JP2018145118A - 皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布時の垂れ落ちがなく、使用性が良好であり、多量の固体脂を含む油汚れに対してもなじみが早く、優れた洗浄力を有し、すすぎ時に製剤の溶け崩れ性が良好で、すすぎ性に優れ、かつ、洗浄後に肌の残留感のない汚れ落ち実感に優れた皮膚洗浄剤組成物を提供する。【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):(A)アニオン性界面活性剤、(B)両性界面活性剤、(C)HLB8以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤、(D)HLB8超のノニオン性界面活性剤、(E)水を含有する皮膚洗浄剤組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、手指等に好適に使用できる皮膚洗浄剤組成物に関する。
肉や魚等の油汚れは、固体脂を多く含むため、通常の石鹸ではなかなか洗い流すことができず、調理中などに多量の油汚れが手指に付着してしまった場合は、その油汚れをきれいに洗い流すことができず、大きな課題となっている。
油汚れに対する洗浄力を改善する方法として、特定付加モル数のエレンオキサイド、プロピレンオキサイドを有し、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、エチレンオキサイドの順にブロック結合した平均分子量1200以下の化合物と界面活性剤を組み合わせて用いる洗浄剤組成物や、特定のアミドエーテルカルボン酸、アミドエーテル及び特定の非イオン性界面活性剤を特定比で含有する洗浄剤組成物が報告されている(特許文献1、2)。また、両性界面活性剤と脂肪酸塩を特定比率で含有する手指用洗浄剤組成物も報告されている(特許文献3)。
特開平11−148091号公報 特開平8−259992号公報 特開2006−182698号公報
しかしながら、特許文献1に記載の洗浄剤組成物は、皮脂汚れに対する洗浄力は優れているものの、バターやラードのような固体脂を含む油汚れに対して、洗浄力が十分とは言えず、洗浄後に固体脂等のべたつきが手指に残る場合があった。
また、特許文献1においては、すすぎ時に水を加えるとアニオン性界面活性剤と両性界面活性剤による構造粘性が一時的に高くなる傾向があり、すすぎ時の製剤の溶け崩れ性が悪く、すすぎに時間がかかり、使用性の点で課題も見られた。
さらに、特許文献2、3に記載の洗浄剤組成物は、固体脂を含む油汚れに対してある程度洗浄力を発揮するが、製剤と油汚れとのなじみが十分でなく、手指をごしごしと長い時間マッサージしなければ十分な汚れ落ちが期待できず、そのため洗い残しが生じやすく、洗浄後に固体脂に由来するべたつきが残る場合があった。また、油汚れとの混合性を良好にするために粘度を低くする必要があり、使用時に垂れやすく、使用性においても課題があった。
したがって、本発明の課題は、塗布時の垂れ落ちがなく、使用性が良好であり、多量の固体脂を含む油汚れに対してもなじみが早く、優れた洗浄力を有し、すすぎ時に製剤の溶け崩れ性が良好で、すすぎ性に優れ、かつ、洗浄後に肌の残留感のない汚れ落ち実感に優れた皮膚洗浄剤組成物を提供することにある。
そこで、本発明者は、上記課題を解決した皮膚用洗浄剤組成物を開発すべく種々検討した結果、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤とともに、ノニオン性界面活性剤としてHLB8以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤及びHLB8超のノニオン性界面活性剤を併用することにより、塗布時の垂れ落ちがなく、使用性が良好であり、洗浄時には固体脂を含む油脂汚れとのなじみが良く、汚れ落ちに優れ、すすぎ時の製剤の溶け崩れ性が良好で、すすぎやすく、洗浄後に肌の残留感のない汚れ落ち実感に優れた皮膚洗浄剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成させた。
本発明は、次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)アニオン性界面活性剤、
(B)両性界面活性剤、
(C)HLB8以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤、
(D)HLB8超のノニオン性界面活性剤、
(E)水
を含有する皮膚洗浄剤組成物に関する。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、バターやラードのような固体脂を含む油汚れに対して素早くなじみ、多量の油汚れであっても強力に浮かせて落とす、優れた洗浄力を有すると同時に、すすぎ時には、ぬるつきがなく、製剤の溶け崩れ性が良好で、汚れが水に溶解してさっと肌から流れ落ちるように短時間ですすぎ終わる。さらに、洗浄中に感じる固体脂を含む油汚れに由来する重い感触が、製剤と固体脂を含む油汚れとが素早くなじむことで、軽い感触へと変化するため、使用者の洗浄中の汚れ落ち実感が高く、かつ、油汚れに由来するべたつき等の残留感のない洗い上がりが得られるため、洗浄後の汚れ落ち実感も極めて高いものである。
一方、肌に対して非常にマイルドであり、洗い上がり後のうるおい保持性に優れている。また、製剤の粘度を低くして油汚れとの混合性を高めなくとも、本発明の皮膚洗浄剤組成物は油汚れとのなじみが良いことから、適度な粘度を有する製剤とすることができ、手から垂れ落ちにくく、スムーズに塗り広げることができ、手指全体だけでなく、汚れの気になる箇所に局所的に使用することも容易である。
本発明に用いられる(A)アニオン性界面活性剤としては、通常の皮膚洗浄剤に用いられるものであればいずれでも良く、例えば、アルキル硫酸又はその塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸又はその塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩、スルホコハク酸アルキルエステル又はその塩、ポリオキシアルキレンスルホコハク酸アルキルエステル又はその塩、α−オレフィンスルホン酸又はその塩、脂肪酸又はその塩、N−アシルアミノ酸又はその塩、N−アシルアルキルタウリン又はその塩等が挙げられる。
これらのうち、塗布時の垂れ落ちを抑制し、固体脂を含む油の汚れ落ちを向上させる観点から、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩、脂肪酸又はその塩、N−アシルアミノ酸又はその塩及びN−アシルアルキルタウリン又はその塩から選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、すすぎ時のぬるつきを低減させる観点から、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩、及び脂肪酸又はその塩から選択される1種又は2種以上を含むことがより好ましく、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩及びポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩から選択される1種又は2種以上を含むことがさらに好ましく、さらに前記観点及び洗浄後の肌の潤いを保ち、油脂汚れへとのなじみの観点から、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩及びポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩から選択される2種以上を含むことがさらに好ましい。
また、前記アニオン性界面活性剤の塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン塩;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸塩などが挙げられる。これらの中で、固体脂を含む油汚れとのなじみ、汚れ落ちを向上させる観点から、アルカリ金属塩及びアンモニウム塩から選択される1種又は2種以上であることが好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩及びアンモニウム塩から選択される1種又は2種以上を含むことがより好ましく、ナトリウム塩及びアンモニウム塩から選択される1種又は2種を含むことがさらに好ましい。
成分(A)で用いられるポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸又はその塩としては、次の一般式(1)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸又はその塩が挙げられる。
1O(CH2CH2O)nSO31・・・(1)
(式中、R1は炭素数8〜22の脂肪族炭化水素基を示し、M1は、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウム及びグルクアンモニウムから選ばれるカチオンを示し、nは平均付加モル数を示し、0.5〜20である。)
一般式(1)中、R1としては、固体脂を含む油汚れとのなじみ、汚れ落ちを向上させる観点から、炭素数8〜18の脂肪族炭化水素基が好ましく、炭素数8〜16の脂肪族炭化水素基がより好ましく、炭素数10〜16の脂肪族炭化水素基がさらに好ましい。さらには、炭素数8〜16のアルキル基又はアルケニル基が好ましく、炭素数10〜16のアルキル基又はアルケニル基がより好ましく、炭素数10〜14のアルキル基又はアルケニル基がよりさらに好ましい。
nは、油脂汚れとのなじみ、油脂の汚れ落ちを向上させる観点から、0.5以上が好ましく、また12以下が好ましく、5以下が好ましく、4以下がさらに好ましく、2以下がよりさらに好ましい。具体的なnの範囲は、0.5〜12が好ましく、0.5〜5がより好ましく、0.5〜4がさらに好ましく、0.5〜2がよりさらに好ましい。
Mとしては、油脂汚れとのなじみ、油脂の汚れ落ちを向上させる観点から、アルカリ金属、アンモニウムが好ましく、ナトリウム及びアンモニウムから選択される1種又は2種を含むことがさらに好ましい。
具体的には、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ポリオキシエチレン(1)ミリスチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(2)ミリスチルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレン(1〜2)アルキルエーテル硫酸ナトリウムなどが挙げられる。これらの化合物の1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。なお、本明細書において、これらの化合物のかっこ内の数値はエチレンオキシドの平均付加モル数を意味する。
また、これらの市販品として、例えば、エマール125HP〔花王社製、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム〕、エマール125A〔花王社製、ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム〕、エマール227〔花王社製、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム〕等が挙げられる。
成分(A)で用いられるポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩としては、次の一般式(2)で表されるポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩が挙げられる。
2O(CH2CH2O)mCH2COOM2・・・(2)
(式中、R2は炭素数10〜22のアルキル基又はアルケニル基を示し、mは平均付加モル数で、0.5〜10の数を示し、M2は、水素原子、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又は有機アンモニウムを示す。)
一般式(2)中、R2としては、油脂汚れとのなじみの良さ、汚れ落ちの観点から、炭素数12〜16のアルキル基が好ましく、炭素数12〜14のアルキル基がより好ましい。また、前記の観点から、エチレンオキシドの平均付加モル数mは、2〜5であるのが好ましい。
2としては、水素原子;ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属;アンモニウム;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン由来のアンモニウム;アルギニン、リジン等の塩基性アミノ酸由来のアンモニウムなどが挙げられる。これらのうち、前記の観点から、ナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン及びアルギニンから選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、ナトリウム及びカリウムから選択される1種又は2種を含むことがより好ましい。
このようなポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸又はその塩として、具体的には、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩、ポリオキシエチレンミリスチルエーテルカルボン酸又はその塩、及びポリオキシエチレンパルミチルエーテルカルボン酸又はその塩から選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩、及びポリオキシエチレンミリスチルエーテルカルボン酸又はその塩から選択される1種又は2種を含むことがより好ましく、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸又はその塩を含むことがさらに好ましい。
これらの市販品として、例えば、カオーアキポ RLM−45(花王社製)、カオーアキポ RLM 45CA(花王社製)、カオーアキポ LM 26C(花王社製)等が挙げられる。
成分(A)で用いられる脂肪酸又はその塩としては、炭素数10〜22の脂肪酸又はその塩が挙げられる。
炭素数10〜22の脂肪酸又はその塩としては、油脂の汚れ落ち、泡立ちを向上させる観点から、炭素数10〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を有する脂肪酸を含むものが好ましく、炭素数12〜14の直鎖のアルキル基を有する脂肪酸を含むものがより好ましい。
具体的には、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩、パルミチン酸塩、ステアリン酸塩及びベヘン酸塩から選択される1種又は2種以上が挙げられ、前記の観点から、ラウリン酸塩、ミリスチン酸塩及びパルミチン酸塩から選ばれる1種又は2種以上が好ましく、ラウリン酸塩及びミリスチン酸塩から選ばれる1種又は2種がより好ましい。
これらの塩としては、アルカリ金属及びアンモニウムから選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、アルカリ金属から選択される1種又は2種以上を含むことがより好ましく、ナトリウム塩がさらに好ましい。
なお、皮膚洗浄剤組成物中で、未中和のアニオン性界面活性剤と、中和剤を混合することにより、アニオン性界面活性剤の塩を形成させ、皮膚洗浄剤組成物中に存在させても良い。アニオン性界面活性剤の中和率は、泡量、起泡性を向上させる観点から、10〜100%であることが好ましく、20〜100%であることがより好ましい。特にアニオン性界面活性剤として脂肪酸を用いる場合、前記の観点から、脂肪酸の中和率は80〜100%であることが好ましく、90〜100%であることがより好ましい。中和剤は、塩基性を示す化合物であり、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、塩基性アミノ酸等が挙げられ、これらのうち、油脂の汚れ落ちを向上させる観点から、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム及びトリエタノールアミンから選ばれる1種又は2種以上が好ましい。
成分(A)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量は、塗布時の垂れ落ちを抑制し、すすぎやすさを向上させる観点から、0.5質量%以上が好ましく、1.0質量%以上がより好ましく、2.5質量%以上がさらに好ましく、3.5質量%以上がよりさらに好ましく、5.0質量%以上が特にさらに好ましく、また30.0質量%以下が好ましく、20.0質量%以下がより好ましく、18.5質量%以下がさらに好ましく、17.0質量%以下がよりさらに好ましく、15.0質量%以下が特にさらに好ましく、12.0質量%以下が特にさらに好ましく、11.0質量%以下が特にさらに好ましい。成分(A)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量の具体的な範囲は、0.5〜30.0質量%が好ましく、1.0〜20.0質量%がより好ましく、1.0〜18.5質量%がさらに好ましく、1.0〜17.0質量%がよりさらに好ましく、2.5〜15.0質量%が特にさらに好ましく、3.5〜12.0質量%が特にさらに好ましく、5.0〜11.0質量%が特にさらに好ましい。
本発明に用いられる(B)両性界面活性としては、通常の皮膚洗浄剤に用いられるものであればいずれでも良く、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン型界面活性剤、ラウリルジメチルアミンオキサイド等のアミンオキサイド型界面活性剤、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリニウムベタイン型界面活性剤、ラウリン酸アミドプロピルベタイン等のアミドベタイン型界面活性剤、ラウリルヒドロキシスルホベタイン等のスルホベタイン型界面活性剤などが挙げられる。これらの化合物の1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
これらのうち、すすぎやすさを向上させ、塗布時の垂れ落ちを抑制する観点から、アミンオキサイド型界面活性剤、スルホベタイン型界面活性剤及びアミドベタイン型界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上を含むことが好ましく、スルホベタイン型界面活性剤及びアミドベタイン型界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上を含むことがより好ましく、スルホベタイン型界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上を含むことがさらに好ましい。より具体的には、前記の観点から、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインから選択される1種又は2種以上を含むことが好ましく、ラウリルジメチルアミンオキシド、ラウリルヒドロキシスルホベタイン及びラウリン酸アミドプロピルベタインから選択される1種又は2種以上を含むことがより好ましく、ラウリルヒドロキシスルホベタイン及びラウリン酸アミドプロピルベタインから選択される1種又は2種を含むことがさらに好ましく、ラウリルヒドロキシスルホベタインを含むことがよりさらに好ましい。
成分(B)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量は、塗布時の垂れ落ちを抑制し、すすぎやすさを向上させる観点から、0.2質量%以上が好ましく、0.8質量%以上がより好ましく、1.5質量%以上がさらに好ましく、2.5質量%以上がよりさらに好ましく、また25.0質量%以下が好ましく、20.0質量%以下がより好ましく、15.0質量%以下がさらに好ましく、12.0質量%以下がよりさらに好ましく、9.0質量%以下が特にさらに好ましく、7.0質量%以下が特にさらに好ましい。成分(B)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量の具体的な範囲は、0.2〜25.0質量%が好ましく、0.8〜20.0質量%がより好ましく、0.8〜15.0質量%がさらに好ましく、1.5〜12.0質量%がよりさらに好ましく、2.5〜9.0質量%が特にさらに好ましく、2.5〜7.0質量%が特にさらに好ましい。
本発明において、成分(B)に対する成分(A)の含有質量比〔(A)/(B)〕は、塗布時の製剤の垂れ落ちを抑制し、使用時の塗り広げやすさを向上させる観点から、0.1以上が好ましく、0.15以上がより好ましく、0.4以上がさらに好ましく、0.8以上がよりさらに好ましく、また、50以下が好ましく、20以下がより好ましく、12以下がさらに好ましく、7以下がよりさらに好ましく、5以下が特にさらに好ましい。成分(B)に対する成分(A)の含有質量比〔(A)/(B)〕の具体的な範囲は、0.1〜50が好ましく、0.15〜20がより好ましく、0.4〜12がさらに好ましく、0.4〜7がよりさらに好ましく、0.8〜5が特にさらに好ましい。
本発明に用いる成分(C)は、HLB8以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤である。成分(C)の具体例としては、HLB8以下のポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンパルミチルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンヘキシルデシルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル等が挙げられる。成分(C)は、1種又は2種以上を用いることができる。
成分(C)のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤のHLBは、油脂汚れとのなじみ、油脂の汚れ落ちを向上させる観点から、2.0以上が好ましく、3.0以上がより好ましく、3.5以上がさらに好ましく、また、7.0以下が好ましく、6.0以下がより好ましい。成分(C)のHLBの具体的な範囲は、2.0〜8.0が好ましく、3.0〜7.0がより好ましく、3.5〜6.0がさらに好ましい。
HLBが4.5以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤を含む場合、油脂汚れとのなじみの良さが向上しやすいが、低温安定性が低下する場合があるため、HLBが5以上8以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤をさらに併用することが好ましい。また、HLBが5以上8以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤に対するHLBが4.5以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤の含有質量比〔HLBが4.5以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤)/HLBが5以上8以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤〕は、油脂汚れとのなじみの良さを向上させ、低温安定性を良好にさせる観点から、0.1以上が好ましく、0.15以上がより好ましく、0.24以上がさらに好ましく、また、1.2以下が好ましく、1.1以下がより好ましい。
なお、本発明において、HLB(親水性−親油性のバランス〈Hydrophilic−Lypophilic Balance〉)は、Daviesの式(J.T.Davies, et al.:“Interface Phenomena”,p359,Academic Press(1961))であるHLB=7+Σ(親水基の基数)−Σ(親油基の基数)によって算出した値をいう。
成分(C)におけるポリオキシエチレン基の平均付加モル数は、油脂汚れとのなじみ、油脂の汚れ落ち、すすぎやすさを向上させる観点から、0.5以上が好ましく、1以上がより好ましく、1.5以上がさらに好ましい。また、10以下が好ましく、9以下がより好ましく、6以下がさらに好ましい。成分(C)における具体的なポリオキシエチレン基の平均付加モル数は、0.5〜10が好ましく、1〜9がより好ましく、1.5〜6がさらに好ましい。
成分(C)におけるアルキル基の炭素数は、油脂汚れとのなじみ、油脂の汚れ落ちを向上させる観点から、8以上が好ましく、10以上がより好ましく、12以上がさらに好ましく、また20以下が好ましく、18以下がより好ましく、16以下がさらに好ましい。成分(C)における具体的なアルキル基の炭素数は、8〜20が好ましく、10〜18がより好ましく、12〜16がさらに好ましい。
成分(C)のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤は、市販品として、例えば、ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル(エマルゲン102(HLB3.9)、花王社製)、ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル(エマルゲン103(HLB4.2)、花王社製)、ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル(エマルゲン 104P(HLB4.9;花王社製)、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル(エマルゲン109P(HLB6.2)花王社製)、ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル(エマルゲン108(HLB5.2)、花王社製)等が挙げられる。
成分(C)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量は、油脂汚れとのなじみの良さ、製剤の溶け崩れ易さ、すすぎやすさを向上させる観点から、0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、0.3質量%以上がよりさらに好ましく、また、5.0質量%以下が好ましく、3.0質量%以下がより好ましく、1.5質量%以下がさらに好ましく、1.0質量%以下がよりさらに好ましい。成分(C)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量の具体的な範囲は、0.05〜5.0質量%が好ましく、0.1〜3.0質量%がより好ましく、0.3〜1.5質量%がさらに好ましく、0.3〜1.0質量%がよりさらに好ましい。
成分(C)に対する成分(B)の含有質量比〔(B)/(C)〕は、製剤の溶け崩れ易さ、すすぎやすさを向上させる観点から、1以上が好ましく、3以上がより好ましく、4以上がさらに好ましく、5以上がよりさらに好ましく、また、100以下が好ましく、50以下がより好ましく、30以下がさらに好ましく、25以下がよりさらに好ましく、18以下が特にさらに好ましく、15以下が特にさらに好ましく、10以下が特にさらに好ましい。成分(C)に対する成分(B)の含有質量比〔(B)/(C)〕の具体的な範囲は、前記の観点から、1〜100が好ましく、1〜50がより好ましく、3〜30がさらに好ましく、3〜25がよりさらに好ましく、4〜18が特にさらに好ましく、4〜15が特にさらに好ましく、5〜10が特にさらに好ましい。
また、成分(C)に対する成分(A)及び(B)の合計量の含有質量比〔((A)+(B))/(C)〕は、なじみの良さ、洗浄後のすすぎやすさを向上させる観点から、0.5以上が好ましく、1以上が好ましく、5以上がより好ましく、8以上がさらに好ましく、12以上がよりさらに好ましく、15以上が特にさらに好ましく、また、100以下が好ましく、80以下がより好ましく、70以下がさらに好ましく、55以下がよりさらに好ましく、35以下が特にさらに好ましい。成分(C)に対する成分(A)及び(B)の合計量の含有質量比〔((A)+(B))/(C)〕の具体的な範囲は、前記の観点から、0.5〜100が好ましく、1〜100が好ましく、5〜80がより好ましく、8〜70がさらに好ましく、12〜55がよりさらに好ましく、15〜35が特にさらに好ましい。
本発明に用いる成分(D)は、HLB8超のノニオン性界面活性剤である。成分(D)の具体例としては、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、アルキルグリセリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルポリグリコシド等が挙げられ、1種又は2種以上を用いることができる。これらのうち、塗布時の垂れ落ちを抑制し、すすぎ時のすすぎやすさを向上させる観点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルを含むことが好ましく、ポリオキシエチレンアルキルエーテルを含むことがより好ましい。
成分(D)のノニオン性界面活性剤のHLBは、前述のとおり、Daviesの式により求められる。成分(D)のHLBは、塗布時の垂れ落ちを抑制し、すすぎ時のすすぎやすさを向上させる観点から、9以上が好ましく、10以上がより好ましく、また、20以下が好ましく、16以下がより好ましく、14以下がさらに好ましく、12以下がよりさらに好ましい。成分(D)のHLBの具体的な範囲は、8超〜20が好ましく、9〜16がより好ましく、10〜14がさらに好ましく、10〜12がよりさらに好ましい。
成分(D)のうち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレン脂肪酸エステルにおいて、ポリオキシエチレン基の平均付加モル数は、塗布時の垂れ落ちを抑制し、すすぎやすさを向上させる観点から、10以上が好ましく、12以上がより好ましく、14以上がさらに好ましく、また、45以下が好ましく、30以下が好ましく、24以下がより好ましく、22以下がさらに好ましい。ポリオキシエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレン脂肪酸エステルにおいて、具体的なポリオキシエチレン基の平均付加モル数は、10〜45が好ましく、10〜30がより好ましく、12〜24がさらに好ましく、14〜22がよりさらに好ましい。
また、成分(D)で用いられるポリオキシエチレンアルキルエーテルにおけるアルキル基の炭素数及びポリオキシエチレン脂肪酸エステルの脂肪酸の炭素数は、油脂汚れとのなじみ、油脂の汚れ落ちを向上させる観点から、8以上が好ましく、10以上がより好ましく、12以上がさらに好ましく、また20以下が好ましく、18以下がより好ましく、16以下がさらに好ましい。具体的なアルキル基及び脂肪酸の炭素数は、8〜20が好ましく、10〜18がより好ましく、12〜16がさらに好ましい。
また、前記の観点から、ポリオキシエチレンアルキルエーテルにおけるアルキル基及びポリオキシエチレン脂肪酸エステルの脂肪酸は、直鎖のものが好ましい。
成分(D)の市販品としては、ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル(エマルゲン121−G(HLB10.1)、花王社製)、ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル(エマルゲン123P(HLB10.7)、花王社製)、ポリオキシエチレン(41)ラウリルエーテル(エマルゲン130K(HLB16.7)、花王社製)、ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル(エマルゲン116(HLB8.5)、花王社製)、ポリオキシエチレン(30)モノステアレート(エマノーン 3130(HLB10.8;花王社製)等を好適に用いることができる。
成分(D)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量は、油脂汚れとのなじみの良さ、製剤の溶け崩れ易さ、すすぎやすさを向上させる観点から、0.1質量%以上が好ましく、0.2質量%以上がより好ましく、0.4質量%以上がさらに好ましく、0.7質量%以上がよりさらに好ましく、また、10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましく、6質量%以下がさらに好ましく、5質量%以下がよりさらに好ましく、3.5質量以下がさらに特に好ましい。成分(D)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量の具体的な範囲は、0.1〜10質量%が好ましく、0.2〜8質量%がより好ましく、0.4〜6質量%がさらに好ましく、0.7〜5質量%がよりさらに好ましく、0.7〜3.5質量%がさらに特に好ましい。
成分(D)に対する成分(B)の含有質量比〔(B)/(D)〕は、塗布時の垂れ落ちを抑制し、すすぎやすさを向上させる観点から、0.2以上が好ましく、0.5以上がより好ましく、0.8以上がさらに好ましく、1.0以上がよりさらに好ましく、1.2以上が特にさらに好ましく、また、30以下が好ましく、20以下がより好ましく、15以下がさらに好ましく、9以下がよりさらに好ましく、7以下が特にさらに好ましい。成分(D)に対する成分(B)の含有質量比〔(B)/(D)〕の具体的な範囲は、前記の観点から、0.2〜30が好ましく、0.5〜20がより好ましく、0.8〜15がさらに好ましく、1.0〜9がよりさらに好ましく、1.2〜7がさらに特に好ましい。
本発明で用いられる成分(E)の水は、各成分の残余をなし、皮膚洗浄剤組成物中の含有量は、40〜97質量%が好ましく、50〜95質量%がより好ましく、60〜90質量%がさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、肌の残留感を抑制する観点から、さらに(F)分岐アルキルグリセリルエーテルを含有することができる。肌の残留感とは、洗浄後に肌に感じる汚れの洗い残りや皮膚洗浄剤組成物のすすぎ残り等の残留物に由来する違和感(残留感)であり、例えば、残留物が肌に残っている場合には、乾き際にべたつきを強く感じることがある。
分岐アルキルグリセリルエーテルは、炭素数8〜22の分岐アルキル基を有するのが好ましい。炭素数8〜22の分岐アルキル基として、具体的には、(2−)エチルヘキシル基、イソデシル基、(2−)ブチルドデシル基、(2−)ヘプチルウンデシル基、(2−)イソヘプチルウンデシル基、(2−)イソヘプチルイソウンデシル基、(2−)ドデシルヘキシル基、(2−)オクチルドデシル基、イソステアリル基、オクチルドデシル基、デシルテトラデシル基などが挙げられ、(2−)エチルヘキシル基、イソデシル基が好ましい。また、アルキル基中の分岐鎖の位置は、限定されるものではない。
分岐アルキルグリセリルエーテルとして、具体的には、グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル、グリセリンモノイソデシルエーテル及びグリセリンモノイソステアリルエーテルから選択される1種又は2種以上を含むものが挙げられ、製剤の垂れにくさ、肌の残留感のなさを向上させる観点から、グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル及びグリセリンモノイソデシルエーテルから選択される1種又は2種を含むことが好ましく、グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル及びグリセリンモノイソデシルエーテルを含むことがより好ましい。
また、成分(F)としては、グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル(Penetol GE−EH、花王社製)、グリセリンモノイソデシルエーテル(Penetol GE−ID、花王社製)の市販品を好適に使用することができる。
成分(F)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量は、製剤の垂れにくさ、洗浄後の肌の残留感のなさを向上させる観点から、0.05質量%以上が好ましく、0.1質量%以上がより好ましく、また5質量%以下が好ましく、3質量%以下がより好ましい。成分(F)の含有量の具体的な範囲は、0.05〜5質量%が好ましく、0.1〜3質量%がより好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、さらに、(G)多価アルコールを含有することができ、低温安定性を向上させ、洗浄後のうるおい感を高めることができる。
かかる多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の2価アルコール;グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン、トリメチルプロパノール等の3価以上のアルコール;エリスリトール、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、グルコース、マンノース、ガラクトース、ショ糖、フルクトース、マルトース、マルチトール、キシリトール、イノシトール、ソルビタン、ソルビトール等の糖又は糖アルコールなどが挙げられる。
これらのうち、低温安定性を向上させ、洗浄後のうるおい感を高める観点から、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール及びソルビトールから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン及び1,3−ブチレングリコールから選ばれる1種又は2種以上がより好ましく、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール及びグリセリンから選ばれる1種又は2種以上がさらに好ましく、また、少なくとも、グリセリンを含むのが好ましい。多価アルコールは、上記のものをそれぞれ単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
成分(G)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量は、低温安定性を向上させ、洗浄後のうるおい感を高める観点から、0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、1質量%以上がさらに好ましく、2質量%以上がよりさらに好ましく、また20質量%以下が好ましく、15質量%以下がより好ましく、10質量%以下がさらに好ましく、8質量%以下がよりさらに好ましい。成分(G)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量の具体的な範囲は、0.1〜20質量%が好ましく、0.5〜15質量%がより好ましく、1〜10質量%がさらに好ましく、2〜8質量%がよりさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、さらに、(H)中性アミノ酸、ベタイン型化合物及びエチレンジアミン4酢酸塩から選ばれる1種又は2種以上を含有することができ、塗布時の垂れ落ちを抑制し、洗い上がり後のうるおい感を向上させることができる。
具体的には、中性アミノ酸としては、例えばグリシン、サルコシン、L−セリン、β−アラニン、アミノ酪酸等が挙げられ、ベタイン型化合物としては、成分(B)以外のもので、トリメチルグリシン、トリメチルセリン、ヒドロキシエチルジメチルグリシン、モノエタノール−C5−カルボキシベタイン等が挙げられる。これらのうち、塗布時の垂れ落ちを抑制し、洗い上がり後のうるおい感を向上させる観点から、トリメチルグリシン、トリメチルセリン、ヒドロキシエチルジメチルグリシン及びモノエタノール−C5−カルボキシベタインから選択される1種又は2種以上が好ましく、トリメチルグリシンを含むことがより好ましい。
成分(H)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量は、塗布時の垂れ落ちを抑制し、洗い上がり後のうるおい感を向上させる観点から、0.1質量%以上が好ましく、0.5質量%以上がより好ましく、また10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましく、3質量%以下がさらに好ましい。成分(H)の皮膚洗浄剤組成物中の含有量の具体的な範囲は、0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜5質量%がより好ましく、0.5〜3質量%がさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物には、前記成分(A)〜(H)以外に、洗浄力、起泡性、泡持ち、泡質、刺激性等の効果を損なわない範囲で、成分(A)〜(D)及び(F)以外の界面活性剤、水溶性高分子、油成分、pH調整剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤、キレート剤、塩類、パール化剤、スクラブ剤、香料、冷感剤、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、植物エキス等を含有することができる。なお、これらの各剤は、各剤としての用途に限られず、目的に応じて他の用途、例えば、冷感剤を香料として使用したり、他の用途との併用として、たとえば、冷感剤と香料としての効果を奏するものとして使用することができる。
ただし、油成分の含有量は、すすぎ性を向上させる観点から、皮膚洗浄剤組成物中に0〜3質量%が好ましく、0〜2質量%がより好ましく、0〜1質量%がさらに好ましく、0〜0.5質量%がよりさらに好ましい。ここで、油成分とは、水と相分離する疎水性の物質であり、油脂、炭化水素油、エステル油、高級アルコール、シリコーン油等が含まれる。
成分(A)〜(D)及び(F)以外の界面活性剤の含有量は、塗布時の垂れ落ちを抑制し、すすぎ性を向上する観点から、皮膚洗浄剤組成物中に5質量%以下であることが好ましく、3質量%以下がより好ましく、1質量%以下がさらに好ましく、0.5質量%以下がよりさらに好ましい。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、例えば、水を60〜80℃に加熱し、各成分を順次混合し、攪拌して溶解し、30℃に冷却することにより、製造することができる。
また、本発明の皮膚洗浄剤組成物は、洗い上がり後のうるおい感を向上させ、洗浄力を向上させる観点から、pHは3以上が好ましく、4以上がより好ましく、また、11以下が好ましく、10以下がより好ましく、8以下がさらに好ましい。本発明の皮膚洗浄剤組成物の具体的なpHとしては、3〜11が好ましく、4〜10がより好ましく、4〜8がさらに好ましい。
なお、pHの測定は、25℃において、皮膚洗浄剤組成物を水で20倍に希釈して行った値である。
また、本発明の皮膚洗浄剤組成物は、手からの垂れ落ちを抑制し、製剤の塗り広げやすさを向上させる観点から、30℃における粘度が50mPa・s以上であるのが好ましく、200mPa・s以上がより好ましく、500mPa・s以上がさらに好ましく、また、20000mPa・s以下が好ましく、5000以下がより好ましく、3000以下がさらに好ましい。本発明の皮膚洗浄剤組成物の具体的な粘度(30℃)としては、50〜20000mPa・sが好ましく、200〜5000mPa・sがより好ましく、500〜3000mPa・sがさらに好ましい。
なお、粘度は、皮膚洗浄剤を容器(スクリュー管(キャップ・パッキン付)透明 NO.7 50mL 35×78×20mm(マルエム社製))に約50g気泡が入らないように充填し、30℃設定のウォーターバスに約1時間静置して調温した後、測定時間1分で粘度を測定するものとする。粘度測定機はB型粘度計/VISCOMETER TVB−10M(TOKI SANGYO CO.,LTD製)を用い、(i)の条件で測定し、測定値が精度範囲内であり、安定した測定値が得られれば、測定値として採用する。しかし、測定値が精度範囲外であるか、精度範囲の上下限のため安定した測定値が出ない場合は、(ii)の条件で測定する。この操作を繰り返し、安定した測定値を求める。なお、各回転数における組成物の測定時間は、いずれも1分間である。
(i)No.M4 : 6rpm、(ii)No.M4 : 12rpm、(iii)No.M4 : 30rpm、(iv)No.M3 : 6rpm、(v)No.M3 : 12rpm、(vi)No.M3 : 30rpm、(vii)No.M2 : 30rpm、(viii)No.M1 : 30rpm
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、そのままチューブ、ジャー等の容器に充填して皮膚洗浄剤組成物として用いることができるほか、吐出容器に充填した皮膚洗浄剤組成物として使用することができる。吐出容器としては、例えば、軟質容器の胴部を押圧して吐出するスクイズディスペンサー型、押圧ポンプより吐出するポンプディスペンサー型又はポンプフォーマー型等を用いることができる。本発明の皮膚洗浄剤組成物は液が垂れ落ちにくい製剤である点から、チューブ、ジャー、スクイズディスペンサー、ポンプディスペンサー等の容器に充填した皮膚洗浄剤組成物として好ましく使用することができる。
本発明の皮膚洗浄剤組成物は、泡立てて洗浄する皮膚洗浄剤、例えば手洗い用洗浄剤、洗顔料、洗顔フォーム、クレンジングフォーム、ボディソープ、ボディ用洗浄フォーム等として適用することができる。特に、手洗い用洗浄剤組成物として好適である。
実施例1〜31及び比較例1〜5
表1〜表3に示す組成の皮膚洗浄剤組成物を、水を70℃に加熱し、各成分を順次混合し、攪拌して溶解し、30℃に冷却することにより製造した。
得られた皮膚洗浄剤組成物について、油脂汚れとのなじみの良さ、油脂の汚れ落ち、製剤の溶け崩れ性、製剤の垂れにくさ及び洗浄後のすすぎやすさを評価した。評価はいずれも23〜27℃の室温下で行った。結果を表1〜表3に示す。
(評価方法)
(1)油脂汚れとのなじみの良さ:
着色した豚脂(豚脂(純正ラード、雪印メグミルク社製)中に、オレンジOS100C(ヤエガキ発酵技研社製)を0.5質量%添加して着色)0.3gを、バイオスキン(品番P001−001ホワイト、ビューラックス社製)に、直径約3cmの円状に塗布した。ここに、各洗浄剤組成物1mLを塗布し、専門パネラー5名が、人差し指、中指の2本の指を用いて円を描くように20回マッサージしたとき、洗浄組成物と豚脂のなじみの良さを目視で確認し、以下の基準で評価した。結果を5人の平均値で示した。
4:洗浄剤組成物が豚脂にすべて均一になじむ。
3:洗浄剤組成物が豚脂に半分以上なじむ。
2:洗浄剤組成物が豚脂に僅かになじむ。
1:洗浄剤組成物が豚脂にまったくなじまない。
(2)油脂の汚れ落ち:
専門パネラー5名が、豚脂0.5gを手全体に塗布し、手を水で濡らして各洗浄剤組成物1mLを手に塗布し、15秒間手全体が洗浄できるよう自由洗浄し、水道水(すぎ水の水量1000mL/10秒、水温25〜30℃)で15秒間すすいだ。その後の油脂の汚れ落ちを以下の基準で評価した。結果を5人の平均値で示した。
4:すべて落ちる。
3:指の間だけ僅かに残る。
2:指の間と手のひらに僅かに残る。
1:まったく落ちない。
(3)製剤の溶け崩れ性:
専門パネラー5名が、手を水で濡らして、各洗浄剤組成物1mLを手にとり、水道水1mLを手に加え、手のひら同士で円を描くようにマッサージし、製剤が均一に溶けるまでの回数を以下の基準で評価した。結果を5人の平均値で示した。
4:3回以内で溶ける。
3:3回超、5回以内で溶ける。
2:5回超、10回以内で溶ける。
1:10回以内で溶けない。
(4)製剤の垂れにくさ:
専門パネラー5名が、手を水で濡らして手のひら中央に各洗浄剤組成物1mLを塗布し、指先を下にするように手を3秒間傾け、製剤の垂れにくさを以下の基準で評価した。結果を5人の平均値で示した。
3:手から洗浄剤組成物が垂れない。
2:指の間から洗浄剤組成物が僅かに垂れる。
1:指の間から洗浄剤組成物が垂れる。
(5)洗浄後のすすぎやすさ:
専門パネラー5名が、手を水で濡らして、各洗浄剤組成物1mLを塗布し、両手全体に剤がいきわたるように15秒間洗浄し、水道水(すすぎ水の水量1000mL/1分、水温25〜30℃)ですすぎ、すすぎ初めから10秒後の手のぬるつきのなさを以下の基準で評価した。結果を5人の平均値で示した。
3:ぬるつかない。
2:わずかにぬるつく。
1:ぬるつく。
Figure 2018145118
Figure 2018145118
Figure 2018145118
以下、実施例、比較例及び処方例で用いた成分について説明する。
*1:エマール125A(花王社製)、
*2:エマール125HP(花王社製)、
*3:エマール227(花王社製)、
*4:ルナックL−98(花王社製)、
*5:カオーアキポ RLM−45(花王社製)、
*6:アンヒトール20HD(花王社製)、
*7:アンヒトール20AB(花王社製)、
*8:アンヒトール20N(花王社製)、
*9:エマルゲン102(HLB3.9;花王社製)、
*10:エマルゲン103(HLB4.2;花王社製)、
*11:エマルゲン108(HLB5.2;花王社製)、
*12:エマルゲン109P(HLB6.2;花王社製)、
*13:エマルゲン116(HLB8.5;花王社製)、
*14:エマルゲン121−G(HLB10.1;花王社製)、
*15:エマルゲン123P(HLB10.7;花王社製)、
*16:エマノーン 3130(HLB10.8;花王社製)、
*17:エマルゲン130K(HLB16.7;花王社製)、
*18:Penetol GE−EH(花王社製)、
*19:Penetol GE−ID(花王社製)、
*20:エマルゲン 104P(HLB4.9;花王社製)、
*21:ビューライトLCA(三洋化成工業社製)、
*22:特開2013−184915号公報に記載の「EC1」
表1〜3の結果より、成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E)を含有する本発明の皮膚洗浄剤組成物はいずれも、塗布時の垂れ落ちがなく、油脂汚れとのなじみが良く、油脂の汚れ落ちが良好であった。また、すすぎ時の製剤の溶け崩れ性、洗浄後のすすぎやすさにおいても優れていた。
一方、成分(A)、(B)、(C)及び(D)のいずれかを含有しない比較例は、塗布時の垂れ落ち、油脂汚れとのなじみ、油脂の汚れ落ち、すすぎ時の製剤の溶け崩れ性、洗浄後のすすぎやすさのいずれかにおいても劣っていた。
実施例23、32〜34
表4に示す組成の皮膚洗浄剤組成物を、水を70℃に加熱し、各成分を順次混合し、撹拌して溶解し、30℃に冷却することにより製造した。
得られた皮膚洗浄剤組成物について、肌の残留感のなさを、下記(6)に基づき評価した。なお、評価はいずれも23〜27℃の室温下で行った。結果を表4に示す。
(6)肌の残留感のなさ:
専門パネラー5名が、手を水で濡らして、各洗浄剤組成物を1mL手に塗布し、15秒間手全体が洗浄できるよう自由洗浄し、水道水(すぎ水の水量1000mL/10秒、水温25〜30℃水温25〜30℃)で15秒すすいだ。ペーパータオル(エリエールプロワイプ ソフトタオルホワイト4つ折り(大王製紙社製))で水をよく拭き取った。その直後の肌の残留感のなさを以下の基準で評価した。結果を5人の平均値で示した。
3:指の間に残留感がなく、乾き際にべたつきがない。
2:指の間に残留感を感じ、乾き際にわずかにべたつく。
1:指の間に残留感を感じ、乾き際にべたつく。
Figure 2018145118
表4の結果より、成分(F)をさらに含有させたものは、拭き取り後に手指に残る水分が素早く乾き、指の間の残留感や乾き際のべたつきも感じられなくなり、肌の残留感のなさが向上していることが分かる。なお、実施例32〜34は、塗布時の垂れ落ち、油脂汚れとのなじみ、油脂の汚れ落ち、すすぎ時の製剤の溶け崩れ性、洗浄後のすすぎやすさに関する評価は、実施例23とほぼ同等の結果であった。
実施例1〜31と同様にして、以下に示す処方例の皮膚洗浄剤組成物を製造した。
得られた皮膚洗浄剤組成物はいずれも、塗布時の垂れ落ちがなく、油脂汚れとのなじみが良く、油脂の汚れ落ちが良好である。また、製剤の溶け崩れ性、洗浄後のすすぎやすさ、肌の残留感のなさにおいても優れている。
処方例1(ハンドソープ)
イソプロピルメチルフェノール 0.1(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム*1 9
ラウリルヒドロキシスルホベタイン*6 5
ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル*20 0.5
ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル*14 2
ソルビトール 2
グリセリン 2
クエン酸 0.3
水酸化ナトリウム (pH5.5となる量)
カチオン化セルロース 0.02
フェノキシエタノール 0.2
香料 0.1
精製水 バランス
合計 100
処方例2(ハンドソープ)
イソプロピルメチルフェノール 0.1(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム*2 6
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム*3 2
ラウリルヒドロキシスルホベタイン*6 3
ラウリン酸アミドプロピルベタイン*7 1
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル*10 1
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル*13 4
プロピレングリコール 0.5
グリセリン 3
トリメチルグリシン 2
クエン酸 (pH6となる量)
安息香酸ナトリウム 0.5
エデト酸ナトリウム 0.1
香料 0.1
精製水 バランス
合計 100
処方例3(ハンドソープ)
イソプロピルメチルフェノール 0.1(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム*2 6
ラウリン酸*4 1
ラウリルヒドロキシスルホベタイン*6 6
ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテル*20 0.5
ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル*14 1
グリセリン 3
水酸化カリウム (pH9.2となる量)
香料 0.1
精製水 バランス
合計 100
処方例4(全身洗浄料)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム*2 8(質量%)
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム*21

ラウリルヒドロキシスルホベタイン*6 6
ポリオキシエチレン(2)ラウリルエーテル*9 0.2
ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル*11 0.6
ポリオキシエチレン(23)ラウリルエーテル*15 2
グリセリン 5
リンゴ酸 0.3
水酸化ナトリウム (pH6.5となる量)
香料 0.5
精製水 バランス
合計 100
処方例5(ハンドソープ)
イソプロピルメチルフェノール 0.1(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム*1 7
ポリオキシエチレン(2.8)ラウリルエーテルカルボン酸*22 2
ラウリルヒドロキシスルホベタイン*6 6
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル*10 0.2
ポリオキシエチレン(6)ラウリルエーテル*11 0.2
ポリオキシエチレン(16)ラウリルエーテル*13 2
ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル*14 2
グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル*18 0.3
グリセリンモノイソデシルエーテル*19 0.5
グリセリン 5
リンゴ酸 0.2
水酸化ナトリウム (pH6となる量)
香料 0.2
精製水 バランス
合計 100
処方例6(全身洗浄料)
イソプロピルメチルフェノール 0.1(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム*1 7
ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテルカルボン酸*5 2
ラウリルヒドロキシスルホベタイン*6 4
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル*10 1
ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル*14 3
グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル*18 1
グリセリン 2
トリメチルグリシン 0.5
水酸化ナトリウム (pH5となる量)
香料 0.2
精製水 バランス
合計 100
処方例7(ハンドソープ)
イソプロピルメチルフェノール 0.1(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム*1 7
ポリオキシエチレン(4.5)ラウリルエーテルカルボン酸*5 2
ラウリルヒドロキシスルホベタイン*6 4
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル*10 1
ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル*14 3
グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル*18 1
グリセリン 2
トリメチルグリシン 0.5
水酸化ナトリウム (pH5となる量)
香料 0.2
精製水 バランス
合計 100
処方例8(全身洗浄料)
イソプロピルメチルフェノール 0.1(質量%)
ポリオキシエチレン(1)ラウリルエーテル硫酸アンモニウム*1 5
ポリオキシエチレン(2.8)ラウリルエーテルカルボン酸*22 3
ラウリルヒドロキシスルホベタイン*6 5
ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル*10 0.5
ポリオキシエチレン(21)ラウリルエーテル*14 2
グリセリンモノ−2−エチルヘキシルエーテル*18 0.75
グリセリン 5
プロピレングリコール 0.5
カチオン化セルロース 0.1
リンゴ酸 0.2
水酸化ナトリウム (pH6.5となる量)
香料 0.2
精製水 バランス
合計 100

Claims (5)

  1. 次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
    (A)アニオン性界面活性剤、
    (B)両性界面活性剤、
    (C)HLB8以下のポリオキシエチレンアルキルエーテル型ノニオン性界面活性剤、
    (D)HLB8超のノニオン性界面活性剤、
    (E)水
    を含有する皮膚洗浄剤組成物。
  2. 成分(C)に対する成分(A)及び(B)の合計量の含有質量比〔((A)+(B))/(C)〕が、0.5〜100である請求項1に記載の皮膚洗浄剤組成物。
  3. 成分(D)が、ポリオキシエチレンアルキルエーテル及びポリオキシエチレン脂肪酸エステルから選択される1種又は2種以上を含むものである請求項1又は2に記載の皮膚洗浄剤組成物。
  4. 成分(C)のHLBが、3.0〜7.0である請求項1〜3のいずれか1項に記載の皮膚洗浄剤組成物。
  5. 成分(D)のHLBが、9.0〜16.0である請求項1〜4のいずれか1項に記載の皮膚洗浄剤組成物。
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