JP2018145116A - 頭皮用ケア剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、連続して使用しても頭皮に対する痒みや痛みがなく、優れた育毛・養毛効果を発揮させることのできる頭皮用ケア剤の提供することにある。【解決手段】本発明は、成分A:スフィンガニン、成分B:メントール、メンチルグリセリルエーテル、メンチルラクテートの内から選ばれる少なくとも1種および成分C:パントテニルアルコールを含有する頭皮用ケア剤である。また、本発明の頭皮用ケア剤は、成分D:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油をさらに含有してもよい。【選択図】なし
Description
本発明は頭皮用ケア剤に関する。
従来、脱毛症の予防に対しては、血管拡張剤、毛母細胞賦活剤、抗炎症剤、天然物由来原料、生薬、殺菌剤などの各種薬効成分が配合された頭皮用ケア剤(スカルプケア剤)が多数創出されている(例えば、特許文献1および2を参照)。そして、近年では、育毛・発毛効果を発揮するミノキシジルを配合した医薬品の発毛剤なども上市されている。
しかしながら、育毛・養毛効果を十分に発揮し得る量の各種薬効成分が配合された頭皮用ケア剤を連続して使用し続けると、頭皮に対して「痒み」や「痛み」が生じてしまうといった懸念がある。そのため、優れた育毛・養毛効果を有するにもかかわらず、頭皮に対して「痒み」や「痛み」が生じない頭皮用ケア剤の創出が望まれている。
本発明は、上記従来技術に鑑みてされたものであって、連続して使用しても頭皮に対する痒みや痛みがなく、優れた育毛・養毛効果を発揮させることのできる頭皮用ケア剤を提供することを解題とする。
すなわち、本発明は、
〔1〕下記成分A、成分Bおよび成分Cを含有する頭皮用ケア剤、
成分A:スフィンガニン
成分B:メントール、メンチルグリセリルエーテル、メンチルラクテートの内から選ばれる少なくとも1種
成分C:パントテニルアルコール
〔2〕前記成分Aの含有量が0.001〜0.5質量%、前記成分Bの含有量が0.001〜2質量%、前記成分Cの含有量が0.001〜1質量%である前記〔1〕に記載の頭皮用ケア剤、
〔3〕前記成分Aと前記成分Bの質量含有比がA:B=1:2〜1:8を満たし、かつ、前記成分Aと前記成分Cの質量含有比がA:C=2:1〜1:4を満たすことを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の頭皮用ケア剤、
〔4〕さらに、下記成分Dを含有する前記〔1〕〜〔3〕の何れかに記載に頭皮用ケア剤、
成分D:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
〔5〕化粧品、医薬部外品または医薬品である前記〔1〕〜〔4〕の何れかに記載に頭皮用ケア剤
に関する。
〔1〕下記成分A、成分Bおよび成分Cを含有する頭皮用ケア剤、
成分A:スフィンガニン
成分B:メントール、メンチルグリセリルエーテル、メンチルラクテートの内から選ばれる少なくとも1種
成分C:パントテニルアルコール
〔2〕前記成分Aの含有量が0.001〜0.5質量%、前記成分Bの含有量が0.001〜2質量%、前記成分Cの含有量が0.001〜1質量%である前記〔1〕に記載の頭皮用ケア剤、
〔3〕前記成分Aと前記成分Bの質量含有比がA:B=1:2〜1:8を満たし、かつ、前記成分Aと前記成分Cの質量含有比がA:C=2:1〜1:4を満たすことを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の頭皮用ケア剤、
〔4〕さらに、下記成分Dを含有する前記〔1〕〜〔3〕の何れかに記載に頭皮用ケア剤、
成分D:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油
〔5〕化粧品、医薬部外品または医薬品である前記〔1〕〜〔4〕の何れかに記載に頭皮用ケア剤
に関する。
本発明の頭皮用ケア剤は、連続して使用したとしても頭皮に対する痒みや痛みがなく、優れた育毛・養毛効果を発揮させることができるという効果を発揮する。
本発明の頭皮用ケア剤は、成分A:スフィンガニン、成分B:メントール、メンチルグリセリルエーテル、メンチルラクテートの内から選ばれる少なくとも1種、成分C:パントテニルアルコールを必須成分として含む。
用いられる成分Aは、スフィンガニンである。該成分は別名でジヒドロスフィンゴシンとも称される化合物であり、より詳細には、INCI名(International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook,第16版,第3巻,CTFA,2016年,p.3548):SPHINGANINEで表記される化合物である。本発明の頭皮用ケア剤において、上記成分Aを含有させることにより、優れた育毛・養毛効果を発揮させることができる。
上記成分Aは、市販品を用いることができる。具体的には、商品名「SPHINGONY」:エボニック(Evonik)社製などが挙げられる。
成分Aの含有量は、所望の効果が十分に発揮されるのであれば特に限定されないが、通常、育毛・養毛効果を発揮させる観点から、剤100質量%中、0.001〜0.5質量%とすることが好ましく、より好ましは0.01〜0.3質量%である。0.001質量%未満では育毛・養毛効果に劣り、0.5質量%を越えると剤の安定性の点で好ましくない。
用いられる成分Bは、メントール、メンチルグリセリルエーテル、メンチルラクテートの内から選ばれる少なくとも1種である。上記成分Bは、天然物由来であっても、合成物由来であってもいずれでもよい。本発明の頭皮用ケア剤において、上記成分Bを含有させることにより、冷感効果による優れた使用実感を付与することができる。
上記成分Bは、市販品を用いることができる。具体的には、メントールの市販品としては、商品名「メントール JP COS」;高砂香料社製などが挙げられる。メンチルグリセリルエーテルの市販品としては、商品名「クーリングエージェント10」;高砂香料社製などが挙げられる。メンチルラクテートの市販品としては、商品名「FRESCOLAT ML」;シムライズ社製などが挙げられる。
成分Bの含有量は、所望の効果が十分に発揮されるのであれば特に限定されないが、通常、望ましい冷感効果を付与する観点から、剤100質量%中、0.001〜2質量%とすることが好ましく、より好ましは0.05〜1質量%である。0.001質量%未満では冷感効果に劣り、2質量%を越えると灼熱感などによる使用感の悪化の点で好ましくない。
用いられる成分Cは、パントテニルアルコール(パンテノール)である。本発明の頭皮用ケア剤において、上記成分Cを含有させることにより、育毛・養毛効果を効果的に高める役割を有する。
上記成分Cとしては、D体、L体、ラセミ体の何れであっても所望の効果が十分に発揮できるのであれば特に限定されないが、入手の容易性の観点から、D体(即ち、D−パントテニルアルコール)を用いることが好ましい。
上記成分Cは、市販品を用いることができる。具体的には、商品名「D−Panthenol USP」;BASFジャパン株式会社製、商品名「D−パントテニルアルコール」;アルプス薬品工業株式会社製、商品名「D−パントテニルアルコール」;DSNニュートリションジャパン株式会社製などが挙げられる。
成分Cの含有量は、所望の効果が十分に発揮されるのであれば特に限定されないが、通常、育毛・養毛効果を効果的に高める観点から、剤100質量%中、0.001〜1質量%とすることが好ましく、より好ましは0.01〜0.5質量%である。0.001質量%未満では育毛・養毛効果を高める作用に劣り、1質量%を越えるとべたつきなどによる使用感の悪化の点で好ましくない。
本発明においては、上記成分Aと成分Bを質量含有比として、A:B=1:2〜1:8の範囲となるように調製することが好ましく、A:B=1:3〜1:7の範囲とすることがより好ましい。該質量含有比の範囲内で調製することにより、痛みや痒みを伴わず、十分な冷感効果を付与することが可能となる。
また、発明においては、上記成分Aと成分Cを質量含有比として、A:C=2:1〜1:4の範囲となるように調製することが好ましく、A:C=1:1〜1:3の範囲とすることがより好ましい。該質量含有比の範囲内で調製することにより、効果的に育毛・養毛効果を高めることが可能となる。
本発明の頭皮用ケア剤には、剤の安定性を付与する観点から、成分D:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有させることができる。上記成分Dの酸化エチレン(ポリオキシエチレン)の付加モル数は、所望の効果が十分に発揮されるのであれば特に限定されないが、20〜100であることが好ましく、40〜60であることがより好ましい。
成分Dの含有量は、所望の効果が十分に発揮されるのであれば特に限定されないが、通常、可溶化の観点から、剤100質量%中、0.01〜2質量%とすることが好ましく、より好ましは0.05〜1質量%である。0.01質量%未満では可溶化に劣り、2質量%を越えるとべたつきなどによる使用感の悪化の点で好ましくない。
また、本発明の頭皮用ケア剤には、本発明の効果を損なわない範囲であれば、上記に記した成分の他、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、グルコース、マルトース、マルチトース、スクロース、マンニトール、ソルビトール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、グルコシルトレハロースなどの多価アルコール;陰イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、上記成分D以外の非イオン性界面活性剤、抗酸化剤、金属封鎖剤、シリコーン類、脂肪酸エステル油、ビタミン類、ミネラル類、動植物エキス、着色剤、各種香料、防腐剤、殺菌剤、抗炎症剤、紫外線吸収剤などを目的に応じて適宜配合してもよい。
本発明の頭皮用ケア剤の残部には、水、アルコール又は含水アルコールの何れかが用いられる。用いられる水は特に限定されないが、精製水であることが好ましい。一方、用いられるアルコールも特に限定されないが、エタノールであることが好ましい。なお、頭皮用ケア剤中における水、エタノール又は含水エタノールの含有量は、設計する剤型によって適宜調整すればよく、含水エタノール中の水とエタノールの夫々の含有量も設計する剤型によって適宜調整すればよい。
本発明の頭皮用ケア剤は、公知の方法により種々の剤型に調製することができる。具体的には、ウォーター剤型、ジェル剤型、乳液剤型、クリーム剤型、エアゾールスプレー剤型、ノンエアゾールミスト剤型などに調製することができる。これら剤型の中でも、頭皮からの垂れ落ちがなく、頭皮上での延展性に優れた効果を発揮させる観点から、ウォーター剤型、ジェル剤型、エアゾールスプレー剤型、ノンエアゾールミスト剤型に調製することが最も好ましい。
なお、本発明の頭皮用ケア剤をジェル剤型として調製する場合には、別途、増粘剤を含有させる。用いられる増粘剤としては、ジェル剤型とすることができるのであれば特に限定されないが、例えば、水溶性を有する天然高分子、半合成高分子、合成高分子、粘土鉱物などが挙げられる。
具体的な増粘剤としては、例えば、アラビアゴム、トラガントガム、グアガム、キサンタンガム、ローカストビーンガム、カラヤガム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラック、ロジン、カゼインなどの天然高分子;カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナトリウム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、結晶セルロースなどの半合成高分子;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、ポリビニルメチルセルロース、ポリアミド樹脂などの合成高分子;モンモリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナイト、ヘクトライト、スチブンサイト、ソーコナイトなどの粘土鉱物などが挙げられる。
増粘剤の含有量は、所望の効果が十分に発揮されるのであれば特に限定されないが、通常、ジェル剤型とする観点から、剤100質量%中、0.01〜2質量%とすることが好ましく、より好ましは0.05〜1質量%である。
また、本発明の頭皮用ケア剤をエアゾールスプレー剤型として調製する場合には、噴射剤が必要となる。用いられる噴射剤としては、特に限定されないが、液化石油ガス、イソブタン、ジメチルエーテルなどが挙げられる。また、上記頭皮用ケア剤と噴射剤の混合比は、噴射される剤の状態、さらには剤の頭皮への到達実感を考慮し適宜設定すればよい。
本発明の頭皮用ケア剤は、連続して使用したとしても頭皮に対する痒みや痛みがなく、優れた育毛・養毛効果を発揮させることができるのであれば化粧品、医薬部外品、医薬品の何れの形態であってもよい。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は特記しない限り「質量%」を表す。また、配合成分は全て純分に換算した。
(試料の調製)
表1に記した組成に従い、実施例1〜5のウォーター剤型の頭皮用ケア剤を常法により調製し、下記評価試験に供した。結果を表1に併記する。
表1に記した組成に従い、実施例1〜5のウォーター剤型の頭皮用ケア剤を常法により調製し、下記評価試験に供した。結果を表1に併記する。
(試験例1;皮膚刺激感の評価)
官能評価パネル10名により、各実施例で得られた試料2gを頭皮全体に適用してもらい、塗布時の刺激の有無について、下記の評価基準に従って官能評価した。
なお、評価は、最も人数の多く得られた結果を各試料の成績とした。
官能評価パネル10名により、各実施例で得られた試料2gを頭皮全体に適用してもらい、塗布時の刺激の有無について、下記の評価基準に従って官能評価した。
なお、評価は、最も人数の多く得られた結果を各試料の成績とした。
<皮膚刺激感の評価基準>
○(良好):痒みや痛みといった刺激は感じない
△(不十分):僅かに痒みや痛みといった刺激が感じられる
×(不良):明らかな痒みや痛みといった刺激が感じられる
○(良好):痒みや痛みといった刺激は感じない
△(不十分):僅かに痒みや痛みといった刺激が感じられる
×(不良):明らかな痒みや痛みといった刺激が感じられる
表1の結果から、本発明の頭皮ケア剤は、痒みや痛みといった好ましくない刺激がなく、安心して使用し得るケア剤であることが分かる。
(試験例2;育毛・養毛効果の評価)
使用試験モニター27名の方々に、実施例1に記載の頭皮用ケア剤を用いて、下記操作方法により56日間使用する連用試験を行ってもらい、試験開始前の頭髪と比較し、14日後(2週間後)、28日後(4週間後)、並びに56日後(8週間後)の「ブラッシング時の抜け毛本数の減少率(%)」、「洗髪時の抜け毛本数の減少率(%)」、「頭髪の太さの改善率(%)」、「頭髪の密度の改善率(%)」について平均値を算出した。なお、結果の値は、前記モニター27名全員の平均値を表す。結果を表2に記載する。
使用試験モニター27名の方々に、実施例1に記載の頭皮用ケア剤を用いて、下記操作方法により56日間使用する連用試験を行ってもらい、試験開始前の頭髪と比較し、14日後(2週間後)、28日後(4週間後)、並びに56日後(8週間後)の「ブラッシング時の抜け毛本数の減少率(%)」、「洗髪時の抜け毛本数の減少率(%)」、「頭髪の太さの改善率(%)」、「頭髪の密度の改善率(%)」について平均値を算出した。なお、結果の値は、前記モニター27名全員の平均値を表す。結果を表2に記載する。
(操作方法)
使用試験モニターには、試験期間中、毎朝1回、試料(実施例1に記載の頭皮ケア剤)2gを頭皮全体に塗布後、指先で軽く頭皮に馴染ませるようにマッサージしてもらった。
使用試験モニターには、試験期間中、毎朝1回、試料(実施例1に記載の頭皮ケア剤)2gを頭皮全体に塗布後、指先で軽く頭皮に馴染ませるようにマッサージしてもらった。
(ブラッシング時の抜け毛の減少率(%)の算出方法)
ブラッシング時の抜け毛本数については、「試験開始前の20回ブラッシングした時の抜け毛の本数:(I)」と、「所定日経過後の20回ブラッシングした時の抜け毛の本数:(II)」とを夫々カウントし、下記式1により減少率(%)を算出した。
ブラッシング時の抜け毛本数については、「試験開始前の20回ブラッシングした時の抜け毛の本数:(I)」と、「所定日経過後の20回ブラッシングした時の抜け毛の本数:(II)」とを夫々カウントし、下記式1により減少率(%)を算出した。
減少率(%)=((I)−(II))/(I)×100 (式1)
(洗髪時の抜け毛の減少率(%)の算出方法)
洗髪時の抜け毛本数については、「試験開始前の洗髪時の抜け毛の本数:(III)」と、「所定日経過後の洗髪時の抜け毛の本数:(IV)」とを夫々カウントし、下記式2により減少率(%)を算出した。
洗髪時の抜け毛本数については、「試験開始前の洗髪時の抜け毛の本数:(III)」と、「所定日経過後の洗髪時の抜け毛の本数:(IV)」とを夫々カウントし、下記式2により減少率(%)を算出した。
減少率(%)=((III)−(IV))/(III)×100 (式2)
(毛髪の太さの改善率の算出方法)
毛髪の太さについては、測定機器:Visioscan VC 98USB(G.F. Sicchi社製)を用い、2cm×2cm四方の大きさに選定した場所における「試験開始前の毛髪の太さ:(V)」と、「所定日経過後の毛髪の太さ:(VI)」とを夫々測定し、下記式3により改善率(%)を算出した。
毛髪の太さについては、測定機器:Visioscan VC 98USB(G.F. Sicchi社製)を用い、2cm×2cm四方の大きさに選定した場所における「試験開始前の毛髪の太さ:(V)」と、「所定日経過後の毛髪の太さ:(VI)」とを夫々測定し、下記式3により改善率(%)を算出した。
改善率(%)=((VI)−(V))/(V)×100 (式3)
(毛髪の密度の改善率の算出方法)
毛髪の密度については、測定機器:Visioscan VC 98USB(G.F. Sicchi社製)を用い、前記2cm×2cm四方の大きさに選定した場所における「試験開始前の毛髪の密度:(VII)」と、「所定日経過後の毛髪の密度:(VIII)」とを夫々測定し、下記式4により改善率(%)を算出した。
毛髪の密度については、測定機器:Visioscan VC 98USB(G.F. Sicchi社製)を用い、前記2cm×2cm四方の大きさに選定した場所における「試験開始前の毛髪の密度:(VII)」と、「所定日経過後の毛髪の密度:(VIII)」とを夫々測定し、下記式4により改善率(%)を算出した。
改善率(%)=((VIII)−(VII))/(VII)×100 (式4)
表2の結果から、本発明の頭皮用ケア剤は、連続使用することにより、頭髪の抜け毛が抑制され、さらには、頭髪が太くなり、頭髪の密度も改善されていることが分かる。さらに、使用試験モニター27名の方々に、試験後アンケートを実施した結果、「27名中24名(約89%)の方が、頭髪抜け毛が明らかに減ったと感じている」、「27名中14名(約52%)の方が、頭髪の太さと密度に改善があったと感じている」、「27名中27名(100%)の方が、試験期間中、痒みや痛みがなかった」という回答が得られた。これら結果から総合的に判断し、本発明の頭皮用ケア剤は、安全、かつ、優れた育毛・養毛効果を発揮していることが分かる。
Claims (5)
- 下記成分A、成分Bおよび成分Cを含有する頭皮用ケア剤。
成分A:スフィンガニン
成分B:メントール、メンチルグリセリルエーテル、メンチルラクテートの内から選ばれる少なくとも1種
成分C:パントテニルアルコール - 前記成分Aの含有量が0.001〜0.5質量%、前記成分Bの含有量が0.001〜2質量%、前記成分Cの含有量が0.001〜1質量%である請求項1に記載の頭皮用ケア剤。
- 前記成分Aと前記成分Bの質量含有比がA:B=1:2〜1:8を満たし、かつ、前記成分Aと前記成分Cの質量含有比がA:C=2:1〜1:4を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の頭皮用ケア剤。
- さらに、下記成分Dを含有する請求項1〜3の何れかに記載に頭皮用ケア剤。
成分D:ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 - 化粧品、医薬部外品または医薬品である請求項1〜4の何れかに記載に頭皮用ケア剤。
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