JP2018132077A - 等速自在継手 - Google Patents

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Taku Itagaki
卓 板垣
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【課題】円周方向ガタを生じることなくトルク負荷時の嵌合部の捩り強度の向上を図ることが可能な等速自在継手を提供する。【解決手段】内側継手部材と、内側継手部材の軸孔に嵌挿されるシャフトとを連結する凹凸嵌合構造を備える等速自在継手である。凹凸嵌合構造は、内側継手部材またはシャフトのどちらか一方の凸部とその凸部に嵌合する相手部材の凹部との嵌合接触部位全域が密着している密着嵌合部と、シャフトが内側継手部材の軸孔に嵌挿される前に予め形成された凹部と凸部とが接触嵌合する凹凸嵌合部とからなる。凹凸嵌合部の凹部の内面および凸部の外面にそれぞれ硬化処理層を設け、凹部の硬化処理層と凸部の硬化処理層とが接触する。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や各種産業機械の動力伝達系において使用され、例えば4WD車やFR車などで使用されるドライブシャフトやプロペラシャフトに組み込まれる固定式あるいは摺動式等速自在継手に関する。
例えば、自動車のドライブシャフトは、シャフトの一方の軸端に摺動式等速自在継手を装着し、他方の軸端に固定式等速自在継手を装着した構造を具備する。
このドライブシャフトの連結用継手として使用されている摺動式等速自在継手の一つであるトリポード型等速自在継手(TJ)は、内周面に三本のトラック溝が軸方向に形成され、各トラック溝の両側にそれぞれ軸方向のローラ案内面を有する外側継手部材(外輪)と、半径方向に突出した三本の脚軸を有する内側継手部材(トリポード部材)と、その内側継手部材の脚軸と外側継手部材のローラ案内面との間に回転自在に収容された転動体(ローラ)とを主要な部材として構成される。
また、固定式等速自在継手の一つであるバーフィールド型等速自在継手(BJ)は、内球面に複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した外側継手部材(外輪)と、外球面に外側継手部材のトラック溝と対をなす複数のトラック溝を円周方向等間隔に軸方向に沿って形成した内側継手部材(内輪)と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝間に介在してトルクを伝達する複数のボールと、外側継手部材の内球面と内側継手部材の外球面との間に介在してボールを保持するケージとを主要な部材として構成される。
これら摺動式等速自在継手あるいは固定式等速自在継手とシャフトとの連結構造には、内側継手部材の軸孔内径にシャフトの軸端を嵌合する構造が採用されている。この内側継手部材の軸孔内径に軸方向に沿う凹凸として雌スプラインを形成すると共に、シャフトの軸端外径にも雄スプラインを形成する。
このように、雌スプラインと雄スプラインとの嵌合であるので、いわゆる「ガタ」が発生しやすいという問題があった。このようなガタがあると、回転トルクを確実に伝達することが困難になると共に、トルクを断続的に付加した際、スプラインの歯面が擦れ合い、スプラインの疲労強度が低下するおそれがあった。しかも、ガタによって異音が発生するおそれがあった。
そこで、従来には、内側継手部材またはシャフトのどちらか一方の凸部とその凸部に嵌合する相手部材の凹部との嵌合接触部位全域が密着している構造のものが提案されている(特許文献1)。このように、嵌合接触部位全域が密着している構造のものでは、径方向及び円周方向においてガタが生じる隙間が形成されない。すなわち、相手側の凹部形成面に凸部の形状を転写して、凸部とその凸部に嵌合接触部位全域が密着する。
特開2008−175277号公報
嵌合接触部位全域が密着している構造のものは、例えば、シャフト側に凸部を構成するスプラインを形成すると共に、このシャフトのスプラインに対して硬化処理(一般に高周波焼入)を施し、内側継手部材の軸孔の内径面を未硬化(生材)としている。そして、シャフトを内側継手部材の軸孔に挿入することによって、シャフト側の凸部によって、内側継手部材の軸孔の内径面に、この凸部に嵌合する凹部を形成する(すなわち、内側継手部材側にシャフト側のスプライン形状を転写するものである。)。これによって、凸部とその凸部に嵌合する相手部材の凹部との嵌合接触部位全域が密着することになる。また、内側継手部材側に凸部を設ける場合、シャフトに硬化処理を行わずに内径面にスプラインを設けてシャフト側にスプライン形状を転写する形態となる。
このため、凸部とその凸部に嵌合する相手部材の凹部との嵌合接触部位全域が密着する構成とするには、硬度差の著しい歯面同士の接触となる。内側継手部材の内径及びシャフトをスプライン嵌合する場合、従来一般的には両者のスプライン共に熱処理によって硬化処理を施すことで、内径とシャフト両者の歯面耐久性及び歯の根元強度は十分に確保することができる。よって、車両での実用上問題なく適用が可能である。しかしながら、硬度差の著しい歯面同士の接触であれば、車両適用時において、歯面に繰り返し荷重が負荷された場合、未硬化処理側の歯面及び歯元部分に損傷や破損を防ぐ手段を設けることが望ましい。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて、円周方向ガタを生じることなくトルク負荷時の嵌合部の捩り強度の向上を図ることが可能な等速自在継手を提供するものである。
本発明の等速自在継手は、外側継手部材と、外側継手部材に内挿される内側継手部材と、外側継手部材と内側継手部材との間に介在してトルク伝達を行なうトルク伝達部材とを備えた等速自在継手において、内側継手部材と、内側継手部材の軸孔に嵌挿されるシャフトとを連結する凹凸嵌合構造を備え、凹凸嵌合構造は、内側継手部材またはシャフトのどちらか一方の凸部とその凸部に嵌合する相手部材の凹部との周方向両側が密着している密着嵌合部と、シャフトが内側継手部材の軸孔に嵌挿される前に予め形成された凹部と凸部とが接触嵌合する凹凸嵌合部とからなり、凹凸嵌合部の凹部の内面および凸部の外面にそれぞれ硬化処理層を設け、凹部の硬化処理層と凸部の硬化処理層とが接触するものである。
本発明の等速自在継手によれば、凸部とその凸部に嵌合する相手部材の凹部との周方向両側が密着している密着嵌合部を有するので、この密着嵌合部においては、径方向および円周方向においてガタが生じる隙間が形成されない。しかも、凹凸嵌合部では、凹部の硬化処理層と凸部の硬化処理層とが接触するものであるので、トルク負荷時の歯面・歯元強度は、密着嵌合部よりも大となる。このため、全周において、密着嵌合部のみで構成されているものよりも捩り強度が大となる。
凹凸嵌合部は、周方向に沿って所定角度にずれた位置に少なくとも2個以上設けられているのが好ましい。このように設定することによって、捩り強度がより大となる。
等速自在継手として、内径面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外径面に外側継手部材のトラック溝と対をなす複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、外側継手部材のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のトルク伝達部材としてのボールと、外側継手部材の内径面と内側継手部材の外径面との間に介在してボールを保持するケージとを備えた固定式等速自在継手とすることができる。
また、等速自在継手として、外周面に軸線に対して互いに逆方向に傾斜したトラック溝を円周方向に交互に形成した内側継手部材と、内周面に軸線に対して互いに逆方向に傾斜したトラック溝を円周方向に交互に形成した外側継手部材と、対となる内側継手部材のトラック溝と外側継手部材のトラック溝との交差部に組み込んだ複数個のトルク伝達部材としてのボールと、内側継手部材の外周面と外側継手部材の内周面との間に介在してボールを保持するケージとを備えた摺動式等速自在継手とすることができる。
また、等速自在継手として、円周方向に向き合ったローラ案内面を有する3つのトラック溝が形成された外側継手部材と、半径方向に突出した3本の脚軸を備えた内側継手部材としてのトリポード部材と、脚軸に回転自在に外嵌するとともにトラック溝に挿入されたトルク伝達部材としてのローラとを備え、ローラが前記ローラ案内面に沿って外側継手部材の軸方向に移動可能とした摺動式等速自在継手とすることができる。
本発明では、円周方向ガタを生じることなく、しかも捩り強度を有効に確保することが可能となる。このため、安定した回転トルク伝達が可能であり、スプラインの歯面の擦れ合いによるスプラインの疲労強度の低下を回避でき、耐久性に優れる。しかも、異音の発生も生じさせない。
本発明のアンダーカットフリータイプの固定式等速自在継手の断面図である。 図1に示す固定式等速自在継手の要部断面図である。 図1に示す固定式等速自在継手の内側継手部材の要部断面図である。 シャフトの断面図である。 凹凸嵌合構造の断面図である。 本発明のダブルオフセットタイプの固定式等速自在継手の断面図である。 本発明のクロスグルーブタイプの摺動式等速自在継手の断面図である。 ボール溝の展開図である。 本発明のトリポードタイプの摺動式等速自在継手の縦断面図である。 図9に示す摺動式等速自在継手の横断面図である。 図9に示す摺動式等速自在継手のトリポード部材の断面図である。 密着嵌合部の凸部及び凹凸嵌合部の凸部が形成された内側継手部材の断面図である。 図12に示す内側継手部材に嵌挿されるシャフトの断面図である。
以下本発明の実施の形態を図1〜図13に基づいて説明する。図1は、本発明に係る嵌合構造を用いた固定式等速自在継手を示す。この固定式等速自在継手はアンダーカットフリータイプであって、内径面1に複数のトラック溝2が形成された外側継手部材3と、外径面4に外側継手部材3のトラック溝2と対をなす複数のトラック溝5が形成された内側継手部材6と、外側継手部材3のトラック溝2と内側継手部材6のトラック溝5との間に介在してトルクを伝達する複数のトルク伝達部材としてのボール7と、外側継手部材3の内径面1と内側継手部材6の外径面4との間に介在してボール7を保持するケージ8とを備えている。ケージ8には、ボール7が収容されるポケット9が周方向に沿って複数配設されている。
外側継手部材3のトラック溝2は、奥側が円弧部2aとされ、開口側が直線部2bとされる。内側継手部材6のトラック溝5は、奥側が直線部5aとされ、開口側が円弧部5bとされる。なお、外側継手部材3は、内径面1にトラック溝2が形成されたカップ部3aと、このカップ部3aの底壁から突設される軸部(図示省略)とからなる。
内側継手部材6のトラック溝5の曲率中心Bおよび外側継手部材3のトラック溝2の曲率中心Aは、継手中心Oに対して等距離F、Fだけ軸方向に逆向きにオフセットされている。この場合、外側継手部材3のトラック溝2の曲率中心Aを継手中心Oに対して継手開口側に、内側継手部材6のトラック溝5の曲率中心Bを継手中心Oに対して継手奥側に、それぞれ、軸方向に互い反対側に等距離だけオフセットされている。
ところで、シャフト10と内側継手部材6とは、スプライン嵌合による嵌合構造Mを介して連結されている。嵌合構造Mは、図2に示すように、凸部15とその凸部15に嵌合する相手部材の凹部16との周方向両側、つまり嵌合接触部位18全域(図5参照)が密着している密着嵌合部M1、M1と、シャフト10が内側継手部材6の軸孔12に嵌挿される前に予め形成された凹部21と凸部22とが接触嵌合する凹凸嵌合部M2、M2とからなる。
密着嵌合部M1は、例えば、図5に示すように、シャフト10側に設けられて軸方向に延びる凸部15と、内側継手部材6の軸孔12の内径面13に形成される凹部16とからなり、凸部15とその凸部15に嵌合する内側継手部材6の凹部16との嵌合接触部位18全域が密着している。複数の凸部15が周方向に沿って所定ピッチで配設され、内側継手部材6の内径面13に凸部15を圧入することにより複数の凹部16が周方向に沿って形成されている。つまり、周方向全周にわたって、凸部15とこれに嵌合する凹部16とがタイトフィットしている。
この場合、図5(a)では、各凸部15の外面全体と、凹部16の内面全体とが密着して嵌合接触部位を構成しているが、図5(b)に示すように、凸部15の突出方向のいずれかの部位(図例では、突出方向中間部)が、凹部形成前の凹部形成面(内側継手部材6に軸孔12の内径面13)の位置に対応するものであってもよい。すなわち、各凸部15は、その断面が凸アール状の頂点を有する三角形状(山形状)であり、各凸部15と内側継手部材6の凹部16との嵌合接触部位18とは、図5(b)に示す範囲Hであり、断面における山形の中腹部から山頂にいたる範囲である。また、周方向の隣合う凸部15間において、内側継手部材6の内径面13よりも内径側に隙間20が形成されている。なお、図例のように、凸部15の突出方向中間部が凹部形成前の凹部形成面の位置に対応せずに、一部(例えば先端部位)が対応するものであってもよい。
ところで、図5(a)(b)に示す密着嵌合部M1では、凸部15のピッチと凹部16のピッチとが同一に設定される。このため、凸部15の突出方向中間部位の周方向厚さLと、周方向に隣り合う凸部15間における前記中間部位に対応する位置での周方向寸法L0とがほぼ同一となっている。
これに対して、図5(c)に示すように、凸部15の突出方向中間部位の周方向厚さL2が、周方向に隣り合う凸部15間における前記中間部位に対応する位置での周方向寸法L1よりも小さいものであってもよい。すなわち、シャフト10の凸部15の突出方向中間部位の周方向厚さ(歯厚)L2を、凸部15間に嵌合する相手側つまり内輪2側の凸部43の突出方向中間部位の周方向厚さ(歯厚)L1より小さくしている。
図5(c)における凸部15は、断面台形(富士山形状)としているが、これに限るものではなく、図5(a)(b)に示すような三角山形状であってもよく、また、図5(a)(b)において、図5(c)における凸部15も断面台形(富士山形状)としてもよい。
また、凹凸嵌合部M2は、図2および図3に示すように,内側継手部材6の軸孔12の内径面13に設けられる凹部21と、図2および図4に示すように、シャフト10の端部外周面に形成される凸部22とからなる。なお、この実施形態では、凹部21および凸部22は、その断面形状がそれぞれ扁平台形状とされている。また、凹部21は、軸孔12の軸心に関して(対して)、180°反対位置に一対設けられ、凸部22は、シャフト10の軸心に関して(対して)、180°反対位置に一対設けられている。
この場合、内側継手部材6は、図3のクロスハッチングで示す範囲に、熱硬化処理が施されてなる硬化処理層S1、S2が設けられている。硬化処理層S1は、内側継手部材6の外径面乃至トラック溝の全体にまたがって形成されている。硬化処理層S2は、凹部21の側面および底面に対応する部位に設けられている。すなわち、図3において、通常のハッチング部は未硬化部位である。
また、シャフト10は、図4のクロスハッチングで示す範囲に、熱硬化処理が施されてなる硬化処理層S3が設けられている。硬化処理層S3は、外周面全周に設けられている。すなわち、図4において、通常のハッチング部は未硬化部位である。
シャフト10の凸部15および凸部22、さらには内側継手部材6の凹部21は、熱硬化処理前において、従来からの公知公用の手段である転造加工、切削加工、プレス加工、引き抜き加工等の種々の加工方法によって、形成することがきる。また、硬化処理層S1、S2、S3の熱硬化処理としては、高周波焼入れ、浸炭焼入れ等の種々の熱処理を採用することができる。
このため、シャフト10の凸部15は、内側継手部材6の軸孔12の凹部21が形成された部位を省く内径面13よりも硬度が高くなっている。また、図3に示すように、軸孔12の内径面13の径寸法(直径寸法)をD1とし、図4に示すように、シャフト10の各凸部15の頂点が描く円形の径寸法(直径寸法)をD2とし、各凹部16の底面で描かれる円形の径寸法(直径寸法)をD3としたときに、D1≧D3、D1<D2に設定されている。
このため、図4に示すように、端部に凸部15及び凸部22が形成されたシャフト10の端部を、内側継手部材6に図1に示す矢印Xのように継手開口側から嵌挿(圧入)していけば、シャフト10の凸部15が内側継手部材6の内径面13に切削していき、凸部15が、この凸部15に嵌合する凹部16を形成することができる。
これによって、図5(a)(b)(c)に示すように、シャフト10の端部の凸部15と内側継手部材6の凹部16との嵌合接触部位18全域が密着している嵌合状態を構成することができる。すなわち、相手側の凹部形成面(この場合、軸孔12の内径面13)に凸部15の形状の転写を行うことになる。この際、凸部15が軸孔12の内径面13に切削していくことによって、軸孔12が僅かに拡径した状態となって、凸部15の軸方向の移動を許容し、軸方向の移動が停止すれば、軸孔12が元の径に戻ろうとして縮径することになる。言い換えれば、凸部15の圧入時に内側継手部材6が径方向に弾性変形し、この弾性変形分の予圧が凸部15の歯面(嵌合接触部位18の表面)に付与される。このため、凸部15と内側継手部材6の凹部16との嵌合接触部位18全域が密着する密着嵌合部M1を確実に形成することができる。しかも、凹部16が形成される部材には、スプライン部等を形成しておく必要がなく、生産性に優れ、しかもスプライン同士の位相合わせを必要とせず、組立性の向上を図るとともに、圧入時の歯面の損傷を回避することができ、安定した嵌合状態を維持できる。シャフト10側の硬度を高くでき、また、シャフト10の捩り強度を向上させることができる。
また、シャフト10の内側継手部材6の軸孔12への嵌挿時には、シャフト10の凸部22が内側継手部材6の軸孔12の凹部21に嵌合することになる。この場合、シャフト10の凸部22及び内側継手部材6の凹部21はそれぞれシャフトの嵌挿前に形成されており、密着嵌合部M1とは相違して、嵌挿によって、凸部21が凹部22を形成するものではない。すなわち、凹凸嵌合部M2では、凹部21の硬化処理層S2と凸部22の硬化処理層S3とが接触するものであるので、トルク負荷時の歯面・歯元強度は、密着嵌合部M1よりも大となる。このため、全周において、密着嵌合部M1が構成されているものよりも捩り強度が大となる。
本発明では、円周方向ガタを生じることなく、しかも捩り強度を有効に確保することが可能となる。このため、安定した回転トルク伝達が可能であり、スプラインの歯面の擦れ合いによるスプラインの疲労強度の低下を回避でき、耐久性に優れる。しかも、異音の発生も生じさせない。
ところで、図1では、等速自在継手にアンダーカットフリータイプの固定式等速自在継手を用いたが、等速自在継手として、バーフィールドタイプの固定式等速自在継手であってもよい。すなわち、アンダーカットフリータイプの固定式等速自在継手は、各トラック溝22,25の溝底が円弧部とストレート部とを備えたものであったが、このバーフィールドタイプの固定式等速自在継手では、各トラック溝の溝底が円弧部のみからなる。
次に、図6に示す等速自在継手はダブルオフセットタイプの摺動式等速自在継手であり、この摺動式等速自在継手は、内径面31にトラック溝32が形成された外側継手部材33と、外径面34にトラック溝35が形成された内側継手部材36と、外側継手部材33のトラック溝32と内側継手部材36のトラック溝35との間に介在してトルクを伝達するトルク伝達部材としてのボール37、このボール37を収容するポケット38を有するとともに外側継手部材33と内側継手部材36との間に介装されるケージ39とを備える。
ケージ39の外周面39aの曲率中心と内周面39bの曲率中心とが、継手の角度中心に対し、軸方向に逆方向にオフセットしているダブルオフセット型である。
そして、外側継手部材33は、内径面31にトラック溝32が形成された本体部40と、この本体部40の軸方向一端部側に外径方向に突設される車体取付用フランジ41とからなる。なお、車体取付用フランジ41にはボルト取付孔42が設けられている。
ところで、外側継手部材33のフランジ側の開口部は、継手内部に封入されたグリースの漏れを防止するために、シールプレート43が装着されている。シールプレート43は、円盤状のプレート本体43aと、このプレート本体43aの外周縁から突設される短円筒部43aとからなり、短円筒部43aが外側継手部材の開口部に圧入される。
この場合も、内側継手部材36の軸孔44の内径面45に設けられる凹部46(図1に示す等速自在継手の内側継手部材36の軸孔12の内径面13に設けられる凹部21と同様な凹部)を設けている。また、凹部46の側面および底面に対応する部位に硬化処理層S2が設けられているとともに、内側継手部材36の外径面乃至トラック溝の全体にまたがって硬化処理層(図示省略)が形成されている。そして、この内側継手部材36の軸孔44に嵌挿されるシャフトは、図4に示すシャフト10を用いる。
このため、端部に凸部15及び凸部22が形成されたシャフト10の端部を、内側継手部材36に継手開口側から嵌挿していけば、シャフト10の凸部15が内側継手部材36の軸孔44の内径面45に食い込んでいき、凸部15が、この凸部15に嵌合する凹部16(図5参照)を形成することができる。また、シャフト10の内側継手部材36の軸孔44への嵌挿時には、シャフト10の凸部22が内側継手部材36の軸孔44の凹部46に嵌合することになる。
このため、この図6に示すダブルオフセットタイプの摺動式等速自在継手であっても、図1に示すような密着嵌合部M1と凹凸嵌合部M2からなる嵌合構造Mを構成することができ、図1に示す等速自在継手の嵌合構造Mと同様の作用効果を奏する。
次に、図7に、クロスグルーブタイプの摺動式等速自在継手を示している。摺動式等速自在継手は、外周面71に軸線に対して互いに逆方向に傾斜したトラック溝(ボール溝)72(72a、72b)を円周方向に交互に形成した内側継手部材73と、内周面74に軸線に対して互いに逆方向に傾斜したトラック溝75(ボール溝)(75a、75b)を円周方向に交互に形成した外側継手部材76と、対となる内側継手部材73のトラック溝72と外側継手部材76のトラック溝75との交差部に組み込んだ複数個のトルク伝達部材としてのボール77と、内側継手部材73の外周面71と外側継手部材76の内周面74との間に介在してボール77を円周方向で所定間隔に保持するポケット81が形成されたケージ78とを有する。
図8におけるβは、軸線に対する各トラック溝72a、72b、75a、75bの交差
角を示している。ボール77は、各トラック溝72a、72b、75a、75bの交差部に組み込まれている。
この場合も、内側継手部材73の軸孔82の内径面83に設けられる凹部84(図1に示す等速自在継手の内側継手部材6の軸孔12の内径面13に設けられる凹部21と同様な凹部)を設けている。この場合も、凹部84の側面および底面に対応する部位に硬化処理層S2が設けられているとともに、内側継手部材73の外径面乃至トラック溝の全体にまたがって硬化処理層(図示省略)が形成されている。そして、この内側継手部材73の軸孔44に嵌挿されるシャフトは、図4に示すシャフト10を用いる。
このため、端部に凸部15及び凸部22が形成されたシャフト10の端部を、内側継手部材73に嵌挿していけば、シャフト10の凸部15が内側継手部材73の軸孔82の内径面83に食い込んでいき、凸部15が、この凸部15に嵌合する凹部16(図5参照)を形成することができる。また、シャフト10の内側継手部材73の軸孔82への嵌挿時には、シャフト10の凸部22が内側継手部材73の軸孔82の凹部84に嵌合することになる。
このため、この図7と図8に示すクロスグルーブタイプの摺動式等速自在継手であっても、図1に示すような密着嵌合部M1と凹凸嵌合部M2からなる嵌合構造Mを構成することができ、図1に示す等速自在継手の嵌合構造Mと同様の作用効果を奏する。
次に、図9及び図10に示すトリポード型等速自在継手を示している。このトリポード型等速自在継手は、外側継手部材91と、内側継手部材としてのトリポード部材92と、トルク伝達部材としてのローラ93とを備える。外側継手部材91は一端にて開口したカップ状のカップ部95と、このカップ部95の底壁95aから突設される軸部96とを有する。カップ部95は、その内周の円周方向三等分位置に軸方向に延びるトラック溝97が形成してある。カップ部95は、横断面で見ると、大径部98aと小径部98bが交互に現れる非円筒形状である。すなわち、カップ部95は、大径部98aと小径部98bとを形成することによって、その内周面に、軸方向に延びる3本の前記トラック溝97が形成される。
各トラック溝97の円周方向で向き合った側壁にローラ案内面(ローラ摺接面)97a、97aが形成される。また、内径面においては、円周方向に交互に現れる小内径部99bと大内径部99aをローラ案内面97aで接続した3弁の花冠状を呈している。すなわち、外側継手部材91は、円周方向に向き合ったローラ案内面97a,97aと両ローラ案内面97a,97a間に設けられた大内径部99aからなるトラック溝97が内周の三箇所に形成されるものである。
トリポード部材92はボス100と脚軸101とを備える。脚軸101はボス100の円周方向三等分位置から半径方向に突出している。
この場合、ローラ93は、脚軸101の外径面に周方向に沿って配設される複数の針状ころ102を介して外嵌されている。脚軸101の外周面は針状ころ102の内側転動面を構成し、ローラ93の内周面は針状ころ102の外側転動面を構成している。すなわち、この図9と図10に示すトリポード型等速自在継手は、シングルローラタイプである。なお、複数の針状ころ102は、脚軸101の外周面とローラ93の内周面との間に総ころ状態で配設されている。
これら針状ころ102は、脚軸101の付け根部に外嵌されたインナワッシャ103と半径方向内側で接すると共に、脚軸101の先端部に外嵌されたアウタワッシャ104と半径方向外側で接している。このアウタワッシャ104は、脚軸101の先端部に形成された環状溝105に丸サークリップ等の止め輪106を嵌合させることにより抜け止めされている。
この場合も、内側継手部材であるトリポード部材92のボス100の軸孔85の内径面86に設けられる凹部87(図1に示す等速自在継手の内側継手部材6の軸孔12の内径面13に設けられる凹部21と同様な凹部)を設けている。この場合も、凹部87の側面および底面に対応する部位には、図11のハッチングで示すように、硬化処理層S2が設けられているとともに、トリポード部材92の脚軸101の外周面乃至肩部にまたがって硬化処理層S4が形成されている。そして、このトリポード部材92の軸孔85に嵌挿されるシャフトは、図4に示すシャフト10を用いる。
このため、端部に凸部15及び凸部22が形成されたシャフト10の端部を、内側継手部材としてのトリポード部材92に嵌挿していけば、シャフト10の凸部15が内側継手部材であるトリポード部材92の軸孔85の内径面86に食い込んでいき、凸部15が、この凸部15に嵌合する凹部16(図5参照)を形成することができる。また、シャフト10のトリポード部材92の軸孔85への嵌挿時には、シャフト10の凸部22が内側継手部材73の軸孔85の凹部87に嵌合することになる。
このため、この図9と図10に示すトリポードタイプの摺動式等速自在継手であっても、図1に示すような密着嵌合部M1と凹凸嵌合部M2からなる嵌合構造Mを構成することができ、図1に示す等速自在継手の嵌合構造Mと同様の作用効果を奏する。
ところで、前述した各実施形態では、密着嵌合部M1の凹部16および凹凸嵌合部M2の凹部21、46,84、87が、内側継手部材6,36,73、92の軸孔12、44、82、85の内径面13、45、83、86に形成されるとともに、密着嵌合部M1の凸部15および凹凸嵌合部M2の凸部22とがシャフト10の外径面に形成されているが、密着嵌合部M1の凹部16および凹凸嵌合部M2の凹部21、46、84、87とを、シャフト10の外径面に形成し、密着嵌合部M1の凸部15および凹凸嵌合部M2の凸部22とを内側継手部材6,36,73、92の軸孔12、44、82、85の内径面13、45、83、86に形成するようにしてもよい。
すなわち、図12に示すような固定式等速自在継手の内側継手部材6の軸孔12の内径面13に密着嵌合部M1の凸部15および凹凸嵌合部M2の凸部22を設け、さらに内径面13の全周面に硬化処理層S5を設け、図13に示すように、シャフト10の外周面に、凹凸嵌合部M2の凹部21を設ける。この場合、凹部21の側面および底面に対応する部位には、図13のハッチングで示すように、硬化処理層S6が設けられている。
この場合、凸部15の頂点を結ぶ円の最小直径(凸部15の最小内径寸法)をD4とし、シャフト10の外径寸法をD6とし、凹部16の底を結ぶ円の最大内径寸法(凸部間の軸孔内径面の内径寸法)をD5とし場合、D4<D6、D5≧D6とされる。
この場合、シャフト10を内側継手部材6の軸孔12に圧入すれば、内側継手部材側の凸部15によって、シャフト10の外径面に凸部15が嵌合する凹部16を形成することができる。これによって、内側継手部材側の凸部15とシャフト10の凹部16との嵌合接触部位全域が密着している嵌合状態を構成することができる。すなわち、シャフト10を内側継手部材6の軸孔12に圧入することによって、相手側の凹部形成面(シャフト10の外径面)に外側継手部材の凸部15の形状の転写を行うことになる。この際、凸部15がシャフト10の外径面に食い込んでいくことによって、軸孔が僅かに拡径した状態となって、凸部15の軸方向の移動を許容し、軸方向の移動が停止すれば、軸孔が元の径に戻ろうとして縮径することになる。これによって、凸部15とその凸部15に嵌合する相手部材の凹部16との嵌合接触部位全域が密着する。
ところで、このように、内側継手部材6の軸孔12に密着嵌合部M1の凸部15が形成されるものであっても、図5(a)に示すように、各凸部15の外面全体と、凹部16の内面全体とが密着して嵌合接触部位を構成するものであっても、図5(b)に示すように、凸部15の突出方向のいずれかの部位(図例では、突出方向中間部)が、凹部形成前の凹部形成面の位置に対応するものであってもよい。さらには、図5(c)に示すように、凸部15の突出方向中間部位の周方向厚さL2を、周方向に隣り合う凸部15間における前記中間部位に対応する位置での周方向寸法L1よりも小さいものであってもよい。
図5(c)における凸部15は、断面台形(富士山形状)としているが、これに限るものではなく、図5(a)(b)に示すような三角山形状であってもよく、また、図5(a)(b)において、図5(c)における凸部15も断面台形(富士山形状)としてもよい。
このため、図12に示すように、内側継手部材6の軸孔12の凸部15が設けられ、シャフト10を内側継手部材6の軸孔12に圧入することによって、内側継手部材6の凸部15によってシャフト10の外径面に凹部16が形成されるものであっても、径方向及び円周方向においてガタが生じる隙間が形成されない。また、内側継手部材6の軸孔12の凸部22が、シャフト10の凹部21に嵌合する。この場合の凹凸嵌合部M2も、凹部21の硬化処理層S6と凸部の硬化処理層S5とが接触するものである。
従って、凹凸嵌合部M2の凹部21をシャフト10の外径面に形成し、密着嵌合部M1の凸部15および凹凸嵌合部M2の凸部22を内側継手部材の軸孔の内径面に形成したものであっても、凹凸嵌合部M2の凹部21を、内側継手部材6の軸孔12の内径面13に形成し、密着嵌合部M1の凸部15および凹凸嵌合部M2の凸部22をシャフト10の外径面に形成したものと同様の作用効果を奏する。
凹凸嵌合部M2の凹部21をシャフト10の外径面に形成し、密着嵌合部M1の凸部15および凹凸嵌合部M2の凸部22を内側継手部材6の軸孔12の内径面13に形成したものを、図6に示すダブルオフセットタイプの等速自在継手に適用しても、図7に示すクロスグルーブタイプの等速自在継手に適用しても、図9と図10に示すトリポードタイプの等速自在継手に適用してもよい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、凹凸嵌合構造の凸部15の形状として、実施形態の形状以外の半円形状、半楕円形状、矩形形状等の種々の形状のものを採用でき、凸部15の面積、数、周方向配設ピッチ等も任意に変更できる。また、凸部15と凹部21,46、84、87をシャフト10に設けて、内側継手部材6、36、73、92の軸孔12、44、82、85の内径面13、45,83、86に凸部22を形成してもよい。また、その反対でもよく、凸部15と凹部21,46、84、87と凸部22との組み合わせは適宜行えばよい。
また、凹凸嵌合部として、前記実施形態では、180°反対位置にそれぞれ1個ずつ設けたものであった。すなわち、周方向に180°にずれた位置に2個設けられているものであったが、凸嵌合部の凹部および凸部の面積、数、周方向配設ピッチ等も任意に変更できる。また、凹凸嵌合部の凹部および凸部の断面形状として、前記実施形態では、扁平台形状であったが、これに限らず、三角形状、半円形状、半楕円形状、矩形形状等の種々の形状のものであってもよい。
摺動式等速自在継手としてクロスグルーブ型等速自在継手を用いる場合、フロートタイプやノンフロートタイプであってもよく、トリポードタイプを用いる場合、シングルローラタイプであっても、ダブルローラタイプであってもよい。
3、33、76、91 外側継手部材
6,36,73、92 内側継手部材
7,37、77、93 トルク伝達部材
10 シャフト
12、44、82、85 軸孔
13、45、83、86 内径面
15 凸部
16 凹部
18 嵌合接触部位
21、46、84、87 凹部
22 凸部
31 内径面
39a 外周面
46 凹部
83 内径面
M 凹凸嵌合構造
M1 密着嵌合部
M2 凹凸嵌合部
S1、S2、S3、S4、S5、S6 硬化処理層

Claims (5)

  1. 外側継手部材と、外側継手部材に内挿される内側継手部材と、外側継手部材と内側継手部材との間に介在してトルク伝達を行なうトルク伝達部材とを備えた等速自在継手において、
    内側継手部材と、内側継手部材の軸孔に嵌挿されるシャフトとを連結する凹凸嵌合構造を備え、凹凸嵌合構造は、内側継手部材またはシャフトのどちらか一方の凸部とその凸部に嵌合する相手部材の凹部との周方向両側が密着している密着嵌合部と、シャフトが内側継手部材の軸孔に嵌挿される前に予め形成された凹部と凸部とが接触嵌合する凹凸嵌合部とからなり、凹凸嵌合部の凹部の内面および凸部の外面にそれぞれ硬化処理層を設け、凹部の硬化処理層と凸部の硬化処理層とが接触することを特徴とする等速自在継手。
  2. 凹凸嵌合部は、周方向に沿って所定角度にずれた位置に少なくとも2個以上設けられていることを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手。
  3. 内径面に複数のトラック溝が形成された外側継手部材と、外径面に外側継手部材のトラック溝と対をなす複数のトラック溝が形成された内側継手部材と、外側継手部材3のトラック溝と内側継手部材のトラック溝との間に介在してトルクを伝達する複数のトルク伝達部材としてのボールと、外側継手部材の内径面と内側継手部材の外径面との間に介在してボールを保持するケージとを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の等速自在継手。
  4. 外周面に軸線に対して互いに逆方向に傾斜したトラック溝を円周方向に交互に形成した内側継手部材と、内周面に軸線に対して互いに逆方向に傾斜したトラック溝を円周方向に交互に形成した外側継手部材と、対となる内側継手部材のトラック溝と外側継手部材のトラック溝との交差部に組み込んだ複数個のトルク伝達部材としてのボールと、内側継手部材の外周面と外側継手部材の内周面との間に介在してボールを保持するケージとを備えことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の等速自在継手。
  5. 円周方向に向き合ったローラ案内面を有する3つのトラック溝が形成された外側継手部材と、半径方向に突出した3本の脚軸を備えた内側継手部材としてのトリポード部材と、前記脚軸に回転自在に外嵌するとともに前記トラック溝に挿入されたトルク伝達部材としてのローラとを備え、前記ローラが前記ローラ案内面に沿って外側継手部材の軸方向に移動可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の等速自在継手。
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