JP2018137847A - Dcモータ - Google Patents
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Abstract
【課題】モータ内部にPTCを配備するに際して、PTCの脱落を防ぐと共に、PTCと端子を確実に接続できるようにする。【解決手段】DCモータ1は、給電端子8とブラシ側端子6とPTC7とをモータ内部側に保持するブラケット3を備え、PTC7の一端側が給電端子8Bに接続され、PTC7の他端側がブラシ側端子6に接続されており、給電端子8Bとブラシ側端子6には、PTC7の接続面7A,7Bに食い込む爪部10,11が突起している。【選択図】図3
Description
本発明は、DCモータに関し、特に、内部にPTC(正特性サーミスタ)が配置されたDCモータに関するものである。
ブラシ付きのDCモータは、過電流保護対策として、PTCを内部に配置したものが知られている。特に、車載用のモータなどでは、過電流によってモータが焼損する可能性を排除することが不可欠であり、その対策として、給電端子とブラシとの配線経路にPTCを直列接続することが一般になされている。
PTCは、所定温度を超えると抵抗が急激に上昇する電流制限素子であり、DCモータにおいては、平板状の素子部品が用いられ、ブラシや給電端子を保持するブラケット内に凹部を設けて、その凹部にPTCを圧入固定することなどがなされている(下記特許文献1参照)。
モータの内部にPTCを配置する場合、PTCの配置状態を目視で確認できないため、ブラケットなどで確実にPTCを保持することが必要になる。しかしながら、前述した従来技術のように、ブラケットに設けた凹部にPTCを圧入しただけでは、モータに衝撃が加わった場合などに、ブラケットからPTCが脱落する虞があり、給電経路が分断されたり、過電流保護対策が十分に機能しなくなったりする問題があった。
また、給電端子やブラシ側の端子とPTCの接続は、端子をバネ材として、PTCの接続面に端子をバネ圧接することが一般になされている。これによると、バネ材を用いることで端子が高価になる問題があると共に、十分なバネ性が得られない場合には、接触不良が生じ易くなる問題があった。
本発明は、このような問題に対処するために提案されたものである。すなわち、モータ内部にPTCを配備するに際して、PTCの脱落を防ぐと共に、PTCと端子を確実に接続できるようにすること、などを課題としている。
このような課題を解決するために、本発明は、以下の構成を具備するものである。
給電端子とブラシ側端子とPTCとをモータ内部側に保持するブラケットを備え、前記PTCの一端側が前記給電端子に接続され、前記PTCの他端側が前記ブラシ側端子に接続されており、前記給電端子と前記ブラシ側端子には、前記PTCの接続面に食い込む爪部が突起していることを特徴とするDCモータ。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の説明で、異なる図における同一符号は同一部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
図1において、DCモータ1は、フレーム2と、ブラケット3と、フレーム2とブラケット3に軸支された回転子4を備えている。回転子4は、フレーム2に設けられる軸受20とブラケット3に設けられる軸受30に軸支される回転軸40を備え、回転軸40に固定されたアマチャコア41、アマチャコア41に巻き回されたコイル42、コイル42の端部が接続する整流子43をフレーム2の内部に備えている。
フレーム2の内面には、マグネット21が固定されている。マグネット21は、アマチュアコア41との間に隙間を介して配置されており、回転軸40の回りに複数の磁極を有している。
ブラケット3は、図2に示すように、中心部に前述した軸受30が取り付けられていると共に、ブラシ5(5A,5B)と、ブラシ側端子6と、PTC7と、給電端子8(8A,8B)を保持している。ブラシ5(5A,5B)は、整流子43に接触しており、各ブラシ5A,5Bは、導電性の板バネ9A,9Bによって整流子43側に付勢されている。そして、一方のブラシ5Aは、一方の給電端子8Aに板バネ9Aを介して通電しており、他方のブラシ5Bは、他方の板バネ9Bとブラシ側端子6とPTC7を介して他方の給電端子8Bに通電している。ブラシ5(5A,5B)は、カーボンブラシ或いは金属製ブラシを用いることができる。
PTC7は、所定の厚さを有する板状体であり、一対の表面に接続面7A,7Bが形成されている。PTC7は、給電端子8Bからブラシ5Bに至る給電経路内に直列接続されており、 PTC7の一端側が給電端子8Bに接続され、PTC7の他端側がブラシ側端子6に接続されている。
ブラケット3は、樹脂成形部品であり、凹部或いは穴部によって、給電端子8(8A,8B),PTC7,ブラシ側端子6の保持部31,32,33を備えている。PTC7の保持部32は、矩形断面のPTC7を上から挿入できる枠状に形成されており、また、PTC7を挿入することで、乗り越え嵌合して上からPTC7を抑えるスナップフィット構造の抑え部32Aを備えている。
図3及び図4に示すように、PTC7に接続する給電端子8Bとブラシ側端子6は、PTC7の接続面7A,7Bに食い込む爪部10,11を備えている。爪部10,11は、ブラケット3におけるPTC7の保持部32内に突起しており、保持部32にPTC7を挿入することで、爪部10,11が接続面7A,7Bにそれぞれ食い込む。また、爪部10,11は、PTC7を保持部32から引き抜く方向に対して略直交する抜け止め面10A,11Aを備える抜け止め形状を有している。
このようなDCモータ1によると、PTC7は、給電端子8Bとブラシ側端子6が備える爪部10,11に食い込んだ状態でブラケット3の保持部32に保持されるので、DCモータ1に大きな振動や衝撃が加わった場合にもPTC7がブラケット3から脱落することを抑止することができる。これによって、安定した通電経路の確保が可能になると共に、PTC7を介した通電による過電流防止機能を適正に発揮することができる。
図示の例では、給電端子8Bと接続する接続面7AはPTC7の一面側にあり、ブラシ側端子6と接続する接続面7BはPTC7の他面側にある。これにより、PTC7に食い込む爪部10,11が対向することになり、効果的にPTC7の抜け止めを実現することができる。
前述した実施形態は、給電端子8Bとブラシ側端子6をブラケット3に確実に保持することで、より高いPTC7の抜け止め効果を得ることができる。そのためには、ブラケット3に凸部を設け、その凸部に係合する孔部を給電端子8Bやブラシ側端子6に設けて、孔部に凸部を係合した後に凸部を熱溶融するなどの抜け止め構造を採用してもよい。
本発明の実施形態に係るDCモータ1は、各種の用途に適用でき、安全性の高いモータ駆動を実現することができる。特に、車載用のモータとしては有効であり、図5に示すように、車両MのシートSに内蔵する車載用振動アクチュエータBなどに用いることで、PTCの脱落を抑止した安全性の高い動作が実現可能になる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
1:DCモータ,2:フレーム,3:ブラケット,4:回転子,
5(5A,5B):ブラシ,6:ブラシ側端子,
7:PTC,7A,7B:接続面,
8(8A,8B):給電端子,9A,9B:板バネ,
10,11:爪部,10A,11A:抜け止め面
20,30:軸受,21:マグネット,40:回転軸,
41:アマチャコア,42:コイル,43:整流子,
31,32,33:保持部,32A:抑え部
5(5A,5B):ブラシ,6:ブラシ側端子,
7:PTC,7A,7B:接続面,
8(8A,8B):給電端子,9A,9B:板バネ,
10,11:爪部,10A,11A:抜け止め面
20,30:軸受,21:マグネット,40:回転軸,
41:アマチャコア,42:コイル,43:整流子,
31,32,33:保持部,32A:抑え部
Claims (4)
- 給電端子とブラシ側端子とPTCとをモータ内部側に保持するブラケットを備え、
前記PTCの一端側が前記給電端子に接続され、前記PTCの他端側が前記ブラシ側端子に接続されており、
前記給電端子と前記ブラシ側端子には、前記PTCの接続面に食い込む爪部が突起していることを特徴とするDCモータ。 - 前記ブラケットは、前記PTCを挿入する保持部を備え、
前記PTCを前記保持部に挿入することで、前記爪部が前記PTCの接続面に食い込み、前記爪部は抜け止め形状を有することを特徴とする請求項1記載のDCモータ。 - 前記保持部には、前記PTCを挿入することで乗り越え嵌合する抑え部が設けられることを特徴とする請求項2記載のDCモータ。
- 前記給電端子と接続する接続面は前記PTCの一面側にあり、前記ブラシ側端子と接続する接続面は前記PTCの他面側にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のDCモータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017029378A JP2018137847A (ja) | 2017-02-20 | 2017-02-20 | Dcモータ |
CN201810153901.2A CN108462331A (zh) | 2017-02-20 | 2018-02-22 | 直流马达 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017029378A JP2018137847A (ja) | 2017-02-20 | 2017-02-20 | Dcモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=63216534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017029378A Pending JP2018137847A (ja) | 2017-02-20 | 2017-02-20 | Dcモータ |
Country Status (2)
Country | Link |
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JP (1) | JP2018137847A (ja) |
CN (1) | CN108462331A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0638657A (ja) * | 1992-07-23 | 1994-02-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 正特性サーミスタ発熱体装置およびその製造方法 |
JPH0795746A (ja) * | 1993-06-15 | 1995-04-07 | Mabuchi Motor Co Ltd | 小型モータ |
JPH07107722A (ja) * | 1993-09-29 | 1995-04-21 | Mabuchi Motor Co Ltd | 小型モータ |
JPH07163096A (ja) * | 1993-10-22 | 1995-06-23 | Johnson Electric Sa | ブラシ組立体 |
JPH0742557U (ja) * | 1993-12-27 | 1995-08-04 | 自動車電機工業株式会社 | アクチュエータ |
-
2017
- 2017-02-20 JP JP2017029378A patent/JP2018137847A/ja active Pending
-
2018
- 2018-02-22 CN CN201810153901.2A patent/CN108462331A/zh active Pending
Patent Citations (5)
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JPH0742557U (ja) * | 1993-12-27 | 1995-08-04 | 自動車電機工業株式会社 | アクチュエータ |
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---|---|
CN108462331A (zh) | 2018-08-28 |
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