JP2018131871A - 海底掘削サポートシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ライザーレス掘削の作業効率の向上を図ることができる。【解決手段】船上に装備され、ドリルパイプ2を海底地盤に到達させ、ドリルパイプ2を回転させてライザーレス掘削により海底地盤を掘削する際に用いられ、ローラー軸を水平方向に向けた複数のローラー33を有し、鉛直方向に平行な回転支持軸C回りに周回する円周方向Eに沿って配置され、ドリルパイプ2が鉛直方向に挿通可能に設けられたリング状の第1ガイド支持部31と、第1ガイド支持部31を円周方向Eに回転可能に支持する第1回転保持部32と、を備え、複数のローラー33は、円周方向Eに隣接し、複数のローラー33によって囲まれる空間にドリルパイプ2が挿通可能な状態で配置された構成の海底掘削サポートシステムを提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、海底掘削サポートシステムに関する。
従来、海底掘削を船上から行う場合に、大口径のライザーパイプを使用し、そのライザーパイプ内で高潮流による影響を受けることなくドリルパイプを海底まで到達させた後、海底の掘削を行うライザー掘削が知られている。
これに対して、ライザーパイプを使用しないライザーレス掘削作業の場合では、高潮流の条件下において、潮流による流体抵抗によってドリルパイプに曲げが生じたり、ドリルパイプの回転に伴う繰り返し疲労が発生するという課題があった。これに対応するため、例えば特許文献1に示されるようなラッパ状のガイドホーンと呼ばれるガイド構造物を用いた方式を採用したものがある。この場合、ガイドホーンはドリルパイプが把持される上端部分から海面よりも例えば2m程度上の位置まで延在されており、ドリルパイプとリグとの間での接触点での回転による摩擦熱による材料劣化及び摩耗を防ぎ、ドリルパイプの損傷や、脱落を防ぐことを可能としたものである。ところが、このようなガイドホーンでは、下降中のケーシング、チュービング、センサー等が渦励振の影響で疲労して脱落するおそれがあった。
そこで、ケーシング等の降下作業では、潮流の外でケーシング全体が十分な深さまで下降してから高潮流による環境下のドリルパイプに複数本のロープを取り付けることで、渦励振の原因となる渦の発生を効果的に抑制している。ところが、ドリルパイプは高潮流下では常にガイドホーンやスリップボウルにメタルコンタクトしているため、継続的に摩耗した状態となるうえ、ロープの固縛部分が切断される課題があった。
そのため、ケーシング等の降下作業を行う毎に、ガイドホーンからムーンプールカート上に配置されるガイドローラーに交換し、ガイドローラーによってドリルパイプの曲げモーメントを分散し、ガイドローラーの下方でロープの取り付け作業を行っている。
特開2004−84199号公報
しかしながら、従来のガイドホーンからガイドローラーに交換する方式では、大型で重量の大きなガイドホーンとガイドローラーを、ケーシング等を降下させる度に着脱する作業が発生することとなる。そのため、このような大型且つ重量物を船上における限られた空間においてハンドリングすることが極めて困難であり、大掛かりで手間がかかるという問題があることから、作業効率を向上させることが求められており、その点で改善の余地があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、ライザーレス掘削による作業効率の向上を図ることができる海底掘削サポートシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る海底掘削サポートシステムは、船上に装備され、ドリルパイプを海底地盤に到達させ、前記ドリルパイプを回転させてライザーレス掘削により海底地盤を掘削する際に用いられる海底掘削サポートシステムであって、ローラー軸を水平方向に向けた複数のローラーを有し、鉛直方向に平行な回転支持軸回りに周回する円周方向に沿って配置され、前記ドリルパイプが鉛直方向に挿通可能に設けられたリング状のガイド支持部と、前記ガイド支持部を前記円周方向に回転可能に支持する回転保持部と、を備え、前記複数のローラーは、前記円周方向に隣接し、該複数のローラーによって囲まれる空間に前記ドリルパイプが挿通可能な状態で配置されていることを特徴としている。
本発明では、ドリルパイプを海底地盤まで降下させる際や海底地盤を掘削する際に、高潮流による流体抵抗を受けてベンディングした状態となるドリルパイプがガイド支持部のローラーに接触するとき、ローラー自体がローラー軸回りに回転することによって、ドリルパイプを鉛直方向にスムーズに下降させることができる。さらに、ローラー自体の回転とともに、ローラーに対するドリルパイプの横方向の押し付け力が作用するときに、ガイド支持部が複数のローラーとともに回転支持軸回りに円周方向に回転するため、ドリルパイプとローラーとの接触摩擦を低減することができる。
これにより、ドリルパイプとローラーの摩耗や熱劣化を抑制することができ、とくに高潮流の条件下において、潮流による流体抵抗によってドリルパイプに曲げが生じたり、ドリルパイプの回転に伴う繰り返し疲労が発生することを抑制することができ、ライザーレス掘削の作業効率が向上されるので、工期を短縮することが可能となる。
また、本発明に係る海底掘削サポートシステムは、前記ガイド支持部と前記回転保持部とからなる支持装置が、鉛直方向に間隔をあけて複数配置されていることが好ましい。
このような構造によれば、複数の支持装置が設けられることで、複数の鉛直方向の支点によってドリルパイプが支持されるので、高潮流の流体抵抗や船体の揺動による過大なドリルパイプの曲げモーメントを分散し、ドリルパイプに作用する応力集中を低減することで、破損を防止でき、繰り返し疲労の増大を抑制できる。
また、本発明に係る海底掘削サポートシステムは、前記ガイド支持部は前記円周方向の一部が着脱自在に設けられていてもよい。
この場合には、ガイド支持部の一部を取り外して開口部を設けることができ、ガイド支持部に挿通されたドリルパイプに容易にアクセスできる。そのため、この開口部からケーシング等を送り込むことが可能であり、効率良く作業を行うことができる。
また、本発明に係る海底掘削サポートシステムは、前記船上に前記ドリルパイプを挿通する開口部を備えた作業床が設けられ、前記ガイド支持部と前記回転保持部とからなる支持装置が前記作業床より下方に配置されていることを特徴としてもよい。
本発明では、作業床上の空間を有効利用することができるため、ドリルパイプに対して効率よく長期坑内計測用ケーブルやセンサーの設置や渦励振防止用ロープの取り付けなどを実施できる。
また、本発明に係る掘削サポートシステムは、前記ガイド支持部に前記円周方向の回転力を補助的に付与する回転補助駆動部が設けられていることが好ましい。
本発明では、ガイド支持部の円周方向の回転駆動力が駆動装置により補助されるので、スムーズ、かつ確実な回転を実現することができる。
また、本発明に係る掘削サポートシステムは、前記回転補助駆動部は、前記ローラーに前記ドリルパイプによる接触を検出したときに、前記ガイド支持部が前記回転保持部に対して回転力を付与するように制御されていることが好ましい。
本発明では、ドリルパイプがローラーに接触したことを検出したときにのみ、ガイド支持部に回転駆動力が付与されるので、効率よく、かつ効果的な運転を行うことができる。
また、本発明に係る掘削サポートシステムは、前記ガイド支持部は、内筒と、該内筒に着脱可能で、且つ前記円周方向に回動不能に保持する外筒と、に分割されて設けられ、前記内筒には前記複数のローラーが配置され、前記外筒が前記回転保持部よって回転可能に支持されていることが好ましい。
この場合には、内筒及び外筒を各別に取り出すことができることから、メンテナンスが容易になる。
本発明の海底掘削サポートシステムによれば、ライザーレス掘削の作業効率の向上を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態による海底掘削サポートシステムが装備された船体の要部構成を示す側面図である。 図1に示す上部支持フロアに設置される上部支持装置の構成を示す縦断面図である。 上部支持装置の全体構成を示す斜視図である。 図3に示すA−A線断面の斜視図であって、内筒が外筒に対して分離した状態の図である。 図3に示すB−B線断面図である。 上部支持装置を上方から見た平面図であって、(a)は第1ガイド支持部が回転する前の状態を示す図、(b)は第1ガイド支持部が回転した状態を示す図である。 下部支持フロアに設置される下部支持装置の構成を示す側面図である。 下部支持装置の全体構成を示す斜視図である。 図8に示すC−C線断面図である。 図8に示すD−D線断面図である。 下部支持装置を上方から見た平面図であって、(a)は第2ガイド支持部が回転する前の状態を示す図、(b)は第2ガイド支持部が回転した状態を示す図である。 第2の実施の形態による下部支持装置の全体構成を示す側面図である。 図12に示す下部支持装置を上方から見た平面図である。
以下、本発明の実施の形態による海底掘削サポートシステムについて、図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1に示すように、本実施の形態の海底掘削サポートシステム1は、海底探査船の船体10上に装備され、ライザーレス掘削により海底地盤Gを回転により掘削するために用いられるドリルパイプ2の摩耗や損傷を低減するためのものである。
海底掘削サポートシステム1は、上部支持装置3(支持装置)と、上部支持装置3よりも下方に位置する下部支持装置4(支持装置)と、が船体10において鉛直方向に間隔をあけて配置されている。
船体10は、船の前後方向の略中間部において掘削作業を行うドリルフロア12(作業床)と、ドリルフロア12上に立設される櫓14と、ドリルフロア12の下方に位置する下部支持フロア13において船体下方のムーンプールに連通するプール開口部15と、を備えている。これらドリルフロア12、櫓14、及びプール開口部15は、上下方向に同軸上に配置されている。なお、プール開口部15内には海面が露出しており、ドリルパイプ2がプール開口部15を通じて海中に投入され、海底地盤Gを掘り下げることができる。
ドリルフロア12よりも1段下がった位置には、下部支持フロア13よりも上方に位置する上部支持フロア12Aを有している。上部支持フロア12Aには、上述した上部支持装置3が設置されている。
ドリルパイプ2は、例えば1本当たりの長さが9mで両端がねじ加工された中空鋼管からなり、複数本を繋ぎ足しながら下降させることにより掘削を行うものである。掘削中、最下端に配置されるドリルパイプ2の下端部には不図示のビットが取り付けられ、鉛直軸Z回りに回転させることにより海底地盤Gを掘削する。海底地盤Gの掘削を行うにあたり、ドリルパイプ2の内側には船体10から海水が供給される。ドリルパイプ2の内側に供給された海水は、ドリルパイプ2内を下降してパイプ下端部に到達し、そのパイプ下端部においてビットで海底地盤Gを掘削することで発生する掘り屑と供給された海水とが混合される。そして、ビットで海底地盤Gを掘削して発生した掘り屑が混合された泥水は、海中に放出される。
船体10の櫓14には、ドリルパイプ2を昇降させるとともに、ドリルパイプ2に回転力を付与するドリル駆動部21を有する地盤掘削装置20が設けられている。さらに、船体10のドリルフロア12には、ドリルパイプ2を把持するとともに、回転力を付与することが可能なロータリーテーブル23が設けられている(図2参照)。
ドリル駆動部21は、ドリルパイプ2の上端を把持可能に設けられ、櫓14に鉛直方向に延在して設けられた一対のガイドレール24、24に沿って昇降可能に装備されている。つまり、ドリル駆動部21を下降させることで、ドリルパイプ2に下向きの推進力が与えられることになる。
ロータリーテーブル23は、図2に示すように、ドリルパイプ2を鉛直方向に挿通させる貫通孔23aを有し、この貫通孔23aにはドリルパイプ2を径方向から着脱可能に把持するチャック部23Aを備えている。このチャック部23Aで把持されたドリルパイプ2は、ロータリーテーブル23によって鉛直軸Z回りに回転力が付与されるようになっている。
次に、上部支持フロア12Aに設けられる上部支持装置3の構成について、詳細に説明する。
図2に示すように、上部支持装置3は、上部支持フロア12Aにおいて、ロータリーテーブル23の直下に配置されている。
図3〜図6に示すように、上部支持装置3は、ローラー軸33aを水平方向に向けた複数(ここでは4つ)のローラー33を有し、鉛直方向に平行な回転支持軸C回りに周回する円周方向Eに沿って配置され、ドリルパイプ2が鉛直方向に挿通可能に設けられたリング状の第1ガイド支持部31と、第1ガイド支持部31を円周方向Eに回転可能に支持する第1回転保持部32と、を備えている。
第1ガイド支持部31は、内筒34と、内筒34の外側に着脱可能に嵌合され、且つ円周方向Eに回動不能に保持する外筒35と、を備え、図4に示すように内筒34と外筒35が分割可能に設けられている。このように、内筒34及び外筒35を分割可能とすることで、各別に取り出すことができることから、メンテナンスが容易な構造となっている。
内筒34は、小径部34Aと、小径部34Aの上端に連設されローラー33を収容可能な大径部34Bと、が設けられている。小径部34Aの内径は、少なくともドリルパイプ2の外径よりも大きく設定されている。そして、内筒34は、図6(a)及び(b)に示すように、回転支持軸Cを通る面で縦に二分割され、分割された大径部34B、34B同士がピン34cによって連結されている。
大径部34Bは、小径部34Aの上端から全周にわたって径方向の外側に拡径された形状をなしている。大径部34Bの外周側には、鉛直方向に貫通するボルト孔34aが円周方向Eに間隔をあけて複数形成されている。内筒34は、大径部34Bが外筒35の上端面に上方から当接され、ボルト孔34aにボルト34bを挿通させて後述する外筒35の雌ねじ部に螺合させることで外筒35に装着されている。
また、図6(a)及び(b)に示すように、大径部34Bの上面側の内周部分には、4つのローラー33がローラー軸33a回りに回転可能に固定されて収容されるローラー収容凹部34dが形成されている。4つのローラー33は、円周方向Eに隣接し、これらのローラー33によって囲まれる空間にドリルパイプ2が回転可能、且つ挿通可能な状態で配置されている。ここで、ローラー軸33aは、回転支持軸C方向から見て、回転支持軸Cを中心とした径方向に直交する方向に位置している。
各ローラー33は、ローラー軸33aに沿う中央部分から両側に向かうに従い漸次大径となる形状となっている。そして、回転支持軸C方向から見て、各ローラー33の回転支持軸C側の内周ライン33bは、回転支持軸Cを中心とする仮想円Kに接しており、この仮想円K上のほぼ全周に4つのローラー33の内周ライン33bが位置している。仮想円Kの径寸法dは、上述した小径部34Aの内径と略同径に設定されている。
図4及び図5に示すように、外筒35は、筒体35Aと、筒体35Aの上端から径方向の外側に向けて全周にわたって突出したフランジ部35Bと、筒体35Aの外周面において上下一対で配置され第1回転保持部32との間に介装されるベアリング36、36と、が設けられている。
筒体35Aは、内径が内筒34の小径部34Aと同径であり、外周面35aの上端側と下端側に円周方向Eにわたって延在しベアリング36の径方向の内側に位置する内リング36aが固定される軸受ボックス35bが形成されている。ベアリング36は、内リング36aと外リング36bとが円周方向Eに相対移動可能に形成され、外リング36bは、第1回転保持部32側に固定される。すなわち、筒体35Aは、第1回転保持部32に対してベアリング36を介して円周方向Eに正逆両方向に回転可能に支持されている。
フランジ部35Bは、筒体35Aに対して少なくとも円周方向Eへの移動が規制された状態で連結されている。そのため、フランジ部35Bは、筒体35Aと共に円周方向Eに一体的に回転する。フランジ部35Bには、内筒34のボルト孔34aに対応する位置に雌ねじ孔35cが形成され、上述したボルト34bが螺合されて内筒34が固定されている。これにより外筒35と内筒34とは、一体となって円周方向Eへの移動可能に構成されている。
図4及び図5に示すように、第1回転保持部32は、第1ガイド支持部31を回転支持軸C回りに回転可能に支持している。第1回転保持部32は、保持筒32Aと、保持筒32Aの上部に同軸に設けられた大径筒32Bと、大径筒32Bの底部に配置され回転支持軸Cを中心とした円形穴を形成した軸受保持リング37と、を備えている。
保持筒32Aの下端には、径方向の内側に向けて全周にわたって突出する底フランジ32Cが形成されている。この底フランジ32C上には、第1ガイド支持部31の外筒35における筒体35Aが載置されている。保持筒32Aと底フランジ32Cとの角部に、下側のベアリング36の外リング36bを円周方向Eの回転を規制した状態で支持されている。
軸受保持リング37は、保持筒32Aの上端32bと、外筒35のフランジ部35Bとの間に挟持され、上下方向の移動が規制された状態で介装されている。軸受保持リング37は、内周下端部37aで上側に位置するベアリング36の外リング36bを円周方向Eの回転を規制した状態で支持されている。
次に、下部支持フロア13に設けられる下部支持装置4の構成について、詳細に説明する。
図7に示すように、下部支持装置4は、鉛直方向で上部支持装置3(図1参照)よりも下方で下部支持フロア13上に設けられた支持架台40によって支持され、下部支持装置4の回転支持軸Cがドリルパイプ2の回転軸に一致するように配置されている。
図8〜図10に示すように、下部支持装置4は、ローラー軸43aを水平方向に向けた複数(ここでは6つ)のローラー43を有し、鉛直方向に平行な回転支持軸C回りに周回する円周方向Eに沿って配置され、ドリルパイプ2が鉛直方向に挿通可能に設けられたリング状の第2ガイド支持部41と、第2ガイド支持部41を円周方向Eに回転可能に支持するリング状の第2回転保持部42と、を備えている。
第2ガイド支持部41は、複数のローラー43、43、…を装置するリング状の支持リング本体44と、支持リング本体44の外周面における上下方向の中間部分から外方に向けて全周にわたって突出する環状リブ45と、を備えている。
支持リング本体44の内周部に形成される円形孔44aは、上述した図5に示す第1ガイド支持部31の内筒34の大径部34Bに形成される円形孔よりも大径となっている。
支持リング本体44は、上面側に6つのローラー43がローラー軸43a回りに回転可能に固定されて収容されるローラー収容凹部44bが形成されている。4つのローラー43は、図11(a)及び(b)に示すように、これらのローラー43によって囲まれる空間にドリルパイプ2が回転可能、且つ挿通可能な状態で配置されている。ここで、ローラー軸43aは、回転支持軸C方向から見て、回転支持軸Cを中心とした径方向に直交する方向に位置している。各ローラー43は、ローラー軸43aに沿う中央部分から両側に向かうに従い漸次大径となる形状となっている。そして、回転支持軸C方向から見て、各ローラー43の回転支持軸C側の内周ライン43bは、回転支持軸Cを中心とする仮想円Kに接しており、この仮想円K上のほぼ全周に6つのローラー43の内周ライン43bが位置している。
また、図9及び図10に示すように、支持リング本体44の下端には、下部ベアリング46Aを収容する第1ベアリング収容部44cを有している。
下部ベアリング46Aは、下リングと上リングとが円周方向Eに相対移動可能に形成され、下リングは後述する第2回転保持部42側に固定され、上リングは第1ベアリング収容部44cに固定されている。
支持リング本体44の外周面のうち環状リブ45よりも下側の部分(旋回外周面44d)は、全周にわたって後述する側方ベアリング46Cの内周部に接した状態で嵌合している。つまり、支持リング本体44は、旋回外周面44dが側方ベアリング46Cに接することによる回転によって回転支持軸C回りに回転する。
環状リブ45は、その上面側に上部ベアリング46Bを収容するベアリング収容部45Aを有している。
上部ベアリング46Bは、下リングと上リングとが円周方向Eに相対移動可能に形成され、上リングは後述する固定カバー48を介して第2回転保持部42側に固定され、下リングはベアリング収容部45Aに固定されている。
第2回転保持部42は、第2ガイド支持部41を回転支持軸C回りに回転可能に支持している。リング状の第2回転保持部42は、支持リング本体44を下方から支持する内側段部47Aと、内側段部47Aよりも径方向の外周側に隣接して環状リブ45を下方から支持する外側段部47Bと、を有する保持部本体47と、環状リブ45を上方から覆うとともに第2回転保持部42の外周縁部47Cに固定されるリング状の固定カバー48と、を有している。
保持部本体47は、外側段部47Bが外周縁部47Cよりも一段低い位置に配置され、さらに内側段部47Aが外側段部47Bよりも一段低い位置に配置されている。
内側段部47Aには、下部ベアリング46Aの下リングが固定されている。これにより、下部ベアリング46Aは、保持部本体47の内側段部47Aと、第2ガイド支持部41の支持リング本体44との間に介装された状態となっている。外側段部47Bの内周縁には、回転軸を鉛直方向に向けた複数のコロを円周方向Eに配列した側方ベアリング46Cが固定されている。
固定カバー48は、周方向に設けられる複数のボルト48aによって保持部本体47の外周縁部47Cの上面に着脱可能に固定されている。固定カバー48の下面には、上部ベアリング46Bの上リングが固定されている。これにより、上部ベアリング46Bは、固定カバー48の下面と、第2ガイド支持部41の環状リブ45との間に介装された状態となっている。
すなわち、第2ガイド支持部41は、第2回転保持部42に対して下部ベアリング46A、上部ベアリング46B、及び側方ベアリング46Cを介して円周方向Eに正逆両方向に回転可能に支持されている。
次に、上述した海底掘削サポートシステム1を用いて海底地盤Gを掘削する手順と、海底掘削サポートシステム1の作用とについて説明する。
図1に示すように、地盤掘削装置20による掘削を行う際には、先ず、地盤掘削装置20においてハンドリングさせつつ複数本のドリルパイプ2を鉛直方向に繋いだ状態にセットする。接続するドリルパイプ2、2同士は、それぞれの両端のねじ加工部分を互いに螺合させることにより接続される。このとき、図2に示すように、ドリルフロア12に設けられるロータリーテーブル23のチャック部23Aで下側のドリルパイプ2を把持し、パイプ締め付け用の機器を用いて、ドリルパイプ2、2同士をねじ締めにより接続することができる。
具体的にドリルパイプ2、2同士の接続作業は、ドリルパイプ2を下降させた後、その上端をロータリーテーブル23のチャック部23Aで把持し、その上方に繋ぎ用のドリルパイプ2を配置し、繋ぎ用のドリルパイプ2の下端にチャック部23Aで把持されたドリルパイプ2を回転させることで接続される。このような繋ぎ作業を繰り返すことで、上述したように例えば3〜4本のドリルパイプ2を繋いでセットされる。
その後、地盤掘削装置20において、ウインチにより下降させながら順次、ドリルパイプ2を繋ぎ足しながら下降させる。このように繋ぎ足されながら下降されるドリルパイプ2は、ドリルフロア12下の上部支持フロア12Aに設けられる上部支持装置3の挿通孔、及び下部支持フロア13に設けられる下部支持装置4の挿通孔を通過して海中に投入される。
そして、図1に示すように、ドリルパイプ2の先端(下端)が海底地盤Gに到達した後、地盤掘削装置20のドリル駆動部21により回転を与えることで、先端のビットによって海底地盤Gの掘削を行う。このとき、ドリルパイプ2の内部に海水を送り込むことで、掘削ずりを坑内から除去することができる。
このようにドリルパイプ2を海底地盤Gまで降下させる際、及び海底地盤Gを掘削する際にドリルパイプ2が図6(a)及び図11(a)に示すように高潮流(図中の符号Sは潮流方向を示している)による流体抵抗を受けると、鉛直軸に直交する横方向にベンディングした状態となる。そして、ベンディングにより横移動(ここでは潮流方向Sに平行な方向への移動)したドリルパイプ2Aは、船体10の上下二箇所に設けられる上部支持装置3及び下部支持装置4のそれぞれのローラー33、43に接触することになる。このとき、ローラー33、43自体がローラー軸33a、43a回りに回転することによって、ドリルパイプ2を鉛直方向にスムーズに下降させることができる。
また、ローラー33、43自体の回転とともに、図6(b)及び図11(b)に示すように、ローラー33、43に対する横方向の押し付け力を、ローラー33、43自体を回転支持軸C回りに矢印E1方向に回転させることにより小さく抑えることができる。
具体的には、図6(a)に示すように、上部支持装置3において、ドリルパイプ2A(図6(a)に示す二点鎖線)が4つのローラー33のうちいずれかに接触すると、その接触荷重を受けたローラー33を介して内筒34及び外筒35(図5参照)に円周方向Eの回転力が作用する。そのため、図6(b)に示すように、第1ガイド支持部31がベアリング36A、36Bを介して第1回転保持部32に対して回転支持軸C回りに矢印E1方向に回転することになる。このとき、第1ガイド支持部31は、正逆両方向に回転可能であるので、矢印E1方向の回転を例示しているが、ドリルパイプ2Aの接触する方向によっては矢印E1方向と反対方向に回転する場合もある。そして、ドリルパイプ2Aは、第1ガイド支持部31の回転とともに図6(b)に示す二点鎖線の位置から実線の位置(符号2B)に円周方向Eに移動する。
また、図11(a)に示すように、下部支持装置4において、ドリルパイプ2A(図11(a)に示す二点鎖線)が6つのローラー43のうちいずれかに接触すると、その接触荷重を受けたローラー43を介して支持リング本体44及び環状リブ45(図10参照)に円周方向Eの回転力が作用する。そのため、第2ガイド支持部41がベアリング46A、46B、46Cを介して第2回転保持部42に対して回転支持軸C回りに矢印E1方向に回転することになる。このとき、第2ガイド支持部41は、正逆両方向に回転可能であるので、矢印E1方向の回転を例示しているが、ドリルパイプ2Aの接触する方向によっては矢印E1方向と反対方向に回転する場合もある。そして、ドリルパイプ2Aは、第2ガイド支持部41の回転とともに図11(b)に示す二点鎖線の位置から実線の位置(符号2B)に円周方向Eに移動する。
このようにドリルパイプ2が横方向にベンディングしてローラー33、43に接触したときに、ローラー33、43自体がローラー軸33a、43aを中心にして回転することと、ローラー33、43に対するドリルパイプ2の横方向の押し付け力が作用するときに、第1ガイド支持部31、第2ガイド支持部41が複数のローラー33、43とともに回転支持軸C回りに円周方向Eに回転するため、ドリルパイプ2とローラー33、43との接触摩擦を低減することができる。
これにより、ドリルパイプ2とローラー33、43の摩耗や熱劣化を抑制することができ、とくに高潮流の条件下において、潮流による流体抵抗によってドリルパイプ2に曲げが生じたり、ドリルパイプ2の回転に伴う繰り返し疲労が発生することを抑制することができ、ライザーレス掘削の作業効率が向上されるので、工期を短縮することが可能となる。とくに、本実施の形態では、潮流速度3.0〜4.5knotsの高潮流に適用可能であり、とくに潮流速度4.5knots以上の超高潮流であっても適用可能である。
また、本実施の形態では、上部支持装置3と下部支持装置4が設けられることで、複数(2つ)の上下方向の支点によってドリルパイプ2が支持されている。そのため、高潮流の流体抵抗や船体10の揺動による過大なドリルパイプ2の曲げモーメントを分散し、ドリルパイプ2に作用する応力集中を低減することで、破損を防止でき、繰り返し疲労の増大を抑制できる。
また、本実施の形態の海底掘削サポートシステム1では、ガイド支持部31、41の一部を取り外して開口部を設けることができ、ガイド支持部31、41に挿通されたドリルパイプ2に容易にアクセスできる。そのため、この開口部からケーシング等を送り込むことが可能であり、効率良く作業を行うことができる。
また、本実施の形態では、第1ガイド支持部31と第1回転保持部32とからなる上部支持装置3がドリルフロア12より下方に配置されていることから、ドリルフロア12上の空間を有効利用することができる。そのため、ドリルパイプ2に対して効率よく長期坑内計測用ケーブルやセンサーの設置や渦励振防止用ロープの取り付け等を実施することができる。
上述のように本実施の形態による海底掘削サポートシステム1では、ライザーレス掘削の作業効率の向上を図ることができる。
次に、本発明の海底掘削サポートシステムによる他の実施の形態について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
(第2の実施の形態)
図12及び図13に示すように、第2の実施の形態の海底掘削サポートシステムは、第2ガイド支持部41に円周方向Eの回転力を補助的に付与する下部支持装置4Aを備えた構成となっている。
具体的に下部支持装置4Aは、第2ガイド支持部41の支持リング本体44(図10参照)の上端に回転支持軸Cと同軸に設けられ全周にわたって歯部51aが形成されたリングギア51が一体的に固定されている。さらにリングギア51の外周側には、歯部51aに螺合する歯車52aを回転させる駆動モーター52(回転補助駆動部)が設けられている。歯車52aの回転軸は上述した回転支持軸Cと平行な鉛直方向となる。
本実施の形態では、図13に示すように、支持リング本体44に設けられる各ローラー43に、ドリルパイプ2Aが接触(図13の二点鎖線に示す状態)したことを検出する不図示の接触センサー等を設けておき、このセンサーの信号を検出したときに、駆動モーター52が駆動してリングギア51を回転させ、非接触となったときには駆動を停止してリングギア51の回転を停止するように制御されている。これにより、リングギア51を介して第2ガイド支持部41は、第2回転保持部42に対して回転する。
このように、本第2の実施の形態では、第2ガイド支持部41の円周方向Eの回転駆動力が駆動モーター52により補助されるので、スムーズ、かつ確実な回転を実現することができる。
なお、上述したような制御方法に限定されず、例えばローラー43が受ける負荷(押付け力)が所定値よりも大きくなったときに、駆動モーター52を駆動させるように制御することも可能である。また、ローラー43が受ける負荷(押付け力)の大きさに応じて駆動モーター52による回転数、回転角度等が制御されるようにしてもよい。
また、駆動モーター52は1台であることに限らず、1つのリングギア51に対して複数台の駆動モーター52が配置されていてもよい。
さらに、リングギア51の取り付け位置は、本実施の形態のように支持リング本体44の上端44eであることに限定されず、他の位置に設けられていてもよい。
以上、本発明による海底掘削サポートシステムの実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施の形態の海底掘削サポートシステム1では、上部支持装置3と下部支持装置4によって鉛直方向に間隔をあけた2点で海中に投入されるドリルパイプ2を支持する構成としているが、このような2点であることに限定されることはない。例えば、上部支持装置3と下部支持装置4のいずれか一方のみであってもかまわないし、さらに支持装置を増やして3点以上の支持部とすることも可能である。
また、本実施の形態では、上部支持装置3がドリルフロア12の直下である上部支持フロア12Aに設置され、下部支持装置4がプール開口部15を有する下部支持フロア13に設置されているが、これら支持装置3、4の設置フロアは、とくに制限されることはない。そして、本実施の形態では、下部支持装置4が下部支持フロア13上に組み立てられた支持架台40に設けられているが、支持架台40を省略した構成でもよいし、他の支持構造とするようにしても良い。
また、上部支持装置3と下部支持装置4の各部の形状、大きさ、ローラー33、43の数量、ベアリング36、46の位置、数量等の構成は、ドリルパイプ2の管径や高潮流によって受ける負荷等の条件に対応させて適宜設定することができる。
また、本第2の実施の形態では、下部支持装置4Aのみに駆動モーター52を設けてリングギア51を介して第2ガイド支持部41の回転駆動力を補助する機構を設けているが、下部支持装置4Aのみであることに限定されることはなく、上部支持装置3に対しても同様の駆動モーター52やリングギア51等の設けるようにしてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1 海底掘削サポートシステム
2 ドリルパイプ
3 上部支持装置
4、4A 下部支持装置
10 船体
12 ドリルフロア(作業床)
12A 上部支持フロア
13 下部支持フロア
14 櫓
15 プール開口部
20 地盤掘削装置
31 第1ガイド支持部
31a 回転支持軸
32 第1回転保持部
33 ローラー
33a ローラー軸
34 内筒
35 外筒
36 ベアリング
41 第2ガイド支持部
43 ローラー
43a ローラー軸
44 支持リング本体
45 環状リブ
51 リングギア
52 駆動モーター(回転補助駆動部)
46 ベアリング
C 回転支持軸
E 円周方向
G 海底地盤

Claims (7)

  1. 船上に装備され、ドリルパイプを海底地盤に到達させ、前記ドリルパイプを回転させてライザーレス掘削により海底地盤を掘削する際に用いられる海底掘削サポートシステムであって、
    ローラー軸を水平方向に向けた複数のローラーを有し、鉛直方向に平行な回転支持軸回りに周回する円周方向に沿って配置され、前記ドリルパイプが鉛直方向に挿通可能に設けられたリング状のガイド支持部と、
    前記ガイド支持部を前記円周方向に回転可能に支持する回転保持部と、
    を備え、
    前記複数のローラーは、前記円周方向に隣接し、該複数のローラーによって囲まれる空間に前記ドリルパイプが挿通可能な状態で配置されていることを特徴とする海底掘削サポートシステム。
  2. 前記ガイド支持部と前記回転保持部とからなる支持装置が、鉛直方向に間隔をあけて複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の海底掘削サポートシステム。
  3. 前記ガイド支持部は前記円周方向の一部が着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の海底掘削サポートシステム。
  4. 前記船上に前記ドリルパイプを挿通する開口部を備えた作業床が設けられ、
    前記ガイド支持部と前記回転保持部とからなる支持装置が前記作業床より下方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の海底掘削サポートシステム。
  5. 前記ガイド支持部に前記円周方向の回転力を補助的に付与する回転補助駆動部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の海底掘削サポートシステム。
  6. 前記回転補助駆動部は、前記ローラーに前記ドリルパイプによる接触を検出したときに、前記ガイド支持部が前記回転保持部に対して回転力を付与するように制御されていることを特徴とする請求項5に記載の海底掘削サポートシステム。
  7. 前記ガイド支持部は、内筒と、該内筒に着脱可能で、且つ前記円周方向に回動不能に保持する外筒と、に分割されて設けられ、
    前記内筒には前記複数のローラーが配置され、
    前記外筒が前記回転保持部よって回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の海底掘削サポートシステム。
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