JP2018132121A - 軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】異常を容易に検出することができる軸受を提供すること。
【解決手段】軸受は、回転軸を中心とした環状の内輪と、内輪の外側に配置される外輪と、複数の転動体と、保持器とを備える。保持器は、隣り合う転動体の間に位置する複数の柱部と、複数の柱部を連結するリング部と、を備える。回転軸に対する直交する断面において、隣り合う転動体の中心を通る直線に沿う方向を第1方向とし、第1方向に対して直交する方向を第2方向とする。隣り合う転動体の間にある柱部の第1方向の最大幅は、隣り合う転動体の間の第1方向の最小距離より大きい。隣り合う転動体の間にある柱部と転動体との間の第2方向における最小距離の最大値をδmax(μm)とし、転動体の直径をDa(mm)とし、転動体のピッチ円直径をdm(mm)とすると、所定の関係を満たす。
【選択図】図5

Description

本発明は、軸受に関する。
軸受の潤滑不良を検出することができる技術が知られている。例えば、特許文献1には潤滑不良を検出するための監視装置の一例が記載されている。特許文献1の監視装置は、保持器の変位を検出する変位センサを備え、正常時の保持器の変位と異常時の保持器の変位とを比べることで潤滑不良を検出する。
特開2005−345277号公報
しかしながら、特許文献1の監視装置のように変位センサを用いる場合、変位センサを取り付けるためにハウジング及び軸受の外輪等に対して特別な加工が必要となる。このため、製造工程が増え且つ組み立てが容易ではなかった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、異常を容易に検出することができる軸受を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の一態様に係る軸受は、回転軸を中心とした環状の内輪と、前記内輪の外側に配置される外輪と、前記内輪と前記外輪との間に配置される複数の転動体と、隣り合う前記転動体の間の間隔を保つ保持器と、を備え、前記保持器は、隣り合う前記転動体の間に位置する複数の柱部と、複数の前記柱部を連結するリング部と、を備え、前記回転軸に対する直交する断面において、隣り合う前記転動体の中心を通る直線に沿う方向を第1方向とし、前記第1方向に対して直交する方向を第2方向とした場合、当該隣り合う前記転動体の間にある前記柱部の前記第1方向の最大幅は、隣り合う前記転動体の間の前記第1方向の最小距離より大きく、当該隣り合う前記転動体の間にある前記柱部と前記転動体との間の前記第2方向における最小距離の最大値をδmax(μm)とし、前記転動体の直径をDa(mm)とし、前記転動体のピッチ円直径をdm(mm)とすると、式(1)を満たす。
Figure 2018132121
これにより、保持器の移動できる量が式(1)の左辺よりも大きくなる。その結果、異常時に測定される加速度が、式(1)を満たさない場合に比較して顕著に大きくなる。このため、異常時に測定される加速度と、異常時でない時(例えば初期状態の時)に測定される加速度との間の差が大きくなる。したがって、本実施形態に係る軸受は異常を容易に検出することができる。
軸受の望ましい態様として、式(2)を満たすことが好ましい。
Figure 2018132121
これにより、保持器の柱部が過剰に細くなることが防止される。このため、軸受は、異常を容易に検出することができ且つ保持器の強度を保つことができる。
本発明によれば、異常を容易に検出することができる軸受を提供することができる。
図1は、本実施形態に係る異常検出装置の模式図である。 図2は、本実施形態に係る軸受の断面図である。 図3は、図2におけるA−A断面図である。 図4は、本実施形態に係る転動体の側面図である。 図5は、保持器の柱部を拡大して示す断面図である。 図6は、保持器の柱部を拡大して示す断面図である。 図7は、保持器の柱部を拡大して示す断面図である。 図8は、潤滑不良が生じた比較例に係る軸受において、内輪が回転している時に加速度センサで検出される加速度を示したグラフである。 図9は、潤滑不良が生じた本実施形態に係る軸受において、内輪が回転している時に加速度センサで検出される加速度を示したグラフである。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
図1は、本実施形態に係る異常検出装置の模式図である。実施形態に係る異常検出装置100は、軸受1に生じる異常を検出するための装置である。軸受1に生じる異常は、例えば潤滑不良等である。異常検出装置100は、軸受ユニット10と、加速度センサ8と、制御装置9と、出力装置99と、を備える。
図1に示すように、軸受ユニット10は、ハウジング11と、シャフト7と、軸受1と、を備える。ハウジング11は、軸受1を支持する筐体である。シャフト7は、軸受1を介してハウジング11に支持される部材である。シャフト7は、回転軸Z1を中心に回転できる。
加速度センサ8は、加速度を計測する機器である。例えば加速度センサ8は、図1に示すようにハウジング11に固定されている。加速度センサ8は、ハウジング11に加わる加速度に応じて出力信号を変化させる。
制御装置9は、例えばコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、インターフェース(I/F)等を備える。CPU、ROM、RAM、インターフェース(I/F)が連携することで、制御装置9の各機能が実現する。
制御装置9は、信号処理部91と、比較部92と、記憶部93と、を備える。信号処理部91は、加速度センサ8から出力された信号を受け取る。信号処理部91は、信号を加速度に変換し、加速度の値を比較部92に出力する。比較部92は、所定時間における加速度のRMS(Root Mean Square)を演算する。比較部92は、記憶部93に予め記憶された基準RMS(A)に対する、信号処理部91から受信した加速度のRMS(A1)と基準RMSとの間の差の比(|A−A1|/A)を演算する。基準RMSは、例えば初期状態(軸受1が使用される前の状態)における試験等で計測されたハウジング11に生じる加速度のRMSである。比較部92は、演算した比と、記憶部93に予め記憶されたしきい値とを比較する。比較部92は、演算した比がしきい値よりも大きい場合に、出力装置99を作動させる信号を出力する。
出力装置99は、軸受1で異常が発生したことを人間に認識させるための装置である。出力装置99は、例えばモニタ又は警報機等である。出力装置99は、制御装置9の比較部92から出力された信号に基づいて作動する。
図2は、本実施形態に係る軸受の断面図である。図3は、図2におけるA−A断面図である。図4は、本実施形態に係る転動体の側面図である。軸受1は、例えば円すいころ軸受である。図2に示すように、軸受1は、内輪3と、外輪2と、複数の転動体4と、保持器5と、を備える。
内輪3は、回転軸Z1を中心とした環状の部材である。内輪3はシャフト7(図1参照)に固定され、シャフト7と共に回転する。内輪3は、軌道面39と、小鍔部31と、大鍔部32と、を備える。軌道面39には転動体4が接する。図2に示す断面において、軌道面39は回転軸Z1に対して角度をなす。小鍔部31は、軌道面39の一端側に配置される。大鍔部32は、軌道面39の他端側に配置される。大鍔部32の外径は小鍔部31の外径より大きい。大鍔部32は転動体4に接している。
外輪2は、回転軸Z1を中心とした環状の部材である。外輪2は、内輪3の外側に配置される。外輪2は、ハウジング11(図1参照)の外表面に固定される。外輪2は、軌道面29を備える。軌道面29には転動体4が接する。図2に示す断面において、軌道面29が回転軸Z1に対してなす角度は、軌道面39が回転軸Z1に対してなす角度より大きい。
転動体4は、例えばころである。転動体4の外周面は、軌道面39及び軌道面29に接している。図4に示すように、転動体4は、一方の端面である尾部401と、尾部401よりも大きい他方の端面である頭部402と、を備える。転動体4は、回転軸Z1に対して角度をなす転動体回転軸Z2(図2参照)を中心に回転する。複数の転動体4は、図3に示すように、回転軸Z1を中心とした円の接線方向(以下、周方向という)で等間隔に配置されている。転動体4の数は例えば10個である。複数の転動体4を互いに区別するため、周方向に向かって順に転動体41、転動体42、転動体43、転動体44、転動体45、転動体46、転動体47、転動体48、転動体49、転動体410とする。
保持器5は、隣り合う転動体4の間の間隔を保つための部材である。すなわち、保持器5は、複数の転動体4を位置決めするための部材である。図2に示すように、保持器5は、複数の柱部53と、第1リング部51と、第2リング部52と、を備える。
柱部53は、例えば板状であって、隣り合う転動体4の間に配置される。柱部53の数は、転動体4の数に等しい。すなわち、隣り合う転動体4の間に1つずつ柱部53が配置される。複数の柱部53を互いに区別するため、転動体41と転動体410との間にある柱部53を柱部531とする。柱部531を基準として周方向に向かって順に柱部532、柱部533、柱部534、柱部535、柱部536、柱部537、柱部538、柱部539、柱部5310とする。
第1リング部51は、回転軸Z1を中心とした環状であって、柱部53に対して小鍔部31側に配置される。第1リング部51は、複数の柱部53の一端を連結する。第2リング部52は、回転軸Z1を中心とした環状であって、柱部53に対して大鍔部32側に配置される。第2リング部52は、複数の柱部53の他端を連結する。第1リング51と第2リング52との間の距離は、転動体4の転動体回転軸Z2に沿う方向の長さより大きい。このため、転動体4の尾部401と第1リング部51との間、又は頭部402と第2リング部52との間には隙間が生じる。その結果、保持器5は回転軸Z1に沿う方向(以下、軸方向という)に動くことができる。
図3に示すように、回転軸Z1に対する直交する断面において、隣り合う転動体41及び転動体410の中心を通る直線L1に沿う方向を第1方向Dxとし、第1方向Dxに対して直交する方向を第2方向Dyとする。転動体41及び転動体410の間にある柱部531の第1方向Dxの最大幅W53は、隣り合う転動体41及び転動体410の間の第1方向Dxの距離W4より大きい。このため、柱部531は、転動体41及び転動体410の少なくとも一方に対して第2方向Dyで重なる。
なお、柱部531を除く柱部53に対応する第1方向及び第2方向は、上述した第1方向Dx及び第2方向Dyとは異なる。例えば、柱部532に対応する第1方向は、図3に示す断面において転動体41及び転動体42の中心を通る直線に沿う方向であり、柱部532に対応する第2方向は、当該方向に対して直交する方向である。その他の柱部53に対応する第1方向及び第2方向も同様に説明できる。
図5から図7は、保持器の柱部を拡大して示す断面図である。図5から図7は、図2に示したA−A断面図の一部である。図5から図7は、柱部531と転動体41(転動体410)との間の第2方向Dyにおける最小距離δが最大となった状態を示している。言い換えると、図5から図7は、柱部531が転動体41及び転動体410の方向に最も寄った状態を示している。この状態においては、図5に示すように、柱部531は転動体41及び転動体410の両方から離れている。図6に示すように、転動体43と転動体44との間にある柱部534は、転動体43に接している。図7に示すように、転動体47と転動体48との間にある柱部538は、転動体48に接している。
以下において例として柱部531について説明されるが、柱部531に関する説明は、他の柱部53に対しても適用することができる。すなわち、柱部532から柱部5310も以下の条件を満たす。
最小距離δは、内輪3の大鍔部32(図2参照)が鉛直方向下側になるように軸受1を測定台に置いた場合に測定される距離である。上述したように保持器5は、軸方向に動くことができる。大鍔部32が鉛直方向下側にある時、転動体4の頭部402(図4参照)が大鍔部32に接し且つ尾部401(図4参照)が保持器5の第1リング部51に接する。最小距離δは、この状態で測定された距離である。
柱部531は、転動体41又は転動体410に接することもある。図5の破線は、転動体41及び転動体410に接した時の柱部531である。このため、最小距離δの最小値は0である。一方、最小距離δの最大値をδmax(μm)とし、転動体41の直径をDa(mm)(図4参照)とし、転動体4のピッチ円直径をdm(mm)(図3参照)とすると、下記式(1)及び式(2)が成り立つ。転動体4の直径(Da)は、図4に示すように、転動体回転軸Z2に対して直交し且つ尾部401及び頭部402を結ぶ線分の中点を通る平面P2で転動体4を切った時の円の直径である。ピッチ円直径(dm)は、回転軸Z1を中心とし且つ転動体回転軸Z2及び平面P2の交点C2(図4参照)を通る円の直径である。
Figure 2018132121
Figure 2018132121
柱部531と転動体41(転動体410)との間には隙間が生じるので、柱部531は第2方向Dyに移動することができる。柱部531の第2方向Dyへの移動量の最大値はδmaxに等しい。式(1)が満たされることで、軸受1においては、例えば潤滑不良となった場合に生じる振動が大きくなりやすい。このため、加速度センサ8で測定される加速度が大きくなる。
比較例に係る軸受と、本実施形態に係る軸受1とに対して実験が行われた。比較例に係る軸受は、軸受1に対してδmaxの値を除き同じである。実験に用いられた軸受において、内輪の内径は70mmであり、外輪の外径は150mmであり、軸方向の幅は38mmであり、転動体の直径(Da)は20mmであり、ピッチ円直径(dm)は110mmである。比較例に係る軸受において、δmaxは200μmである。すなわち、比較例に係る軸受は上記式(1)を満たさない。一方、実験に用いられた本実施形態に係る軸受1において、δmaxは300μmである。すなわち、実験に用いられた本実施形態に係る軸受1は上記式(1)を満たす。なお、δmaxを正確に測定することは難しい。例えば、δmaxは複数回測定されており、上述したδmaxの値は複数の測定値の中央値である。
図8は、潤滑不良が生じた比較例に係る軸受において、内輪が回転している時に加速度センサで検出される加速度を示したグラフである。図9は、潤滑不良が生じた本実施形態に係る軸受において、内輪が回転している時に加速度センサで検出される加速度を示したグラフである。図8及び図9は、内輪の回転数が4000(1/rpm)である場合の加速度の推移である。
図8及び図9に示すように、本実施形態の軸受1を用いた場合に測定される加速度は、比較例に係る軸受を用いた場合に測定される加速度より大きくなっている。例えば、本実施形態の軸受1を用いた場合に測定される加速度のRMSは19.6(m/s)である。比較例に係る軸受を用いた場合に測定される加速度のRMSは、11.8(m/s)である。本実施形態のRMSは、比較例のRMSの約1.66倍である。一方、本実施形態のδmax(300μm)は、比較例のδmax(200μm)の1.5倍である。
このように、本実施形態は、δが1/2×(100×dm/Da)以上であることにより、比較例に対するδmaxの比から予想される異常時のRMSよりも大きいRMSを得ることができる。このため、本実施形態によれば、異常が生じた時のRMSと上述した基準RMSとの間の差が大きくなりやすい。したがって、本実施形態に係る軸受1は、異常を容易に検出することができる。
また、仮にδが(100×dm/Da)より大きい場合、異常時のRMSは大きくなる可能性があるものの、柱部53の第2方向Dyの幅を小さくする必要ある。このため、柱部53の強度が不足する可能性がある。本実施形態に係る軸受1は、δが(100×dm/Da)以下であることにより、異常を容易に検出することができ且つ保持器5の強度を保つことができる。
なお、異常検出装置100において、加速度センサ8が取り付けられる位置はハウジング11の外表面に限定されない。例えば、加速度センサ8はハウジング11の内表面に取り付けられてもよいし、外輪2に取り付けられてもよい。
なお、制御装置9において、比較部92は必ずしも上述した処理を行わなくてもよい。例えば、比較部92は、加速度のRMSを演算せず、記憶部93に予め記憶された基準加速度(B)に対する、信号処理部91から受信した加速度(B1)と基準加速度との間の差の比(|B−B1|/B)を演算してもよい。また、比較部92は、必ずしも比を演算しなくてもよい。例えば、比較部92は、信号処理部91から受信した加速度のRMS(A1)と基準RMSとの間の差(|A−A1|)を演算し、この差と記憶部93に予め記憶されたしきい値とを比較してもよい。
なお、軸受1は、円すいころ軸受に限られない。軸受1は、例えば円筒ころ軸受又は深溝玉軸受等であってもよい。すなわち、転動体4は円柱状のころであってもよいし玉であってもよい。転動体4が円柱状のころである場合、直径(Da)は回転軸Z1に対する直交平面でころを切った断面における円の直径であり、ピッチ円直径(dm)は、当該円の中心を通り且つ回転軸Z1を中心とする円の直径である。転動体4が玉である場合、直径(Da)は玉の外径であり、ピッチ円直径(dm)は、回転軸Z1を中心とし且つ玉の中心を通る円の直径である。
以上で説明したように、軸受1は、回転軸Z1を中心とした環状の内輪3と、内輪3の外側に配置される外輪2と、内輪3と外輪2との間に配置される複数の転動体4と、隣り合う転動体4の間の間隔を保つ保持器5と、を備える。保持器5は、隣り合う転動体(例えば転動体41及び転動体410)の間に位置する複数の柱部53と、複数の柱部53を連結するリング部(第1リング部51及び第2リング部52)と、を備える。回転軸Z1に対する直交する断面において、隣り合う転動体(例えば転動体41及び転動体410)の中心を通る直線L1に沿う方向を第1方向Dxとし、第1方向Dxに対して直交する方向を第2方向Dyとする。隣り合う転動体(転動体41及び転動体410)の間にある柱部531の第1方向Dxの最大幅W53は、隣り合う転動体(転動体41及び転動体410)の間の第1方向Dxの最小距離W4より大きい。隣り合う転動体(転動体41及び転動体410)の間にある柱部531と転動体(転動体41又は転動体410)との間の第2方向Dyにおける最小距離δの最大値をδmax(μm)とし、転動体4の直径をDa(mm)とし、転動体4のピッチ円直径をdm(mm)とすると、式(1)を満たす。
これにより、保持器5の移動できる量が式(1)の左辺よりも大きくなる。その結果、異常時に測定される加速度が、式(1)を満たさない場合に比較して顕著に大きくなる。このため、異常時に測定される加速度と、異常時でない時(例えば初期状態の時)に測定される加速度との間の差が大きくなる。したがって、本実施形態に係る軸受1は異常を容易に検出することができる。
また、本実施形態に係る軸受1においては、式(2)を満たす。
これにより、保持器5の柱部53が過剰に細くなることが防止される。このため、本実施形態に係る軸受1は、異常を容易に検出することができ且つ保持器5の強度を保つことができる。
1 軸受
10 軸受ユニット
100 異常検出装置
11 ハウジング
2 外輪
3 内輪
31 小鍔部
32 大鍔部
4(41、42、43、44、45、46、47、48、49、410) 転動体
401 尾部
402 頭部
5 保持器
51 第1リング部
52 第2リング部
53(531、532、533、534、535、536、537、538、539、5310) 柱部
7 シャフト
8 加速度センサ
9 制御装置
99 出力装置
Dx 第1方向
Dy 第2方向
Z1 回転軸
Z2 転動体回転軸

Claims (2)

  1. 回転軸を中心とした環状の内輪と、
    前記内輪の外側に配置される外輪と、
    前記内輪と前記外輪との間に配置される複数の転動体と、
    隣り合う前記転動体の間の間隔を保つ保持器と、
    を備え、
    前記保持器は、隣り合う前記転動体の間に位置する複数の柱部と、複数の前記柱部を連結するリング部と、を備え、
    前記回転軸に対する直交する断面において、隣り合う前記転動体の中心を通る直線に沿う方向を第1方向とし、前記第1方向に対して直交する方向を第2方向とした場合、
    当該隣り合う前記転動体の間にある前記柱部の前記第1方向の最大幅は、隣り合う前記転動体の間の前記第1方向の最小距離より大きく、
    当該隣り合う前記転動体の間にある前記柱部と前記転動体との間の前記第2方向における最小距離の最大値をδmax(μm)とし、前記転動体の直径をDa(mm)とし、前記転動体のピッチ円直径をdm(mm)とすると、式(1)を満たす軸受。
    Figure 2018132121
  2. 式(2)を満たす請求項1に記載の軸受。
    Figure 2018132121
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