JP2018131978A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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寿記 伊藤
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
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Abstract

【課題】予混合圧縮自着火燃焼が行われる機会を増やす。【解決手段】機関運転状態が第3の領域R3内に属するときには、グロープラグを停止させた状態で、予混合圧縮自着火(PCCI)燃焼を行うために、まず第1の予燃料噴射が行われ、次いで第2の予燃料噴射が行われ、次いで主燃料噴射が1回行われる。機関運転状態が第4の領域R4内に属するときには、グロープラグを停止させた状態で、拡散燃焼を行うために、主燃料噴射が1回行われる。機関運転状態が第2の領域R2内に属するときには、グロープラグを作動させた状態で、PCCI燃焼を行うために、予燃料噴射が行われることなく主燃料噴射が1回行われる。機関運転状態が第1の領域R1内に属するときには、グロープラグを作動させた状態で、PCCI燃焼を行うために、まず予燃料噴射が1回行われ、次いで主燃料噴射が1回行われる。【選択図】図4

Description

本発明は内燃機関の制御装置に関する。
予混合圧縮自着火燃焼と拡散燃焼とを切り換え可能な内燃機関が公知である(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、機関負荷及び機関回転数により定まる機関運転状態領域に領域A及び領域Bが画定される。また、領域Aは領域a2と、領域a2の低負荷側の領域a1と、領域a2の高負荷側の領域a3とに区分される。機関運転状態が領域a2に属するときには予混合圧縮自着火燃焼が行われ、機関運転状態が領域a1,a3,Bに属するときには拡散燃焼が行われる。
予混合圧縮自着火燃焼は、拡散燃焼に比べて、燃焼温度が低いためにNOx排出量及び煤排出量が少なく、しかも燃料消費量が少ないという利点を有する。ところが、機関負荷が低くなると、又は、機関負荷が高くなると、予混合圧縮自着火燃焼を行うのが困難となる。そこで特許文献1では、領域Bのみならず、予混合圧縮自着火燃焼が行われる領域a2の低負荷側の領域a1と、領域a2の高負荷側の領域a3とにおいても、拡散燃焼が行われる。
特開2012−041892号公報
しかしながら、特許文献1において、予混合圧縮自着火燃焼が行われるのは、領域a2という限定された機関運転状態領域のみであり、予混合圧縮自着火燃焼の利点を十分に得ることができないという問題点がある。
本発明によれば、燃焼室内に燃料を直接噴射するように構成されている燃料噴射弁と、前記燃焼室内の予混合気又は燃料を加熱するように構成されているグロープラグと、前記燃料噴射弁及び前記グロープラグを制御するように構成されている制御部であって、機関負荷があらかじめ定められた第1のしきい値よりも低いときに、前記グロープラグを作動させた状態で、予混合圧縮自着火燃焼を行うために、予燃料噴射を1回行った後に主燃料噴射を1回行い、機関負荷が前記第1のしきい値よりも高くかつあらかじめ定められた第2のしきい値よりも低いときに、前記グロープラグを作動させた状態で、予混合圧縮自着火燃焼を行うために、予燃料噴射を行うことなく主燃料噴射を1回行い、機関負荷が前記第2のしきい値よりも高いときに、前記グロープラグを停止させた状態で、予混合圧縮自着火燃焼を行うために燃料噴射を行う、ように構成されている制御部と、を備えた、内燃機関の制御装置が提供される。
予混合圧縮自着火燃焼が行われる機会を増やすことができる。
内燃機関の全体図である。 内燃機関の部分縦断面図である。 電子制御ユニットの機能を示すブロック図である。 領域R1,R2,R3,R4を示す線図である。 第3のPCCI燃焼を説明するタイムチャートである。 拡散燃焼を説明するタイムチャートである。 第2のPCCI燃焼を説明するタイムチャートである。 第1のPCCI燃焼を説明するタイムチャートである。 本発明による実施例の燃焼制御ルーチンを示すフローチャートである。
図1を参照すると、内燃機関1は、複数、例えば4つの気筒2aを含む機関本体2を備える。気筒2aは吸気枝管3を介してサージタンク4に連結され、サージタンク4は吸気ダクト5を介して排気過給器6のコンプレッサ6cの出口に連結される。コンプレッサ6cの入口は吸気導入管7を介してエアクリーナ8に連結される。吸気導入管7内には吸入空気量を検出するためのエアフローメータ9が配置される。吸気ダクト5には吸入空気を冷却するための冷却器10と、スロットル弁11とが順次配置される。
また、気筒2aは排気マニホルド12及び排気管13を順次介して排気過給器6のタービン6tの入口に連結される。タービン6tの出口は排気管14を介して触媒15に連結される。タービン6t上流の排気管13とタービン6t下流の排気管14とはウエストゲート弁16によって互いに連結される。また、サージタンク4と排気マニホルド12とは、排気ガス再循環(以下、EGRという。)通路17によって互いに連結される。EGR通路17内には、EGRガス量を制御するためのEGR制御弁18と、EGRガスを冷却するための冷却器19とが配置される。
図2は、本発明による実施例の機関本体2を詳細に示している。図2を参照すると、30はシリンダブロック、31はシリンダブロック30内に形成された円筒状のシリンダボア、32はピストン、33はシリンダヘッド、34は吸気ポート、35は吸気弁、36は排気ポート、37は排気弁、38は燃焼室、をそれぞれ示す。シリンダヘッド33には、燃焼室38内に燃料を直接噴射するように構成されている電子制御式の燃料噴射弁39と、燃焼室38内の予混合気又は燃料を加熱するように構成されているグロープラグ40とが取り付けられる。本発明による実施例では、燃料としての軽油が燃料噴射弁39に供給される。
再び図1を参照すると、電子制御ユニット50はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス51によって互いに接続されたROM(リードオンリメモリ)52、RAM(ランダムアクセスメモリ)53、CPU(マイクロプロセッサ)54、入力ポート55及び出力ポート56を具備する。エアフローメータ9の出力電圧は対応するA/D変換器57を介して入力ポート55に入力される。更に、アクセルペダル59にはアクセルペダル59の踏み込み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ60が接続され、負荷センサ60の出力電圧は対応するAD変換器57を介して入力ポート55に入力される。更に、クランク角CAを検出するためのクランク角センサ61が入力ポート55に接続される。CPU54ではクランク角センサ61からの出力パルスに基づいて機関回転数が算出される。一方、出力ポート56はそれぞれ対応する駆動回路58を介して、気筒2aの燃料噴射弁39、グロープラグ40、スロットル弁11のアクチュエータ、ウエストゲート弁16、及び、EGR制御弁18にそれぞれ接続される。
図3は本発明による実施例における電子制御ユニット50の機能を示すブロック図を示している。図3を参照すると、本発明による実施例の電子制御ユニット50は、機関運転状態があらかじめ定められた複数の領域のうちいずれに属するかを判断するように構成されている判断部50aと、燃料噴射弁39及びグロープラグ40を制御するように構成されている制御部50bと、を備える。
本発明による実施例では、図4に示されるように、機関負荷を表すトルクTQ及び機関回転数NEにより定まる機関運転領域に、第1の領域R1、第2の領域R2、第3の領域R3、及び第4の領域R4がそれぞれ画定される。図4に示される例では、第1の領域R1は、あらかじめ定められた第1のしきい値TQ1と、トルクTQがゼロの線分と、全負荷を表す最大トルクWとにより画定される。第2の領域R2は、第1のしきい値TQ1と、あらかじめ定められた第2のしきい値TQ2と、トルクTQがゼロの線分と、最大トルクWとにより画定される。第3の領域R3は、第2のしきい値TQ2と、あらかじめ定められた第3のしきい値TQ3と、トルクTQがゼロの線分と、最大トルクWとにより画定される。第4の領域R4は、第3のしきい値TQ3と、トルクTQがゼロの線分と、最大トルクWとにより画定される。
この場合、第2の領域R2は第3の領域R3に隣接しつつ第3の領域R1の低トルク側に位置する。第1の領域R1は第2の領域R2に隣接しつつ第2の領域R2の低トルク側に位置する。第4の領域R4は第3の領域R3に隣接しつつ第3の領域R1の高トルク側に位置する。
本発明による実施例では、機関運転状態が第1の領域R1、第2の領域R2、第3の領域R3、及び第4の領域R4のうちいずれの領域に属するかが判断される。すなわち、トルクTQが第1のしきい値TQ1よりも低いときに機関運転状態が第1の領域R1内に属すると判断される。トルクTQが第1のしきい値TQ1よりも高くかつ第2のしきい値TQ2よりも低いときに機関運転状態が第2の領域R2内に属すると判断される。トルクTQが第2のしきい値TQ2よりも高くかつ第3のしきい値TQ3よりも低いときに機関運転状態が第3の領域R3内に属すると判断される。トルクTQが第3のしきい値TQ3よりも高いときに機関運転状態が第4の領域R4内に属すると判断される。なお、トルクTQが第1のしきい値TQ1のとき、一例では機関運転状態が第1の領域R1内に属すると判断され、別の例では機関運転状態が第2の領域R2内に属すると判断される。トルクTQが第2のしきい値TQ2のとき、一例では機関運転状態が第2の領域R2内に属すると判断され、別の例では機関運転状態が第3の領域R3内に属すると判断される。トルクTQが第3のしきい値TQ3のとき、一例では機関運転状態が第3の領域R3内に属すると判断され、別の例では機関運転状態が第4の領域R4内に属すると判断される。本発明による実施例では、第1のしきい値TQ1、第2のしきい値TQ2、及び第3のしきい値TQ3はそれぞれ、機関回転数NEの関数としてマップの形であらかじめROM52内に記憶されている。
その上で、機関運転状態が第3の領域R3内に属するときには、グロープラグ40を停止させた状態で、予混合圧縮自着火(PCCI)燃焼を行うために、燃料噴射が行われる。すなわち、本発明による実施例では、グロープラグ40を停止させた状態で、まず予燃料噴射が行われ、次いで主燃料噴射が行われる。より具体的には、図5に示されるように、グロープラグ40を停止させた状態で、まず第1の予燃料噴射FP1が行われ、次いで第2の予燃料噴射FP2が行われ、次いで主燃料噴射FMが1回行われる。一例では、第1の予燃料噴射FP1、第2の予燃料噴射tFP2、及び主燃料噴射FMはいずれも、圧縮上死点TDCよりも前、すなわち圧縮行程に行われる。なお、以下では、図5に示される燃焼形態、すなわち機関運転状態が第3の領域R3内に属するときに行われる燃焼形態を第3のPCCI燃焼と称する。
第3のPCCI燃焼では、第1の予燃料噴射FP1による燃料又は予混合気がまず自着火し、次いで第2の予燃料噴射FP2による燃料又は予混合気が自着火し、次いで主燃料噴射FMによる燃料又は予混合気が自着火する。この場合、第1の予燃料噴射FP1による燃料又は予混合気の燃焼により第2の予燃料噴射FP2による燃料又は予混合気の自着火が促進される。また、第2の予燃料噴射FP2による燃料又は予混合気の燃焼により主燃料噴射FMによる燃料又は予混合気の自着火が促進される。
PCCI燃焼では、拡散燃焼に比べて、燃焼温度が低いのでNOx排出量及び煤排出量を低減できる。また、拡散燃焼に比べて、空燃比をリーンにすることができるので、燃料消費量を低減できる。
ところが、PCCI燃焼では大きなトルクTQを確保するのが困難である。そこで本発明による実施例では、第3の領域R3よりも高トルク側の第4の領域R4内に機関運転状態が属するときには、グロープラグ40を停止させた状態で、拡散燃焼を行うために、燃料噴射が行われる。すなわち、本発明による実施例では、図6に示されるように、グロープラグ40を停止させた状態で、拡散燃焼を行うために、圧縮上死点TDC周りにおいて主燃料噴射FMが1回行われる。主燃料噴射FMによる燃料は次いで拡散燃焼される。別の実施例(図示しない)では、主燃料噴射FMの前に、パイロット噴射が行われる場合もある。あるいは、主燃料噴射FMの後に、アフタ噴射が行われる場合もある。
一方、トルクTQが低いときに第3のPCCI燃焼を行うと、自着火時期にバラツキが生ずるおそれがあり、又は、自着火が生じないおそれがある。すなわち、燃焼が不安定になるおそれがある。そこで本発明による実施例では、第3の領域R3よりも低トルク側の第2の領域R2内又は第1の領域R1内に機関運転状態が属するときには、グロープラグ40を作動させた状態で、予混合圧縮自着火(PCCI)燃焼を行うために、燃料噴射が行われる。
すなわち、機関運転状態が第2の領域R2内に属するときには、本発明による実施例では、図7に示されるように、グロープラグ40を作動させた状態で、PCCI燃焼を行うために、予燃料噴射が行われることなく主燃料噴射FMが1回行われる。一例では、主燃料噴射FMは圧縮行程に行われる。なお、以下では、図7に示される燃焼形態、すなわち機関運転状態が第2の領域R2内に属するときに行われる燃焼形態を第2のPCCI燃焼と称する。
一方、機関運転状態が第1の領域R1内に属するときには、本発明による実施例では、図8に示されるように、グロープラグ40を作動させた状態で、PCCI燃焼を行うために、まず予燃料噴射FPが1回行われ、次いで主燃料噴射FMが1回行われる。一例では、予燃料噴射FP及び主燃料噴射FMはいずれも圧縮行程に行われる。なお、以下では、図8に示される燃焼形態、すなわち機関運転状態が第1の領域R1内に属するときに行われる燃焼形態を第1のPCCI燃焼と称する。
その結果、グロープラグ40により燃料又は予混合気が加熱されるので、安定したPCCI燃焼が得られる。
本発明による実施例では、上述したように、第2のPCCI燃焼では予燃料噴射が行われず、第1のPCCI燃焼では予燃料噴射が1回行われる。このようにしているのは次の理由による。すなわち、トルクTQが比較的高い第2の領域R2に機関運転状態が属するときに予燃料噴射を行うと、主燃料噴射FMが行われる前に予燃料噴射による燃料又は予混合気が自着火するおそれがあり、このため主燃料噴射FMによる燃料が拡散燃焼するおそれがある。そこで本発明による実施例では、機関運転状態が第2の領域R2内に属するときには、予燃料噴射が行われることなく、主燃料噴射FMが行われる。その結果、安定したPCCI燃焼を確保することができる。
一方、トルクTQが比較的低い第1の領域R1内に機関運転状態が属するときに予燃料噴射が行われることなく主燃料噴射FMが行われると、このとき燃焼室38内の温度が比較的低いので、グロープラグ40が作動されていたとしても、主燃料噴射FMによる燃料又は予混合気が確実に自着火しないおそれがある。逆に、トルクTQが比較的低い第1の領域R1では、総燃料噴射量が少ないので、予燃料噴射を複数回行う必要性もない。そこで本発明による実施例では、機関運転状態が第1の領域R1内に属するときには、まず予燃料噴射FPが1回行われ、次いで主燃料噴射FMが行われる。その結果、予燃料噴射FPによる燃料又は予混合気の燃焼により主燃料噴射FMによる燃料又は予混合気の自着火が促進され、したがって安定したPCCI燃焼を確保することができる。
これに対し、機関運転状態が第3の領域R3内に属するときにグロープラグ40が作動されると、主燃料噴射FMが行われる前に第1の予燃料噴射FP1又は第2の予燃料噴射FP2による燃料又は予混合気が自着火するおそれがあり、このため主燃料噴射FMによる燃料が拡散燃焼するおそれがある。そこで本発明による実施例では、上述したように、機関運転状態が第3の領域R3内に属するときには、グロープラグ40が停止された状態で燃料噴射が行われ、PCCI燃焼が行われる。同様に、機関運転状態が第4の領域R4内に属するときにも、グロープラグ40が停止される。
したがって、概念的に表現すると、制御部50bは、機関負荷があらかじめ定められた第1のしきい値よりも低いときに、グロープラグを作動させた状態で、予混合圧縮自着火燃焼を行うために、予燃料噴射を1回行った後に主燃料噴射を1回行い、機関負荷が第1のしきい値よりも高くかつあらかじめ定められた第2のしきい値よりも低いときに、グロープラグを作動させた状態で、予混合圧縮自着火燃焼を行うために、予燃料噴射を行うことなく主燃料噴射を1回行い、機関負荷が第2のしきい値よりも高いときに、グロープラグを停止させた状態で、予混合圧縮自着火燃焼を行うために燃料噴射を行う、ように構成されている。
従来では、第3の領域R3よりも低トルク側の第1の領域R1及び第2の領域R2では、燃焼が不安定になるおそれがあるためにPCCI燃焼が行われていなかった。これに対し、本発明による実施例では、第1の領域R1及び第2の領域R2でも安定したPCCI燃焼を得ることができる。その結果、PCCI燃焼が行われる機会を増やすことができる。言い換えると、PCCI燃焼が行われる領域を拡大することができる。したがって、広い機関運転領域において、NOx及び煤の排出量を低減することができ、燃料消費量を低減することができる。
ここで、第1のPCCI燃焼及び第2のPCCI燃焼における燃料噴射について更に説明する。第1のPCCI燃焼では、上述したように、予燃料噴射FPが1回行われ、次いで主燃料噴射FMが1回行われる。この場合、本発明による実施例では、予燃料噴射FPの噴射時期及び主燃料噴射FMの噴射時期はいずれも、機関運転状態にかかわらず一定に維持される。また、本発明による実施例では、予燃料噴射FPの噴射量を一定に維持しつつ主燃料噴射FMの噴射量を変更することにより、総噴射量が変更される。一方、第2のPCCI燃焼では、上述したように、予燃料噴射が行われることなく主燃料噴射FMが1回行われる。この場合、本発明による実施例では、主燃料噴射FMの噴射時期は機関運転状態にかかわらず一定に維持される。このようにすると、第1のPCCI燃焼において熱発生率にピークが生ずる時期と、第2のPCCI燃焼において熱発生率にピークが生ずる時期とをほぼ等しくすることができる。したがって、第1の領域R1及び第2の領域R2において噴射量に比例したトルクTQ及び機関回転数NEの制御を行うことができる。
図9は本発明による実施例の燃焼制御を実行するルーチンを示している。このルーチンはあらかじめ定められた設定時間ごとの割り込みによって実行される。図9を参照すると、ステップ100では機関運転状態が第1の領域R1内に属するか否かが判別される。機関運転状態が第1の領域R1内に属するときには次いでステップ101に進み、第1のPCCI燃焼が行われる。これに対し、機関運転状態が第1の領域R1内に属さないときにはステップ100からステップ102に進み、機関運転状態が第2の領域R2内に属するか否かが判別される。機関運転状態が第2の領域R2内に属するときには次いでステップ103に進み、第2のPCCI燃焼が行われる。これに対し、機関運転状態が第2の領域R2内に属さないときにはステップ102からステップ104に進み、機関運転状態が第3の領域R3内に属するか否かが判別される。機関運転状態が第3の領域R3内に属するときには次いでステップ105に進み、第3のPCCI燃焼が行われる。これに対し、機関運転状態が第3の領域R3内に属さないとき、すなわち第4の領域R4内に属するときにはステップ104からステップ106に進み、拡散燃焼が行われる。
1 内燃機関
2 機関本体
39 燃料噴射弁
40 グロープラグ
50 電子制御ユニット
50b 制御部
R1 第1の領域
R2 第2の領域
R3 第3の領域
R4 第4の領域
FP 予燃料噴射
FP1 第1の予燃料噴射
FP2 第2の予燃料噴射
FM 主燃料噴射

Claims (1)

  1. 燃焼室内に燃料を直接噴射するように構成されている燃料噴射弁と、
    前記燃焼室内の予混合気又は燃料を加熱するように構成されているグロープラグと、
    前記燃料噴射弁及び前記グロープラグを制御するように構成されている制御部であって、
    機関負荷があらかじめ定められた第1のしきい値よりも低いときに、前記グロープラグを作動させた状態で、予混合圧縮自着火燃焼を行うために、予燃料噴射を1回行った後に主燃料噴射を1回行い、
    機関負荷が前記第1のしきい値よりも高くかつあらかじめ定められた第2のしきい値よりも低いときに、前記グロープラグを作動させた状態で、予混合圧縮自着火燃焼を行うために、予燃料噴射を行うことなく主燃料噴射を1回行い、
    機関負荷が前記第2のしきい値よりも高いときに、前記グロープラグを停止させた状態で、予混合圧縮自着火燃焼を行うために燃料噴射を行う、
    ように構成されている制御部と、
    を備えた、内燃機関の制御装置。
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