JP2018135244A - 水素利用システム - Google Patents

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Kenyu Takeda
憲有 武田
繁 飯山
Shigeru Iiyama
繁 飯山
麻生 智倫
Tomonori Aso
智倫 麻生
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Abstract

【課題】複数の水素生成装置を備えていてもオフガスの分流を不要とした、安定して運用できる水素利用システムを提供する。【解決手段】水素生成装置100a〜100cで生成された水素含有ガスが精製機210と燃料電池220とを備えた水素含有ガス利用機器200に供給されるように、複数の水素生成装置100a〜100cと精製機210とを接続する水素含有ガス供給流路5a〜5cと、水素生成装置100cの改質器8cを加熱する燃焼器4cに燃料電池220から排出されるオフガスが供給されるように、燃料電池220と燃焼器4cとを接続するオフガス流路6と、制御器300とを備え、制御器300は、改質器8cが所定の温度範囲となるように、燃料電池220における水素利用量を調整する。【選択図】図1

Description

本発明は、炭化水素を改質して水素含有ガスを生成する水素生成装置を複数台連携させて生成した水素含有ガスを利用する水素含有ガス利用機器を備える水素利用システムに関するものである。
水素含有ガス利用機器が用いる水素含有ガスは一般的なインフラガスとして整備されていない。このため、水素利用システムは、改質器を有する水素生成装置を備える。改質器では、一般的なインフラである都市ガス、液化石油ガス、あるいは天然ガス等の炭化水素から、水素含有ガスが改質反応により生成される。改質反応は、例えば、水蒸気改質反応が用いられている。
この水蒸気改質反応では、原料となる炭化水素と水蒸気とをNi系、Ru系またはRh系等の改質触媒を用いて、600℃〜700℃程度の高温で反応させることにより、水素を主成分とした水素含有ガスが生成される。
また、通常は原料に硫黄成分が含まれ、改質触媒を劣化させるため、改質器の上流側に脱硫器を設置する。また、改質器を水蒸気改質反応に必要な温度にするため、燃焼器で改質器を加熱している。また、改質器では副反応として一酸化炭素を生成する。
水素含有ガス利用機器として最も一般的な、固体高分子型燃料電池を備える場合、一酸化炭素が燃料電池のアノード触媒を被毒して電圧を低下させるため、CO除去器を改質器の下流側に備える。CO除去器では、一酸化炭素と水蒸気を反応させ一酸化炭素を低減するCO変成触媒と、一酸化炭素と酸素を反応させて一酸化炭素を除去する選択酸化触媒を備える。
ところで、水素生成装置に求められる水素含有ガス生成量は、水素含有ガス利用機器の要求する水素含有ガス量に応じて決まり、その水素含有ガス量は例えば3NLM程度から200NLM程度まで様々である。
これに都度対応するためには、3〜10NLM程度の水素含有ガス生成能力を有する水素生成装置を複数台並列に設置することで、水素含有ガス利用機器が要求する水素含有ガス量を生成することができる(例えば、特許文献1参照)。
図4は特許文献1に記載された水素利用システムの構成を示すブロック図である。
図4に示すように従来の水素利用システムでは、複数の改質器R1、R2、R3を用いて水素含有ガスを生成し、水素含有ガスを水素含有ガス利用機器である燃料電池F0に供給する。
燃料電池F0から排出された水素利用後のオフガスは、オフガス流路16−1、16−2、16−3を経由して加熱器である燃焼器B1、B2、B3に分流して供給され、それぞれの燃焼器B1、B2、B3においてオフガスの燃焼で発生する熱によって、改質器R1、R2、R3をそれぞれ加熱する。
特開2013−105706号公報
しかしながら、前記従来の技術では、燃料電池F0から排出される水素利用後のオフガスを、複数の燃焼器B1、B2、B3に分流させて供給するよう構成されている。それぞれの燃焼器は、加熱量を調整して改質器R1、R2、R3を適温に保つ必要があり、各燃焼器の加熱量を別個に制御するために、供給するオフガス流量を個別に調整する燃焼ガス弁Vb1、Vb2、Vb3を各燃焼器に備える。
しかしオフガス流路16−1、16−2、16−3は分流を行う構成のため、複数の燃焼器へ供給するオフガスの流量を同時に調整することによって流量干渉が生じ、オフガスの流量が不安定になる。オフガスの流量が不安定に変動する場合、改質器の温度も適温に保たれず変動し、これによって水素利用システムを安定して運転できないという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、複数の水素生成装置を備えていてもオフガスの分流を不要とした、安定して運用できる水素利用システムを提供することを目的とする。
従来の課題を解決するために本発明の水素利用システムは、原料と水から改質により水素含有ガスを生成する複数の水素生成装置と、水素含有ガスを利用する水素含有ガス利用機器と、複数の水素生成装置で生成された水素含有ガスが水素含有ガス利用機器に供給されるように、複数の水素生成装置と水素含有ガス利用機器とを接続する水素含有ガス供給流路と、複数の水素生成装置のうちの一台の特定水素生成装置を加熱する一台の特定燃焼器に水素含有ガス利用機器から排出される水素含有ガス利用後のオフガスが供給されるように水素含有ガス利用機器と特定燃焼器とを接続するオフガス流路と、制御器とを備え、制御器は、特定水素生成装置が水素含有ガスを生成する時に、特定水素生成装置が特定燃焼器によって所定温度範囲に加熱されるように、水素含有ガス利用機器の水素利用量を調節するように構成されているものである。
これによって、複数の水素生成装置に対するオフガスの分流が不要になり、流量干渉を回避して、オフガスを安定した流量で供給することができる。
本発明の水素利用システムは、複数の水素生成装置を備えていてもオフガスの分流が不要であり、分流によって生じる流量干渉を回避することで、安定して動作することができる。さらに、本発明の水素利用システムは、動作が不安定となってシステムが停止することを回避でき、これによって稼働率を高くし、運用による経済メリットをより大きくすることができる。
本発明の実施の形態1における水素利用システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態2における水素利用システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3における水素利用システムの構成を示すブロック図 特許文献1に記載された従来の水素利用システムの構成を示すブロック図
第1の発明は、原料と水から改質により水素含有ガスを生成する複数の水素生成装置と
、水素含有ガスを利用する水素含有ガス利用機器と、複数の水素生成装置で生成された水素含有ガスが水素含有ガス利用機器に供給されるように、複数の水素生成装置と水素含有ガス利用機器とを接続する水素含有ガス供給流路と、複数の水素生成装置のうちの一台の特定水素生成装置を加熱する一台の特定燃焼器に水素含有ガス利用機器から排出される水素含有ガス利用後のオフガスが供給されるように水素含有ガス利用機器と特定燃焼器とを接続するオフガス流路と、制御器とを備えた水素利用システムであって、制御器が、特定水素生成装置が水素含有ガスを生成する時に、特定水素生成装置が特定燃焼器によって所定温度範囲に加熱されるように、水素含有ガス利用機器の水素利用量を調節するものである。
これによって、複数の水素生成装置に対するオフガスの分流が不要になり、流量干渉を回避することで、オフガスを安定した流量で供給し、水素利用システムを安定して運用することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の水素利用システムにおいて、水素含有ガス利用機器が、第1水素含有ガス利用機器と、第2水素含有ガス利用機器との2段で構成され、複数の水素生成装置で生成された水素含有ガスが第1水素含有ガス利用機器に供給され、第1水素含有ガス利用機器で生成されるオフガスが第2水素含有ガス利用機器に供給されるように接続されるものである。
これによって、第1水素含有ガス利用機器で水素を利用した後の水素を更に、第2水素含有ガス利用機器で利用し、水素の利用率をより高くすることができるようになる。これによって、水素生成装置の台数を多く備える水素利用システムの場合でも、オフガスの熱量を、特定水素生成装置を所定の温度範囲に加熱するために適切な熱量に調整することができ、より大容量の水素利用システムを構成することができる。
第3の発明は、特に、第2の発明の水素利用システムにおける制御器が、特定水素生成装置が水素含有ガスを生成する時に、特定水素生成装置が特定燃焼器によって所定温度範囲に加熱されるように、第2水素含有ガス利用機器の水素利用量を調節するものである。
これによって、第1水素含有ガス利用機器において、外部からの要求に応じて必要水素量を利用した後で、第2水素含有ガス利用機器での水素利用量を調整することで、オフガスの熱量を、特定水素生成装置の温度を所定の温度範囲に保つために適切な熱量に調整でき、要求に応じた柔軟な水素利用システムの運用ができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の水素利用システムにおいて、水素含有ガス利用機器を、複数の水素生成装置から供給された水素含有ガス中の不純物を取り除いた製品ガスと、オフガスとを生成する精製機としたものである。
これによって、複数の水素生成装置に対するオフガスの分流がない簡易な構成で、オフガスを安定した流量で供給し、安定して高純度水素を供給することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明の水素利用システムにおいて、水素含有ガス利用機器を、複数の水素生成装置から供給された水素含有ガスを用いて発電を行う燃料電池としてものである。
これによって、複数の水素生成装置に対するオフガスの分流がない簡易な構成で、オフガスを安定した流量で供給し、安定して電力を供給することができる。
第6の発明は、第2の発明または第3の発明の水素利用システムにおいて、第1水素含
有ガス利用機器を、複数の水素生成装置から供給された水素含有ガスから不純物を取り除いた製品ガスと、オフガスとを生成する精製機とし、第2水素含有ガス利用機器を、精製機から供給されるオフガスを用いて発電を行う燃料電池としたものである。
これによって、第1水素含有ガス利用機器で、高純度水素を製造し外部に供給するとともに、第2水素含有ガス利用機器によって外部に電力を供給することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における水素利用システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態の水素利用システム400は、改質器8a〜8cと、燃焼器4a〜4cと、原料供給器1a〜1cと、水供給器2a〜2cと、燃料供給器3a〜3bとを備えた水素生成装置100a〜100cと、第1水素含有ガス利用機器である精製機210と、第2水素含有ガス利用機器である燃料電池220とを備えた水素含有ガス利用機器200と、水素含有ガス供給流路5a〜5cと、オフガス流路6と、制御器300とを備えている。
ここで、これらの構成要素の符号の添え字について、改質器8a〜8cを例に挙げて説明する。8aは1つ目の改質器を指し、8cは3つ目の改質器を指している。
したがって、改質器8a〜8cと記述した場合は、1つ目から3つ目までの3台の改質器を指す。一方でいずれの改質器でもよい場合を説明するときには、単に改質器8と記述する。
改質器8は、原料及び水蒸気を用いて改質反応により水素含有ガスを生成する。本実施の形態では、原料に、メタンを主成分とする都市ガスを用いた。本実施の形態の改質反応は、都市ガスと水蒸気を反応させる水蒸気改質を用いた。改質器8a〜8cの内部には改質触媒(図示せず)が搭載さている。
加熱器である燃焼器4a〜4cは、原料ガスまたはオフガスを燃焼させ、燃焼によって発生した熱を改質器8a〜8cにそれぞれ供給し、水蒸気改質反応を進行させる。
原料供給器1a〜1cは、水蒸気改質反応の原料である都市ガスを、改質器8a〜8cにそれぞれ供給するポンプである。
水供給器2a〜2cは、水蒸気改質反応の原料である水を、改質器8a〜8cにそれぞれ供給するポンプである。
燃料供給器3a〜3bは、燃焼器4a〜4bに備えられ、燃料を燃焼器4a〜4bにそれぞれ供給するポンプである。燃料は本実施の形態では、メタンを主成分とする都市ガスを用いた。
精製機210は、水素生成装置100a〜100cから排出された水素含有ガス中の不純物ガスを取り除いた高純度の水素を精製するもので、本実施例では水素選択透過膜分離装置である。
燃料電池220は、水素含有ガスを用いて発電する燃料電池であり、精製機210から
排出される水素含有ガスと、空気中の酸素から、電気化学反応によって発電する。
制御器300は、水素利用システム400の運転を制御する。制御器300は、信号入出力部(図示せず)と、演算処理部(図示せず)と、制御プログラムを記憶する記憶部(図示せず)とを備える。
水素含有ガス供給流路5a〜5cは、水素生成装置100a〜100cから排出されたガスを、水素含有ガス利用機器200に導く流路である。
オフガス流路6は、水素含有ガス利用機器200で水素含有ガス中の水素を利用した後のオフガスを、燃焼器4cへ供給するための流路である。
以上の様に構成された水素利用システム400について、以下その動作、作用を説明する。以下の動作は、制御器300が水素利用システム400の原料供給器1a〜1c、水供給器2a〜2c、燃料供給器3a〜3b、精製機210における高純度水素の製造量、燃料電池220における発電量を制御することによって行われる。
水素利用システム400の運転時には、原料供給器1a〜1cが原料供給動作することによって、都市ガスが改質器8a〜8cに供給される。改質器8a〜8cは、燃焼器4a〜4cで発生する燃焼熱によって加熱され、改質器8a〜8cで改質反応により発生した水素含有ガスは、水素含有ガス供給流路5a〜5cを経由して、水素含有ガス利用機器200の上流側で集約される。
水素含有ガス利用機器200の上流側で集約された水素含有ガスは、水素含有ガス利用機器200に含まれる精製機210に供給され、精製機210で、高純度の水素を精製して外部に供給する。
精製機210は、外部から要求される必要な量の高純度水素を精製し、高純度水素精製後の残りの水素含有ガスは燃料電池220に供給される。燃料電池220は、精製機210から供給される水素含有ガスを用いて発電し、外部に電力を供給するとともに、水素含有ガス中の水素を発電によって消費した後のオフガスを排出する。精製機210から排出されたオフガスは、オフガス流路6を経由し、燃焼器4cへ供給される。
ここで、改質器8a〜8cは、改質反応に適した所定の温度範囲(600℃〜650℃)となるように外部からの加熱量が調整される。
改質器8a〜8cは、燃焼器4a〜4cによって加熱されるが、このうち、燃焼器4a〜4bによる加熱量は、燃焼器4a〜4bに備えられた燃料供給器3a〜3bにより、都市ガスの供給量を調整することで調整される。
また、燃焼器4cによる加熱量は、燃焼器4cに供給されるオフガスの熱量によって変化するが、オフガスの熱量は、燃料電池220における発電量によって調整される。従って、改質器8a〜8cに対する、燃焼器4a〜4cの加熱量が適切に調整され、改質器8a〜8cを所定の温度範囲となる様に制御することができる。
以上のように、本実施の形態においては、オフガスの熱量を燃料電池220によって適切な熱量に調整してから燃焼器4cのみに供給することにより、オフガスの分流が不要となり、オフガスを分流する場合に発生する流量干渉を回避し、水素利用システム400を安定して運用することができる。
また、本実施の形態では、精製機210は、高純度水素量を外部からの要求に応じて精製する事ができ、要求に応じて柔軟に水素供給するとともに、さらに、燃料電池220から、外部に電力を供給することができる。
なお、精製機210は、不純物ガスを除去できるものであれば良く、例えば水素PSA装置や、固体高分子膜に電圧を印加し、正極側に水素含有ガスを供給し、負極側から昇圧された高純度の水素ガスを取り出す水素精製昇圧装置であっても良い。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における水素利用システムの構成を示すブロック図である。
図2に示す実施の形態2の水素利用システムおいて、図1に示す実施の形態1の水素利用システムと同じ構成要素には同じ符号を付与しており、重複する説明を省略する。
図2に示す実施の形態2の水素利用システムおいて、図1に示す実施の形態1の水素利用システムと異なる点は、水素含有ガス利用機器201が燃料電池230のみで構成される点と、改質器8a〜8bをそれぞれ加熱する加熱器である電気ヒータ41a〜41bを備え、燃焼器4aおよび燃焼器4bは省略されている点との2点である。
ここで、電気ヒータ41a〜41bは電力の供給を受けて発熱し、改質器8a〜8bをそれぞれ加熱する。また、燃焼器4cはオフガスを燃焼し、燃焼によって生じた熱で改質器8cを加熱する。
ここで、燃料電池230は、水素生成装置100a〜100cから排出された水素含有ガスと、空気中の酸素から、電気化学反応によって発電する燃料電池であり、発電した電力を外部に供給する。
以上の様に構成された水素利用システム401について、以下その動作、作用を説明する。以下の動作は、制御器301が水素利用システム401の原料供給器1a〜1c、水供給器2a〜2c、電気ヒータ41a〜41bに供給する電力、燃料電池230における発電量を制御することによって行われる。
水素利用システム401の運転時には、原料供給器1a〜1cが原料供給動作することによって、都市ガスが改質器8a〜8cに供給される。改質器8a〜8bは、電気ヒータ41a〜41bによって加熱され、改質器8cは、燃焼器4cによって加熱される。そして、改質器8a〜8cで発生した水素含有ガスは、水素含有ガス供給流路5a〜5cを経由して、水素含有ガス利用機器201の上流側で集約される。
また、水素含有ガス利用機器201の上流側で集約された水素含有ガスは、燃料電池230で、発電によって水素含有ガス中の水素が消費され、発電後のオフガスを排出する。燃料電池230から排出されたオフガスは、オフガス流路6を経由し、燃焼器4cへ供給される。
ここで、改質器8a〜8cは、改質反応に適した所定の温度範囲(600℃〜650℃)となるように外部からの加熱量が調整される。改質器8a〜8cは、燃焼器4cおよび電気ヒータ41a〜41bによって加熱されるが、このうち、電気ヒータ41a〜41bによる加熱量は、電気ヒータ41a〜41bに供給する電力によって調整される。
また、燃焼器4cによる加熱量は、燃焼器4cに供給されるオフガスの熱量によって変
化するが、オフガスの熱量は、燃料電池230における発電量によって調整される。従って、改質器8a〜8cに対する、燃焼器4c、電気ヒータ41a〜41bの加熱量が適切に調整され、改質器8a〜8cを所定の温度範囲となる様に制御することができる。
以上のように、本実施の形態においては、オフガスの熱量を燃料電池230によって適切な熱量に調整してから燃焼器4cのみに供給することにより、オフガスの分流が不要となり、オフガスを分流する場合に発生する流量干渉を回避することで、オフガス流量を安定的に供給し、燃料電池230によって電力を安定して供給することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における水素利用システムの構成を示すブロック図である。
図3に示す実施の形態3の水素利用システムおいて、図1に示す実施の形態1の水素利用システムと同じ構成要素には同じ符号を付与しており、重複する説明を省略する。
図3に示す実施の形態3の水素利用システムおいて、図1に示す実施の形態1の水素利用システムと異なる点は、水素含有ガス利用機器202が、精製機240のみで構成される点と、また、改質器8aと改質器8bを同時に加熱する加熱器である電気ヒータ42を備え、燃焼器4aおよび燃焼器4bは省略されている点との2点である。
ここで、電気ヒータ42は、電力の供給を受けて改質器8aおよび改質器8bを同時に加熱し、燃焼器4cはオフガスを燃焼して、燃焼によって生じた熱で改質器8cを加熱する。
また、精製機240は、水素生成装置100a〜100cから排出された水素含有ガス中の不純物ガスを取り除いた高純度の水素を精製するもので、本実施例では水素選択透過膜分離装置である。
以上の様に構成された水素利用システム402について、以下その動作、作用を説明する。以下の動作は、制御器302が水素利用システム402の原料供給器1a〜1c、水供給器2a〜2c、電気ヒータ42に供給する電力、精製機240における高純度水素の精製量を制御することによって行われる。
水素利用システム402の運転時には、原料供給器1a〜1cが原料供給動作することによって、都市ガスが改質器8a〜8cに供給される。改質器8a〜8bは、電気ヒータ42によって加熱され、改質器8cは、燃焼器4cによって加熱される。そして、改質器8a〜8cで発生した水素含有ガスは、水素含有ガス供給流路5a〜5cを経由して、水素含有ガス利用機器202の上流側で集約される。
水素含有ガス利用機器202の上流側で集約された水素含有ガスは、精製機240で、高純度水素の精製によって水素含有ガス中の水素が消費され、水素消費後のオフガスを排出する。精製機240から排出されたオフガスは、オフガス流路6を経由し、燃焼器4cへ供給される。
ここで、改質器8a〜8cは、改質反応に適した所定の温度範囲(600℃〜650℃)となるように外部からの加熱量が調整される。改質器8a〜8bは、電気ヒータ42によって加熱され、改質器8cは、燃焼器4cによって加熱されるが、このうち、電気ヒータ42による加熱量は、電気ヒータ42に供給する電力によって調整される。
また、燃焼器4cによる加熱量は、燃焼器4cに供給されるオフガスの熱量によって変化するが、オフガスの熱量は、精製機240における高純度水素の精製量によって調整される。従って、改質器8a〜8cに対する、燃焼器4c、電気ヒータ42の加熱量が適切に調整され、改質器8a〜8cを所定の温度範囲となる様に制御することができる。
以上のように、本実施の形態においては、オフガスの熱量を精製機240によって適切な熱量に調整してから燃焼器4cのみに供給することにより、オフガスの分流が不要となり、オフガスを分流する場合に発生する、流量干渉を回避することで、オフガス流量を安定的に供給し、精製機240よって高純度の水素を安定して供給することができる。
本発明の水素利用システムは、複数の加熱器に対するオフガスの分流を不要とし、オフガス流量を個々に制御する際の流量干渉を回避することで、オフガス流量を安定的に供給し、水素利用システムの安定した運用が可能となるため、燃料電池発電システム等の高い信頼性が求められる用途に適している。
1a,1b,1c 原料供給器
2a,2b,2c 水供給器
3a,3b 燃料供給器
4a,4b,4c 燃焼器
5a,5b,5c 水素含有ガス供給流路
6 オフガス流路
8a,8b,8c 改質器
41a,41b 電気ヒータ
42 電気ヒータ
100a,100b,100c 水素生成装置
200 水素含有ガス利用機器
201 水素含有ガス利用機器
202 水素含有ガス利用機器
210 精製機
220 燃料電池
230 燃料電池
240 精製機
300 制御器
301 制御器
302 制御器
400 水素利用システム
401 水素利用システム
402 水素利用システム

Claims (6)

  1. 原料と水から改質により水素含有ガスを生成する複数の水素生成装置と、
    水素含有ガスを利用する水素含有ガス利用機器と、
    複数の前記水素生成装置で生成された前記水素含有ガスが水素含有ガス利用機器に供給されるように、複数の前記水素生成装置と前記水素含有ガス利用機器とを接続する水素含有ガス供給流路と、
    複数の前記水素生成装置のうちの一台の特定水素生成装置を加熱する、一台の特定燃焼器に前記水素含有ガス利用機器から排出される水素含有ガス利用後のオフガスが供給されるように、前記水素含有ガス利用機器と前記特定燃焼器とを接続するオフガス流路と、
    制御器と、を備え、
    前記制御器は、前記特定水素生成装置が前記水素含有ガスを生成する時に、前記特定水素生成装置が前記特定燃焼器によって所定温度範囲に加熱されるように、前記水素含有ガス利用機器の水素利用量を調節する、
    水素利用システム。
  2. 前記水素含有ガス利用機器は、第1水素含有ガス利用機器と、第2水素含有ガス利用機器との2段で構成され、複数の前記水素生成装置で生成された水素含有ガスが第1水素含有ガス利用機器に供給され、第1水素含有ガス利用機器で生成されるオフガスが第2水素含有ガス利用機器に供給されるように接続される、請求項1に記載の水素利用システム。
  3. 前記制御器は、前記特定水素生成装置が前記水素含有ガスを生成する時に、前記特定水素生成装置が前記特定燃焼器によって所定温度範囲に加熱されるように、前記第2水素含有ガス利用機器の水素利用量を調節する、請求項2に記載の水素利用システム。
  4. 前記水素含有ガス利用機器は、複数の前記水素生成装置から供給された前記水素含有ガス中の不純物を取り除いた製品ガスと、前記オフガスとを生成する精製機である、請求項1から3のいずれか1項に記載の水素利用システム。
  5. 前記水素含有ガス利用機器は、複数の前記水素生成装置から供給された前記水素含有ガスを用いて発電を行う燃料電池である、請求項1から3のいずれか1項に記載の水素利用システム。
  6. 前記第1水素含有ガス利用機器は、複数の前記水素生成装置から供給された前記水素含有ガスから不純物を取り除いた製品ガスと、前記オフガスとを生成する精製機であり、前記第2水素含有ガス利用機器は、前記精製機から供給されるオフガスを用いて発電を行う燃料電池である、請求項2または3に記載の水素利用システム。
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