JP2018124824A - ドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置 - Google Patents

ドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018124824A
JP2018124824A JP2017016898A JP2017016898A JP2018124824A JP 2018124824 A JP2018124824 A JP 2018124824A JP 2017016898 A JP2017016898 A JP 2017016898A JP 2017016898 A JP2017016898 A JP 2017016898A JP 2018124824 A JP2018124824 A JP 2018124824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
vehicle
person
event
drive recorder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017016898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6861525B2 (ja
Inventor
麻奈 辻
Mana Tsuji
麻奈 辻
山下 博
Hiroshi Yamashita
博 山下
友裕 小阪
Tomohiro Kosaka
友裕 小阪
寛 坂手
Hiroshi Sakate
寛 坂手
圭 瀬▲崎▼
Kei Sezaki
圭 瀬▲崎▼
怜 宮本
Rei Miyamoto
怜 宮本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP2017016898A priority Critical patent/JP6861525B2/ja
Publication of JP2018124824A publication Critical patent/JP2018124824A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6861525B2 publication Critical patent/JP6861525B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Abstract

【課題】イベントが発生したときにイベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を画像において特定することができるドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置を提供する。【解決手段】画像抽出部26aは、画像から、他車両が写された領域と人物が写された領域の少なくとも一方を抽出する。画像処理部26bは、他車両が写された領域と人物が写された領域の少なくとも一方に対してプライバシー保護のための画像処理を施す。イベント検出部26cは、車両に対するイベントの発生を検出する。記録制御部26dは、イベントの発生前とイベントの発生後の少なくとも一方において、イベントに関連する他車両が写された領域の他車両と人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する。【選択図】図3

Description

本発明は、ドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置に関する。
車両に搭載されたカメラによって撮影された画像を記録するドライブレコーダが知られている(例えば、特許文献1)。ドライブレコーダが記録した画像を表示装置に表示することによって、運転者は自らの運転状況を検証することができる。
特開2016−28332号公報
車両に搭載されたカメラによって撮影した画像をドライブレコーダに記録する場合、ドライブレコーダに記録された画像に対して、画像に写り込んだ人物、他車両の所有者等のプライバシーを保護するための画像処理を施すのが好ましい。
しかしながら、ドライブレコーダに記録された画像に対してプライバシーを保護するための画像処理を施した場合、事故等のイベントが発生したときにイベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を画像において特定することができない。
定点カメラによって撮影した画像に対してプライバシーを保護するための画像処理を施す場合にも、イベントが発生したときにイベントに関連する他車両、人物等の対象を画像において特定することができない。
本発明の目的は、イベントが発生したときにイベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を画像において特定することができるドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置を提供することである。
本発明によるドライブレコーダは、車両に搭載されたカメラによって撮影された画像を記録するドライブレコーダであって、画像から、他車両が写された領域と人物が写された領域の少なくとも一方を抽出する画像抽出部と、車両に対するイベントの発生を検出するイベント検出部と、イベントの発生前とイベントの発生後の少なくとも一方において、イベントに関連する他車両が写された領域の他車両と人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する記録制御部と、を備える。
好適には、他車両が写された領域と人物が写された領域の少なくとも一方に対してプライバシー保護のための画像処理を施す画像処理部を更に備え、記録制御部は、イベントの発生前とイベントの発生後の少なくとも一方において、画像処理部によるプライバシー保護のための画像処理を禁止する。
好適には、記録制御部は、イベントに関連する他車両が写された領域の他車両と人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する時間を前記イベントの重大性に応じて変更する。
好適には、記録制御部は、イベントに関連する他車両が写された領域の他車両と人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を、イベントに関連しない他車両が写された領域の他車両と人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する時間より長くする。
本発明による画像記録方法は、カメラによって撮影された画像を車両に搭載されたドライブレコーダに記録する画像記録方法であって、ドライブレコーダが、画像から、他車両が写された領域と人物が写された領域の少なくとも一方を抽出するステップと、ドライブレコーダが、車両に対するイベントの発生を検出するステップと、ドライブレコーダが、イベントの発生前とイベントの発生後の少なくとも一方において、イベントに関連する他車両が写された領域の他車両と人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録するステップと、を備える。
本発明による監視装置は、カメラによって撮影された画像から、対象が写された領域を抽出する画像抽出部と、イベントの発生を検出するイベント検出部と、イベントの発生後において、対象を特定可能な画像を記録する記録制御部と、を備える。
本発明によれば、イベントが発生したときにイベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を画像において特定することができる。
本発明によるドライブレコーダを配置した車両の概略図である。 本発明によるドライブレコーダに記録された画像の閲覧の一例を説明するための図である。 本発明によるドライブレコーダの一実施の形態の構成を示す図である。 本発明によるドライブレコーダで用いられる人物画像特徴量テーブルの一例を示す図である。 本発明によるドライブレコーダで用いられる背景画像特徴量テーブルの一例を示す図である。 本発明によるドライブレコーダで行われるプライバシー保護のための画像処理の一例を説明するための図である。 本発明によるドライブレコーダで行われるプライバシー保護のための画像処理の他の例を説明するための図である。 図3に示すドライブレコーダの画像処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明による監視装置の一実施の形態の構成を示す図である。
本発明によるドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置を、図面を参照しながら詳細に説明する。図面中、同一構成要素には同一符号を付す。
図1は、本発明によるドライブレコーダを配置した車両の概略図である。自動車等の車両1に搭載されたドライブレコーダ2は、内蔵したカメラで車両1の周辺を撮影し、撮影して得られた画像を記録する。本実施の形態では、画像の記録は、急ブレーキ、衝突等のイベントの発生に関係なくドライブレコーダ2の駆動開始から駆動終了まで継続して行われる。また、本実施の形態では、ドライブレコーダ2が記録した画像を表示装置3に表示することによって、運転者は自らの運転状況を検証することができる。
図2は、本発明によるドライブレコーダに記録された画像の閲覧の一例を説明するための図である。図2に示すように、ドライブレコーダ2によってメモリカード4に記録したデータをコンピュータ5に入力することができる。この場合、運転者等は、記録された画像をコンピュータ5のディスプレイで閲覧し、画像の編集を行うことができる。
図3は、本発明によるドライブレコーダの一実施の形態の構成を示す図である。ドライブレコーダ2は、ACCスイッチ6がオンになると車両1に備えられているバッテリ7から電力が供給されて駆動を開始し、ACCスイッチ6がオフになるとバッテリ7から供給される電力が遮断されて停止する。
ドライブレコーダ2は、RAM21と、カメラ22と、処理回路23と、マイクロフォン24と、不揮発性メモリ25と、CPU26と、操作部27と、加速度センサ28と、カードスロット29と、画像出力部30と、計時回路31と、を備える。
RAM21は、CPU26の演算処理の作業対象となる記憶領域と、画像データを一時的に記憶する画像記憶領域と、音声データを一時的に記憶する音声記憶領域と、を有する。
カメラ22は、レンズ及び撮像素子を備え、ドライブレコーダ2の駆動中に継続して撮像を行う。
処理回路23は、カメラ22で取得された画像を処理するハードウェア回路である。処理回路23は、カメラ22から入力される画像信号に対して輝度補正、コントラスト補正、圧縮等の画像処理を行い、JPEG形式等の画像データを生成する。処理回路23において処理された画像は、RAM21の画像記憶領域に記憶される。
マイクロフォン24は、車両1付近で集音を行い、音声データを取得する。取得された音声データは、RAM21の音声記憶領域に記憶される。
不揮発性メモリ25は、例えば、フラッシュメモリによって構成される。不揮発性メモリ25は、ファームウェアとしてのプログラムの他に各種制御に用いられるデータを記憶している。
CPU26は、不揮発性メモリ25に記憶されたプログラムに従って演算処理を実行することによってドライブレコーダ2の各部に対する制御を行う。本実施の形態では、CPU26は、画像抽出部26aと、画像処理部26bと、イベント検出部26cと、記録制御部26dと、を有する。
画像抽出部26aは、プライバシー保護の対象となる検出対象物が写っている領域(以下、「対象物画像」)を画像から抽出する。本実施の形態では、検出対象物は、他車両及び人物であり、以下、他車両が写っている領域を「他車両画像」と称し、人物が映っている領域を「人物画像」と称する。例えば、画像抽出部26aは、検出対象物画像検出用に予め学習されたAdaBoost、サポートベクトルマシンのような種別(例えば、車種)ごとに設定された識別器(図示せず)を用いて対象物画像を抽出する。例えば、画像抽出部26aは、画像に対して検出ウィンドウを設定し、検出ウィンドウが設定された領域から、識別器で利用される特徴量を抽出する。特徴量は、例えば、HOG特徴量である。そして、画像抽出部26aは、抽出した特徴量を識別器に入力することによって、検出ウィンドウが設定された領域に対象物画像が存在するか否かの結果を得る。画像抽出部26aは、上記の処理を検出ウィンドウの位置を変えながら繰り返すことによって、画像中に検出対象物が存在するか否かを判断し、検出対象物が存在する場合には、検出対象物画像を抽出し、種別と関連付けてRAM21の記憶領域に記憶させる。上述した処理は一例であり、検出対象物画像すなわち他車両画像及び人物画像を抽出するために他の処理を適用することもできる。
画像処理部26bは、種別を特定した人物画像に対して人物の特徴を反映したプライバシー保護のための画像処理を施し、種別を特定した他車両画像に対して他車両の特徴を反映したプライバシー保護のための画像処理を施す。
本実施の形態では、画像処理部26bは、種別を特定した人物画像に対して人物の特徴を反映したプライバシー保護のための画像処理を施すために、人物画像を、人物画像の特徴を反映した人物特徴画像(アバター画像)に変換する。
例えば、種別が性別(男性又は女性)及び年齢(大人又は子供)を含む場合、画像処理部26bは、人物画像を、性別(男性又は女性)及び年齢(大人又は子供)を反映した人物特徴画像に変換する。また、種別が顔型、年齢、身長及び服の色を含む場合、画像処理部26bは、人物画像を、性別(男性又は女性)、年齢(大人又は子供)身長及び服の色を反映した人物特徴画像に変換する。
図4は、種別と人物特徴画像のコードとの関係を示すテーブルの一例を示すである。図4に示すテーブルT1は、不揮発性メモリ25記憶されており、大人の男性を表す人物特徴画像のアバターXXXXXは、大人の男性を表す人物種別A1と対応付けて記憶されており、大人の女性を表す人物特徴画像のアバターYYYYYは、大人の女性を表す人物種別A2と対応付けて記憶されている。
また、画像処理部26bは、種別を特定した他車両画像に対して他車両の特徴を反映したプライバシー保護のための画像処理を施すために、他車両画像を、他車両画像の特徴を反映した他車両特徴画像に変換する。例えば、種別が車種及び車の色を含む場合、画像処理部26bは、他車両画像を、車種及び車の色を反映した他車対特徴画像に変換する。
図5は、車両種別と他車両特徴画像のコードとの関係を示すテーブルの一例を示すである。図5に示すテーブルT2は、不揮発性メモリ25記憶されており、赤色の自動車を表す他車両特徴画像のアバターRRRRRRは、赤色の自動車を表す車両種別B1と対応付けて記憶されており、白色の自動車を表す他車両特徴画像のアバターWWWWWは、白色の自動車を表す車両種別B2と対応付けて記憶されている。
また、車間通信により車両1が他車両から他車両の年式等の他車両情報に関する信号を受信した場合、画像処理部26bは、他車両画像を、車種、車の色及び他車両情報を反映した別の他車対特徴画像に変換する。この場合、不揮発性メモリ25は、アバター化された別の他車対特徴画像を、図5のテーブルT2の車両に対応する種別コード(種別コードB1、種別コードB2等)及び他車両情報と対応付けて記憶する。
図6は、本発明によるドライブレコーダで行われるプライバシー保護のための画像処理の一例を説明するための図である。図6Aに示すように、赤色の自動車に対応する他車両画像X、大人の男性に対応する人物画像Y及び大人の女性に対応する人物画像Zが画像に含まれる場合、画像処理部26bは、他車両画像X、人物画像Y及び人物画像Zをそれぞれ他車両特徴画像X’、人物特徴画像Y’及び人物特徴画像Z’に変換する。
他車両特徴画像X’は、赤色の自動車であることを表す他車両特徴画像であり、アバター化された他車両特徴画像X’は、図5に示す種別B1と対応付けて不揮発性メモリ25に記憶されている。
人物特徴画像Y’は、大人の男性であることを表す人物特徴画像であり、アバター化された人物特徴画像Y’は、図4に示す種別A1と対応付けて不揮発性メモリ25に記憶されている。
人物特徴画像Z’は、大人の女性であることを表す人物特徴画像であり、アバター化された人物特徴画像Z’は、図4に示す種別A2と対応付けて不揮発性メモリ25に記憶されている。
また、画像処理部26bは、他車両画像X、人物画像Y及び人物画像Zをそれぞれ他車両特徴画像X’、人物特徴画像Y’及び人物特徴画像Z’に変換する際に、他車両画像X、人物画像Y及び人物画像Zをそれぞれ暗号化する。そして、画像処理部26bは、暗号化した他車両画像X、人物画像Y及び人物画像Zを、プライバシー保護のための画像処理が施された対応する画像に関連付けてRAM21の記憶領域に記憶させる。
本実施の形態において、人物画像の特徴を反映した人物特徴画像を用いる場合について説明したが、人物画像の特徴を反映しない特定の人物特徴画像を全ての人物画像に対して用いてもよい。例えば、画像処理部26bは、全ての人物画像を、図6Bに示すような人物特徴画像Y’に変換する。
また、本実施の形態において、他車両画像の特徴を反映した他車両特徴画像を用いる場合について説明したが、他車両画像の特徴を反映しない特定の他車両特徴画像を全ての他車両画像に対して用いてもよい。例えば、画像処理部26bは、全ての他車両画像を、図6Bに示すような他車両特徴画像X’に変換する。
また、画像処理部26bは、プライバシー保護のための画像処理を施すために、全ての人物画像及び全ての他車両画像に対してモザイク処理又はぼかし処理を行ってもよい。また、画像処理部26bは、プライバシー保護のための画像処理を施すために、全ての他車両画像のナンバープレートに対応する画像を黒塗り画像に変換してもよい。
図7は、本発明によるドライブレコーダで行われるプライバシー保護のための画像処理の他の例を説明するための図である。図7Aに示すように、他車両画像Tr1が画像に含まれる場合、画像抽出部26aは、識別器を用いて他車両画像Tr1からナンバープレート画像Tr2を抽出し、画像処理部26bは、ナンバープレート画像Tr2を黒塗り画像Tr2’に変換する。
画像処理部26bは、ナンバープレート画像Tr2を黒塗り画像Tr2’に変換する際に、ナンバープレート画像Tr2を暗号化する。そして、画像処理部26bは、暗号化したナンバープレート画像Tr2を、プライバシー保護のための画像処理が施された対応する画像に関連付けてRAM21の記憶領域に記憶させる。
イベント検出部26cは、車両1に対するイベントの発生を検出する。すなわち、イベント検出部26cは、加速度センサ28が検出した加速度に基づいて、車両1に対するイベントの発生の有無を検出する。イベント検出部26cは、イベントの発生を検出したときには、イベントの発生の検出に関する情報(例えば、イベント発生時刻)を対応する画像(例えば、イベント発生時刻に撮影された画像)に関連付けて不揮発性メモリ25に記憶させる。
記録制御部26dは、イベントの発生前とイベントの発生後の少なくとも一方において、イベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する。本実施の形態では、記録制御部26dは、イベントの発生前とイベントの発生後の少なくとも一方において、他車両画像と人物画像の少なくとも一方に対して施されるプライバシー保護のための画像処理を禁止する。
プライバシー保護のための画像処理を非リアルタイムで実行する場合、記録制御部26dは、他車両画像と人物画像の少なくとも一方に対するプライバシー保護のための画像処理を第1の期間(プライバシー保護禁止期間)に亘って禁止する。第1の期間は、イベント検出時を基準に設定された任意の期間であり、イベント検出前の所定の時点(例えば、イベントを検出する3分前)からイベント検出後の所定の時点(例えば、イベントを検出してから3分後)までの期間、イベント検出時からイベント検出後の所定の時点(例えば、イベントを検出してから6分後)までの期間、イベント検出前の所定の時点(例えば、イベントを検出する6分前)からイベント検出時までの期間又はドライブレコーダ2の駆動開始から駆動終了までの期間等である。
プライバシー保護のための画像処理をリアルタイムで実行する場合、記録制御部26dは、イベントに関連する他車両画像と人物画像の少なくとも一方に対して施されるプライバシー保護のための画像処理を禁止する第2の期間(プライバシー保護禁止期間)を設定する。第2の期間は、イベント検出時を基準に設定された任意の期間であり、イベント検出時からイベント検出後の所定の時間(例えば、イベントを検出してから6分後)までの期間、ドライブレコーダ2の駆動開始から駆動終了までの期間等である。
また、記録制御部26dは、イベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する時間をイベントに関連しない他車両と人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する時間より長くしてもよい。すなわち、記録制御部26dは、イベントに関連する他車両画像と人物画像の少なくとも一方に対して施されるプライバシー保護のための画像処理を、第1の期間又は第2の期間開始前の所定の時点(例えば、第1の期間又は第2の期間の開始時の1分前)から第1の期間終了後の所定の時点(例えば、第1の期間又は第2の期間の終了時の1分後)までの第3の期間に亘って禁止してもよい。例えば、記録制御部26dは、イベント検出時に画像抽出部26aが抽出した他車両画像に対応する他車両がイベントに関連する他車両であると判断し、イベント検出時に画像抽出部26aが抽出した人物画像に対応する人物がイベントに関連する人物であると判断する。
本実施の形態では、記録制御部26dは、他車両と人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する時間をイベントの重大性に応じて変更する。すなわち、記録制御部26dは、第1の期間、第2の期間又は第3の期間をイベントの重大性に応じて変更する。例えば、記録制御部26dは、車両1に加えられた重力加速度が第1の値を超えるが第1の値より大きい第2の値を超えない場合の第1の期間又は第2の期間を、車両1に加えられた重力加速度が第2の値を超える場合の第1の期間又は第2の期間より短くする。また、記録制御部26dは、車両1に加えられた重力加速度が第1の値を超えるが第1の値より大きい第2の値を超えない場合の第3の期間を、車両1に加えられた重力加速度が第2の値を超える場合の第3の期間より短くする。
操作部27は、運転者等から各種指示を受け付けるための複数のボタンを含む。操作部27で受け付けたユーザからの指示内容は、電気信号としてCPU26に入力される。加速度センサ28は、検出した加速度データをCPU26に送信する。カードスロット29は、メモリカード4を着脱可能であり、装着されたメモリカード4に対して、RAM21に記憶された画像データ、音声データ等の読み書きを行う。画像出力部30は、画像データをNTSC等の方式に準拠した映像信号に変換し、表示装置3に出力する。計時回路31は、現在の時刻データをCPU26に送信する。
図8は、図3に示すドライブレコーダの画像処理手順の一例を示すフローチャートである。このフローは、不揮発性メモリ25に予め記憶されているプログラムに基づいて、主に制御部26により、ドライブレコーダ2の各要素と協働して実行される。このフローは、非リアルタイムで又はリアルタイムで実行される。
先ず、画像抽出部26aは、画像から他車両画像と人物画像の少なくとも一方(対象画像)が抽出されたか否か判断する(ステップS1)。画像から他車両画像と人物画像のいずれも抽出されない場合、CPU26は処理を終了する。それに対し、画像から他車両画像と人物画像の少なくとも一方が抽出された場合(ステップS1のYes)、画像処理部26bは、画像から他車両画像と人物画像の少なくとも一方の種別を特定する(ステップS2)。
その後、イベント検出部26cは、イベントが発生したか否か判断する(ステップS3)。イベントが発生した場合(ステップS3のYes)、記録制御部26dは、画像がプライバシー保護禁止期間中に撮影された画像であるか否か判断する(ステップS4)。このフローが非リアルタイムで実行される場合、プライバシー保護禁止期間は第1の期間であり、このフローがリアルタイムで実行される場合、プライバシー保護禁止期間は第2の期間である。
画像がプライバシー保護禁止期間中に撮影された画像である場合(ステップS4のYes)、画像処理部26bは、対象画像に対するプライバシー保護のための画像処理を中止する(ステップS5)。そして、CPU26は処理を終了する。
イベントが発生しない場合(ステップS3のNo)又は画像がプライバシー保護禁止期間中に撮影された画像でない場合(ステップS4のNo)、画像処理部26bは、対象画像に対するプライバシー保護のための画像処理を行う(ステップS6)。そして、CPU26は処理を終了する。
記録制御部26dがステップS4で画像が第3の期間中に撮影された画像であるか否かも判断し、画像が第3の期間中に撮影された画像であると判断された場合、画像処理部26bは、イベントに関連する対象画像に対するプライバシー保護のための画像処理を禁止するとともにイベントに関連しない対象画像に対するプライバシー保護のための画像処理を行ってもよい。
本実施の形態によれば、イベントが発生したときにイベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を画像において特定することができる。特に、画像から抽出された他車両画像と人物画像の少なくとも一方に対してプライバシー保護のための画像処理を施す際に、イベントが発生したときにイベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を画像において特定することができる。また、イベントが発生したときにプライバシー保護のための画像処理が施されないので、イベントに関連する他車両画像と人物画像の少なくとも一方を含む画像を、記録映像の証拠として用いることができる。
また、イベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録できる時間をイベントの重大性に応じて変更することによって、事故等の重大なイベントの検出時にイベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を記録する時間を長くし、急ブレーキ等の軽微なイベントの検出時に他車両と人物を特定できる画像が必要以上に記録されないようにすることができる。また、イベントに関連する他車両と人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する時間をイベントに関連しない他車両と人物(つまり、少なくともイベント検出時には画像抽出部26aにより抽出されておらず、イベント発生時から所定時間経過後以降において画像抽出部26aにより抽出されるようになった他車両と人物)の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する時間より長くすることによって、事故の当事者に対するプライバシー保護のレベルが事故の当事者以外の者(例えば、事故で集まってきた野次馬)対するプライバシー保護のレベルと異なるようにすることができる。これによって、画像を記録映像の証拠として用いることができるようになるとともにプライバシーの保護を更に適切に行うことができる。
また、プライバシー保護のための画像処理を施す場合に、画像処理を施す前のデータをパスワードで保護した形で記録する方法も考えられる。この方法、事故等によるイベント(異常加速度検知等による当該車両に関するイベント判断)発生時だけでなく、刑事事件等に関するデータ収集(例えば警察機関による捜査)に際して、有効なデータ(画像)を提供することができる。尚、このパスワードを特別なもの(例えば、ユーザパスワードと警察機関等のパスワードによる多重パスワード)とすることにより、高度なプライバシー保護を維持できる。
図9は、本発明による監視装置の一実施の形態の構成を示す図である。監視装置8は、外部電源(図示せず)から電力が供給され、インターネット網を介して、監視装置8の監視エリア周辺の異常情報(事故情報、災害情報等)を含む各種情報のやり取りを行う。異常情報は、イベントの一例である。監視装置8は、RAM21と、カメラ22と、処理回路23と、マイクロフォン24と、不揮発性メモリ25と、CPU26’と、画像出力部30と、計時回路31と、を備える。CPU26’は、画像抽出部26aと、画像処理部26bと、記録制御部26dと、を有する。また、CPU26’は、監視装置8が異常情報を受け取ったときにイベントの発生を検出するイベント検出部としても機能する。
カメラ22が定点カメラであり、カメラ22が店舗、アトラクション等の行列を撮影する場合、監視装置8は、人物画像を人物特徴画像に変換した画像をリアルタイムでWeb配信する。人物画像は対象画像の一例である。CPU26’が人物特徴画像の数から行列の人数及び待ち時間を算出し、待ち時間に応じて表示を変更してもよい。表示の変更は、画像に待ち時間の重畳表示、画像中の人物特徴画像及び建物の色の変更等によって行う。
カメラ22が定点カメラであり、カメラ22がバス内、電車内を撮影する場合、監視装置8は、人物画像を人物特徴画像に変換した画像をリアルタイムでWeb配信する。Web配信された画像を見た人は、乗車予定のバス、電車等の混雑具合、空席情報、利用者の年齢層等を確認することができる。
カメラ22が定点カメラであり、カメラ22がスーパーマーケット等のレジの会計での行列を撮影する場合、監視装置8は、人物画像を人物特徴画像に変換した画像を表示装置3に表示する。CPU26’がカゴの数及びカゴ内の商品の量の情報から待ち時間を算出し、画像に待ち時間を重畳表示してもよい。
本実施の形態によれば、監視装置8が異常情報に関する信号を受信した後、記録制御部26dは、監視装置8の監視エリアの人物を特定可能な画像を記録する。監視装置8の監視エリアの人物は、対象の一例である。本実施の形態では、記録制御部26dは、イベントの発生後において、人物画像に対して施されるプライバシー保護のための画像処理を禁止する。これによって、事故遭遇者、行方不明者等の確認を画像において行うことができる。また、画像処理部26bは、統計データ(例えば、NNビルの人が10人事故に巻き込まれた)を画像に重畳表示してもよい。
1 車両
2 ドライブレコーダ
3 表示装置
4 メモリカード
5 コンピュータ
6 ACCスイッチ
7 バッテリ
8 監視装置
21 RAM
22 カメラ
23 処理回路
24 マイクロフォン
25 不揮発性メモリ
26,26’ CPU
26a 画像抽出部
26b 画像処理部
26c イベント検出部
26d 記録制御部
27 操作部
28 加速度センサ
29 カードスロット
30 画像出力部
31 計時回路

Claims (6)

  1. 車両に搭載されたカメラによって撮影された画像を記録するドライブレコーダであって、
    前記画像から、他車両が写された領域と人物が写された領域の少なくとも一方を抽出する画像抽出部と、
    前記車両に対するイベントの発生を検出するイベント検出部と、
    前記イベントの発生前と前記イベントの発生後の少なくとも一方において、前記イベントに関連する前記他車両が写された領域の他車両と前記人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する記録制御部と、
    を備えるドライブレコーダ。
  2. 前記他車両が写された領域と前記人物が写された領域の少なくとも一方に対してプライバシー保護のための画像処理を施す画像処理部を更に備え、
    前記記録制御部は、前記イベントの発生前と前記イベントの発生後の少なくとも一方において、前記画像処理部によるプライバシー保護のための画像処理を禁止する請求項1に記載のドライブレコーダ。
  3. 前記記録制御部は、前記イベントに関連する前記他車両が写された領域の他車両と前記人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する時間を前記イベントの重大性に応じて変更する請求項1又は2に記載のドライブレコーダ。
  4. 前記記録制御部は、前記イベントに関連する前記他車両が写された領域の他車両と前記人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を、前記イベントに関連しない前記他車両が写された領域の他車両と前記人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録する時間より長くする請求項1〜3のいずれか一項に記載のドライブレコーダ。
  5. カメラによって撮影された画像を車両に搭載されたドライブレコーダに記録する画像記録方法であって、
    前記ドライブレコーダが、前記画像から、他車両が写された領域と人物が写された領域の少なくとも一方を抽出するステップと、
    前記ドライブレコーダが、前記車両に対するイベントの発生を検出するステップと、
    前記ドライブレコーダが、前記イベントの発生前と前記イベントの発生後の少なくとも一方において、前記イベントに関連する前記他車両が写された領域の他車両と前記人物が写された領域の人物の少なくとも一方を特定可能な画像を記録するステップと、
    を備える画像記録方法。
  6. カメラによって撮影された画像から、対象が写された領域を抽出する画像抽出部と、
    イベントの発生を検出するイベント検出部と、
    前記イベントの発生後において、前記対象を特定可能な画像を記録する記録制御部と、
    を備える監視装置。
JP2017016898A 2017-02-01 2017-02-01 ドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置 Active JP6861525B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017016898A JP6861525B2 (ja) 2017-02-01 2017-02-01 ドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017016898A JP6861525B2 (ja) 2017-02-01 2017-02-01 ドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018124824A true JP2018124824A (ja) 2018-08-09
JP6861525B2 JP6861525B2 (ja) 2021-04-21

Family

ID=63111479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017016898A Active JP6861525B2 (ja) 2017-02-01 2017-02-01 ドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6861525B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020113876A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 ナブテスコ株式会社 監視装置、監視システムおよび自動ドア装置
JP7494474B2 (ja) 2020-01-31 2024-06-04 株式会社Jvcケンウッド 記録制御装置、記録制御方法、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006054719A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Hitachi Ltd 画像処理装置、画像処理システム
JP2011055176A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Rohm Co Ltd 車両用の走行情報記録装置
JP2017012709A (ja) * 2015-07-01 2017-01-19 計芳 鈴木 オーラルシャワーヘッド
JP2018120497A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 株式会社Jvcケンウッド 記録装置、記録方法、及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006054719A (ja) * 2004-08-12 2006-02-23 Hitachi Ltd 画像処理装置、画像処理システム
JP2011055176A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Rohm Co Ltd 車両用の走行情報記録装置
JP2017012709A (ja) * 2015-07-01 2017-01-19 計芳 鈴木 オーラルシャワーヘッド
JP2018120497A (ja) * 2017-01-27 2018-08-02 株式会社Jvcケンウッド 記録装置、記録方法、及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020113876A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 ナブテスコ株式会社 監視装置、監視システムおよび自動ドア装置
JP7494474B2 (ja) 2020-01-31 2024-06-04 株式会社Jvcケンウッド 記録制御装置、記録制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6861525B2 (ja) 2021-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5500303B1 (ja) 監視システム、監視方法、監視プログラム、ならびに該プログラムを記録した記録媒体
JP7001086B2 (ja) 映像監視方法、映像監視システムおよび映像監視端末
JP7202421B2 (ja) 画像処理方法
CN109002786B (zh) 人脸检测方法、设备及计算机可读存储介质
JP2022048147A5 (ja)
WO2018148897A1 (zh) 一种驾驶员身份识别方法及装置
JP2009193169A5 (ja)
WO2019146488A1 (ja) 運転状況監視装置、運転状況監視方法、および運転状況監視システム
JP2016131288A (ja) 情報処理装置及びプログラム
JP6861525B2 (ja) ドライブレコーダ、画像記録方法及び監視装置
CN112419639A (zh) 一种视频信息的获取方法及装置
JP4747894B2 (ja) 認証装置、認証方法、認証プログラムおよびコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2024019277A (ja) 運転状況監視装置、運転状況監視システム、運転状況監視方法、ドライブレコーダ
CN116057570A (zh) 机器学习装置以及图像处理装置
JP2007301166A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
TWI589158B (zh) 監控資料的原始畫面儲存系統及其儲存方法
CN111695445A (zh) 一种人脸识别的方法、装置、设备及计算机可读存储介质
CN112419638B (zh) 一种告警视频的获取方法及装置
DE102018121110A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Dokumentation eines Status eines autonomen Roboters
JP2014016969A (ja) 顔照合システム
JP2008306373A (ja) 車両撮像装置
JP7062879B2 (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
JP2019106703A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム
WO2023062832A1 (ja) 認証装置、認証システム、認証方法、及びコンピュータ可読媒体
JP2019153908A (ja) 画像認証システム、画像認証方法および画像認証プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210121

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210302

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6861525

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250