JP2018122517A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷媒体がインク吐出ヘッドに接触する度合いを検知することにより、より適切な印刷シーケンスの制御ができる印刷装置を提供する。【解決手段】印刷装置は、印刷媒体(ロール紙5)の表面にインク滴を吐出する吐出ヘッド13と、吐出ヘッド13を搭載するキャリッジ41と、吐出ヘッド13と対向して印刷媒体を支持するプラテン55と、キャリッジ41に設けられ、印刷媒体との接触によって与えられた外力に応じて変位する検出板61と、検出板61の変位量を計量し、変位量に応じた出力値を出力するエンコーダー62と、を備える。【選択図】図5
Description
本発明は、液滴を吐出して印刷を行う印刷装置に関する。
従来、インクジェットヘッドが往復移動しながらインク滴を印刷媒体の表面に吐出して画像を形成する(印刷する)方式のプリンターが周知である。このようなプリンターの中には、インクジェットヘッドが往復移動する際に印刷媒体に接触して印刷物を傷付けたり、インクジェットヘッドのノズル面にダメージが与えられたりするのを防止するために、フォトインタラプタ等のセンサーを用いて印刷媒体への接触状態を検出する機能を備えたものがある(例えば特許文献1)。
ところで、印刷媒体の種類によっては、その剛性が異なるため、印刷媒体がインクジェットヘッドに接触してしまう場合に、印刷媒体の種類によって接触力の大きさ(つまりは、印刷媒体がインクジェットヘッドに与える影響の度合い)が異なってくる。例えば、厚い樹脂フィルムなどの剛性の高い印刷媒体との接触と、薄い布帛などの剛性の低い印刷媒体との接触では、それぞれの接触力が大きく異なり、接触した際の影響の度合いが大きく異なってくる。
これに対して前述の検出方法(特許文献1に記載の方法)では、この接触力の大きさを検知することができなかったため、実質的に問題の無い接触(例えば、剛性の低い印刷媒体との擦れ程度の接触)であっても、印刷動作を停止する必要が無いにも拘らず、接触を検知するたびに逐一動作が停止するため、余計なダウンタイムが発生してしまうという課題があった。また、このようなダウンタイムを低減しようとして、センサーが検知する感度を低く設定すると、剛性の高い印刷媒体がインクジェットヘッドとジャムを起こしても印刷を継続してしまうようになる場合があり、インクジェットヘッドにダメージを与えてしまう虞があった。
これに対して前述の検出方法(特許文献1に記載の方法)では、この接触力の大きさを検知することができなかったため、実質的に問題の無い接触(例えば、剛性の低い印刷媒体との擦れ程度の接触)であっても、印刷動作を停止する必要が無いにも拘らず、接触を検知するたびに逐一動作が停止するため、余計なダウンタイムが発生してしまうという課題があった。また、このようなダウンタイムを低減しようとして、センサーが検知する感度を低く設定すると、剛性の高い印刷媒体がインクジェットヘッドとジャムを起こしても印刷を継続してしまうようになる場合があり、インクジェットヘッドにダメージを与えてしまう虞があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例または形態として実現することが可能である。
[適用例1] 本適用例に係る印刷装置は、印刷媒体の表面に液滴を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、前記吐出ヘッドと対向して前記印刷媒体を支持する印刷媒体支持部と、前記キャリッジに設けられ、前記印刷媒体との接触によって与えられた外力に応じて変位する変位部と、前記変位部の変位量を計量し、前記変位量に応じた出力値を出力するエンコーダーと、を備えることを特徴とする。
本適用例によれば、印刷媒体との接触によって与えられた外力に応じて変位する変位部と、この変位部の変位量を計量し、変位量に応じた出力値を出力するエンコーダーと、を備えているため、キャリッジに設けられた変位部と印刷媒体との接触の度合いを検出することができる。
[適用例2] 上記適用例に係る印刷装置において、前記キャリッジと前記印刷媒体支持部とを相対移動させる移動部と、前記移動部の制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、前記出力値に基づいて前記制御を行うことを特徴とする。
本適用例によれば、エンコーダーからの出力値(つまりは、印刷媒体の接触によって変位部に与えられた外力)に合わせてキャリッジと印刷媒体支持部の少なくとも一方の移動を制御できる。これにより、例えば擦れ、ジャム、異物との接触などといった各接触状態に応じて適切に印刷シーケンスを切り替えることができ、余計なダウンタイムが発生するのを防止できる。
[適用例3] 上記適用例に係る印刷装置において、前記制御部は、前記出力値が所定の閾値を越えた回数に基づいて前記制御を行うことを特徴とする。
本適用例によれば、エンコーダーからの出力値が所定の閾値を越えた回数に基づいてキャリッジと印刷媒体支持部の相対移動動作を制御できる。これにより、単に接触の強度だけではなく、例えば、軽い接触でも頻度が高い場合には、キャリッジを一旦停止させるなどの制御を行うことが可能となる。その結果、印刷装置のユーザー(オペレーター)に必要なメンテナンスを行うことを促し、印刷物に対する軽度の影響を取り除いたり、重度の影響に至ることを予防的に保全したりすることができる。
[適用例4] 上記適用例に係る印刷装置において、前記制御部は、前記印刷媒体の種類に基づいて前記制御を行うことを特徴とする。
印刷媒体の種類によって剛性が異なる場合に、その種類によって印刷媒体が接触することにより与える影響の度合いが異なってくる。
本適用例によれば、制御部は、印刷媒体との接触によって与えられた外力に応じて変位する変位部の変位量に応じた出力値および印刷媒体の種類に基づいて移動部の制御を行う。そのため、印刷媒体が接触することにより与える影響の度合いに対応させたより適切な印刷シーケンスの制御を行うことができる。
本適用例によれば、制御部は、印刷媒体との接触によって与えられた外力に応じて変位する変位部の変位量に応じた出力値および印刷媒体の種類に基づいて移動部の制御を行う。そのため、印刷媒体が接触することにより与える影響の度合いに対応させたより適切な印刷シーケンスの制御を行うことができる。
[適用例5] 上記適用例に係る印刷装置において、前記変位部は、前記吐出ヘッドより前記印刷媒体支持部に近い位置に設けられていることを特徴とする。
本適用例によれば、変位部は、吐出ヘッドより印刷媒体支持部に近い位置に設けられているため、印刷媒体が吐出ヘッドに接触する前に接触を検出することができる。これにより、吐出ヘッドにダメージが与えられるのを防止できる。
以下に本発明を具体化した実施形態について、図面を参照して説明する。以下は、本発明の一実施形態であって、本発明を限定するものではない。なお、以下の各図においては、説明を分かりやすくするため、実際とは異なる尺度で記載している場合がある。また、図面に付記する座標においては、Z軸方向が上下方向、+Z方向が上方向、X軸方向が前後方向、−X方向が前方向、Y軸方向が左右方向、+Y方向が左方向、X−Y平面が水平面としている。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る「印刷装置」としてのプリンター100の構成を示す正面図、図2は、同ブロック図である。
プリンター100は、プリンター100に接続される画像処理装置110と共に印刷システム1を構成している。プリンター100は、画像処理装置110から受信する画素データを含む印刷データに基づいて、ロール状に巻かれた状態で供給される長尺状の「印刷媒体」としてのロール紙5に所望の画像を印刷するインクジェットプリンターである。
図1は、実施形態1に係る「印刷装置」としてのプリンター100の構成を示す正面図、図2は、同ブロック図である。
プリンター100は、プリンター100に接続される画像処理装置110と共に印刷システム1を構成している。プリンター100は、画像処理装置110から受信する画素データを含む印刷データに基づいて、ロール状に巻かれた状態で供給される長尺状の「印刷媒体」としてのロール紙5に所望の画像を印刷するインクジェットプリンターである。
<画像処理装置の基本構成>
画像処理装置110は、プリンター制御部111、入力部112、表示部113、記憶部114などを備え、プリンター100に印刷を行わせる印刷ジョブの制御を行う。画像処理装置110は、好適例としてパーソナルコンピューターを用いて構成している。
画像処理装置110が動作するソフトウェアには、印刷する画像データを扱う一般的な画像処理アプリケーションソフトウェア(以下アプリケーションと言う)や、プリンター100の制御や、プリンター100に印刷を実行させるための印刷データを生成するプリンタードライバーソフトウェア(以下プリンタードライバーと言う)が含まれる。
画像処理装置110は、プリンター制御部111、入力部112、表示部113、記憶部114などを備え、プリンター100に印刷を行わせる印刷ジョブの制御を行う。画像処理装置110は、好適例としてパーソナルコンピューターを用いて構成している。
画像処理装置110が動作するソフトウェアには、印刷する画像データを扱う一般的な画像処理アプリケーションソフトウェア(以下アプリケーションと言う)や、プリンター100の制御や、プリンター100に印刷を実行させるための印刷データを生成するプリンタードライバーソフトウェア(以下プリンタードライバーと言う)が含まれる。
プリンター制御部111は、CPU(Central Processing Unit)115や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)116、DSP(Digital Signal Processor)117、メモリー118、プリンターインターフェイス部119などを備え、印刷システム1全体の集中管理を行う。
入力部112は、ヒューマンインターフェイスとして情報入力手段である。具体的には、例えば、キーボードや情報入力機器が接続されるポートなどである。
表示部113は、ヒューマンインターフェイスとしての情報表示手段(ディスプレー)であり、プリンター制御部111の制御の基に、入力部112から入力される情報や、プリンター100に印刷する画像、印刷ジョブに関係する情報などが表示される。
記憶部114は、ハードディスクドライブ(HDD)やメモリーカードなどの書き換え可能な記憶媒体であり、画像処理装置110が動作するソフトウェア(プリンター制御部111で動作するプログラム)や、印刷する画像、印刷ジョブに関係する情報などが記憶される。
メモリー118は、CPU115が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子によって構成される。
入力部112は、ヒューマンインターフェイスとして情報入力手段である。具体的には、例えば、キーボードや情報入力機器が接続されるポートなどである。
表示部113は、ヒューマンインターフェイスとしての情報表示手段(ディスプレー)であり、プリンター制御部111の制御の基に、入力部112から入力される情報や、プリンター100に印刷する画像、印刷ジョブに関係する情報などが表示される。
記憶部114は、ハードディスクドライブ(HDD)やメモリーカードなどの書き換え可能な記憶媒体であり、画像処理装置110が動作するソフトウェア(プリンター制御部111で動作するプログラム)や、印刷する画像、印刷ジョブに関係する情報などが記憶される。
メモリー118は、CPU115が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子によって構成される。
<プリンター100の基本構成>
プリンター100は、印刷部10、移動部20、制御部30、検出部60などから構成されている。画像処理装置110から印刷データを受信したプリンター100は、制御部30によって印刷部10、移動部20を制御し、ロール紙5に画像を印刷(画像形成)する。
印刷データは、例えば、デジタルカメラなどによって得られた一般的な画像データ(例えば、RGBのデジタル画像情報)を、画像処理装置110が備えるアプリケーションおよびプリンタードライバーによってプリンター100で印刷できるように変換処理した画像形成用のデータであり、プリンター100を制御するコマンドを含んでいる。
プリンター100は、印刷部10、移動部20、制御部30、検出部60などから構成されている。画像処理装置110から印刷データを受信したプリンター100は、制御部30によって印刷部10、移動部20を制御し、ロール紙5に画像を印刷(画像形成)する。
印刷データは、例えば、デジタルカメラなどによって得られた一般的な画像データ(例えば、RGBのデジタル画像情報)を、画像処理装置110が備えるアプリケーションおよびプリンタードライバーによってプリンター100で印刷できるように変換処理した画像形成用のデータであり、プリンター100を制御するコマンドを含んでいる。
印刷部10は、ヘッドユニット11、インク供給部12などから構成されている。
移動部20は、走査部40、搬送部50などから構成されている。走査部40は、キャリッジ41、ガイド軸42、キャリッジモーター(図示省略)などから構成されている。搬送部50は、供給部51、収納部52、搬送ローラー53、「印刷媒体支持部」としてのプラテン55などから構成されている。
移動部20は、走査部40、搬送部50などから構成されている。走査部40は、キャリッジ41、ガイド軸42、キャリッジモーター(図示省略)などから構成されている。搬送部50は、供給部51、収納部52、搬送ローラー53、「印刷媒体支持部」としてのプラテン55などから構成されている。
ヘッドユニット11は、液体(印刷用インク(以下インクと言う))を液滴(以下インク滴と言う)として吐出する複数のノズル(ノズル列)を有する吐出ヘッド13およびヘッド制御部14を備えている。ヘッドユニット11は、キャリッジ41に搭載され、走査方向(図1に示すX軸方向)に移動するキャリッジ41に伴って走査方向に往復移動する。
プラテン55は、キャリッジ41に支持されて移動する吐出ヘッド13と対向してロール紙5を支持するように設けられている。
ヘッドユニット11(吐出ヘッド13)が走査方向に移動しながら制御部30の制御の下に、プラテン55に支持されるロール紙5にインク滴を吐出することによって、走査方向に沿ったドットの列(ラスタライン)がロール紙5に形成される。
プラテン55は、キャリッジ41に支持されて移動する吐出ヘッド13と対向してロール紙5を支持するように設けられている。
ヘッドユニット11(吐出ヘッド13)が走査方向に移動しながら制御部30の制御の下に、プラテン55に支持されるロール紙5にインク滴を吐出することによって、走査方向に沿ったドットの列(ラスタライン)がロール紙5に形成される。
インク供給部12は、インクタンクおよびインクタンクから吐出ヘッド13にインクを供給するインク供給路(図示省略)などを備えている。
インクには、例えば、濃インク組成物からなるインクセットとして、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のインクセットにブラック(K)を加えた4色のインクセットなどがある。また、例えば、それぞれの色材の濃度を淡くした淡インク組成物からなるライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトイエロー(Ly)、ライトブラック(Lk)などのインクセットを加えた8色のインクセットなどがある。インクタンク、インク供給路、および同一インクを吐出するノズルまでのインク供給経路は、インク毎に独立して設けられている。
インクには、例えば、濃インク組成物からなるインクセットとして、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の3色のインクセットにブラック(K)を加えた4色のインクセットなどがある。また、例えば、それぞれの色材の濃度を淡くした淡インク組成物からなるライトシアン(Lc)、ライトマゼンタ(Lm)、ライトイエロー(Ly)、ライトブラック(Lk)などのインクセットを加えた8色のインクセットなどがある。インクタンク、インク供給路、および同一インクを吐出するノズルまでのインク供給経路は、インク毎に独立して設けられている。
インク滴を吐出する方式(インクジェット方式)には、ピエゾ方式を用いている。ピエゾ方式は、圧力室に貯留されたインクに圧電素子(ピエゾ素子)を利用したアクチュエーターにより印刷情報信号に応じた圧力を加え、圧力室に連通するノズルからインク滴を噴射(吐出)し印刷する方式である。
なお、インク滴を吐出する方式は、これに限定するものではなく、インクを液滴状に噴射させ、印刷媒体上にドット群を形成する他の印刷方式であってもよい。
なお、インク滴を吐出する方式は、これに限定するものではなく、インクを液滴状に噴射させ、印刷媒体上にドット群を形成する他の印刷方式であってもよい。
移動部20(走査部40、搬送部50)は、制御部30の制御の下に、ロール紙5を印刷部10に対し相対移動させる。
ガイド軸42は、走査方向に延在しキャリッジ41を摺接可能な状態で支持し、また、キャリッジモーターは、キャリッジ41をガイド軸42に沿って往復移動させる際の駆動源となる。つまり、走査部40(キャリッジ41、ガイド軸42、キャリッジモーター)は、制御部30の制御の下にキャリッジ41を(つまりは、吐出ヘッド13を)ガイド軸42に沿って走査方向に移動させる。
ガイド軸42は、走査方向に延在しキャリッジ41を摺接可能な状態で支持し、また、キャリッジモーターは、キャリッジ41をガイド軸42に沿って往復移動させる際の駆動源となる。つまり、走査部40(キャリッジ41、ガイド軸42、キャリッジモーター)は、制御部30の制御の下にキャリッジ41を(つまりは、吐出ヘッド13を)ガイド軸42に沿って走査方向に移動させる。
供給部51は、ロール紙5がロール状に巻かれたリールを回転可能に支持し、ロール紙5を搬送経路に送り出す。収納部52は、ロール紙5を巻き取るリールを回転可能に支持し、印刷が完了したロール紙5を搬送経路から巻き取る。
搬送ローラー53は、ロール紙5を走査方向と交差する搬送方向(図1に示すY軸方向)に移動させる駆動ローラーやロール紙5の移動に伴って回転する従動ローラーなどから成り、ロール紙5を供給部51から印刷部10の印刷領域(プラテン55の上面で吐出ヘッド13が走査移動する領域)を経由し、収納部52に搬送する搬送経路を構成する。
搬送ローラー53は、ロール紙5を走査方向と交差する搬送方向(図1に示すY軸方向)に移動させる駆動ローラーやロール紙5の移動に伴って回転する従動ローラーなどから成り、ロール紙5を供給部51から印刷部10の印刷領域(プラテン55の上面で吐出ヘッド13が走査移動する領域)を経由し、収納部52に搬送する搬送経路を構成する。
制御部30は、インターフェイス部31、CPU(Central Processing Unit)32、メモリー33、駆動制御部34などを備え、プリンター100の制御を行う。
インターフェイス部31は、画像処理装置110のプリンターインターフェイス部119に接続され、画像処理装置110とプリンター100との間でデータの送受信を行う。
CPU32は、プリンター100全体の制御を行うための演算処理装置である。
メモリー33は、CPU32が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子によって構成される。
CPU32は、メモリー33に格納されているプログラム、および画像処理装置110から受信した印刷データに従って、駆動制御部34を介して印刷部10、移動部20を制御する。
インターフェイス部31は、画像処理装置110のプリンターインターフェイス部119に接続され、画像処理装置110とプリンター100との間でデータの送受信を行う。
CPU32は、プリンター100全体の制御を行うための演算処理装置である。
メモリー33は、CPU32が動作するプログラムを格納する領域や動作する作業領域などを確保する記憶媒体であり、RAM、EEPROMなどの記憶素子によって構成される。
CPU32は、メモリー33に格納されているプログラム、および画像処理装置110から受信した印刷データに従って、駆動制御部34を介して印刷部10、移動部20を制御する。
駆動制御部34は、CPU32の制御に基づいて、印刷部10(ヘッドユニット11(ヘッド制御部14)、インク供給部12)、移動部20(走査部40、搬送部50)の駆動を制御する。駆動制御部34は、移動制御信号生成回路35、吐出制御信号生成回路36、「駆動波形生成手段」としての駆動信号生成回路37を備えている。
移動制御信号生成回路35は、CPU32からの指示に従って、移動部20(走査部40、搬送部50)を制御する信号を生成する回路である。
吐出制御信号生成回路36は、印刷データに基づき、CPU32からの指示に従って、インクを吐出するノズルの選択、吐出する量の選択、吐出するタイミングの制御などをするためのヘッド制御信号を生成する回路である。
駆動信号生成回路37は、インク滴を吐出させるアクチュエーターを駆動する駆動信号を生成する回路である。
移動制御信号生成回路35は、CPU32からの指示に従って、移動部20(走査部40、搬送部50)を制御する信号を生成する回路である。
吐出制御信号生成回路36は、印刷データに基づき、CPU32からの指示に従って、インクを吐出するノズルの選択、吐出する量の選択、吐出するタイミングの制御などをするためのヘッド制御信号を生成する回路である。
駆動信号生成回路37は、インク滴を吐出させるアクチュエーターを駆動する駆動信号を生成する回路である。
以上の構成により、制御部30は、搬送部50(供給部51、搬送ローラー53)によって印刷領域に供給されたロール紙5に対し、ガイド軸42に沿って吐出ヘッド13を支持するキャリッジ41を走査方向(X軸方向)移動させながら吐出ヘッド13からインク滴を吐出するパス動作と、搬送部50(搬送ローラー53)により走査方向と交差する搬送方向(+Y方向)にロール紙5を移動させる搬送動作とを繰り返すことにより、ロール紙5に所望の画像を形成(印刷)する。
検出部60は、印刷領域におけるロール紙5と吐出ヘッド13との接触の危険性や接触の度合いを検出する検出機構であり、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側端部に設けられている。
検出部60の検出結果(出力値)は、制御部30に伝達され、制御部30は、伝達された出力値に基づいて移動部20(走査部40、搬送部50)の制御を行う。
検出部60の具体的な構成、および、制御部30が行う検出部60の出力値に基づく移動部20(走査部40、搬送部50)の制御については後述する。
検出部60の検出結果(出力値)は、制御部30に伝達され、制御部30は、伝達された出力値に基づいて移動部20(走査部40、搬送部50)の制御を行う。
検出部60の具体的な構成、および、制御部30が行う検出部60の出力値に基づく移動部20(走査部40、搬送部50)の制御については後述する。
<プリンタードライバーの基本機能>
図3は、プリンタードライバーの基本機能の説明図である。
ロール紙5への印刷は、画像処理装置110からプリンター100に印刷データが送信されることにより開始される。印刷データは、プリンタードライバーによって生成される。
以下、印刷データの生成処理について、図3を参照しながら説明する。
図3は、プリンタードライバーの基本機能の説明図である。
ロール紙5への印刷は、画像処理装置110からプリンター100に印刷データが送信されることにより開始される。印刷データは、プリンタードライバーによって生成される。
以下、印刷データの生成処理について、図3を参照しながら説明する。
プリンタードライバーは、アプリケーションから画像データ(例えば、テキストデータやフルカラーのイメージデータなど)を受け取り、プリンター100が解釈できる形式の印刷データに変換し、印刷データをプリンター100に出力する。アプリケーションからの画像データを印刷データに変換する際に、プリンタードライバーは、解像度変換処理、色変換処理、ハーフトーン処理、ラスタライズ処理、コマンド付加処理などを行う。
解像度変換処理は、アプリケーションから出力された画像データを、ロール紙5に印刷する際の解像度(印刷解像度)に変換する処理である。例えば、印刷解像度が720×720dpiに指定されている場合、アプリケーションから受け取ったベクター形式の画像データを720×720dpiの解像度のビットマップ形式の画像データに変換する。解像度変換処理後の画像データの各画素データは、マトリクス状に配置された画素から構成されている。各画素はRGB色空間の例えば256階調の階調値を有している。つまり、解像度変換後の画素データは、対応する画素の階調値を示すものである。
マトリクス状に配置された画素の内の所定の方向に並ぶ1列分の画素に対応する画素データを、ラスタデータと言う。なお、ラスタデータに対応する画素が並ぶ所定の方向は、画像を印刷するときの吐出ヘッド13の移動方向(走査方向)と対応している。
マトリクス状に配置された画素の内の所定の方向に並ぶ1列分の画素に対応する画素データを、ラスタデータと言う。なお、ラスタデータに対応する画素が並ぶ所定の方向は、画像を印刷するときの吐出ヘッド13の移動方向(走査方向)と対応している。
色変換処理は、RGBデータをCMYK色系空間のデータに変換する処理である。CMYK色とは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)であり、CMYK色系空間の画像データは、プリンター100が有するインクの色に対応したデータである。従って、例えば、プリンター100がCMYK色系の10種類のインクを使用する場合には、プリンタードライバーは、RGBデータに基づいて、CMYK色系の10次元空間の画像データを生成する。
この色変換処理は、RGBデータの階調値とCMYK色系データの階調値とを対応づけたテーブル(色変換ルックアップテーブルLUT)に基づいて行われる。なお、色変換処理後の画素データは、CMYK色系空間により表される例えば256階調のCMYK色系データである。
この色変換処理は、RGBデータの階調値とCMYK色系データの階調値とを対応づけたテーブル(色変換ルックアップテーブルLUT)に基づいて行われる。なお、色変換処理後の画素データは、CMYK色系空間により表される例えば256階調のCMYK色系データである。
ハーフトーン処理は、高階調数(256階調)のデータを、プリンター100が形成可能な階調数のデータに変換する処理である。このハーフトーン処理により、256階調を示すデータが、例えば、2階調(ドット有り、無し)を示す1ビットデータや、4階調(ドット無し、小ドット、中ドット、大ドット)を示す2ビットデータに変換される。具体的には、階調値(0〜255)とドット生成率が対応したドット生成率テーブルから、階調値に対応するドットの生成率(例えば、4階調の場合は、ドット無し、小ドット、中ドット、大ドットのそれぞれの生成率)を求め、得られた生成率において、ディザ法・誤差拡散法などを利用して、ドットが分散して形成されるように画素データが作成される。
ラスタライズ処理は、マトリクス状に並ぶ画素データ(例えば上記のように1ビットや2ビットのデータ)を、印刷時のドット形成順序に従って並べ替える処理である。ラスタライズ処理には、ハーフトーン処理後の画素データによって構成される画像データを、吐出ヘッド13(ノズル列)が走査移動しながらインク滴を吐出する各パスに割り付けるパス割り付け処理が含まれる。パス割り付けが完了すると、印刷画像を構成する各ラスタラインを形成する実際のノズルが割り付けられる。
コマンド付加処理は、ラスタライズ処理されたデータに、印刷方式に応じたコマンドデータを付加する処理である。コマンドデータとしては、例えば媒体の搬送仕様(搬送方向への移動量や速度など)に関わる搬送データなどがある。
プリンタードライバーによるこれらの処理は、CPU115の制御の元にASIC116およびDSP117(図2参照)によって行われ、生成された印刷データは、プリンターインターフェイス部119を介してプリンター100に送信される。
プリンタードライバーによるこれらの処理は、CPU115の制御の元にASIC116およびDSP117(図2参照)によって行われ、生成された印刷データは、プリンターインターフェイス部119を介してプリンター100に送信される。
<ノズル列>
図4は、吐出ヘッド13の下面(ノズル形成面F(図1参照))から見た、ノズルの配列の例を示す模式図である。
図4に示すように、吐出ヘッド13は、各色のインクを吐出するための複数のノズル74が並んで形成されたノズル列(図4に示す例は、それぞれ♯1〜♯400の400個のノズルから成るブラックインクノズル列K、シアンインクノズル列C、マゼンタインクノズル列M、イエローインクノズル列Y、グレーインクノズル列LK、ライトシアンインクノズル列LC)を備えている。
図4は、吐出ヘッド13の下面(ノズル形成面F(図1参照))から見た、ノズルの配列の例を示す模式図である。
図4に示すように、吐出ヘッド13は、各色のインクを吐出するための複数のノズル74が並んで形成されたノズル列(図4に示す例は、それぞれ♯1〜♯400の400個のノズルから成るブラックインクノズル列K、シアンインクノズル列C、マゼンタインクノズル列M、イエローインクノズル列Y、グレーインクノズル列LK、ライトシアンインクノズル列LC)を備えている。
各ノズル列の複数のノズル74は、搬送方向(Y軸方向)に沿って、一定の間隔(ノズルピッチ)でそれぞれ整列して並んでいる。図4において、各ノズル列のノズル74は、下流側のノズル74ほど若い番号が付されている(♯1〜♯400)。つまり、♯1のノズル74は、♯400のノズル74よりも搬送方向の下流側に位置している。各ノズル74には、各ノズル74を駆動してインク滴を吐出させるための駆動素子(前述したピエゾ素子などの圧電素子)が設けられている。
<検出部>
図5は、検出部60の構成を示す側面図、図6は同平面図である。
検出部60は、「変位部」としての検出板61とエンコーダー62などを備えている。
検出板61は、プラテン55と略平行となるようにキャリッジ41の走査方向(X軸方向)の両端部下方に設けられた一対の平板であり、走査方向(X軸方向)の一方の端部が、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側下端面の領域に固定され、他方の端部が、キャリッジ41から離れる方向において自由端となるように設けられている。
また、検出板61は、プラテン55の表面(ロール紙5の支持面)から検出板61の下面までの高さhsが、プラテン55の表面から吐出ヘッド13の下面(ノズル形成面F)までの高さhhより低くなる位置に設けられている。すなわち、検出板61は、吐出ヘッド13よりプラテン55に近い位置に設けられている。
検出板61は、弾性材であり、好適例として樹脂板を用いているが、これに限定するものではない。例えば、金属板であっても良い。
図5は、検出部60の構成を示す側面図、図6は同平面図である。
検出部60は、「変位部」としての検出板61とエンコーダー62などを備えている。
検出板61は、プラテン55と略平行となるようにキャリッジ41の走査方向(X軸方向)の両端部下方に設けられた一対の平板であり、走査方向(X軸方向)の一方の端部が、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側下端面の領域に固定され、他方の端部が、キャリッジ41から離れる方向において自由端となるように設けられている。
また、検出板61は、プラテン55の表面(ロール紙5の支持面)から検出板61の下面までの高さhsが、プラテン55の表面から吐出ヘッド13の下面(ノズル形成面F)までの高さhhより低くなる位置に設けられている。すなわち、検出板61は、吐出ヘッド13よりプラテン55に近い位置に設けられている。
検出板61は、弾性材であり、好適例として樹脂板を用いているが、これに限定するものではない。例えば、金属板であっても良い。
このような構成において、検出板61の自由端領域(キャリッジ41から離れた方向の他方の端部領域)は、外力に応じて変位する。従って、例えば、印刷領域に供給されたロール紙5との接触によって与えられた外力に応じて変位する。
エンコーダー62は、検出板61の自由端領域(キャリッジ41から離れた方向の他方の端部領域)の変位量を検出するロータリーエンコーダーであり、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側端部に支持部64によって支持され、検出板61の上方に設けられている。エンコーダー62は、検出板61の自由端領域の上面に当接する回動片63を備えており、検出板61の自由端領域の変位に伴う回動片63の回動軸の回転変位を、デジタル信号に変換し出力する。すなわち、エンコーダー62は、検出板61の変位量を計量し、変位量に応じた出力値を出力する。
なお、回動片63は、ロール紙5との接触によって与えられた外力に応じて変位する検出板61に追随して回動し、ロール紙5の接触による外力が無くなると、検出板61と共に元の位置(つまりは、プラテン55と略平行となる位置)に戻るように構成されている。
また、エンコーダー62は、ロータリーエンコーダーに限定するものではなく、検出板61の自由端領域の変位量を検出できるエンコーダーであれば良い。例えば、リニアエンコーダーや、その他のセンサー(例えば、ポテンショメーター、静電容量型トランスデューサー、電磁誘導型トランスデューサーなど)であっても良い。
なお、回動片63は、ロール紙5との接触によって与えられた外力に応じて変位する検出板61に追随して回動し、ロール紙5の接触による外力が無くなると、検出板61と共に元の位置(つまりは、プラテン55と略平行となる位置)に戻るように構成されている。
また、エンコーダー62は、ロータリーエンコーダーに限定するものではなく、検出板61の自由端領域の変位量を検出できるエンコーダーであれば良い。例えば、リニアエンコーダーや、その他のセンサー(例えば、ポテンショメーター、静電容量型トランスデューサー、電磁誘導型トランスデューサーなど)であっても良い。
エンコーダー62は、図6に示すように、検出板61の自由端領域上面の+Y側端部領域A、Y軸方向の中央領域部B、および、−Y側端部領域Cにそれぞれ対になるように設けるのが好ましいが、検出板61の剛性や寸法形状によって、外力による検出板61の面内変位に偏りが少ない場合などは、例えば、中央領域部Bに1対だけ設ける構成であっても良い。
なお、検出板61に用いる材料の剛性(剛性率、ヤング率など)や寸法(長さ、厚さなど)は、検出する外力の大きさ(すなわち、対象とするロール紙5の剛性や接触の度合い)や、エンコーダー62の検出感度などを総合し、予め充分な評価を行った上で決定することが望ましい。
<印刷シーケンスの制御>
次に、検出部60の出力値に基づく制御部30による移動部20(走査部40、搬送部50)の制御について説明する。
制御部30は、検出板61の僅かな変位を検知することにより、高い精度(僅かな変位に対応する精度)でロール紙5とキャリッジ41(吐出ヘッド13)との接触を検知することができる。また、制御部30が、検出部60から取得する検出板61の変位量に応じた出力値に対して予め用意された様々な閾値を適用することで、ロール紙5とキャリッジ41(吐出ヘッド13)との接触の状態に対応する種々の印刷シーケンスの制御を行うことができる。
次に、検出部60の出力値に基づく制御部30による移動部20(走査部40、搬送部50)の制御について説明する。
制御部30は、検出板61の僅かな変位を検知することにより、高い精度(僅かな変位に対応する精度)でロール紙5とキャリッジ41(吐出ヘッド13)との接触を検知することができる。また、制御部30が、検出部60から取得する検出板61の変位量に応じた出力値に対して予め用意された様々な閾値を適用することで、ロール紙5とキャリッジ41(吐出ヘッド13)との接触の状態に対応する種々の印刷シーケンスの制御を行うことができる。
例えば、予め評価を行うことで、検出部60の出力値に対して、接触無し、軽い擦れ程度の接触、機械的損傷(キャリッジ41や吐出ヘッド13への損傷)は危惧されないが印刷品質への影響が危惧される接触、機械的損傷が危惧される接触、などのレベル分けを行うことができる。すなわち、印刷媒体の種類毎に予め評価を行っておき、印刷媒体毎に接触の状態を識別するための閾値を制御テーブルとして準備しておくことで、印刷媒体の種類に応じたより適切な印刷シーケンスの制御を行うことができる。
本実施形態では、検出部60の出力値Dxに対する制御の閾値として、以下に示すD1、D2、D3、N1の値を印刷媒体毎の印刷シーケンスを制御する制御テーブルとして備え、メモリー33(図2参照)に記憶している。
D1は、0≦Dx<D1の場合に、「接触無し」と判定するレベルの閾値である。D1は、例えば、プリンター100の稼動に伴いその振動などによって検出されるノイズレベルの値であり、実際の接触を伴う出力値と識別するための閾値である。
D2は、D1≦Dx<D2の場合に、「軽い擦れ程度の接触」と判定するレベルの閾値である。
D3は、D2≦Dx<D3の場合に、「機械的損傷(キャリッジ41や吐出ヘッド13への損傷)は危惧されないが、印刷品質への影響が危惧される接触」と判定し、また、D3≦Dxの場合には、「機械的損傷が危惧される接触」と判定するレベルの閾値である。D3≦Dxの出力値は、印刷媒体(ロール紙5)以外の異物との接触などによっても検出されるレベルである。
また、N1は、軽い擦れ程度の接触(D1≦Dx<D2)であっても、複数回累積した場合に対処要と判定するための接触回数に対する閾値である。
D1は、0≦Dx<D1の場合に、「接触無し」と判定するレベルの閾値である。D1は、例えば、プリンター100の稼動に伴いその振動などによって検出されるノイズレベルの値であり、実際の接触を伴う出力値と識別するための閾値である。
D2は、D1≦Dx<D2の場合に、「軽い擦れ程度の接触」と判定するレベルの閾値である。
D3は、D2≦Dx<D3の場合に、「機械的損傷(キャリッジ41や吐出ヘッド13への損傷)は危惧されないが、印刷品質への影響が危惧される接触」と判定し、また、D3≦Dxの場合には、「機械的損傷が危惧される接触」と判定するレベルの閾値である。D3≦Dxの出力値は、印刷媒体(ロール紙5)以外の異物との接触などによっても検出されるレベルである。
また、N1は、軽い擦れ程度の接触(D1≦Dx<D2)であっても、複数回累積した場合に対処要と判定するための接触回数に対する閾値である。
図7は、プリンター100のオペレーターの作業を含む一連の印刷シーケンスの例を示すフローチャートである。
このフローチャートは、ロール紙5の接触を検知した場合の、制御部30の制御シーケンスの例を含んでいる。
まず、プリンター100(印刷装置)を起動する(ステップS1)。
次に、ロール紙5(印刷媒体)をセットする(ステップS2)。
次に、画像処理装置110から印刷ジョブを指定する(ステップS3)。印刷ジョブとは、プリンター100に印刷動作を実行させるために必要な情報のデータパッケージであり、印刷する画像データ、印刷品質(きれい、高精細など)、印刷量(印刷部数など)、印刷媒体の種類(ロール紙5の属性情報)などを指定する情報が含まれている。
このフローチャートは、ロール紙5の接触を検知した場合の、制御部30の制御シーケンスの例を含んでいる。
まず、プリンター100(印刷装置)を起動する(ステップS1)。
次に、ロール紙5(印刷媒体)をセットする(ステップS2)。
次に、画像処理装置110から印刷ジョブを指定する(ステップS3)。印刷ジョブとは、プリンター100に印刷動作を実行させるために必要な情報のデータパッケージであり、印刷する画像データ、印刷品質(きれい、高精細など)、印刷量(印刷部数など)、印刷媒体の種類(ロール紙5の属性情報)などを指定する情報が含まれている。
次に、印刷ジョブが指定されると、画像処理装置110は印刷データを生成してプリンター100に送信し、印刷データを受信した制御部30は、印刷ジョブ(印刷データ)に対応して制御するための制御テーブルをメモリー33から抽出し(ステップS4)、印刷を開始する(ステップS5)。
印刷が開始されると、検出部60は、メモリー33から抽出した制御テーブルに示される制御の閾値(D1、D2、D3、N1)に基づき、ロール紙5の接触有無の検知を開始する(ステップS6)。
検出部60が、ロール紙5の接触を検知しない場合(ステップS6でNoの場合、具体的には、0≦Dx<D1の場合)は、印刷を継続し、印刷ジョブで指定された印刷が完了した場合(印刷の完了を判定するステップS7でYesの場合)には、印刷動作を完了する。
検出部60が、ロール紙5の接触を検知しない場合(ステップS6でNoの場合、具体的には、0≦Dx<D1の場合)は、印刷を継続し、印刷ジョブで指定された印刷が完了した場合(印刷の完了を判定するステップS7でYesの場合)には、印刷動作を完了する。
ロール紙5の接触を検知した場合(ステップS6でYesの場合)は、直ちにロール紙5の接触の度合い(検出部60の出力値Dx)を判定する(ステップS8)。
ステップS8の判定において、ロール紙5の接触の度合いが、「軽い擦れ程度の接触」と判定された場合(D1≦Dx<D2の場合)、実行中の走査移動におけるパス動作を完了させる(ステップS9)。これにより、キャリッジ41をプラテン55に対向する領域の外の退避領域に移動させる。
次に、「軽い擦れ程度の接触」と判定された回数のカウンターnをカウントアップする(ステップS10)。なお、カウンターnは、印刷開始時点でn=0にリセットされている。
次に、カウントアップしたカウンターnの値がN1(「軽い擦れ程度の接触」が繰り返され対処要と判定する回数)に達したか判定し(ステップS11)、N1に達していない場合(ステップS11でNoの場合)には、印刷を継続し、ステップS6に戻る。
ステップS8の判定において、ロール紙5の接触の度合いが、「軽い擦れ程度の接触」と判定された場合(D1≦Dx<D2の場合)、実行中の走査移動におけるパス動作を完了させる(ステップS9)。これにより、キャリッジ41をプラテン55に対向する領域の外の退避領域に移動させる。
次に、「軽い擦れ程度の接触」と判定された回数のカウンターnをカウントアップする(ステップS10)。なお、カウンターnは、印刷開始時点でn=0にリセットされている。
次に、カウントアップしたカウンターnの値がN1(「軽い擦れ程度の接触」が繰り返され対処要と判定する回数)に達したか判定し(ステップS11)、N1に達していない場合(ステップS11でNoの場合)には、印刷を継続し、ステップS6に戻る。
カウントアップしたカウンターnの値がN1に達した場合(ステップS11でYesの場合)、印刷ジョブの継続を停止し(ステップS12)、該当するエラー表示を行う(ステップS13)。エラー表示は、例えば、画像処理装置110の表示画面に行う。
プリンター100のオペレーターがエラー表示に従った適切な処置(ロール紙5のメンテナンスなど)を行い(ステップS14)、印刷を再開させる(ステップS15)。プリンター100は、印刷を再開し、ステップS6に戻る。
すなわち、制御部30は、出力値Dxが所定の閾値D1を越えた回数に基づいて移動部20の制御を行っている。
プリンター100のオペレーターがエラー表示に従った適切な処置(ロール紙5のメンテナンスなど)を行い(ステップS14)、印刷を再開させる(ステップS15)。プリンター100は、印刷を再開し、ステップS6に戻る。
すなわち、制御部30は、出力値Dxが所定の閾値D1を越えた回数に基づいて移動部20の制御を行っている。
ステップS8の判定において、ロール紙5の接触の度合いが、「機械的損傷(キャリッジ41や吐出ヘッド13への損傷)は危惧されないが、印刷品質への影響が危惧される接触」と判定された場合(D2≦Dx<D3の場合)には、まず、パス動作を停止(すなわち、インクの吐出動作およびキャリッジ41の移動を停止)し(ステップS16)、キャリッジ41の移動を再開して良いか判定する(ステップS17)。キャリッジ41が移動不可能な場合(ステップS17でNoの場合)は、キャリッジ41を停止したままとし、印刷ジョブの継続を停止する(ステップS12)。
キャリッジ41が移動可能な場合(ステップS17でYesの場合)は、キャリッジ41をプラテン55に対向する領域の外の退避領域に移動させる(ステップS18)。この際、キャリッジ41を移動させる方向は、ロール紙5の接触を検知した検出部60とは反対の方向を基本としている。また、キャリッジ41が退避した側において吐出ヘッド13に対して実施可能な退避処置(吐出ヘッド13のクリーニングや乾燥を防ぐキャップ、また必要に応じフラッシングなど)を行う。
なお、ステップS17でのキャリッジ41の移動可否の判定は、制御部30がキャリッジモーターのモーター負荷をセンスすることにより行うことができる。
キャリッジ41が移動可能な場合(ステップS17でYesの場合)は、キャリッジ41をプラテン55に対向する領域の外の退避領域に移動させる(ステップS18)。この際、キャリッジ41を移動させる方向は、ロール紙5の接触を検知した検出部60とは反対の方向を基本としている。また、キャリッジ41が退避した側において吐出ヘッド13に対して実施可能な退避処置(吐出ヘッド13のクリーニングや乾燥を防ぐキャップ、また必要に応じフラッシングなど)を行う。
なお、ステップS17でのキャリッジ41の移動可否の判定は、制御部30がキャリッジモーターのモーター負荷をセンスすることにより行うことができる。
次に、ロール紙5の接触の度合いに応じたエラー表示を行う(ステップS13)。エラー表示は、例えば、画像処理装置110の表示画面に行う。
プリンター100のオペレーターがエラー表示に従った適切な処置(ロール紙5のメンテナンスや吐出ヘッド13のクリーニングなど)を行い(ステップS14)、印刷を再開させる(ステップS15)。プリンター100は、印刷を再開し、ステップS6に戻る。
プリンター100のオペレーターがエラー表示に従った適切な処置(ロール紙5のメンテナンスや吐出ヘッド13のクリーニングなど)を行い(ステップS14)、印刷を再開させる(ステップS15)。プリンター100は、印刷を再開し、ステップS6に戻る。
ステップS8の判定において、ロール紙5の接触の度合いが、「機械的損傷が危惧される接触」と判定された場合(D3≦Dxの場合)、直ちにパス動作を停止(すなわち、インクの吐出動作およびキャリッジ41の移動を停止)し(ステップS19)、そのまま、印刷ジョブの継続を停止する(ステップS12)。
次に、ロール紙5の接触の度合いに応じたエラー表示を行う(ステップS13)。エラー表示は、例えば、画像処理装置110の表示画面に行う。
プリンター100のオペレーターがエラー表示に従った適切な処置(ロール紙5のメンテナンスや吐出ヘッド13のクリーニングなど)を行い(ステップS14)、印刷を再開させる(ステップS15)。プリンター100は、印刷を再開し、ステップS6に戻る。
次に、ロール紙5の接触の度合いに応じたエラー表示を行う(ステップS13)。エラー表示は、例えば、画像処理装置110の表示画面に行う。
プリンター100のオペレーターがエラー表示に従った適切な処置(ロール紙5のメンテナンスや吐出ヘッド13のクリーニングなど)を行い(ステップS14)、印刷を再開させる(ステップS15)。プリンター100は、印刷を再開し、ステップS6に戻る。
上述したように、ステップS8において、検出部60の出力値Dxに基づきロール紙5の接触の度合いを判定し、制御部30は、その判定結果に基づいてキャリッジ41とプラテン55とを相対移動させる移動部20(走査部40)の制御を行う。
なお、プリンター100では、プラテン55が固定されているため、相対移動の制御は、一方のキャリッジ41を移動させる制御によって行われる。従って、印刷装置が、印刷媒体支持部としてのプラテンが移動可能として構成される場合には、印刷装置の制御部は、検出部60の出力値Dxに基づいてキャリッジに対してプラテンを相対移動させる制御を行う。すなわち、相対移動の制御においては、少なくとも一方の移動制御を行う。
なお、プリンター100では、プラテン55が固定されているため、相対移動の制御は、一方のキャリッジ41を移動させる制御によって行われる。従って、印刷装置が、印刷媒体支持部としてのプラテンが移動可能として構成される場合には、印刷装置の制御部は、検出部60の出力値Dxに基づいてキャリッジに対してプラテンを相対移動させる制御を行う。すなわち、相対移動の制御においては、少なくとも一方の移動制御を行う。
また、上述したように、制御部30は、検出部60の出力値Dxに基づきロール紙5の接触の度合いを判定し、その判定結果に基づいて一連のパス動作の制御(すなわちインクの吐出動作を含む制御)や印刷ジョブなどの制御を行っている。すなわち、本実施形態では、エンコーダー62からの出力値(つまりは、ロール紙5の接触によって検出板61に与えられた外力)に応じて、移動部20の制御に加えて、印刷部10の制御も行う。
以上述べたように、本実施形態による印刷装置によれば、以下の効果を得ることができる。
ロール紙5との接触によって与えられた外力に応じて変位する検出板61と、この検出板61の変位量を計量し、変位量に応じた出力値を出力するエンコーダー62と、を備えているため、キャリッジ41に設けられた検出板61とロール紙5との接触の度合いを検出することができる。
ロール紙5との接触によって与えられた外力に応じて変位する検出板61と、この検出板61の変位量を計量し、変位量に応じた出力値を出力するエンコーダー62と、を備えているため、キャリッジ41に設けられた検出板61とロール紙5との接触の度合いを検出することができる。
また、エンコーダー62からの出力値(つまりは、ロール紙5の接触によって検出板61に与えられた外力)に合わせてキャリッジ41の移動を制御できる。これにより、例えば擦れ、ジャム、異物との接触などといった各接触状態に応じて適切に印刷シーケンスを切り替えることができ、余計なダウンタイムが発生するのを防止できる。
また、エンコーダー62からの出力値Dxが所定の閾値D1を越えた回数nに基づいてキャリッジ41とプラテン55の相対移動動作を制御できる。これにより、単に接触の強度だけではなく、例えば、軽い接触でも頻度が高い場合には、キャリッジ41を一旦停止させるなどの制御を行うことが可能となる。その結果、プリンター100のユーザー(オペレーター)に必要なメンテナンスを行うことを促し、印刷物に対する軽度の影響を取り除いたり、重度の影響に至ることを予防的に保全したりすることができる。
また、制御部30は、ロール紙5との接触によって与えられた外力に応じて変位する検出板61の変位量に応じた出力値およびロール紙5の種類に基づいて移動部20の制御を行う。そのため、ロール紙5が接触することにより与える影響の度合いに対応させたより適切な印刷シーケンスの制御を行うことができる。
また、検出板61は、吐出ヘッド13よりプラテン55に近い位置に設けられているため、ロール紙5が吐出ヘッド13に接触する前に接触を検出することができる。これにより、吐出ヘッド13にダメージが与えられるのを防止できる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。ここで、上述した実施形態と同一の構成部位については、同一の符号を使用し、重複する説明は省略している。
(変形例1)
実施形態1では、図7のフローチャートに示すように、ロール紙5の接触回数に対する閾値N1に対し、回数のカウンター値nを印刷開始時にn=0にリセットし、印刷ジョブを実行している間に所定の回数N1に達した際に印刷を停止しエラーを発するように説明したが、このような制御に限定するものではない。
例えば、1つのパス動作の中で複数回発生する接触の回数を累積し、1つのパス動作の中で所定の回数N1に達した際に印刷を停止しエラーを発するように制御しても良い。この際、回数のカウンター値nは、パス動作が完了する都度n=0にリセットする。
このような制御を行うことにより、例えば、パス動作毎に1回発生する「軽い擦れ程度の接触」については、印刷を継続し、1つのパス動作の中で擦れが連続するような場合には印刷を停止させ、オペレーターに対処させるような制御を行うことができる。
なお、閾値N1に対してロール紙5の接触回数を計数し比較する方法は、計数対象とする期間の最初にカウンター値nをn=0にリセットし、その後カウントアップされるnの値を閾値N1と比較する方法に限定するものではなく、計数対象とする期間の最初のカウンター値nを記憶しておき、その後カウントアップされるnの値との差分を閾値N1と比較する方法であっても良い。
実施形態1では、図7のフローチャートに示すように、ロール紙5の接触回数に対する閾値N1に対し、回数のカウンター値nを印刷開始時にn=0にリセットし、印刷ジョブを実行している間に所定の回数N1に達した際に印刷を停止しエラーを発するように説明したが、このような制御に限定するものではない。
例えば、1つのパス動作の中で複数回発生する接触の回数を累積し、1つのパス動作の中で所定の回数N1に達した際に印刷を停止しエラーを発するように制御しても良い。この際、回数のカウンター値nは、パス動作が完了する都度n=0にリセットする。
このような制御を行うことにより、例えば、パス動作毎に1回発生する「軽い擦れ程度の接触」については、印刷を継続し、1つのパス動作の中で擦れが連続するような場合には印刷を停止させ、オペレーターに対処させるような制御を行うことができる。
なお、閾値N1に対してロール紙5の接触回数を計数し比較する方法は、計数対象とする期間の最初にカウンター値nをn=0にリセットし、その後カウントアップされるnの値を閾値N1と比較する方法に限定するものではなく、計数対象とする期間の最初のカウンター値nを記憶しておき、その後カウントアップされるnの値との差分を閾値N1と比較する方法であっても良い。
(変形例2)
図8は、変形例2に係る検出部60の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図5に示すように、検出板61とエンコーダー62とを別々にキャリッジ41に取り付けて検出部60を構成する例で説明したが、これに限定するものではない。例えば、図8に示すように、予め検出板61とエンコーダー62とを支持部64によって連結して1つの検出部60として構成し、キャリッジ41に取り付けるように構成しても良い。
このように構成することで、検出部60のメンテナンスや設置をより容易に行うことができるようになる。
なお、エンコーダー62として、慣性センサー(ジャイロセンサーや加速度センサーなど)を用い、慣性センサーを検出板61の自由端の領域に設置することで検出板61とエンコーダー62とを1つの検出部60とする構成であっても良い。
図8は、変形例2に係る検出部60の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図5に示すように、検出板61とエンコーダー62とを別々にキャリッジ41に取り付けて検出部60を構成する例で説明したが、これに限定するものではない。例えば、図8に示すように、予め検出板61とエンコーダー62とを支持部64によって連結して1つの検出部60として構成し、キャリッジ41に取り付けるように構成しても良い。
このように構成することで、検出部60のメンテナンスや設置をより容易に行うことができるようになる。
なお、エンコーダー62として、慣性センサー(ジャイロセンサーや加速度センサーなど)を用い、慣性センサーを検出板61の自由端の領域に設置することで検出板61とエンコーダー62とを1つの検出部60とする構成であっても良い。
(変形例3)
図9は、変形例3に係る検出部60の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図5に示すように、検出板61は、走査方向(X軸方向)の一方の端部が、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側下端面の領域に固定され、他方の端部が、キャリッジ41から離れる方向において自由端となるように設けられていると説明した。また、検出板61は、弾性材であり、ロール紙5との接触によって与えられた外力に応じて変位し、ロール紙5の接触による外力が無くなると元の位置に戻るように構成されていると説明した。しかしながら検出板61は、このような構成に限定するものではなく、図9に示す検出板61ように、走査方向(X軸方向)の一方の端部が、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側下端面の領域にY軸方向の回動軸Dによって回動可能に支持され、検出板61を、回動軸Dを中心に回動するように連結する構成であっても良い。また、検出板61は、回動軸Dから離れた部位において弾性部材65を介して支持部64と連結されている。検出板61は、ロール紙5の接触による外力が無くなると、弾性部材65の復元力によって元の位置(つまりは、プラテン55と略平行となる位置)に戻るように構成される。
図9は、変形例3に係る検出部60の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図5に示すように、検出板61は、走査方向(X軸方向)の一方の端部が、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側下端面の領域に固定され、他方の端部が、キャリッジ41から離れる方向において自由端となるように設けられていると説明した。また、検出板61は、弾性材であり、ロール紙5との接触によって与えられた外力に応じて変位し、ロール紙5の接触による外力が無くなると元の位置に戻るように構成されていると説明した。しかしながら検出板61は、このような構成に限定するものではなく、図9に示す検出板61ように、走査方向(X軸方向)の一方の端部が、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側下端面の領域にY軸方向の回動軸Dによって回動可能に支持され、検出板61を、回動軸Dを中心に回動するように連結する構成であっても良い。また、検出板61は、回動軸Dから離れた部位において弾性部材65を介して支持部64と連結されている。検出板61は、ロール紙5の接触による外力が無くなると、弾性部材65の復元力によって元の位置(つまりは、プラテン55と略平行となる位置)に戻るように構成される。
この構成によれば、検出板61を剛体に近い剛性の高い材料で構成することができ、検出板61の変形による変位検出誤差の発生を抑制することができる。
(変形例4)
図10は、変形例4に係る検出部60の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図5に示すように、検出板61は、走査方向(X軸方向)の一方の端部が、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側下端面の領域に固定され、他方の端部が、キャリッジ41から離れる方向において自由端となるように設けられていると説明した。また、検出板61は、弾性材であり、ロール紙5との接触によって与えられた外力に応じて変位し、ロール紙5の接触による外力が無くなると元の位置に戻るように構成されていると説明した。しかしながら検出板61は、このような構成に限定するものではなく、図10に示す検出板61ように、走査方向(X軸方向)の一方の端部から上方に延びる連結部材61aの上端が、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側下端面の領域(図10に示す例では、エンコーダー62を支持する支持部)にY軸方向の回動軸Eによって回動可能に支持され、検出板61を、回動軸Eを中心に回動するように連結する構成であっても良い。検出板61は、ロール紙5の接触による外力が無くなると、自重によって元の位置(つまりは、プラテン55と略平行となる位置)に戻るように構成される。また、元の位置においては、連結部材61aの−X側の側面がキャリッジ41の+X側の側面に当接することにより、検出板61は、プラテン55と略平行となる位置に支持される。
図10は、変形例4に係る検出部60の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図5に示すように、検出板61は、走査方向(X軸方向)の一方の端部が、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側下端面の領域に固定され、他方の端部が、キャリッジ41から離れる方向において自由端となるように設けられていると説明した。また、検出板61は、弾性材であり、ロール紙5との接触によって与えられた外力に応じて変位し、ロール紙5の接触による外力が無くなると元の位置に戻るように構成されていると説明した。しかしながら検出板61は、このような構成に限定するものではなく、図10に示す検出板61ように、走査方向(X軸方向)の一方の端部から上方に延びる連結部材61aの上端が、キャリッジ41の走査方向(X軸方向)両側下端面の領域(図10に示す例では、エンコーダー62を支持する支持部)にY軸方向の回動軸Eによって回動可能に支持され、検出板61を、回動軸Eを中心に回動するように連結する構成であっても良い。検出板61は、ロール紙5の接触による外力が無くなると、自重によって元の位置(つまりは、プラテン55と略平行となる位置)に戻るように構成される。また、元の位置においては、連結部材61aの−X側の側面がキャリッジ41の+X側の側面に当接することにより、検出板61は、プラテン55と略平行となる位置に支持される。
この構成によれば、検出板61の弾性力を利用することなくプラテン55と略平行となる元の位置に戻るようにできるため、検出板61を剛体に近い剛性の高い材料で構成することができる。その結果、例えば、ロール紙5の接触によって発生する検出板61の残留振動の影響(接触を複数回カウントしてしまうなどの影響)を抑制することができるようになる。
(変形例5)
図11は、変形例5に係る検出部60の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図5に示すように、検出板61は、プラテン55と略平行となるように設けられた平板であると説明したが、これに限定するものではない。検出板61は、図11に示すように、キャリッジ41から離れる方向の端部が、上方(+Z方向)に湾曲する形状であっても良い。あるいは、必ずしも湾曲せずに、キャリッジ41から離れるに従って徐々に上方(+Z方向)に上がる傾斜面を持つ形状であっても良い。
図11は、変形例5に係る検出部60の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図5に示すように、検出板61は、プラテン55と略平行となるように設けられた平板であると説明したが、これに限定するものではない。検出板61は、図11に示すように、キャリッジ41から離れる方向の端部が、上方(+Z方向)に湾曲する形状であっても良い。あるいは、必ずしも湾曲せずに、キャリッジ41から離れるに従って徐々に上方(+Z方向)に上がる傾斜面を持つ形状であっても良い。
この構成によれば、例えば、プラテン55の表面から検出板61の下面までの高さhs(図5参照)を超える高さでロール紙5が検出板61に接触する場合であっても、ロール紙5が検出板61に引っ掛かってしまうことが抑制される。
(変形例6)
図12は、変形例6に係る検出部60の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図5に示すように、回動片63と検出板61とを別体で構成し、回動片63が検出板61の自由端領域の上面に当接するように構成したが、これに限定するものではない。例えば、図12に示すように、検出板61をロール紙5に当接する当接板61bと、当接板61bとエンコーダー62の回転角検出軸とを連結する連結部61cとが一体となるように(あるいは別体で構成し連結固定して一体構造となるように)構成しても良い。なお、当接板61bは、変形例5で説明した検出板61のように、上方向に向かって湾曲した形状としている。また、検出板61は、ロール紙5の接触による外力が無くなると、自重により元の位置に戻る。検出板61(連結部61c)は、エンコーダー62に設けられた突起(ストッパー61d)に当接し、元の位置に支持される。
図12は、変形例6に係る検出部60の構成を示す側面図である。
実施形態1では、図5に示すように、回動片63と検出板61とを別体で構成し、回動片63が検出板61の自由端領域の上面に当接するように構成したが、これに限定するものではない。例えば、図12に示すように、検出板61をロール紙5に当接する当接板61bと、当接板61bとエンコーダー62の回転角検出軸とを連結する連結部61cとが一体となるように(あるいは別体で構成し連結固定して一体構造となるように)構成しても良い。なお、当接板61bは、変形例5で説明した検出板61のように、上方向に向かって湾曲した形状としている。また、検出板61は、ロール紙5の接触による外力が無くなると、自重により元の位置に戻る。検出板61(連結部61c)は、エンコーダー62に設けられた突起(ストッパー61d)に当接し、元の位置に支持される。
この構成によれば、検出部60をより簡単な構造で構成することができる。
1…印刷システム、5…ロール紙、10…印刷部、11…ヘッドユニット、12…インク供給部、13…吐出ヘッド、14…ヘッド制御部、20…移動部、30…制御部、31…インターフェイス部、32…CPU、33…メモリー、34…駆動制御部、35…移動制御信号生成回路、36…吐出制御信号生成回路、37…駆動信号生成回路、40…走査部、41…キャリッジ、42…ガイド軸、50…搬送部、51…供給部、52…収納部、53…搬送ローラー、55…プラテン、60…検出部、61…検出板、62…エンコーダー、63…回動片、74…ノズル、100…プリンター、110…画像処理装置、111…プリンター制御部、112…入力部、113…表示部、114…記憶部、115…CPU、116…ASIC、117…DSP、118…メモリー、119…プリンターインターフェイス部。
Claims (5)
- 印刷媒体の表面に液滴を吐出する吐出ヘッドと、
前記吐出ヘッドを搭載するキャリッジと、
前記吐出ヘッドと対向して前記印刷媒体を支持する印刷媒体支持部と、
前記キャリッジに設けられ、前記印刷媒体との接触によって与えられた外力に応じて変位する変位部と、
前記変位部の変位量を計量し、前記変位量に応じた出力値を出力するエンコーダーと、を備えることを特徴とする印刷装置。 - 前記キャリッジと前記印刷媒体支持部とを相対移動させる移動部と、
前記移動部の制御を行う制御部と、を備え、
前記制御部は、前記出力値に基づいて前記制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 - 前記制御部は、前記出力値が所定の閾値を越えた回数に基づいて前記制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
- 前記制御部は、前記印刷媒体の種類に基づいて前記制御を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の印刷装置。
- 前記変位部は、前記吐出ヘッドより前記印刷媒体支持部に近い位置に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の印刷装置。
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