JP2018122277A - 浮遊物の除去装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】浮遊物を取水堰の外に大量に除去できる除去装置を提供する。【解決手段】除去装置10は、導水管1、伸縮管2、及び、サイフォン管3を備える。導水管1は、網場Lm1に沿って軸方向に延在し、複数のスリット1sを外周に開口している。水と共に浮遊物Fmをスリット1sから吸い込むことができる。伸縮管2は、その下端部を導水管1の終端部に接続し、上端部を高さ方向に配置している。サイフォン管3は、その一端部を伸縮管2の上端部に接続し、他端部を導水管1より低い位置に配置している。サイフォン管3の一端部側から呼び水をサイフォン管3に給水することで、サイフォンの原理で、浮遊物Fmを水と共に複数の導水管1のスリット1sから吸引し、水と共に浮遊物Fmを取水堰Wdの外に除去できる。【選択図】図2
Description
本発明は、浮遊物の除去装置に関する。特に、発電設備に水を引き込むための取水口に配置したスクリーンに、落葉などの浮遊物が到達することを阻止するために、網場に漂着した浮遊物を除去する、浮遊物の除去装置の構造に関する。
ダムなどの取水口には、小枝又は落葉などの浮遊物が流入することを阻止するため、格子状のスクリーンを前面に設置している。しかし、前述した浮遊物が取水口用のスクリーンに滞留すると、取水量の低減に起因して、発電量が低減することが心配になる。このため、網場を水に浮いた状態で、取水口用のスクリーンの上流側に配置し、浮遊物をこの網場で堰き止めることで、浮遊物が取水口用のスクリーンに漂着することを防止している。
しかし、月日が経過し、網場に漂着した浮遊物が滞留すると、定期的又は不定期に、浮遊物を網場から取り除いていた。このような網場に漂着した浮遊物の除去作業は、船舶を用いた人力による水上作業となるため、その労力と除去費用に改善が求められていた。
このような現状を改善するため、労力と多くの除去費用を要することなく、水面に浮遊する垢又はごみなどの塵芥を貯留槽の外部に確実に吸出し除去できる、浮遊物の除去装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図7は、従来技術による浮遊物の除去装置の構成を示す縦断面図である。なお、本願の図7は、特許文献1の図2に相当している。
図7を参照すると、従来技術による浮遊物の除去装置(以下、除去装置と略称する)9は、屈曲自在な排水管91とU字状のサイフォン管92を備えている。又、除去装置9は、内部に空洞を有する球状のフロート93と捕集タンク94を備えている。
図7を参照すると、排水管91は、その一端部側がフロート93の中心部を貫通した状態で、一端部側がフロート93に固定されている。又、排水管91は、その中間部が液体Lを貯留した貯留槽Tの周壁Wsに跨って配置されている。更に、排水管91は、その他端部が捕集タンク94に接続している。
図7を参照すると、サイフォン管92は、その一端部側が貯留槽Tの内部に没した状態で配置されている。又、サイフォン管92は、その中間部が貯留槽Tの周壁Wsに跨った状態で配置されている。更に、サイフォン管92は、その他端部が捕集タンク94に接続している。
図7を参照すると、フロート93は、排水管91の吸込口911が液体Lの液面と略一致するように、浮力が調整されている。フロート93は、ボルト部材93bを底部から突出している。ボルト部材93bに締結するナット部材93nの個数を増減することで、フロート93の浮力を調整できる。
図7を参照すると、排水管91は、U字状に湾曲した湾曲部91uを中間部に形成している。湾曲部91uが液体Lの液面から没するように、排水管91の中間部を配置することで、排水管91の吸込口911から空気が進入することを防止できる。
図7を参照すると、サイフォン管92は、複数の吸着盤Psを用いて、貯留槽Tの周壁Wsに着脱自在に固定されている。一部の吸着盤Psは、サイフォン管92から下垂した支持棒92sを支持している。
図7を参照すると、捕集タンク94は、支持棒92sに支持されている。捕集タンク94は、その上面が液体Lの液面より低くなるように配置されている。捕集タンク94の上面から排水口941までの落差Hを利用して、サイフォンの原理で、貯留槽Tに貯留した液体Lを吸引できる。
図7を参照して、サイフォンの原理で、貯留槽Tに貯留した液体Lがサイフォン管92から捕集タンク94の内部に流入させることで、これを呼び水とする吸引力により、排水管91の吸込口911から流入した液体Lに浮遊する塵芥Dを、液体Lと共に捕集タンク94の内部に吸引できる。
図7を参照すると、捕集タンク94は、延長管94tを下端部に接続している。又、捕集タンク94は、球形のフロート弁94fを内部に備えている。通常、フロート弁94fは、捕集タンク94の排水口941を塞いでいる。
図7を参照して、塵芥Dを含む液体Lが捕集タンク94の内部に溜まると、フロート弁94fが浮上することで、捕集タンク94の排水口941を開放し、延長管94tを介して、塵芥Dを含む液体Lを貯留槽Tの外に排水できる。
図7に開示した除去装置9は、貯留槽の周壁に着脱自在に設置でき、浴槽から除去装置9を取り外して、小型コンパクトに保管できる、としている。
しかし、図7に開示した従来技術による浮遊物の除去装置は、適用例として、一般家庭用の浴槽を想定しており、浴槽に浮遊する垢又はごみなどの塵芥を除去するのに便利であっても、網場に漂着した小枝又は落葉などの浮遊物を除去することは困難である。
又、図7に開示した従来技術による浮遊物の除去装置は、液体と共に塵芥を吸い込む吸込口911が一つのみであり、表面積が比較的限定された浴槽に浮遊する塵芥を除去するのに便利であっても、広範囲に亘り設置した網場に漂着した浮遊物を大量に除去することは困難である、という問題がある。
ダムなどに設置した取水口の引水により、広範囲に亘り設置した網場に漂着した浮遊物を大量に除去できる、浮遊物の除去装置が求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、広範囲に亘り設置した網場に漂着した浮遊物を取水堰の外に大量に除去できる、浮遊物の除去装置を提供することを目的とする。
本発明者は、取水口の上流側に設置した少なくとも網場に沿って軸方向に延在し、浮遊物を水と共に吸い込み自在な複数のスリットを外周に開口した一つ以上数の導水管と、軸方向に伸縮自在な伸縮管であって、一端部を導水管の終端部に接続し、他端部を開口し、高さ方向に配置した伸縮管と、取水口を構成する取水堰に設置し、一端部を伸縮管の他端部に接続し、他端部を導水管より低い位置に配置したサイフォン管で浮遊物の除去装置を構成し、サイフォン管の一端部側から呼び水をサイフォン管に給水することで、サイフォンの原理で、網場に漂着した浮遊物を水と共に複数の導水管のスリットから吸引し、大量の浮遊物を水と共に取水堰の外に除去できると考え、これに基づいて、以下のような新たな浮遊物の除去装置を発明するに至った。
(1)本発明による浮遊物の除去装置は、取水口の上流側に設置した少なくとも網場に沿って軸方向に延在し、水と共に浮遊物を吸い込み自在な複数のスリットを外周に断続して開口した一つ以上の導水管と、軸方向に伸縮自在な伸縮管であって、下端部を前記導水管の終端部に接続し、上端部を高さ方向に配置した伸縮管と、前記取水口を構成する取水堰に設置し、一端部を前記伸縮管の上端部に接続し、他端部を前記導水管より低い位置に配置したサイフォン管と、を備え、前記サイフォン管の一端部側から呼び水を前記サイフォン管に給水することで、前記浮遊物を水と共に複数の前記導水管のスリットから吸引し、水と共に前記浮遊物を前記取水堰の外に除去できる。
(2)前記伸縮管は、前記浮遊物の水位に追従して軸方向に伸縮することが好ましい。
(3)前記サイフォン管は、他端部に配置された制水弁と、一端部側に開口し、給水管と接続自在な給水口と、を有していることが好ましい。
(4)前記サイフォン管は、導水側を構成する口径の小さい小径サイフォン管と、前記給水口から排水口に至る口径の大きい大径サイフォン管と、を有し、前記小径サイフォン管と前記大径サイフォン管とは、通水可能に接続していることが好ましい。
本発明による浮遊物の除去装置は、浮遊物を吸い込み自在な複数のスリットを外周に開口した一つ以上の導水管と、導水管に接続し、高さ方向に配置した伸縮管と、一端部を伸縮管に接続し、他端部を導水管より低い位置に配置したサイフォン管と、を備え、導水管を取水口の上流側に配置すると共に、サイフォン管の一端部側から呼び水をサイフォン管に給水することで、サイフォンの原理で、大量の浮遊物を取水堰の外に除去できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[浮遊物の除去装置の構成]
最初に、本発明の一実施形態による浮遊物の除去装置の構成を説明する。
[浮遊物の除去装置の構成]
最初に、本発明の一実施形態による浮遊物の除去装置の構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による浮遊物の除去装置の構成を示す平面図である。図2は、前記実施形態による浮遊物の除去装置の構成を示す正面図である。
図3は、図1の拡大図であり、図3(A)は、図1の左半分の拡大図、図3(B)は、図1の右半分の拡大図である。図4は、図2の拡大図であり、図4(A)は、図2の右半分の拡大図、図4(B)は、図2の左半分の拡大図である。
図5は、図3(A)のA−A矢視断面図であり、前記実施形態による浮遊物の除去装置に備わる導水管の一実施形態の構成を示す図である。
図6は、図3(A)のA−A矢視断面図であり、前記実施形態による浮遊物の除去装置に備わる導水管の別の実施形態の構成を示す図である。
なお、従来技術で使用した符号と同じ符号を有する構成品は、その作用を同じとするので、以下説明を省略することがある。
(全体構成)
図1又は図2を参照すると、本発明の一実施形態による浮遊物の除去装置(以下、除去装置と略称する)10は、取水口Wiに配置したスクリーンScに落葉などの浮遊物Fmが到達することを阻止するために、網場Lm1に漂着した浮遊物Fmを取水堰Wdの外に除去できる。
図1又は図2を参照すると、本発明の一実施形態による浮遊物の除去装置(以下、除去装置と略称する)10は、取水口Wiに配置したスクリーンScに落葉などの浮遊物Fmが到達することを阻止するために、網場Lm1に漂着した浮遊物Fmを取水堰Wdの外に除去できる。
図1又は図3を参照すると、網場Lm1は、取水口Wiの上流Su側に設置している。図1から図5を参照すると、網場Lm1は、重りを下部に取り付けたネット(網)Nと、ネットNの長手方向に沿って、ネットNの上部に取り付けた複数の発泡スチロールなどのフロートf1で構成している。網場Lm1は、浮遊物Fmが取水口Wiに流入することを阻止できる。
図1から図6を参照すると、除去装置10は、一つ以上の導水管1、伸縮管2、及び、サイフォン管3を備えている。導水管1は、網場Lm1に沿って軸方向に延在している(図1から図4参照)。
又、図1から図6を参照すると、導水管1は、複数のスリット1sを外周に開口している。これらのスリット1sは、導水管1が延在する方向に細長く延び、導水管1が延在する方向に断続して開口している(図1から図4参照)。これらのスリット1sは、水面から没した位置に開口していることが好ましい。そして、導水管1は、これらのスリット1sから水と共に浮遊物Fmを広範囲に吸い込むことができる(図5参照)。
図1から図4を参照すると、伸縮管2は、その下端部を導水管1の終端部に接続している。又、伸縮管2は、その上端部を高さ方向に配置している。伸縮管2は、軸方向に伸縮自在な、例えば、ベローズ管で構成することが好ましい。伸縮管2は、導水管1を浮かべる水位に追従して軸方向に伸縮できる。つまり、伸縮管2は、浮遊物Fmの水位に追従して軸方向に伸縮できる。
図1から図4を参照すると、サイフォン管3は、取水口Wiを構成する取水堰Wdに設置している。サイフォン管3は、その一端部を伸縮管2の上端部に接続している。又、サイフォン管3は、その他端部を導水管1より低い位置に配置している。
図2又は図4(A)を参照して、サイフォン管3の一端部側から呼び水をサイフォン管3に給水することで、サイフォンの原理で、浮遊物Fmを水と共に複数の導水管1のスリット1sから吸引し、水と共に浮遊物Fmを取水堰Wdの外に除去できる。
(導水管の構成)
次に、実施形態による導水管1の構成を説明する。図5を参照すると、実施形態による導水管1は、発泡スチロールなどからなる円柱状のフロートf1の底面に固定している。図5を参照すると、実施形態による導水管1は、既設の網場Lm1の取り付けできるというメリットがある。
次に、実施形態による導水管1の構成を説明する。図5を参照すると、実施形態による導水管1は、発泡スチロールなどからなる円柱状のフロートf1の底面に固定している。図5を参照すると、実施形態による導水管1は、既設の網場Lm1の取り付けできるというメリットがある。
一方、図6を参照すると、別の実施形態による導水管11は、フロートf2の内部に配置している。フロートf2は、ポリエチレンなどの合成樹脂よりなる円管体の内部に発泡スチロールなどの発泡材を充填している。そして、導水管11は、そのスリット1sをフロートf2の底部側に開口している。これにより、別の実施形態による導水管11は、内部に泡が入らないようにでき、サイフォン管3の水密性を向上できる。
図5を参照して、導水管1は、その外径が15cmから20cmの間のものを想定している。又、スリット1sは、その幅が落葉を吸い込みできる50mm程度を想定している。更に、スリット1sは、その長さが300mmから500mmの間のものを想定している。
(サイフォン管の構成)
次に、実施形態によるサイフォン管3の構成を説明する。図1から図4を参照すると、サイフォン管3は、口径の小さい小径サイフォン管31と口径の大きい大径サイフォン管32を通水可能に接続している。小径サイフォン管31は、導水側を構成している。大径サイフォン管32は、給水口321から排水口322に至っている。
次に、実施形態によるサイフォン管3の構成を説明する。図1から図4を参照すると、サイフォン管3は、口径の小さい小径サイフォン管31と口径の大きい大径サイフォン管32を通水可能に接続している。小径サイフォン管31は、導水側を構成している。大径サイフォン管32は、給水口321から排水口322に至っている。
図2又は図4(A)を参照すると、大径サイフォン管32は、複数の固定台32bを用いて、取水堰Wdに固定している。大径サイフォン管32は、制水弁32vを他端部に配置している。又、大径サイフォン管32は、給水口321を一端部側に開口している。給水口321には、図示しない給水管を接続できる。
図2又は図4(A)を参照して、制水弁32vを閉じた状態で、図示しない給水管から給水口321への給水、又は呼び水タンク又はホースから給水口321への引水により、サイフォン管3に水を充填し、制水弁32vを開くことで、ポンプを用いることなく、サイフォンの原理で、水と共に浮遊物Fmを取水堰Wdの外に除去できる。
[浮遊物の除去装置の作用]
次に、実施形態による浮遊物の除去装置の作用及び効果を説明する。図1から図5を参照すると、実施形態による除去装置10は、浮遊物Fmを吸い込み自在な複数のスリット1sを外周に開口した一つ以上の導水管1と、導水管1に接続し、高さ方向に配置した伸縮管2と、一端部を伸縮管2に接続し、他端部を導水管1より低い位置に配置したサイフォン管3と、を備え、導水管1を取水口Wiの上流側に配置すると共に、サイフォン管3の一端部側から呼び水をサイフォン管3に給水することで、サイフォンの原理で、大量の浮遊物Fmを取水堰Wdの外に除去できる。
次に、実施形態による浮遊物の除去装置の作用及び効果を説明する。図1から図5を参照すると、実施形態による除去装置10は、浮遊物Fmを吸い込み自在な複数のスリット1sを外周に開口した一つ以上の導水管1と、導水管1に接続し、高さ方向に配置した伸縮管2と、一端部を伸縮管2に接続し、他端部を導水管1より低い位置に配置したサイフォン管3と、を備え、導水管1を取水口Wiの上流側に配置すると共に、サイフォン管3の一端部側から呼び水をサイフォン管3に給水することで、サイフォンの原理で、大量の浮遊物Fmを取水堰Wdの外に除去できる。
図2又は図4を参照すると、伸縮管2は、浮遊物Fmの水位に追従して軸方向に伸縮できる。サイフォン管3は、導水側を構成する口径の小さい小径サイフォン管31と、給水口321から排水口322に至る口径の大きい大径サイフォン管32で構成することが好ましく、大径サイフォン管32の容量を大きくすることで、吸引力を向上できる。
図1から図6を参照すると、実施形態による除去装置10は、取水口Wiの上流Su側に設置した既設の網場Lm1を利用して、導水管1を支持した例を開示したが、フロートを用いて、網場のない取水口の上流側に導水管1を設置することもできる。
図1から図6を参照すると、本発明による浮遊物の除去装置は、網場に漂着した浮遊物を除去するダムなどに好適なサイフォン装置を開示したが、ダムなどでは、貯水するのみでなく、下流側に一定量、放流することが義務づけられている。図1又は図3(B)に示した例では、魚道Wfを利用して、下流側に一定量、放流する維持流量放流を実施しているが、このサイフォン装置を利用して、維持流量放流を実施することもできる。
本発明による浮遊物の除去装置は、次の効果が期待できる。
(1)網場に漂着した浮遊物の除去作業が容易になる。
(2)構造が単純であるので、設置が容易である。
(3)浮遊物を流下させるので、塵芥処理費用(一般廃棄物処理費用)を低減できる。
(4)維持流量放流設備としての適用も可能である。特に、取水口ゲートが自動制御でなく、基準水位を設けて運用管理している取水堰に有用である。
(1)網場に漂着した浮遊物の除去作業が容易になる。
(2)構造が単純であるので、設置が容易である。
(3)浮遊物を流下させるので、塵芥処理費用(一般廃棄物処理費用)を低減できる。
(4)維持流量放流設備としての適用も可能である。特に、取水口ゲートが自動制御でなく、基準水位を設けて運用管理している取水堰に有用である。
1 導水管
1s スリット
2 伸縮管
3 サイフォン管
10 除去装置(浮遊物の除去装置)
Lm1 網場
Wd 取水堰
Wi 取水口
1s スリット
2 伸縮管
3 サイフォン管
10 除去装置(浮遊物の除去装置)
Lm1 網場
Wd 取水堰
Wi 取水口
Claims (4)
- 取水口の上流側に設置した少なくとも網場に沿って軸方向に延在し、水と共に浮遊物を吸い込み自在な複数のスリットを外周に断続して開口した一つ以上の導水管と、
軸方向に伸縮自在な伸縮管であって、下端部を前記導水管の終端部に接続し、上端部を高さ方向に配置した伸縮管と、
前記取水口を構成する取水堰に設置し、一端部を前記伸縮管の上端部に接続し、他端部を前記導水管より低い位置に配置したサイフォン管と、を備え、
前記サイフォン管の一端部側から呼び水を前記サイフォン管に給水することで、前記浮遊物を水と共に複数の前記導水管のスリットから吸引し、水と共に前記浮遊物を前記取水堰の外に除去できる、浮遊物の除去装置。 - 前記伸縮管は、前記浮遊物の水位に追従して軸方向に伸縮する、請求項1記載の浮遊物の除去装置。
- 前記サイフォン管は、
他端部に配置された制水弁と、
一端部側に開口し、給水管と接続自在な給水口と、を有している、請求項1又は2記載の浮遊物の除去装置。 - 前記サイフォン管は、
導水側を構成する口径の小さい小径サイフォン管と、
前記給水口から排水口に至る口径の大きい大径サイフォン管と、を有し、
前記小径サイフォン管と前記大径サイフォン管とは、通水可能に接続している、請求項3記載の浮遊物の除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017018709A JP2018122277A (ja) | 2017-02-03 | 2017-02-03 | 浮遊物の除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017018709A JP2018122277A (ja) | 2017-02-03 | 2017-02-03 | 浮遊物の除去装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018122277A true JP2018122277A (ja) | 2018-08-09 |
Family
ID=63110710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017018709A Pending JP2018122277A (ja) | 2017-02-03 | 2017-02-03 | 浮遊物の除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018122277A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102521046B1 (ko) * | 2023-01-11 | 2023-04-14 | 주식회사 미래이앤아이 | 수변 설치형 무동력 녹조수 흡입장치 |
-
2017
- 2017-02-03 JP JP2017018709A patent/JP2018122277A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102521046B1 (ko) * | 2023-01-11 | 2023-04-14 | 주식회사 미래이앤아이 | 수변 설치형 무동력 녹조수 흡입장치 |
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