JP2018129625A - 制御装置、制御プログラム及び制御方法 - Google Patents

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博之 遠藤
裕貴 本川
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Abstract

【課題】印刷物において再現される色域を広げる。
【解決手段】複数色のインキを第1の組み合わせにより組み合わせることで再現される色を、該複数色のうちの特定色のインキの量を増やし、該特定色以外の色のインキの量を減らすことで再現する第2の組み合わせを算出する算出手段と、前記第1の組み合わせにおいて使用される前記複数色のインキの総量を超えない範囲で、前記特定色以外の色のインキの量を増やすことにより前記第2の組み合わせを変更し、第3の組み合わせを決定する決定手段と、前記第1の組み合わせと前記第3の組み合わせとの対応関係を示す情報を生成する生成手段とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、制御装置、制御プログラム及び制御方法に関する。
印刷装置によって印刷される印刷物において再現される色域のうち、最暗部側の色域の広さは、例えば、印刷物にて塗布可能なインキ量によって制限される。
具体的には、インキがにじみやすい印刷物の場合には、塗布可能なインキ量が少ないため、色域は狭まる。反対に、コーティング処理された光沢の高い印刷物の場合には、塗布可能なインキ量が多く、色域は広がる。
このため、印刷装置を制御する制御装置では、印刷の際、印刷物において塗布可能なインキ量の範囲内で適切なインキ量が使用されるよう制御する。例えば、下記特許文献1では、印刷データにおいて肌色と判定した領域について、塗布可能なインキ量の範囲内でインキ量を上げることで、肌色の再現性を向上させるよう制御する制御方法が提案されている。
特開2012−245755号公報
しかしながら、上記制御方法の場合、印刷物の特定の領域について色域を広げることはできるが、当該領域以外の領域については色域を広げることができない。
一つの側面では、印刷物において再現される色域を広げることを目的としている。
一態様によれば、制御装置は、
複数色のインキを第1の組み合わせにより組み合わせることで再現される色を、該複数色のうちの特定色のインキの量を増やし、該特定色以外の色のインキの量を減らすことで再現する第2の組み合わせを算出する算出手段と、
前記第1の組み合わせにおいて使用される前記複数色のインキの総量を超えない範囲で、前記特定色以外の色のインキの量を増やすことにより前記第2の組み合わせを変更し、第3の組み合わせを決定する決定手段と、
前記第1の組み合わせと前記第3の組み合わせとの対応関係を示す情報を生成する生成手段とを有する。
印刷物において再現される色域を広げることができる。
印刷システムのシステム構成及び制御装置の機能構成の一例を示す図である。 制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 制御装置の変換テーブル生成部の機能構成の一例を示す図である。 変換テーブル生成部により生成される変換テーブルを示す図である。 色域拡張処理後の色域及び使用される各インキの量の一例を示す図である。 制御装置の印刷制御部の機能構成の一例を示す図である。 制御装置による印刷制御処理のフローチャートである。 印刷制御処理の具体例を示す図である。
以下、各実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省く。
[第1の実施形態]
<印刷システムのシステム構成及び制御装置の機能構成>
はじめに、第1の実施形態に係る制御装置を有する印刷システムのシステム構成及び該制御装置の機能構成について説明する。図1は、印刷システムのシステム構成及び制御装置の機能構成の一例を示す図である。
図1に示すように、印刷システムは、制御装置100と印刷装置150とを有する。印刷システムにおいて、制御装置100と印刷装置150とは通信可能に接続される。
制御装置100には、原稿生成プログラム、変換テーブル生成プログラム、印刷制御プログラムがインストールされており、各プログラムが実行されることで、制御装置100は、原稿生成部110、変換テーブル生成部120、印刷制御部130として機能する。
原稿生成部110は、印刷装置150において印刷される原稿データ(RGBデータ)を生成する。原稿生成部110により生成された原稿データは、原稿生成部110が、ユーザからの印刷指示を受け付けることで、印刷制御部130に送信される。
変換テーブル生成部120は、原稿データを印刷データ(CMYKデータ)に変換するための変換テーブルを生成し、プロファイル格納部140に格納する。変換テーブル生成部120により生成される変換テーブルには、RGBデータをCMYKデータに変換する際に用いられる第1の色変換テーブル141と、CMYKデータの色域を拡張する際に用いられる第2の色変換テーブル142とが含まれる。
印刷制御部130は、原稿生成部110より原稿データが送信されると、該原稿データに含まれる各画素の画素値を、第1の色変換テーブル141に基づいて変換し、更に、第2の色変換テーブル142に基づいて変換することで、印刷データを生成する。また、印刷制御部130は、生成した印刷データを、印刷装置150に送信する。
印刷装置150は、印刷データに基づいて印刷物に印刷を行う装置である。印刷装置150の印刷方式は任意であり、インクジェット方式の印刷装置であっても、レーザ方式の印刷装置であっても、オフセット方式の印刷装置であってもよい。
<制御装置のハードウェア構成>
次に、制御装置100のハードウェア構成について説明する。図2は、制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2に示すように、制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203を有する。CPU201、ROM202、RAM203は、いわゆるコンピュータを形成する。
また、制御装置100は、補助記憶装置204、表示装置205、操作装置206、I/F(Interface)装置207、ドライブ装置208を有する。なお、制御装置100の各部は、バス209を介して相互に接続されている。
CPU201は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラム(例えば、原稿生成プログラム、変換テーブル生成プログラム、印刷制御プログラム等)を実行するデバイスである。
ROM202は、不揮発性メモリである。ROM202は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムをCPU201が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する、主記憶デバイスとして機能する。具体的には、ROM202はBIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラム等を格納する。
RAM203は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性メモリである。RAM203は、補助記憶装置204にインストールされている各種プログラムがCPU201によって実行される際に展開される作業領域を提供する、主記憶デバイスとして機能する。
補助記憶装置204は、各種プログラムや、各種プログラムが実行されることで生成される情報、ならびに各種プログラムが実行される際に用いられる情報を格納する補助記憶デバイスである。プロファイル格納部140は、補助記憶装置204において実現される。
表示装置205は、原稿データ等を表示する表示デバイスである。操作装置206は、制御装置100のユーザが制御装置100に対して各種指示(原稿データを生成するための指示、原稿データを印刷するための印刷指示等)を入力するための入力デバイスである。I/F装置207は、印刷装置150と通信を行うための通信デバイスである。
ドライブ装置208は記録媒体210をセットするためのデバイスである。ここでいう記録媒体210には、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等のように情報を光学的、電気的あるいは磁気的に記録する媒体が含まれる。また、記録媒体210には、ROM、フラッシュメモリ等のように情報を電気的に記録する半導体メモリ等が含まれていてもよい。
なお、補助記憶装置204に格納される各種プログラムは、例えば、配布された記録媒体210がドライブ装置208にセットされ、該記録媒体210に記録された各種プログラムがドライブ装置208により読み出されることでインストールされる。
<制御装置の変換テーブル生成部の機能構成>
次に、制御装置100の変換テーブル生成部120の機能構成について説明する。図3は、制御装置の変換テーブル生成部の機能構成の一例を示す図である。
図3に示すように、制御装置100の変換テーブル生成部120は、色域情報取得部310、GCR(Gray Component Replacement)処理部320、色域拡張部330、生成部340を有する。
色域情報取得部310は、制御装置100の表示装置205において再現可能なRGB色空間における色域を示す色域情報と、印刷装置150において再現可能なCMYK色空間における色域を示す色域情報とを取得する。また、色域情報取得部310は、取得した色域情報に基づいて、RGB色空間における各RGB階調値と、CMYK色空間における各CMYK階調値との対応関係を示すRGB−CMYK色変換テーブルを生成する。
なお、このとき生成されるRGB−CMYK色変換テーブルの各CMYK階調値は、該各CMYK階調値に基づいて印刷を行った場合に使用されるインキ総量が、対象となる印刷物において塗布可能なインキ総量の範囲内に収まるように決定されているものとする。
色域情報取得部310は、生成したRGB−CMYK色変換テーブルを、第1の色変換テーブル141として、プロファイル格納部140に格納する。
GCR処理部320は算出手段の一例であり、第1の色変換テーブル141(RGB−CMYK色変換テーブル)に含まれる、各CMYK階調値に対して、GCR処理を行う。GCR処理とは、C、M、Yの3色が重なる部分のグレー成分を、全て、ある比率でKに置き換える処理をいう(つまり、同じ色を再現するためのCMYK階調値の異なる組み合わせを算出する処理をいう)。
なお、GCR処理後の各CMYK階調値(ここでは、C’M’Y’K’階調値と称す)に基づいて印刷を行った場合に使用されるインキ総量は、GCR処理前のCMYK階調値に基づいて印刷を行った場合に使用されるインキ総量と比較して少なくなる。つまり、GCR処理前のCMYK階調値と、該CMYK階調値に対応する、GCR処理後のC’M’Y’K’階調値とは、C>C’、M>M’、Y>Y’、K<K’の関係となる。
GCR処理部320は、GCR処理前の各CMYK階調値と、GCR処理後の各C’M’Y’K’階調値との対応関係を示すCMYK−C’M’Y’K’色変換テーブルを生成する。
色域拡張部330は決定手段の一例であり、CMYK−C’M’Y’K’色変換テーブルに含まれる、各C’M’Y’K’階調値に対して、色域拡張処理を行う。具体的には、色域拡張部330は、GCR処理によりCMY階調値よりも階調値が低下した、C’、M’、Y’階調値について最暗部側の階調値を上げ、C’’、M’’、Y’’階調値を決定する。
このとき、色域拡張部330は、GCR処理前のCMYK階調値に基づいて印刷を行った場合に使用されるインキの総量を超えない範囲で、各インキ量を増やすように階調値を上げる。このため、色域拡張処理前のC’、M’、Y’階調値と、該C’、M’、Y’階調値に対応する、色域拡張処理後のC’’、M’’、Y’’階調値とは、C’<C’’、M’<M’’、Y’<Y’’の関係となる。なお、色域拡張処理後のC’’、M’’、Y’’階調値は、例えば、色域拡張処理前のC’M’Y’K’階調値により再現される色が最暗部に近いほど(明度が低いほど)、階調値の上げ幅が大きくなるように決定するものとする。
このように、印刷物において塗布可能なインキ総量の範囲内で各インキ量を増やすように階調値を決定することで、色域拡張部330によれば、様々な彩度、色相において最暗部側の色域を拡張することができる。
色域拡張部330は、色域拡張処理前の各C’M’Y’K’階調値と、色域拡張処理後の各C’’M’’Y’’K’階調値との対応関係を示すC’M’Y’K’−C’’M’’Y’’K’色変換テーブルを生成する。
生成部340は生成手段の一例であり、GCR処理前の各CMYK階調値と、色域拡張処理後の各C’’M’’Y’’K’階調値との対応関係を示すCMYK−C’’M’’Y’’K’色変換テーブルを生成する。また、生成部340は、生成したCMYK−C’’M’’Y’’K’色変換テーブルを、第2の色変換テーブル142として、プロファイル格納部140に格納する。
図4は、変換テーブル生成部により生成される変換テーブルを示す図である。このうち、図4(a)は、GCR処理部320により算出された各C’M’Y’K’階調値及び色域拡張部330により決定された各C’’M’’Y’’K’階調値を示す図である。図4(a)に示すように、印刷装置150のCMYK色空間における色域に含まれるn個の各CMYK階調値に対して、GCR処理部320がGCR処理を行うことで、GCR処理部320は、n個の各C’M’Y’K’階調値を算出する。更に、n個の各C’M’Y’K’階調値に対して、色域拡張部330が色域拡張処理を行うことで、色域拡張部330は、n個の各C’’、M’’、Y’’K’階調値を決定する。
図4(b)は、生成部340により生成される第2の色変換テーブル142を示す図である。図4(b)に示すように、生成部340は、図4(a)の“印刷装置の色域に含まれる各CMYK階調値”と、“色域拡張処理後の各C’’、M’’、Y’’K’階調値”との対応関係から、CMYK−C’’M’’Y’’K’色変換テーブルを生成する。そして、生成部340は、生成したCMYK−C’’M’’Y’’K’色変換テーブルを、第2の色変換テーブル142として、プロファイル格納部140に格納する。
<色域拡張処理前後の色域及び使用される各インキの量>
次に、色域拡張部330による色域拡張処理前後の印刷装置150の色域、及び、印刷を行った場合に使用される各インキの量について説明する。図5は、色域拡張処理前後の色域及び使用される各インキの量の一例を示す図である。
図5(a)は、色域拡張処理前後のLab色空間(L:明度、a:彩度、b:色相)における色域を示す図である。図5(a)に示すように、色域拡張処理前の色域510に対して、色域拡張処理後の色域520は、様々な彩度、色相において最暗部側に拡張する。
具体的には、色域拡張処理前の最明部513、最暗部514に対して、色域拡張処理後は、最明部513は変化しないが、最暗部514は最暗部524に拡張する。また、色域拡張処理前の色域510の各彩度、各色相の最暗部側の境界線511、512は、境界線521、522に拡張する。
図5(b)は、印刷を行った場合に使用される各インキの量を示す図であり、インクジェット方式の印刷装置150において使用される各インキの量を模式的に示している。このうち、符号531は、GCR処理前のCMYK階調値(ここでは、Cとする)に基づいて印刷を行った場合に使用される各インキの量を示している。
一方、符号532は、GCR処理後のC’M’Y’K’階調値(ここでは、C’M’Y’K’とする)に基づいて印刷を行った場合に使用される各インキの量を示している。更に、符号533は、色域拡張処理後のC’’M’’Y’’K’階調値(ここでは、C’’M’’Y’’K’とする)に基づいて印刷を行った場合に印刷される各インキの量を示している。
図5(b)の例では、符号533で示すインキの総量は、符号531で示すインキの総量と略等しく、符号531に基づいて印刷を行った場合よりも、同じインキの総量で最暗部側の色域を拡張することができる。
図5(c)は、印刷を行った場合に使用される各インキの量を示す図であり、レーザ方式の印刷装置150またはオフセット方式の印刷装置150において使用される各インキの量を模式的に示している。このうち、符号541は、GCR処理前のCMYK階調値(ここでは、Cとする)に基づいて印刷を行った場合に使用される各インキの量を示している。
一方、符号542は、GCR処理後のC’M’Y’K’階調値(ここでは、C’M’Y’K’とする)に基づいて印刷を行った場合に使用される各インキの量を示している。更に、符号543は、色域拡張処理後のC’’M’’Y’’K’階調値(ここでは、C’’M’’Y’’K’とする)に基づいて印刷を行った場合に使用される各インキの量を示している。
図5(c)の例では、符号543で示すインキの総量は、符号541で示すインキの総量と略等しく、符号541に基づいて印刷を行った場合よりも、同じインキの総量で最暗部側の色域を拡張することができる。
<制御装置の印刷制御部の機能構成>
次に、制御装置100の印刷制御部130の機能構成について説明する。図6は、制御装置の印刷制御部の機能構成の一例を示す図である。
図6に示すように、制御装置100の印刷制御部130は、原稿データ取得部610、第1色変換部620、第2色変換部630、印刷データ出力部640を有する。
原稿生成部110より原稿データ(RGBデータ)が送信されると、原稿データ取得部610は、該原稿データを取得し、第1色変換部620に通知する。
第1色変換部620は、第1の色変換テーブル141を参照し、原稿データ取得部610より通知された原稿データの各画素の画素値を、CMYKデータに変換する。また、変換後の原稿データ(CMYKデータ)を第2色変換部630に通知する。
第2色変換部630は変換手段の一例であり、第2の色変換テーブル142を参照し、第1色変換部620より通知された原稿データの各画素の画素値を、C’’M’’Y’’K’データに変換する。また、変換後の原稿データ(C’’M’’Y’’K’データ)を印刷データ出力部640に通知する。
印刷データ出力部640は出力手段の一例であり、第2色変換部630より通知された原稿データ(C’’M’’Y’’K’データ)を、印刷データとして、印刷装置150に送信する。
<制御装置による印刷制御処理の流れ>
次に、制御装置100による印刷制御処理の流れについて説明する。図7は、制御装置による印刷制御処理のフローチャートである。原稿生成部110において原稿データが生成され、印刷指示が入力されることで、原稿生成部110より原稿データが送信されると、図7に示すフローチャートが実行される。
ステップS701において、原稿データ取得部610は、原稿生成部110より原稿データ(RGBデータ)を取得する。
ステップS702において、第1色変換部620は、第1の色変換テーブル141を読み出す。
ステップS703において、第1色変換部620は、原稿データ(RGBデータ)の各画素の画素値を、第1の色変換テーブル141に基づいて、CMYKデータに変換する。
ステップS704において、第1色変換部620は、原稿データに含まれる全ての画素の画素値について変換が完了したか否かを判定する。ステップS704において、変換が完了していないと判定した場合には(ステップS704においてNoの場合には)、ステップS703に戻る。
一方、ステップS704において、全ての画素の画素値について変換が完了したと判定した場合には(ステップS704においてYesの場合には)、ステップS705に進む。
ステップS705において、第1色変換部620は、原稿データ(CMYKデータ)を第2色変換部630に通知する。
ステップS706において、第2色変換部630は、第2の色変換テーブル142を読み出す。
ステップS707において、第2色変換部630は、原稿データ(CMYKデータ)の各画素の画素値を、第2の色変換テーブル142に基づいて、C’’M’’Y’’K’データに変換する。
ステップS708において、第2色変換部630は、原稿データに含まれる全ての画素の画素値について変換が完了したか否かを判定する。ステップS708において、変換が完了していないと判定した場合には(ステップS708においてNoの場合には)、ステップS707に戻る。
一方、ステップS708において、全ての画素の画素値について変換が完了したと判定した場合には(ステップS708においてYesの場合には)、ステップS709に進む。
ステップS709において、印刷データ出力部640は、第2色変換部630により変換された原稿データ(C’’M’’Y’’K’データ)を、印刷データとして、印刷装置150に送信する。
図8は、印刷制御処理の具体例を示す図である。図8に示すように、原稿データ800は、(X,Y)から(X,Y)までのp×q画素の画素値を有し、それぞれの画素の画素値は、第1の色変換テーブル141、第2の色変換テーブル142により変換される。この結果、C’’M’’Y’’K’データに変換された印刷データが、印刷装置150に送信されることになる。
以上の説明から明らかなように、制御装置100は、GCR処理部320が、CMYK階調値の組み合わせで再現される色をGCR処理し、C’M’Y’K’ 階調値の組み合わせを算出する。また、色域拡張部330が、CMYK階調値の組み合わせに基づいて印刷を行った場合に使用されるインキの総量を超えない範囲で各インキ量を増やすように、C’、M’、Y’階調値を上げ、C’’M’’Y’’K’ 階調値の組み合わせを決定する。更に、制御装置100は、CMYK階調値の組み合わせとC’’M’’Y’’K’ 階調値の組み合わせとの対応関係を示す第2の色変換テーブル142を生成し、プロファイル格納部140に格納する。
これにより、制御装置100によれば、第2の色変換テーブル142を用いて、原稿データ(CMYKデータ)の各画素の画素値を変換することが可能となり、同じインキの総量でも様々な彩度、色相において最暗部側の色域を拡張することができる。
つまり、制御装置100によれば、印刷物において再現される色域を拡張することができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、制御装置100に原稿生成部110を設け、制御装置100において原稿データを生成するものとして説明したが、原稿生成部110は、他の装置に設けてもよい。この場合、印刷制御部130は、他の装置から原稿データ(RGBデータ)を取得する。
また、上記第1の実施形態では、印刷制御部130が取得する原稿データが、RGBデータであるとして説明したが、印刷制御部130が取得する原稿データは、CMYKデータであってもよい。この場合、印刷制御部130における第1色変換部620による色変換処理は実行されない。
また、上記第1の実施形態では、GCR処理により階調値が低下した、C’、M’、Y’階調値それぞれについて、GCR処理前のCMYK階調値に基づいて印刷を行った場合に使用されるインキの総量を超えない範囲で各インキ量を増やすように階調値を上げた。しかしながら、C’’、M’’、Y’’階調値の決定方法はこれに限定されず、C’、M’、Y’階調値のうちのいずれか1つの階調値を上げるようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態において、このときの階調値の上げ幅は、C’、M’、Y’K’階調値により再現される色が最暗部に近いほど(明度が低いほど)大きくなるように(つまり、明度に対して線形となるように)決定するものとして説明した。しかしながら、階調値の上げ幅は、C’、M’、Y’K’階調値により再現される色の明度に対して非線形となるように決定してもよい。
また、上記第1の実施形態では、GCR処理を用いることで、使用するインキ総量を減らすものとして説明した。しかしながら、インキ総量を減らす方法は、GCR処理に限定されない。CMYK階調値において、K階調値以外の色を特定色とし、当該特定色以外の色の階調値を下げることで、使用するインキ総量を減らすようにしてもよい。
また、上記第1の実施形態では、CMYK色空間の色域を拡張する場合について説明したが、CMYK色空間以外の色空間の色域を拡張する場合に適用してもよい。
なお、開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
複数色のインキを第1の組み合わせにより組み合わせることで再現される色を、該複数色のうちの特定色のインキの量を増やし、該特定色以外の色のインキの量を減らすことで再現する第2の組み合わせを算出する算出手段と、
前記第1の組み合わせにおいて使用される前記複数色のインキの総量を超えない範囲で、前記特定色以外の色のインキの量を増やすことにより前記第2の組み合わせを変更し、第3の組み合わせを決定する決定手段と、
前記第1の組み合わせと前記第3の組み合わせとの対応関係を示す変換テーブルを生成する生成手段と
を有することを特徴とする制御装置。
(付記2)
対応関係を示す情報を用いて、画像データの各画素の画素値を変換する変換手段を更に有することを特徴とする付記1に記載の制御装置。
(付記3)
前記変換手段により画素値が変換された前記画像データを、印刷装置に出力する出力手段を更に有することを特徴とする付記2に記載の制御装置。
(付記4)
複数色のインキを第1の組み合わせにより組み合わせることで再現される色を、該複数色のうちの特定色のインキの量を増やし、該特定色以外の色のインキの量を減らすことで再現する第2の組み合わせを算出し、
前記第1の組み合わせにおいて使用される前記複数色のインキの総量を超えない範囲で、前記特定色以外の色のインキの量を増やすことにより前記第2の組み合わせを変更し、第3の組み合わせを決定し、
前記第1の組み合わせと前記第3の組み合わせとの対応関係を示す変換テーブルを生成する、
処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
(付記5)
複数色のインキを第1の組み合わせにより組み合わせることで再現される色を、該複数色のうちの特定色のインキの量を増やし、該特定色以外の色のインキの量を減らすことで再現する第2の組み合わせを算出し、
前記第1の組み合わせにおいて使用される前記複数色のインキの総量を超えない範囲で、前記特定色以外の色のインキの量を増やすことにより前記第2の組み合わせを変更し、第3の組み合わせを決定し、
前記第1の組み合わせと前記第3の組み合わせとの対応関係を示す情報を生成する、
処理をコンピュータが実行する制御方法。
なお、上記実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせ等、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
100 :制御装置
110 :原稿生成部
120 :変換テーブル生成部
130 :印刷制御部
140 :プロファイル格納部
141 :第1の色変換テーブル
142 :第2の色変換テーブル
310 :色域情報取得部
320 :GCR処理部
330 :色域拡張部
340 :生成部
510 :色域
520 :色域
610 :原稿データ取得部
620 :第1色変換部
630 :第2色変換部
640 :印刷データ出力部
800 :原稿データ

Claims (5)

  1. 複数色のインキを第1の組み合わせにより組み合わせることで再現される色を、該複数色のうちの特定色のインキの量を増やし、該特定色以外の色のインキの量を減らすことで再現する第2の組み合わせを算出する算出手段と、
    前記第1の組み合わせにおいて使用される前記複数色のインキの総量を超えない範囲で、前記特定色以外の色のインキの量を増やすことにより前記第2の組み合わせを変更し、第3の組み合わせを決定する決定手段と、
    前記第1の組み合わせと前記第3の組み合わせとの対応関係を示す情報を生成する生成手段と
    を有することを特徴とする制御装置。
  2. 前記対応関係を示す情報を用いて、画像データの各画素の画素値を変換する変換手段を更に有することを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記変換手段により画素値が変換された前記画像データを、印刷装置に出力する出力手段を更に有することを特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 複数色のインキを第1の組み合わせにより組み合わせることで再現される色を、該複数色のうちの特定色のインキの量を増やし、該特定色以外の色のインキの量を減らすことで再現する第2の組み合わせを算出し、
    前記第1の組み合わせにおいて使用される前記複数色のインキの総量を超えない範囲で、前記特定色以外の色のインキの量を増やすことにより前記第2の組み合わせを変更し、第3の組み合わせを決定し、
    前記第1の組み合わせと前記第3の組み合わせとの対応関係を示す情報を生成する、
    処理をコンピュータに実行させるための制御プログラム。
  5. 複数色のインキを第1の組み合わせにより組み合わせることで再現される色を、該複数色のうちの特定色のインキの量を増やし、該特定色以外の色のインキの量を減らすことで再現する第2の組み合わせを算出し、
    前記第1の組み合わせにおいて使用される前記複数色のインキの総量を超えない範囲で、前記特定色以外の色のインキの量を増やすことにより前記第2の組み合わせを変更し、第3の組み合わせを決定し、
    前記第1の組み合わせと前記第3の組み合わせとの対応関係を示す情報を生成する、
    処理をコンピュータが実行する制御方法。
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