す施錠状態において、操作基部112の傾斜面112aは、係合部材3の傾斜部33により押されるため、操作基部112の傾斜面112aの当接箇所が高い場所から低い場所へ、すなわち錠基部12側から操作枠部111側に向かって移動することになるので、操作部11が錠基部12に対して相対的に移動して、操作部11と受部13との係合が解除され、錠装置1が図5に示す解錠状態となる。そして、操作枠部111における操作基部112側には、操作基部111の係合突部112bと係合する窪みである係合溝111aが設けられており、係合溝111aが操作基部111から盛り上がって設けられた係合突部112bと係合することにより、操作枠部111と操作基部112が一体的に摺動することができる。
操作基部112の操作枠部111側には、第二磁性体113と、第三磁性体114が着設されている。また、第二磁性体113は、第三磁性体114と比べると、受部13に対して遠くなるように離れて位置している。第二磁性体113及び第三磁性体114は、常磁性を示す部材であり、具体的にはフェライト磁石、アルニコ磁石、ネオジム磁石などの永久磁石であることが好ましい。第二磁性体113及び第三磁性体114は、表示部材2の基端部22に固設された第一磁性体23と操作基部112を挟んで対向して反発又は引き合うように着設されている。具体的には、第二磁性体113は、第一磁性体23の操作基部112側における面の極と反発する極を有する面が操作基部112に当たるように着設されている。例えば、第一磁性体23の操作基部112側における面の極がN極のとき、第二磁性体113の操作基部112側における面の極がN極となるように、第二磁性体113が操作基部112に着設されている。一方、第三磁性体114は、第一磁性体23の操作基部112側における面の極と引き合う極を有する面が操作基部112に当たるように着設されている。例えば、第一磁性体23の操作基部112側における面の極がN極のとき、第三磁性体114の操作基部112側における面の極がS極となるように、第三磁性体114が操作基部112に着設されている。また、第二磁性体113及び第三磁性体114が操作基部112に着設されると、第二磁性体113及び第三磁性体114と係合突部112bがおおよそ同一の平面状となる。このように、第二磁性体113及び第三磁性体114を操作基部112に着設することにより、操作部11を受部13に係合させて施錠状態としているときには、第二磁性体113と第一磁性体23は磁力により反発することになり、表示部材2の先端部21を扉Dの外表面側から突出することができ、一方、操作部11と受部13の係合を解除させて解錠状態としているときには、第三磁性体114と第一磁性体23は磁力により引き合うことになり、扉Dの外表面側より突出している表示部材2の先端部21を扉Dの外表面側に退入させることができる。こうして、トイレなどの個室の扉Dが開かないように施錠されているときには、表示部材2の先端部21が突出して扉Dの外側に居る人に使用中であることを知らしめ、扉Dが開かれるように解錠されているときには、表示部材2の先端部21が退入しており扉Dの外側に居る人に使用中でないことを知らしめることができる。そして、表示部材2は、操作部11とは直接接触することがないので、使用中の状態でも扉Dの外側に居る人からは表示部材2を操作して解錠操作を行うことができず、さらに、操作部11と表示部材2又は表示部材が取り付けられた部材との摩耗による経年劣化が生じず、長きに亘って使い始めと同様に表示部材2を突出させることができる。
錠基部12は、錠装置1の基幹を成し、トイレなどの個室の扉Dの内側に螺子などの固定手段により固設され、操作部11が摺動又は回動可能に設けられる部材である。本実施形態において、操作部11が錠基部12に対して摺動されるために、錠基部12には、操作基部112を格納するよう長手方向に沿って格納溝121が設けられている。また、錠基部12の長手方向に沿った両側面には、操作部11が錠基部12の長手方向に沿って摺動するように、操作枠部111に突設された係合片111cと係合して、操作枠部111を案内する案内溝122が直線状に設けられている。
また、錠基部12の扉D側には、表示部材2を挿通する貫通した孔である表示部材挿通孔123と、係合部材3を挿通する貫通した孔である係合部材挿通孔124並んで穿設されている。表示部材挿通孔123の内径は、表示部材2の外径よりも大きいために、表示部材2が表示部材挿通孔123をおおよそ抵抗なく移動することができる。また、同様に、係合部材挿通孔124の内径は、係合部材3の外径よりも大きいために、係合部材3が係合部材挿通孔124をおおよそ抵抗なく移動することができる。
受部13は、上述したように、扉Dと略同一平面上に位置する壁Wに螺子などの固定手段により取付けられた部材である。本実施形態において、操作部11が摺動して、係合する略円柱形状の部材である。受部13の外周側面には、操作枠部111の係合片111cと係合する段差面である受部係合部131が設けられている。
規制部14は、錠基部12に対する操作部11の摺動範囲を規制する部材である。規制部14は、金属製の弾性バネである弾性部材15を介して錠基部12に埋設されており、弾性部材15の付勢力により、錠基部12の一側面に対して突出及び退入可能となっている。通常、規制部14は、弾性部材15の付勢力により、錠基部12の一側面より突出して、操作枠部111に設けられた長孔状の窪みである摺動溝111cと遊嵌しており、その摺動溝111cの長手方向の範囲でしか動くことができないために、錠基部12に対する操作部11の摺動範囲を規制しており、また、操作部11が錠基部12に対して摺動したときに脱落することを防いでいる。本実施形態において、規制部14は円柱形状であるが、他の実施形態において、多角柱形状とすることもできる。一方、規制部14が弾性部材15の付勢力に抗って錠基部12の一側面側に押し込まれた状態として、錠基部12に対して操作部11をスライド移動させることにより、組み立てられ、また、錠基部12から操作部11が分解されたりして必要に応じて部品の交換などが行われる。
このように、錠装置1は、錠基部12に対して摺動可能である操作部11を操作して、受部13との係合及びその解除が行われることにより、施錠状態及び解錠状態とするものである。
表示部材2は、錠装置1の施錠操作に応じて、扉Dの外表面側から先端部が突出する部材である。本実施形態において、表示部材2は細長い略円柱形状を有しており、一端側である先端部21が扉Dの外表面側に設けられた表面部材6から第一磁性体23と第二磁性体113との反発により突出することができるようになっている。また、その先端部21の外周側面は、扉Dの外側にいる人に対して注意を喚起するために赤色、橙色、黄色など暖色で塗装されていることが好ましい。表示部材2の他端側である基端部22は、操作部11の操作基部111と近接可能である部分であり、表示部材2が必要以上に突出しないように錠基部12と係止可能な段差が設けられている。その基端部22の端部に第一磁性体23が埋められて固設されている。
上述したように、第一磁性体23における操作部11の操作基部111側の面が第二磁性体113と対向する面と同じ極となるように、第一磁性体23が基端部22に固設されており、第一磁性体23と第二磁性体113が磁力により反発する。一方、第一磁性体23における操作部11の操作基部111側の面は、第三磁性体114と対向する面と異なる極となるように設けられており、第一磁性体23と第三磁性体114が磁力により引き合う。第一磁性体23は、第二磁性体113及び第三磁性体114と同様に、常磁性を示す部材であり、具体的にはフェライト磁石、アルニコ磁石、ネオジム磁石などの永久磁石であることが好ましい。表示部材2は、錠基部12の表示部材挿通孔123及び軸受部4の表示部材用孔41に遊嵌されており、おおよそ抵抗なく移動することができる。
係合部材3は、表示部材2に並設された棒状の部材である。係合部材3は、錠基部12の係合部材挿通孔124及び軸受部4の係合部材用孔42に遊嵌されており、おおよそ抵抗なく移動することができる。係合部材3は、軸受部4の係止部材用孔42に遊嵌されており、表示部材2の長手方向の長さよりも短いために、係合部材3における扉Dの外表面側に位置する先端部31が、扉Dの外表面からは突出しない。また、係合部材3における操作部11側に位置する基端部32は、操作基部112の傾斜面112aに当接可能であり、さらにその先端の形状は操作基部112の傾斜面112aに沿う傾斜部33を有しており、係合部材3が押込みピンPにより操作部11側に押し込まれると係合部材3の傾斜部33が、操作基部112の傾斜面112aと面接触して、円滑に操作基部112の傾斜面112aを押すことができる。通常、係合部材3の先端部31は、表示部材6に覆われており操作することができないが、トイレの個室内などで使用者の体調不良等の理由により自力で錠装置1を解錠することができないという非常時には、扉Dの外側から表示部材6を回動させて、軸受部4の係合部材用孔42を露出し、その係合部材用孔42に押し込みピンPを挿入して、錠装置1を解錠することができる。具体的には、上述したように、図6に示す施錠状態において、係合部材3の傾斜部33が、操作基部112の傾斜面112aを押すため、係合部材3の傾斜部33と操作基部112の傾斜面112aの当接箇所が錠基部12側から操作枠部111側に向かって移動することになるので、操作部11が錠基部12に対して相対的に移動して、操作部11と受部13との係合が解除され、錠装置1が図5に示す解錠状態となる。
そして、係合部材3の外周部に係合部材3の長手方向に沿って張り出した張出部を設けるとともに、その張出部と緩嵌する溝を軸受部4の係合部材用孔42に設けることにより、係合部材3が係合部材用孔42において回動しないようにすることができるので、常に係合部材3の傾斜部33と操作基部112の傾斜面112aが面接触して、係合部材3の傾斜部33が円滑に操作基部112の傾斜面112aを押すことができる。
軸受部4は、扉Dの厚み方向に埋設され、表示部材2及び係合部材3を挿通する部材である。軸受部4には、扉Dの厚み方向である長手方向に貫通した孔である表示部材用孔41及び係合部材用孔42が穿設されている。また、表示部材用孔41の扉Dの外表面側の端部には、表面部材6の裏側に突設された突設部61が枢設されており、表面部材6を回動することにより、係止部材用孔42を露出したり隠したりすることができる。通常、係止部材用孔42は、表面部材6により隠されているが、非常時には表面部材6を回動して係止部材用孔42を露出する。軸受部4における表面部材6が枢設されている端部とは反対側の端部は、錠基部12に固定されており、軸受部4と錠基部12が一体化されている。
保持部5は、軸受部4における扉Dの外表面側の端部に嵌合され、表面部材6を保持する部材である。保持部5は、軸受部4の表示部材用孔41及び係合部材用孔42を塞がないように長孔形状のリング状となっている。また、保持部5の外形は、表面部材6の外形とおおよそ同じ形状を成している。
表面部材6は、扉Dの外側にいる人に視認される部材である。本実施形態において、表面部材6は、細長い円形状を有している。表面部材6における錠装置1側である裏側には、表示部材用孔41の扉Dの外表面側の端部に枢設される突設部61が突設されている。そして、表面部材6には、突設部61も貫通する略円形状の貫通孔62が穿設されている。この貫通孔61に、表示部材2の先端部21が出入りする。表面部材6の表側の面は、表示部材2が退入しているとき、すなわち解錠状態のときには表面部材2の先端部21の端面と面一となっており、すっきりしたデザインとなっている。また、施錠状態のときには、扉Dの外側にいる人が視認できる程度に、表示部材2の先端部21が、表面部材6の表側の面から突出している。
1・・・錠装置
11・・・操作部
111・・・操作枠部
111a・・・係合溝
111b・・・摺動溝
111c・・・係合片
112・・・操作基部
112a・・・傾斜面
112b・・・係合突部
113・・・第二磁性体
114・・・第三磁性体
12・・・錠基部
121・・・格納溝
122・・・案内溝
123・・・表示部材挿通孔
124・・・係合部材挿通孔
13・・・受部
131・・・受部係合部
14・・・規制部
15・・・弾性部材
2・・・表示部材
21・・・先端部
22・・・基端部
23・・・第一磁性体
3・・・係合部材
31・・・先端部
32・・・基端部
33・・・傾斜面
4・・・軸受部
41・・・表示部材用孔
42・・・係合部材用孔
5・・・保持部
6・・・表面部材
61・・・突設部
62・・・貫通孔
D・・・扉
W・・・壁
P・・・押込みピン

Claims (6)

  1. 操作部を操作して受部との係脱により施錠又は解錠とし、扉の内表面に固設される錠装置と、前記錠装置の施錠操作に応じて、前記扉の外表面側から先端部が突出する表示部材を備え、
    前記表示部材において、前記操作部に近接可能である基端部と、前記基端部に固設された第一磁性体を有し、
    前記操作部において、施錠時に前記第一磁性体と反発する第二磁性体と、前記第二磁性体と隔離され解錠時に前記第一磁性体と引き合う第三磁性体を有していることを特徴とする建具用錠。
  2. 前記表示部材に並設された棒状の係合部材と、
    前記操作部において、前記係合部材の基端部と当接可能である傾斜面を備えることを特徴とする請求項1に記載の建具用錠。
  3. 前記表示部材及び前記係合部材を挿通する軸受部と、
    前記軸受部に回動可能に設けられ、前記係合部材の先端部を覆う表面部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の建具用錠。
  4. 前記係合部材が前記表示部材よりも短いことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の建具用錠。
  5. 前記係合部材の前記基端部が、前記操作部の前記傾斜面と沿う傾斜部を有していることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれかに記載の建具用錠。
  6. 前記扉の内表面に固設され、前記操作部を摺動させる錠基部と、
    前記錠基部に弾性部材を介して設けられ、前記操作部の係合溝と緩嵌する規制部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5に記載の建具用錠。
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