JP2018126129A - 草花や植木等の観賞用容器 - Google Patents

草花や植木等の観賞用容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 草花や植木の根腐れなどの病気に効果的に対応でき、しかも観賞用に重要な要素になる水を常に綺麗な状態に維持する。【解決手段】 底部側には水を入れる水領域2Aが設けられ、上方側には植物を植栽する植栽領域2Bが設けられ、水領域2Aと植栽領域2Bとに多孔質無機質材の焼結体6が連続するように配されて、多孔質無機質材の焼結体6の持つ毛細管現象を利用して活性化された水を植栽領域2Bに供給するとともに、水領域2Aの水を浄化する浄化剤の役割を果たす。【選択図】 図4

Description

本発明は、水を綺麗に維持し活性化させつつ草花や植木の根腐れを防止するなどの効果を発揮する草花や植木等の観賞用容器に関する。
珪藻土(diatomite、diatomaceous earth)は、藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)である。珪藻の殻は二酸化ケイ素(SiO2)でできており、珪藻土もこれを主成分とする。珪藻土の用途としては、吸着性に優れているため濾過助剤や、耐火性と断熱性に優れているため建材や保温材として、電気を通さないので絶縁体として、また適度な硬さから研磨剤としても使用されている。特許文献1には、珪藻土を素焼きにした植木透明な観賞用の容器と、この植木透明な観賞用の容器に水を供給する水受け皿等から構成される珪藻土植木透明な観賞用の容器が開示されている。藻類の化石が堆積(たいせき)してできる珪藻土は、能登で全国の約75%が産出される。藻が固まった粒子は多数の細孔を持っているため、保温性や吸・放湿性、消臭性などに優れ、七輪(しちりん)などの原料に使われる。
本願出願人は、この能登産の珪藻土を使用して種々の花器を開発している(例えば、下記の特許文献1、2、3を参照)。
ところで、鉢植えでは、根腐れ(ねぐされ)などの病気の問題を有する。根腐れ(ねぐされ)とは、植物栽培において、植物の根が腐る現象であり、使用する培養土の水はけ、通気性が悪いと根腐れの症状が起きやすくなる。根腐れの発生する環境は育成する植物の種によって異なるが、主な原因は、水のやりすぎや肥料の与えすぎなどが主な要因と言われている。胡蝶蘭などでは、大切に育てるあまり毎日水を与えたり過剰な肥料を与えたりすることが原因になる。対応としては、植え替えが必要であるが、植え替え後も、水は与えすぎないようにしないと、せっかく根腐れを取り除いたのに、再び根腐れを起こしてしまうおそれがある。ただし、植物の活性化の要因には、根が十分に張った状態になることが重要である。
このため、特許文献4では、吸水ポリマー製人工培土による植物栽培方法、植物用保水体及びその製造方法並びに使用方法、根腐れ防止剤及び根腐れ防止方法、並びに保水剤及び保水方法が開示されている。また、特許文献6では、貯水容器部3と、この上部に設けられる鉢部4と、貯水容器部3内と鉢部4内とを区画するスノコ5とを有し、貯水容器部3の側面に貯留水の水面からスノコ5までの間に空気層を形成させるオーバーフロー孔30が設けられ、オーバーフロー孔30の開口下縁よりも高い位置にスリット下端を配置させスノコ5よりも高い位置にスリット上端を配置させて換気スリット35が設けられている。
特開2004−129565号公報 特開2010−57456号公報 特開2011−16677号公報 特開2003−199425号公報 特開2016−111932号公報 実用新案登録第3146548号公報
しかしながら、上記特許文献4では、花器や植木の根っこが水に浸漬した状態になってしまい、これでは根腐れ(ねぐされ)等の原因である水のやりすぎや肥料のやりすぎの問題を解消できないと考えられる。
また、上記従来の特許文献では、室内に鑑賞用として展示したい場合でも、水の汚れや匂いが解消されず、清潔で衛生的な展示ができず、しかも、草花等を活性化させる展示をすることができない。すなわち、水を綺麗にしたままの状態では、透明な容器に入れて、外部から水を鑑賞できるはずであるが、水を長時間綺麗に維持することができず、透明な容器にいれて鑑賞できず、外部から覆うようにして(二重構造で隠すようにして)展示しなければならない問題を有していた。
そこで本発明の目的は、草花や植木に綺麗な水を活性化して供給して、根腐れなどの病気に効果的に対応でき、しかも観賞用に重要な要素になる水を常に綺麗な状態に維持する草花や植木等の観賞用容器を提供することにある。
本発明者は、培養土・土改良剤も水浄化剤も所定形状の大きさの多孔質無機質材の焼結体を用いることで水の浄化も図られるとともに、「毛細管現象」の原理を応用した草花や植木等の観賞用容器を発明した。すなわち、珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材が「毛細管現象」により水を綺麗にかつ活性化して吸い上げる効果が高いことと、容器を工夫することにより(通水孔や通気孔を形成するなどして)、多孔質無機質材の焼結体を入れた容器が川、池や大きな水槽などに使用すると、川、池や大きな水槽の水を濾過して、濾過した水を循環させることを見出した。そして、植物の根腐れ等の病気には、珪藻土を多孔質無機質材の焼結体を土砂と混ぜ合わせることで有効に対応できることや、所定形状の方形状にしたり、粒子形状の違うものを混合したりすることで、上記毛管現象と濾過作用を区別させたりすることができる等を見出した。
そこで、本発明は、上方側には植物を植栽する植栽領域が設けられ、底部側には珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材を所定の大きさにして焼成した多孔質無機質材の焼結体が配された容器であって、前記容器に海、川、池や大きな水槽などの水を吸い上げて植栽領域に供給するための吸い上げ用の通水孔が形成されていることを特徴とする。底部側には水を入れる水領域が設けられ、上方側には植物を植栽する植栽領域が設けられた草花や植木等の観賞用容器において、珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材を所定の大きさにして焼成した多孔質無機質材が水領域から植栽領域にかけて連続的に配されており、水を吸い上げて植栽領域に供給することを特徴とする。
ここで、「毛細管現象」は、毛管現象とも呼ばれ(capillarity; capillary phenomenon)、液体中に細い管を入れると,液の種類によって,管内の液面が外部の自由表面より上または下に移動する現象である。本発明では、珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材が「毛細管現象」により、水を綺麗にして吸い上げるが、珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材を所定の大きさにして焼成した多孔質無機質材はその焼成により多孔質が細かく引き締まり、その効果が高いのみならず水を綺麗にしてかつ活性化して供給する。
本発明によれば、「毛細管現象」の原理により、綺麗にした水を吸い上げて植栽領域の草花や植木等に水を与えて(根っこを腐らせないような適度な水分を与えることとなる。すなわち、本発明によれば、珪藻土やゼオライトなどを所定の大きさで焼成した多孔質無機質材の焼結体が配されていると、根腐れなどの病気の予防に作用する。これは、多孔質無機質材の焼結体のもつ多孔質により酸素の供給が行われるとともに、水や土の中の不純ガスや雑菌までも強力に吸着するためであり、捕捉された雑菌は呼吸と繁殖を抑制される(活動が阻止される)ことによる。また、水領域では、水浄化剤の働きをして、水を綺麗に維持する状態を長く保つことになる。そして、水浄化剤と培養土・土改良剤とを一つのものを兼用して使用することができる。
本発明としては、前記観賞用容器の底部側に、海、川、池や大きな水槽などの水中に突出する突出収納部が設けられて孔質無機質材を所定の大きさにして焼成した多孔質無機質材の焼結体が配されるとともに、前記突出収納部に前記多孔質無機質材の焼結体により濾過した水を海、川、池や大きな水槽などに排出させるための循環用の通水孔が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記多孔質無機質材の焼結体により濾過した水を海、川、池や大きな水槽などに排出させて、濾過作用を循環させるので、池や水槽などの水を奇麗にすることとなる。本発明の観賞用容器を池や大きな水槽などに浮かべて使用すると、風に揺られながら(或いは、川の流れなどにより揺られて)、前記多孔質無機質材の焼結体を揺らすので、水中において濾過作用を十分に発揮させる。
また、本発明としては、前記水領域には、焼成した珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材のみが配され、前記植栽領域には、珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材とともに土・砂や培養土・土改良剤が配されることを特徴とする。
培養土・土改良剤としては、市販の鹿沼土、赤玉土、又は、ハイドロボール等を使用しても良い。通気孔を有する遮蔽手段を介在させても良く、遮蔽手段としては、通気孔を有するシート、脱脂綿や通気孔を有する板状のものなどが考えられる。なお、珪藻土をそのまま使用すると、水が汚れるが、焼成した珪藻土を使用すると、汚れた水が混ざり合うことがない。そして、植栽領域の多孔質無機質材の焼結体と水領域の多孔質無機質材の焼結体の連続性により、活性化された水が草花等に供給される。
本発明によれば、前記水領域には焼成した珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材のみが配されるので、水領域の水を土や砂で汚すことがない。また、前記植栽領域には、珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材の焼結体とともに土・砂や培養土・土改良剤が配されることにより、これらの相乗効果(水と肥料の相乗効果)が生じることとなる。珪藻土を焼成すると、多孔質構造が細孔化して、より毛細管現象を発揮する。珪藻土の焼結体のほか、ゼオライト、医王石、麦飯石、モンモリロナイト、リモナイト、黒曜石、マグネタイト、二価三価鉄塩珊瑚、瑪瑙、活性炭、シリカブラック等が使用可能であり、これらを上記所定の大きさにして焼成すると、その焼結により多孔質構造が細孔化して引き締まり、より毛細管現象を発揮するとともに、水による汚れが生じ難くなる。
本発明としては、前記珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材の大きさは、土・砂や培養土・土改良剤の大きさより小さいことが好ましい。
本発明によれば、前記珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材の大きさは、土・砂や培養土・土改良剤の大きさより小さいことにより、植物の根っこが水領域に侵入する事態を防止するとともに、毛細管現象が強く作用して、植栽領域の上方まで水を供給する。
ここで、珪藻土またはゼオライトをその一辺が20mm以下の方形状とするか、直径が20mm以下の球形状にして焼成した多孔質無機質材の焼結体であることが好ましい。なお、突出収納部の通水孔は、水が入り込む大きさであれば良い。本発明によれば、20mmよりも大きいと、間隔が開いて毛細管現象が十分に働かないおそれがあり、好ましくは2〜8mm程度が好ましい。
本発明としては、焼成した珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材を収納する突出収納部であって水領域の水を通過させる通水孔を有する突出収納部が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、多孔質無機質材の焼結体を突出収納部に収納するだけで良くなり、交換が容易になる。
本発明としては、前記植栽領域に配される珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材の大きさよりも前記突出収納部に配される珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材の大きさが大きいことを特徴とすることを特徴とする。
本発明によれば、多孔質無機質材の焼結体6、粒子の大きさが異なることで、吸引上昇作業が抑制されて、池や大きな水槽などの水を濾過して循環する濾過作用が効率的に発揮されることとなる。
本発明としては、透明な草花や植木等の観賞用容器を使用して、水領域に金魚・メダカや熱帯魚などの生物や水草などの水性植物を入れて鑑賞することが好ましい。
本発明によれば、多孔質無機質材の焼結体を使用するので、水が濁ることがなく、観賞に耐えうるようになる。そして、容器を透明にして、水の状態が視認できるようにして、水領域に金魚・メダカや熱帯魚などの生物や水草などの水性植物を入れて鑑賞することができる。
本発明としては、草花や植木等の観賞用容器は、外側の容器と内側の容器を備え、外側の容器は透明で水領域として水が供給される領域であることを特徴とする。ここで、内側の容器は、前記突出収納部を備えるものであっても良い。
本発明によれば、外側の容器と内側の容器を備えるために、水領域の水を交換することが容易である。
本発明によれば、珪藻土やゼオライトなどを所定の大きさで焼成した多孔質無機質材の焼結体が配されていると、根腐れなどの病気の予防に作用する。また、水領域では、多孔質無機質材の焼結体が水浄化剤の働きをして、水を綺麗に維持する状態を長く保つことになる。珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材を所定の大きさにして焼成した多孔質無機質材は、その焼結により多孔質が細かく引き締まり、毛細管現象を高くすることができる。
本発明の第1の実施の形態の草花や植木等の観賞用容器を示す斜視図である。 上記第1の実施の形態を示す正面図である。 上記第1の実施の形態の遮蔽板の例を説明する断面図である。 上記第1の実施の形態の草花や植木等の観賞用容器を示す断面図である。 上記第1の実施の形態の分解図である。 本発明の第2の実施の形態の草花や植木等の観賞用容器の内部構造を示す斜視図である。 上記第2の実施の形態の内部構造を示す図である。 上記実施の形態の実施例を示す草花や植木等の観賞用容器を示す側面図である。 本発明の第3の実施の形態の草花や植木等の観賞用容器の内部構造を示す断面図である。 上記第3の実施の形態の他の例を示す断面図である。 上記第3の実施の形態の他の例を示す断面図である。 上記第3の実施の形態の他の例を示す断面図である。 上記第3の実施の形態の他の例を示す図である。 上記第3の実施の形態の他の例を示す図である。 上記第4の実施の形態の他の例を示す図である。 上記第4の実施の形態の他の例を示す図である。 上記第4の実施の形態の他の例を示す図である。 上記第4の実施の形態の他の例を示す図である。
以下、図面を引用しながら本発明の草花や植木等の観賞用容器の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態の草花や植木等の観賞用容器1を説明する斜視図であり、図2は、第1の実施の形態を示す正面図であり、図4は、本実施の形態の遮蔽板の例を説明する断面図である。
本実施の形態の草花や植木等の観賞用容器1は、合成樹脂製の容器2であり、底部側には水を入れる水領域2Aが設けられ、上方側には植物を植栽する植栽領域2Bが設けられ、水領域2Aと植栽領域2Bとは通気孔を有する遮蔽手段4が配置されている。水Wは、遮蔽手段4の位置を目安にして供給されるようにする。
そして、植栽に際しては、遮蔽手段(仕切り板)4を介して植栽領域2Bに草花等を植栽する。また、培養土・土改質剤である多孔質無機質材の焼結体6を、容器2の外側と底部側に敷き詰めるようにしてから、植栽領域2Bに草花等を植栽する。なお、外周側には草花等の根っこが見えないようにすることが外観上好ましく、外側周囲にも多孔質無機質材の焼結体6を配することが好ましい。第1の実施の形態では、多孔質無機質材の焼結体6として、珪藻土を所定の大きさにして焼成したものを使用したが、ゼオライトを使用しても良い。ゼオライト(沸石)は、二酸化ケイ素からなる骨格を基本とし、一部のケイ素がアルミニウムに置き換わることによって結晶格子全体が負に帯電している。そのため、微細孔内にナトリウムなどのカチオンを含み、電荷のバランスを取っている。粉末状にした沸石を別の種類のカチオンを含んだ水溶液中に入れると、細孔内と水溶液中でイオン交換・吸着が起こる。沸石は、液体の中において、微細孔内の水分子を放出し、その代わりに毒素・アンモニア等を吸着することができる。そのため、有機溶媒の脱水や湿度調節に用いられる。ゼオライトは上述のイオン交換能をもつため、水質改良剤として用いられる。例えば、水中のカルシウムイオンやマグネシウムイオンをゼオライト中のナトリウムイオンと置きかえることで水の硬度を下げることができる。また微細孔内に植物の生育に必要なカチオンを保持するため、陽イオン交換容量を増す土壌改良剤としても用いられる。硬度の低い水(軟水)を作るためにゼオライトを利用することがあり、魚だけでなく、水草の中にも極端な低高度を好むものがあり、水草を育てる場合にも有効である。
遮蔽手段(仕切り板)4は、草花の根っこが水Wに浸漬した状態にならないようにするとともに、水の気体が通過する細孔4aが形成されており、水の気体が通気細孔4aを介して草花の根っこに及ぶようにする役割を有する。遮蔽手段4の中央には、多孔質無機質材の焼結体6を入れる突出収納部7が設けられている。この突出収納部7に多孔質無機質材の焼結体6を入れることで、容器2内の水Wが浄化されて、綺麗な水の状態を長期間維持することができる。突出収納部7には、水Wが入り込む通水孔7aが形成されている。本実施の形態の遮蔽板4は、合成樹脂製の板状であるが、シート状のものや脱脂綿などでも良い。通気性能が確保されていることと、草花等の根っこが水領域2Aに入り込まないようにすることできれば良い。
図3(a)は、遮蔽手段(仕切り板)4の例であり、水平な遮蔽手段4の中央の下方に突出収納部7が設けられている。図3(b)は、遮蔽手段4の中央の突出収納部7に蓋をする蓋体が設けられている。図3(c)は、遮蔽手段4の他の例であり、遮蔽手段4の形状がU字状を呈している。これにより、草花等の姿勢を安定させることができるとともに、草花等の根っこが下方側に伸びやすくなるようになる。
図3(b)の例では、遮蔽手段4の突出収納部7に蓋をする蓋体5が設けられている。蓋体5には、通気孔5aが設けられている。したがって、草花等の根っこは、遮蔽手段4の突出収納部7には入り込むことがない。収納される水浄化剤により綺麗な状態に維持できるので、なお、蓋体5を設けずとも、本実施の形態の遮蔽板4は、その中央に突出収納部7が形成されている以外では、草花等の根っこが水領域2Aに入り込む構造にはなっていない。前記突出収納部7も多孔質無機質材6が収納されるので、入り込み難くなっているが、前記蓋体5により完全に突出収納部7に草花の根っこが入り込まないようにする。なお、蓋体5がない場合でも、底部側には粒子形状の大きな多孔質無機質材の焼結体6を敷き詰めて、その上方側には粒子形状の小さな多孔質無機質材の焼結体6を敷設したり、シート部材により、突出収納部7への根っこの侵入を防止したりすることができる。細孔4a,5aの径としては、0.2mm〜5mm程度の小さな細孔が好ましい。
多孔質無機質材の焼結体6としては、珪藻土、ゼオライトのほか、活性炭やアルミナ等も使用可能である。これらにより、二酸化炭素を吸着させることができるとともに、水領域2Aの水の浄化が図られる。特に、珪藻土の焼結体は、最も草花等を活性化させるとともに、これらの中でも最も水の綺麗な状態を長時間維持する。珪藻土を2mm〜20mmの方形状にして焼成した焼結体を、容器2の水領域と植栽領域に連続するように入れると、草花等の根っこの領域において水に浸漬した状態にならず、しかも草花等を活性化させる作用を有する。
ここで、容器2は、珪藻土で作ることができる。また、遮蔽手段4も珪藻土で作ることができる。この場合、珪藻土と粘土と水を混合して、所定の形状の本体2を作り焼成しても良いが、焼成した珪藻粉と粘土と水を混合して、所定の形状の本体2を形成してから焼成しても良い。本実施の形態の珪藻土は、能登地方で産出する珪藻土であり、粘土を多く含み、このため、粘りが強くて形がつくりやすく、焼くと硬くしまる特徴を有する。焼成の温度は約800℃である。約850℃から吸放湿性が低下するが、1100℃まで吸放湿性がある。粒子状の珪藻土を焼成したものでも良いが、方形状のほうが空気層の隙間を確保するので、より好ましい。珪藻土により、より活性化されるとともに、草花や木を粒子状の珪藻土に埋め込むようにすることで、その姿勢を安定化できるようにされている。また、液体肥料を使用しても良いが、珪藻土の焼結体を使用しているので、極薄くして使用しても問題がない。
次に、図8に示すように、実際にシクラメンSを植栽した例を説明する。
まず、容器2の水領域2Aに水Wを入れて、遮蔽板4を介して植栽する。植栽領域2Bには、珪藻土を所定形状にして焼成した焼成珪藻土である多孔質無機質材4を敷き詰めるとともに、遮蔽板4の突出収納部7に収納させた(図4)。シクラメンSは比較的丈夫な品種と言われているが、根っこは土とともにその周りに多孔質無機材質の焼結体6を介して水分が及ぶようにする必要があるが、水のやりすぎや肥料のやりすぎは根腐れ等の病気の原因になる。なお、素焼きの鉢の場合は、水の減りが早いのでこまめな水遣りをする必要がある。しかし、本実施の形態の容器2で育成すると、水領域2Aからの水の気体がシクラメンSの根っこに十分な水分を供給するとともに、多孔質無機質材の焼結体6による適度な酸素供給により空気がいきやすく成長しやすくなる。実験では、シクラメンSに関していえば、素焼きの鉢よりも本実施の形態のほうが成長はよくなった。また、容器2の水領域2Aの水Wは長期間に観賞に耐え得る透明度を示した(図8)。
また、胡蝶蘭の根が枯れてしまうなどの状態の場合は、水苔を巻いて植え替えをすることが好ましいが、本実施の形態によれば、根っこが水で浸漬せずに維持されるとともに、十分に根に水が確保されるので、プラスチックの透明な容器2であっても長時間観賞用に育てることができる。また、容器2に入れられる水の状態を長期間長く綺麗に維持できるので透明な容器を使用して胡蝶蘭などのランを長期間に観賞することができる。
(第2の実施の形態)
図6は、本発明の第2の実施の形態の草花や植木等の観賞用容器の内部構造を示す斜視図であり、図7は、第2の実施の形態の内部構造を示す図である。
草花や植木等の観賞用容器11は、外側の容器13と、内側の容器12とから構成されており、外側の容器13には水が入れられて、内側の容器12には、培養土・土改良剤が入れられて、草花が植栽される。内側の容器12は、足部2sが設けられており、外側の容器13よりも高さ位置が高くなるように組み合わされる。内側の容器12には水が直接入り込まない構造である。そして、外側の容器13と内側の容器12の底部は、外側の容器13の水領域3Aの水には直接は接しないようになっている。外側の容器13には、水を供給する供給口2aが設けられている。供給口13aから水を入れると、外側の容器13の水領域2Aに水が供給されるが、内側の容器12には水は直接入り込まず、また、植栽した草花や植木の根っこが内側の容器2から外には出ない構造である。
内側の容器13には培養土・土改良剤が入れられて、草花が植栽される。培養土・土改良剤として、外側の容器2には、水Wを供給する供給口2aが設けられている。供給口から水を入れると、内側の容器2には水が直接入り込まない構造である。多孔質無機質材の焼結体6が使用される。内側の容器3の底部には、水の気体が通過する細孔4aが形成されている。本実施の形態では、内側の容器の中央の突出収納部7に焼成した多孔質無機材料6が入れられており、通水孔7aを介して外側の容器2の水領域2Aの水を浄化する。また、内側の容器12には、前記突出収納部7の多孔質無機材料からの湿った気体が内側の容器12に入り込み、内側の容器12に植栽される草花の根っこに水分を与える。本実施の形態では、珪藻土の焼結体6から酸素が供給されて水が活性化されて、その活性化された水を飾られる草花や木がこれを吸収する。遮蔽板4は、通気孔を有するシートを使用するか、蓋体5のある遮蔽板4を使用する。
本実施の形態の珪藻土の容器1を使用する場合は、外側の容器2に水Wを入れて使用する。水位は、内側の容器2の底部の位置になるように供給することが好ましい。また、内側の容器12には水は入れずに、多孔質無機質材の焼結体6を入れてから、草花等を植栽する。内側の容器12の底部中央には突出収納部7が設けられており、水浄化剤である多孔質無機質材の焼結体6が入れられる。そして、外側の容器13の内側に内側の容器3Aを重ね合わせる。
このようにして草花や木を飾ると、飾られる草花や木が活性化された水を適度に吸収して外側の容器13の水の量Wが少なくするが、供給口13aから水を供給する。本実施の形態においても、第1の実施の形態と同じように、草花等の根っこは水で浸漬した状態にならず、また、水の浄化剤である多孔質無機質材の焼結体6が一つで水浄化材の役割と草花等の土改良剤の役割をして、飾られる草花や木を長く枯れないようにする。そして、水がきれいな状態で維持されるので、ガラスやプラスチックの透明な容器11Aで鑑賞することができるようになる。
(第3の実施の形態)
図9ないし図14は、本発明の第3の実施の形態の草花や植木等の観賞用容器11Bを示す図である。
草花や植木等の観賞用容器11Bは、外側の容器13と内側の容器12と突出収納部7から構成されており、外側の容器13には水が入れられて、内側の容器12には、多孔質無機質材の焼結体6を入れてから、草花等を植栽する。第3の実施の形態では、根っこのない切り花を植えることとする。内側の容器12は、外側の容器13よりも高さ位置が高くなるように組み合わされる。内側の容器12には水が直接入り込まない構造である。外側の容器13は、透明な材質で構成されて、内部が観賞できるものであり、水領域に金魚・メダカや熱帯魚などの生物Mや水草などの水性植物を入れて鑑賞するものである。また、外側の容器13は、内側の容器12よりも大きく、上方が解放されており、水の交換が容易な構造である。
内側の容器13は、突出収納部7を介して外側の容器12と一体的になり、焼成した多孔質無機材料6が連続的に配される。すなわち、内側の容器13を外側の容器12に取り付けて、多孔質無機質材の焼結体6を内側の容器3に入れると、突出収納部7に多孔質無機質材の焼結体6が入る仕組みである。図9の実施の形態では、中央の突出収納部7に底があり、焼成した多孔質無機材料6が入れられているが、図10(a)(b)と図11の実施の形態では、突出収納部7の底側に開口7bが形成されており、焼成した多孔質無機材料6が外側の容器12の底で拡散するようになっている。これらは、図9の実施の形態よりも毛細管現象が強く働き、上方の植栽領域2Aに水を多く供給できる構造である。図10(b)は、粒子状の珪藻土の焼結体6であり、図10(a)よりも細かな粒子状であり、その径は直径2〜4mmである。図11の実施の形態では、中央の突出収納部7を介して左右に広く水Wが供給されるように(内側の容器13の外周にも水が供給されるように)、円弧形状(8の字状)に形成されている。図12(a)(b)の実施の形態は、別体の突出収納部7が設けられており、この突出収納部7を介して内側の容器(筒状で底がない)13が支持されて、これらが外側容器12内に配置される。内側の容器13は、筒状の容器であり透明の有無は問わない。突出収納部7は、8の字状を呈して、下方側には、多孔質無機質材の焼結体6を拡散させるための大きな穴7bが形成されている。突出収納部8も珪藻土等の多孔質無機質材を焼結したものとすることが好ましい。また、突出収納部6の代わりになるように、多数の多孔質無機質材の焼結体6を一体的に接着したもの16Bとして構成しても良い((図13(a)(b)(c))。さらに、図14(a)(b)(c)に示すように、多数の多孔質無機質材の焼結体6を一体的に接着したもの16Bの内部に珪藻土を焼結した筒状体Kを作成して、配置したものでも良い。
したがって、本実施の形態の珪藻土の容器11Bを使用する場合は、外側の容器12の中央に突出収納部7を配置して、これに内側の容器13を取り付ける。そして、透明な外側の容器12に水Wを入れて使用する。水位は、内側の容器2の底部の位置になるように供給することが好ましい。また、内側の容器12には水は入れずに、多孔質無機質材の焼結体6を入れてから、草花等を植栽する。内側の容器12の底部中央には突出収納部7が位置するので、水浄化剤である多孔質無機質材の焼結体6が入れられると、突出収納部7に多孔質無機質材の焼結体6が充填される。本実施の形態の細かな多孔質無機質材の焼結体6が使用されて、突出収納部7や内側の容器13の下方側に充填されると、根っこがある植物や植木であっても下方側への伸びが防止される。本実施の形態では、根っこのない切花を植えるが、活性化された水であり、メダカMなどのふんが有機肥料となって供給されるので、長く生育することとなる。
このようにして草花や木を飾ると、多孔質無機質材の焼結体6が吸収した水が植栽領域2Aの多孔質無機質材の焼結体6に水を与えて、飾られる草花や木が活性化される。本実施の形態においても、第1の実施の形態と同じように、水の浄化剤である多孔質無機質材の焼結体6が一つで水浄化材の役割と草花等の土改良剤の役割をして、飾られる草花や木を長く枯れないようにする。これは珪藻土等の多孔質無機質材の焼結体6の毛細管現象の高さを用いた原理である。そして、多孔質無機質材の焼結体6が突出収納部7の通水孔7aを介して水領域2Bの水を浄化する。また、内側の容器12には、前記突出収納部7の多孔質無機材料からの湿った気体が内側の容器12に入り込み、内側の容器12の植栽領域2Bに水分を与える。本実施の形態では、水領域に金魚・メダカや熱帯魚などの生物Mや水草などの水性植物を入れて鑑賞することができる。メダカなどのふんは、多孔質無機質材の焼結体6により浄化されるとともに、多孔質無機質材の焼結体6により活性化されて有機肥料となって植栽領域2Aに供給される。このため、メダカなどの生物や水草などの水生植物なども綺麗な水を介して観賞することができる。
(第4の実施の形態)
図15(a)(b)(c)は、本発明の第4の実施の形態の草花や植木等の観賞用容器11Cを示す図である。
第4の実施の形態の草花や植木等の観賞用容器11Cは、海、川、池や大きな水槽などに浮かべて使用される容器12であり、下方側には突出収納部7が設けられている。容器12には、多孔質無機質材の焼結体6を入れてから、土や砂を介して草花等を植栽する。容器12は、透明な材質で構成されて、内部が観賞できるものである。第4の実施の形態では、根っこある花や木を植えることとする。
容器12は、逆凸状の突出収納部7が下方に向けて設けられており、焼成した多孔質無機材料6が内側の容器3に入れると、突出収納部7に多孔質無機質材の焼結体6が入る仕組みである。前記突出収納部7は、容器本体13Aの底部中央に設けられて海等に浮かべたときの水上でのバランスをとる役割を果たし、風や波が生じても沈まないようにバランスをとる。突出収納部7の底側に開口7bが形成されており、焼成した多孔質無機材料6が海などの水と接触して、その水を吸収したり、一度取り込んで奇麗な水を海などの水に戻す役割(濾過作用)を有する。容器12は、風や波に揺れるので、突出収納部7もこれにつれて揺れて、突出収納部7で濾過された水を排出して、池などの水を奇麗にする。
図15(b)は、応用例であり、前記突出収納部7に配される前記多孔質無機質材の焼結体6が上方の植栽領域2Bに配される多孔質無機質材の焼結体6よりも大きなものが配置されている。したがって、前記通水孔7a,7bを介して、植栽領域2Bに吸い上げるよりも、池や大きな水槽などの水を濾過して循環する濾過作用が効率的に発揮されるようになっている(すなわち、多孔質無機質材の焼結体6、粒子の大きさが異なることで、吸引上昇作業が抑制されている)。なお、第1の実施の形態のような細孔4aを有する遮蔽手段(仕切り板)4や細孔を有しない遮蔽手段(仕切り板)を配置して遮蔽して上下を分断するようにしても良い。
また、前記通気孔8cが形成されており、通気孔8cは、多孔質無機質材の焼結体6が外部空気を吸収したり、内部の空気を奇麗にして外部に排出したりする吸排気機能を発揮する。なお、土砂の位置にも通気孔8aや通水孔を設けてもよい。図15(c)は、中央に円筒形状の空気溜まりFaが設けられている。空気溜まりFaは、空気が溜まるようにして、フロート(浮き)がなくても、容器12が水に浮くようにする。
図16は、前記突出収納部7が設けられておらず、容器本体13Aの底部が円弧形状となっており、空気が溜まる空気溜まりFaとして形成されている。したがって、フロート(浮き)がなくても、容器12が水に浮くようになっている。また、容器12の底部側には、通水孔7aや通気孔8aが形成されている。これら通水孔7aや通気孔8aは、容器12の底側の形状によっては、互いに逆の通気孔や通水孔としても利用できるが、これら通水孔7aや通気孔8aを介して植栽領域2Bに水を吸引上昇させたり、外部空気を取り入れたりして、多孔質無機質材の焼結体6が外部空気を吸収したり、内部の空気を奇麗にして外部に排出したりして、吸排気機能を発揮する。なお、土砂の位置にも通気孔8aを設けてもよい。
したがって、本実施の形態の珪藻土の容器11Cを使用する場合は、海、川、湖、池や大きな水槽などの水上に浮かべて、前記突出収納部7を下にして使用する。水位は、容器2の底部の位置になるように供給することが好ましい。また、容器12には水は入れずに、多孔質無機質材の焼結体6を入れてから、草花等を植栽する。容器12の底部中央には突出収納部7が位置するので、水浄化剤である多孔質無機質材の焼結体6が入れられると、突出収納部7に多孔質無機質材の焼結体6が充填される。本実施の形態の細かな多孔質無機質材の焼結体6が使用されて、突出収納部7や内側の容器13の下方側に充填されると、池などの水中において濾過作用を発揮する。すなわち、多孔質無機質材の焼結体6に水を与えて、飾られる草花や木が活性化される。本実施の形態においても、第1の実施の形態と同じように、水の浄化剤である多孔質無機質材の焼結体6が一つで水浄化材の役割と草花等の土改良剤の役割をして、飾られる草花や木を長く枯れないようにする。これは珪藻土等の多孔質無機質材の焼結体6の毛細管現象の高さを用いた原理である。そして、多孔質無機質材の焼結体6が突出収納部7の通水孔7aを介して池の水を水を浄化する。前記突出収納部7は、常に水の中に位置しており、前記突出収納部7に入った池や川などの水を濾過して、池や川を奇麗にする。
以上、本実施の形態では、合成樹脂製の容器や合成樹脂製の容器で説明したが、素焼きの鉢を使用しても良い。また、容器を珪藻土製にしても良い。また、外側の容器2と内側の容器3とは水の循環がない独立したものとしても良い。このように本発明は実施の形態に限らず適宜変更実施可能である。
1、11A,11B11C, 草花や植木等の観賞用容器,
2、12 内側の容器、2A 水領域、2B 植栽領域、
3、13 外側の容器、
4 遮蔽手段、4a 細孔(通気孔)、
5 蓋体、5a 細孔(通気孔)、
6,6B,K 多孔質無機材の焼結体(水浄化剤、土改良剤・土壌剤)、
6b 珪藻土の塊、
K 筒状の珪藻土、
7 突出収納部、7a 通水孔(循環用の通水孔、濾過用の通水孔)、
7b 開口(多孔質無機材の焼結体を排出させる穴、循環用の通水孔)、
8a 通気孔、通水孔(吸い上げ用の通水孔)、
F フロート(浮き)、 Fa 空気溜まり、
W 水、
M メダカ(水生生物)

Claims (8)

  1. 上方側には植物を植栽する植栽領域が設けられ、底部側には珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材を所定の大きさにして焼成した多孔質無機質材の焼結体が配された容器であって、前記容器に海、川、池や大きな水槽などの水を吸い上げて植栽領域に供給するための吸い上げ用の通水孔が形成されていることを特徴とする草花や植木等の観賞用容器。
  2. 前記観賞用容器の底部側に、海、川、池や大きな水槽などの水中に突出する突出収納部が設けられて孔質無機質材を所定の大きさにして焼成した多孔質無機質材の焼結体が配されるとともに、前記突出収納部に前記多孔質無機質材の焼結体により濾過した水を海、川、池や大きな水槽などに排出させるための循環用の通水孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の草花や植木等の観賞用容器。
  3. 容器の底部側には水を入れる水領域が設けられ、上方側には植物を植栽する植栽領域が設けられた草花や植木等の観賞用容器において、
    珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材を所定の大きさにして焼成した多孔質無機質材の焼結体が水領域から植栽領域にかけて配されているとともに、前記容器に水を吸い上げて植栽領域に供給するための吸い上げ用の通水孔が形成されていることを特徴とする草花や植木等の観賞用容器。
  4. 草花や植木等の観賞用容器は、外側の容器と内側の容器を備え、外側の容器は透明で水領域として水が供給される領域であり、前記内側の領域が前記植栽領域であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の草花や植木等の観賞用容器。
  5. 焼成した珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材を収納する突出収納部であって、水領域の水を通過させる通水孔を有する突出収納部が設けられていることを特徴とする請求項4記載の草花や植木等の観賞用容器。
  6. 前記水領域には、焼成した珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材のみが配され、前記植栽領域には、珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材とともに土・砂や培養土・土改良剤が配されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項記載の草花や植木等の観賞用容器。
  7. 前記植栽領域に配される珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材の大きさよりも前記突出収納部に配される珪藻土やゼオライト等の多孔質無機質材の大きさが大きいことを特徴とすることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項記載の草花や植木等の観賞用容器。
  8. 前記草花や植木等の観賞用容器に、外部の空気との接触を図る通気孔が設けられていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項記載の草花や植木等の観賞用容器。
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