JP2018128882A - 遠方監視制御システム及び遠方監視制御方法 - Google Patents
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Description
また、システムでのデータ管理方法としては、分割したデータをネットワークに接続された複数の情報装置に分散させて、データの保全を図る分散ストレージシステムが適応されている(例えば、特許文献1)。
図1は、この発明の実施の形態1における遠方監視制御システムの構成の一例を示している。遠方監視制御システムは配水管理システム、電力情報通信システム、交通情報システム等を含む。
図1に示す遠方監視制御システムは、第1の子局1A、第2の子局1B、第3の子局1Cと、遠方監視制御の運用を行う第1の端末2A、第2の端末2Bと、並びに通信網3、広域ネットワーク4から構成されている。
子局1Aは、図2に示す機能ブロック図のように、監視制御を行う機能を有する監視制御手段100と異常故障分析を行う機能を有する異常故障分析手段101と子局異常を検出する機能を有する異常子局検出手段102と設定を復元する機能を有する設定復元手段103とデータ分散配置を行う機能を有するデータ分散配置手段104と端末2A、2Bと通信する機能を有する通信手段105とデータの保存を行う機能を有するストレージ106から構成されている。なお、子局1B、1Cも子局1Aと同様に構成されている。
端末2Aは、図3に示す機能ブロック図のように、画面機能を有する表示手段200と子局の監視制御を行う機能を有する監視制御手段201とデータ分散配置をコントロールする機能を有するデータ分散配置手段202と子局1A〜1Cと通信を行う通信機能を有する通信手段203から構成されている。また、端末2Bも端末2Aと同様に構成されている。
子局1A〜1Cは監視制御を行うのに必要なデータをストレージ106に格納する。また帳票などのデータをストレージ106に一定期間蓄積することができる。
監視制御は、端末2A、2Bを用いて子局1A〜1Cのストレージ106に保管されたデータを使用して行う。帳票データなどを閲覧したい時は表示手段200で各子局1A、1B、1Cのストレージ106に保管されたデータを使用する。
端末2A、2Bおよび子局1A〜1Cはデータ分散配置手段104、202を用いて、互いのデータ保有をコントロールする。通常は、各子局1A、1B、1Cが異なるデータを保有するが、例えば子局1Bが故障や異常の場合は他の子局1A、1Cが故障子局である子局1Bのデータを分散して保有する。また子局1A〜1Cは、故障や異常の発生頻度
が高い子局に対してデータ保有量を少なくするようデータ分散配置機能を用いてコントロールする。
また、この実施の形態における遠方監視制御システムは、遠方監視制御の運用を行う監視操作のための端末と、遠方監視対象のデータを収集する子局と、端末と子局とを接続する通信網を有する遠方監視制御システムにおいて、子局は、データを分散配置する機能を有したデータ分散配置手段と、端末と通信する機能を有した通信手段と、データの保存を行うストレージを有し、端末は、子局の監視制御を行う機能を有した監視制御手段と、データを分散配置するデータ分散配置手段と、子局と通信を行う通信手段を有している。
次にこの発明の実施の形態2における遠方監視制御システムについて説明する。
実施の形態2における遠方監視制御システムは、図4に示すように、子局1A〜1Cと通信網3でクラウドサーバ5に接続した構成になっている。その他の構成は、図1に示した実施の形態1と同様である。
図4に示す遠方監視制御システムは、図5に示す機能ブロック図のように、子局1Aは、データ分散配置手段104により、指定されたデータを蓄積する機能を有したデータ蓄積手段107にてストレージ106へ蓄積し、するように構成されている。更に、予めまたは個別に与えられたデータ容量の閾値を超える蓄積データは、クラウド転送機能を有したクラウド転送手段108を用いて通信手段105により、通信網3を介してクラウドサーバ5へデータ転送するように構成されている。なお、子局1B、1Cも子局1Aと同様に構成されている。
端末2Aは、図6に示すように、表示手段200、監視制御手段201、通信手段203等を有している。
クラウドサーバ5は、図7に示す機能ブロック図のように、クラウド転送機能を有するクラウド転送手段500を用いて、通信機能を有する通信手段501にて子局1A〜1Cと通信を行い、子局1A〜1Cより転送される蓄積データをデータ蓄積機能を有するデータ蓄積手段502です保存を行う機能を有するストレージ503へ蓄積するように構成されている。
蓄積データの閲覧を行うときは、端末2Aの画面機能を有する表示手段200から監視制御機能を有する監視制御手段201を用いて通信機能を有する通信手段203にて子局1A〜1Cへ蓄積データの問い合わせを行い、子局1A〜1Cはストレージ106に蓄積されているデータかクラウドサーバ5のストレージ503に蓄積されているデータかを判断し(後述する図8参照)、表示手段200において子局1Aの通信手段105により端末2A、2Bに指定された蓄積データの表示を行う。なお、端末2Bも端末2Aと同様に構成されている。
即ち、この実施の形態における遠方監視制御システムは、子局は、通信網を介してクラウドサーバに接続され、子局で蓄積しているデータの内、古い蓄積データを前記クラウドサーバへ移行する。これにより、最新のデータは子局にて管理するため端末からの要求に対し高速に応答可能である一方、古いデータはクラウドにて管理し、長期間保存することを可能にする。
また、この実施の形態における遠方監視制御システムは、子局は、指定されたデータを
蓄積する機能を有したデータ蓄積手段と、閾値を超える蓄積データを前記通信網を介して通信手段によりクラウドサーバにデータを転送する機能を有したクラウド転送手段を有し、クラウドサーバは、クラウド転送機能を有するクラウド転送手段と、子局と通信を行う通信手段と、子局より転送されるデータの蓄積機能を有するデータ蓄積手段と、データ蓄積手段によりデータを保存するストレージを有している。
端末2A、2Bから蓄積データ要求にて、子局のストレージデータ内を検索し(ステップS1)、子局ストレージデータ内に要求データがあれば(YES)、検索結果のデータを端末2A、2Bへ送信し(ステップS4)、処理を終了する。子局にストレージデータでなければ(NO)、クラウドサーバ内のストレージを検索し(ステップS2)、検索結果を端末2A、2Bへ送信し(ステップS3)、処理を終了する。
次にこの発明の実施の形態3における遠方監視制御システムについて説明する。子局及び端末の構成は、実施の形態1における子局及び端末と同様に構成されている。
実施の形態3における遠方監視制御システムは、図9に示すように、子局1A〜1Cと通信網3と端末2A、2Bで構成するシステムにおいて、子局1B、1Cの異常子局検出手段102が隣接子局の状態を相互監視し、異常なパケット送信を行っている異常子局の子局の検出を行う。異常子局検出手段102が異常子局の子局を異常と検出した場合は、子局1A〜1Cと通信網3と端末2A、2Bで構成するシステムからの切り離しを行う。また、異常子局の子局の切り離し後は、新たに隣接した子局のデータを相互に送受信することで隣接子局のデータを保有する。
子局1Bの異常子局検出手段102が隣接子局の状態監視を行う(ステップS11)。異常子局検出手段102が異常と判断した件数が1局以内の場合は、子局1Cに隣接子局の状態確認依頼を行う(ステップS12)。子局1Cの異常子局検出手段102が隣接子局の状態監視を行い(ステップS11)、異常と判断した子局が2局以上の場合は、子局1Cが異常子局の子局を切り離す(ステップS13)。異常子局の子局の切り離し後は、子局1Dが自局の装置内部設定データを子局1Bに送信する(ステップS14)。子局1Bが子局1Cの装置内部設定データを受信確認できれば(ステップS15)、子局1Bが自局の装置内部設定データを子局1Cに送信する(ステップS16)。このようにして子局同士で自局の装置内部設定データを送信することで相互にデータを保有する。
子局1Cも上記同様の動作を行う。
の装置内部設定データを送信することで相互にデータを保有する。
子局1Cも上記同様の動作を行う。
次にこの発明の実施の形態4における遠方監視制御システムについて説明する。子局及び端末の構成は、実施の形態1における子局及び端末と同様に構成されている。
実施の形態4における遠方監視制御システムは、図11に示すように、子局1A〜1Cと図9で示した異常子局の子局1Dの代替子局の子局1Eと通信網3で構成するシステムにおいて、データ分散配置手段104より、図9で示した子局1Dの設定データを子局1Bにバックアップとして保存する。異常により図9で示した子局1Dが切り離された後、代替子局の子局1Eと交換し、設定復元手段103より子局1Eは子局1Bから子局1Dの設定データをダウンロードする。子局1Dの設定データのダウンロードにより子局1Eは切り離された子局1Dと同じ設定となり、子局の交換ができる。
子局1Dが故障し、異常子局と判断し、切り離す(ステップS21)。代替子局の子局1Eを接続する(ステップS22)。子局1Dの設定データがある子局1Bから子局1Dの設定データをダウンロードする(ステップS23)。子局1Dの設定データをダウンロードすることで、子局1Eは子局1Dと同じ設定となり、子局1Dとして従来通りの運用を行う。
次にこの発明の実施の形態5における遠方監視制御システムについて説明する。子局及び端末の構成は、実施の形態1における子局及び端末と同様に構成されている。
実施の形態4における遠方監視制御システムは、図13に示すように、子局1A〜1Cと通信網3で構成するネットワーク1000と子局1F〜1Hと通信網6で構成するネットワーク2000に端末2A、2Bが通信手段203により接続されているシステムにおいて、端末2A、2Bはデータ分散配置手段202でデータを管理している子局を算出し、画面表示機能を有する表示手段200に使用するデータと監視制御手段201に使用するデータを子局から取得する。また、ネットワーク1000とネットワーク2000は独立したネットワークをすることで、データの分配配置を再度行うことなく2つ以上のネットワークの統合、分離を行うことができる。
ストレージ、107,502 データ蓄積手段、108,500 クラウド転送手段、200 表示手段、201 監視制御手段、202 データ分散配置手段、1000,2000 ネットワーク
Claims (7)
- 遠方監視制御の運用を行う監視操作のための端末と、
遠方監視対象のデータを収集する複数の子局と、
前記端末と前記子局とを接続する通信網を有する遠方監視制御システムにおいて、
前記子局は、
前記データを分散配置する機能を有したデータ分散配置手段と、
前記端末と通信する機能を有した通信手段と、
前記データの保存を行うストレージと、を有し、
前記端末は、
前記子局の監視制御を行う機能を有した監視制御手段と、
前記データを分散配置するデータ分散配置手段と、
前記子局と通信を行う通信手段と、
を有することを特徴とする遠方監視制御システム。 - 前記子局は、前記通信網を介してクラウドサーバに接続され、前記子局で蓄積しているデータの内、古い蓄積データを前記クラウドサーバへ移行することを特徴とする請求項1に記載の遠方監視制御システム。
- 前記子局は、指定されたデータを蓄積する機能を有したデータ蓄積手段と、閾値を超える蓄積データを前記通信網を介して前記通信手段により前記クラウドサーバにデータを転送する機能を有したクラウド転送手段を有し、前記クラウドサーバは、クラウド転送機能を有するクラウド転送手段と、前記子局と通信を行う通信手段と、前記子局より転送されるデータの蓄積機能を有するデータ蓄積手段と、前記データ蓄積手段により前記データを保存するストレージを有することを特徴とする請求項2に記載の遠方監視制御システム。
- 前記子局は、子局同士で状態を相互監視することで異常子局を検出する異常子局検出手段を有し、前記異常子局をシステムから切り離すことを特徴とする請求項1に記載の遠方監視制御システム。
- 前記子局は、前記データ分散配置手段により、指定された子局の設定データを他の子局に分散して保存し、故障による子局交換時、他の子局から故障した子局の設定データをダウンロードすることを特徴とする請求項1に記載の遠方監視制御システム。
- 前記子局によって独立してデータ蓄積を行う複数のネットワークを有し、前記端末は前記ネットワークに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の遠方監視制御システム。
- 遠方監視制御の運用を行う監視操作と遠方監視対象のデータの収集を行う遠方監視制御方法において、前記データの収集を行う子局では、前記データを分散配置して前記データをストレージに保存し、前記監視操作を行う端末では、前記監視操作により前記データを分散配置するようにしたことを特徴とする遠方監視制御方法。
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