JP2018134954A - 水中移動体及びその内部設備移動方法 - Google Patents

水中移動体及びその内部設備移動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新たな駆動源を必要とせずに対象設備を移動し、水中移動体の移動中において流体抵抗になり難い水中移動体及びその内部設備移動方法を提供すること。【解決手段】水中移動体1は、水中と水面との間で浮力調整を行う浮袋31と、複数の設備とを躯体50内に有する水中移動体であって、前記浮袋に当接する位置に配置され前記浮袋の膨張により移動する対象となる前記設備のうちの少なくとも1つの対象設備10と、前記躯体内に設けられ前記対象設備の移動を予め設定した軌道となるように案内する案内部20と、を備え、前記浮袋の膨張により前記対象設備を前記案内部に沿って移動させ前記対象設備の少なくとも一部を前記躯体外に突出させる構成とした。【選択図】図3

Description

本発明は、淡水、海水等の水中とその水面とを往来可能な水中移動体及びその水中移動体の内部に設置される内部設備を移動させる水中移動体の内部設備移動方法に関するものである。
従来、海洋、池や湖沼、河川等の水中に潜って様々な調査を行うことができる水中移動体が提案されている。例えば、特許文献1には、以下の構成を備える水中移動体が記載されている。水中移動体は、情報を取得するためのデータ取得部及び水中での位置を調整するための比重調整部を備えた本体部と、前記本体部の後尾部に配置されると共に取得した前記情報を伝送するアンテナ本体を備えたアンテナ部とを有し、前記アンテナ部は、前記アンテナ本体を上下方向に回動可能に保持するように構成されている。そして、水中移動体は、前記アンテナ本体が具体的には回動軸に錘部と対向するように配置されている。そのため、水中移動体は、海面上に浮上してデータを送信するときには、錘部によりアンテナ本体の姿勢を鉛直方向に保持することができ、安定した姿勢で通信を行うことができるものである。
特開2014−240216号公報
しかしながら、特許文献1で提案された水中移動体では、アンテナ本体が常に本体部の外に位置するため、水中移動体が水中で移動するときの流体抵抗になってしまうことが避けられなかった。
本発明の実施形態は、前記した問題点に鑑みて創案されたものであり、新たな駆動源を必要とせずに対象設備を移動し、水中移動体の移動中において流体抵抗になり難い水中移動体及びその内部設備移動方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために本発明の実施形態に係る水中移動体は、水中と水面との間で浮力調整を行う浮袋と、複数の設備とを躯体内に有する水中移動体であって、前記浮袋に当接する位置に配置され前記浮袋の膨張により移動する対象となる前記設備のうちの少なくとも1つの対象設備と、前記躯体内に設けられ前記対象設備の移動を予め設定した軌道となるように案内する案内部と、を備え、前記浮袋の膨張により前記対象設備を前記案内部に沿って移動させ前記対象設備の少なくとも一部を前記躯体外に突出させる構成を備えるものである。
また、前記課題を解決するために本発明の実施形態に係る水中移動体の内部設備移動方法は、水中での位置を調整する浮袋と、前記浮袋及び複数の設備を収納する躯体と、前記躯体の水中及び水面での移動を行う駆動機構と、を備える水中移動体の内部設備移動方法であって、前記浮袋を膨張させる工程と、前記浮袋の膨張により前記浮袋に対向する位置に設けた前記設備の少なくとも一つを移動対象の対象設備として案内部を介して移動させ前記躯体の表面から前記対象設備の少なくとも一部を突出させる工程と、を含むこととした。
本発明の実施形態に係る水中移動体によれば、浮力を与える浮袋の膨張収縮を駆動源としてアンテナ等の躯体内に収納している内部の設備を移動させるため、新たな駆動源を必要とせずに、かつ、水中における移動の際にアンテナ等の内部の設備が躯体内に収納されているため流体抵抗になることがない。また、本発明の実施形態に係る内部設備移動方法によれば、新たな駆動源を使用せずに移動対象となる内部の設備を移動させることができる。
第1実施形態に係る水中移動体を母船から水中に投入して予め設定した航路及び作業を行って水上に浮上する状態を模式的に示す模式図である。 第1実施形態に係る水中移動体の全体を水上に浮上した状態として模式的に示す斜視図である。 第1実施形態に係る水中移動体の先端部分を一部取り外して、浮袋が収縮している状態を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態に係る水中移動体の先端部分を一部取り外して、浮袋が膨張している状態を模式的に示す斜視図である。 第1実施形態に係る水中移動体の案内部における第1係合部及び第2係合部を取り出して模式的に示す分解斜視図である。 第1実施形態に係る水中移動体の先端部分を一部取り外して、浮袋が収縮している状態を模式的に示す側面図である。 第1実施形態に係る水中移動体の先端部分を一部取り外して、浮袋が膨張している状態を模式的に示す側面図である。 第2実施形態に係る水中移動体の先端部分を一部取り外して、浮袋が収縮している状態を模式的に示す側面図である。 第2実施形態に係る水中移動体の先端部分を一部取り外して、浮袋が膨張している状態を模式的に示す側面図である。 第2実施形態に係る水中移動体の移動部における第2係合部が第1係合部と係合してアンテナ装置が上昇移動する前の状態を正面から模式的に示す断面図である。 第2実施形態に係る水中移動体の移動部における第2係合部が第1係合部と係合してアンテナ装置が上昇移動した後の状態を正面から模式的に示す断面図である。
以下、実施形態に係る水中移動体について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において参照する図面は、実施形態を概略的に示したものであるため、各部材のスケールや間隔、位置関係等が誇張、あるいは、部材の一部の図示が省略されている場合がある。また、以下の説明では、同一の名称及び符号については原則として同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略することとする。さらに、各図において示す方向は、構成要素間の相対的な位置を示し、絶対的な位置を示すことを意図したものではない。
第1実施形態に係る水中移動体1は、図1及び図2に示すように、例えば、海洋Waにおいて、海底Wbから水上までの間を浮力調整機構30の調整により浮沈すると共に、水中あるいは水上において駆動機構90の駆動により移動することができるものである。そして、水中移動体1は、水中及び水上において、観察あるいは物理的な測定を行うことができるように躯体50の内部に設備を複数収納している。水中移動体1は、躯体50と、躯体50内に設置される浮袋31や、アンテナ装置10及び制御装置PC等の複数の設備と、アンテナ装置10を移動するための案内部2(図3参照)と、水中及び水上を移動するための駆動機構90と、を備えている。なお、水中移動体1は、ここでは一例として、躯体50の所定位置に船外を撮影するためのカメラCAを備えている。また、水中移動体1,1Bは、センサやジャイロやGPS等の潜航あるいは航行するときに必要な移動制御部品を備えている。そして、水中移動体1,1Bは、自走するときの必要なエネルギ(電気等)の駆動源を備えている。
水中移動体1の躯体50は、水中及び水上で航行し易いように先端側が流線型で、その流線型の先端側に連続する胴部分が円筒形に形成されている。また、躯体50は、先端側に設けた開放室60と、開放室60に隣接して設けた密閉室70と、を備えている。そして、躯体50は、ここでは、密閉室70の後方に隣接して駆動機構90を駆動するための駆動室80を備えている。躯体50は、金属あるいはファイバー等の樹脂により形成され、使用される水深等により素材が予め選択して使用されている。
図3及び図4に示すように、開放室60は、躯体50の先端となる位置に仕切壁71により密閉室70から仕切られると共に外壁に覆われることで形成されている。開放室60は、ここでは、浮力調整機構30の浮袋31、移動の対象となる設備の対象設備であるアンテナ装置10を収納している。また、開放室60内には、アンテナ装置10を移動(昇降移動)させるときの案内部20が設けられている。開放室60は、アンテナ装置10を昇降移動するときに躯体壁面の分離壁面101が他の躯体壁面から分離して移動するように形成されている。また、開放室60には、一部壁面である分離壁面101が他の躯体壁面から分離して移動することから、室内に水が入り込むことができる状態となる。そのため、開放室60内に設置されている設備等は防水構造を備えている。開放室60は、浮袋31が最大に膨張したときに、対象設備を移動端まで移動させた状態で、浮袋31を収納できる大きさに形成されている。なお、開放室60の外壁部には、水平舵が左右対象に設置されている。
図2及び図6に示すように、密閉室70は、開放室60に連続して仕切壁71及び外壁より液密に形成されている。密閉室70は、浮力調整機構30の浮袋31を膨張収縮させるための油タンク33や、カメラCAの撮影データの記録手段(図示せず)や、航行制御や通信制御等、水中移動体1の作動を行うため制御装置PC等の設備が収納されている。この密閉室70は、躯体50の円筒形の胴部に対応する位置に形成されている。また、開放室60、密閉室70あるいは駆動室80に設置される各設備において、情報伝達や駆動制御を行うケーブルは、図面では記載を省略している。
図2に示すように、駆動室80は、密閉室70の後方に連続して形成されている。この駆動室80は、例えば、スクリュープロペラ等の推進装置を正回転あるいは逆回転させるための一般的な駆動機器を収納する空間を備えている。なお、駆動室80の外壁には水平舵及び垂直舵が設置されている。なお、ここでは、駆動室80の外壁面にカメラCAが設置されている。カメラCAで撮影されたデータは、例えば、密閉室70内の記憶手段に記憶され、予め設定された指示により、アンテナ11を介して外部に送信されるように構成されている。
駆動機構90は、駆動室80の後方に設置されている。この駆動機構90は、例えば、左右対象に配置された一対のスクリュープロペラであり、この種の船体に使用されるものであればその構成を限定されるものではない。
図6及び図7に示すように、開放室60及び密閉室70に亘って設置されている浮力調整機構30は、開放室60に設置される浮袋31と、仕切壁71を貫通するように設ける流通管32と、密閉室70内に設置される油タンク33とを備えている。そして、浮力調整機構30は、開放室60に設置された浮袋31が、密閉室70に設置された油タンク33に流通管32を介して接続され、浮袋31に流体を出し入れするように構成されている。そして、浮力調整機構30は、予め設定されたプログラムにより浮袋31に流体(油)の出し入れを行い、浮袋31を膨張及び収縮させている。浮力調整機構30は、ここでは、密閉室70側となる油タンク33側に貯蔵されている油を浮袋31側に出し入れして膨張及び収縮させることで比重を変えて、水中移動体1の浮沈の調整を行うものである。浮袋31は、予め設定された形状になるように形成されており、ここでは、開放室60の内部空間形状となる略円柱状に膨張するように形成されている。そして、浮袋31は、収縮時には開放室60の一側の内壁面側に位置し、膨張時には開放室60の内壁面に近接するように略円柱状になることで、対象設備を移動させる駆動源としても作用するように設定されている。
対象整備としての一例であるアンテナ装置10は、アンテナ11と、このアンテナ11で受信あるいは発信するための本体部12とを備えている。アンテナ11は、分離壁面101に固定されており、ここでは、面状に形成された平面アンテナであるマイクロストリップアンテナ(パッチアンテナ)が使用されている。そして、アンテナ11は支持部14を介して本体部12に接続されている。支持部14は、アンテナ11と本体部12を接続すると共に、内部に配線が通され、アンテナ11と本体部12とを接続している。本体部12は、外周を筐体で覆い液密に収納されている。この本体部12は、通信で使用される装置であり、衛星放送にも対応できる機器をここでは備えている。なお、本体部12を覆う筐体は、一例として、中央の直方体形状の部分に前後から円柱体形状の端面を接合した形状に形成されている。そして、本体部12の筐体の中央には、後記するように第2係合部13が形成されている。また、本体部12は、アンテナ11が設置されている分離壁面101と平面視したときの面積を比較したときに、分離壁面101と同等か、分離壁面101の面積より小さくなるように形成されている。そのため、本体部12は、移動したときに、開放室60に形成した開口から躯体50の表面からその一部が突出することができるようになっている。
図3から図7に示すように、案内部20は、アンテナ装置10の本体部12を予め設定した軌道に沿って案内するものである。この案内部20は、開放室60の内壁面に設置された第1係合部21と、この第1係合部21に係合して本体部12の移動を案内する第2係合部13とを備えている。なお、第2係合部13は、アンテナ装置10の本体部12の筐体部分に形成されている。
第1係合部21は、ここでは、開放室60の内壁面に支持された係合フレーム21aと、この係合フレーム21aに設けた係合凸部21b,21bとを備えている。係合フレーム21aは、平面視したときにアンテナ装置10の本体部12の幅よりも広く形成され、本体部12の外周に沿って位置するように3辺のフレームを直交させて矩形形状(コ字形状)に形成されている。そして、係合フレーム21aは、中央の一辺の両端から直交して互いに対向する2辺が本体部12の中央部分を超える長さに形成されている。さらに、係合フレーム21aは、本体部12の筐体の中央部分に形成された第2係合部に対向する位置に対面して係合凸部21b、21bが設けられている。係合凸部21b、21bは、第2係合部13に係合して移動する本体部12を案内するためのものである。係合凸部21b,21bは、第2係合部13の係合部分に対応した形状に形成され、ここでは、ボスを介して固定した板片を係合フレーム21aの内側に向けて折り曲げて突出させて形成されている。この係合凸部21b,21bは、第2係合部13に係合できる形状であれば、大きさや形状あるいは素材が特に限定されるものではない。
第2係合部13は、ここでは、本体部12の筐体の側面に形成された係合溝部13a,13aと、この係合溝部13a,13aの長手方向におけるそれぞれの一方の端部側に設けたストッパ13b,13bと、を備えている。
係合溝部13a,13aは、本体部12の筐体の中央となる位置に凹状に形成されている。この係合溝部13a,13aは、本体部12が予め設定された軌道に沿って移動できる方向に所定の溝長さに形成されている。また、係合溝部13a,13aは、係合凸部21b,21bに係合することができる溝形状に形成されている。
ストッパ13b,13bは、係合凸部21b,21bあるいは係合フレーム21aの下端に当接して予め設定した軌道の範囲を規制するものである。ストッパ13b,13bは、大きさ形状等特に限定されるものではない。なお、ここではストッパ13bを係合溝部13aとは別体として設けているが、係合溝部13aの溝端部をストッパ13bの代わりとして用いても構わない。
図6及び図7に示すように、アンテナ装置10は、浮袋31の側面(胴部分)に対面する対象設備であり、アンテナ装置10の本体部12が案内部20を介して予め設定された軌道に沿って移動自在に設置されている。そして、アンテナ装置10は、本体部12が浮袋31に直接当接して浮袋の31の膨張及び収縮により案内部20に案内されて移動し本体部12の移動に伴ってアンテナ11も移動する。本体部12が浮袋31の膨張により押されて移動することで、アンテナ装置10の少なくとも一部となるアンテナ11及び本体部12の一部を躯体50の壁面よりも突出させるようにしている。そのため、水中移動体1が浮袋31の膨張により水上に浮上したときに、アンテナ11が水面よりも高いところに上昇し、アンテナ11が波の影響で水を被り難い位置に維持することができる。なお、浮袋31は、本体部12の移動により、アンテナ11を設置している分離壁面101も移動させる。また、分離壁面101が移動することで、開放室60内に水が侵入しても、開放室60は、予め水が侵入してもいいように防水構造になっている。
以上のように構成された水中移動体1は、予め設定された指令により水中あるいは水上を移動して観察や測定を行っている。例えば、水中移動体1は、予めプログラムされた経路を移動して、予めプログラムされた指定の場所で目的の作業を行い、海上に浮上してデータを母船に送るように動作する。一例として、図1に示すように、作業船舶等の母船SPに搭載されて運ばれる。そして、目的海域で母船SPから海上に投入された水中移動体1は、プログラムされた経路Rに沿って移動及び作業を行う。水中移動体1は、プログラムされた流氷Cの位置でカメラCAの撮影等の作業を行い、作業が終了すると海上に浮上して母船SPに連絡する。以下、水中移動体1の動作をより具体的に説明する。
はじめに、水中移動体1は、投入されたときには、水中移動体1は、浮力調整機構30の浮袋31を収縮した状態としている。そのため、水中移動体1は、沈降し、駆動機構90の駆動により、制御装置PCのプログラムに設定されている所定の経路Rに沿って潜航して移動することになる。水中移動体1は、浮袋31を収縮しているときには、アンテナ装置10のアンテナ11及び本体部12は、移動下端に位置し、アンテナ11を取り付けている分離壁面101が他の壁面に当接した状態となっている。そして、水中移動体1は、制御装置PCの制御により駆動機構90を作動させ設定された経路Rを移動しながら、付帯している設備、例えば、カメラCAにより、流氷Cの下面を撮影するような作業を行う。そして、水中移動体1は、設定された作業が終了して水中から水上に浮上するときに、制御装置PCにより浮力調整機構30の浮袋31を膨張させることで浮上しながら駆動機構90の駆動により航行する。
つまり、水中移動体1は、内部設備移動方法として、制御装置PCより浮力調整機構30が油タンク33から油を、流通管32を介して浮袋31に注入する(膨張させる工程)。そして、水中移動体1は、浮袋31に油が注入されて膨らむと、比重により浮力が大きくなり、かつ、アンテナ装置10の本体部12を押し上げることになる。浮袋31が膨らむことで、アンテナ装置10の本体部12は、第2係合部13が第1係合部21に係合している状態で、案内部20で予め設定されている軌道に沿って上方に移動する。さらに、アンテナ装置10の本体部12が移動することに伴って、アンテナ11も上方に移動し分離壁面101と共に、躯体50の表面から突出させる(突出させる工程)。
なお、アンテナ11が躯体50の表面から突出する状態になるのは、水中移動体1が水上に浮上した後になる。つまり、水中移動体1は、浮袋31が膨れだすと徐々に浮上する状態となり駆動機構90により航行し、浮袋31が完全に膨張するまでに水上に到達する。また、水中移動体1が水上に浮上する前に浮袋31が膨張し開放室60内に水が充満しても、開放室60内部は、防水構造になっており、かつ、水が入り込むことが前提となっているため、浮上しながら、駆動機構90により航行しても問題はない。水中移動体1は、水上に出た状態では、浮袋31に油が最大限注入されて膨張した状態であり、浮袋31に押されて本体部12は案内部20で案内する軌道の移動端(上昇端)に位置した状態で保持される。そのため、本体部12に支持部14を介して接続されているアンテナ11は、躯体50から最大限突出した状態となり、波の影響により水を被ることが少ない高い位置を維持することができる。なお、アンテナ装置10は、浮袋31の膨張によりアンテナ11の全部を躯体表面から突出させているが、アンテナ11の構成が異なる場合には、アンテナ11の少なくとも一部が躯体表面から突出することとしても構わない。
水中移動体1は、水上に出ると信号を母船SPに送信して作業で収集したデータを送り自身の位置も知らせる。水中移動体1がアンテナ11を介して信号を母船SPに送信する場合、水中移動体1の躯体50の下方半分側は水中にあり、上方半分側は水上に露出した状態で浮かんでいる。したがって、アンテナ11を介して信号を送信するときには、アンテナ11が波により水が被ると信号を送ることができ難くなることがある。しかし、ここでは、アンテナ11が躯体50の表面から突出しているために、波の影響で水を被ることが少ない状態を維持しているので、信号を送り易くなっている。また、アンテナ11が波の影響で水を被っても、アンテナ装置10の本体部12側の信号処理により信号の送受信に対して十分な補償ができるように既存の処理が施されている。
そして、水中移動体1は、水上に浮上してアンテナ装置10により信号を送信するまでを設定されていた場合、母船SPまでを遠隔操作により航行するか、あるいは、母船SPが近くまで航行することで、母船SPに回収されることになる。なお、水中移動体1が収集したデータは、母船SPに回収されてからメモリ等の記憶装置に記憶されたものから取り出すこととしても構わない。なお、内部設備移動方法として、アンテナ装置10は、浮袋31が収縮すると、その浮袋31の収縮に伴って自重で下方に移動することとなる。このように、水中移動体1は、内部設備移動方法として、浮袋31の膨張収縮の動作を移動対象とする対象設備であるアンテナ装置10の移動機構として使用することで、新たな移動機構を用いることなくアンテナ装置10のアンテナ11を移動(昇降移動)させることができる。また、水中移動体1は、潜航あるいは航行するときには、躯体から突出させて推進するときの抵抗となるものがなく、潜航あるいは航行中に移動エネルギーを無駄に使うことがない。
また、水中移動体1は、水面上で移動してもアンテナ11等の設備が水の抵抗となる位置にないので姿勢を安定して維持することができる。さらに、水中移動体1は、新たな駆動源を必要とせずに浮力調整を行う浮袋の膨張収縮の動作により内部設備を躯体内外に昇降移動させることができるため、内部設備の軽減及び内部空間の設計の自由度が大きいものである。
また、水中移動体1は、移動対象となる対象設備に直接、浮袋31を当接させて移動する構成として説明したが、図8に示すように、浮袋31と対象設備との間に移動部40を介して移動する構成としても構わない。以下、移動部40を設置した水中移動体1Bの構成について第2実施形態として説明する。なお、既に説明した構成は同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
図8及び図9に示すように、第2実施形態に係る水中移動体1Bは、既に説明した構成に移動部40をさらに備えている。移動部40は、浮袋31の膨張による動作状態を本体部12に伝えて、アンテナ装置10のアンテナ11を水中移動体1の躯体50の表面から突出させために介在するものである。移動部40は、一例として、金属板を折り曲げて形成されており、浮袋31の膨張収縮時の状態に対応させて、移動対象となる対象設備の移動距離や膨張したときに確実に力を伝え易いように形状を調整することができる。
この移動部40は、形状や位置を自在に調整できるので、対象設備に対して直接浮袋を当接させる構成よりも、さらに確実に目的の位置に対象設備を移動させることが可能となり設計の自由度も上がる。移動部40は、その形状や大きさあるいは材質等は、浮袋31の膨張収縮したときの形状と、対象設備の当接面の形状に合せて形成することができる。また、移動部40は、折り曲げることや、複数の材料を重ね併せて強度を有しすることとしても構わない。移動部40は、ここでは、アンテナ装置10の本体部12の裏面に接続する第1接続部41と、浮袋31側に接続する第2接続部42とを備えている。移動部40は、第1接続部41により本体部12の裏面に接続され、第2接続部42により浮袋31の側面に接続されていることにより、浮袋31の膨張収縮をより確実に本体部12に伝えることができる。
また、移動部40は、図10及び図11に示すように、第2係合部43,43を設ける構成としてもよい。移動部40は、第1係合部21の係合凸部21b,21bに係合できる凹溝状部分を備える柱状の第2係合部43,43を備えることで、アンテナ装置10の本体部12側に加工を必要としないことになる。この第2係合部43,43は、アンテナ装置10が上方に移動したときに、アンテナ装置10の本体部12と同じように、躯体50の表面から上方に突出することができる位置に形成されている。ここでは、第2係合部43,43は、第1接続部41の左右対象となる側端の位置から上方に向かって柱状に形成されている。したがって、案内部20Bは、第1係合部21と第2係合部43とを備えることとなる。なお、移動部40の第2係合部43,43は、第1係合部21の係合凸部21b,21bが抜けないように、移動部40側の凹溝状部分の端部を塞ぐように構成することが好ましい。また、第2係合部43,43は、移動部40と同じ素材、例えば金属で形成されることが好ましい。
したがって、水中移動体1Bは、内部設備移動方法として、浮袋31が膨張すると、移動部40を押し上げ、移動部40に接続しているアンテナ装置10を上方に移動させる。そして、移動部40が移動するときには、第1係合部21の係合凸部21b,21bと、移動部40の第2係合部43,43と、が係合した状態で、第2係合部43,43が移動部40の移動に伴って上方に移動することとなる。さらに、内部設備移動方法として、浮袋31の収縮により、移動部40が下方に移動するため、アンテナ装置10も移動部40の移動により案内部20Bにより案内された状態で下方に移動する。
以上説明したように、水中移動体1,1B及び内部設備移動方法として、移動対象の対象設備をアンテナ装置10として説明したが、例えば、水平蛇であっても構わない。また、浮袋31は、開放室60と共に、躯体50の前方側に設けた構成として説明したが、開放室と共に後方や中央に設ける構成としても構わない。さらに、水中移動体1,1Bは、カメラCAだけではなく、例えば、超音波センサ等の他の測定機構あるいは水質検査や、他の計測機構を備えることとしても構わない。さらに、躯体50は、その一部が透明な樹脂やガラスで形成され躯体内部の状態が外部から確認できるように構成することもできる。
また、第1係合部21及び第2係合部13,13、43,43は、第1係合部21との係合した状態で摺動したときにスムーズな摺動を可能とするために、例えば、摺動する部分に樹脂が表面に設けられるようにしても構わない。
さらに、水中移動体1,1B及び内部設備移動方法では、浮袋に注入されるものとして油を一例として説明したが、気体、水やその他の液体等、この種の装置で浮沈するときに一般的に使用されるものであれば、特に限定されるものではない。
また、浮袋31に対面する位置に対象設備を複数設置することで、対象設備の複数を浮袋31の膨張収縮により移動することも可能となる。さらに、浮袋31を分割して開放室60内に設けることで、浮袋31に流体を注入するタイミングを変えて対象設備を複数移動させることも可能となる。
本発明に係る水中移動体は、海水、淡水等で使用され海、河川、湖沼等、水中あるいは水上を潜航、航行して使用できる環境で使用することができる。
1 水中移動体
1B 水中移動体
10 アンテナ装置
11 アンテナ
12 本体部
13 第2係合部
13a 係合溝部
13b ストッパ
14 支持部
20 案内部
20B 案内部
21 第1係合部
21a 係合フレーム
21b 係合凸部
30 浮力調整機構
31 浮袋
32 流通管
33 油タンク
40 移動部
41 第1接続部
42 第2接続部
43 第2係合部
50 躯体
60 開放室
70 密閉室
71 仕切壁
80 駆動室
90 駆動機構
101 分離壁面
C 流氷
CA カメラ
PC 制御装置
R 経路
SP 母船
Wa 海洋
Wb 海底

Claims (10)

  1. 水中と水面との間で浮力調整を行う浮袋と、複数の設備とを躯体内に有する水中移動体であって、
    前記浮袋に当接する位置に配置され前記浮袋の膨張により移動する対象となる前記設備のうちの少なくとも1つの対象設備と、前記躯体内に設けられ前記対象設備の移動を予め設定した軌道となるように案内する案内部と、を備え、
    前記浮袋の膨張により前記対象設備を前記案内部に沿って移動させ前記対象設備の少なくとも一部を前記躯体外に突出させる水中移動体。
  2. 水中と水面との間の浮力調整を行う浮袋と、複数の設備とを躯体内に有する水中移動体であって、
    前記浮袋に当接する位置に配置され前記浮袋の膨張により移動する移動部と、前記躯体内に設けられ前記移動部の移動を予め設定した軌道上に案内する案内部と、前記設備のうちの少なくとも一つを移動対象として前記移動部に対向して設置される対象設備と、を備え、
    前記浮袋の膨張により前記案内部に沿って前記移動部を移動させ前記移動部を介して前記対象設備の少なくとも一部を前記躯体外に突出させる水中移動体。
  3. 前記対象設備は、自重で前記浮袋の収縮により前記案内部に沿って移動前の位置に移動する請求項1又は請求項2に記載の水中移動体。
  4. 前記躯体は、液密に密閉された密閉室と、前記密閉室に隣接して配置され前記躯体内が液密から開放される開放室とを備え、前記浮袋と、前記案内部と、前記対象設備とが、前記開放室内に設置されている請求項1に記載の水中移動体。
  5. 前記躯体は、液密に密閉された密閉室と、前記密閉室に隣接して配置され前記躯体内が液密から開放される開放室とを備え、前記浮袋と、前記移動部と、前記案内部と、前記対象設備とが、前記開放室内に設置されている請求項2に記載の水中移動体。
  6. 前記対象設備は、前記躯体の一部壁面を他の躯体壁面から分離可能とした分離壁面にアンテナを設けたアンテナ装置である請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の水中移動体。
  7. 前記案内部は、前記躯体内に取り付けられる第1係合部と、前記対象設備に設けられ前記第1係合部に係合して前記軌道に沿って案内される第2係合部とを有する請求項2を引用する請求項を除く請求項1、請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の水中移動体。
  8. 前記案内部は、前記躯体内に取り付けられる第1係合部と、前記移動部に設けられ前記第1係合部と係合する第2係合部と、を有する請求項1を引用する請求項を除く請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の水中移動体。
  9. 前記浮袋は、密閉室側に配置した油タンクからの油を注入されることで膨張し、前記油タンクに油を戻されることで収縮する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の水中移動体。
  10. 水中での位置を調整する浮袋と、前記浮袋及び複数の設備を収納する躯体と、前記躯体の水中及び水面での移動を行う駆動機構と、を備える水中移動体の内部設備移動方法であって、
    前記浮袋を膨張させる工程と、
    前記浮袋の膨張により前記浮袋に対向する位置に設けた前記設備の少なくとも一つを移動対象の対象設備として案内部を介して移動させ前記躯体の表面から前記対象設備の少なくとも一部を突出させる工程と、を含む水中移動体の内部設備移動方法。
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