JP2018133425A - 半導体装置及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】強固な半田接合と良好な放熱性との両立を図ること。【解決手段】基板10上に半導体素子20がフリップチップ実装された半導体装置100であって、基板10の半導体素子20側の面上に直接設けられた金属膜12と、基板10の半導体素子20側の面上に設けられ、基板10よりも熱伝導率が低い誘電体膜14と、誘電体膜14上に設けられた金属膜16と、半導体素子20の動作に伴って発熱する半導体素子20の発熱領域22における半導体素子20の基板10側の面上に設けられ、金属膜12に接触又は接合された金属膜26と、半導体素子20の発熱領域22以外の領域24における半導体素子20の基板10側の面上に設けられ、金属膜16に半田接合された金属膜28と、を備える半導体装置。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及び半導体装置の製造方法に関する。
半導体レーザ素子の一方の主面上に設けられたp側電極及びn側電極が、保持体上に設けられたp側保持体電極及びn側保持体電極に、半田などの導電性接合部材で接合された半導体レーザ装置が知られている(例えば、特許文献1、2)。
特開2000−58965号公報 特開2002−111137号公報
基板上に半田を用いて半導体素子を実装する場合、強固な半田接合を得るためには半田を十分に高温化させることが好ましい。このため、半導体素子及び基板の両方を高温に加熱しながら半田接合を行うことが考えられる。しかしながら、基板上に複数の半導体素子を実装する場合、第1半導体素子の実装のために第1半導体素子及び基板の両方を高温に加熱しながら半田接合を行うと、第2半導体素子の実装に用いられる半田まで高温化されてしまう。この場合、第2半導体素子の実装に用いられる半田が熱変質してしまい、第2半導体素子を実装する際に実装不良が生じる恐れがある。このため、半導体素子は高温に加熱しつつ基板は低温に加熱して半田接合を行うことが好ましい。
しかしながら、半導体素子を高温に加熱し、基板を低温に加熱した場合、半導体素子側から基板側への放熱によって半田を十分に高温化できない場合がある。このため、強固な半田接合を得るには、半導体素子に加えた熱が基板に放熱され難いことが好ましい。一方、基板上に実装された半導体素子を動作させると半導体素子は発熱することから、半導体素子の動作によって発生した熱は基板に放熱され易いことが好ましい。このように、半田接合を強固にすることと、放熱性を良好にすることと、を両立させることは難しい。
1つの側面では、強固な半田接合と良好な放熱性との両立を図ることを目的とする。
1つの態様では、基板上に半導体素子がフリップチップ実装された半導体装置であって、前記基板の前記半導体素子側の面上に直接設けられた第1金属膜と、前記基板の前記半導体素子側の面上に設けられ、前記基板よりも熱伝導率が低い誘電体膜と、前記誘電体膜上に設けられた第2金属膜と、前記半導体素子の動作に伴って発熱する前記半導体素子の発熱領域における前記半導体素子の前記基板側の面上に設けられ、前記第1金属膜に接触又は接合された第3金属膜と、前記半導体素子の前記発熱領域以外の領域における前記半導体素子の前記基板側の面上に設けられ、前記第2金属膜に半田接合された第4金属膜と、を備える半導体装置である。
1つの態様では、基板上に第1金属膜を直接形成する工程と、前記基板上に、前記基板よりも熱伝導率の低い誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体膜上に第2金属膜と半田膜とをこの順に形成する工程と、半導体素子の動作に伴って発熱する前記半導体素子の発熱領域における前記半導体素子上に第3金属膜を形成する工程と、前記半導体素子の前記発熱領域以外の領域における前記半導体素子上に第4金属膜を形成する工程と、前記第3金属膜と前記第1金属膜との間に空隙が形成された状態で、前記第4金属膜を前記半田膜によって前記第2金属膜に半田接合する工程と、前記第4金属膜を前記第2金属膜に半田接合した後、前記第3金属膜を前記第1金属膜に接触又は接合する工程と、を備える半導体装置の製造方法である。
1つの側面として、強固な半田接合と良好な放熱性との両立を図ることができる。
図1は、実施例1に係る半導体装置の断面図である。 図2(a)から図2(c)は、実施例1に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 図3(a)は、半導体素子が基板に実装される前の断面図、図3(b)は、半導体素子が基板に実装された後の断面図である 図4は、実施例1の変形例1に係る半導体装置の断面図である。 図5は、実施例2に係る半導体装置の平面図である。 図6(a)は、図5のA−A間の断面図、図6(b)は、図5のB−B間の断面図、図6(c)は、図5のC−C間の断面図である。 図7(a)から図7(e)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その1)である。 図8(a)から図8(d)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その2)である。 図9(a)から図9(c)は、実施例2に係る半導体装置の製造方法を示す断面図(その3)である。 図10(a)は、比較例に係る半導体装置の平面図、図10(b)は、図10(a)のA−A間の断面図である。 図11(a)は、実施例2の変形例1に係る半導体装置の平面図、図11(b)は、図11(a)のA−A間の断面図である。 図12は、実施例3に係る半導体装置の断面図である。 図13(a)は、実施例4に係る半導体装置の平面図、図13(b)は、図13(a)のA−A間の断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る半導体装置100の断面図である。図1のように、実施例1に係る半導体装置100は、基板10上に半導体素子20が半田膜30a、30bによってフリップチップ実装されている。基板10は、例えばシリコン(Si)基板やSOI基板などの熱伝導率が比較的高い基板である。半導体素子20は、例えば半導体光増幅素子、半導体レーザ素子、電界効果トランジスタ素子などである。半田膜30a、30bは、例えばAuSn(金−錫)半田膜又はSnAg(錫−銀)半田膜である。
半導体素子20は、動作に伴って発熱する発熱領域22を有する。発熱領域22は、素子の機能部を含み、半導体光増幅素子や半導体レーザ素子ではコア層を含む光導波路領域、電界効果トランジスタ素子ではゲート電極を挟んでソース電極及びドレイン電極が設けられた領域を含む。半導体素子20は、発熱領域22以外の領域24も有する。発熱領域22以外の領域24は、動作に伴う発熱がほとんど生じない領域である。
基板10の半導体素子20側の面上に、金属膜12と誘電体膜14とが直接設けられている。誘電体膜14は、基板10よりも熱伝導率の低い材料で形成された膜であり、例えば酸化シリコン膜又は窒化シリコン膜である。なお、誘電体膜14は、単層膜の場合に限られず、積層膜の場合でもよい。誘電体膜14上に、金属膜16が設けられている。発熱領域22における半導体素子20の基板10側の面上に、金属膜26が設けられている。発熱領域22以外の領域24における半導体素子20の基板10側の面上に、金属膜28が設けられている。金属膜12、16、26、及び28は、半田膜30a、30bと接合することが可能な材料で形成されていて、例えば金(Au)層を含んで形成されている。金属膜12、16、26、及び28は、単層金属膜でもよいし、積層金属膜でもよい。
半導体素子20の発熱領域22に設けられた金属膜26は、半田膜30aによって、基板10に直接設けられた金属膜12に半田接合されている。半導体素子20の発熱領域22以外の領域24に設けられた金属膜28は、半田膜30bによって、誘電体膜14上に設けられた金属膜16に半田接合されている。
図2(a)から図2(c)は、実施例1に係る半導体装置100の製造方法を示す断面図である。図2(a)のように、基板10上に金属膜12を直接形成し、金属膜12上に半田膜30aを形成する。基板10上に基板10よりも熱伝導率の低い誘電体膜14を直接形成する。誘電体膜14上に金属膜16と半田膜30bとをこの順に形成する。発熱領域22における半導体素子20上に金属膜26を形成し、発熱領域22以外の領域24における半導体素子20上に金属膜28を形成する。これら金属膜、半田膜、及び誘電体膜は、スパッタリング法、化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法、蒸着法、及びエッチング法などの一般的に用いられる方法によって形成する。ここで、基板10上に半導体素子20をフェイスダウンで対向させた際に、金属膜26と半田膜30aとの間隔I1が金属膜28と半田膜30bとの間隔I2よりも大きくなるように、各膜の膜厚などを設定する。
図2(b)のように、半導体素子20を基板10側に押して、金属膜28を半田膜30bに接触させる。このときに、図2(a)で説明したように、金属膜26と半田膜30aとの間隔I1が金属膜28と半田膜30bとの間隔I2よりも大きいため、金属膜26と半田膜30aとの間は空隙32が形成される。この状態で、半導体素子20を高温に加熱し、基板10を低温に加熱して、金属膜28と金属膜16とを半田膜30bによって半田接合する。金属膜16と基板10との間には誘電体膜14が設けられ、金属膜26と半田膜30aとの間には空隙32が形成されているため、半導体素子20側から基板10側への放熱は抑制される。したがって、半田膜30bを十分に高温化させることができ、金属膜28と金属膜16とを強固に半田接合することができる。
図2(c)のように、金属膜28と金属膜16とを半田接合した後、半導体素子20を基板10側に押して金属膜26を半田膜30aに接触させ、金属膜26と金属膜12とを半田膜30aによって半田接合する。この際、半導体素子20を高温に加熱していても、金属膜26、半田膜30a、及び金属膜12を介して基板10側に放熱されてしまうため、半田膜30aを十分に高温化させることは難しい。このため、金属膜26と金属膜12の半田接合の強度が十分でないことが起こり得る。しかしながら、金属膜28と金属膜16とが強固に半田接合されているため、金属膜26と金属膜12の接合強度が十分でなくても問題はない。
実施例1によれば、図1のように、発熱領域22における半導体素子20に設けられた金属膜26は、基板10上に直接設けられた金属膜12に半田接合している。発熱領域22以外の領域24における半導体素子20に設けられた金属膜28は、誘電体膜14上に設けられた金属膜16に半田接合している。半導体素子20の発熱領域22に設けられた金属膜26が基板10上に直接設けられた金属膜12に半田接合することで、半導体素子20の動作によって発生した熱を効率良く基板10に放熱させることができる。また、半導体素子20の発熱領域22以外の領域24に設けられた金属膜28が誘電体膜14上に設けられた金属膜16に半田接合することで、半田接合の際に半田膜30bを十分に高温化させることができる。よって、金属膜28と金属膜16とを強固に半田接合することができる。したがって、実施例1によれば、強固な半田接合と良好な放熱性との両立を図ることができる。
また、実施例1の製造方法によれば、図2(a)のように、基板10上に金属膜12を直接形成し、金属膜12上に半田膜30aを形成する。基板10上に誘電体膜14を形成し、誘電体膜14上に金属膜16と半田膜30bとをこの順に形成する。発熱領域22における半導体素子20上に金属膜26を形成し、発熱領域22以外の領域24における半導体素子20上に金属膜28を形成する。図2(b)のように、金属膜26と半田膜30aとの間に空隙32が形成された状態で、金属膜28を半田膜30bによって金属膜16に半田接合する。図2(c)のように、金属膜28を金属膜16に半田接合した後、金属膜26を半田膜30aによって金属膜12に半田接合する。これにより、金属膜28を金属膜16に半田接合する際に、金属膜16が誘電体膜14上に設けられ且つ金属膜26と半田膜30aとの間に空隙32が形成されていることから、半田膜30bを十分に高温化させることができる。よって、金属膜28と金属膜16とを強固に半田接合することができる。また、金属膜26を基板10上に直接形成された金属膜12に半田接合することで、半導体素子20の動作によって発生した熱を効率良く基板10に放熱させることができる。したがって、実施例1の製造方法によれば、強固な半田接合と良好な放熱性との両立を図ることができる。
図1のように、金属膜12と金属膜26とが半田接合された領域における基板10と半導体素子20との間隔をH1とする。金属膜28と金属膜16とが半田接合された領域における基板10と半導体素子20との間隔をH2とする。金属膜26の厚さをD1とし、金属膜28の厚さをD2とし、誘電体膜14の厚さをDとする。この場合、D>D1−D2−H1+H2を満たすことが好ましい。この理由について、図3(a)及び図3(b)を用いて説明する。
図3(a)は、半導体素子20が基板10に実装される前の断面図、図3(b)は、半導体素子20が基板10に実装された後の断面図である。図3(a)のように、金属膜12と金属膜26とが半田接合される領域における基板10と半導体素子20との間隔H1の領域に含まれる膜の合計厚さは、(金属膜26の厚さD1+金属膜12の厚さ+半田膜30aの厚さ)である。金属膜16と金属膜28とが半田接合される領域における基板10と半導体素子20との間隔H2の領域に含まれる膜の合計厚さは、(金属膜28の厚さD2+誘電体膜14の厚さD+金属膜16の厚さ+半田膜30bの厚さ)である。後者と前者の差分が(H2−H1)よりも大きければ、半導体素子20を基板10に実装する際に、金属膜26が半田膜30aに接触する前に金属膜28が半田膜30bに接触する状態となる。したがって、満たすべき条件は、(金属膜28の厚さD2+誘電体膜14の厚さD+金属膜16の厚さ+半田膜30bの厚さ)−(金属膜26の厚さD1+金属膜12の厚さ+半田膜30aの厚さ)>H2−H1となる。ここで、金属膜12と金属膜16が同時に成膜されて厚さが等しく且つ半田膜30aと半田膜30bが同時に成膜されて厚さが等しい場合、上式はD2+D−D1>H2−H1となり、変形するとD>D1−D2−H1+H2となる。さらに、金属膜26と金属膜28が同時に成膜されて厚さが等しい(D1=D2)場合、D>H2−H1となる。すなわち、誘電体膜14の厚さDは、半導体素子20の発熱領域22の突出部分の高さより、厚ければよいことがわかる。
図3(b)のように、実装後においても、間隔H1の領域に含まれる膜の合計厚さは、(金属膜26の厚さD1+金属膜12の厚さ+半田膜30aの厚さ)である。間隔H2の領域に含まれる膜の合計厚さは、(金属膜28の厚さD2+誘電体膜14の厚さD+金属膜16の厚さ+半田膜30bの厚さ)である。後者と前者の差分はH2−H1となる。すなわち、(金属膜28の厚さD2+誘電体膜14の厚さD+金属膜16の厚さ+半田膜30bの厚さ)−(金属膜26の厚さD1+金属膜12の厚さ+半田膜30aの厚さ)=H2−H1となる。つまり、D=D1−D2−H1+H2+(金属膜12の厚さ+半田膜30aの厚さ)−(金属膜16の厚さ+半田膜30bの厚さ)となる。これを、D>D1−D2−H1+H2に代入すると、(金属膜16の厚さ+半田膜30bの厚さ)<(金属膜12の厚さ+半田膜30aの厚さ)となる。つまり、D>D1−D2−H1+H2を満たすことは、(金属膜16の厚さ+半田膜30bの厚さ)<(金属膜12の厚さ+半田膜30aの厚さ)を満たすこととなる。したがって、D>D1−D2−H1+H2を満たすことは、金属膜26が半田膜30aに接触する前に金属膜28が半田膜30bに接触することとなり、金属膜28と金属膜16を半田接合する半田膜30bを十分に高温化させることができる。
なお、実施例1では、金属膜26と金属膜12とが半田接合している場合を例に示したが、半田接合以外で接合していてもよい。金属膜26と金属膜12とが接合していることで、半導体素子20から基板10への良好な放熱性が得られる。また、実施例1では、半導体素子20の金属膜26が設けられた面は金属膜28が設けられた面よりも基板10側に突出している場合を例に示したが、これに限られない。例えば、金属膜28が設けられた面が金属膜26が設けられた面よりも基板10側に突出していてもよいし、金属膜26が設けられた面と金属膜28が設けられた面とが同一面となっていてもよい。
図4は、実施例1の変形例1に係る半導体装置110の断面図である。図4のように、実施例1の変形例1の半導体装置110では、金属膜26は金属膜12に接触しているが接合はしていない。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。実施例1の変形例1の半導体装置110は、実施例1の半導体装置100の製造工程において、金属膜12上に半田膜30aを設けずに金属膜12を厚く形成して金属膜26を金属膜12に接触させること以外は、実施例1と同じ方法で製造できる。
実施例1の変形例1のように、金属膜26と金属膜12は接触している場合でもよい。この場合でも、半導体素子20で発生した熱を基板10に放熱させることができる。
図5は、実施例2に係る半導体装置200の平面図である。図6(a)は、図5のA−A間の断面図、図6(b)は、図5のB−B間の断面図、図6(c)は、図5のC−C間の断面図である。実施例2の半導体装置200は、基板10に実装される半導体素子20が光半導体素子の1つである半導体光増幅(SOA:Semiconductor Optical Amplifier)素子である場合の例である。また、基板10上に複数の半導体素子20が実装されていてもよいが、ここでは1つの半導体素子20を図示して説明する。
図5から図6(c)のように、実施例2の半導体装置200は、基板10に設けられた凹部36に、半導体素子20が半田膜30a、30bによってフリップチップ実装されている。基板10は、例えばSi基板である。半田膜30a、30bは、例えばAuSn半田膜である。
基板10に設けられた凹部36の底面上に、金属膜12と基板10よりも熱伝導率の低い材料で形成された誘電体膜14とが直接設けられている。誘電体膜14上に、金属膜16が設けられている。金属膜12、16は、例えば基板10側からチタン(Ti)層、白金(Pt)層、金(Au)層が積層された積層金属膜である。金属膜12と金属膜16は、例えば同じ膜厚を有する。誘電体膜14は、例えば酸化シリコン(SiO)膜である。
半導体素子20は、例えばn型InP基板である半導体基板50の基板10側の面上に、半導体層である下部クラッド層52と活性層54と上部クラッド層56とコンタクト層58とが積層されたメサ部60を備える。下部クラッド層52は、例えばn型InP層である。活性層54は、例えば量子井戸活性層である。上部クラッド層56は、例えばp型InP層である。コンタクト層58は、例えばp型InGaAsP層である。メサ部60の側面は半導体層である埋め込み層62で埋め込まれていて、これにより、メサ部64が形成されている。埋め込み層62は、例えば半絶縁性InP層である。
半導体基板50の基板10側の面を覆って保護膜66が設けられている。保護膜66は、例えば窒化シリコン(SiN)膜である。保護膜66は、コンタクト層58を露出する開口を有し、この開口に埋め込まれて金属膜26が設けられている。金属膜26は、例えばTiW層とAu層との積層膜であってコンタクト層58に接するp側電極26aとp側電極26a上に設けられたAuメッキ膜26bとを含む。このように、金属膜26は、半導体素子20の機能部に電流を流すためのp側電極26aを含む。
活性層54(コア層)を含む光導波路領域が、半導体素子20が動作することで発熱する発熱領域22である。また、半導体素子20は、発熱領域22以外の領域24として光導波路領域以外の領域を有する。
発熱領域22以外の領域24では、半導体基板50の基板10側の主面上に、金属膜28が設けられている。金属膜28は、TiW層とAu層との金属膜28aと金属膜28a上に設けられたAuメッキ膜28bとを含む。金属膜28は、例えば金属膜26と同じ層構造で且つ同じ厚さを有する。
金属膜26は、半田膜30aによって、金属膜12に半田接合している。金属膜28は、半田膜30bによって、金属膜16に半田接合している。また、半導体基板50の基板10とは反対側の面上に、例えばAuGe層とAu層の積層膜であるn側電極68とAuメッキ膜70とが設けられている。
基板10に設けられた凹部36の底面上に、パッド34が設けられている。パッド34は、例えばTi層、Pt層、及びAu層が積層された金属膜である。金属膜12は、基板10に設けられた凹部36の底面上をパッド34まで延在していて、パッド34に電気的に接続されている。これにより、パッド34から半導体素子20の機能部(光導波路領域)に電流を供給することが可能となる。
基板10に設けられた凹部36の周囲の凸部38に、Si層40を挟んでSiO層42、44が設けられている。Si層40はコア層として機能し、SiO層42、44はクラッド層として機能する。半導体素子20の活性層54は、Si層40に光結合している。
なお、基板10には、スポットサイズ変換器、不純物ドーピング領域、電極、ヒータなどの種々の部品を備えていてもよい。
図7(a)から図9(c)は、実施例2に係る半導体装置200の製造方法を示す断面図である。まず、図7(a)から図7(e)を用いて、半導体素子20の製造方法について説明する。図7(a)のように、n型InP基板である半導体基板50上に、n型InP層の下部クラッド層52、量子井戸活性層の活性層54、p型InP層の上部クラッド層56、及びp型InGaAsPのコンタクト層58を成膜する。各層の成長は、例えば有機金属気相成長(MOCVD:Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法を用いて行う。下部クラッド層52の厚さは例えば2.0μmである。活性層54の厚さは例えば0.2μmである。上部クラッド層56の厚さは例えば1.5μmである。コンタクト層58の厚さは例えば0.3μmである。
コンタクト層58上に例えばSiO膜からなるマスク層80を形成し、マスク層80をマスクに、コンタクト層58、上部クラッド層56、活性層54、及び下部クラッド層52をエッチングする。これにより、メサ部60が形成される。エッチングは、例えば誘導結合型プラズマ反応性イオンエッチング(ICP−RIE:Inductive Coupled Plasma ? Reactive Ion Etching)法を用いて行う。
図7(b)のように、メサ部60の周りを半絶縁性InP層の埋め込み層62で埋め込む。埋め込み層62の埋め込みは、例えばMOCVD法を用いて行う。埋め込み後、メサ部60及び埋め込み層62上に例えばフォトレジストからなるマスク層82を形成し、マスク層82をマスクに、埋め込み層62と下部クラッド層52をエッチングする。これにより、メサ部64が形成される。エッチングは、例えば塩酸とリン酸の混合溶液を用いて行う。
図7(c)のように、半導体基板50上に、メサ部64を覆って、SiN膜の保護膜66を成膜する。保護膜66の成膜は、例えばプラズマCVD法を用いて行う。保護膜66の厚さは例えば0.5μmである。次に、例えばフォトレジストからなるマスク層を用いてメサ部64上の保護膜66をエッチングし、コンタクト層58を露出させる開口を形成する。次に、半導体基板50上に、メサ部64を覆って、TiW層とAu層とからなる金属膜84を成膜する。金属膜84は、保護膜66に形成された開口に埋め込まれて、コンタクト層58に接して形成される。金属膜84の成膜は、例えばスパッタリング法を用いて行う。TiW層の厚さは例えば0.1μmであり、Au層の厚さは例えば0.1μmである。
図7(d)のように、例えばフォトレジストからなるマスク層を用い、金属膜84を下地メッキ膜とした電解メッキ法によってAuメッキ膜86を成膜する。Auメッキ膜86の厚さは例えば2.0μmである。
図7(e)のように、Auメッキ膜86をマスクとして、金属膜84をエッチングする。これにより、光導波路領域である発熱領域22に、金属膜84であるp側電極26aとAuメッキ膜86であるAuメッキ膜26bとを含む金属膜26が形成される。発熱領域22以外の領域24に、金属膜84である金属膜28aとAuメッキ膜86であるAuメッキ膜28bとを含む金属膜28が形成される。
次いで、半導体素子20の厚さが例えば150μm程度となるように半導体基板50を下面側から研磨した後、半導体基板50の下面にAuGe層とAu層の積層膜からなるn側電極68とAuメッキ膜70とを形成する。n側電極68の成膜は、例えば真空蒸着法を用いて行う。Auメッキ膜70の成膜は、例えば電解メッキ法を用いて行う。以上により、半導体素子20が形成される。
次に、図8(a)から図8(d)を用いて、基板10に対する製造方法について説明する。図8(a)のように、基板10を含むSOI(Silicon on Insulator)基板を準備する。SOI基板のSi基板が基板10に相当する。基板10上には、SiO層42とSi層40(不図示)とが設けられている。SiO層42の厚さは例えば3μmである。Si層40の厚さは例えば0.25μmである。SOI基板を準備した後、Si層40を導波路形状に加工する。導波路形状への加工は、例えばEB(Electron Beam)露光又はステッパ露光などを用いたフォトリソグラフィ技術とエッチング技術を用いて行う。その後、SiO層42上に、Si層40を覆うSiO層44を成膜する(図5及び図6(c)も参照)。SiO層44の成膜は、例えばプラズマCVD法を用いて行う。SiO層44の厚さは例えば1.5μmである。このときに、必要に応じて、スポットサイズ変換器、不純物ドーピング領域、電極、ヒータなどの種々の部品を形成する。
次いで、SiO層44上に例えばフォトレジストからなるマスク層を形成し、マスク層をマスクに、SiO層44、Si層40、SiO層42、及び基板10をエッチングして、基板10に凹部36を形成する。エッチングは、例えばICP−RIE法を用いて行う。凹部36の深さは、例えば4.5μmである。
図8(b)のように、プラズマCVD法を用いてSiO膜を成膜した後、フォトレジストからなるマスク層を用いてSiO膜をパターニングし、基板10に設けられた凹部36の底面上に誘電体膜14を形成する。誘電体膜14の厚さは例えば5μmである。
図8(c)のように、パターン化されたフォトレジストマスクを用い、例えば真空蒸着法でTi層とPt層とAu層を成膜した後、フォトレジストをリフトオフ法で除去する。これにより、基板10の凹部36に、金属膜12、16及びパッド34を形成する。金属膜12及びパッド34は、凹部36の底面上に直接形成され、互いに接している。金属膜16は誘電体膜14上に形成される。Ti層の厚さは例えば0.1μm、Pt層の厚さは例えば0.2μm、Au層の厚さは例えば0.5μmである。
図8(d)のように、パターン化されたフォトレジストマスクを用い、例えば真空蒸着法でAuSn膜を成膜した後、フォトレジストマスクをリフトオフ法で除去する。これにより、金属膜12上に半田膜30aが形成され、金属膜16上に半田膜30bが形成される。半田膜30a、30bの厚さは、例えば2.0μmである。以上により、基板10に対する製造が完了する。
次に、図9(a)から図9(c)を用いて、半導体素子20を基板10に実装する実装工程について説明する。図9(a)のように、フリップチップボンダを用いて半導体素子20をジャンクションダウンでピックアップし、半導体素子20と基板10とに形成されたアライメントマークを用いて、平面方向の位置合わせを行う。ここで、金属膜26と半田膜30aとの間隔I1が、金属膜28と半田膜30bとの間隔I2よりも大きくなるように、各膜の厚さなどを設定する。
図9(b)のように、半導体素子20を基板10側に押して、金属膜28を半田膜30bに接触させる。図9(a)で説明したように、金属膜26と半田膜30aとの間隔I1が金属膜28と半田膜30bとの間隔I2よりも大きくなるように設定されているため、金属膜26と半田膜30aとの間は空隙32が形成される。この状態で、半導体素子20を高温(例えば320℃)に加熱し、基板10を低温(例えば280℃以下のような半田膜30aが溶けない温度)に加熱して、金属膜28を半田膜30bによって金属膜16に半田接合する。金属膜16と基板10との間に誘電体膜14が設けられ且つ金属膜26と半田膜30aとの間に空隙32が形成されているため、半田膜30bを十分に高温化させることができる。したがって、金属膜28と金属膜16とを強固に半田接合することができる。
図9(c)のように、金属膜28と金属膜16とを半田接合した後、半導体素子20を基板10側に押して金属膜26を半田膜30aに接触させ、金属膜26を半田膜30aによって金属膜12に半田接合する。この際、半導体素子20を基板10側に押す力の大きさを調整して、半導体素子20の活性層54が基板10上に設けられたSi層40に光結合するように光軸高さを一致させる。半導体素子20を高温(例えば320℃)に加熱していても、金属膜26、半田膜30a、及び金属膜12を介して基板10に放熱されてしまうため、半田膜30aを十分に高温化させることは難しい。このため、金属膜26と金属膜12との接合強度が十分でないことが起こり得る。しかしながら、金属膜28と金属膜16とが強固に半田接合されているため、金属膜26と金属膜12との接合強度が十分でなくても問題はない。
図10(a)は、比較例に係る半導体装置500の平面図、図10(b)は、図10(a)のA−A間の断面図である。図10(a)及び図10(b)のように、比較例の半導体装置500は、半導体素子20の発熱領域22に設けられた金属膜26が基板10上に直接設けられた金属膜12に半田膜30aによって半田接合されている。基板10上には誘電体膜と金属膜との積層膜が設けられてなく、また、半導体素子20の発熱領域22以外の領域24には金属膜が設けられていない。すなわち、半導体素子20の発熱領域22以外の領域24では、金属膜の半田接合が行われていない。その他の構成は、実施例2と同じであるため説明を省略する。
比較例の半導体装置500では、半導体素子20の発熱領域22に設けられた金属膜26が基板10上に直接設けられた金属膜12に半田接合している。このため、半導体素子20の動作によって半導体素子20で発生した熱は、基板10に効率良く放熱する。しかしながら、半導体素子20は、金属膜26が金属膜12に半田接合することで基板10に実装されていて、その他の金属膜は半田接合されていない。金属膜12は基板10に直接形成されていることから、強固な半田接合を得るために半田膜30aを高温にさせるべく半導体素子20を高温に加熱しても基板10に放熱されてしまう。このため、半田膜30aを十分に高温化させることが難しく、金属膜26と金属膜12との半田接合の強度が不十分となり、半導体素子20が基板10に対して傾く場合や基板10から剥離する場合がある。
一方、実施例2によれば、図5から図6(c)のように、半導体素子20の発熱領域22に設けられた金属膜26は、基板10上に直接設けられた金属膜12に半田接合されている。これにより、半導体素子20で発生した熱は基板10に効率良く放熱する。半導体素子20の発熱領域22以外の領域24に設けられた金属膜28は、誘電体膜14上に設けられた金属膜16に半田接合している。これにより、金属膜28を金属膜16に半田接合する際に半田膜30bを十分に高温化させることができ、金属膜28と金属膜16を強固に半田接合することができる。したがって、半導体素子20は基板10に強固に半田接合されるため、半導体素子20が基板10に対して傾くことや基板10から剥離することが抑制される。
また、実施例2によれば、図6(b)のように、誘電体膜14は、金属膜16よりも厚い膜厚を有する。これにより、半導体素子20側から基板10側への放熱を効果的に抑制できる。なお、半導体素子20側から基板10側への放熱を抑制する点から、誘電体膜14は、金属膜16及び金属膜28よりも厚い場合が好ましく、金属膜16と金属膜28との合計膜厚よりも厚い場合がより好ましい。金属膜16と金属膜28とが接合された領域における誘電体膜14と半導体基板50との間隔よりも厚い場合がさらに好ましい。
また、実施例2によれば、図6(b)のように、金属膜26と金属膜12との半田接合領域の両側に、金属膜28と金属膜16との半田接合領域が設けられている。これにより、半導体素子20を基板10上に安定して実装させることができる。
また、実施例2によれば、図6(b)のように、金属膜28と金属膜16との半田接合部の幅は、金属膜26と金属膜12との半田接合部の幅よりも広い。これにより、半導体素子20を基板10にしっかりと固定することができる。
また、実施例2によれば、図6(a)のように、半導体素子20の金属膜26が設けられた面は、半導体素子20の金属膜28が設けられた面よりも基板10側に突出している。これにより、金属膜12、16を同時に成膜し、金属膜26、28を同時に成膜し、半田膜30a、30bを同時に成膜した場合でも、金属膜26が金属膜12に半田接合し且つ金属膜28が金属膜16に半田接合する構造が得られる。なお、SOA素子や半導体レーザ素子などの光半導体素子は、光導波路領域を有するメサ部が設けられた構造を用いることがあるため、光半導体素子に実施例に記載の発明を適用することが好ましい。
また、実施例2の製造方法によれば、図7(e)のように、発熱領域22における半導体素子20上に金属膜26を形成し、発熱領域22以外の領域24における半導体素子20上に金属膜28を形成する。図8(b)のように、基板10上に誘電体膜14を形成する。図8(c)のように、基板10上に金属膜12を直接形成し、誘電体膜14上に金属膜16を形成する。図8(d)のように、金属膜12上に半田膜30aを形成し、金属膜16上に半田膜30bを形成する。図9(b)のように、金属膜26と半田膜30aとの間に空隙32が形成された状態で、金属膜28を半田膜30bによって金属膜16に半田接合する。図9(c)のように、金属膜28を金属膜16に半田接合した後、金属膜26を半田膜30aによって金属膜12に半田接合する。これにより、金属膜28を金属膜16に半田接合する際、金属膜16は誘電体膜14上に設けられ且つ金属膜26と半田膜30aとの間に空隙32が形成されていることから、半田膜30bを十分に高温化させることができる。よって、金属膜28を金属膜16に強固に半田接合することができる。また、金属膜26を基板10上に直接形成された金属膜12に半田接合することで、半導体素子20の動作によって発生した熱を効率良く基板10に放熱させることができる。
また、実施例2の製造方法によれば、図9(c)のように、金属膜28を金属膜16に半田接合した後、半導体素子20を基板10側に押圧して金属膜26を金属膜12に半田接合している。なお、実施例1と同様に、金属膜26は金属膜12に接合している場合に限られず、接触している場合でもよい。この場合でも、金属膜28を金属膜16に半田接合した後に、半導体素子20を基板10側に押圧して金属膜26を金属膜12に接触させる。これにより、簡便な製造工程によって、強固な半田接合と良好な放熱性との両立を図ることができる。
また、実施例2によれば、図5及び図6(a)のように、基板10の半導体素子20側の面上にパッド34が設けられていて、金属膜12は基板10の半導体素子20側の面上を延在してパッド34に電気的に接続されている。これにより、金属膜12と基板10との接触面積が大きくなるため、半導体素子20で発生した熱の基板10への放熱を促進させることができる。
実施例2では、半導体素子20の発熱領域22に設けられた金属膜26は、半導体素子20の機能部(光導波路領域)に電流を流すp側電極26aを含む場合を例に示したが、これに限られる訳ではない。金属膜26は、金属膜28と同様に、電極を含まない場合でもよい。
図11(a)は、実施例2の変形例1に係る半導体装置210の平面図、図11(b)は、図11(a)のA−A間の断面図である。図11(a)及び図11(b)のように、実施例2の変形例1の半導体装置210では、半導体素子20が基板10の凹部36を囲む凸部38に当接されている。その他の構成は、実施例2と同じであるため説明を省略する。
実施例2では、図9(c)で説明したように、半導体素子20を基板10側に押す力を調整して、半導体素子20の活性層54と基板10上に設けられたSi層40との光軸高さを一致させて光結合させている。これに対して、実施例2の変形例1では、半導体素子20を基板10の凹部36を囲む凸部38に当接させることで、半導体素子20の活性層54と基板10上に設けられたSi層40との光軸高さを一致させて光結合させている。これにより、光軸高さを容易且つ安定して一致させることができる。
図12は、実施例3に係る半導体装置300の断面図である。図12のように、実施例3の半導体装置300では、基板10の凹部36の底面に突起部46が設けられている。誘電体膜14は突起部46上に設けられている。その他の構成は、実施例2と同じであるため説明を省略する。
実施例1及び実施例2では、金属膜12と誘電体膜14とは基板10の同一面上に設けられている場合を例に示したが、これに限られない。実施例3のように、誘電体膜14は、金属膜12が設けられた基板10の面とは高さが異なる基板10の面上に設けられていてもよい。これにより、誘電体膜14の膜設計の自由度を上げることができる。なお、実施例3では、誘電体膜14が設けられた基板10の面が、金属膜12が設けられた基板10の面よりも高い場合を例に示したが、低い場合でもよい。
図13(a)は、実施例4に係る半導体装置400の平面図、図13(b)は、図13(a)のA−A間の断面図である。図13(a)及び図13(b)のように、実施例4の半導体装置400では、パッド34は誘電体膜14上に設けられている。金属膜16は、誘電体膜14上をパッド34まで延在していて、パッド34に電気的に接続されている。また、発熱領域22に設けられた金属膜26は、半導体素子20の基板10側の面を発熱領域22以外の領域24に設けられた金属膜28まで延在して金属膜28に電気的に接続されている。これにより、パッド34から半導体素子20の機能部(光導波路領域)に電流を供給することが可能となる。なお、図13(a)及び図13(b)では、金属膜26が金属膜28まで延在している場合を例に示したが、金属膜28が金属膜26まで延在している場合でもよいし、金属膜26と金属膜28の両方が延在している場合でもよい。その他の構成は、実施例2と同じであるため説明を省略する。
実施例4によれば、誘電体膜14上にパッド34が設けられていて、金属膜16は誘電体膜14上を延在してパッド34に電気的に接続されている。そして、金属膜26と金属膜28は、少なくともどちらか一方が半導体素子20の基板10側の面上を延在することで互いに電気的に接続されている。パッド34及びパッド34に電気的に接続された金属膜16が誘電体膜14上に設けられているため、半導体素子20に供給する電流の損失を低減することができる。
実施例2から実施例4において、金属膜12はTi層とPt層とAu層の積層膜の場合を例に示したが、これに限られる訳ではない。金属膜12は、熱伝導率の高い材料によって形成されている場合が好ましい。例えば金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、タングステン(W)、錫(Sn)、モリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、白金(Pt)などの単層膜又は積層膜や、これらの混合材料であってもよい。また、金属膜12と金属膜16とは同じ材料で形成されている場合に限られず、異なる材料で形成されていてもよい。また、金属膜12と金属膜16とは同じ膜厚を有する場合に限られず、異なる膜厚を有していてもよい。金属膜12が半田膜30aに接合する場合では、金属膜12は、後述する金属膜16及び金属膜28と同様に、半田膜30aと接合できる材料であることが好ましい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1)基板上に半導体素子がフリップチップ実装された半導体装置であって、前記基板の前記半導体素子側の面上に直接設けられた第1金属膜と、前記基板の前記半導体素子側の面上に設けられ、前記基板よりも熱伝導率が低い誘電体膜と、前記誘電体膜上に設けられた第2金属膜と、前記半導体素子の動作に伴って発熱する前記半導体素子の発熱領域における前記半導体素子の前記基板側の面上に設けられ、前記第1金属膜に接触又は接合された第3金属膜と、前記半導体素子の前記発熱領域以外の領域における前記半導体素子の前記基板側の面上に設けられ、前記第2金属膜に半田接合された第4金属膜と、を備える半導体装置。
(付記2)前記第1金属膜と前記第3金属膜とが接触又は接合された領域における前記基板と前記半導体素子との間隔をH1、前記第2金属膜と前記第4金属膜とが半田接合された領域における前記基板と前記半導体素子との間隔をH2、前記第3金属膜の厚さをD1、前記第4金属膜の厚さをD2、前記誘電体膜の厚さをDとした場合に、D>D1−D2−H1+H2を満たす、付記1記載の半導体装置。
(付記3)前記第1金属膜と前記第3金属膜とが半田接合されている、付記1または2に記載の半導体装置。
(付記4)前記発熱領域は、前記発熱領域以外の領域より突出している部分を有し、前記誘電体膜の膜厚は、前記突出している部分の高さより厚い、付記1から3のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記5)前記誘電体膜は、前記第2金属膜よりも厚い膜厚を有する、付記1から4のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記6)前記基板上に設けられたパッドを備え、前記第1金属膜は、前記基板の前記半導体素子側の面上を延在して前記パッドに電気的に接続されている、付記1から5のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記7)前記誘電体膜上に設けられたパッドを備え、前記第2金属膜は、前記誘電体膜上を延在して前記パッドに電気的に接続され、前記第3金属膜と前記第4金属膜は、前記第3金属膜及び前記第4金属膜の少なくとも一方が前記半導体素子の前記基板側の面上を延在することで互いに電気的に接続されている、付記1から5のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記8)前記誘電体膜は、前記第1金属膜が設けられた前記基板の前記半導体素子側の面とは高さが異なる前記基板の前記半導体素子側の面上に設けられている、付記1から7のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記9)前記誘電体膜は、酸化シリコン膜又は窒化シリコン膜である、付記1から8のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記10)前記第3金属膜は、前記半導体素子の機能部に電流を流す電極を含み、前記第4金属膜は、前記半導体素子の機能部に電流を流す電極を含まない、付記1から9のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記11)前記第1金属膜と前記第3金属膜の半田接合部の幅は、前記第2金属膜と前記第4金属膜の半田接合部の幅よりも広い、付記1から10のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記12)前記半導体素子の前記第3金属膜が設けられた面は、前記半導体素子の前記第4金属膜が設けられた面よりも前記基板側に突出している、付記1から11のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記13)前記半導体素子は、活性層と前記活性層を挟むクラッド層とを含むメサ部を前記発熱領域として有する光半導体素子である、付記1から12のいずれか一項記載の半導体装置。
(付記14)前記半導体素子は前記基板に設けられた凹部にフリップチップ実装されていて、前記半導体素子の端部が前記基板の前記凹部を囲む凸部に当接することで前記活性層と前記凸部上に設けられたコア層とが光結合している、付記13記載の半導体装置。
(付記15)基板上に第1金属膜を直接形成する工程と、前記基板上に、前記基板よりも熱伝導率の低い誘電体膜を形成する工程と、前記誘電体膜上に第2金属膜と半田膜とをこの順に形成する工程と、半導体素子の動作に伴って発熱する前記半導体素子の発熱領域における前記半導体素子上に第3金属膜を形成する工程と、前記半導体素子の前記発熱領域以外の領域における前記半導体素子上に第4金属膜を形成する工程と、前記第3金属膜と前記第1金属膜との間に空隙が形成された状態で、前記第4金属膜を前記半田膜によって前記第2金属膜に半田接合する工程と、前記第4金属膜を前記第2金属膜に半田接合した後、前記第3金属膜を前記第1金属膜に接触又は接合する工程と、を備える半導体装置の製造方法。
(付記16)前記第3金属膜を前記第1金属膜に接触又は接合する工程は、前記第4金属膜を前記第2金属膜に半田接合した後、前記半導体素子を前記基板側に押圧して前記第3金属膜を前記第1金属膜に接触又は接合する、付記15記載の半導体装置の製造方法。
10 基板
12 金属膜
14 誘電体膜
16 金属膜
20 半導体素子
22 発熱領域
24 発熱領域以外の領域
26 金属膜
26a p側電極
26b Auメッキ膜
28 金属膜
28a 金属膜
28b Auメッキ膜
30a、30b 半田膜
32 空隙
34 パッド
36 凹部
38 凸部
40 Si層
42、44 SiO
46 突起部
50 半導体基板
52 下部クラッド層
54 活性層
56 上部クラッド層
58 コンタクト層
60、64 メサ部
100〜500 半導体装置

Claims (12)

  1. 基板上に半導体素子がフリップチップ実装された半導体装置であって、
    前記基板の前記半導体素子側の面上に直接設けられた第1金属膜と、
    前記基板の前記半導体素子側の面上に設けられ、前記基板よりも熱伝導率が低い誘電体膜と、
    前記誘電体膜上に設けられた第2金属膜と、
    前記半導体素子の動作に伴って発熱する前記半導体素子の発熱領域における前記半導体素子の前記基板側の面上に設けられ、前記第1金属膜に接触又は接合された第3金属膜と、
    前記半導体素子の前記発熱領域以外の領域における前記半導体素子の前記基板側の面上に設けられ、前記第2金属膜に半田接合された第4金属膜と、を備える半導体装置。
  2. 前記第1金属膜と前記第3金属膜とが接触又は接合された領域における前記基板と前記半導体素子との間隔をH1、前記第2金属膜と前記第4金属膜とが半田接合された領域における前記基板と前記半導体素子との間隔をH2、前記第3金属膜の厚さをD1、前記第4金属膜の厚さをD2、前記誘電体膜の厚さをDとした場合に、D>D1−D2−H1+H2を満たす、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1金属膜と前記第3金属膜とが半田接合されている、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記発熱領域は、前記発熱領域以外の領域より突出している部分を有し、前記誘電体膜の膜厚は、前記突出している部分の高さより厚い、請求項1から3のいずれか一項記載の半導体装置。
  5. 前記誘電体膜は、前記第2金属膜よりも厚い膜厚を有する、請求項1または4のいずれか一項記載の半導体装置。
  6. 前記基板上に設けられたパッドを備え、
    前記第1金属膜は、前記基板の前記半導体素子側の面上を延在して前記パッドに電気的に接続されている、請求項1から5のいずれか一項記載の半導体装置。
  7. 前記誘電体膜上に設けられたパッドを備え、
    前記第2金属膜は、前記誘電体膜上を延在して前記パッドに電気的に接続され、
    前記第3金属膜と前記第4金属膜は、前記第3金属膜及び前記第4金属膜の少なくとも一方が前記半導体素子の前記基板側の面上を延在することで互いに電気的に接続されている、請求項1から5のいずれか一項記載の半導体装置。
  8. 前記誘電体膜は、前記第1金属膜が設けられた前記基板の前記半導体素子側の面とは高さが異なる前記基板の前記半導体素子側の面上に設けられている、請求項1から7のいずれか一項記載の半導体装置。
  9. 前記誘電体膜は、酸化シリコン膜又は窒化シリコン膜である、請求項1から8のいずれか一項記載の半導体装置。
  10. 前記第3金属膜は、前記半導体素子の機能部に電流を流す電極を含み、前記第4金属膜は、前記半導体素子の機能部に電流を流す電極を含まない、請求項1から9のいずれか一項記載の半導体装置。
  11. 基板上に第1金属膜を直接形成する工程と、
    前記基板上に、前記基板よりも熱伝導率の低い誘電体膜を形成する工程と、
    前記誘電体膜上に第2金属膜と半田膜とをこの順に形成する工程と、
    半導体素子の動作に伴って発熱する前記半導体素子の発熱領域における前記半導体素子上に第3金属膜を形成する工程と、
    前記半導体素子の前記発熱領域以外の領域における前記半導体素子上に第4金属膜を形成する工程と、
    前記第3金属膜と前記第1金属膜との間に空隙が形成された状態で、前記第4金属膜を前記半田膜によって前記第2金属膜に半田接合する工程と、
    前記第4金属膜を前記第2金属膜に半田接合した後、前記第3金属膜を前記第1金属膜に接触又は接合する工程と、を備える半導体装置の製造方法。
  12. 前記第3金属膜を前記第1金属膜に接触又は接合する工程は、前記第4金属膜を前記第2金属膜に半田接合した後、前記半導体素子を前記基板側に押圧して前記第3金属膜を前記第1金属膜に接触又は接合する、請求項11記載の半導体装置の製造方法。
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