JP2018122525A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面と裏面とで光沢の差を低減した印刷装置を提供する
【解決手段】
連続紙WPの表裏に印刷を行うインクジェット印刷装置1は、連続紙WPの温度を変える温度調節ローラ39と、温度調節ローラ39の下流側に配置され、連続紙WPの表面に印刷を行う第1印刷部19と、第1印刷部19の下流側に配置され、連続紙WPを乾燥させる乾燥部23と、乾燥部23の下流側に配置され、連続紙WPを冷却する冷却ローラ83と、冷却ローラ83の下流に配置され、連続紙WPの裏面に印刷を行う第2印刷部と、
表面の印刷時の連続紙WPの温度と裏面の印刷時の連続紙WPの温度とが同一になるように、温度調節ローラ39を温度調節するヒータ付きチラーユニット31を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷媒体を両面印刷する印刷装置に関し、特に印刷媒体の温度調節に関する。
印刷用紙に対して両面の印刷を行う印刷装置、例えば、インクジェット印刷装置では、印刷時の印刷用紙の温度を管理することが重要な課題となっている。表面印刷装置において表面印刷後に乾燥された印刷用紙の紙面温度が、裏面印刷装置の印刷部のヘッド温度よりも高くなると、印刷用紙からの輻射熱がヘッド温度を上昇させ、インク詰まりを引き起こす。これにより、吐出していないノズルにおいてノズル欠けが発生しやすくなる。したがって、印刷用紙の紙面温度を印刷部のヘッド温度よりも低くする必要がある。
そこで、表面の印刷および乾燥後に、冷却ローラを用いて印刷用紙を冷却している(例えば、特許文献1参照)。表面乾燥後の印刷用紙を冷却ローラにより冷却することで、印刷用紙の温度を下げることができる。冷却ローラの内部にはチラーユニットにより冷却された冷媒が流れている。
特開2016−186342号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来のチラー装置を備えた印刷装置では、印刷物の表面と裏面とで光沢(グロス)の差が生じる問題がある。そこで、印刷物の光沢の性質を調査した結果、図13に示すような温度特性を有することを解明した。
図13に示すように、光沢度は印刷媒体の温度に応じて変化する。これは、印刷媒体の温度が高くなるとインク表面の広がりが増し、光沢度が上がる。図13に示されるインクと印刷媒体との関係では、印刷媒体の温度が30℃に達するまでは光沢度が急激に上昇し、30℃を超える直前から緩やかに上昇する。
このように、印刷媒体の温度の差は、印刷物の品質の差につながる。つまり、印刷媒体の表面と裏面との温度の違いは、表面と裏面とで光沢の違いを引き起こす。図13に示すように、光沢の変化は温度差に敏感である。また、図13に示す例とは逆に、インクと印刷媒体の組み合わせの種類によっては、印刷媒体の温度が上がると印刷媒体へのインクの浸透が進み、光沢度が低下する場合もある。
表面の印刷時の印刷媒体の温度と裏面の印刷時の印刷媒体の温度とが異なるのは以下のような場合である。印刷媒体の表面の温度は、環境温度と同一であることが多いが、印刷媒体の裏面については、高速に印刷する場合や厚紙に印刷する場合など、表面印刷の乾燥後に冷却したとしても、その温度は環境温度よりも高いことが多い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、表面と裏面とで光沢の差を低減した印刷装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、印刷媒体の表裏に印刷を行う印刷装置であって、前記印刷媒体の温度を変える温度調節ローラと、前記温度調節ローラの下流側に配置され、前記印刷媒体の一方の面に印刷を行う第1印刷部と、前記第1印刷部の下流側に配置され、前記印刷媒体を乾燥させる乾燥部と、前記乾燥部の下流側に配置され、前記印刷媒体を冷却する冷却ローラと、前記冷却ローラの下流側に配置され、前記印刷媒体の他方の面に印刷を行う第2印刷部と、一方の面の印刷時の前記印刷媒体の温度と他方の面の印刷時の前記印刷媒体の温度とが同一になるように、前記温度調節ローラを温度調節する温度調節部を備えることを特徴とするものである。
上述した発明によれば、一方の面の印刷時の印刷媒体の温度と、他方の面の印刷時の印刷媒体の温度とが同一の温度になるように温度調節ローラを温度調節することで、一方の面の印刷時の印刷媒体の温度を、他方の面の印刷時の印刷媒体の温度に合わせることができる。これにより、印刷媒体の温度差を原因とする表面と裏面との光沢の違いを低減することができる。また、温度調節ローラを用いることで、印刷媒体に直接接触して印刷媒体の温度を変えることができる。これにより、印刷媒体の表面だけでなく、内部の温度も変えることができるので、印刷媒体における温度分布の均一性を向上することができる。この結果、第1および第2印刷部における印刷後の光沢品質を安定させることができる。
また、本発明において、前記温度調節部は、前記温度調節ローラに流れる熱媒体を第1設定温度に加熱および冷却するヒータ付きチラーユニットであることが好ましい。
温度調節部としてヒータ付きチラーユニットを用いることで、熱媒体に対して加熱および冷却の両方を実施することができる。また、温度調節ローラに加熱および冷却された熱媒体を流すことで、加熱用と冷却用とでそれぞれ別の温度調節ローラを備える必要がない。これにより、印刷ライン上で省スペースでありながら加熱と冷却の両方を実現することができる。
また、本発明において、前記温度調節ローラの下流側であって前記第1印刷部の上流側に、前記印刷媒体の温度を測定する第1温度センサと、前記冷却ローラの下流側であって前記第2印刷部の上流側に、前記印刷媒体の温度を測定する第2温度センサと、前記冷却ローラに流れる冷媒を第2設定温度に冷却するチラーユニットと、を備え、前記温度調節部は、前記第1温度センサの検出温度が目標温度になるように前記第1設定温度を制御し、前記第2温度センサの検出温度が前記目標値温度になるように前記第2設定温度を制御する制御部を備えることが好ましい。
印刷媒体の温度を測定し、ヒータ付きチラーユニットの熱媒体およびチラーユニットの冷媒の温度を制御することで、印刷媒体の温度をより高精度に制御することができる。制御部は、第1温度センサの測定結果に基づいて、印刷媒体の温度が目標温度となるようにヒータ付きチラーユニットを制御するので、一方の面の光沢の印刷品質を制御できる。また、制御部は、第2温度センサの測定結果に基づいて、印刷媒体の温度が同一の目標温度となるようにチラーユニットを制御するので、他方の面の印刷品質を制御できる。したがって、印刷媒体の両面の印刷品質を高くできる。また、印刷媒体の種類に応じて最も光沢が美しくなる温度を保つことができる。特に、印刷媒体におけるドットの広がりが品質に大きく影響するインクジェット式印刷装置において効果が期待できる。
また、本発明において、前記温度調節ローラの下流側であって前記第1印刷部の上流側に、前記印刷媒体の温度を測定する第1温度センサと、前記冷却ローラの下流側であって前記第2印刷部の上流側に、前記印刷媒体の温度を測定する第2温度センサと、前記冷却ローラに流れる冷媒を第2設定温度に冷却するチラーユニットを備え、前記温度調節部は、前記第1温度センサの検出温度が前記第2温度センサの検出温度と同じ温度になるように前記第1設定温度を制御し、前記第2温度センサの検出値が目標温度となるように前記第2設定温度を制御する制御部を備えることが好ましい。
印刷媒体の温度を測定し、ヒータ付きチラーユニットの熱媒体およびチラーユニットの冷媒の温度を制御することで、印刷媒体の温度をより高精度に制御することができる。制御部は、一方の面の印刷時の印刷媒体の温度を、他方の面の印刷時の印刷媒体の温度になるようにヒータ付きチラーユニットおよびチラーユニットを制御する。これにより、他方の面の印刷時の印刷媒体の温度が上昇しても一方の面の印刷媒体の温度を上昇させることで、一方の面と他方の面との光沢の違いを低減することができる。
また、本発明において、最上流側にロール状に巻かれた前記印刷媒体を供給する供給部と、最下流側に前記印刷媒体をロール状に回収する排紙部と、を備えていてもよい。
本発明をロール状に巻かれる様な長尺状の印刷媒体に適用することで、長時間の印刷により他方の面の印刷時の印刷媒体の温度が上昇しても、一方の面の印刷時の印刷媒体の温度を他方の面の印刷時の印刷媒体の温度に合わせることで一方の面と他方の面との光沢の差を低減することができる。
また、本発明において、前記温度調節ローラの上流側に、前記印刷媒体に所定の処理を行うことで前記印刷媒体の温度を上げる前処理装置を備えていてもよい。
前処理装置により一方の面の印刷前の印刷媒体の温度が上昇しても温度調節ローラにより印刷媒体の温度が調節されるので、一方の面と他方の面の印刷媒体の温度差を低減することができる。これにより、一方の面と他方の面の光沢の差を低減することができる。
本発明に係る印刷装置によれば、一方の面の印刷時の印刷媒体の温度と、他方の面の印刷時の印刷媒体の温度とが同一の温度になるように温度調節ローラを温度調節することで、一方の面の印刷時の印刷媒体の温度を、他方の面の印刷時の印刷媒体の温度に合わせることができる。これにより、印刷媒体の温度差を原因とする表面と裏面との光沢の違いを低減することができる。また、温度調節ローラを用いることで、印刷媒体に直接接触して印刷媒体の温度を変えることができる。これにより、印刷媒体の表面だけでなく、内部の温度も変えることができるので、印刷媒体における温度分布の均一性を向上することができる。この結果、第1および第2印刷部における印刷後の光沢品質を安定させることができ、表面と裏面とで光沢の差を低減した印刷装置を提供することができる。
実施例1に係るインクジェット印刷装置の概略構成を示す全体構成図である。 温度調節ユニットの縦断面図である。 ヒータ付きチラーユニットと温度調節ユニットの接続を示す図である。 温度調節ローラの縦断面図である。 横渦流形成部の斜視図である。 冷却部の縦断面図である。 チラーユニットと冷却部の接続を示す図である。 濃度と温度との関係を示すグラフである。 濃度と温度との関係を示すグラフである。 実施例2に係るインクジェット印刷装置の制御構成を示す機能ブロック図である。 実施例3に係るインクジェット印刷装置の概略構成を示す全体構成図である。 前処理装置の構成図である。 光沢と温度との関係を示すグラフである。
以下、図面を参照して本発明の実施例1について説明する。図1は、実施例1に係るインクジェット印刷装置の概略構成を示す全体構成図である。
インクジェット印刷装置1は、給紙部3と、温度調節装置4と、表面印刷装置5と、反転装置7と、冷却装置8と、裏面印刷装置9と、排紙部11とを備えている。
給紙部3は、ロール状の連続紙WPを水平軸周りに回転可能に保持し、温度調節装置4に対して連続紙WPを巻き出して供給する。供給される連続紙WPの温度は、給紙部3の設置されている環境温度とほぼ同一の温度である。ここでは、例えば、25℃である。温度調節装置4は、連続紙WPを加熱および冷却のどちらも実施可能な装置である。表面印刷装置5は、例えば、インク滴を吐出して画像を形成するインクジェット式の印刷装置であり、連続紙WPの表面に対して印刷を行う。反転装置7は、図示しない複数本のターンバーを備え、連続紙WPの裏面を上側に反転させる。冷却装置8は、表面印刷装置5で印刷され、反転装置7で反転された連続紙WPを冷却する。裏面印刷装置9は、例えば、表面印刷装置5と同様の構成であり、連続紙WPの裏面に対して印刷を行う。排紙部11は、表面印刷装置5及び裏面印刷装置9で処理された連続紙WPを水平軸周りにロール状に巻き取る。
表面印刷装置5は、温度調節装置4からの連続紙WPを取り込むための駆動ローラ13を上流側に備えている。温度調節装置4で加熱および冷却された連続紙WPは、駆動ローラ13によって複数個の搬送ローラ15に沿って下流側に搬送される。表面印刷装置5は、その最下流に、駆動ローラ17を備えている。駆動ローラ13と駆動ローラ17との間には、上流側から温度センサ18と、第1印刷部19と、第1ヒートローラ21と、検査部23とが配置されている。温度調節ローラ39と第1印刷部19との間に温度センサ18を設置することで、表面印刷時の連続紙WPの紙面温度を測定する。温度センサ18として、例えば非接触式温度センサが挙げられる。第1印刷部19は、インクジェット式の印刷ヘッド25を備えている。第1制御部20は、温度センサ18の測定温度に基づいて、温度調節装置4の第1設定温度を調節し、連続紙WPの測定温度が目標温度となるように制御する。第1設定温度は熱媒体の設定温度であり、目標温度は、例えば、30℃である。第1ヒートローラ21は、熱源を内蔵し、外周面に巻き付けられた連続紙WPを加熱して印刷面を乾燥させる。検査部23は、連続紙WPに印刷された画像を検査する。
第1印刷部19は、例えば、4個の印刷ヘッド25を備えている。具体的には、上流側から順に、ブラック(K)用の印刷ヘッド25と、シアン(C)用の印刷ヘッド25と、マゼンタ(M)用の印刷ヘッド25と、イエロー(Y)用の印刷ヘッド25とを備えている。各印刷ヘッド25は、連続紙WPの搬送方向に沿って所定間隔を隔てて配置されている。
裏面印刷装置9は、上述した表面印刷装置5とほぼ同様の構成である。ここでは、表面印刷装置5と異なる構成についてのみ説明する。
裏面印刷装置9の駆動ローラ13は、冷却装置8で紙面温度が冷却された連続紙WPを取り込む。裏面印刷装置9の第2印刷部19’は、裏面を上に向けた姿勢とされ、冷却装置8で冷却された連続紙WPの裏面に対して印刷を行う。第2印刷部19’は、第1印刷部19と同様に4個の印刷ヘッド25を備えている。冷却ローラ83と第2印刷部19’との間に温度センサ26を設置することで、裏面印刷時の連続紙WPの紙面温度を測定する。第2制御部27は、温度センサ26の検出値に基づいて、冷却装置8の第2設定温度を調節し、連続紙WPの検出温度が目標温度となるように制御する。第2設定温度は冷媒の温度である。これにより、第1ヒータローラ21により乾燥されて例えば40℃であった連続紙WPは30℃にまで冷却される。この場合の冷却装置8の第2設定温度は20℃に設定されている。第2ヒートローラ21’は、熱源を内蔵し、外周面に巻き付けられた連続紙WPを加熱して印刷面を乾燥させる。
なお、第1印刷部19が本発明における「第1印刷部」に相当し、第2印刷部19’が本発明における「第2印刷部」に相当する。また、第1制御部20および第2制御部27が本発明における「制御部」に相当する。第1制御部20および第2制御部27はタッチパネルディスプレイ等の入力部と表示部とを有するPCまたはマイクロプロセッサで構成される。第1制御部20および第2制御部27は1つの制御部として統合されていてもよい。
ここで図2及び図3を参照して温度調節装置4について説明する。なお、図2は、温度調節ユニットの縦断面図であり、図3は、ヒータ付きチラーユニットと温度調節ユニットの接続を示す図である。
温度調節装置4は、図3に示すように温度調節ユニット29とヒータ付きチラーユニット31とを備えている。
まず、図2に示す温度調節ユニット29について説明する。温度調節ユニット29は、筐体33と、導入ローラ35,37と、7個の温度調節ローラ39と、排出ローラ41,43とを備えている。これらのローラ35,37,39,41,43は、図2の紙面における奥手前方向に回転軸を備え、その軸周りに回転可能に筐体33に取り付けられている。
筐体33は、側面の一方側に導入口45が形成され、側面の他方側に搬出口47が形成されている。導入口45は、温度調節前の連続紙WPを導入し、排出口47は、温度調節後の連続紙WPを排出する。導入ローラ35,37は、導入口45の下流に配置され、連続紙WPを7個の温度調節ローラ39に案内する。7個の温度調節ローラ39は、4個の温度調節ローラ39が下部に、3個の温度調節ローラ39がその上部に配置されている。各温度調節ローラ39は、巻き付け角が大きくなるように、平面視で上部の3個の温度調節ローラ39の外周辺が下部の4個の温度調節ローラ39の外周辺より中心に位置する配置とされている。これにより、外周面と連続紙WPとの接触面積が大きくなるので、連続紙WPの温度調節に有利となる。7個の温度調節ローラ39を通った連続紙WPは、排出ローラ41,43によっては排出口47に案内される。
上述した温度調節ローラ39を便宜上、導入口45側から順に、39a〜39gとすると、連続紙WPは、7個の温度調節ローラ39をジグザグ状に、つまり、温度調節ローラ39a、39b、39c、39d、39e、39f、39gの順に巻き付けられて、その温度が変えられる。
各温度調節ローラ39は、図3に示すようにヒータ付きチラーユニット31と連結されている。ヒータ付きチラーユニット31は、熱媒体として水を貯留しており、内蔵する温度センサにより水の温度を測定している。水を第1設定温度になるようにヒータにより加温およびチラーにより冷却する。第1設定温度は第1制御部20の指示により設定される。これにより、ヒータ付きチラーユニット31は、表面の印刷時の連続紙WPの温度と裏面の印刷時の連続紙WPの温度とが同一になるように、温度調節ローラ39を温度調節する。ここで、「表面の印刷時の連続紙WPの温度と裏面の印刷時の連続紙WPの温度とが同一」とは、表面の印刷時の連続紙WPの温度と裏面の印刷時の連続紙WPの温度とが完全同一だけでなく、プラスマイナス1℃の範囲内も含まれる。ヒータ付きチラーユニット31は、送り部49と戻り部51とを備え、温度調節された水が送り部49から送り出され、温度調節ユニット29で熱交換された水が戻り部51に戻される。熱媒体としては、水以外に溶剤系の熱媒体を用いてもよい。
なお、上述した水が本発明における「熱媒体」に相当する。また、本願発明の「温度調節部」は、ヒータ付きチラーユニット31に相当する。
送り部49は、配管53を介して分配部55に連通接続されている。分配部55は、7個の温度調節ローラ39の一端側に連通接続されている。但し、連続紙WPの搬送経路上において隣接する温度調節ローラ39は、互いに反対側の端部から水が供給されるように接続されている。換言すると、図3の向きにおいて、温度調節ローラ39a、39c、39e、39gは左側から水が供給される。また、温度調節ローラ39b、39d、39fは右側から水が供給される。各温度調節ローラ39を流通した水は、集水部57に集められ、配管59を通して戻り部51に戻される。
上述したように各温度調節ローラ39は、搬送経路上で隣接するものが交互に逆方向から水が供給されるので、連続紙WPの一端側が他端側よりも過剰に温度変化されないようにされている。
次に、図4及び図5を参照して、上述した温度調節ローラ39について説明する。なお、図4は、温度調節ローラの縦断面図であり、図5は、横渦流形成部の斜視図である。
温度調節ローラ39は、ローラ本体59と、蓋部材61,63と、横渦流形成部65,67とを備えている。ローラ本体59は、内部に流路が形成された筒状を呈し、両端部が開放されている。ローラ本体59は、例えば、外径が100mm程度である。ローラ本体59は、連続紙WPとの間で熱伝導により熱交換が行われるように伝熱性の部材で構成されている。蓋部材61,63は、ローラ本体59の両端部に備えられ、いずれか一方が供給部となり、他方が排出部となる。ここでは、蓋部材61が供給部69、蓋部材63が排出部71を構成するものとして説明する。
供給部69は、図示しない軸受けの内輪に固定される軸部73と、水が供給される流路75が形成されている。供給部69のローラ本体59側には、横渦流形成部65が一体的に取り付けられている。供給部69は、横渦流形成部65とともに、ローラ本体59の一端側に一体的にネジ止め固定されている。
排出部71は、供給部69と同様に、軸部73と流路75が形成されている。排出部71は、ローラ本体59の他端側に横渦流形成部67とともに一体的にネジ止め固定されている。
横渦流形成部65,67は、例えば、供給部69(排出部71)の中心軸の周りに等間隔で4個の貫通口77が形成されている。各貫通口77は、供給部69と排出部71の各々の中心を結ぶ線(図4中に水平方向に描かれた二点鎖線)を基準として、ローラ本体59の内壁に向かって角度θで形成されている。角度θは、例えば30°である。この角度θは、冷却水がローラ本体59の内壁に反射して流動するような横渦流を形成する角度である。角度θは20°〜45°程度の範囲で設定されるのが好ましく、横渦流の形成の関係から、ローラ本体59の流路長に基づいて設定される。
上述した構成の横渦流形成部65は、図4に二点鎖線で示すように、供給部69から供給された水がローラ本体59の内壁で反射しつつ横渦流となって排出部71から排出される。したがって、水は、ローラ本体59の流路における中心部を主として流通するのではなく、外側に位置する内壁で反射しつつ流路の中心を回って流通するので、ローラ本体59の流路で水が撹拌されてローラ本体59が強制的に温度調節される。これにより、ローラ本体59の流路を流通する水と、ローラ本体59に当接している連続紙WPとの熱交換の効率、特に中央部での効率が改善されるので、ローラ本体59の供給部69側と中央部との温度差を小さくできる。その結果、ヒートパイプ等の複雑な構成を用いることなく、比較的安価に連続紙WPにおける温度分布の均一性を向上できる。
このような構成の温度調節ローラ39を温度調節ユニット29に備えたインクジェット印刷装置1は、連続紙WPの紙面温度の幅方向における均一性を向上して温度調節することができ、印刷品質を向上することができる。
次に図6及び図7を参照して冷却装置8について説明する。なお、図6は、冷却部の縦断面図であり、図7は、チラーユニットと冷却部の接続を示す図である。
冷却装置8は、図7に示すように冷却ユニット79とチラーユニット81とを備えている。冷却装置8は、温度調節装置4と基本的な構成は同じである。温度調節装置4はヒータ付きチラーを備えているので熱媒体を加熱および冷却の両方を実施することが可能であるが、冷却装置8はチラーユニット81を備えているので、冷媒を冷却することができる。
図6に示す冷却ユニット79について説明する。冷却ユニット79は、筐体33と、導入ローラ35,37と、7個の冷却ローラ83と、排出ローラ41,43とを備えている。これらのローラ35,37,83,41,43は、図2の紙面における奥手前方向に回転軸を備え、その軸周りに回転可能に筐体33に取り付けられている。
筐体33は、側面の一方側に導入口45が形成され、側面の他方側に搬出口47が形成されている。導入口45は、冷却前の連続紙WPを導入し、排出口47は、冷却後の連続紙WPを排出する。導入ローラ35,37は、導入口45の下流に配置され、連続紙WPを7個の冷却ローラ83に案内する。7個の冷却ローラ39を通った連続紙WPは、排出ローラ41,43によっては排出口47に案内される。
各冷却ローラ83は、図3に示すようにチラーユニット81と連結されている。チラーユニット81は、冷媒として冷却水を貯留しており、第2制御部27の指示によって冷却水が冷却される。チラーユニット81は、送り部49と戻り部51とを備え、冷却された冷却水が送り部49から送り出され、冷却ユニット79で熱交換された冷却水が戻り部51に戻される。冷媒としては、冷却水以外に溶剤系の冷媒を用いてもよい。その他の冷却ユニット79の構成は温度調節ユニット29と同じ構成であるので説明を省略する。また、冷却ローラ83の構造については、温度調節ローラ39と同様であるので説明を省略する。
なお、上述した冷却水が本発明における「冷媒」に相当する。
上述した構成のインクジェット印刷装置1は、第1制御部20および温度調節装置4を用いて連続紙WPの加熱および冷却を行う。第1制御部20は、温度センサ18の測定温度が目標温度(例えば28℃〜33℃、好ましくは30℃)となるようにヒータ付きチラーユニット31の第1設定温度を制御するので、熱媒体としての水の温度が制御される。温度調節された水が温度調節ローラ39内を通ることで、温度調節ローラ39も温度調節される。このような温度調節ローラ39により連続紙WPの温度が変化されるので、連続紙WPの紙面温度を目標温度に正確に調整できる。また、インクジェット印刷装置1は、第2制御部27および冷却部8を用いて連続紙WPの冷却を行う。第2制御部27は、温度センサ26の測定温度が目標温度となるようにチラーユニット81の第2設定温度を制御するので、冷媒としての冷却水の温度が制御される。冷却された冷却水が温度調節ローラ83内を通ることで、温度調節ローラ83も冷却される。このような温度調節ローラ83により連続紙WPの温度が冷却されるので、連続紙WPの紙面温度を目標温度に正確に調整できる。
これにより、連続紙WPに対して、表面の印刷時の温度と裏面の印刷時の温度とを共に同一の目標温度に制御することができる。この結果、表面の印刷時の温度と裏面の印刷時の温度との差を1℃差以内にすることができ、表面と裏面との光沢度の違いを低減し、光沢度をほぼ同一にすることができる。したがって、表面と裏面とで印刷品質を一致させることができる。なお、このときの目標温度は、連続紙WPの特性に応じてインク滴の「のり」がよくなり、印字に「つや」がでて印刷品質が良好となるような温度を設定することが好ましい。特に、インクジェット印刷装置1では、連続紙WPの温度がインク滴のドットの広がりに影響するので、目標温度を調整することにより、製品印刷物の品質をコントロールすることができる。
なお、上述した構成のインクジェット印刷装置1は、製品印刷物の表面と裏面との濃度差も低減している。図8および図9を参照して、濃度に対するインクジェット印刷装置1の効果を説明する。図8および図9は、濃度と温度との関係を示すグラフである。
図8は、従来のインクジェット印刷装置において、表面印刷時の紙面温度が25℃の場合と、裏面印刷時の紙面温度が30℃の場合のイエローの濃度差を示すグラフである。また、図9は、従来のインクジェット装置において、表面印刷時の紙面温度が25℃の場合と、裏面印刷時の紙面温度が30℃の場合のブラックの濃度差を示すグラフである。
インク色がイエローの場合、図8に示すように、紙面温度が高くなるとインクの広がりが大きくなるので、中間調の濃度が上がる。したがって、表面よりも裏面の方がイエローの濃度が高くなる。また、インク色がブラックの場合、図9に示すように、紙面温度が高くなると印字率100パーセントのベタ濃度が上がる。従来は、これらの濃度差を低減するために、印刷する基の画像の濃度を各インク色に応じてシフトする画像処理により濃度差を低減していた。本実施例のインクジェット印刷装置1によれば、表面と裏面との紙面温度の差が低減されるので、表面と裏面との濃度差も低減することができ、基の画像の画像処理を省略することができる。
また、実施例1のインクジェット印刷装置1によれば、紙面温度が高くなり過ぎないように連続紙WPの表面を温度調節し、裏面を冷却しているので、連続紙WPの紙面温度が表面印刷装置5および裏面印刷装置9の各印刷ヘッド25のヘッド温度よりも高くなることを防止できる。したがって、印刷用紙からの輻射熱を原因とするインク詰まりを防止し、ノズル欠けの発生を抑制している。
また、連続紙WPをIRヒータや加熱されたエアーにより加熱すると、加熱の効果が紙の表面に限定されるので、印刷時に紙の温度が変化している場合がある。これに対して、実施例1のインクジェット印刷装置1によれば、温度調節ローラ39により連続紙WPに直接接触して加温および冷却するので、紙面内部にまで十分に加熱および冷却することができる。この結果、印刷時における紙面の温度変化を防止することができる。
次に、図10を参照して本発明の実施例2について説明する。図10は、実施例2に係るインクジェット印刷装置の制御構成を示すブロック図である。図10において、実施例1に示した符号と同一の符号で示した部分は、実施例1と同様の構成であるのでここでの説明は省略する。また、以下に記載した以外のインクジェット印刷装置1の構成は実施例1と同様である。
実施例1では、温度調節装置4は第1制御部20により、冷却装置8は第2制御部27によりそれぞれ個別に温度制御されている。実施例2は、実施例1の構成に、第1制御部20と第2制御部27が連動して温度調節装置4の温度制御を実施する構成が加わったものである。
第2制御部27は、紙面温度が目標温度よりも高いことを検出すると、第2温度センサの検出温度を第1制御部20へ出力する。第1制御部20は、第2制御部27から検出温度の入力があると、第2温度センサの検出温度を目標値として、ヒータ付きチラーユニット31の第1設定値を制御する。これにより、裏面印刷時の紙面温度に対応して表面印刷時の紙面温度を制御することができ、表面と裏面との光沢の差を低減することができる。
実施例2におけるインクジェット印刷装置1は、長尺の紙面の場合に特に有効である。長尺の紙面の場合、印刷時間が1時間を超える場合もある。このような長時間の連続印刷により表面印刷装置5内の温度が乾燥装置23により上がり、表面乾燥後の連続紙WPの紙面温度が印刷開始時よりも上がる場合がある。これにより、冷却装置8の冷却機能を最大限に発揮しても、冷却水を第2設定値まで冷却できなくなる場合がある。この結果、裏面印刷時における連続紙WPの温度が印刷開始時の裏面印刷時における温度よりも上昇する。このような状態でも、印刷開始時よりも昇温した裏面印刷時における連続紙WPの温度に、表面印刷時の連続紙WPの温度を昇温させることができるので、最適な紙面温度の光沢にはならないものの、表面と裏面との光沢の差を低減することができる。
また、実施例2におけるインクジェット印刷装置1は、厚みのある連続紙WPの印刷にも有効である。連続紙WPの厚みが大きい場合、紙面内部に熱が蓄えられるので、冷却装置8による冷却水の冷却が追い付かなくなる場合がある。この結果、連続紙WPの温度を目標温度にまで冷却できない場合がある。このような場合であっても、裏面印刷時の紙面温度に、表面印刷時の紙面温度を昇温することで表面と裏面との光沢の差を低減することができる。
なお、上述した実施例2では、目標温度よりも紙面温度の方が高いことを第2制御部27が検出してから、第1制御部20は第2温度センサの検出値に応じて温度調節装置4を制御していた。この代わりに、印刷当初から第1制御部20は第2温度センサの検出値を目標値として温度調節装置4を制御してもよい。
次に、図11および図12を参照して本発明の実施例3について説明する。図11は、実施例3に係るインクジェット印刷装置の概略構成を示す全体構成図である。図12は、前処理装置の構成図である。図11において、実施例1に示した符号と同一の符号で示した部分は、実施例1と同様の構成であるのでここでの説明は省略する。また、以下に記載した以外のインクジェット印刷装置1の構成は実施例1と同様である。
実施例3は、実施例1の構成に前処理装置を加えた構成である。前処理装置91は給紙部3と温度調節装置4との間に設けられる。前処理装置91は、例えば、連続紙WPに処理液を塗付するプレコート装置である。
前処理装置91は、駆動ローラ93と搬送ローラ95と、処理液を吐出する吐出部97と、乾燥させるヒートローラ99と、駆動ローラ101とを備える。駆動ローラ93によって取り込まれた連続紙WPは搬送ローラ95により吐出部97へ案内される。吐出部97は、例えば、インクの馴染みを向上させるための処理液を連続紙WPへ吐出する。処理液が吐出された連続紙WPは、ヒートローラ99により乾燥される。これにより、連続紙WPは目標温度よりも温度が高くなる。乾燥されて温度の上がった連続紙WPは駆動ローラ101により外部へ搬送される。
温度調節装置4は、ヒートローラ99により加熱された連続紙WPを目標温度にまで冷却する。これにより、連続紙WPに対して、表面の印刷時の温度と裏面の印刷時の温度とを同一の目標温度に制御することができる。この結果、表面と裏面とで光沢の差を低減し、さらに、高品質な光沢を実現することができる。
なお、前処理装置91として、プレコート装置以外にも、アンダーコート装置またはカレンダリング装置でもよい。カレンダリング装置は、紙そのものの光沢を出すために紙面の表面を削る装置である。紙面の表面を削ることで、摩擦熱により紙面温度が目標温度よりも上昇する。温度調節装置4は紙面温度を目標温度にまで冷却する。これにより、表面と裏面とで光沢の差を低減し、さらに、高品質な光沢を実現することができる。なお、実施例2と実施例3とを組み合わせた構成により両面印刷を実施してもよい。
本発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、連続紙WPを加熱および冷却する温度調節ユニットとして、ヒータ付きチラーに接続された温度調節ローラを備える構成であったが、本発明はこのような形態に限定されない。つまり、熱電方式冷却ローラとヒータ付きローラとで構成された温度調節ユニットでもよい。また、冷却ユニットとして、チラーに接続された冷却ローラを備える構成であったが、本発明はこのような形態に限定されない。つまり、熱電方式冷却ローラで構成された冷却ユニットでもよい。
(2)上述した実施例では、表面の印刷時の連続紙WPの温度と裏面の印刷時の連続紙WPの温度が同一になるように、第1制御部20によりヒータ付きチラーユニット31の第1設定温度を制御していたが、本発明はこのような形態に限定されない。ヒータ付きチラーユニット31の第1設定温度をオペレータが経験的に設定することで、表面の印刷時の連続紙WPの温度と裏面の印刷時の連続紙WPの温度が同一になるように温度調節ローラ39を温度調節してもよい。なお、この際のチラーユニット81の第2設定温度もオペレータが経験的に設定してもよい。
(3)上述した実施例では、反転装置7の下流側に冷却装置8を配置したが、反転装置7の上流側に冷却装置8を配置してもよい。
(4)上述した実施例では、インクジェット式の印刷装置を例にとったが、本発明は表面が印刷した後に印刷媒体を加熱し、さらにその後に裏面を印刷する装置であれば他の方式、例えば電子写真方式の印刷装置であっても適用できる。
(5)上述した実施例では、印刷媒体として連続紙WPを例示したが、本発明は紙以外のフィルムなどの印刷媒体であっても適用できる。
1 … インクジェット印刷装置
3 … 給紙部
5 … 表面印刷装置
9 … 裏面印刷装置
11 … 排紙部
18 … 温度センサ
19 … 第1印刷部
19’… 第2印刷部
20 … 第1制御部
21 … 第1ヒートローラ
26 … 温度センサ
27 … 第2制御部
31 … ヒータ付きチラーユニット
39 … 温度調節ローラ
81 … チラーユニット
83 … 冷却ローラ
91 … 前処理装置
WP … 連続紙

Claims (6)

  1. 印刷媒体の表裏に印刷を行う印刷装置であって、
    前記印刷媒体の温度を変える温度調節ローラと、
    前記温度調節ローラの下流側に配置され、前記印刷媒体の一方の面に印刷を行う第1印刷部と、
    前記第1印刷部の下流側に配置され、前記印刷媒体を乾燥させる乾燥部と、
    前記乾燥部の下流側に配置され、前記印刷媒体を冷却する冷却ローラと、
    前記冷却ローラの下流側に配置され、前記印刷媒体の他方の面に印刷を行う第2印刷部と、
    一方の面の印刷時の前記印刷媒体の温度と他方の面の印刷時の前記印刷媒体の温度とが同一になるように、前記温度調節ローラを温度調節する温度調節部
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において、
    前記温度調節部は、前記温度調節ローラに流れる熱媒体を第1設定温度に加熱および冷却するヒータ付きチラーユニットである
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置において、
    前記温度調節ローラの下流側であって前記第1印刷部の上流側に、前記印刷媒体の温度を測定する第1温度センサと、
    前記冷却ローラの下流側であって前記第2印刷部の上流側に、前記印刷媒体の温度を測定する第2温度センサと、
    前記冷却ローラに流れる冷媒を第2設定温度に冷却するチラーユニットと、を備え、
    前記温度調節部は、前記第1温度センサの検出温度が目標温度になるように前記第1設定温度を制御し、前記第2温度センサの検出温度が前記目標値温度になるように前記第2設定温度を制御する制御部を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項2に記載の印刷装置において、
    前記温度調節ローラの下流側であって前記第1印刷部の上流側に、前記印刷媒体の温度を測定する第1温度センサと、
    前記冷却ローラの下流側であって前記第2印刷部の上流側に、前記印刷媒体の温度を測定する第2温度センサと、
    前記冷却ローラに流れる冷媒を第2設定温度に冷却するチラーユニットを備え、
    前記温度調節部は、前記第1温度センサの検出温度が前記第2温度センサの検出温度と同じ温度になるように前記第1設定温度を制御し、前記第2温度センサの検出値が目標温度となるように前記第2設定温度を制御する制御部を備える
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の印刷装置において、
    最上流側にロール状に巻かれた前記印刷媒体を供給する供給部と、
    最下流側に前記印刷媒体をロール状に回収する排紙部と、
    を備えることを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の印刷装置において、
    前記温度調節部の上流側に、前記印刷媒体に所定の処理を行うことで前記印刷媒体の温度を上げる前処理装置
    を備えることを特徴とする印刷装置。
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