JP2018127656A - 電磁式シール装置及び、シート状製品の処理システム - Google Patents
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Abstract
Description
前記連通部を通過する気体の原子または分子を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段によって前記気体の原子または分子が帯電されて生じた正イオンを電磁力によって所定の目標場所に誘導する誘導手段と、
を備え、
前記目標場所は前記二つの空間のうち圧力の高い方の空間または前記連通部に含まれることを特徴とする、電磁的シール装置である。
とが可能となる。
電による電子を前記連通部を通過する気体の原子または分子に衝突させることにより、該原子を帯電させる場合には、プラズマが前記シート状製品に作用することとなる。
その結果、(1)プラズマによるシート表面の洗浄、(2)プラズマによるシート表面改質、という副次的な効果も期待できる。
前記誘導手段は、前記第1の直流電源の負極を複数個有し、
前記帯電手段は、前記第2の直流電源の正極及び負極の組を複数組有し、
前記誘導手段における前記第1の直流電源の複数の負極は、前記搬送されるシート状製品の厚み方向の両側に分かれて配置され、
前記帯電手段における前記第2の直流電源の正極及び負極の複数の組は、前記搬送されるシート状製品の厚み方向の両側に分かれて配置されるようにしてもよい。
前記誘導手段は、前記第1の直流電源の負極を複数個有し、
前記帯電手段は、前記第2の直流電源の正極及び負極の組を有し、
前記誘導手段における前記第1の直流電源の複数の負極は、前記搬送されるシート状製品の厚み方向の両側に分かれて配置され、
前記帯電手段における前記第2の直流電源の正極と負極は、前記搬送されるシート状製品を厚み方向に挟んで配置されるようにしてもよい。
前記シート状製品は金属からなり、
前記誘導手段は、前記第1の直流電源の負極を複数個有し、
前記帯電手段は、前記第2の直流電源の正極を複数個有し、
前記誘導手段における前記第1の直流電源の複数の負極は、前記搬送されるシート状製品の厚み方向の両側に分かれて配置され、
前記帯電手段における前記第2の直流電源の複数の正極は、前記搬送されるシート状製品の厚み方向に分かれて配置され、
前記シート状製品を、前記帯電手段における前記第2の直流電源の負極として使用するようにしてもよい。
本発明の実施例1について図1に基づいて説明する。図1は、本実施例に係る電磁式シール装置1(以下、単純にシール装置1ともいう。)を正面から見た断面図である。図1に示すように、本実施例におけるシール装置1は、外壁2によって密閉され、且つ圧力に差が設けられた2つの空間2aと2bの圧力及び、それらの間の差圧を維持するための装置である。このような環境は、例えば、空間2aと2bの間で物品を移動させ、各々の空間で物品に異なる処理を行う場合等に必要となる。なお、本実施例においては、空間2bにおける圧力が空間2aにおける圧力と比較してより低いことを前提としている。
いる。
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例においては、実施例1で説明したシール装置を、シート状製品の表面処理システムに応用した例について説明する。
形で、空間10aから空間10bへと移動する。また、他端が接地された接地ブレード16がシート状製品Sに接触することで、シート状製品S自体の帯電が防止されている。
に巻き取られる。
次に、本発明の実施例3について説明する。本実施例においては、実施例2において説明した、シート製品の表面処理システムに適用されたシール装置の別の例について説明する。
次に、本発明の実施例4について説明する。本実施例においては、実施例2において説明した、シート状製品の表面処理システムに設置されたシール装置の第3の例について説明する。
次に、本発明の実施例5について説明する。本実施例においては、実施例2において説明した、シート状製品の表面処理システムに設置されたシール装置を、ラビリンス装置と組み合わせて使用する例について説明する。
。また、本発明に係るシール装置10を多段に組み合わせても構わない。
次に、本発明の実施例6について説明する。本実施例においては、帯電手段が、放電部における電子の流れに分子を晒すことによって帯電させるのではなく、プラスに帯電した電極に直接分子を触れさせることによって帯電させる例について説明する。
次に、本発明の実施例7について説明する。本実施例においては、誘導装置が、正極と負極の間に生成される電界によって、プラスイオンを誘導するのではなく、磁石によって生成される磁界によってプラスイオンを誘導する例について説明する。
次に、本発明の実施例8について説明する。本実施例においては、実施例6におけるシール装置60と、圧力の低い側の空間に特定の気体を導入するガス導入装置とを組み合わせることで、二つの空間に存在する気体の成分が異なる状態を維持する例について説明する。
2、12・・・外壁
3、13・・・敷居
4、14、34、44、64・・・帯電装置
5、15、65、75・・・誘導装置
20・・・シート状製品の表面処理システム
80・・・ガス導入装置
100・・・ラビリンス装置
P・・・分子
P+・・・プラスイオン
Claims (11)
- 連通部において連通されるとともに異なる圧力を有する二つの空間の差圧を電磁的に維持する電磁的シール装置であって、
前記連通部を通過する気体の原子または分子を帯電させる帯電手段と、
前記帯電手段によって前記気体の原子または分子が帯電されて生じた正イオンを電磁力によって所定の目標場所に誘導する誘導手段と、
を備え、
前記目標場所は前記二つの空間のうち圧力の高い方の空間または前記連通部に含まれることを特徴とする、電磁的シール装置。 - 前記誘導手段は、第1の直流電源の正極と負極の間に電界を発生させる電界発生装置であり、
前記目標場所は、前記二つの空間のうち圧力の高い方の空間または前記連通部に配置された前記第1の直流電源の負極であることを特徴とする請求項1に記載の電磁的シール装置。 - 前記帯電手段は、第2の直流電源の正極と負極との間に放電を生じさせ、該放電による電子を前記連通部を通過する気体の原子または分子に衝突させることにより、該原子または分子を帯電することを特徴とする請求項1に記載の電磁的シール装置。
- 前記帯電手段は、第2の直流電源の正極と負極との間に放電を生じさせ、該放電による電子を前記連通部を通過する気体の原子または分子に衝突させることにより、該原子または分子を帯電することを特徴とする請求項2に記載の電磁的シール装置。
- 前記帯電手段における前記第2の直流電源の負極を加熱する加熱手段をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の電磁的シール装置。
- 前記帯電手段における前記第2の直流電源の正極及び負極は、前記二つの空間のうち圧力の低い方の空間に配置されたことを特徴とする請求項4に記載の電磁的シール装置。
- 前記帯電手段は、前記連通部において、互いに対向し該連通部を通過する気体の原子または分子が間を通過するように配置された二つの正極電極を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の電磁的シール装置。
- 請求項4から6のいずれか一項に記載の電磁的シール装置を備えた、シート状製品の処理システムであって
前記シート状製品が前記連通路を通過して搬送されることを特徴とするシート状製品の処理システム。 - 前記誘導手段は、前記第1の直流電源の負極を複数個有し、
前記帯電手段は、前記第2の直流電源の正極及び負極の組を複数組有し、
前記誘導手段における前記第1の直流電源の複数の負極は、前記搬送されるシート状製品の厚み方向の両側に分かれて配置され、
前記帯電手段における前記第2の直流電源の正極及び負極の複数の組は、前記搬送されるシート状製品の厚み方向の両側に分かれて配置されたことを特徴とする、請求項8に記載のシート状製品の処理システム。 - 前記誘導手段は、前記第1の直流電源の負極を複数個有し、
前記帯電手段は、前記第2の直流電源の正極及び負極の組を有し、
前記誘導手段における前記第1の直流電源の複数の負極は、前記搬送されるシート状製品の厚み方向の両側に分かれて配置され、
前記帯電手段における前記第2の直流電源の正極と負極は、前記搬送されるシート状製品を厚み方向に挟んで配置されたことを特徴とする、請求項8に記載のシート状製品の処理システム。 - 前記シート状製品は金属からなり、
前記誘導手段は、前記第1の直流電源の負極を複数個有し、
前記帯電手段は、前記第2の直流電源の正極を複数個有し、
前記誘導手段における前記第1の直流電源の複数の負極は、前記搬送されるシート状製品の厚み方向の両側に分かれて配置され、
前記帯電手段における前記第2の直流電源の複数の正極は、前記搬送されるシート状製品の厚み方向に分かれて配置され、
前記シート状製品を、前記帯電手段における前記第2の直流電源の負極として使用することを特徴とする、請求項8に記載のシート状製品の処理システム。
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JP2017020285A JP6989072B2 (ja) | 2017-02-07 | 2017-02-07 | 電磁式シール装置及び、シート状製品の処理システム |
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