JP2018137882A - 回路内蔵箱、冷却構造および燃料電池システム - Google Patents

回路内蔵箱、冷却構造および燃料電池システム Download PDF

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一雄 大平
友哉 岩崎
Tomoya Iwasaki
友哉 岩崎
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Abstract

【課題】箱体に電力変換回路が収納されており、電力変換回路には互いに接続された電力変換部および出力部の組み合わせが複数組存在し、これらの出力部の出力電力を変化させることが想定される場合において、コスト競争力を確保しつつこれらの電力変換部に温度が過度に高い箇所が現れることを防止するのに適した技術を提供する。【解決手段】電力変換回路200および第1電気回路290が、電力変換回路200が第3壁部113の側となり第1電気回路290が第4壁部114の側となるように拡がっている。電力変換回路200は、第1電力変換部240と、第2電力変換部270と、を有している。昇圧コンバータ部210に比べ、第1電力変換部240および第2電力変換部270は、長手方向99に関して吸気領域161に近い位置に設けられている。【選択図】図1

Description

本開示は、回路内蔵箱、冷却構造および燃料電池システムに関する。
燃料電池により電力を発電し、発電された電力を電力変換回路で電力変換し、電力変換された電力を出力する燃料電池システムが知られている。電力変換回路にはスイッチング素子などの発熱部品が含まれている。電力変換回路の温度が過度に高くなると、電力変換回路の動作が不安定になったり、電力変換回路が損傷したりするおそれがある。このため、電力変換回路の温度が過度に上昇しないように、電力変換回路を冷却することが行われている。例えば、特許文献1には、箱体に収納された電力変換回路を冷却するために、箱体内に空気を供給することが記載されている。
特開2012−195258号公報
電力変換回路に電力変換部および出力部を設け、電力変換部で電力変換した電力を出力部から出力する場合、出力部からの出力電力を変化させると電力変換部の発熱量が変化する。電力変換回路にそのような電力変換部および出力部の組み合わせが複数組存在する場合、これらの電力変換部の発熱量が変化しうることになる。特許文献1では、上記の組み合わせが複数組存在する場合の熱対策については検討されていない。
また、近年は、燃料電池システムの低コスト化の要求が高まっている。このため、燃料電池システムのコスト競争力を確保する観点から、電力変換回路の冷却性能を過剰に高めることは避けるべきである。
以上を踏まえ、本開示は、箱体に電力変換回路が収納されており、電力変換回路には互いに接続された電力変換部および出力部の組み合わせが複数組存在し、これらの出力部の出力電力を変化させることが想定される場合において、コスト競争力を確保しつつこれらの電力変換部に温度が過度に高い箇所が現れることを防止するのに適した技術を提供することを目的とする。
本開示は、
燃料電池を収納する室外機パッケージの内面に取り付けられる回路内蔵箱であって、
箱体と、前記箱体に収納された基板と、を備え、
前記箱体は、前記基板が配置され長手方向および短手方向を有する底部と、前記底部に接続された側部と、を有し、
前記側部は、互いに前記長手方向に対向する第1壁部および第2壁部と、互いに前記短手方向に対向する第3壁部および第4壁部と、を有し、
前記第1壁部には、穴または切り欠きである吸気領域が設けられており、
前記第2壁部には、穴または切り欠きである排気領域が設けられており、
前記基板では、電力変換回路および第1電気回路が、前記電力変換回路が第3壁部の側となり前記第1電気回路が第4壁部の側となるように拡がっており、
前記電力変換回路は、前記燃料電池が発電した直流電力が入力される入力部と、分岐部と、第1出力部と、第2出力部と、前記入力部と前記分岐部との間に接続され前記分岐部の直流電圧を前記入力部の直流電圧よりも大きくする昇圧コンバータ部と、前記分岐部と前記第1出力部との間に接続された第1電力変換部と、前記分岐部と前記第2出力部との間に接続された第2電力変換部と、を有し、
前記昇圧コンバータ部に比べ、前記第1電力変換部および前記第2電力変換部は、前記長手方向に関して前記吸気領域に近い位置に設けられている、回路内蔵箱を提供する。
本開示に係る技術は、第1出力部および第2出力部の出力電力を変化させることが想定される場合において、コスト競争力を確保しつつ第1電力変換部および第2電力変換部に温度が過度に高い箇所が現れることを防止するのに適している。
図1は、実施形態に係る回路内蔵箱を表す図である。 図2は、実施形態に係る電力変換回路の構成図である。 図3は、電力変換回路の構成要素の温度を説明するための図である。 図4は、実施形態に係る燃料電池システムの概略図である。
本開示の第1態様は、
燃料電池を収納する室外機パッケージの内面に取り付けられる回路内蔵箱であって、
箱体と、前記箱体に収納された基板と、を備え、
前記箱体は、前記基板が配置され長手方向および短手方向を有する底部と、前記底部に接続された側部と、を有し、
前記側部は、互いに前記長手方向に対向する第1壁部および第2壁部と、互いに前記短手方向に対向する第3壁部および第4壁部と、を有し、
前記第1壁部には、穴または切り欠きである吸気領域が設けられており、
前記第2壁部には、穴または切り欠きである排気領域が設けられており、
前記基板では、電力変換回路および第1電気回路が、前記電力変換回路が第3壁部の側となり前記第1電気回路が第4壁部の側となるように拡がっており、
前記電力変換回路は、前記燃料電池が発電した直流電力が入力される入力部と、分岐部と、第1出力部と、第2出力部と、前記入力部と前記分岐部との間に接続され前記分岐部の直流電圧を前記入力部の直流電圧よりも大きくする昇圧コンバータ部と、前記分岐部と前記第1出力部との間に接続された第1電力変換部と、前記分岐部と前記第2出力部との間に接続された第2電力変換部と、を有し、
前記昇圧コンバータ部に比べ、前記第1電力変換部および前記第2電力変換部は、前記長手方向に関して前記吸気領域に近い位置に設けられている、回路内蔵箱を提供する。
第1態様に係る回路内蔵箱では、電力変換回路が第3壁部の側に集約されている。この集約により、電力変換回路における電気接続ライン(ワイヤーハーネスなど)が長くなることを防止でき、低コストで回路内蔵箱を実現することが容易となる。
第1態様に係る回路内蔵箱では、箱体に、第1電力変換部および第2電力変換部が形成された基板が収納されている。箱体の第1壁部および第2壁部が長手方向に対向しており、第1壁部に吸気領域が形成されており、第2壁部に排気領域が形成されており、これにより吸気領域から排気領域に向かう好適な(流速が確保された)空気流を形成することができる。また、昇圧コンバータ部に比べ、第1電力変換部および第2電力変換部は、長手方向に関して吸気領域に近い位置に設けられており、これにより吸気領域からの新鮮な空気が供給され易い。このようにすれば、吸気領域から排気領域に向かう空気流により、大きなコストをかけることなく第1電力変換部および第2電力変換部を効率的に冷却することができる。
第1態様に係る回路内蔵箱では、第1電力変換部は分岐部と第1出力部との間に接続されており、第2電力変換部は分岐部と第2出力部との間に接続されている。このため、分岐部から第1電力変換部を経由して第1出力部に供給される電力(第1出力電力)と、分岐部から第2電力変換部を経由して第2出力部に供給される電力(第2出力電力)とは、相補的な関係にある。具体的には、燃料電池から昇圧コンバータ部を経由して分岐部に供給される電力(入力電力)に対する第1出力電力の比率(第1の比率)が大きい場合には、入力電力に対する第2出力電力の比率(第2の比率)は小さくなる。逆に、第1の比率が小さい場合には、第2の比率は大きくなる。第1の比率が大きい場合には第1電力変換部で大きな熱が発生するおそれがあるものの、その場合には第2の比率は小さいため第2電力変換部で大きな熱は発生し難い。第2の比率が大きい場合には第2電力変換部で大きな熱が発生するおそれがあるものの、その場合には第1の比率は小さいため第1電力変換部で大きな熱は発生し難い。このため、第1態様に係る回路内蔵箱では、第1電力変換部で大きな熱が発生しているときに第2電力変換部から第1電力変換部へと大きな熱が移動したり、第2電力変換部で大きな熱が発生しているときに第1電力変換部から第2電力変換部へと大きな熱が移動したりし難い。以上の理由で、第1態様に係る回路内蔵箱では、第1電力変換部および第2電力変換部が第3壁部の側に集約されているものの、これら一方に熱が集中し易い状況にない。
発熱量が変化しうる複数の電力変換部が箱体に収納されている場合には、これらの電力変換部の相互作用により温度が過度に高い箇所が現れることを防止するために、コストをかけて特別な対策を講じる必要があるようにも思われる。しかし、本発明者らは、熱の集中についての詳細の検討を通じて、コストをかけた特別な対策は必ずしも必要でないことを見出した。具体的には、本発明者らは、分岐部、第1出力部、第2出力部、第1電力変換部および第2電力変換部の接続関係と、吸気領域、排気領域、昇圧コンバータ部、第1電力変換部および第2電力変換部の位置関係とを、第1態様のように規定することを思いついた。このような接続関係および位置関係を採用する場合には、上述の理由で、第1電力変換部および第2電力変換部の一方に熱が集中することを回避しつつこれらの電力変換部を空気流で効率的に冷却でき、しかも低コストで回路内蔵箱を実現できるのである。以上のように、第1態様に係る技術は、係る本発明者らの検討に基づくものであり、第1出力部および第2出力部の出力電力を変化させることが想定される場合において、コスト競争力を確保しつつ第1電力変換部および第2電力変換部に温度が過度に高い箇所が現れることを防止するのに適している。
本開示の第2態様は、第1態様に加え、
前記第2電力変換部が有するスイッチング素子の数は、前記第1電力変換部が有するスイッチング素子の数よりも少なく、
前記第1電力変換部に比べ、第2電力変換部は、前記長手方向に関して前記吸気領域に近い位置に設けられている、回路内蔵箱を提供する。
第1出力部の電力供給先からの要求に合致するように上記の第1比率が定められ、上記の第2出力電力は余剰電力として扱われる場合がある。この場合、第2電力変換部は、余剰電力処理用の電力変換部ということになる。この場合、第2電力変換部が第1電力変換部に比べて低コストで実現されうるように電力変換回路を設計することが合理的である。第2電力変換部が有するスイッチング素子の数を第1電力変換部が有するスイッチング素子の数よりも少なくすることは、上記の合理的な設計に該当する。ただし、本発明者らの検討によれば、このように設計すると、第1電力変換部に比べて第2電力変換部の温度のピークが高くなり易い。なぜなら、スイッチング素子の数が少ないが故に、電力変換効率が高くなるように第2電力変換部を設計することが難しく、従って第2電力変換部における損失を抑えることが難しいためである。また、第2電力変換部では、スイッチング素子の数が少ないが故に、1つのスイッチング素子への流入電力のピーク値を小さくしたり、同流入電力の時間平均を小さくしたりすることが難しいためである。この点、第2態様では、第2電力変換部を吸気領域に比較的近い位置に設けている。このため、吸気領域からの新鮮な空気により第2電力変換部を冷却し易く、第2電力変換部の過度な温度上昇を防止し易い。以上の理由で、第2態様は、第2電力変換部を余剰電力処理用の電力変換部とする場合において、コスト競争力を確保しつつ第2電力変換部に温度が過度に高い箇所が現れることを防止するのに適している。
本開示の第3態様は、第1態様または第2態様に加え、
前記第1電力変換部は、フルブリッジインバータであり、
前記第2電力変換部は、降圧チョッパであり、
前記第1電力変換部に比べ、第2電力変換部は、前記長手方向に関して前記吸気領域に近い位置に設けられている、回路内蔵箱を提供する。
フルブリッジインバータに比べ、降圧チョッパは、低コストで実現し易い。しかし、フルブリッジインバータに比べると、電力変換効率が高くなるように降圧チョッパを設計することが難しい。すなわち、降圧チョッパでは、発生する熱が比較的大きくなり易い。この点、第3態様では、第2電力変換部(降圧チョッパ)を吸気領域に比較的近い位置に設けている。このため、吸気領域からの新鮮な空気により第2電力変換部を冷却し易く、第2電力変換部の過度な温度上昇を防止し易い。第3態様は、第2態様と同様、第2電力変換部を余剰電力処理用の電力変換部とする場合において、コスト競争力を確保しつつ第2電力変換部に温度が過度に高い箇所が現れることを防止するのに適している。
本開示の第4態様は、第1〜第3態様のいずれか1つに加え、
前記基板では、第2電気回路が、前記第1電力変換部と前記第2電力変換部との間に介在するように拡がっており、
前記第2電気回路は、制御回路である、回路内蔵箱を提供する。
第4態様の第2電気回路は、制御回路であり、第1電力変換部と第2電力変換部との間に介在している。制御回路という発熱量が小さい回路の介在により、第1電力変換部と第2電力変換部との間の熱移動を小さくすることができる。
本開示の第5態様は、第1〜第4態様のいずれか1つに加え、
前記回路内蔵箱は、前記箱体の外部の空気を前記吸気領域に取り込むファンを有する、回路内蔵箱を提供する。
ファンによれば、箱体の外部の空気を吸気領域に積極的に取り込むことができる。つまり、第5態様は、第1電力変換部および第2電力変換部を冷却する観点から有利である。
本開示の第6態様は、
第1〜第5態様のいずれか一つの回路内蔵箱と、
前記室外機パッケージと、を備え、
前記内面と前記底部との間に前記側部が介在するように、前記回路内蔵箱が前記内面に取り付けられている、冷却構造を提供する。
本開示の第7態様は、
第1〜第5態様のいずれか一つの回路内蔵箱と、
前記室外機パッケージと、
前記燃料電池と、を備え、
前記内面と前記底部との間に前記側部が介在するように、前記回路内蔵箱が前記内面に取り付けられている、燃料電池システムを提供する。
第6態様および第7態様によれば、第1態様と同じ効果を有する冷却構造および燃料電池システムを提供することができる。
本開示の第8態様は、第7態様に加え、
電力が供給されると発熱して水を温めることができるように構成されたヒータを備え、
前記第2出力部から前記ヒータに電力が供給される、燃料電池システムを提供する。
上記のように、第2出力電力は余剰電力として扱われる場合がある。第8態様のヒータは、余剰電力の供給先の具体例である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。本開示は、以下の実施形態に限定されない。
図1は、本実施形態に係る回路内蔵箱(回路筐体)100を示す。図2に、本実施形態に係る電力変換回路200を示す。図3に、電力変換回路200の構成要素の温度を示す。図4に、本実施形態に係る燃料電池システム400の概略図を示す。回路内蔵箱100は、燃料電池450を収納する室外機パッケージ(本体パッケージ)320の内面322に取り付けられる。なお、本実施形態の内面322は平面である。
図1および4に示すように、本実施形態の回路内蔵箱100は、箱体105と、基板120と、ファン191と、を有している。
[箱体105]
箱体105は、底部107と、側部110と、を有している。
底部107には、基板120が配置されている。底部107は、長手方向99および短手方向95を有している。
側部110は、第1壁部111と、第2壁部112と、第3壁部113と、第4壁部114と、を有している。第1壁部111および第2壁部112は、互いに長手方向99に対向している。第3壁部113および第4壁部114は、互いに短手方向95に対向している。第3壁部113は、第1壁部111と第2壁部112とを接続している。第4壁部114は、第3壁部113の反対側において第1壁部111と第2壁部112とを接続している。
第1壁部111には、吸気領域(吸入領域)161が設けられている。吸気領域161は、穴または切り欠きである。第2壁部112には、排気領域171が設けられている。排気領域171は、穴または切り欠きである。
本実施形態では、底部107は、平板状である。底部107における箱体105の内部空間側の面(箱体105の底面)は長方形である。第1壁部111および第2壁部112は、短手方向95に沿って延びている。第3壁部113および第4壁部114は、長手方向99に沿って延びている。箱体105を底部107の厚さ方向に沿って底部107の反対側から観察したとき、側部110は、矩形状をなしている。
箱体105の材料は適宜選択可能である。一例では、箱体105の材料は樹脂である。具体的に、箱体105の材料としては、ポリブチレンテレフタレート(PBT樹脂)およびポリスチレン(PS樹脂)が例示される。
[基板120]
基板120には、電力変換回路200、第1電気回路290および第2電気回路295が設けられている。基板120は、箱体105に収納されている。つまり、電力変換回路200、第1電気回路290および第2電気回路290は、箱体105に収納されている。基板120は、箱体105の底部107に配置されている。
図2に示すように、電力変換回路200は、入力部201と、分岐部202と、第1出力部203と、第2出力部204と、昇圧コンバータ部210と、第1電力変換部240と、第2電力変換部270と、を有している。入力部201は、燃料電池450が発電した直流電力が入力される部分である。以下では、燃料電池450により入力部201に印加される電圧(正確には、入力部201の端子201aおよび201bの間の端子間電圧)を、第1直流電圧Vdc1と称する。昇圧コンバータ部210は、入力部201と分岐部202との間に接続されている。第1電力変換部240は、分岐部202と第1出力部203との間に接続されている。第2電力変換部270は、分岐部202と第2出力部204との間に接続されている。
昇圧コンバータ部210には、燃料電池450から入力部201を介して直流電力が供給される。昇圧コンバータ部210は、第1直流電圧Vdc1を第2直流電圧Vdc2に昇圧する。つまり、昇圧コンバータ部210は、分岐部202の直流電圧を、入力部201の直流電圧よりも大きくする。本実施形態では、第2直流電圧Vdc2は、昇圧コンバータ部210の出力電圧であり、分岐部202の電圧でもある。昇圧後の直流電力は、分岐部202に供給される。
以下では、昇圧コンバータ部210から分岐部202に供給される電力に符号P0、分岐部202から第1電力変換部240に供給される電力に符号P1、分岐部202から第2電力変換部270に供給される電力に符号P2を付することがある。本実施形態では、、電力P0≒電力P1+電力P2の関係が成立する。また、第1電力変換部240による電力変換後の電力に符号P1’、第2電力変換部270による電力変換後の電力に符号P2’を付することがある。第1電力変換部240による電力変換の際に熱が発生する場合(すなわち損失が発生する場合)、電力P1’<電力P1の関係が成立する。第2電力変換部270による電力変換の際に熱が発生する場合、電力P2’<電力P2の関係が成立する。
上述のように、第1電力変換部240には、分岐部202から直流電力P1が供給される。本実施形態では、第1電力変換部240は、インバータであり、具体的にはフルブリッジインバータである。第1電力変換部240は、第2直流電圧Vdc2を第1出力電圧(交流電圧)Vout1に変換する。本実施形態では、第1出力電圧Vout1は、第1電力変換部240の出力電圧であり、第1出力部203の電圧でもある。また、第1電力変換部240は、第1電力変換部240に入力された直流電力P1を交流電力P1’に変換する。得られた交流電力P1’は、第1出力部203に供給される。本実施形態では、この交流電力P1’は、第1出力部203から、不図示のリレー、フィルタ、および商用電力系統(分電盤)を介して第1負荷に供給される。具体例では、第1負荷は、家庭内の負荷である。
上述のように、第2電力変換部270には、分岐部202から直流電力P2が供給される。本実施形態では、第2電力変換部270は、コンバータであり、具体的には降圧チョッパである。第2電力変換部270は、第2直流電圧Vdc2を第2出力電圧(直流電圧)Vout2に変換する(具体的には降圧する)。本実施形態では、第2出力電圧Vout2は、第2電力変換部270の出力電圧であり、第2出力部204の電圧でもある。電力変換部270により、直流電力P2は、電圧の異なる(降圧された)直流電力P2’に変換される。直流電力P2’は、第2出力部204に供給される。本実施形態では、この直流電力P2’は、第2出力部204から第2負荷に供給される。第2負荷は、燃料電池システム400の内部負荷であってもよい。具体的に、第2負荷は、電力が供給されると(通電されると)発熱して水を温めることができるように構成されたヒータであってもよい。ヒータは、室外機パッケージ320の内部に設けられていてもよく、室外機パッケージ320の外部に設けられていてもよい。より具体的な一例では、燃料電池システム400が、燃料電池450の発電時に発生した熱を用いて熱媒体(典型的には水)を加熱する熱交換器と、この熱媒体が通る配管と、この熱媒体が貯蓄されるタンクと、を有しており、ヒータは配管に設けられる。このようなヒータの例は、特許5254500号に記載されている。
以下、図2を用いて昇圧コンバータ部210、第1電力変換部240および第2電力変換部270について、詳細に説明する。ただし、以下の説明は単なる例示に過ぎず、昇圧コンバータ部210、第1電力変換部240および第2電力変換部270は図2に示す構成以外の構成を有しうる。
[昇圧コンバータ部210]
図2に示すように、昇圧コンバータ部210は、コンデンサ(入力フィルタ)219と、ゲートドライバ211aおよび211bと、スイッチング素子212aおよび212bと、トランス(高周波トランス)213と、ダイオード214aおよび214bと、コンデンサ215a,215bおよび216と、を有している。トランス213は、2つの1次側の巻線(巻線213aおよび213b)と、1つの2次側の巻線(巻線213c)と、を有している。
ゲートドライバ211aは、ゲートドライバ211aに入力された制御信号に応じて、スイッチング素子212aをオンオフさせる。ゲートドライバ211bは、ゲートドライバ211bに入力された制御信号に応じて、スイッチング素子212bをオンオフさせる。
スイッチング素子212aおよび212bとトランス213は、協働して、第1直流電圧Vdc1から交流電圧(巻線213cに印加される交流電圧)Vacを生成する。本実施形態では、スイッチング素子212aおよび212bは、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)である。具体的には、スイッチング素子212aおよび212bは、NチャネルMOSFETである。
図2の例では、スイッチング素子212aと巻線213aとが直列接続された第1直列回路が形成されている。スイッチング素子212bと巻線213bとが直列接続された第2直列回路が形成されている。第1直列回路および第2直列回路は端子201aおよび201bの間で並列接続されており、これらの直列回路にはそれぞれ第1直流電圧Vdc1が印加される。スイッチング素子212aは、第1直流電圧Vdc1から巻線213aに印加される電圧を生成する。スイッチング素子212bは、第1直流電圧Vdc1から巻線213bに印加される電圧を生成する。スイッチング素子212aがオンのタイミングにおいてスイッチング素子212bはオフとなる。このタイミングでは、巻線213aに電圧が印加され、巻線213cに正電圧が印加される。スイッチング素子212aがオフのタイミングにおいてスイッチング素子212bはオンとなる。このタイミングでは、巻線213bに電圧が印加され、巻線213cに負電圧が印加される。これらのタイミングが繰り返しおとずれることで、巻線213cに交流電圧Vacが印加されることとなる。以上の説明から理解されるように、スイッチング素子212aおよび212bと、トランス213とは、プッシュプルインバータを構成している。
コンデンサ215aおよび215bは、共振コンデンサである。コンデンサ216は、整流コンデンサである。
コンデンサ215aの容量は、コンデンサ216の容量に比べて小さい。コンデンサ215bの容量は、コンデンサ216の容量に比べて小さい。具体的に、本実施形態では、コンデンサ215aの容量に対するコンデンサ216の容量の比率は、10倍以上である。上記比率は、50倍以上であってもよく、100倍以上であってもよく、500倍以上であってもよい。上記比率は、例えば1000倍以下である。本実施形態では、コンデンサ215bの容量に対するコンデンサ216の容量の比率は、10倍以上であり、50倍以上であってもよく、100倍以上であってもよく、500倍以上であってもよい。上記比率は、例えば1000倍以下である。
特に限定されないが、コンデンサ215aの容量は、例えば0.01〜50μFである。コンデンサ215bの容量は例えば、0.01〜50μFである。コンデンサ216の容量は、例えば100〜10000μFである。
本実施形態では、コンデンサ215aの容量と、コンデンサ215bの容量は同じである。ただし、コンデンサ215aの容量は、コンデンサ215bの容量と異なっていてもよい。
ダイオード214aおよび214bとコンデンサ215a,215bおよび216とは、協働して、交流電圧Vacから第2直流電圧Vdc2を生成する。具体的に、これらの素子は、協働して、倍電圧整流の機能および電流共振回路の機能を実現する。以下、これらの機能について、巻線213cの一端213t1および他端213t2を接続する経路(接続経路)などに触れつつ説明する。
巻線213cの一端213t1と他端213t2とを接続する経路として、4つの経路が存在する。4つの経路のうちの1つ目は、一端213t1から他端213t2に向かって順に、ダイオード214aのアノード、ダイオード214aのカソードおよびコンデンサ215aを通る経路である。2つ目は、一端213t1から他端213t2に向かって順に、ダイオード214aのアノード、ダイオード214aのカソード、コンデンサ216およびコンデンサ215bを通る経路である。3つ目は、他端213t2から一端213t1に向かって順に、コンデンサ215b、ダイオード214bのアノードおよびダイオード214bのカソードを通る経路である。4つ目は、他端213t2から一端213t1に向かって順に、コンデンサ215a、コンデンサ216、ダイオード214bのアノードおよびダイオード214bのカソードを通る経路である。
これらの4つの経路の存在により、4つの電流経路(第1電流経路、第2電流経路、第3電流経路および第4電流経路)が形成される。第1電流経路は、巻線213cの他端213t2の電位に比べて巻線213cの一端213t1の電位が高い第1モードにおいて構成される電流経路であり、一端213t1と、ダイオード214aと、コンデンサ215aと、他端213t2とをこの順に電流が流れる電流経路である。第2電流経路は、第1モードにおいて構成される電流経路であり、一端213t1と、ダイオード214aと、コンデンサ216と、コンデンサ215bと、他端213t2とをこの順に電流が流れる電流経路である。第3電流経路は、一端213t1の電位に比べ他端213t2の電位が高い第2モードにおいて構成される電流経路であり、他端213t2と、コンデンサ215bと、ダイオード214bと、一端213t1とをこの順に電流が流れる電流経路である。第4電流経路は、第2モードにおいて構成される電流経路であり、他端213t2と、コンデンサ215aと、コンデンサ216と、ダイオード214bと、一端213t1とをこの順に電流が流れる電流経路である。
倍電圧整流の機能について説明する。コンデンサ215aの容量はC1であり、コンデンサ215bの容量はC2であり、コンデンサ216の容量はC3であるとする。本実施形態では、C3はC1に比べて十分に大きく、C3はC2に比べて十分に大きい。第2電流経路では、コンデンサ216および215bが直列に接続されている。C3はC2に比べて十分に大きいことを考慮すると、これらのコンデンサの合成容量C32に関し、以下の数式が成立する。
1/C32=1/C3+1/C2≒1/C2
従って合成容量C32はC2に近似される。第1電流経路におけるコンデンサ(コンデンサ215a)と、第2電流経路におけるコンデンサ(コンデンサ216および215b)とが並列コンデンサ回路を構成している考えることができる。この並列コンデンサ回路の合成容量Cxに関し、以下の数式が成立する。
x=C1+C32≒C1+C2
第4電流経路では、コンデンサ215aおよび216が直列に接続されている。C3はC1に比べて十分に大きいことを考慮すると、これらのコンデンサの合成容量C31に関し、以下の数式が成立する。
1/C31=1/C3+1/C1≒1/C1
従って合成容量C31はC1に近似される。第3電流経路におけるコンデンサ(コンデンサ215b)と、第4電流経路におけるコンデンサ(コンデンサ215aおよびコンデンサ216)とが並列コンデンサ回路を構成している考えることができる。この並列コンデンサ回路の合成容量Cyに関し、以下の数式が成立する。
y=C2+C31≒C2+C1
すなわち、第1モードにおける合成容量Cxと第2モードにおけるCyとは実質的に同じであると考えることができる。このため、第1モードにおいても、第2モードにおいても、コンデンサ216の一端216mの電位が他端216nの電位に比べて高くなるように、コンデンサ216が実質的に同様に充電される。このようにして、倍電圧整流の機能が実現される。これにより、コンデンサ216に第2直流電圧Vdc2が印加される。
電流共振の機能について説明する。トランス213の二次巻線213cは、周波数Fの交流電圧を出力する。そして、第1モードにおいて、トランス213のリーケージインダクタンス(1次側巻線213a、213b側のリーケージインダクタンス)と、第1電流経路における容量成分および誘導成分とが、周波数Fを共振周波数とする第1の直列共振回路を構成する。第2モードにおいて、トランス213のリーケージインダクタンスと、第3電流経路における容量成分および誘導成分とが、周波数Fを共振周波数とする第2の直列共振回路を構成する。このようにして、電流共振回路の機能が実現される。
[第1電力変換部240]
第1電力変換部240は、ゲートドライバ241a,241b,241cおよび241dと、スイッチング素子242a,242b,242cおよび242dと、ダイオード243a,243b,243cおよび243dと、抵抗244と、リアクトル245aおよび245bと、コンデンサ246と、を有している。
ゲートドライバ241aは、ゲートドライバ241aに入力された制御信号に応じて、スイッチング素子242aをオンオフさせる。ゲートドライバ241bは、ゲートドライバ241bに入力された制御信号に応じて、スイッチング素子242bをオンオフさせる。ゲートドライバ241cは、ゲートドライバ241cに入力された制御信号に応じて、スイッチング素子242cをオンオフさせる。ゲートドライバ241dは、ゲートドライバ241dに入力された制御信号に応じて、スイッチング素子242dをオンオフさせる。
スイッチング素子242a,242b,242cおよび242dには、それぞれ、ダイオード243a,243b,243cおよび243dが逆並列に接続されている。本実施形態では、スイッチング素子242a,242b,242cおよび242dは、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。
リアクトル245aおよび245bとコンデンサ246は、LCフィルタ(ローパスフィルタ)を構成している。
抵抗244は、シャント抵抗である。
分岐部202および接続点250aを接続する経路であって、分岐部202、スイッチング素子242aの高電圧側端子(図2の例ではコレクタ端子)、スイッチング素子242aの低電圧側端子(図2の例ではエミッタ端子)および接続点250aをこの順に通る経路が形成されている。接続点250bおよび接地電位を接続する経路であって、接続点250b、スイッチング素子242dの高電圧側端子(図2の例ではコレクタ端子)、スイッチング素子242dの低電圧側端子(図2の例ではエミッタ端子)、接続点251、抵抗244および接地電位をこの順に通る経路が形成されている。接地電位および接続点250aを接続する経路であって、接地電位、抵抗244、接続点251、ダイオード243bのアノード、ダイオード243bのカソードおよび接続点250aをこの順に通る経路が形成されている。接続点250bおよび分岐部202を接続する経路であって、接続点250b、ダイオード243cのアノード、ダイオード243cのカソードおよび分岐部202をこの順に通る経路が形成されている。接地電位および接続点250bを接続する経路であって、接地電位、抵抗244、接続点251、ダイオード243dのアノード、ダイオード243dのカソードおよび接続点250bをこの順に通る経路が形成されている。接続点250aおよび分岐部202を接続する経路であって、接続点250a、ダイオード243aのアノード、ダイオード243aのカソードおよび分岐部202をこの順に通る経路が形成されている。分岐部202および接続点250bを接続する経路であって、分岐部202、スイッチング素子242cの高電圧側端子(図2の例ではコレクタ端子)、スイッチング素子242cの低電圧側端子(図2の例ではエミッタ端子)および接続点250bをこの順に通る経路が形成されている。接続点250aおよび接地電位を接続する経路であって、接続点250a、スイッチング素子242bの高電圧側端子(図2の例ではコレクタ端子)、スイッチング素子242bの低電圧側端子(図2の例ではエミッタ端子)、接続点251、抵抗244および接地電位をこの順に通る経路が形成されている。
接続点250a、リアクトル245a、接続点252aおよび出力端子203aはこの順に接続されている。接続点250b、リアクトル245b、接続点252bおよび出力端子203bはこの順に接続されている。接続点252aと接続点252bの間にコンデンサ246が接続されている。
以下、本実施形態の第1電力変換部240の動作の概略について説明する。以下の説明では、第1出力部203に第1負荷が接続されているものとする。
第1電力変換部240では、スイッチング素子242aおよび242dがオンでありスイッチング素子242bおよび242cがオフである第1期間と、スイッチング素子242aおよび242dがオフでありスイッチング素子242bおよび242cがオンである第2期間と、が交互に訪れるように、スイッチング素子242a〜242dが制御される。要するに、スイッチング素子242aおよび242dの組み合わせとスイッチング素子242bおよび242cの組み合わせとは、相補的にオンオフされる。
第1期間において第1電力変換部240がとりうる動作モードは、モードAまたはモードCである。第2期間において第1電力変換部240がとりうる動作モードは、モードBまたはモードDである。
モードAは、電流が、分岐部202、スイッチング素子242a、接続点250a、リアクトル245a、接続点252a、出力端子203a、第1負荷、出力端子203b、接続点252b、リアクトル245b、接続点250b、スイッチング素子242d、接続点251、抵抗244および接地電位をこの順に流れるモードである。モードBは、電流が、接地電位、抵抗244、接続点251、ダイオード243b、接続点250a、リアクトル245a、接続点252a、出力端子203a、第1負荷、出力端子203b、接続点252b、リアクトル245b、接続点250b、ダイオード243cおよび分岐部202をこの順に流れるモードである。モードCは、電流が、接地電位、抵抗244、接続点251、ダイオード243d、接続点250b、リアクトル245b、接続点252b、出力端子203b、第1負荷、出力端子203a、接続点252a、リアクトル245a、接続点250a、ダイオード243aおよび分岐部202をこの順に流れるモードである。モードDは、電流が、分岐部202、スイッチング素子242c、接続点250b、リアクトル245b、接続点252b、出力端子203b、第1負荷、出力端子203a、接続点252a、リアクトル245a、接続点250a、スイッチング素子242b、接続点251、抵抗244および接地電位をこの順に流れるモードである。
スイッチング素子242a〜242dのスイッチングにより、第1期間および第2期間が繰り返される。具体的には、PWM制御に基づき第1期間および第2期間の長さが適切に調節される。これにより、第1出力部203の端子203aおよび203bの端子間に、交流電圧(第1出力電圧)Vout1が現れる。そして、第1出力部203から第1負荷に交流電圧Vout1が供給される。
[第2電力変換部270]
第2電力変換部270は、ゲートドライバ271と、スイッチング素子272と、ダイオード273と、リアクトル274とを有している。これらは、降圧チョッパ回路を構成している。
ゲートドライバ271は、ゲートドライバ271に入力された制御信号に応じて、スイッチング素子272をオンオフさせる。
本実施形態では、スイッチング素子272は、MOSFETである。具体的には、スイッチング素子272は、NチャネルMOSFETである。
分岐部202、スイッチング素子272、接続点280、ダイオード273および接地電位はこの順に接続されている。具体的に、接続点280、ダイオード273のカソード、ダイオード273のアノードおよび接地電位はこの順に並んでいる。接続点280、リアクトル274および第2出力部204はこの順に接続されている。
本実施形態の第2電力変換部270の動作の概略は、以下のとおりである。スイッチング素子272がオンである期間(以下、オン期間)において、分岐部202からスイッチング素子272を経由して接続点280へと流れる電流(ドレインソース電流)ISは、正の値をとる。オン期間において、ダイオード273の順方向電流IDは、ゼロである。スイッチング素子272がオフである期間(以下、オフ期間)において、電流ISは、ゼロである。オフ期間において、順方向電流IDは、正の値をとる。オン期間およびオフ期間の両方において、接続点280からリアクトル274を経由して第2出力部204に流れる出力電流ILも、第2出力電圧Vout2も、正の値をとる。つまり、出力電流ILは直流電流であり、第2出力電圧Vout2は直流電圧である。
なお、図2にヒートシンク285が描かれていることは、電力変換回路200が少なくとも1つのヒートシンクを有していることを意味している。本実施形態では、第1電力変換部240および第2電力変換部270は、それぞれヒートシンクを有している。具体的に、電力変換部240および270が有するヒートシンクにはフィンが形成されている。これらのヒートシンクは、吸気領域161と排気領域171を結ぶ直線経路状に設けられている。
本実施形態の基板120では、電力変換回路200および第1電気回路290が、電力変換回路200が第3壁部113の側となり第1電気回路290が第4壁部114の側となるように拡がっている。電力変換回路200が第3壁部113の側に集約されているため、電力変換回路200における電気接続ライン(ワイヤーハーネスなど)が長くなることを防止でき、低コストで回路内蔵箱100を実現することが容易となる。
本実施形態では、短手方向95に関する第3壁部113と第4壁部114との間隔をLとしたとき、電力変換回路200が設けられた領域の80%以上(具体的には90%以上、より具体的には100%)が、第3壁部113から短手方向95に沿って第4壁部114に向かって0.7L進んだ位置よりも第3壁部113側(具体的には0.5L進んだ位置よりも第3壁部113側)に存在する。
本実施形態に係る回路内蔵箱100では、箱体105に、第1電力変換部240および第2電力変換部270が形成された基板120が収納されている。箱体105の第1壁部111および第2壁部112が長手方向99に対向しており、第1壁部111に吸気領域161が形成されており、第2壁部112に排気領域171が形成されており、これにより吸気領域161から排気領域171に向かう好適な(流速が確保された)空気流を形成することができる。また、昇圧コンバータ部210に比べ、第1電力変換部240および第2電力変換部270は、長手方向99に関して吸気領域161に近い位置に設けられており、これにより吸気領域161からの新鮮な空気が供給され易い。このため、本実施形態によれば、吸気領域161から排気領域171に向かう空気流により、大きなコストをかけることなく第1電力変換部240および第2電力変換部270を効率的に冷却することができる。安価な構成により第1電力変換部240および第2電力変換部270の安定動作を維持することが可能となる。
本実施形態では、第2電力変換部270が有するスイッチング素子の数は、第1電力変換部240が有するスイッチング素子の数よりも少ない。また、第1電力変換部240は、フルブリッジインバータであり、第2電力変換部270は、降圧チョッパである。これらの特徴を採用する場合には、第2電力変換部270の温度のピークが第1電力変換部240の温度のピークよりも高くなる傾向にある。これを考慮し、本実施形態では、第1電力変換部240に比べ、第2電力変換部270を長手方向99に関して吸気領域161に近い位置に設けている。このようにすれば、吸気領域161から第2電力変換部270に新鮮な空気を供給し易くなり、第2電力変換部270を好適に冷却することができる。
図2の具体例では、第1電力変換部240の電力変換効率が第2電力変換部270の電力変換効率よりも高くなる蓋然性が高い。このため、第1電力変換部240の発熱量は第2電力変換部270の発熱量よりも小さくなる蓋然性が高い。理由は、以下のとおりである。すなわち、第1電力変換部240は、燃料電池450の発電電力を、商用電力系統に系統連系するための交流電力に変換するものである。そのような変換部の電力変換効率は、高いことが望ましい。そこで、図2の具体例では、高い電力変換効率を得るために、第1電力変換部240をフルブリッジインバータにより構成している。図2に示すように、この具体例に係る第1電力変換部240は、4つのスイッチング素子242a〜242dを有している。一方、第2電力変換部270は、余剰電力を、ヒータに供給するための電力に変換するものである。そのような変換部では、高い電力変換効率を得ることよりも、構成を簡易とすることを優先することができる。そこで、図2の具体例では、第2電力変換部270を、簡易な降圧チョッパにより構成している。図2に示すように、この具体例に係る第2電力変換部270が有するスイッチング素子は、1つのスイッチング素子272のみである。図2のようにすれば、第1電力変換部240のスイッチング素子242a〜242dの夫々にかかる流入電力のピーク値を下げる、および/または、同流入電力の時間平均を小さくすることができる。従って、スイッチング素子242a〜242dにおける発熱を抑えることができる。これに対し、第2電力変換部270は、スイッチング素子272にかかる流入電力のピーク値を下げたり、同流入電力の時間平均を小さくする構成を有していない。
具体例に係る昇圧コンバータ部210、第1電力変換部240および第2電力変換部270の温度を、図3に示す。この具体例では、図2の昇圧コンバータ部210、第1電力変換部240および第2電力変換部270が採用されるものとする。燃料電池450の発電電力の全てが昇圧コンバータ部210に入力されるものとする。第1出力部203から商用電力系統(分電盤)を介して家庭内の第1負荷に第1出力電力が供給されるものとする。第2出力部204から出力される第2出力電力は、余剰電力として扱われ、第2負荷に供給されるものとする。第2電力変換部270は、余剰電力処理用の電力変換部と扱われるものとする。
第1負荷の要求電力が燃料電池450の発電電力以上である場合、この発電電力の全てが第1負荷に供給されることになる(なお、要求電力の不足分は、系統からの買電などで補うことになる)。この場合、第1電力変換部240で燃料電池450の発電電力の全てを電力変換することになる。従って、第1電力変換部240の発熱量は大きくなる。一方、この場合には、第2負荷には電力は供給されない。従って、第2電力変換部270では熱は発生しない。結果として、第1負荷の要求電力が燃料電池450の発電電力以上である場合は、図3の実線L1に示すように、第1電力変換部240の温度が第2電力変換部270よりも高くなる。
第1負荷の要求電力が燃料電池450の発電電力未満である場合、この発電電力の一部のみが第1負荷に供給されることになる。つまり、第1電力変換部240では当該一部のみを電力変換することになる。発電電力の全てを電力変換する場合に比べると、第1電力変換部240の発熱量は小さくなる。一方、この場合には、燃料電池450の発電電力の残部が第2負荷に供給される。第2電力変換部270ではこの残部の電力変換が行われる。このため、第2電力変換部270では熱が発生する。結果として、第1負荷の要求電力が燃料電池450の発電電力未満である場合は、上記一部と上記残部の比率によっては、図3の一点鎖線L2に示すように、第1電力変換部240の温度が第2電力変換部270よりも低くなる。
第1電力変換部240は分岐部202と第1出力部203との間に接続されており、第2電力変換部270は分岐部202と第2出力部204との間に接続されている(つまり、電力変換部240および270は並列接続されている)。このため、第1出力電力と第2出力電力との間には相補的な関係がある。すなわち、第1電力変換部240の熱発生量と第2電力変換部270の熱発生量との間に相補的な関係がある。このため、第1電力変換部240は、自身が大きな熱が発生しているときにおいては第2電力変換部270から焙られ難い。これが、第1電力変換部240の温度が極端に高くなり難い(図3参照)理由である。
[第1電気回路290]
本実施形態では、第1電気回路290は、燃料電池450の補機(ポンプ、弁など)の制御回路である。
[第2電気回路295]
本実施形態では、第1電気回路290以外にも電気回路が存在する。具体的に、基板120には、第2電気回路295が設けられており、第2電気回路295は、制御回路である。第2電気回路295は、第1電力変換部240と第2電力変換部270との間に介在するように拡がることにより、第1電力変換部240と第2電力変換部270とを離間させている。制御回路という発熱量が小さい回路の介在により、第1電力変換部240と第2電力変換部270との間の熱移動を小さくすることができる。第2電気回路295を構成する制御回路もまた、第1電気回路290と同様、燃料電池450の補機(ポンプ、弁など)の制御回路でありうる。
なお、本明細書では、説明の便宜上第1電気回路290と第2電気回路295とを区別しているが、電気回路290および295は、1つのまとまりのある(例えば、ある機能を持つ1まとまりの)回路を構成していてもよい。もちろん、電気回路290および295は、互いに異なる機能を持つ電気回路であってもよい。また、第1電気回路290は、1つのまとまりのある電気回路によって構成されていてもよく、互いに異なる機能を持つ電気回路の集合体であってもよい。この点は、第2電気回路295についても同様である。
[ファン191]
本実施形態では、回路内蔵箱100は、箱体105の外部の空気を吸気領域161に取り込むファン191を有している。このことは、電力変換回路200を冷却する観点から有利である。本実施形態では、ファン191は、吸気領域161を覆うように取り付けられている。本実施形態では、ファン191は、フード192に収納されている。フード192は、箱体105の外部の空気をファン191に導く通気経路を形成している。
なお、回路内蔵箱100は、回路内蔵箱100内の空間(後述の通気路V)の空気を排気領域171から排出するファンを有していてもよい。つまり、ファン191は、排気領域171を覆うように取り付けられていてもよい。また、フード192は省略可能である。
[回路内蔵箱100が室外機パッケージ320の内面322に取り付けられた状態]
図4に示すように回路内蔵箱100は、室外機パッケージ320の内面322と箱体105の底部107との間に側部110が介在するように、内面322に取り付けられる。この取り付けがなされた状態において、箱体105の内部は、吸気領域161から排気領域171に空気を導く通気路Vとして機能する。電力変換回路200、第1電気回路290および第2電気回路295は、通気路Vに露出する。
本実施形態では、室外機パッケージ320と回路内蔵箱100とを有する冷却構造300が構成されている。また、室外機パッケージ320と回路内蔵箱100と燃料電池450とを有する燃料電池システム400が構成されている。燃料電池システム400は、改質器460も有している。
冷却構造300および燃料電池システム400では、室外機パッケージ320の内面322と箱体105の底部107との間に側部110が介在するように、回路内蔵箱100が内面322に取り付けられている。
本実施形態では、吸気領域161よりも排気領域171が上方(鉛直方向の上方)に位置することとなるように、室外機パッケージ320が配置されている。熱は、下から上に上がっていくため、このようにすれば、回路内蔵箱100内からの熱の排出が容易となる。
燃料電池システム400では、箱体105は、室外機パッケージ320の内部空間を、箱体105の内部に拡がる通気路Vと箱体105の外部に拡がる箱体外空間Sとに区画している。排気領域171は、通気路Vと箱体外空間Sとを連通させている。そして、通気路Vから箱体外空間Sに排出された熱は、燃料電池450に供給される。この熱は、燃料電池450に冷却水を供給するための水路、改質器460に水を供給するための水路、燃料電池450の排熱を回収するための水路などにも供給される(これらの水路の図示は省略している)。このようにすれば、燃料電池システム400の排熱回収効率を高めたり、水の凍結を防止したりすることができる。
図4に示す燃料電池システム400では、空気は、吸気口410から室外機パッケージ320内に入り込み、吸気領域161から回路内蔵箱100内に形成された通気路Vに入り込み、回路内蔵箱100内の電力変換回路200などによって温められ、排気領域171を通じて通気路Vから箱体外空間Sへと排出され、燃料電池450および各種水路を温め、その後、ファン425が設けられた排気口420から室外機パッケージ320外へと排出される。なお、図4の例では、排気口420が吸気口410よりも下方(鉛直方向の下方)に設けられている。この構成は、室外機パッケージ320の上方のみならず下方の空間を温めることに適している。このようにすれば、室外機パッケージ320の下方における水の凍結を防止することも容易となる。
95 短手方向
99 長手方向
100 回路内蔵箱
105 箱体
107 底部
110 側部
111 第1壁部
112 第2壁部
113 第3壁部
114 第4壁部
120 基板
161 吸気領域
171 排気領域
191 ファン
192 フード
200 電力変換回路
201 入力部
201a,201b,203a,203b 端子
202 分岐部
203 第1出力部
204 第2出力部
210 昇圧コンバータ部
211a,211b,241a,241b,241c,241d,271 ゲートドライバ
212a,212b,242a,242b,242c,242d,272 スイッチング素子
213 トランス
213t1,216m 一端
213t2,216n 他端
213a,213b,213c 巻線
214a,214b,243a,243b,243c,243d,273 ダイオード
215a,215b,216,219,246 コンデンサ
240 第1電力変換部
244 抵抗
245a,245b,274 リアクトル
250a,250b,251,252a,252b,280 接続点
270 第2電力変換部
285 ヒートシンク
290 第1電気回路
295 第2電気回路
300 冷却構造
320 室外機パッケージ
322 内面
400 燃料電池システム
410 吸気口
420 排気口
425 ファン
450 燃料電池
460 改質器

Claims (8)

  1. 燃料電池を収納する室外機パッケージの内面に取り付けられる回路内蔵箱であって、
    箱体と、前記箱体に収納された基板と、を備え、
    前記箱体は、前記基板が配置され長手方向および短手方向を有する底部と、前記底部に接続された側部と、を有し、
    前記側部は、互いに前記長手方向に対向する第1壁部および第2壁部と、互いに前記短手方向に対向する第3壁部および第4壁部と、を有し、
    前記第1壁部には、穴または切り欠きである吸気領域が設けられており、
    前記第2壁部には、穴または切り欠きである排気領域が設けられており、
    前記基板では、電力変換回路および第1電気回路が、前記電力変換回路が第3壁部の側となり前記第1電気回路が第4壁部の側となるように拡がっており、
    前記電力変換回路は、前記燃料電池が発電した直流電力が入力される入力部と、分岐部と、第1出力部と、第2出力部と、前記入力部と前記分岐部との間に接続され前記分岐部の直流電圧を前記入力部の直流電圧よりも大きくする昇圧コンバータ部と、前記分岐部と前記第1出力部との間に接続された第1電力変換部と、前記分岐部と前記第2出力部との間に接続された第2電力変換部と、を有し、
    前記昇圧コンバータ部に比べ、前記第1電力変換部および前記第2電力変換部は、前記長手方向に関して前記吸気領域に近い位置に設けられている、回路内蔵箱。
  2. 前記第2電力変換部が有するスイッチング素子の数は、前記第1電力変換部が有するスイッチング素子の数よりも少なく、
    前記第1電力変換部に比べ、第2電力変換部は、前記長手方向に関して前記吸気領域に近い位置に設けられている、請求項1に記載の回路内蔵箱。
  3. 前記第1電力変換部は、フルブリッジインバータであり、
    前記第2電力変換部は、降圧チョッパであり、
    前記第1電力変換部に比べ、第2電力変換部は、前記長手方向に関して前記吸気領域に近い位置に設けられている、請求項1または2に記載の回路内蔵箱。
  4. 前記基板では、第2電気回路が、前記第1電力変換部と前記第2電力変換部との間に介在するように拡がっており、
    前記第2電気回路は、制御回路である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の回路内蔵箱。
  5. 前記回路内蔵箱は、前記箱体の外部の空気を前記吸気領域に取り込むファンを有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の回路内蔵箱。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の回路内蔵箱と、
    前記室外機パッケージと、を備え、
    前記内面と前記底部との間に前記側部が介在するように、前記回路内蔵箱が前記内面に取り付けられている、冷却構造。
  7. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の回路内蔵箱と、
    前記室外機パッケージと、
    前記燃料電池と、を備え、
    前記内面と前記底部との間に前記側部が介在するように、前記回路内蔵箱が前記内面に取り付けられている、燃料電池システム。
  8. 電力が供給されると発熱して水を温めることができるように構成されたヒータを備え、
    前記第2出力部から前記ヒータに電力が供給される、請求項7に記載の燃料電池システム。
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