JP2018136317A - 中性子線量測定用素子及び中性子線量の測定方法 - Google Patents

中性子線量測定用素子及び中性子線量の測定方法 Download PDF

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Kiyomitsu Shinsho
古場裕介
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Abstract

【課題】同じ場所での測定が実施でき、誤差が生じず、手間や精度に問題が生じにくい、中性子線量測定用素子及び中性子線量の測定方法を提供することにある。【解決手段】CaSO4:X(式中、Xは希土類又はMnを示し、Xの添加量は化合物全体中0.01mol%から1mol%である)で表される化合物を主成分としてなる、中性子線量測定用素子、及び中性子線量測定用素子を用いてなる中性子線量の測定方法であって、特に特定の線種を遮ることなく上記中性子線量測定用素子に放射線を照射する照射工程と、照射工程の終了後の上記中性子線量測定用素子を加熱してグロー曲線を得る熱蛍光検出工程と、得られたグロー曲線から中性子線量を検出する線量検出工程とを具備し、上記熱蛍光検出工程における加熱の速度が0.01〜1℃/秒であることを特徴とする中性子線量の測定方法。【選択図】なし

Description

本発明は、特定の成分を用いた熱蛍光特性を利用した中性子線量測定用素子及び中性子線量の測定方法に関する。
従来の熱蛍光体による中性子検出は、主に既存の熱蛍光素子と中性子捕獲断面積の大きい6Liや10B、Gdなどの中性子の核反応によって生じるα線やβ線、γ線等の二次放射線を利用した手法が行われてきた。
例えば、特許文献1には一つの熱蛍光線量測定素子で、ガンマ線及び中性子線を他の放射線と分別して、その照射量を定量評価する方法として、CaF粉末に、0.06重量%のTb粉末、0.03重量%のSm粉末及び0.36重量%のGd粉末を均一に混合し、この混合粉末を型枠に充填して円板状に加圧成形し、さらに、1100℃で2時間、大気雰囲気中で焼結してなる、熱蛍光線量測定素子の焼結体を用いる測定方法が提案されている。
特開2008-256404号公報
しかし、上述の提案にかかる測定方法ではγ線と中性子線との分別までは達成できておらず、中性子のみを測定するには、他の線種との弁別が不可欠であった。そのため、中性子線に感度を有する熱蛍光体(中性子とその他の線種を含んだ線量測定)と、感度を持たない熱蛍光体(中性子以外の線量測定が可能)を用いて、その差から中性子束または、線量を導出する手法がもちいられており、そのため、二つの素子を同時に利用しなければならないという問題があった。
さらにこの問題から、厳密には同じ場所での測定が実施できないため、無視できない程度の誤差が生じる可能性があった、使用する二つの熱蛍光体それぞれに、感度補正、線量変換テーブルの作成、再現性などの補正項が生じるため、手間や精度に問題が生じやすい等の問題があった。
したがって、本発明の目的は、同じ場所での測定が実施でき、誤差が生じず、手間や精度に問題が生じにくい、中性子線量測定用素子及び中性子線量の測定方法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するものであり、下記発明を提供するものである。
1.CaSO:X(式中、Xは希土類又はMnを示し、Xの添加量は化合物全体中0.01mol%から1mol%である)で表される化合物を主成分としてなる、中性子線量測定用素子。
2.1記載の中性子線量測定用素子を用いてなる中性子線量の測定方法であって、
特に特定の線種を遮ることなく上記中性子線量測定用素子に放射線を照射する照射工程と、 照射工程の終了後の上記中性子線量測定用素子を加熱してグロー曲線を得る熱蛍光検出工程と、得られたグロー曲線から中性子線量を検出する線量検出工程とを具備し、上記熱蛍光検出工程における加熱の速度が0.01〜1℃/秒であることを特徴とする中性子線量の測定方法。
本発明に係る中性子線量測定用素子は、同じ場所での測定が実施でき、誤差が生じず、手間や精度に問題が生じにくい、ものである。
また、本発明の中性子線量の測定方法によれば、1回の測定で正確に誤差なく、簡易且つ簡便に中性子線の測定を行うことができる。
図1は、実施例1において、中性子線・γ線混在照射を行った際のグロー曲線を示すグラフである。 図2は、実施例2におけるアニール処理の温度を変えて得られた中性子線量測定用素子の熱蛍光の再現性を示すチャートである。 図3は、実施例2におけるアニール処理の温度を変えて得られた中性子線量測定用素子の熱蛍光感度を示すチャートである。 図4は、実施例2におけるアニール処理の温度を変えて得られた中性子線量測定用素子のグローピークを示すチャートである。 図5は、実施例2におけるアニール処理温度700℃の中性子線量測定用素子のグローピークを示すチャート(試験例)である。
以下、本発明の熱蛍光体及び中性子線・γ線弁別測定法について詳述する。
本発明の中性子線量測定用素子は、CaSO:X(式中、Xは希土類又はMnを示し、Xの添加量は化合物全体中0.01mol%から1mol%である)で表される化合物を主成分としてなるものである。
以下、詳細に説明する。
(主成分)
本発明において主成分として用いられる上記化合物は、上述の通り、CaSO:X(式中、Xは希土類又はMnなどの遷移金属を示し、Xの添加量は化合物全体中0.01mol%から1mol%である)で表される化合物である。これらの化合物としては、通常市販されているものをそのまま用いてもよく、また配合比などを後述する製造方法により適宜調整してなる化合物を用いることもできる。
上記Xとして用いられる上記希土類としては、Tm、Dy、Sm、Eu、Tb等を挙げることができる。また、Xの添加量は化合物全体中0.01mol%から1mol%であるが、好ましくは0.05mol%から0.2mol%が望ましい。
また、後述する製造方法におけるアニール処理により上記化合物の結晶構造に変化が生じるか、または空気中の水と反応SO4 2-+H2O→H2SO4+O2-→O2-+SO3↑+H2O↑(Kiyomitsu Shinsho et.al., J.Appl.Phys.100,093514(2006))が生じるためなるべく高温でのアニール処理を行ったもの、特に600℃以上900℃以下の温度でアニール処理を行ったものが好ましい。このように高温でアニール処理を行った場合には、化合物の化学構造式における差異はなく、通常の分析では明確な差異を認めることはできない。しかし、後述する実施例において示すように、その機能においては明確な差異があり、アニール処理を600℃以上の温度で行ったものが特に好ましい。
CaSOの添加物が異なると熱蛍光波長が異なるが、上述のXはそれぞれ共通の捕獲準位を有している。すなわち、Xは発光準位となる働きを持つため熱蛍光波長に違いが生じるが、上述のXを用いる限りは、Xによって生成される捕獲準位の種類はXの種類に依存しにくいので、上述のXとして挙げられる各成分を用いることができる。
(第3成分)
本発明の中性子線量測定用素子には、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で通常熱蛍光体に含有される種々成分(化合物)を適宜添加、混合することができる。たとえば、10B、Li、Li等の中性子捕獲材を用いることができる。
(製造方法)
上記の本発明において主成分として用いられる上記化合物は、例えば、原料であるCaSOに対し、Tm等のXの供給源である原料成分所定量を添加し、硫酸を加え、加熱溶解したのち硫酸を蒸発させるなどして製造することができる。具体的には以下の各工程を行うことにより得ることができる。
CaSO中とXの供給源である原料成分と酸成分(硫酸など)とを混合する混合工程、
混合終了後、加熱処理を行う加熱工程、及び
加熱処理後にさらにアニール処理を行うアニール工程。
上記混合工程においては、単に各成分を撹拌混合するのみではなく、加熱して撹拌混合するのが好ましい。この際の混合時の温度は200〜300℃とするのが、各成分の混合を促進する観点から好ましい。混合時間は特に制限されないが、混合液が透明になるまで撹拌混合を行うのが好ましい。
また、加熱工程における加熱温度は、200〜300℃とするのが好ましい。また加熱時間は硫酸などの酸成分が蒸散しなくなるまでとするのが好ましい。
また、アニール工程におけるアニール温度は、400℃以上とするのが好ましく、500℃以上とするのがさらに好ましく、500℃よりも高い温度とするのが最も好ましい。また、アニール処理時間は1〜3時間とするのが好ましい。
また、アニール処理の後、粒径の調整を行うのが好ましい。具体的にはふるいにかけると共に、大きい粒子はすりつぶしてさらにふるいにかける粒径調整工程を行うのが好ましい。中性子と10B、Li、Li等の中性子捕獲材との核反応により生じたα線等を捕獲する場合、結晶の表面でそのエネルギーが捕獲される。そのため、結晶の表面積は中性子感度をコントロールする要因と考えられる。これにより、使用態様にもよるものの粒径を250μm以下とするのが好ましい。ここで粒径とは、いわゆる最大粒径のことであり、ふるいの径を250μmとすることでこれよりも径の大きい粒子を除外することができ、このようにふるいにかけることで規定できる。
<中性子線量測定方法>
また、本発明の中性子線量の測定方法は、上記の本発明の中性子線量測定用素子を用いてなる中性子線量の測定方法であって、
特に特定の線種を遮ることなく上記中性子線量測定用素子に放射線を照射する照射工程と、
照射工程の終了後の上記中性子線量測定用素子を加熱してグロー曲線を得る熱蛍光検出工程と、
得られたグロー曲線から中性子線量を検出する線量検出工程とを行うことにより実施できる。
以下、詳述する。
<照射工程>
上記照射工程は、中性子線と他の放射線(おもにγ線)とを分離することなく、上記中性子線量測定用素子に放射線(群)を照射する工程であり、その時間や照射する面積は測定用途に応じて任意である。なお、本明細書において「照射」とは、何らかの線源から人工的に照射する場合の他、自然にまたは人工物の周辺に存在する中性子線を検出するために環境下に設置して被ばくさせる場合も含む。
<熱蛍光検出工程>
上記熱蛍光検出工程における加熱の速度は、0.01〜1℃/秒であり、この範囲とすることで中性子線と他の線種とを分離せずともグロー曲線上の線種の差異が生じる。昇温速度が遅いことで、素子の温度と熱蛍光量の関係を正確に把握できるため、グロー曲線の線質依存性を明らかにすることができ、かつ、利用することを可能にした。昇温速度が遅い方が正確な測定は行えるが、単位時間当たりの熱蛍光量が小さくなること、測定時間が長くなることから、0.01〜0.4℃/秒であることが望ましい。
<線量検出工程>
文献(Kiyomitsu Shinsho et. al, J. Appl. Phys., vol.97, 123523-1-4, 2005)記載の手法を用いてグロー曲線のメインピークの成分を特定することにより中性子線の線量を特定することができる。
以下、本発明について実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら制限されるものではない。
〔実施例1〕
CaSO:Tm,Li(UD-136N Panasonic)とCasO:Tm,Li(UD-137N Panasonic)に中性子発生用加速器 NASBEE を用い、中性子の照射を行った。昇温速度を0.1℃・s-1としグロー曲線の測定を行った。その結果を図1に示す。
図 1 に中性子、γ線混在照射を行ったCaSO4:Tm,6LiとCaSO4:Tm,7Li のグロー曲線を示す。CaSO4:Tm,6LiとCaSO4:Tm,7Liのグローピーク温度は 218℃ で同一であったが、半値幅に違いが見られた。PanasonicのUD-136NとUD-137Nのアニール温度は400℃である。
今回の結果は6Li(n,α)3H反応で生じたα線によって生成された電子の捕獲準位とその効率が、γ線によるものと異なることを示唆した。そこで、合成したCaSO:Tm (700℃アニール)に対してα線とγ線を照射したところ、グロー曲線の形状は図1と同様に変化した。
このことから、CaSO:TmにLiなどの中性子−α コンバータを混合させると、グロー曲線の形状から中性子線の線量を導出できることが示された。エックス線やガンマ線を照射した場合、グロー曲線の形状に変化は見られず、強度のみが変化する。ここに、α線による寄与が加わるとグロー曲線の形状が変化し、その変化量から中性子線量を見積もることができる。
〔実施例2〕
CaSO中のTmの添加量が0.1mol%の時、TLの発光効率が最も高いとされているので、添加量が0.1mol%となるように、高純度のCaSO 10 gとTm 0.027gを電子天秤で計量し、混合した。その後、硫酸140 mlを加え、よく撹拌し、混合液を得た。得られた混合液をホットプレートで加熱し、初めはガラス棒で撹拌しながら300℃ で加熱し、白濁した混合液が透明になるまで撹拌を続けた(混合工程)。
混合液が透明になったら、ホットプレートの温度を500℃ まで上げ、硫酸が蒸発するまでさらに加熱した。その際、有毒な亜硫酸ガスが発生するため、作業は陰圧キャビネット内で行った(加熱工程)。
加熱終了後、得られたCaSO:Tmを電気炉で加熱してアニール処理を行い、残留硫酸を完全に蒸発させた。なお、アニール処理の温度は、400℃、500℃、及び700℃の3種行った。アニール処理時間は2時間とした。その後、得られたアニール処理物を振るい(アズワン株式会社製、商品名「MVS―1」)にかけて250μm以下に粒径を揃えた。大きい粒子はすり鉢で小さく砕いた後再度振るいにかけた。完成した粒径250μm以下のCaSO:Tm(化合物)をもって本発明の中性子線量測定用素子とした。
(再現性・感度)
得られた中性子線量測定用素子40 mgを計量し、白金パンに移した。X線照射装置(mediXtec Japan製、商品名「MX―80eco」改)を用いてX線の照射を行った。照射条件は管電圧80 kV, 管電流1.25 mA, 時間300 secとした。照射後は中性子線量測定用素子の線量分布を均等にするため、撹拌した。それぞれ照射から測定までを4回繰り返した。ついで中性子線量測定用素子を暗室内にて加熱し(徐々に昇温することで加熱)、その際の発光をカメラで観測することで蛍光を測定した。その結果を図2に示す。
また、その際の感度について図3に、グロー曲線における縦軸をTL地で相対化した相対値を示すチャートを図4に示す。
図2に示す結果から明らかなように、アニール温度が400℃と550℃のものに比して700℃のアニール温度でアニール処理を行ったものは高い再現性(約10%の誤差範囲内)を示した。また、図3に示す結果から明らかなように、700℃のアニール温度でアニール処理を行ったものは高い感度を示した。また、図4に示すように、いずれの温度でアニール処理したものもグローピーク温度は80℃付近、110℃付近、220℃付近に観測された。アニール温度の変化によりグロー曲線の形状は大きく変化し、サブピーク温度は100℃付近で一致しているが、メインピーク温度はアニール温度が高いほど高温側に遷移した。また、半値幅についてはアニール温度400℃のものが広く、550℃のもの、700℃のものは狭かった。サブピーク強度については400℃のものが最も高く、700 ℃のものがメインピークに比して最も低くなった。
(直線性)
また、アニール温度700℃の中性子線量測定用素子について、照射を行った。照射のは、4MBqの241Am線源を使用した。241Amは半減期432.2年でα崩壊して237Npとなる。241Amのα線のエネルギーは5.4 MeV、γ線の放射線エネルギーは低く0.06 MeVであるため、優れたα線源として、また低エネルギーγ線源として広く用いられている。α線・γ線の混在照射と、0.7mm厚の紙片でα線を遮蔽することによるγ線の照射の2種類の照射を行い、それぞれの線質について測定を行った。線量分布の偏りを低減するため、測定前に白金パン内の素子はよく撹拌した。照射から測定までの時間は2時間とした。その結果、高い直線性が認められた。
〔試験例〕
実施例2で得られたアニール温度700℃の中性子線量測定用素子に照射を行った。照射は、α線とγ線の混在照射であり、241Am α線源を用いた。また照射に際してはアルファ線を除去する紙を所定時間介在させることにより4種類の照射を行った。すなわち、全体で1時間の照射を行い、そのうち紙の介在を、0秒、20秒、1分、1時間として、それぞれ照射を行った。
照射後の中性子線量測定用素子は、線量分布を均一にするため撹拌し、冷暗所で2時間保存した後、測定を行った。測定の昇温速度は0.1℃ /secとし、グロー曲線を精密に測定した。その結果を図5に示す。
図5に示す結果から明らかなように、γ線量を一定でα線量を増加させた照射では、いずれの場合もグローピーク温度は80℃付近、110℃付近、220℃付近に観測された。また、α線量の割合の増加に伴いメイングローピークの半値幅は62.12 から59.96 まで減少し、サブピーク/メインピークのTL強度比は0.18から0.42まで2倍以上の顕著な増加が観測された。また、γ線の照射時間が長くなるほど、ピーク強度比は緩やかに減少することがわかる。この結果から、本発明の中性子線量測定用素子の低温側のグローピークの強度を計測することでα線の混在率を算出することができるため、中性子線量測定用素子として優れた特性を有することがわかる。

Claims (2)

  1. CaSO:X(式中、Xは希土類又はMnを示し、Xの添加量は化合物全体中0.01mol%から1mol%である)で表される化合物を主成分としてなる、中性子線量測定用素子。
  2. 請求項1記載の中性子線量測定用素子を用いてなる中性子線量の測定方法であって、
    特に特定の線種を遮ることなく上記中性子線量測定用素子に放射線を照射する照射工程と、
    照射工程の終了後の上記中性子線量測定用素子を加熱してグロー曲線を得る熱蛍光検出工程と、
    得られたグロー曲線から中性子線量を検出する線量検出工程とを具備し、
    上記熱蛍光検出工程における加熱の速度が0.01〜1℃/秒であることを特徴とする中性子線量の測定方法。

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