JP2018130804A - ロータコアの加熱装置 - Google Patents

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佐々木 秀樹
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佐々木  秀樹
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Abstract

【課題】ロータコアの内周側に配置された誘導コイルの加熱性能を向上することである。【解決手段】ロータコア100の内周側に配置された内周側コイル41によりロータコア100を誘導加熱する加熱装置1であって、内周側コイル41は、往コイル42と、往コイル42の一端で折り返されて、他端に向かって螺旋状に巻回された還コイル43と、往コイル42及び還コイル43の内側に配置され、磁性材料からなる芯部材44とを含む。【選択図】図1

Description

本発明は、ロータコアの加熱装置に関し、特に、回転電機のロータコアを電磁誘導により加熱する加熱装置に関する。
回転電機のロータコアは、複数の円環状の鋼板を積層して円筒形状に構成されている。ロータコアは、その中心部にシャフトを焼き嵌めする等の目的のために、電磁誘導加熱方式の加熱装置により加熱される。
加熱装置の一例として、特許文献1には、ロータコアの外周側および内周側に、ロータコアと同軸となるように外周側コイルおよび内周側コイルをそれぞれ配置し、この2つのコイルによってロータコアに対して電磁誘導加熱を行う加熱装置が記載されている。
特開2012−240254号公報
特許文献1に記載の加熱装置では、ロータコアの外周側および内周側の両側からロータコアを加熱しているが、ロータコアの生産性を向上するために、加熱装置の加熱性能の向上が求められている。
外周側コイルでは、コイル巻数を増大することにより加熱性能を向上することができる。しかし、内周側コイルでは、ロータコアの内径やコイル線径等の制約によってコイル巻数の増大には限界があり、加熱性能の向上が困難である。
そこで、本発明では、ロータコアの内周側に配置された誘導コイルの加熱性能を向上することを目的とする。
本発明のロータコアの加熱装置は、円筒形状のロータコアの内周側に配置された誘導コイルにより前記ロータコアを誘導加熱する加熱装置であって、前記誘導コイルは、往コイルと、前記往コイルの一端で折り返されて、他端に向かって螺旋状に巻回された還コイルと、前記両コイルの内側に配置され、磁性材料からなる芯部材とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、ロータコアの内周側に配置された誘導コイルの加熱性能を向上することができる。すなわち、ロータコアの加熱速度を向上することができ、その結果、ロータコアの生産性を向上することができる。
第1の実施形態の加熱装置の概略構成図である。 第1の実施形態における内周側コイルの拡大図であり、(A)は内周側コイルの側面図であり、(B)は内周側コイルの平面図である。 第1の実施形態の加熱装置の要部拡大図である。 第2の実施形態における内周側コイルの拡大図であり、(A)は内周側コイルの側面図であり、(B)は内周側コイルの平面図である。
第1の実施形態の加熱装置1は、例えば、回転電機に用いられるロータコア100の製造時、このロータコア100を電磁誘導加熱する際に使用される。まず、ロータコア100について説明する。ロータコア100は、複数枚の円環状の電磁鋼板を軸方向に積層して一体に連結して構成されている。このため、ロータコア100は円筒形状の磁性体部品となる。ロータコア100の中央部にはシャフトが固定される。また、ロータコア100の円環部には、周方向に沿って複数の永久磁石が埋設されている。
次に、加熱装置1について説明する。図1に示すように、加熱装置1は、ロータコア100を載置する載置台2と、この載置台2を昇降する昇降装置3と、ロータコア100を加熱する誘導コイル4と、誘導コイル4に交流電流を供給する電力供給装置5とを備えている。
載置台2および昇降装置3は、誘導コイル4の下方に配置されている。載置台2は、ロータコア100を保持する保持機構を備えている。載置台2の下部には、昇降装置3が設けられている。昇降装置3は、載置台2を昇降するシリンダ等のアクチュエータを備えており、載置台2を、ロータコア100を加熱する加熱位置と、加熱後のロータコア100を次工程に搬出する搬出位置(図1に示す位置)とに上下移動する。
誘導コイル4は、ロータコア100の外周側からロータコア100を誘導加熱する外周側コイル40と、ロータコア100の内周側からロータコア100を誘導加熱する内周側コイル41とを備えている。外周側コイル40および内周側コイル41は、図示しない支持部にそれぞれ固定されている。すなわち、外周側コイル40と内周側コイル41とは一体的に固定されている。また、外周側コイル40および内周側コイル41は、電力供給装置5に電気的に直列接続されている。
外周側コイル40は、ロータコア100の外径よりも大きい内経を有するコイルである。外周側コイル40の軸方向の長さは、ロータコア100の軸方向の長さよりも長くなるように設定されている
内周側コイル41は、ロータコア100の内径よりも小さい外経を有するコイルである。内周側コイル41の軸方向の長さも、ロータコア100の軸方向の長さよりも長くなるように設定されている。すなわち、図3に示すように、ロータコア100を加熱位置に配置したとき、ロータコア100の外周面は外周側コイル40によって覆われる状態となり、ロータコア100の内周側には内周側コイル41が近接配置される状態となる。
また、内周側コイル41の巻数は、外周側コイル40の巻数よりも高密度となるように設定されている。すなわち、内周側コイル41と外周側コイル40との巻数比は、内周側コイル41が大きくなるように設定されている。なお、内周側コイル41の詳しい構成については後述する。
電力供給装置5は、交流電流を供給する高周波電源50と、高周波電源50からの電力を増幅するとともに最適化して、誘導コイル4に供給する整合器51と、高周波電源50から誘導コイル4への交流電流の供給量を制御する制御部52と、ロータコア100の温度を検出する温度センサ53とを備えている。制御部52は、温度センサ53からの検出温度に基づき、誘導コイル4への交流電流の供給量を制御する。
ここで、内周側コイル41について図2を参照して説明する。内周側コイル41は、往コイル42と、往コイル42の外側に配置された還コイル43と、往コイル42の内側に配置された棒状の芯部材44とを備えている。
内周側コイル41は、1本の導線から構成されており、往側引出線42aから螺旋状の往側巻線部42b(往コイル42)を形成し、往コイル42の先端から往側引出線42aに向かって折り返され、往コイル42の外側で螺旋状に巻回されて還側巻線部43b(還コイル43)を形成し、往側引出線42aと平行して還側引出線43aが引き出されて構成されている。このとき、還側巻線部43b(還コイル43)は、還コイル43を流れる電流の向きが往コイル42に流れる電流の向きと同じになるように巻回されている。
還コイル43は、往コイル42の径よりも大きい経を有している。すなわち、図2(B)に示すように、往コイル42の外側に、還コイル43が配置されている。このように、還側巻線部43b(還コイル43)が往側巻線部42b(往コイル42)の外側に配置されているので、往コイル42の内側が空間となり、この空間に芯部材44が配置されている。芯部材44は、例えば、フェライトコア等の磁性材料から形成されている。芯部材44は、往コイル42の中心軸上に配置されており、往コイル42の両端からわずかに突出している。
次に、加熱装置1によりロータコア100を加熱する場合について図1、3を参照して説明する。昇降装置3が載置台2を上昇させて、ロータコア100を加熱する加熱位置に移動する。この加熱位置では、内周側コイル41がロータコア100の内周側に位置し、外周側コイル40がロータコア100の外周側に位置している。
この加熱位置において、外周側コイル40および内周側コイル41に電力供給装置5より交流電流が供給される。そして、外周側コイル40と内周側コイル41とに発生する磁界によって、ロータコア100の内周側および外周側に渦電流が流れる。特に、図中、矢印Fで示すように、ロータコア100の内周側では、芯部材44により磁束密度が増大し、ロータコア100の内周側に流れる渦電流が増大する。この結果、抵抗熱として発生するジュール熱も増大し、ロータコア100の加熱速度が向上する。
そして、ロータコア100の加熱が終了すると、昇降装置3により載置台2を下降して、ロータコア100を次工程に搬出する搬出位置に移動する。載置台2は、ロータコア100の保持を解除する。その後、ロータコア100は図示しない搬出機構によって次工程に搬出される。
このように、還側巻線部43b(還コイル43)を往側巻線部42b(往コイル42)の外側に配置することによって往コイル42の内側が空間となるので、この空間に芯部材44を配置することができる。往コイル42の内側に芯部材44が配置されることによって、ロータコア100の内周側における磁束密度が増大してジュール熱も増大し、ロータコア100の加熱速度を向上することができる。その結果、ロータコア100の生産性も向上することができる。
また、芯部材44は、往コイル42の中心軸上に配置されるので、磁束密度の偏り(ばらつき)が抑制されて、ロータコア100を均一に加熱することができ、加熱むらを抑制することができる。また、還コイル43を流れる電流の向きと往コイル42を流れる電流の向きとが同じ向きになるように、還コイル43を巻回しているので、磁束が打ち消しあって減少することを抑制することができる。
次に、第2の実施形態について図4を参照して説明する。図4は内周側コイル45を示す。第2の実施形態では、内周側コイル45の構成が異なり、その他の構成については第1の実施形態と同様なので、内周側コイル45の構成について説明し、その他の構成についての説明は省略する。
図4に示すように、内周側コイル45は、往コイル46と、往コイル46と同径の還コイル47と、往コイル46の内側に配置された棒状の芯部材44とを備えている。内周側コイル45は、線径が異なる2本の導線から構成されている。すなわち、往コイル46は、線径が大きい導線により形成されており、還コイル47は、往コイル46の線径よりも小さい線径の導線により形成されている。
往コイル46は、線径が大きい導線を用いて往側引出線46aから螺旋状の往側巻線部46bによって形成されている。また、還コイル47は、線径が小さい導線を用いて往コイル46の先端から、往側引出線46aに向かって折り返され、往コイル46の螺旋部の間を通って螺旋状に巻回された還側巻線部47bによって形成されている。
還コイル47の還側引出線47aは、往側引出線46aの線径と同じであり、往側引出線46aと平行して引き出されている。このように、内周側コイル45では、還側巻線部47b(還コイル47)の部分のみ導線の線径が小さくなっている。
図4(B)に示すように、還コイル47は、往コイル46と略同径の円上において螺旋状に巻回されている。すなわち、往コイル46と還コイル47とが重なるように巻回することによって、往コイル46の内側が空間となるので、この空間に芯部材44が配置されている。
そして、第1の実施形態と同様に、外周側コイル40および内周側コイル45に交流電流を供給することによって、ロータコア100の外周側および内周側に渦電流が流れてジュール熱が発生することによりロータコア100が加熱される。また、往コイル46の内側に芯部材44が配置されているので、ロータコア100の内周側における磁束密度が増大してジュール熱も増大し、ロータコア100の加熱速度を向上することができ、生産性を向上することができる。
なお、内周側コイル45に、電力供給装置5より交流電流が供給されると、往コイル46と還コイル47とでは、電流の流れる向きが逆になって磁束を打ち消す消磁作用が生じるが、還コイル47の線径は往コイル46の線径より小さいので、還コイル47に流れる電流は、往コイル46に流れる電流よりも小さい。このため、往コイル46と還コイル47とによる各磁束が互いに打ち消し合っても、往コイル46による磁束のほうが大きいので磁束が消滅することはない。
1 加熱装置、2 載置台、3 昇降装置、4 誘導コイル、5 電力供給装置、40 外周側コイル、41,45 内周側コイル、42,46 往コイル、42a,46a 往側引出線、42b,46b 往側巻線部、43,47 還コイル、43a,47a 還側引出線、43b,47b 還側巻線部、44 芯部材、50 高周波電源、51 整合器、52 制御部、53 温度センサ、100 ロータコア。

Claims (1)

  1. 円筒形状のロータコアの内周側に配置された誘導コイルにより前記ロータコアを誘導加熱する加熱装置であって、
    前記誘導コイルは、
    往コイルと、
    前記往コイルの一端で折り返されて、他端に向かって螺旋状に巻回された還コイルと、
    前記両コイルの内側に配置され、磁性材料からなる芯部材と、
    を含むことを特徴とするロータコアの加熱装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022024255A (ja) * 2020-07-13 2022-02-09 富士電機株式会社 誘導加熱装置

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JP2022024255A (ja) * 2020-07-13 2022-02-09 富士電機株式会社 誘導加熱装置

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