JP2018123654A - 鍵管理方法、鍵管理プログラム、および鍵管理装置 - Google Patents

鍵管理方法、鍵管理プログラム、および鍵管理装置 Download PDF

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治 荒木
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優介 小川
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Abstract

【課題】施設の利用契約をした契約者と施設を共用する他の利用者に、施設に対応する設備の解錠権限を与えること。【解決手段】鍵管理装置101は、施設の利用契約をした契約者を指定した、契約者と該施設を共用する他の利用者の利用者登録依頼を受け付ける。鍵管理装置101は、利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、他の利用者の端末の識別情報を取得して、他の利用者の端末の識別情報および施設の識別情報を、契約者の識別情報と対応付けて記憶部110に登録する。鍵管理装置101は、第1の端末から第1の施設に対応する設備の鍵要求を受け付けたことに応じて、該鍵要求に含まれる第1の端末の識別情報および第1の施設の識別情報が、第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて記憶部110に登録されている場合に、第1の施設に対応する設備の鍵情報を第1の端末に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、鍵管理方法、鍵管理プログラム、および鍵管理装置に関する。
従来、ホテルや旅館などの宿泊施設においては、部屋のドア(扉)を施錠・解錠するための物理的な鍵やカードキーを、宿泊契約を結んだ利用者(契約者)に渡して部屋を利用してもらうスタイルをとっていることが多い。その際、利用者に渡される鍵やカードキーは1つであることが多い。
先行技術としては、端末装置からサーバ装置へ、端末識別情報及び鍵開閉装置から受信した鍵識別情報が識別情報として送信され、サーバ装置で識別情報が鍵を解錠するための権限を有するものと判定された場合に、解錠情報が端末装置に送信されるものがある。また、ユーザが扉付近で携帯情報機器の近距離無線通信を用いてICカードにある個人IDを読み込ませると、読み込んだIDを短距離無線通信にのせて制御装置に送信し、制御装置が受信したIDを照合し入室許可であれば、扉の電気錠を解錠する技術がある。また、携帯電話が、電子錠制御装置の個体ID番号を要求データとともに監視センタサーバに送信すると、監視センタサーバが、照合後に個体IDに関連付けされたキー番号を送信する技術がある。
特開2016−79644号公報 特開2015−125691号公報 特開2008−144531号公報
しかしながら、物理的な鍵やカードキーを用いる場合、ホテルの部屋などを複数人で利用する際の利便性の低下を招くという問題がある。例えば、複数人で部屋を利用する場合には、1つの物理的な鍵やカードキーを複数人で用いることが多く、利用者にとって使い勝手のよいものではない。
一つの側面では、本発明は、施設の利用契約をした契約者と施設を共用する他の利用者に、施設に対応する設備の解錠権限を与えることを目的とする。
1つの実施態様では、施設の利用契約をした契約者を指定した、前記契約者と前記施設を共用する他の利用者の利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、前記他の利用者の端末の識別情報を取得して、前記他の利用者の端末の識別情報および前記施設の識別情報を、前記契約者の識別情報と対応付けて記憶部に登録する処理と、第1の端末から第1の施設に対応する設備の鍵要求を受け付けたことに応じて、前記鍵要求に含まれる前記第1の端末の識別情報および前記第1の施設の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録されている場合に、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末に送信する処理と、を実行する鍵管理方法が提供される。
本発明の一側面によれば、施設の利用契約をした契約者と施設を共用する他の利用者に、施設に対応する設備の解錠権限を与えることができる。
図1は、実施の形態にかかる鍵管理方法の一実施例を示す説明図である。 図2は、鍵管理システム200のシステム構成例を示す説明図である。 図3は、鍵管理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図4は、端末Tiのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、ドア鍵開閉装置Mkのハードウェア構成例を示すブロック図である。 図6は、契約者管理情報DB220の記憶内容の一例を示す説明図である。 図7は、契約者別利用者登録情報DB230の記憶内容の一例を示す説明図である。 図8は、エリア管理情報DB240の記憶内容の一例を示す説明図である。 図9は、鍵情報テーブル900の記憶内容の一例を示す説明図である。 図10は、契約者デバイステーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図である。 図11は、利用者デバイステーブル1100の記憶内容の一例を示す説明図である。 図12は、鍵管理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。 図13は、利用者管理画面1300の画面例を示す説明図である。 図14は、契約者管理画面1400の画面例を示す説明図である。 図15は、鍵管理システム200の契約者登録時の動作例を示すシーケンス図である。 図16は、鍵管理システム200の一時利用者登録時の第1の動作例を示すシーケンス図である。 図17は、鍵管理システム200の一時利用者登録時の第2の動作例を示すシーケンス図である。 図18は、鍵管理システム200のドアロック解錠時の第1の動作例を示すシーケンス図である。 図19は、鍵管理システム200のドアロック解錠時の第2の動作例を示すシーケンス図である。 図20は、鍵管理装置101の認証処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。 図21は、鍵管理システム200の一時利用者削除時の第1の動作例を示すシーケンス図である。 図22は、鍵管理システム200の一時利用者削除時の第2の動作例を示すシーケンス図である。 図23は、鍵管理システム200の契約者削除時の動作例を示すシーケンス図である。 図24は、鍵管理システム200の鍵情報更新時の動作例を示すシーケンス図である。
以下に図面を参照して、本発明にかかる鍵管理方法、鍵管理プログラム、および鍵管理装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる鍵管理方法の一実施例を示す説明図である。図1において、鍵管理装置101は、施設に対応する設備の鍵情報を管理するコンピュータである。施設は、複数人で利用可能な施設であり、少なくともいずれかの利用者が利用契約を結ぶことで、契約者だけでなく、他の利用者も利用可能となる。
施設としては、例えば、ホテルや旅館の客室、賃貸マンションやシェアハウスの部屋、駅構内やスポーツジムのロッカーなどが挙げられる。施設に対応する設備は、施設の内外を隔てるために備え付けられる施錠可能な設備であり、例えば、ドアや扉などである。鍵情報は、設備の電子錠を解錠するための情報である。電子錠とは、解錠/施錠を電子的に操作可能な錠である。
ここで、施設は、複数人で利用する場合がある。例えば、ホテルの部屋(客室)に、家族や友人同士などの複数人で宿泊する場合がある。このような場合、これまでのスタイルでは、部屋のドアを施錠・解錠するための物理的な鍵やカードキーを、宿泊契約を結んだ利用者(契約者)に渡して部屋を利用してもらうことが多い。
その際、利用者に渡される鍵やカードキーは1つであることが多い。したがって、複数人で部屋を利用する場合には、1つの物理的な鍵やカードキーを複数人で用いることが多い。このため、部屋を出る際には、例えば、利用者の誰かが鍵やカードキーを預かって行動することになり、利用者にとって使い勝手のよいものではなかった。
なお、物理的な鍵やカードキーを、部屋の利用者それぞれに渡すことも考えられる。しかし、部屋の使用人数を想定して、その人数分の鍵やカードキーを予め用意する必要がある。また、鍵やカードキーを紛失した際に、ドアの錠(あるいは、ドア自体)を取り替えるとともに、複数の鍵やカードキーを取り替えることになり、管理コストが増大する。
そこで、本実施の形態では、物理的な鍵やカードキーを用いることなく、施設に対応する設備の解錠権限を複数人に与えることができる鍵管理方法について説明する。以下、鍵管理装置101の処理例について説明する。
ここでは、施設120を利用者131,132で利用する場合を想定する。利用者131は、施設120の利用契約をした契約者である。端末102は、利用者131が使用するスマートフォンや携帯電話機などのコンピュータである。端末103は、利用者132が使用するスマートフォンや携帯電話機などのコンピュータである。
(1)鍵管理装置101は、施設の利用契約をした契約者を指定した、契約者と該施設を共用する他の利用者の利用者登録依頼を受け付ける。ここで、利用者登録依頼とは、施設を利用する者として、契約者以外の他の利用者を登録するためのものである。利用者登録依頼は、例えば、契約者の端末、または、管理者端末から受け付けることができる。管理者端末は、施設の管理者が使用するPC(Personal Computer)やタブレット型PCなどのコンピュータである。
図1の例では、鍵管理装置101が、施設120の利用契約をした利用者131(契約者)の端末102から、利用者登録依頼140を受け付けた場合を想定する。利用者登録依頼140は、利用者131と施設120を共用する利用者132の登録を依頼するためのものである。
(2)鍵管理装置101は、利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、他の利用者の端末の識別情報を取得する。そして、鍵管理装置101は、取得した他の利用者の端末の識別情報および施設の識別情報を、契約者の識別情報と対応付けて記憶部110に登録する。
ここで、端末の識別情報は、端末を一意に識別可能な情報であり、例えば、端末のシリアル番号(機体番号)である。また、契約者の識別情報は、契約者を一意に識別する情報であり、例えば、契約時に付与される契約者番号であってもよく、また、契約者の個人情報(氏名、電話番号、住所等)であってもよい。また、施設の識別情報は、施設を一意に識別する情報であり、例えば、部屋を一意に識別する部屋番号である。
利用者登録依頼には、例えば、他の利用者のメールアドレス、契約者の識別情報および施設の識別情報が含まれる。この場合、鍵管理装置101は、利用者登録依頼に含まれる他の利用者のメールアドレスを用いて、他の利用者の端末から、他の端末の識別情報を取得することにしてもよい。
ただし、他の利用者の端末の識別情報は、利用者登録依頼に含まれていてもよい。より詳細に説明すると、例えば、端末間の近距離無線通信により、他の利用者の端末から契約者の端末に、他の利用者の端末の識別情報が送信されることにしてもよい。この場合、鍵管理装置101は、例えば、契約者の端末から、他の利用者の端末の識別情報を含む利用者登録依頼を受け付ける。
図1の例では、利用者登録依頼140に応じて、利用者132の端末103の識別情報および施設120の識別情報が、利用者131(契約者)の識別情報と対応付けて記憶部110に登録される。
(3)鍵管理装置101は、第1の端末から第1の施設に対応する設備の鍵要求を受け付ける。ここで、鍵要求とは、設備の電子錠を解錠するための鍵情報を要求するものである。鍵要求には、第1の端末の識別情報と、第1の施設の識別情報とが含まれる。
図1の例では、鍵管理装置101が、利用者132の端末103から、施設120に対応する設備150の鍵要求160を受け付けた場合を想定する。鍵要求160には、端末103の識別情報と、施設120の識別情報とが含まれる。
(4)鍵管理装置101は、鍵要求を受け付けたことに応じて、該鍵要求に含まれる第1の端末の識別情報および第1の施設の識別情報が、第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて記憶部110に登録されているか否かを判断する。そして、鍵管理装置101は、記憶部110に登録されている場合に、第1の施設に対応する設備の鍵情報を、第1の端末に送信する。
ここで、第1の施設に対応する設備の鍵情報は、例えば、第1の施設の識別情報をキーにして、施設の識別情報と該施設に対応する設備の鍵情報とを対応付けて記憶するデータベース(例えば、後述の図8に示すエリア管理情報DB240)から取得することができる。
なお、詳細は後述するが、鍵情報の送信先は、例えば、第1の施設に対応する設備の電子錠を制御する制御装置(例えば、後述するドア鍵開閉装置Mk)であってもよい。
図1の例では、鍵要求160に含まれる端末103の識別情報および施設120の識別情報が、施設120の利用契約をした契約者(利用者131)の識別情報と対応付けて記憶部110に登録されている。このため、鍵管理装置101は、施設120に対応する設備150の鍵情報170を、端末103に送信する。
この結果、利用者132は、端末103によって受信される鍵情報170を用いて、施設120に対応する設備150の電子錠を解錠することができる。具体的には、例えば、端末103から、設備150の電子錠を制御する制御装置(例えば、後述するドア鍵開閉装置Mk)に鍵情報170を送信すると、制御装置は、受信した鍵情報170の正当性を確認して、設備150の電子錠を解錠する。
このように、鍵管理装置101によれば、施設の利用契約をした契約者を指定した、契約者と該施設を共用する他の利用者の利用者登録依頼を受け付けることができる。また、鍵管理装置101によれば、利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、他の利用者の端末の識別情報を取得して、他の利用者の端末の識別情報および施設の識別情報を、契約者の識別情報と対応付けて記憶部110に登録することができる。これにより、施設の利用契約をした契約者と該施設を共用する他の利用者を、契約者と対応付けて登録することができる。
また、鍵管理装置101によれば、第1の端末から第1の施設に対応する設備の鍵要求を受け付けたことに応じて、該鍵要求に含まれる第1の端末の識別情報および第1の施設の識別情報が、第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて記憶部110に登録されている場合に、第1の施設に対応する設備の鍵情報を、第1の端末に送信することができる。
これにより、第1の端末が、施設の利用契約をした契約者と該施設を共用する他の利用者の端末として認証できれば、施設に対応する設備の鍵情報を提供することができる。このため、物理的な鍵やカードキーを用いることなく、施設の利用契約をした契約者と該施設を共用する他の利用者に、施設に対応する設備の解錠権限を与えることができ、利用者の利便性を向上させることができる。
(鍵管理システム200のシステム構成例)
つぎに、実施の形態にかかる鍵管理システム200のシステム構成例について説明する。ここでは、鍵管理システム200を、ホテルの部屋(客室)に対応するドアの鍵情報を管理するシステムに適用する場合を例に挙げて説明する。すなわち、施設を「ホテルの部屋(客室)」とし、施設に対応する設備を「ドア」とする。
図2は、鍵管理システム200のシステム構成例を示す説明図である。図2において、鍵管理システム200は、鍵管理装置101と、管理者端末201と、ドア鍵開閉装置M1〜Mm(m:2以上の自然数)と、端末T1〜Tn(n:2以上の自然数)と、を含む。鍵管理システム200において、鍵管理装置101、管理者端末201、ドア鍵開閉装置M1〜Mmおよび端末T1〜Tnは、有線または無線のネットワーク210を介して接続される。ネットワーク210は、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどである。
以下の説明では、ホテル内のいずれかの部屋を「部屋A」と表記する場合がある。また、ドア鍵開閉装置M1〜Mmのうちの任意のドア鍵開閉装置を「ドア鍵開閉装置Mk」と表記する場合がある(k=1,2,…,m)。また、端末T1〜Tnのうちの任意の端末を「端末Ti」と表記する場合がある(i=1,2,…,n)。
ここで、鍵管理装置101は、契約者管理情報DB(Database)220、契約者別利用者登録情報DB230およびエリア管理情報DB240を有する。各種DB220,230,240の記憶内容については、図6〜図8を用いて後述する。図1に示した記憶部110は、例えば、契約者管理情報DB220および契約者別利用者登録情報DB230に相当する。
管理者端末201は、鍵管理システム200の管理者が使用するコンピュータであり、例えば、PCやタブレット型PCなどである。鍵管理システム200の管理者は、例えば、ホテルの従業員などの部屋Aを管理する者である。
ドア鍵開閉装置Mkは、部屋Aに対応するドアdkに設けられ、ドアdkの電子錠を制御するコンピュータである。電子錠とは、解錠/施錠を電子的に操作可能な錠である。ドア鍵開閉装置Mkは、例えば、ドアdkのドアノブ付近に設けられる。また、ドアdkのドアノブ付近にはタッチパネルPが設けられている。
また、ドア鍵開閉装置Mkは、鍵情報テーブル900を有し、近距離無線通信可能である。具体的には、例えば、ドア鍵開閉装置Mkは、後述の図5に示すタッチセンサ503により、タッチパネルPへのタッチ操作を検出すると、近距離無線通信により、鍵情報テーブル900に記憶されたエリア情報とドア識別情報とを送信する。鍵情報テーブル900の記憶内容については、図9を用いて後述する。
なお、近距離無線通信とは、通信距離が数メートルから数十メートル程度の無線通信である。近距離無線通信の一例としては、例えば、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)等の無線PAN(Personal Area Network)や無線LANなどを利用した通信が挙げられる。
端末Tiは、利用者が使用する近距離無線通信可能なコンピュータであり、例えば、スマートフォン、携帯電話機、タブレット型PCなどである。利用者は、例えば、部屋Aの利用契約をした契約者、または、契約者と部屋Aを共用する他の利用者である。端末Tiは、例えば、近距離無線通信により、他の端末Tj(j≠i、j=1,2,…,n)、あるいは、ドア鍵開閉装置Mkとの間で通信可能である。また、端末Tiは、後述の図10に示すような契約者デバイステーブル1000、または、図11に示すような利用者デバイステーブル1100を有する。図1に示した端末102,103は、端末Tiに相当する。
なお、鍵管理システム200において、各コンピュータ間で送受信される情報は、暗号化されて送受信される。暗号化方式としては、例えば、共通鍵暗号方式、公開鍵暗号方式等の任意の暗号化方式を用いることができる。
以下の説明では、施設(ここでは、部屋A)の利用契約をした契約者と施設を共用する他の利用者を「一時利用者」と表記する場合がある。
(鍵管理装置101のハードウェア構成例)
図3は、鍵管理装置101のハードウェア構成例を示すブロック図である。図3において、鍵管理装置101は、CPU(Central Processing Unit)301と、メモリ302と、I/F(Interface)303と、ディスクドライブ304と、ディスク305と、を有する。また、各構成部は、バス300によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU301は、鍵管理装置101の全体の制御を司る。メモリ302は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMやROMが各種プログラムを記憶し、RAMがCPU301のワークエリアとして使用される。メモリ302に記憶されるプログラムは、CPU301にロードされることで、コーディングされている処理をCPU301に実行させる。
I/F303は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して外部のコンピュータ(例えば、図2に示した管理者端末201、ドア鍵開閉装置M1〜Mm、端末T1〜Tn)に接続される。そして、I/F303は、ネットワーク210と装置内部とのインターフェースを司り、外部のコンピュータからのデータの入出力を制御する。I/F303には、例えば、モデムやLANアダプタなどを採用することができる。
ディスクドライブ304は、CPU301の制御に従ってディスク305に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク305は、ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記憶する。ディスク305としては、例えば、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。
なお、鍵管理装置101は、上述した構成部のほかに、例えば、SSD(Solid State Drive)、キーボード、マウス、ディスプレイ等を有することにしてもよい。
(端末Tiのハードウェア構成例)
図4は、端末Tiのハードウェア構成例を示すブロック図である。図4において、端末Tiは、CPU401と、メモリ402と、ディスプレイ403と、入力装置404と、公衆網I/F405と、近距離無線I/F406と、を有する。また、各構成部はバス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、端末Tiの全体の制御を司る。メモリ402は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMがOSのプログラムを記憶し、ROMがアプリケーションプログラムを記憶し、RAMがCPU401のワークエリアとして使用される。メモリ402に記憶されるプログラムは、CPU401にロードされることで、コーディングされている処理をCPU401に実行させることになる。
ディスプレイ403は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。ディスプレイ403は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどを採用することができる。
入力装置404は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを有し、データの入力を行う。入力装置404は、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよく、また、キーボードやマウスなどであってもよい。
公衆網I/F405は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他の装置(例えば、鍵管理装置101)に接続される。そして、公衆網I/F405は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
近距離無線I/F406は、近距離無線ネットワークに接続され、近距離無線ネットワークを介して他の装置(例えば、他の端末Tj、ドア鍵開閉装置Mk)に接続される。そして、近距離無線I/F406は、近距離無線ネットワークと内部のインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。公衆網I/F405や近距離無線I/F406には、例えば、携帯通信モデムやネットワーク通信チップなどを採用することができる。
なお、端末Tiは、上述した構成部のほか、例えば、ディスクドライブ、ディスク、SSD、GPS(Global Positioning System)ユニット、各種センサ(加速度センサ、照度センサ、地磁気センサ、方位センサ、温度センサ、ジャイロセンサ等)、カメラなどを有することにしてもよい。図2に示した管理者端末201についても、端末Tiと同様のハードウェア構成により実現することができる。
(ドア鍵開閉装置Mkのハードウェア構成例)
図5は、ドア鍵開閉装置Mkのハードウェア構成例を示すブロック図である。図5において、ドア鍵開閉装置Mkは、CPU501と、メモリ502と、タッチセンサ503と、I/F504と、近距離無線I/F505と、を有する。また、各構成部はバス500によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU501は、ドア鍵開閉装置Mkの全体の制御を司る。メモリ502は、例えば、ROM、RAMおよびフラッシュROMなどを有する。具体的には、例えば、フラッシュROMがOSのプログラムを記憶し、ROMがアプリケーションプログラムを記憶し、RAMがCPU501のワークエリアとして使用される。メモリ502に記憶されるプログラムは、CPU501にロードされることで、コーディングされている処理をCPU501に実行させることになる。
タッチセンサ503は、ドアdkのドアノブ付近に設けられるタッチパネルP(図2参照)へのタッチ操作を検出する。例えば、タッチセンサ503は、静電容量方式のセンサである。
I/F504は、通信回線を通じてネットワーク210に接続され、ネットワーク210を介して他の装置(例えば、鍵管理装置101)に接続される。そして、I/F504は、ネットワーク210と内部のインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
近距離無線I/F505は、近距離無線ネットワークに接続され、近距離無線ネットワークを介して他の装置(例えば、端末Ti)に接続される。そして、近距離無線I/F505は、近距離無線ネットワークと内部のインターフェースを司り、他の装置からのデータの入出力を制御する。
なお、ドア鍵開閉装置Mkは、上述した構成部のほか、例えば、ディスクドライブ、ディスク、SSD、ディスプレイ、入力装置、カメラなどを有することにしてもよい。
(各種DB220,230,240の記憶内容)
つぎに、鍵管理装置101が有する各種DB220,230,240の記憶内容について説明する。各種DB220,230,240は、例えば、図3に示した鍵管理装置101のメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
図6は、契約者管理情報DB220の記憶内容の一例を示す説明図である。図6において、契約者管理情報DB220は、契約者番号、契約者個人情報、契約者デバイス情報、利用期間およびエリア情報のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、契約者管理情報(例えば、契約者管理情報600−1,600−2)がレコードとして記憶される。
契約者番号は、施設(ここでは、部屋A)の利用契約をした契約者を識別する識別情報である。契約者番号は、例えば、利用契約が成立した際に契約者に付与される。契約者個人情報は、契約者の個人情報であり、例えば、契約者の氏名、電話番号、メールアドレス、住所などである。契約者デバイス情報は、契約者の端末Tiを一意に識別する識別情報であり、例えば、契約者の端末Tiのシリアル番号(機体番号)である。
利用期間は、施設を利用可能な期間である。エリア情報は、利用契約をした施設を一意に識別する識別情報である。なお、エリア情報フィールドには、複数のエリア情報が登録可能である。すなわち、契約者が複数の施設の利用契約を結んだ場合には、利用契約した複数の施設それぞれのエリア情報が設定される。この際、施設ごとに利用期間が異なる場合、利用期間フィールドに、複数の施設それぞれの利用期間が設定される。
図7は、契約者別利用者登録情報DB230の記憶内容の一例を示す説明図である。図7において、契約者別利用者登録情報DB230は、契約者番号、利用者個人情報、利用者デバイス情報およびエリア情報のフィールドを有する。各フィールドに情報を設定することで、利用者登録情報(例えば、利用者登録情報700−1〜700−5)がレコードとして記憶される。
契約者番号は、施設(ここでは、部屋A)の利用契約をした契約者を識別する識別情報である。利用者個人情報は、契約者と施設を共用する一時利用者の個人情報であり、例えば、一時利用者の氏名、電話番号、メールアドレス、住所などである。利用者デバイス情報は、一時利用者の端末Tiを一意に識別する識別情報であり、例えば、一時利用者の端末Tiのシリアル番号(機体番号)である。エリア情報は、一時利用者が利用可能な施設を一意に識別する識別情報である。なお、エリア情報フィールドには、複数のエリア情報が登録可能である。
図8は、エリア管理情報DB240の記憶内容の一例を示す説明図である。図8において、エリア管理情報DB240は、エリア情報、ドア識別情報および鍵情報のフィールドを有し、各フィールドに情報を設定することで、エリア管理情報(例えば、エリア管理情報800−1〜800−3)をレコードとして記憶する。
エリア情報は、施設(ここでは、部屋A)を一意に識別する識別情報である。ドア識別情報は、施設に対応する設備(ここでは、ドアdk)を一意に識別する識別情報である。鍵情報は、設備の電子錠を解錠または施錠するための情報である。なお、部屋Aに複数のドアが設けられている場合には、部屋Aのドアごとのエリア管理情報が記憶される。例えば、部屋A2にはドアd2,d3が設けられているため、部屋A2のドアd2,d3ごとのエリア管理情報800−2,800−3が記憶される。
(鍵情報テーブル900の記憶内容)
つぎに、ドア鍵開閉装置Mkが有する鍵情報テーブル900の記憶内容について説明する。鍵情報テーブル900は、例えば、図5に示したドア鍵開閉装置Mkのメモリ502に記憶される。
図9は、鍵情報テーブル900の記憶内容の一例を示す説明図である。図9において、鍵情報テーブル900は、エリア情報とドア識別情報と鍵情報とを対応付けて記憶する。エリア情報は、ドア鍵開閉装置Mkが設けられた設備(ここでは、ドアdk)に対応する施設(ここでは、部屋A)を一意に識別する識別情報である。ドア識別情報は、ドア鍵開閉装置Mkが設けられた設備を一意に識別する識別情報である。鍵情報は、設備の電子錠を解錠または施錠するための情報である。
(各種テーブル1000,1100の記憶内容)
つぎに、端末Tiが有する各種テーブル1000,1100の記憶内容について説明する。各種テーブル1000,1100は、例えば、図4に示した端末Tiのメモリ402に記憶される。まず、契約者の端末Tiが有する契約者デバイステーブル1000の記憶内容について説明する。
図10は、契約者デバイステーブル1000の記憶内容の一例を示す説明図である。図10において、契約者デバイステーブル1000は、契約者番号と、契約者個人情報と、利用期間と、エリア情報とを対応付けて記憶する。
契約者番号は、施設(ここでは、部屋A)の利用契約をした契約者を識別する識別情報である。契約者個人情報は、契約者の個人情報である。利用期間は、施設を利用可能な期間である。エリア情報は、利用契約をした施設を一意に識別する識別情報である。なお、契約者が複数の施設の利用契約を結んだ場合には、利用契約した施設ごとのエリア情報や利用期間が設定される。
つぎに、一時利用者の端末Tiが有する利用者デバイステーブル1100の記憶内容について説明する。
図11は、利用者デバイステーブル1100の記憶内容の一例を示す説明図である。図11において、利用者デバイステーブル1100は、契約者番号と、利用者個人情報と、エリア情報とを対応付けて記憶する。
契約者番号は、施設(ここでは、部屋A)の利用契約をした契約者を識別する識別情報である。利用者個人情報は、一時利用者の個人情報である。エリア情報は、一時利用者が利用可能な施設を一意に識別する識別情報である。エリア情報として、複数の施設のエリア情報が設定可能である。
(鍵管理装置101の機能的構成例)
図12は、鍵管理装置101の機能的構成例を示すブロック図である。図12において、鍵管理装置101は、受付部1201と、登録部1202と、認証部1203と、送信処理部1204と、更新部1205と、を含む構成である。受付部1201〜更新部1205は制御部となる機能であり、具体的には、例えば、図3に示した鍵管理装置101のメモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶されたプログラムをCPU301に実行させることにより、または、I/F303により、その機能を実現する。各機能部の処理結果は、例えば、メモリ302、ディスク305などの記憶装置に記憶される。
受付部1201は、契約者登録依頼を受け付ける。ここで、契約者登録依頼とは、部屋Aの利用契約をした契約者の登録を依頼するものである。契約者登録依頼には、例えば、契約者番号、契約者個人情報、利用期間、エリア情報などが含まれる。契約者番号は、部屋Aの利用契約をした契約者の識別情報であり、例えば、利用契約が成立した際に契約者に付与される。
契約者個人情報は、契約者の氏名、電話番号、メールアドレス、住所などである。利用期間は、契約者が部屋Aを利用可能な期間である。エリア情報は、契約者が利用契約をした部屋Aの識別情報である。具体的には、例えば、受付部1201は、管理者端末201から契約者登録依頼を受信することにより、契約者登録依頼を受け付ける。
登録部1202は、契約者登録依頼を受け付けたことに応じて、契約者の契約者管理情報を登録する。具体的には、例えば、登録部1202は、契約者登録依頼に含まれる契約者のメールアドレスを用いて、契約者の端末Tiから契約者デバイス情報を取得する。契約者デバイス情報は、契約者の端末Tiを一意に識別する識別情報(例えば、シリアル番号)である。
そして、登録部1202は、取得した契約者デバイス情報を、契約者番号、契約者個人情報、利用期間およびエリア情報と対応付けて、契約者管理情報DB220(例えば、図6参照)に登録する。これにより、契約者の契約者管理情報を契約者管理情報DB220に新規登録することができる。
なお、契約者管理情報を登録する際の鍵管理システム200の動作例については、図15を用いて後述する。以下の説明では、契約者の端末を「契約者端末」と表記する場合がある。
また、受付部1201は、利用者登録依頼を受け付ける。ここで、利用者登録依頼とは、部屋Aの利用契約をした契約者を指定した、当該契約者と部屋Aを共用する一時利用者の登録を依頼するものである。利用者登録依頼には、例えば、契約者番号、利用者個人情報、エリア情報などが含まれる。契約者番号は、部屋Aの利用契約をした契約者の識別情報である。
利用者個人情報は、一時利用者の氏名、電話番号、メールアドレス、住所などである。エリア情報は、契約者が利用契約をした部屋Aの識別情報である。具体的には、例えば、受付部1201は、契約者端末Tiまたは管理者端末201から利用者登録依頼を受信することにより、利用者登録依頼を受け付ける。
登録部1202は、利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、一時利用者の利用者登録情報を登録する。具体的には、例えば、登録部1202は、契約者管理情報DB220を参照して、利用者登録依頼に含まれる契約者番号とエリア情報との組み合わせに対応する契約者管理情報が存在するか否かを判断する。
ここで、契約者管理情報が存在しない場合、登録部1202は、契約者が登録されていない旨のエラー通知を、利用者登録依頼の依頼元に送信する処理を行う。一方、契約者管理情報が存在する場合、登録部1202は、利用者登録依頼に含まれる一時利用者のメールアドレスを用いて、一時利用者の端末Tiから利用者デバイス情報を取得する。利用者デバイス情報は、一時利用者の端末Tiを一意に識別する識別情報である。
そして、登録部1202は、取得した利用者デバイス情報を、契約者番号、利用者個人情報およびエリア情報と対応付けて、契約者別利用者登録情報DB230(例えば、図7参照)に登録する。これにより、一時利用者の利用者登録情報を契約者別利用者登録情報DB230に新規登録することができる。
なお、利用者登録情報を登録する際の鍵管理システム200の動作例については、図16および図17を用いて後述する。以下の説明では、一時利用者の端末を「利用者端末」と表記する場合がある。
受付部1201は、端末Ti(契約者端末または利用者端末)からドアロック解錠要求を受け付ける。具体的には、例えば、受付部1201は、端末Tiからドアロック解錠要求を受信することにより、ドアロック解錠要求を受け付ける。ここで、ドアロック解錠要求とは、部屋Aに対応するドアdkの鍵要求に相当し、ドアdkの電子錠を解錠するための鍵情報Kkを要求するものである。
ドアロック解錠要求には、例えば、契約者番号、デバイス情報、エリア情報およびドア識別情報が含まれる。契約者番号は、部屋Aの利用契約をした契約者の識別情報である。デバイス情報は、ドアロック解錠要求元である端末Tiを一意に識別する識別情報(例えば、シリアル番号)である。エリア情報は、部屋Aを一意に識別する識別情報である。ドア識別情報は、部屋Aに対応するドアdkを一意に識別する識別情報である。
ドアロック解錠要求に含まれるエリア情報およびドア識別情報は、部屋Aに対応するドアdkのドアノブ付近に設けられたドア鍵開閉装置Mkから近距離無線通信により送信された情報である。これにより、部屋Aに対応するドアdkのドアノブ付近に存在する利用者の端末Tiからドアロック解錠要求を受け付けることができる。
認証部1203は、ドアロック解錠要求を受け付けたことに応じて、ドアロック解錠要求元である端末Tiを認証する。具体的には、例えば、まず、認証部1203は、契約者別利用者登録情報DB230から、ドアロック解錠要求に含まれる契約者番号とデバイス情報との組み合わせに対応する利用者登録情報を検索する。
なお、ドアロック解錠要求に含まれる契約者番号とデバイス情報との組み合わせに対応する利用者登録情報とは、契約者番号が契約者番号フィールドに設定され、かつ、デバイス情報が利用者デバイス情報に設定された利用者登録情報である。
ここで、利用者登録情報が検索された場合、認証部1203は、ドアロック解錠要求に含まれるエリア情報と、検索された利用者登録情報のエリア情報とが一致するか否かを判定する(エリア情報の照合)。そして、エリア情報が一致する場合、認証部1203は、ドアロック解錠要求元である端末Tiを認証する。一方、エリア情報が不一致の場合、認証部1203は、ドアロック解錠要求元である端末Tiを認証しない。
また、利用者登録情報が検索されなかった場合、認証部1203は、契約者管理情報DB220から、ドアロック解錠要求に含まれる契約者番号とデバイス情報との組み合わせに対応する契約者管理情報を検索する。なお、ドアロック解錠要求に含まれる契約者番号とデバイス情報との組み合わせに対応する契約者管理情報とは、契約者番号が契約者番号フィールドに設定され、かつ、デバイス情報が契約者デバイス情報に設定された契約者管理情報である。
ここで、契約者管理情報が検索された場合、認証部1203は、ドアロック解錠要求に含まれるエリア情報と、検索された契約者管理情報のエリア情報とが一致するか否かを判定する(エリア情報の照合)。そして、エリア情報が一致する場合、認証部1203は、ドアロック解錠要求元である端末Tiを認証する。一方、エリア情報が不一致の場合、認証部1203は、ドアロック解錠要求元である端末Tiを認証しない。
なお、ここでは、契約者別利用者登録情報DB230から利用者登録情報が検索されなかった場合に、契約者管理情報DB220から契約者管理情報を検索することにしたが、これに限らない。例えば、認証部1203は、契約者管理情報DB220から契約者管理情報が検索されなかった場合に、契約者別利用者登録情報DB230から利用者登録情報を検索することにしてもよい。
送信処理部1204は、ドアロック解錠要求元である端末Tiが認証された場合、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを、ドアロック解錠要求元である端末Ti、または、ドア鍵開閉装置Mkに送信する。具体的には、例えば、送信処理部1204は、図8に示したエリア管理情報DB240から、ドアロック解錠要求に含まれるエリア情報とドア識別情報との組み合わせに対応する鍵情報Kkを取得する。
そして、送信処理部1204は、取得した鍵情報Kkを、ドアロック解錠要求元である端末Ti、または、ドア鍵開閉装置Mkに送信する。鍵情報Kkの送信先を、ドアロック解錠要求元である端末Ti、または、ドア鍵開閉装置Mkのいずれにするかは、任意に設定可能である。
鍵情報Kkがドアロック解錠要求元である端末Tiに送信された場合、当該端末Tiにおいて、鍵情報Kkを用いて、ドアdkの電子錠を解錠する処理が行われる。なお、鍵情報Kkをドアロック解錠要求元である端末Tiに送信してドアdkの電子錠を解錠する際の鍵管理システム200の動作例については、図18を用いて後述する。
また、鍵情報Kkがドア鍵開閉装置Mkに送信された場合、当該ドア鍵開閉装置Mkにおいて、鍵情報Kkを用いて、ドアdkの電子錠を解錠する処理が行われる。なお、鍵情報Kkをドア鍵開閉装置Mkに送信してドアdkの電子錠を解錠する際の鍵管理システム200の動作例については、図19を用いて後述する。
また、送信処理部1204は、ドアロック解錠要求元である端末Tiが認証されなかった場合には、ドアロック解錠要求元が認証されなかった旨のエラー通知を、ドアロック解錠要求元である端末Tiに送信するエラー処理を行うことにしてもよい。これにより、ドアロック解錠要求元の利用者は、自身が利用できない部屋Aのドアdkを解錠しようとしていることに気付くことができる。
また、受付部1201は、利用者登録情報削除依頼を受け付ける。ここで、利用者登録情報削除依頼とは、契約者と部屋Aを共用する一時利用者のうちの特定の利用者の削除を依頼するものである。利用者登録情報削除依頼には、削除対象である特定の利用者を特定可能な情報、例えば、契約者番号、利用者個人情報、エリア情報等が含まれる。
具体的には、例えば、受付部1201は、契約者端末Tiまたは管理者端末201から利用者登録情報削除依頼を受信することにより、利用者登録情報削除依頼を受け付ける。なお、削除対象である特定の利用者の選択は、例えば、契約者端末Tiまたは管理者端末201に表示される後述の図13に示すような利用者管理画面1300において行われる。
また、登録部1202は、利用者登録情報削除依頼を受け付けたことに応じて、契約者別利用者登録情報DB230から特定の利用者の利用者登録情報を削除する。具体的には、例えば、登録部1202は、契約者別利用者登録情報DB230から、利用者登録情報削除依頼に含まれる契約者番号、利用者個人情報およびエリア情報の組み合わせに対応する利用者登録情報を削除する。
これにより、部屋Aの利用契約をした契約者の契約者番号と対応付けて契約者別利用者登録情報DB230に記憶された特定の利用者の利用者登録情報を削除することができ、それ以降、ドアdkの鍵情報Kkを送信しないようにすることができる。
なお、特定の利用者の利用者登録情報を削除する際の鍵管理システム200の動作例については、図21および図22を用いて後述する。
また、受付部1201は、契約者管理情報削除依頼を受け付ける。ここで、契約者管理情報削除依頼とは、部屋Aの利用契約をした特定の契約者の削除を依頼するものである。契約者管理情報削除依頼には、削除対象である特定の契約者を特定可能な情報、例えば、契約者番号が含まれる。
具体的には、例えば、受付部1201は、管理者端末201から契約者管理情報削除依頼を受信することにより、契約者管理情報削除依頼を受け付ける。なお、削除対象である特定の契約者の選択は、例えば、管理者端末201に表示される後述の図14に示すような契約者管理画面1400において行われる。
また、登録部1202は、契約者管理情報削除依頼を受け付けたことに応じて、契約者管理情報DB220から特定の契約者の契約者管理情報を削除するとともに、契約者別利用者登録情報DB230から特定の契約者に対応する一時利用者の利用者登録情報を削除する。具体的には、例えば、登録部1202は、契約者管理情報DB220から、契約者管理情報削除依頼に含まれる契約者番号に対応する契約者管理情報を削除する。また、登録部1202は、契約者別利用者登録情報DB230から、契約者管理情報削除依頼に含まれる契約者番号に対応する利用者登録情報を削除する。
これにより、特定の契約者の契約者管理情報を削除するとともに、特定の契約者に対応する一時利用者の利用者登録情報を削除することができ、それ以降、ドアdkの鍵情報Kkを送信しないようにすることができる。
なお、特定の契約者の契約者管理情報を削除する際の鍵管理システム200の動作例については、図23を用いて後述する。
また、登録部1202は、契約者管理情報DB220から、部屋Aの利用期間が経過した契約者管理情報を削除することにしてもよい。この場合、登録部1202は、契約者別利用者登録情報DB230から、利用期間が経過した契約者管理情報の契約者番号に対応する利用者登録情報を削除する。
これにより、部屋Aの利用期間が経過した契約者の契約者管理情報を削除するとともに、その契約者に対応する一時利用者の利用者登録情報を削除することができ、それ以降、ドアdkの鍵情報Kkを送信しないようにすることができる。
更新部1205は、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを更新する。具体的には、例えば、更新部1205は、部屋Aの利用契約が終了した場合に、エリア管理情報DB240内の部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを更新することにしてもよい。部屋Aの利用契約は、例えば、契約者管理情報削除依頼を受け付けたとき、あるいは、部屋Aの利用期間が経過したときに終了する。
また、送信処理部1204は、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkが更新された場合、更新後の鍵情報Kkをドア鍵開閉装置Mkに送信する。この結果、ドア鍵開閉装置Mkにおいて、更新後の鍵情報Kkが鍵情報テーブル900に上書きされる。これにより、部屋Aの利用契約が終了したことに応じて、その都度、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを更新することができる。
なお、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを更新する際の鍵管理システム200の動作例については、図24を用いて後述する。
上述した説明では、ドアロック解錠要求時に、ドアロック解錠要求元である端末Tiを認証してドアdkの鍵情報Kkを送信する場合について説明したが、ドアロック要求時も、同様の手順により、鍵情報Kkを送信することができる。具体的には、例えば、鍵管理装置101は、ドアロック要求時に、ドアロック要求元である端末Tiを認証してドアdkの鍵情報Kkを送信する。
(利用者管理画面1300の画面例)
つぎに、図13を用いて、契約者端末Tiまたは管理者端末201に表示される利用者管理画面1300の画面例について説明する。ここでは、契約者番号「C1」の契約者の契約者端末Tiのディスプレイ403に利用者管理画面1300が表示される場合を例に挙げて説明する。
図13は、利用者管理画面1300の画面例を示す説明図である。図13において、利用者管理画面1300は、削除対象の一時利用者を選択するための操作画面である。利用者管理画面1300には、契約者番号「C1」の契約者と部屋A1を共用する一時利用者の利用者個人情報およびエリア情報が表示されている。
利用者管理画面1300において、例えば、図4に示した入力装置404を用いた契約者の操作入力により、チェックボックス1301〜1303を選択することにより、削除対象の一時利用者を選択することができる。図13の例では、チェックボックス1303が選択されている。
また、利用者管理画面1300において、契約者の操作入力により、チェックボックス1303が選択された状態で、ボタン1310を選択すると、契約者端末Tiから鍵管理装置101に利用者登録情報削除依頼が送信される。この利用者登録情報削除依頼には、チェックボックス1303に対応する一時利用者を特定可能な情報、例えば、契約者番号、利用者個人情報、エリア情報等が含まれる。
これにより、契約者番号「C1」の契約者は、例えば、同行しているいずれかの一時利用者が急用で帰宅する必要が生じた場合などに、その一時利用者についての利用者登録情報削除依頼を契約者端末Tiから行うことができる。
(契約者管理画面1400の画面例)
つぎに、図14を用いて、管理者端末201に表示される契約者管理画面1400の画面例について説明する。
図14は、契約者管理画面1400の画面例を示す説明図である。図14において、契約者管理画面1400は、削除対象の契約者を選択するための操作画面である。契約者管理画面1400には、各契約者の契約者番号、契約者個人情報、利用期間およびエリア情報が表示されている。
契約者管理画面1400において、例えば、管理者の操作入力により、各契約者に対応するチェックボックス(例えば、チェックボックス1401,1402)を選択することにより、削除対象の契約者を選択することができる。図14の例では、チェックボックス1402が選択されている。
また、契約者管理画面1400において、管理者の操作入力により、チェックボックス1402が選択された状態で、ボタン1410を選択すると、管理者端末201から鍵管理装置101に契約者管理情報削除依頼が送信される。この契約者管理情報削除依頼には、チェックボックス1402に対応する契約者の契約者番号「C2」が含まれる。
これにより、管理者は、例えば、部屋Aの利用契約が終了した契約者についての契約者管理情報削除依頼を管理者端末201から行うことができる。
(鍵管理システム200の契約者登録時の動作例)
つぎに、図15を用いて、鍵管理システム200の契約者登録時の動作例について説明する。
図15は、鍵管理システム200の契約者登録時の動作例を示すシーケンス図である。図15のシーケンス図において、まず、管理者端末201は、鍵管理装置101に契約者登録依頼を送信する(ステップS1501)。契約者登録依頼には、契約者番号、契約者個人情報、利用期間およびエリア情報が含まれる。
鍵管理装置101は、管理者端末201から契約者登録依頼を受信すると、契約者登録依頼に含まれる契約者番号と契約者個人情報と利用期間とエリア情報とを対応付けて表す契約者管理情報を契約者管理情報DB220に登録する(ステップS1502)。この時点では、契約者管理情報の契約者デバイス情報は「null」である。
つぎに、鍵管理装置101は、契約者登録依頼に含まれる契約者のメールアドレスを用いて、契約者宛に契約者確認メールを送信する(ステップS1503)。契約者確認メールには、契約者番号が含まれる。契約者は、契約者端末Tiにおいて、契約者確認メールを参照して、契約者番号を確認することができる。この際、予め登録された契約者のID(identification)およびパスワードを用いて、契約者の本人確認を行うことにしてもよい。
そして、契約者端末Tiは、契約者による契約者番号の確認が完了すると、鍵管理装置101に契約者管理情報取得依頼を送信する(ステップS1504)。契約者管理情報取得依頼には、契約者番号が含まれる。
鍵管理装置101は、契約者管理情報取得依頼を受信すると、契約者管理情報DB220を参照して、契約者管理情報取得依頼に含まれる契約者番号に対応する契約者管理情報を契約者端末Tiに送信する(ステップS1505)。この契約者管理情報には、契約者番号、契約者個人情報、利用期間およびエリア情報が含まれる。
契約者端末Tiは、契約者管理情報を受信すると、契約者管理情報に含まれる契約者番号、契約者個人情報、利用期間およびエリア情報を、契約者デバイステーブル1000(例えば、図10参照)に保存する(ステップS1506)。契約者は、契約者端末Tiにおいて、契約者管理情報の内容を確認することができる。
そして、契約者端末Tiは、契約者による契約者管理情報の確認が完了すると、鍵管理装置101にデバイス情報登録依頼を送信する(ステップS1507)。このデバイス情報登録依頼には、契約者番号および契約者デバイス情報(例えば、契約者端末Tiのシリアル番号)が含まれる。
鍵管理装置101は、デバイス情報登録依頼を受信すると、デバイス情報登録依頼に含まれる契約者番号に対応する契約者管理情報DB220内の契約者管理情報に、デバイス情報登録依頼に含まれる契約者デバイス情報を設定する(ステップS1508)。そして、鍵管理装置101は、契約者端末Tiに登録完了通知を送信して(ステップS1509)、本シーケンス図による一連の処理を終了する。
これにより、部屋Aの利用契約をした契約者の契約者管理情報を新規登録することができる。なお、契約者は、契約者管理情報の登録完了後に、続けて一時利用者の登録を行うことにしてもよい。鍵管理システム200の一時利用者登録時の動作例については、図16を用いて後述する。
(鍵管理システム200の一時利用者登録時の動作例)
つぎに、図16および図17を用いて、鍵管理システム200の一時利用者登録時の動作例について説明する。まず、鍵管理装置101に対して契約者端末Tiから利用者登録依頼を行う場合について説明する。
図16は、鍵管理システム200の一時利用者登録時の第1の動作例を示すシーケンス図である。図16のシーケンス図において、まず、利用者端末Tjは、近距離無線通信により、契約者端末Tiに対して利用者個人情報を送信する(ステップS1601)。利用者個人情報には、一時利用者の氏名、電話番号、メールアドレス、住所などが含まれる。
契約者端末Tiは、利用者個人情報を受信すると、契約者デバイステーブル1000を参照して、鍵管理装置101に利用者登録依頼を送信する(ステップS1602)。利用者登録依頼には、利用者端末Tjから受信された利用者個人情報、および契約者デバイステーブル1000内の契約者番号とエリア情報が含まれる。
鍵管理装置101は、契約者端末Tiから利用者登録依頼を受信すると、利用者登録依頼に含まれる契約者番号と利用者個人情報とエリア情報とを対応付けて表す利用者登録情報を契約者別利用者登録情報DB230に登録する(ステップS1603)。この時点では、利用者登録情報の利用者デバイス情報は「null」である。
ただし、鍵管理装置101は、契約者管理情報DB220を参照して、利用者登録依頼に含まれる契約者番号とエリア情報との組み合わせに対応する契約者管理情報が存在しない場合には、契約者が登録されていない旨のエラー通知を契約者端末Tiに送信する。
つぎに、鍵管理装置101は、利用者登録依頼に含まれる一時利用者のメールアドレスを用いて、一時利用者宛に利用者確認メールを送信する(ステップS1604)。利用者確認メールには、利用者登録依頼に含まれる契約者番号とエリア情報とが含まれる。一時利用者は、利用者端末Tjにおいて、利用者確認メールを参照して、契約者番号を確認することができる。
そして、利用者端末Tjは、一時利用者による契約者番号の確認が完了すると、鍵管理装置101にデバイス情報登録依頼を送信する(ステップS1605)。このデバイス情報登録依頼には、契約者番号および利用者デバイス情報(例えば、利用者端末Tjのシリアル番号)が含まれる。
鍵管理装置101は、デバイス情報登録依頼を受信すると、一時利用者のメールアドレスおよびデバイス情報登録依頼に含まれる契約者番号に対応する契約者別利用者登録情報DB230内の利用者登録情報に、デバイス情報登録依頼に含まれる利用者デバイス情報を設定する(ステップS1606)。
そして、鍵管理装置101は、利用者端末Tjに登録完了通知を送信する(ステップS1607)。利用者端末Tjは、登録完了通知を受信すると、一時利用者の利用者個人情報と対応付けて、利用者確認メールに含まれる契約者番号とエリア情報を利用者デバイステーブル1100(例えば、図11参照)に保存して(ステップS1608)、本シーケンス図による一連の処理を終了する。
これにより、契約者端末Tiから、部屋Aの利用契約をした契約者と部屋Aを共用する一時利用者の利用者登録情報を新規登録することができる。
つぎに、鍵管理装置101に対して管理者端末201から利用者登録依頼を行う場合について説明する。
図17は、鍵管理システム200の一時利用者登録時の第2の動作例を示すシーケンス図である。図17のシーケンス図において、まず、管理者端末201は、鍵管理装置101に利用者登録依頼を送信する(ステップS1701)。利用者登録依頼には、契約者番号、利用者個人情報およびエリア情報が含まれる。なお、契約者番号、利用者個人情報およびエリア情報は、例えば、管理者端末201において管理者の操作により入力される。
鍵管理装置101は、管理者端末201から利用者登録依頼を受信すると、利用者登録依頼に含まれる契約者番号と利用者個人情報とエリア情報とを対応付けて表す利用者登録情報を契約者別利用者登録情報DB230に登録する(ステップS1702)。この時点では、利用者登録情報の利用者デバイス情報は「null」である。
ただし、鍵管理装置101は、契約者管理情報DB220を参照して、利用者登録依頼に含まれる契約者番号とエリア情報との組み合わせに対応する契約者管理情報が存在しない場合には、契約者が登録されていない旨のエラー通知を管理者端末201に送信する。
つぎに、鍵管理装置101は、利用者登録依頼に含まれる一時利用者のメールアドレスを用いて、一時利用者宛に利用者確認メールを送信する(ステップS1703)。利用者確認メールには、利用者登録依頼に含まれる契約者番号とエリア情報とが含まれる。一時利用者は、利用者端末Tjにおいて、利用者確認メールを参照して、契約者番号を確認することができる。
そして、利用者端末Tjは、一時利用者による契約者番号の確認が完了すると、鍵管理装置101にデバイス情報登録依頼を送信する(ステップS1704)。このデバイス情報登録依頼には、契約者番号および利用者デバイス情報(例えば、利用者端末Tjのシリアル番号)が含まれる。
鍵管理装置101は、デバイス情報登録依頼を受信すると、一時利用者のメールアドレスおよびデバイス情報登録依頼に含まれる契約者番号に対応する契約者別利用者登録情報DB230内の利用者登録情報に、デバイス情報登録依頼に含まれる利用者デバイス情報を設定する(ステップS1705)。
そして、鍵管理装置101は、利用者端末Tjに登録完了通知を送信する(ステップS1706)。利用者端末Tjは、登録完了通知を受信すると、一時利用者の利用者個人情報と対応付けて、利用者確認メールに含まれる契約者番号とエリア情報を利用者デバイステーブル1100に保存して(ステップS1707)、本シーケンス図による一連の処理を終了する。
これにより、管理者端末201から、部屋Aの利用契約をした契約者と部屋Aを共用する一時利用者の利用者登録情報を新規登録することができる。
(鍵管理システム200のドアロック解錠時の動作例)
つぎに、図18および図19を用いて、鍵管理システム200のドアロック解錠時の動作例について説明する。まず、ドアdkの鍵情報Kkを、鍵管理装置101からドア鍵開閉装置Mkに送信してドアdkの電子錠を解錠する場合について説明する。
図18は、鍵管理システム200のドアロック解錠時の第1の動作例を示すシーケンス図である。図18のシーケンス図において、まず、ドア鍵開閉装置Mkは、タッチセンサ503へのタッチ操作を検出する(ステップS1801)。タッチセンサ503へのタッチ操作は、例えば、端末Tiを有する利用者により行われる。
そして、ドア鍵開閉装置Mkは、タッチセンサ503へのタッチ操作を検出すると、近距離無線通信により、鍵情報テーブル900(例えば、図9参照)に記憶されたエリア情報とドア識別情報とを送信する(ステップS1802)。
端末Tiは、ドア鍵開閉装置Mkから送信されたエリア情報とドア識別情報とを受信すると、鍵管理装置101にドアロック解錠要求を送信する(ステップS1803)。ドアロック解錠要求には、契約者番号、デバイス情報、エリア情報およびドア識別情報が含まれる。
契約者番号は、端末Tiが契約者端末であれば、契約者デバイステーブル1000から特定される。一方、端末Tiが利用者端末であれば、契約者番号は、利用者デバイステーブル1100から特定される。デバイス情報は、ドアロック解錠要求元である端末Tiを一意に識別する識別情報(例えば、シリアル番号)である。エリア情報およびドア識別情報は、ドア鍵開閉装置Mkから受信したエリア情報およびドア識別情報である。
鍵管理装置101は、ドアロック解錠要求を受信すると、ドアロック解錠要求元である端末Tiの認証処理を実行する(ステップS1804)。なお、認証処理の具体的な処理手順については、図20のフローチャートを用いて後述する。
鍵管理装置101は、ドアロック解錠要求元である端末Tiが認証された場合、部屋Aのエリア情報およびドアdkのドア識別情報と対応付けて、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを、ドア鍵開閉装置Mkに送信する(ステップS1805)。
ドア鍵開閉装置Mkは、鍵情報Kkを受信すると、受信した鍵情報Kkが、鍵情報テーブル900内の鍵情報と一致するか否かの判定(鍵情報の照合)を行う(ステップS1806)。ドア鍵開閉装置Mkは、鍵情報Mkが一致する場合に、ドアdkの電子錠を解錠(ドアロック解錠)する(ステップS1807)。
そして、ドア鍵開閉装置Mkは、鍵管理装置101にドアロック解錠完了通知を送信して(ステップS1808)、本シーケンス図による一連の処理を終了する。これにより、部屋Aの利用契約をした契約者または当該契約者と部屋Aを共用する一時利用者であって、ドアdk付近に存在する利用者に、ドアdkの解錠権限を与えることができる。
なお、ドア鍵開閉装置Mkは、鍵情報Kkが、鍵情報テーブル900内の鍵情報と不一致の場合には、鍵情報が一致しない旨のエラー通知を鍵管理装置101(あるいは、ドアロック解錠要求元である端末Ti)に送信することにしてもよい。
つぎに、ドアdkの鍵情報Kkを、鍵管理装置101からドアロック解錠要求元である端末Tiに送信してドアdkの電子錠を解錠する場合について説明する。
図19は、鍵管理システム200のドアロック解錠時の第2の動作例を示すシーケンス図である。図19のシーケンス図において、まず、ドア鍵開閉装置Mkは、タッチセンサ503へのタッチ操作を検出する(ステップS1901)。そして、ドア鍵開閉装置Mkは、タッチセンサ503へのタッチ操作を検出すると、近距離無線通信により、鍵情報テーブル900に記憶されたエリア情報とドア識別情報とを送信する(ステップS1902)。
端末Tiは、ドア鍵開閉装置Mkから送信されたエリア情報とドア識別情報とを受信すると、鍵管理装置101にドアロック解錠要求を送信する(ステップS1903)。鍵管理装置101は、ドアロック解錠要求を受信すると、ドアロック解錠要求元である端末Tiの認証処理を実行する(ステップS1904)。なお、認証処理の具体的な処理手順については、図20のフローチャートを用いて後述する。
鍵管理装置101は、ドアロック解錠要求元である端末Tiが認証された場合、部屋Aのエリア情報およびドアdkのドア識別情報と対応付けて、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを、ドアロック解錠要求元である端末Tiに送信する(ステップS1905)。端末Tiは、鍵情報Kkを受信すると、近距離無線通信により、受信した鍵情報Kkを送信する(ステップS1906)。
ドア鍵開閉装置Mkは、近距離無線通信により鍵情報Kkを受信すると、受信した鍵情報Kkが、鍵情報テーブル900内の鍵情報と一致するか否かの判定(鍵情報の照合)を行う(ステップS1907)。ドア鍵開閉装置Mkは、鍵情報Mkが一致する場合、ドアdkの電子錠を解錠(ドアロック解錠)する(ステップS1908)。
そして、ドア鍵開閉装置Mkは、鍵管理装置101およびドアロック解錠要求元である端末Tiにドアロック解錠完了通知を送信して(ステップS1909)、本シーケンス図による一連の処理を終了する。これにより、部屋Aの利用契約をした契約者または当該契約者と部屋Aを共用する一時利用者であって、ドアdk付近に存在する利用者に、ドアdkの解錠権限を与えることができる。
なお、端末Tiは、ドアロック解錠完了通知を受信すると、自端末から鍵情報Kkを削除することにしてもよい。これにより、鍵情報Kkが使い回しされるのを防ぐことができる。
つぎに、図18に示したステップS1804および図19に示したステップS1904において実行される鍵管理装置101の認証処理の具体的な処理手順について説明する。
図20は、鍵管理装置101の認証処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。図20のフローチャートにおいて、まず、鍵管理装置101は、契約者別利用者登録情報DB230から、ドアロック解錠要求に含まれる契約者番号とデバイス情報との組み合わせに対応する利用者登録情報を検索する(ステップS2001)。
つぎに、鍵管理装置101は、利用者登録情報が検索されたか否かを判断する(ステップS2002)。ここで、利用者登録情報が検索された場合(ステップS2002:Yes)、鍵管理装置101は、ステップS2005に移行する。
一方、利用者登録情報が検索されなかった場合(ステップS2002:No)、鍵管理装置101は、契約者管理情報DB220から、ドアロック解錠要求に含まれる契約者番号とデバイス情報との組み合わせに対応する契約者管理情報を検索する(ステップS2003)。
つぎに、鍵管理装置101は、契約者管理情報が検索されたか否かを判断する(ステップS2004)。ここで、ステップS2004において、契約者管理情報が検索されなかった場合(ステップS2004:No)、ステップS2007に移行する。一方、契約者管理情報が検索された場合(ステップS2004:Yes)、鍵管理装置101は、ステップS2005に移行する。
そして、ステップS2005において、鍵管理装置101は、ドアロック解錠要求に含まれるエリア情報と、検索された利用者登録情報または契約者管理情報のエリア情報とが一致するか否かを判定する(ステップS2005)。
ここで、エリア情報が一致する場合(ステップS2005:Yes)、鍵管理装置101は、エリア管理情報DB240から、ドアロック解錠要求に含まれるエリア情報とドア識別情報との組み合わせに対応する鍵情報Kkを取得する(ステップS2006)。そして、鍵管理装置101は、認証処理を呼び出したステップに戻る。
一方、エリア情報が不一致の場合(ステップS2005:No)、鍵管理装置101は、エラー処理を実行して(ステップS2007)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。エラー処理は、例えば、ドアロック解錠要求元が認証されなかった旨のエラー通知を、ドアロック解錠要求元である端末Tiに送信する処理である。
これにより、ドアロック解錠要求元である端末Tiの利用者を認証することができる。例えば、一時利用者であれば、端末Tiのデバイス情報および部屋Aのエリア情報に対応する契約者(部屋Aの利用契約をした契約者を識別する契約者番号)が存在する場合に、一時利用者の正当性を認証することができる。また、契約者であれば、端末Tiのデバイス情報が部屋Aのエリア情報と対応付けて契約者管理情報DB220に登録されている場合に、契約者の正当性を認証することができる。
なお、鍵管理装置101は、ステップS2002において、利用者登録情報が検索された場合、契約者管理情報DB220を参照して、検索された利用者登録情報の契約者番号に対応する契約者管理情報の利用期間が経過しているか否かを判断してもよい。この場合、鍵管理装置101は、利用期間が経過していない場合に、ステップS2005に移行する。一方、利用期間が経過している場合には、鍵管理装置101は、ステップS2007に移行することにしてもよい。
また、鍵管理装置101は、ステップS2004において、契約者管理情報が検索された場合、検索された契約者管理情報の利用期間が経過しているか否かを判断してもよい。この場合、鍵管理装置101は、利用期間が経過していない場合に、ステップS2005に移行する。一方、利用期間が経過している場合には、鍵管理装置101は、ステップS2007に移行することにしてもよい。
(鍵管理システム200の一時利用者削除時の動作例)
つぎに、図21および図22を用いて、鍵管理システム200の一時利用者削除時の動作例について説明する。まず、鍵管理装置101に対して契約者端末Tiから利用者登録情報削除依頼を行う場合について説明する。
図21は、鍵管理システム200の一時利用者削除時の第1の動作例を示すシーケンス図である。図21のシーケンス図において、まず、契約者端末Tiは、鍵管理装置101に利用者登録情報取得依頼を送信する(ステップS2101)。利用者登録情報取得依頼は、契約者と部屋Aを共有する一時利用者の利用者登録情報の取得を要求するものである。利用者登録情報取得依頼には、契約者デバイステーブル1000に記憶された契約者番号が含まれる。
鍵管理装置101は、利用者登録情報取得依頼を受信すると、契約者別利用者登録情報DB230から、利用者登録情報取得依頼に含まれる契約者番号に対応する利用者登録情報を検索する(ステップS2102)。そして、鍵管理装置101は、検索した利用者登録情報を契約者端末Tiに送信する(ステップS2103)。
契約者端末Tiは、利用者登録情報を受信すると、受信した利用者登録情報に基づいて、図13に示したような利用者管理画面1300をディスプレイ403に表示する(ステップS2104)。そして、契約者端末Tiは、利用者管理画面1300において選択された削除対象となる一時利用者を特定可能な情報を含む利用者登録情報削除依頼を鍵管理装置101に送信する(ステップS2105)。
鍵管理装置101は、利用者登録情報削除依頼を受信すると、契約者別利用者登録情報DB230から、利用者登録情報削除依頼から特定される一時利用者の利用者登録情報を削除する(ステップS2106)。そして、鍵管理装置101は、契約者端末Tiおよび削除対象の一時利用者の利用者端末Tjに削除完了通知を送信する(ステップS2107)。
削除対象の一時利用者の利用者端末Tjは、削除完了通知を受信すると、利用者デバイステーブル1100の記憶内容を削除して(ステップS2108)、本シーケンス図による一連の処理を終了する。これにより、契約者端末Tiからの利用者登録情報削除依頼に応じて、一時利用者の利用者登録情報を削除して、それ以降は、その一時利用者の利用者端末Tjに鍵情報Kkを送信しないようにすることができる。
なお、鍵管理装置101は、契約者端末Tiから利用者登録情報取得依頼を受け付ける際に、予め登録された契約者のIDおよびパスワードを用いて、契約者の本人確認を行うことにしてもよい。
つぎに、鍵管理装置101に対して管理者端末201から利用者登録情報削除依頼を行う場合について説明する。
図22は、鍵管理システム200の一時利用者削除時の第2の動作例を示すシーケンス図である。図22のシーケンス図において、まず、管理者端末201は、鍵管理装置101に利用者登録情報取得依頼を送信する(ステップS2201)。利用者登録情報取得依頼には、例えば、管理者の操作入力により指定された契約者番号が含まれる。
鍵管理装置101は、利用者登録情報取得依頼を受信すると、契約者別利用者登録情報DB230から、利用者登録情報取得依頼に含まれる契約者番号に対応する利用者登録情報を検索する(ステップS2202)。そして、鍵管理装置101は、検索した利用者登録情報を管理者端末201に送信する(ステップS2203)。
管理者端末201は、利用者登録情報を受信すると、受信した利用者登録情報に基づいて、図13に示したような利用者管理画面1300をディスプレイ403に表示する(ステップS2204)。そして、管理者端末201は、利用者管理画面1300において選択された削除対象となる一時利用者を特定可能な情報を含む利用者登録情報削除依頼を鍵管理装置101に送信する(ステップS2205)。
鍵管理装置101は、利用者登録情報削除依頼を受信すると、契約者別利用者登録情報DB230から、利用者登録情報削除依頼から特定される一時利用者の利用者登録情報を削除する(ステップS2206)。そして、鍵管理装置101は、管理者端末201および削除対象の一時利用者の利用者端末Tjに削除完了通知を送信する(ステップS2207)。
削除対象の一時利用者の利用者端末Tjは、削除完了通知を受信すると、利用者デバイステーブル1100の記憶内容を削除して(ステップS2208)、本シーケンス図による一連の処理を終了する。これにより、管理者端末201からの利用者登録情報削除依頼に応じて、一時利用者の利用者登録情報を削除して、それ以降は、その一時利用者に鍵情報Kkを提供しないようにすることができる。
(鍵管理システム200の契約者削除時の動作例)
つぎに、図23を用いて、鍵管理システム200の契約者削除時の動作例について説明する。
図23は、鍵管理システム200の契約者削除時の動作例を示すシーケンス図である。図23のシーケンス図において、まず、管理者端末201は、鍵管理装置101に契約者管理情報取得依頼を送信する(ステップS2301)。
鍵管理装置101は、契約者管理情報取得依頼を受信すると、契約者管理情報DB220から、契約者管理情報を取得する(ステップS2302)。そして、鍵管理装置101は、取得した契約者管理情報を管理者端末201に送信する(ステップS2303)。
管理者端末201は、契約者管理情報を受信すると、受信した契約者管理情報に基づいて、図14に示したような契約者管理画面1400を表示する(ステップS2304)。そして、管理者端末201は、契約者管理画面1400において選択された削除対象となる契約者の契約者番号を含む契約者管理情報削除依頼を鍵管理装置101に送信する(ステップS2305)。
鍵管理装置101は、契約者管理情報削除依頼を受信すると、契約者管理情報DB220から、契約者管理情報削除依頼に含まれる契約者番号に対応する契約者管理情報を削除する(ステップS2306)。つぎに、鍵管理装置101は、契約者別利用者登録情報DB230から、契約者管理情報削除依頼に含まれる契約者番号に対応する利用者登録情報を削除する(ステップS2307)。
そして、鍵管理装置101は、管理者端末201、契約者端末Tiおよび利用者端末Tjに削除完了通知を送信する(ステップS2308)。送信先の契約者端末Tiは、ステップS2306において削除した契約者管理情報から特定される。また、送信先の利用者端末Tjは、ステップS2307において削除された利用者登録情報から特定される。
各端末Ti,Tj(契約者端末Tiまたは利用者端末Tj)は、削除完了通知を受信すると、各テーブル1000,1100(契約者デバイステーブル1000または利用者デバイステーブル1100)の記憶内容を削除して(ステップS2309)、本シーケンス図による一連の処理を終了する。
これにより、管理者端末201からの契約者管理情報削除依頼に応じて、契約者の契約者管理情報および一時利用者の利用者登録情報を削除して、それ以降は、その契約者および一時利用者に鍵情報Kkを提供しないようにすることができる。
(鍵管理システム200の鍵情報更新時の動作例)
つぎに、図24を用いて、鍵管理システム200の鍵情報更新時の動作例について説明する。ここでは、図23に示したステップS2306において契約者管理情報が削除されたことに応じて、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを更新する場合について説明する。
図24は、鍵管理システム200の鍵情報更新時の動作例を示すシーケンス図である。図24のシーケンス図において、まず、鍵管理装置101は、ステップS2306において削除された契約者管理情報のエリア情報を特定する(ステップS2401)。つぎに、鍵管理装置101は、特定したエリア情報に対応するエリア管理情報DB240内の各ドアdkの鍵情報Kkを更新する(ステップS2402)。
そして、鍵管理装置101は、更新後の鍵情報Kkをドア鍵開閉装置Mkに送信する(ステップS2403)。ドア鍵開閉装置Mkは、更新後の鍵情報Kkを受信すると、受信した更新後の鍵情報Kkを鍵情報テーブル900に上書きする(ステップS2404)。そして、ドア鍵開閉装置Mkは、鍵管理装置101に更新完了通知を送信して(ステップS2405)、本シーケンス図による一連の処理を終了する。
これにより、契約者管理情報が削除されたことに応じて、その契約者管理情報のエリア情報から特定される部屋Aの各ドアdkの鍵情報Kkを更新することができる。
以上説明したように、実施の形態にかかる鍵管理装置101によれば、部屋Aの契約者を指定した一時利用者の利用者登録依頼を受け付けることができる。また、鍵管理装置101によれば、利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、一時利用者の利用者端末Tjのデバイス情報および部屋Aのエリア情報を、指定された契約者の契約者番号と対応付けて、契約者別利用者登録情報DB230に登録することができる。
これにより、部屋Aの利用契約をした契約者と部屋Aを共用する他の利用者を、一時利用者として登録することができる。
また、鍵管理装置101によれば、端末Tiからドアロック解錠要求を受け付けたことに応じて、ドアロック解錠要求に含まれる端末Tiのデバイス情報および部屋Aのエリア情報が、部屋Aの利用契約をした契約者の契約者番号と対応付けて契約者別利用者登録情報DB230に登録されている場合に、端末Tiを認証することができる。ここで、ドアロック解錠要求に含まれる部屋Aのエリア情報は、部屋Aに対応するドアdkに設けられたドア鍵開閉装置Mkから近距離無線通信により送信された情報である。そして、鍵管理装置101によれば、端末Tiを認証した場合に、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを、端末Ti、または、ドア鍵開閉装置Mkに送信することができる。
これにより、部屋Aに対応するドアdkの近傍に存在するドアロック解錠要求元である端末Tiが、部屋Aの利用契約をした契約者と部屋Aを共用する一時利用者の利用者端末として認証できれば、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを提供することができる。
また、鍵管理装置101によれば、利用者登録依頼に含まれる一時利用者のメールアドレスを用いて、利用者端末Tiからデバイス情報を取得することができる。これにより、利用者端末Tiのデバイス情報(例えば、シリアル番号)を利用者端末Tiから直接取得することができ、他のコンピュータ(例えば、契約者端末)を介して取得する場合に比べてセキュリティを高めることができる。
また、鍵管理装置101によれば、契約者端末Tiまたは管理者端末201から利用者登録依頼を受け付けることができる。これにより、部屋Aの利用契約をした契約者の契約者端末Ti、または、部屋Aを管理する管理者の管理者端末201のいずれからでも一時利用者の登録を行うことができ、一時利用者登録時の利便性を向上させることができる。
また、鍵管理装置101によれば、契約者管理情報DB220を参照して、利用者登録依頼に含まれる契約者番号とエリア情報との組み合わせに対応する契約者管理情報が存在するか否かを判断することができる。そして、鍵管理装置101によれば、契約者管理情報が存在する場合に、一時利用者の利用者端末Tjのデバイス情報および部屋Aのエリア情報を、契約者の契約者番号と対応付けて、契約者別利用者登録情報DB230に登録することができる。
これにより、利用者登録依頼によって指定された契約者の正当性が確認できれば、部屋Aの利用契約を結んでいない他の利用者についても、契約者と部屋Aを共用する一時利用者として登録することができる。換言すれば、利用者登録依頼によって指定された契約者の正当性が確認できなければ、一時利用者の登録を行わないようにすることができる。
また、鍵管理装置101によれば、ドアロック解錠要求に含まれる端末Tiのデバイス情報が契約者デバイス情報として、ドアロック解錠要求に含まれる部屋Aのエリア情報と対応付けて契約者管理情報DB220に登録されている場合に、端末Tiを認証することができる。
これにより、部屋Aに対応するドアdkの近傍に存在するドアロック解錠要求元である端末Tiが、部屋Aの利用契約をした契約者の契約者端末として認証できれば、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを提供することができる。また、ドアロック解錠要求に含まれる端末Tiのデバイス情報から一時利用者を特定することができるため、利用者ごとの鍵情報Kkの使用履歴を記録することができる。
また、鍵管理装置101によれば、エリア情報およびドア識別情報を含むドアロック解錠要求を受け付けることができる。これにより、部屋Aに複数のドアが設けられていても、どのドアの鍵要求なのかを判別することができる。
また、鍵管理装置101によれば、契約者端末Tiからの利用者登録情報削除依頼を受け付けたことに応じて、契約者別利用者登録情報DB230から、利用者登録情報削除依頼から特定される一時利用者の利用者登録情報を削除することができる。これにより、契約者の契約者端末Tiから、特定の利用者(一時利用者)についての部屋Aのドアdkの解錠権限を解除することができる。
また、鍵管理装置101によれば、部屋Aの利用契約が終了した場合、部屋Aに対応するドアdkの鍵情報Kkを更新して、更新後の鍵情報Kkを、ドア鍵開閉装置Mkに送信することができる。これにより、部屋Aの利用契約が終了したことに応じて、ドアdkの鍵情報Kkを書き換えることができ、提供済みの鍵情報を使えないようにしてセキュリティを向上させることができる。
これらのことから、鍵管理装置101によれば、物理的な鍵やカードキーを用いることなく、部屋Aの利用契約をした契約者および一時利用者に、部屋Aに対応するドアdkの解錠権限を与えることができ、利用者の利便性を向上させることができる。また、部屋Aを使用する人数分の物理的な鍵やカードキーを予め用意するといったことが必要なくなるため、管理コストを抑えることができる。
なお、本実施の形態で説明した鍵管理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本鍵管理プログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、本鍵管理プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)施設の利用契約をした契約者を指定した、前記契約者と前記施設を共用する他の利用者の利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、前記他の利用者の端末の識別情報を取得して、前記他の利用者の端末の識別情報および前記施設の識別情報を、前記契約者の識別情報と対応付けて記憶部に登録する処理と、
第1の端末から第1の施設に対応する設備の鍵要求を受け付けたことに応じて、前記鍵要求に含まれる前記第1の端末の識別情報および前記第1の施設の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録されている場合に、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末に送信する処理と、
をコンピュータが実行することを特徴とする鍵管理方法。
(付記2)前記第1の施設の識別情報は、前記設備に設けられた当該設備の電子錠を制御する制御装置から近距離無線通信により送信された情報であり、
前記送信する処理は、
前記第1の端末の識別情報および前記第1の施設の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録されている場合に、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末または前記制御装置に送信する、ことを特徴とする付記1に記載の鍵管理方法。
(付記3)前記利用者登録依頼には、前記他の利用者のメールアドレスが含まれており、
前記登録する処理は、
前記利用者登録依頼に含まれる前記他の利用者のメールアドレスを用いて、前記他の利用者の端末から、前記他の利用者の端末の識別情報を取得する、ことを特徴とする付記1または2に記載の鍵管理方法。
(付記4)前記利用者登録依頼は、前記契約者の端末、または、前記施設の管理者の端末から受け付ける、ことを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の鍵管理方法。
(付記5)前記記憶部は、さらに、施設の利用契約をした契約者の識別情報を、前記施設の識別情報と対応付けて記憶しており、
前記登録する処理は、
前記利用者登録依頼によって指定された契約者の識別情報が、前記利用者登録依頼に含まれる施設の識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶されている場合に、前記他の利用者の端末の識別情報および前記施設の識別情報を、前記契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録する、ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の鍵管理方法。
(付記6)前記送信する処理は、
前記第1の端末の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の端末の識別情報として、前記第1の施設の識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶されている場合には、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末に送信する、ことを特徴とする付記5に記載の鍵管理方法。
(付記7)前記施設の識別情報は、前記施設を一意に識別する識別情報と、前記施設に対応する設備を一意に識別する識別情報とを含む、ことを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の鍵管理方法。
(付記8)前記コンピュータが、
前記契約者の端末から特定の利用者の削除依頼を受け付けたことに応じて、前記契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶された前記特定の利用者の端末の識別情報を削除する、処理を実行することを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の鍵管理方法。
(付記9)前記コンピュータが、
前記第1の施設の利用契約が終了した場合、前記設備の鍵情報を更新して、更新後の鍵情報を、前記設備の電子錠を制御する制御装置に送信する、処理を実行することを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の鍵管理方法。
(付記10)施設の利用契約をした契約者を指定した、前記契約者と前記施設を共用する他の利用者の利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、前記他の利用者の端末の識別情報を取得して、前記他の利用者の端末の識別情報および前記施設の識別情報を、前記契約者の識別情報と対応付けて記憶部に登録する処理と、
第1の端末から第1の施設に対応する設備の鍵要求を受け付けたことに応じて、前記鍵要求に含まれる前記第1の端末の識別情報および前記第1の施設の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録されている場合に、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末に送信する処理と、
をコンピュータに実行させることを特徴とする鍵管理プログラム。
(付記11)施設の利用契約をした契約者を指定した、前記契約者と前記施設を共用する他の利用者の利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、前記他の利用者の端末の識別情報を取得して、前記他の利用者の端末の識別情報および前記施設の識別情報を、前記契約者の識別情報と対応付けて記憶部に登録する処理と、
第1の端末から第1の施設に対応する設備の鍵要求を受け付けたことに応じて、前記鍵要求に含まれる前記第1の端末の識別情報および前記第1の施設の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録されている場合に、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末に送信する処理と、
を行う制御部を有することを特徴とする鍵管理装置。
101 鍵管理装置
102,103,T1〜Tn,Ti,Tj 端末
110 記憶部
120 施設
131,132 利用者
140 利用者登録依頼
150 設備
160 鍵要求
170,Kk 鍵情報
200 鍵管理システム
201 管理者端末
210 ネットワーク
220 契約者管理情報DB
230 契約者別利用者登録情報DB
240 エリア管理情報DB
900 鍵情報テーブル
1000 契約者デバイステーブル
1100 利用者デバイステーブル
1201 受付部
1202 登録部
1203 認証部
1204 送信処理部
1205 更新部
1300 利用者管理画面
1400 契約者管理画面

Claims (8)

  1. 施設の利用契約をした契約者を指定した、前記契約者と前記施設を共用する他の利用者の利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、前記他の利用者の端末の識別情報を取得して、前記他の利用者の端末の識別情報および前記施設の識別情報を、前記契約者の識別情報と対応付けて記憶部に登録する処理と、
    第1の端末から第1の施設に対応する設備の鍵要求を受け付けたことに応じて、前記鍵要求に含まれる前記第1の端末の識別情報および前記第1の施設の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録されている場合に、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末に送信する処理と、
    をコンピュータが実行することを特徴とする鍵管理方法。
  2. 前記第1の施設の識別情報は、前記設備に設けられた当該設備の電子錠を制御する制御装置から近距離無線通信により送信された情報であり、
    前記送信する処理は、
    前記第1の端末の識別情報および前記第1の施設の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録されている場合に、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末または前記制御装置に送信する、ことを特徴とする請求項1に記載の鍵管理方法。
  3. 前記利用者登録依頼には、前記他の利用者のメールアドレスが含まれており、
    前記登録する処理は、
    前記利用者登録依頼に含まれる前記他の利用者のメールアドレスを用いて、前記他の利用者の端末から、前記他の利用者の端末の識別情報を取得する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の鍵管理方法。
  4. 前記利用者登録依頼は、前記契約者の端末、または、前記施設の管理者の端末から受け付ける、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の鍵管理方法。
  5. 前記記憶部は、さらに、施設の利用契約をした契約者の識別情報を、前記施設の識別情報と対応付けて記憶しており、
    前記登録する処理は、
    前記利用者登録依頼によって指定された契約者の識別情報が、前記利用者登録依頼に含まれる施設の識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶されている場合に、前記他の利用者の端末の識別情報および前記施設の識別情報を、前記契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の鍵管理方法。
  6. 前記送信する処理は、
    前記第1の端末の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の端末の識別情報として、前記第1の施設の識別情報と対応付けて前記記憶部に記憶されている場合には、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末に送信する、ことを特徴とする請求項5に記載の鍵管理方法。
  7. 施設の利用契約をした契約者を指定した、前記契約者と前記施設を共用する他の利用者の利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、前記他の利用者の端末の識別情報を取得して、前記他の利用者の端末の識別情報および前記施設の識別情報を、前記契約者の識別情報と対応付けて記憶部に登録する処理と、
    第1の端末から第1の施設に対応する設備の鍵要求を受け付けたことに応じて、前記鍵要求に含まれる前記第1の端末の識別情報および前記第1の施設の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録されている場合に、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末に送信する処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする鍵管理プログラム。
  8. 施設の利用契約をした契約者を指定した、前記契約者と前記施設を共用する他の利用者の利用者登録依頼を受け付けたことに応じて、前記他の利用者の端末の識別情報を取得して、前記他の利用者の端末の識別情報および前記施設の識別情報を、前記契約者の識別情報と対応付けて記憶部に登録する処理と、
    第1の端末から第1の施設に対応する設備の鍵要求を受け付けたことに応じて、前記鍵要求に含まれる前記第1の端末の識別情報および前記第1の施設の識別情報が、前記第1の施設の利用契約をした契約者の識別情報と対応付けて前記記憶部に登録されている場合に、前記設備の鍵情報を、前記第1の端末に送信する処理と、
    を行う制御部を有することを特徴とする鍵管理装置。
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