JP2018123645A - 天井ボード施工支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】大型化することを抑制しながら天井ボードの施工を支援できる施工ロボットを提供すること。【解決手段】施工支援システム10は、第1施工ロボット11と、第2施工ロボット12と、制御部と、を備えている。第1施工ロボット11は、自走装置22と、位置検出装置21と、第1天井状態検出部32と、ボード支持部31と、回転装置23と、昇降装置24と、を備える。第2施工ロボット12は、自走装置22と、位置検出装置21と、第2天井状態検出部42と、ビス打ち部41と、回転装置23と、昇降装置24と、を備える。制御部は、各位置検出装置21から各施工ロボット11、12の座標位置を取得し、当該座標位置に基づいて自走装置22の移動を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、野縁に天井ボードを固定する施工作業を支援する天井ボード施工支援システムに関する。
建築物の室内の天井を構成する部材となる天井ボードとして、石膏ボードが用いられている。例えば、厚さ12.5×幅900×縦1800mmの寸法を有する石膏ボードは、十数キログラムの重量を有する。1枚の石膏ボードを野縁に取り付ける施工は、一般的に1から2名の作業者によって行われている。
天井ボードの施工では、次のような作業が必要である。作業者は、脚立等を利用して高所で作業を行うと共に、高所から床まで昇降する。作業者は、重量物である天井ボードを把持し、運搬する。作業者は、高所において天井ボードを野縁に向けて持ち上げ、上向き姿勢を維持しながら天井ボードを保持して位置合わせする。作業者は、上向き姿勢において天井ボードを保持しながら、天井ボードへのビス打ちを繰り返す。また、作業者は、次に取り付けられる天井ボードの寸法を決めるために、高所において天井ボードが取り付けられる場所の寸法を採寸し、採寸された寸法を天井ボードの原板に書き写す。さらに、作業者は、天井ボードの原板を切断加工して、採寸された寸法に合った天井ボードを作成する。
天井ボードの施工を補助するために、補助具を利用することも行われている。補助具は、例えば、天井ボードを天井まで持ち上げる装置(エアリフター、例えば、MAX社製:AL2500)、及び、持ち上げた天井ボードを支える器具(通称とんぼ、例えば、伊藤製作所製:123 プッシュポール)である。
また、天井ボードの施工を行う内装工事用ロボットの一例が、特許文献1に開示されている。この内装工事用ロボットは、天井ボードの施工に関する作業として、天井ボードの搬送、天井ボードの持ち上げ、及び天井ボードへのネジ締めを実行できる。
特開平3−96567
天井ボードの施工は、高所での作業、上向きの姿勢での重量物の持ち上げ、ビス打ち作業の繰り返しを必要とする。天井ボードの施工は、作業者にとって身体的な負担が大きな作業である。また、天井ボードの施工は、施工箇所の採寸、採寸された寸法の書き写し、採寸された寸法にあった天井ボードの切断加工を必要とする。つまり、天井ボードの施工は、いわゆる技能者ならではの緻密な作業を含んでいる。そのため、作業者には、身体的に大きな負担に耐えるだけの身体能力だけでなく、技能者としての能力が要求されている。また、社会的背景として、天井ボードの施工を担当する作業者が高齢化し、このような施工を担当する新規参入者が減少している。そのため、作業者の人口の減少が危惧されている。
現在流通している補助具等は、天井ボードの持ち上げ又は天井ボードの保持を支援する機能を有しているが、作業者の負担を根本的に低減するものではない。
また、特許文献1に開示される内装工事用ロボットは、天井ボードの搬送、天井ボードの持ち上げ、及び天井ボードへのネジ締めの機能を有するため、大型化している。そのため、このような内装工事用ロボットは、施工場所となる室内への進入ができない場合も考えられる。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大型化することを抑制しながら天井ボードの施工を支援できる施工ロボットを提供することである。
(1) 本発明に係る天井ボード施工支援システムによれば、複数の施工ロボットと、上記複数の施工ロボットを制御する制御部と、を備えている天井ボード施工支援システムであって、上記各施工ロボットは、施工エリア内の床を自走可能な自走装置と、上記自走装置の床における座標位置を検出する位置検出装置と、複数の作業部の少なくとも1つと、を備えており、上記複数の作業部は、天井の状態を検出する天井状態検出部と、天井ボードを支持するボード支持部と、ビスを打つビス打ち部と、を含んでおり、上記各作業部は、上記複数の施工ロボットのいずれかに備えられており、上記制御部は、上記各位置検出装置から上記各施工ロボットの座標位置を取得し、当該座標位置に基づいて上記自走装置の移動を制御する。
上記構成によれば、天井状態検出部により天井の状態が検出されるので、天井の状態を作業者は把握できる。したがって、作業者は、天井の状態に合わせて、天井ボードを加工できる。ボード支持部により天井ボードが持ち上げられ且つ支持されるので、作業者の負担が軽減される。ビス打ち部によりビス打ちが行われるので、作業者の負担が軽減される。天井ボード施工支援システムが、天井状態検出部、ボード支持部、及びビス打ち部を備えるので、天井ボードの施工が実行可能である。天井状態検出部、ボード支持部、及びビス打ち部が、複数の施工ロボットに分散して設けられているので、各施工ロボットが小型化される。制御装置が各施工ロボットの自己位置に基づいて各施工ロボットの移動を制御するので、各施工ロボットが連携して動作できる。
(2) 好ましくは、上記複数の施工ロボットは、第1施工ロボット及び第2施工ロボットであり、上記第1施工ロボットは、上記天井状態検出部及び上記ボード支持部を備えており、上記第2施工ロボットは、上記天井状態検出部及び上記ビス打ち部を備えている。
上記構成によれば、第1施工ロボット及び第2施工ロボットの双方が天井状態検出部を備えているので、第1施工ロボット及び第2施工ロボットのいずれも天井の状態を検出できる。
(3) 好ましくは、上記制御部は、上記第1施工ロボットの上記ボード支持部が支持する上記天井ボードに対して、上記第2施工ロボットの上記ビス打ち部によってビス打ちを行い、複数のビス位置の一部にビス打ちを行った後、上記第1施工ロボットを上記天井ボードから離れるように移動させる。
上記構成によれば、第2施工ロボットがビス位置の一部にビス打ちを行った後、第1施工ロボットが天井ボードから離れる。仮固定が完了するとビス打ちの邪魔となる第1施工ロボットが退避するので、効率的にビス打ち作業が実行される。
(4) 好ましくは、上記各施工ロボットは、上記作業部を昇降させる昇降装置を備えている。
(5) 好ましくは、上記各施工ロボットは、上記作業部を回転させる回転装置を備えている。
(6) 好ましくは、上記天井状態検出部は、距離センサと、当該距離センサを移動させる移動装置と、を備えており、上記制御部は、上記ビス打ち部にビス打ちを行わせた後に、上記距離センサを上記天井ボードとの距離が一定となるように移動させつつ当該ビス打ちを行ったビスまでの距離を検出し、当該距離センサの検出結果に基づいて、当該ビスの状態を判定する。
上記構成によれば、天井状態検出部が距離センサ及び移動装置を備えているので、制御部は、天井状態検出部によって検出された検出結果に基づいて、ビスの状態を検出できる。
(7) 好ましくは、上記天井状態検出部は、天井の画像を撮像する撮像装置を備えている。
上記構成によれば、天井状態検出部が撮像装置を備えているので、天井の画像に基づいて天井の状態に関する情報が得られる。
(8) 好ましくは、上記天井ボードには予めビス位置がマーキングされており、上記ビス打ち部は、ビスを打つビス打ち機と、上記ビス打ち装置を移動させる移動装置と、を備えており、上記制御部は、上記撮像装置から取得した画像情報に基づいて上記ビス位置を検出し、上記ビス打ち部の上記移動装置を動作して、検出された上記ビス位置に対応する位置に上記ビス打ち機を移動させる。
上記構成によれば、制御装置がビス位置を検出し、ビス位置に対応する位置にビス打ち機を移動させるので、ビス打ち作業が自動的に実行される。そのため、作業者の負担が軽減される。
(9) 好ましくは、上記制御部は、上記撮像装置から取得した画像情報及び上記天井までの距離情報に基づいて、既に野縁に固定された第1天井ボードの第1端位置と、上記ボード支持部に支持された第2天井ボードの第2端位置を判定し、上記自走装置を動作して、当該第1端位置と当該第2端位置に基づいて上記ボード支持部を移動させる。
上記構成によれば、制御装置がボード支持部を制御して天井ボードの位置合わせを実行するので、作業者自らが天井ボードの位置合わせをする必要がない。そのため、作業者の負担が軽減される。
(10) 好ましくは、上記施工エリア内に設置されて位置基準を示す基準装置を更に備えており、上記位置検出装置は、上記基準装置から取得した位置基準に基づいて上記座標位置を検出する。
(11) 好ましくは、入力部及びディスプレイを有する入出力装置を更に具備しており、上記制御部は、上記入力部から入力された施工箇所において上記天井ボードが施工されるように、上記各施工ロボットの上記自走装置及び上記作業部を制御する。
上記構成によれば、入出力装置に施工箇所が入力されると、この施工箇所における天井ボードの施工が自動的に実行されるので、作業者の負担が軽減される。
(12) 好ましくは、上記制御部は、上記撮像装置から取得した画像情報及び上記天井までの距離情報に基づいて、上記天井の画像及び上記画像の縮尺情報を上記ディスプレイに表示させる。
上記構成によれば、天井の画像及びその縮尺情報がディスプレイに表示されるので、天井部分に含まれる要素の寸法の情報が得られる。
(13) 好ましくは、上記制御部は、上記入力部から入力された緊急停止指令に基づいて、上記各施工ロボットの上記自走装置及び上記作業部の駆動を停止させる。
上記構成によれば、入出力装置から緊急停止指令が入力されると、各施工ロボットの駆動が停止するので、作業者は、異常発生により不良な施工作業が継続されることを防止できる。
本発明によれば、大型化することを抑制しながら天井ボードの施工を支援できる施工ロボットが提供される。
図1は、本実施形態に係る天井ボード施工支援システム10の全体図である。 図2は、本実施形態に係る天井ボード施工支援システム10のブロック図である。 図3は、本実施形態に係る第1施工ロボット11を示す斜視図である。 図4は、本実施形態に係る第2施工ロボット12を示す斜視図である。 図5は、本実施形態に係るタブレット14を示す斜視図である。 図6は、本実施形態に係る施工支援システム10の制御フローを示す図である。 図7は、本実施形態に係る施工支援システム10の制御フローを示す図である。 図8は、本実施形態に係る施工支援システム10の制御フローを示す図である。 図9は、本実施形態に係るビス位置65がマーキングされた天井ボード15を示す図である。 図10は、本実施形態に係る施工支援システム10の作業状態を示す図である。 図11は、本実施形態に係る施工支援システム10の作業状態を示す図である。 図12は、本実施形態に係る施工支援システム10の作業状態を示す図である。 図13は、本実施形態に係る施工支援システム10の作業状態を示す図である。 図14は、本実施形態に係る施工支援システム10の作業状態を示す図である。 図15は、本実施形態に係る施工支援システム10の作業状態を示す図である。 図16は、本実施形態に係る施工支援システム10の作業状態を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態が説明される。なお、各実施形態は、本発明の一実施態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更できることは言うまでもない。
[本実施形態に係る天井ボード施工支援システム10]
図1に示されるように、本実施形態に係る天井ボード施工支援システム(以下、施工支援システム)10は、第1施工ロボット11と、第2施工ロボット12と、マーカー13と、タブレット14(図2、図5、入出力装置の一例)と、制御部(2つの下制御装置25、2つの上制御装置33、43)と、を備えている。本実施形態では、この制御部は、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12内に配置されている。施工支援システム10は、施工エリア内、例えば、建物において柱及び壁によって区画された室内で使用される。本実施形態では、施工エリアは、建物の室内100である。室内100は、床101、柱102、及び天井部分110を有する。また、室内100には、天井ボード15が集積されたボード設置位置16が設けられている。本実施形態に係る施工支援システム10は、1名の作業者17と協働して天井ボード15の施工を実施する。
施工支援システム10は、天井ボード15の施工に必要な作業として、天井ボード15の搬送作業、天井ボード15のビス打ち作業、及び次の施工箇所における採寸作業を実施可能である。ここで、天井ボード15の搬送作業は、ボード設置位置16から施工場所まで天井ボード15を搬送し、施工場所からその直上の施工箇所に向けて天井ボードを持ち上げ、天井ボード15の位置合わせをする作業を指している。なお、施工場所は、床101上の場所を指しており、施工箇所は天井部分110上の箇所を指しており、施工場所の直上に施工箇所が位置する。採寸作業は、天井部分110の次の施工箇所において必要な天井ボード15の外形及びビス位置に関する情報を取得する作業である。採寸作業は、具体的には、次の施工箇所の天井部分110の画像を取得する作業である。
施工支援システム10は、搬送作業、ビス打ち作業、採寸作業をそれぞれ実施するための作業部を、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12に分散して配置している。第1施工ロボット11には、搬送作業を担当する作業部(ボード支持部31)及び採寸作業を担当する作業部(第1天井状態検出部32)が設けられている。第2施工ロボット12には、ビス打ち作業を担当する作業部(ビス打ち部41)が設けられている。
施工支援システム10は、少なくとも2つのマーカー13を備えている。マーカー13は、床101に設置され、床101に設定された座標の位置基準を示す基準装置である。後述するように、各施工ロボットは、2つのマーカー13までの距離に基づいて、各施工ロボットの自己位置を特定する。マーカー13は、床101に立てることが可能な棒状体と、棒状体に固定された反射体56(図2)と、を有している。なお、マーカー13が設置される位置は、室内100であれば床101に限定されない。マーカー13は、室内100の壁又は柱に設置されてもよい。
図2、図3に示されるように、第1施工ロボット11は、下部分18と、上部分19と、を備えている。下部分18は、位置検出装置21、自走装置22、回転装置23、昇降装置24、及び下制御装置25を備えている。上部分19は、ボード支持部31と、第1天井状態検出部32(天井状態検出部の一例)と、上制御装置33と、を備えている。
図2、図3に示されるように、位置検出装置21は、第1施工ロボット11(自走装置22)の床101における座標位置を検出する装置である。位置検出装置21は、距離センサ26及びジャイロセンサ27を備えている。
距離センサ26は、光波測距儀、例えばレーザー測定器である。距離センサ26は、マーカー13に光を照射し、マーカー13の反射体56において反射された反射光を受光する。距離センサ26は、この反射光に基づいて、自らからマーカー13までの距離を検出する。距離センサ26によって2つのマーカー13について得られた2つの距離に基づいて、距離センサ26を備えた第1施工ロボット11のマーカー13に対する相対位置を特定することが可能である。ここで、下制御装置25には、床101上の位置毎に座標が設定された床101の座標データと、マーカー13の座標とが記憶されている。そのため、2つのマーカー13の座標に基づいて、相対位置が特定された2つのマーカー13の現在位置の座標が下制御装置25における演算により特定される。
ジャイロセンサ27は、移動中の第1施工ロボット11(自走装置22)の姿勢を検出する。ジャイロセンサ27により検出された姿勢に基づいて、第1施工ロボット11が床101の傾斜面又は段差を走行しているか否かが特定される。距離センサ26によるマーカー13までの距離の測定は、第1施工ロボット11が、床101において水平面と平行な部分を走行しているときに行われる。
図2、図3に示されるように、自走装置22は、床101を自走可能な装置である。本実施形態に係る自走装置22は、車体30と、左右に配置された2つの駆動輪28と、前後に配置された2つの従動輪29と、2つの駆動輪28を独立駆動するモータと、を備えている。各駆動輪28が独立駆動可能に構成されているので、自走装置22は、移動することなく旋回することが可能である。
図2、図3に示されるように、回転装置23は、自走装置22に対して上部分19を回転させる装置である。回転装置23は、車体30に固定された固定台と、固定台に対して回転可能な回転台57と、固定台に対して回転台57を回転させるモータと、を備えている。昇降装置24は、自走装置22に対して上部分19を上下方向に昇降させる装置である。昇降装置24は、回転台57に固定された基部58と、基部58に対して上下方向に移動する支持ロッド59と、支持ロッド59を移動させるモータと、を備えている。本実施形態では、回転装置23は自走装置22の上に配置され、昇降装置24は回転装置23の上に配置されている。そのため、回転装置23は、自走装置22に対して昇降装置24を回転させ、昇降装置24は、回転装置23に対して上部分19を昇降させる。
図2に示されるように、下制御装置25は、位置検出装置21からの信号入力を受信し、且つ、自走装置22、回転装置23、及び昇降装置24の動作を制御する。下制御装置25は、メモリ及び演算ユニット(CPU)を備えている。メモリは、位置検出装置21によって得られた情報を処理するのに必要なデータと、自走装置22、回転装置23、及び昇降装置24を動作させるのに必要なアルゴリズムを含むプログラム及びデータと、を記憶している。このデータは、上述した座標データを含んでいる。演算ユニットは、メモリに格納されたデータ、位置検出装置21によって得られた距離情報及び受信したコマンドに応じて、自走装置22、回転装置23、及び昇降装置24を制御する。下制御装置25には、施工支援システム10を構成する制御部を構成する他の制御装置25、33、43からコマンドが送信される。
図2、図3に示されるように、ボード支持部31は、天井ボード15を支持する作業部である。ボード支持部31は、支持機34と、傾斜装置35と、を備えている。支持機34は、天井ボード15を支持する装置する支持フレーム60と、天井ボード15を係止する係止爪61と、を備えている。係止爪61は、支持フレーム60から突出及び没入可能である。傾斜装置35は、支持機34の姿勢を変更する装置であり、モータを備えている。傾斜装置35は、このモータの駆動により、水平軸周りに支持機34を傾斜させることができる。傾斜装置35は、天井ボード15が作業者17から受け渡される際に支持機34の姿勢を傾斜させ、天井ボード15が搬送される際及び天井ボード15が天井部分110に向けて持ち上げられる際に支持機34の姿勢を水平に保つ。以下、支持機34の姿勢が傾斜した位置を傾斜位置と称し、支持機34の姿勢が水平に保たれた位置を水平位置と称する。係止爪61は、天井ボード15が受け渡される際に突出して、傾斜している支持フレーム60からの天井ボード15の脱落を防止する。また、天井ボード15が天井の野縁111に押し付けられる際に、野縁111に固定された天井ボード15との干渉を防止するために没入する。
図2、図3に示されるように、第1天井状態検出部32は、天井部分110の状態を検出する作業部である。第1天井状態検出部32は、カメラ(撮像装置)36と、距離センサ37と、を備えている。カメラ36は、天井部分110の画像を撮像する装置である。距離センサ37は、この距離センサ37から天井部分110までの距離を測定するセンサである。カメラ36によって取得された画像情報は、天井部分110の水平面と平行な面内の情報である。この画像情報は、天井部分110に含まれる要素、野縁111及び野縁111に固定された天井ボード15の位置及び寸法の情報である。距離センサ37によって取得された距離情報は、距離センサ37から天井部分110までの高さの情報を含んでいる。画像情報のズーム倍率が一定であるとすると、距離情報は、画像情報に含まれる野縁111等の要素の縮尺を与える。そのため、画像情報及び距離情報に基づいて、天井部分110に含まれる要素の情報、すなわち野縁111の配置位置及び寸法、及び野縁111に固定された天井ボード15の位置及び寸法の情報が得られる。
図3に示されるように、第1天井状態検出部32は、ボード支持部31の傾斜装置35の上に設けられている。したがって、傾斜装置35により、ボード支持部31及び第1天井状態検出部32の双方の姿勢が傾斜する。つまり、ボード支持部31及び第1天井状態検出部32の姿勢が水平位置から傾斜位置に変更される。
図2に示されるように、上制御装置33は、第1天井状態検出部32からの信号入力を受信し、且つ、ボード支持部31の動作を制御する。上制御装置33は、メモリ及び演算ユニット(CPU)を備えている。メモリは、ボード支持部31を動作させるのに必要なアルゴリズムを含むプログラム及びデータと、第1天井状態検出部32によって得られる情報を処理するために必要なデータと、を含んでいる。このデータは、上述したズーム倍率のデータを含んでいる。演算ユニットは、メモリに格納されたデータ、第1天井状態検出部32によって得られた画像情報、距離情報、及び受信したコマンドに応じて、ボード支持部31の傾斜装置35を動作させる。上制御装置33には、施工支援システム10を構成する制御部を構成する他の制御装置25、25、43からコマンドが送信される。
図2、図4に示されるように、第2施工ロボット12は、下部分18と、上部分20と、を備えている。第2施工ロボット12の下部分18は、第1施工ロボット11の下部分18と同一の構成を有している。したがって、第2施工ロボット12の下部分18の説明は省略される。上部分20は、ビス打ち部41と、第2天井状態検出部42と、上制御装置43と、を備えている。
図2、図4に示されるように、ビス打ち部41は、ビスを打つ作業部である。ビス打ち部41は、ビス打ち機44と、移動装置45と、を備えている。ビス打ち機44は、ビスを打つ装置であり、ビスを送り出すピストンと、ピストンを駆動するモータと、を備えている。移動装置45は、ビス打ち機44を移動させる装置である。移動装置45は、水平方向に延びるレール62と、レール62に対して回転可能なアーム63と、アーム63を回転させるモータと、を備えている。ビス打ち機44は、アーム63の先端に設けられている。そのため、移動装置45は、ビス打ち機44をレール62に沿って往復移動可能にすると共に、アーム63の回転によりレール62に対して回転可能としている。
図2、図4に示されるように、第2天井状態検出部42は、天井部分110の状態を検出する作業部である。第2天井状態検出部42は、カメラ(撮像装置)46と、距離センサ47と、移動装置45と、を備えている。カメラ46は、天井部分110の画像を撮像する装置である。距離センサ47は、この距離センサ47から天井部分110までの距離を測定するセンサである。第2天井状態検出部42のカメラ46及び距離センサ47は、第1天井状態検出部32のカメラ36及び距離センサ37と同様の機能を有しているので、その説明は省略される。
なお、移動装置45は、ビス打ち部41のビス打ち機44と、第2天井状態検出部42のカメラ46及び距離センサ47との全体を、支持して移動可能としている。本実施形態では、移動装置45がビス打ち部41及び第2天井状態検出部42の双方において兼用されているが、ビス打ち部41及び第2天井状態検出部42のそれぞれに移動装置が設けられてもよい。
図2に示されるように、上制御装置43は、第2天井状態検出部42からの信号入力を受信し、且つ、ビス打ち部41の動作を制御する。
図2に示されるように、施工支援システム10は、制御部として、上述した4つの制御装置、すなわち、第1施工ロボット11の下制御装置25及び上制御装置33と、第2施工ロボット12の下制御装置25及び上制御装置43と、を備えている。第1施工ロボット11の下制御装置25及び上制御装置33は、有線接続により相互通信可能である。第2施工ロボット12の下制御装置25及び上制御装置43は、有線接続により相互通信可能である。また、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12はそれぞれ無線通信機を備えている。そのため、第1施工ロボット11の下制御装置25及び上制御装置33と、第2施工ロボット12の下制御装置25及び上制御装置43とは、無線により相互通信可能である。2つの下制御装置25、2つの上制御装置33、43は、相互に通信可能であり、一体の制御装置として機能できる。
本実施形態では、制御部が、各施工ロボットに分散されると共に、各施工ロボットにおいて下部分18と上部分19、20とに分散されている。そのため、下制御装置25は、走行等を担当する下部分18の制御に特化した構成を有することができ、上制御装置33、43は、作業を担当する上部分19、20の制御に特化した構成を有することができる。したがって、作業の異なる施工ロボットを設計する際に、その度に施工ロボットを制御する専用の制御装置を設計する必要が無く、既に存在している制御装置を利用できる。
図2、図5に示されるように、タブレット14は、タッチパネル51(入力部及びディスプレイの一例)と、メモリ52と、制御装置53と、無線通信機と、を備えている。制御装置53は、演算ユニット(CPU)を備えている。タッチパネル51は、入力装置及び表示装置として機能する。メモリ52は、施工手順に関する情報を記憶可能である。制御装置53は、入力装置としてのタッチパネル51からの信号入力を受信し、且つ、出力装置としてのタッチパネル51に画像を表示可能である。また、タブレット14は、タッチパネル51から緊急停止信号の入力が可能である。制御部は、入力された緊急停止信号に基づいて、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の駆動を停止させる。タブレット14は、無線通信機を介して、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12に設けられた2つの下制御装置25、2つの上制御装置33、43と、通信可能である。
第1施工ロボット11の下制御装置25から第2施工ロボット12の下制御装置25に、第1施工ロボット11の座標位置のデータが送信される。同様に、第2施工ロボット12の下制御装置25から第1施工ロボット11の下制御装置25に、第2施工ロボット12の座標位置のデータが送信される。第1施工ロボット11の下制御装置25は、第1施工ロボット11の座標位置と第2施工ロボット12の座標位置とに基づいて、第2施工ロボット12と衝突しない第1施工ロボット11の移動経路を特定できる。同様に、第2施工ロボット12の下制御装置25は、第1施工ロボット11の座標位置と第2施工ロボット12の座標位置とに基づいて、第1施工ロボット11と衝突しない第2施工ロボット12の移動経路を特定できる。このように、制御部(2つの下制御装置25、2つの上制御装置33、43)は、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の位置検出装置21から第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の座標位置を取得し、取得された座標位置に基づいて、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の自走装置22を制御する。
図6から図16を参照して、施工支援システム10における制御が説明される。図6から図8は、本実施形態に係る施工支援システム10の制御フローを示す図である。図9は、本実施形態に係るビス位置65がマーキングされた天井ボード15を示す図である。図10から図16は、本実施形態に係る施工支援システム10の作業状態を示す図である。
図6に示されるように、タブレット14の電源投入により、制御フローが開始される(S1)。
図5に示されるように、タブレット14のタッチパネル51には、室内100の天井部分110における施工箇所の画像54が表示される。この画像54は、天井部分110の施工図(施工が完了した状態の図)を示している。画像54を含む施工図のデータは、メモリ52に予め記憶されている。施工図には、施工箇所に固定された20枚の天井ボード15が示されている。天井ボード15の形状は矩形であり、各天井ボード15が隙間無く隣接して配置されている。作業者17は、タッチパネル51の入力操作により、画像54上のいずれかの天井ボード部分55を指定することにより、天井ボード部分55に対応する施工箇所を指定できる。以下で説明されるように、1つの施工箇所での施工が完了する度に、新しい施工箇所が指定される。つまり、施工箇所は、1つずつ指定される。なお、図5に示される施工図内の番号は、施工順序の予定を示している。この施工順序の予定は、例えば、作業者17が作業開始時に入力操作することにより、メモリ52に記憶される。あるいは、施工順序の予定が、デフォルトデータとして施工図のデータと一緒に予め記憶されていてもよい。作業者17は、この予定にしたがって番号順に次の施工箇所を指定してもよく、この予定を変更して番号順とは異なる順序で次の施工箇所を指定してもよい。
図6に示されるように、タブレット14の制御装置53は、作業者17からの入力があるまで、画像54の表示を続ける(S2)。制御装置53は、作業者17による次の施工箇所(次の天井ボード15)の入力を受け付けると(S3)、次の施工箇所に関する座標位置のデータを計算し、第1施工ロボット11に送信する(S4)。
図6に示されるように、第1施工ロボット11の下制御装置25は、制御フローの開始時点及び1つの施工が完了した時点では、コマンド待ちの状態にある(S101)。第1施工ロボット11の下制御装置25は、タブレット14の制御装置53からS4のデータを受信すると、ルート計算を実行し、次の施工場所へ第1施工ロボット11を移動させる(S102)。このルート計算では、第1施工ロボット11の現在位置から次の施工場所までの移動経路が計算される。ステップS102の状態は、図10(A)から図10(B)に示される状態である。次に、第1施工ロボット11の下制御装置25は、第1天井状態検出部32を制御して、次の施工場所の天井データ(画像情報及び距離情報)を取得し、第1施工ロボット11の上制御装置33にコマンドを送信する(S103)。
図6に示されるように、第1施工ロボット11の上制御装置33は、制御フローの開始時点及び1つの施工が完了した時点では、コマンド待ちの状態にある(S151)。第1施工ロボット11の上制御装置33は、第1施工ロボット11の下制御装置25からS103のコマンドを受信すると、第1天井状態検出部32のカメラ36及び距離センサ37を起動して天井部分110の天井データを取得する(S152)。次に、第1施工ロボット11の上制御装置33は、取得した天井データを第1施工ロボット11の下制御装置25に送信する(ステップS153)。ステップS152、S153の状態は、図10(B)に示される状態である。
第1施工ロボット11の下制御装置25は、S153の天井データを受信すると、この天井データをタブレット14に送信する(S104)。タブレット14の制御装置53は、S104の天井データを受信すると、この天井データをタッチパネル51に表示させ、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の移動を同調させるコマンドを送信する(S5)。ここで、同調は、第1施工ロボット11の下制御装置25と第2施工ロボット12の下制御装置25とが、互いに自らの座標位置を送信し、移動時に相手の座標位置を回避するように自走装置22を制御することを指している。
ステップS5は、上述した採寸作業である。ステップS5において天井データがタッチパネル51に表示されると、作業者は、次の施工場所に合わせて、天井ボード15の外形を加工し、且つ、天井ボード15にビス位置を付与する。
ボード設置位置16に積載された天井ボード15は、外形が所定寸法(例えば、厚さ12.5×幅900×縦1800mm)に規格化された原板であり、基本的にはこの原板が野縁111に固定される。ただし、施工箇所によっては、原板の天井ボード15では、天井部分110内の配線、配管、又は柱102と干渉する場合がある。このような干渉を防止するために、天井ボード15の外形の加工は、必要に応じて行われる。例えば、図5に示される天井ボード部分55aに対応する施工箇所に固定される天井ボード15は、原板の天井ボードを長手方向において約半分に切断して作成される。
ビス位置の付与は、ビスが天井ボード15を介して野縁111に打ち込まれるように、野縁111の位置に合わせて行われる。作業者17は、インク等により、ビス位置を示すマーキングを天井ボード15に付与する。図9には、天井ボード15にビス位置65のマーキングが付された状態が示されている。この例では、4列のビス位置65が設けられ、各列には10箇所のビス位置65が含まれている。ここで、タッチパネル51には、天井データである天井部分110の画像及びこの画像の縮尺情報が表示される。そのため、作業者17は、タッチパネル51に表示された画像から、柱102、野縁111、又は既に固定された天井ボード15などの実際の寸法を把握できる。したがって、作業者17は、タッチパネル51に表示された画像を見ることで、天井ボード15の外形の加工及びビス位置の付与を容易に行うことができる。なお、予め外形の加工が行われ且つビス位置が付与された天井ボード15が、ボード設置位置16に集積されていてもよい。
図6に示されるように、第1施工ロボット11の下制御装置25は、S5のコマンドを受信すると、第1施工ロボット11をボード設置位置16に移動させる(S105)。ボード設置位置16の座標は、下制御装置25のメモリに記憶された床101の座標データに含まれており、下制御装置25は、第1施工ロボット11を現在位置からボード設置位置16へのルートを計算できる。第1施工ロボット11の上制御装置33は、下制御装置25から発信されたステップS105の終了を受信すると、ボード支持部31の支持機34を転倒させる(ステップS154)。具体的には、上制御装置33は、支持機34の姿勢を水平位置から傾斜位置に変更する。ステップS105、S154の状態は、図11(A)から図11(B)を経て図12(A)に示される状態である。
図6に示されるように、タブレット14の制御装置53は、下制御装置25から発信されたステップS105の終了を受信すると、天井ボード15の支持機34へのセットが完了したか否かを判定する(S6)。図11(B)、図12(A)、図12(B)に示されるように、作業者17がボード設置位置16に集積された天井ボード15を支持機34にセットする。このとき支持機34の姿勢は傾斜位置にあって、係止爪61が突出した状態にあるので、作業者17は天井ボード15を容易に支持機34に載置することができる。作業者17は、天井ボード15のセットが完了すると、完了した旨をタッチパネル51に入力する。ここで、支持機34にセットされる天井ボード15は、次の施工場所に合わせて加工及びビス位置が付与された天井ボード15である。タブレット14の制御装置53は、支持機34へのセットが完了した旨の入力を受信すると、ボードセット完了FLAGを第1施工ロボット11の下制御装置25に送信する(S7)。
図6に示されるように、第1施工ロボット11の下制御装置25は、ステップS7のボードセット完了FLAGを受信すると(S106)、ボード支持部31の支持機34の姿勢を水平位置に戻す(S155)。ステップS155の状態は、図13(B)に示される状態である。また、第1施工ロボット11の下制御装置25は、ステップS7のボードセット完了FLAGを受信すると(S106)、ボード設置位置16から次の施工場所までのルート計算を実行し、次の施工場所へ第1施工ロボット11を移動させ、天井ボード15を野縁111に接触する位置まで持ち上げる(S107)。ステップS107の状態は、図14(A)に示される状態である。なお、第1施工ロボット11の下制御装置25は、ステップS152で取得された天井データに含まれる距離情報に基づいて、野縁111に接触する位置を特定している。第1施工ロボット11の下制御装置25は、上制御装置33から発信されたステップS155の完了を受信すると、完了FLAGをタブレット14の制御装置53に送信する(S108)。タブレット14の制御装置53は、ステップS108の完了FLAGを受信すると、ボード位置微調整処理を開始する(S8)。
図6に示されるように、第2施工ロボット12の下制御装置25は、制御フローの開始時点及び1つの施工が完了した時点では、コマンド待ちの状態にある(S201)。タブレット14の制御装置53がステップS8のボード位置微調整処理を開始すると、第2施工ロボット12の下制御装置25は、第2施工ロボット12の現在位置から次の施工場所までのルート計算を実行し、次の施工場所へ第2施工ロボット12を移動させる(S202)。
図7に示されるように、タブレット14の制御装置53は、ステップS8のボード位置微調整処理を開始すると、ボード位置微調整作業において第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の移動を同調させるコマンドを、第1施工ロボット11の下制御装置25及び第2施工ロボット12の下制御装置25に送信する(S9)。
図7に示されるように、第2施工ロボット12の下制御装置25は、ステップS202の移動が終了すると、ボード位置微調整作業を実行する(S203)。ボード位置微調整作業が実行されると、第2施工ロボット12の上制御装置43は、第2天井状態検出部42のカメラ46及び距離センサ47を起動して、ボード位置データ(画像情報及び距離情報)を取得し、取得されたボード位置データに基づいて、第1施工ロボット11の移動データを計算する(S251)。ここで、第2天井状態検出部42の起動時に、図14(A)、図14(B)に示されるように、第2施工ロボット12の上制御装置43は、昇降装置24を制御して、第2天井状態検出部42を天井部分110に接近させる。
ステップ203における第1施工ロボット11の移動データは、次のようにして作成される。第2施工ロボット12の上制御装置43は、ボード位置データに基づいて、既に野縁111に固定された天井ボード15の端位置(第1端位置)と、ボード支持部31に支持された天井ボード15の端位置(第2端位置)とを判定する。各端位置は、ボード位置データに含まれる画像情報の画像認識により、判定される。第2施工ロボット12の上制御装置43には、画像認識を行うためのプログラムが記憶されている。第2施工ロボット12の上制御装置43は、判定された第1端位置及び第2端位置に基づいて、第1端位置と第2端位置の傾斜角度を特定できる。さらに、第2施工ロボット12の上制御装置43は、判定された第1端位置及び第2端位置と、ボード位置データに含まれる距離情報とに基づいて、第1端位置と第2端位置の離間距離を特定できる。この傾斜角度は、天井ボード15の位置合わせに必要な天井ボード15の回転角度であり、この離間距離は、天井ボード15の位置合わせに必要な天井ボード15の移動距離である。したがって、第2施工ロボット12の上制御装置43は、判定された第1端位置と第2端位置との離間距離及び第1端位置と第2端位置との傾斜角度に基づいて、第1端位置と第2端位置とを略一致させるのに必要なボード支持部31の移動方向、移動距離、及び回転角度を特定できる。ここで特定されたボード支持部31の移動方向、移動距離、及び回転角度が、天井ボード15の位置合わせに必要なボード支持部31の移動データである。
次に、第2施工ロボット12の上制御装置43は、ステップS251で作成された移動データを第1施工ロボット11の下制御装置25に送信する(S252)。
図7に示されるように、第1施工ロボット11の下制御装置25は、ステップS9のコマンドを受信すると、ボード位置微調整作業を実行する(S109)。ステップS109のボード位置微調整作業では、第1施工ロボット11の下制御装置25は、ステップS252の移動データに基づいて、自走装置22を移動させ、回転装置23を回転させる。
図7に示されるように、第2施工ロボット12の上制御装置43は、ステップS252の移動データを送信した後、ボード位置微調整作業が完了したか否かを判定する(S253)。この判定は、以下のようにして行われる。ステップS251において計算された移動データがなしの場合、つまり第1施工ロボット11の自走装置22及び回転装置23を駆動する必要がない場合、第2施工ロボット12の上制御装置43は、ボード位置微調整作業が完了したと判定する。ステップS251において計算された移動データが存在する場合、第2施工ロボット12の上制御装置43は、ボード位置微調整作業が完了していないと判定する。第2施工ロボット12の上制御装置43は、ボード位置微調整作業が完了していないと判定した場合、第2施工ロボット12の下制御装置25にステップS203を再度実行するようにコマンドを送信する(S253:No)。ボード位置微調整作業が完了したと第2施工ロボット12の上制御装置43が判定した場合(S253:Yes)、第2施工ロボット12の下制御装置25は、タブレット14の制御装置53に完了FLAGを送信する(S204)。
図7に示されるように、タブレット14の制御装置53は、ステップS204の完了FLAGを受信すると、仮打ち作業を開始する(S10)。ここで、仮打ち作業は、天井ボード15を仮固定するために一定数のビスを天井ボード15に打つ作業を指している。一定数のビスは、天井ボード15を固定するために打たれるビスの全数の一部である。各天井ボード15に打たれるビスの本数(一定数及び全数)のデータは、タブレット14のメモリ52内に記憶されており、タブレット14の制御装置53から第2施工ロボット12の上制御装置43に送信されている。
図8に示されるように、タブレット14の制御装置53は、ステップS10において仮打ち作業を開始すると、仮打ち作業において第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の移動を同調させるコマンドを第1施工ロボット11の下制御装置25及び第2施工ロボット12の下制御装置25に送信する(S11)。
図8に示されるように、第1施工ロボット11の下制御装置25は、タブレット14の制御装置53から発信されたステップS10の仮打ち作業の開始を受信すると、天井ボード15の固定を維持させる。つまり、第1施工ロボット11の下制御装置25は、自走装置22及び回転装置23を停止状態に保つ(S110)。ステップS110の状態は、図15(A)に示される状態である。
図8に示されるように、第2施工ロボット12の下制御装置25は、タブレット14の制御装置53から発信されたステップS10の仮打ち作業の開始を受信すると、自走装置22を制御して第2施工ロボット12を施工場所に移動させ、ビス打ちのコマンドを第2施工ロボット12の上制御装置43に送信する(S205)。ステップS205の状態は、図15(A)に示される状態である。
第2施工ロボット12の上制御装置43は、ビス打ちのコマンドを受信すると、仮打ち作業において第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の移動を同調させるコマンドを第2施工ロボット12の下制御装置25に送信する(S254)。
第2施工ロボット12の上制御装置43は、ステップS254のコマンドを受信すると、ビス打ちをする場所を検索し、移動装置45を制御してビス打ち機44を打ち位置に移動させ、ビス打ち機44にビスを打たせる(S255)。
ビス打ちをする場所の検索は、ステップS251と同様に、第2施工ロボット12の上制御装置43が第2天井状態検出部42のカメラ46及び距離センサ47を起動して、ボード位置データ(画像情報及び距離情報)を取得することによって行われる。上述したように、天井ボード15にはビス位置65がマーキングされているので、第2施工ロボット12の上制御装置43は、ボード位置データに含まれる画像情報からビス位置65のマーキング位置を特定できる。ただし、この画像情報に基づいて特定されるビス位置65は、必ずしも精度の高い座標位置を与えるものではない。
ビス打ち機44の打ち位置への移動は、次のようにして行われる。ビス位置65が特定されると、上制御装置43は、ビス位置65からカメラ46までの水平方向の離間距離を特定する。上制御装置43は、ビス位置65の真下にカメラ46が位置するように、下制御装置25を介して、特定された離間距離だけ移動装置45を駆動させる。ここで、ビス位置65の精度が低いため、離間距離の精度も低い。そのため、1回の移動でビス位置65の真下にカメラ46を到達させることは困難であり、微調整の移動が必要とされる。つまり、ビス位置65の真下にカメラ46が到達するまで、上制御装置43は、ビス位置65の特定及び移動装置45の移動をフィードバック式に繰り返す。ビス位置65の真下にカメラ46が到達すると、上制御装置43は、移動装置45を駆動して、ビス位置65の真下にカメラ46の代わりにビス打ち機44を移動させる。ここで、第2施工ロボット12の座標位置及びビス打ち部41の水平面内における向きが特定されているので、ビス打ち機44に対するカメラ46の水平面内における向き及び相対距離が特定される。上制御装置43は、特定された向き及び相対距離に基づいて、ビス位置65の真下にカメラ46の代わりにビス打ち機44を移動させることができる。
第2施工ロボット12の上制御装置43には、上述したビスの本数(一定数及び全数)に応じてビス打ちの順序を決定するプログラムが記憶されている。今回の施工場所におけるビスの本数及びこのプログラムに基づいて、第2施工ロボット12の上制御装置43は、今回のビス打ちの順序を決定する。上述の打ち位置は、特定されたビス位置65に対応するビス打ち機44の位置、すなわちビス位置にビスを打つことが可能なビス打ち機44の位置である。ステップS255の状態は、図15(A)に示される状態である。
さらに、第2施工ロボット12の上制御装置43は、ビス打ち機44にビスを打たせると、ビス打ちの結果を判定する(S255)。このビス打ちの結果の判定は、1本ずつ実行される。ビス打ちの結果の判定は、次のようにして行われる。第2施工ロボット12の上制御装置43は、第2天井状態検出部42の移動装置45を制御して、第2天井状態検出部42の距離センサ47を、ビスの頭の周りで公転させる。具体的には、アーム63の先端部に設けられた距離センサ47は、アーム63の基端部の回りで円軌道を描くように公転する。距離センサ47は回転しながら、ビスが打たれた周辺部の天井ボード15に向けて光を照射して反射光を受光する。センサがビスの周りで回転するので、ビスの頭の周縁に対して光の照射位置が変化する。ビスの状態が良好である場合、すなわちビスの軸が天井ボード15に対して略垂直である場合、ビスの頭は天井ボード15の表面と略平行である。この場合、距離センサ47によって得られる検出結果は、距離センサ47の回転位置によらず一定である。ビスの状態が不良である場合、すなわちビスの軸が天井ボード15に対して傾いている場合、ビスの頭は天井ボード15の表面に対して傾いている。この場合、距離センサ47によって得られる検出結果は、距離センサ47の回転位置によって変動する。ここで、良好、不良を判定するためのビスの軸の傾斜角度の閾値が、第2施工ロボット12の上制御装置43に記憶されている。この閾値に基づいて、第2施工ロボット12の上制御装置43はビスの状態を判定する。このようにして、第2施工ロボット12の上制御装置43は、ビスの状態を判定できる。
図8に示されるように、第2施工ロボット12の下制御装置25は、第2施工ロボット12の上制御装置43から発信されたステップS255の終了を受信すると、ビス打ち可能範囲内のビス位置の全てにビスが打たれたか否かを判定する(S206)。この判定は、次のようにして行われる。ビス打ち可能範囲は、仮打ち作業においてビスを打つべき範囲であって、第1施工ロボット11のボード支持部31と干渉すること無くビス打ちの可能な範囲を指している。第2施工ロボット12の下制御装置25は、第1施工ロボット11の現在位置と、下制御装置25のメモリに記憶されたプログラムとに基づいて、ビス打ち可能範囲を特定できる。また、第2施工ロボット12の上制御装置43は、ビス打ちを行った回数をカウントしており、このカウント数を上制御装置43に記憶されているビスの一定数と比較することにより、ビス打ち可能範囲内のビス位置の全てにビスが打たれたか否かを判定できる。第2施工ロボット12の下制御装置25は、ビス打ち可能範囲内のビス位置の全てにビスが打たれたと判定した場合(S206:Yes)、仮打ち作業が終了したか否かを判定する(S207)。第2施工ロボット12の下制御装置25は、仮打ち作業が終了していないと判定した場合(S207:No)、第1施工ロボット11の下制御装置25に移動コマンドを送信する(S208)。ステップS206からステップS205に移行する状態は、図15(B)から図16(A)を経て図16(B)に至る状態である。
ステップS207の移動コマンドは、ビス打ち可能範囲が変更されるように第1施工ロボット11を移動させるコマンドである。第1施工ロボット11が位置している場所を変更することにより、ビス打ち可能範囲が変更される。第2施工ロボット12の下制御装置25は、第1施工ロボット11の変更された現在位置と、上述のプログラムとに基づいて、ビス打ち可能範囲を更新する。このような変更により、仮打ち作業においてビスを打つべき範囲の全体に、ビスを打つことが可能となる。第1施工ロボット11の下制御装置25は、移動コマンドを受信すると、ボード支持部31による天井ボード15の支持が保たれる範囲内において、第1施工ロボット11を一定距離だけ移動させる。
図8に示されるように、第2施工ロボット12の下制御装置25は、仮打ち作業が終了したと判定した場合(S207:Yes)、第1施工ロボット11の下制御装置25に完了FLAGを送信し、第1施工ロボット11が待機場所に移動するように第1施工ロボット11の下制御装置25にコマンドを送信する(S209)。待機場所は、第2施工ロボット12によるビス打ち作業の妨げにならない距離だけ現在の施工場所から離れた場所に設定されている。第2施工ロボット12の下制御装置25は、ステップS209を実行すると、第1施工ロボット11が施工場所から離れて待機場所へ移動したか否かを判定する(S210)。ここで、第1施工ロボット11の下制御装置25から第2施工ロボット12の下制御装置25に、第1施工ロボット11が待機場所に到達した旨の信号が送信される。第2施工ロボット12の下制御装置25は、この到達した旨の信号に基づいて、第1施工ロボット11が待機場所に到達したと判定できる。第2施工ロボット12の下制御装置25は、第1施工ロボット11が施工場所から離れていないと判定した場合、再度ステップS209を実行する。
図8に示されるように、タブレット14の制御装置53は、第1施工ロボット11が施工場所から離れたと判定した場合(S210:Yes)、全打ち作業を開始する(S12)。タブレット14の制御装置53は、全打ち作業の開始を、第2施工ロボット12の下制御装置25及び上制御装置43に送信する。ここで、全打ち作業は、天井ボード15を完全に固定するためにビスを天井ボード15に打つ作業を指している。
図8に示されるように、第2施工ロボット12の下制御装置25は、第1施工ロボット11が施工場所から離れたと判定した場合(S210:Yes)、第2施工ロボット12を打ち場所に移動させる(S211)。第1施工ロボット11が施工場所から離れた状態は、図10(B)に示される状態である。なお、打ち場所は、施工場所のうち、ビス打ち部41によりビス打ちが可能な第2施工ロボット12の位置の全体を指している。また、ステップS211の状態、つまり第2施工ロボット12が打ち場所に移動した状態は、図10(B)、図11(A)、図11(B)、図12(B)に示される状態である。
図8に示されるように、第2施工ロボット12の上制御装置43は、ステップS211により第2施工ロボット12を打ち場所に移動すると、全打ち作業において第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の移動を同調させるコマンドを第2施工ロボット12の下制御装置25に送信する(S256)。
第2施工ロボット12の上制御装置43は、ステップS256のコマンドを受信すると、ビス打ちをする場所を検索し、移動装置45を制御してビス打ち機44を打ち位置に移動させ、ビス打ち機44にビスを打たせる(S257)。ステップS257は、ステップS255と同様の処理であるので、詳細な説明は省略される。
図8に示されるように、第2施工ロボット12の下制御装置25は、第2施工ロボット12の上制御装置43から発信されたステップS257の終了を受信すると、打ち場所内のビス位置の全てにビスが打たれて打ち終わったか否かを判定する(S212)。ここで、第2施工ロボット12の上制御装置43は、ビス打ちを行ったカウント数を上制御装置43に記憶されているビスの全数と比較することにより、全打ち作業によるビス打ちが完了したことを判定できる。第2施工ロボット12の上制御装置43は、下制御装置25に全打ち作業によるビス打ちが完了したことを送信する。そのため、第2施工ロボット12の下制御装置25は、全打ち作業によるビス打ちが完了したことを把握できる。第2施工ロボット12の下制御装置25は、打ち終わっていないと判定した場合(S212:No)、再度、打ち場所内で移動する(S211)。第2施工ロボット12の下制御装置25は、打ち終わったと判定した場合(S212:Yes)、打ち終わりFLAGをタブレット14の制御装置53に送信し、自らを待機状態に移行させる(S213)。つまり、ステップS213が終了すると、ステップS201が開始される。
タブレット14の制御装置53は、全打ち作業を開始すると、全打ち作業によるビス打ちが完了したか否かを判定する(S13)。ここで、第2施工ロボット12の上制御装置43は、下制御装置25に全打ち作業によるビス打ちが完了した場合、その旨をタブレット14の制御装置53に送信する。そのため、タブレット14の制御装置53は、全打ち作業によるビス打ちが完了したことを把握できる。タブレット14の制御装置53は、ビス打ちが完了していないと判定すると(S13:Yes)、再度、ステップS12を実行する。タブレット14の制御装置53は、ビス打ちが完了したと判定すると(S13:Yes)、ステップS2を実行する。
図8に示されるように、第1施工ロボット11の下制御装置25は、ステップS110が完了すると、コマンド待ちの状態にある(S111)。第1施工ロボット11の下制御装置25は、ステップS208の移動コマンドを受信すると、仮打ち作業が完了したか否かを判定する(S112)。第1施工ロボット11の下制御装置25は、仮打ち作業が完了したと判定すると(S112:Yes)、待機状態に移行する(S114)。つまり、ステップS114が終了すると、ステップS101が開始される。第1施工ロボット11の下制御装置25は、仮打ち作業が完了していないと判定すると(S112:No)、上述したように、ボード支持部31による天井ボード15の支持が保たれる範囲内において、第1施工ロボット11を一定距離だけ移動させる(S113)。第1施工ロボット11の下制御装置25は、S113が終了すると、再びステップS111を実行する。
[本実施形態の作用効果]
本実施形態に係る施工支援システム10によれば、カメラ36、46により天井の画像が撮像され且つ距離センサ37、47により天井までの距離が検出されるので、天井の状態を作業者17は把握できる。したがって、作業者17は、天井の状態に合わせて、天井ボード15を加工できる。ボード支持部31により天井ボード15が持ち上げられ且つ支持されるので、作業者17の負担が軽減される。ビス打ち部41によりビス打ちが行われるので、作業者の負担が軽減される。天井ボード施工支援システム10が、第1天井状態検出部32、第2天井状態検出部42、ボード支持部31、及びビス打ち部41を備えるので、天井ボード15の施工が実行可能である。第1天井状態検出部32、第2天井状態検出部42、ボード支持部31、及びビス打ち部41が、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12に分散して設けられているので、各施工ロボットが小型化される。制御装置25、33、43が各施工ロボット11、12の自己位置に基づいて各施工ロボット11、12の移動を制御するので、各施工ロボット11、12が連携して動作できる。
また、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の双方が天井状態検出部32、42を備えているので、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12のいずれも天井の状態を検出できる。
また、第2施工ロボット12がビス位置の一部にビス打ちを行った後、第1施工ロボット11が天井ボード15から離れる。仮固定が完了するとビス打ちの邪魔となる第1施工ロボット11が退避するので、効率的にビス打ち作業が実行される。
また、第2天井状態検出部42が距離センサ47及び移動装置45を備えているので、上制御装置43は、第2天井状態検出部42によって検出された検出結果に基づいて、ビスの状態を検出できる。
また、第1天井状態検出部32がカメラ36を備え、第2天井状態検出部42がカメラ46を備えているので、天井の画像に基づいて天井の状態に関する情報が得られる。
また、上制御装置43がビス位置を検出し、ビス位置に対応する位置にビス打ち機44を移動させるので、ビス打ち作業が自動的に実行される。そのため、作業者17の負担が軽減される。
また、上制御装置33がボード支持部31を制御して天井ボード15の位置合わせを実行するので、作業者17自らが天井ボード15の位置合わせをする必要がない。そのため、作業者17の負担が軽減される。
また、タブレット14に施工箇所が入力されると、この施工箇所における天井ボード15の施工が自動的に実行されるので、作業者の負担が軽減される。
また、天井の画像及びその縮尺情報がタッチパネル51に表示されるので、天井部分110に含まれる要素の寸法の情報が得られる。
タブレット14から緊急停止指令が入力されると、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12の駆動が停止するので、作業者は、異常発生により不良な施工作業が継続されることを防止できる。
[変形例]
以上、本発明の実施の形態を詳細に説明してきたが、前述までの説明はあらゆる点において本発明の例示に過ぎない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。本実施形態に係る施工支援システム10の各構成要素に関して、実施の形態に応じて、適宜、構成要素の省略、置換、及び追加が行われてもよい。また、上記施工支援システム10の各構成要素の形状及び大きさも、実施の形態に応じて、適宜、設定されてよい。例えば、以下の変更が可能である。
本実施形態では、施工支援システム10は、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12からなる2台の施工ロボットを備えている。施工支援システムは、3台以上の施工ロボットを備えていてもよい。
本実施形態では、施工支援システム10は、4つの作業部として、2つの天井状態検出部32、42、ボード支持部31、及びビス打ち部41を備えている。作業部の数は、施工ロボットの数と同数以上であればよい。
施工支援システム10は、ボード支持部31及びビス打ち部41を備えた第1施工ロボットと、天井状態検出部を備えた第2施工ロボットと、を備えてもよい。この場合、第1施工ロボット及び第2施工ロボットは、次のように制御される。(1)第1施工ロボットはボード設置位置16に移動して、天井ボード15を受け取る。第2施工ロボットは、次の施工場所に移動して待機する。(2)第1施工ロボットは天井ボード15を受け取ると、次の施工場所に移動し、天井ボード15を次の施工箇所に向けて持ち上げ、位置合わせを行う。ここで、第1施工ロボットは、既に施工場所に待機している第2施工ロボットによって得られた天井データに基づいて、天井ボードの位置合わせを行う。(4)天井ボードの位置合わせが終了すると、第1施工ロボットは、天井ボードへのビス打ちを行う。このビス打ちは、全打ちまで行われる。ここで、第1施工ロボットは、第2施工ロボットによって得られたボード位置データに基づいて、ビス位置を特定してビス打ちを行う。(5)第1施工ロボットによる天井ボードの全打ちが完了すると、再びボード設置位置16に移動する。第2施工ロボットは、第1施工ロボットによる全打ちが完了すると、次の施工場所に移動する。つまり、再び工程(1)が実行される。このようにして、1枚の天井ボード15の施工が実行される。1枚の天井ボード15の施工が繰り返されることで、天井部分110の全体に天井ボード15の施工が行われる。
本実施形態では、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12はそれぞれ、回転装置23を備えている。作業部を回転させるための手段は、回転装置23に限定されるものではなく、自転可能な自走装置22であってもよい。つまり、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12は、回転装置23を備えることなく自走装置22により作業部を回転させてもよい。
本実施形態では、上下方向の距離情報は、距離センサ37、47によって取得されている。距離センサ37は、当該距離センサ37から天井部分110までの距離を測定し、距離センサ47は、当該距離センサ47から天井部分110までの距離を測定する。ここで、第1施工ロボット11における、距離センサ37を含む各部の高さ位置は定まっているので、距離センサ37によって得られた距離情報に基づいて他の部位、例えば支持機34から天井部分110までの距離、及び床101から天井部分110までの距離も特定される。距離センサ37、47が第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12に搭載される構成に代えて、距離情報が作業者17によりタブレット14から入力されて制御部に保存されていてもよい。この距離情報は、例えば、作業者によって計測された床101から天井部分110までの距離であってもよく、カメラを搭載した他の施工ロボットによって事前に取得された当該カメラから天井部分110までの距離であってもよい。したがって、第1施工ロボット11及び第2施工ロボット12はそれぞれ、床101から天井部分110までの距離情報又は、当該距離情報に対応する距離情報が制御部に記憶されていれば、距離センサ37、47を有しなくてもよい。
本実施形態の第2施工ロボット12では、検出されたビス位置65に対応する位置にビス打ち機44を移動させるために、上制御装置43は、天井部分110の画像情報及び天井部分110までの距離情報に基づいて、カメラ46からビス位置65までの水平方向の離間距離を特定し、カメラ46がビス位置65の真下に到達するまで、ビス位置65の特定及びカメラ46の移動を繰り返している。この構成に代えて、上制御装置43は、距離情報を用いることなく天井部分110の画像情報に基づいてカメラ46がビス位置65の真下にあるか否かを判定しながら、カメラ46の移動を繰り返して、カメラ46をビス位置65の真下に到達させてもよい。この場合、カメラ46をビス位置65に向けて移動させる移動量として、初期値が設定されている。上制御装置43は、今回のカメラ46の位置の判定と前回のカメラ46の位置の判定とに基づき、今回の移動によりカメラ46がビス位置65に接近したのか否かを判定できる。上制御装置43は、例えば、カメラ46がビス位置65から離間した場合又はカメラ46がビス位置65を通り越した場合(向きが変わった場合)に、次回の移動量を今回の移動量よりも小さく設定する。上制御装置43は、このようにフィードバック式に移動量を変更しながら、カメラ46をビス位置65の真下に到達させる。あるいは、上制御装置43は、カメラ46から天井部分110までの上下方向の距離情報を用いて、カメラ46からビス位置65までの水平方向の厳密な離間距離を特定してもよい。この場合、上制御装置43は、ビス位置65の特定及びカメラ46の移動を繰り返すことなく、カメラ46をビス位置65の真下に到達させることができる。
10・・・天井ボード施工支援システム
11・・・第1施工ロボット
12・・・第2施工ロボット
13・・・マーカー(基準装置)
14・・・タブレット(入出力装置)
15・・・天井ボード
21・・・位置検出装置
22・・・自走装置
23・・・回転装置
24・・・昇降装置
25・・・下制御装置
31・・・ボード支持部
32・・・第1天井状態検出部
33・・・上制御装置
36、46・・・カメラ
37、47・・・距離センサ
41・・・ビス打ち部
42・・・第2天井状態検出部
43・・・上制御装置
44・・・ビス打ち機
45・・・移動装置
51・・・タッチパネル(入力部及びディスプレイ)
53・・・制御装置
110・・・天井部分
111・・・野縁


Claims (13)

  1. 複数の施工ロボットと、上記複数の施工ロボットを制御する制御部と、を備えている天井ボード施工支援システムであって、
    上記各施工ロボットは、施工エリア内の床を自走可能な自走装置と、上記自走装置の床における座標位置を検出する位置検出装置と、複数の作業部の少なくとも1つと、を備えており、
    上記複数の作業部は、
    天井の状態を検出する天井状態検出部と、
    天井ボードを支持するボード支持部と、
    ビスを打つビス打ち部と、を含んでおり、
    上記各作業部は、上記複数の施工ロボットのいずれかに備えられており、
    上記制御部は、上記各位置検出装置から上記各施工ロボットの座標位置を取得し、当該座標位置に基づいて上記自走装置の移動を制御する天井ボード施工支援システム。
  2. 上記複数の施工ロボットは、第1施工ロボット及び第2施工ロボットであり、
    上記第1施工ロボットは、上記天井状態検出部及び上記ボード支持部を備えており、
    上記第2施工ロボットは、上記天井状態検出部及び上記ビス打ち部を備えている請求項1に記載の天井ボード施工支援システム。
  3. 上記制御部は、上記第1施工ロボットの上記ボード支持部が支持する上記天井ボードに対して、上記第2施工ロボットの上記ビス打ち部によってビス打ちを行い、複数のビス位置の一部にビス打ちを行った後、上記第1施工ロボットを上記天井ボードから離れるように移動させる請求項2に記載の天井ボード施工支援システム。
  4. 上記各施工ロボットは、上記作業部を昇降させる昇降装置を備えている請求項1から3のいずれかに記載の天井ボード施工支援システム。
  5. 上記各施工ロボットは、上記作業部を回転させる回転装置を備えている請求項1から4のいずれかに記載の天井ボード施工支援システム。
  6. 上記天井状態検出部は、距離センサと、当該距離センサを移動させる移動装置と、を備えており、
    上記制御部は、上記ビス打ち部にビス打ちを行わせた後に、上記距離センサを上記天井ボードとの距離が一定となるように移動させつつ当該ビス打ちを行ったビスまでの距離を検出し、当該距離センサの検出結果に基づいて、当該ビスの状態を判定する請求項1から5のいずれかに記載の天井ボード施工支援システム。
  7. 上記天井状態検出部は、天井の画像を撮像する撮像装置を備えている請求項1から6のいずれかに記載の天井ボード施工支援システム。
  8. 上記天井ボードには予めビス位置がマーキングされており、
    上記ビス打ち部は、
    ビスを打つビス打ち機と、
    上記ビス打ち装置を移動させる移動装置と、を備えており、
    上記制御部は、上記撮像装置から取得した画像情報に基づいて上記ビス位置を検出し、上記ビス打ち部の上記移動装置を動作して、検出された上記ビス位置に対応する位置に上記ビス打ち機を移動させる請求項7に記載の天井ボード施工支援システム。
  9. 上記制御部は、上記撮像装置から取得した画像情報及び上記天井までの距離情報に基づいて、既に野縁に固定された第1天井ボードの第1端位置と、上記ボード支持部に支持された第2天井ボードの第2端位置を判定し、上記自走装置を動作して、当該第1端位置と当該第2端位置に基づいて上記ボード支持部を移動させる請求項7又は8に記載の天井ボード施工支援システム。
  10. 上記施工エリア内に設置されて位置基準を示す基準装置を更に備えており、
    上記位置検出装置は、上記基準装置から取得した位置基準に基づいて上記座標位置を検出する請求項7から9のいずれかに記載の天井ボード施工支援システム。
  11. 入力部及びディスプレイを有する入出力装置を更に具備しており、
    上記制御部は、上記入力部から入力された施工箇所に上記天井ボードが施工されるように、上記各施工ロボットの上記自走装置及び上記作業部を制御する請求項7から10のいずれかに記載の天井ボード施工支援システム。
  12. 上記制御部は、上記撮像装置から取得した画像情報及び上記天井までの距離情報に基づいて、上記天井の画像及び上記画像の縮尺情報を上記ディスプレイに表示させる請求項11に記載の天井ボード施工支援システム。
  13. 上記制御部は、上記入力部から入力された緊急停止指令に基づいて、上記各施工ロボットの上記自走装置及び上記作業部の駆動を停止させる請求項11又は12に記載の天井ボード施工支援システム。


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