JP2018139035A - 水処理システムの提案支援装置、提案支援プログラム、提案支援方法および提案支援システム - Google Patents

水処理システムの提案支援装置、提案支援プログラム、提案支援方法および提案支援システム Download PDF

Info

Publication number
JP2018139035A
JP2018139035A JP2017033136A JP2017033136A JP2018139035A JP 2018139035 A JP2018139035 A JP 2018139035A JP 2017033136 A JP2017033136 A JP 2017033136A JP 2017033136 A JP2017033136 A JP 2017033136A JP 2018139035 A JP2018139035 A JP 2018139035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
water treatment
treatment system
proposal
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017033136A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6781642B2 (ja
Inventor
寿和 ▲高▼橋
寿和 ▲高▼橋
Toshikazu Takahashi
福江 晋
Susumu Fukue
晋 福江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Water Industries Ltd filed Critical Kurita Water Industries Ltd
Priority to JP2017033136A priority Critical patent/JP6781642B2/ja
Priority to PCT/JP2018/004372 priority patent/WO2018155208A1/ja
Publication of JP2018139035A publication Critical patent/JP2018139035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6781642B2 publication Critical patent/JP6781642B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Systems or methods specially adapted for specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/06Electricity, gas or water supply

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 水処理の現状情報などの入力情報に従って水処理の要素情報とコスト情報の検索により生成される水処理システム案とともに、該被処理システム案がもたらすコスト低減効果の算出およびその提示にある。【解決手段】 水処理の要素情報とコスト情報を入力情報に従って検索して水処理システム案を生成する水処理システムの提案支援装置(2)において、水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、要素情報およびコスト情報を記憶する記憶部(10)と、記憶部から要素情報およびコスト情報を検索して水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出する処理部(情報処理部6)と、コスト低減効果を水処理システム案に関係付けて提示する情報提示部(8)とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、水処理に用いられるシステム編成や処理内容などの各種情報による水処理システム案の提案技術に関する。
上水や下水などの被処理水を処理する水処理システムには複数種の水処理設備が用いられ、各水処理設備は仕様によって価格が異なるので、選択する水処理設備の組合せによって設備価格が変動する。このため、顧客のニーズは区々であり、そのニーズに応じた水処理システムの構築には設備仕様と設備価格から見積りが行われ、最適なシステムの提供が必要である。
この水処理設備の見積りに関し、複数種の水処理設備ユニットの仕様とその設備価格をデータベースに格納し、水処理仕様に応じてデータベースを検索して水処理仕様に見合う水処理設備の構築に必要なユニットを選定し、そのユニットにより構築される水処理設備の設備価格を見積もるシステムが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2003−114989公報
ところで、稼働中の水処理システムについて、その課題を分析し、該システムに代わる最適な処理や新規システムを迅速かつ容易にあるいは的確に提案することは極めて重要である。稼働中のシステムや、該システムを取り巻く環境は個別的かつ具体的であって、顧客毎に異なっている。現状の課題を分析し、その分析結果に基づく最適なシステムの構築は容易ではなく、そのシステム案を提示する営業スタッフが共有することは容易ではない。
現状のシステムにおける課題は個別的且つ具体的であるうえに、その内容は専門性が高く、顧客が持つ課題は複雑であり、的確に把握するには熟練を要する。この熟練には相当な訓練や経験が必要である。
このような課題を認識しても、その課題を解決できる水処理システム案を即座に提示できなければ、折角のシステム案の創出や提示が無駄になるし、その創出から提案に時間を要すれば、時宜に遅れをとることになる。的確に課題を把握し、その課題解決の処理システム案を創出ないし提案できなければ、客先および提案側双方に不利益を生じるという課題がある。
現状のシステムに代わる新規システム案を生成しても、その新規システム案の旧システムに対するコスト低減効果の多寡はシステム導入側およびシステム提供側に極めて重要な課題である。
そこで、本発明の目的は斯かる課題に鑑み、水処理の現状情報などの入力情報に従って水処理の要素情報とコスト情報の検索により生成される水処理システム案とともに、該被処理システム案がもたらすコスト低減効果の算出およびその提示にある。
上記目的を達成するため、本発明の水処理システムの提案支援装置の一側面によれば、水処理の要素情報とコスト情報を入力情報に従って検索して水処理システム案を生成する提案支援装置において、前記水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、前記要素情報および前記コスト情報を記憶する記憶部と、前記記憶部から前記要素情報および前記コスト情報を検索して水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出する処理部と、前記コスト低減効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する情報提示部とを備える。
上記水処理システムの提案支援装置において、前記コスト低減効果は、節水効果、省エネ効果、廃棄物削減効果、これら効果の何れかに付随する経済的効果の何れかまたは2以上を含んでよい。
上記水処理システムの提案支援装置において、前記水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報は、前記コスト低減効果を算出するための少なくとも計算式または数値変換用情報のいずれか一方または双方を含んでよい。
上記目的を達成するため、本発明の水処理システムの提案支援プログラムの一側面によれば、水処理の要素情報とコスト情報を入力情報に従って検索して水処理システム案をコンピュータにより生成する提案支援プログラムにおいて、前記水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、前記要素情報および前記コスト情報を記憶部に記憶し、前記記憶部から前記要素情報および前記コスト情報を検索して水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出し、前記コスト低減効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する機能を前記コンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明の水処理システムの提案支援方法の一側面によれば、水処理の要素情報とコスト情報を入力情報に従って検索して水処理システム案を生成する提案支援方法において、前記水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、前記要素情報および前記コスト情報を記憶部に記憶する工程と、前記記憶部から前記要素情報および前記コスト情報を検索して水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出する工程と、前記コスト低減効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する工程とを含む。
上記目的を達成するため、本発明の水処理システムの提案支援システムの一側面によれば、水処理の要素情報とコスト情報を入力情報に従って検索して水処理システム案を生成する提案支援システムにおいて、前記水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、前記要素情報および前記コスト情報を記憶する記憶装置と、前記記憶装置から前記要素情報および前記コスト情報を検索して水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出する処理装置と、前記処理装置に無線または有線により接続され、前記コスト低減効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する情報提示装置とを備える。
本発明によれば、次のような効果が得られる。
(1) 現状システムの課題や課題解決のための情報などの入力情報に基づき、水処理の要素情報およびコスト情報を検索して水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出でき、その効果を水処理システム案とともに提示できる。
(2) 入力情報に基づき、水処理の要素情報およびコスト情報を検索して生成される水処理システム案がもたらすコスト低減効果として、排水の水質改善、排水量などの低減による節水効果、排水の再利用化、排熱量の低減などによる省エネ効果、熱量ロスの低減、水質改善された排水のボイラー給水への利用や熱量の利用などの有用性情報を提示できる。
(3) 生成される複数の水処理システム案について、それぞれのコスト低減効果を算出して提示でき、そのコスト低減効果や性能を踏まえて水処理システム案を選択できる。
(4) 入力情報として顧客が持つ現状の課題や要望を的確に捉え、これを入力情報として顧客が求める要望事項に沿った水処理システム案を提示できるとともに、この水処理システム案に関係付けてコスト低減効果を提示できる。
(5) 営業担当者や開発担当者の熟練性に依存することなく、現状システムに代わる最適な水処理システム案の創出とともに、そのコスト低減効果を提示でき、コスト低減効果の算出に要していた従前のロス時間を削減でき、営業担当者や開発担当者の技量の補完だけでなく、システム案の生成およびコスト低減効果の提示により、システム提案コストを低減することができる。
一実施の形態に係る水処理システムの提案支援装置を示す図である。 水処理システムの提案支援の処理手順を示すフローチャートである。 水処理システムの提案支援装置の一実施例を示す図である。 一実施例に係る水処理システムの提案支援装置を示す図である。 データ構造の一例を示す図である。 水処理要素の一例を示す図である。 データベースの一例を示す図である。 提案支援の処理手順を示すフローチャートである。 図8に続く処理手順を示すフローチャートである。 図9に続く処理手順を示すフローチャートである。 画面遷移を示すフローチャートである。 提案メニューの表示例を示す図である。 提案書群を示す図である。 回収装置群を示す図である。 水量情報群を示す図である。 単価群を示す図である。 条件群を示す図である。 熱回収単価計算シート群を示す図である。 第1の関連情報を示す図である。 第2の関連情報を示す図である。 提案書を示す図である。 回収装置を示す図である。 提案メニューに対する入力手順を示す図である。 水量入力を示す図である。 水量情報に対する入力手順を示す図である。 水量情報の入力手順を示す図である。 入力チェックを示す図である。 単価入力を示す図である。 単価の入力手順を示す図である。 熱回収単価計算シートに対する入力手順を示す図である。 条件入力を示す図である。 他の条件入力に対する入力手順を示す図である。 他の実施の形態に係る水処理システムの提案支援システムを示す図である。
〔一実施の形態〕
図1のAは、本発明の一実施の形態に係る水処理システムの提案支援装置を示している。図1に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この水処理システムの提案支援装置(以下単に「提案支援装置」と称する)2は、水処理を必要とする事業者などの顧客に新規提案や改善提案などの提案情報を提示するシステムである。この提案支援装置2ではたとえば、コンピュータで構成し、機能部として情報入力部4、情報処理部6、情報提示部8および記憶部10が備えられる。これら機能部はバス12によって連係される。この例では、情報提示部8が提案支援装置2内に備えられているが、提案支援装置2外に情報提示部8を備えてもよく、その場合、情報提示部8と提案支援装置2とを有線または無線で接続して情報を提示する構成としてもよい。
情報入力部4には、情報処理部6に情報を入力する入力部の一例であり、情報処理部6の制御などにより、キーボード、タッチパネルなどの情報入力手段を用いて情報が入力される。この情報入力部4に対する入力情報はたとえば、現状の水処理システムなどの水処理を特定する要素情報などでよい。
情報処理部6は情報を処理する処理部の一例であって、たとえば、コンピュータで構成され、プロセッサ、記憶部などを備え、提案支援ツールの一例として提案支援プログラムを実行する。
この情報処理部6が実行する情報処理には、
a)要素情報およびコスト情報を入力情報に従って検索して水処理システム案の生成
b)記憶部10に水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、要素情報およびコスト情報の記憶
c)生成される水処理システム案がもたらすコスト低減効果の算出
d)水処理システム案に関係付けてコスト低減効果の提示
e)これら処理に関連する処理
などが含まれる。
この処理により提示される水処理システム案には、新規の提案情報、顧客先の既存情報に対する改善情報、付随情報、導入メリット、これらの関連情報などが含まれる。コスト低減効果には節水効果、省エネ効果、廃棄物の削減効果、これら効果の何れかに付随する経済的効果などの付随的効果が含まれる。コスト低減効果は水処理システム案に関係付けられ、情報処理部6から提示情報として出力される。
情報提示部8は、情報処理部6から既述の提示情報を受けるとともに情報処理部6による制御により、たとえば、ディスプレイにより画面表示などを行う。この情報提示部8には情報処理部6で生成された水処理システム案がたとえば、画像によって提示される。したがって、情報提示部8の情報の提示形態は、水処理システム案を表す画像情報、電子情報などのいずれであってもよい。水処理システム案は、システムの全体構成、その部分を表す要素、処理内容を表す処理手順、処理データのいずれでもよいし、これらのうちの2以上であってもよいし、これらの総てを含んでもよい。
記憶部10には、画面表示の処理に用いられるプログラムの他、各種の情報としてたとえば、生成される水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、水処理の要素情報、コスト情報などを表すデータを格納したデータベース(DB)14が備えられる。
図1のBは、情報提示部8の表示画面16の出力情報を示している。この出力情報は既述の水処理システム案を表している。
この表示画面16には、水処理システム案の表示例として、第1の表示部18−1、第2の表示部18−2、第3の表示部18−3が含まれる。
表示部18−1には水処理システムを表すシステム情報20−1が表示される。このシステム情報20−1には水処理システムの要素情報として少なくとも単一の要素22または要素群22Mが含まれる。要素群22Mには、2以上の要素22として、要素22−1、22−2・・・22−Nが含まれる。
各要素22−1、22−2・・・22−Nは処理槽、薬剤など、システム情報20−1に表示される水処理システムの構成単位であり、処理水や被処理水を含んでよい。要素群22Mはたとえば、2以上の要素を含む。画像で表示される水処理システムは、稼働中のシステム、シュミレーションシステム、設計中のシステムなど、いずれでもよい。
表示部18−2には水処理システムによって得られる処理水や処理内容などの処理情報20−2が表示される。処理水は、被処理水、中間処理水、最終処理水のいずれでもよい。
表示部18−3には表示部18−1または表示部18−2に関連付けられて少なくとも処理コストまたは処理のメリットの何れかを含むメリット情報20−3が表示される。メリット情報20−3には水処理システム案がもたらすコスト低減効果が含まれる。このコスト低減効果には既述の節水効果、省エネ効果、廃棄物の削減効果、これら効果の何れかに付随する経済的効果などの付随的効果が含まれる。
<節水効果>
a.排水量などの低減:
水処理システム案が水質起因で、排水している水系の水質改善によって、排水量を減らし、結果的に補給する水量を低減でき、具体的には、冷却水ブロー水量の低減、ボイラーブロー水量の低減などを図ることができることを提示する。
b.排水の再利用化:
水処理システム案が排水の水質を改善し、排水の再利用化を図ることができることを提示する。
<省エネ効果>
c.熱量の削減:
水処理システム案が既述の水質起因で、排水している水系の水質改善によって、排水量を減らすことで排水によって系外へ排出される熱量を削減できること。この結果、ガス・重油・電気など、発熱用の燃料を低減でき、ボイラーブロー水量の低減を図ることができることを提示する。
d.熱量ロスの低減:
水処理システム案が水系の汚れなどでロスしている熱量を水質改善によって解消することができること。具体的には、冷却水系の熱機器のスライム・スケール付着による伝熱ロスの解消や、ボイラー管内のスケール付着による伝熱ロスの解消を図ることができることを提示する。
e.排熱の有効利用:
水処理システム案がたとえば、40度以上の排水の水質改善を行えるので、水質改善された排水をボイラー給水に利用でき、給水温度の向上による蒸気発生用燃料の低減を図ることができる。温度上昇が必要な系に対し、高温排水の熱交換による燃料を低減できることを提示する。
<廃棄物の削減効果>
f.水処理で発生する汚泥などの廃棄物の低減
水処理システム案が水処理で発生する汚泥などの廃棄物を薬品変更や薬品注入量の最適制御などで低減することができることを提示する。
<付随的効果>
g.節水効果、省エネ効果または廃棄物の削減効果の何れかに付随する経済的効果などへの言及
水処理システム案がもたらす節水効果、省エネ効果または廃棄物の削減効果の何れかに付随する経済的効果などへ言及し、具体的には、当該水処理システム案が従前システムに対する経済性を提示する。
この提案支援装置2ではこのデータ構造に係る各要素を用いて水処理システム案を創出する。この水処理システム案は既述の各要素22−1、22−2・・・22−Nを直列または並列に並べて水処理を実行するシステムである。
<提案支援装置2の処理手順>
図2は、提案支援装置2の処理手順の一例を示している。この処理手順は、本発明の水処理システムの提案支援プログラムの実行により得られる処理、コンピュータにより実行される機能、または水処理システムの提案支援工程の一例である。
記憶部10には、水処理システム案の構築に必要な水処理の要素情報やコスト情報が格納されているとともに、生成される水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報が予め格納される。
この処理手順では提案支援装置2を起動し(S101)、入力情報により水処理システム案の生成かを判断する(S102)。水処理システム案の生成でなければ(S102のNO)、この処理を終了する。水処理システム案の生成であれば(S102のYES)、水処理システム案の生成に必要な入力情報かを判断する(S103)。水処理システム案の生成に必要な入力情報でなければ(S103のNO)、必要な入力情報が到来するまで待機状態となる。
水処理システム案の生成に必要な入力情報であれば(S103のYES)、情報処理部6が記憶部10にある水処理の要素情報とコスト情報を入力情報に従って検索し、その検索結果から水処理システム案を生成する(S104)。生成された水処理システム案を契機に、水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出する(S105)。情報処理部6が情報提示部8に水処理システム案に関係付けてコスト低減効果を提供し、情報提示部8に水処理システム案に関係付けてコスト低減効果を提示させる(S106)。これにより、ひとつの水処理システム案およびコスト低減効果の提示が完了する。
この水処理システム案の提示を契機に、他の入力情報の有無を判断する(S107)。他の入力情報がなければ(S107のNO)、現状状態を維持し、他の入力情報があれば(S107のYES)、S104に戻り、S104以下のステップを実行する。そして、他の入力情報がなければ(S107のNO)、この処理を終了する。
<一実施の形態の効果>
この提案支援装置2によれば、次の効果が得られる。
(1) 水処理の現状情報などの入力情報に従って水処理の要素情報とコスト情報の検索により生成される水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出し、生成された水処理システム案とともにコスト低減効果の提示を行うことができる。
(2) コスト低減効果として、節水効果、省エネ効果、廃棄物の削減効果、水処理で発生する汚泥などの廃棄物を、薬品変更や薬品注入量の最適制御などで低減することができるなどの効果を提示し、その効果を参照して水処理システム案を評価することができる。
(3) 水処理システム案としてたとえば、顧客の各製造ユニットの存在を前提とし、該製造ユニットを特定するデータの入力処理から現状処理の問題点を抽出し、その内容から現状システムに代わる水処理システム案を創出し、提示することができる。
(4) 入力処理では、給水または排水の特性データなどから対象ユニットを特定し、全体の使用水量と各工程の種別により、各工程の排水量の概算、コンピュータによる演算処理を用いて、各工程の排水量の算出、算出結果による改善事項の抽出(現状の課題の抽出)を行い、これらの実績に基づくデータベース化を行い、記憶部10にDB14として格納することができる。
(5) DB14では処理データ、該処理データに基づく処理システム、該処理システムを用いた処理結果、その最適化情報などの各種データを入力データにより抽出可能に格納し、入力データに基づく最適な水処理システム案を構築できる。
(6) 水処理システムの各工程のたとえば、排水に対し、実績データ(データベース)から最適な処理を表す処理フローの選択(現状からの改善処理)を行い、各工程のたとえば、排水に対して、既述のデータベースを用いて最適な処理フローの選択、変更ないし構築に活用できる。
(7) PC、スマートフォン、タブレット端末などの情報処理端末を用いることにより、客先の水処理システムが持つ現状処理の問題や、現状処理に代わる新規の処理内容をビジュアル的に迅速かつ的確に提示でき、客先に最適な処理システムの構築を支援することができる。
(8) 入力した現在情報から処理システムの問題点などを抽出でき、斯かる問題点などを払拭したクライアントの処理内容に適合する新システムを即座に構築できる。
(9) データベースに過去の経験、履歴、実績などを参照し、最適且つ合理的な新システムを構築し、提案できる。
(10) 過去の経験、履歴、実績などをデータベース化して共有できるので、営業担当者の経験値による偏りを防止し、最新の情報を以て新システムを構築できる。営業担当者による個性化を廃することができ、提案する新システムの合理化と信頼性を高めることができる。
(11) 水処理システム案の提示ではプレゼン資料として出力できるとともに、処理に適さない情報が入力された場合には、アラート報知などによって告知でき、構築システムの信頼性を高めることができる。
(12) この提案支援装置2を水処理システムの説明や販売の支援ツールとして活用することができ、提案者と顧客との情報の共有を迅速化でき、顧客に対して現状システムに代わる最適な水処理システムを実現でき、その迅速化を図ることができる。
<提案支援装置2の利用形態>
図3は、一実施例に係る水処理システムの提案支援装置2の利用形態を示している。提案者24側にはPC26が備えられ、このPC26を提案支援装置2として機能させる。このPC26にはディスプレイ28−1が備えられ、外部のディスプレイ装置28−2と連係され、ディスプレイ28−1およびディスプレイ装置28−2の同期表示が可能である。
PC26を起動させ、ディスプレイ28−1およびディスプレイ装置28−2に提案情報を表示させる。提案者24は、ディスプレイ28−1の表示を確認しながらPC26を操作し、ディスプレイ装置28−2に出力情報として水処理システム案を提示し、この水処理システム案を顧客30に視認させている。
PC26に顧客30側のたとえば、PC26−1、26−2を連係させ、水処理システム案などの提示情報をPC26−1、26−2側のディスプレイに表示させてもよい。
<提案支援装置2の一例であるPC26>
図4は、提案支援装置2として機能させるPC26の一例を示している。このPC26にはプロセッサ32、記憶部34、入出力部(I/O)36、タッチパネル38、通信部40およびディスプレイ28−1が備えられ、これらをバス41で連係させている。この例ではPC26に外部のディスプレイ装置28−2が連係されて提案支援装置2を構成している。ディスプレイ装置28−2は外部のコンピュータ装置でよく、提案支援装置2に外部のコンピュータや表示装置を含んでよい。
プロセッサ32は、記憶部34にあるOS(Operating System)を起動し、水処理システム案の提案支援ツールなどの各種プログラムを実行して出力情報を生成する。この出力情報の生成には、水処理システム案の創出、該水処理システム案や水処理システムにより入力された給水水量・水質が記憶部34に格納されている個々の処理システムでどのような水質、水量に処理されるかを表す情報、そのコスト情報の演算が含まれる。
記憶部34は、ハードディスク装置や、半導体記憶装置などの記録媒体を備え、OS、プログラム、情報源としてDB14を格納している。この記憶部34には、ROM(Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory )、RAM(Random-Access Memory)などが含まれる。RAMは、情報処理のタスクエリアを提供する。
I/O36は、データの入出力に用いられる。タッチパネル38は操作入力部の一例であり、情報入力に用いられ、キーボードやマウスなどの入力機器を備えてよい。このタッチパネル38はたとえば、ディスプレイ28−1の前面に配置され、ディスプレイ28−1の表示情報に対してタッチにより情報を入力できる。
通信部40は専用回線、公衆回線により他のコンピュータに通信接続される。この通信接続は、有線または無線の何れでもよい。
<データ構造およびDB14>
図5は、提案支援装置2に用いられる記憶部34のDB14のデータ構造の一例を示している。このデータ構造には入力情報または入力画面として提案メニュー42、提案メニュー42にリンクする各種の入力、出力情報または出力画面として提案書43−1、43−2・・・43−10および複数の回収装置45−1・・・45−10が含まれる。提案書43−1、43−2・・・43−10は、本発明の一例であり、一実施の形態(図1のB)における表示部18−1、18−2、18−3の一例である。
提案メニュー42は、導入画面のトップページに展開されるメニュー情報たとえば、表示画面である。この提案メニュー42には、複数のアイディア情報44−1、44−2・・・44−10、第1の関連情報(豆知識)46−1、第2の関連情報(節水とは?)46−2、実績マップ48が含まれる。
アイディア44−1には水量入力44−11、単価入力44−12、条件入力44−13、提案書43−1、回収装置45−1が含まれる。単価入力44−12は、水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報であり、この単価入力44−12にはたとえば、熱回収単価計算シート44−121、薬品pH調整値44−122が含まれる。
アイディア44−2にはアイディア44−1と同様に、水量入力44−21、単価入力44−22、条件入力44−23、提案書43−2が含まれる。単価入力44−22には、熱回収単価計算シート44−221、薬品pH調整値44−222が含まれる。その他のアイディア44−3・・・44−10も同様なデータ構造である。
図6は、水処理システム案の生成、その表示情報の演算に用いられる水処理の要素情報を表すデータ構造を示している。水処理システムの一例である水処理要素50には、タンク52、ポンプ54、複数の改質装置56−1、56−2・・・56−N、制御装置58が含まれる。改質装置56−1には膜分離装置56−11、逆浸透膜装置56−12、UV処理殺菌器56−13などが含まれ、改質装置56−2・・・56−Nも同様である。
図7は、DB14の格納情報の一例を示している。DB14には改質装置毎のランニングコスト60−1、薬品添加によるランニングコスト60−2、水処理能力60−3などが含まれる。改質装置毎のランニングコスト60−1には改質装置60−11、コスト60−12が含まれる。改質装置60−11には改質装置のサイズ(型式)、数量、消費電力など、コスト60−12は点検、洗浄、部品交換などのメンテナンス種別毎のコストであり、頻度60−121、単価60−122が含まれる。頻度60−121は年単位の回数、処理水量単位の回数を表す情報である。単価60−122は、1回当たりのコストである。
薬品添加によるランニングコスト60−2には原水水質に含まれる処理対象物質濃度と必要薬品添加量の関係式60−21、原水水質に含まれる水質に応じたpH調整剤添加量計算式60−22、回収先の水質条件に応じた水質調整剤添加量(塩素濃度など)計算式60−23などが含まれる。
水処理能力60−3には水処理要素の給水水質項目毎の除去能力を演算する計算プログラム60−31の他、各種水処理能力に関する情報が含まれる。計算プログラムではたとえば、RO(逆浸透膜)の場合、計算式として、RO処理水質=(供給水質×1−除去率)/回収率が格納される。この式において、回収率は、回収率=RO処理水量/RO給水流量である。除去率は水質項目毎に設定される定数である。
<表示情報の生成ないし表示の処理手順>
図8、図9および図10は、水処理システムの表示情報の生成から各種表示に至る処理手順を示している。図8および図9の連結子a、図9および図10の連結子bは、処理手順の連結を示している。
PC26を起動し、ディスプレイ28−1の画面を立ち上げ、水処理システム表示プログラムの起動により提案メニュー42を表示させる(S201)。
提案メニュー42の全画面表示において、提案先である顧客名を入力する(S202)。
第1ステップではアイディアの選択が指示され、アイディアを選択したかが判断される(S203)。複数のアイディア44−1・・・44−10からひとつのアイディアを選択すれば(S203のYES)、選択されたたとえば、アイディア44−1の水量入力44−11に移行する(S204)。アイディアの何れも選択しなければ(S203のNO)、提案メニュー42が維持される。
水量入力44−11において、リストを選択したかが判断される(S205)。リストを選択すれば(S205のYES)、水量入力の単位の入力(S206)、水量の入力(S207)、入力チェックウインドウの表示(S208)、入力チェック欄の表示(S209)が実行される。リストを選択しなければ(S205のNO)、水量入力44−11が維持される。
次画面遷移ボタンまたは単価入力ボタンが選択されたかが判断される(S210)。次画面遷移ボタンまたは単価入力ボタンが選択されなければ(S210のNO)、水量入力が維持される。
次画面遷移ボタンまたは単価入力ボタンが選択されると、単価入力44−12が表示され(S211)、該当する項目の選択かが判断される(S212)。該当する項目が選択されなければ(S212のNO)、単価入力44−12の表示が維持される。該当する項目が選択されれば(S212のYES)、選択された項目に単価の入力かが判断される(S213)。
選択された項目に単価の入力であれば(S213のYES)、単価を入力し(S214)、単価を入力しなければ(S213のNO)、単価のデフォルト値(S215)を設定し、熱回収単価の入力判断(S216)に移行する。
熱回収単価の入力であれば(S216のYES)、単価計算が判断される(S217)。熱回収単価を入力しなければ(S215のNO)、熱回収単価のデフォルト値が選択され(S218)、単価計算の判断(S217)に移行する。
単価の計算であれば(S217のYES)、熱回収メリットと単価の計算が行われる(S219)。単価の計算でなければ(S217のNO)、S216に戻る。
熱回収メリットと単価の計算の後、熱回収メリットが表示されたかの判断を行い(S220)、熱回収メリットが表示されれば(S220のYES)、画面遷移ボタンが選択されたかの判断を行う(S221)。画面遷移ボタンが選択されれば(S221のYES)、単価入力44−12の表示を行う(S222)。
この単価入力において、画面遷移のリンクボタンまたは条件の入力タブが選択されたかが判断される(S223)。リンクボタンまたは条件の入力タブが選択されなければ(S223のNO)、単価入力44−12が維持される。リンクボタンまたは入力タブが選択されれば(S223のYES)、条件入力44−13が表示される(S224)。
条件入力から水質の入力かが判断され(S225)、水質の入力でなければ(S225のNO)、条件入力44−13が維持される。水質の入力であれば(S225のYES)、水質の入力を行い(S226)、この入力が提案書43−1に水質情報として反映される(S227)。
回収装置45−1の規模情報の入力かが判断され(S228)、回収装置の規模情報を入力(S229)または回収装置規模のデフォルト値の設定(S230)によりメリット計算、設計水量(瞬時水量)の算出が行われる(S231)。
条件入力44−13において、画面遷移ボタンまたは提案書画面遷移ボタンが選択されたかが判断される(S232)。画面遷移ボタンまたは提案書画面遷移ボタンが選択されなければ(S232のNO)、条件入力が維持され、画面遷移ボタンまたは提案書画面遷移ボタンが選択されれば(S232のYES)、提案書43−1の画面の表示に遷移する(S233)。
提案書43−1の画面で他画面が選択されたかが判断される(S234)。他画面が選択されなければ(S234のNO)、提案書画面が維持され、他画面が選択されれば(S234のYES)、他画面の表示に遷移し(S235)、この処理を終了する。
この処理手順では、提案メニュー42からアイディアのうち、X1(アイディア44−1)の処理について述べているが、他のアイディアに係るX2・・・X10など、他の処理についても同様であるので、その説明を割愛する。
図11は、画面遷移の処理を示している。水量入力の表示(S301)において、提案メニュー42が選択されたかが判断され(S302)、提案メニュー42の選択がなければ(S302のNO)、水量入力が維持される。
水量について、提案メニュー42が選択されれば(S302のYES)、提案メニューの表示に遷移する(S303)。
この提案メニュー42の表示(S303)において、提案書画面が選択されたかが判断され(S304)、提案書画面の選択がなければ(S303のNO)、提案メニュー42が維持される。
提案メニューにおいて、提案書画面が選択されれば(S304のYES)、提案書画面の表示に遷移する(S305)。
この提案書画面の表示(S305)において、他画面が選択されたかが判断され(S306)、他画面の選択がなければ(S306のNO)、提案書画面が維持される。
この提案書画面において、他画面が選択されれば(S306のYES)、選択された画面の表示に遷移する(S307)。
<提案メニュー42>
図12は、提案メニュー42の一例を示している。この提案メニュー42は提示情報の画像による表示例である。この提案メニュー42には、一画面中の表示情報としてタイトル部64、テーブル70および実績マップ72が含まれる。
タイトル部64には、顧客名64−1、タイトル64−2、ガイド64−3、リンクボタン64−4、64−5、64−5が含まれる。顧客名64−1には提案書43−1、43−2・・・43−10の全部または何れかの提案先である顧客名が表示される。タイトル64−2には、提案メニュー42の名称が明示される。ガイド64−3には処理段階を示すとともに、入力操作のガイド情報としてたとえば、「STEP1:アイディアを選択してください」が明示される。リンクボタン64−4は関連情報(豆知識)46−1にリンクし、リンクボタン64−5は関連情報(節水とは?)46−2にリンクし、リンクボタン64−6は支援情報(?ヘルプ)にリンクし、それぞれのタッチによりリンク先に遷移させることができる。
テーブル70には、アイディア70−1および提案書表示70−2が含まれる。アイディア70−1にはアイディア番号とともに、アイディアタイトルX1、X2・・・X10およびリンクボタン74−1、74−4、74−5、74−6、74−7、74−9、74−10が含まれる。リンクボタン74−1、74−4・・・4−10は、アイディア70−1中のアイディア44−1〜44−10に属している回収装置45−1、45−4・・・45−10にリンクしている。
提案書表示70−2は、アイディア70−1のアイディアに対応する提案書の作成が完了していれば、完了表示としてたとえば、「○」、未完了であれば、未完了表示としてたとえば、空欄となる。
実績マップ72には各アイディアを網羅するシステムマップが表示され、このシステムマップ上の関係箇所にアイディア番号が表示されている。このアイディア番号はアイディア70−1のアイディア番号に符号する。システムマップには各要素を特定する略称や記号、処理内容としてたとえば、新水、用水処理、CIPなどが表示されている。
<データおよび表示画面>
図13に示すように、提案書群43Mには、複数の提案書43−1、43−2・・・43−10が含まれる。
図14に示すように、回収装置群45Mには、複数の回収装置45−1、45−4、45−5、45−6、45−7、45−9、45−10が含まれる。
図15に示すように、水量情報群44M1には複数の水量入力44−11、44−21・・・44−101が含まれる。
図16に示すように、単価群44M2には複数の単価入力44−12、44−22・・・44−102が含まれる。
図17に示すように、条件群44M3には複数の条件入力44−13、44−23・・・44−103が含まれる。
図18に示すように、熱回収単価計算シート群44M21は単一または複数の熱回収単価計算シート44−121、44−122・・・44−1021で構成される。
図19に示すように、関連情報46−1には、複数ページに亘る情報が含まれる。各ページにはリンクボタン73−1、73−2が備えられる。リンクボタン73−1は元シートにリンクし、リンクボタン73−2は次ページのシートにリンクしており、タッチにより所望のシートに遷移可能である。
図20に示すように、関連情報46−2には、複数ページに亘る情報が含まれる。各ページにはリンクボタン75が備えられる。リンクボタン75は出発画面にリンクし、タッチにより原画面に遷移可能である。
<提案書43−1>
図21は、提案書43−1を示している。この提案書43−1は表示情報または表示画面を示している。
この提案書43−1には、タイトル部76、コメント78、提案表示80、メリット部82、リンク部84が含まれる。
タイトル部76には提案元76−1、顧客名76−2およびタイトル76−3が含まれる。タイトル76−3は提案メニュー42のアイディア44−1と一致する。
コメント78には提案コンセプト78−1、改善予想78−2、特記78−3が含まれる。提案コンセプト78−1には提案情報のコンセプトの説明文が明示される。改善予想78−2にはたとえば、テーブル表示を含み、テーブルにはたとえば、アイディア44−1では水質項目に導電率、濁度、遊離有効塩素などを含み、良質排水、回収水、回収水使用先などの情報が明示される。これにより、改善予想を視覚的に容易に認識させることができる。特記78−3には特質すべきメリットや留意事項を記載すればよい。
提案表示80は既述の表示部18−1、18−2の一例であり、提案情報の内容を明示する。この例では、「節水量と節水の仕組み」について、枠囲みされた表示面にシステムマップ80−1、水処理システムの複数の要素80−2の改善前および改善後の比較情報80−3、節水量80−4、メリット80−5、提案装置の稼働状況80−6が明示される。システムマップ80−1は提案する水処理システムの1または2以上の要素80−2を含む最小限の回路情報を開示すればよい。要素80−2にはこの例では、タンク、「新水」、「ボイラー補給水」、「製品水」、「良質排水」、「NaClO」、「排水」などが含まれる。節水量80−4には年間節水量が表示されるとともに、メリット部82側に向けた矢印80−7を備え、視線を節水量80−4からメリット部82側に誘導する。メリット80−5には水原単位削減効果、提案装置の稼働状況80−6には回収率、設計水量および稼働率がテーブルにより提示される。節水量80−4、メリット80−5および稼働状況80−6は文字表示を損なわない範囲で重ねられ、情報の連関性が明示されている。
メリット部82は既述の表示部18−3の一例であり、このメリット部82にはメリット82−1、メリット内訳82−2、ランニングコスト82−3、イニシャルコスト82−4、投資回収年82−5が含まれる。メリット82−1にはたとえば、年単位のコストメリット、メリット内訳82−2にはメリットの内訳としてたとえば、止水、用水処理、純水処理、排水処理、下水、熱回収、薬品、節電などの項目について数値情報が提示される。ランニングコスト82−3には年当たりのコスト、その内訳が明示され、イニシャルコスト82−4にはコスト、投資回収年82−5には投資回収年が明示される。
リンク部84にはリンクボタン84−1、84−2、84−3、84−4、84−5が含まれる。リンクボタン84−1をタッチすれば、現在の表示画面から提案メニュー42に遷移可能である。リンクボタン84−2をタッチすれば、現在の表示画面から水量入力44−11に遷移可能である。リンクボタン84−3をタッチすれば、現在の表示画面から単価入力44−12に遷移可能である。リンクボタン84−4をタッチすれば、現在画面から条件入力44−13に遷移可能である。リンクボタン84−5をタッチすれば、回収装置実績として回収装置45−1に遷移可能である。
<回収装置45−1>
図22は、回収装置群45M中の回収装置45−1を示している。この回収装置45−1は表示情報または表示画面を示している。
この回収装置45−1にはタイトル部86、フロー88、配置90、要約92、特徴事項94、リンク部96が含まれる。
タイトル部86には、アイディア44−1に所属する回収装置45−1のタイトルが表示されている。
フロー88には表題として「フロー」が明示され、フローチャート88−1、実施内容88−2が含まれる。実施内容88−2にはテーブルが明示され、一例として一般細菌数やTOCなどが含まれる。
配置90には表題として「配置」が明示され、装置90−1、内容90−2などが含まれる。たとえば、タンクの容量や寸法が明示されている。
要約92には表題として「まとめ」が明示され、項目92−1およびその内容92−2が明示されている。
特徴事項94には複数の項目が含まれ、その表題として「特徴」、「配慮点」が明示され、「特徴」には特徴事項が説明され、「配慮点」には配慮すべき事項の説明文が明示されている。
リンク部96にはリンク表示としてリンクボタン96−1が明示されている。リンクボタン96−1にタッチすれば、遷移前の画面表示に戻ることができる。
<提案メニュー42への入力>
図23は、提案メニュー42への入力を示している。提案メニュー42では、画面表示を全画面表示に遷移させ、画面上に提案メニュー42を展開させた後、顧客名表示部64−1にタッチすると、図23のAに示すように、顧客名表示部64−1に対する入力を有効化する。この顧客名表示部64−1に顧客名を入力すると、図23のBに示すように、この例では、アイディア44−1の提案書43−1のタイトル部76のタイトルに顧客名76−2が反映される。つまり、「○○○株式会社様」が入力「ABC」により「ABC株式会社様」に変更されている。
この提案メニュー42において、図23のCに示すように、アイディア70−1のアイディアの何れか、たとえば、アイディア1のX1にタッチすれば、提案メニュー42からX1が選択され、X1の水量入力44−11(図24)に遷移させることができる。
<水量入力44−11>
図24は、X1の水量入力44−11を示している。この水量入力44−11には、タイトル部98、テーブル100、102、水量入力単位104、提案書シート反映チェック106、リンク部108が含まれる。
タイトル部98にはタイトル98−1、ガイド98−2、入力タブ98−3、98−4、98−5、リンクボタン98−6、98−7、98−8が含まれる。
このタイトル98−1には、提案メニュー42からアイディア70−1のX1が選択されていることを表す「アイディア1:X1」が表示されている。
ガイド98−2には処理手順の第1段階を表すたとえば、「STEP2:データを入力してください」が表示される。
入力タブ98−3、98−4、98−5は、画面遷移の方向を示唆する矢印内に、ボタンの種別を表す「水量」、「単価」、「条件」が明示されている。
現在選択中の水量入力44−11では、入力タブ98−3が現在の画面表示を表す活性状態表示としてたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどの表示形態により、他の入力タブ98−4、98−5と区別される。
リンクボタン98−6は提案メニュー42にリンクし、リンクボタン98−7は提案書43−1にリンクし、リンクボタン98−8はヘルプ情報にリンクしている。
テーブル100は、タイトルとして「新水/製品仕込水」が明示され、複数の入力項目に対応する項目欄、入力欄、単位欄、年間換算量欄を含むテーブルが備えられる。項目欄にはたとえば、「上水使用量」、「井水使用量」、「製品仕込水量」が含まれる。入力欄には必要な数値が入力可能であり、入力をガイドするたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどにより、他の欄と区別されている。
テーブル102は、タイトルとして「対象設備」が明示され、複数の入力項目に対応する項目欄、入力欄、単位欄、年間換算量欄を含むテーブルが備えられる。項目欄にはたとえば、「良質排水量」、「回収水ご使用先の水使用量」「イニシャルコスト」が含まれる。入力欄には必要な数値が入力可能であり、入力をガイドするたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどにより、他の欄と区別されている。
水量入力単位104には、タイトルとして「単位」が明示され、入力部104−1および表示部104−2が含まれる。入力部104−1には準備された期間から選択された期間が入力される。表示部104−2には入力年や、演算結果である時間が表示される。
提案書シート反映チェック106にはタイトルとして「提案書シート反映チェック」が表示され、項目欄および反映結果欄を備えたテーブルが含まれる。項目欄にはたとえば、「コストメリット」、「節水量」、「水原単位」、「投資回収年」、「水フロー」が含まれ、各項目に対して反映結果欄には、入力情報が反映されているか否かを表す表示としてたとえば、「○」または「×」が表示される。「○」は反映されていること、「×」は反映されていないことを示す。
リンク部108にはリンクボタン108−1、108−2が備えられる。リンクボタン108−1は前画面への遷移「戻る」に対応し、リンクボタン108−2は次画面への遷移「次へ」に対応する。タッチにより前画面または次画面への遷移が可能である。
<水量入力44−11への入力>
図25は、水量入力44−11の単位入力を示している。テーブルの入力欄にタッチすると、図25のAに示すように、入力欄が選択される。この入力部104−1には図25のBに示すように、選択可能な複数の期間を表すリストが用意され、展開したリストから何れかの単位を選択すればよい。たとえば、「年間入力」を選択すれば、表示部104−2に入力年数が表示される。
選択した単位に応じて期間が稼働時間に自動的に変換され、図25のCに示すように、表示部104−2に稼働時間が表示される。この場合、表示部104−2には操作者またはユーザに対する説明情報として、稼働時間数の説明情報の表示たとえば、「この値と入力値の積が年間換算量になります」と表示される。
図26は、水量入力44−11の水量入力を示している。水量入力44−11では、図26のAに示すように、テーブル100の「新水/製品仕込水」入力欄に入力を促す表示としてたとえば、他の入力欄と異なる着色表示となる。「対象設備」入力欄も同様である。
テーブル100の入力欄にタッチすれば、図26のBに示すように、キーボード110が表示され、このキーボード110の置数指示キー110−1にタッチすれば、テンキーおよび記号入力モードに移行する。このテンキーを利用し、入力欄に水量を入力する。「対象設備」の入力欄にも同様に、水量を入力することができる。
この水量入力44−11において、リンクボタン98−6にタッチすれば、表示画面が提案メニュー42に遷移し、リンクボタン98−7にタッチすれば、提案書43−1に遷移することができる。
<入力チェック>
図27は、入力チェックの処理を示している。水量入力の後、たとえば、図27のAに示すように、「対象設備」の入力欄などに未入力が存在すれば、図27のBに示すように、提案書シート反映チェック106の反映欄に、未入力となっている項目毎に入力を表す表示「○」または未入力を表す表示「×」が現れる。図27のBに示す状態は全ての項目が未入力となっている。未入力があっても、提案書43−1の出力に影響はない。たとえば、水原単位、投資回収年、水フローが欠足していても提案書43−1を出力でき、提案書43−1の表示内容から欠足情報を確認し、入力に戻って欠足情報を追完することができる。
<単価入力44−12>
図28は、単価入力44−12の一例を示している。この単価入力44−12には、タイトル部112、テーブル114、116、118、リンク部120が含まれる。
タイトル部112にはタイトル112−1、ガイド112−2、入力タブ112−3、112−4、112−5、リンクボタン112−6、112−7、112−8が含まれる。
タイトル112−1には、提案メニュー42からアイディア70−1のX1が選択されていることを表す「アイディア1:X1」が表示されている。
ガイド112−2には処理手順の第1段階を表すたとえば、「STEP2:データを入力してください」が表示される。
入力タブ112−3、112−4、112−5は、画面の遷移方向を示す矢印内に、ボタンの種別を表す「水量」、「単価」、「条件」が明示されている。
現在選択されている単価入力44−12では、入力タブ112−4が現在の画面表示を表す活性状態表示としてたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどにより、他の入力タブ112−3、112−5と区別する表示形態となっている。
リンクボタン112−6は提案メニュー42にリンクし、リンクボタン112−7は提案書43−1にリンクし、リンクボタン112−8はヘルプ情報にリンクする。
テーブル114は、タイトルとして「お客様設備処理単価」が明示され、複数の入力項目に対応する項目欄、入力欄、単位欄、デフォルト欄を含むテーブルが備えられる。項目欄にはたとえば、「上水」、「用水処理」、「純水処理」、「排水処理」、「下水処理」、「熱回収」、「薬品」、「節電」が含まれる。入力欄には必要な数値が入力可能であり、入力をガイドするたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどにより、他の欄と区別されている。このテーブル114には項目毎にチェックボックス122−1、122−2・・・122−8が備えられ、熱回収項目にはリンクボタン124が備えられる。チェックボックス122−1〜122−8には選択項目にチェックを入れることが可能である。リンクボタン124は単価計算にリンクし、タッチにより単価計算に遷移する。
テーブル116は、タイトルとして「回収装置電気/薬品単価」が明示され、入力項目に対応する項目、入力、単位、デフォルトの各欄が備えられる。たとえば、項目欄に「電気代」が明示されている。
テーブル118はウインドウ表示であり、たとえば、「薬品」について明示され、項目欄、入力欄、単位欄およびデフォルト欄が含まれる。デフォルト欄には入力情報とは別に予め準備されたデフォルト値が入力されている。このデフォルト値は過去の実績から算定される。「薬品」は、「お客様設備処理単価」の「薬品」の項目が選択された際に表示され、その他の場合は非表示とすればよい。
リンク部120にはリンクボタン120−1、120−2が備えられる。リンクボタン120−1は前画面への遷移「戻る」に対応し、リンクボタン120−2は次画面への遷移「次へ」に対応する。タッチにより前画面または次画面への遷移が可能である。
<単価入力44−12への入力>
図29は、単価入力44−12の入力を示している。「お客様設備処理単価」の何れかの項目欄をタッチし、選択する項目にチェックを入れる。図29のAに示す例では、項目中「上水」、「用水処理」および「薬品」がチェックされ、その他の項目はチェックから外されている。チェックした項目は節水メリットに計上され、チェックを外した項目は非計上となる。この例では、チェック箇所が他の箇所と異なる着色表示となる。
チェックした項目について、入力欄に顧客条件に合った単価を入力する。図29のBに示すように、たとえば、「用水処理」では顧客条件に合う単価を表す値が入力されている。単価を入力しなければ、デフォルト欄にあるデフォルト値が単価として自動的に選択され、この値がメリット計算に用いられる。図29のBに示す例では、「上水」にはデフォルト値が選択される状態を示している。デフォルト値は過去の実績値を基に設定すればよい。
<熱回収単価の処理>
図30は、熱回収単価の処理の推移を示している。たとえば、図28に示す単価入力44−12の「熱回収」のチェックボックス122−6にチェックを入れ、「単価計算」が明示されているリンクボタン124にタッチすると、図30のAに示すように、熱回収単価計算シート44−121に遷移する。
熱回収単価計算シート44−121には、タイトル部126、計算に使用する単価などの入力情報を入力する入力欄や計算結果を表示する表示欄としてたとえば、単価入力128、詳細条件入力130、計算欄132、熱回収メリットと単価欄134が含まれる。タイトル部126にはリンクボタン126−1、126−2が含まれる。
単価入力128には「省エネ単価」や「蒸気単価」が入力される。詳細条件入力130には、回収水温度、従来水温度、熱量回収効率、回収水量、水比熱、蒸気温度の入力が可能である。一例として、熱回収単価または省エネ単価、水温、熱交換効率を入力すればよい。入力値がない場合には、実績に基づいたデフォルト値が用いられる。
計算欄132では、回収水熱量、回収熱量、潜熱、蒸気使用量が算出され、その算出結果が表示される。回収水熱量、回収熱量、潜熱には注釈として用いられる計算式を表示してもよい。
熱回収メリットと単価欄134には図30のBに示すように、熱回収メリットを表す価額、熱回収単価および省エネ単価が同時に表示される。
この熱回収単価計算シート44−121のリンクボタン126−2にタッチすれば、この熱回収単価計算シート44−121の前画面に遷移することができる。
<条件入力44−13>
図31は、条件入力44−13の一例を示している。この条件入力44−13には、タイトル部136、テーブル138、140、リンク部142が含まれる。
タイトル部136にはタイトル136−1、ガイド136−2、入力タブ136−3、136−4、136−5、リンクボタン136−6、136−7、136−8が含まれる。
タイトル136−1には他の画面と同様に、提案メニュー42からアイディア項目70−1のX1が選択されていることを表す「アイディア1:X1」が表示されている。
ガイド136−2には処理手順の第1段階を表すたとえば、「STEP2:データを入力してください」が表示される。
入力タブ136−3、136−4、136−5は、画面の遷移方向を示唆する矢印内に、ボタンの種別を表す「水量」、「単価」、「条件」が明示されている。
現在画面の条件入力44−13では、入力タブ136−5が現在画面を表す活性状態表示としてたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどにより、他の入力タブ136−3、136−4と区別する表示形態となっている。
リンクボタン136−6は提案メニュー42にリンクし、リンクボタン136−7は提案書43−1にリンクし、リンクボタン136−8はヘルプ情報にリンクしている。
テーブル138は、タイトルとして「排水の水質」が明示され、複数の入力項目に対応する項目欄、良質排水欄、回収水欄、回収水ご使用先欄、単位欄を含むテーブルが備えられる。項目欄にはたとえば、「導電率」、「濁度」、「TOC」などの項目に対し、状態や単位などが含まれる。必要な数値が入力可能であり、入力をガイドするたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどにより、他の欄と区別されている。
テーブル140は、タイトルとして「回収装置規模/運転効率」が明示され、入力項目に対応する項目として「水回収率」などに対して「入力」、「単位」、「デフォルト」、リンクボタン140−1が備えられる。リンクボタン140−1は回収装置実績にリンクし、タッチにより回収装置画面に遷移することができる。
リンク部142にはリンクボタン142−1、142−2が備えられる。リンクボタン142−1は前画面への遷移「戻る」に対応し、リンクボタン142−2は次画面への遷移「次へ」に対応する。タッチにより前画面または次画面への遷移が可能である。
図32は、他の条件入力としてアイディア44−6の条件入力の入力手順を示している。
アイディア44−6の条件入力44−63のテーブル144には、図32のAに示すように、「排水の水質」に対応する入力項目に対して「リンス排水」、「処理水」、「単位」の入力欄が含まれる。これらを選択して所望の数値を入力すればよい。
アイディア44−6の条件入力44−63のテーブル146には、図32のBに示すように、「回収装置規模/運転効率」に対応する入力項目に対して「入力」、「単位」および「デフォルト」の入力欄が含まれる。これらを選択して入力欄に所望の数値を入力すればよい。入力欄に入力をしなければ、デフォルトにある値が用いられる。
<実施例の効果>
上記実施例によれば、次のような効果が得られる。
(1) 上記実施例によれば、コンピュータを用いた提案支援ツールとして実現でき、提案者と顧客との間の情報交換に利用でき、提案者からの水処理システム案などの情報を顧客に的確に伝達でき、顧客から提示される課題を反映した提案を即座に情報や画像として提示することができる。
(2) PC、スマートフォン、タブレット端末などの情報処理端末を用いることにより、客先の水処理システムが持つ現状処理の問題や、現状処理に代わる新規の処理内容をビジュアル的にたとえば、単一画面で表示できる。
(3) 現状処理の問題点や新規の処理の内容を迅速かつ的確に提示でき、提供したい内容について、画面表示を通して客先と容易に共有できる。提示すべき内容を的確に表示できる一方、客先の要望を反映した画像や文字を表示でき、情報を迅速に共有化できる。
(4) 表示装置にはPC、スマートフォン、タブレット端末の表示画面を用いて表示できるが、表示装置の大画面を用いて拡大表示し、提案内容のアピール度を高めることができる。
(5) 提案メニュー42について、1画面で顧客先、複数のアイディア、コスト低減効果情報、節水に関する基礎的情報、処理およびメリットなどの関連情報、マップによりシステム上のアイディアを顧客に提供でき、提案者と顧客との間で必要な提案情報を共有できる。
(6) 提案者が提供したい提案情報を1画面により提供でき、提案者の意図を顧客に迅速に認識させることができる。
(7) 提案メニュー42から顧客名で特定される提案情報が複数のアイディアの具体的な項目によって提示され、各タイトルにタッチすれば、リンク先の表示画面に遷移でき、提案者の提案情報、顧客が知りたい情報を即座に明示することができる。
(8) タイトルで特定される実績装置が存在する場合にはリンクボタンから実績装置を表す画面に遷移し、その内容を展開して即座に認識させることができる。
(9) 実績マップにはアイディア番号が表示されているので、マップ上にあるシステムと改善提案がリンクしており、改善提案の箇所をマップから容易に認識することができる。
(10) システムの原理や処理、そのメリットなどの関連情報について、リンクボタンから必要な情報表示に遷移させることができ、提案内容の説明に手間取ることなく、容易かつ迅速に顧客に提供することができる。
(11) 提案メニュー42は複数の関連群のトップメニューを兼用しており、関連群にリンクしている。
(12) 提案書について、現状や新規の水処理システムを図面化し、その課題やメリットを視認情報として提示でき、現状システムや新規システムを提案者と顧客で共有でき、迅速な情報共有活動を実現できる。
(13) 顧客の各製造ユニットの存在を前提とし、該製造ユニットを特定するデータの入力処理から現状処理の問題点を抽出し、その内容を提示できる。
(14) データ入力処理では、給水または排水の特性データなどから対象ユニットを特定し、全体の使用水量と各工程の種別により、各工程の排水量の概算、コンピュータによる演算処理を用いて、各工程の排水量の算出、算出結果による改善事項の抽出(現状の課題の抽出)を行い、これらの実績に基づくデータベース化を図ることができる。
(15) データベースでは処理データ、該処理データに基づく処理システム、該処理システムを用いた処理結果、その最適化情報などの各種データを入力データにより抽出可能に格納し、入力データに基づく最適な処理システムを構築できる。
(16) 各工程のたとえば、排水に対し、実績データ(データベース)から最適な処理を表す処理フローの選択(現状からの改善処理)を行い、各工程のたとえば、排水に対して、既述のデータベースを用いて最適な処理フローの選択、変更ないし構築を行うことができる。
(17) 入力した現在情報から処理システムの問題点などを抽出でき、斯かる問題点などを払拭したクライアントの処理内容に適合する新システムを即座に構築できる。
(18) データベースに過去の経験、履歴、実績などを参照し、最適且つ合理的な新システムを構築し、提案できる。
(19) 過去の経験、履歴、実績などをデータベース化して共有できるので、営業担当者の経験値による偏りを防止し、最新の情報を以て新システムを構築できる。営業担当者による個性化を廃することができ、提案する新システムの合理化と信頼性を高めることができる。
(20) 提案情報では、プレゼン資料として出力できるとともに、処理に適さない情報が入力された場合にはたとえば、アラート報知などによっても告知でき、構築システムの信頼性を高めることができる。
(21) 最適な処理フローの採用メリットについて、節水によるコスト低減額の算出、設備投資額の算出、これらの比較から投資回収期間の算出を行い、その結果を処理システムおよび処理フローとともに提示できる。
(22) 各種の処理フローにおいて、処理容量などを変更し、設備の配置、節水量、水量などの削減効果、IC/RCなどを算出できる。
(23) たとえば、処理容量の変更、処理設備の配置、節水量、コストなどを算出し、算出結果を提示する。IC(:設備などの導入コスト)/RC(:メンテナンスコスト、利用料などを含む稼働コスト)、削減効果として、コスト低減額、設備投資額および投資回収期間による効果(費用低減)を算出し、その算出結果を既存のまたは提案に係る処理システム案として提示できる。
〔他の実施の形態〕
上記実施の形態では、提案支援装置2にPCなどの情報処理端末を用いたが、図33に示すように、提案支援装置2にホスト装置2−1を連係させて提案支援システム2−2に構成してもよい。提案支援装置2とホスト装置2−1間の連係は有線または無線の何れでもよいし、インターネットなどの通信媒体を用いてよい。提案支援装置2には通信部40−1が備えられ、この通信部40−1とホスト装置2−1側の通信部40−2と有線または無線により通信接続が可能である。
斯かる構成によれば、提案支援装置2では既述のように情報処理部6−1や記憶部10−1、DB14−1を備えているので、ホスト装置2−1と独立した処理が可能であるが、必要に応じてホスト装置2−1に対し、処理やデータ要求を行い、必要な処理結果の提供を受けることができる。ホスト装置2−1の情報処理部6−2は提案支援装置2からのデータ要求などに応答し、記憶部10−2にあるDB14−2から必要なデータを提案支援装置2に提供できる。
<他の実施の形態の効果>
(1) この提案支援システム2―2によれば、ホスト装置2−1にデータ処理を分担させることができ、既述の処理手順(図2)による処理をホスト装置2−1との協調により実行させることができる。
(2) ホスト装置2−1側の記憶部10−2に情報源となるDB14−2を構築でき、DB14−2にある情報を提案支援装置2側で活用でき、ユーザが必要とする有益な情報を迅速且つ精緻に提供することができる。
(3) 単独で既述の提案支援装置2による改善提案などの提示に加え、ホスト装置2−1との連係により、ホスト装置2−1側にあるDB14−2から膨大なデータを提供でき、ホスト装置2−1側で処理した高度な処理結果を提案支援装置2に提供できる。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明は、水処理システムのシステム構成、処理内容、処理メリットなどの現状情報、最適な水処理システム案、コスト低減効果情報などを提示でき、これらの情報を画像表示によって提供でき、営業や開発活動で用いる支援ツールとして提供でき、有益である。
2 提案支援装置
2−1 ホスト装置
2−2 提案支援システム
4 情報入力部
6、6−1、6−2 情報処理部
8 情報提示部
10、10−1、10−2、34 記憶部
12 バス
14、14−1、14−2 データベース(DB)
16 表示画面
18−1 第1の表示部
18−2 第2の表示部
18−3 第3の表示部
20−1 システム情報
20−2 処理情報
20−3 メリット情報
22 要素
22M 要素群
22−1、22−2・・・22−N 要素
24 提案者
26、26−1、26−2 PC
28−1 ディスプレイ
28−2 ディスプレイ装置
30 顧客
32 プロセッサ
36 入出力部(I/O)
38 タッチパネル
40、40−1、40−2 通信部
41 バス
42 提案メニュー
43M 提案書群
43−1、43−2・・・43−10 提案書
44−1、44−2・・・44−10 アイディア
44−11、44−21・・・44−101 水量入力
44−12、44−22・・・44−102 単価入力
44−13、44−23・・・44−103 条件入力
44−122、44−222・・・44−1022 薬品pH調整値
44M1 水量入力群
44M2 単価入力群
44M3 条件入力群
44M21 熱回収単価計算シート群
44−121、44−221・・・44−1021 熱回収単価計算シート
45M 回収装置群
45−1、45−4、45−5、45−6、45−7、45−9、45−10 回収装置
46−1 関連情報
46−2 関連情報
48 実績マップ
50 水処理要素
52 タンク
54 ポンプ
56−1、56−2・・・56−N 改質装置
56−11 膜分離装置
56−12 逆浸透膜装置
56−13 UV処理殺菌器
58 制御装置
60−1、60−2 ランニングコスト
60−11 改質装置
60−12 コスト
60−121 頻度
60−122 単価
60−21 関係式
60−22 pH調整剤添加量計算式
60−23 水質調整剤添加量(塩素濃度など)計算式
64−1 顧客名
64−4、64−5、64−6 リンクボタン
70−1 アイディア
70−2 提案書表示
72 実績マップ
74−1、74−4、74−5、74−6、74−7、74−9、74−10、84−1、84−2、84−3、84−4、84−5 98−6、98−7、98−8、96−1、108−1、108−2、112−6、112−7、112−8、120−1、120−2、124、126−1、126−2、136−6、136−7、136−8、140−1、142−1、142−2 リンクボタン
64、76、86、98、112、126、136 タイトル部
64−2、76−3、98−1、112−1、136−1 タイトル
64−3、98−2、112−2、136−2 ガイド
76−1 提案元
76−2 顧客名
78 コメント
78−1 提案コンセプト
78−2 改善予想
78−3 特記
80 提案情報
80−1 システムマップ
80−2 要素
80−3 比較情報
80−4 節水量
80−5 メリット
80−6 稼働状況
80−7 矢印
82 メリット部
82−1 メリット
82−2 メリット内訳
82−3 ランニングコスト
82−4 イニシャルコスト
82−5 投資回収年
84、96、108、120、142 リンク部
88 フロー
88−1 フローチャート
88−2 実施内容
90 配置
90−1 装置
90−2 内容
92 要約
92−1 項目
92−2 内容
94 特徴事項
98−3、98−4、98−5、112−3、112−4、112−5、136−3、136−4、136−5 入力タブ
70、100、102、114、116、118、138、140、144、146 テーブル
104 水量入力単位
104−1 入力部
104−2 表示部
106 提案書シート反映チェック
110 キーボード
110−1 置数指示キー
122−2、122−6 チェックボックス
128 単価入力
130 詳細条件入力
132 計算欄
134 単価欄
そこで、本発明の目的は斯かる課題に鑑み、水処理の現状情報などの入力情報に従って水処理の要素情報とコスト情報の検索により生成される水処理システム案とともに、該処理システム案がもたらすコスト低減効果の算出およびその提示にある。
図7は、DB14の格納情報の一例を示している。DB14には改質装置毎のランニングコスト60−1、薬品添加によるランニングコスト60−2、水処理能力60−3などが含まれる。改質装置毎のランニングコスト60−1には改質装置60−11、コスト60−12が含まれる。改質装置60−11には改質装置のサイズ(型式)、数量、消費電力などが含まれ、コスト60−12は点検、洗浄、部品交換などのメンテナンス種別毎のコストであり、頻度60−121、単価60−122が含まれる。頻度60−121は年単位の回数、処理水量単位の回数を表す情報である。単価60−122は、1回当たりのコストである。
薬品添加によるランニングコスト60−2には原水水質に含まれる処理対象物質濃度と必要薬品添加量の関係式60−21、原水水質に含まれる水質に応じたpH調整剤添加量計算式60−22、回収先の水質条件に応じた水質調整剤添加量(塩素濃度など)計算式60−23などが含まれる。
水処理能力60−3には水処理要素の給水水質項目毎の除去能力を演算する計算プログラム60−31の他、各種水処理能力に関する情報が含まれる。計算プログラムではたとえば、RO(逆浸透膜)の場合、以下の計算式が格納される。
Figure 2018139035
・・・(1)
この式において、回収率は、回収率=RO処理水量/RO給水流量である。除去率は水質項目毎に設定される定数である。
水量について、提案メニュー42が選択されれば(S302のYES)、提案メニューの表示に遷移する(S303)。
この提案メニュー42の表示(S303)において、提案書画面が選択されたかが判断され(S304)、提案書画面の選択がなければ(S30のNO)、提案メニュー42が維持される。
テーブル100は、タイトルとして「新水/製品仕込水」が明示され、複数の入力項目に対応する項目欄、入力欄、単位欄、年間換算量欄が備えられる。項目欄にはたとえば、「上水使用量」、「井水使用量」、「製品仕込水量」が含まれる。入力欄には必要な数値が入力可能であり、入力をガイドするたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどにより、他の欄と区別されている。
テーブル102は、タイトルとして「対象設備」が明示され、複数の入力項目に対応する項目欄、入力欄、単位欄、年間換算量欄が備えられる。項目欄にはたとえば、「良質排水量」、「回収水ご使用先の水使用量」「イニシャルコスト」が含まれる。入力欄には必要な数値が入力可能であり、入力をガイドするたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどにより、他の欄と区別されている。
テーブル114は、タイトルとして「お客様設備処理単価」が明示され、複数の入力項目に対応する項目欄、入力欄、単位欄、デフォルト欄が備えられる。項目欄にはたとえば、「上水」、「用水処理」、「純水処理」、「排水処理」、「下水処理」、「熱回収」、「薬品」、「節電」が含まれる。入力欄には必要な数値が入力可能であり、入力をガイドするたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどにより、他の欄と区別されている。このテーブル114には項目毎にチェックボックス122−1、122−2・・・122−8が備えられ、熱回収項目にはリンクボタン124が備えられる。チェックボックス122−1〜122−8には選択項目にチェックを入れることが可能である。リンクボタン124は単価計算にリンクし、タッチにより単価計算に遷移する。
テーブル138は、タイトルとして「排水の水質」が明示され、複数の入力項目に対応する項目欄、良質排水欄、回収水欄、回収水ご使用先欄、単位欄が備えられる。項目欄にはたとえば、「導電率」、「濁度」、「TOC」などの項目に対し、状態や単位などが含まれる。必要な数値が入力可能であり、入力をガイドするたとえば、網掛け表示、着色表示、コントラストなどにより、他の欄と区別されている。
上記目的を達成するため、本発明の水処理システムの提案支援装置の一側面によれば、水処理システムの構成単位である水処理の要素を示す要素情報と該要素毎のコスト情報とを用いて水処理システム案を生成する提案支援装置において、前記水処理の前記要素情報と、前記要素毎の前記コスト情報、必要薬品添加量および水処理能力情報と、前記要素を組み合わせた複数の水処理システム案とを記憶する記憶部と、現状の水処理システムの要素、給水水量、水質及び単価を含む現状情報が入力されると、前記記憶部に格納されている前記水処理システム案毎に、排水の水量および水質と、必要薬品添加量を表す情報およびコスト情報を演算して、入力された現状の水処理システムよりも節水効果、省エネ効果、廃棄物削減効果の何れかまたは2以上によって経済的効果がもたらされる水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらす前記経済的効果を算出する処理部と、前記経済的効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する情報提示部とを備える。
上記目的を達成するため、本発明の水処理システムの提案支援プログラムの一側面によれば、水処理システムの構成単位である水処理の要素を示す要素情報と該要素毎のコスト情報とを用いて水処理システム案をコンピュータにより生成する水処理システムの提案支援プログラムにおいて、前記水処理の前記要素情報と、前記要素毎の前記コスト情報、必要薬品添加量および水処理能力情報と、前記要素を組み合わせた複数の水処理システム案とを記憶部に記憶し、現状の水処理システムの要素、給水水量、水質及び単価を含む現状情報が入力されると、前記記憶部に格納されている前記水処理システム案毎に、排水の水量および水質と、必要薬品添加量を表す情報およびコスト情報を演算して、入力された現状の水処理システムよりも節水効果、省エネ効果、廃棄物削減効果の何れかまたは2以上によって経済的効果がもたらされる水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらす前記経済的効果を算出し、前記経済的効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する機能を前記コンピュータに実行させる。
上記目的を達成するため、本発明の水処理システムの提案支援方法の一側面によれば、水処理システムの構成単位である水処理の要素を示す要素情報と該要素毎のコスト情報とを用いて水処理システム案を生成する提案支援方法において、前記水処理の前記要素情報と、前記要素毎の前記コスト情報、必要薬品添加量および水処理能力情報と、前記要素を組み合わせた複数の水処理システム案とを記憶部に記憶する工程と、現状の水処理システムの要素、給水水量、水質及び単価を含む現状情報が入力されると、前記記憶部に格納されている前記水処理システム案毎に、排水の水量および水質と、必要薬品添加量を表す情報およびコスト情報を演算して、入力された現状の水処理システムよりも節水効果、省エネ効果、廃棄物削減効果の何れかまたは2以上によって経済的効果がもたらされる水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらす前記経済的効果を算出する工程と、前記経済的効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する工程とを含む各工程を処理部が実行する
上記目的を達成するため、本発明の水処理システムの提案支援システムの一側面によれば、水処理システムの構成単位である水処理の要素を示す要素情報と該要素毎のコスト情報とを用いて水処理システム案を生成する提案支援システムにおいて、記水処理の前記要素情報と、前記要素毎の前記コスト情報、必要薬品添加量および水処理能力情報と、前記要素を組み合わせた複数の水処理システム案とを記憶する記憶装置と、現状の水処理システムの要素、給水水量、水質及び単価を含む現状情報が入力されると、前記記憶装置に格納されている前記水処理システム案毎に、排水の水量および水質と、必要薬品添加量を表す情報およびコスト情報を演算して、入力された現状の水処理システムよりも節水効果、省エネ効果、廃棄物削減効果の何れかまたは2以上によって経済的効果がもたらされる水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらす前記経済的効果を算出する処理装置と、前記処理装置に無線または有線により接続され、前記経済的効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する情報提示装置とを備える。
薬品添加によるランニングコスト60−2には原水水質に含まれる処理対象物質濃度と必要薬品添加量の関係式60−21、原水水質に含まれる水質に応じたpH調整剤添加量計算式60−22、回収先の水質条件に応じた水質調整剤添加量(塩素濃度など)計算式60−23などが含まれる。
水処理能力60−3には水処理要素の給水水質項目毎の除去能力を演算する計算プログラム60−31の他、各種水処理能力に関する情報が含まれる。計算プログラムではたとえば、RO(逆浸透膜)の場合、以下の計算式が格納される。
Figure 2018139035
・・・(1) この式において、回収率は、回収率=RO処理水量/RO給水流量である。除去率は水質項目毎に設定される定数である。

Claims (6)

  1. 水処理の要素情報とコスト情報を入力情報に従って検索して水処理システム案を生成する提案支援装置において、
    前記水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、前記水処理の要素情報および前記コスト情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部から前記要素情報および前記コスト情報を検索して水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出する処理部と、
    前記コスト低減効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する情報提示部と、
    を備えることを特徴とする水処理システムの提案支援装置。
  2. 前記コスト低減効果は、節水効果、省エネ効果、廃棄物削減効果、これら効果の何れかに付随する経済的効果の何れかまたは2以上を含むことを特徴とする請求項1に記載の水処理システムの提案支援装置。
  3. 前記水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報は、前記コスト低減効果を算出するための少なくとも計算式または数値変換用情報のいずれか一方または双方を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の水処理システムの提案支援装置。
  4. 水処理の要素情報とコスト情報を入力情報に従って検索して水処理システム案をコンピュータにより生成する水処理システムの提案支援プログラムにおいて、
    前記水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、前記要素情報および前記コスト情報を記憶部に記憶し、
    前記記憶部から前記要素情報および前記コスト情報を検索して水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出し、
    前記コスト低減効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する
    機能を前記コンピュータに実行させるための水処理システムの提案支援プログラム。
  5. 水処理の要素情報とコスト情報を入力情報に従って検索して水処理システム案を生成する提案支援方法において、
    前記水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、前記要素情報および前記コスト情報を記憶部に記憶する工程と、
    前記記憶部から前記要素情報および前記コスト情報を検索して水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出する工程と、
    前記コスト低減効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する工程と、
    を含むことを特徴とする水処理システムの提案支援方法。
  6. 水処理の要素情報とコスト情報を入力情報に従って検索して水処理システム案を生成する提案支援システムにおいて、
    前記水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出するための情報、前記要素情報および前記コスト情報を記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置から前記要素情報および前記コスト情報を検索して水処理システム案を生成するとともに、該水処理システム案がもたらすコスト低減効果を算出する処理装置と、
    前記処理装置に無線または有線により接続され、前記コスト低減効果を前記水処理システム案に関係付けて提示する情報提示装置と、
    を備えることを特徴とする水処理システムの提案支援システム。

JP2017033136A 2017-02-24 2017-02-24 水処理システムの提案支援装置、提案支援プログラム、提案支援方法および提案支援システム Active JP6781642B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017033136A JP6781642B2 (ja) 2017-02-24 2017-02-24 水処理システムの提案支援装置、提案支援プログラム、提案支援方法および提案支援システム
PCT/JP2018/004372 WO2018155208A1 (ja) 2017-02-24 2018-02-08 水処理システムの提案支援装置、提案支援プログラム、提案支援方法および提案支援システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017033136A JP6781642B2 (ja) 2017-02-24 2017-02-24 水処理システムの提案支援装置、提案支援プログラム、提案支援方法および提案支援システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018139035A true JP2018139035A (ja) 2018-09-06
JP6781642B2 JP6781642B2 (ja) 2020-11-04

Family

ID=63253221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017033136A Active JP6781642B2 (ja) 2017-02-24 2017-02-24 水処理システムの提案支援装置、提案支援プログラム、提案支援方法および提案支援システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6781642B2 (ja)
WO (1) WO2018155208A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021117592A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 株式会社デンソー 行動計画作成支援装置及びプログラム
WO2023032878A1 (ja) * 2021-09-06 2023-03-09 Wota株式会社 プログラム、方法、情報処理装置、システム
WO2023171669A1 (ja) * 2022-03-07 2023-09-14 栗田工業株式会社 水処理プラントの装置構成の算定システム
JP7363644B2 (ja) 2020-03-31 2023-10-18 栗田工業株式会社 設計支援システム及び設計支援方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000117241A (ja) * 1998-10-12 2000-04-25 Kurita Water Ind Ltd 用排水の削減方法
JP2001344462A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Hitachi Chemical Maintenance Co Ltd 要維持管理設備の維持管理費演算装置、及びこれを利用した要維持管理設備の維持管理契約取付方法、並びに維持管理費演算プログラムを記録した媒体
JP2005288361A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Jfe Engineering Kk 汚泥減量化支援システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005028836A (ja) * 2003-07-11 2005-02-03 Dainippon Printing Co Ltd 隠蔽カードとその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000117241A (ja) * 1998-10-12 2000-04-25 Kurita Water Ind Ltd 用排水の削減方法
JP2001344462A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Hitachi Chemical Maintenance Co Ltd 要維持管理設備の維持管理費演算装置、及びこれを利用した要維持管理設備の維持管理契約取付方法、並びに維持管理費演算プログラムを記録した媒体
JP2005288361A (ja) * 2004-04-01 2005-10-20 Jfe Engineering Kk 汚泥減量化支援システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021117592A (ja) * 2020-01-23 2021-08-10 株式会社デンソー 行動計画作成支援装置及びプログラム
JP7363644B2 (ja) 2020-03-31 2023-10-18 栗田工業株式会社 設計支援システム及び設計支援方法
WO2023032878A1 (ja) * 2021-09-06 2023-03-09 Wota株式会社 プログラム、方法、情報処理装置、システム
WO2023171669A1 (ja) * 2022-03-07 2023-09-14 栗田工業株式会社 水処理プラントの装置構成の算定システム
JP7347562B1 (ja) 2022-03-07 2023-09-20 栗田工業株式会社 水処理プラントの装置構成の算定システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018155208A1 (ja) 2018-08-30
JP6781642B2 (ja) 2020-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018155208A1 (ja) 水処理システムの提案支援装置、提案支援プログラム、提案支援方法および提案支援システム
Luo et al. Digitalization and sustainable development: How could digital economy development improve green innovation in China?
Jezowski Review of water network design methods with literature annotations
Ayres Resources, environment, and economics: Applications of the materials/energy balance principle
Renna et al. A literature review of energy efficiency and sustainability in manufacturing systems
Fan et al. Discovering gradual patterns in building operations for improving building energy efficiency
Drumm et al. STRUCTese®–Energy efficiency management for the process industry
CN108701269B (zh) 生产设施经营优化装置
Li et al. Adaptive CUSUM of the Q chart
Zhou et al. Synthesis of interplant water-allocation and heat-exchange networks. Part 1: Fixed flow rate processes
Pawlish et al. Free cooling: A paradigm shift in data centers
Rashid et al. Development of home energy management scheme for a smart grid community
JP6763594B1 (ja) 廃水油脂を利用したco2削減クレジット演算システム
Kushwaha et al. Intuitionistic fuzzy modelling-based integrated framework for performance analysis of juice clarification unit
Wolday et al. Optimisation of methanol distillation using GA and neural network hybrid
Lekidis et al. Edge-based short-term energy demand prediction
Belaid et al. What drives renewable energy production in MENA region?: Investigating the roles of political stability, governance and financial sector
JP2017182529A (ja) 水処理システム表示装置、水処理システム表示プログラム、水処理システム表示方法および水処理表示システム
JP5292182B2 (ja) 水処理設備管理システム
Richarz et al. Graph-based research field analysis by the use of natural language processing: An overview of German energy research
Liu et al. Energy systems engineering: methodologies and applications
Diong et al. Establishing the foundation for energy management on university campuses via data analytics
JP6107211B2 (ja) 分析支援装置、およびプログラム
Kurz et al. Technical and Economic Analysis of the Use of Electricity Generated by a BIPV System for an Educational Establishment in Poland
Gui et al. Enhancing Economic Efficiency: Analyzing Transformer Life-Cycle Costs in Power Grids

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180501

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20180702

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181106

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190205

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20190205

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190213

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20190219

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20190426

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20190514

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20191008

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20200421

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20200519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200713

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20200825

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20200929

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20200929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6781642

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250